JP2008042985A - 電動車両の蓄電池装置 - Google Patents

電動車両の蓄電池装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008042985A
JP2008042985A JP2006210927A JP2006210927A JP2008042985A JP 2008042985 A JP2008042985 A JP 2008042985A JP 2006210927 A JP2006210927 A JP 2006210927A JP 2006210927 A JP2006210927 A JP 2006210927A JP 2008042985 A JP2008042985 A JP 2008042985A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
storage battery
key
electric vehicle
ecu
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006210927A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4890993B2 (ja
Inventor
Tomomasa Shimizu
智巨 清水
Yoshiyuki Mizuno
善之 水野
Kenji Tanaka
賢次 田中
Motohisa Araki
幹久 荒木
Akitoshi Iwashita
明暁 岩下
Keiji Yamamoto
圭司 山本
Masayuki Irimoto
昌之 圦本
Jun Shiotani
純 塩谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP2006210927A priority Critical patent/JP4890993B2/ja
Publication of JP2008042985A publication Critical patent/JP2008042985A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4890993B2 publication Critical patent/JP4890993B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】蓄電池の盗難予防効果を高めつつ、これを比較的簡素な処理で行うことができる電動車両の蓄電池装置を提供する。
【解決手段】バッテリ29を内蔵したバッテリパック26内に、バッテリ29の充電状態を監視する電池ECU34を設ける。この電池ECU34に、バッテリ固有の電池IDコードが登録されたEEPROM43と、経過時間を計時可能なカウンタ44とを設ける。電池ECU34を統括制御するCPU35は、バッテリ29の電池IDコードの使用期間をカウンタ44で計時し、使用期間が有効期限を超えるか否かを逐次監視する。外部充電機器であるチャージャ39を用いてバッテリ29に充電を行うに際しては、電池ECU34に登録された電池IDコードが更新されずに有効期限を超えている状態の時は、バッテリ29への充電が禁止される。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばハイブリッド車や電気自動車等の電動車両の蓄電池装置に関する。
近年、エンジンのみで動くエンジン自動車以外の車種として、エンジン及びモータの両方を駆動源として動くハイブリッド車や、モータで動く電気自動車の普及が広まりつつある。一般的に、エンジン自動車には、車両キー内のトランスポンダから発信されたIDコードが車両側のそれと一致しないとエンジン始動を許可しないイモビライザーシステムを搭載することにより、車両盗難対策を講じている。従って、ハイブリッド車や電気自動車においてもこの種の対策を施す必要があり、その技術の一例が例えば特許文献1に開示されている。
ところで、ハイブリッド車や電気自動車の場合、車体に蓄電池(288V相当)を搭載し、これを駆動源としてモータを駆動する。ところで、この種の蓄電池は高価であることから、盗難者が車両において盗みを働く場合に、車両自体ではなく蓄電池を盗難のターゲットにする可能性も否定できない。しかし、特許文献1においては車両の盗難防止については記載があるものの、蓄電池の盗難防止には言及がなされておらず、車両盗難防止と同様に蓄電池盗難防止についても対策が必要である。
そこで、特許文献2には、電動車両に搭載されたバッテリの盗難を抑制する技術が開示されている。この技術は、電動車両の車両本体と、走行駆動源となるバッテリと、そのバッテリに充電を行う充電器との各々にパスワードを持たせ、電動車両のエンジン系起動操作としてモータ始動操作が行われた際、これらパスワードが全て一致したことを条件にモータ始動を許可するものである。この技術を用いれば、仮に盗難者がバッテリを盗難してこれを他の車両に乗せ替えたとしても、この車両はパスワード照合が成立しないことから、モータが作動せず車両を動かすことができない。従って、バッテリが盗難対象として見られ難くなり、バッテリの盗難予防効果が高まる。
特開2003−320922号公報 特開2001−78302号公報
しかし、特許文献2の技術は、車両本体、バッテリ及び充電器の三者にパスワードを持たせる必要があり、しかもパスワード照合時においてはこれら三者からパスワードを読み出して比較するという処理が必要になる。従って、この技術においては、バッテリ盗難の抑制を図るに際し、三者へのパスワード登録や、これら三者からのパスワード読み出し及びその比較などの複雑な処理が必要となることから、比較的簡素な処理でバッテリ盗難を予防できる技術が望まれていた。
本発明の目的は、蓄電池の盗難予防効果を高めつつ、これを比較的簡素な処理で行うことができる電動車両の蓄電池装置を提供することにある。
前記問題点を解決するために、本発明では、充放電が可能な蓄電池を電源に走行する電動車両の蓄電池装置において、前記蓄電池の現在使用状態に相当する状態値を管理する状態値管理手段と、前記状態値が前記蓄電池の使用許可範囲にあるか否かを判別する判別手段と、前記状態値が前記使用許可範囲を超えていれば、正規使用者による充電状況下でないと判断して前記蓄電池への充電を制限する制限手段とを備えたことを要旨とする。
この構成によれば、蓄電池(蓄電池装置)を電動車両から取り外して盗難した盗難者が、例えば外部充電機器を用いてこの盗難蓄電池に充電を行うに際しては、これは正規使用者による受電実施状況下ではないので、充電実施時において制限手段による充電制限が働き、例えば充電が行えないなどの充電制限がかかる。よって、このように盗難蓄電池に対して充電動作に制限がかかるようにすれば、電動車両から蓄電池を盗難しても、この盗難電池は通常通りに使用することができないため、蓄電池に関して盗難者の盗難意欲を殺ぐことになる。従って、電動車両において蓄電池が盗難対象となる状況が生じ難くなり、蓄電池を盗難され難くすることが可能となる。
また、本発明の充電制限は、判別手段が状態値管理手段から蓄電池の状態値を取り込んで状態値が使用許可範囲内の値にあるか否かを判断し、制限手段がその判断結果を基に蓄電池への制限有無を決める処理である。よって、例えば充電に関する複数の部品にパスワードを登録してこれらが全て一致しないと充電を不許可とする充電制限処理に比べ、比較的簡単な処理で充電に制限をかけることも可能となる。以上により、蓄電池の盗難予防効果を高めつつ、これを比較的簡素な処理で行うことが可能となる。
本発明では、前記状態値管理手段は、前記状態値として前記蓄電池の使用期間を計時し、前記判別手段は、前記使用期間が前記使用許可範囲としての有効期限内であるか否かを判別し、前記制限手段は、前記使用期間が前記有効期限を超えていれば前記充電を制限することを要旨とする。
この構成によれば、蓄電池はその使用期間が有効期限を超えると、充電に関して制限がかかる状態となる。従って、仮に蓄電池を電動車両から盗み出したとしても、暫くすると蓄電池が充電制限状態となるので、蓄電池を盗難してもそれは時間が経てば通常通りに動作しない機器を盗み出すことになると盗難者に思わせられることになり、盗難者の盗難意欲を大きく殺ぐことになる。また、蓄電池の使用期間が一定時間を超えれば自由に充電を行えない状態となることは、それ以降は蓄電池が蓄電池部品として機能しないことから、これは蓄電池の盗難意欲削減に効果が高く、蓄電池の盗難抑制に非常に効果が高い。
本発明では、前記状態値管理手段は、前記蓄電池の位置を検出する検出手段の出力を用い、前記状態値として前記蓄電池の現在位置を求め、前記判別手段は、前記現在位置が前記使用許可範囲としての指定範囲内であるか否かを判別し、前記制限手段は、前記現在位置が前記指定範囲外であれば前記充電を制限することを要旨とする。
この構成によれば、蓄電池はその現在位置が指定範囲外であれば、充電に関して制限がかかる状態となる。従って、仮に蓄電池を電動車両から盗み出したとしても、蓄電池が指定範囲外に出てしまうと蓄電池には充電に制限がかかるので、蓄電池を盗難してもそれは蓄電池が指定範囲外に位置してしまえば通常通りに作動しない機器を盗み出すことになると盗難者に思わせられることになり、盗難者の盗難意欲を大きく殺ぐことになる。また、盗難被害に遭った蓄電池がエリア外に持ち出された際には、その時点で直ぐに充電に制限をかけることが可能となる。
本発明では、蓄電池固有の第1識別コードが書き込まれた記憶手段と、有効期限更新用の第1キーが無線で発信したキー固有の第1識別コードが、前記蓄電池側のコード列と一致して識別照合が成立したことを条件に、前記有効期限を更新する更新手段とを備えたことを要旨とする。
この構成によれば、蓄電池の使用に有効期限を持たせたとしても、この有効期限を更新可能としたので、蓄電池に有効期限を持たせて自由な作動を制限しても、正規使用者であれば、その有効期限を更新することにより、蓄電池を続けて使用することが可能となる。
本発明では、前記第1キーは、車両作動系キーとは別体の前記有効期限を更新するための専用キーであることを要旨とする。
この構成によれば、有効期限更新用である第1キーは通常持ち歩く必要な無いキーであるので、この種のキーを盗難され難い場所に常時保管しておくことが可能となる。よって、車両更新用のキーが第三者に盗難されるような状況が生じ難く、盗難予防性の向上に効果がある。
本発明では、車両作動系キーである第2キーと無線で通信し、その時に受信した前記第2キー固有の第2識別コードが前記電動車両側のコード列と一致して識別照合が成立したことを条件に、前記電動車両の作動を許可する無線照合機構に接続された電動車両の蓄電池装置であって、前記第1キーを相手にした無線通信と前記第2キーを相手にした無線通信とで、前記無線照合機構を共用することを要旨とする。
この構成によれば、第2キーで電動車両を作動させるに際しては、電動車両に設けられた無線照合機構が第2キーとの間で無線照合を行うが、この無線照合機構は、第1キーが電動車両との間で無線通信する際にも使用される。従って、例えば無線照合機構のアンテナ系部品が第1キー及び第2キーとの間で共用されることになり、これらキーごとにアンテナ系部品を設ける場合に比べて、部品点数削減、装置サイズの低減などの効果が得られる。
本発明では、前記無線照合機構は、前記第1キーから取得した前記第1識別コードの識別照合も行うことを要旨とする。
