JP2003064920A - 車両キーシステム及び車両側キー装置並びに電子キー - Google Patents

車両キーシステム及び車両側キー装置並びに電子キー

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JP2003064920A
JP2003064920A JP2001259660A JP2001259660A JP2003064920A JP 2003064920 A JP2003064920 A JP 2003064920A JP 2001259660 A JP2001259660 A JP 2001259660A JP 2001259660 A JP2001259660 A JP 2001259660A JP 2003064920 A JP2003064920 A JP 2003064920A
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Kazuhiro Nakajima
和洋 中島
Yoichi Ito
洋一 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の盗難等の被害を防止することができる
車両キーシステム及び車両側電子キー装置並びに電子ー
を提供すること。 【解決手段】 ステップ100にて、電子キー3と車両
側キー装置1との間で暗号通信を行う。ステップ110
では、車両側メモリ9に記憶された電子キーIDを読み
出し、読み出した電子キーIDのベースIDと受信した
電子キーIDのベースIDが一致するかを判定する。ス
テップ120では、受信した電子キーIDから、電子キ
ーIDを送信した電子キー3が、マスターキー3Aかサ
ブキー3Bかを判定する。ステップ130では、サブキ
ー3Bが有効期限内かを判定する。有効期限内の場合に
は、サブキー3Bは使用可能であるので、ステップ14
0に進んで、車両操作を許可する処理を行う。有効期限
が切れている場合には、ステップ150に進んで、車両
操作禁止の制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子キーと車両側
キー装置の間で通信を行って、エンジンの始動の許可等
の各種の制御を行う車両キーシステム及び車両側キー装
置並びに電子キーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両のドアのロック/アンロ
ックやエンジンの始動等の車両の操作は、ユーザがメカ
キー(通常の機械的な動作により機器を操作する鍵形状
のキー)を使用することによって行っていた。
【0003】また、車両盗難防止装置であるイモビライ
ザーを装着した車両においては、メカキーの構造及びメ
モリを備えた電子キーに、電子キーの区別(従って車両
の区別を示す)キーIDを記憶させておき、このキーI
Dを照合することにより、エンジンの始動等の許可を行
っていた。
【0004】更に、近年では、いわゆるキーレスエント
リーシステムが開発されており、このシステムでは、例
えば電子キーに設けられたスイッチを操作ことにより
(或いはスイッチの操作をすることなく)、電子キーと
車両の間で無線通信を行って、ドアのロックやアンロッ
ク等の制御を実施している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両用のキ
ーとして上述したメカキーを用いた場合には、例えばホ
テルの駐車場等で一時的に他人にキーを渡した際に、メ
カキーをコピーされてしまうと、後日コピーしたメカキ
ーにより車両が盗難されてしまうという問題があった。
【0006】また、イモビライザー装着車であっても、
ドアのアンロックはキー(メカキー)のみで可能なた
め、イモビコントローラごと取り替えられてしまうと、
車両が盗難されてしまうという問題があった。これらの
問題を解決するために、前記各種の電子キーの技術を用
いることが考えられるが、十分な検討がなされていない
のが現状である。
【0007】本発明は、前記課題を解決するためになさ
れたものであり、車両の盗難等の被害を防止することが
できる車両キーシステム及び車両側電子キー装置並びに
電子ーを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】(1)請
求項1の発明は、電子キーと車両側キー装置との間で通
信を行って、車両側の所定の機器(例えばドアのロック
