JP2009245540A - 光ディスク装置及びメディア種類判別方法 - Google Patents

光ディスク装置及びメディア種類判別方法 Download PDF

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Abstract

【課題】カバー層の異なる第1の光ディスクと第2の光ディスクとを正しく認識し得る。
【解決手段】本発明は、CD用焦点FcとDVD用焦点Fdとの距離が変化せず、対物レンズ7の移動速度をそのまま表していることを利用してCD用光ビームLcがディスク表面に合焦してから信号記録面に合焦するまでの面時間差MTrをCD用焦点Fc及びDVD用焦点Fdがディスク表面に到達する焦点時間差MTfによって正規化して検出時間比MToを生成し、当該検出時間比MToから未知ディスク100xの種別を判別するようにした。
【選択図】図9

Description

本発明は光ディスク装置及びメディア種類判別方法に関し、例えば複数種類の光ディスクに対応した光ディスク装置に適用して好適なものである。
従来、光ディスク装置においては、記録媒体としての光ディスクに対して光ビームを照射することにより、当該光ディスクに情報を記録し、また当該光ディスクから情報を再生するようになされたものが広く普及している。
この光ディスク装置のなかには、波長約780[nm]の光ビームが用いられるCD(Compact Disc)方式の光ディスク、及び波長約660[nm]の光ビームが用いられるDVD(Digital Versatile Disc)方式の光ディスクの双方に対応したものも提案されている。
さらに光ディスクは、CD方式及びDVD方式の双方において外径約120[mm]、厚さ約1.2[mm]の円盤状である点では共通するものの、当該光ディスクの表面から情報が記録された記録層までの間隔、いわゆるカバー層の厚さについては互いに異なっており、CD方式では約1.2[mm]、DVD方式では約0.6[mm]となっている。
かかる光ディスク装置では、光ディスクが装填された場合、例えば光ビームが当該光ディスクにより照射されてなる反射光ビームの検出結果を基に、光ディスクの表面から記録層までの間隔を認識し、この間隔からCD方式又はDVD方式といった光ディスクの種類を判別すると共に当該光ビームを記録層に正しく合焦させる手法が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
図1に示すように、光ディスク装置では、例えば対物レンズを一旦光ディスクから遠ざけ、光ビームを照射しながら一定の移動速度で当該対物レンズを光ディスクに近づけると共に、このときの反射光量からフォーカスエラー信号SFE及びプルイン信号SPIとを生成する(以下、これらの動作をサーチ動作と呼ぶ)。
そして光ディスク装置は、フォーカスエラー信号SFE及びプルイン信号SPIから光ディスクの表面及び信号記録面を検出すると共に、当該表面及び信号記録面が検出された時間差から当該表面及び信号記録面の距離、すなわちカバー層の厚さを算出し、光ディスクの種類を判別するようになされている。
特開2003−157545公報(第2図)
ところで近年、例えばディジタルオーディオ情報を記録した音楽専用面であるCD面の反対側に、映像情報などを記録したDVD面をその反射面が互いに逆方向になるように貼り合わせてなるデュアルディスクが発売されている。
このデュアルディスクでは、DVD面のカバー層の厚さをDVD方式と同じ0.6[mm]に設定する一方、CD面のカバー層の厚さをCD方式よりも薄い0.9[mm]に設定することにより、デュアルディスク全体の厚さをCD方式の規格で定められた公差の範囲内である1.5[mm]に抑制するようになされている。
デュアルディスクでは、DVD面におけるカバー層の厚さがDVD方式と同一である。このため光ディスク装置は、DVDメディアに最適化されたDVD用光ビームLdを照射することによりDVDメディアと同様に情報を再生することが可能である。
これに対してデュアルディスクは、CD面に対してのカバー層の厚さがCD方式の光ディスク(以下、これをCDメディアと呼ぶ)と異なっている。このため光ディスク装置は、CDメディアに対して最適化されたCD用光ビームLcをデュアルCD面に照射した場合、カバー層の厚さの差異に起因する球面収差によって情報を再生できない可能性がある。
従って光ディスク装置では、装填された光ディスクがCDメディアであるか、若しくはデュアルディスクのCD面(以下、これをデュアルCD面と呼ぶ)であるかを判別することが要求される。
光ディスク装置は、従来と同様にしてCDメディア及びデュアルCD面に対してサーチ動作を実行した場合、図2に示すように、カバー層の厚さに応じた時間差をもって光ディスクの表面と信号記録面とが検出されてなるフォーカスエラー信号SFEをそれぞれ生成することになる。
しかしながらCDメディアにおけるカバー層の厚さが1.2[mm]なのに対し、デュアルCD面におけるカバー層の厚さは0.9[mm]であり、その比が1.5倍と非常に小さくなっている。
また光ディスク装置では、対物レンズを駆動するアクチュエータの感度ばらつきにより、同一の電圧を印加した場合であっても、光ディスク装置毎に対物レンズの移動速度が異なってしまう。
図3に示すように、対物レンズの移動速度が変化すると、フォーカスエラー信号SFEにおいて光ディスクの表面が検出されてから信号記録面が検出されるまでの時間差が変化してしまい、光ディスクがCDメディアであるか又はデュアルCD面であるかを判別することができない。
このため一般的な光ディスク装置では、工場出荷前にアクチュエータの感度調整を行い、各光ディスク装置の対物レンズの移動速度を統一化するなどといった調整工程を必要としていた。
また光ディスク装置では、温度や経時劣化によってアクチュエータの感度が変化し、対物レンズの移動速度が変化してしまう。このため光ディスク装置では、単に光ディスクの表面と信号記録面との検出時間差によってCDメディアとデュアルCD面とを判別する場合には、誤判別を引き起こす危険性があるという問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、対物レンズの移動速度の変化に拘わらず、カバー層の異なる第1の光ディスク又は第2の光ディスクを正しく認識し得る光ディスク装置及びメディア種類判別方法を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の光ディスク装置においては、 第1の光ディスク及び当該第1の光ディスクとはカバー層の厚さが異なる第2の光ディスクに対応する第1の光ビームを出射する第1の光源と、他の光ディスクに対応し第1の光ビームとは波長が異なる他の光ビームを出射する他の光源と、第1の光ビームを第1の焦点に集光することにより第1の光ビームを第1の光ディスクの信号記録面に照射し、また他の光ビームを第2の焦点に集光することにより他のビームを他の光ディスクの信号記録面に照射する対物レンズと、種類が未知である未知ディスクに対して対物レンズを離隔又は近接させるフォーカス方向に一定の移動速度で駆動する駆動部と、未知ディスクによって第1の光ビームが反射されてなる反射光ビームの光量に基づく反射光信号を生成する信号処理部と、反射光信号を基に、未知ディスクの表面が検出された時点と信号記録面が検出された時点との面時間差を、未知ディスクの表面に第1の焦点が到達した時点と第2の焦点が到達した時点との焦点時間差によって正規化した正規化値を生成する正規化部と、正規化値から未知ディスクが第1の光ディスク又は第2の光ディスクであるかを判別する判別部とを設けるようにした。
