JP2007210557A - 車両盗難防止装置および車両盗難防止方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】コストを上げることなく、車両の盗難を防止するとともに、盗難による車両の不正使用を防止することができる車両盗難防止装置および車両盗難防止方法を提供する。
【解決手段】車両1の使用者が携帯するスマートキー2と車両1に設けられたスマートキーレス制御装置3とを備え、スマートキー2は、車両1の識別情報と車両1の使用期限情報とを記憶する記憶部を含み、スマートキーレス制御装置3は、記憶部に記憶された識別情報と使用期限情報とを読み取る読み取り部と、識別情報と使用期限情報とに基づいて、車両1の使用に際して使用者を認証する判断部とを含み、判断部は、識別情報とスマートキーレス制御装置3にあらかじめ設定された認証用識別情報とが一致するとともに、現在時刻が使用期限情報の使用期限内である場合に、車両1の使用を許可するものである。
【選択図】図4
【解決手段】車両1の使用者が携帯するスマートキー2と車両1に設けられたスマートキーレス制御装置3とを備え、スマートキー2は、車両1の識別情報と車両1の使用期限情報とを記憶する記憶部を含み、スマートキーレス制御装置3は、記憶部に記憶された識別情報と使用期限情報とを読み取る読み取り部と、識別情報と使用期限情報とに基づいて、車両1の使用に際して使用者を認証する判断部とを含み、判断部は、識別情報とスマートキーレス制御装置3にあらかじめ設定された認証用識別情報とが一致するとともに、現在時刻が使用期限情報の使用期限内である場合に、車両1の使用を許可するものである。
【選択図】図4
Description
この発明は、スマートキーとスマートキーレス制御装置とを備え、車両の盗難を防止する車両盗難防止装置および車両盗難防止方法に関する。
従来の車両盗難防止装置は、個体識別IDを格納したメモリ、メモリ内の個体識別IDを無線送信可能なデータ信号に変換するCPU、CPUからのデータ信号を無線送信する送信部からなる携帯送信機と、携帯送信機からのデータ信号を受信する受信部、受信したデータ信号の個体識別IDをメモリ内に格納した照合用個体識別IDと比較し、一致信号のみをエンジン制御部に出力するCPUからなる受信機と、エンジン動作環境を管理するとともに、車両セキュリティ機構の管理を行うCPUを有するエンジン制御部とを備えている。
受信機は、携帯送信機から受信機にデータ信号が送信された際に、個体識別IDと照合用個体識別IDとを比較し、一致信号のみをエンジン制御部に出力してエンジン始動待機状態としている(例えば、特許文献1参照)。
受信機は、携帯送信機から受信機にデータ信号が送信された際に、個体識別IDと照合用個体識別IDとを比較し、一致信号のみをエンジン制御部に出力してエンジン始動待機状態としている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来のレンタカーシステムでは、個別のID情報が付与され解錠操作に応じて少なくともID情報を含む所定の解錠信号を送信する少なくとも1つのキーレスリモコン送信機と、ID情報を含む所定の解錠信号を受信したとき、予め車両管理センターから無線通信手段により登録設定された利用許可ID情報と解錠信号が含むID情報とを照合し、照合結果が一致していればドアロックを解錠するキーレスリモコン受信機を備えた少なくとも1台の車両と、無線通信手段により予約利用者の保持するキーレスリモコン送信機のID情報を貸出対象の車両が備えるキーレスリモコン受信機に送信して登録設定させる車両管理センターとを備えている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献1に記載の従来の車両盗難防止装置では、受信機と通信する専用の携帯送信機を備える必要があり、コストが高くなるという問題点があった。
また、特許文献2に記載の従来のレンタカーシステムでは、キーレスリモコン受信機にキーレスリモコン送信機のID情報を登録する際に、車両管理センターを備える必要があり、コストが高くなるという問題点があった。さらに、キーレスリモコン送信機のID情報が解読されて車両が盗難された場合に、車両が不正使用される恐れがあるという問題点もあった。
