JP2006193917A - キーレスエントリシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの利便性を確保しつつ、第三者による成りすましを防止すること。
【解決手段】キーレスエントリシステム1は、スマートキー20の使用者の個人認証情報(例えば、指紋データ)を取得する指紋センサ13と、指紋センサ13によって取得された個人認証情報(指紋データ)をもとに、スマートキー20の使用者が当該スマートキー20の正当な保持者であるか否かを認証する保持者認証部17aと、保持者認証部17aによって当該スマートキー20の正当な保持者であると認証された場合に、スマートキー20の使用期間を更新する使用期間更新部17bとを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、携帯機から送信される識別情報が当該車両制御装置に対応した識別情報であるか否かを識別する携帯機識別処理をおこなうキーレスエントリシステムに関する。
従来より、自動車などの車両において、車体の一部を開閉可能に覆うドアやトランクなどの開閉体の開閉制御をおこなうシステムとして、無線通信機能を有する携帯機から送信されたロック・アンロック信号を車載の無線装置で受信して開閉体のロック・アンロック機構を駆動することにより、当該開閉体のロック・アンロック状態を遠隔操作できるようにしたキーレスエントリシステムが知られている。
さらに、近年では、車載の無線装置と携帯機との交信データに基づいて、該携帯機に設定された固有の認証コードと、車載の無線装置に連携した制御装置のメモリに予め登録された認証コードとを照査し、この照査結果に応じて開閉体のロック・アンロック状態が自動制御されるようにしたパッシブ・キーレスエントリシステムが開発されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、第三者によって携帯機の識別情報が不正に入手された場合に、第三者が携帯機の正当な保持者に成りすますことを防止するために、携帯機から送信される識別情報が車載の無線装置に対応した識別情報であるか否かを識別する「携帯機識別処理」と、携帯機の使用者の個人認証情報(例えば、指紋データや音声特性など)をもとに、携帯機の使用者が携帯機の正当な保持者であるか否かを認証する「保持者認証処理」とをおこなって、携帯機が車載の無線装置に対応した携帯機であると識別され、かつ携帯機の使用者が携帯機の正当な保持者であると認証された場合にのみ、開閉体のロック・アンロック状態の遠隔操作を容認するキーレスエントリシステムが開発されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2001−295523号公報 特開2003−178032号公報
しかしながら、上記の従来技術(特許文献1)は、車載の無線装置に対応した携帯機から車両制御に係る要求(すなわち、開閉体の制御、エンジンの始動またはエアコンの始動などのユーザ要求)が送信された場合、この携帯機の使用者が携帯機の正当な保持者でなくとも車両制御に係る要求を実行するものであるため、第三者が携帯機の正当な保持者に成りすます「成りすまし行為」を防止することができないとう問題点があった。
また、上記の従来技術(特許文献2)では、携帯機が正規のものであるか否かを識別する「携帯機識別処理」および携帯機の使用者が携帯機の正当な保持者であるか否かを認証する「保持者認証処理」を実施するため、第三者による携帯機の不正利用を防止できる反面、携帯機の使用者に個人認証情報の入力作業を車両制御に係る遠隔操作をおこなう度に強いることとなるため、ユーザの利便性を損なうという問題点があった。具体的には、車両制御に係る遠隔操作をおこなう都度、所定の入力装置(すなわち、指紋センサやマイクロホンなど)に個人認証情報(例えば、指紋データや音声特性など)を入力させる手間を携帯機の使用者に強いることとなる。
これらのことから、第三者が携帯機の正当な保持者に成りすます「成りすまし行為」を防止することに加え、携帯機の使用者の利便性をいかに確保するかが極めて重要な課題になっている。
そこで、本発明は、上述した従来技術による課題(問題点)を解消するためになされたものであり、ユーザの利便性を確保しつつ、第三者による成りすましを防止することができるキーレスエントリシステムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1の発明に係るキーレスエントリシステムは、携帯機から送信される識別情報が当該車両制御装置に対応した識別情報であるか否かを識別する携帯機識別処理をおこなうキーレスエントリシステムであって、前記携帯機の使用者の個人認証情報を取得する認証情報取得手段と、前記認証情報取得手段によって取得された個人認証情報をもとに、前記携帯機の使用者が当該携帯機の正当な保持者であるか否かを認証する保持者認証手段と、前記保持者認証手段によって当該携帯機の正当な保持者であると認証された場合に、前記携帯機の使用期間を更新する使用期間更新手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2の発明に係るキーレスエントリシステムは、上記の発明において、前記使用期間更新手段は、前記保持者認証手段による保持者認証処理が所定の期間についておこなわれなかった場合に、前記携帯機識別処理の識別結果に基づく前記携帯機の使用期間の更新を制限または禁止することを特徴とする。
