JP5444414B2 - 磁気ランダムアクセスメモリ - Google Patents

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Description

実施形態は、磁気ランダムアクセスメモリに関する。
磁気ランダムアクセスメモリのコンベンショナルな読み出し動作では、センスアンプから磁気抵抗効果素子に電流を流し、磁気抵抗効果素子の抵抗値によって生ずる電流差をセンスアンプ内のトランジスタの電圧降下の差に変換し、その差を増幅する、といった方式が採用される。
この方式では、読み出し時に、電流値が安定するまで、磁気抵抗効果素子に電流を流し続ける必要があるため、読み出し動作が長くなると共に、消費電力も大きくなる、という問題がある。この問題は、例えば、磁気ランダムアクセスメモリを低消費電力プロセッサのキャッシュメモリとして使用する場合には、致命的な欠点となる。
また、この方式では、リファレンス電流と磁気抵抗効果素子の抵抗値(高抵抗値/低抵抗値)に依存する電流との差がそのまま読み出しマージンとなる。このため、電流値を電圧値に変換するタイミング(瞬時値)に発生するノイズが読み出し動作に大きな影響を与える。例えば、電流値が10μAのオーダーであり、トランジスタのオン抵抗が数kΩであると仮定すると、読み出しマージンは、5mV程度となり、これをセンスするためには、大きな電力を消費し、かつ、大きなサイズを有する、極めて高精度なセンスアンプが必要になる。
さらに、磁気ランダムアクセスメモリを、高速読み出しプロセッサのキャッシュメモリとして使用する場合を想定すると、上述のコンベンショナルな読み出し動作では、読み出し時の消費電力とレイテンシ(遅延時間)が大きくなってしまう問題がある。プロセッサのキャッシュメモリでは、読み出しアクセスが高頻度に発生するため、この問題は、プロセッサの性能を著しく劣化させる。
特開2011-192345号公報 特開2006-150554号公報 米国特許出願公開第2011/0063897号明細書
実施形態は、磁気ランダムアクセスメモリの読み出し時の消費電力とレイテンシを改善する技術を提案する。
実施形態によれば、磁気ランダムアクセスメモリは、第1及び第2のビット線と、共通ソース線と、前記第1のビット線及び前記共通ソース線間に接続される第1の磁気抵抗効果素子を備える第1のセルユニットと、前記第2のビット線及び前記共通ソース線間に接続される第2の磁気抵抗効果素子を備える第2のセルユニットと、前記第1及び第2のセルユニット内の前記第1及び第2の磁気抵抗効果素子に相補データを書き込むための書き込み回路と、前記第1及び第2のセルユニット内の前記第1及び第2の磁気抵抗効果素子から相補データを読み出すための読み出し回路と、前記書き込み回路及び前記読み出し回路を制御する制御回路とを備え、前記制御回路は、前記第1及び第2のビット線を第1の電位に設定した後にフローティング状態にし、前記共通ソース線を第2の電位に設定することにより、前記フローティング状態の前記第1のビット線の電位を前記第1の磁気抵抗効果素子の抵抗値に応じた値に変化させ、かつ、前記フローティング状態の前記第2のビット線の電位を前記第2の磁気抵抗効果素子の抵抗値に応じた値に変化させ、前記読み出し回路を用いて、前記フローティング状態の前記第1のビット線の電位と前記フローティング状態の前記第2のビット線の電位との差を検出し、前記読み出し回路は、入力端子が前記第1のビット線に接続され、出力端子が前記第2のビット線に接続される第1のインバータと、入力端子が前記第2のビット線に接続され、出力端子が前記第1のビット線に接続される第2のインバータと、前記第1及び第2のインバータのPチャネルFETのソースと高電位側の電源端子との間に接続されるスイッチ素子とを備え、前記第1の電位は、前記第2の電位よりも低く、前記制御回路は、前記共通ソース線を前記第2の電位に設定してから一定期間が経過した後に前記スイッチ素子をオンにし、前記第1のビット線の電位と前記第2のビット線の電位との差は、前記一定期間内において前記第1及び第2のインバータのNチャネルFETにより検出され、前記一定期間後において前記第1及び第2のインバータの前記PチャネルFETと前記NチャネルFETとにより検出される
磁気ランダムアクセスメモリを示す図。 メモリセルアレイ、書き込み回路及び読み出し回路を示す図。 メモリセルアレイ、書き込み回路及び読み出し回路を示す図。 セルユニットのパターンを示す図。 磁気抵抗効果素子のパターンを示す図。 センスアンプを示す図。 読み出しタイミングを示す波形図。 センスアンプを示す図。 読み出しタイミングを示す波形図。 メモリセルアレイ、書き込み回路及び読み出し回路を示す図。 メモリセルアレイ、書き込み回路及び読み出し回路を示す図。 セルユニットのパターンを示す図。 磁気抵抗効果素子のパターンを示す図。 センスアンプを示す図。 センスアンプを示す図。 電圧センス方式の電位差と電流値を示す図。 電流センス方式の電位差と電流値を示す図。 読み出し動作を示す図。 書き込み動作を示す図。 メモリセルアレイ、書き込み回路及び読み出し回路を示す図。 メモリセルアレイ、書き込み回路及び読み出し回路を示す図。 メモリセルアレイ、書き込み回路及び読み出し回路を示す図。 セルユニットのパターンを示す図。 磁気抵抗効果素子のパターンを示す図。 書き込み動作を示す図。 メモリセルのレイアウトを示す図。 メモリセルのレイアウトを示す図。 メモリセルのレイアウトを示す図。 メモリセルのレイアウトを示す図。
以下、図面を参照しながら実施形態を説明する。
[全体図]
図1は、磁気ランダムアクセスメモリの主要部を示している。
メモリセルアレイ10は、複数の磁気抵抗効果素子(メモリセル)のアレイを備える。ロウデコーダ11a及びカラムデコーダ11bは、アドレス信号Addに基づいて、メモリセルアレイ10内の磁気抵抗効果素子をランダムアクセスする。
カラム選択スイッチ12は、カラムデコーダ11bからの信号に基づいて、メモリセルアレイ10と書き込み回路/読み出し回路13を互いに電気的に接続する役割を有する。
書き込み回路/読み出し回路13は、メモリセルアレイ10へのデータDATA_INの書き込み及びメモリセルアレイ10からのデータDATA_OUTの読み出しを実行する。
制御回路14は、ロウデコーダ11a、カラムデコーダ11b及び書き込み回路/読み出し回路13の動作を制御する。
[第1の実施例]
本実施例は、1セル1ビット構造の磁気ランダムアクセスメモリに関する。
図2は、メモリセルアレイ、書き込み回路及び読み出し回路を示している。
メモリセルアレイ10内のセルユニットCELLは、直列接続される磁気抵抗効果素子と選択トランジスタ(FET)とを備える。選択トランジスタのゲート端子は、ワード線WLに接続される。ワード線WLは、ロウ方向に延び、その一端は、ロウデコーダ11aに接続される。
セルユニットCELLの一端は、ビット線BLに接続され、他端は、ビット線bBLに接続される。ビット線BL,bBLは、共に、カラム方向に延び、その一端は、カラム選択トランジスタ(FET)CSWを経由して、書き込み回路13a及び読み出し回路13bに接続される。
カラム選択トランジスタCSWのゲート端子は、カラムデコーダ11bに接続される。また、カラム選択トランジスタCSWのオン/オフは、カラムデコーダ11bからのカラム選択信号CSLにより制御される。
書き込み回路13aは、書き込みドライバ/シンカーDS1,DS2を備える。書き込みドライバ/シンカーDS1は、ビット線BLの一端に接続され、書き込みドライバ/シンカーDS2は、ビット線bBLの一端に接続される。
また、書き込みドライバ/シンカーDS1,DS2は、例えば、電源端子Vddと接地端子Vssとの間に直列接続される2つのPチャネルFETと2つのNチャネルFETとを備える。
例えば、書き込みイネーブル信号WEが“H”であり、その反転信号bWEが“L”であるとき、ドライバ/シンカーDS1,DS2が活性化される。
従って、書き込みデータDATA_INが“1”のときは、セルユニットCELLに、ドライバ/シンカーDS2からドライバ/シンカーDS1に向かう方向の書き込み電流が流れ、書き込みデータDATA_INが“0”のときは、セルユニットCELLに、ドライバ/シンカーDS1からドライバ/シンカーDS2に向かう方向の書き込み電流が流れる。
また、例えば、書き込みイネーブル信号WEが“L”であり、その反転信号bWEが“H”であるときは、ドライバ/シンカーDS1,DS2が非活性化される。
読み出し回路13bは、例えば、ビット線BLに接続される電源トランジスタ(FET)PSWと、ビット線bBLに接続されるセンスアンプS/Aとを備える。
但し、電源トランジスタPSWとセンスアンプS/Aとの位置関係は、逆であってもよい。即ち、電源トランジスタ(FET)PSWがビット線bBLに接続され、センスアンプS/Aがビット線BLに接続されていてもよい。
例えば、活性化信号bSE2が“L”であるとき、電源トランジスタPSWがオン状態となり、活性化信号SE3が“H”であるとき、センスアンプS/Aが活性化される。
従って、例えば、センスアンプS/Aを用いて、フローティング状態のビット線BLの電位の変化を検出することにより、セルユニットCELL内の磁気抵抗効果素子から読み出しデータDATA_OUTを読み出すことができる。
この読み出し技術(電荷積算方式又は電圧センス方式)については、後に詳述する。
尚、本例では、データ“1”がロジック“H”に対応し、データ“0”がロジック“L”に対応することを前提とするが、データ“1”/“0”とロジック“H”/“L”との関係は、これに限られず、逆の関係を有していてもよい。
また、セルユニットCELL内の磁気抵抗効果素子は、高抵抗状態及び低抵抗状態の1ビット(2値)を記憶する。また、高抵抗状態を“1”状態とし、低抵抗状態を“0”状態とする。磁気ランダムアクセスメモリの初期状態においては、全ての磁気抵抗効果素子は、“1”状態であるものとする。