また、特許文献2に記載の従来のレンタカーシステムでは、キーレスリモコン受信機にキーレスリモコン送信機のID情報を登録する際に、車両管理センターを備える必要があり、コストが高くなるという問題点があった。さらに、キーレスリモコン送信機のID情報が解読されて車両が盗難された場合に、車両が不正使用される恐れがあるという問題点もあった。
この発明は、上記のような問題点を解決することを課題とするものであって、その目的は、コストを上げることなく、車両の盗難を防止するとともに、盗難による車両の不正使用を防止することができる車両盗難防止装置および車両盗難防止方法を提供することにある。
この発明に係る車両盗難防止装置および車両盗難防止方法は、車両の使用者が携帯するスマートキーと車両に設けられたスマートキーレス制御装置とを備え、スマートキーは、車両の識別情報と車両の使用期限情報とを記憶する記憶部を含み、スマートキーレス制御装置は、記憶部に記憶された識別情報と使用期限情報とを読み取る読み取り部と、識別情報と使用期限情報とに基づいて、車両の使用に際して使用者を認証する判断部とを含み、判断部は、識別情報とスマートキーレス制御装置にあらかじめ記憶された認証用識別情報とが一致するとともに、現在時刻が使用期限情報の使用期限内である場合に、車両の使用を許可するものである。
この発明の車両盗難防止装置によれば、スマートキーレス制御装置の判断部が、車両の識別情報とスマートキーレス制御装置にあらかじめ記憶された認証用識別情報とが一致するとともに、現在時刻が車両の使用期限情報の期限内である場合に、車両の使用を許可する。
そのため、コストを上げることなく、車両の盗難を防止するとともに、盗難による車両の不正使用を防止することができる。
そのため、コストを上げることなく、車両の盗難を防止するとともに、盗難による車両の不正使用を防止することができる。
以下、この発明の各実施の形態について図に基づいて説明するが、各図において同一、または相当する部材、部位については、同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る車両盗難防止装置の盗難防止システムを示すブロック図である。
図1において、盗難防止システムは、車両1の使用者が携帯するスマートキー2と、スマートキーレス制御装置3を有する車両1とから構成されている。ここで、車両1は、例えばレンタカーであるとする。
図1は、この発明の実施の形態1に係る車両盗難防止装置の盗難防止システムを示すブロック図である。
図1において、盗難防止システムは、車両1の使用者が携帯するスマートキー2と、スマートキーレス制御装置3を有する車両1とから構成されている。ここで、車両1は、例えばレンタカーであるとする。
スマートキー2は、メモリ4(記憶部)と、CPU5と、LF(Low Frequency)受信回路6と、RF(Radio Frequency)送信回路7とを有している。
また、車両1は、スマートキーレス制御装置3と、LF送信回路8と、RF受信回路9と、ドアスイッチ10と、エンジン制御装置11と、キースイッチ12と、ドアロック制御装置13と、ドアロックアクチュエータ14と、ステアリングロック制御装置15と、ステアリングロックアクチュエータ16と、ナビゲーション装置(GPS装置:Global Positioning System)17とを有している。
また、車両1は、スマートキーレス制御装置3と、LF送信回路8と、RF受信回路9と、ドアスイッチ10と、エンジン制御装置11と、キースイッチ12と、ドアロック制御装置13と、ドアロックアクチュエータ14と、ステアリングロック制御装置15と、ステアリングロックアクチュエータ16と、ナビゲーション装置(GPS装置:Global Positioning System)17とを有している。
メモリ4は、個々の車両1を識別するための識別情報と、車両1の使用期限を示す使用期限情報とを記憶する。なお、識別情報および使用期限情報は、暗号化されているとともに、書き換え可能である。
CPU5は、LF受信回路6で受信したLF帯電波の要求信号(後述する)に応じて、メモリ4から識別情報および使用期限情報を読み込み、RF送信回路7に出力する。また、CPU5は、LF受信回路6で受信したLF帯電波の書き込み信号(後述する)に応じて、書き込み信号に含まれる使用期限情報をメモリ4に記憶させる。