また、請求項3の発明に係るキーレスエントリシステムは、上記の発明において、前記使用期間更新手段は、前記携帯機の使用期間の更新頻度に応じて前記携帯機の使用期間の延長期間を決定することを特徴とする。
また、請求項4の発明に係るキーレスエントリシステムは、上記の発明において、前記認証情報取得手段が前記携帯機に設けられた構成であることを特徴とする。
また、請求項5の発明に係るキーレスエントリシステムは、上記の発明において、前記認証情報取得手段が前記車両制御装置に設けられた構成であることを特徴とする。
また、請求項6の発明に係るキーレスエントリシステムは、上記の発明において、前記認証情報取得手段は、前記携帯機の使用者の個人認証情報として車両機器および/または車載機器に係る操作情報を取得し、前記保持者認証手段は、前記認証情報取得手段によって取得された車両機器および/または車載機器に係る操作情報が所定の操作情報と一致するか否かに基づいて前記携帯機の使用者が当該携帯機の正当な保持者であるか否かを認証することを特徴とする。
また、請求項7の発明に係るキーレスエントリシステムは、上記の発明において、前記認証情報取得手段は、前記携帯機の使用者から個人認証情報を公衆回線を介して取得することを特徴とする。
本発明によれば、携帯機の使用者の個人認証情報を取得し、取得された個人認証情報をもとに、携帯機の使用者が当該携帯機の正当な保持者であるか否かを認証し、当該携帯機の正当な保持者であると認証された場合に、携帯機の使用期間を更新することとしたので、ユーザの利便性を確保しつつ、第三者による成りすましを防止することが可能なキーレスエントリシステムが得られるという効果を奏する。
また、本発明によれば、保持者認証処理が所定の期間についておこなわれなかった場合に、携帯機識別処理の識別結果に基づく携帯機の使用期間の更新を制限または禁止することとしたので、ユーザの利便性を効果的に向上させつつ、携帯機の不正利用に対する安全性を確保することが可能なキーレスエントリシステムが得られるという効果を奏する。
また、本発明によれば、携帯機の使用期間の更新頻度に応じて携帯機の使用期間の延長期間を決定することとしたので、第三者による携帯機の継続的な不正利用を効果的に防止することが可能なキーレスエントリシステムが得られるという効果を奏する。
また、本発明によれば、認証情報取得手段が携帯機に設けられた構成を採用することとしたので、車両制御装置に新たな設備を設けることなく、保持者認証処理をおこなうことが可能なキーレスエントリシステムが得られるという効果を奏する。
また、本発明によれば、認証情報取得手段が車両制御装置に設けられた構成を採用することとしたので、携帯機に新たな設備を設けることなく、保持者認証処理をおこなうことが可能なキーレスエントリシステムが得られるという効果を奏する。
また、本発明によれば、携帯機の使用者の個人認証情報として車両機器および/または車載機器に係る操作情報を取得し、取得された車両機器および/または車載機器に係る操作情報が所定の操作情報と一致するか否かに基づいて携帯機の使用者が当該携帯機の正当な保持者であるか否かを認証することとしたので、新たな設備を設けることなく、保持者認証処理をおこなうことが可能なキーレスエントリシステムが得られるという効果を奏する。
また、本発明によれば、携帯機の使用者から個人認証情報を公衆回線を介して取得することとしたので、携帯機の使用者が遠隔の地に存在する場合でも、携帯機の使用期間の更新をおこなうことが可能なキーレスエントリシステムが得られるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明に係るキーレスエントリシステムの好適な実施例について詳細に説明する。なお、以下では、本発明に係るキーレスエントリシステムの概要および特徴を説明した後に、本実施例1および2に係るキーレスエントリシステムを説明し、最後に、他の実施例として種々の変形例(実施例3)を説明することとする。
(概要および特徴)
まず最初に、本発明に係るキーレスエントリシステムの概要および特徴を説明する。図1は、本実施例1に係るキーレスエントリシステムの構成を示すブロック図である。同図に示すように、このキーレスエントリシステム1は、スマートキー20から送信される識別情報が当該車両制御装置10に対応した識別情報であるか否かを識別する「携帯機識別処理」をおこなうものである。
ここで、本発明に係るキーレスエントリシステム1は、スマートキー20の使用者の個人認証情報を取得し、取得された個人認証情報をもとに、スマートキー20の使用者が当該スマートキー20の正当な保持者であるか否かを認証し、当該スマートキー20の正当な保持者であると認証された場合に、スマートキー20の使用期間を更新する「使用期間更新処理」に主たる特徴があり、かかる「使用期間更新処理」によって、ユーザの利便性を確保しつつ、第三者による成りすましを防止することができるようにしている。
