JP2006151318A - 車両盗難防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】セキュリティレベルを更に向上させることができる車両盗難防止装置を提供すること。
【解決手段】車両盗難防止装置1は、正規用携帯機10、正規用制御部、補給用携帯機30、及び補給用制御部40を備える。補給用携帯機30は、磁気エネルギーに応じて自らを示す旨の補給用識別コードを含むID信号を送信する。補給用制御部40は、補給用識別コードを含むID信号を受信した場合、登録認証を行って同登録認証が成立したことを条件に補給用携帯機30が有する携帯機側IDコードを車両側IDコードとして自らに登録する。車両盗難防止装置1は、携帯機10,30から送信された携帯機側IDコードと自らが有する車両側IDコードとが一致したときに車両の走行を許可する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車両盗難防止装置に関するものである。
従来、車両盗難防止装置として、例えば特許文献1に示される車両盗難防止装置が提案されている。この種の車両盗難防止装置は、ユーザが所持する携帯機の携帯機側IDコードと車両の車両側IDコードとの照合を行い、両IDコードが一致した場合にエンジンの始動を許可する。一般的に、このようなIDコードの照合に基づいてエンジンの始動を許可する場合、キー溝とキーシリンダとの凹凸の一致による機械的な照合に基づいてエンジンの始動を許可する場合に比較して、不正な手段によるエンジンの始動が困難であり、車両盗難防止装置のセキュリティレベルは向上する。
特開2004−197668号公報
近年、車両の盗難や車両荒らし等の車両を狙った犯罪が増加するにしたがって、車両のセキュリティレベルの向上への関心が高まってきている。それを背景として、上述した車両盗難防止装置をはじめ、車両盗難や車両荒らしに対する抑制効果を有する種々の装置が提案・提供されている。しかしながら、盗難者による盗難技術レベルの向上と車両盗難防止装置のセキュリティレベルの向上とは「いたちごっこ」という側面もあり、車両盗難防止装置のセキュリティレベルの向上に対する研究開発は従来にも増して重要となっている。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、セキュリティレベルを更に向上させることができる車両盗難防止装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、ユーザが所持する携帯機と、該携帯機から送信されたID信号を受信し、該ID信号に含まれる携帯機側IDコードと自らが有する車両側IDコードとの照合を行って両IDコードが一致したとき車両の走行を許可する制御部とを備える車両盗難防止装置において、前記携帯機は、正規用携帯機及び補給用携帯機の複数種類の携帯機から成り、前記制御部は、正規用制御部及び補給用制御部の複数種類の制御部から成り、前記補給用携帯機は、前記各制御部からの要求信号に応じて自らを示す旨の補給用識別コードを送信し、前記補給用制御部は、前記要求信号を送信して前記補給用識別コードを受信した場合、登録認証を行って該登録認証が成立したことを条件に前記補給用携帯機が有する前記携帯機側IDコードを前記車両側IDコードとして自らに登録することを要旨とする。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の車両盗難防止装置において、ユーザが任意に設定したユーザコードが記憶される記憶手段を備え、前記補給用制御部は、前記補給用識別コードを受信した場合、外部機器から入力されたコードが該ユーザコードと一致したことを条件に前記補給用携帯機が有する携帯機側IDコードを前記車両側IDコードとして自らに登録することを要旨とする。
請求項3に記載の発明では、請求項1又は請求項2に記載の車両盗難防止装置において、前記正規用携帯機は、前記各制御部からの前記要求信号に応じて自らを示す旨の正規用識別コードを送信し、前記補給用制御部は、前記要求信号を送信して前記正規用識別コードを受信した場合、前記正規用携帯機の有する前記携帯機側IDコードを前記車両用IDコードとして登録するまでに遅延時間を設けることを要旨とする。
以下、本発明の作用について説明する。
