JP4107438B2 - 光ディスク装置 - Google Patents

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Description

本発明は、CD−ROM、CD−R、CD−RWドライブや、DVDドライブ、Blu−Ray Disc(ブルーレイ・ディスク)ドライブ等を含む光ディスク装置及び、その制御方法に関する。
近年では、光ディスク媒体のタイプが多様化している。どの光ディスク媒体も複数の層構造を有し、媒体表面側の保護層より内側に、信号を記録した信号面を備えている点では同じであるが、ディスク媒体の厚みや、表面から信号面までの距離、信号面の数(例えばDVDでは、最大2層の信号面を有する)、さらに信号面からの情報の読み出しに用いるべきレーザー光の波長など、多くのパラメータが異なっている。
このため、旧来は、各光ディスク媒体ごとに専用のドライブを用いるのが一般的であった。しかしながら、各ディスク媒体ごとに専用のドライブを購入、設置しなければならないのでは、利用者は、各ドライブの操作に習熟しなければならず、また経済的負担も大きい。そこで、複数のタイプの媒体に対応できるドライブ(光ディスク装置)が求められており、こうしたドライブのために、媒体のタイプごとに読み出しに用いる光源(レーザー)の波長が異なっていることを利用して、波長選択特性を有する光学素子を用いて1つの対物レンズにてレンズ開口数を変化させる技術が開発されている。
このようなドライブのための光学ピックアップ1は、図5に示すように、複数の波長のレーザー光を出力する発光素子11と、ビームスプリッタ12と、フォトディテクタ13と、対物レンズ体14とを含んで構成されている。また、対物レンズ体14は、対物レンズ14Lと、回折格子を含んだホログラム素子14Hとを含んでなる。
発光素子11は、例えば3つの互いに異なる波長のレーザー光を出力する半導体レーザー素子(いわゆる3波長レーザー)である。ここで3つの波長は、例えばブルーレイ・ディスクと、DVD(Digital Versatile Disk)と、CD(Compact Disc)とに対応させる場合、ブルーレイ・ディスクに対しては405ナノメートル、DVDに対しては650ナノメートル、CDに対しては780ナノメートルの波長のレーザー光を出力するよう制御される。
ビームスプリッタ12は、発光素子11が出力する光を、対物レンズ体14側へ導くとともに、媒体にて反射され、対物レンズ体14を通じて入力される光を、フォトディテクタ13側へ導く。フォトディテクタ13は、例えばN×Nのマトリクス状に配置された複数の光検出素子を備える。また、このフォトディテクタ13は、ビーム径を測定するため例えばシリンドリカルレンズを備える。ビームスプリッタ12によって導かれた光は、このシリンドリカルレンズを介して、複数の受光素子のそれぞれに到達する。そして、フォトディテクタ13は、複数の受光素子がそれぞれ検出した光の強度の信号をそれぞれ出力する。
対物レンズ体14のホログラム素子14Hは、対物レンズ体14を介して導かれた、媒体にて反射されたレーザー光を、その波長に応じた開口数(NA)となるよう屈折等させ、ビームスプリッタ12へ導く。また、対物レンズ14Lは、非球面レンズであり、ビームスプリッタ12及びホログラム素子14Hを通じて、発光素子11から導かれたレーザー光を、その波長ごとに異なる所定の焦点距離Fだけ離れた位置で焦点を結ぶよう、屈折させて出力する。また、この対物レンズ14Lは、媒体にて反射されたレーザー光を集光して、ホログラム素子14Hへ導く。
フォトディテクタ13が出力する信号(RF信号)からは、光学ディスク媒体の記録面に対するレーザー光のフォーカスのずれを表す信号(フォーカスエラー信号;FE信号)と、受光素子に到達した光の強度の和の信号(プルイン信号;PI信号)とが生成される。なお、このフォトディテクタ13が出力する信号からは、トラッキングエラーを表す信号(TE信号)等も生成されるのが普通であるが、ここでは詳細な説明を省略する。
ここでFE信号は図6(a)に示すような信号である。すなわち、FE信号は、フォーカスが合っている場合に略「0」となる。また、フォーカスが合っている位置を中心として、光ディスク媒体と対物レンズ体14との距離を変動させたとき、フォーカスが合っている位置から対物レンズ体14が所定の距離だけ離れたときにそれぞれ正負にピークを有する信号である。以下、この信号波形をフォーカスエラー波形と呼ぶ。
また、PI信号は図6(b)に示すような信号である。すなわち、このPI信号は、フォーカスがあっている位置でピークを有する。図6(a),(b)は、それぞれFE信号及びPI信号の概略を表す説明図である。
