JP4395749B2 - 光ディスク装置、ディスク種別判定方法及びディスク種別判定装置 - Google Patents

光ディスク装置、ディスク種別判定方法及びディスク種別判定装置 Download PDF

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Description

本発明は光ディスク装置、ディスク種別判定方法及びディスク種別判定装置に関し、複数の記録層を有する光ディスクに対して記録又は再生を行う光ディスク装置に適用して好適なものである。
従来、光ディスクの記憶容量を拡大するために、情報を蓄積する記録層を光ディスクの厚み方向へ多層積層した多層光ディスクが実用化されている。かかる多層光ディスクに対して情報を記録又は再生をする場合、対物レンズによる光ビームの焦点を目標の記録層へ合致させる必要がある。
ところで多層光ディスクは、その記録層の層数によって反射特性が異なる。また光ディスクには、CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)やDVD−ROM(Digital Versatile Disc-Read Only Memory)のような読み出し専用ディスク、CD−R(Recordable)やDVD−Rのような記録可能ディスク、CD−RW(Rewritable)やDVD−RWのような再記録可能ディスクがあり、これらのフォーマットによっても反射特性が異なる。
このため、光ディスクに対して情報を記録又は再生をするにあたっては、当該光ディスクのフォーマットや層数等に応じて光ビームの出力や球面収差を適宜補正する必要がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−110068公報
ところで近年、短波長の青紫色レーザと高開口数の対物レンズとを用いることで大記憶容量化を実現した光ディスクであるブルーレイディスク(商標)が実用化されている。かかるブルーレイディスクにおいては、要求される記憶容量に応じて、単一の記録層を有する1層のBD−SL(Blu-lay Disc Single Layer)と、2つの記録層をディスクの厚み方向へ積層した2層のBD−DL(Dual Layer)とが規格化されている。またブルーレイディスクは従来のCDやDVDと同様、再記録可能なBD−RE(Rewritable) 、一回記録可能なBD−R、読み出し専用のBD−ROMの3種のフォーマットが規格化されている。
このためブルーレイディスクを記録・再生する光ディスク装置は、そのブルーレイディスクがBD−SLかDLのどちらであるか、またBD−RE、BD−R、BD−ROMのいずれかであるかを判別する必要がある。
ところが、このようなディスク種別を判別するには、光ビームの出力や焦点位置を試行錯誤で変化させながら読み出しを繰り返し、読み出せた記録信号に基づいてディスク種別を確定するため、記録や再生を開始するまでに大幅なタイムロスが生じるという問題点がある。
本発明は以上の点を考慮してなされたものであり、簡易な構成で、高速かつ確実に光ディスクの種別を判定し得る光ディスク装置、光ディスク種別判定方法及び光ディスク種別判定装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、読み出し専用又は記録可能な記録層を1層又は2層有する光ディスクに対し、光ビームを照射して情報の記録又は再生を行う光ディスク装置において、光ビームを集光して光ディスクに照射する対物レンズと、対物レンズを光ビームの光軸方向に駆動して当該光ビームの焦点位置を移動させる駆動手段と、光ビームの反射光を受光し、第1の記録層からの反射光の光量を示す和信号と、当該光ビームの焦点位置から第1の記録層までの距離に応じた信号レベルを焦点位置から所定範囲出力するフォーカスエラー信号と、第2の記録層からの反射光でなる迷光の光量を示す迷光信号とを生成する受光手段と、光ビームの焦点をカバー層側から光ディスクに接近させていき、和信号の信号レベルが第1の記録層及び第2の記録層に対して検出する区間を検出対象区間として認識する区間認識手段と、区間認識手段によって認識した検出対象区間における迷光信号ボトム値と迷光ボトム閾値とを比較して得られた結果の値によって光ディスクの層数を判定する第1の判定手段と、区間認識手段によって認識した検出対象区間における迷光信号ボトム値と迷光ボトム閾値とを比較し、かつ検出対象区間におけるフォーカスエラー信号の最大振幅とフォーカスエラー閾値とを比較して得られた結果の値によって光ディスクの層数を判定する第2の判定手段と、第1の判定手段又は上記第2の判定手段によって光ディスクの層数及び記録層の種別を識別するディスク種別識別手段とを設けた。
この結果光ビームの合焦点が第1の記録層及び第2の記録層に対して検出する区間である検出対象区間において、迷光信号ボトム値及びフォーカスエラー信号の最大振幅とそれぞれ迷光ボトム閾値及びフォーカスエラー閾値と比較することによって光ディスクの層数及び種別を判別できるので、フォーカスサーボが掛る前の時点で光ディスクの層数及び種別を高速かつ確実に判別できる。
上述のように本発明によれば、読み出し専用又は記録可能な記録層を1層又は2層有する光ディスクに対し、光ビームを照射して情報の記録又は再生を行う光ディスク装置において、光ビームを集光して光ディスクに照射する対物レンズと、対物レンズを光ビームの光軸方向に駆動して当該光ビームの焦点位置を移動させる駆動手段と、光ビームの反射光を受光し、第1の記録層からの反射光の光量を示す和信号と、当該光ビームの焦点位置から第1の記録層までの距離に応じた信号レベルを焦点位置から所定範囲出力するフォーカスエラー信号と、第2の記録層からの反射光でなる迷光の光量を示す迷光信号とを生成する受光手段と、光ビームの合焦点をカバー層側から光ディスクに接近させていき、和信号の信号レベルが第1の記録層及び第2の記録層に対して検出する区間を検出対象区間として認識する区間認識手段と、区間認識手段によって認識した検出対象区間における迷光信号ボトム値と迷光ボトム閾値とを比較して得られた結果の値によって光ディスクの層数を判定する第1の判定手段と、区間認識手段によって認識した検出対象区間における迷光信号ボトム値と迷光ボトム閾値とを比較し、かつ検出対象区間におけるフォーカスエラー信号の最大振幅とフォーカスエラー閾値とを比較して得られた結果の値によって光ディスクの層数を判定する第2の判定手段と、第1の判定手段又は上記第2の判定手段によって光ディスクの層数及び記録層の種別を識別するディスク種別識別手段とを設けることにより、光ビームの合焦点が第1の記録層及び第2の記録層に対して検出する区間である検出対象区間において、迷光信号ボトム値及びフォーカスエラー信号の最大振幅とそれぞれ迷光ボトム閾値及びフォーカスエラー閾値と比較することによって光ディスクの層数及び種別を判別できるので、フォーカスサーボが掛る前の時点で光ディスクの層数及び種別を高速かつ確実に判別でき、かくしてフォーカスサーボが掛る前の時点で光ディスクの層数及び種別を高速かつ確実に判別でき得る光ディスク装置を実現できる。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)光ディスク装置の全体構成