本例によれば、書き込みドライバ/シンカーDS1,DS2が2つのPチャネルFETと2つのNチャネルFETとを備えるため、それらのオン/オフを制御する制御回路の構成が簡単になる利点がある。但し、電源端子Vddとビット線BLとの間に2つのFETが配置されるために、電圧降下が大きくなるため、電圧降下を小さくしたいときは、以下の図3に示す例を採用するのが望ましい。
図3は、メモリセルアレイ、書き込み回路及び読み出し回路を示している。
本例は、図2に示す例と比べると、書き込み回路13aの構成が相違している。
書き込み回路13aは、書き込みドライバ/シンカーDS1,DS2を備える。書き込みドライバ/シンカーDS1は、ビット線BLの一端に接続され、書き込みドライバ/シンカーDS2は、ビット線bBLの一端に接続される。
また、書き込みドライバ/シンカーDS1,DS2は、例えば、電源端子Vddと接地端子Vssとの間に直列接続されるPチャネルFETとNチャネルFETとを備える。
そして、書き込みイネーブル信号WEが“H”であり、その反転信号bWEが“L”であるとき、NANDゲート回路ND1−2,ND1−3及びNORゲート回路NR1−1,NR1−2は、書き込みデータDATA_INの値に応じた出力信号を出力する。
例えば、書き込みデータDATA_INが“1”のときは、NANDゲート回路ND1−2の出力信号及びNORゲート回路NR1−1の出力信号は、共に“1”となる。このため、書き込みドライバ/シンカーDS1は、ビット線BLを接地端子Vssに接続する。また、NANDゲート回路ND1−3の出力信号及びNORゲート回路NR1−2の出力信号は、共に“0”となる。このため、書き込みドライバ/シンカーDS2は、ビット線bBLを電源端子Vddに接続する。
従って、セルユニットCELLに、ドライバ/シンカーDS2(ビット線bBL)からドライバ/シンカーDS1(ビット線BL)に向かう方向の書き込み電流が流れる。
また、例えば、書き込みデータDATA_INが“0”のときは、NANDゲート回路ND1−2の出力信号及びNORゲート回路NR1−1の出力信号は、共に“0”となる。このため、書き込みドライバ/シンカーDS1は、ビット線BLを電源端子Vddに接続する。また、NANDゲート回路ND1−3の出力信号及びNORゲート回路NR1−2の出力信号は、共に“1”となる。このため、書き込みドライバ/シンカーDS2は、ビット線bBLを接地端子Vssに接続する。
従って、セルユニットCELLに、ドライバ/シンカーDS1(ビット線BL)からドライバ/シンカーDS2(ビット線bBL)に向かう方向の書き込み電流が流れる。
図4は、1セル/1ビット構造のセルユニットのパターンを示している。
1つのセルユニットCELLは、直列接続される1つの磁気抵抗効果素子MTJと1つの選択トランジスタ(FET)Tとを備える。
第1のパターン(No. 1)では、磁気抵抗効果素子(メモリセル)MTJは、ビット線BL側に配置され、選択トランジスタ(スイッチ素子)Tは、ビット線bBL側に配置される。また、第2のパターン(No. 2)では、磁気抵抗効果素子MTJは、ビット線bBL側に配置され、選択トランジスタTは、ビット線BL側に配置される。
本実施例では、セルユニットCELLは、第1及び第2のパターンのいずれを有していても構わない。
図5は、磁気抵抗効果素子のパターンを示している。
本例は、図4の1セル/1ビット構造のセルユニットCELL内の磁気抵抗効果素子MTJのピンド層及びフリー層の配置に関する。
磁気抵抗効果素子MTJは、それぞれ、磁化状態が不変のピンド層Pと、磁化状態が可変のフリー層Fとを備える。
第1のパターン(No. 1)では、磁気抵抗効果素子MTJのピンド層Pは、図4の第1及び第2のパターン(No. 1及びNo. 2)のそれぞれにおいてビット線BL側に配置され、磁気抵抗効果素子MTJのフリー層Fは、図4の第1及び第2のパターン(No. 1及びNo. 2)のそれぞれにおいてビット線bBL側に配置される。
第2のパターン(No. 2)では、磁気抵抗効果素子MTJのピンド層Pは、図4の第1及び第2のパターン(No. 1及びNo. 2)のそれぞれにおいてビット線bBL側に配置され、磁気抵抗効果素子MTJのフリー層Fは、図4の第1及び第2のパターン(No. 1及びNo. 2)のそれぞれにおいてビット線BL側に配置される。
本実施例では、磁気抵抗効果素子MTJは、第1及び第2のパターンのいずれを有していても構わない。
図6は、センスアンプの構成例を示している。
このセンスアンプS/Aは、ビット線BLの電位Vreadと基準電位Vrefとを比較する差動電圧センス方式を採用する。また、本例は、センス動作前に、ビット線BL,DBLを予めディスチャージするディスチャージ型を採用する。
センスアンプS/Aは、入力端子がビット線BLに接続され、出力端子がビット線DBLに接続される第1のインバータI1と、入力端子がビット線DBLに接続され、出力端子がビット線BLに接続される第2のインバータI2とを備える。
センスアンプS/Aは、活性化信号bSE3により活性化される。例えば、活性化信号bSE3が“L”であるとき、センスアンプS/Aは、活性化される。
イコライズ/プリディスチャージ回路EQ/PREは、2つのビット線BL,DBL間に接続され、これらビット線BL,DBLの電位を、例えば、接地電位Vssにイコライズかつプリディスチャージする。
本例では、イコライズ/プリディスチャージ回路EQ/PREは、ビット線BL,DBLをディスチャージすることにより、ビット線BL,DBLを接地電位Vssにする。
リファレンスユニットREFは、センスアンプS/Aの基準電位Vrefを生成するためのユニットである。
リファレンスユニットREFは、例えば、直列接続される磁気抵抗効果素子と選択トランジスタ(FET)とを備える。選択トランジスタのゲート端子は、ワード線WLに接続される。リファレンスユニットREFの一端は、ビット線DBLに接続され、他端は、ビット線bDBLに接続される。
尚、セルユニットCELL、電源トランジスタPSW及びカラム選択トランジスタCSWについては、図2と同じであるため、ここでの説明を省略する。
本例では、図6のセンスアンプを用いて、電荷積算方式(電圧センス方式)により磁気抵抗効果素子(メモリセル)のデータを読み出す。
本例の電圧センス方式では、セルユニットCELL側においては、ビット線BLをプリディスチャージし、第1の電位(例えば、接地電位Vss)に設定した後にフローティング状態にする。また、ビット線bBLを第1の電位よりも高い第2の電位(例えば、電源電位Vdd)に設定することにより、フローティング状態のビット線BLの電位を磁気抵抗効果素子の抵抗値に応じた値に変化させる。
同様に、リファレンスユニットREF側においては、ビット線DBLをプリディスチャージし、第1の電位(例えば、接地電位Vss)に設定した後にフローティング状態にする。また、ビット線bDBLを第1の電位よりも高い第2の電位(例えば、電源電位Vdd)に設定することにより、フローティング状態のビット線DBLの電位を磁気抵抗効果素子の抵抗値に応じた値に変化させる。
そして、センスアンプS/Aを用いて、フローティング状態のビット線BLの電位(読み出し電位)Vreadとフローティング状態のビット線DBLの電位(基準電位)Vrefとの差を検出し、かつ、この差を増幅することにより、読み出しデータDATA_OUTを出力する。
尚、この電圧センス方式においても、電流センス方式と同様に、クランプ回路を付加することにより、セルユニットCELL及びリファレンスユニットREFに流れる電流を調整することが可能である。
図7は、図6のセンスアンプを用いて電圧センス方式により読み出しを行ったときのタイミング波形図を示している。
まず、活性化信号SE1を“H”にすることにより、ビット線BL,DBLを、ディスチャージし、接地電位Vssに設定する。このディスチャージ期間中に、アドレス信号(ロウアドレス信号及びカラムアドレス信号)Addが入力される。
また、カラム選択信号CSLを“H”にし、ビット線BL,DBLを非活性状態のセンスアンプS/Aに電気的に接続する。
この後、ワード線WLを“H”に設定することにより、ビット線bBLがセルユニットCELLを経由してビット線BLに電気的に接続される状態、及び、ビット線bDBLがリファレンスユニットREFを経由してビット線DBLに電気的に接続される状態を形成する。
また、活性化信号SE1を“L”にすることにより、ビット線BL,DBLをフローティング状態にする。また、活性化信号bSE2を“L”にすることにより、ビット線bBL,bDBLを電源電位Vddに設定する。
その結果、ビット線bBLからビット線BLに向かって電流が流れ、ビット線BLの寄生容量を充電する。同様に、ビット線bDBLからビット線DBLに向かって電流が流れ、ビット線DBLの寄生容量を充電する。
この時、ビット線BLの寄生容量を充電する速度は、セルユニットCELL内の磁気抵抗効果素子の抵抗値に応じて変化し、ビット線DBLの寄生容量を充電する速度は、リファレンスユニットREF内の磁気抵抗効果素子の抵抗値に応じて変化する。
従って、例えば、セルユニットCELL内の磁気抵抗効果素子が“1”を記憶し、高抵抗状態にあるときは、ビット線BLの寄生容量を充電する速度が遅くなり、セルユニットCELL内の磁気抵抗効果素子が“0”を記憶し、低抵抗状態にあるときは、ビット線BLの寄生容量を充電する速度が速くなる。
一方、リファレンスユニットREF内の磁気抵抗効果素子の抵抗値を、“1”(高抵抗状態)と“0”(低抵抗状態)の中間の抵抗値にしておけば、ビット線DBLの寄生容量を充電する速度は、セルユニットCELL内の磁気抵抗効果素子が“1”を保持しているときの充電速度と“0”を保持しているときの充電速度との中間となる。
即ち、ビット線BLの電位の変化(電荷の積算量)とビット線DBLの電位の変化(電荷の積算量)との差をセンスアンプS/Aでセンスすることにより、セルユニットCELL内の磁気抵抗効果素子のデータを読み出すことができる。
ここで、ビット線BL,DBLを充電し始めてから、センスアンプS/Aを活性化させるまでの期間は、電流センス方式に比べて十分に短くすることができる。例えば、本実施例の電圧センス方式では、この期間を1 nsec未満にすることが可能である。