これにより、一定の距離を表し移動速度に応じてのみ変化する焦点時間差によってカバー層の厚さ及び移動速度に応じて変化する面時間差を正規化することができるため、面時間差から対物レンズの移動速度の影響を排除し、未知ディスクの表面と信号記録面との距離に応じた正規化値から光ディスクの種類を判別することができる。
また本発明のメディア種類判別方法においては、第1の光ディスク及び当該第1の光ディスクとはカバー層の厚さが異なる第2の光ディスクに対応する第1の光ビームを第1の焦点に集光することにより第1の光ビームを第1の光ディスクの信号記録面に照射し、また他の光ディスクに対応し第1の光ビームとは波長が異なる他の光ビームを第2の焦点に集光することにより他のビームを他の光ディスクの信号記録面に照射する対物レンズを有する光ディスク装置におけるメディア種類判別方法において、種類が未知である未知ディスクに対して対物レンズを離隔又は近接させるフォーカス方向に一定の移動速度で駆動する駆動ステップと、未知ディスクによって第1の光ビームが反射されてなる反射光ビームの光量に基づく反射光信号を生成する信号処理ステップと、反射光信号を基に、未知ディスクの表面が検出された時点と信号記録面が検出された時点との面時間差を、未知ディスクの表面に第1の焦点が到達した時点と第2の焦点が到達した時点との焦点時間差によって正規化して正規化値を生成する正規化ステップと、正規化値から未知ディスクが第1の光ディスク又は第2の光ディスクであるかを判別する判別ステップとを設けるようにした。
これにより、一定の距離を表し移動速度に応じてのみ変化する焦点時間差によってカバー層の厚さ及び移動速度に応じて変化する面時間差を正規化することができるため、面時間差から対物レンズの移動速度の影響を排除し、未知ディスクの表面と信号記録面との距離に応じた正規化値から光ディスクの種類を判別することができる。
本発明によれば、一定の距離を表し移動速度に応じてのみ変化する焦点時間差によってカバー層の厚さ及び移動速度に応じて変化する面時間差を正規化することができるため、面時間差から対物レンズの移動速度の影響を排除し、未知ディスクの表面と信号記録面との距離に応じた正規化値から光ディスクの種類を判別することができ、かくして対物レンズの移動速度の変化に拘わらず、カバー層の異なる第1の光ディスクと第2の光ディスクとを正しく認識し得る光ディスク装置及びメディア種類判別方法を実現できる。
以下、図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)光ディスク装置の構成
図1において、光ディスク装置1は、図示しない外部機器からの指示に基づき、光記録媒体としての光ディスク100に情報を記録し、また当該光ディスク100に記録された情報を再生するようになされている。
また光ディスク装置1は、CD(Compact Disc)方式、DVD(Digital Versatile Disc)方式又はBD(Blu-ray Disc、登録商標)方式といった3方式のいずれかでなる光ディスク100に対応し得るようになされている。便宜上、以下ではそれぞれCDメディア100c、DVDメディア100d、及びBDメディア100bと呼ぶ。
因みにCDメディア100c、DVDメディア100d、及びBDメディア100bは、外径が約120[mm]、厚さが約1.2[mm]の円盤状である点については共通しているものの、情報の記録時及び再生時に使用される光ビームの波長、当該光ビームを集光する対物レンズの開口数、光ビームが照射される表面から情報を記録する記録層までの間隔(いわゆるカバー層の厚さ)が互いに異なっている。
具体的には、CD方式、DVD方式及びBD方式において、光ビームの波長がそれぞれ約780[nm]、約660[nm]及び約405[nm]、対物レンズの開口数がそれぞれ約0.45、約0.6及び約0.85、カバー層の厚さ(以下、これを層厚TLと呼ぶ)が約1.2[mm]、約0.6[mm]及び約0.1[mm]とそれぞれ規定されている。
光ディスク装置1は、制御部2のシステム制御部3によって全体を統括制御するようになされている。このシステム制御部3は、図示しないCPU(Central Processing Unit)を中心に構成されており、図示しないROM(Read Only Memory)から基本プログラムやメディア種類判別プログラム等の各種プログラムを読み出し、これを図示しないRAM(Random Access Memory)に展開することにより、メディア種類判別処理やフォーカス制御開始処理等の各種処理を実行するようになされている。
光ディスク装置1は、例えば光ディスク100が装填された状態で、図示しない外部機器からの再生指示を受け付けると、当該光ディスク100に記録されている情報を読み出すようになされている。
実際上、サーボ制御部4は、システム制御部3の指示に基づき、図示しないスピンドルモータを駆動制御することにより光ディスク100を回転させると共に、光ピックアップ5から当該光ディスク100に光ビームを照射させる。
この光ピックアップ5は、いわゆる3波長対応型となっており、波長約780[nm]でなるCD用光ビームを出射するCD用レーザダイオード6c、波長約660[nm]でなるDVD用光ビームを出射するDVD用レーザダイオード6d、及び波長約405[nm]でなるBD用光ビームを出射するBD用レーザダイオード6b(以下、これらを総称してレーザダイオード6と呼ぶ)を有している。
光ピックアップ5は、光ディスク100の種類(すなわちCDメディア100c、DVD用メディア100d又はBDメディア100bのいずれであるか)に応じたレーザダイオード6から光ビームを出射させるようになされている。例えば光ディスク100がBDメディア100bであれば、光ピックアップ5は、BD用レーザダイオード6bからBD用光ビームLbを出射する。その後光ピックアップ5は、図示しない光学部品を介した後、対物レンズ7により当該光ビームを集光するようになされている。
対物レンズ7は、アクチュエータ8により、光ビームの光軸に沿って光ディスク100へ近接される方向又は離隔される方向、すなわちフォーカス方向へ駆動されるようになされている。これは、回転される光ディスク100がいわゆる面ブレ等を生じた際に、対物レンズ7を当該光ディスク100に追従させる。
また対物レンズ7は、複数の光学部品の組み合わせにより構成され(図示せず)、同時に各波長のレーザに対して焦点を形成する波長選択多焦点レンズとして作用するようになされている。また対物レンズ7は、波長選択のために開口の低い波長では、開口制限を受けたり、回折により光路が変えられたりすることによって、不要になった光(以下、これを不使用光と呼ぶ)により複数の焦点を持つ可能性がある。
