JP3318245B2 - 光学的情報記録再生方法 - Google Patents

光学的情報記録再生方法

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JP3318245B2
JP3318245B2 JP29842497A JP29842497A JP3318245B2 JP 3318245 B2 JP3318245 B2 JP 3318245B2 JP 29842497 A JP29842497 A JP 29842497A JP 29842497 A JP29842497 A JP 29842497A JP 3318245 B2 JP3318245 B2 JP 3318245B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光学的情報記録再生
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平9ー138946号公報には、光
学的情報記録再生方法が記載されている。この光学的情
報記録再生方法は、記録信号振幅mや記録パワーPのオ
フセットの影響により最適記録パワーを設定できないと
いう課題を解決しようとするものである。この光学的情
報記録再生方法は、光学的情報記録媒体に対して記録パ
ワーPを逐次変化させながらパターンをテスト記録し、
これを再生して記録パワーPに対応した記録信号振幅m
をモニターし、規格化された傾斜g(P)をg(P)=
(Δm/m)/(ΔP/P)に従って求め、若しくはh
(P)=(Δm/m)/ΔPに従ってh(P)を求め、
g(P)若しくはh(P)に基づいて記録パワーの過不
足を評価することにより最適記録パワーを決定して設定
する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平9ー138
946号公報には、上記光学的情報記録再生方法におい
て、記録パワーに対応した再生信号振幅mの規格化傾斜
g(P)に基づいて最適記録パワーを決定する具体的な
手法については言及していない。この具体的な手法は、
一例として、g(P)が光学的情報記録媒体としての光
ディスクの固有の所定値Gtに等しくなる記録パワーを
探し、Ptに基づいて最適記録パワーを決定することに
なる。
【0004】しかし、具体的には、例えば記録パワーを
光ディスク上の場所を変えて10通り変化させてパター
ンを記録し、それらの場所からの再生信号の振幅に対し
てそれぞれg(P)を計算しても、たかだか10個のデ
ータが得られるだけであり、これらからPtを検索する
のは困難である。また、光ディスクの記録感度ばらつ
き、欠陥、ゴミ、キズや、再生信号測定のばらつき、等
により、10個のg(P)データはばらつくことが予想
される。g(P)は単調性(単調減少または単調増加)
が保証されるかどうかも不明である。したがって、上記
光学的情報記録再生方法では、信頼性のある最適記録パ
ワーを得ることができないことがあり、不都合である。
【0005】本発明は、様々な原因により再生信号振幅
の測定値にばらつきがあっても正確な最適記録パワーを
決定することができる光学的情報記録再生方法を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、光学的情報記録媒体に対し
て記録パワーPを逐次変化させながら未記録部と記録部
とからなるパターンをテスト記録し、このテスト記録し
たパターンから情報を再生して記録パワーPに対応した
再生信号振幅mをモニターし、Pとmの関係から最適記
録パワーを設定する光学的情報記録再生方法であって、
各Pと測定したmの複数の組み合わせから、mをPの連
続関数m(P)として関数近似するステップと、このス
テップで関数近似されたm(P)を使って次の(1)式 (dm/dP)*(P/m)=所定値・・・(1) ただし、dm/dPはm(P)をPで微分した関数を満
たす根であるPtargetに応じた値を最適記録パワ
ーとするステップとを有する ことを特徴とする。
【0007】請求項2に係る発明は、請求項1記載の光
学的情報記録再生方法において、前記m(P)はPの2
次式として関数近似することを特徴とする。
【0008】請求項3に係る発明は、請求項2記載の光
学的情報記録再生方法において、前記2次式をa*P
+b*P+cとし、該2次式a*P +b*P+cの係
数a、b、cと前記所定値から、前記(1)式の根を計
算し、この根に応じた値を最適記録パワーとすることを
特徴とする。
【0009】請求項4に係る発明は、請求項1、2また
は3記載の光学的情報記録再生方法において、前記m、
あるいは前記再生信号の前記未記録部に対応する信号レ
ベル、あるいはこれらの両方が、それぞれ所定値以下と
なるmとPの組み合わせを、前記関数近似の対象から除
ことを特徴とする。
【0010】請求項5に係る発明は、請求項1から4ま
でのいずれか1つに記載の光学的情報記録再生方法にお
