JP4995923B2 - 弾性境界波デバイス、およびそれを用いた通信機 - Google Patents

弾性境界波デバイス、およびそれを用いた通信機 Download PDF

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Description

本発明は、弾性境界波デバイスに関し、特に、不要応答の減衰量の最大値を低減することが可能な弾性境界波デバイスに関する。
弾性波を応用した装置の一つとして、弾性表面波(SAW:Surface Acoustic Wave)デバイスが以前から良く知られている。このSAWデバイスは、例えば携帯電話に代表される45MHz〜2GHzの周波数帯における無線信号を処理する各種回路に用いられる。各種回路には、例えば送信バンドパスフィルタ、受信バンドパスフィルタ、局発フィルタ、アンテナ共用器、IFフィルタ、FM変調器が挙げられる。
近年、弾性境界波を用いた弾性境界波デバイスが開発されている(例えば、特許文献1参照)。図19は従来の弾性境界波デバイスである共振器の構造を示す平面図であり、図20は図19のD−D’線の断面を示す断面図である。圧電基板105上に共振部101と反射器104とが形成されている。共振部101は、2つの櫛形電極102、103を有する(通常は二つをセットで櫛形電極と称される。)。共振部101および反射器104上に第1媒質106が形成されている。第1媒質106上には、第2媒質107が形成されている。
櫛形電極102と櫛形電極103との間に交流電圧を印加すると、圧電基板105と第1媒質106の間に弾性境界波が生じ、逆に弾性境界波により櫛形電極102、103に電圧が生じる。
国際公開番号WO98/52279号パンフレット
しかしながら、上記弾性境界波デバイスにおいて、圧電基板と第1媒質との境界以外に、例えば第1媒質と第2媒質の境界において励振される弾性波が生じて、これが不要応答として特性に影響を与えることが問題である。
本発明は、上記問題を解決するために行われ、不要応答の大きさを低減した弾性境界波デバイスを提供することを目的とする。
本発明の実施の形態に係る弾性境界波デバイスは、圧電性を有する圧電基板と、前記圧電基板上に形成された櫛形電極と、前記圧電基板上に前記櫛形電極を覆うように形成された第1媒質と、前記第1媒質上に形成された第2媒質とを備え、前記櫛形電極は、複数の電極指と、前記複数の電極指の端部を接続するバスバーとを有する。上記課題を解決するために、前記第1媒質上に形成された第3媒質を備え、前記第2媒質および前記第3媒質は、前記第1媒質に接しており、前記第1媒質、前記第2媒質および前記第3媒質は、それぞれ異なる材料で構成されており、前記電極指の長手方向に垂直な断面における弾性境界波の伝搬経路の長さに対する第3媒質が形成された部分の長さの割合が、前記電極指の長手方向において異なる。この構成により、第1媒質と第2媒質との境界を伝搬する弾性境界波と、第1媒質と第3媒質との境界を伝搬する弾性境界波の音速が異なり、不要応答を分けることができ、不要応答の大きさを小さくすることができる。
本発明によれば、第1媒質と第2媒質の境界の一部に第3媒質を設けて、不要応答を分けることにより、不要応答の大きさを低減した弾性境界波デバイスを提供することができる。
図1は、本発明の実施の形態1に係る1ポート共振器の構成を示す平面図である。 図2は、図1のA−A’線の断面を示す断面図である。 図3は、図1のB−B’線の断面を示す断面図である。 図4は、図1のC−C’線の断面を示す断面図である。 図5は、本発明の実施の形態1に係る共振器における第3媒質が形成されている割合を示すグラフである。 図6Aは、本発明の実施の形態1に係る共振器における挿入損失特性を示すグラフである。 図6Bは、図6Aのグラフを拡大したグラフである。 図7は、本発明の実施の形態2に係る1ポート共振器の構成を示す平面図である。 図8は、図7のD−D'線の断面を示す断面図である。 図9は、本発明の実施の形態2に係る共振器における第3媒質が形成されている割合を示すグラフである。 図10は、本発明の実施の形態2に係る共振器における挿入損失特性を拡大したグラフである。 