実際上、対物レンズ7は、CD用光ビームLcを開口数約0.45で集光し、DVD用光ビームLdを開口数約0.6で集光し、BD用光ビームLbを開口数約0.85で集光することができる一方、複数の集光点で不使用光Uを集光することになる。
実際上、対物レンズ7は、CD用光ビームを開口数約0.45で集光し、DVD用光ビームを開口数約0.6で集光し、BD用光ビームを開口数約0.85で集光することができる一方、同時に他の開口数でも光ビームを集光する。
光ピックアップ5は、光ビームが光ディスク100により反射されてなる反射光ビームが対物レンズ7に入射されると、図示しない光学部品を介して、これをフォトディテクタ9に照射させる。
フォトディテクタ9は、反射光ビームが照射される面に複数の検出領域を有しており、検出領域ごとに光電変換を行うことにより複数の受光信号を生成し、これらを信号生成部10へ供給する。
信号生成部10は、受光信号を基に所定の演算処理を行うことにより、反射光ビームの光量を表すプルイン信号SPI、光ビームの焦点と光ディスク100の記録層とのずれ量を表すフォーカスエラー信号SFE、光ディスク100に記録されている情報を表す再生RF信号SRF等を生成し、これらを制御部2へ供給する。
制御部2のサーボ制御部4は、フォーカスエラー信号SFEに基づき、当該フォーカスエラー信号SFEを値「0」に近づけるようなフォーカス駆動信号SDFをアクチュエータ8へ供給することにより、光ビームの焦点を光ディスク100の記録層に近づけさせるように、対物レンズ7をフォーカス方向に移動させる。
すなわちサーボ制御部4は、アクチュエータ8を介して対物レンズ7をフォーカス方向にフィードバック制御することにより、光ビームの焦点を光ディスク100の記録層に追従させるようになされている。
さらに制御部2は、図示しない信号処理部によって再生RF信号SRFに対し所定の復調処理や復号化処理等を施すことにより、光ディスク100に記録されている情報を再生し、これを外部機器(図示せず)へ送出するようになされている。
また光ディスク装置1は、例えば光ディスク100が装填された状態で、図示しない外部機器からの記録指示及び記録すべきデータ等を受け付けると、当該光ディスク100に情報を記録するようになされている。
この場合にもサーボ制御部4は、光ディスク100から情報を再生する場合と同様に、アクチュエータ8を介して対物レンズ7をフィードバック制御することにより、光ビームの焦点を光ディスク100の記録層に追従させるようになされている。
このように光ディスク装置1は、光ディスク100に光ビームを照射し、反射光ビームの検出結果を基に対物レンズ7をフォーカス方向にフィードバック制御する、いわゆるフォーカス制御を行うことにより、光ビームの焦点を光ディスク100の記録層に追従させるようになされている。
(2)メディア種類判別
(2−1)BDメディア及びDVDメディアの判別
ところで光ディスク100は、上述したように、記録時及び再生時に照射すべき光ビームの波長及びカバー層の厚さが、種類ごとに異なっている。
このため光ディスク装置1は、光ディスク100の種類に応じて、光ビームの波長、すなわちCD用レーザダイオード6c、DVD用レーザダイオード6d又はBD用レーザダイオード6bのいずれから光ビームを出射させるかと、フォーカス方向に関して光ビームの焦点を合わせる位置、すなわちフォーカス方向に関する対物レンズ7の位置とを切り換える必要がある。
そこで光ディスク装置1は、新たに種類が未知の光ディスク100(以下、これを未知ディスク100xと呼ぶ)が装填されると、まず当該未知ディスク100xの種類を判別するようになされている。
具体的に光ディスク装置1は、まずBD用レーザダイオード6bからBD用光ビームLbを出射することにより、未知ディスク100xに対して当該BD用光ビームLbを照射し、当該未知ディスク100xがBDメディア100bであるか否かを判別する。
すなわち光ディスク装置1は、アクチュエータ8に所定の電圧を印加することにより対物レンズ7を一定の移動速度でフォーカス方向に移動させながら未知ディスク100xに対してBD用光ビームLbを照射すると共に、フォーカスエラー信号SFEを監視する(以下、一連の動作をサーチ動作と呼ぶ)。これにより光ディスク装置1は、当該フォーカスエラー信号SFEから、未知ディスク100xの表面(以下、これをディスク表面と呼ぶ)に応じた表面反射パターンを検出すると共に、信号記録面に応じた記録面反射パターンを検出することができる。
そして光ディスク装置1は、表面反射パターンが検出された時間と記録面反射パターンが検出された時間との検出時間差からディスク表面と信号記録面との距離(すなわちカバー層の厚さ)を算出し、未知ディスク100xがBDメディア100bであるか否かを判別する。
ここで光ディスク装置1は、当該未知ディスク100xがBDメディア100bでなかった場合、今度はレーザダイオード6dからDVD用光ビームLdを出射することにより当該未知ディスク100xに対してDVD用光ビームLdを照射し、同様にして当該未知ディスク100xがDVD用メディア100dであるか否かを判別する。
さらに光ディスク装置1は、当該未知ディスク100xがDVD用メディア100dでもなかった場合、レーザダイオード6cからCD用光ビームLcを出射することにより当該未知ディスク100xに対してCD用光ビームLcを照射し、当該未知ディスク100xがCD用メディア100dであるかデュアルCD面であるか否かを判別するCD判別処理を実行するようになされている。
(2−2)CDメディアとデュアルCD面との判別
ところでデュアルディスク方式では、外径が約120[mm]の円盤状である点については他の方式と共通しているものの、厚さが約1.5[mm]である点が他の方式と異なっている。このデュアルディスク方式では、DVD面においては光ビームの波長、対物レンズの開口数、カバー層の厚さのいずれの点においてもDVD方式と共通している。
一方デュアルディスク方式では、CD面における光ビームの波長が約780[nm]、対物レンズの開口数が約0.45である点はCD方式と共通しているものの、カバー層の厚さが0.9[mm]である点がCD方式とは異なっている。
光ディスク装置1は、このデュアルディスクのDVD面とDVD方式との共通性から、デュアルディスクのDVD面(以下、これをデュアルDVD面と呼ぶ)に記録された情報をDVD方式と同一処理によって再生することができる。しかし光ディスク装置1は、CD方式とデュアルディスクのCD面(以下、これをデュアルCD面と呼ぶ)とでカバー層の厚さが異なりCD用光ビームLcに発生する球面収差が異なるため、デュアルCD面に記録された情報をCD方式と同一処理によって再生することができない。
そこで光ディスク装置1は、未知ディスク100xがBDメディア100b及びDVDの判別メディア100dのいずれでもない場合には、未知ディスク100xがCD方式かデュアルCD面であるか否かを判別する。そして光ディスク装置1は、未知ディスク100xがデュアルCD面であると判別した場合には、収差補正機構(図示しない)によって当該カバー層において発生する球面収差を補正するようになされている。
(2−2−1)フェイクパターンの発生
