JP2008123570A - 光記録媒体駆動装置及び光記録媒体駆動方法 - Google Patents

光記録媒体駆動装置及び光記録媒体駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】光記録媒体の記録層を正しく認識できるようにする。
【解決手段】ディスク種類判別処理により光ディスク20の種類を判別する際、CD判別処理において、CD用光ビームによるサーチ動作を行い、フェイク現象として1回目の大信号変化を検出したときの位置xfから記録層に相当する2回目の大信号変化を検出した位置xsまでを移動距離d3として検出し、これを基に光ディスク20がCDメディア20cであるか否かを判別することにより、光ディスク20がCDメディア20cであるか否かを高い精度で正しく判別することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は光記録媒体駆動装置及び光記録媒体駆動方法に関し、例えば光ディスク駆動装置に適用して好適なものである。
従来、光ディスク駆動装置においては、記録媒体としての光ディスクに対して光ビームを照射することにより、当該光ディスクに情報を記録し、また当該光ディスクから情報を再生するようになされたものが広く普及している。
この光ディスク駆動装置のなかには、波長約780[nm]の光ビームが用いられるCD(Compact Disc)方式の光ディスク、及び波長約660[nm]の光ビームが用いられるDVD(Digital Versatile Disc)方式の光ディスクの双方に対応したものも提案されている。
さらに光ディスクは、CD方式及びDVD方式の双方において外径約120[mm]、厚さ約1.2[mm]の円盤状である点では共通するものの、当該光ディスクの表面から情報が記録された記録層までの間隔、いわゆるカバー層の厚さについては互いに異なっており、CD方式では約1.2[mm]、DVD方式では約0.6[mm]となっている。
そのうえ、光ディスク駆動装置についても、光ビームを光ディスクに照射する対物レンズの開口数(NA:Numerical Aperture)が規定されており、CD方式の光ディスクに対しては開口数を0.45とし、DVD方式の光ディスクに対しては開口数を0.6とする必要がある。
そこで光ディスク駆動装置のなかには、2つの焦点を有する2焦点対物レンズを用いることにより、CD方式及びDVD方式の双方の光ディスクに対応するようになされ多ものも提案されている。
かかる光ディスク駆動装置では、光ディスクが装填された場合、例えば光ビームが当該光ディスクにより照射されてなる反射光ビームの検出結果を基に、光ディスクの表面から記録層までの間隔を認識し、この間隔からCD方式又はDVD方式といった光ディスクの種類を判別すると共に当該光ビームを記録層に正しく合焦させる手法が用いられている。このとき光ディスク駆動装置は、光ビームの焦点のうち所望の焦点ではない偽の焦点により得られる反射光ビーム成分を除外し得るようになされている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−157545公報(第2図)
ところで近年では、光ディスクに対する大容量化等の要求に応じて、波長約405[nm]の光ビームを用いるBlu−ray Disc(登録商標、以下BDと呼ぶ)方式も提案されている。このBD方式では、対物レンズの開口数を0.85とするよう規定されている。
そこで光ディスク駆動装置は、CD方式及びDVD方式に加えてBD方式の光ディスクにも対応するべく、対物レンズを3焦点対物レンズとすることが考えられる。
しかしながら、このような対物レンズを用いる場合、光ディスク駆動装置では、複数の焦点を常に生じることになり、光学設計上の問題から、光ビームの偽の焦点が記録層に合焦したときにも十分な光量の反射光ビームを検出してしまう可能性がある。
このような場合、光ディスク駆動装置は、所望の焦点により得られた反射光ビームと偽の焦点により得られた反射光ビームとを区別することが困難となり、記録層を正しく認識することができないため、この結果光ディスクの種類を正しく判別することができず、また光ビームを記録層に正しく合焦させることができない、という問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、光記録媒体の記録層を正しく認識し得る光記録媒体駆動装置及び光記録媒体駆動方法を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の光記録媒体駆動装置においては、情報記録用の記録層が設けられた光記録媒体に光ビームを集光すると共に、所定の駆動部により当該光ビームの光軸に沿って移動される対物レンズと、光記録媒体により光ビームが反射されてなる反射光ビームを検出し検出信号を生成する検出部と、駆動部を制御して対物レンズを光記録媒体の遠方から近接させる際、光ビームが記録層に合焦したときに得られる合焦レベルと同程度の検出信号を得たときにおける対物レンズの焦点の位置を基準点とすると共に、合焦レベルの検出信号を予め指定された回数得たときに光ビームが記録層に合焦したことを認識する制御部とを設けるようにした。
光ビームの焦点が記録層以外の位置にあり合焦レベルと同程度の検出信号を得たときを基準点とすることにより、当該光ビームの焦点が当該記録層以外にあるにもかかわらず当該記録層に合焦したと誤検出する可能性を低減することができる。
また本発明の光記録媒体駆動方法においては、情報記録用の記録層が設けられた光記録媒体に光ビームを集光する対物レンズを、当該光ビームの光軸に沿って当該光記録媒体の遠方から近接させる近接ステップと、光記録媒体により光ビームが反射されてなる反射光ビームを検出し検出信号を生成する検出ステップと、光ビームが記録層に合焦したときに得られる合焦レベルと同程度の検出信号を得たときにおける対物レンズの焦点の位置を基準点とする基準点設定ステップと、合焦レベルの検出信号を予め指定された回数得たときに光ビームが記録層に合焦したことを認識する認識ステップとを設けるようにした。
光ビームの焦点が記録層以外の位置にあり合焦レベルと同程度の検出信号を得たときを基準点とすることにより、当該光ビームの焦点が当該記録層以外にあるにもかかわらず当該記録層に合焦したと誤検出する可能性を低減することができる。
本発明によれば、光ビームの焦点が記録層以外の位置にあり合焦レベルと同程度の検出信号を得たときを基準点とすることにより、当該光ビームの焦点が当該記録層以外にあるにもかかわらず当該記録層に合焦したと誤検出する可能性を低減することができ、かくして光記録媒体の記録層を正しく認識し得る光記録媒体駆動装置及び光記録媒体駆動方法を実現できる。
以下、図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)光ディスク駆動装置の構成
図1において、光ディスク駆動装置1は、図示しない外部機器からの指示に基づき、光記録媒体としての光ディスク20に情報を記録し、また当該光ディスク20に記録された情報を再生するようになされている。
