JP2006155198A - 位置通報端末および位置検索システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 車両や貴重品などに取付けられ、或いは子供や老人などに保持され、GPS測位結果が予め設定される許容エリアから逸脱すると、外部装置に通報を行うようにした位置通報端末において、使用者や前記外部装置側の監視センターなどの双方で、緯度経度情報などの煩雑な許容エリアの設定作業を無くす。
【解決手段】 使用者は、データ入力手段15から、たとえば半径幾らの範囲、或いは東西は幾ら、南北は幾らというような許容エリアの範囲を一旦設定するだけで、電源投入時などのセキュリティオン時に、端末制御部15は、GPS受信機14による測位位置を中心とした前記範囲を、前記許容エリアに自発的に設定する。したがって、前記緯度経度情報などの設定の必要が無く、また設定にあたって、監視センターとの間のやり取りを無くし、通信費用を削減できる。
【選択図】 図1
【解決手段】 使用者は、データ入力手段15から、たとえば半径幾らの範囲、或いは東西は幾ら、南北は幾らというような許容エリアの範囲を一旦設定するだけで、電源投入時などのセキュリティオン時に、端末制御部15は、GPS受信機14による測位位置を中心とした前記範囲を、前記許容エリアに自発的に設定する。したがって、前記緯度経度情報などの設定の必要が無く、また設定にあたって、監視センターとの間のやり取りを無くし、通信費用を削減できる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、GPS測位装置と無線通信装置とを具備し、無線通信を通じて、許容エリア内から逸脱したという情報と、そのときのGPS測位データとを外部装置に送信するようにした位置情報端末に関する。
上記のように、GPS測位装置と無線通信装置とを具備し、無線通信を通じて、許容エリア内から逸脱したという情報と、そのときのGPS測位データとを外部装置に送信するようにした構成は、たとえば特許文献1で示されている。その先行技術は、各車両に前記GPS測位装置および無線通信装置を搭載しておき、前記GPS測位装置での測位位置が予め設定されている許容エリアを逸脱した場合、前記無線通信装置によって監視センターに車両の位置を示す緊急通報を送信し、移動軌跡を追跡するようにした盗難車追跡方法である。
また、同様の技術が、特許文献2および3でも示されている。特許文献2は、自由行動範囲が設定された後、一定の時間間隔でGPS測位して、その位置を記憶するとともに、前記自由行動範囲から出ると保護者の端末に自動通報することで、保護者が常時監視していなくても、リアルタイムで被保護者が居なくなったことおよびその現在位置を知ることができる位置確認システムである。
さらにまた、特許文献3は、2台のGPS内蔵携帯端末で、一方から他方へ行動許可範囲の設定を行い、他方の携帯端末が前記行動許可範囲を逸脱したとき、一方の携帯端末に通知を行えるようにしたGPS内蔵携帯端末装置である。
特開平8−136639号公報
特開2001−99672号公報
特開2003−174396号公報
上述のような従来技術では、前記許容エリアや自由行動範囲などの情報として、静的な緯度経度情報などを端末外部から入力するのが一般的である。たとえば、前記特許文献1では、車両管理局側のパソコン画面の地図画面上で指定し、車載装置に送信し、設定している。したがって、一旦許容エリアから出て走行し、駐車する場合や、陸送や航送した後、使い始める場合には、外部装置から新たに許容エリアの情報として前記静的な緯度経度情報などを入力して許容エリアを再設定する必要があり、操作が煩わしく、また無線通信費用が必要になるという問題がある。
本発明の目的は、緯度経度情報などの煩雑な許容エリアの設定を行う必要が無く、利便性を向上することができる位置通報端末および位置検索システムを提供することである。
本発明の位置通報端末は、GPS測位手段およびその測位データを外部に無線送信可能な無線通信手段ならびにそれらを制御する制御手段を有し、予め定める範囲の許容エリアを設定し、前記GPS測位手段による測位結果が前記許容エリアから逸脱すると、前記制御手段が前記無線通信手段に外部装置へ通報を行わせるようにした位置通報端末において、GPS測位位置を中心とした前記許容エリアの範囲を入力する入力手段を有し、前記制御手段は、セキュリティオン時におけるGPS測位位置を中心として、前記入力手段で入力された範囲を前記許容エリアに設定することを特徴とする。
上記の構成によれば、車両や貴重品などに取付けられ、或いは子供や老人などに保持され、位置確認や盗難通報などのために利用される位置通報端末において、予め許容エリアを設定しておき、GPS測位手段による測位結果が前記許容エリアから逸脱すると、制御手段が無線通信手段に外部装置へ通報を行わせるようにするにあたって、前記制御手段は、電源投入時などのセキュリティオン時におけるGPS測位位置を中心として、入力手段で設定された範囲を前記許容エリアに設定する。すなわち、セキュリティオン時に、自発的に許容エリアを設定(更新)する。なお、更新ではなく、追加であってもよい。