この構成によれば、第2キーで電動車両を作動させるに際しては、電動車両に設けられた無線照合機構が第2キーとの間で無線照合を行うが、この無線照合機構は第1キーとの間の無線照合も行う。従って、第1キー及び第2キーとの間で無線照合機構が共用されることになり、これらキーごとに照合系部品を設ける場合に比べて、部品点数削減、装置サイズの低減などの効果が得られる。
本発明では、前記無線照合機構は、前記第2キーとの間の前記識別照合が成立すれば、前記電動車両の車輪駆動源の始動を許可するとともに、前記更新手段は、前記第1キーとの間の前記識別照合が成立しつつ前記車輪駆動源が始動したことを条件に、前記有効期限を更新することを要旨とする。
この構成によれば、第2キー及び電動車両の間の識別照合成立と、車輪駆動源の始動との二つが成り立ったことを条件に、蓄電池の有効期限が更新される。従って、例えば第2キーと電動車両との間の識別照合成立のみを更新の条件とすると、操作者が無意識の時に蓄電池の有効期限が更新される状況が生じる可能性も否めないが、更新条件が複数あれば、無意識中の有効期限更新の問題は生じ難い。
本発明では、前記更新手段は、前記第1キーが接続された通信機器を前記電動車両のコネクタ部に接続した状態において、前記通信機器から前記コネクタ部を通して前記第1識別コードを取り込み、当該コードが前記蓄電池側のコード列と一致して前記識別照合が成立したことを条件に、前記有効期限を更新することを要旨とする。
この構成によれば、キーによる無線通信だけでなく、通信機器を用いた有線でも蓄電池の有効期限の更新を行うことが可能となるので、蓄電池の有効期限を更新する際の更新方法の選択肢が増え、蓄電池に充電制限を持たせたとしてもその有効期限更新に際して使い勝手がよくなる。
本発明では、前記第1キーと前記電動車両との間で前記識別照合が成立すれば、前記有効期限の更新と車輪駆動源の始動との両方を許可することを要旨とする。
この構成によれば、第1キーで蓄電池の有効期限更新と車輪駆動源の始動との両方を行うことが可能となるので、これら機能ごとに各々キーを所有する必要がなくなり、キー携帯の観点において利便性が向上する。
本発明では、前記制限に関する制御系部品は、前記蓄電池に一体に組み込まれていることを要旨とする。
この構成によれば、蓄電池という大型部品の内部に、充電制限に関する制御系部品が組み込まれることになる。ところで、例えば制御系部品を交換することによって蓄電池の充電制限機能を無くすことも考えられるが、本発明のように蓄電池に制御系部品を組み込めば、大型部品内部に制御系部品が内蔵されることになるので、制御系部品の取り替えが実施し難くなり、このことも充電池の盗難抑制に効果が高い。
この発明では、蓄電池固有の第1識別コードが書き込まれた記憶手段と、前記有効期限の更新を管理するサーバとの間で通信が可能な通信手段と、前記通信手段を介してサーバとの間で前記第1識別コードを通信し、前記電動車両側の前記第1識別コードが前記サーバ側のコード列と一致して識別照合が成立したことを条件に、前記有効期限を更新するサーバ側更新手段とを備えたことを要旨とする。
この構成によれば、蓄電池の使用に有効期限を持たせたとしても、この有効期限を更新可能としたので、蓄電池に有効期限を持たせて自由な作動を制限しても、正規使用者であれば、その有効期限を更新することにより、蓄電池を続けて使用することが可能となる。有効期限の更新管理はサーバが行うので、更新に必要な機器が盗難される状況に成らずに済み、不正な有効期限更新が生じ難い。
本発明によれば、蓄電池の盗難予防効果を高めつつ、これを比較的簡素な処理で行うことができる。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した電動車両の蓄電池装置の第1実施形態を図1〜図5に従って説明する。
図1に示すように、車両がハイブリッド車1の場合には、エンジン2とモータ3の両方を車輪駆動源として走行するハイブリッドシステム4が車体に搭載されている。ハイブリッドシステム4においては、エンジンの動力を機械的に車輪に伝えて走行するモードと、エンジンの動力で発電を行いモータで走行するモードと、エンジン及びモータの双方で車輪を直接駆動するモードと、エンジンを停止してモータのみで走行するモードの各種モードで走行する。なお、ハイブリッド車1が電動車両に相当し、エンジン2及びモータ3が車輪駆動源を構成する。
ハイブリッド車1には、携帯機5を所有していればメカニカルキーを用いなくてもドアロック施解錠やハイブリッドシステム起動を許可するハンズフリーシステム6が搭載されている。ハイブリッド車1には、ハンズフリーシステム6においてID照合を行う照合ECU7が設けられている。この照合ECU7には、車外に設置された車外LF発信機8と、車内に設置された車内LF発信機9と、同じく車内に設置されたRF受信機10とが接続されている。なお、携帯機5が車両作動系キー(第2キー)に相当し、照合ECU7〜RF受信機10が無線照合機構を構成する。
また、照合ECU7には、ドアロック施解錠を制御するドアECU11が車内のバス12を介して接続されている。ドアECU11には、ドアロック施解錠時の駆動源となるドアロックモータ13が接続されている。また、ドアECU11には、ドアの開閉状態を検出するドアカーテシスイッチ14が接続されている。ドアECU11は、ドアカーテシスイッチ14から開信号または閉信号を入力し、ドアが開状態及び閉状態の何れにあるのかを認識することが可能である。
ハイブリッド車1が駐車状態(ハイブリッドシステム停止でドア施錠状態)の際、照合ECU7は、車外LF発信機8からID返信要求(リクエスト)としてLF帯のリクエスト信号Sreqを発信して車外に通信エリアを形成する。ここで、車外LF発信機8が複数存在する場合には、これらが1つずつ順にリクエスト信号Sreqを発信し、この発信を繰り返す動作をとる。携帯機5がその車外通信エリアに入り込むと、携帯機5はこのリクエスト信号Sreqを受信し、そのLF信号がID返信要求であることを認識すると、自身のメモリに登録された車両IDコード(第2識別コード)をRF帯の車両ID信号Sidとして発信する。
照合ECU7は、車外LF発信機8からリクエスト信号Sreqを発信している時、RF受信機10で車両ID信号Sidを受信すると車外通信が確立したと認識し、携帯機5の車両IDコードを車両に登録されたコード列と比較するID照合として車外照合を行う。照合ECU7は、この車外照合が成立した事を認識すると、停止状態のタッチセンサ15を起動し、このタッチセンサ15で操作者によるハンドルノブのタッチ操作を検出すると、ドアECU11にドアアンロック要求信号を出力する。このドアアンロック要求信号を受けたドアECU11は、ドアロックモータ13を駆動して施錠状態のドアロックを解除する。
一方、照合ECU7は、ハイブリッド車1がエンジン停止状態でドアロックが解錠状態の際、ハンドルノブのロックボタン16の押下操作を検出すると、車外LF発信機8に車外通信エリアを再度形成させて車外照合を行い、車外照合が成立すれば、ドアロック要求信号をドアECU11に出力する。ドアECU11は、そのドアロック要求信号を入力すると、ドアロックモータ13を駆動してドアロックを施錠する。
照合ECU7は、ドアカーテシスイッチ14により運転者が乗車した事を検出すると、車内LF発信機9からリクエスト信号Sreqを発信して車内に通信エリアを形成する。携帯機5がその車内通信エリアに入り込むと、携帯機5はこのリクエスト信号Sreqに応答して車両ID信号Sidを返信する。照合ECU7は、車内LF発信機9からリクエスト信号Sreqを発信している時、RF受信機10で携帯機5の車両ID信号Sidを受信すると車内通信が確立したと認識し、車内にある携帯機5と車両との間で車両IDコードを比較するID照合として車内照合を行い、車内照合成立結果を認識する。なお、この室内照合は、携帯機5に埋設されたトランスポンダのコードを車両との間で照合するイモビライザー照合を含んでいてもよい。
照合ECU7には、車内の各種電装品の電源を制御する電源ECU17がバス12を通じて接続されている。電源ECU17は、例えばステアリングホイール横のキースロット18に携帯機5が半挿し状態となると起動を開始する。電源ECU17には、ハイブリッドシステム4を起動又は停止する際に操作するスタートスイッチ19が接続されている。ハイブリッド車1においては、シフトレバーが駐車位置のときにブレーキペダルを踏み込んだ状態でスタートスイッチ19がオン操作されると、ハイブリッドシステム4が起動する。また、電源ECU17には、アクセサリ電源のオンオフを切り換えるACCリレー20と、イグニッション系のオンオフを切り換えるIG1リレー21及びIG2リレー22とが接続されている。
照合ECU7には、ハイブリッドシステム4を統括制御するハイブリッドECU23がバス12を通じて接続されている。ハイブリッドECU23には、エンジン2の点火制御及び燃料噴射制御を行うエンジンECU24がCAN(Contoroller Area Network)通信で接続されるとともに、インバータ25を介してモータ3が接続されている。ハイブリッドECU23は、アクセル開度、シフトポジション、各種センサからの出力信号に従い、運転状態に応じたエンジン出力及びモータトルクを求め、各種ECUに要求値を出力することで駆動力を制御する。
ハイブリッド車1には、バッテリ系部品を1つのケース内に収納することにより同部品をユニット化したバッテリパック26が搭載されている。このバッテリパック26は、図2に示すように、バッテリカバー27aをそれと組を成すロアケース27bに組み付けることによりケース27が成り立っており、このケース27の内部に各種バッテリ系部品が収納されている。また、バッテリパック26は、図3に示すように、盗難防止効果の高い位置として後部座席シート28の下方位置に配置されている。
図1に示すように、バッテリパック26には、蓄電池部品としてバッテリ29が設けられている。バッテリ29は、複数のセル30aを直列接続することで成る電池モジュール30と、この電池モジュール30の高電圧電源回路31に直列接続されたシステムメインリレー32とを有する。モータ3及びインバータ25と、インバータ25及びバッテリ29とは、高電圧大電流の電線であるパワーケーブル33で接続されている。システムメインリレー32は、ハイブリッドECU23に接続され、ハイブリッドECU23からの指令により、高電圧電源回路31の接続又は遮断を行う。なお、バッテリ29が蓄電池に相当する。
バッテリパック26には、バッテリ29の充電状態の監視を行う電池ECU34が設けられている。この電池ECU34は、ケース27内において電池モジュール30に一体に組み付けられるとともに、ハイブリッドECU23にCAN通信を介して接続されている。電池ECU34には、電池ECU34を統括制御するCPU35と、電池ECU34の作動用の各種制御プログラムが書き込まれたROM36と、作動時の作業領域として使用されるRAM36aが設けられ、これらは内部バス37を通じて接続されている。ROM36には、バッテリ29の充電状態監視用の制御プログラムが記憶されている。CPU35は、この制御プログラムに従い作動することにより、バッテリ29の充電状態監視を行う。なお、電池ECU34が制御系部品に相当する。
また、高電圧電源回路31の配線途中には、高電圧電源回路31に流れる電流量を検出する電流センサ38が接続されている。電流センサ38は、電池ECU34に接続されるとともに、高電圧電源回路31に流れる電流値に応じた検出信号を電池ECU34に出力する。CPU35は、電流センサ38から入力する検出信号を基にバッテリ29の充電監視を行い、ハイブリッドECU23から充電状態通知要求を受けた際、充電監視結果をハイブリッドECU23に通知する。ハイブリッドECU23は、電池ECU34から送られる充電監視結果からバッテリ29の充電状態を把握する。