また光ディスク駆動装置1は、CD(Compact Disc)方式、DVD(Digital Versatile Disc)方式又はBD(Blu-ray Disc、登録商標)方式といった3方式のいずれかでなる光ディスク20に対応し得るようになされている。便宜上、以下ではそれぞれCDメディア20c、DVDメディア20d、及びBDメディア20bと呼ぶ。
因みにCDメディア20c、DVDメディア20d、及びBDメディア20bは、外径が約120[mm]、厚さが約1.2[mm]の円盤状である点については共通しているものの、情報の記録時及び再生時に使用される光ビームの波長、当該光ビームを集光する対物レンズの開口数、光ビームが照射される表面から情報を記録する記録層までの間隔(いわゆるカバー層の厚さ)が互いに異なっている。
具体的には、CD方式、DVD方式及びBD方式において、光ビームの波長がそれぞれ約780[nm]、約660[nm]及び約405[nm]、対物レンズの開口数がそれぞれ約0.45、約0.6及び約0.85、カバー層の厚さ(以下、これを層厚TLと呼ぶ)が約1.2[mm]、約0.6[mm]及び約0.1[mm]とそれぞれ規定されている。
一方、光ディスク駆動装置1は、制御部2のシステム制御部3によって全体を統括制御するようになされている。このシステム制御部3は、図示しないCPU(Central Processing Unit)を中心に構成されており、図示しないROM(Read Only Memory)から基本プログラムやディスク種類判別プログラム、フォーカス制御開始プログラム等の各種プログラムを読み出し、これを図示しないRAM(Random Access Memory)に展開することにより、ディスク種類判別処理やフォーカス制御開始処理等の各種処理を実行するようになされている。
光ディスク駆動装置1は、例えば光ディスク20が装填された状態で、図示しない外部機器からの再生指示を受け付けると、当該光ディスク20に記録されている情報を読み出すようになされている。
実際上、サーボ制御部4は、システム制御部3の指示に基づき、図示しないスピンドルモータを駆動制御することにより光ディスク20を回転させると共に、光ピックアップ5から当該光ディスク20に光ビームを照射させる。
この光ピックアップ5は、いわゆる3波長対応型となっており、波長約780[nm]でなるCD用光ビームを出射するCD用レーザダイオード6c、波長約660[nm]でなるDVD用光ビームを出射するDVD用レーザダイオード6d、及び波長約405[nm]でなるBD用光ビームを出射するBD用レーザダイオード6b(以下、これらを総称してレーザダイオード6と呼ぶ)を有している。
光ピックアップ5は、光ディスク20の種類(すなわちCDメディア20c、DVD用メディア20d又はBDメディア20bのいずれであるか)に応じたレーザダイオード6から光ビームを出射させるようになされている。例えば光ディスク20がBDメディア20bであれば、光ピックアップ5は、BD用レーザダイオード6bからBD用光ビームを出射する。その後光ピックアップ5は、図示しない光学部品を介した後、対物レンズ7により当該光ビームを集光するようになされている。
対物レンズ7は、アクチュエータ8により、光ビームの光軸に沿って光ディスク20へ近接される方向又は離隔される方向、すなわちフォーカス方向へ駆動されるようになされている。これは、回転される光ディスク20がいわゆる面ブレ等を生じた際に、対物レンズ7を当該光ディスク20に追従させる。
また対物レンズ7は、複数の光学部品の組み合わせにより構成され(図示せず)、同時に複数の焦点を形成するようになされている。このため対物レンズ7は、光ビームが入射された際、複数の開口数を持つことになる。
実際上、対物レンズ7は、CD用光ビームを開口数約0.45で集光し、DVD用光ビームを開口数約0.6で集光し、BD用光ビームを開口数約0.85で集光することができる一方、同時に他の開口数でも光ビームを集光することになる。
光ピックアップ5は、光ビームが光ディスク20により反射されてなる反射光ビームが対物レンズ7に入射されると、図示しない光学部品を介して、これをフォトディテクタ9に照射させる。
フォトディテクタ9は、反射光ビームが照射される面に複数の検出領域を有しており、検出領域ごとに光電変換を行うことにより複数の受光信号を生成し、これらを信号生成部10へ供給する。
信号生成部10は、受光信号を基に所定の演算処理を行うことにより、反射光ビームの光量を表すプルイン信号SPI、光ビームの焦点と光ディスク20の記録層とのずれ量を表すフォーカスエラー信号SFE、光ディスク20に記録されている情報を表す再生RF信号SRF等を生成し、これらを制御部2へ供給する。
制御部2のサーボ制御部4は、フォーカスエラー信号SFEに基づき、当該フォーカスエラー信号SFEを値「0」に近づけるようなフォーカス駆動信号SDFをアクチュエータ8へ供給することにより、光ビームの焦点を光ディスク20の記録層に近づけさせるように、対物レンズ7をフォーカス方向に移動させる。
すなわちサーボ制御部4は、アクチュエータ8を介して対物レンズ7をフォーカス方向にフィードバック制御することにより、光ビームの焦点を光ディスク20の記録層に追従させるようになされている。
さらに制御部2は、図示しない信号処理部によって再生RF信号SRFに対し所定の復調処理や復号化処理等を施すことにより、光ディスク20に記録されている情報を再生し、これを外部機器(図示せず)へ送出するようになされている。
また光ディスク駆動装置1は、例えば光ディスク20が装填された状態で、図示しない外部機器からの記録指示及び記録すべきデータ等を受け付けると、当該光ディスク20に情報を記録するようになされている。
この場合にもサーボ制御部4は、光ディスク20から情報を再生する場合と同様に、アクチュエータ8を介して対物レンズ7をフィードバック制御することにより、光ビームの焦点を光ディスク20の記録層に追従させるようになされている。
このように光ディスク駆動装置1は、光ディスク20に光ビームを照射し、反射光ビームの検出結果を基に対物レンズ7をフォーカス方向にフィードバック制御する、いわゆるフォーカス制御を行うことにより、光ビームの焦点を光ディスク20の記録層に追従させるようになされている。
(2)光ディスクのディスク種類判別
ところで光ディスク20は、上述したように、記録時及び再生時に照射すべき光ビームの波長及びカバー層の厚さが、種類ごとに異なっている。
このため光ディスク駆動装置1は、光ディスク20の種類に応じて、光ビームの波長、すなわちCD用レーザダイオード6c、DVD用レーザダイオード6d又はBD用レーザダイオード6bのいずれから光ビームを出射させるかと、フォーカス方向に関して光ビームの焦点を合わせる位置、すなわちフォーカス方向に関する対物レンズ7の位置とを切り換える必要がある。
そこで光ディスク駆動装置1は、新たに光ディスク20が装填されると、当該光ディスク20の種類を判別するようになされている。
具体的に光ディスク駆動装置1は、まず光ディスク20に対してBDの用光ビームを照射し、当該光ディスク20がBDメディア20bであるか否かを判別する。ここで光ディスク駆動装置1は、当該光ディスク20がBDメディア20bでなかった場合、今度は当該光ディスク20に対してDVDの用光ビームを照射し、当該光ディスク20がDVD用メディア20dであるか否かを判別する。