したがって、使用者は、たとえば半径幾らの範囲、或いは東西は幾ら、南北は幾らというような許容エリアの範囲を一旦設定するだけで、GPS測位位置を中心とした前記許容エリアが、セキュリティオン時に、位置通報端末側で自発的に設定されるので、使用者や前記外部装置側の監視センターなどの双方で、緯度経度情報などの煩雑な許容エリアの設定を行う必要が無く、利便性を向上することができる。また、設定にあたって、監視センターとの間のやり取りが無いので、無線通信費用が発生せず、低コストである。
また、本発明の位置通報端末では、前記制御手段は、前記GPS測位手段に、前記許容エリアから逸脱しているか否かの判定を行うにあたってのGPS測位を、GPS測位に成功し、前記許容エリアから逸脱していない場合、または予め定める受信期間が経過した場合の何れかの条件が満足されるまで行わせることを特徴とする。
上記の構成によれば、前記電源投入などのセキュリティオン操作によって制御手段はGPS測位手段にGPS測位を開始させるが、予め定める受信期間が経過するまでGPS測位が成功しない場合は前記受信期間の終了まで受信動作を続けるが、前記受信期間が経過するまでにGPS測位に成功し、前記許容エリアから逸脱していない場合はその時点で終了する。また、GPS測位に成功しても、前記許容エリアから逸脱していると、GPS測位を継続する。
したがって、盗難などの異常時における位置通報頻度が低下することなく、通常時におけるGPS受信機の動作時間を最小限に止め、消費電力を節約することができる。このため、バッテリの心配の少ない車両に搭載するのではなく、貴重品に取付けたり、子供や老人が所持したりする場合に、電池電力の消費を抑えられるので、特に効果的である。
さらにまた、本発明の位置通報端末では、前記制御手段は、GPS測位に成功し、前記許容エリアから逸脱していない場合は、前記GPS測位手段の測位周期を長くすることを特徴とする。
上記の構成によれば、GPS測位に成功し、前記許容エリアから逸脱していない場合は、時間の経過とともに端末保持者が移動する可能性が低くなると判断して、GPS測位周期を徐々に長くしてゆく。許容エリアから逸脱した場合は、前記GPS測位周期を最短の周期に戻してもよい。
したがって、動きの少ないことを検知して自動的にGPS測位周期を長くしてゆくので、電池電力の消費を一層抑えることができる。
また、本発明の位置検索システムは、前記の位置通報端末に、前記外部装置である監視装置およびそれらの間を接続する無線通信網を備えて成ることを特徴とする。
上記の構成によれば、使用者や監視センターなどの双方で、煩雑な許容エリアの設定を行う必要が無く、利便性を向上することができる位置検索システムを実現することができる。
本発明の位置通報端末は、以上のように、車両や貴重品などに取付けられ、或いは子供や老人などに保持され、位置確認や盗難通報などのために利用される位置通報端末において、予め許容エリアを設定しておき、GPS測位手段による測位結果が前記許容エリアから逸脱すると、制御手段が無線通信手段に外部装置へ通報を行わせるようにするにあたって、前記制御手段は、電源投入時などのセキュリティオン時におけるGPS測位位置を中心として、入力手段で設定された範囲を前記許容エリアに設定する。
それゆえ、使用者は、たとえば半径幾らの範囲、或いは東西は幾ら、南北は幾らというような許容エリアの範囲を一旦設定するだけで、GPS測位位置を中心とした前記許容エリアが、セキュリティオン時に、位置通報端末側で自発的に設定されるので、使用者や前記外部装置側の監視センターなどの双方で、緯度経度情報などの煩雑な許容エリアの設定を行う必要が無く、利便性を向上することができる。また、設定にあたって、監視センターとの間のやり取りが無いので、無線通信費用が発生せず、低コストである。
また、本発明の位置検索システムは、以上のように、前記の位置通報端末に、前記外部装置である監視装置およびそれらの間を接続する無線通信網を備えて成る。
それゆえ、上述のような使用者や監視センターなどの双方で、煩雑な許容エリアの設定を行う必要が無く、利便性を向上することができる位置検索システムを実現することができる。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の一形態に係る位置検索システムの電気的構成を示すブロック図である。本位置検索システムは、大略的に、GPS測位可能で、かつ携帯電話網などの無線通信網を利用して無線送信可能であり、車両や貴重品などに取付けられ、或いは子供や老人などに保持され、位置確認や盗難通報などのために利用される位置通報端末1と、前記携帯電話網を構成する無線基地局2と、ホストコンピュータなどから成り、監視センターなどに設置される監視装置3とを備えて構成される。
