JPH0837438A - 梯子フィルタおよびその製造方法 - Google Patents

梯子フィルタおよびその製造方法

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JPH0837438A
JPH0837438A JP7030266A JP3026695A JPH0837438A JP H0837438 A JPH0837438 A JP H0837438A JP 7030266 A JP7030266 A JP 7030266A JP 3026695 A JP3026695 A JP 3026695A JP H0837438 A JPH0837438 A JP H0837438A
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JP
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terminal
resonator
frequency
port
shaped network
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Application number
JP7030266A
Other languages
English (en)
Inventor
Thomas S Hickernell
トーマス・スロカム・ヒッカーネル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Motorola Solutions Inc
Original Assignee
Motorola Inc
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Publication date
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Publication of JPH0837438A publication Critical patent/JPH0837438A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
    • H03H9/46Filters
    • H03H9/64Filters using surface acoustic waves
    • H03H9/6423Means for obtaining a particular transfer characteristic
    • H03H9/6433Coupled resonator filters
    • H03H9/6483Ladder SAW filters

Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型軽量、調整不要で、設計上の柔軟性向上
を図った帯域梯子フィルタとその製造方法を提供する。 【構成】 帯域梯子フィルタは中心周波数と、第1ポー
ト(31)と第2ポート(32)とを有する。帯域梯子
フィルタ製造方法は、第1及び第2接続と、中心周波数
で誘導性インピーダンスとを有する第1L字型ネットワ
ーク(33,41)を設けるステップと、第1及び第2
接続と中心周波数で容量性インピーダンスとを有する第
2L字型ネットワーク(33’,46)を設けるステッ
プとを有する。前記方法は、更に、第1L字型ネットワ
ーク(33,41)の第1接続を前記第1ポート(3
1)に結合するステップと、前記第2L字型ネットワー
ク(33’,46)の第1接続を前記第1L字型ネット
ワーク(33,41)の第2接続に結合するステップ
と、前記第2L字型ネットワーク(33’,46)の第
2接続を前記第2ポート(32)に結合するステップも
含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的に無線装置の分
野に関し、特に無線周波数フィルタ、更に特定すれば、
音響波を用いた無線周波数フィルタに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】無線通信装置では、構成物をできるだけ
小型化することが現時点においても必要とされている。
例えば、軽量の手に持って携行できるセルラ電話機、オ
フィス・ビル内で容易に再構築可能にコンピュータ・シ
ステムと連結するための無線ローカル・エリア・ネット
ワーク、腕時計およびクレジット・カードの大きさのペ
ージング装置、ならびにその他の高速、効率的かつ柔軟
な音声およびデータ通信用装置に、より小さく効率的な
構成物が必要とされている。