さらに光ディスク駆動装置1は、当該光ディスク20がDVD用メディア20dでもなかった場合、当該光ディスク20がCDメディア20cである可能性が高いものの、確認のために、当該光ディスク20に対してCDの用光ビームを照射し、当該光ディスク20がCD用メディア20dであるか否かを判別する。
このように光ディスク駆動装置1は、光ディスク20がBDメディア20bであるか否か、DVD用メディア20dであるか否か、CD用メディア20dであるか否かを順次判定することにより、当該光ディスク20の種類を判別するディスク種類判別処理を行うようになされている。
(2−1)BD判別処理及びDVD判別処理
まず、光ディスク駆動装置1が、光ディスク20がBD用メディアであるか否かを判別するBD判別処理、及び当該光ディスク20がDVD用メディアであるか否かを判別するDVD判別処理を行う場合について、BD判別処理を例に説明する。
光ディスク駆動装置1のシステム制御部3は、BD用レーザダイオード6bからBD用光ビームを発射させることにより、対物レンズ7からBD用光ビームを開口数が約0.85となるよう集光させる。
またシステム制御部3は、サーボ制御部4を介してアクチュエータ8を駆動制御することにより、対物レンズ7を光ディスク20から遠ざけた状態から、当該光ディスク20に一定速度Vで近づけさせていく。さらにシステム制御部3は、フォーカスエラー信号SFE及びプルイン信号SPIの変化を監視する(以下、一連の動作をBD用光ビームによるサーチ動作と呼ぶ)。
システム制御部3は、図2に示すような、フォーカスエラー信号SFEが比較的小さいS字状の曲線を描くように変化し、同時にプルイン信号SPIが一時的に増加したとき(以下、これを小信号変化と呼ぶ)、BD用光ビームが光ディスク20の表面に合焦しているものと認識する。
このときシステム制御部3は、このとき光ビームの焦点が基準点にあるものと見なし、当該焦点の移動距離、すなわち対物レンズ7の移動距離を計測するための距離計測信号SMをローレベルからハイレベルに立ち上げ、図示しないカウンタによる時間の計測を開始する。
その後システム制御部3は、フォーカスエラー信号SFEが比較的大きいS字状の曲線を描くように変化し、同時にプルイン信号SPIが一時的に大きく増加したとき(以下、これを大信号変化と呼ぶ)、BD用光ビームが光ディスク20の記録層に合焦したと認識し、さらに記録層を検出したことを表す記録層検出信号SDを一時的にローレベルからハイレベルに立ち上げる。
このときシステム制御部3は、記録層検出信号がハイレベルに立ち上がった時点でカウンタによる時間の計測を終了し、このときの経過時間TPに対物レンズ7の移動速度Vを乗じることにより、カウンタによる計測中の移動距離d1、すなわち位置xcから位置xsまでの距離を算出する。
次にシステム制御部3は、移動距離d1をBDメディア20bの層厚TL=0.1[mm]と比較する。具体的にシステム制御部3は、光ディスク20の個体差や測定誤差等を考慮し、例えば移動距離d1が0.1±0.02[mm]の範囲(以下、これを許容範囲と呼ぶ)内であれば、光ディスク20がBDメディア20bであるものと判別する。
一方、ここで移動距離d1がBDメディア20bの許容範囲外であった場合、システム制御部3は、光ディスク20がBDメディア20bでは無く、DVD用メディア20d又はCDメディア20cのいずれかであるものと判別する。
このようにシステム制御部3は、BD判別処理において、BD用光ビームによるサーチ動作を行い、フォーカスエラー信号SFE及びプルイン信号SPIにおける小信号変化及び大信号変化を基に、光ディスク20の表面から記録層までの間隔を移動距離d1として計測し、当該移動距離d1をBDメディア20bの層厚TLと比較することにより、当該光ディスク20がBDメディア20bであるか否かを判別するようになされている。
因みにシステム制御部3は、DVD判別処理においても、BD判別処理と同様の手法により、光ディスク20がDVDメディア20dであるか否かを判別するようにもなされている。
(2−2)CD判別処理
次に、光ディスク駆動装置1が、光ディスク20がCDメディア20cであるか否かを判別するCD判別処理について説明する。
光ディスク駆動装置1のシステム制御部3は、CD用レーザダイオード6cからCD用光ビームを発射させることにより、対物レンズ7からCD用光ビームを開口数が約0.45となるよう集光させる。
ここで、光ディスク駆動装置1において、CDメディア20cに対してCD用光ビームによるサーチ動作を行う場合の、フォーカスエラー信号SFE及びプルイン信号SPIの変化とCD用光ビームの焦点の位置との関係を検証した。
因みに、ここでいう焦点とは、対物レンズ7が形成する複数の焦点のうち、開口数を約0.45としたときの焦点を意味している。
この場合、システム制御部3は、図2と対応する図3に示すように、まずCD用光ビームが光ディスク20の表面に合焦したとき、BD判別処理の場合と同様に、フォーカスエラー信号SFEが比較的小さいS字状の曲線を描くように変化し、同時にプルイン信号SPIが一時的に増加する小信号変化を検出する。
その後システム制御部3は、サーチ動作を継続して対物レンズ7を光ディスク20へ近づけていくと、BD判別処理の場合と同様に、大信号変化を検出する。
しかしながらこの時点では、光ピックアップ7において、CD用光ビームの焦点が光ディスク20の表面と記録層との中間点付近までしか移動されていなかった。すなわちCD用光ビームは、光ディスク20の記録層よりも手前の位置に合焦しており、記録層には合焦していなかった。
これは、対物レンズ7が複数の焦点を有しており、その焦点のうち、開口数が約0.45となる焦点とは異なる焦点が光ディスク20の表面又は記録層等に合焦しているために、フォーカスエラー信号SFEが比較的大きいS字状の曲線を描くように変化し、同時にプルイン信号SPIが一時的に大きく増加しているものと推測される。
説明の便宜上、以下では、このようにCD用光ビームが光ディスク20の記録層に合焦していない状態でシステム制御部3により大信号変化が生じることをフェイク(偽)現象と呼ぶ。
因みに、光ディスク駆動装置1では、BD判別処理及びDVD判別処理の場合には、このようなフェイク現象を検出することはない。これは、対物レンズ7の設計時に、記録密度等の観点から、まずBD用光ビームの特性を最優先とし、次にDVD用光ビームの特性を優先させ、CD用光ビームの特性を優先させなかったことにより、CD用光ビームの特性に「しわ寄せ」が生じたものと推定される。
その後システム制御部3は、さらにサーチ動作を継続し対物レンズ7を光ディスク20へ近づけていくと、大信号変化を再度検出する。
このとき光ピックアップ7は、CD用光ビームの焦点が光ディスク20の表面に合焦してから約1.2[mm]移動されていた。すなわちCD用光ビームは、このとき光ディスク20の記録層に合焦していると考えられる。