尚、センスアンプS/Aは、活性化信号bSE3が“L”になることにより活性化される。
電流センス方式では、磁気抵抗効果素子のMR比(磁気抵抗比)によって、電流値の変化率が決まるため、この方式により生成可能な電位差は5 mV程度である。このため、センスアンプは、この微小な電位差を増幅しなければならない。これに対し、電圧センス方式では、電荷を積算させるため、50 mV以上の電位差を作ることが可能であり、センスアンプの設計を大幅に簡便化できる。
また、電流センス方式では、磁気抵抗効果素子に電流が流れ始めてから一定期間が経過し、電流値が安定するまでは、センスアンプによるセンスが不可能であるのに対し、電圧センス方式では、磁気抵抗効果素子に電流が流れ始めてから直ちに電荷の積算が開始されるため、電流値の飽和を待つ必要がない。
このため、電圧センス方式は、RC遅延によるセンス時期の遅れが発生する電流センス方式比べて、磁気抵抗効果素子に電流を流し始めてからセンス動作を開始するまでの期間を短くすることができる。
さらに、電圧センス方式は、データを電位差(電荷の積算値)で読み出す方式であるため、電流の瞬時値で比較する電流センス方式に比べて、読み出しのマージンと速度の両方について改善できる。
尚、本例では、活性化信号SE1を“L”にするタイミング、及び、活性化信号bSE2を“L”にするタイミングとは、それぞれ、同じであるが、これに代えて、これらのタイミングを互いにずらしてもよい。
また、ワード線WLを“H”にするタイミングは、活性化信号SE1を“L”にするタイミング及び活性化信号bSE2を“L”にするタイミングよりも前、又は、それよりも後であってもよい。
図8は、センスアンプの構成例を示している。
このセンスアンプS/Aは、ビット線BLの電位Vreadと基準電位Vrefとを比較する差動電圧センス方式を採用する。また、本例は、センス動作前に、ビット線BL,DBLを予めプリチャージするプリチャージ型を採用する。
センスアンプS/Aは、入力端子がビット線BLに接続され、出力端子がビット線DBLに接続される第1のインバータI1と、入力端子がビット線DBLに接続され、出力端子がビット線BLに接続される第2のインバータI2とを備える。
センスアンプS/Aは、活性化信号SE3により活性化される。例えば、活性化信号SE3が“H”であるとき、センスアンプS/Aは、活性化される。
イコライズ/プリチャージ回路EQ/PREは、2つのビット線BL,DBL間に接続され、これらビット線BL,DBLの電位を、例えば、電源電位Vddにイコライズかつプリチャージする。
本例では、イコライズ/プリチャージ回路EQ/PREは、ビット線BL,DBLをプリチャージすることにより、ビット線BL,DBLを電源電位Vddにする。
リファレンスユニットREFは、センスアンプS/Aの基準電位Vrefを生成するためのユニットである。
リファレンスユニットREFは、例えば、直列接続される磁気抵抗効果素子と選択トランジスタ(FET)とを備える。選択トランジスタのゲート端子は、ワード線WLに接続される。リファレンスユニットREFの一端は、ビット線DBLに接続され、他端は、ビット線bDBLに接続される。
尚、セルユニットCELL、電源トランジスタPSW及びカラム選択トランジスタCSWについては、図2と同じであるため、ここでの説明を省略する。
本例では、図8のセンスアンプを用いて、電荷積算方式(電圧センス方式)により磁気抵抗効果素子(メモリセル)のデータを読み出す。
本例の電圧センス方式では、セルユニットCELL側においては、ビット線BLをプリチャージし、第1の電位(例えば、電源電位Vdd)に設定した後にフローティング状態にする。また、ビット線bBLを第1の電位よりも低い第2の電位(例えば、接地電位Vss)に設定することにより、フローティング状態のビット線BLの電位を磁気抵抗効果素子の抵抗値に応じた値に変化させる。
同様に、リファレンスユニットREF側においては、ビット線DBLをプリチャージし、第1の電位(例えば、電源電位Vdd)に設定した後にフローティング状態にする。また、ビット線bDBLを第1の電位よりも低い第2の電位(例えば、接地電位Vss)に設定することにより、フローティング状態のビット線DBLの電位を磁気抵抗効果素子の抵抗値に応じた値に変化させる。
そして、センスアンプS/Aを用いて、フローティング状態のビット線BLの電位(読み出し電位)Vreadとフローティング状態のビット線DBLの電位(基準電位)Vrefとの差を検出し、かつ、この差を増幅することにより、読み出しデータDATA_OUTを出力する。
尚、この電圧センス方式においても、電流センス方式と同様に、クランプ回路を付加することにより、セルユニットCELL及びリファレンスユニットREFに流れる電流を調整することが可能である。
図9は、図8のセンスアンプを用いて電圧センス方式により読み出しを行ったときのタイミング波形図を示している。
まず、活性化信号bSE1を“L”にすることにより、ビット線BL,DBLを、プリチャージし、電源電位Vddに設定する。このプリチャージ期間中に、アドレス信号(ロウアドレス信号及びカラムアドレス信号)Addが入力される。
また、カラム選択信号CSLを“H”にし、ビット線BL,DBLを非活性状態のセンスアンプS/Aに電気的に接続する。
この後、ワード線WLを“H”に設定することにより、ビット線bBLがセルユニットCELLを経由してビット線BLに電気的に接続される状態、及び、ビット線bDBLがリファレンスユニットREFを経由してビット線DBLに電気的に接続される状態を形成する。
また、活性化信号bSE1を“H”にすることにより、ビット線BL,DBLをフローティング状態にする。また、活性化信号SE2を“H”にすることにより、ビット線bBL,bDBLを接地電位Vssに設定する。
その結果、ビット線BLからビット線bBLに向かって電流が流れ、ビット線BLの寄生容量を放電する。同様に、ビット線DBLからビット線bDBLに向かって電流が流れ、ビット線DBLの寄生容量を放電する。
この時、ビット線BLの寄生容量を放電する速度は、セルユニットCELL内の磁気抵抗効果素子の抵抗値に応じて変化し、ビット線DBLの寄生容量を放電する速度は、リファレンスユニットREF内の磁気抵抗効果素子の抵抗値に応じて変化する。
従って、例えば、セルユニットCELL内の磁気抵抗効果素子が“1”を記憶し、高抵抗状態にあるときは、ビット線BLの寄生容量を放電する速度が遅くなり、セルユニットCELL内の磁気抵抗効果素子が“0”を記憶し、低抵抗状態にあるときは、ビット線BLの寄生容量を放電する速度が速くなる。
一方、リファレンスユニットREF内の磁気抵抗効果素子の抵抗値を、“1”(高抵抗状態)と“0”(低抵抗状態)の中間の抵抗値にしておけば、ビット線DBLの寄生容量を放電する速度は、セルユニットCELL内の磁気抵抗効果素子が“1”を保持しているときの放電速度と“0”を保持しているときの放電速度との中間となる。
即ち、ビット線BLの電位の変化(電荷の積算量)とビット線DBLの電位の変化(電荷の積算量)との差をセンスアンプS/Aでセンスすることにより、セルユニットCELL内の磁気抵抗効果素子のデータを読み出すことができる。
ここで、ビット線BL,DBLを放電し始めてから、センスアンプS/Aを活性化させるまでの期間は、電流センス方式に比べて十分に短くすることができる。例えば、本実施例の電圧センス方式では、この期間を1 nsec未満にすることが可能である。
尚、センスアンプS/Aは、活性化信号SE3が“H”になることにより活性化される。
電流センス方式では、磁気抵抗効果素子のMR比(磁気抵抗比)によって、電流値の変化率が決まるため、この方式により生成可能な電位差は5 mV程度である。このため、センスアンプは、この微小な電位差を増幅しなければならない。これに対し、電圧センス方式では、電荷を積算させるため、50 mV以上の電位差を作ることが可能であり、センスアンプの設計を大幅に簡便化できる。
また、電流センス方式では、磁気抵抗効果素子に電流が流れ始めてから一定期間が経過し、電流値が安定するまでは、センスアンプによるセンスが不可能であるのに対し、電圧センス方式では、磁気抵抗効果素子に電流が流れ始めてから直ちに電荷の積算が開始されるため、電流値の飽和を待つ必要がない。
このため、電圧センス方式は、RC遅延によるセンス時期の遅れが発生する電流センス方式比べて、磁気抵抗効果素子に電流を流し始めてからセンス動作を開始するまでの期間を短くすることができる。
さらに、電圧センス方式は、データを電位差(電荷の積算値)で読み出す方式であるため、電流の瞬時値で比較する電流センス方式に比べて、読み出しのマージンと速度の両方について改善できる。
尚、本例では、活性化信号bSE1を“H”にするタイミング、及び、活性化信号SE2を“H”にするタイミングは、それぞれ、同じであるが、これに代えて、これらのタイミングを互いにずらしてもよい。
また、ワード線WLを“H”にするタイミングは、活性化信号bSE1を“H”にするタイミング及び活性化信号SE2を“H”にするタイミングよりも前、又は、それよりも後であってもよい。
[第2の実施例]
本実施例は、2セル1ビット構造の磁気ランダムアクセスメモリに関する。
図10は、メモリセルアレイ、書き込み回路及び読み出し回路を示している。
本実施例は、1ビットデータを2つのセルユニットCELL0,CELL1を用いて記憶する。2つのセルユニットCELL0,CELL1には、相補データが記憶される。
メモリセルアレイ10内のセルユニットCELL0,CELL1は、それぞれ、直列接続される磁気抵抗効果素子と選択トランジスタ(FET)とを備える。選択トランジスタのゲート端子は、ワード線WLに接続される。ワード線WLは、ロウ方向に延び、その一端は、ロウデコーダ11aに接続される。
セルユニットCELL0の一端は、ビット線BLに接続され、他端は、共通ソース線SLに接続される。セルユニットCELL1の一端は、ビット線bBLに接続され、他端は、共通ソース線SLに接続される。ビット線BL,bBL及び共通ソース線SLは、共に、カラム方向に延び、その一端は、カラム選択トランジスタ(FET)CSWを経由して、書き込み回路13a及び読み出し回路13bに接続される。
