JP2002331913A - 制御方法、受信システム、制御システムおよびプログラム - Google Patents
制御方法、受信システム、制御システムおよびプログラムInfo
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Abstract
提供する。 【解決手段】 車101に受信システム104、制御コ
ンピュータ112およびエンジン113を備える。受信
システム104は、放送局103からの解除信号の放送
を受信することで、動作稼動期限を設定し、動作稼動期
限内のエンジン113の起動を許可し、動作稼動期限満
了後のエンジン113の起動を禁止する。車101の盗
難が行われた際には、解除信号の放送を停止し、新たな
動作稼動期限の設定を行わせず、動作稼動期限満了後に
おけるエンジン113の起動を禁止する。
Description
ラムの稼動を制御する技術に関する。本発明は、例え
ば、車両の盗難を防止する技術、コンピュータ機器の盗
難を防止する技術、レンタル機器の盗難を防止する技
術、レンタル機器の使用期間超過に対応する技術、コン
ピュータソフトウェアの使用期限を管理する技術等に利
用できる。
難行為が行われた段階で車両からある種の電波信号を発
信させ、関係機関(警備会社や管理会社)に通報するシ
ステムが知られている。このシステムでは、盗難時にド
アのカギがこじ開けられたり、不正にキー操作が行われ
たりすることを検出する仕組みとなっている(従来技術
1)。
停止させる技術も知られている。例えば、特開平6−3
2203号公報には、盗難された自動車に対して、強制
的に停車させるための信号電波を送信する技術について
記載されている(従来技術2)。
を知らせるための電波信号の発信が行えないようにする
ことで、盗難が発覚しないようにすることができる。例
えば、盗難しようとする車両に取り付けられている送信
用アンテナの配線を切断する、送信用アンテナを壊す、
送信装置を外す、送信装置を壊す、盗難信号と同じ周波
数で妨害電波を発信する、といったことを行うことで所
定の電波信号が関係機関に届かないようにし、システム
が動作しないようにできる。盗難時に盗難防止のための
システムが動作しないと、盗難後において、盗難車を不
正に使用する、盗難車を遠隔地に移送する、盗難車を転
売する、といったことが行われてしまう。
た」という情報が関係機関に届かないようすることが容
易であり、盗難を防止する効果には限界があった。
が車両側で受信できないようにすることで、システムが
動作しないようにできる。例えば、受信アンテナを外す
あるいは壊す、受信アンテナへの配線を切断する、妨害
電波を流す、といったことで、システムが動作しないよ
うにできる。この場合も盗難を行った犯人は、盗難車を
不正に使用する、盗難車を遠隔地に移送する、盗難車を
転売する、といったことが行えてしまう。
を防止するシステムが正常に動作しないよう細工するこ
とが犯人によって比較的容易に行えてしまう。そのた
め、盗難抑止効果に限界があった。
テムをより複雑にする、車両に取り付ける発信アンテナ
や受信アンテナを秘匿する、といったことが考えられ
る。しかし、それでは高コスト化してしまう。また、上
述した欠点が基本的に解決される訳ではないので、根本
的な解決にはならない。何より妨害電波の使用に対して
は無力である。
難犯がシステムの動作を停止あるいは無効にしないよう
にするために、盗難防止システムを備えていることを秘
匿する必要があった。即ち、盗難防止システムを備えて
いることが盗難を行おうとする者に判ってしまうと、上
述したシステムの動作を阻害する行為が行われてしまう
ので、盗難防止システムの搭載を不明にしておき、盗難
時にシステムが正常に動作するようにしておく必要があ
った。
るにしても、盗難を防止する効果は小さい。即ち、一見
して盗難防止システムを備えていることが判らないの
で、盗難を行おうとする者に対して、盗難行為を思いと
どませる効果は小さい。そして盗難行為が行われてしま
うことで、一時的にせよ車がなくなることによる不便、
盗難にともなうカギや備品の破損、盗難にともなう車の
破損や傷み、盗難車が遠方で発見された場合の輸送代の
負担、といった問題が発生してしまう。