【0003】フィルタはかかる通信の様々な用途に必要
なものであり、軽量と高性能とが同時に要求される。製
品の増大に伴って、限られたスペクトル資源(fixed spe
ctral resources)を利用する必要性が生じ、しばしばこ
れまで予見されなかった課題を克服することが要求され
る。その例には、セルラ電話機、施設間および施設内の
コンピュータ間および/またはコンピュータ−補助機器
間連結、ならびにその他の増々複雑化しつつある個人間
および/または機器間で情報を共用する必要性があるホ
ストが含まれる。無線周波数資源が増々混み合っていく
という状況において、増々複雑化する通信ノードを携帯
可能(portable)に、更に手持ち(hand-held)および/ま
たは携帯可能に、および/またはポケット・サイズにす
るという要望に対して、フィルタ処理技術に多大な期待
が寄せられている。
【0004】音響フィルタは、(i)ロバスト性に優れて
いること、(ii)大量生産が容易であること、(iii)装置
の使用期間中調整が不要であること、および(iv)数十メ
ガヘルツから約数ギガヘルツまでに及ぶ周波数範囲にお
いて、性能対サイズ比の急峻な上昇が達成可能であるこ
と、という厳しい要求を満たすフィルタを提供する。し
かしながら、通過帯域の挿入損失(passband insertion
loss)を低く抑える必要性があると同時に、高い形状係
数(shape factor)および高いストップバンド減衰が要求
されるため、単に1つの音響フィルタのみで、フィルタ
設計および性能に対する要求を容易に満たすことはでき
ない。
【0005】これらの必要性と要求とを満たす1つの方
法は、2つ以上の音響フィルタをカスケード接続するこ
とである。この方法は、ストップバンドにおける信号阻
止性能(signnal rejection)の増加を実現するが、調整
用素子(matching components)(例えば、インダクタお
よび/またはコンデンサ)の追加を必要とし、しかもこ
のようなカスケード接続されるフィルタの数だけ、音響
フィルタの体積および重量が逓倍することになる。加え
て、一般的に各変換器が少なくとも2つの調整用構成物
を必要とし、各々が音響フィルタ・ダイと少なくとも同
じ大きさであるので、調整用構成物がサイズおよび重量
の増大という欠点を招くことになる。
【0006】他に、2つ以上のかかるフィルタを単一基
板上に設けるという方法がある。この場合、フィルタの
設計は、調整用構成物の介在を必要とせずに、実部のみ
のインピーダンスが互いに一致するように行われる。こ
れを実現する方法の1つに、中心周波数をずらし梯子構
造(ladder structure)に構成した共振素子を直列−並列
に配列することが含まれる。即ち、各々直列共振要素と
それに続く分路共振要素とを含む複数のカスケード部か
ら成る構造である。典型的に、各単位区分内では、分路
要素の反共振周波数を、共に含まれる直列要素の共振周
波数に選択することによって、実部のみの入力および出
力インピーダンスが得られる。この方法の欠点は、SA
W共振器を用いて実施する場合、選択された基板の材質
に関連する電気機械的結合係数(k2)に、固定帯域幅
が含まれることである。一般的に、圧電素子の直列およ
び/または分路構成を用いた従来技術の梯子フィルタ構
造は、非常に低い電気機械的結合係数を有する圧電材料
を用いて実施されるので、0.01%ないし0.1%程
度の非常に狭い帯域幅に制限される。一般的に、従来の
方法は、フィルタ材料、インピーダンス、選択性および
帯域幅特性の内3つが特定されれば、4つ目も決定され
るというようなものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、柔軟
な帯域幅、適切な帯域外の阻止性能、および低い帯域内
挿入損失が得られ、外部調整用構成物を必要とせず、ド
リフトのない動作が可能で、しかも小型のモノリシック
形状で実現可能な、梯子状フィルタ構成/設計方法を提
供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、帯域フィルタ、並びに中心周波数、第1
ポートおよび第2ポートを有する帯域梯子フィルタの製
造方法を提供する。前記方法は、第1接続、第2接続お
よび前記中心周波数において誘導性インピーダンスを有
する第1L字状ネットワークを設けるステップと、第1
接続、第2接続および前記中心周波数において容量性イ
ンピーダンスを有する第2ネットワークを設けるステッ
プとを含む。更に、前記方法は、前記第1L字状ネット
ワークの第1接続を前記第1ポートに結合するステップ
と、前記第2L字状ネットワークを前記第1L字状ネッ