いて、前記根が複数あってあらかじめ定められたPの範
囲にひとつだけ入っているとき、そのひとつの根に応じ
た値を最適記録パワーとし、前記根がひとつも前記範囲
に入っていないか、前記根が前記範囲に複数入っている
ときは、どの根に応じた値も最適記録パワーとして採用
しないことを特徴とする。
【0011】請求項6に係る発明は、レーザ光源からの
出射光を対物レンズにより光学的情報記録媒体の記録面
に集光することで、該記録面に対するデータの記録、再
生を行い、前記記録面からの反射光に応じたデータ信号
を増幅するRF検出手段と、該RF検出手段から出力さ
れる信号のピークレベルを検出するピークレベル検出手
段と、前記RF検出手段から出力される信号のボトムレ
ベルを検出するボトムレベル検出手段と、前記ピークレ
ベル検出手段および前記ボトムレベル検出手段からの出
力信号を取り込み、パワー指令を出力するコントローラ
と、前記パワー指令に対応したパワーで前記レーザ光源
を駆動するレーザパワー制御手段とを有する光学的情報
記録再生装置であって、 前記コントローラは、 前記光学
的情報記録媒体の所定の領域に、前記レーザパワー制御
手段による前記レーザ光源の記録パワーPを逐次変化さ
せて未記録部と記録部とからなるパターンデータを複数
回記録させるために、前記パターンデータをテスト記録
させる毎に前記パワー指令を逐次変化させ、各記録パワ
ーPに対する再生データ振幅mを次の(2)式 m=(pk−bt)/pk・・・(2) ただし、pkは各記録パワーPに対する前記パターンデ
ータを記録した領域のデータ再生信号を前記RF検出手
段により増幅して前記ピークレベル検出手段で検出した
ピークレベル、 btは各記録パワーPに対する前記パタ
ーンデータを記録した領域のデータ再生信号を前記RF
検出手段により増幅して前記ボトムレベル検出手段で検
出したボトムレベルにより求め、 各記録パワーPと前記
再生データ振幅mの複数の組み合わせから、mをPの連
続関数m(P)として関数近似し、 次の(3)式 (dm/dP)*(P/m)=所定値・・・(3) ただし、dm/dPはm(P)をPで微分した関数 を満
たす根であるPtに応じた値を求め、 前記Ptを最適記
録パワーとするものである。
【0012】
【0013】
【発明の実施の形態】図1は後述する第1の実施形態に
対する比較例を示す。図1において、101は光学的情
報記録媒体としての光ディスクである。この光ディスク
101は回転駆動手段としての回転モータ102により
回転駆動され、光ピックアップ104内の図示しない光
源、例えばレーザ光源から出射された光ビームが対物レ
ンズ103により光ディスク101の記録面に集光され
ることで光ディスク101の記録面に対するデータの記
録、再生が行われる。
【0014】109は上記レーザ光源のパワーを制御手
段としてのコントローラ108からのパワー指令pによ
り制御するレーザパワー制御手段からなる光源制御手段
である。このレーザパワー制御手段109はコントロー
ラ108からのパワー指令pに対応するパワー(供給電
力)で上記レーザ光源を駆動して図示しないデータ変調
手段からのパルス信号により記録データに応じて上記レ
ーザ光源を変調する。
【0015】光ピックアップ104は、レーザ光源から
出射された光ビームを対物レンズ103により光ディス
ク101の記録面に集光し、光ディスク101の記録面
からの反射光を受光部で受光して光電変換することによ
り、光ディスク101の記録面からの反射光に応じたデ
ータ信号を得る。このデータ信号は、RF検出回路10
5により増幅されてピークレベル検出手段としてのピー
ク検出回路(P/H)106により、その上側のピーク
レベルが検出される。
【0016】また、RF検出回路105からのデータ信
号はその下側のピークレベル(ボトムレベル)がボトム
レベル検出手段としてのボトム検出回路(B/H)10
7により検出され、ピーク検出回路106の出力信号p
k及びボトム検出回路107の出力信号btがコントロ
ーラ108に入力される。コントローラ108は、一般
的なマイクロコンピュータであり、CPU、プログラム
ROM、データRAM、A/D変換器、D/A変換器な
どからなる。コントローラ108は、ピーク検出回路1
06の出力信号pk及びボトム検出回路107の出力信
号btをA/D変換器でA/D変換して取り込み、パワ
ー指令pをD/A変換器でD/A変換してレーザパワー
制御手段109へ出力する。
【0017】図2は本実施形態のアルゴリズムを示す。
以後、演算子表記には以下の記号を使うことがある。
【0018】*:乗算 /:除算 sqrt(x):xの平方根 ステップ201でコントローラ108がレーザパワー制
御手段109へのパワー指令pを逐次変化させながら、
レーザパワー制御手段109がデータ変調手段からのパ
ルス信号によりレーザ光源を未記録部と記録部とからな
るパターンのデータに応じて変調して光ピックアップ1