る。本発明の目的は、盗難防止システムの動作を妨害す
ることが困難で、従って搭載を秘匿する必要がなく盗難
抑制効果の高い車両盗難防止技術を提供することにあ
る。また、本発明の目的は、低コストで得られる車両盗
難防止技術を提供することにある。さらに本発明の目的
は、車両以外の各種装置の盗難を防止できる技術を提供
することにある。
すれば、以下の通りである。即ち、本発明は、解除信号
を受信するステップと、前記解除信号の受信を契機とし
て装置またはプログラムの動作稼動期限を設定するステ
ップと、現在時刻が前記動作稼動期限内にあるかを判断
する第1判断ステップと、前記第1判断ステップの判断
が真ならば前記装置またはプログラムの再起動または動
作を許可するステップと、を含む制御方法であることを
要旨とする。
信することで、装置又はプログラム側で動作稼動期限が
繰り返し設定され続け、装置またはプログラムの再起動
または動作が行える状態が維持される。そして、解除信
号が受信できなくなることで、動作稼動期限の設定が行
なわれなくなり、所定の時間が経過した段階で動作稼動
期限が満了する。この発明によれば、例えば装置の盗難
が判明した時点で解除信号の放送が停止されることで、
装置の稼動動作期限の新たな設定が行なわれなくなり、
動作稼動期限の満了後に装置の動作を制限できる。ま
た、解除信号の送信が停止されなくても、解除信号が受
信できないように受信アンテナを壊す、妨害電波を使用
する、といった行為が行われた場合には、動作稼動期限
の新たな設定が行なわれなくなり、動作稼動期限の満了
後に装置の動作が自動的に制限される。この場合、解除
信号の「解除」という意味は、装置の動作が制限される
状態を解除するという意味になる。なお、本発明におい
て、動作稼動期限の時点は、動作稼動期限内として扱
う。
ップの判断が偽ならば前記装置の再起動または動作を禁
止するステップをさらに含んでも良い。この場合、動作
稼動期限の終了後に装置またはプログラムの再起動また
は動作が禁止される。
ップの判断が偽ならば前記動作稼動期限からの経過時間
を計測するステップと、前記経過時間が所定の期間を超
えているかを判断する第2判断ステップと、前記第2判
断ステップの判断が真ならば前記装置の再起動または動
作を禁止するステップと、をさらに含んでいてもよい。
も所定の経過時間内であれば、装置の再起動または動作
は禁止されない。この動作により、例えば何らかの理由
により解除信号を受信できなかった場合に即座に装置の
再起動や動作が禁止されてしまう事態を避けることがで
きる。例えば、山間部や地下等の解除信号が受信しづら
い場所に装置を移動した場合に、所定の経過時間内での
装置の動作が保証される。
断ステップの判断が偽ならば前記動作稼動期限からの経
過時間を計測するステップと、前記経過時間が所定の期
間を超えているかを判断する第2判断ステップと、前記
第2判断ステップの判断が真ならば前記装置がアイドリ
ング状態、待機状態または停止状態にあるかを判断する
第3判断ステップと、前記第3判断ステップの判断が真
ならば前記装置の動作を禁止するステップと、をさらに
含んでいてもよい。
っても所定の経過時間内であって、さらに装置がアイド
リング状態、待機状態または停止状態になければ装置の
動作は禁止されない。この動作により、例えば盗難され
た車両が走行中に急に停止してしまう等の危険性が排除
できる。なお、アイドリング状態というのは、自動車等
の輸送機器において、動力であるエンジンを動かしてい
る状態ではあるが、エンジン本来の主目的である輸送機
器を動かす駆動力の発揮は行われていない状態をいう。
待機状態というのは、パーソナル・コンピュータ等で主
電源はONであるが、使用されていない状態、あるいは主
電源がONであり、すぐに利用できる前段階の状態のこと
をいう。
号を受信するステップは、放送波を受信するステップ
と、前記放送波中から前記装置またはプログラム内に記
録された解除コードに一致する信号を選択するステップ
と、をさらに含んでいてもよい。
放送波中に含まれる信号と自身で保持している解除コー
ドとを比較し、放送波中に該当する解除信号があった場
合にそれを選択する。この構成では、装置またはプログ
