JP2005135547A - 光ディスク装置における制御方法 - Google Patents

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Abstract

【構成】 光ディスク装置10のメモリ22にサーボ係数およびレーザパワーの初期値を予め設定しておき、起動時などの初期状態においてその初期値を基にサーボなどを制御する。そして、データエリア16へアクセスするときは最適化処理によって最適サーボ係数およびレーザパワーの最適値を求め、それによってサーボやレーザパワーを制御する。また、光ピックアップ28が同一領域内を移動中にコネクションエリア18からの反射光を検出したら、光ピックアップ28が領域を越えて移動すると判断して、移動を停止させ、強制的に元の領域へ戻す。
【効果】 初期状態に初期情報を用いることにより、起動時間を短縮できる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、光ディスク装置における制御方法に関し、特にたとえば、ディスク情報が予め記録された第1領域、信号形式が第1領域の信号形式と異なる第2領域および第1領域と第2領域との間に設けられた何も信号が記録されない第3領域(ミラー領域)を有する光ディスクを記録/再生する光ディスク装置における制御方法に関する。
光ディスクに記録されているデータを読み出す際、安定してデータを読み出すため、ディスクごとにサーボおよびレーザパワーを最適化する。そして、最適化により取得したサーボ係数およびレーザパワーの最適値を光ディスク装置のメモリに保存しておき、その値を基に、サーボおよびレーザパワーを設定する。
ディスク内に信号形式が異なる複数の領域がある場合、各領域におけるサーボおよびレーザパワーの最適値は異なるので、領域に合わせた最適値を設定する必要がある。
このように、各領域毎にメモリ設定値で最適化する方法では、所望のアドレスへのアクセス時間が長くなってしまう。
たとえば、ディスク挿入時や光ディスク装置の起動時など、初めに各領域のサーボおよびレーザパワーを最適化し、領域毎の最適値をメモリに保存する必要があり、時間がかかってしまう。
さらに、たとえば光ピックアップが同一領域内を移動している際、誤って別の領域に移動してしまうと、サーボおよびレーザパワーは移動前の最適値に設定されているので、移動後の領域の信号を読み出せず、アドレスも取得できない。この場合、移動後の領域に対してサーボなどを最適化し、アドレスを取得して現在領域を判断しなければならない。そして、そのアドレスを基に元の正しい領域を認識し、その領域に戻って、さらにサーボなどの最適化処理をする必要がある。このため、光ピックアップの移動および最適化処理などに時間がかかってしまう。
それゆえに、この発明の主たる目的は、信号形式の異なる2以上の領域がある光ディスクであっても、アクセス時間を短くできる、光ディスク装置における制御方法を提供することである。
請求項1の発明は、ディスク情報が予め記録された第1領域、信号形式が第1領域の信号形式と異なる第2領域、および第1領域と第2領域との間に位置し表面がミラー状の第3領域を含む光ディスクを光ピックアップを用いて記録/再生する光ディスク装置における制御方法であって、初期状態において、予め登録している初期情報に基づいてサーボ制御しかつ光ピックアップのレーザパワーを制御することによって第1領域からディスク情報を読み取り、その後光ピックアップを第2領域へ移動させて、光ピックアップからの再生信号に基づいてサーボ制御およびレーザパワーの最適化を行う、制御方法である。
請求項1記載の発明では、第1領域におけるサーボ係数およびレーザパワーの最適値は初期情報として予め設定される際に、登録されている。ディスク挿入時などの初期状態において、光ピックアップを第1領域へ移動させ、初期情報におけるサーボ係数などの最適値を基にサーボなどを調整する。起動時などに初期情報を用いると、第1領域における最適化処理を行わずにすみ、起動時間を短縮することができる。
サーボなどの最適化処理をしてから、第1領域においてディスク情報を読み出した後は、第2領域での再生や記録が中心となる。そこで、第1領域におけるディスク情報取得後、光ピックアップを自動的に第2領域に移動させれば、その後の処理をスムーズに行うことができる。
請求項2の発明は、初期情報に基づいたサーボ制御および光ピックアップのレーザパワーの制御では第1領域からディスク情報を読み取ることができない場合、第1領域において、光ピックアップからの再生信号に基づいてサーボ制御およびレーザパワーの最適化を行ってから、再度第1領域からディスク情報を読み取り、その後
