JP2006131372A - 基板処理装置及びローダ装置及びアンローダ装置 - Google Patents

基板処理装置及びローダ装置及びアンローダ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 平流し方式において被処理基板の搬送中に基板上の不要な液を速やかに流し落として処理効率や処理品質を向上させる。
【解決手段】 この洗浄プロセス部24は、一定角度に傾斜したコロ112を一定ピッチで並べて傾斜搬送路114を構成し、この傾斜搬送路114上を移動する傾斜姿勢の基板Gに対して紫外線ランプ122、ロールブラシ130、リンスノズル134、エアナイフ136等により紫外線オゾン洗浄、スクラビング洗浄、リンス処理、乾燥処理を順次施すようにしている。スクラビング洗浄やリンス処理では、傾斜姿勢の基板G上から異物や液が重力によって速やかに流し落とされる。

【選択図】 図4

Description

本発明は、平流し方式で被処理基板に所定の処理を施す基板処理装置に関する。
FPD(フラット・パネル・ディスプレイ)製造におけるレジスト塗布現像処理システムでは、被処理基板の大型化に有利に対応できる処理方法として、コロやベルト等の搬送体を水平方向に敷設してなる搬送路上で基板を搬送しながら現像処理や洗浄処理等を行うようにした、いわゆる平流し方式が広く用いられている。
従来の平流し方式は、搬送路上で上流端の搬入部から下流端の搬出部まで被処理基板を水平状態で搬送し、搬送路の上方または下方あるいは傍らに配置された複数のツールが搬送路上で移動中または一時停止中の基板に対して各段階の工程処理を施すようにしている。たとえば、スクラバ洗浄処理部では、搬送路に沿って配置したロールブラシ、リンスノズル、エアナイフ等により、それらの傍らを通過する搬送路上の基板に対してスクラビング、リンス、乾燥を順次行うようにしている。その際、スクラビング処理によって基板表面から擦り取られた異物は直後にリンスノズルより吹き掛けられるリンス液によって基板上から洗い落とされ、リンス処理によって基板上に残った液は直後にエアナイフより吹き掛けられるエアによって基板上から取り除かれる。
特開2003−83675
従来の基板処理装置は、水平姿勢の基板に平流しの処理を施すため、基板上に残る異物や液を短時間で取り除くにはリンス液の水量やエアの風量を十分大きくしなければならず、用力の消費量が多いという問題がある。特に、スクラビング洗浄においては、基板上に供給した洗浄液やリンス液を速やかに流し落とさないと、パーティクルが基板表面に再付着する懸念がある。
本発明は、上記のような従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、搬送中に被処理基板上の不要な液を速やかに流し落とすようにして処理効率や処理品質を向上させる平流し方式の基板処理装置を提供することを目的とする。
本発明の別の目的は、傾斜型の載置部または搬送路上に被処理基板を無理なストレスをかけずに安全に載置できるようにしたローダ装置および基板処理装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、傾斜型の載置部または搬送路から被処理基板を無理なストレスをかけずに安全に取り出せるようにしたアンローダ装置および基板処理装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の基板処理装置は、被処理基板を水平な搬送方向と直交する水平線に対して所定角度傾斜した姿勢で搬送路上を搬送する搬送部と、前記搬送路上の前記基板に対して所望の処理を施す処理部と、前記搬送路に設定された第1の位置と、前記第1の位置の上方に設定された第2の位置と、前記第1の位置の下方に設定された第3の位置との間で昇降移動可能なリフト部材を有し、前記第2の位置で水平姿勢の前記基板を前記リフト部材の上に載せ、前記第1の位置で前記基板を前記リフト部材から前記搬送路に移し変えるために、前記第2の位置から前記第1の位置まで下降させる間に前記リフト部材上で前記基板の姿勢を水平姿勢から前記所定角度傾斜した姿勢に変換する基板姿勢変換部とを有する。
本発明のローダ装置は、被処理基板を所定角度傾斜させて載置するための開口部を有する載置部と、前記載置部に設定された第1の位置と、前記載置部の真上に設定された第2の位置と、前記載置部の真下に設定された第3の位置との間で前記開口部を通って昇降移動可能なリフト部材を有し、前記第2の位置で水平姿勢の前記基板を前記リフト部材の上に載せ、前記第1の位置で前記基板を前記リフト部材から前記載置部に移し変えるために、前記第2の位置から前記第1の位置まで下降させる間に前記リフト部材上で前記基板の姿勢を水平姿勢から前記所定角度傾斜した姿勢に変換する基板姿勢変換部とを有する。
上記構成の基板処理装置においては、搬送部が基板を搬送路上で傾斜させて搬送し、処理部が傾斜姿勢の基板に所望の処理を施すので、搬送中に被処理基板上の不要な液を速やかに流し落とすようにして処理効率や処理品質を向上させることができる。また、上記構成の基板処理装置およびローダ装置においては、第2の位置に基板が水平状態で搬入または移送された後に、基板姿勢変換機構が、リフト部材を搬送路の下の第3の位置から搬送路の隙間を通り抜けて第2の位置を少し越える高さ位置まで上昇させて基板を水平状態で引き取り、次いでリフト部材を第3の位置まで下降させ、その下降の途中に旋回運動も行わせてリフト部材上で基板の姿勢を水平姿勢から搬送路とほぼ同じ角度の傾斜姿勢に変換し、搬送路の上に基板を傾斜姿勢で平行に載置する。このようなローディング方式によれば、リフト部材から搬送路へ基板を移載する際に基板に応力を掛けずに(撓ませずに)済み、基板を安全に姿勢変換することができる。
また、本発明の第2の基板処理装置は、被処理基板を水平な搬送方向と直交する水平線に対して所定角度傾斜した姿勢で搬送路上を搬送する搬送部と、前記搬送路上の前記基板に対して所望の処理を施す処理部と、前記搬送路に設定された第1の位置と、前記第1の位置の上方に設定された第2の位置と、前記第1の位置の下方に設定された第3の位置との間で昇降移動可能なリフト部材を有し、前記リフト部材を前記第3の位置から前記第1の位置まで上昇させて前記基板を前記所定角度傾斜した姿勢のまま前記搬送路から前記リフト部材の上に移し変え、前記第1の位置から前記第2の位置まで上昇させる間に前記リフト部材上で前記基板の姿勢を前記傾斜姿勢から水平姿勢に変換する基板姿勢変換部とを有する。
本発明のアンローダ装置は、被処理基板を所定角度傾斜させて載置するための開口部を有する載置部と、前記載置部に設定された第1の位置と、前記載置部の真上に設定された第2の位置と、前記載置部の真下に設定された第3の位置との間で前記開口部を通って昇降移動可能なリフト部材を有し、前記リフトピンを前記第3の位置から前記第1の位置まで上昇させて前記基板を前記所定角度傾斜した姿勢のまま前記搬送路から前記リフト部材の上に移し変え、前記第1の位置から前記第2の位置まで上昇させる間に前記リフト部材上で前記基板の姿勢を前記傾斜姿勢から水平姿勢に変換する基板姿勢変換部とを有する。
上記構成の基板処理装置においては、搬送部が基板を搬送路上で傾斜させて搬送し、処理部が傾斜姿勢の基板に所望の処理を施すので、搬送中に被処理基板上の不要な液を速やかに流し落とすようにして処理効率や処理品質を向上させることができる。また、上記構成の基板処理装置およびアンローダ装置においては、搬送路上の第1の位置に基板が傾斜状態で移送された後に、基板姿勢変換機構が、リフト部材を搬送路の下の第3の位置から第1の位置を経由して第2の位置まで上昇させ、途中の第1の位置で基板を傾斜姿勢のまま搬送路からリフト部材の上に移し変え、第1の位置から第2の位置まで上昇させる間にリフト部材上で基板の姿勢を傾斜姿勢から水平姿勢に変換する。このようなアンローディング方式によれば、基板に応力を掛けずに(撓ませずに)傾斜搬送路からリフト部材に取り出すことができ、基板を安全に搬出ないし姿勢変換することができる。
本発明の好適な一態様によれば、基板姿勢変換部が、リフト部材を第2の位置と第3の位置との間で連続的に移動させる。この場合、リフト部材は途中で下降または旋回運動を停止させることなく第1の位置を通過する際に基板をリフト部材から搬送路へ、あるいは搬送路からリフト部材へ速やかに移載することができる。
また、別の好適な一態様によれば、搬送部が、搬送路上に所定のピッチで棒状のコロを敷設し、各々のコロを搬送方向と直交する水平線に対して所定角度傾斜させて回転可能に配置する。かかる構成においては、基板姿勢変換部のリフト部材は相隣接するコロの間の隙間を通って第2の位置と第3の位置との間を行き来することができる。このようなコロ搬送式の場合は、コロを両端部および中心部をそれぞれ軸受で支持し、搬送部がコロを回転駆動するのが好ましい。
