JP4978167B2 - 光ディスク再生装置、光ディスク記録層の検出方法及び光ディスク記録層の検出プログラム - Google Patents

光ディスク再生装置、光ディスク記録層の検出方法及び光ディスク記録層の検出プログラム Download PDF

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本発明は、光ディスク再生装置、光ディスク記録層の検出方法及び光ディスク記録層の検出プログラムに関する。
従来から、光情報記憶媒体(以下、光ディスク)であるDVD(Digital Versatile Disc)、CD(Compact Disc)、BD(Blu-ray Disc)などにデータを記録し、或いは記録されたデータを再生する光ディスク再生装置が知られている。当該光ディスク再生装置として、DVD、CD、及びBDのマルチプレーヤー(マルチレコーダー)が商品化されている。
当該マルチプレーヤーではBDに対応するため、NA(Numerical Aperture)の大きい対物レンズを用いる。この場合、球面収差の影響を受けやすい。このため、ディスクの基板厚やピックアップの固体のばらつきによって発生する球面収差が無視できない値となる。
球面収差補正の機能としては、ビームエクスパンダ機能が知られている。ここで、ビームエクスパンダ機能とは、光源から射出される光束を調整することにより球面収差補正を行う機能のことをいう。当該ビームエクスパンダ機能により、光ディスクの基板厚や光ピックアップ固体ばらつきによって発生する球面収差を補正することができる。
また、球面収差補正の技術としては、予め球面収差補正量を光ディスクの情報記録層に対して最適化した後、フォーカスサーチ動作を実行し、焦点引き込みを行う技術が知られている。これにより、目標とする情報記録層に確実に焦点引き込み動作を行うことが可能となる(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−39125号公報
しかし、ビームエクスパンダ機能により球面収差補正を行う際、球面収差の補正値を固定すると、メディア及び光ディスクの記録層毎に最適な球面収差補正値が異なる。このため、球面収差補正値が最適でない光ディスクの記録層の多層成分に対しては、当該多層成分から適切な光量の反射光が得られない場合があった。この場合、メディア検出に時間がかかり、光ディスクの再生までに長い時間を要していた。また、上記特許文献1の技術では、光ディスクの記録層の多層成分毎に球面収差補正を行っていなかった。
本発明の課題は、光ディスクの記録層の多層成分を確実に検出可能とすることである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の光ディスク再生装置は、
光源、前記光源から射出される光束を光ディスクの記録面に集光させる対物レンズ、前記対物レンズを光ディスクの記録面と略垂直な方向に移動させる第1の駆動手段、前記光源から射出される光束を調整する複数のレンズを有するビームエクスパンダ、前記ビームエクスパンダの少なくとも1つのレンズを光ディスクの記録面と略垂直な方向に移動させる第2の駆動手段、及び前記光束が前記光ディスク反射した戻り光を受光し、その受光量に対応する検出信号を出力する光検出器を有する光ピックアップと、
前記光検出器により検出される検出信号に基づいてフォーカスエラー信号を生成する信号生成手段と、
前記第1の駆動手段を駆動して前記対物レンズを前記光ディスクの記録面と略垂直方向に移動させ、前記光ディスクにおいて、対物レンズにより集光される光束の入射面から最も離間した位置に配置される最上層の記録層に前記光束が集光するように移動させるとともに、前記第2の駆動手段を駆動して前記光ディスクの前記最上層の記録層における球面収差が最少となる位置に前記ビームエクスパンダの少なくとも1つのレンズを調整した後に、前記第2の駆動手段を駆動して前記光ディスクの前記最上層の記録層より、当該光ディスクの記録層の数に応じて規定されている所定の記録層間距離分離間した記録層球面収差補正が最小となるように前記ビームエクスパンダの少なくとも1つのレンズを調整し、前記第1の駆動手段を駆動して、前記最上層の記録層より前記光ディスクの記録層における当該光ディスクの記録層の数に応じて規定されている所定の記録層間距離分、前記対物レンズを移動させて、前記最上層の記録層より所定層間距離分離間した記録層のフォーカスエラー信号の検出有無より前記光ディスクの多層構造における記録層の位置を検出する制御手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の光ディスク再生装置において、
前記制御手段によって前記第1の駆動手段を駆動して前記対物レンズを前記光ディスクの記録面と略垂直方向に移動させる際、前記信号生成手段により生成された前記フォーカスエラー信号の振幅に基づいて前記光ディスクの信号の読取に用いられる波長に応じて規定されたメディアの種類を判定するメディア判定手段備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明の光ディスク記録層の検出方法は、
光ピックアップの光源から射出される光束が光ディスク反射した戻り光を受光し、その受光量に対応する検出信号を出力する光検出器から出力された検出信号に基づいてフォーカスエラー信号を生成する信号生成工程と、