04により光ディスク101上の所定の領域に未記録部
と記録部とからなるパターンをテスト記録させる。その
所定の領域はパワー校正エリア(PCA:Power
Calibration Area)と呼ぶことがあ
る。
【0019】この場合、コントローラ108がパワー指
令pによりレーザ光源のパワー(記録パワー)Pを例え
ば4mWから11mWまで0.5mWずつ変化させて光
ディスク101上の所定の領域にデータを15回記録さ
せる。しかし、このレーザ光源のパワーPの範囲や、き
ざみ、あるいは光ディスク101上のどの領域にデータ
を記録させるか、等は設計上の選択事項である。
【0020】次に、ステップ202で、光ピックアップ
104が光ディスク101上にステップ201でデータ
を記録させた領域からデータを再生し、光ピックアップ
104からのデータ信号がRF検出回路105により増
幅されてピーク検出回路106及びボトム検出回路10
7によりピークレベルpk及びボトムレベルbtがそれ
ぞれ検出される。この記録パワーP対ピークレベルpk
及びボトムレベルbtの関係は例えば図3に示す表のよ
うになる。
【0021】図3の表において、Pは0.1mW単位
(すなわち、40で4.0mW)に相当するが、この単
位換算は設計上の事項である。また、pk、btは無単
位であるが、これも設計上の事項であり、例えば0.0
1V単位などとしてもよい。iはインデックスである。
図3に示す記録パワーP(Power)対ピークレベル
pk及びボトムレベルbtの関係をプロットすると、図
4に示すようになる。
【0022】次に、ステップ203では、コントローラ
108は、図3の表において、ピーク検出回路106か
らのpkについて所定値より低いデータを排除して所定
値以上のものを選択し、ピーク検出回路106からのp
k及びボトム検出回路107からのbtの各組み合わせ
(データ信号が同じでiが同じであるもの同士)からそ
れぞれ(pk−bt)/pkを求めてこれらの(pk−
bt)/pkについて所定値より低いデータを排除して
所定値以上のものを選択する。
【0023】例えば、pkに対する所定値を100のし
きい値とすると、図3の表ではi=8のデータが排除さ
れる。これは、光ディスク101上に欠陥やキズ等があ
って、その場所の再生データレベルが不安定であるデー
タを排除して、後の計算や判定の信頼性を上げる効果が
ある。また、(pk−bt)/pkは変調度mという。
再生データ振幅を評価するのに、光ディスク101の反
射率そのものの影響は除きたいから、再生データ振幅
(pk−bt)を再生データのピークレベルpkで規格
化したものがmであり、以後再生データ振幅はmで評価
する。異常値(i=8のデータ)を排除して変調度を計
算した結果は図5の表に示すようになる。ここで、デー
タ個数Nは14となる。
【0024】次に、ステップ204で、コントローラ1
08は、図5の表から記録パワーPに対応したmの規格
化傾斜gamma=(Δm/Δp)*(p/m)を計算
する。実際的には、コントローラ108は、i番目のg
ammaを(i−1)番目のmと(i+1)番目のmか
ら傾斜を求め、i番目で規格化する。これはi番目のデ
ータに対して対称にした方が正確な計算ができるためで
ある。
【0025】その式としてはgamma(i)=(m
(i+1)−m(i−1))/(p(i+1)−p(i
−1))*p(i)/m(i)となり、この計算をコン
トローラ108で行う。ここで、0番目とN番目のga
mmaは上式では計算できないので捨て、データ個数N
は12となる。データは図6に示す表のようになる。
【0026】次に、ステップ205で、コントローラ1
08は、関数近似データとして、P(i)をx(i)と
し、gamma−Gt(ただしGtはgammaの目標
となる所定値)をy(i)とすることで、P(i)とg
ammaとGtから連続関数を近似する。gamma=
GtとなるP(i)を求めたいので、gamma−Gt
=0となるP(i)を求めるため、gamma−Gtを
関数近似する。
【0027】次に、ステップ206で、コントローラ1
08は、x(i)、y(i)(データ個数12個)から
2次回帰計算によりyをxの2次式y=a*x2+b*
x+cとして近似し、その係数a、b、cを求める。こ
こに、a*x2+b*x+c=0が、求めるPである。
【0028】次に、ステップ207で、コントローラ1
08は、上記2次式y=a*x2+b*x+cの根P
p、Pmを Pp=−b+sqrt(b2−4*a*c)/(2*a) Pm=−b−sqrt(b2−4*a*c)/(2*a) なる式で計算する。2次式の根は2つである。
【0029】次に、ステップ208で、コントローラ1
08は、2つの根Pp、Pmのうち、正しい方を求めて
これをPt(gamma=Gtとなる記録パワーP)を
採用する。ここでは、コントローラ108は、あらかじ
め定めたパワー範囲R1〜R2の間にPp、Pmのどち