また、本発明の好適な一態様によれば、基板姿勢変換部のリフト部材が、搬送方向に所望の間隔を置いて配置され、相隣接するコロの間をコロとほぼ平行に通り抜けできる複数の棒状または板状の支持部材と、各々の支持部材に所望の間隔を置いて立設された複数本のリフトピンとを有する。
このような梃型のリフト部材においては、第2の位置と第3の位置との間で昇降する際に旋回運動を行うことができる。好適な一態様として、基板姿勢変換部が、リフト部材の所定箇所に設けられた回転軸を中心として支持部材を鉛直面内で回転可能に支持する回転支持部と、リフト部材を水平姿勢と上記所定角度の傾斜姿勢との間で回転移動させるための回転駆動部と、リフト部材と回転支持部と回転駆動部とを支持するベース部と、このベース部を昇降移動させるための昇降駆動部とを有する。この場合、リフト部材の回転軸は任意の部位に設けられてよいが、好ましくはリフト部材の一端部に設けられてよい。また、回転駆動部は、リフト部材の中間部ないし他端端に結合されたアクチエータたとえばエアシリンダで構成されてよい。昇降駆動部も、たとえばエアシリンダで構成してよい。
また、好適な一態様によれば、基板姿勢変換部が、傾斜姿勢の際に下端側となる基板の一側面を支持する基板サイド支持部を有する。この基板サイド支持部は、好ましくは、搬送方向と平行な水平の回転軸を中心として自転可能なローラを有する。
また、本発明の好適な一態様によれば、第2の位置よりも僅かに低い第4の位置と、基板の昇降する領域の外側の第5の位置との間で移動し、第4の位置で基板を水平姿勢で支持する基板水平支持部が設けられる。この基板水平支持部は、基板姿勢変換部が基板を受け取りに第2の位置まで上昇して来るまで、基板を第4の位置で水平状態のまま保持することができる。
好適な一態様によれば、基板水平支持部が、基板昇降領域の外側に設けられた鉛直の回転軸を中心として第4の位置と第5の位置との間で旋回可能なアームと、このアームに取り付けられた1本または複数本の支持ピンと、該アームを旋回駆動するアーム駆動部とを有する。
本発明の基板処理装置の処理部は、典型的には、搬送路上の基板に処理液を供給するノズルを有するか、あるいは搬送路上の基板に乾燥用の気体を吹き付けるエアナイフを有する。
本発明の第1または第2の基板処理装置によれば、上記のような構成と作用により、搬送中に被処理基板上の不要な液を速やかに流し落とすようにして処理効率や処理品質を向上させることができる。
また、本発明の第1の基板処理装置またはローダ装置によれば、上記のような構成と作用により、傾斜型の載置部または搬送路上に被処理基板を無理なストレスをかけずに安全に載置することができる。
また、本発明の第2の基板処理装置またはアンローダ装置によれば、上記のような構成と作用により、傾斜型の載置部または搬送路から被処理基板を無理なストレスをかけずに安全に取り出すことができる。
以下、添付図を参照して本発明の好適な実施の形態を説明する。
図1に、本発明の基板処理装置、ローダ装置およびアンローダ装置を適用できる一構成例としての塗布現像処理システムを示す。この塗布現像処理システム10は、クリーンルーム内に設置され、たとえばLCD(液晶ディスプレイ)用のガラス基板を被処理基板とし、LCD製造プロセスにおいてフォトリソグラフィー工程の中の洗浄、レジスト塗布、プリベーク、現像およびポストベーク等の一連の処理を行うものである。露光処理は、この処理システムに隣接して設置される外部の露光装置12で行われる。
この塗布現像処理システム10は、中心部に横長のプロセスステーション(P/S)16を配置し、その長手方向(X方向)両端部にカセットステーション(C/S)14とインタフェースステーション(I/F)18とを配置している。
カセットステーション(C/S)14は、システム10のカセット搬入出ポートであり、角型のガラス基板Gを多段に積み重ねるようにして複数枚収容可能なカセットCを水平方向たとえばY方向に4個まで並べて載置可能なカセットステージ20と、このステージ20上のカセットCに対して基板Gの出し入れを行う搬送機構22とを備えている。搬送機構22は、基板Gを保持できる手段たとえば搬送アーム22aを有し、X,Y,Z,θの4軸で動作可能であり、隣接するプロセスステーション(P/S)16側と基板Gの受け渡しを行えるようになっている。
プロセスステーション(P/S)16は、システム長手方向(X方向)に延在する平行かつ逆向きの一対のラインA,Bに各処理部をプロセスフローまたは工程の順に配置している。より詳細には、カセットステーション(C/S)14側からインタフェースステーション(I/F)18側へ向う上流部のプロセスラインAには、洗浄プロセス部24と、第1の熱的処理部26と、塗布プロセス部28と、第2の熱的処理部30とを横一列に配置している。一方、インタフェースステーション(I/F)18側からカセットステーション(C/S)14側へ向う下流部のプロセスラインBには、第2の熱的処理部30と、現像プロセス部32と、脱色プロセス部34と、第3の熱的処理部36とを横一列に配置している。このライン形態では、第2の熱的処理部30が、上流側のプロセスラインAの最後尾に位置するとともに下流側のプロセスラインBの先頭に位置しており、両ラインA,B間に跨っている。
両プロセスラインA,Bの間には補助搬送空間35が設けられており、基板Gを1枚単位で水平に載置可能なシャトル38が図示しない駆動機構によってライン方向(X方向)で双方向に移動できるようになっている。
上流部のプロセスラインAにおいて、洗浄プロセス部24は、平流し方式の基板洗浄装置であり、ラインAに沿って搬入ユニット(IN)40、エキシマUV照射ユニット(e−UV)41およびスクラバ洗浄ユニット(SCR)42を一列に配置している。エキシマUV照射ユニット(e−UV)41およびスクラバ洗浄ユニット(SCR)42は、基板Gを平流しでラインAの方向に搬送しながら基板Gに乾式洗浄およびスクラビング洗浄をそれぞれ施すようになっている。
洗浄プロセス部24の下流側に隣接する第1の熱的処理部26は、プロセスラインAに沿って中心部に縦型の搬送機構46を設け、その前後両側に複数の枚葉式オーブンユニットを基板受け渡し用のパスユニットと一緒に多段に積層配置してなる多段ユニット部またはオーブンタワー(TB)44,48を設けている。
たとえば、図2に示すように、上流側のオーブンタワー(TB)44には、基板搬入用のパスユニット(PASSL)50、脱水ベーク用の加熱ユニット(DHP)52,54およびアドヒージョンユニット(AD)56が下から順に積み重ねられる。ここで、パスユニット(PASSL)50は、スクラバ洗浄ユニット(SCR)42からの洗浄処理の済んだ基板Gを第1の熱的処理部26内に搬入するためのスペースを提供する。下流側のオーブンタワー(TB)48には、基板搬出用のパスユニット(PASSR)60、基板温度調整用の冷却ユニット(CL)62,64およびアドヒージョンユニット(AD)66が下から順に積み重ねられる。ここで、パスユニット(PASSR)60は、第1の熱的処理部26で所要の熱処理の済んだ基板Gを下流側の塗布プロセス部28へ搬出するためのスペースを提供する。
図2において、搬送機構46は、鉛直方向に延在するガイドレール68に沿って昇降移動可能な昇降搬送体70と、この昇降搬送体70上でθ方向に回転または旋回可能な旋回搬送体72と、この旋回搬送体72上で基板Gを支持しながら前後方向に進退または伸縮可能な搬送アームまたはピンセット74とを有している。昇降搬送体70を昇降駆動するための駆動部76が垂直ガイドレール68の基端側に設けられ、旋回搬送体72を旋回駆動するための駆動部78が昇降搬送体70に取り付けられ、搬送アーム74を進退駆動するための駆動部80が回転搬送体72に取り付けられている。各駆動部76,78,80はたとえば電気モータ等で構成されてよい。
上記のように構成された搬送機構46は、高速に昇降ないし旋回運動して両隣のオーブンタワー(TB)44,48の中の任意のユニットにアクセス可能であり、補助搬送空間38側のシャトル40とも基板Gを受け渡しできるようになっている。
第1の熱的処理部26の下流側に隣接する塗布プロセス部28は、図1に示すように、レジスト塗布ユニット(CT)82と減圧乾燥ユニット(VD)84とをプロセスラインAに沿って一列に配置している。塗布プロセス部28内の構成は後に詳細に説明する。
塗布プロセス部28の下流側に隣接する第2の熱的処理部30は、上記第1の熱的処理部26と同様の構成を有しており、両プロセスラインA,Bの間に縦型の搬送機構90を設け、プロセスラインA側(最後尾)に一方のオーブンタワー(TB)88を設け、プロセスラインB側(先頭)に他方のオーブンタワー(TB)92を設けている。