この主たる特徴を具体的に説明すると、このキーレスエントリシステム1では、スマートキーの使用者の利便性およびスマートキーの不正利用に対する安全性を両立させるために、スマートキー20に「使用期間」を設定する。
かかるスマートキーの「使用期間」とは、スマートキー20を使用可能な期間を指し、このキーレスエントリシステム1においては、スマートキー20の使用期間内であり、かつ当該車両制御装置10に対応したスマートキー20からの車両制御に係る要求(すなわち、開閉体の制御、エンジンの始動またはエアコンの始動などのユーザ要求)であれば、スマートキー20の使用者からの車両制御に係る要求を実行し、スマートキー20の使用期間外であれば、正規のスマートキー20からの車両制御に係る要求であっても実行しない。
このように、スマートキーの使用期間内であれば、「保持者認証処理」をおこなわずとも車両制御に係る要求の実行を許容することで、スマートキーの使用者に個人認証情報の入力作業をおこなわせる頻度を低減させることができる。
さらに、このキーレスエントリシステム1では、スマートキーの使用期間の更新(すなわち、時間的な期間の延長や使用回数の延長)については、「保持者認証処理」によってスマートキー20の正当な保持者であると認証された場合にのみ許容することで、第三者によるスマートキーの継続的な不正利用を防止することができるようにしている。
したがって、上記した従来技術の例で言えば、車両制御装置に対応したスマートキーからの車両制御に係る要求を画一的に実行したり、スマートキーの使用者に個人認証情報の入力作業を車両制御に係る遠隔操作をおこなう度に強いることで、スマートキーの使用者の利便性、或いはスマートキーの不正利用に対する安全性を犠牲にするのではなく、スマートキーに使用期間を設定し、このスマートキーの使用期間の更新を「保持者認証処理」によってスマートキー20の正当な保持者であると認証された場合にのみ許容することで、スマートキーの使用者に個人認証情報の入力作業をおこなわせる頻度を低減させるとともに、第三者によるスマートキーの継続的な不正利用を防止することができ、上記した主たる特徴のように、ユーザの利便性を確保しつつ、第三者による成りすましを防止することが可能になる。
次に、本実施例1では、スマートキーの使用者の個人認証情報(例えば、指紋データ)を取得する認証情報取得手段(例えば、指紋センサ)を車両制御装置が有する場合の実施例について説明する。なお、ここでは、本実施例1に係るキーレスエントリシステムの構成を説明した後に、このキーレスエントリシステムの各種処理の手順を説明する。
(キーレスエントリシステムの構成)
図1は、本実施例1に係るキーレスエントリシステムの構成をシステム構成図である。同図に示すように、このキーレスエントリシステム1は、車両制御装置10およびスマートキー20を備える。
このうち、スマートキー20は、車載の車両制御装置10に対して車両制御に係る要求をおこなう携帯機である。具体的には、マイコン24は、スマートキー20の使用者によるスマートキーボタン21(例えば、ドアの開閉ボタンやエンジン始動/停止ボタンなど)の押下を受けて、スマートキー20の携帯機識別情報23a(例えば、キーレスエントリIDなど)を含む車両制御に係る要求(すなわち、ドアの開閉やエンジンの始動/停止などのユーザ要求)を無線通信部22を介して車両制御装置10に送信する。
車両制御装置10は、スマートキー20から受信した車両制御に係る要求(すなわち、ドアの開閉やエンジンの始動/停止などのユーザ要求)を実行するものであり、スマートキー20との無線通信をおこなう無線通信部11と、シフト12bに関する制御をおこなうシフトECU12aと、ドア14bの開錠・施錠などドアに関する制御をおこなうドアECU14aと、エンジン15bに関する制御をおこなうエンジンECU15aと、指紋センサ13と、記憶部16と、制御部17とを備える。
このうち、指紋センサ13は、スマートキー20の使用者から指紋データの入力を受け付けるCCD(Charge Coupled Device)などを内蔵した指紋入力装置であり、本実施例1では、図2に示すように、指紋センサ13がシフトレバー12bに設置されており、運転者によってシフトレバー12bが操作される度に、指紋データの入力を受け付けることとなる。なお、通常、スマートキーの使用者が車両の運転をおこなうので、本実施例1では、運転者がスマートキーを所持しているものと倣なすこととする。
記憶部16は、制御部17による各種処理に必要なデータおよびプログラムを格納する格納手段(記憶手段)であり、携帯機識別情報16aと、指紋データ16bと、使用期間データ16cとを記憶している。
このうち、携帯機識別情報16aは、当該車両制御装置10に対応したスマートキー20を一意に特定する識別情報(例えば、キーレスエントリID)であり、指紋データ16bは、スマートキー20の保持者権限を有する人物の指紋データであり、また、使用期間データ16cは、スマートキー20を使用可能な期間を示すデータである。