光ピックアップを第2領域へ移動させて、光ピックアップからの再生信号に基づいてサーボ制御およびレーザパワーの最適化を行う、請求項1記載の制御方法である。
請求項2記載の発明では、初期情報によりサーボなどを調整しても、第1領域においてディスク情報が読み出せない場合のみ、第1領域におけるサーボなどの最適化処理をするので、起動時に第1領域におけるサーボなどの最適化処理を常に行う必要はなく、起動時間を短縮することができる。
請求項3の発明は、第1領域または第2領域の対象領域内で光ピックアップを移動させている間に、光ピックアップが第3領域の信号を検出すると、光ピックアップの移動を強制的に停止させる、請求項1または2記載の制御方法である。
請求項3記載の発明では、第1領域から第2領域へ、または第2領域から第1領域へ光ピックアップを移動させる際、光ピックアップは常に第3領域に進入し通過する。このため、たとえば対象としている第1領域内で光ピックアップを移動させている間に、光ピックアップが第3領域の信号を検出したら、光ピックアップが第1領域から第2領域へ領域間を超えようとしているので、直ちに光ピックアップを停止させ、光ピックアップが誤って第2領域へ移動しないようにする。
このようにすれば、誤った領域へ光ピックアップが移動してしまい、そこでサーボなどの最適化を行い、アドレスを読み出し、アドレスから現在位置を認識し、対象領域に戻るなどと言った作業を必要とせず、処理時間を短縮することができる。
請求項4の発明は、光ピックアップを強制停止させた後、光ピックアップを対象領域へ強制的に移動させる、請求項4記載の制御方法である。
請求項4記載の発明では、光ピックアップが誤った領域へ移動しようとするのを停止し、対象となる領域へ戻すことにより、対象領域に合わされたサーボなどの最適状態をそのまま利用することができる。
請求項5の発明は、第1領域と第2領域との間で光ピックアップを移動させている際、光ピックアップが第3領域の信号を検出すると、サーボ係数およびレーザパワーの最適値を切り替える、請求項2または4記載の制御方法である。
請求項5記載の発明では、たとえば、第1領域から第2領域へ移動する場合、検出手段が第3領域の信号を検出しても、上記請求項3および請求項4記載の発明の処理を行わず、第1領域のサーボ係数などから第2領域におけるサーボ係数などへを切り替える。このため、アドレスを取得し、アドレスから現在位置および領域間の移動を把握し、領域を移動したと判断するなどの処理が不要となる。
この発明によれば、初期情報によりサーボ係数およびレーザパワーを設定することにより、2以上の領域を有するディスクであっても、サーボなどの初期の最適化処理を省略し、処理時間の短縮化を図ることができる。
また、第3領域の信号により光ピックアップのいる領域を判断すれば、アドレスから領域を判断する必要がないので、アドレス取得後の判定処理などが不要になる。また、アドレスが取得できない場合でも領域を認識でき、短時間に光ピックアップのいる領域を把握することができる。
さらに、第3領域の信号を検出した際、光ピックアップの移動を停止し、対象領域に戻すようにすれば、アクセス時間の短縮が期待できる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1に示すこの発明の一実施例である光ディスク装置10は、HD DVD12(High Definition Digital Versatile Disc)の記録/再生を行う、光ディスク装置10である。
このHD DVD12は、DVDと同じ0.6mmの厚さのディスクを2枚貼り合わせた1.2mmの厚みを有する光ディスクである。実施例のHD DVD12はリライタブルディスクであり、このリライタブルディスク12には、図2に示すように、同心円状に区分された3つの領域14、16および18が形成される。
内側の領域14はシステムリードインエリア(リードインエリア)と呼ばれ、このリードインエリア14には、ディスク成形時にディスク情報などをピット14aで情報化したエンボス信号が形成される。したがって、このリードインエリア14ではDPD(Differential Phase Detection)方式で信号を再生する。このエリア14のトラックピッチや最短ピット長は赤色レーザを使用するDVD−ROMのトラックピッチや最短ピットとほぼ同等な記録密度である。
外側の領域16はデータエリアと呼ばれ、ユーザによって情報を記録可能な領域である。このデータエリア16はランド16aとグルーブ16bとからなる溝構造を有し、ランド16aおよびグルーブ16bの両方に信号が記録される、いわゆるランド/グルーブ記録を行う領域である。したがって、このデータエリア16ではPP(Push−Pull)方式で信号を再生する。