トワークの第2接続に結合するステップと、前記第2L
字状ネットワークの第2接続を前記第2ポートに結合す
るステップとを含む。
【0009】
【実施例】本発明は、特許請求の範囲に、特定して指摘
されている。しかしながら、詳細な説明および特許請求
の範囲を参照し、図面に関連付けて検討することによっ
て、本発明のより完全な理解が得られよう。図面全体に
わたって、同様の参照記号は同様の箇所を示すものとす
る。
【0010】ここに行う例示は本発明の好適実施例の一
形状を示すものであり、かかる例示はいかなる意味にも
限定として解釈されることを意図したものではない。
【0011】図1は、音響共振器10の簡略平面図であ
り、音響共振器10は、それぞれバス・バー(bus bars)
12,12’を介して、第1端子17または第2端子1
8に交互に結合された、櫛形電極19(ここでは「フィ
ンガ」、「フィンガ電極」等とも呼ぶ)を備えた音響変
換器13を含む。共振器10は、選択的に、音響波の主
伝搬方向14,16に向かって変換器13の両側に配置
された反射器11,11’を含む。反射器11,11’
は、典型的に、電極19に類似した金属電極から成り、
電極19は互いに電気的に絶縁されているか、または特
定の反射器11,11’内でバス・バー12,12’の
一方にのみ結合されている。或いは、特定の反射器1
1,11’内で互いに電気的に接続されているが、当該
特定の反射器11,11’の外側の構造には電気的に接
続されていない。
【0012】電極19は、典型的に、周期的であり特定
の音響波長(acoustic wavelength)を規定する。変換器
13は、端子17,18を通じて印加された適切な周波
数の電気的刺激に応答して変換された音響エネルギに対
して、特性音響中心周波数(characteristic acoustic c
enter frequency)を、その中心周波数波長と共に出力す
る。電極19は、方向14,16に沿って測定された、
この中心周波数波長幅の約1/4が有用であるが、共振
器10の設計原理および性能目標にしたがって、他の寸
法を有するように選択することもできる。
【0013】反射器11,11’は、典型的に、方向1
4,16に沿って測定された、この波長の1/4の幅の
電極または他の反射構造を含む。その理由は、この幅の
電極が反射特性を有する傾向があるためであるが、相応
しい反射特性が得られる他の幅も用いても有用であり、
基板を含む反射器10に用いられる材料の反射特性に合
わせるように、この幅を選択してもよい。
【0014】共振器10は、他の微少電子構成物の製造
に用いられるのと同様のフォトリソグラフ技術によっ
て、基板9の研磨表面に形成することが有用であり、方
向14,16を、好ましい結晶軸と注意深く整合するこ
とによって、所望の音響変換(acoustic transductio
n)、伝搬および反射特性を得る。
【0015】図2は、図1の共振器10の簡略化した等
価回路の概略図である。図2に示す構成物Co、Cm
L、Rの値は、式1〜3、変換器13の外形(geometry)
および関連する物質定数から得られる。Rはゼロとして
概算(即ち無視)すればよいが、或いは経験的データか
らモデル化してもよい。実際には、数オームの値が見ら
れることが多い。Rは、全電波の放射(bulk wave radia
tion)、受信(側)変換器から遠ざかる音響伝搬、金属
の固有抵抗(metal resistivity)、回折の影響、および
共振素子に見られるその他の損失を表わす。静電容量(s
tatic capacitance)Coは次の式で得られる。
【0016】 Co=CeNW (1) ここで、Ceは、フィンガ対1cm当たりのキャパシタ
ンスを記述する物質パラメータ(種々の教科書に、多く
の物質についてこのパラメータが表に纏められている)
であり、Nは変換器のフィンガ対の数(即ち、図1の変
換器13内の電極19対の数)、Wは電極19の重複部
分をセンチメートルで表わす(方向14,16を横切る
方向)。動キャパシタンスCmは静キャパシタンスCo
関係があり、次の(2)式で得られる。
【0017】 Cm=(8k2o)/(π2) (2) ここで、k2は電気機械的結合係数(圧電材料に関する
種々の教科書で表に纏められている)である。動インダ
クタンスLは次の(3)式で与えられる。
【0018】 L=1/(Cmωr2) (3) ここで、ωrはラジアン変換器共振周波数(radian trans
ducer resonant frequency)である。
【0019】図2の端子17,18間で測定されたアド
ミタンスYは次の(4)式で与えられる。