制御部17は、OS(Operating System)などの制御プログラム、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する処理部であり、特に本発明に密接に関連するものとしては、保持者認証部17a、使用期間更新部17b、携帯機識別部17cおよび車両制御要求実行部17dを備える。
このうち、保持者認証部17aは、指紋センサ13によって取得された指紋データをもとに、スマートキー20の使用者が当該スマートキー20の正当な保持者であるか否かを認証する「保持者認証処理」をおこなう処理部である。具体的には、指紋センサ13によって取得されたスマートキー20の使用者の指紋データが記憶部16によって記憶されたスマートキー20の保持者権限を有する人物の指紋データ16bのいずれかと一致するか否かを判定する。
そして、スマートキー20の使用者の指紋データがスマートキー20の保持者権限を有する人物の指紋データ16bのいずれかと一致する場合には、スマートキー20の使用者が当該スマートキー20の正当な保持者であると認証し、また、スマートキー20の使用者の指紋データがスマートキー20の保持者権限を有する人物の指紋データ16bのいずれとも一致しなければ、スマートキー20の使用者が当該スマートキー20の正当な保持者ではないと認証する。
使用期間更新部17bは、スマートキー20の使用期間を更新する処理部であり、具体的には、保持者認証部17aによって当該スマートキー20の正当な保持者であると認証された場合に、記憶部16におけるスマートキー20の使用期間データ16cを更新(すなわち、時間的な期間の延長や使用回数の延長)をする。
このように、スマートキーに使用期間を設定し、このスマートキーの使用期間の更新を「保持者認証処理」によってスマートキー20の正当な保持者であると認証された場合にのみ許容することで、スマートキーの使用者に個人認証情報の入力作業をおこなわせる頻度を低減させるとともに、第三者によるスマートキーの継続的な不正利用を防止することができ、ユーザの利便性を確保しつつ、第三者による成りすましを防止することが可能になる。
ここで、本実施例1では、スマートキーの使用者に個人認証情報の入力作業をおこなわせる頻度を低減させる観点から、上述した「保持者認証処理」の認証結果に基づくスマートキーの「使用期間更新処理」を許容するとともに、後述する「携帯機識別処理」の識別結果に基づくスマートキーの「使用期間更新処理」についても許容することとする。
但し、「携帯機識別処理」の識別結果に基づくスマートキーの「使用期間」の更新は、保持者認証部17aによる「保持者認証処理」が所定の期間についておこなわれなかった場合には、制限または禁止することとする。以下に、「携帯機識別処理」の識別結果に基づくスマートキーの「使用期間」の更新について具体的に説明する。
携帯機識別部17cは、スマートキーから無線通信部11を介してスマートキーの識別情報を含む車両制御に係る要求を受信した場合に、このスマートキーから送信された識別情報が車両制御装置10に対応した識別情報であるか否かを識別する「携帯機識別処理」をおこなう処理部であり、具体的には、スマートキーから送信された携帯機識別情報23aが車両制御装置10の記憶部16に記憶された携帯機識別情報16aと一致するか否かを判定する。
そして、スマートキーから送信された携帯機識別情報23aが車両制御装置10の記憶部16に記憶された携帯機識別情報16aと一致する場合には、正規のスマートキー20からの車両制御に係る要求であると識別し、また、スマートキーから送信された携帯機識別情報23aが車両制御装置10の記憶部16に記憶された携帯機識別情報16aと一致しなければ、正規のスマートキー20からの車両制御に係る要求ではないと識別する。
続いて、車両制御要求実行部17dは、携帯機識別部17cによって正規のスマートキー20からの車両制御に係る要求であると識別され、かつスマートキー20の使用期間データ16cが使用期間内である場合に、当該車両制御に係る要求を実行する処理部である。具体的には、車両制御に係る指示(例えば、ドアの開/閉指示やエンジンの始動/停止指示などの車両制御指示)を各ECU(すなわち、ドアECU14aやエンジンECU15aなど)におこなうことによって実行する。
ここで、使用期間更新部17bは、保持者認証部17aによる「保持者認証処理」が所定の期間内におこなわれている場合には、スマートキー20の使用期間データ16cを更新し、また、保持者認証部17aによる「保持者認証処理」が所定の期間についておこなわれていない場合には、スマートキー20の使用期間データ16cの更新を禁止する。
このように、所定の期間内については、「保持者認証処理」を伴わない「携帯機識別処理」の識別結果に基づく「使用期間更新処理」を許容し、所定の期間について「保持者認証処理」がおこなわれなかった場合には、「保持者認証処理」の認証結果に基づくスマートキーの「使用期間更新処理」を禁止することで、ユーザの利便性を効果的に向上させつつ、スマートキーの不正利用に対する安全性を確保することが可能になる。