カラム選択トランジスタCSWのゲート端子は、カラムデコーダ11bに接続される。また、カラム選択トランジスタCSWのオン/オフは、カラムデコーダ11bからのカラム選択信号CSLにより制御される。
書き込み回路13aは、書き込みドライバ/シンカーDS1,DS2を備える。書き込みドライバ/シンカーDS1は、ビット線BLの一端に接続され、書き込みドライバ/シンカーDS2は、ビット線bBLの一端に接続される。
また、書き込みドライバ/シンカーDS1,DS2は、例えば、電源端子Vddと接地端子Vssとの間に直列接続される2つのPチャネルFETと2つのNチャネルFETとを備える。
例えば、書き込みイネーブル信号WEが“H”であり、その反転信号bWEが“L”であるとき、ドライバ/シンカーDS1,DS2が活性化される。
従って、書き込みデータDATA_INが“1”のときは、セルユニットCELL0,CELL1に、ドライバ/シンカーDS2からドライバ/シンカーDS1に向かう方向の書き込み電流が流れ、書き込みデータDATA_INが“0”のときは、セルユニットCELL0,CELL1に、ドライバ/シンカーDS1からドライバ/シンカーDS2に向かう方向の書き込み電流が流れる。
また、例えば、書き込みイネーブル信号WEが“L”であり、その反転信号bWEが“H”であるときは、ドライバ/シンカーDS1,DS2が非活性化される。
読み出し回路13bは、例えば、共通ソース線SLに接続される電源トランジスタ(FET)PSWと、ビット線BL,bBLに接続されるセンスアンプS/Aとを備える。
例えば、活性化信号bSE2が“L”であるとき、電源トランジスタPSWがオン状態となり、活性化信号SE3が“H”であるとき、センスアンプS/Aが活性化される。
従って、例えば、センスアンプS/Aを用いて、フローティング状態のビット線BL,bBLの電位差を検出することにより、セルユニットCELL0.CELL1内の磁気抵抗効果素子から読み出しデータDATA_OUTを読み出すことができる。
本例においても、第1の実施例と同様に、書き込み回路13aを変形することができる。即ち、書き込み回路13a内の書き込みドライバ/シンカーの電圧降下を小さくしたいときは、以下の図11に示す例を採用するのが望ましい。
図11は、メモリセルアレイ、書き込み回路及び読み出し回路を示している。
本例は、図10に示す例と比べると、書き込み回路13aの構成が相違している。書き込み回路13aの構成は、図3と同じであるため、ここでの説明を省略する。
書き込みイネーブル信号WEが“H”であり、その反転信号bWEが“L”であるとき、NANDゲート回路ND1−2,ND1−3及びNORゲート回路NR1−1,NR1−2は、書き込みデータDATA_INの値に応じた出力信号を出力する。
例えば、書き込みデータDATA_INが“1”のときは、NANDゲート回路ND1−2の出力信号及びNORゲート回路NR1−1の出力信号は、共に“1”となる。このため、書き込みドライバ/シンカーDS1は、ビット線BLを接地端子Vssに接続する。また、NANDゲート回路ND1−3の出力信号及びNORゲート回路NR1−2の出力信号は、共に“0”となる。このため、書き込みドライバ/シンカーDS2は、ビット線bBLを電源端子Vddに接続する。
従って、セルユニットCELL0,CELL1に、ドライバ/シンカーDS2(ビット線bBL)からドライバ/シンカーDS1(ビット線BL)に向かう方向の書き込み電流が流れる。
また、例えば、書き込みデータDATA_INが“0”のときは、NANDゲート回路ND1−2の出力信号及びNORゲート回路NR1−1の出力信号は、共に“0”となる。このため、書き込みドライバ/シンカーDS1は、ビット線BLを電源端子Vddに接続する。また、NANDゲート回路ND1−3の出力信号及びNORゲート回路NR1−2の出力信号は、共に“1”となる。このため、書き込みドライバ/シンカーDS2は、ビット線bBLを接地端子Vssに接続する。
従って、セルユニットCELL0,CELL1に、ドライバ/シンカーDS1(ビット線BL)からドライバ/シンカーDS2(ビット線bBL)に向かう方向の書き込み電流が流れる。
図12は、2セル/1ビット構造のセルユニットのパターンを示している。
セルユニットCELL0は、直列接続される磁気抵抗効果素子MTJ0と選択トランジスタ(FET)T0とを備える。また、セルユニットCELL1は、直列接続される磁気抵抗効果素子MTJ1と選択トランジスタ(FET)T1とを備える。
第1のパターン(No. 1)では、セルユニットCELL0において、磁気抵抗効果素子(メモリセル)MTJ0は、ビット線BL側に配置され、選択トランジスタ(スイッチ素子)T0は、共通ソース線SL側に配置される。また、セルユニットCELL1において、磁気抵抗効果素子MTJ1は、ビット線bBL側に配置され、選択トランジスタT1は、共通ソース線SL側に配置される。
第2のパターン(No. 2)では、セルユニットCELL0において、磁気抵抗効果素子(メモリセル)MTJ0は、共通ソース線SL側に配置され、選択トランジスタ(スイッチ素子)T0は、ビット線BL側に配置される。また、セルユニットCELL1において、磁気抵抗効果素子MTJ1は、共通ソース線SL側に配置され、選択トランジスタT1は、ビット線bBL側に配置される。
本実施例では、セルユニットCELL0,CELL1は、第1及び第2のパターンのいずれを有していても構わない。
図13は、磁気抵抗効果素子のパターンを示している。
本例は、図12の2セル/1ビット構造のセルユニットCELL0,CELL1内の磁気抵抗効果素子MTJ0,MTJ1のピンド層及びフリー層の配置に関する。
磁気抵抗効果素子MTJ0,MTJ1は、それぞれ、磁化状態が不変のピンド層Pと、磁化状態が可変のフリー層Fとを備える。そして、磁気抵抗効果素子MTJ0,MTJ1のピンド層P及びフリー層Fは、共通ソース線SLに対して対称に配置される。
第1のパターン(No. 1)では、磁気抵抗効果素子MTJ0のピンド層Pは、図12の第1及び第2のパターン(No. 1及びNo. 2)のそれぞれにおいてビット線BL側に配置され、磁気抵抗効果素子MTJ0のフリー層Fは、図12の第1及び第2のパターン(No. 1及びNo. 2)のそれぞれにおいて共通ソース線SL側に配置される。
また、磁気抵抗効果素子MTJ1のピンド層Pは、図12の第1及び第2のパターン(No. 1及びNo. 2)のそれぞれにおいてビット線bBL側に配置され、磁気抵抗効果素子MTJ1のフリー層Fは、図12の第1及び第2のパターン(No. 1及びNo. 2)のそれぞれにおいて共通ソース線SL側に配置される。
即ち、磁気抵抗効果素子MTJ0,MTJ1のピンド層P及びフリー層Fの配置は、共通ソース線SLに対して対称である。
第2のパターン(No. 2)では、磁気抵抗効果素子MTJ0のピンド層Pは、図12の第1及び第2のパターン(No. 1及びNo. 2)のそれぞれにおいて共通ソース線SL側に配置され、磁気抵抗効果素子MTJ0のフリー層Fは、図12の第1及び第2のパターン(No. 1及びNo. 2)のそれぞれにおいてビット線BL側に配置される。
また、磁気抵抗効果素子MTJ1のピンド層Pは、図12の第1及び第2のパターン(No. 1及びNo. 2)のそれぞれにおいて共通ソース線SL側に配置され、磁気抵抗効果素子MTJ1のフリー層Fは、図12の第1及び第2のパターン(No. 1及びNo. 2)のそれぞれにおいてビット線bBL側に配置される。
即ち、磁気抵抗効果素子MTJ0,MTJ1のピンド層P及びフリー層Fの配置は、共通ソース線SLに対して対称である。
本実施例では、磁気抵抗効果素子MTJは、第1及び第2のパターンのいずれを有していても構わない。
図14は、センスアンプの構成例を示している。
このセンスアンプS/Aは、2本のビット線BL,bBLの電位Vread0, Vread1を比較する差動電圧センス方式を採用する。また、本例は、センス動作前に、ビット線BL,bBLを予めディスチャージするディスチャージ型を採用する。
センスアンプS/Aは、入力端子がビット線BLに接続され、出力端子がビット線bBLに接続される第1のインバータI1と、入力端子がビット線bBLに接続され、出力端子がビット線BLに接続される第2のインバータI2とを備える。
センスアンプS/Aは、活性化信号bSE3により活性化される。例えば、活性化信号bSE3が“L”であるとき、センスアンプS/Aは、活性化される。
イコライズ/プリディスチャージ回路EQ/PREは、2つのビット線BL,bBL間に接続され、これらビット線BL,bBLの電位を、例えば、接地電位Vssにイコライズかつプリディスチャージする。
本例では、イコライズ/プリディスチャージ回路EQ/PREは、ビット線BL,bBLをプリディスチャージすることにより、ビット線BL,bBLを接地電位Vssにする。
尚、セルユニットCELL0,CELL1、電源トランジスタPSW及びカラム選択トランジスタCSWについては、図10と同じであるため、ここでの説明を省略する。
本例では、図14のセンスアンプを用いて、電荷積算方式(電圧センス方式)により磁気抵抗効果素子(メモリセル)のデータを読み出す。
本例の電圧センス方式では、セルユニットCELL0においては、ビット線BLをディスチャージし、第1の電位(例えば、接地電位Vss)に設定した後にフローティング状態にする。また、共通ソース線SLを第1の電位よりも高い第2の電位(例えば、電源電位Vdd)に設定することにより、フローティング状態のビット線BLの電位をセルユニットCELL0内の磁気抵抗効果素子の抵抗値に応じた値に変化させる。
同様に、セルユニットCELL1においては、ビット線bBLをディスチャージし、第1の電位(例えば、接地電位Vss)に設定した後にフローティング状態にする。また、共通ソース線SLを第1の電位よりも高い第2の電位(例えば、電源電位Vdd)に設定することにより、フローティング状態のビット線bBLの電位をセルユニットCELL1内の磁気抵抗効果素子の抵抗値に応じた値に変化させる。