この光学ピックアップ1を用いると、対物レンズ14Lの平面部Pから媒体内部の信号面までの距離が上記焦点距離Fとなるように、つまり、信号面にフォーカスを合わせることができるように、対物レンズ体14と媒体表面との距離を制御することで、複数の光ディスク媒体に対応して信号を読み出すことが可能となる。ここで、フォーカスが合っているか否かは、上記FE信号及び/又はPI信号を用い、例えば、FE信号の絶対値がピークを越えてから所定しきい値を下回った(「0」に近くなった)ときにフォーカスが合っていると判断する。またはPI信号が所定のしきい値を越えたときにフォーカスが合っていると判断する。
なお、2層以上の信号面を有する光ディスク媒体において、対物レンズと媒体との位置関係を適切に制御する技術が特許文献1に開示されている。
特開2002−269770号公報
しかしながら、上記従来の光学ピックアップ1を用いて、多数の光ディスク媒体に対応させようとすると、対物レンズ体14を光ディスク媒体に向けて移動させつつ、信号面での反射光を捉えるまでに、当該対物レンズ体14内で、開口数を変化させるにあたり不要となった不要光が、光ディスク媒体の表面や信号面の反射光として、対物レンズ体14内部で反射して、少なくとも1つの偽信号(Fake)を検出してしまうことがある。
ここで対象となる光ディスク媒体の種類や性質によっては、信号面での反射光に係るFE信号及びPI信号と、FE信号やPI信号における偽信号との識別が困難な程度に各信号の形状が類似してしまうことが生じ得る。例えば、低反射率のメディア(CD−RW等)において、Fakeの発生原因が表面の反射による場合、信号面の反射光の強度がFakeの強度よりも小さくなることもある。
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、偽信号の発生の有無に関わらず、信号面にフォーカスを合わせることのできる光ディスク装置を提供することを、その目的の一つとする。
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、光ディスク装置であって、対物レンズを備え、光ディスクの反射光に基づく信号を出力する光学ピックアップと、前記光学ピックアップの対物レンズを、光ディスク面に対して相対移動させる駆動部と、前記駆動部により、前記対物レンズを光ディスク面に対して相対移動させつつ、対物レンズと光ディスク面との距離が、所定距離範囲となっている間で、前記光学ピックアップの出力信号から光ディスクの信号面での反射信号を検出する、フォーカス検出動作を行うフォーカス制御部と、を含むことを特徴としている。
ここで前記所定距離範囲は、前記光ディスク面での表面反射に伴う偽信号が検出された時点での前記光学ピックアップの対物レンズの位置から、前記光ディスク面までの範囲の少なくとも一部であってもよい。
ここで、前記フォーカス制御部は、前記フォーカス検出動作に先立って、前記駆動部により、前記対物レンズを光ディスク面に対して、予め定めたプリサーチ距離範囲で相対移動させるプリサーチ制御動作を行い、前記プリサーチ制御動作の間の前記光学ピックアップの出力信号に基づき、前記所定距離範囲を定めてもよい。
また、前記フォーカス制御部は、前記フォーカス検出動作に先立って、前記駆動部により、前記対物レンズを光ディスク面に対して、予め定めたプリサーチ距離範囲で相対移動させるプリサーチ制御動作を行い、前記プリサーチ制御動作の間の前記光学ピックアップの出力信号に基づき、前記信号面での反射信号の検出に関係するパラメータを決定し、フォーカス検出動作にて当該決定したパラメータを用いて、対物レンズと光ディスク面との距離が、所定距離範囲となっている間で、前記光学ピックアップの出力信号から光ディスクの信号面での反射信号を検出することとしてもよい。
これらにおいて、前記駆動部は、前記対物レンズを略定速で、所定初期位置から光ディスク面に対する相対移動を開始させ、前記フォーカス制御部は、前記相対移動開始後の所定の基準時点から、予め設定された検出開始時間だけ経過してから、前記光学ピックアップの出力信号から光ディスクの信号面での反射信号を検出することで、所定距離範囲となっている間でのフォーカス検出動作を行ってもよい。
ここで前記所定の基準時点は、前記光ディスク面での表面反射に伴う偽信号が検出された時点であり、前記検出開始時間は、前記相対移動開始から、前記所定の基準時点までの時間に基づいて定められることとしてもよい。
さらに、前記フォーカス制御部は、前記相対移動開始後の所定の基準時点から、予め設定された検出終了時間だけ経過した時点で、フォーカス検出動作を停止することとしてもよい。
さらに本発明の一態様に係る光ディスク装置は、対物レンズを備え、光ディスクの反射光に基づく信号を出力する光学ピックアップと、前記光学ピックアップの対物レンズを、光ディスク面に対して相対移動させる駆動部と、前記駆動部により、前記対物レンズを光ディスク面に対して相対移動させつつ、所定のタイミングから所定時間範囲となっている間で、前記光学ピックアップの出力信号から光ディスクの信号面での反射信号を検出する検出部と、を備えることを特徴としている。