ラム側で必要とされる解除信号を装置またはプログラム
側で選択し認識するので、放送波に異なる種類の信号や
異なる多数の解除信号を含ませることが可能となる。こ
のことは、対象とする装置やプログラムの数が多い場合
や他の目的の放送波を利用する場合に有利となる。ま
た、放送局は一方的に放送を行うだけでよいので、複雑
な通信システムを採用する必要がなく、全体のシステム
をシンプルに、そして低コスト化できる。なお、解除コ
ードは、装置であれば、装置内における所定の記録領域
に記録される。例えば、適当なメモリ素子に記録され
る。
は、第1暗号キーによって暗号化されたものであり、第
2暗号キーによって前記暗号化された信号を復号化する
ステップをさらに含んでいてもよい。
プログラムに記録された固有の秘密鍵とすれば、解除信
号の解読が各装置またはプログラム側でしか行えないの
で、解除信号が第三者に盗用される可能性を低減でき
る。なお、第1暗号キーは、公開暗号鍵方式の暗号化で
第2暗号キーとペアの関係になる公開暗号鍵である。
部または全部は放送毎に異なり、過去同一の解除信号を
受信しているかを判断するステップをさらに含んでいて
もよい。この場合、同じ解除信号の再受信は無効にでき
る。よって第三者が一定期間の放送内容を記録しそれを
繰り返して放送することで放送が継続されているかのよ
うに装う手口を無効にできる。こうして、ネットワーク
のラッキング手法の一つであるリプレイアタックのよう
な手法に対する耐性が得られる。
はプログラムの動作稼動期限を設定させるステップと、
前記放送を繰り返し、前記動作稼動期限の設定を繰り返
し更新させるステップと、前記装置またはプログラムの
起動または動作を禁止させるために前記放送を停止する
ステップと、を有する制御方法であることを要旨とす
る。
除信号を放送し続けることで、装置またはプログラムの
動作稼動期限を次々と更新し続け、装置またはプログラ
ムの動作や使用を継続させることができる。そして、何
らかの理由により、装置またはプログラムの起動または
動作を禁止させたい場合には、解除信号の放送を停止す
ることで、動作稼動期限の設定を以後行わせず、動作稼
動期限が満了した後に装置またはプログラムの起動また
は動作を禁止できる。例えば、装置の盗難が判明した段
階で解除信号の放送を停止することで、動作稼動期限の
再更新を行わせず、動作稼動期限満了後の装置の起動ま
たは動作を禁止できる。
特定多数に対して行えるので、対象となる装置やプログ
ラムのそれぞれに対応して個別に専用回線を用意する必
要がなく、システムの構築及び維持運営に必要なコスト
を低くできる。
いはプログラムとして把握することも可能である。
に好適なものとなる。即ち、盗難防止のための登録され
た車両に対して、所定の間隔あるいはタイミングで解除
信号を商業放送等の周波数帯を用いて放送し、車両側で
は放送を受信するたびに新たに動作稼動期限を設定し直
す。盗難が行われなければ、動作稼動期限の設定が更新
され続け(新たに設定し直され続け)、車両の使用に際
して何ら変化は生じない。盗難が発覚した場合には、放
送が停止され、その後の新たな動作稼動期限の設定が行
なわれなくなる。そして、動作稼動期限の満了後に車両
の起動や動作が禁止され、車両の利用が制限される。ま
た、車両に搭載された受信アンテナを取り外す、妨害電
波を発信する、といった行為が行われた場合にも新たな
動作稼動期限の設定が行なわれなくなり、動作稼動期限
の満了後に車両の起動や動作が禁止され、車両の利用が
制限される。
て所定の動作を行うものであれば、特に限定されない。
具体的には、自動車、自動二輪車、バス、トラック、ク
レーン車やシャベルカーといった工作車両、船舶、航空
機、スノーモービル、水上バイク、携帯電話、コンピュ
ータ、電子情報端末、テレビ受像機等の家電製品が挙げ
られる。また、動作稼動期限が設定されるプログラムと
しては、上述した装置を制御するためのプログラム、ゲ
ームのプログラム、音楽や映像を再生あるいは編集する
ためのプログラムが挙げられる。
に基づいて詳細に説明する。ただし、本発明は多くの異
なる態様で実施することが可能であり、本実施の形態の
記載内容に限定して解釈すべきではない。なお、実施の
形態の全体を通して同じ要素には同じ番号を付するもの