図1において、1は全体として本発明によるブルーレイディスク対応の光ディスク装置を示し、焦点位置制御装置としてのマイクロコンピュータ6が不揮発性メモリ11に格納された基本プログラムやディスク種別判別プログラム(後述)等のアプリケーションプログラムに従って光ピックアップ3や当該光ディスク装置1全体を統括制御するようになされており、外部から供給されるリード/ライトコマンドに応じて動作し、ブルーレイディスクでなる光ディスク100に対してデータの記録及び再生を行うようになされている。
また不揮発性メモリ11には、後述するディスク種別判別処理で用いる各種設定値も記憶されている。
光ディスク100は図示しないターンテーブルに載置され、スピンドルモータ(図示せず)によって回転駆動され、光ピックアップ3によって、光ディスク100に記録されているデータやウォブリンググルーブによるADIP(Address In Pre Groove)情報等の読み出しが行なわれる。
ここで図2に示すように光ピックアップ3は、レーザダイオード20から光ビームL1を発射し、コリメータレンズ21、ビームスプリッタ22,レーザ光の球面収差を補正するエキスパンダ23の可動レンズ23A及び固定レンズ23B、レーザ光の出力端となる対物レンズ24を順次介して光ディスク100に照射する。
ちなみに光ピックアップ5は、対物レンズ24の開口数が0.85と大きいために生じるレーザ光L1の球面収差を、球面収差補正手段としてのエキスパンダ23によって補正するようになされている。
すなわち、エキスパンダ23の可動レンズ23Aはアクチュエータ27によって矢印a方向及びb方向に移動可能に保持されており、ドライバ回路18(図1)からのエキスパンダサーボ信号CEに基づいて当該アクチュエータ27を駆動することにより、光ビームL1の球面収差を適切に補正するようになされている。
また対物レンズ24は、駆動手段としての2軸アクチュエータ28によってフォーカス方向(すなわち矢印a方向及びb方向)及びトラッキング方向に移動可能に保持されており、ドライバ回路17(図1)からのフォーカスサーボ信号CF及びトラッキングサーボ信号CTに基づいて当該2軸アクチュエータ28を駆動することにより、光ビームL1のフォーカシング及びトラッキングを制御する。
そして光ピックアップ5は、光ディスク100の記録面で反射された反射光ビームL2を、対物レンズ24、エキスパンダ23の固定レンズ23B及び可動レンズ23Aを順次介し、ビームスプリッタ22によって反射させ、回折格子29及びコリメータレンズ25を介してフォトディテクタ26に入射させる。
受光手段としてのフォトディテクタ26は入射光に応じた受光信号A〜Jを生成し、サーボエラー信号生成回路4に供給する。サーボエラー信号生成回路4は次式を用いて再生RF信号、フォーカスエラー信号FE及びトラッキングエラー信号TEを生成し、これらをアナログディジタル変換器5に供給する。
RF=A+B+C+D
FE=(A+C)−(B+D)
TE=(A+D)−(B+C)−k{(E−F)+(G−H)} ……(1)
アナログディジタル変換器5は再生RF信号、フォーカスエラー信号FE及びトラッキングエラー信号TEをディジタル変換し、マイクロコンピュータ6に供給する。
マイクロコンピュータのフォーカス制御部12はフォーカスエラー信号FE及びトラッキングエラー信号TEに基づき、光ビームの焦点を光ディスク100の記録層に合致させるためのフォーカスサーボ制御信号及びトラッキングサーボ制御信号を生成し、ディジタルアナログ変換器15を介してドライバ回路17に供給する。ドライバ回路17はフォーカスサーボ制御信号及びトラッキングサーボ制御信号に基づいてフォーカスサーボ信号CF及びトラッキングサーボ信号CTを生成し、光ピックアップ3に供給する。
また球面収差補正部13は、目標の記録層に応じた球面収差制御信号を生成し、ディジタルアナログ変換器16を介してドライバ回路18に供給する。ドライバ回路18は球面収差制御信号に基づいてエキスパンダサーボ信号CEを生成し、光ピックアップ3に供給する。
かくして光ディスク装置1は、光ディスク100の目標の記録面に対して光ビームの球面収差を補正して焦点を合致させ、情報の再生や記録を行うようになされている。
(2)フォトディテクタの構成
図3に示すようにフォトディテクタ26は、光ディスク100における目標の記録層からの戻り光を検出するための第1の光検出部31と、他の記録層からの反射光(これを迷光と呼ぶ)を検出するための第2の光検出部32とを有している。
第1の光検出部31は、1つの4分割光検出素子33と、2つの2分割受光素子34、35とを備えている。4分割検出素子33は、回折格子29によって3つに分割された光
ビームの0次光をA〜Dの4つの受光面で受光する。一方、2分割受光素子34は、回折格子29によって分割された光ビームの1次光をE及びFの2つの受光面で受光する。同様に2分割受光素子35は、回折格子29によって分割された光ビームのうち、残りの1次光をG及びHの2つの受光面で受光する。これら各受光面A〜Hはそれぞれの受光光量に応じた受光信号A〜Hを生成し、サーボエラー信号生成回路4(図1)に供給する。そしてサーボエラー信号生成回路4は、受光信号A〜Hに基づいて再生RF信号、フォーカスエラー信号FE及びトラッキングエラー信号TEを生成する。
これに対して第2の光検出部32は、第1の光検出部31近傍に配設された1つ以上の受光面からなる。図3に示した例では、2分割受光素子34の外方に設けられた受光面Iと、2分割受光素子35の外方に設けられた受光面Jとの2つの受光面で第2の光検出部32が構成され、上述した迷光を受光してその受光光量に応じた受光信号I及びJを生成し、サーボエラー信号生成回路4(図1)に供給する。ちなみに迷光は、図3に一点鎖線で示す範囲内に照射され、第2の光検出部32はこの照射範囲内であればいかなる位置に配置しても良く、受光面の数も2つに限定されない。
この第2の光検出部82によって迷光を検出するメカニズムを、図4を用いて説明する。図4(A)に示すように、対物レンズ24による光ビームの焦点を第1の記録層L0に合致させた状態において、光ビームの一部は第2の記録層L1に到達して反射され、これが迷光として、点線で示される経路を通ってフォトディテクタ26に照射される。この結果、フォトディテクタ26上には、第1の記録層L0で反射された戻り光によるスポットSP0と、迷光によるスポットSP1とが形成される。
また図4(B)に示すように、対物レンズ34による光ビームの焦光点を第2の記録層L1に合致させた状態において、光ビームの一部は第1の記録層L0に到達して反射され、これが迷光として、点線で示される経路を通ってフォトディテクタ26に照射される。この結果、フォトディテクタ26上には、第2の記録層L1で反射された戻り光によるスポットSP1と、迷光によるスポットSP0とが形成される。