バッテリパック26には、バッテリ用外部充電器でバッテリ29を充電する際にその充電器であるチャージャ39を接続可能な充電用コネクタ40が接続されている。充電用コネクタ40は、バッテリ29、電流センサ38及びスイッチSWに対して直列に接続されている。チャージャ39は、アダプタ41を介して充電用コネクタ40に接続可能となっているとともに、交流電源(家庭用商用電源:交流100V)42の電力を、アダプタ41及び充電用コネクタ40を介してバッテリ29に充電可能となっている。
電池ECU34には、各種データを上書き可能なEEPROM43と、例えば経過時間をカウントするカウンタ44とが設けられている。このうち、EEPROM43には、バッテリ29(バッテリパック26)固有の番号である電池IDコード(第1識別コード)が書き込まれている。なお、CPU35及び充電制御プログラムが状態値管理手段、判別手段、制限手段及び更新手段を構成し、EEPROM43が記憶手段に相当し、カウンタ44が状態値管理手段を構成する。
高電圧電源回路31には、高電圧電源回路31の通電のオンオフを切り換えるスイッチSWが直列接続されている。スイッチSWは、電池ECU34に接続されるとともに、電池ECU34からの指令に基づきオンオフ状態が切り換わる。スイッチSWは、通常の状態においてオン状態となっており、電池ECU34が充電制限状態になると、スイッチSWをオフにし、高電圧電源回路31をオープン回路にする。なお、スイッチSWが制限手段等を構成する。
ROM36には、バッテリ29の充電を制限する充電制限プログラムが含まれている。CPU35は、充電制御プログラムを実行することにより、充電制限処理として有効期限判別処理を行う。本例の有効期限判別処理は、電池IDコードの使用期間(状態値)をカウンタ44で計時し、充電開始時において電池IDコードの使用期間が有効期限(使用許可範囲)を過ぎれば、通常はオン状態のスイッチSWをオフに切り換え、高電圧電源回路31に電流が流れない状態とすることにより、バッテリ29の充電を禁止する。この有効期限は、例えば更新日から1ヶ月などの使用期限で設定されている。
照合ECU7は、EEPROM43の電池IDコードの有効期限を更新可能な専用鍵45と無線通信が可能である。専用鍵45は、手元に携帯機5を所有していなくても、これのみでハイブリッドシステム4の起動が可能であり、しかも自身とハイブリッド車1との間で電池IDコードの照合として電池番号照合が成立しつつ、この状態でハイブリッドシステム4が起動したことを条件に、電池ECU34に登録された電池IDコードの有効期限が更新可能なキーである。なお、専用鍵45が第1キーに相当する。
専用鍵45には、携帯機5と同様の通信形態で照合ECU7と無線通信を行う通信機構46と、データ上書き可能なEEPROM47とが設けられている。EEPROM47には、専用鍵固有のコード列として電池IDコードが登録されている。専用鍵45の通信機構46は、車内LF発信機9からLF信号を受信した際、その信号がリクエスト信号Sreqであると認識すると、EEPROM47に登録された電池IDコードをRF帯の電池ID信号Selとして返信する。
照合ECU7は、RF受信機10を介して電池ID信号Selを受信すると、電池ECU34から電池IDコードを取得し、電池ID信号Selに含まれる専用鍵固有の電池IDコードを、車両側のコード列と照合する。照合ECU7は、これら電池IDコードが一致して電池番号照合成立を認識すると、車内照合が成立した場合と同じ状態となり、ハイブリッドシステム4の起動を許可する状態となる。また、電池ECU34は、このときに照合ECU7から電池番号照合成立の通知を受けるが、この場合においてはEEPROM43の電池IDコードの有効期限を更新可能な状態となる。
次に、本例の電動車両の蓄電池装置の動作を説明する。
バッテリ29を外部充電機器で充電するに際しては、図1に示すようにチャージャ39を、アダプタ41を介して充電用コネクタ40に接続する。この接続状態においてチャージャ39が充電開始操作されると、この充電開始操作を検出したチャージャ39は、アダプタ41及び充電用コネクタ40を介して高電圧電源回路31に電流を流そうとする。ここで、CPU35は、カウンタ44で計時した電池IDコードの使用期間が、予め設定しておいた有効期限内か否かを常時判別している。CPU35は、カウンタ44で計時した電池IDコードの使用期間が、予め設定しておいた有効期限内であれば、バッテリ29への充電を許可してスイッチSWをオン状態のままとする。
このため、チャージャ39から高電圧電源回路31に電流が流された際には、通常通り、交流電源42の電流がアダプタ41及び充電用コネクタ40を介して電池モジュール30に流れ込み、バッテリ29が充電される。即ち、チャージャ39を使用してバッテリ29へ充電を行う際に、カウンタ44のカウント値が、事前にCPU35において設定されていた閾値を超えていなければ、チャージャ39によるバッテリ29への充電を行うことが可能である。
一方、例えばバッテリパック26(バッテリ29)が盗難された場合を考える。このとき、盗難者の手元に専用鍵45まで一緒に盗み出されることは考え難いので、EEPROM43に登録された電池IDコードの有効期限更新は実施されず、電池IDコードの使用期間は暫くすると有効期限を超える状態となる。
このとき、CPU35は、通常はオン状態のスイッチSWをこの時点でオフに切り換え、高電圧電源回路31をオープン回路とすることにより、バッテリ29への充電を禁止する。これにより、例えばバッテリ盗難者が充電用コネクタ40にチャージャ39を接続して充電操作を開始しても、スイッチSWがオフ状態をとることを理由に、チャージャ39からの電流は高電圧電源回路31を流れない状態をとり、バッテリ29には充電が実施されない。
従って、本例においては、バッテリパック26を車両から盗み出しても、電池IDコードの使用期間が有効期限を超えると充電ができなくなるので、盗難者によるバッテリ29の盗難意欲を殺ぐことになり、これはバッテリ29の盗難防止抑制に効果が高い。また、電池IDコードの有効期限更新は普段持ち歩かない専用鍵45で行うことから、盗んだバッテリパック26を充電するには、この専用鍵45を盗み出す必要が生じるので、このこともバッテリ29の盗難防止抑制に寄与する。また、バッテリ29への充電可否判定は、CPU35がカウンタ44のカウンタ値を見るという簡素な処理で行われるので、複雑な処理を用いずに充電可否判定を行うことが可能となる。
続いて、電池ECU34に登録された電池IDコードを更新する場合について述べるが、まずはハイブリッド車1を運転するに際し、運転者が携帯機5のみを所持して乗車した場合を考える。このとき、運転者が所持する携帯機5は、車内LF発信機9が発信したリクエスト信号Sreqを受信すると、車両ID信号Sidをハイブリッド車1に返信する。照合ECU7は、RF受信機10を介して車両ID信号Sidを受信すると車内照合を行い、この車内照合が成立した際には車内照合成立を認識する。
続いて、車内に乗り込んだ運転者が、ハイブリッドシステム4を起動(即ち、エンジン始動)すべく、シフトレバーを駐車位置にしてブレーキペダルを踏みながらスタートスイッチ19をオン操作(押し操作)したとする。このとき、電源ECU17は、照合ECU7に対してID照合結果を確認する。このID照合確認要求を受けた照合ECU7は、車内照合(イモビライザー照合を含む場合あり)が成立していれば、車内照合成立通知を電源ECU17に応答する。電源ECU17は、照合ECU7から車内照合成立通知を受けると、3つのリレー20〜22を全てオンする。
リレー20〜22をオン状態にした電源ECU17は、ハイブリッドECU23に起動信号を出力する。この起動信号を受けたハイブリッドECU23は、照合ECU7との間で暗号化通信を用い、車内照合成立の確認と、互いがペアを成すECU同士であるか否かの確認(ペアリング)とを行う。ハイブリッドECU23は、車内照合とペアリングとが両方とも成立する事を認識すると、システムメインリレー32をオンする動作に入る。
ここで、CPU35は、電池ECU34に登録された電池IDコードが有効期限内であるか否かを逐次監視しており、電池IDコードの使用期間が有効期限内であれば、スイッチSWをオンのままにしている。これにより、システムメインリレー32がハイブリッドECU23によってオン状態に切り換えられると、高電圧電源回路31に電流が流れる状態となることから、これによりスタータモータが回り、ハイブリッドシステム4が起動する。
一方、CPU35は、電池ECU34に登録された電池IDコードが有効期限を超えた場合、通常はオン状態のスイッチSWを、その時点でオフに切り換える。このため、ハイブリッドECU23がシステムメインリレー32をオンした際、スイッチSWがオフの場合には、高電圧電源回路31に電流が流れず、スタータモータが回らない状態となる。従って、電池IDコードが有効期限を超える場合、携帯機5を所有していても、ハイブリッドシステム4を起動できない状態になる。
続いて、ハイブリッド車1を運転するに際し、電池ECU34内の電池IDコードの有効期限更新も行いたい場合、本例の専用鍵45は電池IDコード更新とハイブリッドシステム起動との両操作が可能であることから、運転者は専用鍵45を所持してハイブリッド車1に乗車する。このとき、専用鍵45はリクエスト信号Sreqを受信する状態をとることから、リクエスト信号Sreqに応答する形で、自身の電池IDコードを含む電池ID信号Selをハイブリッド車1に返信する。
照合ECU7は、RF受信機10でRF信号を受信した際、RF信号に含まれたIDコードが携帯機5の車両IDコードでなければ、ハイブリッドECU23を経由する通信経路で、電池ECU34に電池IDコード確認を要求する。電池IDコード確認要求を受けたCPU35は、自身のEEPROM43に登録された電池IDコードのコード列情報を、ハイブリッドECU23を経由して照合ECU7に返信する。なお、この処理は必ずしもハイブリッドECU23を経由することに限らず、直に電池ECU34と通信するようにしてもよい。
電池IDコードの返信を受けた照合ECU7は、RF受信機10で受信した電池ID信号Selに含まれる電池IDコードを、電池ECU34から取り込んだ電池IDコードと照合することにより、電池番号照合を行う。照合ECU7は、この電池番号照合が成立すると、電池番号照合成立を認識する。
続いて、車内に乗り込んだ運転者が、ハイブリッドシステム4を起動(即ち、エンジン始動)すべく、シフトレバーを駐車位置にしてブレーキペダルを踏みながらスタートスイッチ19をオン操作(押し操作)したとする。このとき、電源ECU17は、照合ECU7に対してID照合結果を確認する。このID照合確認要求を受けた照合ECU7は、車内照合及び電池番号照合の少なくとも一方が成立していれば、その照合成立通知を電源ECU17に応答する。電源ECU17は、照合ECU7からその照合成立通知を受けると、3つのリレー20〜22を全てオンする。
リレー20〜22をオン状態にした電源ECU17は、ハイブリッドECU23に起動信号を出力する。この起動信号を受けたハイブリッドECU23は、照合ECU7との間で暗号化通信を用い、ID照合(車内照合又は電池番号照合)の成立の確認と、互いがペアを成すECU同士であるか否かの確認(ペアリング)とを行う。ハイブリッドECU23は、ID照合とペアリングとが両方とも成立する事を認識すると、システムメインリレー32をオンする動作に入る。