すなわちシステム制御部3は、CD判別処理の場合において、仮にBD判別処理と同様に小信号変化から大信号変化までにおける対物レンズ7の移動距離d2をカバー層の厚さと見なしてしまうと、図3に示したように、光ディスク20の表面である位置xcからフェイク現象の検出位置である位置xfまでの距離をカバー層の厚さとして誤認識することになってしまう。
このときシステム制御部3は、光ディスク20における表面から記録層までの距離の約半分をカバー層の厚さとして認識することから、当該光ディスク20を当該CDメディア20cではなく、DVDメディア20dであると誤判別してしまう可能性がある。
このように光ディスク駆動装置1では、システム制御部3がCDメディア20cに対してCD用光ビームを用いてサーチ動作を行う際、大信号変化を2回検出することになり、1回目ではなく2回目の大信号変化の検出時に、CD用光ビームが光ディスク20の記録層に合焦すること、及び1回目の大信号変化の検出時には、CD用光ビームの焦点が光ディスク20の表面と記録層との中間点付近に位置することが判明した。
そこで光ディスク駆動装置1のシステム制御部3は、1回目の大信号変化の検出時にCD用光ビームの焦点が基準点にあるものと見なし、対物レンズ7の移動距離dの計測における開始点とし、2回目の大信号変化の検出時にCD用光ビームが光ディスク20の記録層に合焦しているものと認識するようにした。
すなわちシステム制御部3は、図2と対応する図4に示すように、小信号変化の検出時にCD用光ビームが光ディスク20の表面に合焦していると認識するものの、距離計測信号SMを立ち上げずローレベルのままとする。
その後システム制御部3は、1回目の大信号変化、すなわちフェイク現象を検出した時に、距離計測信号SMをローレベルからハイレベルに立ち上げ、カウンタ(図示せず)による時間の計測を開始する。
さらにシステム制御部3は、2回目の大信号変化を検出した時に、CD用光ビームが光ディスク20の記録層に合焦したと認識し、当該記録層を検出したことを表す記録層検出信号SDを一時的にローレベルからハイレベルに立ち上げる。
このときシステム制御部3は、記録層検出信号SDがハイレベルに立ち上がった時点でカウンタによる時間の計測を終了し、このときの経過時間TPに対物レンズ7の移動速度Vを乗じることにより、カウンタによる計測中の移動距離d3、すなわち位置xfから位置xsまでの距離を算出する。
次にシステム制御部3は、移動距離d3を、フェイク現象の検出位置xfから記録層の位置xsまでの理論的な距離であるフェイク距離dfと比較する。例えばシステム制御部3は、フェイク距離dfが0.6[mm]であったときに、光ディスク20の個体差や測定誤差等を考慮し、移動距離d3が0.6±0.12[mm]の範囲(すなわち許容範囲)内であれば、光ディスク20がCDメディア20cであるものと判別する。
一方、ここで移動距離d3がCDメディア20cの許容範囲外であった場合、システム制御部3は、光ディスク20がCDメディア20cでは無く、BDメディア20b又はDVD用メディア20dであり、且つ前段のBD判別処理及びDVD判別処理において正常にディスク種類を判別できなかったものと判断し、所定のエラー処理を行うようになされている。
このようにシステム制御部3は、CD判別処理において、CD用光ビームの焦点が記録層と異なる位置xfにあるときに1回目の大信号変化を検出する(すなわちフェイク現象を検出する)と共に、CD用光ビームの焦点が記録層の位置xsにある時に2回目の大信号変化を検出することを利用し、1回目の大信号変化から2回目の大信号変化までにおける対物レンズ7の移動距離d3をフェイク距離dfと比較することにより、光ディスク20がCDメディア20cであるか否かを判別するようになされている。
(2−3)ディスク種類判別処理
次に、光ディスク駆動装置1におけるディスク種類判別処理について、図5、図6及び図7に示すフローチャートを用いて説明する。
光ディスク駆動装置1のシステム制御部3は、図示しない検出手段により光ディスク20が新たに装填されたことを検出すると、ディスク種類判別処理手順RT1(図5)を開始してBD用光ビームによる距離計測処理手順SRT2(図6)へ移り、開始ステップから入ってステップSP11へ移る。ステップSP11においてシステム制御部3は、BD用光ビームによるサーチ動作を開始し、次のステップSP12へ移る。
ステップSP12においてシステム制御部3は、フォーカスエラー信号SFE及びプルイン信号SPIにおける小信号変化を検出することによりBD用光ビームが光ディスク20の表面に合焦したことを検出し、次のステップSP13へ移る。ステップSP13においてシステム制御部3は、カウンタによる計測を開始し、次のステップSP14へ移る。
ステップSP14においてシステム制御部3は、フォーカスエラー信号SFE及びプルイン信号SPIにおける大信号変化を検出することによりBD用光ビームが光ディスク20の記録層に合焦したことを検出し、次のステップSP15へ移る。ステップSP15においてシステム制御部3は、カウンタによる計測を終了し、次のステップSP16へ移る。
ステップSP16においてシステム制御部3は、経過時間TPに対物レンズ7の移動速度Vを乗じることにより、カウンタによる計測中の移動距離d1を算出し、次のステップSP17へ移ってBD用光ビームによる距離計測処理SRT2を終了し、元のディスク種類判別処理手順RT1(図5)へ戻った上で、ステップSP1へ移る。
ステップSP1においてシステム制御部3は、移動距離d1がBDメディア20bの許容範囲内にあるか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことは光ディスク20をBDメディア20bとみなし得ることを表しており、このときシステム制御部3は、当該光ディスク20をBDメディア20bとして判別し、次のステップSP4へ移る。
一方ステップSP1において否定結果が得られると、このことは少なくとも光ディスク20をBDメディア20bとは判別し得ないことを表しており、このときシステム制御部3は、次のDVD用光ビームによる距離計測処理手順SRT3へ移る。
DVD用光ビームによる距離計測処理手順SRT3においてシステム制御部3は、DVD用光ビームを用いてBD用光ビームによる距離計測処理手順SRT2(図6)と同様の処理を行うことにより移動距離d1を算出し、次のステップSP2へ移る。
ステップSP2においてシステム制御部3は、移動距離d1がDVDメディア20dの許容範囲内にあるか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことは光ディスク20をDVDメディア20dとみなし得ることを表しており、このときシステム制御部3は、当該光ディスク20をDVDメディア20dとして判別し、次のステップSP4へ移る。
一方ステップSP2において否定結果が得られると、このことは光ディスク20をBDメディア20b又はDVDメディア20dのいずれとも判別し得ないことを表しており、このときシステム制御部3は、次のCD用光ビームによる距離計測処理手順SRT4(図7)へ移り、開始ステップから入ってステップSP21へ移る。ステップSP21においてシステム制御部3は、CD用光ビームによるサーチ動作を開始し、次のステップSP22へ移る。