請求項1に記載の発明によれば、補給用制御部は、補給用携帯機から補給用識別コードを受信した場合、登録認証を行って同登録認証が成立したことを条件に補給用携帯機が有する携帯機側IDコードを車両側IDコードとして自らに登録する。このため、補給用制御部と補給用携帯機との組については、登録認証が成立しない限り車両側IDコードを追加したり書き換えたりすることができず、不正な手段による第三者の車両側IDコードの変更が抑止される。例えば、車両の製造会社には正規用制御部と正規用携帯機とを納め、その他の会社(例えばディーラーや整備工場等)へは補給用制御部と補給用携帯機とを納めることにより、車両盗難防止装置のセキュリティレベルを一層向上させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、補給用制御部は、補給用識別コードを受信した場合、外部機器から入力されたコードと記憶手段に記憶されているユーザコードとが一致したことを条件に補給用携帯機が有する携帯機側IDコードを車両側IDコードとして自らに登録する。つまり、補給用制御部は、ユーザコードを用いた登録認証の結果に基づいて車両側IDコードの自らへの登録可否を判断する。このように、車両側IDコードの登録に際して、ユーザに固有のユーザコードが用いられるため、ユーザ以外の者による車両側IDコードの変更を一層抑制することができる。したがって、本発明によれば、車両盗難防止装置のセキュリティレベルを一層向上させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、補給用制御部は、正規用識別コードを受信した場合、登録認証を行わず、その代わりに、正規用携帯機の有する携帯機側IDコードを車両用IDコードとして登録するまでに遅延時間を設ける。このため、正規用携帯機の携帯機側IDコードを補給用制御部に登録する場合、登録認証といった煩雑な作業を行うまでもなくその携帯機側IDコードを補給用制御部に登録することができる。また、遅延時間の存在を知り得ない第三者は、携帯機側IDコードを補給用制御部に登録する際に、補給用制御部から意図した応答がフィードバックされないため、携帯機側IDコードの登録に失敗したと判断して携帯機側IDコードの登録を諦める蓋然性が高い。したがって、本発明によれば、第三者による車両側IDコードの不正な変更を抑止しつつ、車両盗難防止装置の利便性を向上させることができる。なお、本明細書においては、車両室内に設けられた操作部の操作等により、結果的に携帯機側IDコードの補給用制御部への登録に時間がかかる場合も、「正規用携帯機の有する携帯機側IDコードを車両用IDコードとして登録するまでに遅延時間を設ける」という概念に含めるものとする。
本発明によれば、セキュリティレベルを更に向上させることができる車両盗難防止装置を提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図3にしたがって説明する。
図1に示すように、車両盗難防止装置1は、供給会社5から車両製造会社6に対して供給される正規用携帯機10(イグニッションキー)及び正規用制御部20と、供給会社5からディーラー7に対して供給される補給用携帯機30(イグニッションキー)及び補給用制御部40とを備えている。すなわち、本実施形態においては、供給会社5から2つの流通経路を通じて携帯機10,30及び制御部20,40が供給されている。
正規用制御部20は、車両製造会社6において、例えば車両の製造時に車両に配設される。正規用携帯機10は、同じく車両製造会社6において、正規用携帯機10と正規用制御部20との間で各々のIDコードが一致するように正規用制御部20に登録される。一方、補給用制御部40は、例えば正規用制御部20が故障した場合の交換用として、ディーラー7を介してユーザに提供されるものである。また、補給用携帯機30は、例えば車両購入後にスペアの携帯機が必要な場合や正規用携帯機10を紛失した場合等にディーラー7を介してユーザに提供されるものである。
以下、正規用制御部20が補給用制御部40に交換された場合の車両盗難防止装置1について説明する。なお、本実施形態においては、正規用携帯機10と正規用制御部20との組については不正な手段が介在する余地がないものと擬制して、その説明を割愛する。
図2に示すように、車両盗難防止装置1は、補給用制御部40及び送受信回路41を備えている。送受信回路41には、車両内のキーシリンダ近傍に配設されたアンテナ41aが接続されている。補給用制御部40は、送受信回路41及びアンテナ41aを介して、正規用携帯機10及び補給用携帯機30との通信が可能である。
正規用携帯機10には、トランスポンダ10aが内蔵されている。補給用携帯機30には、トランスポンダ30aが内蔵されている。これらトランスポンダ10a,30aには、それぞれID情報が予め書き込まれている。詳しくは、トランスポンダ10aには、自らのIDコード(携帯機側IDコード)と、正規用携帯機10である旨を示す正規用識別コードとがID情報として書き込まれ、一方、トランスポンダ30aには、自らのIDコード(携帯機側IDコード)と補給用携帯機30をである旨を示す補給用識別コードとがID情報として書き込まれている。トランスポンダ10a,30aは、磁気エネルギーが供給されると起動し、予め記録されたID情報を所定の周波数に変調してID信号として送信する。すなわち、正規用携帯機10は、磁気エネルギー(要求信号)に応じて、自らを示す旨の正規用識別コードを送信し、一方、補給用携帯機30は、要求信号に応じて、自らを示す旨の補給用識別コードを送信する。
送受信回路41は、補給用制御部40から起動信号が入力されると、アンテナ41aを介して所定の周波数の要求信号を送信する。つまり、送受信回路41は、補給用制御部40から起動信号が入力されると、トランスポンダ10a又はトランスポンダ30aに磁気エネルギーを供給する。また、送受信回路41は、アンテナ41aを介して、正規用携帯機10又は補給用携帯機30から送信されるID信号を受信すると、ID信号をパルス信号に復調して補給用制御部40に出力する。
補給用制御部40は、図示しないCPU、第1メモリ40a、記憶手段としての第2メモリ40b、及びカウンタを備えている。第1メモリ40aには、正規用携帯機10及び補給用携帯機30の各携帯機側IDコードと同一のIDコードが車両側IDコードとして予め書き込まれている。一方、第2メモリ40bには、任意のデフォルトコード(例えば数字4文字)がユーザコードとして書き込まれている。なお、正規用携帯機10の携帯機側IDコード及び補給用携帯機30の携帯機側IDコードを第1メモリ40aへ記憶する手順については後述する。
補給用制御部40は、キーシリンダに正規用携帯機10又は補給用携帯機30のキープレート部が挿入されたことをスイッチ等により検出すると、起動信号を送受信回路41に出力し、送受信回路41及びアンテナ41aを介して要求信号を送信する。
補給用制御部40は、要求信号に対する応答としてID信号が入力されると、同ID信号に含まれる携帯機側IDコードと車両側IDコードとが一致しているか否かを判断する照合を行う。両IDコードが一致した場合、補給用制御部40は、走行許可信号を出力する。この走行許可信号は、例えば車内情報ネットワーク(例えばCAN:Controller Area Network)を介してエンジン制御装置等に入力される。エンジン制御装置は、走行許可信号が入力され、且つ、正規用携帯機10又は補給用携帯機30が回動操作されると、点火制御や燃料噴射制御等を行い、エンジンを始動させて車両を走行可能な状態にする。
次に、正規用携帯機10の携帯機側IDコード及び補給用携帯機30の携帯機側IDコードを、補給用制御部40の第1メモリ40aへ記憶する手順について説明する。
補給用制御部40は、ディーラー7に常設されたコード書換装置(外部機器)50が車内情報ネットワークに接続され、コード書換装置50から登録モード切換信号が入力された場合、車両側IDコードを登録・変更可能なモード(登録モード)に切り換わる。ここで、コード書換装置50とは、車内情報ネットワークに接続可能に構成され、この車内情報ネットワークを通じて、補給用制御部40に命令及びデータを送信するための装置である。
登録モードにおいて補給用制御部40は、正規用携帯機10や補給用携帯機30の携帯機側IDコードを車両側IDコードとして自らに登録する登録処理を所定時間毎に行う。詳しくは、補給用制御部40は、正規用携帯機10がキーシリンダに挿入されていると判断した場合には、一定時間経過後に正規用携帯機10の携帯機側IDコードを第1メモリ40aに書き込む。一方、補給用携帯機30がキーシリンダに挿入されていると判断した場合、補給用制御部40は、ユーザコードを用いた登録認証の成立を条件として、補給用携帯機30の携帯機側IDコードを車両側IDコードとして第1メモリ40aに書き込むことにより補給用携帯機30を自らに登録する。そして、補給用制御部40は、登録モードを終了する。以下、このような補給用制御部40が行う登録処理について、図3に示すフローチャートにしたがって詳細に説明する。
まず、ステップ100において補給用制御部40は、ID信号を受信したか否かを判断する。ID信号を受信したと判断した場合、補給用制御部40は、ステップ101においてID信号に正規用識別コードが含まれているか否かを判断する。ID信号に正規用識別コードが含まれていると判断した場合、補給用制御部40は、正規用携帯機10がキーシリンダに挿入されたと判断する。そして、補給用制御部40は、ステップ102においてカウント値Mをインクリメントする。