/アンロックを行う装置や、エンジンを駆動するための
装置)を制御する車両キーシステムに関するものであ
り、特に本発明では、電子キーの有効期限を設定してい
る。
【0009】つまり、本発明では、電子キーの有効期限
を設定しているので、電子キーの有効期限が切れている
場合には、例えばドアのロック/アンロックやエンジン
の始動等の車両の操作を禁止することができる。従っ
て、電子キーを不正に取得したり、何らかの方法で電子
キーをコピーした場合でも、有効期限を過ぎれば、その
電子キーを使用することができないので、車両の盗難等
の被害を防止することができるという効果を奏する。
【0010】(2)請求項2の発明では、電子キーは、
メカキーの構造を有しないカードキーである。本発明
は、電子キーの形態を例示したものである。本発明で
は、電子キーは、鍵の形状を有する物理的なメカキーで
はなく、カード形状のいわゆるカードキーであるので、
コピー等がし難く、車両の盗難等を防止する効果が高い
という利点がある。
【0011】(3)請求項3の発明では、車両側キー装
置にて、電子キーの有効期限が切れているか否かを判定
し、その有効期限が切れている場合には、車両側の所定
の機器の制御を禁止する。本発明では、電子キーの有効
期限が切れているか否かを判定し、その有効期限が切れ
ている場合には、車両の操作を禁止するので、車両の盗
難等の被害を防止することができる。
【0012】(4)請求項4の発明では、電子キーの有
効期限を、電子キーのメモリに記憶する。本発明は、電
子キーの有効期限を記憶する機器を例示したものであ
る。 (5)請求項5の発明では、(電子キーに有効期限を記
憶しているので)電子キー側から車両側キー装置に、電
子キーを特定する電子キーID及び当該電子キーの有効
期限の情報を送信し、その情報を受信した車両側キー装
置では、当該情報に基づいて電子キーの有効期限が切れ
ているか否かを判定する。
【0013】従って、電子キーの有効期限が切れている
場合には、車両の操作を禁止することができるので、防
犯性が向上する。 (6)請求項6の発明では、電子キーの有効期限を、車
両側キー装置のメモリに記憶する。
【0014】本発明は、電子キーの有効期限を記憶する
機器を例示したものである。本発明では、車両側キー装
置に有効期限を記憶しているので、電子キー(例えばサ
ブキー)が盗難等により紛失した場合でも、他の電子キ
ー(例えばマスターキー)等を使用して車両側キー装置
のメモリの有効期限を「0」等に設定すれば、盗まれた
(真正の)電子キーが使用されたときでも、車両の操作
を禁止できるという効果がある。
【0015】(7)請求項7の発明では、(車両側キー
装置に有効期限を記憶しているので)電子キー側から車
両側キー装置に、電子キーを特定する電子キーIDを送
信し、その電子キーIDを受信した車両側キー装置で
は、その電子キーIDに基づいて当該電子キーの有効期
限が切れているか否かを判定する。
【0016】従って、電子キーの有効期限が切れている
場合には、車両の操作を禁止することができるので、防
犯性が向上する。 (8)請求項8の発明では、電子キーは、マスターキー
とは別に設けられたサブキーである。
【0017】本発明は、電子キーの種類を例示したもの
である。一般に、同じ車両に使用できる電子キーとして
は、主なるキーであるマスターキーと副なるキーである
サブキーとがあり、本発明では、サブキーのみに有効期
限を設定している。つまり、マスターキーは、通常、常
時ユーザに携帯されて使用されるので、有効期限を設定
しない方が利便性が高いが、サブキーは例えば駐車場等
で他人に渡すこともあるので、防犯上の観点から、有効
期限を設定することが望ましい。
【0018】(9)請求項9の発明では、車両側キー装
置にて、電子キーがマスターキーかサブキーかを判定
し、電子キーがサブキーである判定された場合には、電
子キーの有効期限が切れているか否かを判定する。本発
明では、サブキーである場合のみ、その有効期限をチェ
ックしている。従って、サブキーを使用する場合の利便
性と防犯性を共に確保することができる。
【0019】(10)請求項10の発明では、車両側キ
ー装置にて、マスターキーを用いて登録モードに設定
し、その登録モードにて、サブキーの有効期限を設定す
る。本発明は、有効期限を設定する手法を例示したもの
である。本発明では、マスターキーを用いてサブキーの
有効期限を設定するので、マスターキーを所持しない者