図示省略するが、たとえば、プロセスラインA側のオーブンタワー(TB)88には、最下段に基板搬入用のパスユニット(PASSL)が配置され、その上にプリベーク用の加熱ユニット(PREBAKE)がたとえば3段積みに重ねられてよい。また、プロセスラインB側のオーブンタワー(TB)92には、最下段に基板搬出用のパスユニット(PASSR)が配置され、その上に基板温度調整用の冷却ユニット(COL)がたとえば1段重ねられ、その上にプリベーク用の加熱ユニット(PREBAKE)がたとえば2段積みに重ねられてよい。
第2の熱的処理部30における搬送機構90は、両オーブンタワー(TB)88,92のそれぞれのパスユニット(PASSL),(PASSR)を介して塗布プロセス部28および現像プロセス部32と基板Gを1枚単位で受け渡しできるだけでなく、補助搬送空間38内のシャトル40や後述するインタフェースステーション(I/F)18とも基板Gを1枚単位で受け渡しできるようになっている。
下流部のプロセスラインBにおいて、現像プロセス部32は、基板Gを水平姿勢で搬送しながら一連の現像処理工程を行う、いわゆる平流し方式の現像ユニット(DEV)94を含んでいる。
現像プロセス部32の下流側には脱色プロセス部34を挟んで第3の熱的処理部36が配置される。脱色プロセス部34は、基板Gの被処理面にi線(波長365nm)を照射して脱色処理を行うためのi線UV照射ユニット(i−UV)96を備えている。
第3の熱的処理部36は、上記第1の熱的処理部26や第2の熱的処理部30と同様の構成を有しており、プロセスラインBに沿って縦型の搬送機構100とその前後両側に一対のオーブンタワー(TB)98,102を設けている。
図示省略するが、たとえば、上流側のオーブンタワー(TB)98には、最下段に基板搬入用のパスユニット(PASSL)が置かれ、その上にポストベーキング用の加熱ユニット(POBAKE)がたとえば3段積みに重ねられてよい。また、下流側のオーブンタワー(TB)102には、最下段にポストベーキング・ユニット(POBAKE)が置かれ、その上に基板搬出および冷却用のパス・クーリングユニット(PASSR・COL)が1段重ねられ、その上にポストベーキング用の加熱ユニット(POBAKE)が2段積みに重ねられてよい。
第3の熱的処理部36における搬送機構100は、両多段ユニット部(TB)98,102のパスユニット(PASSL)およびパス・クーリングユニット(PASSR・COL)を介してそれぞれi線UV照射ユニット(i−UV)96およびカセットステーション(C/S)14と基板Gを1枚単位で受け渡しできるだけでなく、補助搬送空間38内のシャトル40とも基板Gを1枚単位で受け渡しできるようになっている。
インタフェースステーション(I/F)18は、隣接する露光装置12と基板Gのやりとりを行うための搬送装置104を有し、その周囲にバッファ・ステージ(BUF)106、エクステンション・クーリングステージ(EXT・COL)108および周辺装置110を配置している。バッファ・ステージ(BUF)106には定置型のバッファカセット(図示せず)が置かれる。エクステンション・クーリングステージ(EXT・COL)108は、冷却機能を備えた基板受け渡し用のステージであり、プロセスステーション(P/S)16側と基板Gをやりとりする際に用いられる。周辺装置110は、たとえばタイトラー(TITLER)と周辺露光装置(EE)とを上下に積み重ねた構成であってよい。搬送装置104は、基板Gを保持できる手段たとえば搬送アーム104aを有し、隣接する露光装置12や各ユニット(BUF)106、(EXT・COL)108、(TITLER/EE)110と基板Gの受け渡しを行えるようになっている。
図3に、この塗布現像処理システムにおける処理の手順を示す。先ず、カセットステーション(C/S)14において、搬送機構22が、ステージ20上のいずれかのカセットCの中から1つの基板Gを取り出し、プロセスステーション(P/S)16の洗浄プロセス部24に搬入する(ステップS1)。
洗浄プロセス部24において、基板Gはコロ搬送により搬入部(IN)40から搬出部(OUT)43までプロセスラインA方向に平流しで搬送され、途中のエキシマUV照射ユニット(e−UV)41およびスクラバ洗浄ユニット(SCR)42で洗浄処理を施される。すなわち、エキシマUV照射ユニット(e−UV)41では、基板Gの上面(被処理面)に紫外線が照射され、紫外線オゾン洗浄で有機物が除去される(ステップS2)。また、スクラバ洗浄ユニット(SCR)42では、基板Gの表面がロールブラシで擦られ、スクラビング洗浄によって基板表面の異物が取り除かれる(ステップS3)。そして、スクラビング洗浄の後に基板Gはリンス液で洗浄され、最後にエアーナイフ等によって液切り(乾燥)が行われる。
スクラバ洗浄ユニット(SCR)42内で洗浄処理の済んだ基板Gは、第1の熱的処理部26の上流側オーブンタワー(TB)44内のパスユニット(PASSL)50に平流しで搬入される。
第1の熱的処理部26において、基板Gは搬送機構46により所定のシーケンスで所定のオーブンユニットに順次移送される。たとえば、基板Gは、最初にパスユニット(PASSL)50から加熱ユニット(DHP)52,54の1つに移され、そこで脱水処理を受ける(ステップS4)。次に、基板Gは、冷却ユニット(COL)62,64の1つに移され、そこで一定の基板温度まで冷却される(ステップS5)。しかる後、基板Gはアドヒージョンユニット(AD)56に移され、そこで疎水化処理を受ける(ステップS6)。この疎水化処理の終了後に、基板Gは冷却ユニット(COL)62,64の1つで一定の基板温度まで冷却される(ステップS7)。最後に、基板Gは下流側オーブンタワー(TB)48内のパスユニット(PASSR)60に移される。
このように、第1の熱的処理部26内では、基板Gが、搬送機構46を介して上流側の多段オーブンタワー(TB)44と下流側のオーブンタワー(TB)48との間で任意に行き来できるようになっている。なお、第2および第3の熱的処理部30,36でも同様の基板搬送動作が行なわれる。
第1の熱的処理部26で上記のような一連の熱的または熱系の処理を受けた基板Gは、下流側オーブンタワー(TB)48内のパスユニット(PASSR)60から塗布プロセス部28のレジスト塗布ユニット(CT)82へ移される。
レジスト塗布ユニット(CT)82において、基板Gは、後述するように長尺型のレジストノズルを用いるスピンレス法により基板上面(被処理面)にレジスト液を塗布される。次いで、基板Gは、下流側隣の減圧乾燥ユニット(VD)84で減圧による乾燥処理を受ける(ステップS8)。
上記のようなレジスト塗布処理を受けた基板Gは、減圧乾燥ユニット(VD)84から隣の第2の熱的処理部30の上流側オーブンタワー(TB)88内のパスユニット(PASSL)に搬入される。
第2の熱的処理部30内で、基板Gは、搬送機構90により所定のシーケンスで所定のユニットに順次移送される。たとえば、基板Gは、最初にパスユニット(PASSL)から加熱ユニット(PREBAKE)の1つに移され、そこでプリベーキングの加熱処理を受ける(ステップS9)。次に、基板Gは、冷却ユニット(COL)の1つに移され、そこで一定の基板温度まで冷却される(ステップS10)。しかる後、基板Gは下流側オーブンタワー(TB)92側のパスユニット(PASSR)を経由して、あるいは経由せずにインタフェースステーション(I/F)18側のエクステンション・クーリングステージ(EXT・COL)108へ受け渡される。
インタフェースステーション(I/F)18において、基板Gは、エクステンション・クーリングステージ(EXT・COL)108から周辺装置110の周辺露光装置(EE)に搬入され、そこで基板Gの周辺部に付着するレジストを現像時に除去するための露光を受けた後に、隣の露光装置12へ送られる(ステップS11)。
露光装置12では基板G上のレジストに所定の回路パターンが露光される。そして、パターン露光を終えた基板Gは、露光装置12からインタフェースステーション(I/F)18に戻されると(ステップS11)、先ず周辺装置110のタイトラー(TITLER)に搬入され、そこで基板上の所定の部位に所定の情報が記される(ステップS12)。しかる後、基板Gはエクステンション・クーリングステージ(EXT・COL)108に戻される。インタフェースステーション(I/F)18における基板Gの搬送および露光装置12との基板Gのやりとりは搬送装置104によって行われる。