リードインエリア14とデータエリア16との間にはコネクションエリア18が形成される。このコネクションエリア18には何も記録されず、したがって、その表面は凹凸のない平坦なミラー状である。
HD DVD12の再生専用ディスクの場合には、リードインエリア14とコネクションエリア18は上述のリライタブルディスク12と同じであるが、データエリア16が異なる。再生専用ディスクではデータエリア16はリードインエリア14と同様にエンボス化されたピット14aで形成される。ただし、トラックピッチはリードインエリア14のトラックピッチの約60%と狭く、また最短ピット長は50%と小さくされる。したがって、再生専用ディスクでは、同じエンボス信号であっても、リードインエリア14とデータエリア16とではサーボ係数の最適値は異なる。
図1に戻って、光ディスク装置10はMPU20を含み、このMPU20はメモリ22を有する。MPU20は光ディスク装置10の全体動作を制御するもので、サーボDSP24にコマンドを発行してディスク12を回転させるとともに、レーザドライバ26を制御する。メモリ22には、サーボ係数および光ピックアップ28のレーザパワーのそれぞれの初期情報を予め登録しておく。この初期情報は、光ディスク12を装着したときや光ディスク装置10を起動したとき、すなわち初期状態において、サーボ制御し、レーザパワー制御するために利用する。このメモリ22は、また、最適化処理によって取得したサーボ係数やレーザパワーの最適値を保存するためにも利用される。
詳しく説明すると、サーボDSP24はMPU20からのコマンドに従って、フォーカス、トラッキング、スレッド、スピンドル、チルトなどの各種サーボを実行する。モータ/コイルドライバ30はスピンドルモータ32に駆動電圧を与えるとともに、光ピックアップ28のフォーカスコイル34を駆動する。スピンドルモータ32は光ディスク12を回転させる。
光ピックアップ28は、たとえば青紫色のレーザダイオード36を含み、このレーザダイオード36からの青紫色のレーザ光が、フォーカスコイル34で位置制御される対物レンズ(図示せず)を通して光ディスク12に照射される。光ディスク12で反射されたレーザ光は対物レンズを経て光検出器38に入射される。光検出器38はよく知られているように4つの検出領域を有し、4つの光検知信号をアナログ信号処理回路40へ入力する。
アナログ信号処理回路40は4つの光検知信号に基づいてフォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号を生成するとともに、RF信号をデジタル信号処理回路42へ入力する。フォーカスエラー信号およびトラッキング信号はフォーカスサーボおよびトラッキングサーボのためにサーボDSP24に伝えられる。
デジタル信号処理回路42へ伝えられたRF信号は、イコライザ44によって波形整形され、PRML(Partial Response Maximum Likelihood)回路46によってデジタル信号に変換される。PRML回路46からのデジタル信号はECCデコーダ48によってデコードされ、それによって光ディスク12からデータ再生が行われる。そして、このデジタル信号処理回路42によって再生されたデータは、RAM50に一時的にストアされる。
RAM50にストアされた再生データは、必要に応じて、インタフェース52を介してパソコンなどのホスト(図示せず)に送られる。
このHD DVD12を光ディスク装置10に装着すると、MPU20は図3に示すフロー図に従って、サーボDSP24は図4に示すフロー図に従ってそれぞれ初期処理を実行する。
MPU20は図3のステップS1において、サーボDSP24へコマンドを送り、光ピックアップ28をリードインエリア14へ移動させる。次のステップS3で、MPU20のメモリ22から初期情報を読み出し、その情報におけるサーボ係数および光ピックアップ28のレーザパワーの最適値に基づいてサーボおよびレーザパワーを制御する。したがって、各サーボやレーザパワーなどは最適化され、光ピックアップ28が信号を読み出せる状態になるので、ステップS5にて、光ピックアップ28をリードインエリア14のディスク情報位置へ移動させ、ディスク情報を読み出す。そのディスク情報をECCデコード48を用いてステップS7でデコードさせる。ステップS9においてデコードエラーが発生しなければ、サーボなどは最適状態にあるため、初期情報におけるサーボ係数などの最適値は有効である。
