JP2016504881A - 分岐技術を用いた広帯域フィルタ - Google Patents

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Abstract

分岐技術を用いた広帯域かつ急峻なスロープを備えるフィルタが提示され、このフィルタは、1つの第1,第2,第3のインピーダンス素子の直列回路を備える部分フィルタを備え、これらの部分フィルタにおけるこれらのインピーダンス素子の帯域幅は、帯域幅設定手段を用いて、異なって設定されている。【選択図】 図1A

Description

本発明は分岐技術を用いた広帯域フィルタに関する。
実際のLTEモバイル通信規格に対しては、モバイル通信帯域(複数)が規定されているが、これらのモバイル通信帯域は、従来の周波数帯域と一致しており、単に帯域幅が大きいだけである。たとえば35MHzの帯域幅を有するバンド26のLTEバンドは、WCDMA(商標登録)に対して規定された25MHzの帯域幅を有するバンド5に対応し、このバンド5に対して10MHz広くなっている。より大きな帯域幅によって、送信帯域TXと受信帯域RXとの間の遷移帯域幅が低減される。これは周波数確度に対しより高度の要求をもたらし、このため非常に鋭い立上りのフィルタを必要とする。
さらに加えて、新らしい将来の伝送技術に既に前もって適合するために、より幅の広い帯域の必要性がある。上記のLTEのバンド26は、拡張された帯域幅(複数)のためのフィルタ対策は何ら知られておらず、したがってこれらの帯域は通常は分割されて2つの別々のフィルタが用いられていた。
一般的には、分岐技術を用いた広帯域のリアクタンスフィルタを製造し、およびこれに加えて広帯域の共鳴器を用いることが知られている。この際しかしながら常に、帯域幅がより大きなフィルタにおいては通過帯域のスロープが緩やかになり、非常に大きな遷移帯域幅となるという欠点がある。このようなフィルタはもはや、隣接する同じ通信規格のバンドに対して小さな間隔を有するモバイル通信、たとえば上記のバンド26のLTEには適していない。
特許文献1には、複数のSAW共鳴器(SAW=surface acoustic wave)を有するラダー型フィルタとして形成されている分岐フィルタが提案されており、このラダー型フィルタを、並列および直列共鳴器からなる共鳴器(複数)を、これらの共鳴器の上に堆積された誘電体層を用いて、小さなカップリングを与えるように改造することが提案されている。これにより大きな帯域幅を有するフィルタが得られる。これと同時に通過帯域の両側のスロープの1つは変化されず、急峻さに関する要求を満たしている。これに対しこの通過帯域のもう一方のスロープは、緩やかになり、したがって大きな遷移帯域幅を示す。
本発明の課題は、分岐技術を用いたフィルタを提供することであり、このフィルタは充分に大きな帯域幅を備え、この帯域幅は速やかに阻止域に移行し、これにより小さな遷移帯域幅を有している。
本発明によれば、この課題は、請求項1に記載の特徴を有するラダー型フィルタ(Abzweigfilter=分岐技術を用いたフィルタ)によって解決される。本発明の有利な構成例が他の請求項で示される。
3つの部分フィルタからなる直列回路を備えたラダー型フィルタは、上記の問題を解決することが見出された。
リアクタンスフィルタは、直列および並列に回路接続されたインピーダンス素子(複数)を含む。これらのインピーダンス素子は、それぞれ1つの共鳴器,1つの共鳴器の直列回路,および1つの直列コイルまたは1つの共鳴器と1つの静電容量との並列回路を備える。それぞれの部分フィルタは、少なくとも1つのインピーダンス素子を備える。それぞれのインピーダンス素子は、そのポールゼロ位置の距離で表される帯域幅を有する。
所望の効果を得るために、帯域幅設定手段を用いて、これらの部分フィルタにおけるインピーダンス素子の帯域幅が様々に設定される。
好ましくは、上記の直列回路の中央に配設されている部分フィルタのインピーダンス素子は、上記の第1および第2の部分フィルタのインピーダンス素子と異なる値に設定されている。
共鳴器の帯域幅は、ポールゼロ位置(英語:Pole-Zero)の距離、すなわち(主)共鳴と反共鳴との間の周波数距離であると理解される。正にこうして1つのインピーダンス素子の帯域幅も規定される。これに対して1つのフィルタまたは部分フィルタの帯域幅は、通過帯域の幅からも求めることができ、ここで一般的に、伝達関数曲線上で信号が極大値に対してたとえば6dB減衰する点の距離が用いられる。
部分フィルタで、そのインピーダンス素子の帯域幅が大きくあるいは小さくされると、この部分フィルタ自体も大きくあるいは小さくされた帯域幅を有する。この部分フィルタのインピーダンス素子に対して設定された帯域幅に関する関係がこの部分フィルタに対しても満たされるリアクタンスフィルタは、これによって同様に本発明の課題を解決する。こうして上記の中央の部分フィルタの帯域幅は、帯域幅設定手段によって、第1及び第3の部分フィルタと異なって設定されている。