光源から射出される光束を光ディスクの記録面に集光させる対物レンズを当該光ディスクの記録面と略垂直な方向に移動させる第1の駆動手段を駆動して前記対物レンズを前記光ディスクの記録面と略垂直方向に移動させ、前記光ディスクにおいて、対物レンズにより集光される光束の入射面から最も離間した位置に配置される最上層の記録層に前記光束が集光するように移動させるとともに、光源から射出される光束を球面収差補正するビームエクスパンダの少なくとも1つのレンズを光ディスクと略垂直な方向に移動させる第2の駆動手段を駆動して前記光ディスクの前記最上層の記録層における球面収差が最少となる位置に前記ビームエクスパンダの少なくとも1つのレンズを調整した後に、前記第2の駆動手段を駆動して前記光ディスクの前記最上層の記録層より、当該光ディスクの記録層の数に応じて規定されている所定の記録層間距離分離間した記録層球面収差補正が最小となるように前記ビームエクスパンダの少なくとも1つのレンズを調整し、前記第1の駆動手段を駆動して、前記最上層の記録層より前記光ディスクの記録層における当該光ディスクの記録層の数に応じて規定されている所定の記録層間距離分、前記対物レンズを移動させて、前記最上層の記録層より所定層間距離分離間した記録層のフォーカスエラー信号の検出有無より前記光ディスクの多層構造における記録層の位置を検出する制御工程と、
を含むことを特徴とする。
請求項4に記載の発明の光ディスク記録層の検出プログラムは、
コンピュータを、
光ピックアップの光源から射出される光束が光ディスクを反射した戻り光を受光し、その受光量に対応する検出信号を出力する光検出器から出力された検出信号に基づいてフォーカスエラー信号を生成する信号生成手段、
光源から射出される光束を光ディスクの記録面に集光させる対物レンズを当該光ディスクの記録面と略垂直な方向に移動させる第1の駆動手段を駆動して前記対物レンズを前記光ディスクの記録面と略垂直方向に移動させ、前記光ディスクにおいて、対物レンズにより集光される光束の入射面から最も離間した位置に配置される最上層の記録層に前記光束が集光するように移動させるとともに、光源から射出される光束を球面収差補正するビームエクスパンダの少なくとも1つのレンズを光ディスクと略垂直な方向に移動させる第2の駆動手段を駆動して前記光ディスクの前記最上層の記録層における球面収差が最少となる位置に前記ビームエクスパンダの少なくとも1つのレンズを調整した後に、前記第2の駆動手段を駆動して前記光ディスクの前記最上層の記録層より、当該光ディスクの記録層の数に応じて規定されている所定の記録層間距離分離間した記録層球面収差補正が最小となるように前記ビームエクスパンダの少なくとも1つのレンズを調整し、前記第1の駆動手段を駆動して、前記最上層の記録層より前記光ディスクの記録層における当該光ディスクの記録層の数に応じて規定されている所定の記録層間距離分、前記対物レンズを移動させて、前記最上層の記録層より所定層間距離分離間した記録層のフォーカスエラー信号の検出有無より前記光ディスクの多層構造における記録層の位置を検出する制御手段、
として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、光ディスクの多層構造における記録層の位置を確実に検出可能とすることができる。
以下、添付図面を参照して本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
図1〜図9を参照して、本発明に係る実施の形態を説明する。図1に本発明に係る光ディスク再生装置1の装置構成を示す。図2にフォーカスアップ及びフォーカスダウン時のFE振幅を示す。図3に光ディスク11の記録層の各層の位置を示した図を示す。図4〜図8に多層成分検出処理の流れを示す。図9に光ディスクの記録層の層数が1層、2層、4層及び8層であった場合のFE振幅を示す。
先ず、図1を参照して光ディスク再生装置1の装置構成について説明する。
光ディスク再生装置1は、光ディスク11と、スピンドルモータ12と、光ピックアップ13と、APC(Auto Power Control)回路14と、レーザードライバ15と、対物レンズドライバ16と、ビームエクスパンダドライバ17と、信号生成回路18と、DSP(Digital Signal Processor)19と、コントローラ20と、を備えて構成される。
光ディスク11は、CD、CD−R/RW(Recordable/ReWriteable)、DVD、DVD−R/RW、BD等である。スピンドルモータ12は、ターンテーブルやクランプ機構(図示省略)にて保持する光ディスク11を、所定の回転速度で回転駆動する。
光ピックアップ13は、コントローラ20の制御により、光ディスク11にレーザー光を照射して映像データ及び音声データ等の再生を可能とする。光ピックアップ13は、対物レンズ30と、制御コイル31と、ビームエクスパンダ32と、歯車33と、駆動手段としての駆動モータ34と、λ/4板35と、偏光ビームスプリッタ36と、集光レンズ37と、APC用偏光ビームスプリッタ38と、集光レンズ39と、フロントモニタダイオード(フロントフォトダイオード)40と、コリメータレンズ41と、レーザーダイオード42と、を備えて構成される。
対物レンズ30は、レーザーダイオード42から射出された光束を光ディスク11の記録面に集光させると共に光ディスク11の記録面から反射された反射光束を集光する。
制御コイル31は、対物レンズドライバ16から出力された駆動信号に応じて、対物レンズ30を光ディスク11の記録面と垂直な方向に移動させて光ディスク11の記録面に集光される光束の焦点を調整する。また、制御コイル31は、対物レンズドライバ16から出力された駆動信号に応じて、対物レンズ30を光ディスク11の半径方向に移動させる。