CPU5は、LF受信回路6で受信したLF帯電波の要求信号(後述する)に応じて、メモリ4から識別情報および使用期限情報を読み込み、RF送信回路7に出力する。また、CPU5は、LF受信回路6で受信したLF帯電波の書き込み信号(後述する)に応じて、書き込み信号に含まれる使用期限情報をメモリ4に記憶させる。
LF受信回路6は、車両1のLF送信回路8からの要求信号、または使用期限情報書き込み装置21(後述する)からの書き込み信号を受信してCPU5に出力する。
RF送信回路7は、CPU5から出力された識別情報および使用期限情報をRF帯電波の応答信号として、車両1のRF受信回路9に送信する。
RF送信回路7は、CPU5から出力された識別情報および使用期限情報をRF帯電波の応答信号として、車両1のRF受信回路9に送信する。
スマートキーレス制御装置3は、スマートキー2に対してメモリ4に記憶された識別情報および使用期限情報の送信を要求するとともに、スマートキー2からの識別情報および使用期限情報を読み取り、識別情報および使用期限情報に基づいて、車両1の使用に際して使用者を認証する。
LF送信回路8は、スマートキーレス制御装置3のスマートキー2に対する識別情報および使用期限情報の送信要求を、要求信号として送信アンテナ(図示せず)を介してLF受信回路6に送信する。
RF受信回路9は、受信アンテナ(図示せず)を介してRF送信回路7からの応答信号を受信して、スマートキーレス制御装置3に出力する。
ドアスイッチ10は、車両1のドアのハンドル部分に設けられており、ドアロックの解除要求を検出する。
RF受信回路9は、受信アンテナ(図示せず)を介してRF送信回路7からの応答信号を受信して、スマートキーレス制御装置3に出力する。
ドアスイッチ10は、車両1のドアのハンドル部分に設けられており、ドアロックの解除要求を検出する。
エンジン制御装置11は、車両1のエンジンの始動および停止を制御する。キースイッチ12は、エンジンの始動要求を検出する。キースイッチ12は、キースイッチ信号線18を介してエンジンの始動要求をスマートキーレス制御装置3およびエンジン制御装置11に伝達する。
ドアロック制御装置13は、ドアロックの施錠および解除を制御する。ドアロックアクチュエータ14は、ドアロックを施錠あるいは解除する。
ステアリングロック制御装置15は、ステアリングロックの固定および解除を制御する。ステアリングロックアクチュエータ16は、ステアリングロックを固定あるいは解除する。
ステアリングロック制御装置15は、ステアリングロックの固定および解除を制御する。ステアリングロックアクチュエータ16は、ステアリングロックを固定あるいは解除する。
ナビゲーション装置17は、GPS衛星19から送信されるGPS信号を受信して、GPS信号に含まれる車両1の位置情報と、現在時刻(現在の年月日時分秒を含む)とを得る、また、ナビゲーション装置17は、現在時刻をスマートキーレス制御装置3に出力する。
また、エンジン制御装置11、ドアロック制御装置13、ステアリングロック制御装置15、およびナビゲーション装置17は、それぞれ通信回線20を介してスマートキーレス制御装置3に接続されている。通信回線20は、車内LAN通信に用いられるCAN(Controller Area Network)通信回線、ISO14230通信回線、あるいは専用シリアル通信回線等の任意の回線が使用される。
また、スマートキーレス制御装置3は、メモリ4に記憶された識別情報および使用期限情報を読み取る読み取り部(図示せず)と、識別情報および使用期限情報に基づいて、車両1の使用に際して使用者を認証する判断部(図示せず)とを含んでいる。
ここで、スマートキーレス制御装置3は、CPUとプログラムを格納したメモリとを有するマイクロプロセッサ(図示せず)で構成されている。なお、メモリには、スマートキー2の識別情報に対応した認証用識別情報があらかじめ記憶されている。
ここで、スマートキーレス制御装置3は、CPUとプログラムを格納したメモリとを有するマイクロプロセッサ(図示せず)で構成されている。なお、メモリには、スマートキー2の識別情報に対応した認証用識別情報があらかじめ記憶されている。
判断部は、識別情報と認証用識別情報とが一致するとともに、ナビゲーション装置17から入力される現在時刻が使用期限情報の使用期限内である場合に、車両1の使用を許可する。
ここで、判断部は、ドアロックの解除時と、ステアリングロックの解除時およびエンジンの始動時と、において使用者を認証する。