プロセスステーション(P/S)16では、第2の熱的処理部30において搬送機構90がエクステンション・クーリングステージ(EXT・COL)108より露光済の基板Gを受け取り、プロセスラインB側のオーブンタワー(TB)92内のパスユニット(PASSR)を介して現像プロセス部32へ受け渡す。
現像プロセス部32では、該オーブンタワー(TB)92内のパスユニット(PASSR)から受け取った基板Gを現像ユニット(DEV)94に搬入する。現像ユニット(DEV)94において基板GはプロセスラインBの下流に向って平流し方式で搬送され、その搬送中に現像、リンス、乾燥の一連の現像処理工程が行われる(ステップS13)。
現像プロセス部32で現像処理を受けた基板Gはそのまま平流しで下流側隣の脱色プロセス部34へ搬入され、そこでi線照射による脱色処理を受ける(ステップS14)。脱色処理の済んだ基板Gは、第3の熱的処理部36の上流側オーブンタワー(TB)98内のパスユニット(PASSL)に搬入される。
第3の熱的処理部36において、基板Gは、最初に該パスユニット(PASSL)から加熱ユニット(POBAKE)の1つに移され、そこでポストベーキングの加熱処理を受ける(ステップS15)。次に、基板Gは、下流側オーブンタワー(TB)102内のパスクーリング・ユニット(PASSR・COL)に移され、そこで所定の基板温度に冷却される(ステップS16)。第3の熱的処理部36における基板Gの搬送は搬送機構100によって行われる。
カセットステーション(C/S)14側では、搬送機構22が、第3の熱的処理部36のパスクーリング・ユニット(PASSR・COL)から塗布現像処理の全工程を終えた基板Gを受け取り、受け取った基板Gをステージ20上のいずれかのカセットCに収容する(ステップS1)。
この塗布現像処理システム10においては、たとえば洗浄プロセス部24に本発明を適用することができる。以下、図4〜図21を参照して本発明を洗浄プロセス部24に適用した実施形態を説明する。
図4に本発明の一実施形態による洗浄プロセス部24の全体構成を示し、図5に搬送路上の主要な処理部の構成を示す。この洗浄プロセス部24は、棒状のコロ112を水平なY方向に対して所定の角度φだけ傾斜させてX方向(プロセスラインAの方向)に所定のピッチで敷設してなる傾斜型の搬送路114を有し、この搬送路114に沿って隔壁116を介して6つのプロックまたはモジュールM1〜M6を一列に配置している。隔壁116には、搬送路114を通すためのスリット118が形成されている。
これら6つのモジュールM1〜M6のうち、搬送路114の最上流端に位置する1番目のモジュールM1は搬入ユニット(IN)40を構成し、2番目のモジュールM2はエキシマUV照射ユニット(e−UV)41を構成し、残りの4つのモジュールM3,M4,M5,M6はスクラバ洗浄ユニット(SCR)42を構成する。
搬入ユニット(IN)40は、カセットステーション(C/S)14の搬送機構22から基板Gを水平状態で受け取り、基板Gの姿勢を水平姿勢から傾斜姿勢に変換したうえで、基板Gを傾斜搬送路114上に載置またはローディングするようになっており、後述する基板姿勢変換機構120等を備えている。
エキシマUV照射ユニット(e−UV)41は、搬送路114の上方に紫外線ランプ122を収容してなるランプ室124を設けている。図5Aに示すように、ランプ室124も水平線(Y方向)に対して所定の角度φだけ傾斜してコロ112ないし搬送路114と平行に対向している。紫外線ランプ122は、たとえば誘電体バリア放電ランプからなり、有機汚染の洗浄に好適な波長172nmの紫外線(紫外エキシマ光)を直下の搬送路114上の基板Gに石英ガラス窓126を通して照射するようになっている。紫外線ランプ122の背後または上には横断面円弧状の凹面反射鏡123が設けられている。
スクラバ洗浄ユニット(SCR)42において、モジュールM3はスクラビング洗浄室を構成し、室内には搬送路114に沿って薬液供給ノズル128、ロールブラシ130、洗浄スプレー管132等が配置されている。モジュールM4はリンス室を構成し、室内には搬送路114の上方にリンスノズル134が配置されている。モジュールM5は乾燥室を構成し、室内には搬送路114の上方にエアナイフ136が配置されている。図5Bおよび図5Cに示すように、ロールブラシ130およびリンスノズル134も水平線(Y方向)に対して所定の角度φだけ傾斜してコロ112ないし搬送路114と平行に対向している。図示しないが、薬液供給ノズル128、洗浄スプレー管132、エアナイフ136等もリンスノズル134と同様に長尺状に形成され、水平線(Y方向)に対して所定の角度θだけ傾斜している。なお、処理室M3,M4,M5の下部には、搬送路114の下に落ちた液を受け集めるためのパン138,140,142がそれぞれ設けられている。各パンの底に設けられた排液口には回収系統または排液系統の配管が接続されている。
最後尾のモジュールM6は、傾斜型の搬送路114を水平型の搬送路144に切り替える搬送路切替部を構成する。室内には基板Gを傾斜姿勢から水平姿勢に変換するための後述する基板姿勢変換機構146が設けられている。水平搬送路144は、水平のコロ148をX方向に所定のピッチで敷設してなり、下流側隣のユニット、つまり第1の熱的処理部26の上流側オーブンタワー(TB)44内のパスユニット50(図2)に引き込まれている。
ここで、この洗浄プロセス部24における全体の動作および作用を説明する。 搬入ユニット(IN)40には、隣の搬送機構22から基板Gが傾斜搬送路114の真上に設定された所定の搬入位置に水平状態で搬入される。基板姿勢変換機構120は、該搬入位置から基板Gを下方に下ろしながら基板Gの姿勢を水平姿勢から傾斜姿勢に変換し、傾斜姿勢で基板Gを搬送路114に設定されたローディング位置に載置する。
搬送路114を構成するコロ112は、回転駆動シャフトやギア等の伝動機構を介して電気モータの駆動力により基板Gを前進させる向きに回転する。こうして搬送路114に載った基板Gは直ちに隣のエキシマUV照射ユニット(e−UV)41へ向けて搬送される。通常、LCD用の基板Gは長方形に形成されており、その長手方向が搬送方向と平行になる向きで搬送路114上を搬送される。
エキシマUV照射ユニット(e−UV)41では、図5Aに示すように、ランプ室124内の紫外線ランプ122より発せられた紫外線が石英ガラス窓126を透過して搬送路114上の基板Gに照射される。この紫外線により基板表面付近の酸素が励起されてオゾンが生成され、このオゾンによって基板表面の有機物が酸化・気化して除去される。エキシマUV照射ユニット(e−UV)41を抜けると、次に基板Gはスクラバ洗浄ユニット(SCR)42のスクラビング洗浄室M3に搬入される。
スクラビング洗浄室M3内で、基板Gは最初に薬液ノズル128よりたとえば酸またはアルカリ系の薬液を吹き掛けられる。次いで、基板Gはロールブラシ130の下を擦りながら通り抜ける。ロールブラシ130は、図示しないブラシ駆動部の回転駆動力で搬送方向と対抗する向きに回転し、基板表面の異物(塵埃、破片、汚染物等)を擦り取る。その直後に、洗浄スプレー管132が基板Gに洗浄液たとえば純水を吹き掛け、基板上に浮遊している異物を洗い流す。基板Gは搬送路114上で傾斜姿勢をとっているため、基板表面から擦り取られた異物は薬液や洗浄液と一緒に重力で基板G上を低い方へと移動し、基板Gの下端側の縁から下方のパン138に落下する。
スクラビング洗浄室M3の次に基板Gはリンス処理室M4を通過する。リンス処理室M4では、リンスノズル134が搬送路114上の基板Gにリンス液たとえば純水を供給する。これによって、スクラビング洗浄室M3から持ち込まれた基板G上の液(異物が浮遊している液)がリンス液に置換される。この場面でも、基板Gは傾斜姿勢になっているため、基板G上の液は重力で低い方へと流れ、基板Gの下端側の縁から下方のパン140に落下する。
リンス処理室M4の次に基板Gは乾燥処理室M5に送られる。乾燥処理室M5では、搬送路114上を傾斜姿勢で搬送される基板Gに対して、エアナイフ136がナイフ状の鋭利な気体流たとえばエアを当てる。これにより、基板Gに付いていた液はエアの風力で払い落とされ、下方のパン142に落下する。
乾燥処理室M5で液切りされた基板Gはそのまま搬送路114に乗って搬送路切替部M6に送られる。搬送路切替部M6では、基板姿勢変換機構146により基板Gの姿勢がそれまでの傾斜姿勢から水平姿勢に変換されるのと同時に基板Gが傾斜搬送路114から水平搬送路144に乗り移る。水平搬送路144を構成するコロ148は、傾斜搬送路114の搬送駆動系から独立した搬送駆動部の駆動力で基板Gを前進させる向きに回転する。こうして、水平搬送路144に乗り移った基板Gは下流側隣のユニット、つまり第1の熱的処理部26の上流側オーブンタワー(TB)44内のパスユニット50(図2)に向けて搬送される。
