JP2008132914A - 車両用盗難防止装置 - Google Patents

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Kazuaki Nakayama
和明 中山
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Abstract

【課題】 充分に盗難を防止でき、且つ紛失していない他のキーを再登録することができる車両用盗難防止装置を提供すること。
【解決手段】 複数のキーレスシステムの携帯機2の中で、車内に持ち込まれ車載機3との照合が成立したものを、その後の照合に使用できる活性状態とし、照合不成立なものを、その後の照合に使用できない不活性状態にする車載機3の制御部31で実行するステップS1〜S14、S21〜S24の処理、携帯機2の制御部21で実行するステップS31,S32の処理を備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、照合を行うことで、盗難防止性を向上させた車両用盗難防止装置の技術分野に属する。
従来では、正規の運転者がキーを紛失し、IDコードの再登録を行う場合、再登録モードを実行するためのキーのIDコード以外の紛失キーを含めたIDコードが全て消去され、正規の運転者が所持しているキーのIDコードのみが新規に登録されるようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平8−150899号公報(第2−10頁、全図)
しかしながら、従来の車両用盗難防止装置にあっては、正規ユーザーが保持している一つの鍵のみ再登録されることになるため、紛失していない他のキーの使用ができなくなり問題であった。
本発明は、上記問題点に着目してなされたもので、その目的とするところは、充分に盗難を防止でき、且つ紛失していない他のキーを再登録することができる車両用盗難防止装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明では、車内外との受信手段を有する車両の車載機との通信により識別情報の照合を行うよう、送信手段と識別情報をそれぞれに備える複数の鍵又はキーレスシステムの携帯機が設定された車両用盗難防止装置において、複数の鍵又はキーレスシステムの携帯機の中で、車内に持ち込まれ前記車載機との照合が成立したものを、その後の照合に使用できる活性状態とし、照合不成立なものを、その後の照合に使用できない不活性状態にする活性認証手段を備えた、ことを特徴とする。
よって、本発明にあっては、充分に盗難を防止でき、且つ紛失していない他のキーを再登録することができる。
以下、本発明の車両用盗難防止装置を実現する実施の形態を、請求項1,2に係る発明に対応する実施例1と、請求項1,2,3に係る発明に対応する実施例2に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
図1は実施例1の車両用盗難防止装置のブロック図である。
実施例1の車両用盗難防止装置1は、車両用のキーレスシステムにおける携帯機2と車載機3を主な構成としている。
携帯機2は、制御部21、RF送信部22、送信アンテナ23、LF受信部24、受信コイル25を主要な構成としている。
制御部21は、車両毎に識別されるIDコードを記憶し、LF受信部24で処理したサーチ電波による信号が自機器のIDコードに対応するものであると判断する場合、もしくは、使用者が車両または携帯機2にリクエスト操作を行って、車両側からサーチ電波が送信され、これを受信し、サーチ電波による信号が自機器のIDコードに対応するものであると判断する場合に、IDコードをRF送信部22に出力する。また、必要に応じて、受信強度の判定処理を行う。
RF送信部22は、制御部21からのIDコードを示す信号を、送信する電波信号に変換してアンテナ23に出力する。
アンテナ23は、RF送信部22からの電波信号を送信する。
LF受信部24は、受信コイル25からのサーチ電波を制御部21で処理できる信号に変換して、制御部21に出力する。
受信コイル25は、車載機3からのサーチ電波を受信し、受信した電波信号をLF受信部24に送る。
車載機3は、制御部31、LF送信部32、RF受信部33、各ドア開閉入力部34、ロック状態入力部35、ロック出力部36、アンロック出力部37、室外アンテナ出力部38〜40、室内アンテナ出力部41〜43、受信アンテナ44、室外アンテナ45〜47、室内アンテナ48〜50、リクエスト入力部51、記憶部52、活性化ボタン53、ブザー54を主要な構成としている。