システムメインリレー32がハイブリッドECU23によってオン状態に切り換えられた際、電池ECU34に登録された電池IDコードが有効期限内であれば、スイッチSWがオン状態のままであるので、バッテリ29からの電流がスタータモータに流れ、ハイブリッドシステム4が起動する。一方、システムメインリレー32がハイブリッドECU23によってオン状態に切り換えられた際、電池ECU34に登録された電池IDコードが有効期限を超えていれば、スイッチSWがオフに切り換えられているので、スタータモータに電流が流れず、ハイブリッドシステム4は起動しない。
ハイブリッドECU23は、ハイブリッドシステム4を起動した際、システム起動通知を電池ECU34に出力する。このシステム起動通知を受けたCPU35は、ハイブリッドECU23を経由して照合ECU7に、ID照合が車内照合及び電池番号照合のどちらが成立したのかを確認する。このとき、照合ECU7は、車内照合が成立していれば車内照合成立済みの通知を電池ECU34に返信し、電池番号照合が成立していれば、車内照合成立の有無に拘わらず、電池番号照合済みの通知を電池ECU34に返信する。
CPU35は、照合ECU7から電池番号照合成立済みの通知を受けると、カウンタ44をリセットして使用期間の計測を再度「0」から始めることにより、電池IDコードの有効期限を更新する。即ち、専用鍵45でハイブリッドシステム4を起動する度に、電池ECU34に登録された電池IDコードの有効期限がその都度更新される。一方、CPU35は、照合ECU7から車内照合成立済みの通知を受けると、カウンタ44をリセットせず、電池IDコードを更新しない。即ち、携帯機5でハイブリッドシステム4を起動しても、これによっては電池IDコードが更新されない。
また、これ以外の電池IDコード更新方法としては、例えばディーラ等に存在するような図4に示す専用ツール48を用いる方法もある。この専用ツール48には、専用鍵45を挿し込み可能な接続スロット48aと、専用ツール48及び外部機器の間で各種信号をやり取りする際の通信線となる接続コード48bとが設けられている。また、専用ツール48には、接続スロット48aにセットされた専用鍵45との間で無線通信を行うことが可能な無線機構49が設けられている。
ハイブリッド車1の車内壁面1aには、専用ツール48の接続コード48bを接続することが可能なサービス用コネクタ50が設けられている。サービス用コネクタ50は、例えばダイアグツールを接続するコネクタとしても使用可能である。また、このサービス用コネクタ50には、図5に示すようにECU間のインターフェイスとして働くゲートウェイECU51が接続されている。ハイブリッドECU23とゲートウェイECU51との間の通信には、例えばCAN通信が採用されている。なお、専用ツール48が通信機器に相当し、サービス用コネクタ50がコネクタ部に相当する。
無線機構49は、専用鍵45が接続スロット48aに挿し込まれたことを検出すると起動を開始し、この専用鍵45との間で携帯機5と同様の無線通信を行うことにより、専用鍵45から電池ID信号Selを取得する。電池ID信号Selを取得した無線機構49は、電池ID信号Selに含まれる電池IDコードのコード列情報を、接続コード48b及びサービス用コネクタ50を介してゲートウェイECU51に送出する。
ゲートウェイECU51は、専用ツール48からサービス用コネクタ50を介し電池IDコードのコード列情報を取得すると、CAN通信を用い、ハイブリッドECU23を経由してコード列情報を照合ECU7に転送する。照合ECU7は、専用ツール48から電池IDコードを入力すると、このコード列が携帯機5の車両IDコードでなければ、ハイブリッドECU23を経由する通信経路で電池ECU34に電池IDコード確認を要求する。電池IDコード確認要求を受けたCPU35は、自身のEEPROM43に登録された電池IDコードのコード列情報を、ハイブリッドECU23を経由して照合ECU7に返信する。
電池ECU34から電池IDコードの返信を受けた照合ECU7は、専用ツール48から取得した電池IDコードを、電池ECU34から取り込んだ電池IDコードと照合することにより、電池番号照合を行う。照合ECU7は、この電池番号照合が成立すると、電池番号照合成立を認識する。従って、専用鍵45ではなく携帯機5でハイブリッドシステム4を起動したとしても、専用ツール48で電池番号照合が成立していれば、電池ECU34の電池IDコードの有効期限がその都度更新される。
従って、電池IDコードに有効期限を持たせるようにしても、専用鍵45や専用ツール48を用いてこれを更新可能とすれば、電池IDコードを定期的に更新することにより、ハイブリッド車1を通常通りに起動することが可能となる。また、この種の専用鍵45は通常持ち歩くようなキーではないため、このようなキーに有効期限更新機能を持たせておけば、第三者により勝手に電池IDコードの有効期限を更新されてしまうような状況も生じ難い。
本実施形態の構成によれば、以下に記載の効果を得ることができる。
(1)バッテリパック26をハイブリッド車1の車体から盗み出したとしても、これは充電有効期限が切れた後は充電ができなくなる。従って、バッテリパック26を盗み出しても、これは一定期間が経過すれば通常通りに使用することができないため、バッテリパック26に対する盗難者の盗難意欲を殺ぐことになる。よって、ハイブリッド車1においてバッテリパック26が盗難対象になり難く、バッテリパック26の盗難予防効果を高めることができる。また、CPU35がカウンタ44のカウンタ値を見るという簡素な処理でバッテリ29への充電可否判定が行われるので、複雑な処理を用いずに充電可否判定を行うこともできる。
(2)バッテリパック26の使用期間が有効期限を超えると、バッテリ29に全く充電ができなくなるので、一定期間が過ぎればバッテリパック26は蓄電池部品として機能しなくなる。よって、バッテリパック26の使用期間が有効期限を超えた後は、バッテリパック26を所有していても意味がないので、これはバッテリパック26の盗難意欲削減に非常に効果が高い。
(3)バッテリパック26の使用に有効期限を持たせたとしても、専用鍵45を所有してこれとハイブリッド車1との間でID照合が成立したことを条件に、有効期限を更新可能とする。従って、バッテリパック26の使用に有効期限を持たせても、車両所有者であれば、専用鍵45を用いてバッテリパック26の有効期限を更新することにより、バッテリパック26を継続して使用することができる。
(4)盗み出したバッテリパック26を通常通りに作動させるには、通常持ち歩かない専用鍵45を同時に盗難する必要がある。従って、バッテリパック26と専用鍵45の両方を盗み出すことは困難であるので、このこともバッテリパック26の盗難抑制に効果が高い。
(5)専用鍵45の電池IDコードを車両側のコード列と照合するに際し、このID照合は照合ECU7が行う。従って、ハイブリッド車1及び携帯機5の間のID照合と、ハイブリッド車1及び専用鍵45の間のID照合とを同じ照合ECU7で行うことになるので、照合ECU7やそれに関係する部品を携帯機5と専用鍵45とで共用することができ、例えばこれらを別々の照合系部品で行う場合に比べ、部品点数削減や装置サイズ低減などの効果を得ることができる。
(6)電池ECU34の電池IDコードの有効期限更新は、専用鍵45の電池IDコードが、車両側に登録された電池IDコードと一致して電池番号照合が成立したことを前提に、ハイブリッドシステム4が起動したことを条件に更新される。ところで、仮に電池番号照合成立のみを電池IDコードの有効期限更新の条件とすると、車両所有者が無意識の時に電池IDコードの有効期限が更新されてしまう場合が考えられるが、電池IDコードの有効期限更新を、電池番号照合成立とハイブリッドシステム起動との二条件成立とすれば、無意識の時に電池IDコードの有効期限を更新してしまうような状況を生じ難くすることができる。
(7)充電制限の管理を行う電池ECU34は、電池モジュール30という大型部品内に組み込まれている。ところで、本例のように電池ECU34に充電制限機能を持たせた場合、この電池ECU34を取り替えることにより、バッテリ29の充電制限を無くすことも考えられる。しかし、電池ECU34を電池モジュール30に組み込めば、大型部品内に電池ECU34が内蔵されることになるので、電池ECU34を簡単に交換することができなくなり、このこともバッテリパック26の盗難抑制に効果が高い。
(8)電池ECU34の電池IDコードの有効期限更新は、ディーラ等にある専用ツール48を用いることによっても更新可能である。従って、専用鍵45による無線に従ったID照合だけでなく、専用ツール48を用いた有線でも電池IDコードの有効期限更新を行うことが可能となるので、電池IDコードの有効期限を更新する際の更新方法の選択肢が増えることになり、有効期限更新を設けたとしても使い勝手がよくなる。
(9)バッテリ29は、ハイブリッドシステム起動時におけるスタータモータの駆動源としても使用される。本例は電池IDコードの有効期限が更新されなければバッテリ29に充電ができないので、盗難者がハイブリッド車1を盗難しても、同時に専用鍵45を盗み出さないと結果として車両自体も動かせなくなることになり、車両盗難抑制に関しても効果がある。
(10)専用鍵45は、電池IDコード更新とハイブリッドシステム起動の両操作が可能であるので、このキーを1つ所持していればこれら機能を実施することができ、キー携帯の観点において利便性が向上する。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を図6に従って説明する。なお、第2の実施形態は、第1実施形態に記載の充電制限の判断基準を変更したのみの構成である。よって、同一部分には同一符号を付して詳しい説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
図6に示すように、電池ECU34には、ハイブリッド車1の現在位置を識別するGPS(Global Positioning System)モジュール52が設けられている。このGPSモジュール52は、複数の人工衛星から発信される電波を利用して緯度、経度、高度等を高精度で割り出す装置であって、CPU35に接続されている。GPSモジュール52は、人工衛星から発信される複数電波から割り出したハイブリッド車1の現在位置情報を、CPU35に出力可能である。なお、GPSモジュール52が検出手段に相当する。
CPU35は、ハイブリッド車1の現在位置(状態値)が、例えば県内や国内等の指定エリア(使用許可範囲)内にあるか否かを判別することによって充電可否を識別する充電可能エリア判別処理を行う。この指定エリアの設定は、例えば予めこれを電池ECU34のROM36に登録しておくか、若しくは電池ECU34に外部入力機器を接続してEEPROM43に指定エリアのデータを入力することにより、指定エリア設定の入力作業を行うようにしてもよい。CPU35は、ハイブリッドECU23によってバッテリ29に充電が行われる際、GPSモジュール52により求まるハイブリッド車1の現在位置が指定エリア外であれば、バッテリ29への充電を制限する。