らか一方だけが入っているときにはその一方をPtとし
て採用し、R1〜R2の間にPp、Pmの両方が入って
いる時、及びR1〜R2の間にPp、Pmの両方が入っ
ていない時にはエラー(求めるパワーが存在しなかっ
た)とする。これは請求項7に係る発明に対応する。
【0030】上記エラーは、光ディスク101が不正な
光ディスクであったり、何らかのハードウェア不良が発
生したり、光ディスク101上のPCAに大きなキズな
どがあってパターンを光ディスク101上のPCAに正
しく記録できなかったりする等により発生する。このよ
うな場合は、ステップ201からリトライするか、ある
いは記録パワーとして固定パワーを採用するか、光ディ
スク101を不良として排出するか、様々な対策が考え
られる。いずれにせよ、ステップ208の判断により、
不正な記録パワーが採用されず、良好な記録や、レーザ
光源の保護、光ディスク101記録膜の保護など多くの
効果がある。
【0031】図7は、この比較例において、gamma
=Gt=1.3としたときに、これに相当するパワーP
0の求まる様子を示す。gammaの測定値プロットは
かなりばらつきがあり、そのままでは正しいパワーP0
が求まらない。gammaを2次近似した曲線(a)に
より、gamma=Gt=1.3となるパワーをP0と
することで、パワーのばらつきが抑えられる。
【0032】この比較例は、光学的情報記録媒体として
の光ディスク101に対して記録パワーPを逐次変化さ
せながら未記録部と記録部とからなるパターンをテスト
記録し、このテスト記録したパターンから情報を再生し
て記録パワーPに対応した再生信号振幅mをモニター
し、Pとmの関係から最適記録パワーを設定する光学的
情報記録再生装置において、各Pに対してそのPで規格
化したPの変化量に対する、そのPに対応するmで規格
化したmの変化量gammaを gamma=(Δm/m)/(ΔP/P) なる式で計算し、得られたPとgammaの複数の組み
合わせからgammaをPの連続関数として関数近似
し、この連続関数が所定値となるPの根に応じた値を最
適記録パワーとするので、光ディスクの記録感度ばらつ
き、欠陥、ゴミや、再生信号測定ばらつき、等により再
生信号振幅の測定データがばらついても、正確な最適記
録パワーが得られる。また、関数近似により、少ない個
数のデータで最適記録パワーを決定することができ、テ
スト記録時間及び再生信号振幅の評価時間を短縮するこ
とができる。
【0033】また、この比較例は、上記光学的情報記録
再生装置において、前記m、あるいは前記再生信号の前
記未記録部に対応する信号レベル、あるいはこれらの両
方が、それぞれ所定値以下となるmとPの組み合わせ
を、前記関数近似の対象から除くので、光ディスク上の
欠陥やゴミ、キズ等があって、その場所に記録したテス
ト信号の再生信号に信頼性が欠けていても、そのデータ
を排除して計算することができ、より正確に最適記録パ
ワーを得ることができる。
【0034】次に、本発明を適用した光学的情報記録再
生装置の実施形態を説明する。この実施形態は請求項
1〜6に係る発明を適用した光学的情報記録再生装置の
実施形態である。この実施形態の背景は、図7に示すよ
うに、規格化傾斜gammaが、再生データ振幅mの測
定ばらつきや、光ディスク101上の記録感度ばらつき
による再生信号振幅ばらつき、などの影響を増幅する傾
向にあることである。
【0035】これは、gammaという量が、再生信号
振幅mを記録パワーPで微分した量を基本とするため、
どうしてもノイズを増幅しがちであることに起因する。
図7を見ても、mのばらつきに比べて、gammaのば
らつきの方がかなり大きいことがわかる。このようなg
ammaを元にして最適記録パワーを決定したのでは、
いかに関数近似をしても最適記録パワーのばらつきを抑
えられない懸念がある。そこで、gammaでなくmの
方を関数近似するのが実施形態である。
【0036】この実施形態では、上記比較例において、
図2に示すアルゴリズムの代りに図8に示すアルゴリズ
ムが実行される。ステップ701〜703は上記ステッ
プ201〜203と同じである。ステップ704では、
コントローラ108は、関数近似対象となる、x(i)
をP(i)とし、y(i)をm(i)とすることで、P
(i)とm(i)から連続関数を近似する。図5によれ
ば、データ個数は14個である。
【0037】次に、ステップ705で、コントローラ1
08は、x(i)、y(i)から2次回帰計算によりy
をxの2次式y=a*x2+b*x+cとして近似し、
その係数a、b、cを求める。次に、ステップ706
で、コントローラ108は、 Pp=(−b*(Gt−1)+sqrt(b*(Gt−1)2−4*a*(G t−2)*c*Gt)/2*a*(Gt−2)・・・(1a) Pm=(−b*(Gt−1)−sqrt(b*(Gt−1)2−4*a*(G t−2)*c*Gt)/2*a*(Gt−2)・・・(1b) なる式を計算する。この式の論理的背景に関しては後述