そして、センスアンプS/Aを用いて、フローティング状態のビット線BLの電位(読み出し電位)Vread0とフローティング状態のビット線bBLの電位(読み出し電位)Vread1との電位差を検出し、かつ、この電位差を増幅することにより、読み出しデータDATA_OUTを出力する。
第2の実施例は、読み出し電位Vreadを基準電位Vrefと比較する第1の実施例とは異なり、相補データに基づく2つの読み出し電位Vread0, Vread1を比較するため、読み出しマージンが向上する利点がある。
尚、この電圧センス方式においても、電流センス方式と同様に、クランプ回路を付加することにより、セルユニットCELL及びリファレンスユニットREFに流れる電流を調整することが可能である。
また、図14のセンスアンプを用いて電圧センス方式により読み出しを行ったときのタイミング波形図は、第1の実施例で使用したタイミング波形図(図7参照)と同じであるため、ここでの説明を省略する。
図15は、センスアンプの構成例を示している。
このセンスアンプS/Aは、2本のビット線BL,bBLの電位Vread0, Vread1を比較する差動電圧センス方式を採用する。また、本例は、センス動作前に、ビット線BL,DBLを予めプリチャージするプリチャージ型を採用する。
センスアンプS/Aは、入力端子がビット線BLに接続され、出力端子がビット線bBLに接続される第1のインバータI1と、入力端子がビット線bBLに接続され、出力端子がビット線BLに接続される第2のインバータI2とを備える。
センスアンプS/Aは、活性化信号SE3により活性化される。例えば、活性化信号SE3が“H”であるとき、センスアンプS/Aは、活性化される。
イコライズ/プリチャージ回路EQ/PREは、2つのビット線BL,bBL間に接続され、これらビット線BL,bBLの電位を、例えば、電源電位Vddにイコライズかつプリチャージする。
本例では、イコライズ/プリチャージ回路EQ/PREは、ビット線BL,bBLをプリチャージすることにより、ビット線BL,bBLを電源電位Vddにする。
尚、セルユニットCELL0,CELL1、電源トランジスタPSW及びカラム選択トランジスタCSWについては、図10と同じであるため、ここでの説明を省略する。
本例では、図15のセンスアンプを用いて、電荷積算方式(電圧センス方式)により磁気抵抗効果素子(メモリセル)のデータを読み出す。
本例の電圧センス方式では、セルユニットCELL0においては、ビット線BLをプリチャージし、第1の電位(例えば、電源電位Vdd)に設定した後にフローティング状態にする。また、共通ソース線SLを第1の電位よりも低い第2の電位(例えば、接地電位Vss)に設定することにより、フローティング状態のビット線BLの電位をセルユニットCELL0内の磁気抵抗効果素子の抵抗値に応じた値に変化させる。
同様に、セルユニットCELL1においては、ビット線bBLをプリチャージし、第1の電位(例えば、電源電位Vdd)に設定した後にフローティング状態にする。また、共通ソース線SLを第1の電位よりも低い第2の電位(例えば、接地電位Vss)に設定することにより、フローティング状態のビット線bBLの電位をセルユニットCELL1内の磁気抵抗効果素子の抵抗値に応じた値に変化させる。
そして、センスアンプS/Aを用いて、フローティング状態のビット線BLの電位(読み出し電位)Vread0とフローティング状態のビット線bBLの電位(読み出し電位)Vread1との電位差を検出し、かつ、この電位差を増幅することにより、読み出しデータDATA_OUTを出力する。
第2の実施例は、読み出し電位Vreadを基準電位Vrefと比較する第1の実施例とは異なり、相補データに基づく2つの読み出し電位Vread0, Vread1を比較するため、読み出しマージンが向上する利点がある。
尚、この電圧センス方式においても、電流センス方式と同様に、クランプ回路を付加することにより、セルユニットCELL及びリファレンスユニットREFに流れる電流を調整することが可能である。
また、図15のセンスアンプを用いて電圧センス方式により読み出しを行ったときのタイミング波形図は、第1の実施例で使用したタイミング波形図(図9参照)と同じであるため、ここでの説明を省略する。
図16は、電圧センス方式による電位差及び電流値を示している。
電位差とは、読み出し時における2つのビット線BL,bBLの電位差のことである。また、電流値とは、読み出し時にセルユニットCELL0,CELL1に流れる電流値のことである。
即ち、電流値の2つの波形のうちの1つ(電流値が小さい側)は、セルユニットCELL0,CELL1のうち、高抵抗状態(“1”状態)の磁気抵抗効果素子を有するセルユニットに流れる電流値であり、電流値の2つの波形のうちの他の1つ(電流値が大きい側)は、セルユニットCELL0,CELL1のうち、低抵抗状態(“0”状態)の磁気抵抗効果素子を有するセルユニットに流れる電流値である。
電圧センス方式によれば、読み出し時のマージン及び速度を改善するだけではなく、電流センス方式に比べて、低消費電力化を実現できる効果がある。
フローティング状態のビット線BL,bBLの電位が充電されていくと、セルユニットCELL0,CELL1内の磁気抵抗効果素子に印加される電圧が、ビット線BL,bBLの電位の上昇に応じて小さくなるため、それに流れる電流値も下がる。
この電流値の低下は、低抵抗状態(“0”状態)の磁気抵抗効果素子を有するセルユニットに対して顕著に発生する。そのため、同図に示すように、2つのビット線BL,bBL間の電位差は、ある時期にピークを迎えた後、時間が経過するとともに低下する。これは、読み出し時における低消費電力化に効果を有する。
但し、これは、同時に、センスアンプを活性化させるタイミングを、2つのビット線BL,bBLの電位差が十分に大きい期間に合わせないと、読み出しエラーが発生することも意味する。
従って、本実施例における電圧センス方式では、ワード線WLを“H”にするタイミング及び活性化信号SE3を“H”にするタイミングを、最適な時期に調整する必要がある。また、ワード線WLを“H”にしてから一定期間後に、ビット線BL,bBLとセンスアンプS/Aとを電気的に切り離す手法を採用してもよい。
ビット線BL,bBLとセンスアンプS/Aとを電気的に切り離す手法では、両者が切り離されると、その時点で、センスアンプS/Aに入力される2つの入力電位(電位差)が確定するため、例えば、センスアンプS/Aを活性化させるタイミングを調整するなどの制御が不要になる。
本実施例の電圧センス方式では、2つのビット線BL,bBLの電位差が必要値x1になるまでの期間t1は、例えば、0.6 nsec程度である。また、電流値は、ワード線WLを“H”にした直後に最も多く(例えば、10 μA程度)、その後、次第に低下する。
この電流値の最大値は、書き込み電流値よりも十分に小さい。
これに対し、電流センス方式では、例えば、図17に示すように、ワード線WLを“H”にしてからセンスアンプS/Aを活性化させるまでの期間t2は、電流値が十分に安定し、十分な電位差x2が発生した後であり、この期間t2は、例えば、6 nsec程度であり、本実施例の電圧センス方式の約10倍である。
また、電流センス方式では、電流値は、ワード線WLを“H”にしてからは、常に高い値(例えば、10 μA程度)を維持する。
図18は、読み出し動作を示している。
例えば、磁気抵抗効果素子MTJ0が高抵抗状態(“1”状態)であるアンチパラレル(AP)にあり、磁気抵抗効果素子MTJ1が低抵抗状態(“0”状態)であるパラレル(P)にあるとき、センスアンプS/Aは、読み出しデータDATA_OUTとして、“H”(=“1”)を出力する(“1”−読み出し)。
また、例えば、磁気抵抗効果素子MTJ0が低抵抗状態(“0”状態)であるパラレル(P)にあり、磁気抵抗効果素子MTJ1が高抵抗状態(“1”状態)であるアンチパラレル(AP)にあるとき、センスアンプS/Aは、読み出しデータDATA_OUTとして、“L”(=“0”)を出力する(“0”−読み出し)。
図19は、書き込み動作を示している。
第2の実施例では、上述のように、2つのセルユニットCELL0,CELL1内の磁気抵抗効果素子を共通ソース線SLに対して対称に配置することにより、これら2つのセルユニットCELL0,CELL1に対して同時に書き込みを行うことができる。
例えば、ビット線BL側からビット線bBL側に向かう書き込み電流を流したときは、磁気抵抗効果素子MTJ0を高抵抗状態(“1”状態)であるアンチパラレル(AP)にし、かつ、磁気抵抗効果素子MTJ1を低抵抗状態(“0”状態)であるパラレル(P)に同時に設定することができる(“1”−書き込み)。
また、例えば、ビット線bBL側からビット線BL側に向かう書き込み電流を流したときは、磁気抵抗効果素子MTJ0を低抵抗状態(“0”状態)であるパラレル(P)にし、かつ、磁気抵抗効果素子MTJ1を高抵抗状態(“1”状態)であるアンチパラレル(AP)に同時に設定することができる(“0”−書き込み)。
以上、第2の実施例では、2つのセルユニットを用いて相補データを記憶することにより、基準電位(リファレンス電流)を用いる第1の実施例に比べて、さらに、高速かつ安定して読み出すことが可能である。
[第3の実施例]
本実施例も、2セル1ビット構造の磁気ランダムアクセスメモリに関する。
本実施例が第2の実施例と異なる点は、書き込み時において、書き込み電流が2つのセルユニットCELL0,CELL1に流れる経路にある。
図20は、メモリセルアレイ、書き込み回路及び読み出し回路を示している。
本実施例も、1ビットデータを2つのセルユニットCELL0,CELL1を用いて記憶する。2つのセルユニットCELL0,CELL1には、相補データが記憶される。
メモリセルアレイ10内のセルユニットCELL0,CELL1及びカラム選択トランジスタCSWの構成は、第2の実施例と同じであるため、ここでの説明を省略する。
書き込み回路13aは、書き込みドライバ/シンカーDS1,DS2を備える。書き込みドライバ/シンカーDS1は、ビット線BLの一端に接続され、書き込みドライバ/シンカーDS2は、共通ソース線SLの一端に接続される。