なお、1層ディスクにおいては、記録層に合焦した状態では迷光は発生しない。このため、光ビームが目標の記録層に合焦した状態において、第2の光検出部82が生成する受光信号I及びJの信号レベルが増大している場合、光ディスク100は複数の記録層を有していると判定することができる。
すなわちサーボエラー信号生成回路4は受光信号I及びJに基づき、次式を用いて、迷光の強度を表す迷光信号Xを生成し、アナログディジタル変換器5を介してマイクロコンピュータ6に供給する。
X=I+J ……(2)
図5(A)は、1層ディスクに対して球面収差を補正した状態で、対物レンズ34をカバー層側から接近させた状態(すなわち光ビームの焦点をカバー層側から接近させたとき)における和信号SUM、フォーカスエラー信号FE及び迷光信号Xの波形を示す。
和信号SUMはL0層に対する合焦点にピークを有する山を示し、フォーカスエラー信号FEは合焦点にゼロクロスを有するS字波形を示している。また迷光信号Xは、L0層に対する合焦点の前後にピークを有し、合焦点において谷を有する2つ山波形を示している。この合焦点の前後のピークは、L0層に合焦していない状態における当該L0層からの反射、すなわち迷光によるものである。
一方、図5(B)は、2層ディスクのL0層に対して球面収差を補正した状態で、対物レンズ34をカバー層側から接近させた状態を示す。
和信号SUMは、L1層及びL0層に対する合焦点にピークを有する山を示し、フォーカスエラー信号FEはそれぞれの合焦点にゼロクロスを有するS字波形を示している。これに対して迷光信号Xは、L1層の合焦点からL0層の合焦点にかけて連続した山を示している。この連続した山は、L1層に合焦した状態におけるL0層からの迷光、及びL0層に合焦した状態におけるL1層からの迷光によるものである。
このため、合焦点において迷光信号Xのレベルが所定閾値以下の場合はSL(1層)ディスクであり、合焦点において迷光信号Xのレベルが所定閾値以上の場合はDL(2層)ディスクであると判定することができる。
そして、光ディスク装置1のマイクロコンピュータ6は、光ディスク100が装着されると和信号SUM、フォーカスエラー信号FE及び迷光信号Xに基づいて、−SL又は−DLのどちらか、及び−RE、−R、−ROMのいずれであるかというディスク種別を判別し、当該判別した種別に応じて光ビームの出力やフォーカスバイアス、球面収差補正値を設定して記録・再生を開始する。
ここで、−REディスク及び−Rディスクはそのフォーマットが類似しているため、同一の設定で再生を行った後、読み出したディスク情報に基づいてディスク種別を判別することができる。このため光ディスク装置1では、ディスク種別判別処理において−Rディスクを−REディスクと同一として扱い、SL−RE、SL−ROM、DL−RE、DL−ROMの4種を判別する。
(3)光ディスク装置によるディスク種別の判別
次に、光ディスク装置1によるディスク種別の判別処理を詳細に説明する。
光ディスク装置1のマイクロコンピュータ6は、光ディスク100が装着されたことを検出すると、まず球面収差補正部13及びレーザパワー設定部14を制御して、球面収差補正値及び光ビームのレーザパワーをそれぞれ所定の初期値に設定する。
このときの球面収差補正値は、SLディスク及びDLディスクのL0層のカバー厚である100[μm]に応じた値である。またレーザパワーは、DL−REディスクの再生用パワーと同等のパワーである。これは、ブルーレイディスクの各種ディスクの中でDL−REディスクが最も記録層の反射率が低いため、当該DL−REディスクを確実に再生できるようにするためである。
またマイクロコンピュータの演算部10は、和信号SUM及びフォーカスエラー信号FEに対するゲインをそれぞれ所定の初期値に設定する。
このときの和信号ゲインは、DL−REディスクに対応した値である。これは、後述するディスク種別判定処理において、和信号SUMの信号レベルに基づいてカバー層表面及び記録層を検出することから、記録層の反射率が最も低いDL−REディスクの記録層をも確実に検出できるようにするためである。
また、このときのフォーカスエラー信号ゲインは、SL−REディスクに対応した値である。これは、フォーカスエラー信号FEの信号レベルに基づいてディスク種別を判別するため、最も反射率の低いDL−REのフォーカスエラー信号FEが所定の閾値以下になるようにするためである。
このようにして球面収差、レーザパワー、和信号ゲイン及びフォーカスエラー信号ゲインが初期設定されると、マイクロコンピュータ6はディスク種別判別における第1サーチとして、対物レンズ24を光ディスク100から充分に遠ざけた後レーザダイオード20を発光させ、和信号SUM、フォーカスエラー信号FE及び迷光信号Xをモニタしながら対物レンズ24を光ディスク100の表面に接近させていく。
このとき区間認識手段としての演算部10は、和信号SUMと区間検出閾値THsectとを比較し、当該和信号SUMの信号レベルが区間検出閾値THsectを越えている区間を、カバー層表面又は記録層が存在する区間である検出区間SCn(n=1,2、……)として順次認識する。
例えば図6はDL−ROMディスクに対する第1サーチを示し、カバー層表面を検出してなる第1の検出区間SC1と、L1層及びL0層を一体で検出した第2の検出区間SC2とが検出されている。ここで、上述したように第1サーチではDL−REディスク用のレーザパワーが用いられているため、当該DL−REディスク用よりも記録層の反射率が高いDL−ROMディスクでは、記録層において和信号SUM、フォーカスエラー信号FE及び迷光信号Xが何れも飽和していることがわかる。
さらにマイクロコンピュータ6の演算部10は、各検出区間SCnにおける和信号SUMのピーク値、フォーカスエラー信号FEの最大振幅、及び迷光信号Xのボトム値を検出し、それぞれを和信号ピーク値Pn、フォーカスエラー最大振幅Wn、及び迷光信号ボトム値Bnとして、図示しないRAM(Random Access Memory)に記憶する。図6では第1の検出期間SC1及び第2の検出期間SC2が認識されているため、それぞれについての和信号ピーク値P1及びP2、フォーカスエラー最大振幅W1及びW2、迷光信号ボトム値B1及びB2が記憶される。
なおマイクロコンピュータ6は、対物レンズ24が光ディスク100に接触することを防止するため、和信号SUMの信号レベルが区間検出閾値THsectを下回った後、所定の再検出期間Tr以内に次の検出区間SCnが検出されなかった場合、第1のサーチを終了する。
ディスク種別識別手段としての演算部10は、このようにして第1サーチで検出した和信号ピーク値Pn、フォーカスエラー最大振幅Wn及び迷光信号ボトム値Bnに基づき、DL−RE、DL−ROM、SLの3種を判別する。なお、この時点ではSL−RE及びSL−ROMは判別できない。