するが、このPp、Pmのどちらかが、求めるパワーP
t、すなわちgamma=Gtとなるパワーである。
【0038】次に、ステップ707で、ステップ208
と同様に、コントローラ108は、2つの根Pp、Pm
のうち、正しい方(gamma=Gtとなる記録パワー
P)を求めてこれをPtとして採用する。ここでは、コ
ントローラ108は、あらかじめ定めたパワー範囲R1
〜R2の間にPp、Pmのどちらか一方だけが入ってい
るときにはその一方をPtとして採用し、R1〜R2の
間にPp、Pmの両方が入っている時、及びR1〜R2
の間にPp、Pmの両方が入っていない時にはエラー
(求めるパワーが存在しなかった)とする。これは請求
項7に係る発明に対応する。
【0039】ここで、上式(1a)(1b)が成立する
理論的背景を記す。求めたいのは、規格化傾斜gamm
a=(dm/dp)*(p/m)がgamma=Gt
(Gtは光ディスク101固有の所定値)となるパワー
Ptである。そこで、gamma=(dm/dp)*
(p/m)=Gtを、mがPの2次式 m=a*P2+b*P+c であるとして解析的に計算する。dm/dPはPの微分
であるので、 dm/dP=2*a*P+b である。したがって、 gamma=(2*a*P+b)*(P/(a*P2+b*P+c)=Gt・ ・・(2) となる。
【0040】式(2)をさらに計算すると、 a*(Gt−2)*P2+b*(Gt−1)*P+c*
Gt=0 が得られる。この式の根が式(1a)(1b)となる。
言い換えれば、式(1a)(1b)は、再生信号振幅m
を記録パワーPの2次式として関数近似し、この式から
mの規格化傾斜gamma=(dm/dP)*(P/
m)が所定値Gtに等しくなるパワーPを求める式であ
る。
【0041】この実施形態のアルゴリズムは、規格化傾
斜gammaを直接に計算せず、振幅mの方を関数近似
した係数だけから目標パワーPtを求めるため、gam
maを計算したときに生ずるばらつきを小さく抑えられ
る。図9は、この実施形態のようにm(P)を2次近似
した係数a、b、cを使って、式(2)によるgamm
aをプロットした曲線(b)を示す。図9において、曲
線(c)はプロットしたmを2次近似したもの、(a)
比較例と同じで、mから直線に求めたgammaを2
次近似したものを示す。
【0042】gammaの目標値Gtを1.3としたと
き、式(1a)(1b)から計算されるパワーPt(P
mまたはPp)は、P0bとなり、比較例で計算される
P0aとは異なる値になる。これは、曲線(a)がga
mmaのプロットから近似したもので、gammaのば
らつきを反映してしまっているのに比べ、曲線(b)が
mのプロットから近似したもの(曲線(c))からga
mmaを計算しているので、ばらつきの影響が小さくな
っているためである。
【0043】この実施形態は、請求項3に係る発明を適
用した光学的情報記録再生装置の実施形態であって、光
学的情報記録媒体としての光ディスク101に対して記
録パワーPを逐次変化させながら未記録部と記録部とか
らなるパターンをテスト記録し、このテスト記録したパ
ターンから情報を再生して記録パワーPに対応した再生
信号振幅mをモニターし、Pとmの関係から最適記録パ
ワーを設定する光学的情報記録再生方法を適用した光学
的情報記録再生装置であって、各Pと測定したmの複数
の組み合わせから、mをPの連続関数m(P)として関
数近似し、次の(1)式 (dm/dP)*(P/m)=所定値・・・(1) ただし、dm/dPはm(P)をPで微分した関数を満
たす根Ptarget(Pm、Ppのいずれか一方)に
応じた値を最適記録パワーとするので、mをまず関数近
似した結果からPtargetを求めることになり、測
定したmに対して規格化傾斜を求める場合のように測定
ばらつきが増幅されてしまうことがなく、再生信号振幅
の測定ばらつきに対してより正確に最適記録パワーを得
ることができる。
【0044】また、この実施形態は、請求項4に係る発
明を適用した光学的情報記録再生装置の実施形態であっ
て、請求項3記載の光学的情報記録再生方法を適用した
光学的情報記録再生装置において、前記m(P)はmの
2次式として関数近似するので、計算が簡単であり、低
コストにできる。また、計算時間も早いため、テスト、
再生信号振幅の評価時間を短縮できる。
【0045】また、この実施形態は、請求項5に係る発
明を適用した光学的情報記録再生装置の実施形態であっ
て、請求項4記載の光学的情報記録再生方法を適用した
光学的情報記録再生装置において、前記2次式をa*P
+b*P+cとし、該2次式a*P+b*P+cの
係数a、b、cと前記所定値から、前記(1)式の根を
計算し、この根に応じた値を最適記録パワーとするの
で、規格化傾斜gamma自体を計算することなく、直
接に最適記録パワーを計算でき、処理が単純になり、低
コストにでき、処理時間も早くなる。
【0046】また、この実施形態は、請求項6に係る発