続くステップ103において補給用制御部40は、カウント値Mの値が閾値TM(遅延時間)よりも大きいか否かを判断する。カウント値Mの値が閾値TMよりも大きいと判断した場合、すなわち、ID信号を受信している状態が閾値TMで示される時間よりも長い時間にわたって継続していると判断した場合、補給用制御部40は、ステップ104において携帯機側IDコードを車両側IDコードとして第1メモリ40aに書き込む。そして、ステップ105において補給用制御部40は、カウント値Mをリセット(「0」にセット)し、正規用携帯機10の携帯機側IDコードが車両側IDコードとして登録されたことを報知(例えば車両室内に設けられたブザーにより報知)して処理を終了する。このように、補給用制御部40は、正規用識別コードを受信した場合、遅延時間で示される期間が経過した後に携帯機側IDコードを車両側IDコードとして第1メモリ40aに書き込む。
一方、ステップ101においてID信号中に補給用識別コードが含まれていると判断した場合、補給用制御部40は、ステップ106においてコード書換装置50から所定の形式(コード長等)のコード(認証コード)が入力されたか否かを判断する。コード書換装置50から認証コードが入力されたと判断した場合、補給用制御部40は、ステップ107において認証コードがユーザコードに一致するか否かを判断する(登録認証)。認証コードがユーザコードに一致して登録認証が成立したと判断した場合、補給用制御部40は、ステップ108においてID信号に含まれる携帯機側IDコードを車両側IDコードとして第1メモリ40aに書き込んで処理を終了する。このように、補給用制御部40は、ID信号中に補給用識別コードと正規用識別コードとのいずれが含まれているかによって、すなわち、受信した識別コードの種類によって、登録認証を行うか否かを判断している。なお、補給用制御部40は、登録認証が成立した際において第1メモリ40aに既に車両側IDコードが記憶されている場合、第1メモリ40aに補給用携帯機30の携帯機側IDコードを第2の車両側IDコードとして追加で登録するように変更されてもよい。
ところで、補給用制御部40の第2メモリ40bに記憶されているユーザコードは、書き換え可能となっている。補給用制御部40は、コード書換装置50から変更モード切換信号が入力された場合、ユーザコードを変更可能なモード(変更モード)に切り換わる。変更モードにおいて補給用制御部40は、コード書換装置50から入力された認証コードが第2メモリ40bに記憶されているユーザコードと一致する場合、その後コード書換装置50から入力された認証コードを新たなユーザコードとして第2メモリ40bに書き込む。そして、補給用制御部40は、変更モードを終了する。
したがって、本実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
(1)補給用制御部40は、補給用識別コードを受信した場合、コード書換装置50から入力された認証コードと第2メモリ40bに記憶されているユーザコードとが一致しているか否かを判断する登録認証を行う。そして、補給用制御部40は、登録認証が成立した場合、補給用携帯機30の携帯機側IDコードを車両側IDコードとして第1メモリ40aに書き込む。このため、補給用制御部40と補給用携帯機30との組については、登録認証が成立しない限り車両側IDコードを追加したり書き換えたりすることができず、不正な手段による第三者の車両側IDコードの変更が抑止される。すなわち、ディーラー7においては、コード書換装置50によってユーザコードに対応する認証コードを入力しない限り、補給用制御部40の第1メモリ40aに記憶された車両側IDコードを変更することはできない。したがって、車両盗難防止装置1のセキュリティレベルを一層向上させることができる。
(2)補給用制御部40は、補給用識別コードを受信した場合、コード書換装置50からの認証コードがユーザコードに一致したことを条件に補給用携帯機30が有する携帯機側IDコードを車両側IDコードとして第1メモリ40aに書き込む。つまり、補給用制御部40は、ユーザコードを用いた登録認証の結果に基づいて携帯機側IDコードを車両側IDコードとして自らへ登録するか否かを判断する。このように、車両側IDコードの登録に際しては、ユーザに固有のユーザコードが用いられるため、ユーザ以外の者による車両側IDコードの変更を一層抑制することができる。したがって、車両盗難防止装置1のセキュリティレベルを一層向上させることができる。