ここで、判断部は、ドアロックの解除時と、ステアリングロックの解除時およびエンジンの始動時と、において使用者を認証する。
まず、判断部は、ドアスイッチ10でドアロックの解除要求が検出された際に使用者を認証し、車両1の使用を許可した場合には、ドアロック制御装置13にシリアル通信信号のドアロック解除許可信号を出力する。
また、判断部は、キースイッチ12でエンジンの始動要求が検出された際に使用者を認証し、車両1の使用を許可した場合には、ステアリングロック制御装置15にシリアル通信信号のステアリングロック解除許可信号を出力するとともに、エンジン制御装置11にシリアル通信信号のエンジン始動許可信号を出力する。
また、判断部は、キースイッチ12でエンジンの始動要求が検出された際に使用者を認証し、車両1の使用を許可した場合には、ステアリングロック制御装置15にシリアル通信信号のステアリングロック解除許可信号を出力するとともに、エンジン制御装置11にシリアル通信信号のエンジン始動許可信号を出力する。
ここで、使用者がスマートキー2を携帯する前に、スマートキー2のメモリ4には、レンタカーの提供者によって、車両1の使用期限情報があらかじめ記憶されている。
以下、図1とともに、図2を参照しながら、レンタカーの提供者によるスマートキー2の使用期限情報書き込み動作について説明する。
以下、図1とともに、図2を参照しながら、レンタカーの提供者によるスマートキー2の使用期限情報書き込み動作について説明する。
図2は、この発明の実施の形態1に係るスマートキー2の使用期限情報書き込み装置21を示すブロック図である。
図2において、使用期限情報書き込み装置21は、CPU22と、LF送信回路23とを有している。
また、使用期限情報書き込み装置21には、スマートキー2がセットされる。ここで、スマートキー2のメモリ4には、車両1の識別情報があらかじめ記憶されているとする。
図2において、使用期限情報書き込み装置21は、CPU22と、LF送信回路23とを有している。
また、使用期限情報書き込み装置21には、スマートキー2がセットされる。ここで、スマートキー2のメモリ4には、車両1の識別情報があらかじめ記憶されているとする。
CPU22は、レンタカー管理データベース24を有する管理用コンピュータ25に接続されている。レンタカー管理データベース24は、レンタカーの提供者が所有する車両1の識別情報および使用期限情報を含んでいる。CPU22は、レンタカー管理データベース24から使用期限情報を読み込み、LF送信回路23に出力する。
LF送信回路23は、CPU22から出力された使用期限情報を書き込み信号として、スマートキー2のLF受信回路6に出力する。
LF送信回路23は、CPU22から出力された使用期限情報を書き込み信号として、スマートキー2のLF受信回路6に出力する。
次に、図3のフローチャートを参照しながら、レンタカーの提供者が車両1のスマートキー2を発行する動作について説明する。
まず、レンタカーの提供者は、車両1の貸し出し受付があるか否かを判定する(ステップS31)。
ステップS31において、貸し出し受付がある(すなわち、Yes)と判定された場合には、前述のように使用期限情報書き込み装置21を用いて、貸し出し用の車両1のスマートキー2に使用期限情報を書き込む(ステップS32)。
まず、レンタカーの提供者は、車両1の貸し出し受付があるか否かを判定する(ステップS31)。
ステップS31において、貸し出し受付がある(すなわち、Yes)と判定された場合には、前述のように使用期限情報書き込み装置21を用いて、貸し出し用の車両1のスマートキー2に使用期限情報を書き込む(ステップS32)。
続いて、貸し出し用の車両1の使用者にスマートキー2を発行して(ステップS33)、図3のフローチャートを終了する。
一方、ステップS31において、貸し出し受付がない(すなわち、No)と判定された場合には、ステップS31に戻って再び車両1の貸し出し受付があるか否かを判定する。
一方、ステップS31において、貸し出し受付がない(すなわち、No)と判定された場合には、ステップS31に戻って再び車両1の貸し出し受付があるか否かを判定する。
以下、図4から図8までのフローチャートを参照しながら、この発明の実施の形態1に係る車両盗難防止装置のスマートキーレス制御装置3の動作について説明する。
まず、ドアスイッチ10でドアロックの解除要求が検出されたか否かを判定する(ステップS41)。