明を適用した光学的情報記録再生装置の実施形態であっ
て、請求項3、4または5記載の光学的情報記録再生方
法を適用した光学的情報記録再生装置において、前記
m、あるいは前記再生信号の前記未記録部に対応する信
号レベル、あるいはこれらの両方が、それぞれ所定値以
下となるmとPの組み合わせを、前記関数近似の対象か
ら除くので、光ディスク上の欠陥やゴミ、キズ等があっ
て、その場所に記録したテスト信号の再生信号に信頼性
が欠けていても、そのデータを排除して計算することに
なり、より正確に最適記録パワーを得ることができる。
【0047】また、この実施形態は、請求項1から6ま
でのいずれかに記載の光学的情報記録再生方法を適用し
た光学的情報記録再生装置において、前記根が複数あっ
てあらかじめ定められたPの範囲にひとつだけ入ってい
るとき、そのひとつの根に応じた値を最適記録パワーと
し、前記根がひとつも前記範囲に入っていないか、前記
根が前記範囲に複数入っているときは、どの根に応じた
値も最適記録パワーとして採用しないので、不正な光デ
ィスクや、何らかのハードウェア不良、PCAエリアに
大きなキズなどがあって、正しく記録できなかった、等
の予期できない不具合があっても、不正な記録パワーを
採用せず、良好な記録や、レーザ光源の保護、光ディス
ク記録膜の保護など多くの効果がある。
【0048】次に、上記図2のステップ201、20
1、203、204の具体的処理を説明する。図10は
ステップ201の処理例で、P(i)(i=0・・・1
4)に記録パワー値として図3のPが入っているとすれ
ば、コントローラ108がレーザパワー制御手段109
へのパワー指令pを逐次変化させてPを0番から14番
まで逐次変えながら、レーザパワー制御手段109がデ
ータ変調手段からのパルス信号によりレーザ光源を未記
録部と記録部とからなるパターンのデータに応じて変調
して光ピックアップ104により光ディスク101上の
異なる場所sector(i)に未記録部と記録部とか
らなるパターンを書き込む。
【0049】図11はステップ202の処理例であり、
ステップ201でコントローラ108が光ディスク10
1上のパターンを書き込んだ場所sector(i)を
順次に探索(Seek)して光ピックアップ104によ
りパターンを再生し、それぞれの場所からの再生信号の
ピークデータpkとボトムデータbtをピーク検出回路
106及びボトム検出回路107により測定し、これを
コントローラ108がpk(i)、bt(i)としてメ
モリに格納する。これが図3の表となる。
【0050】図12はステップ203の処理例である。
コントローラ108は、図3の表を参照し、0番目から
14番目までのデータに対して、振幅amp(i)=p
k(i)−bt(i)とし、pk(i)が所定値con
st1より大きく、かつ変調度m=amp/pkが所定
値const2より大きいときのみ、mとpの組み合わ
せを採用する。言い換えると、そうでないデータを排除
する。jは、採用したデータの表における順番を0から
順に詰めるインデックスである。この結果、図5の表が
できる。
【0051】図13はステップ204の処理例であり、
コントローラ108は図5の表の0番目(先頭)とN番
目(最後)を除き、規格化傾斜を計算する。この結果、
図6の表ができる。なお、上記実施形態において、図3
の表などの数値例、Gtなど各種所定値、具体的な計算
式、等は、上記のものに限定されるものではなく、各請
求項に係る発明の範囲内で様々な変形が可能である。
【0052】上記比較例及び実施形態で求めたパワーP
tは、そのまま最適記録パワーとして用いるのではな
く、Ptに光ディスク固有の定数ρを乗じて、Pt*ρ
を最適記録パワーとするのが好ましい場合がある。この
ように、Ptからさらに演算等により最適記録パワーを
修正するのは、装置設計上の選択事項である。本発明の
範囲はPtに応じた値を最適記録パワーとすることにあ
る。
【0053】
【発明の効果】以上のように請求項1に係る発明によれ
ば、光学的情報記録媒体に対して記録パワーPを逐次変
化させながら未記録部と記録部とからなるパターンをテ
スト記録し、このテスト記録したパターンから情報を再
生して記録パワーPに対応した再生信号振幅mをモニタ
ーし、Pとmの関係から最適記録パワーを設定する光学
的情報記録再生方法であって、各Pに対してそのPで規
格化したPの変化量に対する、そのPに対応するmで規
格化したmの変化量gammaを gamma=(Δm/m)/(ΔP/P) なる式で計算し、得られたPとgammaの複数の組み
合わせからgammaをPの連続関数として関数近似
し、この連続関数が所定値となるPの根に応じた値を最
適記録パワーとするので、光ディスクの記録感度ばらつ
き、欠陥、ゴミや、再生信号測定ばらつき、等により再
生信号振幅の測定データがばらついても、正確な最適記
録パワーが得られる。また、関数近似により、少ない個