とする。
の形態である盗難防止システムの全体構成の一例を示す
図である。図2は、前記盗難防止システムの動作の一例
を示すフローチャートである。図3は、解除信号の暗号
化および復号化手順の一例を示す図である。
止の対象とする財産である。車101の一例として、個
人所有の自家用車、法人所有の営業車が挙げられる。な
お、ここでは盗難防止対象の財産として車を例示する
が、これには限られない。管理機関102は、車101
を登録しそれが稼動可能な状態にあるかを管理する機関
である。一例として、盗難防止システムを運用する管理
会社や警備会社、車両の販売会社、公的な管理機関が挙
げられる。放送局103は、稼動可能な状態にある車1
01の解除信号を放送する施設である。放送局103と
しては、中波帯や極短波帯の商業放送局、適当な周波数
帯を使用した専用の放送設備、携帯電話やPHSの送信
設備、衛星放送の放送設備、ITS(intelligent tran
sport systems)の放送設備、ブルートゥース規格の放
送設備等が一例として挙げられる。なお、ここでは、管
理機関102と放送局103とを分けて示しているが、
同一組織により運営されていてもよい。
コンピュータ112とエンジン113を含む。受信シス
テム104は、放送局103から解除信号を受信し、受
信システム104に記録された解除コードとの一致を判
断して車101の稼動制限を解除する機能を持つ。制御
コンピュータ112は車101の全体を制御する。エン
ジン113は車101の動力である。
号部106、メモリ107、解除信号選択部108、メ
モリ109、動作稼動期限設定部110およびエンジン
起動許可部111を含む。受信部105は放送局103
からの電波を受信する機能を有し、通常のラジオ受信装
置と同様の構成を含む。復号部106は、受信部105
で受信された解除信号をメモリ107に記録された秘密
鍵で復号する。解除信号選択部108は、メモリ109
に記録された解除コードと復号化された信号とを比較
(照合)し、放送波中に含まれている解除信号を選択す
る。動作稼動期限設定部110は、解除信号選択部10
8で解除所信号が選択された時に動作稼動期限を設定す
る。エンジン起動許可部111は、エンジン113の起
動を許可または禁止する処理を行う。制御コンピュータ
112は、車101のエンジン113の動作を制御する
ためのもので、エンジン113の起動を行う機能を含
む。
機能が処理される構成でもよいし、専用回路で構成され
ていてもよい。また、機能別にハードウェアで構成され
たもとソフトウェアで構成されたものを組み合わせても
良い。
載されていてもよいし、ユニットとして後付けしてもよ
い。また、受信部105として、車に搭載されている商
業放送受信用の受信装置やITS等に対応する受信装置
を利用してもよい。この場合、受信部105以外の構成
を含むユニットを後付けすればよい。
号化および復号化の仕組みについて図3を用いて説明す
る。まず車101の所有者が、管理機関102に車の登
録を行う。この際、受信システム104の製造番号(ま
たは管理番号)を管理機関102に届け出る。受信シス
テム104の製造番号と、動作稼動期限の設定に必用な
解除コード(このコードを信号化したものが解除信号と
なる)と、このコードの暗号化に必要な公開暗号鍵は、
管理機関102、他の管理機関または受信システムの製
造会社で管理されている。管理機関102は、受信シス
テム104の製造番号を知ることで、解除信号の基とな
る解除コードと、この解除コードの暗号化に必用な公開
暗号鍵を入手する。
送局103に解除信号の放送を依頼する。この際、管理
機関102は放送局103に、受信システム104に固
有の解除コードと公開暗号鍵を伝える。放送局103
は、この公開暗号鍵によって受信システム104への解
除信号を暗号化して放送する。この解除信号は、受信シ
ステム104が内蔵した秘密鍵でしか復号できないよう
になっている。公開暗号鍵も秘密鍵も各受信システム1
04に固有のものである。車101が多数登録されてい
る場合には、放送局103からそれぞれの車に対応した
解除信号が次々と放送される。
時、夜の9時、未明の3時、といった所定のタイミング