【0020】 Y=jωCo+1/(R+j(ωL−1/(ωCm))) (4) アドミタンスYは、通常音響中心周波数より少し低く選
択される共振周波数ωrを有する(変換器13の電極1
9の周期性と関連する音響波長で音速を割ったものにほ
ぼ等しい) ωr=(LCm-0.5 (5) また、反共振周波数ωaは次の(6)式で与えられる。
【0021】 ωa=ωr(1+Cm/Co0.5 (6) または ωa=ωr(1+8k2 /π2 0.5 (7) 反共振周波数ωaは、電気機械的結合係数k2(式7)に
よって決められる比率だけ、常に共振周波数よりも大き
い。この結合係数が過度に高いと(例えば、k2>5
%)、物理的パラメータ(例えば、音響波長、放射コン
ダクタンス(radiation conductance)、ωa、ωr等)を
互いに、および音響中心周波数に関連付けるのに用いら
れる仮定が全て有効とは限らないので、適切な結合係数
値を経験的に決定する必要がある。本発明によれば、通
常結合係数は、0.0001より大きいと有用であり、
0.01より大きいと更に有用であり、0.07より大
きいことが更に望ましく、0.10より大きいことが好
ましい。
【0022】図3は、本発明による第1および第2ポー
ト31,32を有する三段梯子フィルタ30の簡略平面
図である。梯子フィルタ30は、典型的に、中心周波数
f0を中心とした通過帯域幅(passband bandwidth)を有
するような仕様とされている。三段梯子フィルタ30
は、直列要素34と分路要素(shunt element)35とを
有する第1段33、直列要素34’と分路要素35’と
を有する第2段33’、および直列要素34”と分路要
素35”とを有する第3段33”とから成る。一実施例
では、直列要素34,34”は、通常同一となるように
選択され、分路要素35,35”も同様である。第4直
列要素(図示せず)を選択的に用いて、図示の直列要素
34”とポート32との間に結合し、分路要素35”を
直列要素34”に結合してもよい。
【0023】第2段33’は、より狭い帯域幅と、それ
に対応する誘導インピーダンス特性を、本発明によるフ
ィルタ帯域の少なくとも一部にわたって有するように選
択される。かかる構成(scenario)において、第1段33
および/または第3段33”は、より広い帯域幅と、そ
れに対応する容量性インピーダンス特性を、同じフィル
タ通過帯域部分にわたって有するように選択され、これ
によって、第2段33’の誘導特性が、第1および第3
段33,33”の組み合わせによる容量性インピーダン
スの影響を実質的に相殺することになる。
【0024】逆に、第2段33’が、フィルタ通過帯域
の一部にわたって、より広い帯域幅と容量インピーダン
ス特性を表わすように選択してもよい。この場合、第1
および第3段33,33”の結合によって、通過帯域が
狭くなると共にフィルタ通過帯域の一部にわたって誘導
性インピーダンスが発生し、第2段33’の容量性イン
ピーダンス成分によって、少なくともフィルタ通過帯域
の一部における、第1および第3段33,33”の結合
による誘導性インピーダンスの影響が実質的に相殺され
る。
【0025】一方、第1および第2段33,33’が、
第3段33”の無効インピーダンス成分(reactive impe
dance component)を実質的に相殺する結合リアクタンス
を発生したり、或いは第1段33が、第2および第3段
33’,33”の結合によって生じる無効インピーダン
ス成分を実質的に相殺するリアクタンスを発生するよう
にしてもよい。
【0026】一般的に、複数の段を組み合わせて1つの
群を形成した場合の結合無効インピーダンスは、各段か
ら実質的に等しい分量を受けることもあれば、1つの段
または段群からの分が他よりも多いこともあり、更に実
質的に段の一部集合や1つの段のみから得られることも
ある。更に、複雑な複素負荷(complex load)またはソー
ス・インピーダンス(source impedance)が望まれるか必
要な時、それに適合する複素共役が得られるように、結
合インピーダンスを選択すればよい。
【0027】従来技術の梯子フィルタは、典型的に、直
列要素の共振周波数が分路要素の反共振周波数に等しく
なるように選択された要素を用いている。クオーツ共振
要素を用いた従来の狭帯域クリスタル格子フィルタで
は、電気機械的結合係数k2は、典型的に、0.5%よ
りもかなり小さいため、かかるフィルタに達成可能な分
数帯域幅(fractional bandwidth)(中心周波数で帯域幅
を割ったもの)が非常に小さい値に限られている。
【0028】本出願人は、結合係数が高い物質(例え
ば、LiNbO3, LiTaO3等)を用いれば、共振
周波数と反共振周波数との間の広がりを大幅に拡張でき