数のデータで最適記録パワーを決定することができ、テ
スト記録時間及び再生信号振幅の評価時間を短縮するこ
とができる。
【0054】請求項2に係る発明によれば、請求項1記
載の光学的情報記録再生方法において、前記m、あるい
は前記再生信号の前記未記録部に対応する信号レベル、
あるいはこれらの両方が、それぞれ所定値以下となるm
とPの組み合わせを、前記関数近似の対象から除くの
で、光ディスク上の欠陥やゴミ、キズ等があって、その
場所に記録したテスト信号の再生信号に信頼性が欠けて
いても、そのデータを排除して計算することができ、よ
り正確に最適記録パワーを得ることができる。
【0055】請求項3に係る発明によれば、光学的情報
記録媒体に対して記録パワーPを逐次変化させながら未
記録部と記録部とからなるパターンをテスト記録し、こ
のテスト記録したパターンから情報を再生して記録パワ
ーPに対応した再生信号振幅mをモニターし、Pとmの
関係から最適記録パワーを設定する光学的情報記録再生
方法であって、各Pと測定したmの複数の組み合わせか
ら、mをPの連続関数m(P)として関数近似し、次の
(1)式 (dm/dP)*(P/m)=所定値・・・(1) ただし、dm/dPはm(P)をPで微分した関数 を満たす根Ptargetに応じた値を最適記録パワー
とするので、mをまず関数近似した結果からPtarg
etを求めることになり、測定したmに対して規格化傾
斜を求める場合のように測定ばらつきが増幅されてしま
うことがなく、再生信号振幅の測定ばらつきに対してよ
り正確に最適記録パワーを得ることができる。
【0056】請求項4に係る発明によれば、請求項3記
載の光学的情報記録再生方法において、前記m(P)は
mの2次式として関数近似するので、計算が簡単であ
り、低コストにできる。また、計算時間も早いため、テ
スト、再生信号振幅の評価時間を短縮できる。
【0057】請求項5に係る発明によれば、請求項4記
載の光学的情報記録再生方法において、前記2次式をa
*P2+b*P+cとし、該2次式a*P2+b*P+c
の係数a、b、cと前記所定値から、前記(1)式の根
を計算し、この根に応じた値を最適記録パワーとするの
で、規格化傾斜gamma自体を計算することなく、直
接に最適記録パワーを計算でき、処理が単純になり、低
コストにでき、処理時間も早くなる。
【0058】請求項6に係る発明によれば、請求項3、
4または5記載の光学的情報記録再生方法において、前
記m、あるいは前記再生信号の前記未記録部に対応する
信号レベル、あるいはこれらの両方が、それぞれ所定値
以下となるmとPの組み合わせを、前記関数近似の対象
から除くので、光ディスク上の欠陥やゴミ、キズ等があ
って、その場所に記録したテスト信号の再生信号に信頼
性が欠けていても、そのデータを排除して計算すること
になり、より正確に最適記録パワーを得ることができ
る。
【0059】請求項7に係る発明によれば、請求項1か
ら6までのいずれかに記載の光学的情報記録再生方法に
おいて、前記根が複数あってあらかじめ定められたPの
範囲にひとつだけ入っているとき、そのひとつの根に応
じた値を最適記録パワーとし、前記根がひとつも前記範
囲に入っていないか、前記根が前記範囲に複数入ってい
るときは、どの根に応じた値も最適記録パワーとして採
用しないので、不正な光ディスクや、何らかのハードウ
ェア不良、PCAエリアに大きなキズなどがあって、正
しく記録できなかった、等の予期できない不具合があっ
ても、不正な記録パワーを採用せず、良好な記録や、レ
ーザ光源の保護、光ディスク記録膜の保護など多くの効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】比較例を示すブロック図である。
【図2】同比較例のアルゴリズムを示すフローチャート
である。
【図3】同比較例の記録パワー対ピークレベル及びボト
ムレベルの関係を示す図である。
【図4】同比較例の記録パワー対ピークレベル及びボト
ムレベルの関係をプロットした特性図である。
【図5】同比較例の異常値を排除して変調度を計算した
結果を示す図である。
【図6】同比較例のgammaを計算した結果を示す図
である。
【図7】同比較例において、gamma=Gt=1.3
としたときに、これに相当するパワーP0の求まる様子
を示す図である。
【図8】本発明の一実施形態のアルゴリズムを示すフロ
ーチャートである。
【図9】同実施形態のmから直線に求めたgammaを
2次近似した曲線(a)、gammaをプロットした曲
線(b)、プロットしたmを2次近似した曲線(c)を
示す図である。
【図10】図2のステップ201の処理例を示すフロー
チャートである。
【図11】図2のステップ202の処理例を示すフロー
チャートである。
【図12】図2のステップ203の処理例を示すフロー
チャートである。
【図13】図2のステップ204の処理例を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
