JP4723194B2 - 車両使用制限システム、車両側通信装置及び外部通信装置 - Google Patents

車両使用制限システム、車両側通信装置及び外部通信装置 Download PDF

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Description

本発明は、車両の不正使用時に車両使用を制限する車両使用制限システム、車両側通信装置及び外部通信装置に関する。
従来、車両キーの複製による車両の不正使用防止(盗難防止)を目的として、車両キーにキー固有のIDコードを持たせて車両キーを電子キーとし、電子キーから無線で飛ばされたIDコードが車両のIDコードと一致したときに、車両の各種動作が許可される電子キーシステムが種々開発されている。ここで、車両の各種動作としては、例えばドアロックの施錠・解錠許可又は開始、ステアリングロックの施錠・解錠許可、エンジン始動許可、ラッゲージドアの施錠・解錠許可などがある。
しかし、電子キー自体が盗まれた場合、車両に上記の電子キーシステムが搭載されていても、車両の不正使用を防止することができない。そこで、この問題を解消し得る技術が例えば特許文献1に開示されている。特許公報1の技術は、電子キーに走行可能距離又は走行可能時間を登録しておき、エンジンを始動するときに、車両が走行可能距離以上走行していたり、走行可能時間以上走行していたりした場合には、エンジン始動が禁止される技術である。
特開平9−48323号公報(第3−5頁、第1図)
しかし、走行可能距離又は走行可能時間の電子キーへの登録は、電子キーとは別の入力装置によって行う構成である。入力装置はディスプレイ、キーボード、CPU、記憶部及び通信部等を備えており、走行可能距離又は走行可能時間の登録作業としては、ディスプレイを見ながらキーボードを操作し、その入力情報に基づきCPUが稼働することによって行われる。このため、電子キーへ走行可能距離や走行可能時間を登録(更新も含む)するときには、この入力作業を毎回行う必要があるので、作業が手間であるという問題が生じていた。
本発明の目的は、車両使用を制限する制限情報の登録に関し、その煩わしさをなくすことができる車両使用制限システム、車両側通信装置及び外部通信装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明では、住宅に設置されるとともに、車両の使用を制限する制限情報を無線で発信する外部通信装置と、前記外部通信装置との間で無線通信が可能であり、前記外部通信装置と通信が確立した際に前記無線を介して前記制限情報を受信可能な車両側通信装置とを備え、前記外部通信装置及び車両側通信装置の間で一方から他方に前記無線で発信された装置固有の認証情報を照合して、前記外部通信装置及び車両側通信装置が組をなすものか否かを判断する認証手段と、前記認証情報が前記外部通信装置及び車両側通信装置の間で一致したと前記認証手段が判断したことを条件に、前記車両側通信装置で受信した前記制限情報を車両に登録する登録手段と、前記登録手段が登録した前記制限情報に基づき、車両使用を制限すべきと判断したときに前記車両を使用制限状態にする制御手段とを備え、前記外部通信装置は、通信エリア内への信号発信を常時行って、通信相手となるべき前記車両側通信装置を常に探した状態をとり、前記車両側通信装置は、前記認証手段、登録手段及び制御手段を備えた構成であって、前記外部通信装置と前記車両側通信装置との間で通信が確立すると前記車両側通信装置がデータ要求の旨の指令を前記無線で発信し、該指令を前記外部通信装置が受信すると当該外部通信装置が前記認証情報及び制限情報を発信し、該認証情報及び制限情報を前記車両側通信装置が受信すると前記認証手段が前記認証情報の照合を行い、前記認証情報が前記車両側通信装置及び外部通信装置の間で一致すれば前記登録手段が前記制限情報を前記車両に登録し、前記外部通信装置は、前記住宅に設置された小型汎用コンピュータに接続され、前記認証情報及び前記制限情報は、前記小型汎用コンピュータを使用して設定又は変更可能であることを要旨とする。
この発明によれば、外部通信装置と車両側通信装置との間で通信が確立すると、これら装置間で発信される認証情報に基づき認証手段が照合を行い、この照合が成立したことを条件として登録手段が制限情報を車両に登録する。そして、制御手段が制限情報に基づき車両の不正使用を逐次監視し、車両使用を制限すべきと判断したときには車両を使用制限状態にする。この発明では、外部通信装置と車両側通信装置との間で通信が確立し、認証情報に基づく照合が成立してこれら装置が組をなすものであると判断されると、制限情報が車両に登録される。従って、車両使用を制限するための制限情報が自動で車両に登録されることになり、この種の制限情報の登録に煩わしさが生じなくなる。
ところで、認証情報や制限情報のような大きな電力のいる情報を車両側通信装置から発信すると、車両のバッテリ電力を多く消費することになり、バッテリ電力を浪費することになってしまう。しかし、この発明によれば、車両側通信装置からデータ要求の旨の指令を外部通信装置が受信すると、外部受信装置が認証情報及びパスワードを発信する構成であるので、車両のバッテリを浪費せずに済み、バッテリ電力の省エネルギー化に寄与する。
また、外部通信装置が常に車両側通信装置を探した状態、即ち常時起動した状態で通信相手を探しているので、車両が外部通信装置の通信エリアに入れば、直ぐに外部通信装置と車両側通信装置との間で通信が確立する。従って、例えば車両側通信装置が通信相手を探す場合、車両のエンジンが稼働しているときに車両側通信装置が通信相手を探した状態となるが、これだと制限情報の授受が完了する前にエンジンを切ってしまうと通信が強制的に切断されてしまい、車両側通信装置が制限情報を受け取れない状況に陥ることも考えられる。しかし、この発明によれば、外部通信装置と車両側通信装置との通信が直ぐに確立するので、制限情報の車両への登録をより確実に行うことが可能となる。