また、書き込みドライバ/シンカーDS1,DS2は、例えば、電源端子Vddと接地端子Vssとの間に直列接続される2つのPチャネルFETと2つのNチャネルFETとを備える。
さらに、ビット線BLとビット線bBLとの間には、書き込み時に両者を短絡させるためのスイッチ素子(FET)Swが接続される。スイッチ素子Swは、書き込み時に、制御信号φwが“H”になると、2つのビット線BL,bBLを互いに短絡させ、両者を書き込みドライバ/シンカーDS1に接続する役割を果たす。
例えば、書き込みイネーブル信号WEが“H”であり、その反転信号bWEが“L”であるとき、ドライバ/シンカーDS1,DS2が活性化される。
従って、書き込みデータDATA_INが“1”のときは、制御信号φwを“H”にして2つのビット線BL,bBLを短絡させることにより、セルユニットCELL0については、ドライバ/シンカーDS2(共通ソース線SL側)からドライバ/シンカーDS1(ビット線BL側)に向かう方向の書き込み電流が流れ、セルユニットCELL1については、ドライバ/シンカーDS2(共通ソース線SL側)からドライバ/シンカーDS1(ビット線bBL側)に向かう方向の書き込み電流が流れる。
また、書き込みデータDATA_INが“0”のときは、制御信号φwを“H”にして2つのビット線BL,bBLを短絡させることにより、セルユニットCELL0については、ドライバ/シンカーDS1(ビット線BL側)からドライバ/シンカーDS2(共通ソース線SL側)に向かう方向の書き込み電流が流れ、セルユニットCELL1については、ドライバ/シンカーDS1(ビット線bBL側)からドライバ/シンカーDS2(共通ソース線SL側)に向かう方向の書き込み電流が流れる。
また、例えば、書き込みイネーブル信号WEが“L”であり、その反転信号bWEが“H”であるときは、ドライバ/シンカーDS1,DS2が非活性化される。
読み出し回路13bは、例えば、共通ソース線SLに接続される電源トランジスタ(FET)PSWと、ビット線BL,bBLに接続されるセンスアンプS/Aとを備える。
例えば、活性化信号bSE2が“L”であるとき、電源トランジスタPSWがオン状態となり、活性化信号SE3が“H”であるとき、センスアンプS/Aが活性化される。
従って、例えば、センスアンプS/Aを用いて、フローティング状態のビット線BL,bBLの電位差を検出することにより、セルユニットCELL0.CELL1内の磁気抵抗効果素子から読み出しデータDATA_OUTを読み出すことができる。
本例においても、第1の実施例と同様に、書き込み回路13aを変形することができる。即ち、書き込み回路13a内の書き込みドライバ/シンカーの電圧降下を小さくしたいときは、以下の図21に示す例を採用するのが望ましい。
図21は、メモリセルアレイ、書き込み回路及び読み出し回路を示している。
本例は、図20に示す例と比べると、書き込み回路13aの構成が相違している。書き込み回路13aの構成は、以下の点を除き、図3と同じである。
即ち、書き込みドライバ/シンカーDS1は、ビット線BLに接続されると共に、スイッチ素子Swを介してビット線bBLに接続される。また、ドライバ/シンカーDS2は、共通ソース線SLに接続される。
書き込み時においては、制御信号φwを“H”にして2つのビット線BL,bBLを短絡させる。
書き込みイネーブル信号WEが“H”であり、その反転信号bWEが“L”であるとき、NANDゲート回路ND1−2,ND1−3及びNORゲート回路NR1−1,NR1−2は、書き込みデータDATA_INの値に応じた出力信号を出力する。
例えば、書き込みデータDATA_INが“1”のときは、NANDゲート回路ND1−2の出力信号及びNORゲート回路NR1−1の出力信号は、共に“1”となる。このため、書き込みドライバ/シンカーDS1は、ビット線BL,bBLを接地端子Vssに接続する。また、NANDゲート回路ND1−3の出力信号及びNORゲート回路NR1−2の出力信号は、共に“0”となる。このため、書き込みドライバ/シンカーDS2は、共通ソース線SLを電源端子Vddに接続する。
従って、セルユニットCELL0,CELL1に、ドライバ/シンカーDS2(共通ソース線SL)からドライバ/シンカーDS1(ビット線BL,bBL)に向かう方向の書き込み電流が流れる。
また、例えば、書き込みデータDATA_INが“0”のときは、NANDゲート回路ND1−2の出力信号及びNORゲート回路NR1−1の出力信号は、共に“0”となる。このため、書き込みドライバ/シンカーDS1は、ビット線BL,bBLを電源端子Vddに接続する。また、NANDゲート回路ND1−3の出力信号及びNORゲート回路NR1−2の出力信号は、共に“1”となる。このため、書き込みドライバ/シンカーDS2は、共通ソース線SLを接地端子Vssに接続する。
従って、セルユニットCELLに、ドライバ/シンカーDS1(ビット線BL,bBL)からドライバ/シンカーDS2(共通ソース線SL)に向かう方向の書き込み電流が流れる。
尚、図20及び図21の例においては、2本のビット線BL,bBLに、共通に、ドライバ/シンカーDS1を接続しているが、ビット線BL及びビット線bBLに、それぞれ独立に、ドライバ/シンカーを接続してもよい。この場合、図20及び図21に示すスイッチ素子Swを省略できる。
例えば、図20の書き込み回路13aを例にとると、図22に示すように、ビット線BLにドライバ/シンカーDS1−1が接続され、ビット線bBLにドライバ/シンカーDS1−2が接続される。
図23は、2セル/1ビット構造のセルユニットのパターンを示している。
セルユニットCELL0は、直列接続される磁気抵抗効果素子MTJ0と選択トランジスタ(FET)T0とを備える。また、セルユニットCELL1は、直列接続される磁気抵抗効果素子MTJ1と選択トランジスタ(FET)T1とを備える。
第1のパターン(No. 1)では、セルユニットCELL0において、磁気抵抗効果素子(メモリセル)MTJ0は、ビット線BL側に配置され、選択トランジスタ(スイッチ素子)T0は、共通ソース線SL側に配置される。また、セルユニットCELL1において、磁気抵抗効果素子MTJ1は、ビット線bBL側に配置され、選択トランジスタT1は、共通ソース線SL側に配置される。
第2のパターン(No. 2)では、セルユニットCELL0において、磁気抵抗効果素子(メモリセル)MTJ0は、共通ソース線SL側に配置され、選択トランジスタ(スイッチ素子)T0は、ビット線BL側に配置される。また、セルユニットCELL1において、磁気抵抗効果素子MTJ1は、共通ソース線SL側に配置され、選択トランジスタT1は、ビット線bBL側に配置される。
本実施例では、セルユニットCELL0,CELL1は、第1及び第2のパターンのいずれを有していても構わない。
図24は、磁気抵抗効果素子のパターンを示している。
本例は、図23の2セル/1ビット構造のセルユニットCELL0,CELL1内の磁気抵抗効果素子MTJ0,MTJ1のピンド層及びフリー層の配置に関する。
磁気抵抗効果素子MTJ0,MTJ1は、それぞれ、磁化状態が不変のピンド層Pと、磁化状態が可変のフリー層Fとを備える。そして、磁気抵抗効果素子MTJ0,MTJ1のピンド層P及びフリー層Fは、共通ソース線SLに対して非対称に配置される。
第1のパターン(No. 1)では、磁気抵抗効果素子MTJ0のピンド層Pは、図23の第1及び第2のパターン(No. 1及びNo. 2)のそれぞれにおいてビット線BL側に配置され、磁気抵抗効果素子MTJ0のフリー層Fは、図23の第1及び第2のパターン(No. 1及びNo. 2)のそれぞれにおいて共通ソース線SL側に配置される。
また、磁気抵抗効果素子MTJ1のピンド層Pは、図23の第1及び第2のパターン(No. 1及びNo. 2)のそれぞれにおいて共通ソース線SL側に配置され、磁気抵抗効果素子MTJ1のフリー層Fは、図23の第1及び第2のパターン(No. 1及びNo. 2)のそれぞれにおいてビット線bBL側に配置される。
即ち、磁気抵抗効果素子MTJ0,MTJ1のピンド層P及びフリー層Fの配置は、共通ソース線SLに対して非対称である。
第2のパターン(No. 2)では、磁気抵抗効果素子MTJ0のピンド層Pは、図23の第1及び第2のパターン(No. 1及びNo. 2)のそれぞれにおいて共通ソース線SL側に配置され、磁気抵抗効果素子MTJ0のフリー層Fは、図23の第1及び第2のパターン(No. 1及びNo. 2)のそれぞれにおいてビット線BL側に配置される。
また、磁気抵抗効果素子MTJ1のピンド層Pは、図23の第1及び第2のパターン(No. 1及びNo. 2)のそれぞれにおいてビット線bBL側に配置され、磁気抵抗効果素子MTJ1のフリー層Fは、図23の第1及び第2のパターン(No. 1及びNo. 2)のそれぞれにおいて共通ソース線SL側に配置される。
即ち、磁気抵抗効果素子MTJ0,MTJ1のピンド層P及びフリー層Fの配置は、共通ソース線SLに対して非対称である。
本実施例では、磁気抵抗効果素子MTJは、第1及び第2のパターンのいずれを有していても構わない。
尚、本実施例におけるセンスアンプの構成及び読み出し方式については、例えば、上述の第2の実施例(図14参照)と同じであるため、ここでの説明を省略する。
図25は、書き込み動作を示している。
第3の実施例では、上述のように、2つのセルユニットCELL0,CELL1内の磁気抵抗効果素子を共通ソース線SLに対して非対称に配置することにより、これら2つのセルユニットCELL0,CELL1に対して同時に書き込みを行うことができる。
例えば、ビット線BL,bBL側から共通ソース線SL側に向かう書き込み電流を流したときは、磁気抵抗効果素子MTJ0を高抵抗状態(“1”状態)であるアンチパラレル(AP)にし、かつ、磁気抵抗効果素子MTJ1を低抵抗状態(“0”状態)であるパラレル(P)に同時に設定することができる(“1”−書き込み)。
また、例えば、共通ソース線SL側からビット線BL,bBL側に向かう書き込み電流を流したときは、磁気抵抗効果素子MTJ0を低抵抗状態(“0”状態)であるパラレル(P)にし、かつ、磁気抵抗効果素子MTJ1を高抵抗状態(“1”状態)であるアンチパラレル(AP)に同時に設定することができる(“0”−書き込み)。