で繰り返し放送される。この放送のタイミングは一定間
隔でなくてもよい。また、この放送のタイミングは、管
理機関102または放送局103で適宜決めればよい。
ら放送された解除信号の処理の流れを詳細に説明する。
放送局103からの放送は、受信部105で受信される
(ステップ201)。受信部105受信された放送波に
含まれる信号は、受信システム104内に導かれる。復
号部106では、メモリ107に記録された秘密鍵によ
って、放送波中に含まれる信号に対して復号化処理が行
われる。放送波中に受信システム104での稼動更新期
限の設定に必要な解除信号が含まれている場合、この解
除信号は復号部106で復号化される(ステップ20
2)。解除信号選択部108では、メモリ109に記録
された解除コードと復号部106からの出力信号とを比
較し、解除コードに一致する信号を選択する(ステップ
203)。解除信号選択部108で解除信号が選択され
たら、動作稼動期限設定部110において、動作稼動期
限の設定を行う(ステップ204)。なお、放送波中に
受信システム104での稼動更新期限の設定に必要な解
除信号が含まれていない場合、復号部106からの出力
は、受信システム104に関係のない文字列となる。こ
の場合、解除信号選択部108で解除信号は選択されな
い(ステップ203)。
と、所定の時間が経過した時点で動作稼動期限が満了す
る(ステップ205)。また、放送を受信していても放
送波中に解除信号が含まれていなければ、解除信号選択
部108において解除信号の選択(ステップ203)が
行われず、やはり所定の時間が経過した時点で動作稼動
期限が満了する(ステップ205)。
を含む放送波を受信部105において受信し、ステップ
201〜204の処理を繰り返した場合、動作稼動期限
は更新される。そして解除信号の受信が次々と行われ、
この一連の動作が繰り返されることで、常に動作稼動期
限内である状態が保たれる。
期限内であるかどうか、言い換えると動作稼動期限が設
定されている状態かどうかの判断(ステップ206)を
常に行う。現在時刻(エンジン起動許可部111が判断
を行おうとする時点)が、動作稼動期限内であれば、エ
ンジン起動許可部111は、エンジン113の起動を許
可する処理(ステップ207)を行う。また、現在時刻
が、動作稼動期限を過ぎていれば、エンジン起動許可部
111は、エンジン113の起動を禁止する処理(ステ
ップ208)を行う。
3の起動を行おうとする行為、即ちエンジンキーが回さ
れたこと(ステップ209)を検出すると、エンジン起
動許可部111にエンジン起動許可の問い合わせを行
い、エンジン113の起動の可否を判断する(ステップ
210)。この際、動作稼動期限設定部110におい
て、エンジン113の起動を許可する処理(ステップ2
07)が行われていれば、制御コンピュータ112で
は、エンジン113の起動を行う(ステップ211)。
また、エンジン起動許可部111において、エンジン1
13の起動を禁止する処理(ステップ208)が行われ
ていれば、制御コンピュータ112では、エンジン11
3の起動を行わない(ステップ212)。この場合、エ
ンジンは起動できない。なお、制御コンピュータ112
から、エンジン起動許可部111へのエンジン起動許可
の問い合わせにおいて、エンジン起動許可の処理(ステ
ップ207)またはエンジン起動禁止の処理(ステップ
208)の両方が確認できない場合は、エンジン起動禁
止の処理(ステップ208)が行われているものと制御
コンピュータ112は判断する。
るいは所有者は、管理機関102に盗難届を出す。車1
01の盗難届を受理した管理機関102は、放送局10
3に該当する解除信号の放送停止を依頼する。こうして
車101の盗難が判明した後に放送局103からの解除
信号の放送が停止される。この結果、受信システム10
4では解除信号が受信できなくなり(ステップ20
1)、動作稼動期限設定部110では新たな動作稼動期
限が設定されず、ある時点で動作稼動期限が満了する
(ステップ205)。動作稼動期限が満了すると、エン
ジン起動許可部111において、現在時刻が動作稼動期
限内であるかの判断が偽と判断され(ステップ20
6)、エンジン113の起動を禁止する処理(ステップ