上記のように、この実施形態の洗浄プロセス部24は、一定角度φに傾斜したコロ112を一定ピッチで並べて傾斜搬送路114を構成し、この傾斜搬送路114上を移動する傾斜姿勢の基板Gに対して紫外線オゾン洗浄、スクラビング洗浄、リンス処理、乾燥処理を順次施すようにしている。スクラビング洗浄やリンス処理では、傾斜姿勢の基板G上から異物や液が重力によって速やかに流し落とされるため、処理時間の短縮が図れるだけでなく、パーティクルの再付着を防止し、洗浄液やリンス液の使用量を大幅に節約することができる。また、リンス処理後に基板上に残る液膜が薄くなるので、乾燥処理で使用するエアー用力も大幅に節減できる。
また、この洗浄プロセス部24では、搬入ユニット(IN)40において、隣の搬送機構22から水平状態で搬入された基板Gが無理なストレスを受けることなく安全に傾斜搬送路114にローディングされるようになっている。以下、 図6〜図14を参照して搬入ユニット(IN)40の構成および作用を詳細に説明する。
図6および図7は、搬入ユニット(IN)40内の要部の構成を示す平面図および側面図である。搬入ユニット(IN)40内には、床に固定されたフレーム150が縦横に組まれており、このフレーム150に傾斜搬送路114のコロ112、基板姿勢変換機構120、搬送駆動部152およびインバッファ154等が取り付けられている。
より詳細には、コロ112の両端は、フレーム150に固定された左右一対の軸受156に所定角度(φ)傾いた姿勢で回転可能に支持されている。さらに、コロ112の中心部もフレーム150に固定された軸受158に回転可能に支持されている。コロ112は、一定の太さ(径)を有する剛体のシャフトからなり、シャフトの両端部に基板Gの両側端(長辺縁部)を支持する円筒形のローラ部112aを取り付け、シャフト中間部に基板Gの中間部を支持する複数の円筒形ローラ部112bを取り付けている。両端のローラ部112a、特に下端のローラ部112aには基板Gの下端側の側面を受ける鍔状の太径部が一体に形成されている。
搬送駆動部152は、フレーム150に固定された電気モータ160と、この電気モータ160の回転駆動力を各コロ112に伝えるための伝動機構とを有する。この伝動機構は、電気モータ160の回転軸に無端ベルト164を介して接続された搬送方向(X方向)に延びる回転駆動シャフト166と、この回転駆動シャフト166と各コロ112とを作動結合する交差軸型のギア168とで構成されている。
基板姿勢変換機構120は、フレーム150に上向きに固定された複数本のエアシリンダ170と、これらのエアシリンダ170のピストンロッドに結合された板状のリフトベース172と、このリフトベース172に搬送方向(X方向)に所定の間隔を置いて取り付けられた複数の回動または旋回型のリフタ174とを有している。
各々のリフタ174は、Y方向に延びる棒状または板状の梃部176と、この梃部176に長手方向に適当な間隔を置いて上向きに取り付けられた複数本のリフトピン178と、梃部176を鉛直面内で回転可能に支持するためのヒンジ部180と、梃部176を回動または旋回駆動するためのエアシリンダ186とを有している。ここで、ヒンジ部180は、コロ112の上端部側でリフトベース172より鉛直上方に延びる支持棒175の上端に取り付けられ、梃部176の一端部に結合されている。一方、エアシリンダ186は、コロ112の下端部側でリフトベース172より鉛直下方に延びる支持棒または支持板177の下端部と梃部176の中間部ないし他端部との間にヒンジ部182,184を介して上向きに取り付けられている。なお、エアシリンダ186は、シリノイド(商品名)等のリニアアクチエータで代用することも可能である。
各々のリフタ174には、基板Gを傾斜姿勢で支持する際にその下端側の側面を受けるための基板サイド支持部183も取り付けられている。この構成例における基板サイド支持部183は、梃部176の先端部にリフトピン178とほぼ同じ長さ(高さ)で取り付けられている支持棒185と、この支持棒185の先端にて搬送方向(X方向)と平行な水平の回転軸を中心として回転可能に取り付けられている円柱または円筒形のローラ187とで構成されている。
図7は、リフタ174が可動範囲内の最も低い位置つまり原位置または復動位置に退避している状態を示している。この状態では、リフトベース昇降用のエアシリンダ170のピストンロッドが後退し、梃旋回用のエアシリンダ186のピストンロッドも後退しており、梃部176はコロ112とほぼ平行な傾斜姿勢でコロ112の真下にいて、各リフトピン178の先端がコロ112(搬送路114)の下に潜っている。
インバッファ154は、上流側隣(図6において左隣)の搬送機構22(図1)より搬送アーム22aに載って水平状態で搬入される基板Gを搬送路114の真上に設定された搬入位置で受け取り、受け取った基板Gを水平姿勢のまま一時的に、つまり基板姿勢変換機構120へ渡すまで支持する。図示の構成例におけるインバッファ154は、基板昇降領域の周囲に設置された鉛直方向に延びる複数本の回転軸188と、各々の回転軸188の下端部に結合された回転駆動部たとえばロータリシリンダ190と、各々の回転軸188の上端から水平方向に延びる水平支持アーム192と、各々の水平支持アーム192に取り付けられた鉛直上方に延びる複数本の支持ピン194とで構成されている。各水平支持アーム192は、フレーム150に固定された各ロータリシリンダ190の回転駆動によって基板昇降領域の外側の原位置または復動位置と内側の往動位置との間で回動または旋回移動するようになっている。図7は、インバッファ154の各水平支持アーム192が基板昇降領域内の往動位置で基板Gを水平に支持している状態を示している。
次に、図7〜図14につき搬入ユニット(IN)40の作用を説明する。カセットステーション(C/S)14から新規の基板Gが搬入されるときは、搬入ユニット(IN)40内でインバッファ154が予め水平支持アーム192を基板昇降領域内の往動位置で待機させておく。そこに、搬送機構22が、上流側(図6において左側)から搬送アーム22aを挿入し、基板Gを水平状態でインバッファ154の支持ピン194の上に渡す。この時、基板姿勢変換機構120は、図7に示すように、リフタ174およびリフトベース172を原位置または復動位置に退避させている。
搬送機構22の搬送アーム22aが基板Gをインバッファ154に渡して搬入ユニット(IN)40から退出すると、その後に基板姿勢変換機構120がリフトベース172およびリフタ174を図7の原位置から図8および図9の各段階を経て図10の往動位置まで上昇移動させる。上記のようにリフタ174は搬送方向(X方向)に所定の間隔を置いて複数設けられているので、全部のリフタ174を一斉に同じタイミングで運動させる。
詳細には、図8および図9に示すように、リフトベース昇降用のエアシリンダ170がピストンロッドを前進または伸長させることにより、リフトベース172が水平姿勢で上昇し、リフトベース172に取り付けられている各部(特にリフタ174)が一緒に上昇する。それと同時に、梃旋回用の各エアシリンダ186がピストンロッドを前進または伸長させることにより、各リフタ174において梃部176が最上部のヒンジ部180を中心として最下部の先端部つまり基板サイド支持部183側の端部を上昇させる方向に旋回運動する。各エアシリンダ186の両端のヒンジ部182,184は梃部176の旋回運動に追従して回転するようになっている。
こうして、梃部176が旋回しながら搬送路114のコロ112の間を上方に通り抜け、リフトピン178と基板サイド支持部183はインバッファ154の高さ位置に向かって上昇する。そして、往動位置に達すると、図10に示すように、各リフタ174のリフトピン178がインバッファ154の支持ピン194を僅かに越える高さまで上昇して水平になり、基板Gを水平状態で支持ピン194から受け取る。この際、基板サイド支持部183のローラ187に基板Gの一側縁部が当接するときは、ローラ187が回転して基板Gをリフトピン178上に案内する。
上記のようにしてインバッファ154の支持ピン194からリフタ174のリフトピン178への基板Gの受け渡しが済むと、インバッファ154は各水平支持アーム192を旋回させて基板昇降領域の外へ退避させる。その直後に、基板姿勢変換機構120がリフトベース172およびリフタ174を図10の原位置から図11、図12および図13の各段階を経て図14の復動位置まで移動させる。
