JP2008109413A - 弾性波デバイスおよびフィルタ - Google Patents

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Abstract

【課題】高周波数帯域において、圧電性基板に水平に対向する電極からなる容量のQ値が大きい弾性波デバイスおよびフィルタを提供すること。
【解決手段】本発明は、圧電性基板(16)と、圧電性基板(16)上に設けられた弾性波を励振する櫛型電極(12)および反射電極(R1)で構成される共振子(13)と、圧電性基板(16)上に設けられ、共振子(13)に並列または直列に接続され、圧電性基板(16)に水平に対向する櫛型電極型容量(14)と、を具備し、櫛型電極型容量(14)を構成する櫛型電極が共振子(13)を構成する櫛型電極(12)より圧電性基板(16)から離れて設けられている弾性波デバイスである。
【選択図】 図4

Description

本発明は、弾性波デバイスおよびフィルタに関し、より詳細には圧電性基板に水平に対向する電極からなる容量を有する弾性波デバイスおよびフィルタに関する。
弾性波を利用した弾性波デバイスの一つとして、圧電性基板の表面に形成したIDT(interdigital transducer)からなる櫛型電極を備え、この櫛型電極に電力を印加することで励振した弾性波を用いる弾性表面波デバイスは良く知られている。この弾性表面波デバイスは、小型軽量で高減衰量等を得られることから、例えば45MHz〜2GHzの周波数帯域の無線信号を処理する装置、例えば送信バンドパスフィルタ、受信バンドパスフィルタやアンテナ共用器等として広く利用されている。
また、弾性表面波デバイスの他に、異なる2つの媒質の境界を弾性波が伝搬する弾性境界波デバイス(非特許文献1)も開発されている。これによれば、2つの媒質の外表面に異物等が付着しても周波数変動や電気的損失特性に影響を与えない利点がある。また、弾性表面波デバイスにおいては、基板表面に異物が付着しないように密閉された中空構造のパッケージ内に納めることが一般的であったが、弾性境界波デバイスでは中空構造のパッケージ内に納める必要はなく、デバイスの小型化等が期待できる。さらに、櫛型電極をSiO膜で覆うことにより、周波数温度特性の改善も期待できる。
近年、携帯電話端末等の高性能化に伴い、弾性波デバイスに対して通過帯域での低ロス化や非通過帯域での高抑圧化等の特性改善やデバイスサイズの小型化が求められている。例えば、北米の携帯電話方式の1つであるPersonal Communication Service(PCS)方式においては、通過帯域と抑圧帯域とが非常に近接している。通過帯域と抑圧帯域とが近接したフィルタを実現させるには、電気機械結合係数(k)の小さい材料を用いると良いことは広く知られている。しかしながら、kは材料固有の物性値のため、選択した材料によりkの値はほとんど決まってしまう。例えば、携帯電話端末用のバンドパスフィルタ等として広く利用されている、42度YカットX伝搬のLiTaO(タンタル酸リチウム)を用いた弾性波デバイスのkは約7%である。
そこで、kの値自体を制御することは困難であるため、実効的にkの値を小さくする技術が開発されている。例えば、特許文献1に開示されている、容量素子を櫛型電極に並列に接続する技術がある。図1(a)は特許文献1に係る弾性表面波デバイス(従来例1)の模式図であり、図1(b)は図1(a)の等価回路図である。図1(a)を参照に、圧電性基板16上に1対の反射電極R1とその間に設けられた櫛型電極12とで構成される共振子13が設けられている。共振子13に並列に接続し、共振子13と電極の周期が異なる櫛型電極型の容量(以下、櫛型電極型容量と呼ぶ)14が圧電性基板16上に設けられている。櫛型電極型容量14は一対の櫛型電極14a、14bが互いに圧電性基板16の水平方向で対向するよう配置された構成をしている。櫛型電極型容量14を共振子13に接続させることにより、所望の共振周波数を得ることができる。したがって、kの値を実効的に制御することが可能となる。なお、図1(a)において、櫛型電極12、反射電極R1および櫛型電極型容量14の電極指を数本で図示しているが、実際は多数設けられている。(以下、実施例においても同じ)