ここで、CPU35は、GPSモジュール52が割り出したハイブリッド車1の現在位置が、指定エリア内か否かを常時判別している。CPU35は、GPSモジュール52が割り出したハイブリッド車1の現在位置が、指定エリア内であれば、バッテリ29への充電を許可してスイッチSWをオン状態のままとする。このため、チャージャ39が充電開始操作された際には、通常通りにバッテリ29への充電を行うことになる。従って、ハイブリッド車1の位置が指定エリア内であれば、チャージャ39を用いてバッテリ29に充電を行うことが可能である。
一方、例えばバッテリパック26(バッテリ29)が盗難に遭って車両から取り外されたりした場合、これが転売などされて県外や国外に持ち出されることも考えられる。CPU35は、GPSモジュール52からの現在位置情報を基にバッテリパック26が指定エリア内外のどちらにあるかを常時判別していることから、バッテリパック26が県外や国外に持ち出された時点で、ハイブリッド車1の現在位置が指定エリア外(県外や国外)にあると認識し、この時点でスイッチSWをオフに切り換え、バッテリ29への充電を禁止する。
従って、スイッチSWがオフ状態のときに、バッテリ盗難者が充電用コネクタ40にチャージャ39を接続して充電操作を開始しても、スイッチSWがオフ状態をとることを理由に、チャージャ39からの電流は高電圧電源回路31を流れない状態をとり、バッテリ29には充電が実施されない。このため、バッテリパック26を車両から盗み出しても、バッテリパック26の現在位置が指定エリア外にあれば、バッテリ29に充電ができなくなるので、盗難者によるバッテリ29の盗難意欲を殺ぐことになり、バッテリ29の盗難防止抑制に効果が高い。
従って、第2実施形態によれば、第1実施形態に記載の(7)の効果に加えて以下の効果を得ることができる。
(11)バッテリパック26をハイブリッド車1の車体から盗み出したとしても、バッテリパック26の現在位置が指定エリア外にあれば、バッテリパック26に充電ができない状態となる。従って、バッテリパック26を盗み出しても、バッテリパック26が指定エリア外にあるとこれは通常通りに使用することができないので、バッテリパック26に対する盗難者の盗難意欲は殺がれる。よって、ハイブリッド車1においてバッテリパック26が盗難対象になり難く、バッテリパック26の盗難予防効果を高めることができる。
(12)バッテリパック26の現在位置が指定エリア外にある時にバッテリ29への充電を禁止するようにすれば、盗難されたバッテリパック26が指定エリア外に持ち出された場合、その時点で直ぐにバッテリ29への充電を禁止することができる。従って、盗難したバッテリパック26を県外や国外に持ち出すことを考える盗難者にとっては、盗難意欲を殺がれることになり、このような場合に対してバッテリパック26の盗難抑制に効果が高い。
なお、前記実施形態はこれまでの構成に限定されず、以下の態様に変更してもよい。
・ 第1実施形態において、電池IDコードの使用期間が有効期限を超えたか否かの判断方法は、使用期間をカウンタ44でカウントし、このカウント値が閾値を超えたか否かで判断する方法に限定されない。例えば、電池ECU34に時計を内蔵するとともにEEPROMに有効期限として充電許可日限(西暦、月日)を書き込むようにし、現在時刻がこの充電許可日限を超えていれば、バッテリパック26の充電を禁止する方法でもよい。
・ 第1実施形態において、電池ECU34に電池IDコードを登録することにより、バッテリパック26の使用有効期限を更新可能とすることに限定されない。即ち、バッテリパック26の使用が有効期限を超えた場合、バッテリパック26が充電禁止状態になるが、これが充電可能状態に復帰しない構造でもよい。
・ 第1実施形態において、電池IDコードの有効期限更新は、専用鍵45による電池番号照合成立を前提としてハイブリッドシステム4が起動した時に更新されることに限定されない。例えば、専用鍵45とハイブリッド車1との間で電池番号照合が成立したことのみを条件として、ハイブリッドECU23がシステムメインリレー32のオン操作に入る前に、電池ECU34内の電池IDコードが更新されるようにしてもよい。また、これ以外の例としては、スタートスイッチ19がオン操作された際に、照合ECU7にID照合成立確認を行い、電池番号照合が成立していれば、ハイブリッドECU23がシステムメインリレー32のオン操作に入る前に電池IDコードを更新するものでもよい。これらの場合は、仮に電池IDコードの使用期間が有効期限を超えていたとしても、専用鍵45を所有していれば、ハイブリッドシステム4の起動開始動作に入る前段階で電池IDコードの有効期限を更新できるので、電池IDコードが有効期限を超えていても、通常通りにハイブリッドシステム4を起動することができる。
・ 第1実施形態において、専用鍵45は、電池IDコード更新とハイブリッドシステム起動の両操作を行うことが可能なキーに限らず、例えば電池IDコード更新専用のキーとしてもよい。この場合、ハイブリッドシステム4を起動しつつ、電池IDコードの更新を行うには、携帯機5と専用鍵45の両方を所持する必要がある。また、携帯機5にこの種の有効期限更新機能を組み込んでもよい。
・ 第1実施形態において、専用鍵45から送信された電池IDコードの電池番号照合は、携帯機5との間のID照合を行う照合ECU7が実施することに限定されない。例えば、電池ECU34にアンテナ機能やID照合機能を設け、電池IDコードの電池番号照合を電池ECU34で実施してもよい。
・ 第1実施形態において、電池ECU34に設定される有効期限は、必ずしも1通りに限定されず、これは自由に設定変更可能である。
・ 第1実施形態において、有効期限の更新は、必ずしも専用鍵45を用いる構成に限定されない。例えば、図7に示すように、ハイブリッド車1にネットワーク通信(インターネット通信、無線LAN通信等)可能な通信回路53を設け、この通信回路53を介してサーバ54との間でID照合を行うことにより、使用期限を更新してもよい。この構成によれば、ハイブリッドシステム4が起動した際、電池ECU34が通信回路を介して電池IDコードをサーバ54に送信し、電池IDコードを受け付けたサーバ54はこの電池IDコードが自身に登録されているかを確認し、登録済みであれば更新許可通知を通信回路53を通じて電池ECU34に返信する。電池ECU34は、サーバ54から更新許可通知を受信すると、カウンタ44をリセットして電池IDコードの有効期限を更新する。従って、例えば専用鍵45で有効期限更新を行う構造の場合に生じ得る専用鍵45が盗難に遭う状況が生じず、バッテリ29の不正充電防止に非常に効果が高い。なお、CPU35がサーバ側更新手段を構成し、通信回路53が通信手段に相当する。
・ 第2実施形態において、この場合にはGPS系部品が必要になるが、これは電池ECU34に内蔵されたGPSモジュール52に限定されない。例えば、ハイブリッド車1にカーナビゲーション装置が車載されている場合、このカーナビゲーション装置に内蔵されたGPSから電池ECU34が現在位置情報を取り込み、これを用いて電池ECU34が現在位置を割り出す構造でもよい。この場合、電池ECU34とカーナビゲーション装置との結線が切断されると、電池ECU34が充電禁止状態に移行する処理をとるようにすれば、バッテリパック26が車両から外された時の充電禁止については満たすことが可能である。
・ 第2実施形態において、充電可否の判断基準となる指定エリアは、必ずしも1つのみに限定されず、自由に設定変更が可能である。
・ 第1及び第2実施形態において、充電制限は必ずしも充電禁止に限らず、例えば充電に要する時間を通常よりも長時間にするモードや、或いは一定期間の間のみ充電を制限して一定期間後に通常状態に復帰するモードに移行するようにしてもよい。
・ 第1及び第2実施形態において、バッテリパック26の使用に有効期限を持たせる有効期限判別処理と、バッテリパック26に使用可能エリアを持たせる充電可能エリア判別処理との二処理のうち、一方のみを実施することに限定されず、これら両処理を1台のハイブリッド車1で行わせてもよい。
・ 第1及び第2実施形態において、車両走行中にバッテリ29が充電制限状態になったときは、直ぐにスイッチSWをオフすることに限らず、ハイブリッドシステム4が停止、即ちエンジン2が停止状態になった際に、スイッチSWをオフする動作を経てもよい。
・ 第1及び第2実施形態において、バッテリ29を充電制限する際に高電圧電源回路31をオープン回路に切り換えるスイッチ系部品は、高電圧電源回路31に設けたスイッチSWに限定されず、例えばシステムメインリレー32にこの機能を持たせてもよい。また、高電圧電源回路31を接続又は遮断するスイッチは、機械式な有接点のスイッチSWに限定されず、高電圧電源回路31を接続又は遮断できるものであれば、スイッチ種類は特に限定されない。
・ 第1及び第2実施形態において、電動車両はハイブリッド車1に限らず、例えばモータのみで動く電気自動車でもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(1)請求項1〜12のいずれかにおいて、蓄電池固有の第1識別コードが書き込まれた記憶手段と、有効期限更新用の第1キーが無線で発信したキー固有の前記第1識別コードを、前記蓄電池側に登録されたコード列と照合する照合手段と、前記第1キー側の前記第1識別コードが、前記蓄電池側のコード列と一致して識別照合が成立したことを条件に、前記有効期限を更新する更新手段とを備えた。この場合、蓄電池側で第1識別コードの識別照合を行うことができる。
(2)前記技術的思想(2)において、前記電動車両の作動キーである第2キーと無線で通信し、その時に受信した前記第2キー固有の第2識別コードが前記電動車両側のコード列と一致して識別照合が成立したことを条件に、前記電動車両の作動を許可する無線照合機構に接続された電動車両の蓄電池装置であって、前記無線照合機構は、前記第2キーとの間の前記識別照合が成立すれば、前記電動車両の車輪駆動源の始動を許可するとともに、前記更新手段は、前記第1キーとの間の前記識別照合が成立しつつ前記車輪駆動源が始動したことを条件に、前記有効期限を更新する。この場合、第1識別コードの識別照合を無線照合機構に行わせずに済み、無線照合機構に無理な負荷を与え難くなる。
第1実施形態におけるハイブリッド車の概略構成を示すブロック図。 モータの電源であるバッテリパックの配置位置を示す車両の斜視図。 バッテリパックの概略構成を示す分解斜視図。 電池IDコードの有効期限更新の際に用いる専用ツールを示す斜視図。 専用ツールとそれに関係する電気系部品を示すブロック図。 第2実施形態におけるハイブリッド車の概略構成を示すブロック図。 別例におけるサーバを用いた使用期間の有効期限更新を説明するブロック図。
符号の説明
1…電動車両としてのハイブリッド車、2…車輪駆動源を構成するエンジン、3…車輪駆動源を構成するモータ、5…車両作動系キー(第2キー)としての携帯機、7…無線照合機構を構成する照合ECU、8…無線照合機構を構成する車外LF発信機、9…無線照合機構を構成する車内LF発信機、10…無線照合機構を構成するPF受信機、29…蓄電池としてのバッテリ、34…制御系部品としての電池ECU、35…状態値管理手段、判別手段、制限手段、更新手段及びサーバ側更新手段を構成するCPU、43…記憶手段としてのEEPROM、44…状態値管理手段を構成するカウンタ、45…第1キーとしての専用鍵、48…通信機器としての専用ツール、50…コネクタ部としてのサービス用コネクタ、52…検出手段としてのGPSモジュール、53…通信手段としての通信回路、54…サーバ、SW…制限手段及び制御系部品を構成するスイッチ。

