JP2008084517A - 磁気ランダムアクセスメモリ及び抵抗ランダムアクセスメモリ - Google Patents

磁気ランダムアクセスメモリ及び抵抗ランダムアクセスメモリ Download PDF

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Abstract

【課題】スピン注入書き込みを行う磁気ランダムアクセスメモリにおいて、参照素子における読み出しディスターバンスの発生を抑制する。
【解決手段】磁気ランダムアクセスメモリは、磁化方向が固定されている固定層pと磁化方向が書き込み電流の向きに応じて変化する記録層fと固定層及び記録層の間に挟まれた非磁性層とを有する記憶素子10−1と、固定層pと記録層fと固定層及び記録層の間に挟まれた非磁性層とを有し、反平行データが書き込まれている第1の参照素子10−2と、固定層pと記録層fと固定層及び記録層の間に挟まれた非磁性層とを有し、平行データが書き込まれている第2の参照素子10−3と、読み出し動作時に第1の参照素子10−2に固定層から記録層に向かって電流を印加し、読み出し動作時に第2の参照素子10−3に記録層から固定層に向かって電流を印加する電流源CC2とを具備する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、スピン注入技術を用いた磁気ランダムアクセスメモリ及び抵抗ランダムアクセスメモリに関する。
NAND型フラッシュメモリの高集積化が時間の流れとともに着実に進んでいる一方で、不揮発RAM(ランダムアクセスメモリ)へのニーズは依然高い。現在開発が進んでいる不揮発RAMの候補としては、FeRAM(強誘電体ランダムアクセスメモリ)と並んでMRAM(磁気ランダムアクセスメモリ)があげられる。
近年、書き込み方式にスピン注入による磁化反転を利用したMRAMの開発が行われようとしている(例えば非特許文献1参照)。スピン注入技術は、1996年に、磁性体セルに偏極スピン電流を印加し、伝導電子スピンと磁気モーメント間の直接相互作用によって磁化を反転使用とする提案がSlonczewskiとBergerによってなされている。この技術は、GMR(Giant Magnet-Resistive)素子及びTMR(Tunneling Magneto-Resistive)素子によってそれぞれ動作が確認されている。
このようなスピン注入技術を用いることにより、1セルを1メモリセルと1選択素子から構成して2軸の電流磁場によって書き込みを行っていた場合に問題となっていた、半選択時のディスターブの問題は無縁となり、選択的に書き込みを行うことが可能になる。
しかしながら、スピン注入技術を用いたMRAMにおいては、読み出し動作時に次のような問題がある。
読み出し時、通常のMRAMと同じように、読み出し電流をセルに印可してメモリ素子の抵抗状態による電流もしくは電圧の変化分を読み出す。つまり、読み出し時も書き込み時もメモリ素子に電流を印可するという同じ動作をすることになる。このため、読み出し時に、読み出し電流によってメモリ素子に書き込みが行われてしまうという問題(読み出しディスターバンス)が発生する可能性がある。読み出し時の参照信号を予め“0”、“1”データの書き込まれたダミーセルから作成する方式を採用する場合は、このダミーセルにおいて読み出しディスターバンスが起こる確率が最も高い。
従来例では、“0”、“1”データの書き込まれた参照セルRCの磁気抵抗素子の両方において、同じ方向(フリー層fからピン層p)に読み出し電流Iが印可される。このため、その一方の参照セルRCについては書き込み電流と同じ方向に読み出し電流Iが印可され、他方の参照セルRCについては書き込み電流と反対方向に読み出し電流Iが印可されることになる。従って、参照セルRCは通常のメモリセルMCと比べて読み出し電流Iが流れる頻度が高いため、後者の参照セルRCにおいて読み出しディスターバンスが起こる確率が高い。この参照セルRCに再書き込みを行うシーケンスを持っていないMRAMについては不良品になってしまうため、品質管理という観点からはこの問題は深刻である。
2005 SYMPOSIUM ON VLSI TECHNOLOGY, p184 特開2004-220759(例えば図16等)
本発明は、参照素子における読み出しディスターバンスの発生を抑制することが可能な磁気ランダムアクセスメモリ及び抵抗ランダムアクセスメモリを提供する。
本発明の第1の視点による磁気ランダムアクセスメモリは、磁化方向が固定されている第1の固定層と磁化方向が書き込み電流の向きに応じて変化する第1の記録層と前記第1の固定層及び前記第1の記録層の間に挟まれた第1の非磁性層とを有する記憶素子と、磁化方向が固定されている第2の固定層と磁化方向が書き込み電流の向きに応じて変化する第2の記録層と前記第2の固定層及び前記第2の記録層の間に挟まれた第2の非磁性層とを有し、反平行データが書き込まれている第1の参照素子と、前記第1の参照素子と対になり、磁化方向が固定されている第3の固定層と磁化方向が書き込み電流の向きに応じて変化する第3の記録層と前記第3の固定層及び前記第3の記録層の間に挟まれた第3の非磁性層とを有し、平行データが書き込まれている第2の参照素子と、読み出し動作時に、前記第1の参照素子に前記第2の固定層から前記第2の記録層に向かって電流を印加し、前記第2の参照素子に前記第3の記録層から前記第3の固定層に向かって前記電流を印加する電流源とを具備する。
本発明の第2の視点による抵抗ランダムアクセスメモリは、2端子間の電界の向きによって抵抗値が変化する記憶素子と、2端子間の電界の向きによって抵抗値が変化し、高抵抗データが書き込まれている第1の参照素子と、前記第1の参照素子と対になり、2端子間の電界の向きによって抵抗値が変化し、低抵抗データが書き込まれている第2の参照素子と、読み出し動作時に、前記第1の参照素子に前記高抵抗データが書き込まれる方向に電流を印加し、前記第2の参照素子に前記低抵抗データが書き込まれる方向に前記電流を印加する電流源とを具備する。