まず演算部10は、最後の検出区間SCnをL0層として認識し、第1のDL判定として、この検出区間における迷光信号ボトム値Bnと、第1の迷光ボトム閾値THb1とを比較する。そして、迷光信号ボトム値Bnが第1の迷光ボトム閾値THb1以上のとき、他の記録層からの迷光が発生しているものとしてDLディスクと判定する。
図6は第1サーチにおけるDL−ROMディスクの信号波形を示し、最後の検出区間SC2における迷光信号ボトム値B2が第1の迷光ボトム閾値THb1以上であるため、DLディスクと判定することができる。
ここで、SL−ROMディスクは記録層の反射率が高いため、例えば、光ピックアップ5の構造上の理由から記録層の反射光が迷光信号Xに影響してしまうなどの理由により、1層ディスクであるにもかかわらず迷光信号ボトム値Bnが大きい値を示すことが考えられる。
この場合、SL−ROMディスクの迷光信号ボトム値BnとDL−REディスクの迷光信号ボトム値Bnとが接近し、光ディスクのバラツキや第1の迷光ボトム閾値THb1の設定値によっては、SL−ROMディスクをDLディスクと誤判定する可能性がある。
このため光ディスク装置1では、第1の迷光ボトム閾値THb1をやや高めに設定して、当該第1の迷光ボトム閾値THb1を用いる第1のDL判定においては、迷光信号ボトム値Bnが大きくDLディスクであることが確実なディスクのみをDLディスクとして判定するようにした。
ところがこれにより、第1のDL判定では、記録層の反射率が低いDL−REディスクはDLディスクと判定されない可能性があるという問題が生じる。
このため光ディスク装置1は、フォーカスエラー最大振幅Wnと迷光信号ボトム値Bnとを用いる第2のDL判別を併用することにより、DLディスクとSLディスクを確実に判別するようになされている。
すなわち演算部10は第2のDL判別として、最後の検出区間SCnにおける迷光信号ボトム値Bnが第2の迷光ボトム閾値THb2以上であり、なおかつフォーカスエラー最大振幅Wnが第1のフォーカスエラー閾値THw1以下の場合、DLディスクと判定する。これは、DL−REディスクは記録層の反射率が低いため、合焦点前後におけるフォーカスエラー信号FEのS字波形振幅が小さいのに対し、SLディスクは記録層の反射率が高いためS字波形振幅が大きいという特徴を利用したものである。ここで、第2の迷光ボトム閾値THb2は第1の迷光ボトム閾値THb1よりも小さい値である。
例えば図7はSL−ROMディスクに対する第1サーチを示し、カバー層表面を検出してなる第1の検出区間SC1と、L0層を検出した第2の検出区間SC2とが検出されている。上述したように第1サーチではDL−REディスク用のレーザパワーが用いられているため、当該DL−REディスクよりも記録層の反射率が高いDL−ROMディスクでは、記録層において和信号SUM及びフォーカスエラー信号FEが飽和している。この場合、最後の検出区間SC2における迷光信号ボトム値B2が第2の迷光ボトム閾値THb2以上であるが、フォーカスエラー最大振幅W2が第1のフォーカスエラー閾値THw1より大きいため、SLディスクと判定される。
一方、図8はDL−REディスクに対する第1サーチを示し、カバー層表面を検出してなる第1の検出区間SC1と、L1層及びL0層を一体で検出した第2の検出区間SC2とが検出されている。この場合、最後の検出区間SC2における迷光信号ボトム値B2は第1の迷光ボトム閾値THb1未満であるため、上述した第1のDL判定ではDLディスクと判定されないものの、迷光信号ボトム値B2が第2の迷光ボトム閾値THb2以上であり、なおかつフォーカスエラー最大振幅W2が第1のフォーカスエラー閾値THw1以下の場合、DLディスクと判定される。
そして、第1及び第2のDL判定によってDLディスクと判定されなかったディスクはSLディスクと判定される。すなわち図9はSL−REディスクに対する第1サーチを示し、カバー層表面を検出してなる第1の検出区間SC1と、L0層を検出した第2の検出区間SC2とが検出されている。SL−REディスクはSL−ROMディスクに比べて記録層反射率が低いため、DL−REディスク用のレーザパワーを用いているにもかかわらず、1層ディスクの特徴である合焦点における迷光信号Xの谷が充分に落ち込み、迷光信号ボトム値B2が第2の迷光ボトム閾値THb2未満であるため、SLディスクと判定される。
さらに演算部10は第1サーチにおいて、最後の検出区間SCnにおけるフォーカスエラー最大振幅Wnに基づき、DLディスクと判定されたディスクに対してDL−REディスクかDL−ROMディスクかをさらに判定する。これは、DL−ROMディスクの記録層反射率がDL−REディスクの反射率よりも高いことを利用している。
すなわち演算部10はDL−ROM/RE判別として、最後の検出区間SCnにおけるフォーカスエラー最大振幅Wnと第2のフォーカスエラー閾値THw2とを比較する。そして、フォーカスエラー最大振幅Wnが第2のフォーカスエラー閾値THw2以上の場合DL−ROMディスクと判定し、第2のフォーカスエラー閾値THw2未満の場合DL−REディスクと判定する。
例えば図6において、最後の検出区間SC2におけるフォーカスエラー最大振幅W2は第2のフォーカスエラー閾値THw2以上であるため、このディスクはDL−ROMディスクと判定される。また図8において、最後の検出区間SC2におけるフォーカスエラー最大振幅W2は第2のフォーカスエラー閾値THw2未満であるため、DL−REディスクと判定される。
かくして光ディスク装置1は第1サーチによってDL−RE、DL−ROM、SLの3種を判別する。
これに加えて光ディスク装置1は、装着された光ディスク100がSLディスクと判別した場合、SL−REかSL−ROMかを判別するための第2サーチを行う。この第2サーチにおいて演算部10は、SL−RE及びSL−ROMの記録層反射率の違いによるフォーカスエラー信号FEの振幅の差に基づいて判別を行う。
すなわちマイクロコンピュータ6は、レーザパワー、和信号SUM及びフォーカスエラー信号FEに対するゲインを、いずれもSL−REディスクに対応した値に設定し、対物レンズ24を光ディスク100から充分に遠ざけた後レーザダイオード20を発光させ、和信号SUM、フォーカスエラー信号FE及び迷光信号Xをモニタしながら対物レンズ24を光ディスク100の表面に接近させていく。
このときマイクロコンピュータ6の演算部10は、和信号SUMと第2の区間検出閾値THsect2とを比較し、当該和信号SUMの信号レベルが第2の区間検出閾値THsect2
を越えている区間を、カバー層表面又は記録層が存在する区間である検出区間SCn(n=1,2、……)として順次認識する。
例えば図10はSL−ROMディスクに対する第2サーチを示し、カバー層表面を検出してなる第1の検出区間SC1と、L1層及びL0層を一体で検出した第2の検出区間SC2とが検出されている。
そしてマイクロコンピュータ6の演算部10は、各検出区間SCnにおけるフォーカスエラー最大振幅Wnを図示しないRAMに記憶する。図10では第1の検出期間SC1及び第2の検出期間SC2が認識されているため、それぞれについてのフォーカスエラー最大振幅W1及びW2が記憶される。