図11は、本発明の実施の形態2に係る1ポート共振器の比較例の構成を示す平面図である。 図12は、本発明の実施の形態2に係る共振器における挿入損失特性を拡大したグラフである。 図13は、本発明の実施の形態3に係る1ポート共振器の構成を示す平面図である。 図14は、図13のJ−J’線の断面を示す断面図である。 図15は、本発明の実施の形態3に係る共振器における第3媒質が形成されている割合を示すグラフである。 図16は、本発明の実施の形態3に係る共振器における挿入損失特性を拡大したグラフである。 図17は、本発明の実施の形態4に係る通信機の構成を示すブロック図である。 図18は、本発明の実施の形態4に係る通信機に用いられるフィルタの構成を示す回路図である。 図19は、従来の1ポート共振器の構成を示す平面図である。 図20は、図19のD−D’線の断面を示す断面図である。
符号の説明
1、2、3、4、43〜48 共振器
11 共振部
12a、12b バスバー
13a、13b 電極指
14a、14b 櫛形電極
15 反射器
16 圧電基板
17 第1媒質
18 第2媒質
19a、19b、19c、19d 第3媒質
21、22、23、24、25、26、27、28 挿入損失曲線
31 アンテナ
32 デュプレクサ
33 送信側信号処理部
34 受信側信号処理部
35 マイク
36 スピーカ
37 送信用フィルタ
38 受信用フィルタ
41 入力端子
42 出力端子
P1〜P6 位置
本発明の弾性境界波デバイス、フィルタおよびそのフィルタを用いた通信機は、上記構成を基本として、以下のような種々の態様をとることができる。
すなわち、前記第3媒質は、前記第2媒質と弾性波の伝搬速度が異なる材料で構成されることができる。この構成により、第1媒質と第2媒質との境界を伝搬する弾性境界波と、第1媒質と第3媒質を伝搬する弾性境界波の伝搬速度が異なり、不要応答において、2つの共振周波数が生じる。その結果、不要応答の大きさを小さくすることができる。
また、前記第1媒質上において、前記第3媒質が形成された領域と、前記第3媒質が形成されていない領域とが、前記電極指の長手方向に垂直な方向に、半分に分けられた構成にすることができる。不要応答を2つに均等に分けることができ、その結果、不要応答の大きさを小さくすることができる。
また、前記第3媒質が複数個形成された構成であってもよい。第3媒質を複数個に分けることにより、製造精度が向上する。
また、前記電極指の長手方向に垂直な断面における弾性境界波の伝搬経路の長さに対する第3媒質が形成された部分の長さの割合が、前記電極指の長手方向において連続的に変化している構成であってもよい。この構成により、不要応答の大きさを小さくすることができる。
また、前記第3媒質が材料の異なる2つ以上の媒質で構成された構成であってもよい。この構成により、異なる2つ以上の媒質と第1媒質とのそれぞれの境界における弾性境界波の伝搬速度が異なり、不要応答が生じる周波数が異なる。従って、不要応答が3つ以上のピークを有する特性となり、不要応答による挿入損失の最大値を小さくすることができる。
また、第1媒質がSiO2であり、第3媒質がアルミナまたはSiNである構成であってもよい。第1媒質にSiO2を用いることにより、温度補償特性を良好にすることができる。また、第3媒質にアルミナまたはSiNを用いることにより、第1媒質と第3媒質の境界を伝搬する境界弾性波の伝搬速度を向上させることができる。
また、前記圧電基板は、LiTaO3または、LiNbO3である構成であってもよい。
また、本発明の第1のフィルタは、上記記載の弾性境界波デバイスとしての1ポート共振器を有する。この構成により、弾性境界波デバイスの不要応答による信号の漏れを低減することができる。
また、本発明の第2のフィルタは、上記記載の弾性境界波デバイスとしてのダブルモード共振器を有する。この構成により、弾性境界波デバイスの不要応答による信号の漏れを低減することができる。
また、本発明のデュプレクサは、送信用フィルタと、前記送信用フィルタと通過周波数帯域が異なる受信用フィルタとを備え、前記送信用フィルタおよび前記受信用フィルタの少なくとも1つは、第1のフィルタまたは第2のフィルタを用いて構成される。