請求項に記載の発明では、請求項に記載の発明において、前記外部通信装置及び車両側通信装置の間で通信が確立したとき、既に前記車両に登録された前記制限情報と、新たに登録すべき制限情報との間で比較を行い、既に登録された前記制限情報が更新期限にある際には、新たな前記制限情報を前記車両に登録することによって前記制限情報を更新する更新手段を備えたことを要旨とする。
この発明によれば、請求項1に記載の発明の作用に加え、外部通信装置及び車両側通信装置の通信が確立したとき、既に車両に登録済みの制限情報が更新期限にあると、新たな制限情報が更新手段によって車両に登録されて制限情報の更新が行われる。従って、車両のオーナであれば定期的に外部通信装置との間で通信を行うことになるので、その際に制限情報が更新され、車両を継続して使用することが可能となる。
また、請求項3に記載の発明では、前記外部通信装置は、信号を屋外にまで届く強さで送信することにより、前記通信エリアを前記住宅の屋外周辺に形成することを要旨とする。
請求項に記載の発明では、通信エリア内への信号発信を常時行って通信相手を常に探した状態をとるとともに、住宅に設置された外部通信装置と無線通信が可能な車両側通信装置であって、車両使用を制限する制限情報を発信可能な前記外部通信装置との間で無線により通信を行う車両側無線通信手段と、前記外部通信装置からの装置固有の認証情報を前記車両側無線通信手段で受信すると、当該認証情報を照合して、前記外部通信装置及び車両側通信装置が組みをなすものか否かを判断する認証手段と、前記認証情報が前記外部通信装置及び車両側通信装置の間で一致したと前記認証手段が判断したことを条件に、前記外部通信装置から発信されて前記車両側無線通信手段にて受信した前記制限情報を車両側に登録する登録手段と、前記登録手段が登録した前記制限情報に基づき、車両使用を制限すべきと判断したときに前記車両を使用制限状態にする制御手段とを備え、前記認識情報及び前記制限情報は、前記住宅において前記外部通信装置に接続された小型汎用コンピュータを使用して設定又は変更可能であることを要旨とする。この発明によれば、請求項1に記載の発明の作用に加え、制限情報の登録に煩わしさの生じない車両側通信装置が提供される。
請求項に記載の発明では、通信エリア内への信号発信を常時行って通信相手を常に探した状態をとるとともに、住宅に設置された外部通信装置であって、車両に搭載された車両側通信装置との間で無線により通信を行う車両外無線通信手段と、前記車両側通信装置からデータ要求の旨の指令を受信すると、装置固有の認証情報と、車両使用を制限する制限情報とを、前記車両外無線通信手段から発信させる制御手段とを備え、前記車両外無線通信手段から発信された前記認証情報を前記車両側通信装置が受信すると、当該認証情報が前記車両側通信装置によって認証され、当該認証が一致すると、前記車両外無線通信手段から発信された前記制限情報が車両側通信装置によって前記車両に登録され、その登録された前記制限情報に基づき車両使用を制限すべきと前記車両により判断されると、前記車両が使用制限状態に入り、自身は、前記住宅に設置された小型汎用コンピュータに接続され、前認証情報及び前記制限情報は、前記小型汎用コンピュータを使用して設定又は変更可能であることを要旨とする。この発明によれば、請求項1に記載の発明の作用に加え、制限情報の登録に煩わしさの生じない外部通信装置が提供される。
本発明によれば、車両使用を制限する制限情報の登録に関し、その煩わしさをなくすことができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化した車両使用制限システム、車両側通信装置及び外部通信装置の一実施形態を図1及び図2に従って説明する。
図1は、電子キーシステムの概要を示す平面図である。車両1は、イグニッションキーを用いずに各種車両操作が可能な電子キーシステム2を搭載している。電子キーシステム2とは、電子キー(携帯機)3にIDコード(識別コード)を持たせ、車両1に登録したIDコードと電子キー3のIDコードとをID照合(室外照合・室内照合)することによって、キー操作を行うことなく車両1の各種動作を許可・開始するシステムである。車両1の各種動作としては、ドアロック4の施錠・解錠の許可、ステアリングロック5の施錠・解錠、エンジン6の始動許可、ラッゲージ7の開操作許可等がある。
各ドア8には、室外発信機9と室外アンテナ10とが組をなして搭載されている。室外発信機9は、車両1が駐車状態(搭乗者なしでドアロック状態)のとき、図1の一点鎖線で示す室外検知エリアE1の範囲内にリクエスト信号(電波信号)Srqを間欠的に発信する。電子キー3を所持したキー所有者(オーナ)が室外検知エリアE1に入り込むと、電子キー3は室外発信機9からのリクエスト信号Srqに応答して、キー固有のIDコードを乗せたID信号Sidを発信する。室外アンテナ10は、そのID信号Sidを受信可能である。
また、室内には室内発信機11と室内レシーバ12とが搭載されている。室内発信機11は室内の前側及び後側に計2つ配置され、室内レシーバ12はバックミラー等に埋設されている。室内発信機11は、運転者が乗車したとき(ドア開→閉時、スマートイグニッション操作時、ドアロック施錠時等)、室外発信機9に代わって図1の二点鎖線で示す室内検知エリア(即ち、室内全域)E2の範囲内にリクエスト信号Srqを間欠的に発信する。キー所有者が室内検知エリアE2に入り込むと、電子キー3は室内発信機11からのリクエスト信号Srqに応答して、室外通信のときと同様にID信号Sidを発信する。室内レシーバ12は、そのID信号Sidを受信可能である。