Claims (12)

  1. 充放電が可能な蓄電池を電源に走行する電動車両の蓄電池装置において、
    前記蓄電池の現在使用状態に相当する状態値を管理する状態値管理手段と、
    前記状態値が前記蓄電池の使用許可範囲にあるか否かを判別する判別手段と、
    前記状態値が前記使用許可範囲を超えていれば、正規使用者による充電状況下でないと判断して前記蓄電池への充電を制限する制限手段と
    を備えたことを特徴とする電動車両の蓄電池装置。
  2. 前記状態値管理手段は、前記状態値として前記蓄電池の使用期間を計時し、前記判別手段は、前記使用期間が前記使用許可範囲としての有効期限内であるか否かを判別し、前記制限手段は、前記使用期間が前記有効期限を超えていれば前記充電を制限することを特徴とする請求項1に記載の電動車両の蓄電池装置。
  3. 前記状態値管理手段は、前記蓄電池の位置を検出する検出手段の出力を用い、前記状態値として前記蓄電池の現在位置を求め、前記判別手段は、前記現在位置が前記使用許可範囲としての指定範囲内であるか否かを判別し、前記制限手段は、前記現在位置が前記指定範囲外であれば前記充電を制限することを特徴とする請求項1に記載の電動車両の蓄電池装置。
  4. 蓄電池固有の第1識別コードが書き込まれた記憶手段と、
    有効期限更新用の第1キーが無線で発信したキー固有の第1識別コードが、前記蓄電池側のコード列と一致して識別照合が成立したことを条件に、前記有効期限を更新する更新手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の電動車両の蓄電池装置。
  5. 前記第1キーは、車両作動系キーとは別体の前記有効期限を更新するための専用キーであることを特徴とする請求項4に記載の電動車両の蓄電池装置。
  6. 車両作動系キーである第2キーと無線で通信し、その時に受信した前記第2キー固有の第2識別コードが前記電動車両側のコード列と一致して識別照合が成立したことを条件に、前記電動車両の作動を許可する無線照合機構に接続された電動車両の蓄電池装置であって、
    前記第1キーを相手にした無線通信と前記第2キーを相手にした無線通信とで、前記無線照合機構を共用することを特徴とする請求項4又は5に記載の電動車両の蓄電池装置。
  7. 前記無線照合機構は、前記第1キーから取得した前記第1識別コードの識別照合も行うことを特徴とする請求項6に記載の電動車両の蓄電池装置。
  8. 前記無線照合機構は、前記第2キーとの間の前記識別照合が成立すれば、前記電動車両の車輪駆動源の始動を許可するとともに、
    前記更新手段は、前記第1キーとの間の前記識別照合が成立しつつ前記車輪駆動源が始動したことを条件に、前記有効期限を更新することを特徴とする請求項7に記載の電動車両の蓄電池装置。
  9. 前記更新手段は、前記第1キーが接続された通信機器を前記電動車両のコネクタ部に接続した状態において、前記通信機器から前記コネクタ部を通して前記第1識別コードを取り込み、当該コードが前記蓄電池側のコード列と一致して前記識別照合が成立したことを条件に、前記有効期限を更新することを特徴とする請求項4〜8のいずれか一項に記載の電動車両の蓄電池装置。
  10. 前記第1キーと前記電動車両との間で前記識別照合が成立すれば、前記有効期限の更新と車輪駆動源の始動との両方を許可することを特徴とする請求項4〜9のうちいずれか一項に記載の電動車両の蓄電池装置。
  11. 前記制限に関する制御系部品は、前記蓄電池に一体に組み込まれていることを特徴とする請求項1〜10のうちいずれか一項に記載の電動車両の蓄電池装置。
  12. 蓄電池固有の第1識別コードが書き込まれた記憶手段と、
    前記有効期限の更新を管理するサーバとの間で通信が可能な通信手段と、
    前記通信手段を介してサーバとの間で前記第1識別コードを通信し、前記電動車両側の前記第1識別コードが前記サーバ側のコード列と一致して識別照合が成立したことを条件に、前記有効期限を更新するサーバ側更新手段と
    を備えたことを特徴とする請求項2,4〜11のうちいずれか一項に記載の電動車両の蓄電池装置。
JP2006210927A 2006-08-02 2006-08-02 電動車両の蓄電池装置 Expired - Fee Related JP4890993B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006210927A JP4890993B2 (ja) 2006-08-02 2006-08-02 電動車両の蓄電池装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006210927A JP4890993B2 (ja) 2006-08-02 2006-08-02 電動車両の蓄電池装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008042985A true JP2008042985A (ja) 2008-02-21
JP4890993B2 JP4890993B2 (ja) 2012-03-07