また、本発明の通信機は、アンテナと、前記アンテナと接続された上記デュプレクサと、前記デュプレクサと接続された信号処理部とを備える。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る弾性境界波デバイスの一例である弾性境界波を用いた1ポート共振器の構成を示す平面図であり、図2は図1のA−A’線の断面を示す断面図である。図1において、第3媒質19aが形成されている位置を明確にするために、図2に示す第2媒質18を取り除いて表示すると共に、第3媒質19aにハッチングを付している。櫛形電極の形状をわかりやすくするために、図1において櫛形電極14a、14bおよび反射器15を破線で示す。
圧電基板16は、30YカットX伝搬のLiNbO3により形成されている。圧電基板16は、電気機械結合係数k2が大きいことが好ましく、LiNbO3以外にLiTaO3を用いることもできる。圧電基板16上には、共振部11と、共振部11の両側にグレーティングからなる反射器15とが形成されている。共振部11には、2つの櫛形電極14a、14bが対向して配置されている。櫛形電極14a、14bは、複数の電極指13a、13bがそれぞれバスバー12a、12bにより接続されて、形成されている。電極指13aは、2つの電極指13bの間に挟まれるように配置されている。櫛形電極14a、14bおよび反射器15は、Cuを主成分とし厚さ170nmで形成されている。なお、図示する関係上電極指の本数を省略している。弾性境界波の伝搬経路は、2つの反射器15を結ぶ直線上で端部の櫛形電極から他端の櫛形電極までの領域が含まれる。
櫛形電極14a、14bおよび反射器15上には、温度特性を補償するためにSiO2で構成された第1媒質17が形成されている。第1媒質17の厚さは、伝搬する弾性波の波長をλとすると0.1λ〜1λ程度が好ましく、例えば1050nmである。1ポート共振器において、主要な弾性境界波は、圧電基板16と第1媒質17との間を伝搬する。第1媒質17上の一部には、厚さ100nmの第3媒質19aが形成されている。
第3媒質19aは、第1媒質17よりも伝搬する弾性波の速度が速い材料(例えば、Ti)で構成されている。第3媒質19aは、図1に示すように、第1媒質17が形成された領域の電極指13aの長手方向に対して垂直な方向に、1ポート共振器の領域を半分に分けた一方の領域に形成されている。第3媒質19aが形成されていない第1媒質17上および第3媒質19a上には、Al23(アルミナ)で構成され、厚さ2μmである第2媒質18が形成されている。
第2媒質18は、第1媒質17よりも弾性波の伝搬速度が速く、第3媒質19aと異なる伝搬速度となる材料で構成され、伝搬速度が速いAl23以外にSi、SiNなどを用いることができる。1ポート共振器において、後述するように不要応答を生じさせる副次的な弾性境界波は、第1媒質17と第2媒質18との境界、第1媒質17と第3媒質との境界などを伝搬する。
図3は、図1のB−B’線における断面図である。B−B’線上において、第1媒質17の上には必ず第3媒質19aが形成されている。つまり、B−B’線上の副次的な弾性境界波の伝搬経路の長さに対して、第3媒質19aが形成されている領域の長さの割合(以下、第3媒質の形成割合)は100%である。
図4は、図1のC−C’線における断面図である。C−C’線上において、第1媒質17の上には第3媒質19aが全く形成されていない。つまり、C−C’線上の第3媒質の形成割合は0%である。
図5は、図1のB−B’線に平行な方向において、第3媒質19aの形成割合を示すグラフである。横軸はA−A’方向の位置P1とP2間との位置を示す。A−A’方向に垂直な方向(伝搬路方向)に、第3媒質19aの形成割合が100%である領域と0%である領域とがある。
つまり、弾性境界波に対して、第1媒質17と第2媒質18との境界である伝搬経路(第1経路)と、第1媒質17と第3媒質19aとの境界である伝搬経路(第2経路)の2種類の経路が形成されている。第2経路は、第1経路ができたことにより、従来の共振器に比べて、幅が半分になっている。第2媒質18は第3媒質19aと弾性波の伝搬速度が異なるため、第1経路を伝搬する弾性境界波と第2経路を伝搬する弾性境界波の伝搬速度は異なる。また、第1経路を伝搬する弾性境界波と第2経路を伝搬する弾性境界波の波長は、櫛形電極間の長さにより決定されるので、同じである。従って、第1経路を伝搬する弾性境界波と第2経路を伝搬する弾性境界波では、共振する周波数は異なる。