まず、ドアスイッチ10でドアロックの解除要求が検出されたか否かを判定する(ステップS41)。
ステップS41において、ドアロックの解除要求が検出された(すなわち、Yes)と判定された場合には、ナビゲーション装置17から現在時刻を得る(ステップS42)。
続いて、スマートキー2に対して、メモリ4に記憶された識別情報および使用期限情報の送信を要求し(ステップS43)、スマートキー2からの識別情報および使用期限情報を読み取る(ステップS44)。
続いて、スマートキー2に対して、メモリ4に記憶された識別情報および使用期限情報の送信を要求し(ステップS43)、スマートキー2からの識別情報および使用期限情報を読み取る(ステップS44)。
ステップS43で、スマートキーレス制御装置3がスマートキー2に対する識別情報および使用期限情報の送信を要求すると、LF送信回路8は、送信要求を要求信号としてスマートキー2のLF受信回路6に送信する。また、RF受信回路9は、応答信号を受信して、スマートキーレス制御装置3に出力する。
このとき、スマートキー2は、図5のフローチャートに示す動作を実行する。
まず、スマートキー2は、要求信号を受信したか否かを判定する(ステップS61)。
ステップS61において、要求信号を受信した(すなわち、Yes)と判定された場合には、識別情報および使用期限情報を応答信号として車両1のRF受信回路9に送信し(ステップS62)、ステップS61に移行する。
一方、ステップS61において、要求信号を受信していない(すなわち、No)と判定された場合には、ステップS61に戻って再び要求信号を受信したか否かを判定する。
まず、スマートキー2は、要求信号を受信したか否かを判定する(ステップS61)。
ステップS61において、要求信号を受信した(すなわち、Yes)と判定された場合には、識別情報および使用期限情報を応答信号として車両1のRF受信回路9に送信し(ステップS62)、ステップS61に移行する。
一方、ステップS61において、要求信号を受信していない(すなわち、No)と判定された場合には、ステップS61に戻って再び要求信号を受信したか否かを判定する。
次に、判断部は、識別情報とスマートキーレス制御装置3のメモリにあらかじめ記憶された認証用識別情報とが一致するか否かを判定する(ステップS45)。
ステップS45において、識別情報と認証用識別情報とが一致する(すなわち、Yes)と判定された場合には、現在時刻が使用期限情報の使用期限内であるか否かを判定する(ステップS46)。
ステップS45において、識別情報と認証用識別情報とが一致する(すなわち、Yes)と判定された場合には、現在時刻が使用期限情報の使用期限内であるか否かを判定する(ステップS46)。
ステップS46において、現在時刻が使用期限内である(すなわち、Yes)と判定された場合には、ドアロック制御装置13にドアロック解除許可信号を出力する(ステップS47)。
一方、ステップS41において、ドアロックの解除要求が検出されていない(すなわち、No)と判定された場合、ステップS45において、識別情報と認証用識別情報とが一致しない(すなわち、No)と判定された場合、およびステップS46において、現在時刻が使用期限内でない(すなわち、No)と判定された場合には、ステップS41に戻って再びドアロックの解除要求が検出されたか否かを判定する。
一方、ステップS41において、ドアロックの解除要求が検出されていない(すなわち、No)と判定された場合、ステップS45において、識別情報と認証用識別情報とが一致しない(すなわち、No)と判定された場合、およびステップS46において、現在時刻が使用期限内でない(すなわち、No)と判定された場合には、ステップS41に戻って再びドアロックの解除要求が検出されたか否かを判定する。
このとき、ドアロック制御装置13は、図6のフローチャートに示す動作を実行する。
まず、ドアロック制御装置13は、ドアロック解除許可信号を受信したか否かを判定する(ステップS71)。
ステップS71において、ドアロック解除許可信号を受信した(すなわち、Yes)と判定された場合には、ドアロックアクチュエータ14を介してドアロックを解除して(ステップS72)、図6の処理を終了する。
一方、ステップS71において、ドアロック解除許可信号を受信していない(すなわち、No)と判定された場合には、ステップS71に戻って再びドアロック解除許可信号を受信したか否かを判定する。