帯域幅設定手段としては共鳴器の帯域幅を直接変化させる手法を用いることができる。帯域幅設定手段は、回路手段であってもよく、この回路手段は、1つの部分フィルタの共鳴器の所与の帯域幅において、この部分フィルタの帯域幅を大きくする。これは直列接続のコイルまたは並列接続の静電容量を有するインピーダンス素子によって実現される。
1つの実施形態においては、第2の部分フィルタのインピーダンス素子の帯域幅は、第1および第3の部分フィルタのインピーダンス素子と異なって設定されている。
このように構成されたフィルタは、この通過帯域の両側で、5MHzの遷移帯域幅で6%以上の帯域幅を達成する。これよりこのフィルタは、最初に述べたLTEバンド26に良好に適合している。2つの部分フィルタのみを用いて同じフィルタ特性をモデル化する試みは、驚くべきことに失敗しており、したがって3つの部分フィルタの直列回路を設けることが必要不可欠であり、この直列回路では、中央の部分フィルタの帯域幅は、第1および第2の部分フィルタと異なっている。
この際、この第2の部分フィルタのインピーダンス素子が、第1および第3の部分フィルタより小さな帯域幅を有するようになっていてよい。逆に、この第2の部分フィルタのインピーダンス素子が、第1および第3の部分フィルタより大きな帯域幅を有するようになっていてよい。この第1および第2の部分フィルタのインピーダンス素子の帯域幅は同じであってよい。
これらの部分フィルタのインピーダンス素子の帯域幅の違いが大きくなるほど、所望のフィルタ特性が強調されたものとなる。しかしながら僅かな違いの場合でも既に効果は認められる。最適化の目的によっては、急峻な通過帯域スロープを実現するために、適合した帯域幅設定手段によって1つの部分フィルタにおけるとりわけ狭帯域のインピーダンス素子を広帯域のインピーダンス素子を有する2つの部分フィルタと組み合わせることができる。代替として、1つの部分フィルタまたは2つの部分フィルタのインピーダンス素子の帯域幅が最大値に設定され、この際同時に残りの部分フィルタのインピーダンス素子の帯域幅が大きく低減される。これによって特に広帯域性を示すリアクタンスフィルタが得られる。このため特有なフィルタ特性には、これら2つの方法のトレードオフが必要である。
分岐フィルタの共鳴器(複数)として、音響波で動作する共鳴器が用いられてよい。このような共鳴器は、SAW共鳴器(SAW=Surface Acoustic Wave),BAW共鳴器(BAW=Bulk Acoustic Wave),およびGBAW共鳴器(GBAW=Guided Bulk Acoustic Wave)から選択されていてよい。
1つの部分フィルタにおいて、他の部分フィルタに対して大きくあるいは小さくてよい帯域幅の形成のために、帯域幅設定手段として1つのコイルを該当する部分フィルタに直列に回路接続して帯域幅を大きくすることができる。以上より、1つの実施形態においては、上記の分岐フィルタは大きな帯域幅を有する部分フィルタを含み、この部分フィルタでは帯域幅設定手段として1つの直列の共鳴器が1つのコイルと直列に回路接続されている。この帯域幅設定手段に必要な、コイルの大きなインダクタンスは、多くの場合分離されたコイル、すなわち1つのディスクリートなデバイスを必要とし、このデバイスは十分に大きなQ値を備える。1つの直列コイルと直列に回路接続された共鳴器の形態のインピーダンス素子は、リアクタンスフィルタの任意の場所に直列または並列のインピーダンス素子として使用されてよい。
もう1つの帯域幅設定手段は、第2の別の基板を設けることであり、この基板上に直列回路の1つ以上の部分フィルタが形成されている。この基板上に生成されるインピーダンス素子または部分フィルタの帯域幅の設定のために適した基板の選択は、これらのインピーダンス素子で大きな帯域幅を実現するために、該当する部分フィルタの基板またはインピーダンス素子がこの基板もしくは他の部分フィルタまたはインピーダンス素子より大きなカップリングを有するように行われる。
その上に音響波で動作する共鳴器が形成されている圧電体層は、帯域幅と共に単調に増加する、基板に固有なカップリングを有する。このカップリングは以下のような相対的なポールゼロ距離pzd(この共鳴器の共鳴周波数に規格化されている)によって以下のように記述することができる。

2=0.25*π2*pzd/(1+pzd)

このため1つの好ましい実施形態においては、上記の第2の部分フィルタは、カップリングの大きさを表す第1の電気機械結合係数を有する1つの基板材料上に形成され、これに対して上記の第1および第3の部分フィルタは、別の第2の電気機械結合係数を有する1つの第2の基板材料上に形成される。
好ましくは、上記の第2の電気機械結合係数は、上記の第1の電気機械結合係数より大きい。比較的小さな結合係数は、たとえば石英が有している。比較的大きな結合係数は、ニオブ酸リチウム基板によって得られる。これに対してタンタル酸リチウム基板は、中程度の結合係数を有する。さらに加えて1つの所定の材料では、適合した切り出し角(Schnittwinkel)の選択により、カップリングに影響を与えることができる。上記の部分フィルタ(複数)の間あるいはこれらの部分フィルタのインピーダンス素子(複数)の間の結合比がどの程度に設定されるかに応じて、適合した基板の選択が行われる。この際、第1および第3の部分フィルタを同じ基板上にかつ同じチップ上に構築することが可能である。さらに第1および第3の部分フィルタは、同じ基板材材料上に形成されるが、別々のチップ上に形成することが可能である。