図2は、電子キーシステム2の電気構成を示すブロック図である。車両1は、照合ECU13、ドアECU14、イモビECU15、ステアリングロックECU16、エンジンECU17及びアラームECU18を備えている。各種ECU13〜15,18はネットワーク19に接続され、ステアリングロックECU16及びエンジンECU17はイモビECU15に接続されている。
照合ECU13は電子キー3との間でID照合を行うものであり、そのEEPROM13aには車両固有のIDコードが記憶されている。照合ECU13には、室外発信機9、室外アンテナ10、室内発信機11及び室内レシーバ12が接続されている。照合ECU13は車両1が駐車状態のとき、室外発信機9からリクエスト信号Srqを発信させ、室外通信の確立を試みている。電子キー3がリクエスト信号Srqに応答してID信号Sidを発信し、室外アンテナ10がID信号Sidを受信すると車両1と電子キー3との間で室外通信が確立した状態となる。
続いて、照合ECU13は室外照合を開始し、電子キー3のIDコードと自ら記憶したIDコードとを照合し、IDコードが一致すればオーナが車内に乗り込むと判断してドアロック解錠許可信号をドアECU14に出力する。ドアECU14はドアロック4の施錠・解錠を制御するもので、ドアロック解錠許可信号を入力するとスタンバイ状態(アンロックスタンバイ状態又はロックスタンバイ状態)となる。ドアECU14は、アンロックスタンバイ状態でノブ内のタッチセンサ20が反応するとドアロック4を解錠し、ロックスタンバイ状態でドアロックスイッチ21が押されるとドアロック4を施錠する。
ドアECU14には、ドア8の開閉を検出するドアカーテシスイッチ22が接続されている。ドアECU14は室外照合でコード一致を認識しつつ、ドアカーテシスイッチ22からオフ→オンの切り換わりを検出すると運転者が室内に乗り込んでドア8を閉めたと判断し、ドア閉信号を照合ECU13に出力する。照合ECU13はドア閉信号を入力するとID照合を室内照合に切り換え、室内発信機11からリクエスト信号Srqを発信させる。照合ECU13は電子キー3のID信号Sidを室内レシーバ12を介して受信し、そのIDコードについてID照合を行い、コードが一致すれば車内照合が一致した旨を示す照合一致信号をイモビECU15に出力する。
イモビECU15は電子キー3との間の室内照合結果に基づき、車両1の各種動作(エンジン始動、ステアリングロック解除等)の許可・不許可を判断する。従って、イモビECU15は照合ECU13から照合一致信号を受け取ると、車両所有者が運転席に乗り込んだと認識してステアリングロックECU16にステアリングロック解錠許可信号を出力し、ステアリングロックECU16をアンロックスタンバイ状態にする。一方、室内照合が一致しないとステアリングロック5の解錠が許可されず、エンジンが始動できない状態となる。なお、電子キー3がトランスポンダ内蔵のものであれば、イモビECU15は電子キー3との間でトラポン照合することも可能である。
また、車内の運転席近傍等には、エンジン始動・停止時に操作されるノブ式のエンジンスイッチ23が配設されている。エンジン停止時にエンジンスイッチ23が「LOCK」位置でプッシュされるとステアリングロック5が解錠され、その状態から「ACC」位置→「ON」位置→「START」位置に回されるとエンジン6が始動する。一方、エンジン稼働状態でエンジンスイッチ23が「ACC」位置に回されるとエンジン6が停止し、「LOCK」位置まで回されると室内照合を開始したり、ステアリングロック5をロックスタンバイ状態にしたりする。
イモビECU15は、エンジンスイッチ23からプッシュ信号を入力すると、ステアリングロックECU16にステアリングロック解錠要求信号を出力する。ステアリングロックECU16はステアリングロック5の解錠・施錠を制御するもので、アンロックスタンバイ状態でステアリングロック解錠要求信号を入力するとステアリングロック5の解錠を開始し、その解錠動作が完了するとステアリングロック解錠完了信号をイモビECU15に出力する。イモビECU15はステアリングロック解錠完了信号を入力すると、エンジンECU17との間で相互認証を行い、認証結果が正しければエンジン始動許可信号を出力する。
エンジンECU17はエンジン始動許可信号を入力すると、エンジン始動スタンバイ状態となる。また、エンジンスイッチ23が「START」位置に回されると、ACCリレー及びSTリレーがオン状態となり、エンジンECU17に給電が開始されるとともにエンジンスタータが作動状態となる。イモビECU15はエンジンスイッチ23の回動操作時にIG信号を入力するが、このIG信号の入力に伴いエンジン始動要求信号をエンジンECU17に出力する。エンジンECU17はエンジン始動スタンバイ状態でエンジン始動要求信号を入力すると、点火制御及び燃料噴射制御を行ってエンジン6の始動を開始する。
また、車両オーナの自宅24には、小型汎用コンピュータであるパーソナルコンピュータ(以下、PCと記す)25が設置されている。このPC25はPC本体25a、ディスプレイ25b及びキーボード25c等を備えており、PC本体25aに電源を投入して立ち上げ、ディスプレイ25bを見ながらキーボード25cを操作して各種データを入力可能である。PC25は、PC本体25aの電源が落とされていても、待機電力によって周辺機器等を管理した状態となっている。
車両オーナの自宅24には、車両1の不正使用防止を目的として自宅側通信ユニット26が設置されている。一方、車両1には自宅側通信ユニット26と組をなす車両側通信ユニット27が搭載されている。自宅側通信ユニット26は例えばUSBケーブル28を介してPC25(PC本体25a)に接続され、PC25に電源が入っている状態ではもちろん稼働するが、PC25の電源が落とされていた状態であっても、PC25の待機電力によって稼働した状態を維持する。なお、自宅側通信ユニット26が外部通信装置に相当し、車両側通信ユニット27が車両側通信装置に相当する。