図6Aは本実施の形態に係る共振器1における挿入損失の周波数特性(挿入損失特性)を示すグラフであり、図6Bは図6Aに示すグラフの周波数2000MHz〜2150MHzの領域を拡大したグラフである。挿入損失曲線21は、共振器1の挿入損失特性を示す曲線である。なお、比較のために、第3媒質を設けない構成である従来の共振器における挿入損失特性を示す挿入損失曲線22を図6Aおよび図6Bに破線で示す。
図6Aに示すように、挿入損失曲線21および挿入損失曲線22における1805MHzで挿入損失が大きくなっている部分が圧電基板16と第1媒質17との境界を伝搬する弾性境界波による所望の応答である。挿入損失曲線21および挿入損失曲線22において、損失の大きな部分の周波数が反共振周波数であり、引き込み量が大きいほど反共振のQ値が良いことを示す。図6Bに示すように、挿入損失曲線21において、挿入損失曲線22に示された2105MHzの不要応答以外に、2030MHzにも不要応答が生じている。この2030MHzの不要応答は、第2経路を伝播する弾性境界波により生じたものである。つまり、挿入損失曲線22に示された2105MHzの不要応答に対して、挿入損失曲線21では、第2経路を伝搬する弾性境界波の分だけ、2105MHzの不要応答が2030MHzに移っている。
挿入損失曲線21には、新たに2030MHzに不要応答が生じている。しかし、この挿入損失の最大値は、挿入損失曲線22の2105MHzにおける不要応答による挿入損失の最大値にくらべ約6割小さくなる。また、挿入損失曲線21において、2030MHzに生じた不要応答の分だけ、2105MHzの不要応答による挿入損失の最大値が約4割低減している。従って、不要応答による挿入損失の最大値は低減する。
(実施の形態2)
図7は本発明の実施の形態2に係る1ポート共振器2の構成を示す平面図であり、図8は図7におけるD−D’線の断面図である。図7において、第3媒質19bが形成されている位置を明確にするために、図8に示す第2媒質18を取り除いて表示すると共に、第3媒質19bにハッチングを付している。また、櫛形電極14a、14bおよび反射器15を破線で示している。なお、本実施の形態に係る共振器2は、実施の形態1に係る共振器1に対して、第3媒質19bの形状が異なるのみであり、実施の形態1に係る共振器1と同一の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
直方体形状(厳密にはテーパーがかかるため直方体に近い形になる)の第3媒質19bが複数形成され、第3媒質19bの長手方向が弾性境界波の伝搬方向(図の左右方向)と一致するように配置されている。各第3媒質19bは、所定の間隔を空けて配置されている。
図7のE−E’線の断面において、図3に示す断面図における第3媒質19aと同様に、第1媒質17の上には必ず第3媒質19bが形成されている。つまり、E−E’線の副次的な弾性境界波の伝搬経路の長さに対して、第3媒質19bが形成されている領域の長さの割合(第3媒質の形成割合)は100%である。
図7のF−F’線の断面において、図4に示す断面図と同様に、第1媒質17の上には第3媒質19aが全く形成されていない。つまり、F−F’線上の第3媒質19bの形成割合は0%である。
図9は、図7のD−D’方向に垂直な方向(伝搬方向)における第3媒質19bの形成割合を示すグラフである。横軸はD−D’方向の位置P3とP4間との位置を示す。第3媒質19bの形成割合が100%である領域と0%である領域が交互に形成されている。つまり、境界波に対して、第1媒質17と第2媒質18との境界である伝搬経路(第1経路)と第1媒質17と第3媒質19bとの境界である伝搬経路(第2経路)の2つが形成されている。
図10Aは本実施の形態に係る共振器2における挿入損失の周波数特性(挿入損失特性)を示すグラフであり、図10Bは図10Aに示すグラフの周波数2000MHz〜2150MHzの領域を拡大したグラフである。挿入損失曲線23は、共振器2の挿入損失特性を示す曲線である。なお、比較のために、第3媒質を設けない構成である従来の共振器における挿入損失の周波数特性を示す挿入損失曲線24を図10Aおよび図10Bに破線で示す。