ることを発見した。例えば、64゜LiNbO3の結合
係数は9%から13%の範囲であり、41゜LiNbO
3の結合係数は、15から25%の範囲にあり、36゜
LiTaO3の結合係数は、6.5〜8%の範囲にあ
る。このように周波数の範囲(frequency spread)が拡張
されると、設計の自由度が高くなる。
【0029】また、本出願人は、直列共振要素の共振周
波数ωrを分路共振要素の反共振周波数ωaよりも小さく
選択することによって、従来の方法(直列共振要素の共
振周波数ωrを分路要素の反共振周波数ωaと等しくす
る)よりも狭い帯域幅を有すると共に、所望のフィルタ
中心周波数f0において正の虚部インピーダンス成分
(即ち、誘導性リアクタンス)を有するL部が得られる
ことを発見した。同様に、直列共振要素の共振周波数ω
rを分路共振要素の反共振周波数ωaよりも大きく選択す
ることによって、従来の方法よりも広い帯域幅を有する
と共に、所望のフィルタ中心周波数f0において負の虚
部インピーダンス成分(即ち、容量性リアクタンス)を
有する部分が得られる。負のインピーダンス成分を有す
るフィルタ部分を、正のインピーダンス成分を有するフ
ィルタ部分と組み合わせることによって、フィルタ部分
間で複素共役インピーダンスを一致させることができ、
フィルタ中心周波数f0およびその近傍における挿入損
失(insertion loss)を低減すると共に、フィルタ帯域幅
選択における柔軟性を大きく高めることができる。
【0030】図4は、第1および第2電気ポート31,
32を有する四段梯子フィルタ40の簡略平面図であ
る。直列要素42,42’,47,47’と分路要素4
3,43’,48,48’とから成る変換器は、典型的
に、音響波伝搬の主方向(図1の方向14,16と同
様)が共通の好適な軸に整合されている。即ち、互いに
平行となっている。この例では、最終段41,41’
は、同一要素から成るように選択され、中間段46,4
6’も同様である。最終段41,41’は、925.8
MHzおよび899.7MHzの共振周波数ωrをそれ
ぞれ有する、直列要素42,42’および分路要素4
3,43”から成り、一方中間段46,46’は、94
4.2MHzおよび882.6MHzの共振周波数ωr
をそれぞれ有する、直列要素47,47’および分路要
素48,48’から成る。
【0031】本出願人は、直列共振要素42の共振周波
数を分路要素48の反共振周波数の近傍に、そして直列
要素47の共振周波数を分路要素43の反共振周波数の
近傍になるよう選択することによって、段41(フィル
タの中心周波数において、段41の一方側が50Ωで成
端されている時、他方側でZinが約50+j20Ω)か
ら段46までの通過帯域特性および複素共役が一致する
ことを発見した。これから、以下の表1の設計#1にま
とめられたフィルタ特性が得られる。これ以外に、段4
1がフィルタ中心周波数において容量性インピーダンス
を有し、段46が共役インピーダンスを有するように選
択することもできる。
【0032】
【表1】 Des. # IL 4.5 dB 20 dB Ult. Cap. Ser. # Res. (dB) BW (%) BW (%) Att. rat. Co (pF) 1 8 1.2 4.9 7.5 30 1.0 3.5 2 7 1.3 5.4 7.6 25 1.0 3.5 3 7 0.4 5.7 7.4 20 0.7 4.5 4 8 0.5 5.4 7.3 24 0.7 4.4 5 8 0.3 5.7 7.3 20 0.5 5.2 6 9 0.4 5.7 7.3 23 0.5 5.4 7 8 0.4 5.4 7.3 25 0.7 4.7 8 8 0.4 5.3 7.2 24 0.7 4.2
【0033】表1は、64゜Y−回転LiNbO3上で
43.9マイクロメートルの音響ビーム幅を用いて測定
された、301個の電極から成る表面波共振器を用いて
製造された、数種類の異なる梯子フィルタ設計に対す
る、梯子フィルタ特性値である。
【0034】上記の設計は全て、7,8または9個の共
振器(#共振器)を用い、非常に良い挿入損失(IL)
を示すと共に、4.5dBおよび20dBという比較的
大きな値の帯域幅(BW)を有する。設計1,4,5の
比較および設計2,3の比較から、梯子フィルタの終極
阻止性能(ultimate rejection)(ULT.Att.)
は、キャパシタンス比(Cap.rat.、直列Coの
分路Coに対する比)によって部分的に決定されること
が示される。フィルタの中心周波数f0から十分離れた
周波数では、直列および分路要素は、容量性分圧器とし
て作用し、終極の(帯域外)減衰(Ult.Att.)