ところで光ディスク装置1では、上述したように3種類の光ディスク100に対応させるために波長選択多焦点レンズとして作用する対物レンズ7を使用している。図5に示すように、対物レンズ7は、複数の焦点位置に焦点を結ぶようになされており、光ディスク100の種類に応じた波長の光ビームが入射されたときに当該光ディスク100の種類に応じた開口数になるように設計されている。
すなわちこの対物レンズ7に例えばCD用光ビームLcを入射すると、対物レンズ7が波長選択多焦点レンズとして作用することに起因してCD用光ビームLcの波長に応じたCD用焦点Fc以外の位置(以下、これを不正位置と呼ぶ)においても焦点を結んでしまうことになる。因みに光ディスク装置1では、不正位置で焦点を結ぶ光ビーム(以下、これを不使用光と呼ぶ)Uを使用することはない。またこの不使用光Uは、その焦点が光ディスク100から離隔しているため、情報の再生及び記録の際に大きな問題とはならない。
しかしながら光ディスク装置1は、メディア種類判別処理において、対物レンズ7をフォーカス方向に移動させながら未知ディスク100xにCD用光ビームLcを照射し、ディスク表面及び信号記録面を検出するため、未知ディスク100xに対して不使用光Uを合焦させてしまうことになる。
すなわち光ディスク装置1は、未知ディスク100xに対してCD用光ビームLcを照射した場合、反射光ビームの和光量でなるプルイン信号SPIからディスク表面によって反射されたCD用光ビームLcと共に、ディスク表面によって反射された不使用光Uを表面フェイクパターンPSf(PSf1〜PSf3)として検出することになる。
この表面フェイクパターンPSf1は、主にDVDメディア100dに応じたDVD用焦点Fdに対応するものであり、表面フェイクパターンPSf2及びPSf3は、BD用メディア100bに応じたBD用焦点Fbや対物レンズ7として使用される光学素子の影響によるものである。なおこの表面フェイクパターンPSf2及びPSf3は、その振幅が小さく、CD判別処理において殆ど影響を及ぼさないため、以下説明を省略する。
また光ディスク装置1は、同様にしてプルイン信号SPIから信号記録面によって反射されたCD用光ビームLcを記録面反射パターンPRrとして検出すると共に、当該記録面反射パターンPRrの後に信号記録面によって反射された不使用光Uを記録面フェイクパターンPRf(PRf1〜PRf3)として検出することになる。なおこの記録面フェイクパターンPRfは、記録面反射パターンPRrの後に検出され、CD判別処理において殆ど影響を及ぼさないため、以下説明を省略する。
ところで対物レンズ7では、開口数をCDメディア100cに対応する0.45からBDメディア100bに対応する0.85まで大きく変化させる必要があることから、光利用効率が低下する傾向にある。
例えば対物レンズ7では、CD用光ビームLcの光利用効率が約12%、DVD用光ビームLdの光利用効率が約30%、BD用光ビームLbの光利用効率が65%に設定されており、CD用光ビームLcに対する光利用効率が特に低くなっている。
すなわち光ディスク装置1では、光ビームとしてCD用光ビームLcを出射する場合には、対物レンズ7に入射されたCD用光ビームLcのうち約88%が不使用光Uとなる。このため光ディスク装置1は、未知ディスク100xに対してCD用光ビームLcを照射する場合、図6(B)に示すように、プルイン信号SPIにおける表面反射パターンPSrと記録面反射パターンPRrとの間に大きい振幅でなる表面フェイクパターンPSf1を出現させることになる。
また光ディスク装置1では、図6(A)に示すように、フォーカスエラー信号SFEについても同様に表面反射パターンESrと記録面反射パターンERrとの間に大きい振幅でなる表面フェイクパターンESf1を出現させることになる。以下説明の便宜上、フォーカスエラー信号SFEについてのみ説明し、同様の挙動を示すプルイン信号SPIについての説明を省略する。
このように光ディスク装置1では、CD用光ビームLcのCD用焦点Fcをディスク表面に到達させてから不使用光UのDVD用焦点Fdをディスク表面に到達させ、その後CD用光ビームLcのCD用焦点Fcを信号記録面に到達させるようになされている。
光ディスク装置1では、対物レンズ7の特性によりCD用焦点FcとDVD用焦点Fdとを形成するため、未知ディスク100xの種類に応じてCD用焦点FcからDVD用焦点Fdまでの距離が変化することはない。このため光ディスク装置1は、CDメディア100cに対してサーチ動作を行った場合であっても、デュアルCD面に対してサーチ動作を行った場合であっても、双方に対応するフォーカスエラー信号SFEにおいて表面反射パターンESrを出現させてからほぼ同一のタイミングで表面フェイクパターンESf1を出現させることになる。
また光ディスク装置1は、CD用焦点Fcをディスク表面に到達させてからカバー層の厚みだけ対物レンズ7を移動させたときにCD用焦点Fcを信号記録面に到達させる。このため光ディスク装置1は、フォーカスエラー信号SFEに表面反射パターンESrを出現させてからCDメディア100c又はデュアルCD面のカバー層の厚みに応じたタイミングでフォーカスエラー信号SFEに記録面反射パターンERrを出現させることになる。
すなわち図6(A)に示すように、未知ディスク100xがCDメディア100cであった場合、光ディスク装置1は、表面反射パターンESrからCD用焦点Fcがディスク表面に到達したことを検出した後、焦点時間差Tfだけ経過後に、表面フェイクパターンESf1からDVD用焦点Fdがディスク表面に到達したことを検出する。その後光ディスク装置1は、DVD用焦点Fdがディスク表面に到達したことを検出してから1.2[mm]でなるCDメディア100cのカバー層の厚みに応じた面検出時間差Tcdの経過後、記録面反射パターンERrからCD用焦点Fcが信号記録面に到達したことを検出する。
これに対して図6(C)に示すように、未知ディスク100xがデュアルCD面であった場合、光ディスク装置1は、CDメディア100cのときと同様に、CD用焦点Fcがディスク表面に到達したことを検出し、さらに焦点時間差Tfだけ経過後にDVD用焦点Fdがディスク表面に到達したことを検出する。そして光ディスク装置1は、0.9[mm]でなるデュアルCD面のカバー層の厚みに応じた面検出時間差Tdlの経過後、DVD用焦点Fdがディスク表面に到達したことを検出する。
言い換えるとCDメディア100cとデュアルCD面とで焦点時間差Tfが同一であるものの、面検出時間差Tcd及びTdlが異なっている。このため次式によって表される焦点時間差Tfに対する面検出時間差Tcd及びTdlの比(以下、これらをそれぞれ検出時間比nTcd及びnTdhと呼ぶ)は、それぞれカバー層の厚さに応じた値となり、デュアルCD面の検出時間比nTdhと比してCDメディア100cの検出時間比nTcdが大きくなる。
Figure 2009245540
Figure 2009245540
例えば光ディスク装置1は、環境の変化などにより対物レンズ7の移動速度が想定よりも大きくなった場合、CD用焦点Fcをディスク表面に到達させてから当該移動速度の変化に応じて速やかにDVD用焦点Fdをディスク表面に到達させ、その後速やかにCD用焦点Fcを信号記録面に到達させることになる。