図10Aに示すように、挿入損失曲線23および挿入損失曲線24における1800MHzで挿入損失が大きくなっている部分が圧電基板16と第1媒質17との境界による応答である。図10Bに示すように、挿入損失曲線23において、挿入損失曲線24に生じていた、2105MHzの不要応答に代わって、2075MHzと2100MHzの2つのピークを有する不要応答が生じている。挿入損失曲線23における2075MHzの不要応答は、第2経路により生じるものである。一方、2100MHzの不要応答は、第1経路により生じるものである。
従来第1経路のみであった伝搬経路が2種類の経路に分かれることにより、第2経路が形成された分だけ、第1経路の幅が狭くなり、第1経路を伝搬する弾性境界波が従来の構成より減少する。また、第2経路の幅も、従来の第1経路の幅よりも狭いため、第2経路を伝搬する弾性境界波も従来の構成の第1経路を伝搬する弾性境界波よりも少ない。そのため、2075MHz、2100MHzにおける挿入損失がそれぞれ、挿入損失曲線24における最大値にくらべ約5割、6割低減されている。
次に、本実施の形態に係る共振器の比較例について説明する。図11は、本実施の形態に係る共振器2に対する比較例としての共振器3の構成を示す平面図である。図7に示した平面図と同様に、第2媒質を取り除いて表示すると共に、第3媒質19cにハッチングを付している。また、櫛形電極14a、14bおよび反射器15を破線で示す。共振器3において、直方体形状の第3媒質19cが複数配列されている点は、本実施の形態に係る共振器2と同様であるが、第3媒質19cの長手方向が弾性境界波の伝搬方向(図11の左右方向)から45度傾いている点が本実施の形態に係る共振器2と異なる。
図12は、本比較例に係る共振器3における挿入損失特性を示すグラフである。弾性境界波の伝搬方向における第3媒質19cの形成割合は、第3媒質19cの幅と、第3媒質19cと隣接する第3媒質19cとの間の幅が同じであれば、いずれの伝搬経路においても50%である。つまり、どの経路を伝搬しても弾性境界波の伝搬速度に差が生じない。そのため、不要応答が2つに分かれず、不要応答の挿入損失の最大値が、従来の挿入損失特性における不要応答の挿入損失の最大値から2割ほどしか低減されない。
以上のように、第3媒質19bが形成されている割合が伝搬経路により異なるように形成することにより、不要応答が2つ以上に分かれて、不要応答の挿入損失の最大値が低減する。
(実施の形態3)
図13は、本発明の実施の形態3に係る共振器4の構成を示す平面図である。図13において、第3媒質19dが形成されている位置を明確にするために、第2媒質を取り除いて表示すると共に、第3媒質19dにハッチングを付している。また、櫛形電極14a、14bおよび反射器15を破線で示している。なお、本実施の形態に係る共振器4は、実施の形態1に係る共振器1と、第3媒質19dの形状が異なるのみであり、実施の形態1に係る共振器1と同一の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施の形態に係る共振器4において、第3媒質19dの形状が図13に示すように紙面上で三角形となる三角柱(厳密にはテーパーがかかるため三角柱に近い形になる)であり、三角形の頂点が他の三角形の頂点に接するように配置されている。
図13のH−H’線の断面において、図3に示す断面図における第3媒質19aと同様に、第1媒質17の上には必ず第3媒質19dが形成されている。つまり、H−H’線の副次的な弾性境界波の伝搬経路の長さに対して、第3媒質19dが形成されている領域の長さの割合(第3媒質の形成割合)は100%である。
図13のI−I’線の断面において、図4に示す断面図と同様に、第1媒質17の上には第3媒質19dが全く形成されていない。つまり、I−I’線上の第3媒質19dの形成割合は0%である。