もう1つの実施形態においては、1つの部分フィルタの1つのインピーダンス素子の帯域幅あるいは1つの部分フィルタの1つの分岐回路の帯域幅を小さくするための帯域幅設定手段として、1つの共鳴器に対して並列に1つの静電容量が回路接続される。これらの共鳴器のそれぞれに1つの静電容量が回路接続されていると、すでにこのラダー型フィルタ全体に対して効果を及ぼす。1つの実施形態においては、それぞれの部分フィルタの直列の共鳴器全部は、それぞれ1つの静電容量に対し並列に回路接続される。
さらにそれぞれの部分フィルタの並列の共鳴器も、それぞれ1つの静電容量と並列に回路接続されてよい。並列静電容量を有する形態の1つの共鳴器におけるインピーダンス素子(複数)は、原理的にラダー型フィルタ(リアクタンスフィルタ)の任意の直列または並列分岐に用いられてよい。
1つの共鳴器との1つの静電容量の並列回路接続によって、動的な静電容量に対する静的な静電容量の比が大きな静電容量比を有する1つのインピーダンス素子が得られ、この場合このインピーダンス素子から、規格化されたポールゼロ距離pzdで表される、低減された帯域幅が直接算出される。
Figure 2016504881


得られた異なるパラメータ、電気機械結合係数,帯域幅,および静的な静電容量と動的な静電容量との容量比は、同じ関係を示し、これらは相互に換算可能である。したがって本発明の範囲においては、帯域幅が、1つのインピーダンス素子,1つの共鳴器,または1つの部分フィルタの電気機械結合係数または静電容量比を変化させるかどうかは重要でないが、これはこれら3つの場合全てにおいて、この帯域幅が同じように影響するからである。
もう1つの実施形態においては、帯域幅設定手段として、1つ以上の部分フィルタの、音響波で動作する共鳴器(複数)の上に1つの誘電体層が配設される。これによって、カップリングを低減し、またこれによって共鳴器あるいは部分フィルタの帯域幅を低減することができる。
この際カップリングあるいは帯域幅が変化される大きさは、この誘電体層の層厚と共にほぼ単調に増大する。この誘電体層の機械的特性は、増加する層厚と共に強調され、圧電体の基板材料にもより強く表れる。
1つの実施形態においては、電気機械結合を低減するために、誘電体層として、1つの部分フィルタの共鳴器(複数)の上に1つのSiO2層が配設される。このような誘電体層は、同時に、多くの圧電材料の温度係数TCFが有する符号とは逆の符号を持つ、周波数の温度係数TCFを有し、こうしてこの部分フィルタの周波数の実効温度係数が低減され、あるいは全く補償され得る。
1つの好ましい実施形態においては、第1および第3の部分フィルタには1つの誘電体層、具体的にはSiO2層が設けられ、ここでこの、第1および第3の部分フィルタにおけるSiO2層の層厚は、第2の部分フィルタよりも小さく設定される。この実施形態は、2つの分離されたチップ(第2の部分フィルタが1つの分離されたチップ上にある)上での実現されたものと組み合わせることができ、ここでこれら2つのチップでは、同じあるいは異なる基板材料を用いることができる。パッシベーションのために、1つの追加の誘電体層、たとえばSiNを、このSiO2層上に取り付けることも有利である。
1つの実施形態によれば、本発明によるフィルタは、分岐技術を用いた共鳴器(複数)を備え、これらは音響波で動作する。上記の第1および第3の部分フィルタは、1つの第1のチップ上に形成されており、これに対し上記の第2の部分フィルタは、1つの第2のチップ上に形成されている。この第1および第2のチップ上には、それぞれ上記のインピーダンス素子(複数)の1つの異なるカップリングが設定されている。これら2つのチップは、1つの共通な回路担体上に配設されており、この回路担体の導体部の上で直列に回路接続されている。
この回路担体と共に、上記の2つのチップは一緒にハウジングされ、すなわち1つの共通なハウジング内に配置される。好ましくはハウジングのためにカプセル封止が用いられ、このカプセル封止はこれらのチップおよびこの回路担体に密着して接してこれら1つのチップを収容する1つの空洞を密封する。この空洞は、音響波で動作する共鳴器あるいはフィルタ全部が障害無く動作するために不可欠である。
この2つのチップを用いた解決方法は、帯域幅設定手段がさもなければ個々の部分フィルタに限定されないような全ての場合、具体的には帯域幅設定手段として異なる基板材料が選択される場合、あるいはこれらの共鳴器が異なる層で覆われる場合に、有利な構成を提供する。