特開平5−167384号公報 1998 IEEE INTERNATIONAL FREQUENCY CONTROL SYMPOSIUM pp484-488
しかしながら、従来例1に係る弾性波デバイスでは、櫛型電極型容量14の共振周波数より低い周波数帯域では櫛型電極型容量14の共振尖鋭度(Q値)は大きい値を得ることができるが、高い周波数帯域では櫛型電極型容量14のQ値は小さい値しか得られないという課題がある。櫛型電極型容量14のQ値は大きいほど損失の小さいデバイスを得ることができるため、櫛型電極型容量14のQ値は大きい値が望ましい。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、高周波数帯域において、圧電性基板に水平に対向する電極からなる容量のQ値が大きい弾性波デバイスおよびフィルタを提供することを目的とする。
本発明は、圧電性基板と、前記圧電性上に設けられた弾性波を励振する櫛型電極を有する共振子と、前記圧電性基板に設けられ、前記共振子に並列または直列に接続され、前記圧電性基板に水平に対向する電極からなる容量と、を具備し、前記容量を構成する電極が前記共振子を構成する櫛型電極より前記圧電性基板から離れて設けられていることを特徴とする弾性波デバイスである。本発明によれば、高周波数帯域においても圧電性基板に水平に対向する電極からなる容量のQ値が大きい弾性波デバイスを提供することができる。
上記構成において、前記共振子は反射電極を含む構成とすることができる。
上記構成において、前記容量を構成する電極は櫛型電極である構成とすることができる。
上記構成において、前記容量を構成する電極と前記圧電性基板との間に誘電体膜を具備する構成とすることができる。この構成によれば、圧電性基板に水平に対向する電極からなる容量を圧電性基板から容易に離して設けることができる。
上記構成において、前記誘電体膜の厚さは前記共振子を構成する櫛型電極の厚さと同じ厚さである構成とすることができる。この構成によれば、圧電性基板に水平に対向する電極からなる容量を圧電性基板からより容易に離して設けることができる。
上記構成において、前記容量を構成する櫛型電極の周期が前記共振子を構成する櫛型電極の周期より大きい構成とすることができる。この構成によれば、圧電性基板に水平に対向する電極からなる容量のQ値を向上させる効果を得ることができる。
上記構成において、前記共振子を構成する櫛型電極および反射電極を覆うように設けられた第1誘電体膜を具備し、前記第1誘電体膜の厚さが前記共振子を構成する櫛型電極の厚さより厚い構成とすることができる。
上記構成において、前記第1誘電体膜はSiO膜である構成とすることができる。この構成によれば、周波数温度特性を改善することができる。
上記構成において、前記容量を構成する電極が前記第1誘電体膜上に設けられている構成とすることができる。この構成によれば、圧電性基板に水平に対向する電極からなる容量を圧電性基板からより容易に離して設けることができる。
上記構成において、前記第1誘電体膜上に設けられた第2誘電体膜を具備し、前記第2誘電体膜の音速が前記第1誘電体膜の音速より速い構成とすることができる。この構成によれば、弾性波のエネルギーが圧電性基板と第1誘電体膜との間に閉じ込められた境界波を得ることができる。
上記構成において、前記共振子を構成する櫛型電極および反射電極と前記圧電性基板との間に設けられた第3誘電体膜を具備する構成とすることができる。この構成によれば、周波数温度特性をより改善することができる。
上記構成において、前記圧電性基板はLiNbOまたはLiTaOである構成とすることができる。この構成によれば、圧電性基板に水平に対向する電極からなる容量の共振特性を弱める効果をより大きく得ることができる。
上記構成において、前記弾性波デバイスを有するフィルタである構成とすることができる。この構成によれば、通過特性の立ち上がりの急峻性が改善されたフィルタを提供することができる。