詳細には、図11および図12に示すように、リフトベース用のエアシリンダ170がピストンロッドを後退または短縮させることにより、リフトベース172が水平姿勢で下降し、リフトベース172に取り付けられている各部(特にリフタ174)が一緒に下降する。それと同時に、梃旋回用の各エアシリンダ186がピストンロッドを後退または短縮させることにより、各リフタ174において梃部176がヒンジ部180を中心に基板サイド支持部183側の端部を下降させる方向に旋回運動する。この時も、各エアシリンダ186の両端のヒンジ部182,184が梃部176の旋回運動に追従して回転する。こうして、梃部176が旋回しながら搬送路114のコロ112の間を下方に通り抜け、リフトピン178や基板サイド支持部183はコロ112の両端支持部112aおよび中間支持部112bの高さ位置に向かって下降する。この間、基板Gはリフトピン178上で水平姿勢から傾斜姿勢に変わり、基板Gの下端側の側面は基板サイド支持部183のローラ187によって支持され、かつ位置合わせされる。この位置合わせのために基板Gをリフトピン178上で滑りやすくしてもよく、たとえばピン先端部を滑りやすい材質で構成するか、あるいはピン先端に自由回転可能な球体を取り付ける構成としてもよい。
そして、図13に示すように、下降の途中で、リフタ174の各リフトピン178の上端を通る面(リフタ174の基板支持面)がコロ112の各ローラ部112a,112bの上端を通る面(コロ112の基板支持面)とほぼ同一または面一の傾斜面となり、リフタ174のリフトピン178に支持されている基板Gは同時にコロ112のローラ部112a,112bにも支持されるようになる。そして、ここからリフタ174が更に下降することにより、リフタ174のリフトピン178や基板サイド支持部183は基板Gから離れ、代わってコロ112のローラ部112a,112bが基板Gを載せて支持するようになる。こうして、基板Gはコロ112と同じ角度傾斜した姿勢で搬送路114上の設定位置に載置またはローディングされる。なお、リフタ174は、コロ112に基板Gを渡す直前に旋回運動を停止または終了して、コロ112と平行な傾斜姿勢をとるのが好ましい。
ローディングの後に基板Gは搬送路114上をコロ搬送によって下流側の処理部へ送られる。なお、コロ搬送の駆動系を搬送路114に沿って複数に分割することも可能である。たとえば、この実施形態では、搬入ユニット(IN)40に専用の駆動部152を設け、ユニット内のコロ112をローディング中は静止させておいてローディング完了後に起動(回転)させることも可能である。
上記のように、この実施形態の搬入ユニット(IN)40では、傾斜搬送路114の上方でインバッファ154が搬送機構22より搬入された基板Gを水平状態で受け取る。そして、基板姿勢変換機構120が、リフタ174を傾斜搬送路114の下からコロ112の間を通り抜けしてインバッファ154を越える高さ位置まで上昇させて基板Gを水平状態で引き取り、インバッファ154が退避した後にリフタ174を原位置まで下降させ、その下降の途中に旋回運動も行わせてリフタ174上で基板Gの姿勢を水平姿勢から傾斜搬送路114とほぼ同じ角度の傾斜姿勢に変換し、傾斜搬送路114(コロ112)の上に基板Gを傾斜姿勢で平行に載置するようにしている。このようなローディング方式によれば、リフタ174から傾斜搬送路114へ基板Gを移載する際に基板Gに応力を掛けずに(撓ませずに)済み、基板Gのデバイス形成面における回路素子や配線等を安全に保つことができる。
この実施形態では、図7および図14に示すように、リフタ174を傾斜搬送路114(コロ112)と平行な傾斜姿勢で傾斜搬送路114の真下の原位置に退避させる。この構成においては、リフタ174の可動範囲ないし占有スペースを最小限にし、昇降駆動部や旋回駆動部の小型化および省力化を図ることができる。もっとも、リフタ174を任意の姿勢で原位置に待機させることも可能であり、任意の姿勢で、たとえば最初から水平姿勢でインバッファ154まで向かわせることも可能である。また、インバッファ154を省いて、搬送機構22からリフタ174が基板Gを水平状態で直接受け取ることも可能である。
また、この実施形態では、傾斜搬送路114上で基板Gの下端側の側面をコロ112の鍔付きローラ部112aで支持するようにしている。他の実施形態として、図15に示すように、傾斜搬送路114の下端線に沿って一定の間隔で配置した円柱状のガイドローラ192によって基板Gの下端側面を支持ないし案内する構成も可能である。この場合、ガイドローラ192の外周面が基板Gの下端側面と平行に接触するように、ガイドローラ192の軸を鉛直線Nから傾斜搬送路114と等しい角度(φ)だけ傾斜させるのが好ましい。さらに、上記のようなローディング時に基板Gの案内(落とし込み)をスムースに行えるように、ガイドローラ192の上端部192aをテーパに形状するのも好ましい。
次に、図16〜図19を参照して洗浄プロセス部24の搬送路切替部M6の構成および作用を説明する。
図16および図17は、搬送路切替部M6内の要部の構成を示す平面図および側面図である。搬送路切替部M6内にも、固定フレーム150が縦横に組まれており、このフレーム150に傾斜搬送路114のコロ112、水平搬送路144のコロ148、基板姿勢変換機構146等が取り付けられている。
図16に示すように、搬送路切替部M6内で傾斜搬送路114のコロ[112]と水平搬送路144のコロ148とが搬送方向(X方向)に沿ってハーフピッチで交互に配置されている。水平搬送路144のコロ148は、フレーム150に固定された左右一対の軸受200と中心部の軸受201に水平な姿勢で回転可能に支持されている。水平コロ148は、一定の太さ(径)を有する剛体のシャフトからなり、シャフトの両端部に基板Gの両側端(長辺縁部)を支持する円筒形ローラ部148aを取り付け、シャフト中間部に基板Gの中間部を支持する複数の円筒形ローラ部148bを取り付けている。両端のローラ部148aには基板Gの両側面を支持する太径の鍔部が一体に形成されている。図16に示すように、水平搬送路144のコロ148は下流側隣(右隣)のパスユニット(PASSL)50にも延長して敷設されている。
水平搬送系の駆動部202は、搬送路114,144を挟んで傾斜搬送系の駆動部152と反対側に配置され、フレーム150に固定された電気モータ204と、この電気モータ204の回転駆動力を各水平コロ148に伝えるための伝動機構とを有する。この伝動機構、電気モータ204の回転軸に無端ベルト208を介して接続された搬送方向(X方向)に延びる回転駆動シャフト210と、この回転駆動シャフト210と各水平コロ148とを作動結合する交差軸型のギア212とで構成されている。
搬送路切替部M6における傾斜搬送路114のコロ[112]は、他の区間における傾斜コロ112とは異なり、傾斜角度を一定範囲内で変えられる構成になっている。より詳細には、コロ[112]の一端の軸受156Rがフレーム150に固定される一方で、他端の軸受156Lがアーム状支持部材214およびヒンジ部216を介してエアシリンダ218のピストンロッドに結合されている。エアシリンダ218は、その下端部がヒンジ部220を介してフレーム150に上向きに取り付けられている。エアシリンダ218がピストンロッドを伸縮させると、コロ[112]が軸受156Rを支点として鉛直面内で回動ないし旋回するようになっている。ここで、軸受156Rはコロ[112]の旋回運動に合わせて首振りできるようになっている。また、搬送路切替部M6内のコロ[112]は、他の区間と同様に、軸受156Rより外側の延長部分で傾斜搬送系の交差軸型ギア168に接続されている。搬送路切替部M6における交差軸型ギア168は、非接触可能なマグネット型が好ましい。
この実施形態では、コロ[112]を旋回運動させるコロ旋回機構(エアシリンダ218、ヒンジ部216,220、アーム状支持部材214)と傾斜搬送路114の可動式コロ112と水平搬送路144の固定(水平)コロ148とが協働して基板姿勢変換機構146を構成している。なお、図16では、図解の便宜上、コロ旋回機構を省いている。
次に、搬送路切替部M6における作用を説明する。上述したように、前段の乾燥処理室M5で液切りされた基板Gが傾斜搬送路114上をコロ搬送によって搬送路切替部M6まで送られてくる(図4)。搬送路切替部M6内では、図17に示すように、傾斜搬送路114の[コロ112]を他の区間のコロ112と平行な傾斜姿勢に保ち、乾燥処理室M5からの基板Gを迎える。この時、コロ旋回機構では、エアシリンダ218がピストンロッドを伸長させて、コロ[112]の旋回端部(軸受156L側の端部)を旋回範囲内の最も高い位置に保持している。水平搬送路144のコロ148は全長に亘って傾斜搬送路114の[コロ112]よりも低い位置にある。