(各種処理の手順)
次に、本実施例1に係るキーレスエントリシステムの各種処理の手順について説明する。なお、ここでは、主たる特徴である(1)保持者認証処理の認証結果に基づく「使用期間更新処理」を説明した後に、主たる特徴に関連した処理として、上記した「使用期間更新処理」とは別におこなわれる(2)携帯機識別処理の識別結果に基づく「使用期間更新処理」について説明する。
(1)保持者認証処理の認証結果に基づく「使用期間更新処理」
図3は、保持者認証処理の認証結果に基づく使用期間更新処理の手順を示すフローチャートである。この処理は、スマートキーの使用者によってシフトレバー12bが操作された場合に、開始されることとなる。
同図に示すように、スマートキー20の使用者によってシフトレバー12bが操作された場合(ステップS301肯定)に、指紋センサ13は、スマートキー20の使用者から指紋データを取得する(ステップS302)。
そして、保持者認証部17aは、指紋センサ13によって取得された指紋データをもとに、スマートキー20の使用者が当該スマートキー20の正当な保持者であるか否かを認証する「保持者認証処理」をおこなう(ステップS303)。
ここで、保持者認証部17aによってスマートキー20の使用者が当該スマートキー20の正当な保持者であると認証された場合(ステップS304肯定)に、記憶部16におけるスマートキー20の使用期間データ16cを更新し(ステップS305)、処理を終了する。
また、保持者認証部17aによってスマートキー20の使用者が当該スマートキー20の正当な保持者ではないと認証された場合(ステップS304否定)には、使用期間更新部17bは、スマートキー20の使用期間データ16cを破棄し(ステップS306)、処理を終了する。
このように、スマートキーに使用期間を設定し、このスマートキーの使用期間の更新を「保持者認証処理」によってスマートキー20の正当な保持者であると認証された場合にのみ許容することで、スマートキーの使用者に個人認証情報の入力作業をおこなわせる頻度を低減させるとともに、第三者によるスマートキーの継続的な不正利用を防止することができる。
(2)携帯機識別処理の識別結果に基づく「使用期間更新処理」
図4は、携帯機識別処理の識別結果に基づく使用期間更新処理の手順を示すフローチャートである。この処理は、スマートキーから車両制御に係る要求がおこなわれた場合に、開始されることとなる。
同図に示すように、スマートキーから無線通信部11を介してスマートキーの識別情報を含む車両制御に係る要求を受信した場合(ステップS401肯定)に、携帯機識別部17cは、このスマートキーから送信された識別情報が車両制御装置10に対応した識別情報であるか否かを識別する「携帯機識別処理」をおこなう(ステップS402)。
そして、携帯機識別部17cによって正規のスマートキー20からの車両制御に係る要求であると識別され、かつスマートキー20の使用期間データ16cが使用期間内である場合(ステップS403肯定かつステップS404肯定)に、車両制御要求実行部17dは、当該車両制御に係る要求を実行する(ステップS405)。
また、携帯機識別部17cによって正規のスマートキー20からの車両制御に係る要求であると識別されたとしても、スマートキー20の使用期間データ16cが使用期間外であれば(ステップS403肯定かつステップS404否定)、車両制御要求実行部17dは、「保持者認証処理」を要する旨を通知する(ステップS406)。
ここで、保持者認証部17aによる「保持者認証処理」が所定の期間内におこなわれている場合(ステップS407肯定)には、使用期間更新部17bは、スマートキー20の使用期間データ16cを更新し(ステップS408)、処理を終了する。
また、保持者認証部17aによる「保持者認証処理」が所定の期間についておこなわれていない場合(ステップS407否定)には、使用期間更新部17bは、スマートキー20の使用期間データ16cの更新を禁止し(ステップS409)、処理を終了する。
上述してきたように、本実施例1に係るキーレスエントリシステム1によれば、スマートキーの使用者に個人認証情報の入力作業をおこなわせる頻度を低減させるとともに、第三者によるスマートキーの継続的な不正利用を防止することができ、ユーザの利便性を確保しつつ、第三者による成りすましを防止することが可能になる。
さらに、本実施例1に係るキーレスエントリシステム1によれば、所定の期間内については、「保持者認証処理」を伴わない「携帯機識別処理」の識別結果に基づく「使用期間更新処理」を許容し、所定の期間について「保持者認証処理」がおこなわれなかった場合には、「保持者認証処理」の認証結果に基づくスマートキーの「使用期間更新処理」を禁止することとしたので、ユーザの利便性を効果的に向上させつつ、スマートキーの不正利用に対する安全性を確保することが可能になる。