まず、ドアロック制御装置13は、ドアロック解除許可信号を受信したか否かを判定する(ステップS71)。
ステップS71において、ドアロック解除許可信号を受信した(すなわち、Yes)と判定された場合には、ドアロックアクチュエータ14を介してドアロックを解除して(ステップS72)、図6の処理を終了する。
一方、ステップS71において、ドアロック解除許可信号を受信していない(すなわち、No)と判定された場合には、ステップS71に戻って再びドアロック解除許可信号を受信したか否かを判定する。
次に、キースイッチ12でエンジンの始動要求を検出されたか否かを判定する(ステップS48)。
ステップS48において、エンジンの始動要求が検出された(すなわち、Yes)と判定された場合には、ナビゲーション装置17から現在時刻を得る(ステップS49)。
続いて、スマートキー2に対して、メモリ4に記憶された識別情報および使用期限情報の送信を要求し(ステップS50)、スマートキー2からの識別情報および使用期限情報を読み取る(ステップS51)。
ステップS48において、エンジンの始動要求が検出された(すなわち、Yes)と判定された場合には、ナビゲーション装置17から現在時刻を得る(ステップS49)。
続いて、スマートキー2に対して、メモリ4に記憶された識別情報および使用期限情報の送信を要求し(ステップS50)、スマートキー2からの識別情報および使用期限情報を読み取る(ステップS51)。
ステップS50で、スマートキーレス制御装置3がスマートキー2に対する識別情報および使用期限情報の送信を要求すると、前述のように、LF送信回路8が要求信号をLF受信回路6に送信し、RF受信回路9が応答信号を受信してスマートキーレス制御装置3に出力する。
このとき、スマートキー2は、前述の図5のフローチャートと同様の動作を実行する。
このとき、スマートキー2は、前述の図5のフローチャートと同様の動作を実行する。
次に、判断部は、識別情報とスマートキーレス制御装置3のメモリにあらかじめ記憶された認証用識別情報とが一致するか否かを判定する(ステップS52)。
ステップS52において、識別情報と認証用識別情報とが一致する(すなわち、Yes)と判定された場合には、現在時刻が使用期限情報の使用期限内であるか否かを判定する(ステップS53)。
ステップS52において、識別情報と認証用識別情報とが一致する(すなわち、Yes)と判定された場合には、現在時刻が使用期限情報の使用期限内であるか否かを判定する(ステップS53)。
ステップS53において、現在時刻が使用期限内である(すなわち、Yes)と判定された場合には、ステアリングロック制御装置15にステアリングロック解除許可信号を出力するとともに、エンジン制御装置11にエンジン始動許可信号を出力して(ステップS54)、図4の処理を終了する。
一方、ステップS48において、エンジンの始動要求が検出されていない(すなわち、No)と判定された場合、ステップS52において、識別情報と認証用識別情報とが一致しない(すなわち、No)と判定された場合、およびステップS53において、現在時刻が使用期限内でない(すなわち、No)と判定された場合には、ステップS48に戻って再びエンジンの始動要求が検出されたか否かを判定する。
一方、ステップS48において、エンジンの始動要求が検出されていない(すなわち、No)と判定された場合、ステップS52において、識別情報と認証用識別情報とが一致しない(すなわち、No)と判定された場合、およびステップS53において、現在時刻が使用期限内でない(すなわち、No)と判定された場合には、ステップS48に戻って再びエンジンの始動要求が検出されたか否かを判定する。
このとき、ステアリングロック制御装置15は、図7のフローチャートに示す動作を実行する。
まず、ステアリングロック制御装置15は、ステアリングロック解除許可信号を受信したか否かを判定する(ステップS81)。
ステップS81において、ステアリングロック解除許可信号を受信した(すなわち、Yes)と判定された場合には、ステアリングロックアクチュエータ16を介してステアリングロックを解除して(ステップS82)、図7の処理を終了する。
一方、ステップS81において、ステアリングロック解除許可信号を受信していない(すなわち、No)と判定された場合には、ステップS81に戻って再びステアリングロック解除許可信号を受信したか否かを判定する。