208)が行われる。この結果、エンジン113を起動
しようとしても制御コンピュータ112において、エン
ジン起動の判断を偽と判断(ステップ210)し、エン
ジン113の起動はできない(ステップ212)。即
ち、一旦エンジン113を停止させると、再びエンジン
113を動かすことができなくなる。
ば、車101が盗難されても盗難届が管理機関102に
出されれば、動作稼動期限が満了した後において、車1
01はエンジン113の停止後の再起動が行えなくな
る。こうして盗難後の車101の使用が制限される。
受信システム104のアンテナを外した場合も同様の結
果が生じる。即ちこの場合、受信システム104では、
放送を受信できなくなるので、新たな動作稼動期限の設
定が行われず、動作稼動期限が満了した後にエンジン1
13の起動ができなくなる。同様に妨害電波を使用した
場合も解除電波信号が受信できなくなるので、動作稼動
期限の設定が行なわれず、動作稼動期限が満了した後に
エンジン113の起動ができなくなる。
ステムの動作を妨害しようとして、受信システム104
を破壊あるいは取り外す行為に及んだ場合は、エンジン
113の起動ができない。これは、制御コンピュータ1
12からエンジン起動許可部111へエンジン起動開始
許可の問い合わせを行った際に、エンジン起動許可の処
理(ステップ207)またはエンジン起動禁止の処理
(ステップ208)の両方が確認できない場合は、エン
ジン起動禁止の処理(ステップ207)が行われている
ものと制御コンピュータ112で判断するようにしてな
いるからである。
盗難を行おうとする者にとっては、車101を盗難して
も盗難届が出されればエンジン113の停止後にエンジ
ン113の起動が行えないので、盗難後に車101を利
用することに不都合が生じる。また転売することも困難
となる。また遠隔地に輸送することも困難となる。
げることができないので、盗難防止システムの動作を阻
害することもできない。従って、本実施形態で示した盗
難防止システムの採用は、盗難を行おうとする者にとっ
て、盗難を思いとどまらせる大きな抑制効果を発揮す
る。なお、この大きな盗難抑制効果を発揮させるために
も本実施の形態で示す盗難防止システムを採用した旨を
ステッカー等により車に表示しておくことが有効とな
る。
送等と同様に不特定多数に対する放送によって、解除信
号を対象とする個々の車に送信している。このシステム
では、放送局側は一方的に放送を行えばよいので、維持
管理コストを小さくできる。また、車毎に個別に回線を
設定する必要がないので、システムを構築するのに必要
なコストを低くできる。また、利用者のコスト負担も少
なくて済む。また、対象となる車の数が増えてもコスト
の増加が小さい。また、対象となる車101の登録や登
録解除も簡単に行える。
終了後における措置として、エンジン113の一旦停止
後における再起動を禁止している。これは、車101の
走行中にエンジン113を強制的に停止することは、後
続車の追突といった交通事故の発生を招く危険性がある
ことに配慮したためである。しかし、エンジン113の
動作を強制的に禁止することもできる。この場合は、所
定の警告を出した後にさらに時間をおいてエンジンを強
制的に停止させるようにすればよい。
する他の方法として、エンジンキーを差込めなくする、
エンジンキーを回せなくする、アクセルを踏めなくす
る、ハンドルをロックする、ギアがパーキングやニュー
トラルにロックする、といった設定を採用してもよい。
をより強く防止するために、公開暗号鍵と復号化のため
の秘密鍵を各車固有のものとした。しかし、より簡略化
して、複数の車で一つのキーを共有する方法もある。ま
た、全ての車で共通なものとする方法もある。また、最
も簡略化した方法として暗号化を行わない方法もある。
一例について説明したが、車を他の装置に置き換えるこ
とも可能である。また、装置ではなくコンピュータで実
行可能なプログラムに置き換えることも可能である。こ
の場合、プログラム内に受信システム104、制御コン
ピュータ112に対応する機能が含まれたものを用い、
プログラム全体またはその一部の起動の可否を制御すれ
ばよい。
稼動期限の終了後に間をおかずエンジンの起動を禁止処
理する場合の例を説明した。本実施形態では、動作稼動