また、本実施例1に係るキーレスエントリシステム1によれば、スマートキーの使用者の個人認証情報(例えば、指紋データ)を取得する認証情報取得手段(指紋センサ13)が車両制御装置10に設けられた構成を採用することとしたので、スマートキーに新たな設備を設けることなく、保持者認証処理をおこなうことが可能になる。
次に、本実施例2では、スマートキーの使用者の個人認証情報(例えば、指紋データ)を取得する認証情報取得手段(例えば、指紋センサ)をスマートキーが有する場合の実施例について説明する。
図5は、本実施例2に係るキーレスエントリシステムの構成を示すブロック図である。同図に示すように、本実施例2に係るキーレスエントリシステム1は、実施例1に比較して、スマートキー20が指紋センサ25、保持者認証部24aおよび使用期間更新部24bの機能部を有する点において相違する。なお、各処理部の機能は、実施例1と同様である。
このため、これらの機能部(指紋センサ25、保持者認証部24aおよび使用期間更新部24b)がスマートキー20に存在するという構成上の差異を踏まえ、(1)本実施例2に係る保持者認証処理の認証結果に基づく「使用期間更新処理」並びに(2)本実施例2に係る携帯機識別処理の識別結果に基づく「使用期間更新処理」の処理動作を説明することとする。
(1)保持者認証処理の認証結果に基づく「使用期間更新処理」
図6は、本実施例2に係る保持者認証処理の認証結果に基づく使用期間更新処理の手順を示すフローチャートである。この処理は、スマートキー20の所望の部位に設置された指紋センサ13によってスマートキー20の使用者から指紋データの入力を受け付けた場合に、開始されることとなる。
同図に示すように、スマートキー20の所望の部位に設置された指紋センサ13によってスマートキー20の使用者から指紋データの入力を受け付けた場合(ステップS601肯定)に、保持者認証部24aは、指紋センサ13によって取得された指紋データをもとに、スマートキー20の使用者が当該スマートキー20の正当な保持者であるか否かを認証する「保持者認証処理」をおこなう(ステップS602)。
具体的に説明すると、指紋センサ13によって取得されたスマートキー20の使用者の指紋データがメモリ23によって記憶されたスマートキー20の保持者権限を有する人物の指紋データ23bのいずれかと一致するか否かを判定する。
ここで、保持者認証部24aによってスマートキー20の使用者が当該スマートキー20の正当な保持者であると認証された場合(ステップS603肯定)に、使用期間更新部24bは、メモリ23におけるスマートキー20の使用期間データ23cを更新し(ステップS604)、処理を終了する。
また、保持者認証部24aによってスマートキー20の使用者が当該スマートキー20の正当な保持者ではないと認証された場合(ステップS603否定)には、使用期間更新部24bは、スマートキー20の使用期間データ23cを破棄し(ステップS605)、処理を終了する。
このように、スマートキー20が指紋センサ25、保持者認証部24aおよび使用期間更新部24bの機能部を有する場合でも、実施例1と同様に、スマートキーの使用者に個人認証情報の入力作業をおこなわせる頻度を低減させるとともに、第三者によるスマートキーの継続的な不正利用を防止することができる。
(2)携帯機識別処理の識別結果に基づく「使用期間更新処理」
図7は、本実施例2に係る携帯機識別処理の識別結果に基づく使用期間更新処理の手順を示すフローチャートである。この処理は、車両制御装置10から携帯機識別情報の取得要求がある場合(例えば、車両制御装置10に設置された接近センサによって車両への人の接近または車両からの人の離脱が検知され、この車両制御装置10からスマートキー20に対して、スマートキーの識別情報を含むドア解錠/施錠要求の返信依頼を受信した場合)、或いはスマートキー20の使用者からキーレスエントリボタン21を介して車両制御に係る要求を受け付けた場合に、開始されることとなる。
同図に示すように、車両制御装置10から携帯機識別情報の取得要求がある場合(ステップS701肯定)、或いはスマートキー20の使用者からキーレスエントリボタン21を介して車両制御に係る要求を受け付けた場合(ステップS701否定かつステップS702肯定)であっても、スマートキー20が使用期間外であれば(ステップS703否定)、マイコン24は、「保持者認証処理」を要する旨を通知する(ステップS704)。
また、車両制御装置10から携帯機識別情報の取得要求がある場合(ステップS701肯定)、或いはスマートキー20の使用者からキーレスエントリボタン21を介して車両制御に係る要求を受け付けた場合(ステップS701否定かつステップS702肯定)に、スマートキー20が使用期間内であれば(ステップS703肯定)、マイコン24は、メモリ23からスマートキー20の携帯機識別情報23aを読み出し、該スマートキー20の携帯機識別情報23aを含む車両制御に係る要求を車両制御装置10に送信する(ステップS705)。