しかし、ステップS9において、デコードエラーが発生したことを検出すると、その初期情報ではサーボなどが最適化されないことを意味しているので、ステップS11でサーボDSP24にサーボ最適化処理コマンドを発行する。サーボDSP24はこれを受けて、自動調整機能によりサーボなどを制御して最適化処理を行う。これによって、サーボ係数などの最適値が求められると、ステップS13でその最適値をリードインエリア用最適値としてメモリ22に保存する。そして、再び、ステップS5に戻って、光ピックアップ28をディスク情報位置へ移動させ、ステップS7にてその情報をデコードする。ステップS9においてデコードエラーが再び発生すると、リードインエリア14におけるサーボなどが最適状態になるまで、上記のステップS5〜ステップS13の処理を繰り返す。
ディスク情報がデコードされれば、その後はデータエリア16でのアクセスが中心となり、リードインエリア14へのアクセスはほとんどないので、光ピックアップ28を自動的にデータエリア16へ移動させる。このため、ステップS15でサーボDSP24にエリアアクセスコマンドを発行して、リードインエリア14からデータエリア16へ光ピックアップ28を移動させる。そして、サーボDSP24から返送されるステータスを待ち、ステータスを受ければ、ステップS17で“YES”となり、次に、ステップS19で、このステータスが正常か否かを判断する。エラーステータスなら、ステップS19で“NO”と判断され、ステップS15に戻り、再アクセスを試みる。
一方、サーボDSP24から正常ステータスを受ければ、ステップS19において、“YES”となり、光ピックアップ28がデータエリア16へ移動したと判断して、ステップS21でサーボDSP24にデータエリア16におけるサーボなどの最適化処理を行わせる。それによって得たデータエリア16の最適値をステップS23でメモリ22に保存する。
図3のステップS15からエリアアクセスコマンドを図4のステップS31でサーボDSP24が受信したら、サーボDSP24はステップS33にて光ピックアップ28をリードインエリア14からデータエリア16へ移動させる。エリア間を移動する際、リードインエリア14とデータエリア16との間のコネクションエリア18を通過するので、光ピックアップ28の光検出器38がコネクションエリア18に照射されたレーザ光の反射光を検出することにより、光ピックアップ28がこのエリアを通過し、データエリア16へ入ったと判断できる。この場合、ステップS35において“YES”となり、ステップS37で光ピックアップ28のアクセスが終了すれば、“YES”とし、ステップS39でMPU20に先に説明した正常ステータスを返送する。
一方、コネクションエリア18にまだ通過せずにリードインエリア14内を光ピックアップ28が移動中の場合、ステップS35において“NO”と判断し、さらに、リードインエリア14内でのアクセス時間が予め設定しておいた最大アクセス時間以内であれば、ステップS41において“NO”となり、さらにステップS35に戻る。ステップS41において最大アクセス時間以内に光ピックアップ28がデータエリア16へ移動できなければ、ステップS41“YES”となり、先に説明したエラーステータスをMPU20に返信する。
このように、初期状態では、まず光ディスク装置10のメモリ22に保存された初期情報によりサーボなどを設定すると、初期動作におけるサーボなどの最適化処理を省くことができ、起動時間を短縮することができる。
リードインエリア14でのディスク情報を取得した後、光ピックアップ28をデータエリア16へ自動的に移動させれば、リードインエリア14からデータエリア16へのアクセス時間を短縮して、次からのデータエリア16での作業を直に行うことができる。
光ピックアップ28がデータエリア16内で記録や再生を行うとき、MPU20は図5に示すフロー図に従って、サーボDSP24は図6に示すフロー図に従ってそれぞれアクセス処理を実行する。
MPU20は図5のステップS51により、光ピックアップ28の現在アドレスを取得し、そのアドレスから記録/再生する目的アドレスへの移動量および移動方向を求め、これらの情報を含むアクセスコマンドをステップS53でサーボDSP24に発行する。そして、ステップS55においてサーボDSP24から返送されるステータスを待ち、ステータスを受信すれば、次のステップS57でそのステータスが正常か否かを判断する。ステータスが正常であれば、光ピックアップ28は目的位置に移動したので、ここで“YES”となりアクセス処理は終了する。一方、エラーステータスなら、“NO“となり、ステップS51に戻り、再びアクセスを実行する。
図5のステップS53におけるMPU20からアクセスコマンドが発行され、図6のステップS61においてサーボDSP24がそれを受信すれば、ステップS51で求めた移動量および移動方向に基づいて、ステップS63でアクセス動作を開始する。ステップS65において、コネクションエリア18に進入せず、データエリア16内の目的アドレスへアクセスすると、ステップS67で“YES”と判断され、ステップS69において正常ステータスをMPU20に返送する。
