JP2007115320A - 不揮発性記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スピン注入方式のメモリセルにおいてデータ読出時に誤書込を抑制することが可能な不揮発性記憶装置を提供する。
【解決手段】ピン層側からフリー層側へのデータ書込電流は、フリー層側からピン層側へのデータ書込電流よりも大きい。データ読出電流は、データ書込電流よりも小さい値であり、高抵抗状態と低抵抗状態とでデータ読出電流の差が比較的小さい場合にはピン層側からフリー層側にすなわちソース線SL側からビット線BL側に電流が流れるようにデータ読出電流が流れるようにセンスアンプSAを接続する。
【選択図】図7

Description

本発明は、不揮発性記憶装置に関し、より特定的には、磁気トンネル接合(MTJ:Magnetic Tunnel Junction)を有するメモリセルを備えたランダムアクセスメモリに関する。
近年、新世代の不揮発性記憶装置として、MRAM(Magnetic Random Access Memory)デバイスが注目されている。MRAMデバイスは、半導体集積回路に形成された複数の薄膜磁性体を用いて不揮発的なデータ記憶を行ない、薄膜磁性体の各々に対してランダムアクセスが可能な不揮発性記憶装置である。特に、近年では磁気トンネル接合(MTJ)を利用した薄膜磁性体をメモリセルとして用いることによって、MRAMデバイスの性能が飛躍的に進歩することが発表されている。
一般的にこれら不揮発性記憶装置の記憶素子として用いられるメモリセルのデータ読出を実行する場合には、記憶素子を構成するトンネル磁気抵抗素子(TMR)に流れる電流やTMRの両端電圧を測定し、TMRの抵抗値を間接測定することで実行することができる。
一方でこのMRAMデバイスのセル構造もDRAM(Dynamic Random Access Memory)デバイスのセル構造と同様に簡易なプロセスで実現可能となるための開発が行なわれている。
具体的には、一般的なMRAMデバイスのメモリセルには、読出用ワード線とは別に書込用ワード線が設けられた構造を採用していたが、書込用ワード線も設ける必要のないメモリセルとしてスピン注入方式のメモリセルが近年提唱されている(特許文献1〜3)。
スピン注入方式のメモリセルでは、現行のMRAMデバイスとはデータの書込方式が異なる。現行のMRAMデバイスのメモリセルは、TMR素子に隣接した配線(書込用ワード線を含む)に電流を流して磁界を発生させることにより磁化を反転させる方式を採用していたが、スピン注入方式のメモリセルでは直接TMR素子に流し込んだ電流によってTMR素子が有する磁化を反転させる方式を採用している。電流を流す向きを変えることで自由層の磁化を固定層と平行または反平行にスイッチする。この点で、電流中のスピン偏極した電子の作用によって磁化を反転させるためスピン注入方式と呼ばれている。これによりMRAMデバイスのメモリセルに対して書込用ワード線を特別に設ける必要が無く簡易なセル構造を実現することが可能になる。
特開2005−11907号公報 特開2004−111904号公報 特開2005−92912号公報
しかしながら、スピン注入方式のMRAMデバイスにおいてはメモリセルのデータ書込を実行する場合、上述したように直接TMR素子に流し込んだ電流によって磁化を反転させる方式であるためデータ読出を実行する際に流す電流量によっては記憶したデータがデータ読出時に反転する誤書込が生じる可能性がある。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであって、MRAMデバイスのスピン注入方式のメモリセルにおいてデータ読出時に誤書込を抑制することが可能な不揮発性記憶装置を提供することを目的とする。
本発明に係る不揮発性記憶装置は、行列状に配置された複数のメモリセルと、メモリセル列にそれぞれ対応して設けられ、データ読出時あるいはデータ書込時に選択されたメモリセルを介して電流を供給するための複数の第1および第2の電流線とを備える。各メモリセルは、各々が、対応する第1および第2の電流線との間に設けられ、磁気的に不揮発的なデータ記憶を実行する磁気抵抗素子を含む。磁気抵抗素子は、対応する第1の電流線と電気的に結合され、第1の磁化方向に磁化した固定磁化層と、対応する第2の電流線と電気的に結合され、データ書込時に対応する第1および第2の電流線を介して流れるデータ書込電流の流入方向に応じたスピン偏極電子に基づいて第1の磁化方向あるいは第1の磁化方向と反対の方向である第2の磁化方向のいずれか一方に磁化する自由磁化層と、固定磁化層と自由磁化層との間に設けられ、非磁性体であるバリア層とを有する。データ読出時に、選択されたメモリセルに対応する第1および第2の電流線に対してディスターブが生じにくい方向にデータ読出電流を供給するデータ読出回路をさらに備える。
本発明に係る別の不揮発性記憶装置は、行列状に配置された複数のメモリセルと、メモリセル列にそれぞれ対応して設けられ、データ読出時あるいはデータ書込時に選択されたメモリセルを介して電流を供給するための複数の第1および第2の電流線とを備える。各メモリセルは、各々が、対応する第1および第2の電流線との間に設けられ、磁気的に不揮発的なデータ記憶を実行する磁気抵抗素子を含む。磁気抵抗素子は、対応する第1の電流線と電気的に結合され、第1の磁化方向に磁化した固定磁化層と、対応する第2の電流線と電気的に結合され、データ書込時に対応する第1および第2の電流線を介して流れるデータ書込電流の流入方向に応じたスピン偏極電子に基づいて第1の磁化方向あるいは第1の磁化方向と反対の方向である第2の磁化方向のいずれか一方に磁化する自由磁化層と、固定磁化層と自由磁化層との間に設けられ、非磁性体であるバリア層とを有する。データ読出時に、選択されたメモリセルに対応する第1および第2の電流線に対して、データ書込時に磁気抵抗素子の自由磁化層が第1の磁化方向から第2の磁化方向に磁化する向きと同じ方向にデータ読出電流を供給するデータ読出回路をさらに備える。
本発明に係る不揮発性記憶装置は、データ書込電流の流入方向に応じたスピン偏極電子に基づいて第1の磁化方向あるいは第1の磁化方向と反対の方向である第2の磁化方向のいずれか一方に磁化する自由磁化層を有する磁気抵抗素子を含むメモリセルに対して、対応する第1および第2の電流線に対してディスターブが生じにくい方向にデータ読出電流を供給するデータ読出回路を設ける。これにより、データ読出時に誤書込を防止する不揮発性記憶装置を実現することができる。
本発明に係る別の不揮発性記憶装置は、データ書込電流の流入方向に応じたスピン偏極電子に基づいて第1の磁化方向あるいは第1の磁化方向と反対の方向である第2の磁化方向のいずれか一方に磁化する自由磁化層を有する磁気抵抗素子を含むメモリセルに対して、データ読出時に、データ書込時に磁気抵抗素子の自由磁化層が第1の磁化方向から第2の磁化方向に磁化する向きと同じ方向にデータ読出電流を供給するデータ読出回路を設ける。これにより、第1および第2の電流線に対してディスターブが生じにくい方向にデータ読出電流を供給することができるためデータ読出時に誤書込を防止する不揮発性記憶装置を実現することができる。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付し、その説明は繰返さない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に従う不揮発性記憶装置の代表例として示されるMRAMデバイス1の全体構成を示す概略ブロック図である。
図1を参照して、MRAMデバイス1は、制御信号CMDに応答してMRAMデバイス1の全体の動作を制御するコントロール回路5と、各々が行列状に配置されたMTJメモリセルMCを含むメモリアレイ10とを備える。ここで、メモリアレイ10の各々の行列状に配置された複数のメモリセルMCの行および列を、メモリセル行およびメモリセル列ともそれぞれ称する。
また、MRAMデバイス1は行デコーダ20と、列デコーダ25と、入出力制御回路30とを備える。行デコーダ20は、アドレス信号ADDに含まれるロウアドレスRAに基づいて、選択的にアクセス対象となるメモリアレイ10における行選択を実行する。また、列デコーダ25は、アドレス信号ADDに含まれるコラムアドレスCAに基づいて選択的にアクセス対象となるメモリアレイ10の列選択を実行する。
また、入出力制御回路30は入力データDIN、出力データDOUT等のデータの入出力を制御し、コントロール回路5からの指示に応答して、内部回路に伝達もしくは外部に出力する。
なお、以下においては、信号、信号線およびデータ等の二値的な高電圧状態および低電圧状態をそれぞれ「H」レベルおよび「L」レベルとも称する。
なお、本例においては、メモリアレイ10において、代表的に単一のメモリセルMCが示され、メモリセル行に対応して設けられたワード線WLおよびメモリセル列に対応して設けられたビット線BLおよびソース線SLとが代表的に1本ずつ示されている。
図2は、本発明の実施の形態1に従うメモリアレイ10の概略構成図である。
図2を参照して、メモリアレイ10は、行列状に集積配置されたメモリセルMCを含む。また、メモリセル列にそれぞれ対応して設けられた複数のビット線BLおよびソース線SLを含む。また、メモリセル行にそれぞれ対応して設けられる複数のワード線WLを含む。また、図2を参照してここでは複数のビット線BLを総括してビット線群BLGと複数の層線SLを総括してソース線群SLGがそれぞれ示されている。ソース線SLとビット線BLとはそれぞれ同一方向に列方向に沿って設けられている。また、複数のワード線WLを総括してワード線群WLGが設けられている。さらに、複数のソース線SLのそれぞれに対応して設けられ、複数のソース線SLのうちの一本とデータ線RDとを電気的に結合するための複数のゲートトランジスタSGが設けられている。なお、ゲートトランジスタSGのゲートには、列デコーダ25から列選択信号が入力されるものとする。