自宅側通信ユニット26は、車両側通信ユニット27との間で無線LAN通信によって信号の受け渡しを行う自宅側無線LAN通信モジュール(以下、自宅側通信モジュールと記す)29と、自宅側通信ユニット26のメイン制御を司るマイクロコンピュータ(以下、マイコンと記す)30とを備えている。自宅側通信モジュール29はアンテナ29aを備えており、使用するアンテナ29aの規格に応じて通信エリア(例えば半径30〜100メートル程度)が設定される。なお、自宅側通信モジュール29及びアンテナ29aが車両外無線通信手段を構成する。
マイコン30はCPU31、ROM32、RAM33及びEEPROM34を備え、これらデバイスはバス35を通じて相互に接続されている。ROM32には、自宅側通信ユニット26を動作させる制御プログラムが記憶されている。CPU31はRAM33を作業領域としてROM32の制御プログラムによって動作し、車両側通信ユニット27との間で無線LAN通信を実行したり、PC25との間で各種情報(データ)のやり取りを行ったりする。
マイコン30は車両側通信ユニット27との間で通信が確立していないとき、自宅側通信モジュール29を制御して、通信相手を探すサーチ信号(無線LAN用の電波信号)Sshを自宅側通信モジュール29及びアンテナ29aをから常時発信させている。ここで、自宅側通信モジュール29はPC25から常時電力が供給された状態となっていることから、アンテナ29aからサーチ信号Sshが常時発信された状態となり、これによって自宅側通信ユニット26はPC25の電源入力の有無に拘らず常に通信相手を探した状態となっている。
一方、車両側通信ユニット27は、自宅側通信ユニット26との間で無線LANによる通信が可能であり、例えば車両室内の座席の下や、運転席の足下等に配置されている。車両側通信ユニット27は、電源端子27aが車両1のバッテリBに接続されており、エンジン6が動いているとき、又はエンジンスイッチ23が「ACC」位置若しくは「ON」位置にあるとき、バッテリ電力によって稼働した状態、即ち自宅側通信ユニット26と通信可能な状態となる。
車両側通信ユニット27は、無線LAN通信によって信号の受け渡しを行う車両側無線LAN通信モジュール(以下、車両側通信モジュールと記す)36と、車両側通信ユニット27のメイン制御を司るマイクロコンピュータ(以下、マイコンと記す)37とを備えている。車両側通信ユニット27は、マイコン37の出力端子27b,27cがイモビECU15及びアラームECU18に各々接続されている。車両側通信モジュール36には、自宅側通信モジュール29のアンテナ29aと同規格のアンテナ36aが接続されている。なお、車両側通信モジュール36及びアンテナ36aが車両側無線通信手段を構成する。
マイコン37はCPU38、ROM39、RAM40、EEPROM41及びタイマ42を備え、これらデバイスはバス43を通じて相互に接続されている。ROM39には、車両側通信ユニット27を動作させる制御プログラムが記憶されている。CPU38はRAM40を作業領域としてROM39の制御プログラムによって動作し、自宅側通信ユニット26との間で無線LAN通信を実行する。
ここで、車両1が自宅側通信モジュール29の通信エリアE3内に入り込み、車両側通信モジュール36がアンテナ36aでサーチ信号Sshを受信したとする。このとき、マイコン37は車両1の使用(走行)を制限し得る各種情報(データ)を得るために、車両側通信モジュール36及びアンテナ36aを介してデータ要求信号(無線LAN用の電波信号)Sdeを外部に向けて発信させる。なお、データ要求信号Sdeがデータ要求の旨の指令に相当する。
ところで、データ要求信号Sdeには、自宅側通信ユニット26の通信対象をふるいにかけるために、車両側通信ユニット27の機種コードが含まれている。ここで言う機種コードとは、車両側通信ユニット27の型番、通信プロファイル、通信プロトコル等に相当する情報である。従って、自宅側通信モジュール29がデータ要求信号Sdeを受信すると通信が確立した状態となり、マイコン30はそのデータ要求信号Sde内の機種コードと、自らが持つ機種コードとを照合する。この照合が成立しないと、マイコン30は今の通信相手が正規の相手ではない(即ち、他機種の通信ユニットである)と判断して通信を切断する。
一方、機種コードの照合が成立すると、マイコン30は今の通信相手が正規の相手であると判断して、自宅側通信モジュール29及びアンテナ29aを介して制限付きパスワード信号Spaを発信させる。ところで、EEPROM34には、自宅側通信ユニット26のユニット固有のパスワードPaと、使用可能期間データDとが登録されている。マイコン30は、パスワードPa及び使用可能期間データDを乗せた信号を制限付きパスワード信号Spaとして発信させる。
パスワードPa及び使用可能期間データDの登録はPC25を用いて行われ、キーボード25cによるマニュアル入力、又はインターネットを用いたネットワーク入力等が採用される。パスワードPaは、複数(例えば10桁等)の記号や数字からなる情報である。また、使用可能期間データDは、車両使用可能期間(又は、車両使用可能時間)Taに相当する情報であり、例えば3日間(使用可能時間であれば50時間等)などの値である。パスワードPa及び使用可能期間データDは、PC25を用いて設定変更することも可能である。
車両側通信モジュール36がアンテナ36aを介して制限付きパスワード信号Spaを受信すると、マイコン37は受信した制限付きパスワード信号Spaについて以下の処理を行う。ところで、EEPROM41には、車両側通信ユニット27のユニット固有のパスワードPbが登録されている。このパスワードPbは、自宅側通信ユニット26のEEPROM34に登録されたパスワードPaに対応する情報で、自身が自宅側通信ユニット26と組をなすものであれば、これらパスワードPa,Pbは同じものとなる。なお、パスワードPa,Pbが認証情報に相当する。