Family

ID=39177400

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006210927A Expired - Fee Related JP4890993B2 (ja) 2006-08-02 2006-08-02 電動車両の蓄電池装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4890993B2 (ja)

Cited By (39)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4438887B1 (ja) * 2008-09-26 2010-03-24 トヨタ自動車株式会社 電動車両及び電動車両の充電制御方法
JP2010110068A (ja) * 2008-10-29 2010-05-13 Fujitsu Ten Ltd 制御装置
JP2010279175A (ja) * 2009-05-28 2010-12-09 Mitsubishi Motors Corp モータ不正駆動防止装置
JP2011059844A (ja) * 2009-09-08 2011-03-24 Honda Motor Co Ltd ハイブリッド車に搭載されるバッテリーのデータ管理方法
JP2011183839A (ja) * 2010-03-04 2011-09-22 Denso Corp 車両盗難防止装置
JP2011233470A (ja) * 2010-04-30 2011-11-17 Sony Corp バッテリモジュール、電動移動体、認証装置、及びバッテリモジュールの放電制御方法
JP2012050268A (ja) * 2010-08-27 2012-03-08 Denso Corp 電池管理システム
DE102011081691A1 (de) 2010-08-27 2012-03-29 Denso Corporation Batteriemanagementvorrichtung
DE102011081680A1 (de) 2010-08-27 2012-03-29 Denso Corporation Batteriemanagementvorrichtung
DE102011081690A1 (de) 2010-08-27 2012-03-29 Denso Corporation Batteriemanagementvorrichtung
CN102529892A (zh) * 2012-02-29 2012-07-04 吉首大学 汽车电子防盗报警器
CN102616203A (zh) * 2012-04-12 2012-08-01 常熟恒基科技有限公司 汽车无钥匙开、锁系统
JP2012151997A (ja) * 2011-01-19 2012-08-09 Denso Corp 車両用バッテリー装置
FR2978716A1 (fr) * 2011-08-02 2013-02-08 Peugeot Citroen Automobiles Sa Dispositif et procede d'immobilisation a distance d'un vehicule electrique
JP2013509143A (ja) * 2009-10-15 2013-03-07 メタ システムズ エス.ピー.エー. 自動車のための電池
JP2013138575A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Toyota Industries Corp 車両盗難防止装置および方法
US8725330B2 (en) 2010-06-02 2014-05-13 Bryan Marc Failing Increasing vehicle security
JP2014517983A (ja) * 2011-04-28 2014-07-24 ゾール サーキュレイション インコーポレイテッド バッテリー性能データを追跡および保管するためのシステムおよび方法
JP2015507463A (ja) * 2012-01-30 2015-03-05 ハイドロ−ケベック 電気自動車用の電力トランザクションを制御するための保護システム
JP2015044576A (ja) * 2008-12-31 2015-03-12 ドイチェ ポスト アーゲー バッテリーのローディングステーションとその操作方法
JP2016532853A (ja) * 2013-06-21 2016-10-20 デュラセル、ユーエス、オペレーションズ、インコーポレーテッド バッテリ特性を遠隔決定するためのシステム及び方法
JPWO2015125430A1 (ja) * 2014-02-18 2017-03-30 パナソニックIpマネジメント株式会社 蓄電装置の制御方法、蓄電装置及びプログラム
US10151802B2 (en) 2016-11-01 2018-12-11 Duracell U.S. Operations, Inc. Reusable battery indicator with electrical lock and key
JP2018203168A (ja) * 2017-06-08 2018-12-27 株式会社クボタ 作業機
US10184988B2 (en) 2012-12-27 2019-01-22 Duracell U.S. Operations, Inc. Remote sensing of remaining battery capacity using on-battery circuitry
JP2019041481A (ja) * 2017-08-24 2019-03-14 本田技研工業株式会社 充放電管理装置
US10297875B2 (en) 2015-09-01 2019-05-21 Duracell U.S. Operations, Inc. Battery including an on-cell indicator
US10483634B2 (en) 2016-11-01 2019-11-19 Duracell U.S. Operations, Inc. Positive battery terminal antenna ground plane
JP2020010598A (ja) * 2019-08-21 2020-01-16 ソフトバンク株式会社 バッテリ
US10608293B2 (en) 2016-11-01 2020-03-31 Duracell U.S. Operations, Inc. Dual sided reusable battery indicator
US10818979B2 (en) 2016-11-01 2020-10-27 Duracell U.S. Operations, Inc. Single sided reusable battery indicator
US10916850B2 (en) 2013-05-23 2021-02-09 Duracell U.S. Operations, Inc. Omni-directional antenna for a cylindrical body
US10964980B2 (en) 2014-05-30 2021-03-30 Duracell U.S. Operations, Inc. Indicator circuit decoupled from a ground plane
US11024891B2 (en) 2016-11-01 2021-06-01 Duracell U.S. Operations, Inc. Reusable battery indicator with lock and key mechanism
CN113379563A (zh) * 2020-02-25 2021-09-10 本田技研工业株式会社 电力供应装置管理系统
US11837754B2 (en) 2020-12-30 2023-12-05 Duracell U.S. Operations, Inc. Magnetic battery cell connection mechanism
WO2024004561A1 (ja) * 2022-06-30 2024-01-04 株式会社クボタ 監視システム
WO2024011058A1 (en) * 2022-07-07 2024-01-11 Fca Us Llc High voltage system to expedite propulsion readiness for electrified powertrain vehicles
US11912139B2 (en) 2020-06-17 2024-02-27 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Electric powered vehicle and battery pack for electric powered vehicle

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110386082B (zh) * 2018-04-20 2021-08-10 比亚迪股份有限公司 车辆以及车辆的启动控制方法和系统

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04146853A (ja) * 1990-10-08 1992-05-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 自動車盗難防止装置
JPH11245768A (ja) * 1998-03-02 1999-09-14 Toyota Motor Corp 車両用盗難防止装置
JP2001004723A (ja) * 1999-06-22 2001-01-12 Honda Motor Co Ltd 車両におけるバッテリの残容量推定方法
JP2001078302A (ja) * 1999-09-07 2001-03-23 Tokyo R & D Co Ltd 電動車両
JP2002193074A (ja) * 2000-12-25 2002-07-10 Kazuya Ishikawa 自動車用盗難防止装置内蔵型バッテリ
JP2003132954A (ja) * 2001-10-29 2003-05-09 Yuasa Corp 蓄電池
JP2003250181A (ja) * 2002-02-25 2003-09-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 車載用記録装置
JP2004284402A (ja) * 2003-03-19 2004-10-14 Kps:Kk 原動機付き乗物の盗難防止機能付きバッテリおよびこれを用いた盗難防止装置
JP2005001642A (ja) * 2003-04-14 2005-01-06 Fujitsu Ten Ltd 盗難防止装置、監視装置、及び盗難防止システム
JP2006155198A (ja) * 2004-11-29 2006-06-15 Matsushita Electric Works Ltd 位置通報端末および位置検索システム
JP2006151318A (ja) * 2004-12-01 2006-06-15 Tokai Rika Co Ltd 車両盗難防止装置

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04146853A (ja) * 1990-10-08 1992-05-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 自動車盗難防止装置
JPH11245768A (ja) * 1998-03-02 1999-09-14 Toyota Motor Corp 車両用盗難防止装置
JP2001004723A (ja) * 1999-06-22 2001-01-12 Honda Motor Co Ltd 車両におけるバッテリの残容量推定方法
JP2001078302A (ja) * 1999-09-07 2001-03-23 Tokyo R & D Co Ltd 電動車両
JP2002193074A (ja) * 2000-12-25 2002-07-10 Kazuya Ishikawa 自動車用盗難防止装置内蔵型バッテリ
JP2003132954A (ja) * 2001-10-29 2003-05-09 Yuasa Corp 蓄電池
JP2003250181A (ja) * 2002-02-25 2003-09-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 車載用記録装置
JP2004284402A (ja) * 2003-03-19 2004-10-14 Kps:Kk 原動機付き乗物の盗難防止機能付きバッテリおよびこれを用いた盗難防止装置
JP2005001642A (ja) * 2003-04-14 2005-01-06 Fujitsu Ten Ltd 盗難防止装置、監視装置、及び盗難防止システム
JP2006155198A (ja) * 2004-11-29 2006-06-15 Matsushita Electric Works Ltd 位置通報端末および位置検索システム
JP2006151318A (ja) * 2004-12-01 2006-06-15 Tokai Rika Co Ltd 車両盗難防止装置

