JP2008235888A - 安定したシリサイド膜及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高熱安定性金属シリサイド、及び当該金属シリサイドを半導体の加工に使用する方法を提供する。
【解決手段】金属シリサイド34aは好ましくは、ニッケルと、約2原子%以上の置換型炭素を有する置換的に炭素ドープされた単結晶性シリコンとの反応によって形成されるニッケルシリサイドである。予想に反して、このような金属シリサイド34aは、約900℃以上の温度に対して安定であり、シート抵抗は実質的に、高温に曝されても影響を受けない。金属シリサイドは、BPSG42のリフローアニールを含む、後の高温加工工程に適応する。
【選択図】図13

Description

本発明は、概して半導体の加工に関し、より詳細には金属シリサイド及び金属シリサイドを製造する方法に関する。
[関連出願の相互参照]
本願は、「安定したシリサイド膜及びその製造方法(STABLE SILICIDE FILMS AND METHODS FOR MAKING THE SAME)」と題された米国特許仮出願第60/918,342号(2007年3月16日出願)の優先権の利益を主張する。
また、本願は、米国特許出願第11/343,275号(2006年1月30日出願)(代理人整理番号ASMEX.511A)、米国特許出願第10/866,643号(2004年6月10日出願)(代理人整理番号ASMINT.053AUS、現在は米国特許第7,153,772号(2006年12月26日発行))、米国特許出願第11/536,463号(2006年9月28日出願)(代理人整理番号ASMEX.583A)(各開示は参照により本明細書に完全に援用される)に関する。
金属シリサイドは、半導体の加工において一般的に使用される材料である。周知のように、半導体の加工は一般に、集積回路の製作において使用されているが、このような加工は、様々な他の分野でも使用されている。例えば、半導体の加工技法は、広範な技術を用いてフラットパネルディスプレイの製作において、また微小電子機器システム(「MEMS」)の製作において度々使用されている。金属シリサイドは、例えば集積回路において一般的に使用され、低接触抵抗を有する電気コンタクトを形成する(Ωコンタクトを形成する)。このため、低電気抵抗を有する金属シリサイドが望ましい。
シリサイドを形成した後、一般には、シリサイドに付加的な加工工程を施す。例えば、シリサイドを用いて、トランジスタ用のソース/ドレインコンタクトを形成する場合、ボロンリンシリケートガラス(「BPSG」)等の誘電体をシリサイド上に堆積させ、トランジスタ及びソース/ドレインコンタクトを他の導電性素子から絶縁させる。次に、BPSGを高温でアニールしてリフローさせ、BPSG層を平坦化させることにより、続く加工工程を容易にする。
電気機構のサイズを小さくするために、変わりつつあるプロセス要求は、新たなシリサイドの開発を必要としていることが理解されるであろう。ニッケルシリサイド(NiSi)は、非常に小さい機構サイズを有する電気デバイスを作製する際に使用される可能性のある候補として浮上している。
しかしながら、高温、特にBPSG等の誘電体の平坦化に伴って用いられる温度におけるNiSiの不安定性から、NiSiは多くの用途の使用に対して検討されていない。このような平坦化アニールは一般に、700〜950℃の温度で行なわれるが、NiSiはこのような高温で熱的に不安定である。より高温で、NiSiはその構造的完全性を失う可能性がある。例えば、核形成又は凝集がこれらの温度で起こるおそれがあり、間隙及び不連続性をもたらす。得られる不連続シリサイドは、望ましくない高電気シート抵抗性を有する。また、シリサイドのスパイクが高温で起こるおそれがあり、シリサイドが基板へと広がり、他の導電機構との電気ショートを引き起こす可能性がある。
ニッケルシリサイドの変形も開発及び研究されている。このような変形としては炭素ドープされたニッケルシリサイドが挙げられる。1.3原子%までの炭素を含有するNiシリサイド化された炭素ドープされたSi膜が報告されている。しかしながら、望ましくないことに、抵抗を増大させる炭素ドープが増大するにつれて、炭素ドープによりシリサイドの抵抗が増大し、これは、コンタクトの形成を含む多くの用途のための低抵抗に関する要求と矛盾する。さらに、炭素ドープされたニッケルシリサイドのシート抵抗性は、約800℃を超える温度で、温度に応じて著しく増大する。例えば、S. Mertens, The Electrochemical Society Meeting、2006年10月30日(メキシコ、カンクン)を参照のこと。このような抵抗の増大は、一般に約700℃を超えて実施される一般的なBPSGアニールの温度と共に起こることが理解されるであろう。
したがって、良好な高温安定性及び高温の加工後の良好な電気抵抗挙動を有するシリサイドが求められている。
本発明の1つの態様によれば、半導体の加工方法が提供される。当該方法は、反応チャンバ内で、少なくとも約2原子%の炭素を含むシリコン膜を基板上に形成することを含む。金属膜をシリコン膜上に堆積させる。金属膜及びシリコン膜をアニールし、金属シリサイドを形成する。BPSG層等の誘電体膜を、金属シリサイド上に形成する。誘電体層をアニールに供することによって平坦化する。
本発明の別の態様によれば、半導体の加工方法が提供される。当該方法は、炭素でドープされたシリコン膜を有する基板を準備することを含む。シリコン膜をニッケルと反応させて、ニッケルシリサイドを形成する。続いて、ニッケルシリサイドを約800℃以上でアニールさせる。ニッケルシリサイドをアニールした後のニッケルシリサイドのシート抵抗は、約12Ω/sq未満である。