図1は、本発明の実施の一形態に係る位置検索システムの電気的構成を示すブロック図である。本位置検索システムは、大略的に、GPS測位可能で、かつ携帯電話網などの無線通信網を利用して無線送信可能であり、車両や貴重品などに取付けられ、或いは子供や老人などに保持され、位置確認や盗難通報などのために利用される位置通報端末1と、前記携帯電話網を構成する無線基地局2と、ホストコンピュータなどから成り、監視センターなどに設置される監視装置3とを備えて構成される。
前記位置通報端末1は、無線通信手段である無線通信用アンテナ11およびデータ送受信部12と、GPS測位手段であるGPSアンテナ13およびGPS受信機14と、データ入力手段15と、制御手段である端末制御部16と、ブザー部17とを備えて構成される。
前記無線通信用アンテナ11は、前記無線基地局2とのデータ通信を行うために無線電波を送受信し、前記データ送受信部12は、その無線通信用アンテナ11から入出力される信号の変復調および端末制御部16から入出力される通信データの変復調を行う。前記GPSアンテナ13は、複数のGPS衛星4からの電波を受信し、GPS受信機14は、前記GPSアンテナ13から入力されたGPS信号を用いて、該位置通報端末1の現在位置を算出する。前記データ入力手段15は、後述する許容エリアの範囲、GPS測位周期、受信期間などのデータを入力するために使用される。前記許容エリアの範囲は、中心位置から、たとえば幾らの半径の範囲、或いは東西は幾ら、南北は幾らというように設定される。
前記端末制御部16は、前記データ送受信部12を通して、後述するように前記監視装置3に前記許容エリアを逸脱したという情報や現在位置情報を送信し、またGPS受信機14やブザー部17の制御を行う。前記ブザー部17は、前記端末制御部16からの制御によって鳴動し、後述するように盗難などの異常事態を外部へ報知したり、犯人を威嚇したりする。
前記無線基地局2は、前記位置通報端末1とのデータ通信を行うために無線電波を送受信するための無線通信用アンテナ21を備え、その無線通信用アンテナ21から入出力される信号の変復調および監視装置3から入出力される通信データの変復調を行う。外部装置である監視装置3は、固定通信網などを介して前記無線基地局2と通信を行い、前記位置通報端末1からの許容エリアを逸脱したという情報や位置情報を受信して、前記位置通報端末1を管理する。
注目すべきは、本発明の位置通報端末1では、予め上述のようにデータ入力手段15から許容エリアの範囲を入力しておくことで、電源投入によってセキュリティオンとなると、その時点でGPS測位を行い、GPS受信ができると、その位置を中心として、前記のように予め設定されている範囲内を許容エリアに自動的に設定し、該位置通報端末1がその許容エリアから出たかどうかで、通報を行うかどうか決定することである。この動作を詳しく説明すると、図2のようになる。
前記のように電源投入によってセキュリティオンとなると、該位置通報端末1は動作を開始し、ステップS1で、端末制御部16はGPS受信機14を起動してGPS測位を行う。ステップS2では、測位できたか否かが判断され、測位できるとステップS3に移る。ステップS3では、前記のようにデータ入力手段15から予め入力されている許容エリアの範囲から、その測位位置を中心として、許容エリアが自動設定される。ステップS4では、前記ステップS1で測位を開始してからの経過時間の計測を始める。
その後も、ステップS5では、端末制御部16はGPS受信機14に測位を継続させ、ステップS6で経過時間が前記データ入力手段15で設定された受信期間に到達したか否かが判断され、経過していないときにはさらにステップS7でGPS測位できたか否かが判断され、測位できなかったときは前記ステップS5に戻る。こうして、GPS測位に成功しないまま、前記受信期間が経過した場合(S6でYES)にはステップS8に移り、端末制御部16はその時点でGPS受信機14の電源をオフする。その後は、ステップS9で、経過時間が前記データ入力手段15から設定された前記GPS測位周期に到達するまで待ち続け、経過時間が該GPS測位周期に到達すると、端末制御部16はステップS10で、再びGPS受信機14を起動した後、ステップS11から前記ステップS4に戻って、経過時間の計測を0からやり直す。前記受信期間およびGPS測位周期は、たとえば図3で示される。
これに対して、前記ステップS7でGPS測位に成功すると、ステップS12で、その測位できた現在位置が前記許容エリアを逸脱していないかが判定され、逸脱していない場合は前記ステップS8に移って、その時点でGPS受信機14の電源をオフし、次のGPS測位周期になるまで待機する。一方、前記ステップS12で許容エリアを逸脱していた場合には、ステップS13で監視装置3に向けて該許容エリアを逸脱したという情報や位置情報を送信するとともに、ブザー部17を鳴動させて警告を発した後、動作を終了する。