制御部31は、各ドア開閉入力部34、ロック状態入力部35からの入力情報と、RF受信部33から入力される携帯機2からの情報を処理して、携帯機2への送信のためのLF送信部32への出力、ロック出力部36、アンロック出力部37への出力を制御する。
LF送信部32は、制御部31からの、車両に対応した特定の携帯機2を捜索するサーチ信号を送信できる電波信号に変換して、室外アンテナ出力部38〜40、室内アンテナ出力部41〜43に出力する。
RF受信部33は、携帯機2のIDコードを示す電波信号を受信アンテナ44から受け取って、制御部31で処理できる信号に変換し出力する。
各ドア開閉入力部34は、それぞれのドアの開閉状態の情報を車両から入力し、制御部31に出力する。
ロック状態入力部35は、車両のドアロック/アンロック状態の情報を車両から入力し、制御部31へ出力する。
ロック出力部36は、制御部31からの指令により、図示しない車両のロック装置にドアロックを行う指令信号を出力する。
アンロック出力部37は、制御部31からの指令により、図示しない車両のロック装置にドアロックを解除する指令信号を出力する。
室外アンテナ出力部38〜40は、室外アンテナ45〜47に電波信号を出力する。
室内アンテナ出力部41〜43は、室内アンテナ48〜50に電波信号を出力する。
室外アンテナ45〜47は、電波信号を車外に送信する。
室内アンテナ48〜50は、電波信号を車室内に送信する。
リクエスト入力部51は、車両に設けられるリクエストスイッチの入力を、車両から入力し、制御部31へ出力する。
記憶部52は、活性認証処理に関する記憶を行う。
活性化ボタンは、活性認証の際の入力として操作入力する押しスイッチである。
ブザーは、活性認証の際の処理の完了等を音で伝達する出力部分である。
次に作用を説明する。
[活性認証処理]
図2に示すのは、実施例1の車両用盗難防止装置の車載機の制御部で実行される活性認証処理の流れを示すフローチャートで、以下各ステップについて説明する。
ステップS1では、エンジンがオン状態かどうかを判断し、エンジンがオン状態ならばステップS2へ進み、オフ状態ならば処理を終了する。
ステップS2では、送信された鍵IDを保持する。
ステップS3では、活性化ボタン53を有効にする。
ステップS4では、活性化ボタン53が押下されたかどうかを判断し、押下されたならばステップS5へ進み、押下されないならばステップS1へ戻る。
ステップS5では、記憶媒体(記憶部52)より登録されている全ての鍵IDを取得する。ここでN=全数とする。
ステップS6では、カウント数nがNに達したかどうかを判断し、Nに達したならばステップS13へ進み、Nに達しないならばステップS7へ進む。
ステップS7では、鍵nを検索するための通信(送信)を行う。つまり、鍵nのIDの携帯機2のサーチ信号を車載機3から発信する。
ステップS8では、鍵nからの信号を受信できたかどうかを判断し、受信できたならばステップS12へ進み、受信できないならばステップS9へ進む。
ステップS9では、カウント時間tが予め定めたタイムアウト時間Tに達したかどうかを判断し、時間Tに達したならばステップS10へ進み、時間Tに達しないならば、カウント時間tをインクリメントし、ステップS7へ戻る。
ステップS10では、取得できなかった鍵IDの不活性フラグを立てる。
ステップS11では、カウント数nをインクリメントし、ステップS6へ戻る。
ステップS12では、鍵の活性化処理を行い、ステップS11へ進む。
ステップS13では、保持した鍵IDをクリアする。
ステップS14では、登録完了音を発する処理を行い、処理を終了する。
[活性化処理]
図3に示すのは、実施例1の車両用盗難防止装置の車載機の制御部で実行されるステップS12に相当する活性化処理の流れを示すフローチャートで、以下各ステップについて説明する。
ステップS21では、鍵IDの取得を行う。
ステップS22では、鍵IDの不活性フラグを取得する。
ステップS23では、フラグが立っているかどうかを判断し、フラグが立っているならばステップS24に進み、フラグが立っていないならば処理を終了する。
ステップS24では、鍵IDのフラグをクリアし、処理を終了する。
[応答処理]
図4に示すのは、実施例1の車両用盗難防止装置の携帯機の制御部で実行される応答処理の流れを示すフローチャートで、以下各ステップについて説明する。
ステップS31では、車載機から問い合わせの信号を受け取ったかどうかを判断し、受け取ったならばステップS32へ進み、受け取ってないならば処理を終了する。
ステップS32では、鍵IDを送信し、処理を終了する。
[活性化認証作用]
実施例1の車両用盗難防止装置では、例えば、鍵がα,β,γなど複数存在しているものとし。鍵αを紛失した際に、鍵β,γを車内に持ち込み、車両のエンジンをオン状態(始動状態)にする(ステップS1)。
処理が何らかの問題で正常終了しなかった場合に、全ての鍵が使用できない状態を防ぐために、エンジンをオン状態にした際に、認識した鍵のIDを車両側で保持する(ステップS2)。
エンジンがオン状態で、活性化ボタン53を有効にし(ステップS3)、車両に存在する鍵の活性化ボタン53を押下する(ステップS4)。これにより、登録されている鍵のIDを取得し(ステップS5)、一つずつ鍵に対して存在しているかの確認用の電波を送信する(ステップS7)。
例えば、車両側が鍵αに対して存在しているかの確認の送信を行い、鍵αが存在していれば鍵αが返信を車両側へ行う(ステップS8)。
車両側で返信を受けた場合はその鍵は存在しているものとし、その鍵αのIDを取得し(ステップS21)、IDに結びついている不活性フラグを取得し(ステップS22)、フラグが立っている場合(ステップS23)はフラグのクリア(ステップS24)を行う。
この例の場合は鍵αが紛失して存在しないので、鍵αからの返信が無く、車両側でも返信が受け取れないので、鍵αを休止状態とするフラグを車両側のデータとして保持する(ステップS10)。
次に、鍵β,γともに同じ事を繰り返し、存在しているもの、存在していないものを判断する。返信がない鍵に関しては通信障害等の要因が考えられるので、ある規定回数確認を繰り返し行う(ステップS9)。
処理が全て完了した場合に車内に完了音が鳴り、そのことが使用者に伝達される(ステップS14)。
このように、実施例1の車両用盗難防止装置では、鍵が複数存在している時に、1つの鍵を紛失した場合、紛失した鍵以外を車内に持ち込み、鍵または車両の鍵活性化ボタンを押下時に車内に存在しない鍵を車両側で休止状態と判断し、紛失した鍵を使用できないようにすることにより、紛失した鍵での車両盗難、車内荒らしを防止することができる。また、紛失した鍵が発見された場合には全ての鍵を車内に持ち込み、同様の作業を行うことにより、休止状態だった鍵を再活性化することが可能となる。
つまり、実施例1の車両用盗難防止装置では、1つの車両用に複数存在する鍵、この場合にはキーレスシステムにおける携帯機を含むものに対して、ID認証によりドアロックやエンジン始動など操作制限の解除や解錠、施錠等を行う活性化状態と、これらのID認証ができない不活性化状態を設定している。そして、エンジンのオン状態において、車内に持ち込むことにより、車内の携帯機との通信により、その際のそれぞれの鍵(携帯機)を認証して、活性化状態にする。
これにより、紛失した鍵に対する防犯性を確保しつつ、残る鍵を問題なく使用継続できる利便性が向上できる。
紛失した鍵は、残る鍵を活性化し、紛失した鍵を不活性化する処理により、その後は、不活性化した鍵では、車両の解錠や使用制限解除を行うことはできず、被害等が発生しないようにできる。また、エンジン始動も行えないため、不活性化した鍵により活性化する処理を行うことはできない。
従来技術では、複数のキーのID再登録等の処理作業は、カーディーラーで行うことになる。しかし、実施例1では、ユーザー自身により、鍵をなくした際の早期対応ができ便利である。また、紛失した鍵が後に見つかった際、その鍵を再利用することが、カーディーラーへ行くことなく、ユーザー自身の対応で可能となり、便利である。
次に、効果を説明する。
実施例1の車両用盗難防止装置にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1)車内外との受信手段を有する車両の車載機3との通信により識別情報の照合を行うよう、送信手段と識別情報をそれぞれに備える複数のキーレスシステムの携帯機2が設定された車両用盗難防止装置1において、複数のキーレスシステムの携帯機2の中で、車内に持ち込まれ車載機3との照合が成立したものを、その後の照合に使用できる活性状態とし、照合不成立なものを、その後の照合に使用できない不活性状態にする車載機3の制御部31で実行するステップS1〜S14、S21〜S24の処理、携帯機2の制御部21で実行するステップS31,S32の処理を備えたため、充分に盗難を防止でき、且つ紛失していない他のキーを再登録することができる。
(2)車載機3の制御部31の活性認証処理は、不活性状態にしたキーレスシステムの携帯機2が、再度、車内に持ち込まれ車載機3との照合が成立すると、活性状態に変更するようにしたため、紛失したキーレスシステムの携帯機2が見つかった場合に、再使用することが、ユーザー自身の処理で容易にできる。
実施例2は、携帯機にトランスポンダを備えたエマージェンシーキーを取り外し自在に設け、車載機3が、イモビライザーのコントローラと通信している例である。
構成を説明する。
図5は実施例2の車両用盗難防止装置のブロック図である。
実施例2の携帯機2では、制御部21〜受信コイル25に加えて、送信部26、アンテナ27、受信部28、受信コイル29を設けている。
送信部26はアンテナ27により、エマージェンシーキー6のトランスポンダ61へ情報信号の送信と、電源となる送信を行う。
受信部28は受信コイル29により、エマージェンシーキー6のトランスポンダ61からの情報信号の受信を行う。
実施例2の車載機3は、制御部31〜ブザー54に加えて、外部通信ユニット55を備えている。外部通信ユニット55は、イモビライザーのコントローラであるBCM7との通信を行う。
さらに、実施例2では、エマージェンシーキー6とBCM7を備えている。
図9は実施例2の車両用盗難防止装置の携帯機とエマージェンシーキーの説明図である。
エマージェンシーキー6は、通常は、携帯機2と一体となっている。そして、携帯機2の電源切れや異常の際に、機械式のキーとして分離して使用する。
このエマージェンシーキー6は、内部にトランスポンダ61が組み込まれており、キーとして使用時には、図示しない車両側から電源となる送信を受け、車両とID認証処理を行って、携帯機2の電源切れや異常の際に、ドアロック操作やエンジン始動操作などを行うものである。
BCM7は、制御部71、記憶部72、外部通信ユニット73を備え、イモビライザーの機能を制御、つまり認証処理によりエンジン始動を許可する制御を行う。
制御部71は、イモビライザーの機能制御として、車載機3からの認証照合情報により、エンジンコントローラへエンジン始動を許可する信号を出力する。
記憶部72は、イモビライザーの機能制御の認証等に関する情報を記憶する。
外部通信ユニット73は、車載機3との通信を行うユニットである。
その他構成は、実施例1と同様であるので、説明を省略する。
作用を説明する。
[活性認証処理]
図6に示すのは、実施例2の車両用盗難防止装置の車載機の制御部で実行される活性認証処理の流れを示すフローチャートで、以下各ステップについて説明する。ただし、実施例1の図2と同様の処理を行うステップについては、同じ符号を示し説明を省略する。
ステップS41では、トランスポンダ61のIDを比較し、存在しないIDに対して不活性フラグを立てる。
[活性化処理]
図7に示すのは、実施例2の車両用盗難防止装置の車載機の制御部で実行されるステップS12に相当する活性化処理の流れを示すフローチャートで、以下各ステップについて説明する。
ステップS51では、鍵(携帯機2)のID、トランスポンダ61のIDを取得する。
ステップS52では、トランスポンダ61のIDを保持する。
ステップS53では、鍵(携帯機2)のID、トランスポンダ61のIDの不活性フラグを取得する。
ステップS54では、鍵(携帯機2)のフラグが立っているかどうかを判断し、フラグが立っているならばステップS55へ進み、フラグが立っていないならばステップS56へ進む。
ステップS55では、鍵(携帯機2)のIDのフラグをクリアする。
ステップS56では、トランスポンダ61のフラグが立っているかどうかを判断し、フラグが立っているならばステップS57へ進み、フラグが立っていないならば処理を終了する。
[応答処理]
図8に示すのは、実施例2の車両用盗難防止装置の携帯機の制御部で実行される応答処理の流れを示すフローチャートで、以下各ステップについて説明する。
ステップS61では、車載機3から問い合わせの信号を受け取ったかどうかを判断し、受け取ったならばステップS62へ進み、受け取っていないならば処理を終了する。
ステップS62では、トランスポンダ61へ問い合わせ信号を送信する。
ステップS63では、トランスポンダ61から返信があったかどうかを判断し、返信があったならばステップS64に進み、返信がないならばステップS66へ進む。
ステップS64では、タイムアウト時間として設定した時間Tに対して、カウント時間tが時間Tに達したかどうかを判断し、時間Tに達したならばステップS65へ進み、時間Tに達しないならばカウント時間tをインクリメントしてステップS62へ戻る。
ステップS65では、鍵(携帯機)のIDを送信する。
ステップS66では、トランスポンダ61のIDを取得する。
ステップS67では、鍵(携帯機)とトランスポンダ61のIDを送信する。
[活性化認証作用]
実施例2の車両用盗難防止装置では、例えば、鍵(携帯機2)がα,β,γなど複数存在しているものとし、鍵αを紛失した際に、鍵β,γを車内に持ち込み車両のエンジンをオン状態にする(ステップS1)。処理が何らかの問題で正常終了しなかった場合に全ての鍵が使用できない状態を防ぐため、エンジンをオン状態にした際に認識した鍵のIDを車両側で保持する(ステップS2)。
エンジンがオン状態で、活性化ボタン53を有効にし(ステップS3)、車両に存在する鍵の活性化ボタン53を押下する(ステップS4)。
これにより、登録されている鍵のIDを取得し(ステップS5)、一つずつ鍵に対して存在しているかの確認用の電波を送信する(ステップS7)。
例えば車両側が鍵αに対して存在しているかの確認の送信を行い、鍵αが存在していれば鍵αが返信を車両側に行う(ステップS8)。その際に鍵側で確認用信号を受信した場合(ステップS61)、鍵(携帯機)の送信部26,アンテナ27より信号を送信する(ステップS62)。そして、トランスポンダ61より信号が返却された場合(ステップS63)は、鍵(携帯機)の受信部28,受信コイル29より信号(ID)を受信し(ステップS66)、鍵のIDと鍵側で取得したトランスポンダのIDを車両側へ送信する(ステップS67)。
返信がない場合には、通信障害等の要因が考えられるので、ある規定回数確認を繰り返し行う(ステップS64)。受信できない場合には、鍵のIDを車両側へ送信する(ステップS65)。
車両側で返信を受けることができた場合には、その鍵は存在しているものとし、その鍵のIDを取得し(ステップS51)、IDに結びついている不活性化フラグを取得し(ステップS53)、フラグが立っている場合(ステップS54)はフラグのクリア(ステップS55)を行う。
また、トランスポンダ61も同様にIDを取得し(ステップS51)、内部の記憶部52に保持しておく(ステップS52)。そして、IDに結びついている不活性フラグを取得し(ステップS53)、フラグが立っている場合(ステップS56)はフラグのクリア(ステップS57)を行う。この例の場合は鍵αからの返信がなく、車両側でも返信がなく、車両側でも返信が受け取れないので、鍵αの休止状態とするフラグを車両側のデータとして保持する(ステップS10)。 次に鍵β,γともに同じ事を繰り返し、存在しているもの、存在していないものを判断する。返信がない鍵に関しては通信障害等の要因が考えられるので、ある規定回数確認を繰り返し行う(ステップS9)。全ての鍵の送受信処理が完了した際に鍵から受け取れなかったトランスポンダIDを休止状態とする(ステップS41)。処理が全て完了した場合に車内に完了音でも鳴るとよいかも知れない(ステップS14)。
実施例1の車両用盗難防止装置では、鍵が複数存在している時に1つの鍵を紛失した場合、紛失した鍵以外を車内に持ち込み、鍵または車両の活性化ボタン53を押下時に車内に存在しない鍵を車両側で休止状態と判断し、紛失した鍵を使用できないようにすることにより、紛失した鍵での車両盗難や車内荒らしを防止することができる。
また、紛失した鍵が発見された場合には全ての鍵を車内に持ち込むこみ同様の作業を行うことにより、休止状態だった鍵を再活性化することができ、便利である。
また、車両側のエマージェンシーキー6のトランスポンダ61のIDをも休止状態にすることで、エマージェンシーキー6での車両盗難、車内荒らしを防止することが可能となる。
言い換えて説明する。
図9に示すように、携帯機2と車載機3の通信における認証により、リクエストスイッチの操作があった際に、ドアロックの解錠や、エンジン始動等を行うキーレスシステムでは、携帯機2の電池切れや異常の際に、車両の使用が可能なようにエマージェンシーキー6が、携帯機2と取り外し可能で一体に設けられていることが多い。
この場合に、エマージェンシーキー6が、携帯機2の認証機能を有するようトランスポンダ61を内蔵していることも多い。
イモビライザー機能を有効に発揮させるためである。
ID認証の活性化、不活性化を行う際に、このトランスポンダ61を含めることによって、イモビライザー機能を生かして防犯性を高く維持しつつ、紛失への対応や再登録を利便性高く行うことができる。
次に、効果を説明する。
この第2実施例の車両用盗難防止装置にあっては、第1実施例の(1),(2)の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
(3)認証照合の成立によりエンジンの始動を許可するイモビライザー機能を有するBCM7と、車両へID情報を送信するトランスポンダ61を有する機械キー操作可能なエマージェンシーキー6とを備え、携帯機2は、トランスポンダ61との送信部26、アンテナ27、受信部28、受信コイル29を備え、制御部31の活性認証処理は、複数の携帯機2、及びエマージェンシーキー6の中で、車内に持ち込まれ車載機3との照合が成立したものを、その後の照合に使用できる活性状態とし、照合不成立なものを、その後の照合に使用できない不活性状態にするようにしたため、イモビライザー機能を生かして防犯性を高く維持しつつ、紛失への対応や再登録を利便性高く行うことができる。
以上、本発明の車両用盗難防止装置を実施例1、実施例2に基づき説明してきたが、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
活性化ボタンは、実施例1では、車両に設けるようにしたが、携帯機に設けるようにしてもよい。
実施例1の車両用盗難防止装置のブロック図である。 実施例1の車両用盗難防止装置の車載機の制御部で実行される活性認証処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1の車両用盗難防止装置の車載機の制御部で実行されるステップS12に相当する活性化処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1の車両用盗難防止装置の携帯機の制御部で実行される応答処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2の車両用盗難防止装置のブロック図である。 実施例2の車両用盗難防止装置の車載機の制御部で実行される活性認証処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2の車両用盗難防止装置の車載機の制御部で実行されるステップS12に相当する活性化処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2の車両用盗難防止装置の携帯機の制御部で実行される応答処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2の車両用盗難防止装置の携帯機とエマージェンシーキーの説明図である。
符号の説明
1 車両用盗難防止装置
2 携帯機
21 制御部
22 RF送信部
23 送信アンテナ
24 LF受信部
25 受信コイル
26 送信部
27 アンテナ
28 受信部
29 受信コイル
3 車載機
31 制御部
32 LF送信部
33 RF受信部
34 各ドア開閉入力部
35 ロック状態入力部
36 ロック出力部
37 アンロック出力部
38〜40 室外アンテナ出力部
41〜43 室内アンテナ出力部
44 受信アンテナ
45〜47 室外アンテナ
48〜50 室内アンテナ
51 リクエスト入力部
52 記憶部
53 活性化ボタン
54 ブザー
55 外部通信ユニット
6 エマージェンシーキー
61 トランスポンダ
7 BCM
71 制御部
72 記憶部
73 外部通信ユニット

Claims (3)

  1. 車内外との受信手段を有する車両の車載機との通信により識別情報の照合を行うよう、送信手段と識別情報をそれぞれに備える複数の鍵又はキーレスシステムの携帯機が設定された車両用盗難防止装置において、
    複数の鍵又はキーレスシステムの携帯機の中で、車内に持ち込まれ前記車載機との照合が成立したものを、その後の照合に使用できる活性状態とし、照合不成立なものを、その後の照合に使用できない不活性状態にする活性認証手段を備えた、
    ことを特徴とする車両用盗難防止装置。
  2. 請求項1に記載の車両用盗難防止装置において、
    前記活性認証手段は、
    不活性状態にした鍵又はキーレスシステムの携帯機が、再度、車内に持ち込まれ前記車載機との照合が成立すると、活性状態に変更するようにした、
    ことを特徴とする車両用盗難防止装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の車両用盗難防止装置において、
    認証照合の成立によりエンジンの始動を許可するエンジン始動許可手段と、
    車両へID情報を送信するトランスポンダを有する機械キー操作可能な予備キーとを備え、
    前記携帯機は、前記トランスポンダとの通信手段を備え、
    前記活性認証手段は、
    複数の鍵又はキーレスシステムの携帯機、及び予備キーの中で、車内に持ち込まれ前記車載機との照合が成立したものを、その後の照合に使用できる活性状態とし、照合不成立なものを、その後の照合に使用できない不活性状態にするようにした、
    ことを特徴とする車両用盗難防止装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013060741A (ja) * 2011-09-13 2013-04-04 Tokai Rika Co Ltd 紛失キー無効化システム
CN112622822A (zh) * 2020-12-29 2021-04-09 江苏吉麦新能源车业有限公司 一种车辆防盗系统
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