[その他]
上述の第1乃至第3の実施例において、各スイッチ(セルユニット内の選択トランジスタ、カラム選択スイッチなど)については、nチャネル型FETを前提としたが、これに限られず、例えば、pチャネル型FETとしてもよい。
また、電圧センス方式において、ビット線をディスチャージすることにより接地電位Vssにすることを前提としたが、例えば、電源電位Vddにプリチャージした後にフローティング状態にしてもよい。
さらに、図2、図3、図10、図11及び図20〜図22に関しては、セルユニットの構成によって書き込み電流の制御方法も異なるため、セルユニットの構成に応じて、適宜、書き込み回路内における書き込み電流の向きを制御する制御信号を、書き込みデータDATA_INからその反転信号bDATA_INに置き換えることができる。
[レイアウト]
以下、2トラ/1ビット構造のセルユニットのレイアウトの例を説明する。
図26乃至図29において、各符号は、上述の第1乃至第3の実施例で使用した符号に対応している。
アクティブエリアAAは、図26乃至図29において、薄く塗りつぶした領域に相当する。即ち、図26の例では、1つのメモリセル(セルユニットCELL0,CELL1)は、1つのアクティブエリアAA内に配置される。これに対し、図27乃至図29の例では、1つのメモリセル内のセルユニットCELL0及びセルユニットCELL1は、互いに異なるアクティブエリアAA内に配置される。
図27のレイアウトは、図26乃至図29のレイアウトのなかで、最も、複数の磁気抵抗効果素子MTJ間のスペースが広くなる点に特徴を有する。また、図28及び図29のレイアウトは、図26及び図27のレイアウトに比べて、セルユニットCELL0,CELL1内の選択トランジスタのサイズ(チャネル幅)が2倍になる。
このため、図28及び図29のレイアウトでは、書き込み時の書き込み電流の値を大きくすることができる。また、図28及び図29のレイアウトでは、アクティブエリアAAの配置を工夫することで、ワード線WL、ビット線BL,bBL及び共通ソース線SLのレイアウトを容易化すると共に、セルユニットCELL0,CELL1のサイズの増加を抑えている。
以上を勘案すると、最も望ましいレイアウトは、図28及び図29となる。
図28のレイアウトでは、セルユニットCELL0内の第1のスイッチ素子は、第1のアクティブエリアAA内に形成される第1、第2及び第3の不純物領域と、第1及び第2の不純物領域間のチャネル上、並びに、第1及び第3の不純物領域間のチャネル上に、それぞれ配置される共通ゲート電極(ワード線WL)とを備える。
また、セルユニットCELL1内の第2のスイッチ素子は、第2のアクティブエリアAA内に形成される第4、第5及び第6の不純物領域と、第4及び第5の不純物領域間のチャネル上、並びに、第4及び第6の不純物領域間のチャネル上に、それぞれ配置される共通ゲート電極(ワード線WL)とを備える。
2つのセルユニットCELL0,CELL1内の第1及び第2のスイッチ素子は、共通ゲート電極(ワード線WL)が延びる方向に並んで配置され、かつ、同じ向きにレイアウトされる。
図29のレイアウトでは、セルユニットCELL0内の第1のスイッチ素子は、第1のアクティブエリアAA内に形成される第1、第2及び第3の不純物領域と、第1及び第2の不純物領域間のチャネル上、並びに、第1及び第3の不純物領域間のチャネル上に、それぞれ配置される共通ゲート電極(ワード線WL)とを備える。
また、セルユニットCELL1内の第2のスイッチ素子は、第2のアクティブエリアAA内に形成される第4、第5及び第6の不純物領域と、第4及び第5の不純物領域間のチャネル上、並びに、第4及び第6の不純物領域間のチャネル上に、それぞれ配置される共通ゲート電極(ワード線WL)とを備える。
2つのセルユニットCELL0,CELL1内の第1及び第2のスイッチ素子は、共通ゲート電極(ワード線WL)が延びる方向に並んで配置され、かつ、逆向きにレイアウトされる。
尚、図26乃至図29において、MTJは、磁気抵抗効果素子を表しており、CSは、例えば、シリコンチャネル(アクティブエリア)及びワード線WLに対するコンタクトを表している。
また、ワード線WLに対するコンタクトを設けるピッチについては、任意に決めることが可能である。即ち、本例では、ワード線WLに対するコンタクトを図示しているが、ワード線に対するコンタクトのピッチが広いときは、図示されない場合もある。
[適用例]
上述の実施例に係わる磁気ランダムアクセスメモリは、例えば、低消費電力プロセッサのキャッシュメモリに適用することができる。
例えば、コンベンショナルな磁気ランダムアクセスメモリを単にキャッシュメモリとして使用しただけでは、SRAMによるキャッシュメモリ(SRAMキャッシュ)に比べて、特に、読み出し時の消費電力が大きくなる問題がある。
これに対し、本実施例に係わる磁気ランダムアクセスメモリによるキャッシュメモリ(MRAMキャッシュ)は、例えば、ディスチャージされたビット線をフローティング状態にした後に、磁気抵抗効果素子の抵抗値に応じてビット線の電位を変化させる電荷積算方式(電圧センス方式)による読み出し技術を採用する。
従って、読み出し時の消費電力とレイテンシ(遅延時間)を改善することができ、結果として、SRAMキャッシュと同等又はそれ以上に、読み出しの低消費電力化及び高速化を図ることができる。
[むすび]
実施形態によれば、磁気ランダムアクセスメモリの読み出し時の消費電力とレイテンシを改善できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10: メモリセルアレイ、 11a: ロウデコーダ、 11b: カラムデコーダ、 12: カラム選択スイッチ、 13: 書き込み回路/読み出し回路、 13a: 書き込み回路、 13b: 読み出し回路、14: 制御回路。

Claims (16)

  1. 第1及び第2のビット線と、共通ソース線と、前記第1のビット線及び前記共通ソース線間に接続される第1の磁気抵抗効果素子を備える第1のセルユニットと、前記第2のビット線及び前記共通ソース線間に接続される第2の磁気抵抗効果素子を備える第2のセルユニットと、前記第1及び第2のセルユニット内の前記第1及び第2の磁気抵抗効果素子に相補データを書き込むための書き込み回路と、前記第1及び第2のセルユニット内の前記第1及び第2の磁気抵抗効果素子から相補データを読み出すための読み出し回路と、前記書き込み回路及び前記読み出し回路を制御する制御回路とを具備し、前記制御回路は、
    前記第1及び第2のビット線を第1の電位に設定した後にフローティング状態にし、
    前記共通ソース線を第2の電位に設定することにより、前記フローティング状態の前記第1のビット線の電位を前記第1の磁気抵抗効果素子の抵抗値に応じた値に変化させ、かつ、前記フローティング状態の前記第2のビット線の電位を前記第2の磁気抵抗効果素子の抵抗値に応じた値に変化させ、
    前記読み出し回路を用いて、前記フローティング状態の前記第1のビット線の電位と前記フローティング状態の前記第2のビット線の電位との差を検出し、
    前記読み出し回路は、入力端子が前記第1のビット線に接続され、出力端子が前記第2のビット線に接続される第1のインバータと、入力端子が前記第2のビット線に接続され、出力端子が前記第1のビット線に接続される第2のインバータと、前記第1及び第2のインバータのPチャネルFETのソースと高電位側の電源端子との間に接続されるスイッチ素子とを備え、
    前記第1の電位は、前記第2の電位よりも低く、
    前記制御回路は、前記共通ソース線を前記第2の電位に設定してから一定期間が経過した後に前記スイッチ素子をオンにし、
    前記第1のビット線の電位と前記第2のビット線の電位との差は、前記一定期間内において前記第1及び第2のインバータのNチャネルFETにより検出され、前記一定期間後において前記第1及び第2のインバータの前記PチャネルFETと前記NチャネルFETとにより検出される
    磁気ランダムアクセスメモリ。
  2. 第1及び第2のビット線と、共通ソース線と、前記第1のビット線及び前記共通ソース線間に接続される第1の磁気抵抗効果素子を備える第1のセルユニットと、前記第2のビット線及び前記共通ソース線間に接続される第2の磁気抵抗効果素子を備える第2のセルユニットと、前記第1及び第2のセルユニット内の前記第1及び第2の磁気抵抗効果素子に相補データを書き込むための書き込み回路と、前記第1及び第2のセルユニット内の前記第1及び第2の磁気抵抗効果素子から相補データを読み出すための読み出し回路と、前記書き込み回路及び前記読み出し回路を制御する制御回路とを具備し、前記制御回路は、
    前記第1及び第2のビット線を第1の電位に設定した後にフローティング状態にし、
    前記共通ソース線を第2の電位に設定することにより、前記フローティング状態の前記第1のビット線の電位を前記第1の磁気抵抗効果素子の抵抗値に応じた値に変化させ、かつ、前記フローティング状態の前記第2のビット線の電位を前記第2の磁気抵抗効果素子の抵抗値に応じた値に変化させ、
    前記読み出し回路を用いて、前記フローティング状態の前記第1のビット線の電位と前記フローティング状態の前記第2のビット線の電位との差を検出し、
    前記読み出し回路は、入力端子が前記第1のビット線に接続され、出力端子が前記第2のビット線に接続される第1のインバータと、入力端子が前記第2のビット線に接続され、出力端子が前記第1のビット線に接続される第2のインバータと、前記第1及び第2のインバータのNチャネルFETのソースと低電位側の電源端子との間に接続されるスイッチ素子とを備え、
    前記第1の電位は、前記第2の電位よりも高く、
    前記制御回路は、前記共通ソース線を前記第2の電位に設定してから一定期間が経過した後に前記スイッチ素子をオンにし、