メモリセルMCは、ビット線BLとソース線SLとの間に接続された構成となっている。ここでメモリセルMCの構成について説明する。
図3は、本発明の実施の形態1に従うメモリセルMCを説明する概念図である。
図3(a)を参照して、本発明の実施の形態1に従うメモリセルMCは、トンネル磁気抵抗素子TMRとアクセストランジスタATRとを含む。トンネル磁気抵抗素子TMRとアクセストランジスタATRとは、ビット線BLとソース線SLとの間に直列に接続されている。具体的には、アクセストランジスタATRは、ソース線SLとトンネル磁気抵抗素子TMRとの間に設けられ、そのゲートはワード線WLと電気的に結合される。また、トンネル磁気抵抗素子TMRは、アクセストランジスタATRとビット線BLとの間に電気的に結合される。
そして、後述するがメモリセルMCに対してデータ書込を実行する構成として、ビット線BLおよびソース線SLの少なくとも一方側が高電位あるいは低電位に設定される。すなわち、データ書込においては、メモリセルMCを介してビット線BL側からソース線SL側あるいはソース線SL側からビット線BL側への電流経路を形成することによりデータ書込を実行する。
図3(b)は、トンネル磁気抵抗素子TMRの断面図を説明する図である。
図3(b)を参照して、トンネル磁気抵抗素子TMRは、固定された一定の磁化方向を有する強磁性体層(固定層)(以下、ピン層とも称する)PLと、素子に流し込んだ電流によって磁化方向が反転する強磁性体層(自由層)(以下、単にフリー層とも称する)FLと、ピン層PLおよびフリー層FLとの間には絶縁体膜で形成されるトンネルバリア(トンネル膜)BALとを有する。
フリー層FLは、書込まれる記憶データのレベルに応じて流されるデータ書込電流の流れる方向に応じてピン層PLと同一方向またはピン層PLと反対方向に磁化される。これらのピン層PL、バリア層BLおよびフリー層FLによって磁気トンネル接合は形成される。
トンネル磁気抵抗素子TMRの電気抵抗は、ピン層PLおよびフリー層FLのそれぞれの磁化方向の相対関係に応じて変化する。具体的には、トンネル磁気抵抗素子TMRの電気抵抗は、フリー層FLの磁化方向とピン層PLの磁化方向とが同じ(平行)である場合には低抵抗状態(最小値)Rminとなり、両者の磁化方向が反対(反平行)方向である場合には高抵抗状態(最大値)Rmaxとなる。
データ書込時においては、ワード線WLが活性化されて、アクセストランジスタATRはターンオンされる。この状態で、フリー層FLからピン層PLに対してデータ書込電流を供給するかあるいはピン層PLからフリー層FLにデータ書込電流を供給するかに応じて磁化方向が反転する。
図4は、本発明の実施の形態1に従うメモリセルMCのデータ書込を説明する図である。
図4(a)を参照して、ここでは、ビット線BLを高電位にしてソース線SLを低電位にすることによりデータ書込電流Iwrite1がトンネル磁気抵抗素子TMRに流れる。すなわちこの場合はビット線BL側からソース線SL側へデータ書込電流Iwrite1が流れ込むことになる。一方、図4(b)を参照して、ここではビット線BLが低電位と電気的に接続されソース線SLが高電位に電気的に接続された状態である。この場合にはソース線SL側からビット線BL側にデータ書込電流Iwrite2が流れ込む。すなわちピン層PLからフリー層FLへ電流が通過することになる。
図5は、本発明の実施の形態1に従うメモリセルMCの磁化方向の反転を説明する図である。
図5(a)を参照して、ビット線BL側からソース線SL側へデータ書込電流Iwrite1が流れ込む場合を説明する図である。
ここでは、ピン層PLが右から左の向きに磁化している場合が示されている。そうすると注入されたスピン偏極電子はデータ書込電流Iwrite1の方向と逆方向から流れ込むことになり、ピン層PLの磁化方向と同じ向きのスピン電子が自由層FLに流れ込むことになる。したがってフリー層FLの磁化方向はピン層PLと同じ方向すなわち平行となる。
図5(b)を参照して、ソース線SL側からビット線BL側へデータ書込電流Iwrite2が流れ込む場合を説明する図である。
ここでは、ピン層PLが右から左の向きに磁化している場合が示されている。そうすると、注入されたスピン偏極電子は、データ書込電流Iwrite2の方向と逆方向から流れ込むことになり、その際、すなわちフリー層FLからピン層PLにスピン偏極電子が流れ込むことになる。そうするとフリー層FLから流れ込んだスピン偏極電子はピン層PLと同方向のスピン偏極電子が通過し、逆方向のスピン偏極電子が反射してフリー層FLに作用してピン層PLと反対方向に変化する。これによりフリー層FLとピン層PLの磁化方向が反対(反平行)状態となる。
なお、データ書込電流Iwrite1とIwrite2との電流の大きさに関しては、データ書込電流Iwrite1の方は、ピン層PLを通過するのと同じ向きのスピン電子が自由層FLに作用して磁化方向を決定付けるのに対して、データ書込電流Iwrite2の方は、反射したスピン電子がフリー層FLに作用して磁化方向を決定付けるためより大きな電流が必要となる。すなわち、データ書込電流Iwrite2はIwrite1よりも大きい値に設定される。
図6は、本発明の実施の形態1に従うメモリセルMCおよびソース線およびビット線等の配線構造を説明する図である。
図6(a)を参照して、ここでは、メモリセルMCおよびソース線およびビット線等の配線構造が示されている。具体的には、P型の半導体基板Psub上に形成されたアクセストランジスタATRはN型領域であるソース/ドレイン領域102aおよび102bと、ゲート領域106とを有する。アクセストランジスタATRのゲート領域は、集積度を高める観点から、ワード線WLと同一の配線層にポリシリコンゲート106として形成される。ソース/ドレイン領域102bは、コンタクトホール107を介して第1層の金属配線層108に形成されるソース線SLと電気的に結合される。ソース/ドレイン領域102aはコンタクトホール103を介してストラップSTと電気的に結合される。トンネル磁気抵抗素子TMRは、ストラップSTと第2の金属配線層105において形成されるビット線BLとの間にコンタクトホール104を介して電気的に結合される。他のメモリセルMCの配線構造についても同様であるのでその詳細な説明は繰返さない。
なお、隣接するメモリセルMCの間にはP型の半導体基板Psub上に形成された絶縁領域101a,101b,101cがそれぞれ設けられている。
図6(b)は、本発明の実施の形態1に従うメモリセルMCの配線構造を上側から見たレイアウト(平面図)を説明する図である。ここでは、2列のメモリセル列が示されている。
図6(b)を参照して、ここではストラップSTの上側に設けられたトンネル磁気抵抗素子TMRの磁化方向が示されている。すなわちトンネル磁気抵抗素子TMRはピン層およびフリー層についてX方向に沿って磁化している場合が示されている。ここで、ピン層は+X方向に沿って磁化している場合が示されており、フリー層については+Xあるいは−X方向のいずれかに沿って磁化している場合が示されている。メモリセルMC0に着目するとピン層およびフリー層は共に+X方向に沿って磁化している。
また、ここでワード線WLはX方向に沿って設けられ、ソース線SLおよびビット線BLはY方向に沿って設けられている。
メモリセルMC0について、トンネル磁気抵抗素子TMRと接続されるストラップSTはコンタクトホール103を介してN型領域であるソース/ドレイン領域102aと電気的に結合される。N型領域ソース/ドレイン領域102bはコンタクトホール107を介して第1層の金属配線層108のソース線SLと電気的に結合される。ソース線SLである第1層の金属配線層108はコンタクトホール103を介してY方向に沿って配置されている。
隣接するメモリセルMC1についても同様の接続関係に従ってソース線SLおよびビット線BLと電気的に結合される。なお、メモリセルMC1のトンネル磁気抵抗素子TMRのピン層およびフリー層の磁化方向は、ピン層は+X方向、フリー層は−X方向に沿って磁化している。なおメモリセルMC2についても同様である。ここでは単に1つのメモリセル列について説明したが他のメモリセル列においても同様の方式に従って配置されている。
図7は、本発明の実施の形態1に従うデータ読出を説明する場合の概念図である。
本発明の実施の形態1においては、読出ディスターブを抑制するためにデータ読出電流の流れる方向をピン層からフリー層に流す場合について説明する。
上述したように図5で説明したピン層PL側からフリー層FL側へのデータ書込電流Iwrite2は、フリー層FL側からピン層PL側へのデータ書込電流Iwrite1よりも大きい。データ読出電流は、データ書込電流よりも小さい値であり、データ読出電流の向きは、データ書込電流Iwrite1よりも電流量の大きい値であるデータ書込電流Iwrite2と同じ方向であるピン層PL側からフリー層FL側に流した場合の方がデータを反転させてしまう読出ディスクターブの影響が少なくなると考えられる。
したがって、本発明の実施の形態1においてはピン層PL側からフリー層FL側にすなわちソース線SL側からビット線BL側に電流が流れるようにデータ読出電流が流れるようにデータ読出回路に含まれるセンスアンプSAが接続されている。
具体的には、ゲートトランジスタSGを介してソース線SLと電気的に結合されるデータ線RDとセンスアンプSAの一端側が電気的に結合される。そして、センスアンプSAの他端側は、データ線/RDと電気的に結合される。データ線/RDは定電流源95と電気的に結合され、データ読出時に基準電流Irefが供給される。