なおマイクロコンピュータ6は、対物レンズ24が光ディスク100に接触することを防止するため、和信号SUMの信号レベルが第2の区間検出閾値THsect2を下回った後、所定の再検出期間Tr以内に次の検出区間SCnが検出されなかった場合、第2サーチを終了する。
マイクロコンピュータ6の演算部10は、このようにして第2サーチで検出したフォーカスエラー最大振幅Wnに基づき、SL−ROMとSL−REとを判別する。
すなわち演算部10は、最後の検出区間SCnを1層ディスクの記録層(L0層)として認識し、SL−ROM/RE判別として、最後の検出区間SCnにおけるフォーカスエラー最大振幅Wnと第3のフォーカスエラー閾値THw23を比較する。そして、フォーカスエラー最大振幅Wnが第3のフォーカスエラー閾値THw3以上の場合SL−ROMディスクと判定し、第3のフォーカスエラー閾値THw3未満の場合DL−REディスクと判定する。
図10では、カバー層表面を検出してなる第1の検出区間SC1と、L0層を検出した第2の検出区間SC2とが検出されている。この場合、最後の検出区間SC2におけるフォーカスエラー最大振幅W2が第3のフォーカスエラー閾値THw3以上のため、SL−ROMディスクと判定される。
一方、図11はSL−REディスクに対する第2サーチを示す。この場合、カバー層表面における和信号SUMの信号レベルが小さいため当該カバー層表面は検出区間として認識されず、L0層による検出区間SC1のみが検出されている。そして、最後の検出区間SC1におけるフォーカスエラー最大振幅W1が第3のフォーカスエラー閾値THw3未満のため、SL−REディスクと判定される。
かくして光ディスク装置1は、SL−RE、SL−ROM、DL−RE、DL−ROMの4種を判別する。
(4)ディスク種別判別処理手順
次に、マイクロコンピュータ6がディスク種別判別プログラムを実行することにより、装着された光ディスク100の種別を判別する際の処理手順を、フローチャートを用いて詳細に説明する。
すなわちマイクロコンピュータ6は、図12に示す第1のディスク種別判別処理手順RT1の開始ステップから入って次のステップSP1に移り、レーザパワーをDL−REディスクの再生時と同等にセットして第1のサーチを開始し、次のステップSP2に移る。
ステップSP2においてマイクロコンピュータ6は、和信号SUMの信号レベルが区間検出閾値THsectを越えている区間を、カバー層表面又は記録層が存在する区間である検出区間SCnとして順次認識するとともに、当該検出区間SCnにおける和信号ピーク値Pn、フォーカスエラー最大振幅Wn、及び迷光信号ボトム値Bnを取得し、最後の検出区間SCnを検出し終わると次のステップSP3に移る。
ステップSP3においてマイクロコンピュータ6は、第1のDL判定として、最後の検出区間における迷光信号ボトム値Bnが第1の迷光ボトム閾値THb1以上か否かを判定する。ステップSP3において肯定結果が得られた場合、このことは迷光信号ボトム値Bnが第1の迷光ボトム閾値THb1以上であり、光ディスク100がDLディスクと確定できるほど迷光光量が多いことを表しており、このときマイクロコンピュータ6はステップSP4に移って、当該光ディスク100の種別をDLディスクと判定した後、次のステップSP7に移る。
これに対し、ステップSP3において否定結果が得られた場合、このことは迷光信号ボトム値Bnが第1の迷光ボトム閾値THb1未満であり、光ディスク100の層数を確定できないため、マイクロコンピュータ6はステップSP5に移って第2のDL判定を行う。
ステップSP5においてマイクロコンピュータ6は、最後の検出区間における迷光信号ボトム値Bnが第2の迷光ボトム閾値THb2以上か否かを判定する。ステップSP5において肯定結果が得られた場合、このことは迷光信号ボトム値Bnが第2の迷光ボトム閾値THb2以上であり、光ディスク100がDLディスクである可能性があることを表しており、このときマイクロコンピュータ6はステップSP6に移る。
ステップSP6においてマイクロコンピュータ6は、最後の検出区間におけるフォーカスエラー振幅Wnが第1のフォーカスエラー閾値THw1以下か否かを判定する。ステップSP6において肯定結果が得られた場合、このことはフォーカスエラー振幅Wnが第1のフォーカスエラー閾値THw1以下であり、光ディスク100がDLディスクと確定できるほどフォーカスエラー振幅が小さいことを表しており、このときマイクロコンピュータ6はステップSP4に移って、当該光ディスク100の種別をDLディスクと判定した後、ステップSP7に移る。
ステップSP7においてマイクロコンピュータ6は、最後の検出区間におけるフォーカスエラー振幅Wnが第2のフォーカスエラー閾値THw2以上か否かを判定する。ステップSP7において肯定結果が得られた場合、このことはフォーカスエラー振幅Wnが第2のフォーカスエラー閾値THw2以上であり、光ディスク100がDL−ROMディスクと確定できるほどフォーカスエラー振幅が大きいことを表しており、このときマイクロコンピュータ6はステップSP8に移って、当該光ディスク100の種別をDL−ROMディスクと判定した後、ステップSP11に移って処理を終了する。
これに対し、ステップSP7において否定結果が得られた場合、このことはフォーカスエラー振幅Wnが第2のフォーカスエラー閾値THw2未満であり、光ディスク100がDL−REディスクと確定できるほどフォーカスエラー振幅が小さいことを表しており、このときマイクロコンピュータ6はステップSP9に移って、当該光ディスク100の種別をDL−REディスクと判定した後、ステップSP11に移って処理を終了する。
一方、ステップSP5において否定結果が得られた場合、このことは迷光信号ボトム値Bnが第2の迷光ボトム閾値THb2未満であり、光ディスク100がSLディスクであると確定できるほど迷光光量が少ないことを表しており、このときマイクロコンピュータ6はステップSP10に移る。
また、ステップSP6において否定結果が得られた場合、このことはフォーカスエラー振幅Wnが第1のフォーカスエラー閾値THw1より大きく、光ディスク100がSLディスクと確定できるほどフォーカスエラー振幅が大きいことを表しており、このときもマイクロコンピュータ6はステップSP10に移る。
そして、ステップSP10においてマイクロコンピュータ6は、当該光ディスク100の種別をSLディスクと判定した後、SL−ROMと−REを判別する第2のサーチを実行し、ステップSP11に移って処理を終了する。
そしてマイクロコンピュータ6は、図13に示す第2のディスク種別判別処理手順RT2の開始ステップから入って次のステップSP21に移り、レーザパワーをSL−REディスクの再生時と同等にセットして第2のサーチを開始し、次のステップSP22に移る。