図14は、図13のJ−J’線の断面を示す断面図である。J−J’線上において、第1媒質17の上には第3媒質19dが形成された領域と形成されていない領域がある。弾性境界波の伝搬経路の長さをlとし、一区切りの第3媒質19dの長さをw、一区切りの第3媒質19dが弾性境界波の伝搬経路上に形成された個数をnとすると、第3媒質19dの形成割合は、(n×w/l)×100(%)となる。
従って、J−J’線を伝搬する弾性境界波の伝搬速度は、H−H’線を伝搬する弾性境界波の伝搬速度と、I−I’線を伝搬する弾性境界波の伝搬速度との間である。そのため、生じる不要応答の周波数は、I−I’線を伝搬する弾性境界波による不要応答の周波数と、J−J’線を伝搬する弾性境界波による不要応答の周波数との間である。
図14において、J−J’線がH−H’線に近づくにつれ、第3媒質19dの長さwが大きくなり、第3媒質19dの形成割合は大きくなる。J−J’線がI−I’線 に近づくにつれ、第3媒質19dの長さwが小さくなり、第3媒質19dの形成割合は小さくなる。
図15は、図13のH−H’方向に垂直な方向における伝搬路において、第3媒質19dの形成割合を示すグラフである。横軸はH−H’方向の位置P5とP6との間の位置を示す。図15において、第3媒質19dが100%形成されている領域(H−H’線上)から0%である領域(I−I’線上)へ連続的に第3媒質19dの形成割合が変化している。
図16Aは、本実施の形態に係る共振器における挿入損失の周波数特性(挿入損失特性)27を示すグラフであり、図16Bは図16Aに示すグラフの周波数2000〜2150MHzの領域を拡大したグラフである。挿入損失曲線27は、共振器4の挿入損失特性を示す曲線である。なお、比較のために、第3媒質を設けない構成である従来の共振器における挿入損失の周波数特性を示す挿入損失曲線28を図16Aおよび図16Bに破線で示す。
本実施の形態に係る共振器4の挿入損失曲線27に示すように、従来の共振器に生じていた、2105MHzの不要応答に代わって、2050MHzから2150MHzまでの周波数領域になだらかに不要応答が生じている。これは、伝搬経路において第3媒質19dの形成割合が連続的に変化しているため、境界波の伝搬速度が異なる経路が多数形成され、ピークの周波数が少しずつ異なる不要応答が重ね合わされた特性だからである。この不要応答のピークである2090MHzでは挿入損失が従来の共振器により生じていた挿入損失にくらべ約5割低減している。
以上のように、不要応答の挿入損失の最大値が小さくなることにより、不要応答による信号の影響を小さくすることができる。
なお、本実施の形態では、第3媒質19dを比較的小さな三角形を多数配置した構成を示したが、伝搬方向における第3媒質の形成割合が連続的に変化するのであれば比較的大きな三角形でも、四角形でも、その他の形状であってもよい。
また、実施の形態1〜3において、共振器が1ポート共振器である例について説明したが、ダブルモード共振器にこれらの構成を用いても同様の効果を得ることができる。
(実施の形態4)
図17は、本発明の実施の形態4に係る通信機を示す構成図である。通信機は、アンテナ31と、デュプレクサ32と、送信側信号処理部33と、受信側信号処理部34と、マイク35と、スピーカ36とを有する。デュプレクサ32は、送信用フィルタ37と、受信用フィルタ38とを有している。受信用フィルタ38は、送信用フィルタ37の通過帯域と異なる通過帯域(受信帯域)を有する。
マイク35は、音声を音声信号に変換して、音声信号を送信側信号処理部33に入力する。送信側信号処理部33は、音声信号を変調した送信信号を生成する。デュプレクサ32は、送信側信号処理部33で生成された送信信号をアンテナ31に入力する。
アンテナ31は、送信信号を電波に変換して出力する。また、アンテナ31は、電波を電気信号である受信信号に変換し、受信信号をデュプレクサ32に入力する。デュプレクサ32において、受信用フィルタ38は、受信帯域の受信信号を通過させ、受信側信号処理部34に入力する。一方、送信用フィルタ37は、通過帯域が受信帯域と異なるため、受信信号を通過させない。したがって、受信信号は送信側信号処理部33に入力されない。受信側信号処理部34は、受信信号に対して検波、増幅などの処理を行い、音声信号を生成する。スピーカ36は、音声信号を音声に変換して出力する。