本発明のさらに別の態様によれば、集積回路が提供される。当該集積回路は、1原子%以上の炭素を含む金属シリサイドを含む。パターン化されたBPSG層が金属シリサイドの上に積層される。
予想に反して極めて高温で熱的に安定な金属シリサイドを開発した。当該シリサイドは、金属、好ましくはニッケルと反応されている炭素ドープされたシリコンから形成される。シリコンは、炭素を極めて高いレベルで有し、これにより予想に反して、非常に高温で安定な金属シリサイドが形成された。炭素ドープされたニッケルシリサイドは、Ni、Si及びCを含むNiSi:Cと表わすことができ、膜がニッケル、ケイ素及び炭素を含むことを示すが、材料の相対比率又は量は意図されないか又は包含されない。
シリサイドは好ましくは、約2原子%以上の炭素、より好ましくは約2.5原子%以上の炭素を含むシリコンから形成される。いくつかの実施形態では、シリサイドを形成するシリコンが、約2.7原子%以上の炭素を含む。シリサイドを形成する炭素ドープされたシリコンは好ましくは、置換的に炭素ドープされた単結晶性シリコンである。いくつかの実施形態では、炭素ドープされた単結晶性シリコンが、約2原子%以上の置換型炭素、より好ましくは約2.5原子%以上の置換型炭素を含む。いくつかの他の実施形態では、炭素ドープされた単結晶性シリコンが、約2.7原子%以上の置換型炭素を含み得る。
炭素ドープされたシリコンと金属との反応後に、炭素が希釈されることが理解されるであろう。このシリサイド化反応後、金属シリサイドは好ましくは、約1原子%以上の炭素、より好ましくは約1.25原子%以上の炭素を含む。いくつかの実施形態では、シリサイドが、約1.35原子%以上の炭素を含み得る。
有利には、シリサイドは、約800℃以上、より好ましくは約850℃以上、最も好ましくは約900℃以上の温度で熱的に安定であることが見出された。温度の関数であるシリサイドのシート抵抗は、約400〜900℃のアニール温度に対して実質的に一様であることが見出された。約800〜900℃の任意の温度のアニールでは、シート抵抗は有利には、800℃におけるシート抵抗に比べて、約6Ω/sq以下、より好ましくは約3Ω/sq以下だけ上昇する。
さらに、シリサイドのシート抵抗は、シリサイドにシリサイド化後の高温アニール(例えばBPSGリフローアニール)に供した後でさえ有利に低いことが見出された。シート抵抗は、好ましくはアニール後で約16Ω/sq未満、より好ましくは約14Ω/sq以下、最も好ましくはアニール(例えば、シリサイド化後の約800℃を超える温度へのアニール)後で約12Ω/sq以下である。
シリサイドは、非常に小さい機構サイズを有する電気コンタクトの形成を含む様々な用途に使用することができる。好ましくは、シリサイドの臨界寸法は、約45nm未満、より好ましくは約32nm未満である。さらに、それらの熱安定性から、シリサイドは、続く様々な高温加工工程を含むプロセスフローに適応する。例えば、シリサイドは、約700〜850℃、より好ましくは約700〜900℃のBPSGアニール等の高温平坦化アニールに適応する。いくつかの実施形態では、アニールが約800〜900℃の温度で実施される。
炭素ドープされたニッケルシリサイド及び方法
上述のように、いくつかの実施形態によれば、炭素ドープされたニッケルシリサイドは好ましくは、炭素ドープされたシリコンとニッケルとを反応させることによって形成される。いくつかの実施形態では、炭素ドープされた単結晶性シリコンを、炭素で置換的にドープすることができ、これによりシリコン中に炭素の高度に均一な分布を有することができる。しかしながら、他の実施形態では、いくつかの実施形態による炭素ドープされたニッケルシリサイドが、炭素をシリコン材料中にどのように組み込むかにごくわずかしか又は全く影響を受けないシート抵抗を有することが見い出されている。このため、いくつかの実施形態によるシリサイドは、シリコンが炭素で置換的にドープされず、且つ/又は炭素で均一にドープされていなくとも、予想に反して低いシート抵抗を有する。
化学蒸着(「CVD」)反応器内に配置した基板を準備すること、トリシラン及び炭素源を、化学蒸着条件下の反応器に導入すること、及び単結晶性シリコン膜を基板上に堆積させることを含む方法によって、炭素ドープされた単結晶性シリコンを形成することができる。堆積は、好ましくは1分当たり少なくとも約5nm、より好ましくは1分当たり少なくとも約10nm、さらにより好ましくは1分当たり少なくとも約20nmの堆積速度で行なわれる。好ましくは、得られた単結晶性シリコン膜は、少なくとも約2.0原子%の炭素、より好ましくは約2.5原子%以上の炭素、さらにより好ましくは2.7原子%以上の炭素を含む。いくつかの実施形態では、シリコンが、炭素で置換的にドープされる。炭素ドープされたシリコン膜を形成するのに好適な方法は、本願の譲受人に譲渡された米国特許出願公開第2006/0240630号(この開示全体は参照により本明細書中に援用される)に開示されている。この方法は、置換的に炭素ドープされた単結晶性シリコンの形成を可能にする。
シリコン膜中にドープされる炭素の量は、当該技術分野で既知の様々な方法によって求められ得ることが理解されるであろう。例えば、シリコン膜中に置換的にドープされる炭素の量は、X線回折により、ドープされたシリコン材料の垂直格子間隔を測定した後、当業者に既知の方法でベガードの法則を適用することによって、求めることができる。例えば、Si中へ置換的にドープされる炭素の量は、X線回折により、ドープされたSiの垂直格子間隔を測定した後、ベガードの法則を適用することによって、求めることができる。当業者は、ベガードの法則、並びに置換型炭素レベルと、格子間隔と歪みとの間の関係を認識している。例えば、Judy L. Hoyt, 「シリコン−ゲルマニウム炭素合金(Silicon-Germanium Carbon Alloy)」の第3章「置換型炭素混入並びにSi1−yCy/Si及びSi1−x−yGe/Siヘテロ接合の電気的特徴(Substitutional Carbon Incorporation and Electronic Characterization of Si1-yCy/Si and Si1-x-yGexCy/Si Heterojunctions)」Taylor and Francis, NY, pp. 59-89, 2002を参照のこと。Hoytによる上記の文献の73頁の図3.10に示されるように、ドープされたシリコン中の総炭素含有量は、SIMSによって求めることができ、非置換型炭素含有量は、総炭素含有量から置換型炭素含有量を減算することによって求めることができる。他のSi含有材料中にドープされる任意の他の元素の量は、同様の方法で求めることができる。
開示された堆積方法は、プラズマエンハンスト化学蒸着(PECVD)又は熱CVDを含むCVDを使用することによって、トリシラン蒸気及び炭素源を使用することによって好適に実施され、CVDチャンバ内で基板上に単結晶性シリコン膜、炭素ドープされたエピタキシャルSi膜を堆積させることができる。いくつかの実施形態では、HCl、又はより好ましくは二原子塩素等のガス状塩素含有エッチング剤を、トリシラン及び炭素源と併せてチャンバ内に導入することにより、単結晶性シリコン膜を選択的に堆積させる。
或る特定の実施形態において、トリシラン及び炭素源、並びにエッチャントガスは好ましくは、別々のガスの形態で、又は供給ガスを形成するように混合することによってCVDチャンバ内に導入される。供給ガスを形成するように混合することは、チャンバ内で、又はチャンバへの供給ガスの導入前に行ってもよい。CVDチャンバ内の全圧は、好ましくは約0.001Torr〜約1000Torrの範囲、より好ましくは約0.1Torr〜約350Torrの範囲、最も好ましくは約0.25Torr〜約100Torrの範囲である。
供給ガスに含まれ得る好適な炭素源の例としては、非限定的に、シリルアルカン(例えば、モノシリルメタン、ジシリルメタン、トリシリルメタン及びテトラシリルメタン)並びに/又はアルキルシラン(例えば、モノメチルシラン(MMS)及びジメチルシラン)が挙げられる。いくつかの実施形態において、炭素源は、HSi−CH−SiH−CH(1,3−ジシラブタン)を含む。
好適なマニホールドが、CVDチャンバへ供給ガス(複数可)を供給するために使用され得る。CVDチャンバは好ましくは、単一基板反応器、例えば単一基板の横型ガス流CVDチャンバである。好ましくは、CVDチャンバは、放射状に加熱される単一基板の単一通路式層状横型ガス流反応器(single-substrate, single pass, laminar horizontal gas flow reactor)である。このタイプの好適な反応器は市販されており、好ましいモデルとしては、アリゾナ州フェニックスのASM America, Inc.から市販されている単一基板反応器のEpsilon(商標)シリーズが挙げられる。本明細書に記載される方法はまた代替的な反応器(例えば、シャワーヘッド配置)内で使用することができるが、高い均一性及び速い堆積速度における利益は、特に低プロセスガス滞留時間を有する、回転する基板を用いるEpsilon(商標)チャンバの横型単一通路式層状ガス流配置において特に有効であることが見出された。CVDは、(in situで又はリモートプラズマ発生器の下流で)チャンバへプラズマ生成物を導入することによって行われ得るが、上述されるように、熱CVDが好ましい。
熱CVDは、好ましくは、基板上に結晶性シリコン膜を堆積させるのに有効な基板温度で行われる。好ましくは、熱CVDは、約350℃〜約900℃、より好ましくは約500℃〜約800℃の範囲の温度で行われる。一実施形態において、化学蒸着条件は、トリシランについて、実質的に大量輸送制御される堆積条件と実質的に速度論的に制御される堆積条件との間の遷移温度付近である温度を包含する。このようなトリシラン堆積条件は、米国特許第6,821,825号(参照により本明細書中に援用される)に記載されている。PECVDは好ましくは、約300℃〜約700℃の範囲内の温度で行われる。
Epsilon(商標)シリーズ反応器等の単一基板反応器内で行なわれるトリシランの堆積に関して、トリシランの流量は、約5mg/分(1分あたりのミリグラム)〜約2000mg/分の範囲、好ましくは約50mg/分〜約500mg/分、より好ましくは約100mg/分〜約300mg/分の範囲である。炭素源(例えばMMS)の流量は好ましくは、約80sccm〜約1000sccmの範囲である。トリシランの流量に対する炭素源の流量の比率は、好ましくは1ミリグラムのトリシラン当たり約0.5立方センチメートルの炭素源(scc/mg)〜約8.0scc/mg、より好ましくは約0.9scc/mg〜約3.0scc/mgの範囲である。キャリアガスの流量は、好ましくは約1 slm〜約50 slm、より好ましくは約10 slm〜約40 slmの範囲である。堆積速度は、好ましくは1分当たり少なくとも約5nm、より好ましくは1分当たり少なくとも約10nmであり、堆積圧は、好ましくは約1Torr〜約200Torr、より好ましくは約10Torr〜約100Torr、さらにより好ましくは約20Torr〜約100Torrの範囲である。堆積温度は、好ましくは約450℃〜約600℃、より好ましくは約500℃〜約575℃の範囲である。当業者は、これらの条件を、本明細書で提供される指針及び日常的実験を用いて、様々なタイプの装置及び堆積構造に適合させることができる。
本明細書に記載されるようなトリシランを用いたシリコン膜の堆積は、本明細書に記載されるように行なわれる場合、従来のケイ素源を使用するよりもかなりの利点をもたらすことができる。例えば、所定の堆積温度で、トリシランを用いたシリコン膜の堆積は、好ましくは、トリシランの代わりにシランが用いられる場合よりも著しく速い速度で進行する。好ましい実施形態は、トリシランが約50〜200mg/分の送達速度で基板表面に送達される高速堆積法を提供する。好ましくは約500℃〜約800°の範囲内の堆積温度での熱CVD条件下で、この実施形態の実施は、多くの場合1分当たり約50Å以上、好ましくは1分当たり約100Å以上、より好ましくは1分当たり約200Å以上の速度で、(他のケイ素源と比較して)ケイ素材料の比較的速い堆積をもたらす。トリシランを用いた堆積は、さらにより速い堆積速度、例えば1分当たり約400Å以上、好ましくは1分当たり約800Å以上、さらにより好ましくは1分当たり約1000Å以上で実施することができる。
また、本明細書に記載される方法に従って作製される好ましい炭素ドープされた結晶性シリコン膜の組成均一性は、トリシランを用いることなく作製された対応する膜と比較して著しく改善される。本発明は、操作のいかなる理論によっても拘束されないが、シリコン膜は、従来の前駆体(例えば、シラン、ジクロロシラン(DCS)又はトリクロロシラン(TCS))を用いて堆積される対応するシリコン膜よりも良好な組成均一性の程度を有すると考えられる。さらに、トリシラン及びそれに付随する高堆積速度を用いて、比較的高いレベルの非ケイ素元素(複数可)を含有する膜が作製され得る。例えば、結晶性Si:Cは好ましくは、約2原子%〜約3.5原子%の炭素を含有する。
より薄い層を検討する一方で、炭素ドープされたシリコン膜は好ましくは、後に堆積されるニッケル膜の厚みよりも厚いか又はおよそ等しい厚みに形成される。好ましくは、炭素ドープされたシリコン膜の厚みは、約10nm以上、より好ましくは約20nm以上、最も好ましくは約20〜200nmである。
続いて、ニッケルが、炭素ドープされたシリコン膜上に直接堆積される。ニッケルは好ましくは、当業者に既知の種々の方法によって、露出された炭素ドープされたシリコンを含む基板上にブランケット堆積される。例えば、ニッケルは、物理蒸着(PVD)によって堆積され得る。
炭素ドープされたシリコン膜は、これらの層間の接触点でニッケルと反応して、炭素ドープされたニッケルシリサイド(NiSi:C)を形成する。この反応は好ましくは、膜及びニッケルをアニールすることによって起こる。好ましくは、アニールは約600℃未満、より好ましくは約300〜600℃で実施される。有利には、得られたNiSi:Cは、約1原子%以上の炭素、より好ましくは約1.25原子%以上の炭素、より好ましくは約1.35原子%以上の炭素を有する。
ここで、同様の符号は全体を通して同様の機構を示す図面を参照する。
図1A及び図1Bを参照すると、シート抵抗が、上記の好ましい条件下、Epsilon(商標)シリーズ反応器内で形成されるNiSi:Cについて示されている。得られたNiSi:Cは有利に、高温で安定である。図1A及び図1Bは、2原子%の炭素を含有するSi:Cとの金属反応によって形成されたNiSi:Cの、様々な温度に曝された後のシート抵抗を示す。シート抵抗は金属シリサイドの熱安定性を示し、抵抗の著しい増大は特定の温度での不安定性を示す。抵抗の大きな増加は、温度不安定性によってもたらされる材料の相変化によって引き起こされることが理解されるであろう。
図1Aで示されるように、炭素ドープを有さないニッケルシリサイドのシート抵抗は、700℃の温度に曝された後で急激に上昇する。反対に、NiSi:Cサンプルのシート抵抗は、約400℃から約900℃まで実質的に一様である。したがって、NiSi:Cは、少なくとも約900℃まで熱的に安定であると見出されたのに対し、NiSiは約700℃までしか安定でなかった。
さらに、図1Bを参照すると、700〜900℃の温度のシリサイド化後のアニールでは、NiSi:Cの抵抗性は増大しなかった。むしろ、評価されたアニール時間の間、シート抵抗は14Ω/sq未満であり、約1750秒以内のアニール時間にわたってこのレベル未満に維持された。これらの結果は、NiSi:Cが少なくとも約900℃の温度まで、また900℃より高くとも熱的に安定であることをさらに示す。
この熱安定性は、NiSi:Cの形成後に高温加工工程が実施される様々なプロセスフローでNiSi:Cを利用することを可能にする。好適なプロセスフローの例を以下に記述し、これを図2〜図15に示す。
例示的なプロセスフロー