ここで前記所定のタイミングは、前記光ディスク面での表面反射に伴う偽信号が検出された時点に基づいて定められるタイミングであり、前記所定時間範囲は、前記所定のタイミングから、前記光学ピックアップの対物レンズが前記光ディスク面に到達するタイミング以前に定められた時点までの範囲であってもよい。
また、本発明の別の態様に係る光ディスク装置の制御方法は、対物レンズを備え、光ディスクの反射光に基づく信号を出力する光学ピックアップと、前記光学ピックアップの対物レンズを、光ディスク面に対して相対移動させる駆動部と、を備える光ディスク装置の制御方法であって、前記駆動部により、前記対物レンズを光ディスク面に対して相対移動させつつ、対物レンズと光ディスク面との距離が、所定距離範囲となっている間で、前記光学ピックアップの出力信号から光ディスクの信号面での反射信号を検出し、当該信号面での反射信号の検出結果が、対物レンズと光ディスク面との距離を設定する処理に供されることを特徴としている。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。本発明の実施の形態に係る光ディスク装置は、図1に示すように、媒体支持部21、スピンドルモータ22、光学ピックアップ23、二軸アクチュエータ24、送りモータ25、ドライバアンプ26、RFアンプ27、サーボ信号処理部28、サーボ処理制御部29、及び信号処理部30を備えている。
媒体支持部21は、光ディスク媒体を回転可能に支持する。また、この媒体支持部21は、スピンドルモータ22から伝達される動力によって光ディスク媒体を回転させる。光学ピックアップ23は、図5に示した光学ピックアップと同様のものであり、一つの対物レンズと、3つないしそれ以上の、互いに異なる波長の光のうちいずれかの波長の光を選択的に放射可能なレーザーとを備え、例えばブルーレイ・ディスクと、DVDと、CDとに対応した、各波長のレーザーを選択的に放射するようになっている。また、この光学ピックアップ23は、ここでは二軸アクチュエータ24によって光ディスク媒体の動径方向、及び光ディスク媒体の面に垂直な方向の2つの方向(2軸)に移動可能になっている。
二軸アクチュエータ24は送りモータ25によって駆動される。この二軸アクチュエータ24は、光ディスク媒体の面に鉛直な方向に光学ピックアップ23を移動するアクチュエータ(フォーカス制御アクチュエータ)を備える。これにより、光学ピックアップ23に含まれる対物レンズ体14と、光ディスク媒体の表面との距離が制御される。
ドライバアンプ26は、送りモータ25に対してその駆動量を制御する。また、このドライバアンプ26は、サーボ信号処理部28から入力される信号に従って、二軸アクチュエータ24におけるフォーカス制御アクチュエータを駆動する。これら二軸アクチュエータ24やドライブアンプ26により本発明の駆動部が実現される。
RFアンプ27は、光学ピックアップ23が出力する、複数の光検出素子の各々の出力信号に基づいてFE信号及び/又はPI信号を生成して出力する。サーボ信号処理部28は、例えばDSP(Digital Signal Processer)を用いて実現でき、RFアンプ27が出力するPI信号のピークを検出する。また、このPI信号に対して、予め定められたPI信号しきい値(FOK;Focus OK)を越えたか否かを検出する。さらに、このサーボ信号処理部28は、RFアンプ27が出力するFE信号について、予め定められたFE信号しきい値(FZC;Focus Zero Cross)を用いた所定処理を行う。この処理については、後に詳しく述べる。サーボ信号処理部28は、これら検出の結果や、所定処理の結果をサーボ処理制御部29に出力する。
さらに、サーボ信号処理部28は、サーボ処理制御部29から入力される指示に従って、ドライバアンプ26に対してフォーカス制御アクチュエータの駆動に係る信号を出力する。サーボ処理制御部29は、例えばマイクロコンピュータであり、実行モジュールと記憶素子とを含む。このサーボ処理制御部29の記憶素子には、実行するべきプログラムや各種パラメータが格納され、実行モジュールは、当該記憶素子に格納されたプログラムに従って処理を行う。このサーボ処理制御部29は、サーボ信号処理部28から入力される信号(PI信号のピーク検出の結果に関する信号や、FE信号に関する処理結果の信号)等の入力を受けて、これらの信号に基づき、信号面にフォーカスが合った位置に、光学ピックアップ23と光ディスク媒体との距離を設定する処理(フォーカス制御処理)を実行する。このフォーカス制御処理については、後に詳しく述べる。これらサーボ信号処理部28やサーボ処理制御部29により、本発明のフォーカス制御部が実現される。