即ち阻止性能を決定する。設計1,2の比較および5,
6の比較でも、L部分の数が増えるに連れて、終極阻止
性能も増えることが示される。
【0035】本発明に依れば、直列および分路要素の共
振周波数ωrおよび反共振周波数ωaは、ニュージャージ
ー州パターソンのCompact Softwareから入手可能なSupe
rCompact(登録商標)のような回路を最適化するツール
を用いて決定すると便利である。1つの方法は、式7に
したがって、分路要素の反共振周波数ωaを直列要素の
共振周波数ωrにほぼ等しくして、一連の共振周波数ωr
および/または反共振周波数ωaを入力し、回路最適化
ツールに1組の共振周波数ωrおよび反共振周波数ωa
変更を決定できるようにすることである。SuperCompact
(登録商標)入力ファイルの変更例を、上述の例#1お
よび図5に与えられた応答に対応させて以下に示す。
【0036】 *直列変換器の変数 Con: ?2pF 3pF 6pF? Cmn: O.O91*con Fn: ?800 MHz 836.5 MHz 869 MHz? *分路変換器の変数 Con: ?2pF 3pF 6pF? Cmn: O.O91*con Fn: ?800 MHz 836.5 MHz 869 MHz? *寄生 Rpar: 1.7 Lbw: 1.5 nH BLK *N番目の変換器 CAP 1 4 C = Con CAP 1 2 C = Cmn IND 2 3 L = (12/(((2*PI*Fn)**2)*Cmn)) RES 3 4 R = Rpar Sern: 2POR 14 BLK *フィルタ IND 1 2 L=Lbw Serl 2 3 Ser2 3 4 Ser2 4 5 Serl 5 6 Shuntl 3 8 Shunt2 4 9 Shunt2 5 10 Shuntl 6 11 IND 6 7 L=Lbw IND 8 0 L=Lbw IND 10 O L=Lbw IND 11 O L=Lbw フィルタ: 2POR 1 7 終了 FREQ STEP 7llMHZ 962MHZ lMHZ 終了 * OPT フィルタ F=818MHZ 855MHZ MS21 -lDB GT W=20 MSll -lODB LT MS22 -lODB LT F=lMHZ 806MHZ MS21 -3ODB LT W=5 F=863MHZ 30000MHZ MS21 -30DB LT W=5 終了
【0037】勾配(最少二乗目的関数式を用いた疑似ニ
ュートン勾配法:quasi-Newton gradient method)とラ
ンダム最適化器を用いた場合、この例に対応する入力フ
ァイルから、Col = Co2 = 2.8798 pF, Co3 = Co4 = 2.7
524 pF, Fl = 831.94 MHz, F2 = 845.41 MHz, F3 = 80
6.1 MHz および F4 = 792.84 MHzが得られる。
【0038】表面弾性波共振器と、特に比較的広い帯域
特性用に設計された共振器とを用いる梯子フィルタで
は、共振器の変換器のフィンガ(図1の19)のピッチ
を変え、回路分析ツールまたは他の方法で得られた共振
周波数ωrの比率を維持することによって、比較的容易
に周波数の調整を行うことができる。これによって、共
振周波数ωrと変換器の音響中心周波数との関係が予め
分かっていない場合(例えば、従来の近似では設計が困
難になりがちな、結合係数が非常に高い物質において)
に、設計者は、中心周波数がわずかに異なり同様の仕様
を有する、同様の設計値を再使用することができる。或
いは、素早い2段反復の収束性により、所望のフィルタ
特性を得ることができる。
【0039】図5は、表1の設計#1に与えられたパラ
メータにしたがって組み立てられ、先にあげたSuperCom
pactの例にしたがって異なる周波数範囲に対して最適化
された、図4の梯子フィルタの測定周波数応答51(実
線)と設計値52,52’(破線)とのグラフである。
2.5dBの中心周波数挿入損失測定値は、指定された
0dBと4.5dBの周波数挿入損失の境界内に入って
おり、一方測定された4.5dB帯域幅は4.9%すな
わち45.7MHzである。この値は、最大および最少
帯域幅76.9および27.9MHzの条件を満足する
ものである。帯域外阻止性能は、最少20dBの要求に
対して、測定範囲(780〜1080MHz)にわたっ
て30dBを越えている。
【0040】前記変換器は301個の電極を、64゜Y
−回転LiNbO3上で43.9マイクロメートルの音
響ビーム幅と共に用いた。
【0041】測定された特性51には、温度およびその
他の環境によってもたらされるフィルタ特性の変化に対
する「余裕」があると共に、組み込まれた素子(as-boui
lt devices)の特性に影響を与え得る製造による素子間
のばらつきも考慮しているので、安定性がありかつ製造
可能なフィルタ設計を提供する。
【0042】図6は、本発明による梯子フィルタを含む
無線周波数受信機またはその他の無線周波数装置の一部
1800のブロック図である。装置1800は、例え
ば、信号を受信および/または送信するために用いられ