図2は、例示される実施形態におけるシリコン基板から成る基板10を示す概略断面図である。基板10は、シリコンウェーハ又はシリコン・オン・インシュレーター(SOI)基板上に形成されるエピタキシャル層11を含んでいてもよい。フィールド分離領域12は、従来の浅溝型素子分離(STI)法によって形成されており、これは、STI素子間のウィンドウの活性区域を規定する。1つの活性区域14を例示する。代替的に、シリコンの局所酸化(LOCOS)及びLOCOS又はSTIに基づく数ある変法を含む任意の好適な方法を使用して、フィールド分離材料を規定してもよい。いくつかの活性区域が一般に、基板10全体にわたるSTIによって同時に規定されること、及びフィールド絶縁体が多くの場合、互いに分離するウェブ分離トランジスタ活性区域14を形成することが理解されるであろう。基板は好ましくは、チャネル形成に好適なレベルでドープされる土台部分(background)である。
図3は、活性区域14上にゲート電極16を形成した後の基板10を示す。ゲート電極16は、シリコン電極17の周囲に形成された1対のスペーサー15を含み、シリコン電極17はキャップ層19によって被覆される。絶縁スペーサー及びキャップ層によって取り囲まれ、且つゲート誘電体層18によって下に横たわる基板10と分離される従来のシリコン電極として示されるが、トランジスタゲートスタックは、任意の多様な構成を有し得ることが理解されるであろう。いくつかのプロセスフローにおいて、例えば、スペーサー15を省略してもよい。例示される実施形態において、ゲート電極16の規定は、活性区域14内のトランジスタゲート電極16の両側のソース及びドレイン領域20を規定する。ゲート電極16はまた、ゲート電極16の下且つソース及びドレイン領域20の間にチャネル領域22を規定する。
図4は、いくつかの実施形態による、露出されたシリコンを選択的に除去する任意のエッチング工程の結果を示す。好ましくは、反応性イオンエッチング(RIE)は、ソース及びドレイン領域20における開口の垂直な側壁の規定、並びに露出された酸化材料及び窒化材料に対する最小限の損傷を確実にするのに用いられ得る。露出されたシリコンは本質的に活性区域14のソース及びドレイン(S/D)領域20であるため、エッチングは、ソース/ドレイン凹部と表される。いくつかの配列において、ソース/ドレイン領域の上から薄い誘電体を取り除く第1の工程が用いられ得ることが理解されるであろう。
図5は、選択的な堆積プロセスにより、凹んだS/D領域20を再充填した結果を示す。再充填前に、HF蒸気又はHFラストディップ等によって露出された半導体表面21(図4)を洗浄し、その上にエピタキシーのために無傷な(pristine)表面を残す。その後、炭素ドープされた単結晶性シリコン30が、凹んだS/D領域20に堆積される。
優れた堆積が、エッチング剤と併せてトリシランを使用することによって選択的に為され得ることが見出された。例示的なエッチング剤としては、限定するものではないが、塩素含有エッチング剤が挙げられる。塩素含有エッチング剤の例は、HCl、ヘキサクロロジシラン(SiCl)及び塩素ガス(Cl)である。酸化ケイ素及び窒化ケイ素等の絶縁体の周辺上への堆積はほとんど0に近いため、選択性が約100%であり得ることが実験により示された。HClを、選択的なシリコンベースの堆積プロセスにおけるエッチング剤として供給してもよく、ここで、アモルファス(一般に絶縁性)表面上の遅い核形成堆積に対するエッチング効果は、露出された半導体表面に対するエッチング効果よりも大きい。HClは精製するのが困難であり、また一般的な市販のHCl源は、堆積プロセスへ過剰量の水分を導入するため、エッチング剤としては塩素ガスが好ましい。このような水分は、堆積された膜の導電率を低下させ、またエピタキシャル堆積において許容不可能なレベルの欠陥を生じさせるおそれがある。したがって、トリシラン、炭素源及び塩素を含む供給ガスの使用は有利には、追加のエッチング剤を用いることなく、特にHClを用いることなく、高レベルの選択性を達成する。
引き続き図5を参照すると、炭素ドープされたシリコン膜を選択的に堆積させるために、上記のように、炭素源と共にトリシラン及び塩素を導入させる。ケイ素及び炭素含有エピタキシャル層30は、S/D領域20において選択的に成長する。例示される実施形態では、ヘテロエピタキシャル膜30はチャネル領域22の表面とほぼ同じ高さである。例示されるように、選択的な堆積は、アモルファス領域上における、例えば絶縁体上における堆積を最小限にするか、又は回避する。これらのアモルファス領域としては、例えば、フィールド分離領域12(一般的に、酸化ケイ素の形態)及びゲート電極16のスペーサー及びキャップ(窒化ケイ素から形成され得る)が挙げられる。置換的にドープされたSi:Cを含む選択的に堆積されたヘテロエピタキシャル膜30は、S/D領域20を充填し、有利には、チャネル領域22上に引張歪を及ぼし、チャネル領域22における、特にNMOSトランジスタへの電荷キャリア移動性を増大させる。
図6は、拡張されたヘテロエピタキシャル膜32を備える上昇されたS/D領域20を形成するための、選択的な堆積の任意の拡張を示す。チャネル領域22の表面より下の拡張された膜32の部分は、チャネル領域22に対して横方向の応力を付与するため、基板10の表面より下のヘテロエピタキシャル膜32の消費されない部分によって生じる歪みの利益を維持しながら、基板表面より上の部分を、シリサイドを形成する際に消費することができる。
図7は、図3の構造が、中間S/D凹部形成工程を用いずに、トリシラン、炭素源及び塩素を用いて選択的に堆積させる別の実施形態を示す。この実施形態では、選択的な堆積が、ソース及びドレイン領域20を上げるか又は上昇させるためにのみ役立ち、過剰の炭素ドープされたシリコン膜34を提供し、膜34のすぐ下に形成され得る浅い接合部を破壊することなく、コンタクトシリサイド化による消費を可能にする。
炭素ドープされたシリコン膜34は、炭素ドープされたシリコンのブランケット堆積によって形成され得ることも理解されるであろう。このため、炭素ドープされたシリコン34を形成する層の一部を保護するために、ブランケット層上にマスクを形成してもよい。層の保護されていない部分は選択的に除去され、炭素ドープされたシリコン膜34を残すことができる。
トリシラン/塩素プロセスにおける堆積の選択性は、フィールド領域12上から過剰な堆積を除去するための続くパターン化工程及びエッチング工程を不要にする。不完全な選択性でさえ、有利なことに、高価なマスク工程を必要とするよりもむしろ、絶縁表面上の望ましくない堆積を除去するための時間設定ウエットエッチング(timed wet etch)の使用を許容し得る。さらに、優れた膜品質が、高選択性プロセスと比べて比較的高い堆積速度で得られ、これにより、スループットを改善し、且つ選択性を損なうことなく炭素含有量を増大させる。
Si:Cを選択的に堆積することよりも、Si:C層は、Si:C層のブランケット堆積を伴うプロセスによって形成され得る。ブランケット堆積後、エッチングを行い、その結果、単結晶性Si:Cは、凹んだソース/ドレイン領域20内に残る。このようなプロセスの実施形態は、図8A〜図8Cに示される順序で示される。図8Aは、図4に示される構造と同一であり、また同様の方法で形成され得る。図8Bは、ブランケット堆積プロセスの結果を示しており、ここでは、ヘテロエピタキシャルSi:C膜30がソース/ドレイン領域20を満たし、多結晶性Si:C膜30aが、フィールド分離領域12及びゲート電極16上に堆積される。置換型炭素を含む単結晶性ケイ素膜を堆積する上記方法が、単結晶性Si:C膜30及び多結晶性Si:C膜30aを堆積するために使用され得る。単結晶性Si:C膜30は、応力を維持する条件下で堆積され得る。上述のように、ソース/ドレイン凹部を満たすSi:C材料の格子定数がより小さければ、チャネル領域22においてそれらの間に引張歪みが生じる。
描かれた構造が、単結晶材料に対して多結晶性材料を除去するように選択的なエッチング条件を使用して、多結晶性Si:C膜30aを除去することによって起こる以外、図8Cは上記の図5と類似するものである。このようなエッチング条件は、当業者にとって既知である。例えば、当業者は、シリコンエッチングを使用して、単結晶材料に対して多結晶性材料を選択的に除去することができることを理解するであろう。
様々なSi:C膜30、32、34(図5、6、7及び8A〜8C)は、導電性を増大させるのに使用することができる電気的ドーパントを注入又はドープし得ることが理解されるであろう。例えば、Si:C膜30、32、34は、それらの形成後にドーパントを注入することができる。Si:C膜30、32、34はその後、ドーパント活性化のためにアニールされ、これにより、当該技術分野で既知の膜特性の改良に関する利点を有する。続く注入及びアニールを伴うドープされていないSi:C膜のこのような形成は、ドープの種々の程度及び/又は型がSi:C膜の異なる部分で望まれる用途において有利であり得ると理解されるであろう。例えば、Si:C膜が犠牲キャップ層として使用されるCMOS用途では、膜は別々に、PMOS区域上にP型(例えばリン)ドーパント、またNMOS区域上にN型(例えばホウ素)ドーパントを注入することができる。
他の実施形態では、Si:C膜30、32、34を、堆積するようにドープすることができる。例えば、電気的ドーパント前駆体を、トリシラン及び炭素源に加えて反応物流に添加することができる。好ましくは、電気的ドーパント前駆体は、アルシン又はホスフィン等の水素化物である。電気的ドーパント前駆体の流量は一般に、約5sccm〜約500sccmの範囲であり、ドーパント源の性質及び他の成分の相対流量に応じて決まる。例えば、リンドーピングでは、ドーパント水素化物(前駆体)の流量が好ましくは、ホスフィン(H中の1%PH)の約10〜200sccmである。
シリサイドを形成するSi:C膜の部分(図5〜図8C)は好ましくは、約10nm以上、より好ましくは約20nm以上、最も好ましくは約20〜200nmの厚みを有する。
次に、金属膜、好ましくはニッケル膜は、Si:C上に直接堆積される。図9は、ニッケル膜40のブランケット堆積後の図7の構造を示す。ニッケル膜40は、PVDを含む当該技術分野で既知の種々の方法で堆積され得る。堆積は好ましくは、約10nm以上、より好ましくは約10〜20nmの厚みを有するニッケル膜40を形成する。
図10は、シリサイド化反応を行い炭素ドープされた金属シリサイド膜34aを形成した後のニッケル膜40及びSi:C膜34を示す。シリサイド化は、膜34及び膜40をアニールすることによって行なわれる。アニール温度は、好ましくは約300〜600℃であり、いくつかの実施形態では約400〜600℃である。
図11を参照すると、選択的な金属エッチングを用いて、金属膜40の未反応部分を除去する。ウェットHClエッチング等のエッチングは、NiSi:C膜34aと比べて未反応ニッケル金属に選択的であることが理解されるであろう。金属を除去するのにマスクを使用しなかったことから、得られたシリサイド膜34aは「自己整合性シリサイド」又は略して「サリサイド」と呼ばれることが多い。
図12は、BPSG堆積を行いBPSG層42を形成した後の図11の構造を示す。例示されるように、BPSG層は一般に、形成後に不均一な表面を有することが理解されるであろう。
図13を参照すると、BPSG層42の表面は、BPSGにリフローを起こさせる高温に曝すことによって平坦化される。平坦化は好ましくは、約700〜900℃の温度でBPSG層42をアニールすることによって達成される。NiSi:C膜43aはアニール温度で熱的に安定である。NiSi:C膜34aはアニール温度での相変化に抵抗性があり、そのシート抵抗は低いレベルである。
BPSG層42が平坦化後に続く加工を受け得ることは理解されるであろう。例えば、図14を参照すると、BPSG層42はパターン化され、例えば、NiSi:C膜34aへのコンタクトを形成するホール50を規定することができる。さらなる電気デバイス及び金属化層をBPSG層42上に形成して、完全な集積回路を形成し得ることも理解されるであろう。
上述のように、シリサイド化されるSi:C膜は、様々な形態を取り得る。例えば、上記の図5〜図8Cを参照のこと。それらの膜のいずれも、上述のシリサイド化工程及び続く加工工程を受けることができる。例えば、図15は、シリサイド化、BPSG層42の堆積及び平坦化、並びにBPSG層42の続くパターン化後の図5及び図8Cの構造を示す。図14及び図15の両方に例示されるように、コンタクトホール50は一般に、事前に形成されたサリサイド34aの幅よりも狭い。
理論に拘束されることなく、NiSi粒中、及び/又はNiSi粒界上、及び/又はNiSi/Si接合面上の炭素は、NiSiにおける相変化を防止することにより、本明細書に開示されるNiSi:Cによって示される高い熱安定性が得られると考えられる。炭素の熱安定性の向上は有利には、例えば、チタン又はコバルトのシリサイドを含む多くのシリサイドに適用し得ることが理解されるであろう。
さらに、トランジスタのソース/ドレイン領域へのコンタクトを形成する場合で示されているが、炭素ドープされたシリサイド及び本明細書に記載の方法は、シリサイド、特に自己整合性シリサイドが使用される種々の他の場合への適用を有する。例えば、本明細書に記載のシリサイドは、キャパシタ又はランディングパッドの形成に使用することができる。
したがって、種々の省略、付加及び変更が、本発明の範囲から逸脱することなく上記のプロセスに対して為すことができ、このような変更及び改変が全て、添付の特許請求の範囲によって規定される本発明の範囲に入るように意図されることは、当業者によって理解されるであろう。
図1Aは、本発明のいくつかの実施形態による、それぞれ、ニッケルシリサイド、並びにシリコンと2%の炭素を含有する炭素ドープされたシリコンとから成る炭素ドープされたニッケルシリサイドの温度に対するシート抵抗のプロットを示す。 図1Bは、本発明のいくつかの実施形態による、様々な温度の炭素で実施されたアニールの温度に対するシート抵抗のプロットを示す。 図2は、本発明のいくつかの実施形態による、絶縁体及び半導体表面を露出した状態にさせるフィールド酸化の規定後の半導体基板の概略断面図である。 図3は、本発明のいくつかの実施形態による、活性区域ウィンドウ内にトランジスタゲート電極を形成した後の図2の構造を示す。 図4は、本発明のいくつかの実施形態による、ゲート電極の両側のソース及びドレイン領域に凹部を形成した後の図3の構造を示す。 図5は、本発明のいくつかの実施形態による、凹んだ領域内に半導体膜を選択的に堆積した後の図4の構造を示す。 図6は、本発明のいくつかの実施形態による、任意に連続して選択的に堆積させ、上昇したソース/ドレイン構造を形成した後の図5の構造を示す。 図7は、本発明のいくつかの実施形態による、半導体ウィンドウを露出させ且つ選択的な堆積を実行して、上昇したソース/ドレイン構造を形成した後の図3の構造を示す。 図8A−Cは、本発明のいくつかの実施形態による、半導体基板の一連の概略断面図を示し、ブランケット堆積及びエッチングによってソース/ドレイン領域を形成する方法を例示する。 図8A−Cは、本発明のいくつかの実施形態による、半導体基板の一連の概略断面図を示し、ブランケット堆積及びエッチングによってソース/ドレイン領域を形成する方法を例示する。 図8A−Cは、本発明のいくつかの実施形態による、半導体基板の一連の概略断面図を示し、ブランケット堆積及びエッチングによってソース/ドレイン領域を形成する方法を例示する。 図9は、本発明のいくつかの実施形態による、ブランケット金属層を堆積した後の図7の構造を示す。 図10は、本発明のいくつかの実施形態による、金属層と上昇したソース/ドレイン領域とを反応させて金属シリサイドを形成した後の図9の構造を示す。 図11は、本発明のいくつかの実施形態による、金属層の未反応部分を選択的に除去した後の図10の構造を示す。 図12は、本発明のいくつかの実施形態による、BPSGのブランケット層を堆積した後の図11の構造を示す。 図13は、本発明のいくつかの実施形態による、リフローアニールを用いてBPSGのブランケット層を平坦化した後の図12の構造を示す。 図14は、本発明のいくつかの実施形態による、BPSG層をパターン化した後の図12の構造を示す。 図15は、本発明のいくつかの実施形態による、凹んだ領域内の半導体膜の選択的堆積、金属シリサイドの形成、BPSG層の堆積及び平坦化、並びにBPSG層のパターン化後の図5又は図8Cの構造を示す。

Claims (31)

  1. 半導体の加工方法であって、
    反応チャンバ内で、少なくとも約2原子%の炭素を含むシリコン膜を基板上に形成すること、
    金属膜を前記シリコン膜上に堆積させること、
    前記金属膜及び前記シリコン膜をアニールし、金属シリサイドを形成すること、
    誘電体層を前記金属シリサイド上に堆積させること、及び
    前記誘電体層をアニールすることによって該誘電体層を平坦化すること
    を含む、方法。