ステップSP22においてシステム制御部3は、フォーカスエラー信号SFE及びプルイン信号SPIにおける1回目の大信号変化を検出したとき、フェイク現象を検出したと認識し、次のステップSP23へ移る。ステップSP23においてシステム制御部3は、カウンタによる計測を開始し、次のステップSP24へ移る。
ステップSP24においてシステム制御部3は、フォーカスエラー信号SFE及びプルイン信号SPIにおける2回目の大信号変化を検出することによりCD用光ビームが光ディスク20の記録層に合焦したことを検出し、次のステップSP25へ移る。ステップSP25においてシステム制御部3は、カウンタによる計測を終了し、次のステップSP26へ移る。
ステップSP26においてシステム制御部3は、経過時間TPに対物レンズ7の移動速度Vを乗じることにより、カウンタによる計測中の移動距離d3を算出し、次のステップSP27へ移ってCD用光ビームによる距離計測処理SRT4を終了し、元のディスク種類判別処理手順RT1(図5)へ戻った上で、ステップSP3へ移る。
ステップSP1においてシステム制御部3は、移動距離d3がCDメディア20cの許容範囲内にあるか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことは光ディスク20をCDメディア20cとみなし得ることを表しており、このときシステム制御部3は、当該光ディスク20をCDメディア20cとして判別し、次のステップSP4へ移る。
ステップSP4においてシステム制御部3は、BDメディア20b、DVDメディア20d又はCDメディア20cのいずれであるかを判別できた光ディスク20に対して、さらにそれぞれの種類に応じた光ビームを照射しその反射率を計測することにより、いわゆるROM型であるか、R(Recordable)型であるか、或いはRE(Rewritable)型・RW(Rewritable)型であるかといった詳細な種類を判別し、次のステップSP6へ移ってディスク種類判別処理手順RT1を終了する。
一方、ステップSP3において否定結果が得られると、このことは対物レンズ7の移動距離からでは、光ディスク20をBDメディア20b、DVDメディア20d、或いはCDメディア20cのいずれとも判別し得ないことを表しており、このときシステム制御部3は、次のステップSP5へ移る。
ステップSP5においてシステム制御部3は、光ディスク20を排出する等の所定のエラー処理を行い、次のステップSP6へ移ってディスク種類判別処理手順RT1を終了する。
(3)フォーカス制御の開始
ところで光ディスク駆動装置1は、上述したフォーカス制御を行う場合、図2(A)に示したフォーカスエラー信号SFEがほぼ線形となり、当該フォーカスエラー信号SFEの変化量と合焦位置からのずれ量とがほぼ比例関係となる条件の下で、フィードバック制御を適切に行うことができる。
このため光ディスク駆動装置1は、フォーカスエラー信号SFE(図2(A))の大信号変化時に描かれるS字状の曲線のうち、極大値及び極小値間における直線状の範囲において、フォーカス制御を行うようになされている。
すなわち光ディスク駆動装置1は、光ディスク20の種類を判別しカバー層の厚さ等を認識した上で、光ビームの焦点を当該光ディスク20の記録層の近傍まで移動させてから実際のフォーカス制御を開始する必要がある。
(3−1)BDメディア及びDVDメディアの場合
光ディスク20がBDメディア20b又はDVDメディア20dである場合、図2と対応する図8に示すように、フォーカスエラー信号SFE及びプルイン信号SPIにおける大信号変化を検出したときに、光ビームが光ディスク20の記録層に合焦することになる。
従って光ディスク駆動装置1のシステム制御部3は、例えば光ディスク20がBDメディア20bであった場合、ディスク種類判別処理の場合と同様に、BD用光ビームによるサーチ動作を行う。
ここでシステム制御部3は、フォーカスエラー信号SFE及びプルイン信号SPIにおいて小信号変化を検出した時点で光ビームの焦点が基準点にあるものと見なし、フォーカス制御準備信号SFPをローレベルからハイレベルに立ち上げ、フォーカス制御準備状態とする。
このフォーカス制御準備状態は、システム制御部3が次に大信号変化を検出したときからフォーカス制御を開始する状態、換言すれば大信号変化の検出を待ち受ける状態を表している。
その後システム制御部3は、大信号変化を検出した時点でBD用光ビームが光ディスク20の記録層に合焦したと認識し、当該記録層を検出したことを表す記録層検出信号SDを一時的にローレベルからハイレベルに立ち上げる。
このときシステム制御部3は、記録層検出信号がハイレベルに立ち上がった時点でフォーカス制御を開始する。
この場合、システム制御部3は、光ディスク20がBDメディア20bであればサーチ動作において大信号変化を1回のみ検出することが予め判明しているため、小信号変化を検出した時点でフォーカス制御準備状態とするようになされている。
このようにシステム制御部3は、光ディスク20がBDメディア20bであった場合、小信号変化を検出しBD用光ビームが当該光ディスク20の表面に合焦したときからフォーカス制御準備状態とし、その後大信号変化を検出した時点で当該BD用光ビームが当該光ディスク20の記録層近傍にあると判断してフォーカス制御を開始するようになされている。
因みにシステム制御部3は、光ディスク20がDVDメディア20dであった場合にも、当該光ディスク20がBDメディア20bであった場合と同様にフォーカス制御を開始するようになされている。
(3−2)CDメディアの場合
一方、光ディスク20がCDメディア20cである場合、システム制御部3は、図3と対応する図9に示すように、CD用光ビームによるサーチ動作中に、当該CD用光ビームの焦点が位置xfに到達した時点で大信号変化、すなわちフェイク現象を検出することになる。
このためシステム制御部3は、仮に光ディスク20がBDメディア20b又はDVDメディア20dであった場合と同様に、小信号変化を検出した時点でフォーカス制御準備状態としてしまうと、1回目の大信号変化としてフェイク現象を検出した時点でフォーカス制御を開始することになってしまう。
この場合、システム制御部3は、CD用光ビームの焦点が光ディスク20の表面と記録層とのほぼ中間となる位置xfにある状態でフォーカス制御を開始してしまうため、CD用光ビームを記録層に正しく合焦させることができない。
そこでシステム制御部3は、図4と対応する図10に示すように、1回目の大信号変化(すなわちフェイク現象)の検出時にCD用光ビームの焦点が基準点にあるものと見なしてフォーカス制御準備状態とし、2回目の大信号変化の検出時にフォーカス制御を開始するようにした。
すなわちシステム制御部3は、小信号変化の検出時にCD用光ビームが光ディスク20の表面に合焦していると認識するものの、フォーカス制御準備信号SFPを立ち上げずローレベルのままとする。
その後システム制御部3は、1回目の大信号変化、すなわちフェイク現象を検出した時に、フォーカス制御準備信号SFPをローレベルからハイレベルに立ち上げ、フォーカス制御準備状態とする。
さらにシステム制御部3は、2回目の大信号変化を検出した時に、CD用光ビームが光ディスク20の記録層近傍にあると認識し、当該記録層を検出したことを表す記録層検出信号SDを一時的にローレベルからハイレベルに立ち上げ、フォーカス制御を開始する。