フィルタを、それぞれ1つの部分フィルタを有する2つのチップから構成することも可能であり、ここで異なる部分フィルタに対して、異なる共鳴器技術を使用することができる。1つの実施例によれば、小さな帯域幅を有する部分フィルタにはBAW共鳴器が使用され、これに対し大きな帯域幅を有する共鳴器にはSAW共鳴器が用いられる。このような割当は、現状ではBAW共鳴器が元々小さな帯域幅を有し、本発明の課題の解決に必要な大きな帯域幅がSAW共鳴器でのみ達成されるので有利である。
共鳴器(複数)および/または異なる帯域幅を有する部分フィルタ(複数)は、1つの単一の帯域幅設定手段のみを用いて1つの適合した帯域幅に設定されていなくてよい。大きな帯域幅の共鳴器と小さな帯域幅の共鳴器との間での強い差別化を達成するために、複数の帯域幅設定手段を同時に使用することも可能である。
1つの実施形態においては、上記のラダー型フィルタには2つのチップが使用され、これらのチップは、基板材料,圧電材料の切り出し角,誘電体材料,フィルタ技術,および誘電体層の層厚から選択された少なくとも2つのパラメータが異なっており、この誘電体層は上記の部分フィルタ(複数)の上に取り付けられている。さらに加えて個々のチップ上には、さらに追加の帯域幅設定手段が使用されていてよく、具体的には上記の共鳴器(複数)に対し並列に回路接続された静電容量(複数)が使用されていてよい。これらの帯域幅設定手段が組み合わされて、これらが相乗的に作用すると、こうして複数の帯域幅設定手段によって、異なる帯域幅を有する部分フィルタ間の極めて強い差別化を達成することができる。
1つの部分フィルタは、極端な場合、1つの共鳴器のみあるいは1つのインピーダンス素子のみから構成されていてよい。しかしながら部分フィルタ毎に複数の第1および/または第2の共鳴器が設けられていてもよい。これらの部分フィルタの1つは、1つの直列共鳴器のみまたは1つの並列共鳴器のみから成っていてよい。1つの実施形態によれば、第1および第3の部分フィルタにおけるこれらの共鳴器の数は同じである。この際この数は、第2の部分フィルタにおける共鳴器の数と一致していてよい。
さらに、第1,第2,および第3の部分フィルタでは、共鳴器(複数)の回路接続順が、このフィルタ全体が回路中央に対しこれらの共鳴器の回路接続順が対称的となるように、選択されていることが好ましい。回路接続順とは、直列共鳴器(複数)、および並列共鳴器を有する並列分岐が分岐する回路ノード(複数)が次々に続いてゆく順序である。この回路接続順は、これらの共鳴器の、1つまたは複数のチップ上での幾何形状的な配置と一致していなくともよい。
以下では、実施形態例とこれに付随する図を参照して、本発明を詳細に説明する。
3つの部分フィルタの回路接続を示す。 1つの共鳴器の等価回路図を示す。 分岐技術を用いた、コイルが回路接続されたフィルタを示す。 分岐技術を用いた、静電容量が回路接続されたフィルタを示す。 分岐技術を用いた1つのフィルタを示し、このフィルタでは第2の部分フィルタに1つの誘電体層が設けられている。 分岐技術を用いた1つのフィルタを示し、このフィルタでは3つの部分フィルタに異なる誘電体層が設けられている。 分岐技術を用いた1つのフィルタを示し、このフィルタではこれらの部分フィルタは少なくとも2つの異なるチップで実現されている。 分岐技術を用いた1つのフィルタの1つの複雑な実施例を示し、このフィルタでは複数の帯域幅設定手段が使用されている。 第1のパラメータ(複数)を有する図7に示すフィルタの伝達関数を示す。 第2のパラメータ(複数)を有する図7に示すフィルタの伝達関数を示す。
図1Aは分岐技術を用いた1つのフィルタの簡単な実施例を示し、このフィルタは、1つの第1の部分フィルタTF1,1つの第2の部分フィルタTF2,および1つの第3の部分フィルタTF3から成る直列回路を備える。これらの部分フィルタのそれぞれは、インピーダンス素子として少なくとも1つの直列共鳴器RSおよびこれに並列に回路接続された1つの並列共鳴器RPを備える。これらの直列共鳴器RSは、直列信号路に回路接続されており、この直列信号路は、第1の接続端子T1を第2の接続端子T2に接続している。これらの並列共鳴器RPは、並列信号路(複数)に配設されており、これらの並列信号路は、上記の直列信号路における回路ノードを接続端子A(あるいはA1,A2,A3)に接続しており、この接続端子は、1つの固定電位、通常はグラウンド電位に接続している。
ここに示されている実施形態例においては、第2の部分フィルタまたはこの第2の部分フィルタTF2の少なくとも1つの直列共鳴器は、第1の部分フィルタおよび第3の部分フィルタTF3の直列共鳴器の帯域幅とは異なる帯域幅を有している。この際この第2の部分フィルタTF2の1つあるいは複数の直列共鳴器の帯域幅は、他の2つの部分フィルタの共鳴器よりも大きくあるいは小さく設定されていてよい。
ここに示されているフィルタにおいては、第2の部分フィルタまたはこの第2の部分フィルタTF2の少なくとも1つの直列共鳴器RS2は、第1および第3の部分フィルタの直列共鳴器の帯域幅とは異なる帯域幅を有している。この際この第2の部分フィルタの1つあるいは複数の直列共鳴器の帯域幅は、他の2つの部分フィルタの直列共鳴器よりも大きくあるいは小さく設定されていてよい。