また、前記ステップS2において測位できなかった場合はステップS14に移り、その失敗の回数が前記データ入力手段15で設定された連続失敗回数に到達したか否かが判断され、前記連続失敗回数未満であるときは前記ステップS1に戻ってGPS測位できるまで待機し、前記連続失敗回数となると、前記ステップS8に移って一旦GPS受信機14の電源をオフする。その後は、前記ステップS9からS10で、GPS測位周期になるまで待機した後、GPS受信機14を再起動し、ステップS11から前記ステップS1に戻って、再度GPS測位を試みる。
このように構成することで、位置通報端末1が、前記許容エリアから逸脱すると、監視装置3へ通報を行ったり、ブザー部17を鳴動させるにあたって、前記所有者や保護者は、前記データ入力手段15から予め許容エリアの範囲を設定しておくだけで、実際に緯度経度情報などでその許容エリアの位置を設定しなくても、該位置通報端末1は、電源投入時のGPS初期測位位置を中心として、所定の面積をもつ前記許容エリアを自発的に設定(更新)するので、前記所有者や保護者と監視センターとの双方で、前記緯度経度情報などの煩雑な許容エリアの設定を行う必要が無く、利便性を向上することができる。また、ひとたび許容エリアから逸脱した後や、電源を切った状態で許容エリア外へ移動して使い始めた場合にも、新たに許容エリアを再設定する必要がない。さらにまた、設定にあたって、監視センターとの間のやり取りが無いので、無線通信費用が発生せず、低コストである。
また、前記端末制御部16は、前記ステップS12での許容エリアから逸脱しているか否かの判定を行うにあたってのステップS5におけるGPS受信機14のGPS測位を、GPS測位に成功し、前記許容エリアから逸脱していない場合(S5→S6→S7→S12→S8)、またはGPS測位が成功しないまま予め定める受信期間が経過した場合(S7→S5→S6→S8)の何れかの条件が満足されるまで行わせ、その後に一旦GPS受信機14の電源をオフ(S8)した後、再びGPS測位周期になると再度GPS受信機14の電源をオン(S9→S10)にすることで、通常時におけるGPS受信機14の動作時間を最小限に止め、消費電力を節約することができる。このため、バッテリの心配の少ない車両に搭載するのではなく、貴重品に取付けたり、子供や老人が所持したりする場合に、電池電力の消費を抑えられるので、特に効果的である。
なお、本実施形態での動作においては、図2のステップS13からステップS4の直前までの点線で示したように、該位置通報端末1から監視装置3に向けて許容エリアを逸脱したという情報や位置情報を送信した後に、送信した位置を中心として許容エリアを再度設定するとともに、経過時間の計測を0からやり直して動作を継続させるような構成としてもよい。
このように構成することで、盗難などの異常時における端末保持者の連続的な移動経路を監視装置3において把握することが可能になる。この際、たとえば端末保持者が200m以上移動した毎に監視装置3にて端末保持者の位置を知りたい場合や、端末保持者が1km以上移動した毎に監視装置3にて端末保持者の位置を知りたい場合など、用途によって様々な場面が考えられるが、監視装置3での必要性に応じて前記許容エリアの範囲のデータを変えておくことによって、システムを容易に対応させることが可能となる。
また、電源投入時に、前記許容エリアは、更新ではなく、追加されるようにしてもよい。さらにまた、前記許容エリアを設定するためのGPS初期測位を行うセキュリティオンタイミングは、前記電源投入時に限らず、データ入力手段15や監視装置3などからの操作によって、任意に設定されてもよい。自動車に搭載の場合には、アクセサリ電源がオフとなったときに、この位置通報端末の電源がオンされ、動作を開始してもよい。
また、地下駐車場などのGPS電波の受信できない場所に駐車する場合には、進入前などの駐車位置に近い地点で、使用者の操作によってセキュリティオンにするようにしてもよい。さらにまた、前記アクセサリ電源がオンであれば常時GPS測位を行い、かつその結果を不揮発性の記憶手段に記憶しておき、ステップS1で現在位置をGPS測位できない場合には、測位された最終の位置を中心として許容エリアを設定するようにしてもよく、その際、前記範囲を予め設定された値よりも大きく設定するようにしてもよい(たとえば、通常のセキュリティオンでは半径50mであるのを、GPS測位できずにセキュリティオンとなった場合は100mにする。)。
[実施の形態2]