ステップSP22においてマイクロコンピュータ6は、和信号SUMの信号レベルが第2の区間検出閾値THsect2を越えている区間を、カバー層表面又は記録層が存在する区間である検出区間SCnとして順次認識するとともに、当該検出区間SCnにおけるフォーカスエラー最大振幅Wnを取得し、最後の検出区間SCnを検出し終わると次のステップSP23に移る。
ステップSP23においてマイクロコンピュータ6は、最後の検出区間におけるフォーカスエラー振幅Wnが第3のフォーカスエラー閾値THw3以上か否かを判定する。ステップSP6において肯定結果が得られた場合、このことはフォーカスエラー振幅Wnが第3のフォーカスエラー閾値THw3以上であり、光ディスク100がSL−ROMディスクと確定できるほどフォーカスエラー振幅が大きいことを表しており、このときマイクロコンピュータ6はステップSP24に移って、当該光ディスク100の種別をSL−ROMディスクと判定した後、ステップSP26に移って処理を終了する。
これに対し、ステップSP23において否定結果が得られた場合、このことはフォーカスエラー振幅Wnが第3のフォーカスエラー閾値THw3未満であり、光ディスク100がSL−REディスクと確定できるほどフォーカスエラー振幅が小さいことを表しており、このときマイクロコンピュータ6はステップSP25に移って、当該光ディスク100の種別をSL−REディスクと判定した後、ステップSP26に移って処理を終了する。
(5)動作及び効果
以上の構成において、マイクロコンピュータ6の演算部10は、光ディスク100が装着されると、ディスク種別を判別すべく、DL−REディスクの再生用レーザパワーで第1サーチを実行し、和信号SUMの信号レベルが区間検出閾値THsectを越えている区間を検出区間SCnとして順次認識する。
そして演算部10は、まず、最後の検出区間SCnにおける迷光信号Xの信号レベルに基づく迷光光量による第1のDL判別を行う。すなわち演算部10は、「最後の検出区間SCnにおける迷光信号ボトム値Bnが第1の迷光ボトム閾値THb1以上」という第1のDL判定条件を満たしている場合、光ディスク100がDLディスクであると確定できるほど迷光光量が多いことから、ディスク種別をDLディスクと判定する。
また演算部10は、記録層反射率が高いことによりSLディスクであるにもかかわらず迷光信号ボトム値Bnが大きい値を示すことがあるSL−ROMディスクと、記録層反射率が低いことによりDLディスクであるにもかかわらず迷光信号ボトム値Bnが小さい値を示すことがあるDL−REディスクとを確実に判別するため、SL−ROMディスクのS字波形振幅がDL−REディスクに比べて大きいことを利用した第2のDL判別を行う。
すなわち第1サーチでは、レーザパワーが反射率の最も低いDL−REディスクの再生用にセットされていることから、反射率の高いSL−ROMディスクのフォーカスエラー最大振幅Wnは飽和するほど大きな値になる。
従って演算部10は、「迷光信号ボトム値Bnが第2の迷光ボトム閾値THb2以上かつフォーカスエラー最大振幅Wnが第1のフォーカスエラー閾値THw1以下」という第2のDL判定条件を満たしている場合、ディスク種別をDLディスクと判定する。
また演算部10は、第1及び第2のDL判定条件をいずれも満たしていない場合、ディスク種別をSLディスクと判定する。
そして演算部10は、第1サーチによってDLディスクと判定した光ディスク100に対し、DL−ROMディスクの記録層反射率がDL−REディスクよりも高いことを利用して、最後の検出区間SCnにおけるフォーカスエラー最大振幅Wnに基づいてDL−REディスクかDL−ROMディスクかをさらに判定する。
すなわち演算部10はDL−ROM/RE判別として、最後の検出区間SCnにおけるフォーカスエラー最大振幅Wnが第2のフォーカスエラー閾値THw2以上の場合、DL−ROMディスクと判定し、第2のフォーカスエラー閾値THw2未満の場合、DL−REディスクと判定する。
さらに演算部10は、第1サーチで判別されたSLディスクに対し、SL−REディスクの再生用レーザパワーで第2サーチを実行し、和信号SUMの信号レベルが区間検出閾値THsectを越えている区間を検出区間SCnとして順次認識する。
そして演算部10は、SL−ROMディスクの記録層反射率がSL−REディスクよりも高いことを利用して、最後の検出区間SCnにおけるフォーカスエラー最大振幅Wnに基づいてSL−REディスクかSL−ROMディスクかをさらに判別する。
すなわち演算部10はSL−ROM/RE判別として、最後の検出区間SCnにおけるフォーカスエラー最大振幅Wnが第3のフォーカスエラー閾値THw3以上の場合、SL−ROMディスクと判定し、第3のフォーカスエラー閾値THw3未満の場合、SL−REディスクと判定する。
以上の構成によれば、和信号ピーク値Pn、フォーカスエラー最大振幅Wn及び迷光信号ボトム値Bnを用いた種別判定を行うことにより、光ディスク100に対してフォーカスサーボが掛かる前の時点で、最大2回のサーチを行うだけでディスク種別を高速かつ確実に判別することができる。
(6)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、第1サーチではレーザパワー及び和信号ゲインをDL−REディスクに対応した値にセットするとともに、フォーカスエラー信号ゲインをSL−REディスクに対応した値にセットするようにしたが、本発明はこれに限らず、上述した第1及び第2のDL判別やDL−ROM/RE判別を確実にできるよう、これらの設定を光ディスク装置1の特性や動作状態等に応じて適宜変更しても良い。
同様に上述の実施の形態においては、第2サーチではレーザパワー、和信号ゲイン及びフォーカスエラー信号ゲインをSL−REディスクに対応した値にセットするようにしたが、本発明はこれに限らず、上述したSL−ROM/RE判別を確実にできるよう、これらの設定を光ディスク装置1の特性や動作状態等に応じて適宜変更しても良い。
また上述の実施の形態においては、第1サーチでDLディスクと判定した場合、当該第1サーチのフォーカスエラー最大振幅Wnを用いてDL−ROM/RE判別を行うようにしたが、本発明はこれに限らず、SLディスクと同様にDLディスクに対しても第2サーチを実行し、当該第2サーチのフォーカスエラー最大振幅Wnを用いてDL−ROM/RE判別を行うようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、フォーカスエラー最大振幅Wnを用いてDL−ROM/RE判別やSL−ROM/RE判別を行うようにしたが、本発明はこれに限らず、和信号ピーク値Pnに基づいてROM/RE判別を行うようにしたり、あるいは和信号ピーク値Pn及びフォーカスエラー最大振幅Wnの双方に基づいてROM/RE判別を行うようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、迷光信号ボトム値Bnに基づく第1のDL判別と、迷光信号ボトム値Bn及びフォーカスエラー最大振幅Wnとに基づく第2のDL判別を併用してDL/SL判別を行うようにしたが、本発明はこれに限らず、第1又は第2のDL判別の一方のみを用いてDL/SL判別を行うようにしても良く、さらには迷光信号ボトム値Bnと和信号ピーク値Pnと用いてDL/SL判別を行うようにしても良い。