パスワードPbの登録は、例えば専用の入力装置(図示省略)を車両側通信ユニット27に接続し、その入力装置を用いて行ったり、車両1のインストルメントパネルにある設定装置(カーナビゲーションシステム等)に車両側通信ユニット27が接続されていれば、その設定装置を用いて行ったりする。ここで、自宅側通信ユニット26のパスワードPaを変更した場合には、それに合わせて車両側通信ユニット27のパスワードPbも変更する必要がある。
車両側通信モジュール36がアンテナ36aを介して制限付きパスワード信号Spaを受信すると、まずマイコン37は既に使用可能期間データDが車両1に登録されているか否かを判定する。ここで、使用可能期間データDはEEPROM41に書き込まれる構成をとっているので、マイコン37はEEPROM41に使用可能期間データDがあるかないかを見ることで、使用可能期間データDが未登録又は登録済みかを判断している。また、EEPROM41に使用可能期間データDが登録されている場合、その登録日時も書き込まれている。
使用可能期間データDが未登録である場合、マイコン37は制限付きパスワード信号Spa内のパスワードPaと自らが持つパスワードPbとを照合する。そして、マイコン37はこれらパスワードPa,Pbが一致すれば、組をなす自宅側通信ユニット26からその信号Spaが発信されたと判断して、信号Spa内の使用可能期間データDをEEPROM41に登録する。また、これらパスワードPa、Pbが一致しなければ、マイコン37は組ではない自宅側通信ユニット26からその信号Spaが発信されたと判断して、受信した信号Spaを破棄する。
一方、使用可能期間データDがEEPROM41に登録済みの場合、マイコン37はその登録済みの使用可能期間データDが更新期限にあるか否かを判断する。即ち、マイコン37は登録済みの使用可能期間データDaの登録日時を読み取り、その登録日時が例えば1日未満であれば、使用可能期間データDaがまだ有効期限にあると判断して、受信した制限付きパスワード信号Spaを破棄する。また、登録済みの使用可能期間データDaが登録日時から1日以上経過していれば、マイコン37は使用可能期間データDaが更新期限にあると判断した状態となる。
登録済みの使用可能期間データDaが更新期限にあるとき、マイコン37は制限付きパスワード信号Ppa内のパスワードPaと自らが持つパスワードPbとの照合を行う。そして、マイコン37はこれらパスワードPa、Pbが一致すれば、受信した信号Spa内の使用可能期間データDbをEEPROM41に上書き登録してデータ更新し、これらパスワードPa,Pbが一致しなければ、受信した信号Spaを破棄する。また、マイコン37は使用可能期間データDbをEEPROM41に登録した時点で、車両1のインストルメントパネルの表示画面44に登録完了の旨を文字表示させる。
ところで、タイマ42は使用可能期間データDがEEPROM41に登録されてからの時間を計時している。マイコン37は、タイマ42による計時時間Txと、登録した使用可能期間データDの車両使用可能期間Taとを逐次比較する。ここで、例えばオーナが車両1を使用する場合には、オーナは定期的に自宅に帰ることから、自宅に帰った時点で使用可能期間データDが更新されることになり、その分だけ車両1を使用できる期間が延びて、通常通りに車両1を使用可能である。
一方、電子キー3が自宅から盗まれ、そのキーで車両1も盗まれてしまう場合も考えられる。この場合、車両1は長らく自宅に戻されない状態となり、通常であれば自宅に車両1が戻れば使用可能期間データDが更新されるが、この処理が行われなくなる。従って、使用可能期間データDが更新されず、タイマ42による計時時間Txが使用可能期間データDの車両使用可能期間Taを超える(Tx>Taが成立する)状態となる。このとき、マイコン37は車両使用を制限すべき(即ち、車両1が盗難された)と判断して、イモビECU15及びアラームECU18に車両使用制限信号Sltを出力する。
イモビECU15は車両使用制限信号Sltを入力すると車両使用制限状態となり、エンジンECU17に対しエンジン始動信号を出力しない状態となる。従って、イモビECU15が車両使用制限状態のときに、エンジン6をかけようとしてエンジンスイッチ23を操作してもエンジン6が始動せず、盗難者はその盗難車両に見切りをつけることになり、盗難車両を発見できる確率が高くなる。また、エンジン6が稼働している最中に計時時間Txが車両使用可能期間Taを超える場合には、エンジン6が一旦停止した後にエンジン6が始動しない状態となる。
アラームECU18は、車両1に搭載されたアラーム45を報知制御するもので、例えば車載ランプを点灯したまま降車しようとしたり、電子キーを室内に置き忘れたりしたときなどにアラーム45を報知させる。アラームECU18は車両使用制限信号Sltを入力すると、その時点でアラーム45を報知させる。従って、盗難者に対し警告を行うことが可能となり、盗難者が盗難車両に見切りをつける可能性が高くなって、盗難車両の発見確率の向上に寄与する。
さて、自宅側通信ユニット26は通信相手を探すためにサーチ信号Sshを常時出力している。自宅側通信ユニット26のサーチ信号Sshの通信エリアE3内に車両1が入り込んでいる状態では、自宅側通信ユニット26と車両側通信ユニット27とが組をなすものであれば、自宅側通信ユニット26から発信される制限付きパスワード信号Spaを車両側通信ユニット27が受信する。そして、制限付きパスワード信号Spa内の使用可能期間データDが、その更新期限を反映しつつ車両側通信ユニット27のEEPROM41、即ち車両1に登録される。