ビームエクスパンダ32は、光源から射出される光束を調整する。ビームエクスパンダ32は、凹レンズ32Aと、凸レンズ32Bと、を備える。凹レンズ32Aは、λ/4板35より偏光された光を凸レンズ32Bに導く。また、凹レンズ32Aは、駆動モータ34の動力によって、光ディスク11の記録面と垂直な方向に移動する。
歯車33は、駆動モータ34の動力により駆動する。歯車33の動力は凹レンズ32Aに伝達される。駆動モータ34は、ステッピングモータで構成され、コントローラ20内のCPU20Aの指示に基づく制御信号に応じた駆動信号を歯車33に出力し、当該歯車33を駆動させる。したがって、駆動モータ34は、歯車33を介してビームエクスパンダ32の凹レンズ32Aを光ディスク11の記録面と略垂直で、且つ当該光ディスク11の記録面に近づく方向又は光ディスク11の記録面から離れる方向に移動させる。
λ/4板35は、直線偏光を円偏光に変換する。偏光ビームスプリッタ36は、APC用偏光ビームスプリッタ38を透過した光束を光ディスク11に導く。そして、光ディスク11で反射された光束を、集光レンズ37に導く。
集光レンズ37は、偏光ビームスプリッタ36により導かれた光束を集光し、フォトダイオード43に導く。
APC用偏光ビームスプリッタ38は、レーザーダイオード42から出射される直線偏光の一部を反射し、当該直線偏光の一部を透過させる。集光レンズ39は、APC用偏光ビームスプリッタ38で反射された光束をAPC回路14に導く。
フロントモニタダイオード40は、集光レンズ39が集光した光束を受光し、当該受光した光束に応じた電気信号に変換する。コリメータレンズ41は、レーザーダイオード42から出射されたレーザー光を屈折させて平行光にする。
レーザーダイオード42は、レーザー光を発生する半導体レーザーダイオードである。当該レーザーダイオード42は、波長の異なるCDレーザーダイオード、DVDレーザーダイオード及びBDレーザーダイオードを有する。
フォトダイオード43は、光ディスク11の記録面から反射される光束を受光し、受光量に対応する検出信号を出力する。また、フォトダイオード43は、受光素子「A」〜「F」を構成する。この受光素子「A」〜「F」に基づいて、トラッキングエラー信号(TE信号)、フォーカスエラー信号(FE信号)、RF信号が生成される。
レーザードライバ15は、コントローラ20内のCPU20Aによる指示に基づく制御信号に応じた駆動信号を、レーザーダイオード42に出力し、当該レーザーダイオード42を駆動させる。対物レンズドライバ16は、DSP19に入力されるFE信号及びTE信号に基づいて生成される制御信号に応じた駆動信号を、制御コイル31に出力し、当該制御コイル31を駆動させる。
APC回路14は、フロントモニタダイオード40から電気信号を受信し、当該電気信号に基づく電圧を基準電圧と比較する。そして、当該比較結果に基づく制御信号に応じた駆動信号をレーザードライバ15に出力して、レーザーダイオード42の光量を一定に制御する。
ビームエクスパンダドライバ17は、コントローラ20内のCPU20Aによる指示に基づく制御信号に応じた駆動信号を、駆動モータ34に出力し、当該駆動モータ34を駆動させる。
信号生成回路18は、フォトダイオード43により検出される検出信号に基づいて、TE信号、FE信号、RF信号を生成する。ここで、TE信号、FE信号、RF信号は式(1)〜(3)により生成される。
TE={(A+D)−(B+C)}−α{(E−F)+(G−H)}・・・(1)
FE=(A+C)−(B+D)・・・(2)
RF=A+B+C+D・・・(3)
ここで、式(1)におけるαは所定の係数である。
また、信号生成回路18で生成された各種信号は、DSP19内の図示しない位相補償回路を経て制御コイル31の駆動信号として出力される。
DSP19は、コントローラ20により制御される信号処理回路である。DSP19は、信号生成回路18により生成された信号に基づいて、FEレベルを生成する。
コントローラ20は、光ディスク再生装置1の動作を中央制御する。コントローラ20は、CPU(Central Processing Unit)20Aと、ROM(Read Only Memory)20Bと、記憶手段としてのRAM(Random Access Memory)20Cと、を備える。
CPU20Aは、各部を中央制御する。ROM20Bは、情報を読み出し可能なメモリであり、特に、多層成分検出プログラムを記憶する。RAM20Cは、情報を格納する揮発性のメモリであり、各種プログラム及び各種データを展開するワークエリアを有する。
コントローラ20は、ROM20Bに記憶されているシステムプログラム及び各種アプリケーションプログラムの中から指定されたプログラムやRAM20Cに記憶されたデータを読み出して当該RAM20Cに展開し、そのRAM20Cに展開されたプログラムやデータとCPU20Aとの協働で、各種処理を実行する。
コントローラ20は、多層成分検出プログラムにより、制御コイル31を駆動して対物レンズ30を光ディスク11の記録面と略垂直方向に移動させ、駆動モータ34を駆動して光ディスク11の記録層の層毎で球面収差量が最少となる位置にビームエクスパンダ32の凹レンズ32Aを調整し、フォーカスエラー信号に基づいて光ディスク11の記録層の多層成分を検出する。
コントローラ20は、光ディスク11の再生制御を行う。具体的には、コントローラ20は、ビームエクスパンダドライバ17及びレーザードライバ15を制御し、フォーカスサーボ、トラッキングサーボ及びスピンドルサーボ等のサーボをオンし、光ピックアップ13等により光ディスク11のデータを読み取り、DSP19によりそのデータのRF信号に各種信号処理を施し、図示しないD/A変換部によりアナログ変換して図示しない表示部や音声出力部に再生出力させる。
次に、図2を参照して、対物レンズ30をフォーカスアップ及びフォーカスダウンした時のFE振幅(FEレベル)について説明する。図2(A)に対物レンズ30をフォーカスアップ及びフォーカスダウンした時のFE振幅を示す。図2(B)に対物レンズ30をフォーカスダウンする際、ビームエクスパンダ32の凹レンズ32Aを調整した時のFE振幅を示す。ここで、フォーカスアップ(アップスイープ)とは、対物レンズ30が光ディスク11の記録面から近づく方向へ移動することをいう。具体的には、対物レンズドライバ16から制御コイル31へ駆動信号が出力され、当該制御コイル31が対物レンズ30を光ディスク11の記録面から近づく方向へ移動させることをいう。また、フォーカスダウン(ダウンスイープ)とは、対物レンズ30が光ディスク11の記録面から離れる方向へ移動することをいう。具体的には、対物レンズドライバ16から制御コイル31へ駆動信号が出力され、当該制御コイル31が対物レンズ30を光ディスクの記録面から離れる方向へ移動させることをいう。
図2(A)のS1は、対物レンズドライバ16から出力される駆動信号を示す。当該駆動信号に基づいて、制御コイル31が駆動し、対物レンズ30をフォーカス方向に移動させる。ここで、フォーカス方向とは、光ディスク11の記録面と略垂直な方向(フォーカスアップ又はフォーカスダウンする方向)のことをいう。また、図2(A)のS2は、FE振幅を示す。このFE振幅(S字状の波形)により、光ディスク11のメディアの種類及び多層成分を判別することができる。
図2(B)のS3は図2(A)のS1と同様に、対物レンズドライバ16から出力される駆動信号を示す。ここで、S3において一定値を示す部分(図中のS3A及びS3Bの部分)は、ビームエクスパンダ32の凹レンズ32Aの調整時間に該当する。ここで、ビームエクスパンダ32の凹レンズ32Aの調整時間とは、凹レンズ32Aをフォーカス方向に移動させる時間のことをいう。具体的には、対物レンズドライバ16から出力される駆動信号は一定のままで、ビームエクスパンダドライバ17から出力される駆動信号が駆動モータ34に出力され、当該駆動モータ34が回転駆動することにより凹レンズ32Aがフォーカス方向に移動する時間のことをいう。この場合、FE信号の振幅はS4のようになる。S4をS2と比較すると、S4のFE信号のS字状の波形の間隔は、ビームエクスパンダ調整時間分ずれる。
次に、図3を参照して、光ディスク11がBDであった場合における記録層の各層の位置を説明する。図3に、光ディスク11がBDであった場合における記録層の各層の位置を示した図を示す。「8層」、「6層」、「4層」、「2層」、「1層」は、光ディスク11の記録層の層数を示す。また、各層のL0層、8層の「L8_1」〜「L8_7」、6層の「L6_1」〜「L6_5」、4層の「L4_1」〜「L4_3」、2層の「L2_1」は、光ディスク11の記録層の各層の名称を示す。L0層は、光ディスク11の記録層エリアの最上層を示す。また、記録層エリアの下には、保護層が形成される。例えば、光ディスク11が4層であった場合、記録層の各層の名称は、「L4_1」、「L4_2」、「L4_3」となる。以下、各層の名称は、当該名称にしたがうものとする。
次に、本実施の形態の光ディスク再生装置1の動作について図4〜図7を参照して説明する。まず、図4を参照して、光ディスク再生装置1で実行される多層成分検出処理の流れについて説明する。多層成分検出処理は、光ディスク11の記録層の層数を検出する処理である。
例えば、光ディスク再生装置1において、光ディスク11の再生処理が行われること等をトリガとして、ROM20Bから読み出されて適宜RAM20Cに展開された多層成分検出プログラムと、CPU20Aとの協働により多層成分検出処理が実行される。
先ず、ビームエクスパンダ32の凹レンズ32Aの位置がL0層で最適となる位置に移動される(ステップS101)。ここで、凹レンズ32Aの位置がL0層で最適となる位置とは、球面収差量がL0層で最小となる凹レンズ32Aの位置のことをいう。当該位置は、光ディスク11及び光ピックアップ13の光学的な配置に基づいて定まる。当該位置を示す値(即ち、駆動モータ34に印加される電圧値)は、予めRAM20Cに格納されている。当該RAM20Cに格納されている値が読み出され、読み出された値に基づいてビームエクスパンダドライバ17から駆動信号が出力されることにより駆動モータ34が駆動され、ビームエクスパンダ32の凹レンズ32Aが移動される。以下、光ディスク11の記録層の他の層でも同じ動作が行われる。
ステップS101の実行後、ダウンスイープが開始される(ステップS102)。そして、対物レンズ30の位置が駆動下限か否かが判別される(ステップS103)。このとき、対物レンズ30の駆動下限値(即ち、制御コイル31に印加される電圧値)は、予めRAM20Cに格納されている。当該RAM20Cに格納されている値が読み出され、読み出された値と現在の制御コイル31に印加されている電圧値とが比較されて判別が行われる。ステップS103において、対物レンズ30の駆動下限でないと判別された場合(ステップS103;NO)、ステップS103へ移行される。
ステップS103において、対物レンズ30の駆動下限であると判別された場合(ステップS103;YES)、レーザーダイオード42のBD用レーザーがONされる(ステップS104)。そして、アップスイープが開始される(ステップS105)。
ステップS105の実行後、FE振幅があるか否かが判別される(ステップS106)。このステップは、図2(B)のS4に示したFE振幅があるか否かを判別するステップに該当する。FE振幅がないと判別された場合(ステップS106;NO)、対物レンズ30の駆動上限であるか否かが判別される(ステップS107)。このとき、対物レンズ30の駆動上限の値(即ち、制御コイル31に印加される電圧値)は予めRAM20Cに格納されている。当該RAM20Cに格納されている値が読み出され、読み出された値と現在の制御コイル31に印加されている電圧値とが比較されて判別が行われる。
ステップS107において、対物レンズ30の駆動上限でないと判別された場合(ステップS107;NO)、ステップS106に移行される。ステップS107において、対物レンズ30の駆動上限であると判別された場合(ステップS107;YES)、アップスイープが停止される(ステップS108)。ステップS108の実行後、光ディスク11は無いと判断される(ステップS109)。ステップS109の実行後、多層成分検出処理は終了する。
ステップS106において、FE振幅が有ると判別された場合(ステップS106;YES)、FE信号の振幅のレベルに基づいてBD層があるか否かが判別される(ステップS110)。この判別ステップは、図2(B)のS4に示すFE振幅に基づいて、BD層を判別するステップに該当する。また、BD層の判別方法として、FE信号の振幅(S字状のカーブ)が現れる時間間隔により判別することとしてもよい。ステップS110の実行後、対物レンズ30の駆動上限であるか否かが判別される(ステップS111)。対物レンズ30の駆動上限でないと判別された場合(ステップS111;NO)、ステップS111に移行される。対物レンズ30の駆動上限であると判別された場合(ステップS111;YES)、アップスイープが停止される(ステップS112)。
そして、BD層が有るか否かが判別される(ステップS113)。この判別ステップは、ステップS110の判別結果に基づいて判別される。ステップS113において、BD層がないと判別された場合(ステップS113;NO)、ダウンスイープが開始される(ステップS114)。ステップS114の実行後、対物レンズ30の駆動下限であるか否かが判別される(ステップS115)。対物レンズ30の駆動下限でないと判別された場合(ステップS115;NO)、ステップS115に移行される。対物レンズ30の駆動下限であると判別された場合(ステップS115;YES)、ダウンスイープが停止される(ステップS116)。ステップS114〜S116までは、光ディスク11がBDでない場合(例えば、DVD又はCDであった場合)のフローに該当する。
ステップS116の実行後、多層成分検出処理は終了する。
ステップS113において、BD層が有ると判別された場合(ステップS113;YES)、ダウンスイープが開始される(ステップS117)。そして、L0層のFE振幅が有るか否かが判別される(ステップS118)。FE振幅が無いと判別された場合(ステップS118;NO)、ステップS118に移行される。FE振幅が有ると判別された場合(ステップS118;YES)、ダウンスイープが停止される(ステップS119)。このとき、対物レンズ30の位置は、光ディスク11のL0層から反射光を得ることができる位置となる。
そして、フォーカスサーチ電圧VがRAM20Cに記憶される(ステップS120)。ここで、フォーカスサーチ電圧Vとは、対物レンズドライバ16から制御コイル31に印加される電圧(駆動信号)のことをいう。例えば、光ディスク11のL0層から反射光を得ることができる対物レンズ30の位置に対応するフォーカス電圧をnとすると、フォーカスサーチ電圧V=nがRAM20Cに記憶される。
ステップS120の実行後、ビームエクスパンダ32の凹レンズ32Aの位置がL8_1層で最適となる位置に移動される(ステップS121)。ここで、凹レンズ32Aの位置がL8_1層で最適となる位置とは、球面収差量がL8_1層で最小となる凹レンズ32Aの位置のことをいう。
ステップS121の実行後、ダウンスイープが開始される(ステップS122)。ここで、ダウンスイープは光ディスク11のL0層からL8_1層に向かって行われる。このとき、フォーカスサーチ電圧Vは、対物レンズドライバ16のDAC(Digital Analog Converter)の最小分解能m分ずつ引かれる(即ち、V=n−mとなる)。
そして、フォーカスサーチ電圧VがV=VL8_1であるか否かが判別される(ステップS123)。ここで、VL8_1とは、光ディスク11のL1層から反射光を得ることができる対物レンズ30の位置に対応する電圧のことをいう。このVL8_1は予め設定されており、RAM20Cに格納されている。ステップS123において、V=V=VL8_1でないと判別された場合(ステップS123;NO)、ステップS122に移行される。V=VL8_1であると判別された場合(ステップS123;YES)、光ディスク11のL8_1層でダウンスイープが停止される(ステップS124)。
ステップS124の実行後、光ディスク11のL8_1層のFE振幅があるか否かが判別される(ステップS125)。このステップは、後述する図9(C)に示す光ディスク11のL8_1層のFE振幅があるか否かを判別するステップに該当する。光ディスク11のL8_1層のFE振幅が有ると判別された場合(ステップS125;YES)、光ディスク11は8層BDと確定される(ステップS126)。そして、ダウンスイープが開始される(ステップS127)。
ステップS127の実行後、対物レンズ30の駆動下限であるか否かが判別される(ステップS128)。対物レンズ30の駆動下限でないと判別された場合(ステップS128;NO)、ステップS128に移行される。対物レンズ30の駆動下限であると判別された場合(ステップS128;YES)、ダウンスイープが停止される(ステップS129)。ステップS129の実行後、多層成分検出処理は終了する。
光ディスク11のL1層のFE振幅が無いと判別された場合(ステップS125;NO)、ビームエクスパンダ32の凹レンズ32Aの位置がL6_1層で最適となる位置に移動される(ステップS130)。ここで、凹レンズ32Aの位置がL6_1層で最適となる位置とは、球面収差量がL6_1層で最小となる凹レンズ32Aの位置のことをいう。
ステップS130の実行後、ダウンスイープが開始される(ステップS131)。ここで、ダウンスイープは光ディスク11のL8_1層からL6_1層に向かって行われる。そして、フォーカスサーチ電圧VがV=VL6_1であるか否かが判別される(ステップS132)。ここで、VL6_1とは、光ディスク11のL6_1層から反射光を得ることができる対物レンズ30の位置に対応する電圧のことをいう。このVL6_1は予め設定されており、RAM20Cに格納されている。ステップS132において、V=VL6_1でないと判別された場合(ステップS132;NO)、ステップS131に移行される。V=VL6_1であると判別された場合(ステップS132;YES)、光ディスク11のL6_1層でダウンスイープが停止される(ステップS133)。
ステップS133の実行後、光ディスク11のL6_1層のFE振幅があるか否かが判別される(ステップS134)。このステップは、後述する図9(B)に示す光ディスク11のL6_1層のFE振幅があるか否かを判別するステップに該当する。光ディスク11のL6_1層のFE振幅が有ると判別された場合(ステップS134;YES)、光ディスク11は6層BDと確定される(ステップS135)。そして、ダウンスイープが開始される(ステップS136)。ステップS136の実行後、対物レンズ30の駆動下限であるか否かが判別される(ステップS137)。対物レンズ30の駆動下限でないと判別された場合(ステップS137;NO)、ステップS137に移行される。対物レンズ30の駆動下限であると判別された場合(ステップS137;YES)、ダウンスイープが停止される(ステップS138)。ステップS138の実行後、多層成分検出処理は終了する。
光ディスク11のL6_1層のFE振幅が無いと判別された場合(ステップS134;NO)、ビームエクスパンダ32の凹レンズ32Aの位置がL4_1層で最適となる位置に移動される(ステップS139)。ここで、凹レンズ32Aの位置がL4_1層で最適となる位置とは、球面収差量がL4_1層で最小となる凹レンズ32Aの位置のことをいう。
ステップS139の実行後、ダウンスイープが開始される(ステップS140)。ここで、ダウンスイープは光ディスク11のL6_1層からL4_1層に向かって行われる。そして、フォーカスサーチ電圧VがV=VL4_1であるか否かが判別される(ステップS141)。ここで、VL4_1とは、光ディスク11のL4_1層から反射光を得ることができる対物レンズ30の位置に対応する電圧のことをいう。このVL4_1は予め設定されており、RAM20Cに格納されている。ステップS141において、V=VL4_1でないと判別された場合(ステップS141;NO)、ステップS140に移行される。V=VL4_1であると判別された場合(ステップS141;YES)、光ディスク11のL4_1層でダウンスイープが停止される(ステップS142)。
ステップS142の実行後、光ディスク11のL4_1層のFE振幅があるか否かが判別される(ステップS143)。このステップは、後述する図9(A)に示す光ディスク11のL4_1層のFE振幅があるか否かを判別するステップに該当する。光ディスク11のL4_1層のFE振幅が有ると判別された場合(ステップS143;YES)、光ディスク11は4層BDと確定される(ステップS144)。ステップS144の実行後、ダウンスイープが開始される(ステップS145)。そして、対物レンズ30の駆動下限であるか否かが判別される(ステップS146)。対物レンズ30の駆動下限でないと判別された場合(ステップS146;NO)、ステップS146に移行される。対物レンズ30の駆動下限であると判別された場合(ステップS146;YES)、ダウンスイープが停止される(ステップS147)。ステップS147の実行後、多層成分検出処理は終了する。
光ディスク11のL4_1層のFE振幅がないと判別された場合(ステップS143;NO)、ビームエクスパンダ32の凹レンズ32Aの位置がL2_1層で最適となる位置に移動される(ステップS148)。ここで、凹レンズ32Aの位置がL2_1層で最適となる位置とは、球面収差量がL2_1層で最小となる凹レンズ32Aの位置のことをいう。
ステップS148の実行後、ダウンスイープが開始される(ステップS149)。ここで、ダウンスイープは光ディスク11のL4_1層からL2_1層に向かって行われる。そして、フォーカスサーチ電圧VがV=VL2_1であるか否かが判別される(ステップS150)。ここで、VL2_1とは、光ディスク11のL2_1層から反射光を得ることができる対物レンズ30の位置に対応する電圧のことをいう。このVL2_1は予め設定されており、RAM20Cに格納されている。ステップS150において、V=VL2_1でないと判別された場合(ステップS150;NO)、ステップS149に移行される。V=VL2_1であると判別された場合(ステップS150;YES)、光ディスク11のL2_1層でダウンスイープが停止される(ステップS151)。
ステップS151の実行後、光ディスク11のL2_1層のFE振幅があるか否かが判別される(ステップS152)。光ディスク11のL2_1層のFE振幅が有ると判別された場合(ステップS152;YES)、光ディスク11は2層BDと確定される(ステップS153)。光ディスク11のL2_1層のFE振幅がないと判別された場合(ステップS152;NO)、光ディスク11は1層BDであると確定される(ステップS154)。そして、ステップS153及びS154の後、ダウンスイープが開始される(ステップS155)。そして、対物レンズ30の駆動下限であるか否かが判別される(ステップS156)。対物レンズ30の駆動下限でないと判別された場合(ステップS156;NO)、ステップS156に移行される。対物レンズ30の駆動下限であると判別された場合(ステップS156;YES)、ダウンスイープが停止される(ステップS157)。ステップS157の実行後、多層成分検出処理は終了する。
に移行される。
次に、図9を参照して、ビームエクスパンダ32の凹レンズ32Aを移動させたとき、FE振幅に基づいて光ディスク11の層数を確定する方法について説明する。図9(A)に、光ディスク11が1層又は2層である場合のFE振幅を示す。図9(B)に、光ディスク11が4層である場合のFE振幅を示す。図9(C)に、光ディスク11が8層である場合のFE振幅を示す。
図9(A)に示すように、光ディスク11のL2_1層に該当するFE振幅が得られた場合は、光ディスク11は2層BDと確定される。また、光ディスク11のL0層に該当するFE振幅のみが得られた場合は、光ディスク11は1層BDと確定される。同様に、図9(B)に示すように、光ディスク11のL4_1層に該当するFE振幅が得られた場合は、光ディスク11は4層BDと確定される。また、図9(C)に示すように、光ディスク11のL8_1層に該当するFE振幅が得られた場合は、光ディスク11は8層BDと確定される。
以上、本実施の形態によれば、駆動モータ34を駆動して光ディスク11の最上層の記録層L0より所定の記録層距離分離間した記録層に合わせた球面収差補正を行い、制御コイル31を駆動して光ディスク11の記録層の所定の記録層間距離分、対物レンズ30を移動させて、その記録層のフォーカスエラー信号の検出有無より光ディスク11の多層成分を検出することができる。これにより、光ディスク11の記録層の多層成分を確実に検出することができる。また、光ディスク11の記録層の多層成分を確実に検出することにより、光ディスク11の再生までの時間を短縮することができる。
また、制御コイル31を駆動して対物レンズ30を光ディスク11の記録面と略垂直方向に移動させる際、フォーカスエラー信号に基づいて光ディスク11のメディアの種類を判定することができる。
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係る光ディスク再生装置、光ディスク記録層の検出方法及び光ディスク記録層の検出プログラムの一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では駆動モータ34によりビームエクスパンダ32を調整する構成としたが、ピエゾ素子を用いてビームエクスパンダ32を調整する構成としてもよい。
また、上記実施の形態では、ビームエクスパンダ32の凹レンズ32Aを移動させる構成としたが、凸レンズ32Bを移動させる構成としてもよい。また、ビームエクスパンダ32の凹レンズ32A、凸レンズ32Bの両方を移動させる構成としてもよい。
また、上記実施の形態では、ビームエクスパンダ32により球面収差補正を行う構成としたが、電圧を加えることにより屈折率を変化させ、球面収差を付加するような液晶素子により球面収差補正を行う構成としてもよい。
その他、上記実施の形態における光ディスク再生装置1の細部構成及び詳細動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本発明に係る光ディスク再生装置1の構成図である。 フォーカスアップ及びフォーカスダウン時のFE振幅を示した図である。 光ディスク11の記録層の各層の位置を示した図である。 多層成分検出処理の流れを示すフローチャートである。 多層成分検出処理の流れを示すフローチャートである。 多層成分検出処理の流れを示すフローチャートである。 多層成分検出処理の流れを示すフローチャートである。 多層成分検出処理の流れを示すフローチャートである。 光ディスクの記録層の層数が1層、2層、4層及び8層であった場合のFE振幅を示す図である。
符号の説明
1 光ディスク再生装置
11 光ディスク
12 スピンドルモータ
13 光ピックアップ
14 APC回路
15 レーザードライバ
16 対物レンズドライバ
17 ビームエクスパンダドライバ
18 信号生成回路
19 DSP
20 コントローラ
20A CPU
20B ROM
20C RAM
30 対物レンズ
31 制御コイル
32 ビームエクスパンダ
32A 凹レンズ
32B 凸レンズ
33 歯車
34 駆動モータ
35 λ/4板
36 偏光ビームスプリッタ
37 集光レンズ
38 APC用偏光ビームスプリッタ
39 集光レンズ
40 フロントモニタダイオード
41 コリメータレンズ
42 レーザーダイオード
43 フォトダイオード

Claims (4)

  1. 光源、前記光源から射出される光束を光ディスクの記録面に集光させる対物レンズ、前記対物レンズを光ディスクの記録面と略垂直な方向に移動させる第1の駆動手段、前記光源から射出される光束を調整する複数のレンズを有するビームエクスパンダ、前記ビームエクスパンダの少なくとも1つのレンズを光ディスクの記録面と略垂直な方向に移動させる第2の駆動手段、及び前記光束が前記光ディスク反射した戻り光を受光し、その受光量に対応する検出信号を出力する光検出器を有する光ピックアップと、
    前記光検出器により検出される検出信号に基づいてフォーカスエラー信号を生成する信号生成手段と、
    前記第1の駆動手段を駆動して前記対物レンズを前記光ディスクの記録面と略垂直方向に移動させ、前記光ディスクにおいて、対物レンズにより集光される光束の入射面から最も離間した位置に配置される最上層の記録層に前記光束が集光するように移動させるとともに、前記第2の駆動手段を駆動して前記光ディスクの前記最上層の記録層における球面収差が最少となる位置に前記ビームエクスパンダの少なくとも1つのレンズを調整した後に、前記第2の駆動手段を駆動して前記光ディスクの前記最上層の記録層より、当該光ディスクの記録層の数に応じて規定されている所定の記録層間距離分離間した記録層球面収差補正が最小となるように前記ビームエクスパンダの少なくとも1つのレンズを調整し、前記第1の駆動手段を駆動して、前記最上層の記録層より前記光ディスクの記録層における当該光ディスクの記録層の数に応じて規定されている所定の記録層間距離分、前記対物レンズを移動させて、前記最上層の記録層より所定層間距離分離間した記録層のフォーカスエラー信号の検出有無より前記光ディスクの多層構造における記録層の位置を検出する制御手段と、
    を備えることを特徴とする光ディスク再生装置。
  2. 前記制御手段によって前記第1の駆動手段を駆動して前記対物レンズを前記光ディスクの記録面と略垂直方向に移動させる際、前記信号生成手段により生成された前記フォーカスエラー信号の振幅に基づいて前記光ディスクの信号の読取に用いられる波長に応じて規定されたメディアの種類を判定するメディア判定手段備えることを特徴とする請求項1に記載の光ディスク再生装置。
  3. 光ピックアップの光源から射出される光束が光ディスク反射した戻り光を受光し、その受光量に対応する検出信号を出力する光検出器から出力された検出信号に基づいてフォーカスエラー信号を生成する信号生成工程と、
    光源から射出される光束を光ディスクの記録面に集光させる対物レンズを当該光ディスクの記録面と略垂直な方向に移動させる第1の駆動手段を駆動して前記対物レンズを前記光ディスクの記録面と略垂直方向に移動させ、前記光ディスクにおいて、対物レンズにより集光される光束の入射面から最も離間した位置に配置される最上層の記録層に前記光束が集光するように移動させるとともに、光源から射出される光束を球面収差補正するビームエクスパンダの少なくとも1つのレンズを光ディスクと略垂直な方向に移動させる第2の駆動手段を駆動して前記光ディスクの前記最上層の記録層における球面収差が最少となる位置に前記ビームエクスパンダの少なくとも1つのレンズを調整した後に、前記第2の駆動手段を駆動して前記光ディスクの前記最上層の記録層より、当該光ディスクの記録層の数に応じて規定されている所定の記録層間距離分離間した記録層球面収差補正が最小となるように前記ビームエクスパンダの少なくとも1つのレンズを調整し、前記第1の駆動手段を駆動して、前記最上層の記録層より前記光ディスクの記録層における当該光ディスクの記録層の数に応じて規定されている所定の記録層間距離分、前記対物レンズを移動させて、前記最上層の記録層より所定層間距離分離間した記録層のフォーカスエラー信号の検出有無より前記光ディスクの多層構造における記録層の位置を検出する制御工程と、
    を含むことを特徴とする光ディスク記録層の検出方法。
  4. コンピュータを、
    光ピックアップの光源から射出される光束が光ディスク反射した戻り光を受光し、その受光量に対応する検出信号を出力する光検出器から出力された検出信号に基づいてフォーカスエラー信号を生成する信号生成手段、
    光源から射出される光束を光ディスクの記録面に集光させる対物レンズを当該光ディスクの記録面と略垂直な方向に移動させる第1の駆動手段を駆動して前記対物レンズを前記光ディスクの記録面と略垂直方向に移動させ、前記光ディスクにおいて、対物レンズにより集光される光束の入射面から最も離間した位置に配置される最上層の記録層に前記光束が集光するように移動させるとともに、光源から射出される光束を球面収差補正するビームエクスパンダの少なくとも1つのレンズを光ディスクと略垂直な方向に移動させる第2の駆動手段を駆動して前記光ディスクの前記最上層の記録層における球面収差が最少となる位置に前記ビームエクスパンダの少なくとも1つのレンズを調整した後に、前記第2の駆動手段を駆動して前記光ディスクの前記最上層の記録層より、当該光ディスクの記録層の数に応じて規定されている所定の記録層間距離分離間した記録層球面収差補正が最小となるように前記ビームエクスパンダの少なくとも1つのレンズを調整し、前記第1の駆動手段を駆動して、前記最上層の記録層より前記光ディスクの記録層における当該光ディスクの記録層の数に応じて規定されている所定の記録層間距離分、前記対物レンズを移動させて、前記最上層の記録層より所定層間距離分離間した記録層のフォーカスエラー信号の検出有無より前記光ディスクの多層構造における記録層の位置を検出する制御手段、
    として機能させるための光ディスク記録層の検出プログラム。
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