は有効期限を設定できず、よって、防犯性が高いという
効果がある。
【0020】(11)請求項11の発明では、車両側の
入力装置を用いて、登録モードにて、サブキーの有効期
限を設定する。本発明は、サブキーの有効期限を設定す
る手法を例示したものである。。 (12)請求項12の発明は、上述した車両キーシステ
ムに用いられる車両側キー装置に関するものであり、こ
の車両側キー装置のメモリには、電子キーIDと対応さ
せてその有効期限を記憶している。
【0021】従って、前記請求項6の発明にて説明した
ように、防犯性が高いという効果がある。 (13)請求項13の発明では、有効期限の設定及び/
又は変更が可能である。
【0022】従って、例えば入力装置を使用して、登録
モードにて、有効期限を新たに設定したり、有効期限を
短く又は長く変更するなどの変更が可能である。 (14)請求項14の発明では、上述した車両キーシス
テムに用いられる電子キーに関するものであり、この電
子キーのメモリには、自身の有効期限を記憶している。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に本発明の車両キーシステム
及び車両側キー装置並びに電子キーの実施の形態を説明
する。 (実施の形態1)本実施の形態の車両キーシステムで
は、電子キー(サブキー)に有効期限を記憶し、その有
効期限をチェックして、有効期限が切れている場合に
は、エンジンの始動等の制御を禁止するものである。
【0024】a)本実施の形態の基本的なシステム構成
を、図1及び図2を用いて説明する。 図1に示す様に、本実施の形態の車両キーシステム
は、自動車(車両)本体側に配置された制御装置(車両
側キー装置)1と、ユーザの携帯する(マスターキー3
A、サブキー3B等の)電子キー3との間で通信を行っ
て、ドアロック、ドアアンロック、エンジン始動の許可
などの制御を行うものである。
【0025】前記車両側キー装置1は、図2に示す様
に、車両側通信部5と、車両側制御部7と、車両側メモ
リ9とを備えている。このうち、車両側通信部5は、電
子キー3が適正なものかどうかを特定するために、電子
キー3との間で電子キーID等の情報の暗号通信を行う
装置であり、周知の無線の送信回路5a及び受信回路5
bを備えている。
【0026】前記車両側制御部7は、周知のCPU等を
有するマイクロコンピュータを主要部とする電子制御装
置であり、受信した暗号の解読、送信する暗号を作成す
る暗号演算、及び後述する登録モードのモード判定など
の処理を行う。この車両側制御部7には、エンジン制御
部11と、ドアロック制御部13と、入力装置15と、
ディスプレイ17とが接続されている。
【0027】前記エンジン制御部11は、エンジンの点
火や燃料噴射を制御するものであり、電子キー3が適正
でない場合又は電子キー3の有効期限(サブキー3Bの
み)が切れている場合などには、エンジンの始動を禁止
する。前記ドアロック制御部13は、ドアのロックやア
ンロックを制御するものであり、電子キー3が適正でな
い場合又は電子キー3の有効期限が切れている場合など
には、ドアのアンロックを禁止する。
【0028】前記入力装置15は、ユーザがマニュアル
にて、車両側制御部7に対して、電子キー3の有効期限
を入力する装置である。尚、入力装置15としては、リ
モコン(図示せず)を使用したり、(ディスプレイ17
の画面上の)タッチパネルを利用してもよい。
【0029】前記ディスプレイ17は、例えば入力装置
15によって、電子キー3の有効期限を入力する際に、
入力するモード(登録モード)であることを表示した
り、有効期限の数値等を表示できる表示装置である。
尚、更に、音声によって、スピーカ(図示せず)から各
種のメッセージを報知するようにしてもよい。
【0030】また、前記車両側メモリ9は、データの書
込・消去が可能で電源がオフでも記憶内容が消えない例
えばEEPROMからなり、電子キー3が適正なもので
あるか否かの照合を行うために、電子キーIDを記憶し
ている。例えば図3(a)に示す様に、車両側メモリ9
には、電子キーIDとして、マスターキー3Aとサブキ
ー3Bに共通なベースIDと、(後述するサブキー3B
の有効期限の設定等に使用するために)マスターキー3
Aであることを示すマスターキーIDを記憶している。
【0031】図2に戻り、電子キー3は、主として使
用されるマスターキー3Aと、補助的に使用されるサブ
キー3Bとの2種類がある。これらの電子キー3は、鍵
形状の構成を有するメカキーではなく、カード形状のい
わゆるカードキーである。このうち、マスターキー3A
は、マスターキー側通信部19と、マスターキー側制御
部21と、マスターキー側メモリ23とを備えている。
【0032】前記マスターキー側通信部19は、車両側
キー装置1との間で、電子キーID等の情報の暗号通信
を行う装置であり、周知の無線の送信回路19a及び受
信回路19bを備えている。前記マスターキー側制御部
21は、周知のCPU等を有するマイクロコンピュータ
を主要部とする電子制御装置であり、送信する暗号を作
成する暗号演算などを行う。
【0033】前記マスターキー側メモリ23は、データ
の読み出しのみが可能なROMからなり、当該電子キー
3自身が適正なものであることを示す電子キーIDを記
憶している。例えば図3(b)に示す様に、マスターキ
ー側メモリ23には、電子キーIDとして、マスターキ
ー3Aとサブキー3Bに共通なベースIDと、マスター
キー3Aであることを示すマスターキーIDを記憶して
いる。
【0034】一方、サブキー3Bは、サブキー側通信部
25と、サブキー側制御部27と、サブキー側メモリ2
9とを備えている。前記サブキー側通信部25は、車両
側キー装置1との間で、電子キーID等の情報の暗号通
信を行う装置であり、周知の無線の送信回路25a及び
受信回路25bを備えている。
【0035】前記サブキー側制御部21は、周知のCP
U等を有するマイクロコンピュータを主要部とする電子
制御装置であり、送信する暗号を作成する暗号演算や、
受信した暗号を解読する暗号解読などを行う。前記サブ
キー側メモリ29は、前記ROM及びEEPROMから
なり、当該電子キー3自身が適正なものであることを示
す電子キーIDとその有効期限を記憶している。
【0036】例えば図3(c)に示す様に、サブキー側
メモリ29には、電子キーIDとして、マスターキー3
Aとサブキー3Bに共通なベースIDと、サブキー3B
であることを示すサブキーIDをROMに記憶するとと
もに、サブキー3Bの有効期限をEEPROMに記憶し
ている。尚、電子キーIDとその有効期限とを合わせ
て、電子キー情報と称する。
【0037】また、本実施の形態においては、上述し
た電子キー3と車両側キー装置1との間にて、暗号化さ
れた通信が行われるが、その送受信される通信単位は、
図3(d)に例示する様に、ベースIDと、キーの区別
を示すID(マスターキーID又はサブキーID)と、
有効期限(サブキー3Bの場合のみ)の情報(電子キー
情報)を含むものである。
【0038】従って、ユーザがマスターキー3Aを携帯
する場合には、マスターキー3Aと車両側キー装置1と
の間では、車両側キー装置1からの要求に従って、マス
ターキー3Aから車両側キー装置1に対して、(適正な
電子キーIDである)ベースIDとマスターキーIDを
送信することにより、ドアのアンロック等の各種の制御
が可能になる。
【0039】一方、ユーザがサブキー3Bを携帯する場
合には、サブキー3Bと車両側キー装置1との間では、
車両側キー装置1からの要求に従って、サブキー3Aか
ら車両側キー装置1に対して、(適正な電子キー情報で
ある)ベースIDとサブキーIDと有効期限とを送信す
ることにより、ドアのアンロック等の各種の制御が可能
になる。
【0040】b)次に、上述した車両キーシステム(特
に車両側キー装置1)にて実施される各種の処理につい
て説明する。 電子キー3を用いる場合の通常の処理 図4のフローチャートに示す様に、まず、電子キー3を
携帯したユーザが、車両に近づいた状態で、ステップ1
00にて、電子キー3と車両側キー装置1との間で暗号
通信を行う。
【0041】具体的には、車両側キー装置1から電子キ
ー3に対して、(所定の周期毎に)電子キーIDの送信
要求を行う。これにより、電子キー3側では、例えばマ
スターキー3Aの場合には、マスタキー側メモリ23か
ら電子キーID(即ちベースID、マスターキーID)
を読み出し、マスターキー側制御部21にて暗号演算を
行って電子キーIDを暗号化し、その暗号をマスターキ
ー側通信部19から車両側キー装置1に送信する。
【0042】同様に、例えばサブキー3Bの場合には、
サブキー側メモリ29から電子キー情報(即ちベースI
D、サブキーID、有効期限)を読み出し、サブキー側
制御部27にて暗号演算を行って電子キーID及び有効
期限を暗号化し、その暗号をサブキー側通信部25から
車両側キー装置1に送信する。
【0043】一方、車両側キー装置1では、送信された
暗号を車両側通信部5にて受信し、その暗号を車両側制
御部7にて解読する。そして、ステップ110では、車
両側メモリ9に記憶された電子キーIDを読み出し、こ
の読み出した電子キーIDのベースIDと受信した電子
キーIDのベースIDが一致するか否かを判定する。こ
こで一致すると判断されるとステップ120に進み、一
致しないと判断されるとステップ150に進む。
【0044】ステップ120では、受信した電子キーI
Dから、その電子キーIDを送信した電子キー3が、マ
スターキー3Aかサブキー3Bかを判定する。つまり、
受信した電子キーIDに、マスターキーIDが含まれる
かサブキーIDが含まれるかを判定する。ここで、マス
ターキー3Aと判定されるとステップ140に進み、サ
ブキー3Bと判定されるとステップ130に進む。
【0045】ステップ140では、マスターキー3Aと
判定されたので、車両のドアのアンロックやエンジンの
始動の許可(車両操作可)等の制御を行って、一旦本処
理を終了する。つまり、マスターキー3Aの場合には、
特に有効期限は設定されていないので、マスターキーI
Dであると判定された場合には、車両操作を許可するの
である。
【0046】一方、ステップ130では、サブキー3B
であると判定されたので、そのサブキー3Bが有効期限
内のものであるか否かを判定する。つまり、前記受信し
た電子キー情報中から有効期限を読み出し、現時点にお
いて、サブキー3Bがその有効期限内であるか否かを判
定する。
【0047】ここで、有効期限内の場合には、サブキー
3Bは使用可能であるので、前記ステップ140に進ん
で、車両操作を許可する処理を行う。一方、有効期限が
切れている場合には、ステップ150に進んで、車両の
ドアのアンロックやエンジンの始動の禁止(車両操作禁
止)等の制御を行って、一旦本処理を終了する。
【0048】つまり、サブキー3Bの場合には、有効期
限が設定されているので、サブキーIDであると判定さ
れ、且つ、サブキー3Bが有効期限内である場合のみ、
車両操作を許可するのである。尚、サブキー3Bの有効
期限が設定されていない場合には、所望の設定により、
(利便性を高める目的で)マスターキー3Aと同様に車
両操作可としてもよいし、(安全性を高める目的で)車
両操作禁止としてもよい。
【0049】サブキー3Bの有効期限の登録処理 本処理は、マスターキー3Aを用いてサブキー3Bの有
効期限を設定する処理である。従って、ユーザが、マス
ターキー3Aとサブキー3Bを所持している場合に実施
される。
【0050】本処理は、前記図4に示すステップ140
にて、車両操作可に設定されている状態にて開始され
る。尚、ここでは、まだサブキー3Bに有効期限が設定
されておらず、有効期限が設定されていないサブキー3
Bは無効(車両操作禁止)と判断される場合を例に挙げ
る。
【0051】図5のフローチャートに示す様に、ステッ
プ200にて、登録モードに移行するか否かを判定す
る。ここで、ユーザが、例えばディスプレイ17の表示
を見ながら入力装置15を操作することにより、登録モ
ードに設定した場合には、ステップ210に進み、そう
でない場合には一旦本処理を終了する。
【0052】ステップ110では、マスターキーIDが
一致するか否かを判定する。即ち、車両側キー装置1か
らマスターキー3Aに対して電子キーID(特にマスタ
ーキーID)の送信を要求し、その要求に応じて送信さ
れたマスターキーIDが、車両側メモリ9に記憶してい
るマスターキーIDと一致するか否かを判定する。
【0053】ここで、マスターキーIDと一致した場合
には、ステップ230に進み、マスターキーIDと一致
しない場合には、ステップ220に進む。ステップ22
0では、マスターIDと一致しない状態が所定時間以上
(タイムオーバー)となったか否かを判定し、タイムオ
ーバーとなるまでは、ステップ210に戻ってマスター
キーIDの一致の判定を繰り返し、タイムオーバーとな
った場合には、前記ステップ200に戻る。
【0054】一方、ステップ230では、マスターキー
IDが一致したので、ディスプレイ17にて登録モード
の画面表示を行う。例えば、「有効期間を入力して下さ
い」等の表示や、有効期限の数字を入力する欄等の表示
を行う(又は音声にて案内する)。
【0055】続くステップ240では、ユーザが入力装
置15を操作することにより、サブキー3Bの有効期間