この場合、システム制御部3は、光ディスク20がCDメディア20cであればサーチ動作において大信号変化を2回検出することが予め判明しているため、小信号変化を検出した時点では特に動作を行わず、1回目の大信号変化(すなわちフェイク現象)を検出した時点でフォーカス制御準備状態とするようになされている。
このようにシステム制御部3は、光ディスク20がCDメディア20cであった場合、1回目の大信号変化、すなわちフェイク現象を検出したときからフォーカス制御準備状態とし、その後2回目の大信号変化を検出した時点で当該CD用光ビームが当該光ディスク20の記録層近傍にあると判断してフォーカス制御を開始するようになされている。
(3−3)フォーカス制御開始処理
次に、光ディスク駆動装置1のシステム制御部3がフォーカス制御を開始する際のフォーカス制御開始処理手順について、図11及び図12に示すフローチャートを用いて説明する。
システム制御部3は、上述したディスク種類判別処理(図5)により光ディスク20がBDメディア20bと判別された場合、図11に示すBDの場合におけるフォーカス制御開始処理手順RT5を開始し、ステップSP31へ移る。ステップSP31においてシステム制御部3は、ステップSP11(図6)の場合と同様、BD用光ビームによるサーチ動作を開始し、次のステップSP32へ移る。
ステップSP32においてシステム制御部3は、フォーカスエラー信号SFE及びプルイン信号SPIにおける小信号変化を検出することによりBD用光ビームが光ディスク20の表面に合焦したことを検出し、次のステップSP33へ移る。ステップSP33においてシステム制御部3は、フォーカス制御準備信号SFPを立ち上げてフォーカス制御準備状態とし、次のステップSP34へ移る。
ステップSP34においてシステム制御部3は、フォーカスエラー信号SFE及びプルイン信号SPIにおける大信号変化を検出することにより、BD用光ビームが光ディスク20の記録層に合焦したことを検出し、次のステップSP35へ移る。
ステップSP35においてシステム制御部3は、記録層検出信号SDを立ち上げると共にフォーカス制御を開始し、次のステップSP36へ移ってBDの場合におけるフォーカス制御開始処理手順RT5を終了する。
因みにシステム制御部3は、光ディスク20がDVDメディア20dと判別された場合にも、DVD用光ビームを用いて、BDの場合におけるフォーカス制御開始処理手順RT5と同様の処理を行うことによりフォーカス制御を開始するようになされている。
一方、システム制御部3は、上述したディスク種類判別処理(図5)により光ディスク20がCDメディア20cと判別された場合、図12に示すCDの場合におけるフォーカス制御開始処理手順RT6を開始し、ステップSP41へ移る。ステップSP41においてシステム制御部3は、ステップSP21(図7)の場合と同様、CD用光ビームによるサーチ動作を開始し、次のステップSP42へ移る。
ステップSP42においてシステム制御部3は、フォーカスエラー信号SFE及びプルイン信号SPIにおける1回目の大信号変化、すなわちフェイク現象を検出し、次のステップSP43へ移る。ステップSP43においてシステム制御部3は、フォーカス制御準備信号SFPを立ち上げてフォーカス制御準備状態とし、次のステップSP44へ移る。
ステップSP44においてシステム制御部3は、フォーカスエラー信号SFE及びプルイン信号SPIにおける2回目の大信号変化を検出することにより、CD用光ビームが光ディスク20の記録層に合焦したことを検出し、次のステップSP45へ移る。
ステップSP45においてシステム制御部3は、記録層検出信号SDを立ち上げると共にフォーカス制御を開始し、次のステップSP46へ移ってCDの場合におけるフォーカス制御開始処理手順RT6を終了する。
(4)動作及び効果
以上の構成において、光ディスク駆動装置1のシステム制御部3は、ディスク種類判別処理により光ディスク20の種類を判別する際、BD判別処理及びDVD判別処理では、BD用光ビーム又はDVD用光ビームによるサーチ動作を行う。このときシステム制御部3は、光ディスク20の表面に相当する小信号変化の検出位置から記録層に相当する大信号変化の検出位置までを移動距離d1として計測し、これをBDメディア20b又はDVDメディア20dの層厚TLと比較することにより、当該光ディスク20がBDメディア20b又はDVDメディア20dであるか否かを判別する。
一方、システム制御部3は、CD判別処理では、CD用光ビームによるサーチ動作を行い、フェイク現象として1回目の大信号変化を検出したときの位置xfから記録層に相当する2回目の大信号変化を検出した位置xsまでを移動距離d3として検出し、これを基に光ディスク20がCDメディア20cであるか否かを判別する。
従ってシステム制御部3は、CD用光ビームをCDメディア20cに照射したときに一定の位置xfにおいて生じることが判明しているフェイク現象を利用し、当該フェイク現象が発生する位置xfから記録層の位置xsまでの距離、すなわち移動距離d3をフェイク距離dfと比較することにより、光ディスク20がCDメディア20cであるか否かを高い精度で正しく判別することができる。
このときシステム制御部3は、CD判別処理ではBD判別処理及びDVD判別処理と異なり、フェイク現象による1回目の大信号変化を信号層の検出と見なすのではなく、移動距離d3の計測を開始するためのトリガとして用いることにより、この1回目の大信号変化の検出を信号層の検出として誤認識してしまうことを未然に防ぐことができる。
また場合システム制御部3は、BDメディア20bの場合及びDVDメディア20dの場合には、フェイク現象が発生しないか、或いは小信号変化でなるフェイク現象が発生する可能性があるものの大信号変化を検出ことはなく、さらに基本的に複数回の大信号変化を検出することがないため、光ディスク20がCDメディア20cであるか否かを誤判別する可能性を極めて低く抑えることができる。
因みにDVDメディア20dの場合には、2層の記録層が設けられている場合があるものの、この場合の層間距離は約0.04〜0.06[mm]と規定されており、フェイク距離df(約0.6[mm])とは大幅に異なっている。
すなわちシステム制御部3は、仮に2層の記録層が設けられたDVDメディア20dに対してCD判別処理を行った場合、大信号変化を2回検出するものの、その検出間隔がフェイク距離dfと大幅に異なり許容範囲(例えば0.6±0.12[mm])から外れるため、当該DVDメディア20dをCDメディア20cとして誤判別することは事実上無いといえる。
ところでシステム制御部3は、予めフェイク現象の発生が判別している場合、例えば小信号変化による表面の検出後から一定期間の信号変化を除外する、いわゆるマスク処理を行うことにより、フェイク現象による大信号変化を検出しないようにする手法も考えられる。