この結果光ディスク装置1では、図7(A)及び(C)に示すように、移動速度の増大に応じて表面反射パターンESr、表面フェイクパターンESf1及び記録面反射パターンERrの検出間隔が小さくなるため、焦点時間差Tfが小さくなると同時に、面検出時間差Tcd及びTdlも小さくなる。
このため光ディスク装置1では、CD用焦点Fcがディスク表面に到達したことを検出してからCD用焦点Fcが信号記録面に到達したことを検出するまでの総検出時間TAc及びTAdを小さくさせるものの、検出時間比nTcd及びnTdhをほぼ一定にすることができる。
また光ディスク装置1は、逆に対物レンズ7の移動速度が想定よりも小さくなった場合、CD用焦点Fcをディスク表面に到達させてから当該移動速度の変化に応じてゆっくりとDVD用焦点Fdをディスク表面に到達させ、その後ゆっくりとCD用焦点Fcを信号記録面に到達させることになる。
この結果光ディスク装置1では、図8(A)及び(C)に示すように、移動速度の増大に応じて表面反射パターンESr、表面フェイクパターンESf1及び記録面反射パターンERrの検出間隔が大きくなるため、焦点時間差Tfが大きくなると同時に、面検出時間差Tcd及びTdlも大きくなる。このため光ディスク装置1では、総検出時間TAc及びTAdを小さくさせるものの、検出時間比nTcd及びnTdlをほぼ一定にすることができる。
そこで本実施の形態による光ディスク装置1では、未知ディスク100xがCDメディア100cであるかデュアルCD面であるかを検出時間比nTcd及びnTdlを用いて判別するようにしている。次に、CD判別処理の具体的な処理内容について説明する。
(2−2−2)CD判別処理
光ディスク装置1のシステム制御部3は、DVD判別処理の結果、未知ディスク100xがDVDメディア100dでないと判別されると、CD判別処理を実行する。
システム制御部3は、サーチ動作を開始し、アクチュエータ8に所定の電圧を印加することにより対物レンズ7を一定の移動速度でフォーカス方向に移動させながら未知ディスク100xに対してCD用光ビームLcを照射すると共に、図9(A)に示すように、フォーカスエラー信号SFEを監視する。
システム制御部3は、時点t1においてフォーカスエラー信号SFEの信号レベルが所定の表面検出閾値以上となると、CD用焦点Fcが未知ディスク100xのディスク表面の近傍にあると認識し、当該フォーカスエラー信号SFEがゼロクロスするのを待ち受ける。
システム制御部3は、時点t2においてフォーカスエラー信号SFEの信号レベルがゼロになるゼロクロス点ZCsを検出すると、CD用焦点Fcがディスク表面に到達したと認識し、時間計測信号SM(図9(C))をローレベルからハイレベルに立ち上げ、図示しないカウンタによって時間の計測を開始する。
システム制御部3は、時点t3においてフォーカスエラー信号SFEの信号レベルが所定のフェイク検出閾値以上となると、DVD用焦点Fdがディスク表面の近傍にあると認識し、当該フォーカスエラー信号SFEがゼロクロスするのを待ち受ける。
システム制御部3は、時点t4においてフォーカスエラー信号SFEの信号レベルがゼロになるゼロクロス点ZCfを検出すると、DVD用焦点Fdがディスク表面に到達したと認識し、記録層検出信号SDをローレベルからハイレベルに立ち上げる。
システム制御部3は、このときのカウンタの時間をCD用焦点FcとDVD用焦点Fdとがディスク表面に到達したときの時間差である焦点時間差MTfとしてRAMに一時記憶し、当該時点t4から所定の待時間が経過した時点t5において記録層検出信号SDをハイレベルからローレベルに立ち下げる。
システム制御部3は、時点t6においてフォーカスエラー信号SFEの信号レベルが所定の記録面検出閾値以上となると、CD用焦点Fcが信号記録面の近傍にあると認識し、当該フォーカスエラー信号SFEがゼロクロスするのを待ち受ける。
システム制御部3は、時点t7においてフォーカスエラー信号SFEの信号レベルがゼロになるゼロクロス点ZCrを検出すると、CD用焦点Fcが信号記録面に到達したと認識し、記録層検出信号SDをローレベルからハイレベルに立ち上げ、このときのカウンタの時間をCD用焦点Fcがディスク表面に到達してから信号記録面に到達するまでの総検出時間MTAとしてRAMに一時記憶する。
またシステム制御部3は、当該時点t7から所定の待時間が経過した時点t8において記録層検出信号SDをハイレベルからローレベルに立ち下げると、サーチ動作を終了する。
システム制御部3は、RAMから総検出時間MTA及び焦点時間差MTfを読み出すと共に、総検出時間MTAから焦点時間差MTfを減算することにより、DVD用焦点Fdがディスク表面に到達してからCD用焦点Fcが信号記録面に到達するまでの面時間差MTrを算出する。さらにシステム制御部3は、面時間差MTrを焦点時間差MTfによって除算することにより、検出時間比MToを算出する。
システム制御部3は、検出時間比MToが所定のCD閾値以上である場合には、検出時間比MToがCDメディア100cの検出時間比nTcdに対応しており、未知ディスク100xがカバー層の厚いCDメディア100cであると判別し、CD判別処理を終了する。
一方システム制御部3は、検出時間比MToがCD閾値未満である場合には、検出時間比MToがデュアルCD面の検出時間比nTdlに対応しており、未知ディスク100xがカバー層の薄いデュアルCD面であると判別し、CD判別処理を終了する。
このように光ディスク装置1のシステム制御部3は、CDメディア100c及びデュアルCDに対してサーチ動作を行った際に得られるフォーカスエラー信号SFEにおいて面表面フェイクパターンPSf1がほぼ同一タイミングで出現するものの、カバー層の厚さに応じて記録面反射パターンPRrが異なるタイミングで出現することを利用する。
すなわちシステム制御部3は、CD用焦点FcとDVD用焦点Fdとの距離が一定であるため対物レンズ7の移動速度のみに応じて変化する焦点時間差MTfを測定すると共に、カバー層の厚さ及び対物レンズ7の移動速度に応じて変化する面時間差MTrの値を当該焦点時間差MTfによって正規化する。これによりシステム制御部3は、対物レンズ7の移動速度によって変化しない検出時間比MToを算出し、当該検出時間比MToに基づいて未知ディスク100xがCDメディア100cであるかデュアルCD面であるか否かを判別し得るようになされている。
(3)メディア種類判別処理
次に、光ディスク装置1がメディア種類判別プログラムに従って実行するCD判別処理について、図10に示すフローチャートを用いて説明する。
光ディスク装置1のシステム制御部3は、DVD判別処理によって未知ディスク100xがDVDでないと判別すると、CD判別処理手順を開始し、ステップSP1へ移る。
ステップSP1において、システム制御部3は、サーチ動作を開始すると、次のステップSP2へ移る。
ステップSP2において、システム制御部3は、フォーカスエラー信号SFEにおいて表面反射パターンPSrにおけるゼロクロス点ZCsを、CD用焦点Fcがディスク表面に到達した時点として検出すると、次のステップSP3へ移る。
ステップSP3において、システム制御部3は、カウンタにより表面反射パターンPSrのゼロクロス点ZCsを検出してからの時間の計測を開始すると、次のステップSP4へ移る。
ステップSP4において、システム制御部3は、表面フェイクパターンPSf1におけるゼロクロス点ZCfをDVD用焦点Fdがディスク表面に到達した時点として検出すると、次のステップSP5へ移る。
ステップSP5において、システム制御部3は、ステップSP2においてゼロクロス点ZCsを検出してからステップSP4においてゼロクロス点ZCfを検出するまでの時間を焦点時間差MTfとして記憶し、次のステップSP6へ移る。
ステップSP6において、システム制御部3は、記録面反射パターンPRrにおけるゼロクロス点ZCrを検出すると、ゼロクロス点ZCsを検出してから当該ゼロクロス点ZCrを検出するまでの時間を総検出時間MTAとして記憶し、次のステップSP7へ移る。
ステップSP7において、システム制御部3は、総検出時間MTAから焦点時間差MTfを減算することにより、DVD用焦点Fdがディスク表面に到達してからCD用焦点Fcが信号記録面に到達するまでの時間差を面時間差MTrとして算出すると、次のステップSP8へ移る。
ステップSP8において、システム制御部3は、焦点時間差MTfに対する面時間差MTrの比である検出時間比MToを算出することにより、面時間差MTrを焦点時間差MTfによって正規化すると、次のステップSP9へ移る。
ステップSP9において、システム制御部3は、検出時間比MToがCD閾値以上であるか否かについて判別する。
ここで肯定結果が得られた場合、このことは未知ディスク100xのカバー層の厚さがCD閾値の表すカバー層の厚さよりも大きいことを表しており、このときシステム制御部3は、次のステップSP10へ移る。
ステップSP10において、システム制御部3は、未知ディスク100xをCDメディア100cであると判別し、終了ステップへ移って処理を終了する。
これに対してステップSP9において否定結果が得られた場合、このことは未知ディスク100xのカバー層の厚さがCD閾値の表すカバー層の厚さよりも小さいことを表しており、このときシステム制御部3は、次のステップSP11へ移る。
ステップSP11において、システム制御部3は、未知ディスク100xがデュアルCD面であると判別し、終了ステップへ移って処理を終了する。
このように光ディスク装置1は、焦点時間差MTfが表す対物レンズ7の移動速度と、面時間差MTrが表すカバー層の厚さとの比である検出時間比MToを用いて未知ディスク100xがCDメディア100cであるかデュアルCD面であるかを判別する。これにより光ディスク装置1は、対物レンズ7の移動速度による影響を排除し、高い精度で未知ディスク100xの種類を判別し得るようになされている。
(4)動作及び効果
以上の構成において、光ディスク装置1は、第1の光ディスクであるCDメディア100c及び当該CDメディア100cとはカバー層の厚さが異なる第2の光ディスクとしてのデュアルCD面に対応する第1の光ビームとしてのCD用光ビームLcを第1の焦点であるCD用焦点Fc1に集光することにより当該CD用光ビームLcをCDメディア100cの信号記録面に照射すると共に、他の光ディスクであるDVDメディア100dに対応しCD用光ビームLcとは波長が異なる他の光ビームとしてのDVD用光ビームLdを第2の焦点であるDVD用焦点Fdに集光することにより当該DVD用光ビームをDVDメディア100dの信号記録面に照射する対物レンズ7を有している。
この結果光ディスク装置1では、種類が未知である未知ディスク100に対してCD用光ビームLcを照射する際、CD用焦点FcだけでなくDVD用焦点Fdにも焦点を結ぶことになる。
光ディスク装置1は、種類が未知である未知ディスク100xに対して離隔又は近接させるフォーカス方向に対物レンズ7を一定の移動速度で駆動し、未知ディスク100xによってCD用光ビームLcが反射されてなる反射光ビームの光量に基づく反射光信号としてフォーカスエラー信号SFEを生成する。
光ディスク装置1は、フォーカスエラー信号SFEを基に、未知ディスク100xの表面が検出された時点t4と信号記録面が検出された時点t7との面時間差MTrを、未知ディスク100xの表面にCD用焦点が到達した時点t2とDVD用焦点Fdが到達した時点t4との焦点時間差MTfによって正規化した正規化値である検出時間比MToを算出する。
そして光ディスク装置1は、当該検出時間比MToから未知ディスク100xがCDメディア100cであるかデュアルCD面であるかを判別するようにした。
ここでCD用焦点Fc及びDVD用焦点Fdは常に一定の距離でなることから、焦点時間差MTfは対物レンズ7の移動速度の変化によってのみ変化することになる。また、面時間差MTrはカバー層の厚さ及び対物レンズ7の移動速度に応じて変化することになる。
光ディスク装置1は、面時間差MTrを焦点時間差MTfで除算して正規化することにより、正規化された検出時間比MToから対物レンズ7の移動速度の因子を取り除くことができ、当該検出時間比MToをカバー層の厚さにのみ応じた値にすることができる。このため光ディスク装置1は、検出時間比MToからカバー層の厚さの異なるCDメディア100c又はデュアルCD面を高い精度で判別することができる。
また光ディスク装置1は、DVD用焦点Fdが未知ディスク100xの表面に到達した時点t4とCD用焦点Fcが未知ディスク100xの信号記録面に到達した時点t7との時間差を面時間差MTrとするようにした。
これにより光ディスク装置1は、カバー層全体の厚さに応じた時間差からカバー層の厚さによって変化しない一定の値を減算して面時間差MTrにおけるカバー層の厚みの差異を大きく表した上で、当該面時間差MTrを焦点時間差MTfによって正規化することができる。
この結果光ディスク装置1は、カバー層全体の厚さに応じた時点t2と時点t7との時間差を正規化する場合と比較して、検出時間比MToにおけるカバー層の厚さに応じた値の変化を大きくすることができる。この結果光ディスク装置1は、検出時間比MToに基づいて正確にCDメディア100cとデュアルCD面とを判別することができる。
従来の手法では、表面フェイクパターンPSf1は、記録面反射パターンPRrと誤検出される可能性があり、正常な判断を妨げるものになりかねない。本発明の光ディスク装置1では、表面反射パターンPSrと表面フェイクパターンPSf1との検出タイミングの関係を積極的に使用し、メディアの種類判別に使用する。このため光ディスク装置1は、この表面フェイクパターンPSf1の存在によって、判別の精度を向上させることができる。
さらに光ディスク装置1は、フォーカスエラー信号SFEにおいてCD用焦点Fcが未知ディスク100xの表面に到達した時点t2を表面反射パターンPSrとして検出し、フォーカスエラー信号SFEにおいてDVD用焦点Fdが未知ディスク100xの表面に到達した時点t4を表面フェイクパターンPSf1として検出し、フォーカスエラー信号SFEにおいてCD用焦点Fcが未知ディスク100xの信号記録面に到達した時点t7を記録面反射パターンPRrとして検出する。
これにより光ディスク装置1は、単にフォーカスエラー信号SFEを監視するのみの簡易な処理によって時点t2、t4及びt7を検出することができる。
また光ディスク装置1は、光ディスク100に対するフォーカス方向のずれ量を表すフォーカスエラー信号SFEを反射光信号として用いるようにした。これにより光ディスク装置1は、S字信号におけるゼロクロス点ZCを検出し、CD用焦点Fc又はDVD用焦点がディスク表面や信号記録面に到達した時点とすることにより、各時点を正確に検出することができる。
さらに光ディスク装置1は、CDメディア100cとデュアルディスクのCD面の判別に本発明を適用するようにした。これにより光ディスク装置1は、従来の手法ではカバー層の厚みの差異が小さく誤判別の生じ易いようなCDメディア100c及びデュアルディスクの判別を適切に行うことができる。
以上の構成によれば、光ディスク装置1は、CD用焦点FcとDVD用焦点Fdとの距離が変化せず、対物レンズ7の移動速度をそのまま表していることを利用してCD用光ビームLcがディスク表面に合焦してから信号記録面に合焦するまでの面時間差MTrをCD用焦点Fc及びDVD用焦点Fdがディスク表面に到達する焦点時間差MTfによって正規化して検出時間比MToを生成し、当該検出時間比MToから未知ディスク100xの種別を判別するようにした。
これにより光ディスク装置1は、対物レンズ7の移動速度によって変化しない検出時間比MToを用い、当該検出時間比MToが表すカバー層の厚さから未知ディスク100xの種類を判別することができ、かくして対物レンズの移動速度の変化に拘わらず、カバー層の異なる第1の光ディスクと第2の光ディスクとを正しく認識し得る光ディスク装置及びメディア種類判別方法を実現できる。
(5)他の実施の形態
なお上述した実施の形態においては、対物レンズ7が3つの開口数を有するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、2又は4以上の開口数を有するようにしても良い。
また上述した実施の形態においては、サーチ動作の際、対物レンズ7を光ディスク100に対して離隔した状態から近接させるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、近接させた状態から離隔させるようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、反射光信号としてフォーカスエラー信号SFEを使用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばプルイン信号SPIを使用するようにしても良い。この場合、プルイン信号SPIの極大点を未知ディスク100xの表面及び信号記録面として検出することにより、上述した実施の形態と同様、正確な判別が可能となる。またプルイン信号SPIにおいて所定の閾値以上となる信号レベルを未知ディスク100xの表面及び信号記録面として検出するようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、BDメディア100b、DVDメディア100d、CDメディア100c順に光ディスクの種類を判別するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、種々の順序で光ディスクの種類を判別するようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、CDメディア100cとデュアルCD面との判別に本発明を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、要は同一の波長でなる光ビームに対応し、かつカバー層の異なるような種々の光ディスクの種類判別に適用することができる。
さらに上述した実施の形態においては、DVD用焦点Fdが未知ディスク100xの表面に到達した時点t4とCD用焦点Fcが未知ディスク100xの信号記録面に到達した時点t7の時間差を正規化するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、CD用焦点Fdが未知ディスク100xの表面に到達した時点t2とCD用焦点Fcが未知ディスク100xの信号記録面に到達した時点t7の時間差を正規化するようにしても良い。この場合であっても上述した実施の形態と同様の効果を得ることができる。
さらに上述した実施の形態においては、総検出時間MTAから焦点時間差MTfを減算することにより面時間差MTrを算出するようにした場合について述べたが、本発明は限らず、例えば時点t4においてカウンタをリセットし、面時間差MTrを直接計測するようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、CD判別処理においてデュアルCD面と判別されると、補正機構によって球面収差を補正する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば光ディスク100を排出したり、表示部にその旨を表示するなどのエラー処理を実行するようにしても良い。また単にそのまま処理を終了するようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、第2の焦点としてDVD用焦点Fdを用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、BD用焦点Fbを用いるようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、表面反射パターンESrと記録面反射パターンERrとの間に表われる表面フェイクパターンESf1のゼロクロス点ZCfを第2の焦点がディスク表面に到達する時点とするようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば表面反射パターンESr及び記録面反射パターンERrの後に表われる表面フェイクパターンESfのゼロクロス点を検出し、第2の焦点がディスク表面に到達する時点とするようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、集光レンズと光学素子との組み合わせにより対物レンズ7を構成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、集光レンズ単体によって対物レンズ7を構成するようにしても良く、要は対物レンズ7が複数の焦点を有している波長選択多焦点レンズとして作用すればよい。