基板Gが搬送路切替部M6内の全ての[コロ112]の上に載る位置に着くと、傾斜搬送系の駆動部202が停止して、基板Gが位置決めされる。次いで、コロ旋回機構が作動して[コロ112]を図17の位置から図18の段階を経て図19の位置まで旋回運動させる。
より詳細には、エアシリンダ218がピストンロッドを一定のストロークだけ後退(短縮)させる。これにより、アーム状支持部材214を介してコロ[112]の旋回端部(軸受156L側の端部)が下ろされ、コロ[112]は軸受156Rを支点として鉛直面内で回動ないし旋回する。このコロ[112]の旋回運動の中で、基板Gは図10の傾斜姿勢からコロ[112]と一体に傾斜角を徐々に小さくし、やがて水平状態になる。図示省略するが、基板Gがコロ[112]上で水平状態になる時とほぼ同時にコロ[112]と水平搬送路144のコロ148とが面一になり、基板Gはコロ[112]のローラ部112a,112bだけでなくコロ148のローラ部148a,148bにも載る。ここから、コロ[112]が更に下方に旋回移動することにより、コロ[112]は基板Gから離れ、専らコロ148が基板Gを支持するようになる。コロ[112]が旋回終点(旋回範囲内の最も低い位置)に達した状態では、図19に示すように、コロ[112]の旋回端部(軸受156L側の端部)が支点側の他端部よりも一定値以上低い逆向きの傾斜姿勢となり、コロ[112]は全長に亘って水平搬送路144のコロ148よりも低くなる。
上記のようにして傾斜搬送路114のコロ[112]から水平搬送路144のコロ148への基板Gの移し変えが済むと、水平搬送系の駆動部202が作動して基板Gは水平搬送路144上でコロ搬送により後段のパスユニット(PASSL)50へ送られる。
この構成例では、搬送路切替部M6内の水平搬送路144がパスユニット(PASSL)50からの延長として敷設され、搬送路切替部M6内の水平コロ148はパスユニット(PASSL)50内の水平コロ148と共通の駆動部202および伝動機構(164,166,168)によって駆動される。一方で、搬送路切替部M6内の傾斜搬送路144は乾燥処理部M5からの延長として敷設され、搬送路切替部M6内の傾斜コロ[112]は乾燥処理部M5内の傾斜コロ112と共通の駆動部152および伝動機構(208,210,212)によって駆動される。これにより、搬送路切替部M6内に専用の搬送駆動部が要らず、搬送路切替のための搬送機構や搬送制御を簡便にし、搬送路切替のためのタイムロスも可及的に短縮することができる。
以上、本発明の好適な一実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その技術思想の範囲内で他の実施形態や種々の変形が可能である。
たとえば、上記した実施形態は、搬入部(IN)40において基板Gを水平姿勢から傾斜姿勢に姿勢変換して傾斜搬送路114にローディングするローダ装置に係るものであった。本発明によれば、上記実施形態におけるローダ装置を、傾斜搬送路から傾斜姿勢の基板を取り出して水平姿勢に姿勢変換するアンローダ装置に転用することができる。
たとえば、上記した実施形態における洗浄ユニット24では、傾斜搬送路114を最後尾の搬送路切替部M6で水平搬送路144に切り替えている。この水平搬送路144は後段の熱的処理部26内のパスユニット(PASSL)50に引き込まれている。この場合、パスユニット(PASSL)50内には、図20に示すような鉛直昇降型のリフタ222が設けられる。このリフタ222は、水平搬送路144の下に水平に配置した昇降板226に複数本のリフトピン224を所定の間隔を置いて離散的に立設し、たとえばエアシリンダからなる昇降駆動部228によって昇降板226を鉛直方向に昇降移動させる。基板Gが搬入されるまではリフトピン224を水平搬送路144の下に待機させ、基板Gが搬入された直後に昇降板226を上昇させる。そうすると、リフトピン224がコロ148の隙間を通って基板Gを水平状態で搬送路144の上方に持ち上げる。そこに、横(隣)からオーブンタワー内の搬送機構46が搬送アーム74を挿入して基板Gを受け取るようになっている。
本発明の一実施形態によれば、図21に示すように、洗浄ユニット24内の傾斜搬送路114をそのままパスユニット(PASSL)50内に引き込み、パスユニット(PASSL)50内に上記搬入部(IN)40内のローダ装置と同一の構成で対称的(逆順)に動作するアンローダ装置を設ける構成も可能である。すなわち、パスユニット(PASSL)50内に、上記搬入部(IN)40におけるインバッファ154および基板姿勢変換機構120とそれぞれ同一の構成を有するアウトバッファ154'および基板姿勢変換機構120'を設け、上記搬入部(IN)40における動作(ローディング動作)を時間的に巻き戻すような逆順の動作(アンローディング動作)を各部に行わせてよい。
この場合、傾斜搬送路114に乗って基板Gがパスユニット(PASSL)50内に搬入されると、最初に基板姿勢変換機構120'が動作を開始し、リフタ174を図14の原位置から図13、図12、図11の各段階を経て図10の往動位置まで上昇かつ旋回運動させ、その途中で傾斜搬送路114のコロ112から基板Gを傾斜姿勢のままリフタ174のリフトピン178の上に移し変え、それから往動位置まで移動する間にリフタ174上で基板Gの姿勢を傾斜姿勢から水平姿勢に変換する。リフタ174の往動旋回動作が完了した後に、図10および図21に示すように、アウトバッファ154'が水平支持アーム192を基板昇降領域内の往動位置まで移動(回動)させ、支持ピン194を基板Gの下に付ける。次いで基板姿勢変換機構120'がリフタ174を往動位置から原位置まで戻す復動動作を行うと、リフタ174のリフトピン178から基板Gが水平姿勢のままアウトバッファ154'の支持ピン194の上に乗り移る。この状態で、オーブンタワー内の搬送機構46が搬送アーム74をパスユニット(PASSL)50内に挿入してアウトバッファ154'から基板Gを水平状態で受け取る。なお、アウトバッファ154'を省いて、搬送機構46がリフタ174から基板Gを水平状態で直接受け取ることも可能である。
上記のように、この実施形態のアンローダ装置においては、基板姿勢変換機構120'が、リフタ174を傾斜搬送路114の下からコロ112の間を通り抜けして所定の高さ位置まで上昇させ、その上昇の途中に傾斜搬送路114から基板Gを傾斜姿勢のままリフタ174に移し変えるとともにリフタ174に旋回運動を行わせて基板Gの姿勢を傾斜搬送路114と同じ角度の傾斜姿勢から水平姿勢に変換し、該所定の高さ位置付近で基板Gを水平姿勢でアウトバッファ154'に渡すようにしている。このようなアンローディング方式によれば、傾斜搬送路114からリフタ174へ基板Gを移載する際に基板Gに応力を掛けずに(撓ませずに)済み、基板Gのデバイス形成面における回路素子や配線等を安全に保つことができる。
上記した実施形態はスクラビング洗浄を行う洗浄処理装置に係るものであったが、本発明はスクラビング以外の洗浄たとえばブロー洗浄を行う洗浄処理装置にも適用可能であり、さらには浄処理装置以外の基板処理装置にも適用可能である。たとえば、上記のような塗布現像処理システムにおいては現像ユニット(DEV)94にも適用可能である。すなわち、現像ユニット(DEV)94においては、上記のように、基板GがプロセスラインBの下流に向って平流し方式で搬送され、その搬送中に現像、リンス、乾燥の一連の現像処理工程が行われる。ここで、現像処理部よりも下流側の処理部つまりリンス処理部および乾燥処理部の搬送路に上記実施形態と同様の傾斜搬送路(114)を適用することができる。この場合、現像処理部とリンス処理部との間に、搬送路を水平型から傾斜型に切り替える搬送路切替部(つまり上記搬送路切替部M6と逆動作を行う搬送路切替部)を設けてよい。そして、乾燥処理部の後段に上記実施形態と同様のアンローダ装置(図21)を設けてよい。
本発明における被処理基板はLCD基板に限らず、他のFPD用基板、半導体ウエハ、CD基板、ガラス基板、フォトマスク、プリント基板等も可能である。