従って、この制限付きパスワード信号Spaを定期的に受信すれば、自由に車両1を利用することが可能となる。ところで、オーナであれば車両1で出掛けても定期的に自宅に戻ってくるので、使用可能期間データDが更新期限にあればその度に使用可能期間データDが更新され、不自由することなく車両1を動すことが可能である。また、車両1が自宅側通信ユニット26の通信エリアE3内に入れば、使用可能期間データDが車両1に登録されるので、この種の使用可能期間データDの登録が自動で行え、この登録作業が面倒に思えるようなことはない。
また、車両1が盗難された場合を考えてみると、盗難者は車両1を盗難した後に、再び車両オーナの自宅に戻ってくるようなことはしない。従って、暫くの間はその盗難車両を動かせるものの、そのうち使用可能期間データDの使用期限が過ぎて車両使用制限が働き、車両1のエンジン6が始動しなくなったり、アラーム45が鳴ったりする。このため、盗難者は盗難車両に見切りをつけて手放すことになり、盗難車両がオーナの手元に戻ってくる確率が高くなる。
この実施形態によれば、以下に記載の効果を得ることができる。
(1)また、車両1が自宅側通信ユニット26の通信エリアE3内に入れば、自宅側通信ユニット26と車両側通信ユニット27とが組をなしていることを条件に、使用可能期間データDが車両1に登録される。従って、この種の使用可能期間データDの登録が自動で行え、この登録作業が面倒とならずに済む。また、定期的に自宅24に帰るという習慣的な行動の中で使用可能期間データDが登録されるので、使用可能期間データDの登録忘れも生じ難くなる。
(2)自宅側通信ユニット26が通信相手(即ち、車両側通信ユニット27)を常時探した状態であるので、車両1が自宅24に到着すれば直ぐに自宅側通信ユニット26と車両側通信ユニット27との間で通信が確立することになる。ここで、例えばエンジン6が動いているときにのみ車両側通信ユニット27が動作可能で、かつ車両側通信ユニット27が通信相手を探す構成にすると、通信確立する前にエンジン6を切ってしまった場合、使用可能期間データDが車両1に登録されない不具合も生じ得る。しかし、本例のように自宅側通信ユニット26が通信相手を常時探す構成であれば、使用可能期間データDが車両1に登録されないような不具合が生じ難くなる。
(3)車両側通信ユニット27が自宅側通信ユニット26から制限付きパスワード信号Spaを受信したとき、既に車両1に登録された使用可能期間データDが更新期限にあれば、そのとき受信した使用可能期間データDが新たに書き込まれてデータ更新が行われる。従って、使用可能期間データDが逐次後進されるので、オーナであれば継続して車両1を使用することができる。また、この更新も自動で行われるので、データ更新作業が面倒とならずに済む。
(4)車両側通信ユニット27がパスワードPa,Pbの照合及び使用可能期間データDの更新判定の両方を行うので、自宅側通信ユニット26が通信時に行う処理内容を少なくすることができ、ひいては自宅側通信ユニット26を安価に提供することができる。
(5)無線LANは一般的に普及している通信方式の中で通信速度が速いので、自宅側通信ユニット26と車両側通信ユニット27との間の通信方式に無線LANを用いれば、自宅側通信ユニット26と車両側通信ユニット27との通信を速やかに確立することができる。
(6)車両1で長期旅行に出掛ける場合には、使用可能期間データDの車両使用可能期間Taを長目に設定すれば対処することができる。
なお、本実施形態は前記構成に限らず、以下の態様に変更してもよい。
・ パスワードPa,Pbの照合及び使用可能期間データDの更新判定の両方が、車両側通信ユニット27で行われることに限定されない。例えば、図3に示すように車両1が自宅側通信ユニット26の通信エリアE3内に入り込み、車両側通信ユニット27がアンテナ36aを介してサーチ信号Sshを受信すると、車両側通信ユニット27がそれに応答して自身のパスワードPbを乗せたパスワード信号Sxをアンテナ36aから発信する。自宅側通信ユニット26がパスワード信号Sxを受信すると、そのパスワードPbと自身のパスワードPaとを照合し、一致すれば使用可能期間データDを乗せた制限信号Syをアンテナ29aから発信する。
車両側通信ユニット27は制限信号Syをアンテナ36aで受信し、既に使用可能期間データDを登録しているのであればそれの更新期限を調べ、既に登録した使用可能期間データDが更新期限にあるときには新たに受信した使用可能期間データDをEEPROM41に登録する。この場合、パスワード照合が自宅側通信ユニット26で行われるので、車両側通信ユニット27は通信時に実行する処理内容が少なく済むことになり、車両側通信ユニット27で実施すべきプログラム量を少なくすることができる。
・ 自宅側通信ユニット26と車両側通信ユニット27との間の通信については以下の方法を採用してもよい。例えば、図4に示すように車両1が自宅側通信ユニット26の通信エリアE3内に入り込み、車両側通信ユニット27がアンテナ36aを介してサーチ信号Sshを受信したとする。このとき、車両側通信ユニット27がそれに応答して自身のパスワードPaと、既にEEPROM41に登録された使用可能期間データD(登録日時も含む)とを乗せた登録情報信号Szをアンテナ36aから発信する。
自宅側通信ユニット26が登録情報信号Szを受信すると、そのパスワードPbと自身のパスワードPaとを照合する。パスワード照合が一致すると、自宅側通信ユニット26は受信した使用可能期間データDの車両1への登録日時を読み取り、その登録日時から例えば1日以上経過していれば、使用可能期間データDを更新すべきと判断し、新たな使用可能期間データDを制限信号Syに乗せて発信する。車両側通信ユニット27は制限信号Syをアンテナ36aで受信すると、その使用可能期間データDをEEPROM41に上書き登録する。この場合、通信時に車両側通信ユニット27で実施すべきプログラム量を一層少なくできる。