図18は、送信用フィルタ37、あるいは受信用フィルタ38に用いられるラダー型フィルタの構成を示す構成図である。入力端子41と出力端子42の間に共振器43、44、45が直列に順に配置されている。共振器43と共振器44との間に、一方が接地された共振器46、47がそれぞれ接続されている。また、共振器45と出力端子42との間に、一方が接地された共振器48が接続されている。
図18に示すフィルタは、一般的なラダー型フィルタであるが、共振器43〜48は、実施の形態1〜3に示した共振器である。従って、フィルタの通過帯域以外に不要な応答は小さく、例えば、アンテナ31からの受信信号が送信用フィルタ37から漏れて、送信側信号処理部33に入力される量が軽減される。
なお、通信機がマイク35およびスピーカ36を備えた構成について説明したが、必ずしもこの構成に限定されず、例えば、パーソナルコンピュータのように必ずしもマイク35またはスピーカ36を必要としないもの、および音声データ以外のデータを送受信するものであってもよい。
本発明の弾性境界波デバイスは、不要応答の影響が少なく、通信機のフィルタなどに利用可能である。

Claims (11)

  1. 圧電性を有する圧電基板と、
    前記圧電基板上に形成されている櫛形電極と、
    前記圧電基板上に前記櫛形電極を覆うように形成されている第1媒質と、
    前記第1媒質上に形成されている第2媒質とを備え、
    前記櫛形電極は、複数の電極指と、前記複数の電極指の端部を接続するバスバーとを有する弾性境界波デバイスにおいて、
    前記第1媒質上に形成されている第3媒質を備え、
    前記第2媒質および前記第3媒質は、前記第1媒質に接しており、
    前記第1媒質、前記第2媒質および前記第3媒質は、それぞれ異なる材料で形成されるとともに、前記第3媒質は、前記第2媒質と弾性波の伝搬速度が異なる材料で形成され、
    前記電極指の長手方向に垂直な断面における弾性境界波の伝搬経路の長さに対する第3媒質が形成された部分の長さの割合が、前記電極指の長手方向において異なる、弾性境界波デバイス。
  2. 前記第1媒質上において、前記第3媒質が形成された領域と、前記第3媒質が形成されていない領域とが、前記電極指の長手方向に垂直な方向に、半分に分けられている、請求項1記載の弾性境界波デバイス。
  3. 前記第3媒質が複数個形成されている、請求項1または2に記載の弾性境界波デバイス。
  4. 前記電極指の長手方向に垂直な断面における弾性境界波の伝搬経路の長さに対する第3媒質が形成された部分の長さの割合が、前記電極指の長手方向において連続的に変化している、請求項1記載の弾性境界波デバイス。
  5. 前記第3媒質が材料の異なる2つ以上の媒質で形成されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の弾性境界波デバイス。
  6. 第1媒質がSiO2であり、第3媒質がアルミナまたはSiNである、請求項1〜5のいずれか一項に記載の弾性境界波デバイス。
  7. 前記圧電基板は、LiTaO3または、LiNbO3である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の弾性境界波デバイス。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の弾性境界波デバイスが1ポート共振器であり、前記1ポート共振器を備えている、フィルタ。
  9. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の弾性境界波デバイスがダブルモード共振器であり、前記ダブルモード共振器を備えている、フィルタ。
  10. 送信用フィルタと、
    前記送信用フィルタと通過周波数帯域が異なる受信用フィルタとを備え、
    前記送信用フィルタおよび前記受信用フィルタの少なくとも1つは、請求項8または9記載のフィルタである、デュプレクサ。
  11. アンテナと、
    前記アンテナに接続されている請求項10記載のデュプレクサと、
    前記デュプレクサに接続されている信号処理部とを備えた、通信機。
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