信号処理部30は、RFアンプ27が出力する信号に基づいて、光ディスク媒体に記録されていた信号を復調する。そしてこの信号処理部30は復調した信号を出力する。
ここで、サーボ信号処理部28及びサーボ処理制御部29における処理の具体的な内容について述べる。本実施の形態では、サーボ処理制御部29は、光学ピックアップ23が放射する光の焦点が光ディスク媒体の表面より対物レンズ体14側にある位置(以下、初期位置と呼ぶ)を起点に、光学ピックアップ23を一定の速度で光ディスク媒体の表面(ディスク面)に向けて接近するよう相対移動していき、信号面にフォーカスが合った位置で光学ピックアップ23の移動を停止させる。
すなわち、サーボ処理制御部29は、まず初期位置に光学ピックアップ23を移動する指示をサーボ信号処理部28に出力する。サーボ信号処理部28は、この指示に従ってドライバアンプ26に対してフォーカス制御アクチュエータの駆動に係る信号を出力し、光学ピックアップ23を初期位置に移動する。
次に、サーボ処理制御部29は、光学ピックアップ23をディスク面に向かって略定速で移動するようサーボ信号処理部28に指示する。サーボ信号処理部28は、この指示に従ってドライバアンプ26に対してフォーカス制御アクチュエータの駆動に係る信号を出力し、光学ピックアップ23の相対移動を開始させる。
サーボ信号処理部28は、光学ピックアップ23が出力する信号に基づいてFE信号とPI信号とを生成する。この信号は、光学ピックアップ23の移動に伴って、例えば図2に示すように変化する。すなわち、光学ピックアップ23が放射する光は、まず光ディスク媒体表面で焦点を結び、表面反射光となって光学ピックアップ23に入射する。この表面反射ではFE信号とPI信号とがそれぞれピークを有するカーブをなす(表面反射;S)。
さらに光学ピックアップ23をディスク面に近づけていくと、表面反射に伴う複数の偽信号群(F1,F2…)が現れる。ここからさらに光学ピックアップ23をディスク面に近接させていくと、信号面での反射光(T)が現れる。
サーボ処理制御部29は、光学ピックアップ23を初期位置から略定速で移動させる指示を行ったのち、フォーカス制御処理として図3に示すような処理を開始する。まず、PI信号とFE信号との少なくとも一方により、表面反射の信号(S)が現れるまで待機する(S1)。表面反射の信号が検出されると、サーボ処理制御部29は、図示しないタイマーをスタートさせる(S2)。
そしてサーボ処理制御部29は、処理S2においてスタートさせたタイマーの計時時刻が、予め定めたタイムアウト時間Toutを超えたか否かを調べ(S3)、超えていなければFE信号のフォーカスエラー波形やPI信号のピークが現れたか否かを調べる(S4)。ここでは、偽信号の出現を検出することになる。処理S4において偽信号が検出されない場合は、処理S3に戻って処理を続ける。また、処理S4において偽信号が検出された場合は、タイマーの計時時刻を、所定の偽信号、例えば最初の偽信号が検出された時点を表す情報(偽信号検出時刻)Tfake1として、取得する(S5)。また、光学ピックアップ23の移動速度の情報Vを用いて、表面反射Sを検出してから、最初の偽信号が検出されるまでの光学ピックアップ23の移動距離(偽信号検出位置)Pfake1を、移動速度の情報VとTfake1との乗算によって求めておく。
また、光ディスク媒体はそれぞれ、表面から信号面までの距離(基板厚さ)の下限及び上限が規格により定められているので、各光ディスク媒体に対応する波長に応じて、対応する光ディスク媒体ごとに、各光ディスク媒体に関する基板厚さの下限の値を検出開始位置Pmaskとし、上限の値を検出終了位置Plimitとして、サーボ処理制御部29に記憶させておく。
なお、ここですべての波長に亘ってFakeが現れない光ディスク媒体については、これら検出開始位置Pmaskと、検出終了位置Plimitとを記憶させておかなくてもよい。この場合、サーボ処理制御部29は、別途検出したディスク種類の情報に基づいて、Fakeが現れる光ディスク媒体であるか否かを調べ、Fakeが現れる光ディスク媒体であるときに、当該検出した光ディスク媒体の種類に関連づけて記憶されている検出開始位置Pmaskと、検出終了位置Plimitとを読み出す。
サーボ処理制御部29は、そして、処理S5において検出開始時間Tmaskと、検出終了時刻Tlimitとを
Tmask=Tfake1×Pmask/Pfake1
Tlimit=Tfake1×Plimit/Pfake1
としてそれぞれ演算する。
なお、Toutの値は、ここで測定されるTfake1よりも大きいことが好ましい。従って、例えば予め実験的にTfake1の測定値を得ておき、測定したTfake1よりも大きい値にToutを設定しておくようにする。
サーボ処理制御部29は、タイマーの計時時刻がTmaskを超えるまで待機し(S6)、タイマーの計時時刻がTmaskを超えると、フォーカス検出処理を開始する(S7)。