本発明の適用可能な塗布現像処理システムの構成を示す平面図である。 実施形態の塗布現像処理システムにおける熱的処理部の構成を示す側面図である。 実施形態の塗布現像処理システムにおける処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態の塗布現像処理システムにおける洗浄プロセス部の全体構成を示す正面図である。 実施形態の洗浄プロセス部におけるランプ室と搬送路の配置構造を示す側面図である。 実施形態の洗浄プロセス部におけるロールブラシと搬送路の配置構造を示す側面図である。 実施形態の洗浄プロセス部におけるリンスノズルと搬送路の配置構造を示す側面図である。 実施形態のスクラバ洗浄ユニットにおける搬入部内の要部の構成を示す平面図である。 実施形態における搬入部内の要部の構成(一状態)を示す側面図である。 実施形態における搬入部内の要部の構成(一段階)を示す側面図である。 実施形態における搬入部内の要部の構成(一段階)を示す側面図である。 実施形態における搬入部内の要部の構成(一段階)を示す側面図である。 実施形態における搬入部内の要部の構成(一段階)を示す側面図である。 実施形態における搬入部内の要部の構成(一段階)を示す側面図である。 実施形態における搬入部内の要部の構成(一段階)を示す側面図である。 実施形態における搬入部内の要部の構成(一段階)を示す側面図である。 実施形態における基板サイド支持部の一変形例を示す略斜視図である。 実施形態における搬送路切替部内の要部の構成を示す平面図である。 実施形態における搬送路切替部内の要部の構成(一状態)を示す側面図である。 実施形態における搬送路切替部内の要部の構成(一段階)を示す側面図である。 実施形態における搬送路切替部内の要部の構成(一状態)を示す側面図である。 実施形態におけるパスユニット内の要部の構成を模式的に示す正面図である。 別の実施形態におけるパスユニット内の要部の構成を模式的に示す正面図である。
符号の説明
10 プロセスステーション
22 搬送機構
24 洗浄プロセス部
40 搬入部(IN)
42 スクラバ洗浄ユニット(SCR)
46 搬送機構
50 パスユニット(PASSL
112 コロ
114 (傾斜)搬送路
120 基板姿勢変換機構(水平→傾斜)
120' 基板姿勢変換機構(傾斜→水平)
130 ロールブラシ
134 リンスノズル
136 エアナイフ
144 (水平)搬送路
146 基板姿勢変換機構(傾斜→水平)
148 コロ
150 フレーム
152 搬送駆動部
154 インバッファ
156,158 軸受
160 電気モータ
168 交差軸型ギア
170 エアシリンダ
172 リフトベース
174 リフタ
176 梃部
178 リフトピン
180,182,184 ヒンジ部
186 エアシリンダ
192 サイド支持部

Claims (18)

  1. 被処理基板を水平な搬送方向と直交する水平線に対して所定角度傾斜した姿勢で搬送路上を搬送する搬送部と、
    前記搬送路上の前記基板に対して所望の処理を施す処理部と、
    前記搬送路に設定された第1の位置と、前記第1の位置の上方に設定された第2の位置と、前記第1の位置の下方に設定された第3の位置との間で昇降移動可能なリフト部材を有し、前記第2の位置で水平姿勢の前記基板を前記リフト部材の上に載せ、前記第1の位置で前記基板を前記リフト部材から前記搬送路に移し変えるために、前記第2の位置から前記第1の位置まで下降させる間に前記リフト部材上で前記基板の姿勢を水平姿勢から前記所定角度傾斜した姿勢に変換する基板姿勢変換部と
    を有する基板処理装置。
  2. 被処理基板を水平な搬送方向と直交する水平線に対して所定角度傾斜した姿勢で搬送路上を搬送する搬送部と、
    前記搬送路上の前記基板に対して所望の処理を施す処理部と、
    前記搬送路に設定された第1の位置と、前記第1の位置の上方に設定された第2の位置と、前記第1の位置の下方に設定された第3の位置との間で昇降移動可能なリフト部材を有し、前記リフト部材を前記第3の位置から前記第1の位置まで上昇させて前記基板を前記所定角度傾斜した姿勢のまま前記搬送路から前記リフト部材の上に移し変え、前記第1の位置から前記第2の位置まで上昇させる間に前記リフト部材上で前記基板の姿勢を前記傾斜姿勢から水平姿勢に変換する基板姿勢変換部と
    を有する基板処理装置。
  3. 前記基板姿勢変換部が、前記リフト部材を前記第2の位置と前記第3の位置との間で連続的に移動させる請求項1または請求項2に記載の基板処理装置。
  4. 前記搬送部が、前記搬送路上に所定のピッチで棒状のコロを敷設し、各々のコロを前記搬送方向と直交する水平線に対して所定角度傾斜させて回転可能に配置する請求項1または請求項2に記載の基板処理装置。
  5. 前記コロを両端部および中心部でそれぞれ支持する軸受を有する請求項4に記載の基板処理装置。
  6. 前記搬送部が、前記搬送路上で前記基板を搬送するために前記コロを回転駆動する搬送駆動部を有する請求項4または請求項5に記載の基板処理装置。
  7. 前記リフト部材が、
    前記搬送方向に所望の間隔を置いて配置され、相隣接する前記コロの間を前記コロとほぼ平行に通り抜けできる複数の棒状または板状の支持部材と、
    各々の前記支持部材に所望の間隔を置いて立設された複数本のリフトピンと
    を有する請求項4〜6のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  8. 前記基板姿勢変換部が、
    前記リフト部材の所定箇所に設けられた回転軸を中心として前記支持部材を鉛直面内で回転可能に支持する回転支持部と、
    前記リフト部材を水平姿勢と前記所定角度の傾斜姿勢との間で回転移動させるための回転駆動部と、
    前記リフト部材と前記回転支持部と前記回転駆動部とを支持するベース部と、
    前記ベース部を昇降移動させるための昇降駆動部と
    を有する請求項1〜7のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  9. 前記回転軸が前記リフト部材の一端部に設けられる請求項8に記載の基板処理装置。
  10. 前記回転駆動部が、前記リフト部材の中間部ないし他端端に結合されたアクチエータを有する請求項9に記載の基板処理装置。
  11. 前記基板姿勢変換部が、前記傾斜姿勢の際に下端側となる前記基板の一側面を支持する基板サイド支持部を有する請求項1〜10のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  12. 前記基板サイド支持部が、搬送方向と平行な水平の回転軸を中心として自転可能なローラを有する請求項11に記載の基板処理装置。
  13. 前記第2の位置よりも僅かに低い第4の位置と、前記基板の昇降する領域の外側の第5の位置との間で移動し、前記第4の位置で前記基板を水平姿勢で支持する基板水平支持部を有する請求項1〜12のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  14. 前記基板水平支持部が、
    前記基板昇降領域の外側に設けられた鉛直の回転軸を中心として前記第4の位置と前記第5の位置との間で旋回可能なアームと、
    前記アームに取り付けられた1本または複数本の支持ピンと、
    前記アームを旋回駆動するアーム駆動部と
    を有する請求項13に記載の基板処理装置。
  15. 前記処理部が、前記搬送路上の前記基板に処理液を供給するノズルを有する請求項1〜14のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  16. 前記処理部が、前記搬送路上の前記基板に乾燥用の気体を吹き付けるエアナイフを有する請求項1〜15のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  17. 被処理基板を所定角度傾斜させて載置するための開口部を有する載置部と、
    前記載置部に設定された第1の位置と、前記載置部の上方に設定された第2の位置と、前記載置部の下方に設定された第3の位置との間で前記開口部を通って昇降移動可能なリフト部材を有し、前記第2の位置で水平姿勢の前記基板を前記リフト部材の上に載せ、前記第1の位置で前記基板を前記リフト部材から前記載置部に移し変えるために、前記第2の位置から前記第1の位置まで下降させる間に前記リフト部材上で前記基板の姿勢を水平姿勢から前記所定角度傾斜した姿勢に変換する基板姿勢変換部と
    を有するローダ装置。
  18. 被処理基板を所定角度傾斜させて載置するための開口部を有する載置部と、
    前記載置部に設定された第1の位置と、前記載置部の上方に設定された第2の位置と、前記載置部の下方に設定された第3の位置との間で前記開口部を通って昇降移動可能なリフト部材を有し、前記リフト部材を前記第3の位置から前記第1の位置まで上昇させて前記基板を前記所定角度傾斜した姿勢のまま前記搬送路から前記リフト部材の上に移し変え、前記第1の位置から前記第2の位置まで上昇させる間に前記リフト部材上で前記基板の姿勢を前記傾斜姿勢から水平姿勢に変換する基板姿勢変換部と
    を有するアンローダ装置。



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