を入力する。続くステップ250では、入力されたサブ
キー3Bの有効期間が、正常であるか否かを判定する。
そして、正常でない場合には前記ステップ230に進
み、正常である場合にはステップ260に進む。
【0056】ステップ260では、有効期間が正常であ
るので、サブキー3Bと車両側キー装置1との間で暗号
通信を行い、一旦本処理を終了する。つまり、入力され
た有効期間をサブキー3B側に送信する処理を行う。従
って、有効期間を受信したサブキー3B側では、その有
効期間のデータをサブキー側メモリ29のEEPROM
に記憶するのである。
【0057】これにより、以後、有効期間内において、
サブキー3Bの使用が可能になる。尚、既にサブキー3
Bの有効期限が設定されている場合には、新たに入力さ
れた有効期間に更新される。 c)この様に、本実施の形態では、サブキー3Bに有効
期限を設定したので、サブキー3Bが盗難等により紛失
した場合でも、有効期限後には、そのサブキー3Bを使
用しても車両の操作を行うことができない。そのため、
防犯性が向上するという効果がある。
【0058】また、本実施の形態では、メカキーではな
くカードキーを使用するので、例えばホテルの駐車場等
で一時的に他人にキーを渡した際でも、コピーされ難
く、その点からも防犯性が高いという利点がある。更
に、サブキー3Bの有効期間の設定は、マスターキー3
Aを使用しなければできないので、一層防犯性が高いと
いう効果がある。 (実施の形態2)次に、実施の形態2について説明する
が、前記実施の形態1と同様な箇所の説明は省略する。
【0059】本実施の形態の車両キーシステムでは、車
両側メモリに有効期限を記憶するものである。 a)本実施の形態では、図6(a)に示す様に、車両側
メモリ31はEEPROMから構成されており、この車
両側メモリ31には、ベースID、マスターキーID、
サブキーID、及びサブキー3Bの有効期限が記憶され
ている。
【0060】一方、図6(b)に示す様に、サブキー側
メモリ33はROMから構成されており、このサブキー
側メモリ33には、ベースID及びサブキーIDが記憶
されている。 b)従って、本実施の形態では、下記の様にしてサブキ
ー3Bの有効期限のチェックを行う。
【0061】車両側キー装置1から、電子キー3に対し
て、電子キーIDの送信を要求し、それに応じて、電子
キー3から電子キーIDが送信された場合には、その電
子キーIDに基づいて、電子キー3がマスターキー3A
かサブキー3Bかを判定する。
【0062】つまり、マスターキーIDかサブキーID
かにより、マスターキー3Aかサブキー3Bかを判定す
る。そして、マスターキー3Aの場合には、そのまま車
両操作を許可するが、サブキー3Bの場合には、サブキ
ー3Bの有効期限をチェックする。
【0063】具体的には、前記図6(a)の様な車両側
メモリ31に記憶されたサブキーIDとそれに対応する
当該サブキー3Bの有効期限のデータを参照し、送信さ
れたサブキーIDに対応するサブキー3Bの有効期限を
チェックする。そして、そのサブキー3Bが有効期限内
のものである場合には、車両操作を許可するのである。
【0064】c)本実施の形態においても、前記実施の
形態1と同様な効果を奏するとともに、有効期限を車両
側メモリ31に記憶するので、サブキー3Bに不正な加
工が加えられた場合でも、有効期限を過ぎれば、そのサ
ブキー3Bの使用を禁止できるという利点がある。
【0065】しかも、本実施の形態では、有効期限を車
両側メモリ31に記憶するので、万一、サブキー3Bが
盗難等により紛失した場合でも、マスターキー3Aを使
用して車両側メモリ31の有効期限を「0」等に設定す
れば、盗まれた(真正の)サブキー3Bが使用されたと
きでも、車両の操作を禁止できるという効果がある。
【0066】尚、本発明は上記実施の形態に何ら限定さ
れることなく、本発明の技術的範囲を逸脱しない限り、
種々の態様で実施できることはいうまでもない。例えば
前記実施の形態では、サブキーのみに有効期限を設定し
たが、マスターキーにも有効期限を設定してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の車両用電子キー装置の車載シ
ステム構成を示す説明図である。
【図2】 車両側キー装置及び電子キーの構成を示すブ
ロック図である。
【図3】 各メモリ及び通信単位の構成を示す説明図で
ある。
【図4】 電子キーを使用した場合の車両操作の許可等