本発明によれば、高周波数帯域において、圧電性基板に水平に対向する電極からなる容量のQ値が大きい弾性波デバイスおよびフィルタを提供することができる。
まず、発明者が従来例1の課題を明確にするために行なった実験について説明する。図2は実験に用いた比較例1に係る弾性波デバイスの断面図である。図2を参照に、30度YカットX伝搬のLiNbO(ニオブ酸リチウム)からなる圧電性基板16上にCu(銅)からなる弾性波を励振する櫛型電極12および反射電極R1で構成される共振子13が設けられている。共振子13に並列に接続し、Cuからなる櫛型電極型容量14が圧電性基板16上に設けられている。櫛型電極型容量14を構成する1対の櫛型電極は互いに圧電性基板16の水平方向で対向している。なお、圧電性基板16の水平方向とは、共振子13により励振される弾性波の伝搬方向と同じ方向をいう。共振子13を構成する櫛型電極12の厚さは180nm、電極の周期は2.0μm、電極指幅は0.5μmであり、櫛型電極型容量14の厚さは180nm、電極の周期は3.0μm、電極指幅は1.0μm、電極指間距離は0.5μmである。共振子13を構成する櫛型電極12および反射電極R1と櫛型電極型容量14とを覆うように膜厚1.0μmのSiO(酸化シリコン)膜からなる第1誘電体膜18が設けられ、第1誘電体膜18上には膜厚2.0μmのAl(酸化アルミニウム)膜からなる第2誘電体膜20が設けられている。
図3は比較例1に係る弾性波デバイスにおける周波数と櫛型電極型容量14のQ値との関係を示している。図3を参照に、櫛型電極型容量14の共振周波数は1200MHz付近であり、1200MHzより低い周波数、例えば500MHz付近では50程度と櫛型電極型容量14のQ値は大きい値を得られているが、1200MHzより高い周波数、例えば2000MHz付近では4程度と櫛型電極型容量14のQ値は小さい値しか得られていないことが分かる。
比較例1において、例えば2000MHz付近の櫛型電極型容量14のQ値を大きくするためには、櫛型電極型容量14の電極の周期を小さくして、櫛型電極型容量14の共振周波数を2000MHzより大きくする必要がある。例えば、櫛型電極型容量14の電極の周期を1.0μmにすると櫛型電極型容量14の共振周波数は3600MHzとなる。ところが、櫛型電極型容量14の電極の周期1.0μmを実現するためには、電極指の幅は0.33μm、電極指間距離は0.17μmと非常に細くしなければならない。ここまで電極指の幅等が細くなると、電極指の電気抵抗が上がるため櫛型電極型容量14のQ値が低下するといった課題やこのような微細パターンを安定的に製造することは困難であるといった課題が生じる。このため、高周波数帯域で櫛型電極型容量14のQ値の大きい値を得ることは困難である。そこで、上記課題を解決するための実施例を以下に示す。
図4(a)は実施例1に係る弾性波デバイスの断面図である。図4(b)は実施例1の変形例1の断面図、図4(c)は実施例1の変形例2の断面図、図4(d)は実施例1の変形例3の断面図である。図4(a)を参照に、比較例1に対し櫛型電極型容量14を圧電性基板16上に共振子13を構成する櫛型電極12の厚さだけ離して設けている。つまり、櫛型電極型容量14と圧電性基板16との間隔t1と共振子13を構成する櫛型電極12の厚さt2とは同じ大きさである。櫛型電極型容量14の厚さは180nm、電極の周期は4.0μm、電極指幅は1.0μmである。その他の構成については、比較例1に係る弾性波デバイスと同じであり図2に示しているので説明を省略する。なお、図4(a)中において、櫛型電極型容量14の電極の周期をλ1、共振子13を構成する櫛型電極12の周期をλ2として図示している。
図4(b)は櫛型電極型容量14を第1誘電体膜18上に設けた例である。図4(c)は櫛型電極型容量14を第2誘電体膜20中に設けた例である。図4(d)は櫛型電極型容量14を第2誘電体膜20上に設けた例である。その他の構成については実施例1に係る弾性波デバイスと同じであり、図4(a)に示しているので説明を省略する。