しかしながら、このマスク処理を行う手法では、光ディスク20の表面を基準とするため、光ピックアップ5等の光学的な特性のばらつき、温度変化等の環境変化、或いは光ディスク20における製造メーカや製品ごとの反射率のばらつき等により、マスク処理を行う期間等がずれてしまい、フェイク現象による大信号変化を検出し記録層として誤認識してしまう可能性がある。またマスク処理を行う期間について、光ピックアップ5の個別の特性に応じて工場出荷時等に調整作業を行う手間が必要となってしまう。
これに対してシステム制御部3は、フェイク現象による大信号変化を検出した上で、その次に大信号変化を検出した位置を記録層の位置として認識することにより、上述したような種々のばらつき等の影響を受けることが少なく、また光ピックアップ5の個別の調整作業等も不要とすることができる。
また、光ディスク駆動装置1のシステム制御部3は、フォーカス制御を開始する際、BDメディア20b又はDVDメディア20dの場合には、小信号変化を検出しBD用光ビーム又はDVD用光ビームが当該光ディスク20の表面に合焦したときからフォーカス制御準備状態とし、その後大信号変化を検出した時点で当該BD用光ビーム又はDVD用光ビームが当該光ディスク20の記録層近傍にあると判断してフォーカス制御を開始する。
一方、システム制御部3は、CDメディア20cの場合には、1回目の大信号変化、すなわちフェイク現象を検出したときからフォーカス制御準備状態とし、その後2回目の大信号変化を検出した時点で当該CD用光ビームが当該光ディスク20の記録層近傍にあると判断してフォーカス制御を開始する。
従ってシステム制御部3は、CD用光ビームをCDメディア20cに照射したときに一定の位置xfにおいて生じることが判明しているフェイク現象を利用し、当該フェイク現象が発生したときからフォーカス制御準備状態とすることにより、その次に記録層の近傍において大信号変化を検出した時点でフォーカス制御を開始することができ、CD用光ビームの焦点を記録層に確実に合わせることができる。
このときシステム制御部3は、CDにおけるフォーカス制御の開始処理では、BD又はDVDにおけるフォーカス制御の開始処理と異なり、フェイク現象による1回目の大信号変化を信号層の検出と見なすのではなく、フォーカス制御準備状態への移行のトリガとして用いることにより、この1回目の大信号変化の検出を、信号層の検出として誤認識してしまうことを未然に防ぐことができる。
以上の構成によれば、光ディスク駆動装置1のシステム制御部3は、ディスク種類判別処理により光ディスク20の種類を判別する際、CD判別処理において、CD用光ビームによるサーチ動作を行い、フェイク現象として1回目の大信号変化を検出したときの位置xfから記録層に相当する2回目の大信号変化を検出した位置xsまでを移動距離d3として検出し、これを基に光ディスク20がCDメディア20cであるか否かを判別することにより、光ディスク20がCDメディア20cであるか否かを高い精度で正しく判別することができる。
またシステム制御部3は、フォーカス制御を開始する際、CDメディア20cの場合には、1回目の大信号変化としてフェイク現象を検出したときからフォーカス制御準備状態とし、その後2回目の大信号変化を検出した時点で当該CD用光ビームが当該光ディスク20の記録層近傍にあると判断してフォーカス制御を開始することにより、CD用光ビームの焦点を記録層に確実に合わせることができる。
(5)他の実施の形態
なお上述した実施の形態においては、CDメディア20cにおいてフェイク現象が発生することを利用し、当該フェイク現象の発生時に距離計測を開始し、またフォーカス制御準備状態とするようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばDVDメディア20dにおいてフェイク現象が発生することが判明している場合に、当該フェイク現象の発生時に距離計測を開始し、またフォーカス制御準備状態とする等、フェイク現象が発生する他の種類の光ディスク20に本発明を適用するようにしても良い。
また上述した実施の形態においては、サーチ動作中にフェイク現象が1回のみ生じる場合に、1回目の大信号変化の検出時に距離計測を開始して2回目の大信号変化の検出時に距離計測を終了し、また1回目の大信号変化の検出時にフォーカス制御準備状態として2回目の大信号変化の検出時にフォーカス制御を開始するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、サーチ動作中にフェイク現象が複数回生じ、かつ記録層による大信号変化を何番目に検出するかが予め判明している場合に、当該記録層による大信号変化よりも前に発生する特定のフェイク現象を距離計測の開始トリガとし又はフォーカス制御準備状態として、所定の順番の大信号変化を距離計測の終了トリガとし又はフォーカス制御を開始するようにしても良い。
例えばシステム制御部3は、CDメディア20cにおいてフェイク現象が3回発生し、且つ2回目のフェイク現象と3回目のフェイク現象との間に記録層による大信号変化を検出すること、すなわち3回目の大信号変化の検出時に光ビームが記録層に合焦することが予め判明している場合に、1回目のフェイク現象の発生時に距離計測を開始して3回目の大信号変化の検出時に距離計測を終了し、また1回目の大信号変化の検出時にフォーカス制御準備状態として3回目の大信号変化の検出時にフォーカス制御を開始するようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、フェイク現象による大信号変化と信号層による大信号変化とを組み合わせてディスク種類判別処理及びフォーカス制御開始処理を行うようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、フェイク現象による大信号変化と信号層による大信号変化との組み合わせにより、例えばDVDメディア20dにおいてフェイク現象が発生することが判明している場合に、当該DVDメディア20dの記録層の数を判別する等しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、対物レンズ7がCD用の波長780[nm]、DVD用の波長660[nm]及びBD用の波長405[nm]の3波長に対応するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、当該対物レンズ7が2波長や4以上の波長に対応するようにしても良く、要は対物レンズ7が特定の種類の光ディスク20に対して特定の波長の光ビームの焦点を特定の位置に合わせたときにフェイク現象が生じることが予め判明していれば良い。