センスアンプSAは、センスアンプの構成にもよるが一例としてセンスアンプ側からビット線BLに対してプリチャージ電流を流す場合について想定すると、高電位側(たとえば電源電圧VDD)と電気的に結合され、ビット線BLは、低電位側(たとえば接地電圧GND)と電気的に結合される。これに伴い、データ読出時においては、センスアンプSA側からデータ線RD、ソース線SL、メモリセルMCおよびビット線BLを介してメモリセルMCの抵抗値に応じたデータ読出電流Ireadが供給される。
そして、センスアンプSAは、データ線RDを流れるデータ読出電流Ireadとデータ線/RDを流れる基準電流Irefとを比較して、その比較結果に基づいた読出データRDTを出力する。
図8は、本発明の実施の形態1に従うセンスアンプSAの回路構成図である。
図8を参照して、本発明の実施の形態1に従うセンスアンプSAは、電源供給ノードN0に電源電圧VDDを供給するための電圧供給ユニット90と、ノードN0とノードN1との間に配置され、そのゲートがノードN1と電気的に結合されるトランジスタQP1と、電源電圧VDDの供給を受けるノードN3とセンスノード/SNとの間に配置され、そのゲートがノードN1と電気的に結合されるトランジスタQP2と、ノードN3とノードN6との間に配置され、そのゲートがノードN1と電気的に結合されるトランジスタQP3と、ノードN0とノードN2との間に配置され、そのゲートがノードN2と電気的に結合されるトランジスタQP5と、ノードN3とセンスノードSNとの間に配置され、そのゲートがノードN2と電気的に結合されるトランジスタQP6と、ノードN3とノードN4との間に配置され、そのゲートがノードN2と電気的に結合されるトランジスタQP7と、センスノード/SNとノードN5との間に配置され、そのゲートがセンスノード/SNと電気的に結合されるトランジスタQN1と、ノードN4とノードN5との間に配置され、そのゲートがセンスノード/SNと電気的に結合されるトランジスタQN2と、ノードN6とノードN5との間に配置され、そのゲートがセンスノードSNと電気的に結合されるトランジスタQN3と、センスノードSNとノードN5との間に配置され、そのゲートがセンスノードSNと電気的に結合されるトランジスタQN4と、ノードN5に接地電圧GNDを供給するための電圧供給ユニット91とを含む。
また、センスノードSN,/SNと接続されて、センスノードSN,/SNに伝達されたセンスデータSOUT,/SOUTの差をさらに増幅して読出データRDTを出力するアンプ50をさらに含む。
また、ノードN1とデータ線RDとの間に配置され、そのゲートはVref発生回路40によって生成される基準電圧Vrefの入力を受けるトランジスタQV1と、ノードN2とデータ線/RDとの間に配置され、そのゲートは基準電圧Vrefの入力を受けるトランジスタQV2とを含む。これに伴い、トランジスタQV1およびQV2は、データ線RD,/RDを基準電圧以下に維持する。
電圧供給ユニット90は、電源電圧VDDとノードN0との間に配置されたトランジスタQPSを含み、そのゲートは、コントロール回路5からデータ読出時に「L」レベルに活性化される制御信号/SAEの入力を受ける。また、電圧供給ユニット91は、接地電圧GNDとノードN5との間に配置されたトランジスタQNSとを含み、そのゲートは、コントロール回路5からデータ読出時に「H」レベルに活性化される制御信号SAEの入力を受ける。この制御信号SAEおよび/SAEの入力に伴い、センスアンプSAが活性化される。なお、制御信号SAEおよび/SAEは、一例としてコントロール回路5からデータ読出時に出力されるものとする。
ここで、トランジスタQP1〜QP7およびQPSは、一例としてPチャンネルMOSトランジスタとする。また、トランジスタQN1〜QN4,QNS,QV1およびQV2は、一例としてNチャンネルMOSトランジスタとする。なお、本例においては、トランジスタQP1〜QP7の各トランジスタサイズは等しいものとする。また、トランジスタQN1〜QN4の各トランジスタサイズは等しいものとする。
また、トランジスタQP1〜QP3は、カレントミラー回路を構成し、それぞれ同一の動作電流(ミラー電流)を供給しようとする。また、トランジスタQP5〜QP7は、カレントミラー回路を構成し、それぞれ同一の動作電流を供給しようとする。また、トランジスタQN1およびQN2は、カレントミラー回路を構成し、同一の動作電流(ミラー電流)を供給しようとする。また、トランジスタQN3およびQN4は、カレントミラー回路を構成し、同一の動作電流を供給しようとする。本例においては、各トランジスタサイズは等しいものとして説明したが、トランジスタサイズを調整することにより、上記の動作電流量を調整することも可能である。具体的には、カレントミラー回路を構成するトランジスタのサイズ比に応じた動作電流が供給される。以下においても同様である。
なお、トランジスタQP2は、センスノード/SNにノードN1を流れる動作電流と同一の動作電流を供給するとともに、トランジスタQP7,QN1,QN2は、センスノード/SNからノードN2に流れる動作電流と同一の動作電流を供出する。
一方、トランジスタQP6は、センスノードSNにノードN2を流れる動作電流と同一の動作電流を供給するとともに、トランジスタQP3,QN3,QN4は、センスノードSNからノードN1に流れる動作電流と同一の動作電流を供出する。
本発明の実施の形態1に従うセンスアンプSAは、データ線RD,/RDを基準電圧以下に維持するとともにデータ線RD,/RDに生じる通過電流差に応じた電圧差をセンスノードSN,/SNに生じさせる。
ここで、このセンスアンプSAのセンス動作について説明する。
一例として、読出データバスRDB,/RDBにそれぞれ通過電流IaおよびIbが流れた場合について説明する。そうすると、上述したようにトランジスタQP1〜QP3は、カレントミラー回路を構成するため、トランジスタQP2およびQP3は、トランジスタQP1を流れる通過電流Iaと同一の動作電流をセンスノード/SNおよびノードN6にそれぞれ供給しようとする。また、同様のタイミングにおいて、トランジスタQP6およびQP7においても、トランジスタQP5に流れる通過電流Ibと同一の動作電流をセンスノードSNおよびノードN4にそれぞれ供給しようとする。一方、上述したようにトランジスタQN1およびQN2もカレントミラー回路を構成するため、トランジスタQN1は、トランジスタQN2と同一の動作電流Ibをセンスノード/SNから接地電圧と接続されたノードN5に供給しようとする。また、上述したようにトランジスタQN3およびQN4もカレントミラー回路を構成するため、トランジスタQN4は、トランジスタQN3と同一の動作電流IaをセンスノードSNから接地電圧GNDと接続されたノードN5に供給しようとする。
そうすると、センスノードSNには、トランジスタQP6により動作電流Ibが供給されようとするが、トランジスタQN4は、トランジスタQN3と同一の動作電流IaでセンスノードSNから供出しようとする。一方、センスノード/SNにはトランジスタQP2により動作電流Iaが供給されようとするが、トランジスタQN1は、トランジスタQN3と同一の動作電流Ibでセンスノード/SNから供出しようとする。
このためカレントミラー回路によりデータ線RD,/RDを通過する通過電流に応じたミラー電流を生じさせるとともに、生成されたミラー電流の電流差を電圧差に変換してセンスノードSN,/SNに出力される。たとえば動作電流Ia>Ibの場合にはセンスノードSN,/SNの電圧レベルはそれぞれ「L」レベルおよび「H」レベルに変換される。一方、動作電流Ib>Iaの場合には、センスノードSN,/SNの電圧レベルは、それぞれ「H」レベルおよび「L」レベルに変換される。
そして、アンプ50において、このセンスノードSN,/SNの電圧レベルであるセンス出力SOUT,/SOUTをさらにアンプ50で増幅して読出データRDTが生成される。
なお、本発明の実施の形態1に従うセンスアンプSAを動作させる動作電流はメモリセルの記憶データに応じたメモリセル電流に相当するためセンスアンプSAの増幅動作に伴う動作電流は極めて小さいものとなる。これによりデータ読出における消費電力を低減したセンスアンプSAを実現することが可能となる。
図9は、本発明の実施の形態1に従うデータ書込における書込ドライバを説明する図である。
図9を参照して、本発明の実施の形態1に従うデータ書込における書込ドライバとしてここでは、データ線RDに対応してソースドライバSLDと、ビット線BLに対応してビット線ドライバBLDとが設けられる。また、コントロール回路5からの指示のもと入力データDINに応じてデータ書込時に書込制御信号WDTA,/WDTAおよびWDTB,/WDTBを生成する書込制御回路35が設けられる。
ソースドライバSLDは、トランジスタTa,Tbとを有する。なお、トランジスタTa,Tbは、一例としてPチャネルMOSトランジスタおよびNチャネルMOSトランジスタのそれぞれであるものとする。
トランジスタTaは、電源電圧VDDとノードNaとの間に設けられ、そのゲートは、書込制御信号/WDTAの入力を受ける。一方、トランジスタTbは、ノードNaと接地電圧GNDとの間に設けられ、そのゲートは書込制御信号WDTBの入力を受ける。ノードNaは、データ線RDと電気的に結合される。
ビット線ドライバBLDはトランジスタTc,Tdとを有する。トランジスタTcは、電源電圧VDDとノードNbとの間に接続されそのゲートは書込制御信号/WDTBの入力を受ける。トランジスタTdはノードNbと接地電圧GNDとの間に設けられそのゲートは書込制御信号WDTAあるいは読出制御信号REの入力を受ける。