一方、光検出器38がコネクションエリア18の信号を検出することにより、光ピックアップ28が移動中に誤ってコネクションエリア18へ進入したと、ステップS65において判断すると、光ピックアップ28がデータエリア16から出てしまわないように、ステップS71で光ピックアップ28の移動を強制的に停止させる。停止後、ステップS73でスレッド機構により光ピックアップ28をデータエリア16まで強制的に戻し、ステップS75において光ピックアップ28が目的位置まで移動できなかったと、エラーステータスをMPU20に返送する。
このように、データエリア16内を光ピックアップ28が移動中、光検出器38がコネクションエリア18の反射光を検出することにより、直ちに光ピックアップ28を停止させれば、誤った領域(この場合リードインエリア14)へ移動し、そこでサーボなどの最適化を行い、アドレスを読み出し、アドレスから現在位置を認識し、対象領域に戻るなどと言った動作を防ぎ、処理時間を短縮することができる。
光ピックアップ28が誤った領域へ移動しようとするのを停止し、データエリア16へ戻せば、データエリア16に合わされたサーボなどの最適状態をそのまま利用することができるので、安定して再生または記録を行うことができる。
光ピックアップ28がデータエリア16からリードインエリア14へ移動するとき、MPU20は図7に示すフロー図に従って、サーボDSP24は図8および図9に示すフロー図に従ってそれぞれアクセス処理を実行する。
MPU20は図7のステップS81により、サーボDSP24にエリアアクセスコマンドを発行して、光ピックアップ28をデータエリア16からリードインエリア14へのエリア間を移動させる。ステップS83でサーボDSP24から返送されるステータスを待ち、ステータスを受ければ、次に、ステップS85においてこのステータスが正常か否かを判断し、“NO”なら、エラーステータスなので、ステップS81に戻って再アクセスを試みる。
一方、サーボDSP24から正常ステータスを受ければ、光ピックアップ28がデータエリア16へ移動したと判断されるので、ステップS85を経てステップS87でデータエリア16におけるサーボ係数およびレーザパワーの最適値からリードインエリア14の最適値へ変更する。そして、光ピックアップ28の現在アドレスを読み取り、ステップS89でその現在アドレスと目的アドレスとから移動量および移動方向を求め、目的地へのアクセスコマンドをステップS91でサーボDSP24に発行する。ステップS93においてサーボDSP24からの返送ステータスを待つ。この返送ステータスが正常なら、ステップS95で“YES”と判断し、終了する。一方、エラーステータスなら、“NO“となり、ステップS89に戻り、再びアクセスを試みる。
図7のステップS81からデータエリア16からリードインエリア14へ領域間を移動させるエリアアクセスコマンドをサーボDSP24が受信したら、サーボDSP24は図8の処理を開始する。ステップS101よりMPU20からのエリアアクセスコマンドを受信したら、リードインエリア14の最内周にBCA(Burst Cutting Area)があるため、ステップS103でスレッド機構により光ピックアップ28を自動的にリードインエリア14の最内周へ送る。この際、正常に動作すればコネクションエリア18を通過するので、ステップS105において光検出器38がコネクションエリア18の反射光を検出すれば、光ピックアップ28がリードインエリア14に入ったと判断し、ステップS107により正常ステータスをMPU20に返送する。
一方、ステップS105において“NO”と判断し、コネクションエリアを光ピックアップ28が通過しておらず、まだアクセス動作時間が最大アクセス時間以内であれば、ステップS109おいて“NO”となり、再びステップS105でコネクションエリア18を通過したか否かを判断する。ステップS109において“YES”なら、最大アクセス時間以内にスレッド機構により光ピックアップ28を正常に送ることができなかったことを意味し、ステップS111でエラーステータスをMPU20に返信する。
また、図7のステップS89からリードインエリア14内を移動させるアクセスコマンドが発行され、図9のステップS121においてサーボDSP24がそれを受信すれば、ステップS89で求めた移動量および移動方向へ光ピックアップ28をステップS123で移動させる。その移動中に、誤ってコネクションエリア18に進入し、他のエリアへ移動してしまわないように監視するため、ステップS65においてコネクションエリア18に進入するか否かを判断する。ここで、コネクションエリア18を進入せず、データエリア16内で目的位置へアクセスを終了すると、ステップS127で“YES”と判断され、ステップS129により正常ステータスをMPU20に返送する。ステップS127においてアクセスが終了しなければ、ステップS125に戻る。
一方、ステップS125により“YES”と判断すると、移動中に誤って光ピックアップ28がコネクションエリア18へ進入しているので、光ピックアップ28が誤ってデータエリア16から出てしまわないように、ステップS131で光ピックアップ28の移動を強制的に停止させる。停止後、ステップS135でスレッド機構により光ピックアップ28をデータエリア16まで強制的に戻し、ステップS135においてエラーステータスをMPU20に返送する。
このように、データエリア16からリードインエリア14へなどエリア間を移動させる場合、領域間を越えて光ピックアップ28を移動させるエリアアクセスコマンドを発行すると、図9のステップS131およびステップS135に示す処理は行なわず、コネクションエリア18を通過することにより、リードインエリア14へ移動したと判断し、それに伴いサーボ係数などの最適値を移動後のエリアの最適値へ切り替える。このため、適切にサーボなどが最適化され、安定して光ディスク12を再生/記録することができる。
コネクションエリア18の信号により光ピックアップ28がエリア間を移動したことを認識すれば、アドレスからの判定処理が必要なく、処理時間を短縮することができる。また、アドレスが取得できないような場合でも、適切にサーボなどを最適状態にすることができる。
この発明の一実施例の光ディスク装置を示す断面図である。 (A)はHD DVDの概略構成を示す図解図であり、(B)は(A)の部分拡大図である。 図1実施例の光ディスク装置におけるMPUの初期動作を示すフロー図である。 図3の初期動作についてのサーボDSPの動作を示すフロー図である。 図1実施例の光ディスク装置において光ピックアップをデータエリアへアクセスする際のMPUの動作を示すフロー図である。 図6のデータエリアへのアクセス動作におけるサーボDSPの動作を示すフロー図である。 図1実施例の光ディスク装置において光ピックアップをデータエリアからリードエリアへ移動させる際のMPUの動作を示すフロー図である。 図7の移動におけるサーボDSPの動作を示すフロー図である。 図7の移動におけるサーボDSPの動作を示すフロー図である。
符号の説明
10…光ディスク装置
12…HD DVD
14…リードインエリア
16…データエリア
18…コネクションエリア
20…MPU
24…サーボDSP

Claims (5)

  1. ディスク情報が予め記録された第1領域、信号形式が前記第1領域の信号形式と異なる第2領域、および第1領域と第2領域との間に位置し表面がミラー状の第3領域を含む光ディスクを光ピックアップを用いて記録/再生する光ディスク装置における制御方法であって、
    初期状態において、予め登録している初期情報に基づいてサーボ制御しかつ前記光ピックアップのレーザパワーを制御することによって前記第1領域から前記ディスク情報を読み取り、その後
    前記光ピックアップを前記第2領域へ移動させて、前記光ピックアップからの再生信号に基づいてサーボ制御およびレーザパワーの最適化を行う、制御方法。
  2. 前記初期情報に基づいたサーボ制御および前記光ピックアップのレーザパワーの制御では前記第1領域から前記ディスク情報を読み取ることができない場合、
    前記第1領域において、前記光ピックアップからの再生信号に基づいてサーボ制御およびレーザパワーの最適化を行ってから、再度前記第1領域から前記ディスク情報を読み取り、その後
    前記光ピックアップを前記第2領域へ移動させて、前記光ピックアップからの再生信号に基づいてサーボ制御およびレーザパワーの最適化を行う、請求項1記載の制御方法。
  3. 前記第1領域または前記第2領域の対象領域内で光ピックアップを移動させている間に、前記光ピックアップが前記第3領域の信号を検出すると、前記光ピックアップの移動を強制的に停止させる、請求項1または2記載の制御方法。
  4. 前記光ピックアップを強制停止させた後、前記光ピックアップを前記対象領域へ強制的に移動させる、請求項4記載の制御方法。
  5. 前記第1領域と前記第2領域との間で前記光ピックアップを移動させている際、前記光ピックアップが前記第3領域の信号を検出すると、サーボ係数およびレーザパワーの最適値を切り替える、請求項2または4記載の制御方法。
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