なお、処理S3において、タイマーの計時時刻が、予め定めたToutを超えた場合、つまり、偽信号の検出までにTout以上の時間がかかる場合は、対応していないディスク媒体が媒体支持部21にセットされたものとして、エラーを表す信号を出力する(S8)。
この処理により、光学ピックアップ23の対物レンズ14Lと、光ディスク面との距離が、Tmaskを超える時間だけ移動した後の距離範囲でフォーカス検出処理が実行される。つまり、光学ピックアップ23が一定の速度Vで駆動されている場合、Pmask=Tmask×Vよりも、光学ピックアップ23の対物レンズ14Lと光ディスク面との距離が小さくなるとの距離範囲で、光学ピックアップの出力信号から光ディスクの信号面での反射信号を検出するフォーカス検出動作が行われる。
なお、ここまでの説明では、光ディスク媒体に関する基板厚さの下限の値を利用して、検出開始時間Tmaskを定めているが、このTmaskをより簡便に、
Tmask=Tfake1×τ
などと定めてもよい。ここでτは1以上のパラメータである。一般に光ディスク媒体の面が水平面に対して傾きをもっている場合、光学ピックアップ23から光ディスク媒体の表面までの距離は、光ディスク媒体の回転に伴って変化してしまう(いわゆる面振れ)。このため、偽信号Fakeを検出した位置から信号面までの距離が変化する場合がある。また、光ディスク媒体の種類によっては、表面反射による偽信号Fakeに近い位置に、記録層での反射光による偽信号Fakeが生じることがある。このような場合に配慮して、Tmaskが、これらの偽信号Fakeが観測される期間より後となるよう、τを設定しておくこととすればよい。例えば、τ=1.25とすればよい。
この処理により、光学ピックアップ23の対物レンズ14Lと、光ディスク面との距離が、Tmaskを超える時間だけ移動した後の距離範囲でフォーカス検出処理が実行される。つまり、光学ピックアップ23が一定の速度Vで駆動されている場合、Pmask=Tmask×Vよりも、光学ピックアップ23の対物レンズ14Lと光ディスク面との距離が小さくなるとの距離範囲で、光学ピックアップ23の出力信号から光ディスクの信号面での反射信号を検出するフォーカス検出動作が行われる。
次に、サーボ処理制御部29によるフォーカス検出処理(フォーカス検出動作)について説明する。この処理ではサーボ処理制御部29は、図4に示すように、タイマーの計時時刻が処理S5にて演算したTlimitを超えたか否かを調べる(S11)。ここで、タイマーの計時時刻が処理S5にて演算したTlimitを超えた場合は、処理S8に移行して、対応していないディスク媒体が媒体支持部21にセットされたものとして、エラーを表す信号を出力する(A)。
一方、処理S11において、タイマーの計時時刻が処理S5にて演算したTlimitを超えていない場合は、PI信号が所定のしきい値FOKを超えたか否かを調べ(S12)、超えていない場合は処理S11に戻って処理を続ける。
処理S12において、PI信号が所定のしきい値FOKを超えたときには、FE信号を用いて信号面にフォーカスを合わせる処理を行う。この処理では、FE信号に関する2つのしきい値FZC1と、FZC2(FZC1>FZC2)が用いられる。すなわち、FE信号のフォーカスエラー波形によると、ディスク面に近接する方向に移動しているときに、フォーカスが合っている位置に近づくにつれ、信号が正のピーク値をとり、フォーカスが合っている位置で略「0」となるように急激に小さい値となる。そこで、ここでは一旦第1のしきい値FZC1を超え、次に、第2のしきい値FZC2を下回るタイミングでフォーカスが合ったと判断する。なお、これらのしきい値、FOKやFZC1,2が、光ディスク媒体の種類によって異なる場合は、光ディスク媒体ごとにこれらのしきい値、FOKやFZC1,2を設定しておき、予めどの光ディスク媒体がセットされたかを検出し(利用者から入力を受ける等)て、当該検出した種類の光ディスク媒体に関連づけて設定されているしきい値を取得して利用する。
すなわち、サーボ処理制御部29は、処理S12において、PI信号が所定のしきい値FOKを超えたときには、さらに、タイマーの計時時刻が処理S5にて演算したTlimitを超えたか否かを調べる(S13)。ここで、タイマーの計時時刻が処理S5にて演算したTlimitを超えた場合は、リトライ処理を実行する(S14)。リトライ処理については、後に述べる。
一方、処理S13において、タイマーの計時時刻が処理S5にて演算したTlimitを超えていない場合は、FE信号が第1のしきい値FZC1を超えたか否かを調べ(S15)、超えていない場合は処理S13に戻って処理を続ける。
また、処理S15において、FE信号が第1のしきい値FZC1を超えたときには、さらに、タイマーの計時時刻が処理S5にて演算したTlimitを超えたか否かを調べる(S16)。ここで、タイマーの計時時刻が処理S5にて演算したTlimitを超えた場合は、処理S14に移行してリトライ処理を実行する。
一方、処理S16において、タイマーの計時時刻が処理S5にて演算したTlimitを超えていない場合は、FE信号が第2のしきい値FZC2を下回ったか否かを調べ(S17)、下回っていない場合は処理S16に戻って処理を続ける。
一方、処理S17において、FE信号が第2のしきい値FZC2を下回ったときには、その時点でフォーカスが信号面に合ったものとして、光学ピックアップ23のディスク面に垂直な方向への移動を停止し、フォーカスサーボのループを閉じる(フォーカスサーボ・オン)するよう指示する(フォーカスロック制御;S18)。
なお、処理S14におけるリトライ処理では、初期位置に光学ピックアップ23を移動する指示をサーボ信号処理部28に出力するとともに、第1、第2のしきい値FZC1,2の値を所定の方法で更新し、処理S1に戻って処理を繰り返す。ここでしきい値の更新は、例えばFZC1,2をそれぞれ一定割合だけ低減させるなどの方法で行う。また、ここまでの説明では第1、第2のしきい値を用いているが、例えばここでの第2のしきい値FZC2のみを用い、FE信号をFZC2を超えるとき「H」、超えない場合に「L」となるよう2値化し、この2値化したFE信号の立ち下がりエッジを検出したときに、その時点でフォーカスが信号面に合ったものとして、光学ピックアップ23のディスク面に垂直な方向への移動を停止し、フォーカスサーボのループを閉じる(フォーカスサーボ・オン)するよう指示する(フォーカスロック制御)こととしてもよい。
ここでの処理S11、S13、S16におけるように、光学ピックアップ23の相対移動開始後の所定の基準時点(ここでは表面反射の検出時点)から、予め設定された検出終了時間だけ経過した時点で、フォーカス検出動作を停止することで、光学ピックアップ23が光ディスク媒体に接触する機会を低減できる。つまり、これにより光学ピックアップ23のフォーカス方向の移動速度をVとして、Tmask×VからTlimit×Vの間の所定距離範囲内でフォーカス検出の処理が行われることとなる。
また、この図3、図4に示す処理(フォーカス制御処理)の実行中は、光ディスク媒体の回転を停止しておくこととしてもよい。
また、本例では、最初に出現する偽信号Fake(F1)を基準にマスク時間を制御しているが、これに限られるものではなく、使用している光学系の特性に応じて、例えば、2番目に出現する偽信号FakeF2を基準としてもよい。この基準とする偽信号Fakeについては、出現し得る偽信号Fakeのうち、表面反射に比較的近い位置に生じる偽信号Fakeであり、かつ、信号レベルが比較的大きく、安定して出現することを条件に選択すればよい。
さらに、ここまでの説明では、Tfake1を毎回測定するようにしていたが、Tfake1やPfake1といったパラメータは、一般的には光学ピックアップ23の特性に依存するので、光学ピックアップ23ごとに、光ディスク装置の製造時に、表面から信号面までの距離(D)が既知である基準ディスクを用いてTfake1を検出するとともに、表面反射にフォーカスが合ってから信号面にフォーカスが合うまでの時間Tsignalを用いて、
Pfake1=(Tfake1/Tsignal)×D
として、Pfake1を定め、これらTfake1及びPfake1をサーボ処理制御部29に記憶させておいてもよい。
さらにここでは、PI信号に係るしきい値FOKや、FE信号に関するしきい値FZC1,2は、予め設定されたものとしているが、サーボ信号制御部29は、フォーカス制御処理に先立って、光学ピックアップ23を、予め定めたプリサーチ距離範囲で光ディスク媒体に対して相対移動させ(プリサーチ制御処理)を行い、この間に光学ピックアップ23からの出力信号に基づいて生成されたPI信号やFE信号に基づいて、上記各しきい値を定めてもよい。
ここでプリサーチ距離範囲は、例えば表面反射を検出した位置を基準として予め定めておく。そしてサーボ信号制御部29は、プリサーチ制御処理の間に入力されるPI信号のピークレベル(最大値)や、FE信号のピークレベル(最大/最小値)を計測し、当該計測の結果に基づく所定の方法で、FOKやFZC1,2を定めてもよい。
具体例として、PI信号のピークレベルの値PImaxに対し、所定の割合値η(0<η<1)を用いて、しきい値FOKを、
FOK=η×PImax
としてもよい。FZC1,2についても同様に、それぞれ対応する割合値を予め定めておき、当該割合値を用いて設定できる。このようにすると、光ディスク媒体の種類によって反射率が変化する場合に、セットされた光ディスク媒体の種類を別途検出することなく、しきい値を異ならせることができる。
さらに、ここまでの説明では、光学ピックアップ23の初期位置をディスク面から離れた位置として、当該初期位置からディスク面方向へ光学ピックアップ23を移動させながら、表面反射や偽信号、信号面での反射光を検出することとしているが、これとは逆に、信号面にフォーカスが合っている位置よりも、ディスク面に近い位置を初期位置とし、当該初期位置からディスク面から離れる方向へ光学ピックアップ23を移動させながら、信号面での反射光を検出することとしてもよい。このとき信号面よりもディスク内側にフォーカスが合っている場合にも、偽信号が現れるので、初期位置から相対移動を開始してから所定の距離だけ移動(時間が経過)してからフォーカス検出処理を行うこととして、偽信号による影響を低減する。
また、例えば最初に出現する偽信号Fakeの強度F1が、続いて出現する偽信号Fakeの強度F2,…Fnに比べて所定比率以上に大きい場合、つまり、F1>>F2…Fnの場合は、F1を検出するまでの時間はフォーカス検出処理を停止し、F1を検出した後に、フォーカス検出処理を開始することとしてもよい。
また、サーボ信号制御部29は、図4の処理S18にて光学ピックアップ23の移動を停止した時点でのタイマーの計時時刻Tsignalと、光学ピックアップ23の移動速度Vとを用いて、光ディスク媒体の表面から信号面までの距離Psignalを、
Psignal=Tsignal×V
として演算し、この演算結果を出力してもよい。また、この演算結果を用いて、光学ピックアップ23のフォーカス方向の移動を行うフォーカス制御アクチュエータを制御するなど、この演算結果を所定の処理に供してもよい。
さらに、サーボ信号制御部29は、フォーカス制御処理に先立って、光学ピックアップ23を、予め定めたプリサーチ距離範囲で光ディスク媒体に対して相対移動させ(プリサーチ制御処理)を行い、この間に光学ピックアップ23からの出力信号に基づいて生成されたPI信号やFE信号に基づいて、Tmaskや、Tlimitの値を定めてもよい。
すなわち、プリサーチ制御処理の間に、入力されるPI信号やFE信号に基づいて、例えば、PI信号において、信号面に近い位置での偽信号のピークが、信号面にフォーカスが合ったときのピークよりも所定割合より低い場合、表面反射を検出した時点からタイマーを計時し、この時点より後のPI信号のピーク値と、その検出時刻とを関連づけて記録したテーブルを生成する。そしてこの生成したテーブルについて、i=1から順に、i番目のエントリーのピーク値Pkiとi+1番目のエントリーのピーク値Pki+1とを比較し、
Pkn+1/Pkn>α
となるようなnを検索する。ここでαは、1以上の所定の比率しきい値である。サーボ信号制御部29は、当該検索したn番目のエントリーに記録されている時刻を信号面直前の偽信号の検出時刻Tfakelastとし、n+1番目のエントリーに記録されている時刻を、信号面にフォーカスが合った時刻(Tsignal)であるとして取得する。
サーボ信号制御部29は、これらの取得した情報に基づいて、
Tsignal>Tmask≧Tfakelast
となるようなTmaskを決定する。例えば、
Tmask=(Tsignal+Tfakelast)/2
などとして決定すればよい。
さらに、サーボ信号制御部29は、
Tlimit≧Tsignal
となるように、Tlimitを決定する。例えば、
Tlimit=1.2×Tsignal
などとして決定すればよい。
このように所定距離範囲内でPI信号やFE信号がどのように変化するか表す情報を予め取得してから、フォーカス制御処理を行うことで、例えば環境(温度や湿度)条件によってTfake1等の値がばらつく場合にも対応できる。
本実施の形態によれば、偽信号の発生する位置範囲で、フォーカスが合ったか否かを検出するなど、光学ピックアップのフォーカス方向の移動動作を停止しないようになり、偽信号の発生の有無に関わらず、信号面にフォーカスを合わせることができる。
また、偽信号の発生する位置等の情報は、ここでのフォーカスを合わせる制御のほか、反射率の測定、同じ波長の光を用いる複数種類の光ディスク間の種別判別(例えばCDと、CD−R、CD−RWとの区別)等の処理に用いてもよい。
本発明の実施の形態に係る光ディスク装置の例を表す構成ブロック図である。 光ピックアップからの出力信号に基づいて生成される信号の例を表す説明図である。 本発明の実施の形態に係る光ディスク装置におけるフォーカス制御処理の例を表すフローチャート図である。 本発明の実施の形態に係る光ディスク装置におけるフォーカス制御処理におけるフォーカス検出処理の例を表すフローチャート図である。 光ピックアップの構成例を表す概要図である。 フォーカスが合っている位置近傍でのフォーカスエラー信号とプルイン信号との概要を表す説明図である。
符号の説明
11 発光素子、12 ビームスプリッタ、13 フォトディテクタ、14 対物レンズ体、21 媒体支持部、22 スピンドルモータ、23 光学ピックアップ、24 二軸アクチュエータ、25 送りモータ、26 ドライバアンプ、27 RFアンプ、28 サーボ信号処理部、29 サーボ処理制御部、30 信号処理部。

Claims (6)

  1. 対物レンズを備え、光ディスクの反射光に基づく信号を出力する光学ピックアップと、
    前記光学ピックアップの対物レンズを、略定速で、所定初期位置から開始して、光ディスク面に対して相対移動させる駆動部と、
    前記駆動部により、前記対物レンズを光ディスク面に対して相対移動させつつ、対物レ
    ンズと光ディスク面との距離が、所定距離範囲となっている間で、前記光学ピックアップ
    の出力信号から光ディスクの信号面での反射信号を検出する、フォーカス検出動作を行う
    フォーカス制御部と、
    を含み、
    前記フォーカス制御部は、前記相対移動開始後、前記光ディスク面での表面反射に伴う偽信号が検出された時点から、予め設定された検出開始時間だけ経過してから、前記光学ピックアップの出力信号から光ディスクの信号面での反射信号を検出することで、所定距離範囲となっている間でのフォーカス検出動作を行い、
    前記検出開始時間は、前記相対移動開始後、前記光ディスク面での表面反射による反射信号が検出された時点から、前記偽信号が検出された時点までの時間に基づいて定められる
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 請求項1に記載の光ディスク装置であって、
    前記フォーカス制御部は、前記フォーカス検出動作に先立って、前記駆動部により、前記対物レンズを光ディスク面に対して、予め定めたプリサーチ距離範囲で相対移動させるプリサーチ制御動作を行い、前記プリサーチ制御動作の間の前記光学ピックアップの出力信号に基づき、前記所定距離範囲を定めることを特徴とする光ディスク装置。
  3. 請求項1または2に記載の光ディスク装置であって、
    前記フォーカス制御部は、前記フォーカス検出動作に先立って、前記駆動部により、前記対物レンズを光ディスク面に対して、予め定めたプリサーチ距離範囲で相対移動させるプリサーチ制御動作を行い、前記プリサーチ制御動作の間の前記光学ピックアップの出力信号に基づき、前記信号面での反射信号の検出に関係するパラメータを決定し、フォーカス検出動作にて当該決定したパラメータを用いて、対物レンズと光ディスク面との距離が、所定距離範囲となっている間で、前記光学ピックアップの出力信号から光ディスクの信号面での反射信号を検出することを特徴とする光ディスク装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の光ディスク装置であって、
    前記フォーカス制御部は、前記光ディスク面での表面反射に伴う偽信号が検出された時点から、予め設定された検出終了時間だけ経過した時点で、フォーカス検出動作を停止することを特徴とする光ディスク装置。
  5. 対物レンズを備え、光ディスクの反射光に基づく信号を出力する光学ピックアップと、
    前記光学ピックアップの対物レンズを、略定速で、所定初期位置から開始して、光ディスク面に対して相対移動させる駆動部と、
    前記駆動部により、前記対物レンズを光ディスク面に対して相対移動させつつ、前記光ディスク面での表面反射に伴う偽信号が検出された時点から、予め設定された検出開始時間だけ経過してから、前記光学ピックアップの出力信号から光ディスクの信号面での反射信号を検出する検出部と、
    を備え
    前記検出開始時間は、前記相対移動開始後、前記光ディスク面での表面反射による反射信号が検出された時点から、前記偽信号が検出された時点までの時間に基づいて定められる
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  6. 対物レンズを備え、光ディスクの反射光に基づく信号を出力する光学ピックアップと、
    前記光学ピックアップの対物レンズを、略定速で、所定初期位置から開始して、光ディスク面に対して相対移動させる駆動部と、を備える光ディスク装置の制御方法であって、
    前記駆動部により、前記対物レンズを光ディスク面に対して相対移動させつつ、前記光ディスク面での表面反射に伴う偽信号が検出された時点から、予め設定された検出開始時間だけ経過してから、前記光学ピックアップの出力信号から光ディスクの信号面での反射信号を検出するステップを含み、
    前記検出開始時間は、前記相対移動開始後、前記光ディスク面での表面反射による反射信号が検出された時点から、前記偽信号が検出された時点までの時間に基づいて定められ、
    前記信号面での反射信号の検出結果が、対物レンズと光ディスク面との距離を設定する処理に供されることを特徴とする光ディスク装置の制御方法。
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