本発明の光ディスク装置、光ディスク種別判定方法及び光ディスク種別判定装置は、1層ディスク及び2層ディスクに対応した光ディスク装置に適用することができる。
本発明の光ディスク装置の構成を示すブロック図である。 光ピックアップの構成を示す略線図である。 フォトディテクタの構造の説明に供する略線図である。 迷光の形成の説明に供する略線図である。 迷光信号の説明に供する特性曲線図である。 DL−ROMディスクに対する第1サーチの説明に供する特性曲線図である。 SL−ROMディスクに対する第1サーチの説明に供する特性曲線図である。 DL−REディスクに対する第1サーチの説明に供する特性曲線図である。 SL−REディスクに対する第1サーチの説明に供する特性曲線図である。 SL−ROMディスクに対する第2サーチの説明に供する特性曲線図である。 SL−REディスクに対する第1サーチの説明に供する特性曲線図である。 第1のディスク種別判定処理手順のフローチャートである。 第2のディスク種別判定処理手順のフローチャートである。
符号の説明
1……光ディスク装置、3……光ピックアップ、4……アナログシグナルプロセッサ、5……アナログディジタル変換器、6……マイクロコンピュータ、7……ディジタルアナログ変換器、8……ドライバ回路、10……演算部、11……不揮発性メモリ、12……サーボ制御部、13……球面収差補正部、14……レーザパワー設定部、20……レーザダイオード、23……エキスパンダ、24……対物レンズ、26……フォトディテクタ。

Claims (12)

  1. 読み出し専用又は記録可能な記録層を1層又は2層有する光ディスクに対し、光ビームを照射して情報の記録又は再生を行う光ディスク装置において、
    上記光ビームを集光して上記光ディスクに照射する対物レンズと、
    上記対物レンズを上記光ビームの光軸方向に駆動して当該光ビームの焦点位置を移動させる駆動手段と、
    上記光ビームの反射光を受光し、第1の記録層からの反射光の光量を示す和信号と、当該光ビームの焦点位置から上記第1の記録層までの距離に応じた信号レベルを焦点位置から所定範囲出力するフォーカスエラー信号と、第2の記録層からの反射光でなる迷光の光量を示す迷光信号とを生成する受光手段と、
    上記光ビームの焦点をカバー層側から上記光ディスクに接近させていき、上記和信号の信号レベルが上記第1の記録層及び上記第2の記録層に対して検出する区間を検出対象区間として認識する区間認識手段と、
    上記区間認識手段によって認識した上記検出対象区間における迷光信号ボトム値と迷光ボトム閾値とを比較して得られた結果の値によって上記光ディスクの層数を判定する第1の判定手段と、
    上記区間認識手段によって認識した上記検出対象区間における迷光信号ボトム値と迷光ボトム閾値とを比較し、かつ上記検出対象区間における上記フォーカスエラー信号の最大振幅とフォーカスエラー閾値とを比較して得られた結果の値によって上記光ディスクの層数を判定する第2の判定手段と、
    上記第1の判定手段又は上記第2の判定手段によって上記光ディスクの層数及び上記記録層の種別を識別するディスク種別識別手段と
    を具える光ディスク装置。
  2. 上記第1の判定手段は、
    上記検出対象区間における迷光信号ボトム値と第1の迷光ボトム閾値とを比較し、上記迷光信号ボトム値が上記第1の迷光ボトム閾値以上である場合に、上記光ディスクを2層光ディスクであると判定し、上記迷光信号ボトム値が、上記第1の迷光ボトム閾値より小さい第2の迷光信号ボトム閾値未満である場合に、上記光ディスクを1層光ディスクであると判定し、
    上記第2の判定手段は、
    上記検出対象区間における上記迷光信号ボトム値が、上記第2の迷光信号ボトム閾値以上であり、かつ上記検出対象区間における上記フォーカスエラー信号の最大振幅が第1のフォーカスエラー閾値以下である場合に、上記光ディスクを2層光ディスクであると判定し、上記検出対象区間における上記迷光信号ボトム値が、上記第2の迷光信号ボトム閾値以上であり、かつ上記フォーカスエラー信号の最大振幅が上記第1のフォーカスエラー閾値以上である場合に、上記光ディスクを1層光ディスクであると判定する
    請求項1に記載の光ディスク装置。
  3. 上記ディスク種別識別手段は、上記第1の判定手段によって上記2層ディスクであると判定した上記光ディスクについて、上記検出対象区間における上記フォーカスエラー信号の最大振幅が第1のフォーカスエラー閾値よりも大きい第2のフォーカスエラー閾値以上のとき、上記光ディスクは2層の読み出し専用ディスクであると判定し、上記第2の判定手段によって上記2層光ディスクであると判定した上記光ディスクについて、上記フォーカスエラー信号の最大振幅が上記第2のフォーカスエラー閾値未満のとき、上記光ディスクは2層の記録可能なディスクであると判定する
    求項に記載の光ディスク装置。
  4. 上記ディスク種別識別手段は、上記第2の判定手段によって上記1層ディスクであると判定した上記光ディスクについて、上記検出対象区間におけるフォーカスエラー信号の最大振幅が第1のフォーカスエラー閾値以上のとき、上記光ディスクは1層の読み出し専用ディスクであると判定し、
    上記ディスク種別識別手段は、第1の判定手段によって上記1層光ディスクであると判定した上記光ディスクについて、上記検出対象区間における上記迷光信号ボトム値が、上記第1の迷光ボトム閾値より小さい第2の迷光信号ボトム閾値未満である場合に、上記光ディスクは1層の記録可能なディスクであると判定する
    求項に記載の光ディスク装置。
  5. 読み出し専用又は記録可能な記録層を1層又は2層有する光ディスクに対し、光ビームを照射して情報の記録又は再生を行う光ディスク装置における、装着された上記光ディスクの種別を判別するディスク種別判定方法において、
    上記光ビームの反射光を受光し、第1の記録層からの反射光の光量を示す和信号と、当該光ビームの焦点位置から上記第1の記録層までの距離に応じた信号レベルを焦点位置から所定範囲出力するフォーカスエラー信号と、第2の記録層からの反射光でなる迷光の光量を示す迷光信号とを生成する信号生成ステップと、
    上記光ビームの焦点をカバー層側から上記光ディスクに接近させていき、上記和信号の信号レベルが上記第1の記録層及び上記第2の記録層に対して検出する区間検出閾値を上回る最後の区間を検出対象区間として認識する区間認識ステップと、
    上記区間認識ステップによって認識した上記検出対象区間における迷光信号ボトム値と迷光ボトム閾値とを比較して得られた結果の値によって上記光ディスクの層数を判定する第1の判定ステップと、
    上記区間認識ステップによって認識した上記検出対象区間における迷光信号ボトム値と迷光ボトム閾値とを比較し、かつ上記検出対象区間における上記フォーカスエラー信号の最大振幅とフォーカスエラー閾値とを比較して得られた結果の値によって上記光ディスクの層数を判定する第2の判定ステップと、