(3)補給用制御部40は、正規用識別コードを受信した場合、遅延時間で示される期間が経過した後に携帯機側IDコードを車両側IDコードとして第1メモリ40aに書き込む。すなわち、補給用制御部40は、正規用識別コードを受信した場合、登録認証を行わず、正規用携帯機10の携帯機側IDコードを車両用IDコードとして登録するまでに遅延時間を設ける。このため、正規用携帯機10については、登録認証といった煩雑な作業を行うまでもなくその携帯機側IDコードを車両側IDコードとして補給用制御部40の第1メモリ40aに書き込むことができる。また、このような遅延時間の存在を知り得ない第三者は、補給用制御部40から登録完了の旨を示す報知が一定期間はなされないため、携帯機側IDコードの登録に失敗したと判断して携帯機側IDコードの登録を諦める蓋然性が高い。したがって、車両盗難防止装置1によれば、第三者による車両側IDコードの不正な変更を抑止しつつ、車両盗難防止装置1の利便性を向上させることができる。
(4)補給用制御部40の第2メモリ40bにユーザコードを書き込むには、ディーラー7に備えられたコード書換装置50を用いる必要がある。このため、ユーザ自身がユーザコードを直接に設定又は変更することはできず、ユーザはディーラー7に出向く必要がある。したがって、万が一第三者にユーザコードが漏洩したとしても、第三者はディーラーに出向かない限り携帯機側IDコードを車両側IDコードとして補給用制御部40の第1メモリ40aに書き込むことはできず、車両盗難防止装置1のセキュリティレベルを一層向上させることができる。
(5)補給用制御部40の第2メモリ40bには、予め設定されたデフォルトコードがユーザコードとして記憶されている。このため、ユーザによりユーザコードが設定されない場合でも、第三者はデフォルトコードを知らない限り車両側IDコードを変更することができない。したがって、ユーザがユーザコードを設定する手間が省け、車両盗難防止装置1の利便性を向上させることができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態において、第2メモリ40bには、車種毎に異なるデフォルトコードがユーザコードとして予め書き込まれていてもよい。このようにすれば、ユーザがユーザコードを設定する手間が省けるとともに、ある車種におけるデフォルトコードが第三者に知られたとしても、他の車種のデフォルトコードは知られ得ないため、車両盗難防止装置1のセキュリティレベルを一層向上させることができる。
・上記実施形態において補給用制御部40は、正規用携帯機10の正規用識別コードを受信してから一定時間経過後に携帯機側IDコードを車両側IDコードとして第1メモリ40aに書き込んでいる。しかし、補給用制御部40は、正規用識別コードを受信した場合、予め設定された操作態様で所定の操作部が操作されたときに携帯機側IDコードを第1メモリ40aに書き込むようにしてもよい。すなわち、補給用制御部40がID信号を受信してから携帯機側IDコードを登録するまでの遅延時間は、上記実施形態におけるようにカウント値Mにより示される期間に限られず、所定の操作部を所定の態様で操作する結果生じる期間として設定されてもよい。例えば、補給用制御部40は、正規用携帯機10の正規用識別コードを受信した場合、ドアノブが予め設定された操作態様で操作された後に携帯機側IDコードを車両側IDコードとして第1メモリ40aに書き込むようにしてもよい。
・上記実施形態において、ユーザコードの入力方法は、コード書換装置50による方法に限定されない。例えば、補給用制御部40は、車両室内に設けられたテンキーが登録モードにおいて操作された場合、そのテンキーにより入力されたコードをユーザコードとして第2メモリ40bに書き込むようにしてもよい。また、車種毎にユーザコードの入力方法を変えるようにしてもよい。このようにすれば、車両盗難防止装置1のセキュリティレベルを一層向上させることができる。
・上記実施形態において、登録認証に用いられる認証コードは、コード書換装置50からの入力に代わって、車両室内に設けられたテンキーからの操作により入力されるようにしてもよい。
・上記実施形態において、登録認証の方法は、コード書換装置50により入力された認証コードとユーザコードとの照合に限定されない。例えば、補給用制御部40は、ユーザが予め設定した操作態様、例えば、所定のスイッチを複数回にわたって押圧操作するといった操作態様を予め第2メモリ40bに記憶しておき、同操作態様で所定の操作部が操作されたときに登録認証成立と判断するように変更されてもよい。
・上記実施形態において、正規用制御部20は、補給用制御部40と同様の構成とされてもよい。つまり、正規用制御部20は、正規用携帯機10及び補給用携帯機30に対して要求信号を送信して補給用識別コードを受信した場合、コード書換装置50から入力された認証コードとユーザコードとが一致したことを条件に携帯機側IDコードを車両側IDコードとして自らに登録するようにしてもよい。