  2. 前記誘電体層がBPSG層であり、該誘電体層を平坦化することが、BPSGをリフローすることを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記金属膜を堆積させることが、ニッケル膜を堆積させることを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記シリコン膜が、約2.7原子%以上の炭素を含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記シリコン膜が単結晶性シリコン膜であり、前記炭素が、該単結晶性シリコン膜中に置換的にドープされる、請求項1に記載の方法。
  6. 温度の関数である前記金属シリサイドのシート抵抗が、約800〜900℃の任意の温度におけるアニール後に実質的に一定であり、前記BPSG層を平坦化することが、約800℃以上で該BPSG層をアニールすることを含む、請求項1に記載の方法。
  7. シリコン膜を形成することが、該シリコン膜を選択的に堆積させることを含み、該シリコン膜を選択的に堆積させることが、
    1つ又は複数の凹部を前記基板に形成すること、及び
    約2原子%以上の炭素を含む前記シリコン膜を、前記1つ又は複数の凹部中に選択的に堆積させること
    を含む、請求項1に記載の方法。
  8. 前記シリコン膜を形成することが、トリシラン及び炭素前駆体を前記反応チャンバ内に流入させることを含む、請求項1に記載の方法。
  9. 前記炭素前駆体が、モノシリルメタン、ジシリルメタン、トリシリルメタン及びテトラシリルメタン、並びに/又はモノメチルシラン(MMS)、ジメチルシラン及びHSi−CH−SiH−CH(1,3−ジシラブタン)等のアルキルシランから成る群から選択される、請求項8に記載の方法。
  10. 前記金属膜及び前記シリコン膜をアニールして前記金属シリサイドを形成する前に、該シリコン膜を電気的ドーパントでドープすることをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  11. 前記シリコン膜を前記電気的ドーパントでドープすることが、
    前記シリコン膜を形成した後に前記電気的ドーパントを注入すること、及び
    続いて、前記シリコン膜をアニールすること
    を含む、請求項10に記載の方法。
  12. 前記シリコン膜を前記電気的ドーパントでドープすることが、該シリコン膜を形成しながら、ドーパント前駆体を前記反応チャンバ内に流入させることを含む、請求項10に記載の方法。
  13. 前記電気的ドーパントが水素化物である、請求項10に記載の方法。
  14. 前記電気的ドーパントが、アルシン、ホスフィン及びジボランから成る群から選択される、請求項10に記載の方法。
  15. 前記反応チャンバが、単一基板の層流コールドウォールチャンバ(single substrate, laminar flow, cold wall chamber)である、請求項1に記載の方法。
  16. 半導体の加工方法であって、
    炭素でドープされたシリコン膜を有する基板を準備すること、
    前記シリコン膜とニッケルとを反応させて、ニッケルシリサイドを形成すること、及び
    続いて、前記ニッケルシリサイドを約700℃以上でアニールすること
    を含み、前記ニッケルシリサイドをアニールした後の該ニッケルシリサイドのシート抵抗が、約12Ω/sq未満である、方法。
  17. 前記シリコン膜が、2.7原子%以上の炭素でドープされる、請求項16に記載の方法。
  18. 前記ニッケルシリサイドが、1.35原子%以上の炭素を含む、請求項16に記載の方法。
  19. 前記ニッケルシリサイドをアニールすることが、約850℃以上で実施される、請求項16に記載の方法。
  20. 前記シリコン膜とニッケルとを反応させることが、
    ニッケルを前記シリコン膜上に直接堆積させること、及び
    前記基板をアニールすること
    を含む、請求項16に記載の方法。
  21. ニッケルを堆積させることが、ニッケル層をブランケット堆積させることを含む、請求項20に記載の方法。
  22. 前記シリコン膜とニッケルとを反応させて前記ニッケルシリサイドを形成した後、ニッケルシリサイドに対してニッケルを選択的に除去することをさらに含む、請求項21に記載の方法。
  23. 前記シリコン膜が、電気的ドーパントを含む、請求項16に記載の方法。
  24. 前記シリコン膜が、トランジスタのゲート電極に直に隣接するように提供される、請求項16に記載の方法。
  25. 前記ニッケルシリサイドが、前記トランジスタのソース/ドレイン領域のためのコンタクトを形成する、請求項24に記載の方法。
  26. 集積回路であって、
    1原子%以上の炭素を含む金属シリサイドと、
    前記金属シリサイドの上に積層されるパターン化されたBPSG層と
    を含む、集積回路。
  27. 前記金属シリサイドが、ニッケルシリサイドである、請求項26に記載の集積回路。
  28. 前記BPSG層が、実質的に平坦な上面を有する、請求項26に記載の集積回路。
  29. 前記金属シリサイドが、約1.35原子%以上の炭素を含む、請求項26に記載の集積回路。
  30. 前記金属シリサイドが、前記炭素で置換的にドープされる、請求項26に記載の集積回路。
  31. 前記ニッケルシリサイドのシート抵抗が、約16Ω/sq未満である、請求項26に記載の集積回路。
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