図1Bは、図1Aに使用されている共鳴器の等価回路図を示す。1つの共鳴器は、1つの直列接続回路と並列接続された1つの静的な静電容量C0を備え、この直列接続回路は、1つの第1のインダクタンスL1,1つの動的な静電容量CD,および1つの抵抗W1を含んでいる。この静電容量C0は、その共鳴器が共鳴周波数のはるか上方の周波数において有する容量に対応している。共鳴は、上記の第1のインダクタンスL1および上記の動的な静電容量CDが共鳴条件を満たす周波数で得られる。
本発明においては、分岐技術を用いたフィルタの個々の共鳴器がどのような技術で実装されているかは重要でない。しかしながら用いられた共鳴器技術に依存して、異なる帯域幅設定手段が使用されてよい。
図2は、分岐技術を用いた1つのフィルタを示し、このフィルタでは、第1の部分フィルタTF1および第3の部分フィルタTF3は、それぞれ1つの直列コイルLSと回路接続されている。これによってこの第1の部分フィルタTF1の帯域幅およびこの第3の部分フィルタTF3の帯域幅を大きくするように作用する。通常、図1Bに示す1つの共鳴器が1つの直列コイルと回路接続されて1つのインピーダンス素子とされると、これによって形成される分岐の共鳴周波数は、下方にシフトされて低い周波数となるが、この際反共鳴の位置は動かない。以上により、この分岐のポールゼロ距離は大きくなる。非常に高い周波数で追加的に生じる第2の共鳴は、このコイルのおかげで無視することができるが、これはこの第2の共鳴が通過帯域の付近でのフィルタの特性に対し何ら関与しないからである。
上記の直列コイル(複数)LSは、上記の共鳴器(複数)も形成されている上記のフィルタチップ上で実現することができる。しかしながら、これらの直列コイルを、分岐技術を用いたフィルタの少なくとも1つのチップを坦持する1つの基板上で実現することも可能である。またこれらの直列コイルを1つの多層基板に集積化することも可能であり、この多層基板は分岐技術を用いたフィルタの1つ以上のチップを坦持している。
しかしながら高いQ値および充分に大きなインダクタンス値を達成するために、ディスクリート素子として実装されたコイルが好ましい。
図3は、分岐技術を用いた1つのフィルタを示し、このフィルタでは、第2の部分フィルタTF2内に、ここに使用された2つの直列共鳴器に対してそれぞれ並列に1つの静電容量CPが回路接続されている。この方法により、それぞれのインピーダンス素子あるいは分岐の帯域幅を小さくすることが達成される。これは上記の並列静電容量がこの共鳴器の静的な静電容量C0に追加され、これによってC1に対するC0の静電容量比が増大されることによるものである。図1Bに示すように、1つの静電容量を1つの共鳴器に並列接続することにより、反共鳴周波数が下方にシフトされ、これに対し共鳴周波数は変化されない。これによってここではポールゼロ距離pzdが低減される。上記の第2の部分フィルタの1つあるいは複数の並列共鳴器RPは、図3に示すように、1つの並列静電容量と回路接続されていてよい。結果的に分岐技術を用いた1つのフィルタが得られ、このフィルタでは第1および第3の部分フィルタTF1,TF3に対して中央の部分フィルタの帯域幅が低減されている。
しかしながら、少なくとも第1および第3の部分フィルタの直列共鳴器を、もう1つの並列静電容量CPと回路接続してもよく、これらに対し第2の部分フィルタの直列共鳴器はもう1つの並列静電容量CPと回路接続されない。このようにして分岐技術を用いた1つのフィルタが得られ、このフィルタでは第1および第3の部分フィルタは、第2の部分フィルタTF2に対して帯域幅が低減されている。
図4は、分岐技術を用いた1つのフィルタを示し、このフィルタでは、第2の部分フィルタTF2の共鳴器(複数)の上側に1つの誘電体層DS1が取り付けられている。この層の厚さに依存して、帯域幅が増大または低減される。この誘電体層は、少なくとも第2の部分フィルタの直列共鳴器(複数)の上に取り付けられており、しかしながら好ましくはこの誘電体層は、この第2の部分フィルタの、並列共鳴器も含めた全ての共鳴器の上に取付けられている。
しかしながら図4に示す関係を逆転してもよく、これによって第1および第3の部分フィルタの帯域幅を増大あるいは低減するために、第1および第3の部分フィルタに、それぞれ1つの誘電体層を設けてよい。
図5は、もう1つの実施形態を示し、この実施形態では3つの部分フィルタTF1〜TF3全てにそれぞれ帯域幅設定手段として1つの誘電体層DSが設けられている。
第2の部分フィルタTF2の上に取り付けられている誘電体層DS2の層厚d2と、第1および第3の部分フィルタの上に取り付けられている誘電体層DS1の層厚d2とに対しては、d1≠d2となっている。d1<d2およびd1>d2の2つの場合も可能である。この際これら2つの層厚の1つはゼロであってもよい。
この誘電体層を取り付けることによってこの帯域幅が変化される大きさは、この誘電体層の厚さdに依存する。したがって、もし最初共鳴器(複数)が、誘電体層が取り付けられておらず、同じ帯域幅を有していたとしても、インピーダンス素子または部分フィルタの上の異なる層厚によって、異なる帯域幅に設定されることができる。