また、補給用制御部40は、要求信号を送信して正規用識別コードを受信した場合にも、認証コードとユーザコードとの一致を条件に携帯機側IDコードを車両側IDコードとして自らに登録するようにしてもよい。
次に、本実施形態及び他の実施形態から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(1)請求項2又は請求項3に記載の車両盗難防止装置において、前記記憶手段には、車種毎に異なるデフォルトコードがユーザコードとして予め記憶されていること。
(2)ユーザが所持する携帯機と、該携帯機から送信されたID信号を受信し、該ID信号に含まれる携帯機側IDコードと自らが有する車両側IDコードとの照合を行って両IDコードが一致したとき車両の走行を許可する制御部とを備える車両盗難防止装置において、ユーザが任意に設定したユーザコードが記憶される記憶手段を設け、外部機器から入力されたコードが前記ユーザコードと一致したことを条件に前記携帯機側IDコードを前記車両側IDコードとして自らに登録することを特徴とする車両盗難防止装置。
(3)携帯機が有する携帯機側IDコードと自らが有する車両側IDコードとの照合を行って両IDコードが一致したとき車両の走行を許可する制御部を備えた車両盗難防止装置における、前記車両側IDコードを前記制御部に登録するコード登録方法において、前記制御部は、要求信号を送信し、該要求信号を受信した前記携帯機から識別コードを送信し、該識別コードを受信した制御部は、該識別コードが登録認証の必要な前記携帯機からの識別コードであると判断した場合に登録認証を行い、該登録認証の成立を条件として前記携帯機側IDコードを前記車両用IDコードとして自らに登録することを特徴とするコード登録方法。この技術的思想(3)に記載の発明によれば、携帯機からの識別コードを受信した制御部は、その識別コードに基づいて登録認証を行う。そして、制御部は、登録認証の成立を条件として携帯機側IDコードを車両用IDコードとして自らに登録する。すなわち、制御部は、識別コードの種類によって、登録認証を行うか否かを判断する。したがって、本発明によれば、車両盗難防止装置のセキュリティレベルを一層向上させることができる。
本実施形態における盗難防止装置の正規用携帯機、正規用制御部、補給用携帯機、及び補給用制御部の流通態様を示す模式図。 同車両盗難防止装置の電気ブロック図。 同車両盗難防止装置の補給用制御部が行う登録処理を示すフローチャート。
符号の説明
1…車両盗難防止装置、10…正規用携帯機、20…正規用制御部、30…補給用携帯機、40…補給用制御部、40b…記憶手段としての第2メモリ、50…外部機器としてのコード書換装置。

Claims (3)

  1. ユーザが所持する携帯機と、該携帯機から送信されたID信号を受信し、該ID信号に含まれる携帯機側IDコードと自らが有する車両側IDコードとの照合を行って両IDコードが一致したとき車両の走行を許可する制御部とを備える車両盗難防止装置において、
    前記携帯機は、正規用携帯機及び補給用携帯機の複数種類の携帯機から成り、
    前記制御部は、正規用制御部及び補給用制御部の複数種類の制御部から成り、
    前記補給用携帯機は、前記各制御部からの要求信号に応じて自らを示す旨の補給用識別コードを送信し、
    前記補給用制御部は、前記要求信号を送信して前記補給用識別コードを受信した場合、登録認証を行って該登録認証が成立したことを条件に前記補給用携帯機が有する前記携帯機側IDコードを前記車両側IDコードとして自らに登録することを特徴とする車両盗難防止装置。
  2. ユーザが任意に設定したユーザコードが記憶される記憶手段を備え、
    前記補給用制御部は、前記補給用識別コードを受信した場合、外部機器から入力されたコードが該ユーザコードと一致したことを条件に前記補給用携帯機が有する携帯機側IDコードを前記車両側IDコードとして自らに登録することを特徴とする請求項1に記載の車両盗難防止装置。
  3. 前記正規用携帯機は、前記各制御部からの前記要求信号に応じて自らを示す旨の正規用識別コードを送信し、
    前記補給用制御部は、前記要求信号を送信して前記正規用識別コードを受信した場合、前記正規用携帯機の有する前記携帯機側IDコードを前記車両用IDコードとして登録するまでに遅延時間を設けることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両盗難防止装置。
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