まず、ステアリングロック制御装置15は、ステアリングロック解除許可信号を受信したか否かを判定する(ステップS81)。
ステップS81において、ステアリングロック解除許可信号を受信した(すなわち、Yes)と判定された場合には、ステアリングロックアクチュエータ16を介してステアリングロックを解除して(ステップS82)、図7の処理を終了する。
一方、ステップS81において、ステアリングロック解除許可信号を受信していない(すなわち、No)と判定された場合には、ステップS81に戻って再びステアリングロック解除許可信号を受信したか否かを判定する。
また、このとき、エンジン制御装置11は、図8のフローチャートに示す動作を実行する。
まず、エンジン制御装置11は、エンジン始動許可信号を受信したか否かを判定する(ステップS91)。
ステップS91において、エンジン始動許可信号を受信した(すなわち、Yes)と判定された場合には、エンジンを始動可能状態にして(ステップS92)、図8の処理を終了する。
一方、ステップS91において、エンジン始動許可信号を受信していない(すなわち、No)と判定された場合には、ステップS91に戻って再びエンジン始動許可信号を受信したか否かを判定する。
ここで、エンジンは、一度始動可能状態になると、エンジン制御装置11の電源が切れるまで始動可能状態を保持するので、車両1の走行中にエンジンが停止することがない。
まず、エンジン制御装置11は、エンジン始動許可信号を受信したか否かを判定する(ステップS91)。
ステップS91において、エンジン始動許可信号を受信した(すなわち、Yes)と判定された場合には、エンジンを始動可能状態にして(ステップS92)、図8の処理を終了する。
一方、ステップS91において、エンジン始動許可信号を受信していない(すなわち、No)と判定された場合には、ステップS91に戻って再びエンジン始動許可信号を受信したか否かを判定する。
ここで、エンジンは、一度始動可能状態になると、エンジン制御装置11の電源が切れるまで始動可能状態を保持するので、車両1の走行中にエンジンが停止することがない。
この発明の実施の形態1に係る車両盗難防止装置によれば、スマートキーレス制御装置3の判断部は、識別情報と認証用識別情報とが一致するとともに、現在時刻が使用期限情報の使用期限内である場合に、車両1の使用を許可する。
そのため、コストを上げることなく、車両1の盗難を防止するとともに、盗難による車両1の不正使用を防止することができる。
また、判断部は、不正な改造が困難なスマートキーレス制御装置3の内部に設けられているので、さらに車両1の盗難を防止することができる。
そのため、コストを上げることなく、車両1の盗難を防止するとともに、盗難による車両1の不正使用を防止することができる。
また、判断部は、不正な改造が困難なスマートキーレス制御装置3の内部に設けられているので、さらに車両1の盗難を防止することができる。
また、判断部は、ドアロックの解除が要求されるドアロックの解除時と、エンジンの始動が要求されるステアリングロックの解除時およびエンジンの始動時と、において使用者を認証する。
そのため、車両1の走行中に使用期限が切れた場合であっても、突然エンジンが停止することがなく、適切な操舵性を確保することができる。
そのため、車両1の走行中に使用期限が切れた場合であっても、突然エンジンが停止することがなく、適切な操舵性を確保することができる。
また、現在時刻は、ナビゲーション装置17からスマートキーレス制御装置3に入力されるので、第3者によって現在時刻を改ざんされることがなく、セキュリティ性を向上させることができる。
また、車両1の使用期限情報は、使用者がスマートキー2を携帯する前に、レンタカーの提供者によって、専用の使用期限情報書き込み装置21を用いてあらかじめ記憶されている。また、メモリ4に記憶された識別情報および使用期限情報は、暗号化されている。
そのため、第3者によって識別情報および使用期限情報が改ざんされる恐れがなく、セキュリティ性を向上させることができる。
そのため、第3者によって識別情報および使用期限情報が改ざんされる恐れがなく、セキュリティ性を向上させることができる。
なお、上記実施の形態1では、ナビゲーション装置17からスマートキーレス制御装置3に現在時刻が入力されるとしたが、これに限定されず、現在時刻をスマートキーレス制御装置3に内蔵するタイマー装置(図示せず)を用いて算出し、使用期限情報と比較してもよい。