誘電体層の剛性は、共鳴器の圧電材料の剛性より大きくても小さくてもよい。これはそれぞれのインピーダンス素子の特性がどちらの方向にシフトするか決定する。
図6は、1つの実施形態において、共鳴器の圧電材料の選択がどのように帯域幅設定手段として用いられるかを示している。第1および第3の部分フィルタTF1,TF3の共鳴器は、1つの第1のチップCH1上に形成されており、この第1のチップは1つの第1の圧電材料を備えている。第2の部分フィルタTF2の共鳴器は、1つの第2のチップCH2上に形成されており、その圧電材料は、第1のチップのものとは異なっている。この第1および第2のチップは、同じ材料であるが但し異なる切り出し角となっていてよい。この第2のチップCH2の切り出し角または圧電材料は、この第2のチップ上のインピーダンス素子または共鳴器が、第1のチップCH1上でよりも小さなカップリングを有するように選択されてよい。しかしながら、この第2のチップCH2の圧電材料が、第1のチップCH1の材料よりも大きなカップリングを備えてもよい。前者の場合には、第2の部分フィルタが第1および第3の部分フィルタよりも狭帯域となるのに対し、後者の場合には、第1および第3の部分フィルタが第2の部分フィルタよりも狭帯域となる。
図2〜4に示す方法は、第2の部分フィルタの帯域幅あるいは第2の部分フィルタの共鳴器の帯域幅が、第1および第3の部分フィルタの共鳴器の帯域幅から変化されていることを示し、これらは、第1および第3の部分フィルタの帯域幅における効果および特にこれらの強い差別化を実現するために、互いに組み合わされてもよい。
図7は、帯域幅設定のための3つの方法が実現されている、1つの複雑な実施形態例を示す。このフィルタは、直列共鳴器RS1と並列共鳴器RP1を有する1つの第1の部分フィルタTF1、2つの直列共鳴器RS2およびRS3とこれらの間に配設された並列共鳴器RP2を有する1つの第2の部分フィルタTF2、および並列共鳴器RP3と直列共鳴器RS4を有する1つの第3の部分フィルタTF3を備える。これらの共鳴器の順序は対称的になっている。第1の部分フィルタの第1の接続端子T1と第1の直列共鳴器RS1との間には、1つの第1の直列インダクタンスLS1が回路接続されており、この第1の直列インダクタンスは、共鳴器RS1と共に大きな帯域幅を有する1つのインピーダンス素子を形成している。もう1つの直列インダクタンスLS3は、第2の接続端子T2と最後の第3の部分フィルタの直列共鳴器RS4との間に配設されている。
第2の部分フィルタの直列共鳴器RS3に対し並列に、1つの第1の静電容量CP1が1つのインピーダンス素子となるように回路接続されている。もう1つの静電容量CP2は、この第2の部分フィルタの並列共鳴器RP2に対し並列に回路接続されており、同様に1つのインピーダンス素子を形成している。
第1〜第3の部分フィルタの並列共鳴器が配設されている並列分岐(複数)は、それぞれ1つのインダクタンスを介して1つのグラウンド接続端子と接続されており、ここでこのグラウンド接続端子は、外部のグラウンドと接続されていてよい。これらのインダクタンスは、配線インダクタンスとして形成されていてよく、すなわちこのインダクタンスは「通常の」導電路(配線、Zuleitungen)(複数)で実現されていてよい。大きなインダクタンス値(複数)は、特に長い配線(複数)で実現することができ、これらの長い配線を介して上記の共鳴器がグラウンドと接続されており、またこれらの長い配線は上記の共鳴器(複数)と共にインピーダンス素子(複数)を形成している。
誘電体層DS1およびDS2は図には示していないが、これらは第1〜第3の部分フィルタの音響共鳴器(複数)の上に、第2の部分フィルタの共鳴器(複数)の上の誘電体層の層厚が、第1および第3の部分フィルタの共鳴器の上よりも大きくなるように取り付けられている。この誘電体層として1つのSiO2層が用いられ、このSiO2層は、同時にこの層がそれぞれの部分フィルタの周波数の温度係数(TCF)(複数)を低減あるいは補償するという効果を有する。第2の部分フィルタの上のSiO2層の大きな層厚によって、この部分フィルタのTCFのより良好な補償が達成されるが、この実施形態における決定的に重要なフィルタスロープがこの第2の部分フィルタによって生成されるので、これはとりわけ重要である。決定的に重要なフィルタスロープは、1つの通過帯域を近接した他の帯域から分離するフィルタスロープである。こうして、図7に示す実施形態例においては、3つの帯域幅設定のための方法、すなわち直列コイル,並列静電容量,および異なる厚さの誘電体層が実現されている。
これらの部分フィルタにおいては、直列共鳴器および並列共鳴器の中心周波数が異なって設定されてよく、これによってこのフィルタ全体の帯域幅をさらに拡大することができる。さらにこれらの共鳴器は、異なる静的な静電容量C0を有するように構成されていてよい。またこれらの共鳴器に並列に接続された静電容量の静電容量値も異なって設定されてよい。