を示すフローチャートである。
【図5】 サブキーの有効期限の登録の処理を示すフロ
ーチャートである。
【図6】 実施の形態2の各メモリの構成を示す説明図
である。
【符号の説明】
1・・車両側キー装置 3・・電子キー 3A・・マスターキー 3B・・サブキー 9、31・・車両側メモリ 15・・入力装置 23・・マスターキー側メモリ 29、33・・サブキー側メモリ
フロントページの続き Fターム(参考) 2E250 AA21 BB08 BB53 CC26 CC29 DD06 EE02 EE10 EE15 FF27 FF36 GG07 GG15 HH01 JJ00 JJ03 KK03 LL00 LL01 TT03

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子キーと車両側キー装置との間で通信
    を行って、車両側の所定の機器を制御する車両キーシス
    テムにおいて、 前記電子キーの有効期限を設定することを特徴とする車
    両キーシステム。
  2. 【請求項2】 前記電子キーは、メカキーの構造を有し
    ないカードキーであることを特徴とする前記請求項1に
    記載の車両キーシステム。
  3. 【請求項3】 前記車両側キー装置にて、 前記電子キーの有効期限が切れているか否かを判定し、
    その有効期限が切れている場合には、前記車両側の所定
    の機器の制御を禁止することを特徴とする前記請求項1
    又は2に記載の車両キーシステム。
  4. 【請求項4】 前記電子キーの有効期限を、電子キーの
    メモリに記憶することを特徴とする前記請求項1〜3の
    いずれかに記載の車両キーシステム。
  5. 【請求項5】 前記電子キー側から車両側キー装置に、
    電子キーを特定する電子キーID及び当該電子キーの有
    効期限の情報を送信し、その情報を受信した車両側キー
    装置では、当該情報に基づいて電子キーの有効期限が切
    れているか否かを判定することを特徴とする前記請求項
    5に記載の車両キーシステム。
  6. 【請求項6】 前記電子キーの有効期限を、前記車両側
    キー装置のメモリに記憶することを特徴とする前記請求
    項1〜3のいずれかに記載の車両キーシステム。
  7. 【請求項7】 前記電子キー側から車両側キー装置に、
    電子キーを特定する電子キーIDを送信し、その電子キ
    ーIDを受信した車両側キー装置では、その電子キーI
    Dに基づいて当該電子キーの有効期限が切れているか否
    かを判定することを特徴とする前記請求項6に記載の車
    両キーシステム。
  8. 【請求項8】 前記電子キーは、マスターキーとは別に
    設けられたサブキーであることを特徴とする前記請求項
    1〜7のいずれかに記載の車両キーシステム。
  9. 【請求項9】 前記車両側キー装置にて、 前記電子キーがマスターキーかサブキーかを判定し、前
    記電子キーがサブキーである判定された場合には、前記
    電子キーの有効期限が切れているか否かを判定すること
    を特徴とする前記請求項8に記載の車両キーシステム。
  10. 【請求項10】 前記車両側キー装置にて、 前記マスターキーを用いて登録モードに設定し、その登
    録モードにて、前記サブキーの有効期限を設定すること
    を特徴とする前記請求項8又は9に記載の車両キーシス
    テム。
  11. 【請求項11】 車両側の入力装置を用いて、前記登録
    モードにて、前記サブキーの有効期限を設定することを
    特徴とする前記請求項10に記載の車両キーシステム。
  12. 【請求項12】 前記請求項1〜11のいずれかに記載
    の車両キーシステムに用いられる車両側キー装置であっ
    て、 前記電子キーIDと対応させてその有効期限を記憶した
    ことを特徴とする車両側キー装置。
  13. 【請求項13】 前記有効期限の設定及び/又は変更が
    可能なことを特徴とする前記請求項12に記載の車両側
    キー装置。
  14. 【請求項14】 前記請求項1〜11のいずれかに記載
    の車両キーシステムに用いられる電子キーであって、 自身の有効期限を記憶したことを特徴とする電子キー。
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