るアンテナ1801を含む。または、アンテナ1801
を光ファイバ・リンクまたはケーブル、或いは他の信号
伝送媒体で置き換えることもできる。
【0043】ダイプレクサ(diplexer)1803がアンテ
ナ1801と送信機部分(図示せず)に結合されてい
る。ダイプレクサ1803は、受信信号(接続された送
信機からのさほど大きくない信号)を、本発明による任
意のマッチング回路1805を通じてフィルタ1807
に結合する、特定用途フィルタである。フィルタ180
7は、本発明による任意の一致要素1809を通じて、
増幅器1881に結合されている。増幅器1811の出
力は、本発明による任意のマッチング要素1813を通
じて、フィルタ1815に伝送される。フィルタ181
5はその出力を、本発明による任意のマッチング要素1
817を通じて、混合器1819に伝送する。フィルタ
1815からの信号は、混合器1819において、フィ
ルタ1829を介して結合されている局所発振器182
5からの別の信号と組み合わされる。マッチング要素1
827,1831,1821は、任意にフィルタ182
3,1829が備えられる。混合器1819からの出力
信号は、次にフィルタ1823によって濾波され、IF
出力信号を発生する。本発明の構成は、フィルタ180
3,1807,1815,1823,1829のいずれ
かまたは全てを含むことができる。LO1825および
フィルタ1829に類似した発振器およびフィルタを、
適切な増幅器および変調器と共に用いて、信号「FROM T
RANSMITTER」を発生することができる、これは伝送クリ
ーンナップ・フィルタとして知られる。また、このフィ
ルタも、本発明にしたがって構成してもよい。
【0044】以上、従来技術の方法および機構に関する
具体的な問題を解決し、利点が得られる梯子フィルタに
ついて記載した。この公知の技術に対する改善は重要で
ある。従来技術のカスケード型フィルタに伴う費用、複
雑度、および多い部品数(high parts count)が回避され
る。更に、小型軽量、調整不要で、設計上の柔軟性が向
上したフィルタに、実部入出力インピーダンスが実現さ
れる。
【0045】これまでの具体的な実施例についての記載
は、本発明の全体的な本質を最大限に明らかにしたの
で、他の者はこの知識を応用することによって包括的な
概念から逸脱することなく、かかる具体的な実施例を種
々の応用分野に容易に変更および/または適合すること
ができよう。したがって、かかる適合および変更は、開
示された実施例の均等物の意味および範囲で理解される
ことを意図するものとする。
【0046】ここで用いられた文章または用語は説明の
ためのものであり、限定のためではないことは理解され
よう。したがって、本発明は、特許請求の範囲の精神お
よび広い範囲に該当する全ての代替、変更、均等および
変容を包含することを意図する。
【図面の簡単な説明】
【図1】選択的な反射装置含む音響共振器の簡略平面
図。
【図2】図1の共振器の簡略化した等価回路の概略図。
【図3】本発明による三段梯子フィルタの簡略平面図。
【図4】四段梯子フィルタの簡略平面図。
【図5】図4の梯子フィルタの周波数応答の測定値と仕
様とを示す図。
【図6】本発明による梯子フィルタを含む無線周波数装
置の一部を示すブロック図。
【符号の説明】
10 音響共振器 11,11’ 反射器 12,12’ バス・バー 13 音響変換器 17 第1端子 18 第2端子 19 櫛形電極 30 三段梯子フィルタ 31 第1ポート 32 第2ポート 33,33’,33” 第1,第2,第3部分 34,34’,34” 直列要素 35,35’,35” 分路要素

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中心周波数と、第1ポート(31)と第2
    ポート(32)とを有する帯域梯子フィルタ(30,4
    0)を製造する方法であって:第1結合部と、第2結合
    部と中心周波数において誘導性インピーダンスとを有す
    る第1L字型ネットワーク(33,41)を備えるステ
    ップ;第1結合部と、第2結合部と中心周波数において
    容量性インピーダンスとを有する第2L字型ネットワー
    ク(33’,46)を備えるステップ;前記第1L字型
    ネットワーク(33,41)の第1結合部を前記第1ポ
    ート(31)に結合するステップ;前記第2L字型ネッ
    トワーク(33’,46)の第1結合部を前記第1L字
    型ネットワーク(33,41)の第2結合部に結合し、
    前記中心周波数において、前記第2L字型ネットワーク
    (33’,46)の前記容量性インピーダンスが、前記
    第1L字型ネットワーク(33,41)の前記誘導性イ
    ンピーダンスのリアクタンスと実質的に等しい大きさを
    有するようにするステップ;および前記第2L字型ネッ
    トワーク(33’,46)の前記第2結合部を前記第2
    ポート(32)に結合するステップ;から成ることを特
    徴とする方法。