図5は実施例1および実施例1の変形例1に係る弾性波デバイスにおける周波数と櫛型電極型容量14のQ値との関係を示している。図5を参照に、実施例1(太線)および実施例1の変形例1(細線)の櫛型電極型容量14の共振周波数は500MHz付近であるが、それより高い周波数帯域でも櫛型電極型容量14のQ値は大きい値が得られていることが分かる。例えば2000MHzでの櫛型電極型容量14のQ値は、実施例1では45、実施例1の変形例1では60と大きな値となっている。これは、電極を圧電性基板から離して設けるほどに圧電性基板からの影響が小さくなり、電極の共振特性が弱まるためである。よって、櫛型電極型容量14を共振子13を構成する櫛型電極12より圧電性基板16から離して設けることにより、櫛型電極型容量14は圧電性基板16からの影響が小さくなり、櫛型電極型容量14の共振特性が弱まることで高い周波数帯域においても櫛型電極型容量14のQ値は大きい値を得ることができる。
図5において、実施例1および実施例1の変形例1の場合を例に示したが、実施例1の変形例1よりさらに櫛型電極型容量14を共振子13を構成する櫛型電極12より圧電性基板16から離して設けている実施例1の変形例2および実施例1の変形例3の場合は、高周波数帯域においてさらに櫛型電極型容量14のQ値は大きい値を得ることができる。
実施例1によれば、櫛型電極型容量14と圧電性基板16との間に具備する誘電体膜は厚さt1の第1誘電体膜18であり、この厚さt1は共振子13を構成する櫛型電極12の厚さt2と同じ厚さである。ここで、共振子13を構成する櫛型電極12および反射電極R1の形成方法を図6(a)から図6(c)を用いて説明する。図6(a)を参照に、圧電性基板16上に共振子13を構成する櫛型電極12の厚さt2と同じ厚さの第1誘電体膜18を形成する。図6(b)を参照に、レジスト17を用いてパターニングを行い、第1誘電体膜18をエッチングする。図6(c)を参照に、リフトオフ法を用いて厚さt2の櫛型電極12および反射電極R1を形成して、共振子13の形成が完成する。このように、共振子13を構成する櫛型電極12および反射電極R1の製造工程で、共振子13を構成する櫛型電極12と同じ厚さの第1誘電体膜18は同時に製造することができる。したがって、櫛型電極型容量14と圧電性基板16との間に形成されている第1誘電体膜18の厚さt1が共振子13を構成する櫛型電極12の厚さt2と同じ厚さの場合は、異なる厚さの場合に比べて、櫛型電極型容量14と圧電性基板16との間の第1誘電体膜18の製造を容易に行なうことが可能である。
また、比較例1では高周波数帯域において櫛型電極型容量14のQ値を大きくするためには、櫛型電極型容量14の電極の周期λ1を小さくしなければならなかった。しかしながら、実施例1によれば、櫛型電極型容量14を共振子13を構成する櫛型電極12より圧電性基板16から離して設けることにより櫛型電極型容量14のQ値は大きい値を得ることができる。よって、櫛型電極型容量14の電極の周期λ1が共振子13を構成する櫛型電極12の周期λ2より大きい場合でも、櫛型電極型容量14と圧電性基板16との間隔t1を調整することにより櫛型電極型容量14のQ値は同程度もしくはより大きな値を得ることができる。櫛型電極型容量14の電極の周期λ1を大きくした場合は、電極指幅を太くすることができるため、電極指の電気抵抗が下がる。このため、櫛型電極型容量14のQ値を向上させる効果を得ることができる。
さらに、実施例1によれば、共振子13を構成する櫛型電極12および反射電極R1を覆うように設けた第1誘電体膜18は、共振子13を構成する櫛型電極12の厚さより厚いSiO膜を用いているため、周波数温度特性を改善することができる。また、SiO膜からなる第1誘電体膜18上に第1誘電体膜18より音速の速いAl膜からなる第2誘電体膜20を設けているため、弾性波のエネルギーが圧電性基板16と第1誘電体膜18との間に閉じ込められた境界波からなる弾性境界波デバイスを得ることができる。
さらに、実施例1によれば、櫛型電極型容量14は第1誘電体膜18または第2誘電体膜20に覆われているため、櫛型電極型容量14の表面を異物等の付着から保護することができる。