1つの実施形態においては、図7に示すフィルタの変更可能なパラメータは、以下のように設定されてよい。
Figure 2016504881

(層厚H=大、層厚L=小)
この第2の部分フィルタの全ての共鳴器は、静電容量比r=C0/CDが14.6であり、これによってr=12.5の静電容量比を有する第1および第3の部分フィルタの共鳴器よりも小さな帯域幅を有する。第2の部分フィルタTF2において並列静電容量を有するインピーダンス素子を形成することによって、その帯域幅はさらに低減され、これに対し第1および第3の部分フィルタは、これらの帯域幅をさらに拡大する直列コイルを備えている。
図8は、上記のパラメータを有する図7に示すフィルタの伝達関数をS21の値で示す。このフィルタは、840MHzの中心周波数で50MHzの帯域幅を備え、これは約6%の相対帯域幅に相当する。隣接する帯域の領域、具体的にはバンド26LTEの上側にあるRX帯域において、要求されている阻止作用が達成される遷移帯域幅は、5MHzより小さくなっている。これによってこの実施形態例は、LTE標準仕様が要求するようなバンド26TXフィルタへの全ての要求を満たしている。以上の具体化は、まずSAW技術を用いて1つのニオブ酸リチウム基板上で行われる。このフィルタが2つの異なる圧電チップ基板上に構築される場合は、さらなる改善が見込まれ、この際好ましくは第1および第3の部分フィルタの基板は、第2の部分フィルタの基板よりも大きなカップリング係数を有する。
もう1つの実施形態例においては、図7に示すインピーダンス素子(複数)に対し別の値が設定される。以下の表は1つの実施形態例におけるそれぞれの値である。
Figure 2016504881

図9は、上記のパラメータを有する図7に示すフィルタの伝達関数S21を示し、このフィルタは1つのニオブ酸リチウムの127.85°XY基板上に実装することができる。ここでも、847MHzの中心周波数で40MHzの帯域幅が達成されていることが示されており、これは約4.7%の相対帯域幅に相当する。またここでもこの5MHzの領域で小さな遷移帯域幅が達成されている。この達成された仕様は、バンド20LTEに使用可能であり、これに対しさらに大きな帯域幅を有するものである。
基本的に類似の回路を用いて、しかしながら別の中心周波数に設定することで、本発明によって他のバンド(複数)用、および特に、帯域幅および遷移領域への高度な要求を課す任意のモバイル通信標準仕様におけるTXバンド(複数)用のフィルタを生成することができる。
本発明は、以上の実施形態例に示された実施形態に限定されない。本発明は、3つの部分フィルタが直列に回路接続され、第2の部分フィルタの帯域幅が、第1および第3の部分フィルタの帯域幅と異なる、分岐技術を用いた全てのフィルタを包含するものである。これらの2つの部分フィルタの間、およびこれらの部分フィルタと外部接続端子との間には、さらなる素子が回路接続されていてよい。それぞれの部分フィルタの帯域幅を低減あるいは増大するための上記の方法(複数)は、任意に組み合わされてよい。
A : グラウンド接続端子または固定電位接続端子
T1,T2 : 接続端子
TF1,TF2,TF3 : 第1〜第3部分フィルタ
RP : 並列共鳴器
RP : 直列共鳴器
LS : 直列コイル
CP : 共鳴器に並列な静電容量
DS : 誘電体層
CH1,CH2 : 第1および第2のチップ

Claims (15)

  1. 分岐技術を用いたリアクタンスフィルタであって、
    第1の部分フィルタ,第2の部分フィルタ,および第3の部分フィルタの直列回路を備え、
    直列に回路接続されたインピーダンス素子(複数)および並列に回路接続されたインピーダンス素子(複数)であって、1つのインピーダンス素子は1つの共鳴器,または1つの共鳴器および1つの直列コイル,または1つの共鳴器および1つの並列静電容量を備える、インピーダンス素子を備え、
    各々の前記部分フィルタは、少なくとも1つのインピーダンス素子を備え、
    各々の前記インピーダンス素子は、そのポールゼロ位置の距離で表される帯域幅を有し、
    前記インピーダンス素子(複数)の帯域幅(複数)は、前記部分フィルタ(複数)における帯域幅設定手段によって設定されている、
    ことを特徴とするリアクタンスフィルタ。
  2. 請求項1に記載のリアクタンスフィルタにおいて、
    前記第2の部分フィルタの全てのインピーダンス素子(複数)の帯域幅(複数)は、前記第1の部分フィルタおよび前記第2の部分フィルタの帯域幅(複数)よりも大きくまたは小さく設定されていることを特徴とするリアクタンスフィルタ。
  3. 請求項1または2に記載のリアクタンスフィルタにおいて、
    共鳴器(複数)として、音響波で動作する共鳴器(複数)が使用され、当該共鳴器は、SAW,BAW,およびGBAW共鳴器(複数)から選択されていることを特徴とするリアクタンスフィルタ。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のリアクタンスフィルタにおいて、