101 光ディスク 104 光ピックアップ 106 ピーク検出回路 107 ボトム検出回路 108 コントローラ

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光学的情報記録媒体に対して記録パワーP
    を逐次変化させながら未記録部と記録部とからなるパタ
    ーンをテスト記録し、このテスト記録したパターンから
    情報を再生して記録パワーPに対応した再生信号振幅m
    をモニターし、Pとmの関係から最適記録パワーを設定
    する光学的情報記録再生方法であって、各Pと測定した
    mの複数の組み合わせから、mをPの連続関数m(P)
    として関数近似するステップと、このステップで関数近
    似されたm(P)を使って次の(1)式 (dm/dP)*(P/m)=所定値・・・(1) ただし、dm/dPはm(P)をPで微分した関数を満
    たす根であるPtargetに応じた値を最適記録パワ
    ーとするステップとを有することを特徴とする光学的情
    報記録再生方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の光学的情報記録再生方法に
    おいて、前記m(P)はPの2次式として関数近似する
    ことを特徴とする光学的情報記録再生方法。
  3. 【請求項3】請求項2記載の光学的情報記録再生方法に
    おいて、前記2次式をa*P+b*P+cとし、該2
    次式a*P+b*P+cの係数a、b、cと前記所定
    値から、前記(1)式の根を計算し、この根に応じた値
    を最適記録パワーとすることを特徴とする光学的情報記
    録再生方法。
  4. 【請求項4】請求項1、2または3記載の光学的情報記
    録再生方法において、前記m、あるいは前記再生信号の
    前記未記録部に対応する信号レベル、あるいはこれらの
    両方が、それぞれ所定値以下となるmとPの組み合わせ
    を、前記関数近似の対象から除くことを特徴とする光学
    的情報記録再生方法。
  5. 【請求項5】請求項1から4までのいずれか1つに記載
    の光学的情報記録再生方法において、前記根が複数あっ
    てあらかじめ定められたPの範囲にひとつだけ入ってい
    るとき、そのひとつの根に応じた値を最適記録パワーと
    し、前記根がひとつも前記範囲に入っていないか、前記
    根が前記範囲に複数入っているときは、どの根に応じた
    値も最適記録パワーとして採用しないことを特徴とする
    光学的情報記録再生方法。
  6. 【請求項6】レーザ光源からの出射光を対物レンズによ
    り光学的情報記録媒体の記録面に集光することで、該記
    録面に対するデータの記録、再生を行い、前記記録面か
    らの反射光に応じたデータ信号を増幅するRF検出手段
    と、該RF検出手段から出力される信号のピークレベル
    を検出するピークレベル検出手段と、前記RF検出手段
    から出力される信号のボトムレベルを検出するボトムレ
    ベル検出手段と、前記ピークレベル検出手段および前記
    ボトムレベル検出手段からの出力信号を取り込み、パワ
    ー指令を出力するコントローラと、前記パワー指令に対
    応したパワーで前記レーザ光源を駆動するレーザパワー
    制御手段とを有する光学的情報記録再生装置であって、 前記コントローラは、 前記光学的情報記録媒体の所定の領域に、前記レーザパ
    ワー制御手段による前記レーザ光源の記録パワーPを逐
    次変化させて未記録部と記録部とからなるパターンデー
    タを複数回記録させるために、前記パターンデータをテ
    スト記録させる毎に前記パワー指令を逐次変化させ、 各記録パワーPに対する再生データ振幅mを次の(2)
    式 m=(pk−bt)/pk・・・(2) ただし、pkは各記録パワーPに対する前記パターンデ
    ータを記録した領域のデータ再生信号を前記RF検出手
    段により増幅して前記ピークレベル検出手段で検出した
    ピークレベル、 btは各記録パワーPに対する前記パターンデータを記
    録した領域のデータ再生信号を前記RF検出手段により
    増幅して前記ボトムレベル検出手段で検出したボトムレ
    ベルにより求め、 各記録パワーPと前記再生データ振幅mの複数の組み合
    わせから、mをPの連続関数m(P)として関数近似
    し、 次の(3)式 (dm/dP)*(P/m)=所定値・・・(3) ただし、dm/dPはm(P)をPで微分した関数を満
    たす根であるPtに応じた値を求め、 前記Ptを最適記録パワーとすることを特徴とする光学
    的情報記録再生装置。
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