実施例1において、第1誘電体膜18はSiO膜である例を示したが、これに限らずその他の誘電体膜でもよい。しかしながら、周波数温度特性を改善する観点からはSiO膜が好ましい。また、実施例1では、第1誘電体膜18は共振子13を構成する櫛型電極12および反射電極R1と櫛型電極型容量14とを覆っている例を示したが、少なくとも共振子13を構成する櫛型電極12および反射電極R1を覆っていれば周波数温度特性を改善することができる。
また、実施例1において、第2誘電体膜20はAl膜である例を示したが、これに限らずその他の誘電体膜でも良い。特に、弾性波のエネルギーが圧電性基板16と第1誘電体膜18とに閉じ込められた境界波を成す観点から、第1誘電体膜18の音速より速い音速を有する誘電体膜であることが好ましい。また、実施例1では、第2誘電体膜20は共振子13を構成する櫛型電極12および反射電極R1と櫛型電極型容量14を覆っている第1誘電体膜18上の全面に設けられている例を示したが、少なくとも共振子13を構成する櫛型電極12および反射電極R1上の第1誘電体膜18上に設けられていれば境界波を得ることができる。
さらに、実施例1において、圧電性基板16に水平に対向する電極からなる容量として櫛型電極型容量14の場合を例に示したが、これに限らず、電極を圧電性基板から離すことで電極の共振特性を弱める効果が得られ、これにより高周波数帯域おいて大きな容量のQ値が得られるため、圧電性基板16に水平に対向する電極からなる容量であれば、その他の容量でも良い。特に、櫛型電極型の容量の場合は、電極を圧電性基板から離すことにより電極の共振特性を弱めるという効果がより大きく得られるため、好ましい。
さらに、実施例1において、櫛型電極型容量14は共振子13に並列に接続している例を示したが、これに限らず、直列に接続している場合でも良い。
さらに、実施例1において、圧電性基板16はLiNbOである例を示したが、これに限らずその他の物質でも良い。特に、LiTaO等のkの大きな物質であれば、櫛型電極型容量14を圧電性基板16から離すことによって櫛型電極型容量14の共振特性を弱めるという効果をより大きく得ることができる。
さらに、実施例1において、櫛型電極型容量14と圧電性基板16との間に形成された第1誘電体膜18の厚さt1が共振子13を構成する櫛型電極12の厚さt2と同じ厚さである例を示したが、これに限らず、櫛型電極型容量14が共振子13を構成する櫛型電極12より圧電性基板16から離れて設けられていれば、櫛型電極型容量14と圧電性基板16との間の第1誘電体膜18の厚さt1と共振子13を構成する櫛型電極12の厚さt2とが異なる場合でもよい。しかしながら、製造の容易性の観点からは、同じ厚さである場合が好ましい。
実施例1の変形例1によれば、櫛型電極型容量14は第1誘電体膜18上に設けられている。よって、共振子13を構成する櫛型電極12および反射電極R1を覆うように設けられる第1誘電体膜18の形成が完成した後に櫛型電極型容量14を形成できるため、櫛型電極型容量14が第1誘電体膜18中や実施例1の変形例3のように第2誘電体膜20中に設けられている場合に比べ、容易に櫛型電極型容量14を共振子13を構成する櫛型電極12より圧電性基板16から離して設けることができる。
図7(a)は実施例2に係る弾性波デバイスの断面図である。図7(b)は実施例2の変形例1の断面図、図7(c)は実施例2の変形例2の断面図、図7(d)は実施例2の変形例3の断面図である。図7(a)を参照に、圧電性基板16上にAl膜からなる第3誘電体膜22が設けられている。その他の構成については、実施例1に係る弾性波デバイスと同じであり図4(a)に示しているので説明を省略する。
図7(b)は櫛型電極型容量14を第1誘電体膜18上に設けた例である。図7(c)は櫛型電極型容量14を第2誘電体膜20中に設けた例である。図7(d)は櫛型電極型容量14を第2誘電体膜20上に設けた例である。その他の構成については実施例2に係る弾性波デバイスと同じであり、図7(a)に示しているので説明を省略する。