また、時間情報を有する標準電波を受信して、現在時刻として用いてもよい。
これらの場合も、上記実施の形態1と同様の効果を奏することができる。
また、時間情報を有する標準電波を受信して、現在時刻として用いてもよい。
これらの場合も、上記実施の形態1と同様の効果を奏することができる。
また、上記実施の形態1では、スマートキー2を用いて説明したが、スマートキー2の代わりに、キー側と車両側とでIDコードを照合して、照合結果に応じてエンジンの始動を制御するイモビライザー機能を有するイモビライザーキーを用いてもよい。
この場合も、上記実施の形態1と同様の効果を奏することができる。
この場合も、上記実施の形態1と同様の効果を奏することができる。
1 車両、2 スマートキー、3 スマートキーレス制御装置、4 メモリ(記憶部)、11 エンジン制御装置、13 ドアロック制御装置、15 ステアリングロック制御装置、17 ナビゲーション装置(GPS装置)、21 使用期限情報書き込み装置。
Claims (8)
- 車両の使用者が携帯するスマートキーと前記車両に設けられたスマートキーレス制御装置とを備え、
前記スマートキーは、
前記車両の識別情報と前記車両の使用期限情報とを記憶する記憶部を含み、
前記スマートキーレス制御装置は、
前記記憶部に記憶された前記識別情報と前記使用期限情報とを読み取る読み取り部と、
前記識別情報と前記使用期限情報とに基づいて、前記車両の使用に際して前記使用者を認証する判断部とを含み、
前記判断部は、前記識別情報と前記スマートキーレス制御装置にあらかじめ記憶された認証用識別情報とが一致するとともに、現在時刻が前記使用期限情報の使用期限内である場合に、前記車両の使用を許可することを特徴とする車両盗難防止装置。 - 前記判断部は、前記車両のドアロックの解除を許可することを特徴とする請求項1に記載の車両盗難防止装置。
- 前記判断部は、前記車両のステアリングロックの解除および前記車両のエンジンの始動を許可することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両盗難防止装置。
- 前記判断部は、前記ドアロックの解除時と、前記ステアリングロックの解除時および前記エンジンの始動時と、において前記使用者を認証することを特徴とする請求項3に記載の車両盗難防止装置。
- 前記現在時刻は、前記車両に搭載されて前記車両の位置を検出するGPS装置から前記スマートキーレス制御装置に入力されることを特徴とする請求項1から請求項4までの何れか1項に記載の車両盗難防止装置。
- 前記使用期限情報は、前記使用者が前記スマートキーを携帯する前にあらかじめ記憶されていることを特徴とする請求項1から請求項5までの何れか1項に記載の車両盗難防止装置。
- 車両の使用者が携帯するスマートキーに前記車両の識別情報と前記車両の使用期限情報とを記憶させるステップと、
前記記憶部に記憶された前記識別情報と前記使用期限情報とを前記車両に設けられたスマートキーレス制御装置で読み取るステップと、
前記識別情報と前記使用期限情報とに基づいて、前記識別情報と前記スマートキーレス制御装置にあらかじめ記憶された認証用識別情報とが一致するとともに、前記車両に搭載されて、前記車両の位置を検出するGPS装置から入力される現在時刻が、前記使用期限情報の使用期限内である場合に、前記スマートキーレス制御装置が前記車両のドアロックの解除を許可するステップと
を備えたことを特徴とする車両盗難防止方法。 - 車両の使用者が携帯するスマートキーに前記車両の識別情報と前記車両の使用期限情報とを記憶させるステップと、
前記記憶部に記憶された前記識別情報と前記使用期限情報とを前記車両に設けられたスマートキーレス制御装置で読み取るステップと、
前記識別情報と前記使用期限情報とに基づいて、前記識別情報と前記スマートキーレス制御装置にあらかじめ記憶された認証用識別情報とが一致するとともに、前記車両に搭載されて、前記車両の位置を検出するGPS装置から入力される現在時刻が、前記使用期限情報の使用期限内である場合に、前記スマートキーレス制御装置が前記車両のステアリングロックの解除と、前記車両のエンジンの始動とを許可するステップと
を備えたことを特徴とする車両盗難防止方法。
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