JP2002183978A - 光ディスク媒体判別の温度補償方法及び光ディスク媒体の種類判別装置 - Google Patents

光ディスク媒体判別の温度補償方法及び光ディスク媒体の種類判別装置

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JP2002183978A JP2000381234A JP2000381234A JP2002183978A JP 2002183978 A JP2002183978 A JP 2002183978A JP 2000381234 A JP2000381234 A JP 2000381234A JP 2000381234 A JP2000381234 A JP 2000381234A JP 2002183978 A JP2002183978 A JP 2002183978A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 光ピックアップの温度変化による動特性のば
らつきや特性の温度変化、個々の動特性のばらつきによ
って、光ディスクの表面から記録面までの駆動時間にば
らつきが生じた場合であっても、安価な方法で正確に種
類を判別することができる光ディスク判別の温度補償方
法を提供する。 【解決手段】 フリー状態の位置から光ディスク12の
厚さ方向に光ピックアップ13を駆動して光ディスク1
2の表面3bまでの表面駆動時間を測定し、予め設定さ
れた表面基準駆動時間との差異時間を求め、次いで、光
ディスク13の種類に応じて予め設定された光ディスク
12の表面から記録面4までの各記録面基準駆動時間と
前記差異時間とを演算して光ディスク12の種類を判別
するための判定閾値時間を求め、その後に、光ディスク
12の表面から記録面までの記録面駆動時間を測定し、
前記判定閾値時間に対する大小関係により、光ディスク
12の種類を判別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク媒体の
種類、例えば、コンパクトディスク(CD)とDVDと
の相違を判別する光ディスク媒体判別の温度補償方法及
び光ディスク媒体の種類判別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、光ディスク媒体の種類、例え
ば、コンパクトディスク(CD)とDVDとの相違を判
別する光ディスク媒体の種類判別方法として、以下に記
載する方法が知られている。
【0003】例えば、コンパクトディスク(CD)1と
デジタルバースタイルディスク(DVD)2とでは、図
1(a)、図1(b)に示すように、ディスクラベル面
3aから記録面4までの厚さ方向の位置が異なってい
る。すなわち、CD1は片面に記録面を有する記録媒体
であり、DVD2は中間位置に記録面を有する記録媒体
である。
【0004】そこで、光ピックアップ5(対物レンズを
含む)を一旦デイスクラベル面3aとは反対側の面3b
から離反させる方向(図1(a)、図1(b)では下方
向A)に可動させ、次に、光ピックアップ5を面3bに
接近する方向(上方向B)に可動させて、面3bからの
表面反射光の受光出力に基づき、光ピックアップ5の駆
動時間の計時を開始し、更に光ピックアップ5を上昇さ
せて記録面4からの反射光に基づき光ピックアップ5の
計時を停止し、光ディスク媒体の種類に基づく厚さの相
違を光ピックアップ5の駆動時間に置換して、その光デ
ィスク媒体の種類を判別している。
【0005】すなわち、光ピックアップ5を図2(a)
に示すフォーカスサーチ駆動波形に従って下限位置から
上限位置まで駆動させると、CD1の場合には、面3b
の位置で光ピックアップ5が合焦したとき、図2(b)
に示すように面3bからの表面反射光に基づくフォーカ
ス全加算信号S1が得られ、次いで、記録面4の位置で
光ピックアップ5が合焦したとき、記録面反射光に基づ
くフォーカス全加算信号S2が得られ、このフォーカス
全加算信号S1、S2を閾値Thと比較して、フォーカ
ス全加算信号S1が閾値Thを越えた時点から光ピック
アップ5の駆動時間の計時を開始し、次いで、フォーカ
ス全加算信号S2が閾値Thを越えた時点で光ピックア
ップ5の駆動時間の計時を停止することによって、駆動
時間t1が得られる。
【0006】また、DVD2の場合には、表面3bの位
置で光ピックアップ5が合焦したとき、図2(c)に示
すように表面3bからの表面反射光に基づくフォーカス
全加算信号S3が得られ、次いで、記録面4の位置で光
ピックアップ5が合焦したとき、記録面反射光に基づく
フォーカス全加算信号S4が得られ、このフォーカス全
加算信号S3、S4を閾値Thと比較して、フォーカス
全加算信号S3が閾値Thを越えた時点から光ピックア
ップ5の駆動時間の計時を開始し、次いで、フォーカス
全加算信号S4が閾値Thを越えた時点で光ピックアッ
プ5の駆動時間の計時を停止することによって、駆動時
間t2が得られる。
【0007】そこで、この駆動時間t1、t2の相違に
よって、光ディスク媒体の種類がCD1であるのか、D
VD2であるのかを判定している。
【0008】すなわち、DVD(シングル、デュアル)
2の記録面4の面3bに対する厚さ方向位置は、規格上
0.55mm〜0.653mmであり、CD1の記録面
4の表面3bに対する厚さ方向位置は、規格上約1.1
7mm(ディスクラベル面3aの側から約0.03m
m)であり、DVD2の場合の面3bに対する厚さ方向
位置を0.6mm、CD1の記録面4の面3bに対する
厚さ方向位置を1.2mmと考えて、この厚さ方向位置
の差0.6mmに対応する駆動時間の差によって、CD
1であるのかDVD2であるのかを判定するのである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の光ディスク媒体の種類判別方法は、光ディスクの表
面3bから記録面4までの距離を光ピックアップ5の駆
動時間に置換して、光ディスクの種別を判別する方法で
あるので、光ピックアップ特性の温度変化、光ピックア
ップ個々の動特性のばらつきによって、光ピックアップ
5の光ディスクの表面3bから記録面4までの駆動時間
がばらつくことになり、光ディスクの種類の判別を正確
に行うことができないという不都合がある。
【0010】すなわち、従来の光ディスク媒体の種類判
別方法では、光ディスクの表面3bから記録面4までの
光ピックアップ5の駆動速度が一定でないと、光ディス
クの種類を正確に判定できないという不都合がある。
【0011】本発明は、上記の事情に鑑みて為されたも
ので、その目的とするところは、光ピックアップ特性の
温度変化、光ピックアップ個々の動特性のばらつきによ
って、光ピックアップの光ディスクの表面から記録面ま
での駆動時間にばらつきが生じた場合であっても、安価
な方法で正確に光ディスクの種類を判別することのでき
る光ディスク判別の温度補償方法及び光ディスク媒体の
種類判別装置を提供する。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の光ディ
スク判別の温度補償方法は、光ピックアップを用いてそ
のフリー状態の位置から光ディスクの厚さ方向にその光
ピックアップを駆動してその光ディスクの表面までの表
面駆動時間を測定し、その表面駆動時間と予め設定され
た表面基準駆動時間との差異時間を求め、次いで、光デ
ィスクの種類に応じて予め設定された光ディスクの表面
から記録面までの各記録面基準駆動時間と前記差異時間
とを演算して光ディスクの種類を判別するための判定閾
値時間を求め、その後に、光ディスクの表面から記録面
までの記録面駆動時間を測定し、光ピックアップの記録
面駆動時間の前記判定閾値時間に対する大小関係によ
り、前記光ディスクの種類を判別することを特徴とす
る。
【0013】請求項2に記載の光ディスク媒体の種類判
別装置は、光ピックアップを用いてそのフリー状態の位
置から光ディスクの表面まで駆動させることにより測定
された表面駆動時間と予め設定された表面基準駆動時間
との差異時間を記憶する記憶手段と、光ディスクの種類
に応じて予め設定された光ディスクの表面から記録面ま
での各記録面基準駆動時間と前記差異時間とから光ディ
スクの種類を判別するための判定閾値時間を演算する演
算手段と、前記演算手段により演算された判定閾値時間
を記憶する記憶手段と、光ディスクの表面から記録面ま
で光ピックアップを駆動させることにより測定された記
録面駆動時間の判定閾値時間に対する大小関係により、
前記光ディスクの種類を判別することを特徴とする。
【0014】請求項3に記載の光ディスク媒体判別の温
度補償方法又は請求項4に記載の光ディスク媒体の種類
判別装置は、前記光ディスクの種類が片面に記録面を有
する記録媒体と厚さ方向中間位置に記録面を有する記録
媒体とであり、表面基準駆動時間をTs1、表面駆動時
間をT1、その表面基準駆動時間Ts1と表面駆動時間
T1との差異時間をα、片面に記録面を有する記録媒体
の記録面基準駆動時間をTs3、中間位置に記録面を有
する記録媒体の記録面基準駆動時間をTs4としたと
き、下記の関係式に基づき判定閾値時間Trを求めるこ
とを特徴とする。
【0015】α=T1−Ts1 Tr=(Ts3+Ts4+3α)/2
【0016】
【発明の実施の形態】[発明の実施の形態1]以下に、本
発明に係わる光ディスク判別の温度補償方法及び光ディ
スク媒体の種類判別装置の発明の実施の形態を図3ない
し図7を参照しつつ説明する。
【0017】図3は本発明に係わる光ディスク装置の概
略構成を示し、この図3において、11はスピンドルモ
ータ、12は光ディスク、13は光ピックアップ、14
はその光ピックアップの対物レンズ、15はマイクロコ
ンピュータ、16はフォーカスドライバ、17はRFア
ンプリファイア、18はD/Aコンバータである。
【0018】マイクロコンピュータ15はフォーカスド
ライバ設定制御信号によりフォーカスドライバ16を設
定する機能、ゲイン設定制御信号によりRFアンプリフ
ァイア17のゲインを設定する機能、選択制御信号によ
り再生対象光ディスクを選択する機能を有する。
【0019】光ピックアップ13はフォーカスドライバ
16によって駆動制御され、光ディスク12の各面から
の反射光に基づく全加算信号をRFアンプリファイア1
7に出力し、RFアンプリファイア17は全加算信号を
増幅してD/Aコンバータ18に出力すると共に、フォ
ーカスドライバ16に出力する。
【0020】フォーカスドライバ16は光ピックアップ
13を全加算信号に基づきフィードバック制御する。D
/Aコンバータ18は全加算信号をアナログ・デジタル
変換し、マイクロコンピュータ15に向かって出力す
る。
【0021】そのマイクロコンピュータ15には、第1
タイマー19、第2タイマー20が接続されている。ま
た、そのマイクロコンピュータ15には、図4(b)、
図4(c)に示すように面3bからの表面反射光があっ
たか否かを判定する閾値Th1と記録面4からの記録面
反射光があったか否かを判定する閾値Th2とが記憶さ
れている。また、そのマイクロコンピュータ15には、
光ピックアップ13の表面基準駆動時間Ts1、記録面
基準駆動時間Ts3、Ts4が記憶されていると共に、
表面駆動時間T1に基づいて、光ピックアップ13の判
定閾値時間Trを演算する演算手段が設けられている。
その閾値Th1は閾値Th2よりも小さい値に設定す
る。
【0022】その表面基準駆動時間Ts1は以下の手順
に従って求める。まず、任意の光ディスク再生装置を選
択する。そして、光ピックアップ13’をフリー状態に
してその位置を図5(b)に示すように、その光ピック
アップ13’を点b付近に位置させる。
【0023】次いで、図4(a)に示すフォーカス駆動
波形に従って光ピックアップ13’を駆動し、この光ピ
ックアップ13’を下降させる。ここで、フリー状態の
光ピックアップ13’は点b付近に位置し、レーザー光
がDVD2の記録面4付近で合焦するものとする。
【0024】そして、図4(a)に示すフォーカス駆動
波形に従って図5(b)に示すように、点bから点cに
向かってこの光ピックアップ13’を下降させると同時
に第1タイマー19の計時をスタートさせる。そして、
光ピックアップ13’が点cに位置したときに、図4
(b)、図4(c)に示すように、表面反射光に基づく
フォーカス全加算信号S1又はS3が得られる。マイク
ロコンピュータ15は、フォーカス全加算信号S1、S
3のレベルが閾値Th1を越えたとき、光ピックアップ
13’が面3bに合焦としたとして、第1タイマー19
の計時をストップさせる。
【0025】これによって、表面駆動時間T1’が得ら
れる。次に、他の光ディスク再生装置を選択し、同様に
して表面駆動時間T1”を求める。このようにして求め
た複数の表面駆動時間から平均値を求め、更に設計的条
件による考課を加味して表面基準駆動時間Ts1を求め
る。
【0026】なお、DVD2を用いて位置を求める場
合、フォーカス全加算信号S4との誤検出を防止するた
めに、タイマーによる一定時間未検出の区間を設ける
か、閾値Th1よりも低い閾値を設け、この閾値Th1
を下回ったことを検出した後に、閾値Th1を検出する
等の対策を講じる必要がある。
【0027】次に、記録面基準駆動時間Ts3、Ts4
を以下の手順に従って求める。
【0028】図5(c)に示すように、下限位置から光
ピックアップ13’を上昇させると、点cにおける光ピ
ックアップ13’の面3bへの合焦に基づき、フォーカ
ス全加算信号S1又はS3が得られる。マイクロコンピ
ュータ15は、このフォーカス全加算信号S1又はS3
が閾値Th1を越えた時点で、第2タイマー20の計時
をスタートさせる。
【0029】次いで、光ピックアップ13’を上昇させ
ると、光ディスク媒体がDVD2のときには、点bとほ
ぼ同位置で光ピックアップ13’の記録面4への合焦に
基づき、フォーカス全加算信号S4が図4(c)に示す
ように得られる。
【0030】このフォーカス全加算信号S4が閾値Th
2を越えた時点で、マイクロコンピュータ15は第2タ
イマー20の計時をストップする。この面3bから記録
面4までの光ピックアップ13’の駆動時間を記録面駆
動時間T4’とする。
【0031】また、図5(a)に示すように、光ピック
アップ13’を上昇させると、光ディスク媒体がCD1
のときには、点aとほぼ同位置で光ピックアップ13’
の記録面4への合焦に基づき、フォーカス全加算信号S
2が図4(b)に示すように得られる。このフォーカス
全加算信号S2が閾値Th2を越えた時点で、マイクロ
コンピュータ15は第2タイマー20の計時をストップ
する。この面3bから記録面4までの光ピックアップ1
3’の駆動時間を記録面駆動時間T3’とする。
【0032】その記録面基準駆動時間T3’、T4’の
測定は、複数の光ディスク再生装置で行う。求めた値は
平均値を求め、更に設計的条件による考課を加味して記
録面基準駆動時間Ts3、Ts4を求める。
【0033】基準判定閾値Ts2は、その記録面基準駆
動時間Ts3、Ts4の中間の値、すなわち、Ts2=
(Ts3+Ts4)/2から求める値である。
【0034】以下、図6を参照しながら図7に示すフロ
ーチャートに従って、判定閾値時間Trを求める手順に
ついて説明する。
【0035】マイクロコンピュータ15は、図6(b)
に示すように、点bの位置から光ピックアップ13をダ
ウンさせる方向に駆動するフォーカスドライバ設定制御
信号(Down制御信号)を出力する(図7のS.1)。そ
の光ピックアップ13の駆動は図4(a)に示すフォー
カスサーチ駆動波形に従って行う。
【0036】その光ピックアップ13の駆動と同時に、
第1タイマー19の計時をスタートさせる(S.2)。
【0037】そして、フォーカス全加算信号の読み込み
を開始し(S.3)、フォーカス全加算信号S1のレベ
ルが閾値Th1を越えた時点で第1タイマー19の計時
をストップする(S.4、S.5)。すなわち、光ピッ
クアップ13が図6(b)に示すように点cに達した時
点で第1タイマー19の計時をストップする。これによ
って、表面駆動時間T1が取得される。
【0038】演算手段はこの表面駆動時間T1の取得に
基づき、表面基準駆動時間Ts1と表面駆動時間T1と
の差異時間αを演算する(S.6)。
【0039】α=T1−Ts1 この差異時間αは、光ピックアップ特性の温度変化と光
ピックアップ13個々の動特性のばらつきを意味する。
【0040】そして、マイクロコンピュータ15はその
光ピックアップ13を下限位置で200mms待機させ
る(S.7)。
【0041】次いで、マイクロコンピュータ15は、下
限位置から光ピックアップ13をアップさせる方向に駆
動するフォーカスドライバ設定制御信号(Up制御信号)
を出力する(S.8)。と同時に、フォーカス全加算信
号の読み込みを開始し(S.9)、フォーカス全加算信
号S1のレベルが閾値Th1よりも大きいか否かを判断
する(S.10)。
【0042】マイクロコンピュータ15は、フォーカス
全加算信号S1のレベルが閾値Th1を越えた時点で、
第2タイマー20をスタートさせ、計時を開始する
(S.11)。そして、フォーカス全加算信号の読み込
みを行い(S.12)、フォーカス全加算信号が閾値T
h2を越えたか否かを判断する(S.13)。そして、
マイクロコンピュータ15は、フォーカス全加算信号が
閾値Th2を越えた時点で第2タイマー20の計時をス
トップする(S.14)。
【0043】CD1の場合には、図6(a)に示すよう
に、光ピックアップ13が点aに達した時点で、光ピッ
クアップ13が記録面4に合焦するのでフォーカス全加
算信号S2が得られ、このときの光ピックアップ13の
記録面駆動時間をT3とする。
【0044】DVD2の場合には、図6(c)に示すよ
うに、光ピックアップ13が点bに達した時点で、光ピ
ックアップ13が記録面4に合焦するので、フォーカス
全加算信号S4が得られる。このときの光ピックアップ
13の記録面駆動時間をT4とする。
【0045】ここで、記録面基準駆動時間Ts3と記録
面駆動時間T3との差異時間は2α、記録面基準駆動時
間Ts4と記録面駆動時間T4との差異時間はαとみな
して良いと考えられる。
【0046】なぜなら、光ピックアップ13個々の動特
性が光ディスクの種類の判別中に大きく変化するとは考
えられず、また、光ディスクの種類判別中に、温度が急
激に変化するとも考えられないからである。
【0047】また、記録面基準駆動時間Ts3と記録面
駆動時間T3との差異時間を、記録面基準駆動時間Ts
4と記録面駆動時間T4との差異時間の2倍とみなした
わけは、CD1の場合の面3bから記録面4までの距離
は、DVD2の場合の面3bから記録面4までの距離の
約2倍であり、駆動時間が約2倍になると考えられるか
らである。
【0048】従って、2α=T3−Ts3、α=T4−
Ts4の関係式が得られる。
【0049】そこで、判定閾値時間Trを記録面駆動時
間T3と記録面駆動時間T4との平均値に設定すること
にすると、判定閾値時間Trは基準判定閾値Ts2と差
αを用いて、以下の式を用いて表すことができる。 Ts2=(Ts3+Ts4)/2 T3=Ts3+2α、T4=Ts4+α Tr=(T3+T4)/2 =(Ts3+2α+Ts4+α)/2 =(Ts3+Ts4+3α)/2 =(Ts3+Ts4)/2+3α/2 =Ts2+3α/2 従って、この判定閾値時間Tr=Ts2+3α/2を、
光ディスクの種類判別モード中に演算し、記録面駆動時
間tが判定閾値時間Trよりも大きいか否かを判断する
(S.15)。
【0050】そして、マイクロコンピュータ15は、駆
動時間tが判定閾値時間(Ts2+3α/2)よりも大
きいときには、光ディスクがCD1であると判断して、
選択制御信号を光ピックアップ13に出力し(S.1
6)、駆動時間tが判定閾値時間(Ts2+3α/2)
よりも小さいときには、光ディスクがDVD2であると
判断して(S.17)、選択制御信号を光ピックアップ
13に出力し、ディスク再生モードに移行する。
【0051】この発明の実施の形態では、従来と同様
に、光ピックアップをダウンさせる区間において、予め
求められた表面基準駆動時間と光ピックアップの実際の
表面駆動時間との差を求めて判定閾値時間Trを求める
ことにしたので、従来の光ピックアップの駆動のさせか
たを変更することなく、光ピックアップ特性の温度変化
と光ピックアップ個々の動特性のばらつきを補償し、安
価な方法で正確に光ディスクの種類を判別できる。
【0052】なお、この光ディスクの記録面4の厚さ方
向位置は、ディスクのハブへの取り付け精度、すなわ
ち、クランプ精度、チャッキング精度、回転中のディス
ク面の振れ、ディスクの反りによってばらつきがあり、
これらのばらつきによる計時誤差が極力小さくなるよう
に、図8に示す光ディスク12のプログラム領域20の
内側に存在するリードイン領域21で光ディスク媒体の
種類の判別をすることが望ましい。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、光ピックアップの温度
変化による動特性のばらつき、光ピックアップの温度変
化による特性と光ピックアップ個々の動特性のばらつき
によって、光ピックアップの光ディスクの表面から記録
面までの駆動時間にばらつきが生じた場合であっても、
安価な方法で正確に光ディスクの種類を判別することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の光ディスク媒体の種類の判別方法の一
例を示す説明図であって、(a)はCDの場合を示し、
(b)はDVDの場合を示す。
【図2】 従来の光ピックアップの駆動と光ピックアッ
プによる出力との関係を示す説明図であって、(a)は
光ピックアップのフォーカス駆動波形を示し、(b)は
その(a)に示すフォーカス駆動波形に従ってCDに対
して光ピックアップを駆動したときに得られるフォーカ
ス全加算信号を示し、(c)はその(a)に示すフォー
カス駆動波形に従ってDVDに対して光ピックアップを
駆動したときに得られるフォーカス全加算信号を示す。
【図3】 本発明に係わる光ディスク判別の温度補償方
法に用いる光ディスク装置の一例を示すブロック図であ
る。
【図4】本発明に係わる光ピックアップの駆動と光ピッ
クアップによる出力との関係を示す説明図であって、
(a)は光ピックアップのフォーカス駆動波形を示し、
(b)はその(a)に示すフォーカス駆動波形に従って
CDに対して光ピックアップを駆動したときに得られる
フォーカス全加算信号を示し、(c)はその(a)に示
すフォーカス駆動波形に従ってDVDに対して光ピック
アップを駆動したときに得られるフォーカス全加算信号
を示す。
【図5】 本発明に係わる光ディスク判別の温度補償方
法による任意の光ピックアップの駆動の一例を示す図で
あって、(a)はその光ピックアップをCDの記録面に
合焦させた状態を示し、(b)はその光ピックアップを
フリー状態にした状態を示し、(c)はその光ピックア
ップをその標準光ピックアップが臨む面の側に合焦状態
を示す。
【図6】 本発明の実施の形態に係わる光ディスク判別
の温度補償方法による光ピックアップの駆動の一例を示
す図であって、(a)は光ピックアップをCDの記録面
に合焦させた状態を示し、(b)は光ピックアップをフ
リー状態にした状態を示し、(c)は光ピックアップを
その実光ピックアップが臨む面の側に合焦状態を示す。
【図7】 本発明の実施の形態に係わる光ディスク判別
の温度補償方法のフローチャート図である。
【図8】 本発明に係わる光ディスク判別の温度補償方
法を適用した場合の光ピックアップと光ディスクとの半
径方向位置関係を示す図である。
【符号の説明】
3b…表面 4…記録面 12…光ディスク 13…光ピックアップ 15…マイクロコンピュータ(演算手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ピックアップを用いてそのフリー状態
    の位置から光ディスクの厚さ方向にその光ピックアップ
    を駆動してその光ディスクの表面までの表面駆動時間を
    測定し、その表面駆動時間と予め設定された表面基準駆
    動時間との差異時間を求め、次いで、光ディスクの種類
    に応じて予め設定された光ディスクの表面から記録面ま
    での各記録面基準駆動時間と前記差異時間とを演算して
    光ディスクの種類を判別するための判定閾値時間を求
    め、その後に、光ディスクの表面から記録面までの記録
    面駆動時間を測定し、光ピックアップの記録面駆動時間
    の前記判定閾値時間に対する大小関係により、前記光デ
    ィスクの種類を判別することを特徴とする光ディスク媒
    体判別の温度補償方法。
  2. 【請求項2】 光ピックアップを用いてそのフリー状態
    の位置から光ディスクの表面まで駆動させることにより
    測定された表面駆動時間と予め設定された表面基準駆動
    時間との差異時間を記憶する記憶手段と、 光ディスクの種類に応じて予め設定された光ディスクの
    表面から記録面までの各記録面基準駆動時間と前記差異
    時間とから光ディスクの種類を判別するための判定閾値
    時間を演算する演算手段と、 前記演算手段により演算された判定閾値時間を記憶する
    記憶手段と、 光ディスクの表面から記録面まで光ピックアップを駆動
    させることにより測定された記録面駆動時間の判定閾値
    時間に対する大小関係により、前記光ディスクの種類を
    判別することを特徴とする光ディスク媒体の種類判別装
    置。
  3. 【請求項3】 前記光ディスクの種類が片面に記録面を
    有する記録媒体と厚さ方向中間位置に記録面を有する記
    録媒体とであり、表面基準駆動時間をTs1、表面駆動
    時間をT1、その表面基準駆動時間Ts1と表面駆動時
    間T1との差異時間をα、片面に記録面を有する記録媒
    体の記録面基準駆動時間をTs3、中間位置に記録面を
    有する記録媒体の記録面基準駆動時間をTs4としたと
    き、下記の関係式に基づき判定閾値時間Trを求めるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の光ディスク媒体判別の
    温度補償方法。 α=T1−Ts1 Tr=(Ts3+Ts4+3α)/2
  4. 【請求項4】 前記光ディスクの種類が片面に記録面を
    有する記録媒体と厚さ方向中間位置に記録面を有する記
    録媒体とであり、表面基準駆動時間をTs1、表面駆動
    時間をT1、その表面基準駆動時間Ts1と表面駆動時
    間T1との差異時間をα、片面に記録面を有する記録媒
    体の記録面基準駆動時間をTs3、中間位置に記録面を
    有する記録媒体の記録面基準駆動時間をTs4としたと
    き、下記の関係式に基づき判定閾値時間Trを求めるこ
    とを特徴とする請求項2に記載の光ディスク媒体の種類
    判別装置。 α=T1−Ts1 Tr=(Ts3+Ts4+3α)/2
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008123570A (ja) * 2006-11-08 2008-05-29 Sony Corp 光記録媒体駆動装置及び光記録媒体駆動方法
JP2008146698A (ja) * 2006-12-06 2008-06-26 Kenwood Corp 光ディスクのメディアタイプ判別装置、光ディスクのメディアタイプ判別方法及びプログラム
US7680003B2 (en) 2005-09-28 2010-03-16 Panasonic Corporation Optical disk device with disk type recognition

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