実施例2によれば、共振子13を構成する櫛型電極12および反射電極R1と圧電性基板16との間にAl膜からなる第3誘電体膜22が設けられている。これにより、弾性波デバイスの周波数温度特性を実施例1より改善することができる。
実施例2において、第3誘電体膜22はAl膜である例を示したが、これに限らずその他の誘電体膜でもよい。特に、周波数温度特性を改善するという観点から、圧電性基板16より誘電率の温度係数が小さく、第1誘電体膜18の比誘電率より大きい比誘電率を有する誘電体膜が好ましく、SiN(窒化シリコン)膜等が好ましい。
また、実施例2において、櫛型電極型容量14と圧電性基板16との間にも第3誘電体膜22が設けられている例を示したが、周波数温度特性を改善する観点からは、少なくとも共振子13を構成する櫛型電極12および反射電極R1と圧電性基板16との間に第3誘電体膜22が設けられていればよい。
図8(a)は実施例3に係る弾性波デバイスの断面図である。図8(b)は実施例3の変形例1の断面図である。図8(a)を参照に、櫛型電極型容量14と圧電性基板16との間にAl膜からなる第4誘電体膜24が設けられている。その他の構成については、実施例1に係る弾性波デバイスと同じであり図4(a)に示しているので説明を省略する。
図8(b)は圧電性基板16上に第3誘電体膜22を設けた例である。その他の構成については、実施例3に係る弾性波デバイスと同じであり図8(a)に示しているので説明を省略する。
実施例3によれば、櫛型電極型容量14と圧電性基板16との間に第4誘電体膜24が形成されている。このため、第4誘電体膜24の厚さを変化させることで、共振子13を構成する櫛型電極12と圧電性基板16との間隔を変えずに、櫛型電極型容量14と圧電性基板16との間隔だけを変えることができる。したがって、実施例1の場合に比べ、櫛型電極型容量14を共振子13を構成する櫛型電極12より圧電性基板16から離して設けることが容易にできる。
実施例3において、第4誘電体膜24はAl膜である例を示したが、これに限らずSiN膜等その他の誘電体膜でもよい。
図9(a)は実施例4に係る弾性波デバイスの断面図である。図9(b)は実施例4の変形例1の断面図である。図9(a)を参照に、第1誘電体膜18上に第2誘電体膜20が設けられていない点を除いて実施例1に係る弾性波デバイスと同じであり、図4(a)に示しているので説明を省略する。
図9(b)は櫛型電極型容量14を第1誘電体膜18上に設けた例である。その他の構成については実施例4に係る弾性波デバイスと同じであり、図9(a)に示しているので説明を省略する。
実施例4に係る弾性波デバイスは、SiO膜からなる第1誘電体膜18の膜厚が共振子13を構成する櫛型電極12の膜厚より厚いため、周波数温度特性を改善することができるラブ波デバイスを成している。
図10(a)は実施例5に係る弾性波デバイスの断面図である。図10(b)は実施例5の変形例1の断面図である。図10(a)を参照に、圧電性基板16上にAl膜からなる第3誘電体膜22が設けられている。その他の構成については、実施例4に係る弾性波デバイスと同じであり、図9(a)に示しているので説明を省略する。
図10(b)は櫛型電極型容量14を第1誘電体膜18上に設けた例である。その他の構成については実施例5に係る弾性波デバイスと同じであり、図10(a)に示しているので説明を省略する。
図11(a)は実施例6に係る弾性波デバイスの断面図である。図11(b)は実施例6の変形例1の断面図である。図11(a)を参照に、櫛型電極型容量14と圧電性基板16との間にAl膜からなる第4誘電体膜24が設けられている。その他の構成については、実施例4に係る弾性波デバイスと同じであり図9(a)に示しているので説明を省略する。
図11(b)は圧電性基板16上に第3誘電体膜22を設けた例である。その他の構成については、実施例6に係る弾性波デバイスと同じであり図11(a)に示しているので説明を省略する。