    上記第1の判定ステップ又は上記第2の判定ステップによって上記光ディスクの層数及び上記記録層の種別を識別するディスク種別識別ステップと
    を具えるディスク種別判定方法。
  6. 上記第1の判定ステップは、
    上記検出対象区間における迷光信号ボトム値と第1の迷光ボトム閾値とを比較し、上記迷光信号ボトム値が上記第1の迷光ボトム閾値以上である場合に、上記光ディスクを2層光ディスクであると判定し、上記迷光信号ボトム値が、上記第1の迷光ボトム閾値より小さい第2の迷光信号ボトム閾値未満である場合に、上記光ディスクを1層光ディスクであると判定し、
    上記第2の判定ステップは、
    上記検出対象区間における上記迷光信号ボトム値が、上記第2の迷光信号ボトム閾値以上であり、かつ上記検出対象区間における上記フォーカスエラー信号の最大振幅が第1のフォーカスエラー閾値以下である場合に、上記光ディスクを2層光ディスクであると判定し、上記検出対象区間における上記迷光信号ボトム値が、上記第2の迷光信号ボトム閾値以上であり、かつ上記フォーカスエラー信号の最大振幅が上記第1のフォーカスエラー閾値以上である場合に、上記光ディスクを1層光ディスクであると判定する
    求項に記載のディスク種別判定方法。
  7. 上記ディスク種別識別ステップは、上記第1の判定手段によって上記2層ディスクであると判定した上記光ディスクについて、上記検出対象区間における上記フォーカスエラー信号の最大振幅が第1のフォーカスエラー閾値よりも大きい第2のフォーカスエラー閾値以上のとき、上記光ディスクは2層の読み出し専用ディスクであると判定し、上記第2の判定手段によって上記2層光ディスクであると判定した上記光ディスクについて、上記フォーカスエラー信号の最大振幅が上記第2のフォーカスエラー閾値未満のとき、上記光ディスクは2層の記録可能なディスクであると判定する
    求項に記載のディスク種別判定方法。
  8. 上記ディスク種別識別ステップは、上記第2の判定手段によって上記1層ディスクであると判定した上記光ディスクについて、上記検出対象区間におけるフォーカスエラー信号の最大振幅が第1のフォーカスエラー閾値以上のとき、上記光ディスクは1層の読み出し専用ディスクであると判定し、
    上記ディスク種別識別手段は、第1の判定手段によって上記1層光ディスクであると判定した上記光ディスクについて、上記検出対象区間における上記迷光信号ボトム値が、上記第1の迷光ボトム閾値より小さい第2の迷光信号ボトム閾値未満である場合に、上記光ディスクは1層の記録可能なディスクであると判定する
    求項に記載のディスク種別判定方法。
  9. 読み出し専用又は記録可能な記録層を1層又は2層有する光ディスクに対し、光ビームを照射して情報の記録又は再生を行う光ディスク装置における、装着された上記光ディスクの種別を判別するディスク種別判定装置において、
    上記光ビームを集光して上記光ディスクに照射する対物レンズを当該光ビームの光軸方向に駆動して焦点位置を移動させる駆動手段と、
    上記光ビームの反射光を受光し、第1の記録層からの反射光の光量を示す和信号と、当該光ビームの焦点位置から上記第1の記録層までの距離に応じた信号レベルを焦点位置から所定範囲出力するフォーカスエラー信号と、第2の記録層からの反射光でなる迷光の光量を示す迷光信号とを生成する信号生成手段と、
    上記光ビームの焦点をカバー層側から上記光ディスクに接近させていき、上記和信号の信号レベルが上記第1の記録層及び上記第2の記録層に対して検出する区間を検出対象区間として認識する区間認識手段と、
    上記区間認識手段によって認識した上記検出対象区間における迷光信号ボトム値と迷光ボトム閾値とを比較して得られた結果の値によって上記光ディスクの層数を判定する第1の判定手段と、
    上記区間認識手段によって認識した上記検出対象区間における迷光信号ボトム値と迷光ボトム閾値とを比較し、かつ上記検出対象区間における上記フォーカスエラー信号の最大振幅とフォーカスエラー閾値とを比較して得られた結果の値によって上記光ディスクの層数を判定する第2の判定手段と、
    上記第1の判定手段又は上記第2の判定手段によって上記光ディスクの層数及び上記記録層の種別を識別するディスク種別識別手段と
    を具えるディスク種別判定装置。
  10. 上記第1の判定手段は、
    上記検出対象区間における迷光信号ボトム値と第1の迷光ボトム閾値とを比較し、上記迷光信号ボトム値が上記第1の迷光ボトム閾値以上である場合に、上記光ディスクを2層光ディスクであると判定し、上記迷光信号ボトム値が、上記第1の迷光ボトム閾値より小さい第2の迷光信号ボトム閾値未満である場合に、上記光ディスクを1層光ディスクであると判定し、
    上記第2の判定手段は、
    上記検出対象区間における上記迷光信号ボトム値が、上記第2の迷光信号ボトム閾値以上であり、かつ上記検出対象区間における上記フォーカスエラー信号の最大振幅が第1のフォーカスエラー閾値以下である場合に、上記光ディスクを2層光ディスクであると判定し、上記検出対象区間における上記迷光信号ボトム値が、上記第2の迷光信号ボトム閾値以上であり、かつ上記フォーカスエラー信号の最大振幅が上記第1のフォーカスエラー閾値以上である場合に、上記光ディスクを1層光ディスクであると判定する
    求項に記載のディスク種別判定装置。
  11. 上記ディスク種別識別手段は、上記第1の判定手段によって上記2層ディスクであると判定した上記光ディスクについて、上記検出対象区間における上記フォーカスエラー信号の最大振幅が第1のフォーカスエラー閾値よりも大きい第2のフォーカスエラー閾値以上のとき、上記光ディスクは2層の読み出し専用ディスクであると判定し、上記第2の判定手段によって上記2層光ディスクであると判定した上記光ディスクについて、上記フォーカスエラー信号の最大振幅が上記第2のフォーカスエラー閾値未満のとき、上記光ディスクは2層の記録可能なディスクであると判定する
    求項に記載のディスク種別判定装置。
  12. 上記ディスク種別識別手段は、上記第2の判定手段によって上記1層ディスクであると判定した上記光ディスクについて、上記検出対象区間におけるフォーカスエラー信号の最大振幅が第1のフォーカスエラー閾値以上のとき、上記光ディスクは1層の読み出し専用ディスクであると判定し、
    上記ディスク種別識別手段は、第1の判定手段によって上記1層光ディスクであると判定した上記光ディスクについて、上記検出対象区間における上記迷光信号ボトム値が、上記第1の迷光ボトム閾値より小さい第2の迷光信号ボトム閾値未満である場合に、上記光ディスクは1層の記録可能なディスクであると判定する
    求項に記載のディスク種別判定装置。
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