さらに上述した実施の形態においては、フォーカスエラー信号SFE及びプルイン信号SPIにおける大信号変化を基にフェイク現象の発生を検出するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばフォーカスエラー信号SFEにおける信号変化のみを基にフェイク現象を検出するようにし、又は再生RF信号SRF等のフォトディテクタ9における受光信号の生成結果若しくは当該受光信号を基に演算される種々の信号の信号変化、或いはこれらの組み合わせを基にフェイク現象の発生を検出するようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、レーザダイオード6が単波長のレーザ光を出射するCD用レーザダイオード6c、DVD用レーザダイオード6d、及びBD用レーザダイオード6bにより構成されるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、レーザダイオード6として、例えばCD/DVD用の2種類の波長の光ビームを出射し得る2波長対応レーザダイオードとBD用レーザダイオード6bとを組み合わせるようにし、或いはCD/DVD/BD用の3種類の波長の光ビームを出射し得る3波長対応レーザダイオードを用いるようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、光ディスク駆動装置1が光ディスク20に情報を記録し、また当該光ディスク20から情報を再生する、すなわち記録及び再生の両方を行うようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば光ディスク駆動装置1が情報の再生のみを行う光ディスク再生装置や情報の記録のみを行う光ディスク記録装置である場合に本発明を適用するようにしても良い。さらには、光ディスク駆動装置1がCDメディア20c及びDVDメディア20dについては記録及び再生の両方を行い、BDメディア20bについては再生のみを行う場合に本発明を適用するようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、対物レンズとしての対物レンズ7と、検出部としてのフォトディテクタ9及び信号生成部10と、制御部としての制御部2とによって光記録媒体駆動装置としての光ディスク駆動装置1を構成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、その他種々の回路構成でなる対物レンズと、検出部と、制御部とによって光記録媒体駆動装置を構成するようにしても良い。
本発明は、複数の種類の光ディスクに対応した光ディスク駆動装置でも利用できる。
光ディスク駆動装置の構成を示す略線図である。 BD判別処理及びDVD判別処理における距離計測の説明に供する略線図である。 CD判別処理における距離計測(1)の説明に供する略線図である。 CD判別処理における距離計測(2)の説明に供する略線図である。 ディスク種類判別処理手順を示すフローチャートである。 BD用光ビームによる距離計測処理手順を示すフローチャートである。 CD用光ビームによる距離計測処理手順を示すフローチャートである。 BD及びDVDにおけるフォーカス制御の開始の説明に供する略線図である。 CDにおけるフォーカス制御の開始(1)の説明に供する略線図である。 CDにおけるフォーカス制御の開始(2)の説明に供する略線図である。 BDの場合におけるフォーカス制御開始処理手順を示すフローチャートである。 CDの場合におけるフォーカス制御開始処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1……光ディスク駆動装置、2……制御部、3……システム制御部、4……サーボ制御部、5……光ピックアップ、6……レーザダイオード、7……対物レンズ、8……アクチュエータ、9……フォトディテクタ、10……信号生成部、20……光ディスク、20c……CDメディア、20d……DVDメディア、20b……BDメディア、SFE……フォーカスエラー信号、SPI……プルイン信号。

Claims (9)

  1. 情報記録用の記録層が設けられた光記録媒体に光ビームを集光すると共に、所定の駆動部により当該光ビームの光軸に沿って移動される対物レンズと、
    上記光記録媒体により上記光ビームが反射されてなる反射光ビームを検出し検出信号を生成する検出部と、
    上記駆動部を制御して上記対物レンズを上記光記録媒体の遠方から近接させる際、上記光ビームが上記記録層に合焦したときに得られる合焦レベルと同程度の上記検出信号を得たときにおける上記対物レンズの焦点の位置を基準点とすると共に、上記合焦レベルの上記検出信号を予め指定された回数得たときに上記光ビームが上記記録層に合焦したことを認識する制御部と
    を具えることを特徴とする光記録媒体駆動装置。
  2. 上記制御部は、
    上記基準点における上記対物レンズの位置と上記光ビームが上記記録層に合焦したと認識したときの上記対物レンズの位置との距離を基に、上記光記録媒体の表面から上記記録層までの間隔が異なる複数種類の上記光記録媒体のうちいずれの上記光記録媒体であるかを判別する
    ことを特徴とする請求項1に記載の光記録媒体駆動装置。
  3. 上記制御部は、
    上記光記録媒体の種類に応じて、
    上記光ビームが上記記録層に合焦したときに得られる合焦レベルと同程度の上記検出信号を得たときにおける上記対物レンズの焦点の位置を基準点とするか、或いは上記光ビームが上記光記録媒体の表面に合焦したときにおける上記対物レンズの焦点の位置を上記基準点とするかを切り換える
    ことを特徴とする請求項2に記載の光記録媒体駆動装置。
  4. 上記制御部は、
    上記検出信号として、上記光ビームの焦点と上記記録層とのずれ量に応じて信号レベルが変化するフォーカスエラー信号を用いる
    ことを特徴とする請求項1に記載の光記録媒体駆動装置。
  5. 上記制御部は、
    上記光ビームが上記記録層に合焦したことを認識したときから、上記フォーカスエラー信号を基に上記駆動部をフィードバック制御して上記光ビームの焦点を上記記録層に合焦させ続けるフォーカス制御を開始する
    ことを特徴とする請求項4に記載の光記録媒体駆動装置。
  6. 上記制御部は、
    上記検出信号として、上記検出部により検出された上記反射光ビームの光量に応じて信号レベルが変化するプルイン信号を用いる
    ことを特徴とする請求項1に記載の光記録媒体駆動装置。
  7. 上記制御部は、
    上記検出信号として、上記光ビームの焦点と上記記録層とのずれ量に応じて信号レベルが変化するフォーカスエラー信号と、上記検出部により検出された上記反射光ビームの光量に応じて信号レベルが変化するプルイン信号とを組み合わせて用いる
    ことを特徴とする請求項1に記載の光記録媒体駆動装置。
  8. 上記対物レンズは、
    上記光ビームを2以上の焦点に集光する多焦点対物レンズである
    ことを特徴とする請求項1に記載の光記録媒体駆動装置。
  9. 情報記録用の記録層が設けられた光記録媒体に光ビームを集光する対物レンズを、当該光ビームの光軸に沿って当該光記録媒体の遠方から近接させる近接ステップと、
    上記光記録媒体により上記光ビームが反射されてなる反射光ビームを検出し検出信号を生成する検出ステップと、
    上記光ビームが上記記録層に合焦したときに得られる合焦レベルと同程度の上記検出信号を得たときにおける上記対物レンズの焦点の位置を基準点とする基準点設定ステップと、
    上記合焦レベルの上記検出信号を予め指定された回数得たときに上記光ビームが上記記録層に合焦したことを認識する認識ステップと
    を具えることを特徴とする光記録媒体駆動方法。
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