図12は実施例7に係る弾性波デバイスの断面図である。図12を参照に、圧電性基板16上に櫛型電極12および反射電極R1で構成される共振子13が設けられている。櫛型電極12および反射電極R1を覆うように保護膜26が設けられている。櫛型電極型容量14は共振子13に並列に接続し、かつ保護膜26上に設けられている。なお、櫛型電極型容量14の構成は比較例1と同じである。また、保護膜26の厚さは共振子13を構成する櫛型電極12の厚さに対して十分に薄い。
図13(a)は実施例8に係る弾性波デバイスの断面図である。図13(b)は実施例8の変形例1の断面図である。図13(a)を参照に、圧電性基板16上に櫛型電極12および反射電極R1で構成される共振子13が設けられている。櫛型電極型容量14は共振子13に並列に接続し、かつ圧電性基板16上に形成された第4誘電体膜24上に設けられている。なお、櫛型電極型容量14の構成は比較例1と同じである。
図13(b)は、櫛型電極型容量14が第4誘電体膜24に覆われている例である。その他の構成については、実施例8に係る弾性波デバイスと同じであり図13(a)に示しているので説明を省略する。
実施例7および実施例8に係る弾性波デバイスは、弾性波が圧電性基板16の表面を伝搬する弾性表面波デバイスを成している。
実施例7および実施例8においても、共振子13を構成する櫛型電極12および反射電極R1と圧電性基板16との間に第3誘電体膜22を設ける構成をとることができる。
実施例1から実施例8において、櫛型電極型容量14と圧電性基板16との間に形成された誘電体膜として、第1誘電体膜18、第2誘電体膜20、第3誘電体膜22および第4誘電体膜24もしくはこれらの組み合わせたの一例を例として示したが、これらの場合に限られず、櫛型電極型容量14が共振子13を構成する櫛型電極12より圧電性基板16から離れて設けられさえすれば、その他の誘電体膜や組み合わせの場合等でも良い。
図14は実施例9に係るラダー型フィルタの模式図である。図14を参照に、黒塗り領域は圧電性基板16上に形成された櫛型電極12、反射電極R1、櫛型電極型容量14および配線35を示している。例えば入力端子である第1端子32と例えば出力端子である第2端子34との間に、4つの1ポート共振器30aから30dが直列に接続されていて、直列腕共振器30を構成している。1ポート共振器30aと30bとの間とグランドとの間には1ポート共振器31aが接続され、1ポート共振器30cと30dとの間とグランドとの間には1ポート共振器31bが接続されている。1ポート共振器31aおよび31bは直列腕共振器30に並列に接続された並列腕共振器31を構成している。1ポート共振器30aから30dおよび31aおよび31bは2つの反射電極R1とその間に設けられた櫛型電極12とで構成されている。直列腕共振器30を構成する1ポート共振器30bと30cとには櫛型電極型容量14が並列に接続されていて、1ポート共振器33を構成している。ここで、1ポート共振器33は実施例1から実施例8のいずれかに係る弾性波デバイスから成っている。
実施例9に係るラダー型フィルタは、実効的にkの値を小さく制御することが可能なため、通過帯域の立ち上がりの急峻性に改善することができる。
実施例9において、ラダー型フィルタの例を示したが、これに限らず、多重モードフィルタで構成されるフィルタや1ポート共振器と多重モードフィルタで構成されるフィルタ等その他のフィルタでも良く、また、これらのフィルタを用いた分波器でも同様の効果を得ることができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