本発明によれば、参照素子における読み出しディスターバンスの発生を抑制することが可能な磁気ランダムアクセスメモリ及び抵抗ランダムアクセスメモリを提供できる。
本発明の実施の形態に係る磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM:Magnetic Random Access Memory)では、書き込み時にスピン注入技術を用い、読み出し時に予め“0”データ(平行データ)、“1”データ(反平行データ)の書き込まれた参照素子から生成した参照信号を利用する。そして、この“0”、“1”データの書き込まれた参照素子に対して、読み出し時においても書き込み時と同じ方向の読み出し電流をそれぞれ流す。
尚、ここでは、磁気抵抗素子の固定層と記録層の磁化方向が平行である場合を平行データ、反対方向である場合を反平行データ、と称し、便宜上、平行データを“0”データ、反平行データを“1”データと呼ぶ。
本発明の実施の形態を以下に図面を参照して説明する。この説明に際し、全図にわたり、共通する部分には共通する参照符号を付す。
[1]第1の実施形態
[1−1]回路構成
図1は、本発明の第1の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの回路図を示す。以下に、第1の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの回路構成について説明する。尚、ここでは、主に読み出し動作に必要な回路構成を示している。
図1に示すように、本発明の第1の実施形態の磁気ランダムアクセスメモリにおいては、各参照セルRC1、RC2に書き込み方向と同じ方向の読み出し電流Iが流れるように、参照セルRC2の“0”データが書き込まれた磁気抵抗素子(参照素子)10−3では、ピン層p側がグランドに接続されるのに対し、参照セルRC1の“1”データが書き込まれた磁気抵抗素子(参照素子)10−2では、フリー層f側がグランドに接続される。具体的には、以下のような回路構成となっている。
複数のビット線BL及びワード線WLが格子状に配置され、このビット線BL及びワード線WLの交点にメモリセルMC、参照セルRCがそれぞれ配置されている。
メモリセルMCは、磁気抵抗素子(記憶素子)10−1とこの磁気抵抗素子10−1に直列接続された選択トランジスタTr1とを有する。磁気抵抗素子10−1の一端(ピン層p)は選択トランジスタTr1の電流経路の一端に接続され、磁気抵抗素子10−1の他端(フリー層f)はビット線BL1に接続されている。選択トランジスタのTr1の電流経路の他端はビット線BL4に接続され、選択トランジスタTr1のゲートはワード線WLに接続されている。このワード線WLは、ロウセレクタ制御回路11によって制御されている。ビット線BL1は選択トランジスタTr4の電流経路の一端に接続され、選択トランジスタTr4の電流経路の他端はグローバルデータバスGDB1に接続されている。ビット線BL4は選択トランジスタTr7の電流経路の一端に接続され、選択トランジスタTr7の電流経路の他端はグランドラインGLに接続されている。選択トランジスタTr4、Tr7のゲートは、カラムセレクタ制御回路(CSL)12に接続されて制御されている。
参照セルRC1は、磁気抵抗素子10−2とこの磁気抵抗素子10−2に直列接続された選択トランジスタTr2とを有する。磁気抵抗素子10−2は、予め“1”データが書き込まれている。すなわち、磁気抵抗素子10−2を構成するピン層p及びフリー層fの磁化方向が例えば反平行状態になっている。磁気抵抗素子10−2の一端(ピン層p)は選択トランジスタTr2の電流経路の一端に接続され、磁気抵抗素子10−2の他端(フリー層f)はビット線BL2に接続されている。選択トランジスタのTr2の電流経路の他端はビット線BL5に接続され、選択トランジスタTr2のゲートはワード線WLに接続されている。ビット線BL2は選択トランジスタTr5の電流経路の一端に接続され、選択トランジスタTr5の電流経路の他端はグランドラインGLに接続されている。ビット線BL5は選択トランジスタTr8の電流経路の一端に接続され、選択トランジスタTr8の電流経路の他端はグローバルデータバスGDB2に接続されている。選択トランジスタTr5、Tr8のゲートは、カラムセレクタ制御回路(CSL)12に接続されて制御されている。
参照セルRC2は、磁気抵抗素子10−3とこの磁気抵抗素子10−3に直列接続された選択トランジスタTr3とを有する。磁気抵抗素子10−3は、予め“0”データが書き込まれている。すなわち、磁気抵抗素子10−3を構成するピン層p及びフリー層fの磁化方向が例えば平行状態になっている。磁気抵抗素子10−3の一端(ピン層p)は選択トランジスタTr3の電流経路の一端に接続され、磁気抵抗素子10−3の他端(フリー層f)はビット線BL3に接続されている。選択トランジスタのTr3の電流経路の他端はビット線BL6に接続され、選択トランジスタTr3のゲートはワード線WLに接続されている。ビット線BL3は選択トランジスタTr6の電流経路の一端に接続され、選択トランジスタTr6の電流経路の他端はグローバルデータバスGDB2に接続されている。ビット線BL6は選択トランジスタTr9の電流経路の一端に接続され、選択トランジスタTr9の電流経路の他端はグランドラインGLに接続されている。選択トランジスタTr6、Tr9のゲートは、カラムセレクタ制御回路(CSL)12に接続されて制御されている。
グローバルデータバスGDB1は、定電流源回路(カレントコンベイヤー)CC1を介して、電源PS1に接続されている。グローバルデータバスGDB2は、定電流源回路(カレントコンベイヤー)CC2を介して、電源PS2に接続されている。定電流源回路CC1、CC2の入力端子は、読み出し信号/Readにより制御されている。
グランドラインGLは、選択トランジスタTr10を介して、グランド端子Gに接続されている。選択トランジスタTr10のゲートは、読み出し信号Readにより制御されている。この選択トランジスタTr10は、読み出し時のみ活性化される。
グローバルデータバスGDB1、GDB2はセンスアンプS/Aの入力端子に接続されており、センスアンプS/Aから読み出し結果の出力信号Doutが出力される。
このような磁気ランダムアクセスメモリにおいて、参照セルRC1における磁気抵抗素子10−2は、カラム方向にメモリセルMCのロウアドレス分だけ一列に配置されており、参照セルRC2における磁気抵抗素子10−3は、カラム方向にメモリセルMCのロウアドレス分だけ一列に配置されている。
但し、参照セルRC1における磁気抵抗素子10−2は、カラム方向にメモリセルMCのロウアドレス分だけ2以上N列配置し、参照セルRC2における磁気抵抗素子10−3は、カラム方向にメモリセルMCのロウアドレス分だけ2以上N列配置してもよい。この場合、参照セルの信号ばらつきを抑制でき、参照信号の質を向上できる。
[1−2]書き込み動作
本発明の第1の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリでは、スピン注入技術を用いた書き込み動作が行われる。
スピン注入技術の原理は、以下の通りである。スピン注入磁化反転を実現するための代表的な素子はCPP(Current Perpendicular Plane)−GMR素子である。この素子は、2層の強磁性膜(例えばCoFe)F1、F2とこれらを隔てる非磁性膜(例えばCu)とからなる。この素子において膜面に垂直に電流を流すと、スピン偏極した伝導電子が強磁性膜F1から非磁性膜を通して強磁性膜F2に流れ込み、強磁性膜F2の電子と交換相互作用してスピン各運動量のトランスファーが行われる。この結果、これらの電子の間にはトルクが発生することになる。発生するトルクが十分に大きいと、強磁性膜F2の磁気モーメントは反転する。これが、スピン注入磁化反転である。
スイッチングに必要な書き込み電流は、それぞれ以下のように表される(日本応用磁気学会誌Vol.28,No.9,2004参照)。
IcP→AP=−e(VMs/μ)αγ[Hext+(Hani+Ms)/2]/g(0)
IcAP→P=−e(VMs/μ)αγ[Hext−(Hani+Ms)/2]/g(π)
ここで、IcP→AP、IcAP→Pはそれぞれ平行状態から反平行状態へ変化するときと反平行状態から平行状態へ変化するときの臨界電流、Vは強磁性膜F2の体積、Msは強磁性膜F2の飽和磁化、μはボーア磁子、αはギルバードのダンピング係数、γは強磁性膜F2の磁気ジャイロ係数(γ<0)、Hextは外部印加磁場、Haniは強磁性膜F2の一軸異方性磁界、Msは膜厚方向の反磁界、g(θ)は効率をそれぞれ表す。
このようなスピン注入技術を用いて、本実施形態では、以下のように書き込み動作が行われる。
図4に示すように、磁気抵抗素子10は、磁化方向が不変のピン層pと、スピン偏極した電子の注入によりその磁化方向が変化するフリー層fと、ピン層p及びフリー層fの間に挟まれた非磁性層nとを有する。このような磁気抵抗素子10において、ピン層pからフリー層fに電子eを流すことでピン層p及びフリー層fの磁化方向が平行状態(同じ向き)となり、フリー層fからピン層pに電子eを流すことでピン層p及びフリー層fの磁化方向が反平行状態(逆向き)となる。換言すると、フリー層fからピン層pに電流Iを流すことで平行状態となり、ピン層pからフリー層fに電流Iを流すことで反平行状態となる。
ここで、ピン層p及びフリー層fの磁化方向が平行状態となった場合、非磁性層nのトンネル抵抗は最も低くなる。一方、ピン層p及びフリー層fの磁化方向が反平行状態となった場合、非磁性層nのトンネル抵抗は最も高くなる。
尚、図1では書き込み動作に必要な回路が一部省略されているが、書き込み動作時には図1の選択セルの磁気抵抗素子10−1に対して両方向の書き込み電流が流れるように、磁気抵抗素子10−1の両端には書き込み用回路(例えば電流源/シンカー等)がそれぞれ接続されている。
[1−3]読み出し動作
本発明の第1の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリでは、予め“1”、“0”データがそれぞれ書き込まれた参照素子を利用して読み出し時に必要な参照信号を生成し、この“1”、“0”の参照素子の合成抵抗と選択セルの磁気抵抗素子の抵抗とを比較することで、データの判別が行われる。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリにおける読み出し動作を説明するための模式的な回路図を示す。図3は、本発明の第1の実施形態に係る磁気抵抗素子の抵抗分布を示す。図4は、本発明の第1の実施形態に係る書き込み及び読み出し時の電流方向と従来技術の読み出し時の電流方向との比較図を示す。
図1に示すように、読み出し動作時には、読み出し対象のメモリセルMCと同一ロウのワード線WLのみがHレベル“H”となり、このワード線WLに接続されているトランジスタTr1、Tr2、Tr3がオンになる。電源PS1、PS2及び定電流源回路CC1、CC2により、グローバルデータバスGDB1、GDB2を介して、メモリセルMC、参照セルRC1、RC2に読み出し電流Iが印可される。
ここで、図2に示すように、磁気抵抗素子10−2と磁気抵抗素子10−3とはグローバルデータバスGDB2でショートされている。このため、磁気抵抗素子10−2、10−3の合成抵抗(Ra+Rp)/2に応じた電流もしくは電圧(参照信号S2)がグローバルデータバスGDB2上に現れることになる。一方、グローバルデータバスGDB1には、読み出し対象のメモリセルMCにおける磁気抵抗素子10−1の抵抗状態に応じて電流もしくは電圧(信号S1)が出現する。そして、両者の信号S1、S2をセンスアンプS/Aで比較し、読み出し対象のメモリセルMCにおける磁気抵抗素子10−1の抵抗状態を判断する。
ここで、図3に示すように、磁気抵抗素子は、通常、“0”、“1”データの抵抗Rp、Ra毎に、ある一定の周波数分布を持つ。参照セルRC1、RC2の磁気抵抗素子10−2、10−3の合成抵抗(Ra+Rp)/2の周波数分布は、抵抗Rpの周波数分布と抵抗Raの周波数分布との中間付近に存在する。このため、この合成抵抗(Ra+Rp)/2による電圧もしくは電流(参照値)と読み出したい磁気抵抗素子10−1の抵抗による電圧もしくは電流(出力値)とを比べる。磁気抵抗素子10−1の出力値が参照値よりも低い場合は、磁気抵抗素子10−1のデータは低抵抗の“0”データであると判断される。一方、磁気抵抗素子10−1の出力値が参照値よりも高い場合は、磁気抵抗素子10−1のデータは高抵抗の“1”データであると判断される。
以上のような読み出し動作では、図4に示すように、“0”データが書き込まれている磁気抵抗素子10−3には、読み出し電流Iがフリー層fからピン層pに向かって流れる。つまり、電子eは、ピン層pからフリー層fに向かって流れる。この向きは、磁気抵抗素子にスピン注入技術を用いて“0”データを書き込む場合の書き込み電流Iの向きと同じである。
一方、図4に示すように、“1”データが書き込まれている磁気抵抗素子10−2には、読み出し電流Iがピン層pからフリー層fに向かって流れる。つまり、電子eは、フリー層fからピン層pに向かって流れる。この向きは、磁気抵抗素子にスピン注入技術を用いて“1”データを書き込む場合の書き込み電流Iの向きと同じである。
[1−4]参照セルのレイアウト及び断面構造
図5(a)は、本発明の第1の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの参照セルのレイアウト図を示し、図5(b)は、図5(a)のVB−VB線に沿った断面図を示す。図6(a)は、本発明の第1の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの参照セルの他のレイアウト図を示し、図6(b)は、図6(a)のVIB−VIB線に沿った断面図を示す。
図5(a)及び(b)に示すように、参照セルRC1については、読み出し電流Iが、ビット線BL5からトランジスタTr2を介して磁気抵抗素子10−2のピン層pからフリー層fに流れ、さらに、ビット線BL2を通ってグランドラインGLに流れる。一方、参照セルRC2については、参照セルRC1と反対方向に読み出し電流Iが流れる。すなわち、参照セルRC2については、読み出し電流Iが、ビット線BL3から磁気抵抗素子10−3のフリー層fからピン層pに流れ、さらに、トランジスタTr3を介してビット線BL6を通ってグランドラインGLに流れる。
ここで、図5(b)に示すように、ビット線BL5、BL6は第1金属配線M1、ビット線BL2、BL3は第2金属配線M2で形成されている。つまり、ビット線BL5、BL6とビット線BL2、BL3とは、金属レイヤーが異なるため、異なる配線レベルに配置されている。
尚、図6(a)及び(b)に示すように、ビット線BL2、BL3を、ビット線BL5とビット線BL6との間に配置し、磁気抵抗素子10−2、10−3を中央に集めてもよい。
[1−5]磁気抵抗素子
磁気抵抗素子は、磁化方向が固定されているピン層(固定層)pと、磁化方向が書き込み電流Iの向きに応じて変化するフリー層(記録層)fと、ピン層p及びフリー層fの間に挟まれた非磁性層nとを含んで構成されている。
ピン層p及びフリー層fは、強磁性材料からなり、例えば、Fe、Co、Niのいずれかを含む膜、又はFe、Co、Niのいずれかを一つ以上を含む合金膜(例えば、CoFe、NiFe等)を用いることが好ましい。
非磁性層nが導電性の物質(例えば、Cu、Pt等の金属)からなる場合、磁気抵抗素子は巨大磁気抵抗(GMR:Giant Magneto Resistive)効果を有する。非磁性層nが絶縁性の物質(例えば、MgO、Al等)からなる場合、磁気抵抗素子はトンネル磁気抵抗(TMR:Tunneling Magneto Resistive)効果を有する。
ピン層p及びフリー層fの各層は、図2に示すような単層に限定されない。例えば、ピン層p及びフリー層fは、複数の強磁性層からなる積層膜でもよい。ピン層p及びフリー層fの少なくとも一方は、第1の強磁性層/非磁性層/第2の強磁性層の3層からなり、第1及び第2の強磁性層の磁化方向が反平行状態となるように磁気結合(層間交換結合)した反強磁性結合構造であってもよいし、第1及び第2の強磁性層の磁化方向が平行状態となるように磁気結合(層間交換結合)した強磁性結合構造であってもよい。
磁気抵抗素子は、図2に示すような1層の非磁性層からなるシングルジャンクション構造に限定されず、非磁性層を2層有するダブルジャンクション構造であってもよい。このダブルジャンクション構造の磁気抵抗素子は、第1のピン層と、第2のピン層と、第1及び第2のピン層間に設けられたフリー層と、第1のピン層及びフリー層間に設けられた第1の非磁性層と、第2のピン層及びフリー層間に設けられた第2の非磁性層とを有する。
磁気抵抗素子の平面形状は、例えば、長方形、楕円、円、六角形、菱型、平行四辺形、十字型、ビーンズ型(凹型)等、種々に変更可能である。
磁気抵抗素子は、ピン層p及びフリー層fの磁化の安定方向が膜面に対して平行な方向である平行磁化型でもよいし、ピン層p及びフリー層fの磁化の安定方向が膜面に対して垂直な方向である垂直磁化型でもよい。
[1−6]効果
従来の磁気ランダムアクセスメモリでは、参照セルの“1”、“0”データが書き込まれた磁気抵抗素子の両方において、ピン層p側がグランドGに接続され、フリー層f側がセンスアンプS/Aに接続されている。
従って、従来の読み出し動作においては、図4に示すように、磁気抵抗素子10−2、10−3にはともに同じ方向に電流I(電子e)が印可されることになる。このため、“1”データが書き込まれた磁気抵抗素子10−2には、“1”データ書き込み時と反対方向に電流Iが流れる。従って、磁気抵抗素子10−2においては、読み出し電流Iによって書き込みが行われてしまう読み出しディスターブの問題が生じる可能性を有している。
これに対し、第1の実施形態における磁気ランダムアクセスメモリでは、図1に示すように、参照セルRC1、RC2に書き込み方向と同じ方向に読み出し電流Iが流れるように、“1”データが書き込まれた磁気抵抗素子10−2では、フリー層f側をグランドラインGLに接続し、ピン層p側をグローバルデータバスGDBに接続するのに対し、“0”データが書き込まれた磁気抵抗素子10−3では、フリー層f側をグローバルデータバスGDBに接続し、ピン層p側をグランドラインGLに接続する。
従って、第1の実施形態による読み出し動作においては、図4に示すように、“1”データが書き込まれた磁気抵抗素子10−2には、読み出し電流Iがピン層pからフリー層fに流れる。一方、“0”データが書き込まれた磁気抵抗素子10−3には、読み出し電流Iがフリー層fからピン層pに流れる。従って、参照セルRC1、RC2に流れる電子eの向きは、仮にデータを再書き込みするためにスピン偏極電子を印可する方向と同じである。つまり、この構成をとることにより、常に上書きする方向に読み出し電流Iが印可されることになるため、参照セルRC1、RC2の読み出し時にデータが書き換えられてしまうことを抑制できる。従って、読み出しディスターブが生じる可能性を小さくできるため、デバイスのデータの信頼性を向上することができる。
[2]第2の実施形態
上記第1の実施形態では、一方の参照セル(ここでは、参照セルRC1)においては、読み出し電流Iの流れる順番が磁気抵抗素子10−2よりも選択トランジスタTr2の方が先になっている。この参照セルRC1以外のセルでは、読み出し電流Iが選択トランジスタよりも先に磁気抵抗素子に流れる。このため、参照セルRC1の選択トランジスタTr2のバックゲート効果が他のセルの選択トランジスタと異なるので、電流駆動能力が変わってくる。このことは、参照信号を用いるという観点からは好ましくない。
スピン注入技術を用いた磁気ランダムアクセスメモリにおいては、磁気抵抗素子の抵抗値がセル選択トランジスタの抵抗値と同じような値になる。このため、セル選択トランジスタのON抵抗の変化は、読み出し信号量に影響を与えるようになる。一方、ここで言うバックゲート効果は、nMOSトランジスタのソース端子がグランド線に直接接続されるか磁気抵抗素子を介してグランド線に接続されるかでソース端子の電圧が変化することに起因するものである。このため、トランジスタの閾値が変化することになり、結果的に後者の方が前者に比べてON抵抗が高くなってしまう。
そこで、第2の実施形態では、この問題を避けるために、読み出し電流源−磁気抵抗素子−セル選択トランジスタ−グランド線の順番に接続するよう配線を変更する。これにより、全ての参照セルで読み出し電流が磁気抵抗素子から選択トランジスタの順に流れる。尚、第2の実施形態において、第1の実施形態と同様の点については説明を省略する。
[2−1]回路構成
図7は、本発明の第2の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの回路図を示す。以下に、第2の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの回路構成について説明する。尚、ここでは、主に読み出し動作に必要な回路構成を示している。
図7に示すように、第2の実施形態において、上記第1の実施形態と異なる点は、参照セルRC1において、参照セルRC2と同様、読み出し電流Iが流れる順番を磁気抵抗素子10−2から選択トランジスタTr2となるようにしている点である。
具体的には、参照セルRC1において、磁気抵抗素子10−2の一端(フリー層f)は選択トランジスタTr2の電流経路の一端に接続され、磁気抵抗素子10−2の他端(ピン層p)はビット線BL2に接続されている。選択トランジスタのTr2の電流経路の他端はビット線BL5に接続され、選択トランジスタTr2のゲートはワード線WLに接続されている。ビット線BL2は選択トランジスタTr5の電流経路の一端に接続され、選択トランジスタTr5の電流経路の他端はグローバルデータバスGDB2に接続されている。ビット線BL5は選択トランジスタTr8の電流経路の一端に接続され、選択トランジスタTr8の電流経路の他端はグランドラインGLに接続されている。選択トランジスタTr5、Tr8のゲートは、カラムセレクタ制御回路(CSL)12に接続されて制御されている。
尚、参照セルRC1と参照セルRC2との異なる点は、参照セルRC1では磁気抵抗素子10−2のフリー層f側が選択トランジスタTr2に接続されているのに対し、参照セルRC2では磁気抵抗素子10−3のピン層p側が選択トランジスタTr3に接続されているところである。
[2−2]読み出し動作
第2の実施形態における読み出し動作時は、上記第1の実施形態と同様、読み出し対象のメモリセルMCと同一ロウのワード線WLのみがHレベル“H”となり、このワード線WLに接続されているトランジスタTr1、Tr2、Tr3がオンになる。電源PS1、PS2及び定電流源回路CC1、CC2により、グローバルデータバスGDB1、GDB2を介して、メモリセルMC、参照セルRC1、RC2に読み出し電流Iが印可される。
ここで、“0”データが書き込まれている参照セルRC2では、磁気抵抗素子10−3から選択トランジスタTr3の順で読み出し電流Iが流れる。そして、磁気抵抗素子10−3には、読み出し電流Iがフリー層fからピン層pに向かって流れる。つまり、電子eは、ピン層pからフリー層fに向かって流れる。この向きは、磁気抵抗素子10−3にスピン注入技術を用いて“0”データを書き込む場合の書き込み電流の向きと同じである。
一方、“1”データが書き込まれている参照セルRC1では、参照セルRC2と同様、磁気抵抗素子10−2から選択トランジスタTr2の順で読み出し電流Iが流れる。そして、磁気抵抗素子10−2には、読み出し電流Iがピン層pからフリー層fに向かって流れる。つまり、電子eは、フリー層fからピン層pに向かって流れる。この向きは、磁気抵抗素子10−2にスピン注入技術を用いて“1”データを書き込む場合の書き込み電流の向きと同じである。
従って、第2の実施形態の読み出し動作では、参照セルRC1と参照セルRC2の両方において、磁気抵抗素子から選択トランジスタの同じ順番で読み出し電流Iを流しつつ、スピン注入技術を用いて各データを書き込む場合の書き込み電流の向きと同じ方向に読み出し電流Iを流している。
[2−3]参照セルのレイアウト及び断面構造
図8(a)は、本発明の第2の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの参照セルのレイアウト図を示し、図8(b)は、図8(a)のVIIIB−VIIIB線に沿った断面図を示す。
図8(a)及び(b)に示すように、参照セルRC1については、読み出し電流Iが、ビット線BL2から磁気抵抗素子10−2のピン層pからフリー層fに流れ、さらに、トランジスタTr2を介してビット線BL5を通ってグランドラインGLに流れる。一方、参照セルRC2については、参照セルRC1と反対方向に読み出し電流Iが流れる。すなわち、参照セルRC2については、読み出し電流Iが、ビット線BL3から磁気抵抗素子10−3のフリー層fからピン層pに流れ、さらに、トランジスタTr3を介してビット線BL6を通ってグランドラインGLに流れる。
ここで、図8(b)に示すように、ビット線BL2、BL6は第1金属配線M1、ビット線BL3、BL5は第2の金属配線M2で形成されている。つまり、ビット線BL2、BL6とビット線BL3、BL5とは、金属レイヤーが異なるため、異なる配線レベルに配置されている。
[2−4]効果
上記第2の実施形態によれば、第1の実施形態の場合と比べて横方向に参照セルのサイズが大きくなっているが、第1の実施形態と同様、参照セルの読み出し電流によるデータ書き換えを回避することができる。
さらに、第2の実施形態では、参照セルRC1、RC2の両方において、磁気抵抗素子から選択トランジスタの順番で同じように読み出し電流Iが流れる。このため、選択トランジスタのバックゲート効果による参照信号のずれをなくすことができる。従って、選択トランジスタによる読み出しマージンの劣化を防ぎ、より理想的な参照信号を生成することが可能になる。
[3]第3の実施形態
第3の実施形態は、読み出し信号が流れていく電流パスの寄生抵抗の観点から、読み出したい磁気抵抗素子を流れる電流パスと参照信号を流れる電流パスとを同様に設定したものである。尚、第3の実施形態において、第1の実施形態と同様の点については説明を省略する。
[3−1]回路構成
図9は、本発明の第3の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの回路図を示す。以下に、第3の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの回路構成について説明する。尚、ここでは、主に読み出し動作に必要な回路構成を示している。また、本図では、第1の実施形態の回路をもとに接続変更を行ったが、第2の実施形態の回路をもとに同様の接続変更を行うことも勿論可能である。
図9に示すように、第3の実施形態において、上記第1の実施形態と異なる点は、グランドラインGLをグローバルデータバスGDB1、GDB2と異なるアレイ端に配置している点である。
すなわち、第3の実施形態では、カラム方向のアレイの両端にカラムセレクタ制御回路(CSL)12−1、12−2がそれぞれ配置されている。そして、ビット線BL1、BL5、BL3においては、選択トランジスタTr4、Tr8、Tr6を介してグローバルデータバスGDB1、GDB2にそれぞれ接続され、選択トランジスタTr4、Tr8、Tr6のゲートはカラムセレクタ制御回路(CSL)12−1で制御されている。一方、ビット線BL4、BL2、BL6においては、選択トランジスタTr7、Tr5、Tr9を介してグランドラインGLにそれぞれ接続され、選択トランジスタTr7、Tr5、Tr9のゲートはカラムセレクタ制御回路(CSL)12−2で制御されている。
尚、ビット線BL3においては、一端は選択トランジスタTr6を介してグローバルデータバスGDB2に接続されている。
[3−2]効果
上記第3の実施形態によれば、第1の実施形態と同様、参照セルの読み出し電流によるデータ書き換えを回避することができるだけでなく、次のような効果も得られる。
図1の第1の実施形態においては、読み出し電流はアレイの右上から流れ出してアレイ内を通過後右上のシンカーに流れ込む。このため、アレイにおける右側のセルと左側のセルとでは読み出し電流が流れる配線の長さが異なることから、配線抵抗が異なってしまう。
これに対し、図9の第3の実施形態においては、読み出し電流はアレイの右上から流れ出してアレイ内を通過後アレイの左下のシンカーに流れ込む。このため、アレイ内のどの番地でも読み出し電流が流れる配線の長さは同じになる。つまり、メモリセルMCの磁気抵抗素子10−1を流れる電流と参照セルRC1、RC2の磁気抵抗素子10−2、10−3を流れる電流とが、同じような長さのパスを通ることになる。従って、同様な寄生抵抗成分をそれぞれの信号に持たせることとなるため、十分な信号マージンを確保することが可能になる。
[4]第4の実施形態
第4の実施形態は、上記各実施形態を抵抗ランダムアクセスメモリ(ReRAM:Resistance Random Access Memory)に適用した例である。ReRAMのメモリ素子は、2端子間の電界の向きによって抵抗値が変化する。
図10は、本発明の第4の実施形態に係る抵抗ランダムアクセスメモリの模式的な回路図を示す。以下に、図10を参照し、ReRAMの回路構成、書き込み動作、読み出し動作について説明する。
[4−1]回路構成
ReRAMでは、メモリセルMC及び参照セルRCの記憶素子として遷移金属酸化物素子20−1、20−2、20−3を使用する。遷移金属酸化物素子20−1、20−2、20−3は、遷移金属酸化物層21、下部電極22、上部電極23を有している。遷移金属酸化物層21は、下部電極22と上部電極23との間に設けられ、記憶部として機能する。
遷移金属酸化物層21は、例えば、二元系遷移金属酸化物、プロブスカイト型金属酸化物等からなる。二元系遷移金属酸化物としては、NiO、TiO、HfO、ZrO2等が挙げられる。プロブスカイト型金属酸化物としては、Pr0.7Ca0.3MnO(PCMO)、Nb添加SrTiO(Nb:STO)等が挙げられる。
ReRAMも、MRAMと同様、各参照セルRC1、RC2に書き込み方向と同じ方向の読み出し電流Iが流れるように、参照セルRC2の“0”データ(低抵抗データ)が書き込まれた遷移金属酸化物素子20−3では、下部電極22側がグランドに接続されるのに対し、参照セルRC1の“1”データ(高抵抗データ)が書き込まれた遷移金属酸化物素子20−2では、上部電極23側がグランドに接続される。
尚、ReRAMの回路構成は、磁気抵抗素子10−1、10−2、10−3を遷移金属酸化物素子20−1、20−2、20−3にそれぞれ変更した以外は、上述するMRAMの回路構成と同じである。このため、本実施形態の回路構成は、上記各実施形態の各図の磁気抵抗素子10−1、10−2、10−3を遷移金属酸化物素子20−1、20−2、20−3にそれぞれ変更した構成となる。
[4−2]書き込み動作
遷移金属酸化物素子20−1は、印加電圧の極性を反転させると抵抗値が大きく変化し、高抵抗状態Raと低抵抗状態Rpとを作り出す。
具体的には、遷移金属酸化物素子20−1を低抵抗状態Rpに変化させる場合(例えば0データ)、印加電圧の極性は下部電極22側を負とし、上部電極23側を正とする。これにより、書き込み電流を上部電極23から遷移金属酸化物層21を介して下部電極22へ流す。一方、遷移金属酸化物素子20−1を高抵抗状態Raに変化させる場合(例えば1データ)、印加電圧の極性は下部電極22側を正とし、上部電極23側を負とする。これにより、書き込み電流を下部電極22から遷移金属酸化物層21を介して上部電極23へ流す。
[4−3]読み出し動作
ReRAMも、MRAMと同様、予め“1”、“0”データがそれぞれ書き込まれた遷移金属酸化物素子20−2、20−3を利用して読み出し時に必要な参照信号を生成し、この“1”、“0”の遷移金属酸化物素子20−2、20−3の合成抵抗(Ra+Rp)/2と選択セルの遷移金属酸化物素子20−1の抵抗とを比較することで、データの判別が行われる。
このような読み出し動作の際、“0”データが書き込まれている遷移金属酸化物素子20−3には、読み出し電流Iが上部電極23から下部電極22に向かって流れる。この向きは、遷移金属酸化物素子20−1に“0”データを書き込む場合の書き込み電流Iの向きと同じである。
一方、“1”データが書き込まれている遷移金属酸化物素子20−2には、読み出し電流Iが下部電極22から上部電極23に向かって流れる。この向きは、遷移金属酸化物素子20−1に“1”データを書き込む場合の書き込み電流Iの向きと同じである。
[4−4]効果
上記第4の実施形態によれば、上記各実施形態と同様、常に上書きする方向に読み出し電流Iが印可されることになるため、参照セルRC1、RC2の読み出し時にデータが書き換えられてしまうことを抑制できる。従って、読み出しディスターブが生じる可能性を小さくできるため、デバイスのデータの信頼性を向上することができる。
尚、上記各実施形態は、磁界の印加によって抵抗値が大きく変化するCMR(Colossal Magneto-Resistance)効果を利用した抵抗変化メモリに適用することも可能である。
その他、本発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で、種々に変形することが可能である。さらに、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
本発明の第1の実施形態に係わる磁気ランダムアクセスメモリを示す回路図。 本発明の第1の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリにおける読み出し動作を説明するための模式的な回路図。 本発明の第1の実施形態に係る磁気抵抗素子の抵抗分布を示す図。 本発明の第1の実施形態に係る書き込み及び読み出し時の電流方向と従来技術の読み出し時の電流方向との比較図。 図5(a)は、本発明の第1の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの参照セルのレイアウト図、図5(b)は、図5(a)のVB−VB線に沿った断面図。 図6(a)は、本発明の第1の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの参照セルの他のレイアウト図、図6(b)は、図6(a)のVIB−VIB線に沿った断面図。 本発明の第2の実施形態に係わる磁気ランダムアクセスメモリを示す回路図。 図8(a)は、本発明の第2の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの参照セルのレイアウト図、図8(b)は、図8(a)のVIIIB−VIIIB線に沿った断面図。 本発明の第3の実施形態に係わる磁気ランダムアクセスメモリを示す回路図。 本発明の第4の実施形態に係る抵抗ランダムアクセスメモリにおける読み出し動作を説明するための模式的な回路図。
符号の説明
10−1、10−2、10−3…磁気抵抗素子、11…ロウセレクタ制御回路、12、12−1、12−2…カラムセレクタ制御回路、MC…メモリセル、RC1、RC2…参照セル、Trn(n=1、2、…、11)…選択トランジスタ、BLn(n=1、2、…、6)…ビット線、WL…ワード線、PS1、PS2…電源、CC1、CC2…定電流源回路(カレントコンベイヤー)、GDB1、GDB2…グローバルデータバス、S/A…センスアンプ、GL…グランドライン、G…グランド端子、f…フリー層、p…ピン層、n…非磁性層。

Claims (5)

  1. 磁化方向が固定されている第1の固定層と磁化方向が書き込み電流の向きに応じて変化する第1の記録層と前記第1の固定層及び前記第1の記録層の間に挟まれた第1の非磁性層とを有する記憶素子と、
    磁化方向が固定されている第2の固定層と磁化方向が書き込み電流の向きに応じて変化する第2の記録層と前記第2の固定層及び前記第2の記録層の間に挟まれた第2の非磁性層とを有し、反平行データが書き込まれている第1の参照素子と、
    前記第1の参照素子と対になり、磁化方向が固定されている第3の固定層と磁化方向が書き込み電流の向きに応じて変化する第3の記録層と前記第3の固定層及び前記第3の記録層の間に挟まれた第3の非磁性層とを有し、平行データが書き込まれている第2の参照素子と、
    読み出し動作時に、前記第1の参照素子に前記第2の固定層から前記第2の記録層に向かって電流を印加し、前記第2の参照素子に前記第3の記録層から前記第3の固定層に向かって前記電流を印加する電流源と
    を具備することを特徴とする磁気ランダムアクセスメモリ。
  2. 第1の電流経路の一端が前記第1の固定層に接続された第1のトランジスタと、
    第2の電流経路の一端が前記第2の固定層に接続された第2のトランジスタと、
    第3の電流経路の一端が前記第3の固定層に接続された第3のトランジスタと、
    前記第1乃至第3のトランジスタのゲートに接続されたワード線と、
    前記第1の電流経路の他端、前記第2の記録層、及び前記第3の電流経路の他端が接続されたグランド端子と、
    第1入力が前記第1の記録層に接続され、第2入力が前記第2の電流経路の他端及び前記第3の記録層に接続されたセンスアンプと
    をさらに具備し、
    前記読み出し動作時に、前記第2のトランジスタから前記第1の参照素子の順に前記電流が流れ、前記第2の参照素子から前記第3のトランジスタの順に前記電流が流れることを特徴とする請求項1に記載の磁気ランダムアクセスメモリ。
  3. 前記第1乃至第3の記録層にそれぞれ接続され、カラム方向にそれぞれ延在された第1乃至第3のビット線と、
    前記第1乃至第3の固定層にそれぞれ接続され、前記カラム方向にそれぞれ延在された第4乃至第6のビット線と、
    電流経路の一端が前記第1乃至第6のビット線にそれぞれ接続された第4乃至9のトランジスタと、
    前記第5、7、9のトランジスタの前記電流経路の他端が接続され、前記グランド端子に接続された端部を有するグランドラインと、
    前記第4のトランジスタの前記電流経路の他端が接続され、前記第1入力に接続された端部を有する第1のグローバルデータバスと、
    前記第6、8のトランジスタの前記電流経路の他端が接続され、前記第2入力に接続された端部を有する第2のグローバルデータバスと、
    前記第4乃至9のトランジスタのゲートに接続されたカラムセレクタ制御回路と
    をさらに具備し、
    前記グランドラインと前記第1及び第2のグローバルデータバスとは、前記カラム方向の同じアレイ端に配置されることを特徴とする請求項2に記載の磁気ランダムアクセスメモリ。
  4. 第1の電流経路の一端が前記第1の固定層に接続された第1のトランジスタと、
    第2の電流経路の一端が前記第2の記録層に接続された第2のトランジスタと、
    第3の電流経路の一端が前記第3の固定層に接続された第3のトランジスタと、
    前記第1乃至第3のトランジスタのゲートに接続されたワード線と、
    前記第1乃至第3の電流経路の他端が接続されたグランド端子と、
    第1入力が前記第1の記録層に接続され、第2入力が前記第2の固定層及び前記第3の記録層に接続されたセンスアンプと
    をさらに具備し、
    前記読み出し動作時に、前記第1の参照素子から前記第2のトランジスタの順に前記電流が流れ、前記第2の参照素子から前記第3のトランジスタの順に前記電流が流れることを特徴とする請求項1に記載の磁気ランダムアクセスメモリ。
  5. 2端子間の電界の向きによって抵抗値が変化する記憶素子と、
    2端子間の電界の向きによって抵抗値が変化し、高抵抗データが書き込まれている第1の参照素子と、
    前記第1の参照素子と対になり、2端子間の電界の向きによって抵抗値が変化し、低抵抗データが書き込まれている第2の参照素子と、
    読み出し動作時に、前記第1の参照素子に前記高抵抗データが書き込まれる方向に電流を印加し、前記第2の参照素子に前記低抵抗データが書き込まれる方向に前記電流を印加する電流源と
    を具備することを特徴とする抵抗ランダムアクセスメモリ。
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