・ 自宅側通信ユニット26と車両側通信ユニット27との間のパスワード照合は必ずしも必要としない。即ち、図5に示すように自宅側通信ユニット26と車両側通信ユニット27との間で通信が確立した時点で、車両側通信ユニット27から通信確立の旨の信号を発信し、自宅側通信ユニット26がその信号に応答して、使用可能期間データDを乗せた登録情報信号Szを発信する。そして、車両側通信ユニット27が登録情報信号Szを受信すると、例えば両者の機種コード一致を条件にその使用可能期間データDをEEPROM41に登録する。この場合も、使用可能期間データDの車両1への登録に際し、手間を無くすことができる。
・ 自宅側通信ユニット26がサーチ信号Sshを常時発信して常に相手を探した状態としたが、これに限らず、車両側通信ユニット27が常に通信相手を探した状態であってもよい。または、タイマにより現在時間を計時し、所定時間(例えば6時〜24時)の間でサーチ信号Sshを発信するように、時間を決めて信号発信する構成でもよい。さらには、発信開始時間(例えば6時)を決めて、使用可能期間データDの登録が完了したことを条件にサーチ信号Ssh発信を停止してもよい。このように、信号発信の期間を決めれば、信号を常時発信する場合に比べて電力消費が少なく済む。
・ 車両使用の制限は、エンジン6が始動できない状態になることに限らず、例えばステアリングロック5が解錠されない状態としてもよいし、所定時間の間でエンジン6がかからない状態となるようにしてもよい。
・ 車両1の使用に制限を加えるか否かの判定は、車両の使用許可を時間で見る方法に限らず、走行距離で見てもよい。即ち、自由に車両1を使用できる走行可能距離、即ち車両走行可能距離データをEEPROM41に登録しておき、それを用いて制限判定を行ってもよい。
・ 使用可能期間データDの登録先は車両側通信ユニット27のEEPROM41に限らず、予め車両1内にあるメモリとしてもよい。
・ 使用可能期間データDのEEPROM41への登録が完了したとき、車載の表示画面44にのそ旨が表示されるが、この表示は文字表示に限らず、アラーム45で音声により報知してもよい。
・ 無線通信は無線LAN(IEEE802.11b等)に限らず、ブルートゥース(R)、ホームアールエフ(R)、赤外線通信等の他の無線通信形式を採用してもよい。
・ 別例を含めた全ての実施形態において、パスワードPa,Pbを車両のIDコードに置き換えてもよい。
・ 自宅側通信ユニット26は、車両オーナの自宅24に設置されることに限らず、オフィスや工場などの他の建物に設置してもよい。
・ 使用可能期間データDの更新は登録日時から1日を過ぎたら行うこととしたが、これに限らず、使用可能期間データDの車両使用可能期間Taに合わせて例えば10時間、3日、1週間等としてもよい。
・ 本例の電子キーシステム2は使用可能期間データDの更新機能を備えているが、必ずしもこの機能を備える必要はなく、車両側通信ユニット27が使用可能期間データDを受信する度に、受信した使用可能期間データDを毎回上書き登録してもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(1)車両の使用を制限する制限情報を無線で発信する外部通信装置と、前記外部通信装置との間で無線通信が可能であり、前記外部通信装置と通信が確立した際に前記無線を介して前記制限情報を受信可能な車両側通信装置とを備え、前記車両側通信装置が受信した前記制限情報を前記車両に登録する登録手段と、前記登録手段が登録した前記制限情報に基づき、車両使用を制限すべきと判断したときに前記車両を使用制限状態にする制御手段とを備えたことを特徴とする車両使用制限システム。
(2)請求項1〜のいずれかにおいて、前記使用制限状態とは、エンジン始動が許可されない状態、報知装置による報知が行われた状態、所定時間の間でエンジン始動が許可されない状態のいずれかである。
(3)請求項1において、前記車両側通信装置は、所定エリア内への信号発信を常時行って、通信相手となるべき前記外部通信装置を常に探した状態である。
(4)請求項1〜3のいずれかにおいて、前記外部通信装置は前記認証手段を備え、前記車両側通信装置は前記登録手段及び制御手段を備えた構成であって、前記外部通信装置と前記車両側通信装置との間で通信が確立すると前記車両側通信装置が前記認証情報を発信し、該認証情報を前記外部通信装置が受信すると前記認証手段が前記認証情報の照合を行い、前記認証情報が前記車両側通信装置及び外部通信装置の間で一致すれば前記外部通信装置が前記制限情報を発信し、該制限情報を前記車両側通信装置が受信すると前記登録手段が前記制限情報を前記車両に登録する。
(5)請求項1〜3又は技術的思想(4)において、前記車両側通信装置は、前記登録手段及び制御手段の他に、前記更新手段を備えている。
(6)請求項2又は3において、前記外部通信装置は前記認証手段及び更新手段を備え、前記車両側通信装置は前記登録手段及び制御手段を備えた構成であって、前記外部通信装置と前記車両側通信装置との間で通信が確立すると前記車両側通信装置が前記認証情報を発信するとともに、既に前記車両に登録した前記制限情報があればそれも発信し、該識別信号及び制限情報を前記外部通信装置が受信すると前記認証手段が前記認証情報の照合を行うとともに前記更新手段が前記制限情報の更新期限を判定し、前記車両側通信装置及び外部通信装置の間で前記認証情報が一致しつつ前記制限情報が更新期限にあれば前記外部通信装置が新たな前記制限情報を前記無線で発信し、該制限情報を前記車両側通信装置が受信すると前記登録手段が新たな前記制限情報を前記車両に登録する。