    1つのインピーダンス素子の帯域幅を増大するための帯域幅設定手段として、当該インピーダンス素子に直列に1つのコイルが接続されていることを特徴とするリアクタンスフィルタ。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のリアクタンスフィルタにおいて、
    前記部分フィルタ(複数)は、異なる電気機械結合を有する2つの基板上に形成されており、1つの部分フィルタにおけるインピーダンス素子の帯域幅を大きく設定するために、大きなカップリングを有する基板が当該部分フィルタに選択されることを特徴とするリアクタンスフィルタ。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載のリアクタンスフィルタにおいて、
    1つのインピーダンス素子の帯域幅を低減するための帯域幅設定手段として、その共鳴器に対して並列に1つの静電容量が回路接続されていることを特徴とするリアクタンスフィルタ。
  7. 請求項3乃至6のいずれか1項に記載のリアクタンスフィルタにおいて、
    帯域幅を設定するための帯域幅設定手段として、前記部分フィルタ(複数)の音響波で動作する共鳴器(複数)の少なくとも1つの上に、1つの誘電体層が配設され、前記第2の部分フィルタの上の誘電体層の層厚は、前記第1の部分フィルタおよび前記第2の部分フィルタと異なって設定され、その小さな層厚はゼロであってよいことを特徴とするリアクタンスフィルタ。
  8. 請求項7に記載のリアクタンスフィルタにおいて、
    前記部分フィルタ(複数)の1つにおける誘電体層によって、前記インピーダンス素子(複数)の低減された帯域幅が設定され、ここで当該誘電体層は、前記共鳴器の圧電基板よりも大きな剛性および、他の1つの部分フィルタの上の誘電体層の厚さよりも大きな厚さを有することを特徴とするリアクタンスフィルタ。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載のリアクタンスフィルタにおいて、
    前記インピーダンス素子(複数)における共鳴器(複数)として、音響波で動作する共鳴器(複数)が使用されており、
    前記第1の部分フィルタおよび前記第3の部分フィルタは、1つの第1のチップ上に形成されており、
    前記第2の部分フィルタは、1つの第2のチップ上に形成されており、
    前記第1のチップおよび前記第2のチップ上の前記インピーダンス素子(複数)の帯域幅は、異なって設定されており、
    前記第1のチップおよび前記第2のチップは、1つの共通な回路担体上に配設されており、
    前記部分フィルタ(複数)の直列回路は、前記回路担体の上に設けられており、
    前記第1のチップおよび前記第2のチップは、一緒にハウジングされている、
    ことを特徴とするリアクタンスフィルタ。
  10. 請求項1乃至9のいずれか1項に記載のリアクタンスフィルタにおいて、
    前記部分フィルタ(複数)の1つの部分フィルタまたは複数の部分フィルタの共鳴器(複数)は、低減された帯域幅を有するBAW共鳴器(複数)を備え、
    前記部分フィルタ(複数)の1つの部分フィルタまたは複数の部分フィルタの共鳴器(複数)は、増大された帯域幅を有するSAW共鳴器(複数)を備え、
    前記部分フィルタ(複数)は、2つの異なるチップ上で実現されている、
    ことを特徴とするリアクタンスフィルタ。
  11. 請求項9または10に記載のリアクタンスフィルタにおいて、
    前記第1のチップおよび前記第2のチップは、基板材料,圧電材料の切り出し角,誘電体層の材料,および当該誘電体層の層厚から選択された少なくとも2つのパラメータが異なっており、当該誘電体層は、前記部分フィルタ(複数)上に取り付けられていることを特徴とするリアクタンスフィルタ。
  12. 請求項1乃至11のいずれか1項に記載のリアクタンスフィルタにおいて、
    前記第1の部分フィルタおよび前記第3の部分フィルタにおける共鳴器(複数)の数は同じであり、フィルタ全体の共鳴器(複数)の回路接続順は対称的に行われることを特徴とするリアクタンスフィルタ。
  13. 請求項1乃至12のいずれか1項に記載のリアクタンスフィルタにおいて、
    前記第2の部分フィルタのインピーダンス素子(複数)は、前記第3の部分フィルタより小さな帯域幅を有することを特徴とするリアクタンスフィルタ。
  14. 請求項7乃至13のいずれか1項に記載のリアクタンスフィルタにおいて、
    誘電体層として、少なくとも1つの部分フィルタの共鳴器の上に1つのSiO2層が配設されていることを特徴とするリアクタンスフィルタ。
  15. 請求項14に記載のリアクタンスフィルタにおいて、
    パッシベーション層として、前記SiO2層の上に1つのSiN層が配設されていることを特徴とするリアクタンスフィルタ。
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