まず、フリー層FLからピン層PLにすなわちビット線BLからソース線にデータ書込電流Iwrite1を供給する場合について説明する。
この場合、書込制御回路35は、入力データDIN(たとえば「0」データ)に応じて書込制御信号WDTB,/WDTBをそれぞれ「H」レベル、「L」レベルに設定する。
これに伴い、トランジスタTbおよびトランジスタTcがそれぞれ活性化される。ビット線ドライバBLDのトランジスタTcがターンオンすると、電源電圧VDDとノードNbとが電気的に結合される。一方、ソース線ドライバSLDのトランジスタTbが活性化されると接地電圧GNDとノードNaとが電気的に結合される。これにより、ビット線BL側の電位がソース線SL側の電位よりも高電位となり、ビット線側からソース線SL側へのデータ書込電流Iwrite1が供給される。
一方で、入力データDIN(たとえば「1」データ)に応じて書込制御回路35は、書込制御信号WDTA,/WDTAをそれぞれ「H」レベルおよび「L」レベルに設定する。
これに伴い、ビット線ドライバBLDのトランジスタTdおよびソース線ドライバSLDのトランジスタTaが活性化される。ビット線ドライバBLDのトランジスタTdが活性化されるとノードNbと接地電圧GNDとが電気的に結合される。一方、ソース線ドライバSLDのトランジスタTaが活性化されると電源電圧VDDとノードNaとが電気的に結合される。これにより、ソース線SL側の電位がビット線BL側の電位よりも高電位となり、それゆえ上述したようにソース線SL側からビット線BL側へのデータ書込電流Iwrite2が供給される。なお、本例においては、一例として入力データDIN(たとえば「0」データ)が入力された場合に、データ書込電流Iwrite1、入力データDIN(たとえば「1」データ)が入力された場合に、データ書込電流Iwrite2が供給される場合について説明したが、入力データとデータ書込電流との関係は、インバータを付加すれば入力データのデータレベルが反転するので特にこの関係に限られるものではなく、逆の関係にすることも当然に可能である。
なお、上述のとおりデータ書込電流Iwrite1およびIwrite2は、互いに異なる電流量(Iwrite2>Iwrite)であるため所望のデータ書込電流が供給されるようにトランジスタTa〜Td(ドライバトランジスタ)のサイズが適切に調整されるものとするが、電流量の変更については、この限りではなく、センスアンプ内のノードN1,N2の電位を調整する手段を設けることによっても実現可能である。この場合には、ビット線ドライバBLDおよびソース線ドライバSLDのドライバトランジスタのサイズを等しく設計することができるためこれらドライバトランジスタ群のエリア面積を縮小することが可能となる。
次に、データ読出時について説明する。
データ読出時においては、コントロール回路5は、読出制御信号RE(「H」レベル)をビット線ドライバBLDのトランジスタTdに入力する。
これに伴い、ビット線ドライバBLDのトランジスタTdは活性化されて、ノードNbと接地電圧GNDとが電気的に結合される。
また上述したようにセンスアンプSAの制御信号SAE,/SAEが「H」レベル、「L」レベルに設定されるため、ソース線SL側からビット線BL側への電流経路が形成されることになる。
これにより、上述したようにセンスアンプSAからデータ読出電流Ireadがデータ線RD、ソース線SL、トンネル磁気抵抗素子TMR、アクセストランジスタATRおよびビット線BLを介して供給される。
上述したように本発明の実施の形態1においては、ピン層PL側からフリー層FL側にすなわちソース線SL側からビット線BL側にデータ読出電流が流れるように電流経路を形成する。データ読出電流は、データ書込電流よりも小さい値であり、データ読出電流の向きについて、データ書込電流Iwrite1よりも電流量の大きい値であるデータ書込電流Iwrite2と同じ方向であるピン層PL側からフリー層FL側に流した場合の方がデータを反転させてしまう読出ディスクターブの影響を抑制することができる。すなわち、データ読出電流に基づく誤書込を防止して信頼性の高いスピン注入方式のMRAMデバイスを実現することができる。そして、スピン注入方式のMRAMデバイスを採用することにより簡易かつレイアウト効率の高いセル構造を有するMRAMデバイスを提供することができる。
(実施の形態1の変形例1)
図10は、本発明の実施の形態1の変形例1に従うメモリアレイ10aの構成を説明する図である。
図10を参照して、本発明の実施の形態1の変形例1に従うメモリアレイ10aは、図2で説明したメモリアレイ10と比較して、図2の構成においては、ソース線ドライバSLDと各ソース線SLとの間にゲートトランジスタSGのみを設ける構成としていたが、本発明の実施の形態1の変形例1に従う構成においてはさらにビット線ドライバBLDと複数のビット線BLとの間にそれぞれゲートトランジスタ/SGを設けた構成としている点で異なる。
具体的には、ゲートトランジスタSGとゲートトランジスタ/SGとがメモリセル列にそれぞれ対応して設けられ、列デコーダ25からの列選択線の列選択信号SELの入力を受けて活性化される構成である。本例においては、ビット線BL側にもゲートトランジスタ/SGが設けられているため、選択列のビット線BLおよびソース線SLは、他の非選択列のビット線BLおよびソース線SLと電気的に切離された状態となる。
したがって、例えば図2で説明したメモリアレイの構成においては、ビット線BLは全てのビット線BLと電気的に常に結合された状態であったため重負荷となっていたが、図10の構成により、非選択列のビット線BLおよびソース線SLとは電気的に切離されるため負荷が軽減されてプリチャージあるいはディスチャージが高速となり、結果としてデータ読出およびデータ書込時における選択メモリセルへのアクセス時間を高速化させることが可能となる。
(実施の形態1の変形例2)
本発明の実施の形態1の変形例2においては、上記の実施の形態1に従うメモリセルMCと異なるメモリセルMC#について説明する。
図11は、本発明の実施の形態1の変形例2に従うメモリセルMC♯を説明する図である。
図11を参照して、本発明の実施の形態1の変形例2に従うメモリセルMC♯は、トンネル磁気抵抗素子TMRとアクセストランジスタATR♯とを含む。
アクセストランジスタATR♯は、アクセストランジスタATRと比較して、NチャネルMOSトランジスタのアクセストランジスタをPチャネルMOSトランジスタに置換した点が異なる。
アクセストランジスタATR♯は、ワード線WLの電位が低電位に設定された場合に活性化され、トンネル磁気抵抗素子TMRを介してビット線BLとソース線SLとの間を電気的に結合する。一方、ワード線WLの電位が高い場合は、アクセストランジスタATR♯は非活性化状態であり、ビット線BLとソース線SLとの間において電流経路は形成されない。
ソース線SL側からビット線BL側に電流経路を形成する場合、トンネル磁気抵抗素子TMRの抵抗によりトンネル磁気抵抗素子TMRのソース電位が浮き上がるすなわちビット線BLの電位が浮き上がる現象が生じる。そうすると、ソース線SLとビット線BLとの間の電位差が生じにくくなるため、データ書込電流が十分に流れない可能性がある。
したがって、本発明の実施の形態1の変形例2に従う構成の如く、アクセストランジスタATRをPチャネルMOSトランジスタに変更することにより、ゲート−ソース間電圧を確保することが可能となるため、トンネル磁気抵抗素子TMRのソース電位すなわちビット線の浮き上がりを抑制し、十分なデータ書込電流を供給することが可能となる。
図12は、本発明の実施の形態1の変形例2に従うメモリセルMC#の待機時を説明する図である。
図12を参照して、待機時においてはビット線BLおよびソース線SLおよびワード線WLがそれぞれ高電位に設定される。これにより、全てこれらの線は同電位に設定されるため待機時のリーク電流の発生を抑制することが可能となる。
(実施の形態1の変形例3)
図13は、本発明の実施の形態1の変形例3に従うデータ書込およびデータ読出を説明する図である。
図13(a)を参照して、本例においてはビット線BLを高電位と低電位との間の中間電位である電源電圧Vmidに固定的に電気的に接続する。そして、ソース線SL側を低電位と電気的に結合させることによりデータ書込電流Iwrite1をトンネル磁気抵抗素子TMRに供給するものである。
図13(b)を参照して、本例においてはビット線BLを高電位と低電位との間の中間電位である電源電圧Vmidに固定的に電気的に接続する。そして、ここではソース線SL側を高電位と電気的に結合させることによりデータ書込電流Iwrite2を供給するものである。なお、ここで本例における高電位、中間電位および低電位については、所望のデータ書込電流Iwrite1およびIwrite2がトンネル磁気抵抗素子TMRに供給されるように適切に設定されるものとする。
図13(c)を参照して、ここではデータ読出を実行する場合について説明されている。
本例においては、センスアンプSAがデータ線RDと電気的に結合され、ビット線BLを上述したように中間電位である電源電圧Vmidと固定的に電気的に接続する。この構成において、上述したようにセンスアンプSAとデータ線RDとを電気的に結合して、ソース線SL側の電位を中間電位よりも高い高電位に設定することにより、データ読出電流Ireadをソース線SL側からビット線BL側に供給することが可能となる。
なお、所望のデータ読出電流Ireadを供給するためにソース線SLの電位は適切に設定されるものとする。
当該方式を採用することにより、ビット線BLを常に固定的に中間電位である電源電圧Vmidに固定的に接続する構成とすることができるため、ビット線BL側にビット線ドライバBLDを設ける必要がなく、回路の部品点数を削減するとともにレイアウト面積を縮小することが可能となる。