図1(a)は従来例1に係る弾性表面波デバイスの模式図であり、図1(b)は図1(a)の等価回路図である。 図2は比較例1に係る弾性波デバイスの断面図である。 図3は比較例1に係る弾性波デバイスの周波数と容量のQ値との関係を示す図である。 図4(a)は実施例1に係る弾性波デバイスの断面図である。図4(b)は実施例1の変形例1の断面図、図4(c)は実施例1の変形例2の断面図、図4(d)は実施例1の変形例3の断面図である。 図5は実施例1および実施例1の変形例1に係る弾性波デバイスの周波数と容量のQ値との関係を示す図である。 図6(a)から図6(c)は実施例1に係る弾性波デバイスの共振子の製造方法を示す図である。 図7(a)は実施例2に係る弾性波デバイスの断面図である。図7(b)は実施例2の変形例1の断面図、図7(c)は実施例2の変形例2の断面図、図7(d)は実施例2の変形例3の断面図である。 図8(a)は実施例3に係る弾性波デバイスの断面図である。図8(b)は実施例3の変形例1の断面図である。 図9(a)は実施例4に係る弾性波デバイスの断面図である。図9(b)は実施例4の変形例1の断面図である。 図10(a)は実施例5に係る弾性波デバイスの断面図である。図10(b)は実施例5の変形例1の断面図である。 図11(a)は実施例6に係る弾性波デバイスの断面図である。図11(b)は実施例6の変形例1の断面図である。 図12は実施例7に係る弾性波デバイスの断面図である。 図13(a)は実施例8に係る弾性波デバイスの断面図である。図13(b)は実施例8の変形例1の断面図である。 図14は実施例9に係るラダー型フィルタの模式図である。
符号の説明
12 櫛型電極
13 共振子
14 櫛型電極型容量
14a、14b 櫛型電極
16 圧電性基板
17 レジスト
18 第1誘電体膜
20 第2誘電体膜
22 第3誘電体膜
24 第4誘電体膜
26 保護膜
30 直列腕共振器
30a、30b、30c、30d 1ポート共振器
31 並列腕共振器
31a、31b 1ポート共振器
32 第1端子
33 1ポート共振器
34 第2端子
35 配線
R1 反射電極

Claims (13)

  1. 圧電性基板と、
    前記圧電性基板上に設けられた弾性波を励振する櫛型電極を有する共振子と、
    前記圧電性基板上に設けられ、前記共振子に並列または直列に接続され、前記圧電性基板に水平に対向する電極からなる容量と、を具備し、
    前記容量を構成する電極が前記共振子を構成する櫛型電極より前記圧電性基板から離れて設けられていることを特徴とする弾性波デバイス。
  2. 前記共振子は反射電極を含むことを特徴とする請求項1記載の弾性波デバイス。
  3. 前記容量を構成する電極は櫛型電極であることを特徴とする請求項1または2記載の弾性波デバイス。
  4. 前記容量を構成する電極と前記圧電性基板との間に誘電体膜を具備することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の弾性波デバイス。
  5. 前記誘電体膜の厚さは前記共振子を構成する櫛型電極の厚さと同じ厚さであることを特徴とする請求項4記載の弾性波デバイス。
  6. 前記容量を構成する櫛型電極の周期が前記共振子を構成する櫛型電極の周期より大きいことを特徴とする請求項3から5のいずれか一項記載の弾性波デバイス。
  7. 前記共振子を構成する櫛型電極および反射電極を覆うように設けられた第1誘電体膜を具備し、
    前記第1誘電体膜の厚さが前記共振子を構成する櫛型電極の厚さより厚いことを特徴とする請求項2から6のいずれか一項記載の弾性波デバイス。
  8. 前記第1誘電体膜はSiO膜であることを特徴とする請求項7記載の弾性波デバイス。
  9. 前記容量を構成する電極が前記第1誘電体膜上に設けられていることを特徴とする請求項7または8記載の弾性波デバイス。
  10. 前記第1誘電体膜上に設けられた第2誘電体膜を具備し、
    前記第2誘電体膜の音速が前記第1誘電体膜の音速より速いことを特徴とする請求項7から9のいずれか一項記載の弾性波デバイス。
  11. 前記共振子を構成する櫛型電極および反射電極と前記圧電性基板との間に設けられた第3誘電体膜を具備することを特徴とする請求項2から10のいずれか一項記載の弾性波デバイス。
  12. 前記圧電性基板はLiNbOまたはLiTaOであることを特徴とする請求項1から11のいずれか一項記載の弾性波デバイス。
  13. 請求項1から12のいずれか一項記載の弾性波デバイスを有することを特徴とするフィルタ。
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