そして、車両制御装置10では、無線通信部11においてスマートキー20の携帯機識別情報23aを含む車両制御に係る要求を受信する(ステップS706)。続いて、携帯機識別部17cは、スマートキー20から受信したスマートキーの携帯機識別情報23aが当該車両制御装置10に対応した携帯機識別情報であるか否かを識別する「携帯機識別処理」をおこなう(ステップS707)。具体的には、スマートキー20から送信された携帯機識別情報23aが車両制御装置10の記憶部16に記憶された携帯機識別情報16aと一致するか否かを判定する。
ここで、携帯機識別部17cによって正規のスマートキー20からの車両制御に係る要求であると識別された場合(ステップS708肯定)に、車両制御要求実行部17dは、スマートキー20から送信された車両制御に係る要求を実行し(ステップS709)、車両制御に係る要求を実行した旨を無線通信部11を介してスマートキー20に返信する(ステップS710)。
そして、スマートキー20では、無線通信部22において車両制御に係る要求を実行した旨を受信する(ステップS711)。このとき、保持者認証部24aによる「保持者認証処理」が所定の期間内におこなわれている場合(ステップS712肯定)には、使用期間更新部17bは、スマートキー20の使用期間データ23cを更新し(ステップS713)、処理を終了する。
また、保持者認証部17aによる「保持者認証処理」が所定の期間についておこなわれていない場合(ステップS712否定)には、使用期間更新部17bは、スマートキー20の使用期間データ23cの更新を禁止し(ステップS714)、処理を終了する。
上述してきたように、指紋センサ25、保持者認証部24aおよび使用期間更新部24bの機能部をスマートキー20が有する本実施例2に係るキーレスエントリシステム1においても、実施例1と同様に、スマートキーの使用者に個人認証情報の入力作業をおこなわせる頻度を低減させるとともに、第三者によるスマートキーの継続的な不正利用を防止することができ、ユーザの利便性を確保しつつ、第三者による成りすましを防止することが可能になる。
また、本実施例2に係るキーレスエントリシステム1によれば、スマートキーの使用者の個人認証情報(例えば、指紋データ)を取得する認証情報取得手段(指紋センサ25)がスマートキー20に設けられた構成を採用することとしたので、車両制御装置に新たな設備を設けることなく、保持者認証処理をおこなうことが可能になる。
さて、これまで本発明の実施例1および2について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、上記特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施例にて実施されてもよいものである。
例えば、本発明では、スマートキーの使用期間の更新頻度に応じてスマートキーの使用期間の延長期間を決定するようにしても良い。例えば、スマートキーの使用期間の更新頻度が低ければ、使用期間の期間延長を短くしたり、使用可能回数を少なくしたりする。すなわち、これによって、第三者によるスマートキーの継続的な不正利用を効果的に防止することが可能になる。
また、本発明では、スマートキー20の使用者の個人認証情報として車両機器および/または車載機器に係る操作情報を取得し、取得された車両機器および/または車載機器に係る操作情報が所定の操作情報と一致するか否かに基づいてスマートキー20の使用者が当該スマートキー20の正当な保持者であるか否かを認証するようにしても良い。
例えば、ヘッドライトの「ON」状態および「OFF」状態を10秒間の間に3回以上切り替える操作を受け付けた場合に、スマートキー20の使用者が当該スマートキー20の正当な保持者であるか否かを認証するようにしたり、車両制御装置10に接続されたAVユニット(図示せず)の操作ディスプレイにおいて、再生ボタンと停止ボタンの同時押下を3秒間について受け付けた場合に、スマートキー20の使用者が当該スマートキー20の正当な保持者であるか否かを認証するようにしたりする。すなわち、これによって、新たな設備を設けることなく、保持者認証処理をおこなうことが可能になる。
また、本発明では、スマートキー20の使用者から個人認証情報を公衆回線を介して取得するようにしても良い。例えば、スマートキーの使用者が所有するパーソナルコンピュータ、携帯電話機、PDAなどの通信装置から送信された個人認証情報(例えば、暗証番号、指紋データ、使用者の顔写真の画像データなど)を取得するようにする。すなわち、これによって、スマートキーの使用者が遠隔の地に存在する場合でも、スマートキーの使用期間の更新をおこなうことが可能になる。
また、実施例1では、指紋センサ13などの個人認証情報を取得する認証情報取得手段をシフトレバー12bに設置する例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、車内および車外の任意の箇所(例えば、ハンドルや車内外のドアノブなど)に設置し、運転者以外の乗員に個人認証情報を入力させるようにすることができる。
なお、実施例1および2では、保持者認証部17aによってスマートキー20の使用者が当該スマートキー20の正当な保持者ではないと認証された場合に取るべき措置として、スマートキー20の使用期間データを破棄する例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、アラーム制御など盗難防止に係る措置を取るようにしても良い。