一実施形態における電子キーシステムの概要を示す平面図。 電子キーシステムの電気構成を示すブロック図。 別例における電子キーシステムの概略構成を示す構成図。 他の別例における電子キーシステムの概略構成を示す構成図。 他の別例における電子キーシステムの概略構成を示す構成図。
符号の説明
1…車両、26…外部通信装置としての自宅側通信ユニット、27…車両側通信装置としての車両側通信ユニット、30、37…認証手段、登録手段、制御手段及び更新手段を構成するマイコン、29…車両外無線通信手段を構成する自宅側通信モジュール、29a…車両外無線通信手段を構成するアンテナ、36…車両側無線通信手段を構成する車両側通信モジュール、36a…車両側無線通信手段を構成するアンテナ、D…制限情報としての使用可能期間データ、Pa,Pb…認証情報としてのパスワード、E3…通信エリア。

Claims (5)

  1. 住宅に設置されるとともに、車両の使用を制限する制限情報を無線で発信する外部通信装置と、
    前記外部通信装置との間で無線通信が可能であり、前記外部通信装置と通信が確立した際に前記無線を介して前記制限情報を受信可能な車両側通信装置とを備え、
    前記外部通信装置及び車両側通信装置の間で一方から他方に前記無線で発信された装置固有の認証情報を照合して、前記外部通信装置及び車両側通信装置が組をなすものか否かを判断する認証手段と、
    前記認証情報が前記外部通信装置及び車両側通信装置の間で一致したと前記認証手段が判断したことを条件に、前記車両側通信装置で受信した前記制限情報を車両に登録する登録手段と、
    前記登録手段が登録した前記制限情報に基づき、車両使用を制限すべきと判断したときに前記車両を使用制限状態にする制御手段とを備え、
    前記外部通信装置は、通信エリア内への信号発信を常時行って、通信相手となるべき前記車両側通信装置を常に探した状態をとり、
    前記車両側通信装置は、前記認証手段、登録手段及び制御手段を備えた構成であって、
    前記外部通信装置と前記車両側通信装置との間で通信が確立すると前記車両側通信装置がデータ要求の旨の指令を前記無線で発信し、該指令を前記外部通信装置が受信すると当該外部通信装置が前記認証情報及び制限情報を発信し、該認証情報及び制限情報を前記車両側通信装置が受信すると前記認証手段が前記認証情報の照合を行い、前記認証情報が前記車両側通信装置及び外部通信装置の間で一致すれば前記登録手段が前記制限情報を前記車両に登録し、
    前記外部通信装置は、前記住宅に設置された小型汎用コンピュータに接続され、
    前記認証情報及び前記制限情報は、前記小型汎用コンピュータを使用して設定又は変更可能であることを特徴とする車両使用制限システム。
  2. 前記外部通信装置及び車両側通信装置の間で通信が確立したとき、既に前記車両に登録された前記制限情報と、新たに登録すべき制限情報との間で比較を行い、既に登録された前記制限情報が更新期限にある際には、新たな前記制限情報を前記車両に登録することによって前記制限情報を更新する更新手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の車両使用制限システム。
  3. 前記外部通信装置は、信号を屋外にまで届く強さで送信することにより、前記通信エリアを前記住宅の屋外周辺に形成することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両使用制限システム。
  4. 通信エリア内への信号発信を常時行って通信相手を常に探した状態をとるとともに、住宅に設置された外部通信装置と無線通信が可能な車両側通信装置であって、
    車両使用を制限する制限情報を発信可能な前記外部通信装置との間で無線により通信を行う車両側無線通信手段と、
    前記外部通信装置からの装置固有の認証情報を前記車両側無線通信手段で受信すると、当該認証情報を照合して、前記外部通信装置及び車両側通信装置が組みをなすものか否かを判断する認証手段と、
    前記認証情報が前記外部通信装置及び車両側通信装置の間で一致したと前記認証手段が判断したことを条件に、前記外部通信装置から発信されて前記車両側無線通信手段にて受信した前記制限情報を車両側に登録する登録手段と、
    前記登録手段が登録した前記制限情報に基づき、車両使用を制限すべきと判断したときに前記車両を使用制限状態にする制御手段とを備え
    前記認識情報及び前記制限情報は、前記住宅において前記外部通信装置に接続された小型汎用コンピュータを使用して設定又は変更可能であることを特徴とする車両側通信装置。
  5. 通信エリア内への信号発信を常時行って通信相手を常に探した状態をとるとともに、住宅に設置された外部通信装置であって、
    車両に搭載された車両側通信装置との間で無線により通信を行う車両外無線通信手段と、
    前記車両側通信装置からデータ要求の旨の指令を受信すると、装置固有の認証情報と、車両使用を制限する制限情報とを、前記車両外無線通信手段から発信させる制御手段とを備え、
    前記車両外無線通信手段から発信された前記認証情報を前記車両側通信装置が受信すると、当該認証情報が前記車両側通信装置によって認証され、当該認証が一致すると、前記車両外無線通信手段から発信された前記制限情報が車両側通信装置によって前記車両に登録され、その登録された前記制限情報に基づき車両使用を制限すべきと前記車両により判断されると、前記車両が使用制限状態に入り、
    自身は、前記住宅に設置された小型汎用コンピュータに接続され、
    前認証情報及び前記制限情報は、前記小型汎用コンピュータを使用して設定又は変更可能であることを特徴とする外部通信装置。
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