  2. 【請求項2】中心周波数と、第1ポート(31)と第2
    ポート(32)とを有する帯域梯子フィルタ(30,4
    0)であって:第1結合部と、第2結合部と前記中心周
    波数において誘導性インピーダンスとを有する第1L字
    型ネットワーク(33,41);第1結合部と、第2結
    合部と前記中心周波数において容量性インピーダンスと
    を有する第2L字型ネットワーク(33’,46);か
    ら成り、 前記第1L字型ネットワーク(33,41)の前記第1
    結合部は前記第1ポート(31)に結合され、前記第2
    L字型ネットワーク(33’,46)の前記第1結合部
    は前記第1L字型ネットワーク(33,41)の第2結
    合部に結合され、前記第2L字型ネットワーク(3
    3’,46)の前記第2結合部は前記第2ポート(3
    2)に結合され、前記中心周波数において、前記第2L
    字型ネットワーク(33’,46)の前記容量性インピ
    ーダンスは、前記第1L字型ネットワーク(33,4
    1)の前記誘導性インピーダンスのリアクタンスと実質
    的に等しい大きさを有し、前記第1L字型ネットワーク
    (33,41)は:第1端子と、第2端子と、第1共振
    周波数および第1反共振周波数とを有する第1共振要素
    (42);および第2共振周波数および第2反共振周波
    数を有する第2共振要素(43);を含み、前記第1共
    振周波数は、前記第2反共振周波数よりも低く、前記第
    1共振要素(42)の前記第1端子は、前記第1L字型
    ネットワーク(33,41)の前記第1結合部に結合さ
    れ、前記第1共振要素(42)の前記第2端子は前記第
    1L字型ネットワーク(33,41)の前記第2結合部
    に結合され、前記第2共振要素(43)は前記第1共振
    要素(42)の前記第2端子と分路状に結合され;前記
    第1共振要素(42)は、前記第1共振周波数と前記第
    1反共振周波数とを有する第1音響共振器(42)を含
    み、前記第1共振周波数ωr1は前記第1反共振周波数ω
    a1と以下の関係にあり: ωa1=ωr1(1+8k2 /π2 0.5 前記第2共振要素(43)は前記第2共振周波数と前記
    第2反共振周波数とを有する第2音響共振器(43)を
    含み、前記第2共振周波数ωr2は前記第2反共振周波数
    ωa2と以下の関係にあり: ωa2=ωr2(1+8k2 /π2 0.5 ここでk2は、前記第1音響共振器(42)と前記第2
    共振共振器(43)とを含む共通の圧電基板(9)の電
    気機械的結合係数であることを特徴とする帯域梯子フィ
    ルタ。
  3. 【請求項3】無線機(1800)において、中心周波数
    と、第1ポート(31)と第2ポート(32)とを有す
    る帯域梯子フィルタ(30,40)であって:電気機械
    的結合係数を有する圧電材料から成る基板(9);第1
    端子と、第2端子と、第1共振周波数と、第1反共振周
    波数とを有し、前記基板(9)上に配置され、かつ前記
    第1端子が前記第1ポート(31)に結合された、第1
    共振器(42);第1端子と、第2端子と、第2共振周
    波数と、第2反共振周波数とを有し、前記基板(9)上
    に配置された第2共振器(43)であって、前記第2共
    振器(43)の前記第1端子が前記第1共振器(42)
    の前記第2端子に結合され、かつ前記第2共振器(4
    3)の前記第2端子が接地に結合されて、前記中心周波
    数において誘導性インピーダンスを有する第1L字型ネ
    ットワーク(33,41)を形成する、前記第2共振器
    (43);第1端子と、第2端子と、第3共振周波数
    と、第3反共振周波数とを有し、前記基板(9)上に配
    置された第3共振器(47)であって、前記第3共振器
    (47)の前記第1端子は前記第1共振器(42)の前
    記第2端子に結合され、前記第3共振器(47)の前記
    第2端子は前記第2ポート(32)に結合された、前記
    第3共振器(47);および第1端子と、第2端子と、
    第2共振周波数と、第2反共振周波数とを有し、前記基
    板(9)上に配置された第4共振器(48)であって、
    前記第4共振器(48)の前記第1端子は前記第3共振
    器(47)の前記第2端子に結合され、前記第4共振器
    (48)の前記第2端子は接地に結合され、前記第3
    (47)および第4(48)共振器は、前記中心周波数
    において容量性インピーダンスを有する第2L字型ネッ
    トワーク(33’,46)を含み、前記容量性インピー
    ダンスは、前記中心周波数において、前記誘導性インピ
    ーダンスを実質的に相殺することを特徴とする帯域梯子
    フィルタ。
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