    前記第1のビット線の電位と前記第2のビット線の電位との差は、前記一定期間内において前記第1及び第2のインバータのPチャネルFETにより検出され、前記一定期間後において前記第1及び第2のインバータの前記PチャネルFETと前記NチャネルFETとにより検出される
    磁気ランダムアクセスメモリ。
  3. 前記第1及び第2の磁気抵抗効果素子は、それぞれ、磁化状態が不変のピンド層と、磁化状態が可変のフリー層とを備え、前記第1の磁気抵抗効果素子の前記ピンド層及び前記フリー層の配置と、前記第2の磁気抵抗効果素子の前記ピンド層及び前記フリー層の配置とは、前記共通ソース線に対して対称である請求項1又は2に記載の磁気ランダムアクセスメモリ。
  4. 前記制御回路は、前記書き込み回路を用いて、前記第1のビット線から前記第1及び第2の磁気抵抗効果素子を経由して前記第2のビット線に向かう第1の書き込み電流、又は、前記第2のビット線から前記第1及び第2の磁気抵抗効果素子を経由して前記第1のビット線に向かう第2の書き込み電流を流すことにより、前記第1及び第2の磁気抵抗効果素子に対して相補データを書き込む請求項に記載の磁気ランダムアクセスメモリ。
  5. 前記第1及び第2の磁気抵抗効果素子は、それぞれ、磁化状態が不変のピンド層と、磁化状態が可変のフリー層とを備え、前記第1の磁気抵抗効果素子の前記ピンド層及び前記フリー層の配置と、前記第2の磁気抵抗効果素子の前記ピンド層及び前記フリー層の配置とは、前記共通ソース線に対して非対称である請求項1又は2に記載の磁気ランダムアクセスメモリ。
  6. 前記制御回路は、前記書き込み回路を用いて、前記第1及び第2のビット線から前記第1及び第2の磁気抵抗効果素子を経由して前記共通ソース線に向かう第1の書き込み電流、又は、前記共通ソース線から前記第1及び第2の磁気抵抗効果素子を経由して前記第1及び第2のビット線に向かう第2の書き込み電流を流すことにより、前記第1及び第2の磁気抵抗効果素子に対して相補データを書き込む請求項に記載の磁気ランダムアクセスメモリ。
  7. 前記第1のセルユニットは、前記第1の磁気抵抗効果素子に直列接続される第1のスイッチ素子を備え、前記第1の磁気抵抗効果素子は、前記第1のビット線側に配置され、前記第1のスイッチ素子は、前記共通ソース線側に配置され、
    前記第2のセルユニットは、前記第2の磁気抵抗効果素子に直列接続される第2のスイッチ素子を備え、前記第2の磁気抵抗効果素子は、前記第2のビット線側に配置され、前記第2のスイッチ素子は、前記共通ソース線側に配置される
    請求項1又は2に記載の磁気ランダムアクセスメモリ。
  8. 前記第1のセルユニットは、前記第1の磁気抵抗効果素子に直列接続される第1のスイッチ素子を備え、前記第1の磁気抵抗効果素子は、前記共通ソース線側に配置され、前記第1のスイッチ素子は、前記第1のビット線側に配置され、
    前記第2のセルユニットは、前記第2の磁気抵抗効果素子に直列接続される第2のスイッチ素子を備え、前記第2の磁気抵抗効果素子は、前記共通ソース線側に配置され、前記第2のスイッチ素子は、前記第2のビット線側に配置される
    請求項1又は2に記載の磁気ランダムアクセスメモリ。
  9. 前記第1のスイッチ素子は、
    第1のアクティブエリア内に形成される第1、第2及び第3の不純物領域と、前記第1及び第2の不純物領域間のチャネル上、並びに、前記第1及び第3の不純物領域間のチャネル上に、それぞれ配置される共通ゲート電極とを備え、
    前記第2のスイッチ素子は、
    第2のアクティブエリア内に形成される第4、第5及び第6の不純物領域と、前記第4及び第5の不純物領域間のチャネル上、並びに、前記第4及び第6の不純物領域間のチャネル上に、それぞれ配置される前記共通ゲート電極とを備え、
    前記第1及び第2のスイッチ素子は、前記共通ゲート電極が延びる方向に並んで配置され、かつ、同じ向きにレイアウトされる
    請求項7又は8に記載の磁気ランダムアクセスメモリ。
  10. 前記第1のスイッチ素子は、
    第1のアクティブエリア内に形成される第1、第2及び第3の不純物領域と、前記第1及び第2の不純物領域間のチャネル上、並びに、前記第1及び第3の不純物領域間のチャネル上に、それぞれ配置される共通ゲート電極とを備え、
    前記第2のスイッチ素子は、
    第2のアクティブエリア内に形成される第4、第5及び第6の不純物領域と、前記第4及び第5の不純物領域間のチャネル上、並びに、前記第4及び第6の不純物領域間のチャネル上に、それぞれ配置される前記共通ゲート電極とを備え、
    前記第1及び第2のスイッチ素子は、前記共通ゲート電極が延びる方向に並んで配置され、かつ、逆向きにレイアウトされる
    請求項7又は8に記載の磁気ランダムアクセスメモリ。
  11. 第1及び第2のビット線と、前記第1及び第2のビット線間に接続される第1の磁気抵抗効果素子を備えるセルユニットと、第3及び第4のビット線と、前記第3及び第4のビット線間に接続される第2の磁気抵抗効果素子を備えるリファレンスユニットと、前記セルユニット内の前記第1の磁気抵抗効果素子にデータを書き込むための書き込み回路と、前記セルユニット内の前記第1の磁気抵抗効果素子及び前記リファレンスユニット内の前記第2の磁気抵抗効果素子からデータを読み出すための読み出し回路と、前記書き込み回路及び前記読み出し回路を制御する制御回路とを具備し、前記制御回路は、
    前記第1及び第3のビット線を第1の電位に設定した後にフローティング状態にし、
    前記第2及び第4のビット線を第2の電位に設定することにより、前記フローティング状態の前記第1のビット線の電位を前記第1の磁気抵抗効果素子の抵抗値に応じた値に変化させ、かつ、前記フローティング状態の前記第3のビット線の電位を前記第2の磁気抵抗効果素子の抵抗値に応じた値に変化させ、
    前記読み出し回路を用いて、前記フローティング状態の前記第1のビット線の電位と前記フローティング状態の前記第3のビット線の電位との差を検出し、
    前記読み出し回路は、入力端子が前記第1のビット線に接続され、出力端子が前記第3のビット線に接続される第1のインバータと、入力端子が前記第3のビット線に接続され、出力端子が前記第1のビット線に接続される第2のインバータと、前記第1及び第2のインバータのPチャネルFETのソースと高電位側の電源端子との間に接続されるスイッチ素子とを備え、
    前記第1の電位は、前記第2の電位よりも低く、
    前記制御回路は、前記第2及び第4のビット線を前記第2の電位に設定してから一定期間が経過した後に前記スイッチ素子をオンにし、
    前記第1のビット線の電位と前記第3のビット線の電位との差は、前記一定期間内において前記第1及び第2のインバータのNチャネルFETにより検出され、前記一定期間後において前記第1及び第2のインバータの前記PチャネルFETと前記NチャネルFETとにより検出される
    磁気ランダムアクセスメモリ。
  12. 第1及び第2のビット線と、前記第1及び第2のビット線間に接続される第1の磁気抵抗効果素子を備えるセルユニットと、第3及び第4のビット線と、前記第3及び第4のビット線間に接続される第2の磁気抵抗効果素子を備えるリファレンスユニットと、前記セルユニット内の前記第1の磁気抵抗効果素子にデータを書き込むための書き込み回路と、前記セルユニット内の前記第1の磁気抵抗効果素子及び前記リファレンスユニット内の前記第2の磁気抵抗効果素子からデータを読み出すための読み出し回路と、前記書き込み回路及び前記読み出し回路を制御する制御回路とを具備し、前記制御回路は、
    前記第1及び第3のビット線を第1の電位に設定した後にフローティング状態にし、
    前記第2及び第4のビット線を第2の電位に設定することにより、前記フローティング状態の前記第1のビット線の電位を前記第1の磁気抵抗効果素子の抵抗値に応じた値に変化させ、かつ、前記フローティング状態の前記第3のビット線の電位を前記第2の磁気抵抗効果素子の抵抗値に応じた値に変化させ、
    前記読み出し回路を用いて、前記フローティング状態の前記第1のビット線の電位と前記フローティング状態の前記第3のビット線の電位との差を検出し、
    前記読み出し回路は、入力端子が前記第1のビット線に接続され、出力端子が前記第3のビット線に接続される第1のインバータと、入力端子が前記第3のビット線に接続され、出力端子が前記第1のビット線に接続される第2のインバータと、前記第1及び第2のインバータのNチャネルFETのソースと低電位側の電源端子との間に接続されるスイッチ素子とを備え、
    前記第1の電位は、前記第2の電位よりも高く、
    前記制御回路は、前記第2及び第4のビット線を前記第2の電位に設定してから一定期間が経過した後に前記スイッチ素子をオンにし、
    前記第1のビット線の電位と前記第3のビット線の電位との差は、前記一定期間内において前記第1及び第2のインバータのPチャネルFETにより検出され、前記一定期間後において前記第1及び第2のインバータの前記PチャネルFETと前記NチャネルFETとにより検出される
    磁気ランダムアクセスメモリ。
  13. 前記セルユニットは、前記第1の磁気抵抗効果素子に直列接続されるスイッチ素子を備え、前記第1の磁気抵抗効果素子は、前記第1のビット線側に配置され、前記スイッチ素子は、前記第2のビット線側に配置される請求項11又は12に記載の磁気ランダムアクセスメモリ。
  14. 前記セルユニットは、前記第1の磁気抵抗効果素子に直列接続されるスイッチ素子を備え、前記第1の磁気抵抗効果素子は、前記第2のビット線側に配置され、前記スイッチ素子は、前記第1のビット線側に配置される請求項11又は12に記載の磁気ランダムアクセスメモリ。
  15. 前記第1の電位は、接地電位であり、前記第2の電位は、電源電位である請求項1又は11に記載の磁気ランダムアクセスメモリ。
  16. 前記第1の電位は、電源電位であり、前記第2の電位は、接地電位である請求項2又は12に記載の磁気ランダムアクセスメモリ。
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