また、実施例1および2では、携帯機識別情報および個人認証情報として、それぞれ別々の識別情報および認証情報を用いる例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、スマートキー20で個人認証情報を使用期間について保持するようにし、この個人認証情報を携帯機識別情報として兼用するようにしても良い。
なお、実施例1および2では、本発明に係る機能部(すなわち、指紋センサ、保持者認証部および使用期間更新部)が車両制御装置10側またはスマートキー20側にすべて存在する例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、車両制御装置10およびスマートキー20全体で、指紋センサ、保持者認証部および使用期間更新部を少なくとも一組備えていれば、本発明を実施例1および2と同様に実施することができる。例えば、車両制御装置10およびスマートキー20で本発明に係る機能部(すなわち、指紋センサ、保持者認証部および使用期間更新部)をそれぞれ備えるようにしても良い。
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
本実施例1に係るキーレスエントリシステムの構成を示すブロック図である。 指紋センサの設置例の一例を示す図である。 本実施例1に係る保持者認証処理の認証結果に基づく使用期間認証処理の手順を示すフローチャートである。 本実施例1に係る携帯機識別処理の識別結果に基づく使用期間更新処理の手順を示すフローチャートである。 本実施例2に係るキーレスエントリシステムの構成を示すブロック図である。 本実施例2に係る保持者認証処理の認証結果に基づく使用期間認証処理の手順を示すフローチャートである。 本実施例2に係る携帯機識別処理の識別結果に基づく使用期間更新処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 キーレスエントリシステム
10 車両制御装置
11 無線通信部
12a シフトECU
12b シフトレバー
13 指紋センサ
14a ドアECU
14b ドア
15a エンジンECU
15b エンジン
16 記憶部
17 制御部
17a 保持者認証部
17b 使用者期間更新部
17c 携帯機識別部
17d 車両制御要求実行部
20 スマートキー
21 キーレスエントリボタン
22 無線通信部
23 メモリ
24 マイコン
24a 保持者認証部
24b 使用期間更新部

Claims (7)

  1. 携帯機から送信される識別情報が当該車両制御装置に対応した識別情報であるか否かを識別する携帯機識別処理をおこなうキーレスエントリシステムであって、
    前記携帯機の使用者の個人認証情報を取得する認証情報取得手段と、
    前記認証情報取得手段によって取得された個人認証情報をもとに、前記携帯機の使用者が当該携帯機の正当な保持者であるか否かを認証する保持者認証手段と、
    前記保持者認証手段によって当該携帯機の正当な保持者であると認証された場合に、前記携帯機の使用期間を更新する使用期間更新手段と、
    を備えたことを特徴とするキーレスエントリシステム。
  2. 前記使用期間更新手段は、前記保持者認証手段による保持者認証処理が所定の期間についておこなわれなかった場合に、前記携帯機識別処理の識別結果に基づく前記携帯機の使用期間の更新を制限または禁止することを特徴とする請求項1に記載のキーレスエントリシステム。
  3. 前記使用期間更新手段は、前記携帯機の使用期間の更新頻度に応じて前記携帯機の使用期間の延長期間を決定することを特徴とする請求項1または2に記載のキーレスエントリシステム。
  4. 前記認証情報取得手段が前記携帯機に設けられた構成であることを特徴とする請求項1、2または3に記載のキーレスエントリシステム。
  5. 前記認証情報取得手段が前記車両制御装置に設けられた構成であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のキーレスエントリシステム。
  6. 前記認証情報取得手段は、前記携帯機の使用者の個人認証情報として車両機器および/または車載機器に係る操作情報を取得し、
    前記保持者認証手段は、前記認証情報取得手段によって取得された車両機器および/または車載機器に係る操作情報が所定の操作情報と一致するか否かに基づいて前記携帯機の使用者が当該携帯機の正当な保持者であるか否かを認証することを特徴とする請求項5に記載のキーレスエントリシステム。
  7. 前記認証情報取得手段は、前記携帯機の使用者から個人認証情報を公衆回線を介して取得することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載のキーレスエントリシステム。
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