図4は、本発明の実施の他の形態に係る位置検索システムにおける位置通報端末の動作を説明するためのフローチャートである。本実施形態に係る位置通報端末も、上述の位置通報端末1の構成を用いることができ、端末制御部16の動作が、前述の図2からこの図4に変更となっているだけである。図4において、図2の動作と同一の動作には、同一のステップ番号を付して示し、その説明を省略する。
図4は、本発明の実施の他の形態に係る位置検索システムにおける位置通報端末の動作を説明するためのフローチャートである。本実施形態に係る位置通報端末も、上述の位置通報端末1の構成を用いることができ、端末制御部16の動作が、前述の図2からこの図4に変更となっているだけである。図4において、図2の動作と同一の動作には、同一のステップ番号を付して示し、その説明を省略する。
注目すべきは、本実施の形態では、前記ステップS6でGPS測位に成功しないまま前記受信期間が経過した場合および前記ステップS12で現在位置が許容エリアを逸脱していない場合に前記ステップS8に移って、前記端末制御部16がGPS受信機14の電源をオフすると、ステップS21で通算の経過時間が前記データ入力手段15で設定された経過時間規定値を超えているか否かが判断され、超えている場合はステップS22で、前記GPS測位周期を延長した後、前記ステップS9に移って次のGPS受信タイミングになるまで待機し、超えていない場合は直接ステップS9に移ることである。そして、ステップS10でGPS受信機14の電源をオンした後に、ステップS5に移り、ステップS3で許容エリアを設定した時点からの通算の経過時間が計測されるようにする。
前記のGPS受信期間、GPS測位周期および経過時間規定値の関係および前記GPS測位周期の延長の動作は、図5で示す通りである。
このように構成することで、許容エリアを自動的に設定した(S3)後にGPS測位位置に基づいて許容エリアを逸脱していないかを判定する動作を繰返して行っている際に(S5,S6,S7,S12,S8,S9,S10)、許容エリアを設定した時点からの通算の経過時間が所定の経過時間規定値に達した場合には(S21)、その後も端末保持者が移動する可能性が低いと判断して所定周期を長く設定し直す(S22)ので、GPS受信機14の起動周期が長くなり、端末1に搭載している電池の電力消費を抑え、該端末1を長く稼動させることが可能となる。
1 位置通報端末
2 無線基地局
3 監視装置
4 GPS衛星
11 無線通信用アンテナ
12 データ送受信部
13 GPSアンテナ
14 GPS受信機
15 データ入力手段
16 端末制御部
17 ブザー部
21 無線通信用アンテナ
2 無線基地局
3 監視装置
4 GPS衛星
11 無線通信用アンテナ
12 データ送受信部
13 GPSアンテナ
14 GPS受信機
15 データ入力手段
16 端末制御部
17 ブザー部
21 無線通信用アンテナ
Claims (4)
- GPS測位手段およびその測位データを外部に無線送信可能な無線通信手段ならびにそれらを制御する制御手段を有し、予め定める範囲の許容エリアを設定し、前記GPS測位手段による測位結果が前記許容エリアから逸脱すると、前記制御手段が前記無線通信手段に外部装置へ通報を行わせるようにした位置通報端末において、
GPS測位位置を中心とした前記許容エリアの範囲を入力する入力手段を有し、
前記制御手段は、セキュリティオン時におけるGPS測位位置を中心として、前記入力手段で入力された範囲を前記許容エリアに設定することを特徴とする位置通報端末。 - 前記制御手段は、前記GPS測位手段に、前記許容エリアから逸脱しているか否かの判定を行うにあたってのGPS測位を、GPS測位に成功し、前記許容エリアから逸脱していない場合、または予め定める受信期間が経過した場合の何れかの条件が満足されるまで行わせることを特徴とする請求項1記載の位置通報端末。
- 前記制御手段は、GPS測位に成功し、前記許容エリアから逸脱していない場合は、前記GPS測位手段の測位周期を長くすることを特徴とする請求項1または2記載の位置通報端末。
- 前記請求項1〜3のいずれか1項に記載の位置通報端末に、前記外部装置である監視装置およびそれらの間を接続する無線通信網を備えて成ることを特徴とする位置検索システム。
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JP2004344334A JP2006155198A (ja) | 2004-11-29 | 2004-11-29 | 位置通報端末および位置検索システム |
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2004
- 2004-11-29 JP JP2004344334A patent/JP2006155198A/ja active Pending
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