(実施の形態1の変形例4)
図14は、本発明の実施の形態1の変形例4に従うメモリアレイ10♯aの構成図である。
図14を参照して、本発明の実施の形態1の変形例1に従うメモリアレイ10♯と比較して、ビット線BLの他端側にさらにゲートトランジスタSG♯を設けた点が異なる。ゲートトランジスタSG#は、複数のビット線BLにそれぞれ対応して他端側に複数個設けられる。
また、ビット線BLの一端側は、ゲートトランジスタ/SGを介してビット線ドライバユニットBLDaが設けられ、ビット線BLの他端側は、ゲートトランジスタSG#を介してビット線ドライバユニットBLDbが設けられた点が異なる。また、複数のゲートトランジスタSG#のゲートには制御信号WASが供給される。
その他の点は、図10のメモリアレイ10aと同様であるのでその詳細な説明は繰返さない。
ビット線ドライバユニットBLDaは、トランジスタTfを含み、接地電圧GNDとノードNbとの間に設けられ、そのゲートは、書込制御信号WDTAあるいは読出制御信号RDTあるいは制御信号ASの入力を受ける。
ビット線ドライバユニットBLDbは、トランジスタTeを含み、電源電圧VDDとノードNcとの間に設けられ、そのゲートは、書込制御信号/WDTBの入力を受ける。
ソース線ドライバSLDについては、上述したのと同様である。
まず、フリー層FLからピン層PLにすなわちビット線BLからソース線にデータ書込電流を供給する場合について説明する。
この場合、書込制御回路35は、入力データDIN(たとえば「0」データ)に応じて書込制御信号WDTB,/WDTBをそれぞれ「H」レベル、「L」レベルに設定する。
これに伴い、トランジスタTbおよびトランジスタTeがそれぞれ活性化される。また、本発明の実施の形態1の変形例4においては、データ書込時において制御信号WASおよび制御信号ASを共に「H」レベルに設定する。すなわち、ゲートトランジスタSG#およびビット線ドライバユニットBLDaのトランジスタTfは活性化される。ビット線ドライバユニットBLDbのトランジスタTeがターンオンすると、電源電圧VDDとノードNcとが電気的に結合される。また、ゲートトランジスタSG#が活性化されるとビット線BLの他端側とビット線ドライバユニットBLDbとが電気的に結合される。そして、ビット線ドライバユニットBLDaのトランジスタTfが活性化されると接地電圧GNDとノードNbとが電気的に結合される。一方、ソース線ドライバSLDのトランジスタTbが活性化されると接地電圧GNDとノードNaとが電気的に結合される。
ビット線BLの他端側が高電位、一端側が低電位、ソース線側が低電位となる。したがって、ビット線BLの他端側から一端側に電流経路が形成される。また、トンネル磁気抵抗素子TMR、アクセストランジスタATR、ソース線SLおよびデータ線RDを介して電流経路が形成される。すなわち、電流経路として2つの電流経路が形成される。
一方で、入力データDIN(たとえば「1」データ)に応じて書込制御回路35は、書込制御信号WDTA,/WDTAをそれぞれ「H」レベルおよび「L」レベルに設定する。これに伴い、トランジスタTaおよびトランジスタTfがそれぞれ活性化される。これに伴い、電源電圧VDDとノードNaとが電気的に結合される。また、接地電圧GNDとノードNbとが電気的に結合される。
そして、ソース線SLからビット線BLに対してアクセストランジスタATR、トンネル磁気抵抗素子TMRを介して電流経路が形成される。ビット線BLの一端側に設けられたビット線ドライバユニットBLDaのノードNbが上記と同様接地電圧GNDと電気的に結合されるためビット線BLに形成される電流経路の向きは同じになる。
すなわち、本発明の実施の形態1の変形例4のデータ書込方式は、いずれの入力データDINのデータ書込においてもビット線BLの他端側から一端側に対してデータ書込電流が流れる構成である。
図15は、本発明の実施の形態1の変形例4に従うデータ書込電流がビット線BLの他端側から一端側に流れる場合を説明する図である。
図15(a)を参照して、上述したようにビット線BLの他端側から一端側に電流経路が形成される場合、ここでは、通過電流Iasが流れるとするとトンネル磁気抵抗素子には磁場Hasが印加される。本発明の実施の形態1の変形例4に従う構成は、ビット線BLを流れる通過電流により発生する牽引磁場をさらに用いてデータ書込を実行する場合について説明する。なお、この構成においては、メモリセルMCのピン層PLの磁化方向と反対の方向に牽引磁場Hasが印加されるように電流経路が形成されているものとする。
図15(b)には、図6(b)で説明したメモリセルMC0〜MC2が示されている。
この場合、たとえばメモリセルMC0に着目するとピン層PLとフリー層FLとがともに平行状態であるが、ピン層PLの磁化方向と反対方向に牽引磁場Hasが印加されるものとする。
図16は、本発明の実施の形態1の変形例4に従う牽引磁場によりデータ書込が実行される場合を説明する図である。
図16(a)を参照して、上述したようにピン層PLおよびフリー層FLの磁化方向を逆向きすなわち高抵抗状態に変化させる場合にはデータ書込電流Iwrite1よりも大きいデータ書込電流Iwrite2を供給する必要があることについて説明した。また、ピン層PLおよびフリー層FLの磁化方向を並行状態すなわち低抵抗状態に変化させる場合にはデータ書込電流Iwrite1を供給する必要があることについて説明した。
本例においては、データ書込時にデータ書込電流Iwrite1とデータ書込電流Iwrite2との間の電流値であるデータ書込電流Iwrite3を供給する。
この場合、たとえば、ピン層PLおよびフリー層FLの磁化方向を逆向きすなわち高抵抗状態に変化させる場合には、データ書込電流Iwrite1よりも大きいデータ書込電流Iwrite2を供給する必要があるが、データ書込電流Iwrite3に加えて牽引磁場Hasがフリー層FLの磁化方向がピン層PLの磁化方向と逆向きになるようにサポートすることにより、ピン層PLおよびフリー層FLの磁化方向を逆向き(反並行状態)すなわち高抵抗状態に変化させることができる。
一方、たとえば、ピン層PLおよびフリー層FLの磁化方向を同じ向きすなわち低抵抗状態に変化させる場合には、データ書込電流Iwrite1を供給する必要があるが、上述したように牽引磁場Hasはピン層PLとフリー層FLとの磁化方向を逆向きにするように作用するため、データ書込電流Iwrite1よりも大きいデータ書込電流Iwrite3を供給することにより、牽引磁場Hasがあってもピン層PLおよびフリー層FLの磁化方向を同じ向き(並行状態)すなわち低抵抗状態に変化させることができる。
すなわち、本実施の形態1の変形例4のデータ書込においては、いずれのデータ書込においても牽引磁場を印加してデータ書込電流Iwrite1とIwrite2との間のデータ書込電流Iwrite3に設定することが可能であるため、上記の実施の形態1で説明したようにデータ書込電流Iwrite1およびIwrite2の如く異なるデータ書込電流を生成するためにビット線ドライバBLDおよびソース線ドライバSLDのトランジスタ(ドライバトランジスタ)のサイズを調整する必要が無く、同じサイズで設計することが可能であるため簡易にドライバを作成することができる。
なお、ここでは、ビット線BLを用いて牽引磁場Hasを印加する方式について説明したがこれに限られず、たとえばソース線SLを用いて牽引磁場を印加することも当然に可能である。また、ビット線BLあるいはソース線SLに限らず他の電流線を新たに設けて牽引磁場を発生させるようにすることも可能である。
(実施の形態2)
上記の実施の形態1においては、読出ディスターブを抑制するためにソース線SLとセンスアンプSAとを電気的に結合させて、データ読出電流を供給する場合について説明した。本発明の実施の形態2においては、さらに読出ディスターブを抑制する場合について説明する。
従来より、メモリセルMCの低抵抗状態および高抵抗状態の抵抗差の状態としてMR比が一般的な指標として示されている。具体的には、低抵抗状態である「0」データのトンネル磁気抵抗素子(TMR)の抵抗値Rminと、高抵抗状態である「1」データのトンネル磁気抵抗素子(TMR)の抵抗値Rmaxとについて、MR比=(Rmax−Rmin)/Rmin×100(%)で定義されており、動作マージンを十分に確保するためには10〜20%の値を持つことが望ましい。
しかしながら、近年MR比が飛躍的に改善されており、100%以上のMR比を有するメモリセルMCも出現してきている。具体的には、一例として上述したバリア層BALの材料を選択することにより効果が顕著に表れることが報告されている(「Giant tunneling magnetoresistance at room temperature with MgO(100) tunnel barriers」, nature materials | ADVANCE ONLINE PUBLICATION | www.nature.com/naturematerials 2004 Nature Publishing Group, Published online: 31 October 2004; doi:10.1038/nmat1256)。
MR比が高い場合には、高抵抗状態と低抵抗状態とでデータ読出電流が大きく異なることになる。なお、本例においては、高抵抗状態(Rmax)の際に流れるデータ読出電流をデータ読出電流Iread1とし、低抵抗状態(Rmin)の際に流れるデータ読出電流をデータ読出電流Iread2(>Iread1)と標記して説明する。
したがって、再び図5で説明したメモリセルMCの磁化方向の反転について考えれば、仮にデータ読出電流をフリー層FLからピン層PLに流す場合に読出ディスターブの恐れが高いのは高抵抗状態(Rmax)から低抵抗状態(Rmin)に遷移する場合である。
なぜなら、図5(a)に示されるようにデータ書込電流Iwrite1と同じ方向にデータ読出電流Iread1が流れるからである。この場合、上述したようにデータ書込電流Iwrite1は、データ書込電流Iwrite2よりも小さい電流であるためデータ書込電流Iwrite1とデータ読出電流Iread1との電流差によっては、読出ディスターブの影響も考えられるが、MR比が極めて高い場合には、高抵抗状態(Rmax)の際に流れるデータ読出電流Iread1は極めて小さくなる。
一方、仮にデータ読出電流をピン層PLからフリー層FLに流す場合に読出ディスターブの恐れが高いのは低抵抗状態(Rmin)から高抵抗状態(Rmax)に遷移する場合である。この場合も同様に図5(b)に示されるようにデータ書込電流Iwrite2と同じ方向にデータ読出電流Iread2が流れるからである。この場合、データ読出電流Iread2は、データ書込電流Iwrite1(<Iwrite2)よりも小さい電流であるため読出ディスターブの可能性は少ないと考えられるが、MR比が極めて高い場合には、低抵抗状態(Rmin)の際に流れるデータ読出電流Iread2は高抵抗状態(Rmax)の際のデータ読出電流Iread1に比べ極めて大きくなり、データ書込電流Iwrite2に近づくことにもなりかねない。
本発明の実施の形態2においては、MR比の割合に応じてデータ読出時にデータ読出電流に基づく読出ディスターブをさらに抑制することが可能な方式について説明する。本発明の実施の形態2においては、MR比とデータ書込電流Iwrite1に対するIwrite2の比(Iw比とも称する)とを比較して、MR比≧Iw比の場合には、フリー層FLからピン層PLにデータ読出電流を流すものとする。また、MR比<Iw比の場合には、ピン層PLからフリー層FLにデータ読出電流を流すものとする。なお、ここでは、メモリセルMCのデータ読出電流が高抵抗状態と低抵抗状態とで大きく異なるすなわちMR比が高い場合(MR比≧Iw比)の場合について説明する。
図17は、本発明の実施の形態2に従うメモリアレイおよびその周辺回路の概念図である。
図17を参照して、本発明の実施の形態2に従うメモリアレイは、複数のメモリマットに分割されているものとする。ここでは、一例として2つのメモリマットMAT1,MAT2とに分割された場合が示されている。
メモリマットMAT1,MAT2は、それぞれ行列状に集積配置されたメモリセルMCとメモリセルMCの比較対象として設けられる複数のダミーメモリセルDMCとを有する。
複数のダミーメモリセルDMCは、メモリセル列を共有するように1個ずつ設けられている。本構成により、ダミーメモリセルを効率的に配置することができメモリアレイの面積を縮小することができる。
メモリマットMAT1において、メモリセル行にそれぞれ対応して複数のワード線WLが設けられる。本例においては、メモリセルMCに対応して設けられたワード線WLi(i:自然数)と、ダミーメモリセルDMCに対応して設けられたワード線DWLとが示されている。また、メモリセル行にそれぞれ対応してメモリセルMCに対してデータ書込を実行するデータ書込電流が供給されるデジット線DLi,DDLとが設けられる。
メモリマットMAT2において、メモリセル行にそれぞれ対応して複数のワード線/WLが設けられる。本例においては、メモリセルMCに対応して設けられたワード線/WLiと、ダミーメモリセルDMCに対応して設けられたワード線/DWLとが示されている。
また、メモリセル列に対応してビット線BLおよびソース線SLが設けられる。具体的には、メモリマットMAT1においてはビット線BL1およびソース線SL1が示されている。また、メモリマットMAT2においてはビット線/BL1およびソース線/SL1が示されている。ビット線BL1,/BL1はビット線対を構成する。また、ソース線SL1,/SL1はソース線対を構成する。
また、ビット線の一端側およびソース線の一端側および他端側にはゲートスイッチがそれぞれ設けられる。たとえば、ビット線BL1の一端側にはゲートスイッチWS1およびゲートスイッチRS1が並列にそれぞれ設けられる。また、ソース線SL1の一端側および他端側にはゲートスイッチ/WS1および/RS1がそれぞれ設けられる。
また、ビット線/BL1の一端側にはゲートスイッチWS2およびゲートスイッチRS2が並列にそれぞれ設けられる。また、ソース線/SL1の一端側および他端側にはゲートスイッチ/WS2および/RS2がそれぞれ設けられる。ゲートスイッチWS1,/WS1は、書込列選択信号WCSL1の入力に応答して活性化される。また、ゲートスイッチRS1,/RS1は、読出列選択信号RCSL1の入力に応答して活性化される。また、ゲートスイッチWS2,/WS2は、書込列選択信号WCSL2の入力に応答して活性化される。また、ゲートスイッチRS2,/RS2は、読出列選択信号RCSL2の入力に応答して活性化される。
また、メモリマットMAT1に対応して書込データバスWDB1,/WDB1がそれぞれ設けられる。同様にメモリマットMAT2に対応して書込データバスWDB2,/WDB2がそれぞれ設けられる。書込データバスWDB1,/WDB1は、ゲートスイッチWS1,/WS1を介してビット線BL1およびソース線SL1のそれぞれ一端側と電気的に結合される。また、書込データバスWDB2,/WDB2は、ゲートスイッチWS2,/WS2を介してビット線/BL1およびソース線/SL1のそれぞれ一端側と電気的に結合される。
また、メモリマットMAT1,MAT2にそれぞれ対応してセンスアンプSAと電気的に結合された読出データバスRDB,/RDBが設けられる。また、接地電圧GNDと固定的に接続された接地線GL,/GLが設けられる。読出データバスRDB,/RDBは、ゲートスイッチRS1,RS2を介してビット線BL1,BL2の一端側とそれぞれ電気的に結合される。また、接地線GL,/GLは、ゲートスイッチ/RS1,/RS2を介してソース線SL1,SL2の他端側とそれぞれ電気的に結合される。
また、書込データバスWDB1,/WDB1にそれぞれ対応して書込ドライバWDV1,/WDV1が設けられる。書込ドライバWDV1,/WDV1は、データ書込時に入力される書込制御信号WDT1,/WDT1に応じて動作する。例えば、書込制御信号WDT1,/WDT1が「H」レベルおよび「L」レベルである場合には、書込データバスWDB1,/WDB1は、定電流源Iw1および接地電圧GNDとそれぞれ電気的に結合される。一方、書込制御信号WDT1,/WDT1が「L」レベルおよび「H」レベルである場合には、書込データバスWDB1,/WDB1は、接地電圧GNDおよび定電流源/Iw1とそれぞれ電気的に結合される。
同様に、書込データバスWDB2,/WDB2にそれぞれ対応して書込ドライバWDV2,/WDV2が設けられる。
また、メモリマットMAT1,MAT2に対してそれぞれデータ書込電流を供給するための定電流源Iw1,/Iw1およびIw2,/Iw2が設けられる。ここで、定電流源Iw1は、ビット線BL側からソース線SL側に対してデータ書込電流を供給する。定電流源/Iw1は、ソース線SL側からビット線BL側に対してデータ書込電流を供給する。定電流源Iw2,/Iw2についても同様である。
書込ドライバWDV2,/WDV2は、データ書込時に入力される書込制御信号WDT2,/WDT2に応じて動作する。例えば、書込制御信号WDT2,/WDT2が「H」レベルおよび「L」レベルである場合には、書込データバスWDB2,/WDB2は、定電流源Iw2および接地電圧GNDとそれぞれ電気的に結合される。一方、書込制御信号WDT2,/WDT2が「L」レベルおよび「H」レベルである場合には、書込データバスWDB2,/WDB2は、接地電圧GNDおよび定電流源/Iw2とそれぞれ電気的に結合される。
メモリアレイにおいて、データ書込時において書込列選択信号WCSLを伝達する書込列選択線およびデータ読出時において読出列選択信号RCSLを伝達する読出列選択線(図示せず)が設けられる。
また、本構成においては、センスアンプSAは、読出データバスRDB,/RDBとそれぞれ電気的に結合され、読出データバスRDB,/RDBの通過電流差に応じた読出データRDTが生成される。
図18は、メモリセルMCおよび/MCのデータ書込について説明する図である。
図18を参照して、「0」データの入力データDINが入力された場合、メモリマットMAT1において、図示しない書込制御回路は、書込制御信号WDT1,/WDT1を「H」レベルおよび「L」レベルにそれぞれ設定する。これに応答して、書込ドライバWDV1は、上述したように定電流源Iw1を書込データバスWDB1と電気的に結合させる。また、書込列選択信号WCSL1が「H」レベルに設定される。書込ドライバ/WDV1は、接地電圧GNDと書込データバス/WDB1とを電気的に結合させる。これにより、ゲートスイッチWS1が活性化され、書込データバスWDB1とビット線BL1とが電気的に結合される。また、ゲートスイッチ/WS1が活性化され、書込データバス/WDB1とソース線SL1とが電気的に結合される。
また、ワード線WL1が活性化される。これに伴い、定電流源Iw1、書込データバスWDB1、ゲートスイッチWS1、ビット線BL1、メモリセルMC、ソース線SL1、ゲートスイッチ/WS1、書込データバス/WDB1および接地電圧GNDの電流経路が形成される。すなわち、選択されたメモリセルMCについてフリー層FLからピン層PLに対してデータ書込電流が流れる。この場合、定電流源Iw1は、データ書込電流Iwrite1を供給するものとする。
なお、「1」データの入力データDINが入力された場合には、データ書込電流の向きが反転する。具体的には、定電流源/Iw1、書込データバス/WDB1、ゲートスイッチ/WS1、ソース線SL1、メモリセルMC、ビット線BL1、ゲートスイッチWS1、書込データバスWDB1および接地電圧GNDの電流経路が形成される。すなわち、選択されたメモリセルMCについてフリー層PLからフリー層FLに対してデータ書込電流が流れる。この場合、定電流源/Iw1は、データ書込電流Iwrite2を供給するものとする。
メモリマットMAT2についても同様の方式に従ってデータ書込が実行される。
次に、メモリセルMCのデータ読出について説明する。
メモリマットMAT1が選択された場合、メモリマットMAT2は、ダミーメモリセル/DMCを選択して、センスアンプSAにおける比較の対象となる基準電流Irefを生成する。一方、メモリマットMAT2が選択された場合、メモリマットMAT1は、ダミーメモリセルDMCを選択して、基準電流Irefを生成する。
図19は、メモリマットMAT1のメモリセルMCのデータ読出を説明する図である。
図19を参照して、メモリセルMCがデータ読出対象として選択された場合、上述したようにメモリマットMAT2のダミーメモリセル/DMCが選択される。
具体的には、読出列選択信号RCSL1,RCSL2がそれぞれ「H」レベルに設定される。これに伴い、読出データバスRDBとビット線BL1とが電気的に結合される。また、ソース線SL1と接地線GLとが電気的に結合される。また、読出データバス/RDBとビット線/BL1とが電気的に結合される。また、ソース線/SL1と接地線/GLとが電気的に結合される。そして、ワード線WL1と、ダミーワード線/DWLとが電気的に結合される。
これに伴い、選択されたメモリセルMCに関して、センスアンプSA、読出データバスRDB、ゲートスイッチRS1、ビット線BL1、メモリセルMC、ソース線SL1、ゲートスイッチ/RS1、接地線GLの電流経路が形成される。すなわち、選択されたメモリセルMCについてフリー層FLからピン層PLに対してデータ読出電流が流れる。また、ダミーメモリセル/DMCに関して、センスアンプSA、読出データバス/RDB、ゲートスイッチRS2、ビット線/BL1、ダミーメモリセルDMC、ソース線/SL1、ゲートスイッチ/RS2、接地線/GLの電流経路が形成される。ここで、ダミーメモリセルDMCは、高抵抗状態Rmaxおよび低抵抗状態Rminの中間値に設定されており、この抵抗値に基づいて比較の対象となる基準電流Irefが読出データバス/RDBに供給されるものとする。
この基準電流との比較に基づいてセンスアンプSAは、読出データRDTを出力する。
本例においては、MR比が高い場合すなわちMR比≧Iw比の場合であり、センスアンプSAは、データ読出電流をフリー層FLからピン層PLに流す場合について示している。
上述したように、MR比≧Iw比の場合すなわちMR比が極めて高い場合には、データ読出電流をフリー層FLからピン層PLに流すものとする。この場合、データ書込電流Iwrite1とデータ読出電流Iread1との電流差によっては、読出ディスターブの影響も考えられるが、MR比が極めて高い場合には、高抵抗状態(Rmax)の際に流れるデータ読出電流Iread1は極めて小さくなる。一方、低抵抗状態(Rmin)の際に流れるデータ読出電流Iread2は極めて大きくなる。
したがって、MR比が極めて高い場合には、データ書込電流Iwrite1とフリー層FLからピン層PLに流すデータ読出電流Iread1との比(Iwrite1/Iread1=Iwr1比と標記する)と、データ書込電流Irite2とピン層PLからフリー層FLに流すデータ読出電流Iread2との比(Iwrite2/Iread2=Iwr2比と標記する)を比較した場合Iwr1比≧Iwr2比となり、フリー層FLからピン層PLにデータ読出電流を流す場合の方が電流差を十分に確保することが可能となり、より読出ディスターブを抑制することが可能となる。
一方、MR比<Iw比の場合、すなわちMR比が低い場合には、データ読出電流は実施の形態1で説明したようにピン層PLからフリー層FLに流すものとする。この場合、データ書込電流Iwrite2とデータ読出電流Iread2との電流差によっては、読出ディスターブの影響も考えら得るが、MR比が低いデータ読出電流Iread2も極めて大きくなることはない。すなわち、データ書込電流Iwrite2とピン層PLからフリー層FLに流すデータ読出電流Iread2との比であるIwr2比と、データ書込電流Iwrite1とフリー層FLからピン層PLに流すデータ読出電流Iread1との比であるIwr1比を比較した場合、Iwr2比≧Iwr1比となり、ピン層PLからフリー層FLにデータ読出電流を流す場合の方が電流差を十分に確保することが可能となり、より読出ディスターブを抑制することが可能となる。
なお、本構成においては、2つのメモリマットMATでメモリセルに流れるデータ読出電流と基準電流とでそれぞれ別の経路で流すことができデータ読出時の電流の分散により選択されたメモリセルの読出ディスターブを抑制することができる。
(実施の形態2の変形例)
本発明の実施の形態2の変形例は、高速にデータ読出を実行する方式について説明する。
図20は、本発明の実施の形態2の変形例に従うメモリアレイおよびその周辺回路の概念図である。
図20を参照して、本発明の実施の形態2の変形例に従うメモリアレイおよびその周辺回路の概念図は、図17の構成と比較して、メモリマットMAT1,MAT2に対してメモリセル列を共有するようにダミー抵抗Rp,/Rpと、ダミートランジスタATRp,/ATRpが設けられた点が異なる。具体的には、ダミー抵抗RpとダミートランジスタATRpとは、ビット線BL1とソース線SL1との間に直列に接続される。また、ダミー抵抗/Rpとダミートランジスタ/ATRpとは、ビット線/BL1とソース線/SL1との間に直列に接続される。また、ダミートランジスタATRp,/ATRpのゲートと電気的に結合されるダミーワード線WLp,/WLpが設けられる点が異なる。
ダミーワード線WLpが活性化された場合、ダミー抵抗Rpは、ダミートランジスタATRpを介してビット線BL1とソース線SL1との間で電気的に結合される。また、同様にダミーワード線/WLpが活性化された場合、ダミー抵抗/Rpは、ダミートランジスタ/ATRpを介してビット線/BL1とソース線/SL1との間で電気的に結合される。
本発明の実施の形態2の変形例に従うデータ読出の方式について説明する。
本例においては、メモリマットMAT1が選択された場合、たとえばメモリセルMCが選択された場合には、ダミーワード線WLpが活性化される。したがって、ビット線BL1とソース線SL1との間には、トンネル磁気抵抗素子TMRに加えてダミー抵抗Rpも並列に接続されることになる。なお、メモリマットMAT2が選択された場合にも同様の方式で、ダミーワード線/WLpが活性化される。したがって、ビット線/BL1とソース線/SL1との間には、トンネル磁気抵抗素子/TMRに加えてダミー抵抗/Rpも並列に接続されることになる。
たとえば、ダミー抵抗Rpをメモリセルの低抵抗状態Rminに設定することとする。なお、ここでは、高抵抗状態Rmaxと低抵抗状態Rminとの比較において、MR比は極めて大きくRmax≫Rminであるものとする。
そうすると、メモリマットMAT1のメモリセルMCのデータ読出を実行する場合、ワード線WL1およびダミーワード線WLpが活性される。そうすると、例えばメモリセルMCの抵抗値が低抵抗状態Rminの場合には、ダミー抵抗Rpとの合成抵抗はRmin/2となる。したがって、センスアンプSAは、合成抵抗に応じたデータ読出電流を供給するためデータ読出電流が増加し、高速なセンス動作を実行することができる。なお、この場合においても、選択されたメモリセルMCを通過するデータ読出電流の電流値は変化しないので読出ディスターブの可能性が高くなることはない。
なお、メモリセルMCの抵抗値が高抵抗状態Rmaxの場合には、合成抵抗はRminに近似される。なお、ここでは、Rmax≫Rminであるものとする。
したがって、ダミー抵抗Rpの抵抗値をRminに設定した場合には、メモリマットMAT2側のダミーメモリセルDMCの抵抗値は合成抵抗Rmin/2と、Rminとの中間値である3Rmin/4に設定するものとする。なお、この場合、抵抗差ΔRは、Rmin/4となり、この値に応じた通過電流差が生じる。
また、たとえば、ダミー抵抗Rpの抵抗値を2Rminに設定した場合に、メモリセルMCの抵抗値が低抵抗状態Rminの場合には、ダミー抵抗Rpとの合成抵抗は、2Rmin/3となる。なお、メモリセルMCの抵抗値が高抵抗状態Rmaxの場合には、合成抵抗は2Rminに近似される。なお、ここでは、Rmax≫Rminであるものとする。したがって、ダミー抵抗Rpの抵抗値を2Rminに設定した場合には、メモリマットMAT2側のダミーメモリセルDMCの抵抗値は合成抵抗2Rmin/3と、2Rminとの中間値である4Rmin/3に設定するものとする。なお、この場合、抵抗差ΔRは、2Rmin/3となり、この値に応じた通過電流差が生じる。したがって、ダミー抵抗Rpの抵抗値を増加させる事によりデータ読出マージンも増加することになる。
さらに、たとえば、ダミー抵抗Rpの抵抗値を√2Rminに設定した場合に、メモリセルMCの抵抗値が低抵抗状態Rminの場合には、ダミー抵抗Rpとの合成抵抗は、Rmin/√2となる。なお、メモリセルMCの抵抗値が高抵抗状態Rmaxの場合には、合成抵抗は√2Rminに近似される。なお、ここでは、Rmax≫Rminであるものとする。したがって、ダミー抵抗Rpの抵抗値を√2Rminに設定した場合には、メモリマットMAT2側のダミーメモリセルDMCの抵抗値は合成抵抗Rmin/√2と、√2Rminとの中間値であるRminに設定するものとする。なお、この場合、抵抗差ΔRは、(√2−1)Rminとなり、この値に応じた通過電流差が生じる。
なお、ダミー抵抗Rpの抵抗値をN×Rminに設定した場合には、メモリセルMCの抵抗値が低抵抗状態Rminの場合には、ダミー抵抗Rpとの合成抵抗は、(N/(N+1))Rminとなる。なお、メモリセルMCの抵抗値が高抵抗状態Rmaxの場合には、合成抵抗はN×Rminに近似される。なお、ここでは、Rmax≫Rminであるものとする。したがって、ダミー抵抗Rpの抵抗値をN×Rminに設定した場合には、メモリマットMAT2側のダミーメモリセルDMCの抵抗値は合成抵抗(N/(N+1))Rminと、N×Rminとの中間値である(N/2)×(N+2)/(N+1)Rminに設定するものとする。なお、この場合、抵抗差ΔRは、(N/2)×N/(N+1)Rminとなり、この値に応じた通過電流差が生じる。
したがって、上記したようにダミー抵抗Rpの抵抗値を上げることにより、データ読出マージンが増加するため、データ読出マージンを十分に確保しつつ電源電圧の電圧レベルを低くして選択されたメモリセルMCに直接流れるデータ読出電流の電流値を低く抑えることによりさらに読出ディスターブを抑制することが可能となる。
なお、上記においては、ダミー抵抗Rpをビット線BLとソース線SLとの間に設けて選択されたメモリセルMCと並列に接続される状態について説明したがこれに限られず、読出データバスRDBあるいは/RDBと接続される状態にして選択されたメモリセルMCと並列に接続される状態とすることも可能である。
なお、上記の実施の形態においては、スピン注入方式のMRAMメモリセルについて説明したがこれに限られず、電流(電圧)の印加によりメモリセルデータを書換える抵抗可変メモリ素子、例えばRRAM(Resistance RAM)にも同様に適用可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態1に従う不揮発性記憶装置の代表例として示されるMRAMデバイス1の全体構成を示す概略ブロック図である。 本発明の実施の形態1に従うメモリアレイ10の概略構成図である。 本発明の実施の形態1に従うメモリセルMCを説明する概念図である。 本発明の実施の形態1に従うメモリセルMCのデータ書込を説明する図である。 本発明の実施の形態1に従うメモリセルMCの磁化方向の反転を説明する図である。 本発明の実施の形態1に従うメモリセルMCおよびソース線およびビット線等の配線構造を説明する図である。 本発明の実施の形態1に従うデータ読出を説明する場合の概念図である。 本発明の実施の形態1に従うセンスアンプSAの回路構成図である。 本発明の実施の形態1に従うデータ書込における書込ドライバを説明する図である。 本発明の実施の形態1の変形例1に従うメモリアレイ10aの構成を説明する図である。 本発明の実施の形態1の変形例2に従うメモリセルMC♯を説明する図である。 本発明の実施の形態1の変形例2に従うメモリセルMC#の待機時を説明する図である。 本発明の実施の形態1の変形例3に従うデータ書込およびデータ読出を説明する図である。 本発明の実施の形態1の変形例4に従うメモリアレイ10♯aの構成図である。 本発明の実施の形態1の変形例4に従うデータ書込電流がビット線BLの他端側から一端側に流れる場合を説明する図である。 本発明の実施の形態1の変形例4に従う牽引磁場によりデータ書込が実行される場合を説明する図である。 本発明の実施の形態2に従うメモリアレイおよびその周辺回路の概念図である。 メモリセルMCおよび/MCのデータ書込について説明する図である。 メモリマットMAT1のメモリセルMCのデータ読出を説明する図である。 本発明の実施の形態2の変形例に従うメモリアレイおよびその周辺回路の概念図である。
符号の説明
1 MRAMデバイス、5 コントロール回路、10,10a,10#a メモリアレイ、20 行デコーダ、25 列デコーダ、30 入出力制御回路、35 書込制御回路。

Claims (10)

  1. 行列状に配置された複数のメモリセルと、
    メモリセル列にそれぞれ対応して設けられ、データ読出時あるいはデータ書込時に選択されたメモリセルを介して電流を供給するための複数の第1および第2の電流線とを備え、
    各前記メモリセルは、
    各々が、対応する第1および第2の電流線との間に設けられ、磁気的に不揮発的なデータ記憶を実行する磁気抵抗素子を含み、
    前記磁気抵抗素子は、
    前記対応する第1の電流線と電気的に結合され、第1の磁化方向に磁化した固定磁化層と、
    前記対応する第2の電流線と電気的に結合され、前記データ書込時に前記対応する第1および第2の電流線を介して流れるデータ書込電流の流入方向に応じたスピン偏極電子に基づいて前記第1の磁化方向あるいは前記第1の磁化方向と反対の方向である第2の磁化方向のいずれか一方に磁化する自由磁化層と、
    前記固定磁化層と前記自由磁化層との間に設けられ、非磁性体であるバリア層とを有し、
    前記データ読出時に、前記選択されたメモリセルに対応する第1および第2の電流線に対してディスターブが生じにくい方向にデータ読出電流を供給するデータ読出回路をさらに備える、不揮発性記憶装置。
  2. 前記データ書込時に、前記選択されたメモリセルを介して対応する第1の電流線から対応する第2の電流線に対して第1のデータ書込電流が供給された場合には、前記選択メモリセルの磁気抵抗素子は、第1の抵抗値を有し、前記選択されたメモリセルを介して前記対応する第2の電流線から前記対応する第1の電流線に対して前記第1のデータ書込電流よりも小さい第2のデータ書込電流が供給された場合には、前記選択メモリセルの磁気抵抗素子は、前記第1の抵抗値よりも低い第2の抵抗値を有し、
    前記データ読出回路は、前記磁気抵抗素子の第1および第2の抵抗値の抵抗比および前記第1および第2のデータ書込電流の電流比の関係に基づいて前記ディスターブが生じにくい方向に前記データ読出電流を供給する、請求項1記載の不揮発性記憶装置。
  3. 前記データ読出回路は、基準電流と前記第1および第2の抵抗値に応じたデータ読出電流との比較に基づいて読出データを生成するセンスアンプを含む、請求項2記載の不揮発性記憶装置。
  4. 前記データ読出時に、前記選択されたメモリセルと並列に前記対応する第1および第2の電流線との間に電気的に結合されるダミー抵抗素子をさらに備える、請求項3記載の不揮発性記憶装置。
  5. メモリセル行にそれぞれ対応して設けられる複数のワード線をさらに備え、
    前記スイッチは、対応するワード線と電気的に結合されるゲートを有するp型MOSチャンネルトランジスタに相当する、請求項1記載の不揮発性記憶装置。
  6. 前記複数のワード線のうち選択されたワード線は、前記p型MOSチャンネルトランジスタをターンオンする第1の電位レベルに設定され、
    前記複数のワード線のうち非選択のワード線は、前記p型MOSチャンネルトランジスタをターンオフする前記第1の電位レベルよりも高い第2の電位レベルに設定される、請求項5記載の不揮発性記憶装置。
  7. 前記複数の第1および第2の電流線は、同一方向に沿って並行に配置される、請求項1記載の不揮発性記憶装置。
  8. 前記データ書込時あるいは前記データ読出時に前記選択されたメモリセルに対応する第1および第2の電流線のいずれか一方は、固定電位と電気的に結合され、前記対応する第1および第2の電流線の他方は、前記固定電位よりも高いあるいは低い電位と電気的に結合される、請求項1記載の不揮発性記憶装置。
  9. 前記データ書込時に、前記選択されたメモリセルに対して前記データ書込電流を供給するための前記対応する第1および第2の電流線にそれぞれ対応して設けられた第1および第2の電流線ドライバをさらに備え、
    前記第1および第2の電流線ドライバの少なくとも一方は、対応する電流線の一端側および他端側を第1および第2の電位レベルに制御するための第1および第2のドライバユニットを含み、
    前記第1および第2のドライバユニットは、前記データ書込時に、前記選択されたメモリセルの自由磁化層に対して、前記対応する電流線に流れる前記データ書込電流により前記第1および第2の磁化方向の一方への磁化作用を促す牽引磁場が印加されるように前記対応する電流線の一端側および他端側の電位レベルを制御する、請求項1記載の不揮発性記憶装置。
  10. 行列状に配置された複数のメモリセルと、
    メモリセル列にそれぞれ対応して設けられ、データ読出時あるいはデータ書込時に選択されたメモリセルを介して電流を供給するための複数の第1および第2の電流線とを備え、
    各前記メモリセルは、
    各々が、対応する第1および第2の電流線との間に設けられ、磁気的に不揮発的なデータ記憶を実行する磁気抵抗素子を含み、
    前記磁気抵抗素子は、
    前記対応する第1の電流線と電気的に結合され、第1の磁化方向に磁化した固定磁化層と、
    前記対応する第2の電流線と電気的に結合され、前記データ書込時に前記対応する第1および第2の電流線を介して流れるデータ書込電流の流入方向に応じたスピン偏極電子に基づいて前記第1の磁化方向あるいは前記第1の磁化方向と反対の方向である第2の磁化方向のいずれか一方に磁化する自由磁化層と、
    前記固定磁化層と前記自由磁化層との間に設けられ、非磁性体であるバリア層とを有し、
    前記データ読出時に、前記選択されたメモリセルに対応する第1および第2の電流線に対して、前記データ書込時に前記磁気抵抗素子の自由磁化層が第1の磁化方向から前記第2の磁化方向に磁化する向きと同じ方向にデータ読出電流を供給するデータ読出回路をさらに備える、不揮発性記憶装置。
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