Cited By (65)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8143843B2 (en) 2008-09-26 2012-03-27 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Electrically-driven vehicle and method for controlling charging of electrically-driven vehicle
WO2010035676A1 (ja) * 2008-09-26 2010-04-01 トヨタ自動車株式会社 電動車両及び電動車両の充電制御方法
JP2010081734A (ja) * 2008-09-26 2010-04-08 Toyota Motor Corp 電動車両及び電動車両の充電制御方法
JP4438887B1 (ja) * 2008-09-26 2010-03-24 トヨタ自動車株式会社 電動車両及び電動車両の充電制御方法
JP2010110068A (ja) * 2008-10-29 2010-05-13 Fujitsu Ten Ltd 制御装置
JP2015044576A (ja) * 2008-12-31 2015-03-12 ドイチェ ポスト アーゲー バッテリーのローディングステーションとその操作方法
US9776601B2 (en) 2008-12-31 2017-10-03 Deutsche Post Ag Charging station and method for operating same
JP2010279175A (ja) * 2009-05-28 2010-12-09 Mitsubishi Motors Corp モータ不正駆動防止装置
JP2011059844A (ja) * 2009-09-08 2011-03-24 Honda Motor Co Ltd ハイブリッド車に搭載されるバッテリーのデータ管理方法
KR101752818B1 (ko) 2009-10-15 2017-06-30 메타 시스템 - 에스.피.에이. 자동차용 전기 배터리
JP2013509143A (ja) * 2009-10-15 2013-03-07 メタ システムズ エス.ピー.エー. 自動車のための電池
JP2011183839A (ja) * 2010-03-04 2011-09-22 Denso Corp 車両盗難防止装置
JP2011233470A (ja) * 2010-04-30 2011-11-17 Sony Corp バッテリモジュール、電動移動体、認証装置、及びバッテリモジュールの放電制御方法
US9043059B2 (en) 2010-04-30 2015-05-26 Sony Corporation Battery module, electric vehicle, authentication apparatus, and discharging control method for battery module
US10124691B1 (en) 2010-06-02 2018-11-13 Bryan Marc Failing Energy transfer with vehicles
US11186192B1 (en) 2010-06-02 2021-11-30 Bryan Marc Failing Improving energy transfer with vehicles
US9393878B1 (en) 2010-06-02 2016-07-19 Bryan Marc Failing Energy transfer with vehicles
US9114719B1 (en) 2010-06-02 2015-08-25 Bryan Marc Failing Increasing vehicle security
US8841881B2 (en) 2010-06-02 2014-09-23 Bryan Marc Failing Energy transfer with vehicles
US8725330B2 (en) 2010-06-02 2014-05-13 Bryan Marc Failing Increasing vehicle security
JP2012050268A (ja) * 2010-08-27 2012-03-08 Denso Corp 電池管理システム
DE102011081690A1 (de) 2010-08-27 2012-03-29 Denso Corporation Batteriemanagementvorrichtung
US8760112B2 (en) 2010-08-27 2014-06-24 Denso Corporation Battery management apparatus
DE102011081691A1 (de) 2010-08-27 2012-03-29 Denso Corporation Batteriemanagementvorrichtung
DE102011081680A1 (de) 2010-08-27 2012-03-29 Denso Corporation Batteriemanagementvorrichtung
JP2012151997A (ja) * 2011-01-19 2012-08-09 Denso Corp 車両用バッテリー装置
JP2014517983A (ja) * 2011-04-28 2014-07-24 ゾール サーキュレイション インコーポレイテッド バッテリー性能データを追跡および保管するためのシステムおよび方法
FR2978716A1 (fr) * 2011-08-02 2013-02-08 Peugeot Citroen Automobiles Sa Dispositif et procede d'immobilisation a distance d'un vehicule electrique
JP2013138575A (ja) * 2011-12-28 2013-07-11 Toyota Industries Corp 車両盗難防止装置および方法
JP2015507463A (ja) * 2012-01-30 2015-03-05 ハイドロ−ケベック 電気自動車用の電力トランザクションを制御するための保護システム
CN102529892A (zh) * 2012-02-29 2012-07-04 吉首大学 汽车电子防盗报警器
CN102616203A (zh) * 2012-04-12 2012-08-01 常熟恒基科技有限公司 汽车无钥匙开、锁系统
US10698032B2 (en) 2012-12-27 2020-06-30 Duracell U.S. Operations, Inc. Remote sensing of remaining battery capacity using on-battery circuitry
US10184988B2 (en) 2012-12-27 2019-01-22 Duracell U.S. Operations, Inc. Remote sensing of remaining battery capacity using on-battery circuitry
US10916850B2 (en) 2013-05-23 2021-02-09 Duracell U.S. Operations, Inc. Omni-directional antenna for a cylindrical body
US9726763B2 (en) 2013-06-21 2017-08-08 Duracell U.S. Operations, Inc. Systems and methods for remotely determining a battery characteristic
US9983312B2 (en) 2013-06-21 2018-05-29 Duracell U.S. Operations, Inc. Systems and methods for remotely determining a battery characteristic
US11740291B2 (en) 2013-06-21 2023-08-29 Duracell U.S. Operations, Inc. Systems and methods for remotely determining a battery characteristic
US11307259B2 (en) 2013-06-21 2022-04-19 Duracell U.S. Operations, Inc. Systems and methods for remotely determining a battery characteristic
JP2016532853A (ja) * 2013-06-21 2016-10-20 デュラセル、ユーエス、オペレーションズ、インコーポレーテッド バッテリ特性を遠隔決定するためのシステム及び方法
US10416309B2 (en) 2013-06-21 2019-09-17 Duracell U.S. Operations, Inc. Systems and methods for remotely determining a battery characteristic
US10859705B2 (en) 2013-06-21 2020-12-08 Duracell U.S. Operations, Inc. Systems and methods for remotely determining a battery characteristic
US10167048B2 (en) 2014-02-18 2019-01-01 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Power storage device and control method thereof
JPWO2015125430A1 (ja) * 2014-02-18 2017-03-30 パナソニックIpマネジメント株式会社 蓄電装置の制御方法、蓄電装置及びプログラム
US10964980B2 (en) 2014-05-30 2021-03-30 Duracell U.S. Operations, Inc. Indicator circuit decoupled from a ground plane
US10297875B2 (en) 2015-09-01 2019-05-21 Duracell U.S. Operations, Inc. Battery including an on-cell indicator
US10818979B2 (en) 2016-11-01 2020-10-27 Duracell U.S. Operations, Inc. Single sided reusable battery indicator
US10151802B2 (en) 2016-11-01 2018-12-11 Duracell U.S. Operations, Inc. Reusable battery indicator with electrical lock and key
US10483634B2 (en) 2016-11-01 2019-11-19 Duracell U.S. Operations, Inc. Positive battery terminal antenna ground plane
US11696942B2 (en) 2016-11-01 2023-07-11 Duracell U.S. Operations, Inc. Reusable battery indicator with electrical lock and key
US10608293B2 (en) 2016-11-01 2020-03-31 Duracell U.S. Operations, Inc. Dual sided reusable battery indicator
US10971769B2 (en) 2016-11-01 2021-04-06 Duracell U.S. Operations, Inc. Reusable battery indicator with electrical lock and key
US11024892B2 (en) 2016-11-01 2021-06-01 Duracell U.S. Operations, Inc. Dual sided reusable battery indicator
US11024891B2 (en) 2016-11-01 2021-06-01 Duracell U.S. Operations, Inc. Reusable battery indicator with lock and key mechanism
US11031686B2 (en) 2016-11-01 2021-06-08 Duracell U.S. Operations, Inc. Positive battery terminal antenna ground plane
US11664539B2 (en) 2016-11-01 2023-05-30 Duracell U.S. Operations, Inc. Dual sided reusable battery indicator
JP2018203168A (ja) * 2017-06-08 2018-12-27 株式会社クボタ 作業機
JP2019041481A (ja) * 2017-08-24 2019-03-14 本田技研工業株式会社 充放電管理装置
US10913367B2 (en) 2017-08-24 2021-02-09 Honda Motor Co., Ltd. Charge and discharge management device
JP2020010598A (ja) * 2019-08-21 2020-01-16 ソフトバンク株式会社 バッテリ
CN113379563A (zh) * 2020-02-25 2021-09-10 本田技研工业株式会社 电力供应装置管理系统
US11912139B2 (en) 2020-06-17 2024-02-27 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Electric powered vehicle and battery pack for electric powered vehicle
US11837754B2 (en) 2020-12-30 2023-12-05 Duracell U.S. Operations, Inc. Magnetic battery cell connection mechanism
WO2024004561A1 (ja) * 2022-06-30 2024-01-04 株式会社クボタ 監視システム
WO2024011058A1 (en) * 2022-07-07 2024-01-11 Fca Us Llc High voltage system to expedite propulsion readiness for electrified powertrain vehicles

Also Published As

Publication number Publication date
JP4890993B2 (ja) 2012-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4890993B2 (ja) 電動車両の蓄電池装置
JP4366382B2 (ja) 充電システム
JP4317861B2 (ja) ハイブリッド車の走行モード設定装置
US7795841B2 (en) Charging system including user proximity detection to start or stop charging
KR101251531B1 (ko) 자동차 원격시동 시스템 및 방법
JP6320647B1 (ja) 車両ドアロック施錠及び解錠用車載器、この車載器を備えた車両、この車載器を備えた車両ドアロック施錠及び解錠用システム
JP5170177B2 (ja) 車両盗難防止装置
EP1712438A2 (en) Vehicle theft prevention system
JP2006199168A (ja) レジャービィークルの盗難防止装置
JP2005163522A (ja) 車両制御装置、携帯機、車両用遠隔操作システム、車両制御装置の制御方法、及び携帯機の制御方法
JP6055743B2 (ja) キー使用可否切替システム
JP2014124027A (ja) プラグロック装置
US20130222111A1 (en) Plug lock device
JP2007153190A (ja) 車両用始動装置
JP4820697B2 (ja) 車両用セキュリティ制御装置
JP2011000902A (ja) 車両用パスワード入力装置
JP2020075667A (ja) 車両用電子キーシステムおよび車載機
JP6139371B2 (ja) 電子キーシステム
JP4600296B2 (ja) 車両用電子キーシステム
JP2010132233A (ja) 電子キー置き忘れ抑制システム
JP2000285287A (ja) レンタカー管理方法及びそれを用いたシステム
JP2005307480A (ja) 車両用遠隔制御装置
JP2005248624A (ja) 車両使用制限システム、車両側通信装置及び外部通信装置
JP2008273520A (ja) エンジン始動制御システム
CN109050467B (zh) 车上装置及其操作方法、对应的交通工具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101101

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101109

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110419

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110615

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111206

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111215

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4890993

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141222

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees