JP5502769B2 - 電子キーシステム - Google Patents
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請求項1に記載の発明は、メカニカルキーのキーパターンを通じた機械的照合を行い、当該照合が成立したとき車両ドアの解錠を許可する機械的キーシステムを備えた車両に搭載される電子キーシステムにおいて、電子キーは車載装置からその車内外に送信されるリクエスト信号を受信するとIDコードを含むレスポンス信号を送信し、前記車載装置は受信した前記レスポンス信号に含まれるIDコードの電気的照合を行い、この電気的照合が成立したときには車両ドアの解錠又はエンジンの始動を許可するキー操作フリーシステムと、前記電子キーは前記車載装置から局所的に送信される駆動信号を受信すると同じく局所的にIDコードを含むトランスポンダ応答信号を送信し、前記車載装置は受信した前記トランスポンダ応答信号に含まれるIDコードの電気的照合を行い、この電気的照合が成立したときにはエンジンの始動を許可するイモビライザシステムと、を備え、前記車載装置は、前記機械的照合にて車両ドアが解錠された、若しくは不正に車両ドアが解錠された旨判断した場合には警戒モードに移行して、前記イモビライザシステムにおける電気的照合が成立したときにのみエンジンの始動を許可することをその要旨としている。
以下、本発明にかかる電子キーシステムに具体化した第1の実施形態について図1及び図2を参照して説明する。車両には電子キーシステムとして、キー操作フリーシステムと、ワイヤレスキーシステムと、イモビライザシステムとが搭載されている。
まず、電子キー10におけるキー操作フリーシステムに関する構成について説明する。
電子キー10は、コンピュータユニットによって構成される電子キー制御部11と、LF(low frequency)帯の無線信号を受信するLF受信部12と、UHF(Ultra High Frequency)帯の無線信号を送信するUHF送信部13とを備える。
電子キー10はトランスポンダ14を備える。トランスポンダ14は、コイル及びICチップ等からなるとともに、車両のエンジンスイッチの近傍に局所的に送信される駆動電波を受けると自身のコイルに誘起電力が生じる。トランスポンダ14は、この電力に基づき自身のIDコードを含むトランスポンダ応答信号を送信する。トランスポンダ14は、駆動電波に基づき電力を誘起するため、電子キー10の電池切れの際にもトランスポンダ応答信号を送信することができる。
解錠スイッチ16及び施錠スイッチ17は、電子キー10の表面に操作可能に配置されるとともに、操作されるとその旨を示す操作信号を電子キー制御部11へ出力する。
詳しくは、電子キー10の本体には、メカニカルキー18が収納されている。例えば、電子キー10の電池切れの際、ユーザはメカニカルキー18を取り出して、メカニカルキー18を車両ドアに設けられるキーシリンダ(図示略)に挿入する。そして、その状態でメカニカルキー18を回動させる。これにより、車両ドアの施解錠状態が切り替わる。
次に、車載装置20におけるキー操作フリーシステムに関する構成を中心に説明する。
図1に示すように、車載装置20は、コンピュータユニットにて構成される車載制御部21と、車外にLF帯の無線信号を送信する車外送信部22と、車内にLF帯の無線信号を送信する車内送信部23と、車内外から送信されるUHF帯の無線信号を受信する車載受信部24と、を備える。
上記各電子キーシステムにおいて、キー操作フリーシステムは、ユーザがキー操作を行う必要がないことから利便性が高い。しかしながら、当該システムは、電子キー10が車両から遠く離れているにも関わらず、車外及び車内照合を成立させる中継器を使用した不正な通信が懸念されている。具体的には、中継器は、その第1の送受信ユニットにてリクエスト信号を受信する。その信号はケーブルを通じて第2の送受信ユニットから送信される。第2の送受信ユニットからのリクエスト信号を車両から離れたユーザの所持する電子キー10に送信する。これを受けた電子キー10は、レスポンス信号を中継器を介して、若しくは直接に車載装置20に送信する。これにより、車両において車外照合が成立して車両ドアの解錠が行われるおそれがある。車内照合も同様にして行われるおそれがある。
まず、車両ドアの解錠が実行されると(S101)、当該解錠が車外照合又はワイヤレス照合の成立を通じて行われたか否かが判断される(S102)。車両ドアの解錠が車外照合又はワイヤレス照合の成立を通じて行われた旨判断されたとき(S102でYES)、通常通り、キー操作フリーシステム及びイモビライザシステムを利用したエンジンの始動が許可される。詳しくは、車内照合が成立するか否かが判断される(S103)。車内照合が成立する旨判断された場合(S103でYES)、エンジンスイッチ33が操作された旨認識されたとき(S105)、エンジンが始動される(S106)。これにて、車載制御部21の処理が終了する。例えば電子キー10の電池切れにより車内照合が成立しない旨判断されたとき(S103でNO)、トランスポンダ照合が成立するか否かが判断される(S104)。トランスポンダ照合が成立する旨判断された場合であって(S104でYES)、エンジンスイッチ33が操作された旨認識されたとき(S105)、エンジンが始動される(S106)。これにて、車載制御部21の処理が終了する。トランスポンダ照合が成立しない旨判断された場合(S104でNO)、エンジンが始動されることなく、車載制御部21の処理が終了する。
(1)メカニカルキー18を通じて機械的照合にて車両ドアが解錠された、若しくは不正に車両ドアが解錠された旨判断された場合には警戒モードに移行される。このモードにおいては、イモビライザシステムにおける電気的照合が成立したときにのみエンジンの始動が行われる。ここで、イモビライザシステムにおいては、キー操作フリーシステムと異なって上記中継器を使用した不正な通信が行われるおそれはない。これにより、電子キーシステム全体としてのセキュリティ性を向上させることができる。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態について説明する。この実施形態の電子キーシステムは、キー操作フリーシステムにおいて中継器を使用した不正な通信の可能性があるか否かが判断される点が上記第1の実施形態と異なっている。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図2において破線で示すように、車両ドアの解錠が車外照合又はワイヤレス照合の成立を通じて行われた旨判断されたとき(S102でYES)、中継器を使用した不正な通信の可能性があるか否かの判断が行われる(S201)。車外照合において中継器を使用した不正な通信の可能性がある旨判断されたとき(S201でYES)、警戒モードに移行される(S107)。以下、第1の実施形態と同様に処理が行われる。また、中継器を使用した不正な通信の可能性がない旨判断されたとき(S201でNO)、車内照合が成立するか否かが判断される(S103)。以下、第1の実施形態と同様に処理が行われる。
(3)中継器を使用して車両ドアの解錠が実行された可能性がある場合に、警戒モードに移行してキー操作フリーシステムを利用したエンジンの始動が規制される。従って、中継器を使用してエンジンの始動が車両ドアの解錠と連続的に行われることが抑制される。
・上記実施形態においては、ワイヤレスキーシステムを通じたエンジンの始動はできなかった。しかし、電子キー10にエンジンスタートスイッチを設けてもよい。この場合、そのスイッチが操作されると、電子キー10からIDコードを含むエンジンの始動を要求する旨の無線信号が送信される。車載装置20は、受信した前記無線信号に含まれるIDコードと、自身のメモリ21aに記憶されるIDコードとの照合が成立したとき、エンジンを始動する。このエンジンスタートスイッチの操作を通じたエンジンの始動は、警戒モードにおいても可能とされる。これは、上述のようにワイヤレスキーシステムにおいては、中継器を使用した不正な通信のおそれがないからである。
Claims (3)
- メカニカルキーのキーパターンを通じた機械的照合を行い、当該照合が成立したとき車両ドアの解錠を許可する機械的キーシステムを備えた車両に搭載される電子キーシステムにおいて、
電子キーは車載装置からその車内外に送信されるリクエスト信号を受信するとIDコードを含むレスポンス信号を送信し、前記車載装置は受信した前記レスポンス信号に含まれるIDコードの電気的照合を行い、この電気的照合が成立したときには車両ドアの解錠又はエンジンの始動を許可するキー操作フリーシステムと、
前記電子キーは前記車載装置から局所的に送信される駆動信号を受信すると同じく局所的にIDコードを含むトランスポンダ応答信号を送信し、前記車載装置は受信した前記トランスポンダ応答信号に含まれるIDコードの電気的照合を行い、この電気的照合が成立したときにはエンジンの始動を許可するイモビライザシステムと、を備え、
前記車載装置は、前記機械的照合にて車両ドアが解錠された、若しくは不正に車両ドアが解錠された旨判断した場合には警戒モードに移行して、前記イモビライザシステムにおける電気的照合が成立したときにのみエンジンの始動を許可する電子キーシステム。 - 請求項1に記載の電子キーシステムにおいて、
前記電子キーに設けられるスイッチの操作に基づき同電子キーからIDコードを含む制御要求信号が送信され、前記車載装置は受信した前記制御要求信号に含まれるIDコードの照合が成立したとき車両ドアの施解錠を行うワイヤレスキーシステムを備え、
前記車載装置は、前記警戒モードにおいて、受信した前記制御要求信号に含まれるIDコードの照合が成立したとき同警戒モードを解除して、前記イモビライザシステム又は前記キー操作フリーシステムにおけるIDコードの電気的照合が成立したときエンジンの始動を許可する電子キーシステム。 - 請求項1又は2に記載の電子キーシステムにおいて、
車両ドアの解錠時に中継器を使用した不正な通信のおそれがあるか否かの判断を行う判断部を備え、
前記車載装置は、前記判断部を通じて前記中継器を使用した不正な通信の可能性がある旨判断したとき、前記警戒モードに移行する電子キーシステム。
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