さらに上述した実施の形態においては、対物レンズ7がCD用の波長780[nm]、DVD用の波長660[nm]及びBD用の波長405[nm]の3波長に対応するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、種々の波長に対応するようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、レーザダイオード6が単波長のレーザ光を出射するCD用レーザダイオード6c、DVD用レーザダイオード6d、及びBD用レーザダイオード6bにより構成されるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、レーザダイオード6として、例えばCD/DVD用の2種類の波長の光ビームを出射し得る2波長対応レーザダイオードとBD用レーザダイオード6bとを組み合わせるようにし、或いはCD/DVD/BD用の3種類の波長の光ビームを出射し得る3波長対応レーザダイオードを用いるようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、光ディスク装置1が光ディスク100に情報を記録し、また当該光ディスク100から情報を再生する、すなわち記録及び再生の両方を行うようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば光ディスク装置1が情報の再生のみを行う光ディスク再生装置や情報の記録のみを行う光ディスク記録装置である場合に本発明を適用するようにしても良い。さらには、光ディスク装置1がCDメディア100c及びDVDメディア100dについては記録及び再生の両方を行い、BDメディア100bについては再生のみを行う場合に本発明を適用するようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、第1の光源としてのレーザダイオード6cと、他の光源としてのレーザダイオード6dと、対物レンズとしての対物レンズ7と、駆動部としてのアクチュエータ8と、信号処理部としての信号生成部10と、判別部及び正規化部としてのシステム制御部3とによって光ディスク装置としての光ディスク装置1を構成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる第1の光源と、他の光源と、対物レンズと、駆動部と、信号処理部と、正規化部と、判別部とによって本発明の光ディスク装置を構成するようにしても良い。
本発明は、複数の種類の光ディスクに対応した光ディスク装置に利用できる。
従来のメディア種類の判別の説明に供する略線図である。 CDメディアとデュアルディスクのフォーカスエラー信号の説明に供する略線図である。 移動速度の差異によるフォーカスエラー信号の変化の説明に供する略線図である。 光ディスク装置の構成を示す略線図である。 CDメディアにCD用光ビームを照射した場合の説明に供する略線図である。 各パターンの関係の説明に供する略線図である。 移動速度が大きい場合の説明に供する略線図である。 移動速度が小さい場合の説明に供する略線図である。 CD判別処理の説明に供する略線図である。 CD判別処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1……光ディスク装置、2……制御部、3……システム制御部、3A……整合フィルタ設定部、3B……メディア判別部、4……サーボ制御部、5……光ピックアップ、6、6b、6c、6d……レーザダイオード、7……対物レンズ、8……アクチュエータ、9……フォトディテクタ、10……信号生成部、100……光ディスク、100c……CDメディア、100d……DVDメディア、100b……BDメディア、100x……未知ディスク、SFE……フォーカスエラー信号、SPI……プルイン信号、PSr……表面反射パターン、PRr……記録面反射パターン、Pf……フェイクパターン。

Claims (7)

  1. 第1の光ディスク及び当該第1の光ディスクとはカバー層の厚さが異なる第2の光ディスクに対応する第1の光ビームを出射する第1の光源と、
    他の光ディスクに対応し上記第1の光ビームとは波長が異なる他の光ビームを出射する他の光源と、
    上記第1の光ビームを第1の焦点に集光することにより上記第1の光ビームを上記第1の光ディスクの信号記録面に照射し、また上記他の光ビームを第2の焦点に集光することにより上記他のビームを上記他の光ディスクの信号記録面に照射する対物レンズと、
    種類が未知である未知ディスクに対して上記対物レンズを離隔又は近接させるフォーカス方向に一定の移動速度で駆動する駆動部と、
    上記未知ディスクによって上記第1の光ビームが反射されてなる反射光ビームの光量に基づく反射光信号を生成する信号処理部と、
    上記反射光信号を基に、上記未知ディスクの表面が検出された時点と上記信号記録面が検出された時点との面時間差を、上記未知ディスクの表面に上記第1の焦点が到達した時点と上記第2の焦点が到達した時点との焦点時間差によって正規化した正規化値を生成する正規化部と、
    上記正規化値から上記未知ディスクが第1の光ディスク又は第2の光ディスクであるかを判別する判別部と
    を有する光ディスク装置。
  2. 上記正規化部は、
    上記第2の焦点が上記未知ディスクの表面に到達した時点と上記第1の焦点が上記未知ディスクの信号記録面に到達した時点との時間差を上記面時間差とする
    請求項1に記載の光ディスク装置。
  3. 上記反射光信号は、
    上記光ディスクに対するフォーカス方向のずれ量を表すフォーカスエラー信号である
    請求項2に記載の光ディスク装置。
  4. 上記第1の光ディスクは、
    CD(Compact Disc)であり、
    上記第2の光ディスクは、
    デュアルディスクのCD面である
    請求項3に記載の光ディスク装置。
  5. 上記反射光信号は、
    上記反射光ビームの和光量を表すプルイン信号である
    請求項2に記載の光ディスク装置。
  6. 上記正規化部は、
    上記第1の焦点が上記未知ディスクの表面に到達した時点と上記第1の焦点が上記未知ディスクの信号記録面に到達した時点との時間差を上記面時間差とする
    請求項1に記載の光ディスク装置。
  7. 第1の光ディスク及び当該第1の光ディスクとはカバー層の厚さが異なる第2の光ディスクに対応する第1の光ビームを第1の焦点に集光することにより上記第1の光ビームを上記第1の光ディスクの信号記録面に照射し、また他の光ディスクに対応し上記第1の光ビームとは波長が異なる他の光ビームを第2の焦点に集光することにより上記他のビームを上記他の光ディスクの信号記録面に照射する対物レンズを有する光ディスク装置におけるメディア種類判別方法において、
    種類が未知である未知ディスクに対して上記対物レンズを離隔又は近接させるフォーカス方向に一定の移動速度で駆動する駆動ステップと、
    上記未知ディスクによって上記第1の光ビームが反射されてなる反射光ビームの光量に基づく反射光信号を生成する信号処理ステップと、
    上記反射光信号を基に、上記未知ディスクの表面が検出された時点と上記信号記録面が検出された時点との面時間差を、上記未知ディスクの表面に上記第1の焦点が到達した時点と上記第2の焦点が到達した時点との焦点時間差によって正規化して正規化値を生成する正規化ステップと、
    上記正規化値から上記未知ディスクが第1の光ディスク又は第2の光ディスクであるかを判別する判別ステップと
    を有するメディア種類判別方法。
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