期限が満了した後に所定の猶予時間を設定し、この猶予
時間を経過した後でないとエンジンの起動が禁止されな
い例を示す。本実施形態のシステムの構成は図1に示し
たものと同じである。また、暗号化および復号化の方法
は図3に示すものと同じである。
間(猶予時間)をおいてエンジンの起動禁止処理が行わ
れる一例を示すフローチャート図である。本実施形態に
おいて、解除信号を含む放送を定期的に受信し、定期的
に動作稼動期限の設定が行なわれている場合は、実施形
態1の場合と同じ動作が行われる。以下図1、図3およ
び図4を用いて説明を行う。
(ステップ201)、動作稼動期限が満了した場合(ス
テップ205)、エンジン起動許可部111では、動作
稼動期限内であるかの判断を偽と判断する(ステップ2
06)。そしてさらにエンジン起動許可部111では、
現在時刻が動作稼動期限の満了後から所定の時間経過し
ているかを判断する(ステップ213)。現在時刻が動
作稼動期限の満了後から所定の時間経過していない場
合、即ちステップ213での判断が偽ならば、エンジン
起動許可部111において、エンジン起動許可の処理が
行われる(ステップ207)。
の時間経過している場合、即ちステップ213での判断
が真ならば、エンジン起動許可部111において、エン
ジン起動禁止の処理が行われる(ステップ208)。
ステム104が動作稼動期限内に解除信号を受信できな
くても、所定の猶予期間内であれば、エンジン113の
起動が行える。なお、所定の猶予期間内に解除信号が受
信できれば、新たに動作稼動期限が設定される。
形態2の構成において、さらに、エンジンがアイドリン
グ状態または停止状態であることをエンジン起動許可部
111で判断し、その場合にエンジンの動作自体を禁止
する例である。
間をおいて、さらにエンジン113がアイドリング状態
または停止している条件において、エンジンの動作禁止
処理が行われる例を示すフローチャート図である。
1に示すものと同じである。また、暗号化の仕組みは図
3に示すものと同じである。以下、図1、図3および図
5を用いて説明を行う。
続け、動作稼動期限の設定が定期的に行なわれている場
合は、実施形態1の場合と同じ動作が行われる。
05)、エンジン起動許可部111において、現在時刻
が動作稼動期限内であるかの判断が偽と判断され(ステ
ップ206)、さらにその時刻が動作稼動期限から所定
時間を超えているかが判断される(ステップ213)。
作稼動期限は満了したが、動作稼動期限から所定の時間
経過する前であれば、エンジン起動許可部111におい
て、エンジン動作許可の処理が行われる(ステップ20
7)。即ち、エンジン113の動作は制限されない。
作稼動期限が満了し、さらに動作稼動期限から所定の時
間経過した後である場合、さらにエンジン起動許可部1
11において、エンジンがアイドリングまたは停止状態
であるかの判断が行われる(ステップ214)。
ンジン起動許可部111は、エンジン動作許可の処理を
行う。即ち、動作稼動期限が満了し、さらに満了後所定
経過時間が経過した後であるが、エンジン113がアイ
ドリングまたは停止状態にない場合(エンジンが動作し
ている場合)、エンジン起動許可部111は、エンジン
動作許可の処理を行う。この場合、例えば運転中である
車101のエンジン113が強制的に停止するようなこ
とはない。
ンジン起動許可部111は、エンジン動作禁止の処理を
行う。即ち、動作稼動期限が満了し、さらに満了後所定
経過時間が経過した後で、さらにエンジン113がアイ
ドリングまたは停止状態にある場合、エンジン起動許可
部111は、エンジン動作禁止の処理を行う(ステップ
208)。この場合は、エンジン113がアイドリング
状態であればエンジン113は強制的に停止される。ま
た、エンジン113が停止状態であれば起動が行えな
い。
グ状態の車を強制的にエンジン停止とできるので、実施
形態2で得られる優位性に加えて、盗難防止効果をより
高くできる。
解除信号の一部を放送毎に異ならせ、受信側で過去同一
の解除信号を受信しているかを判断する例である。図6
は、解除信号の一部を放送毎に異ならせる場合の例を説
明する図である。なおシステムの全体構成は、図1に示
すものと同じである。
造番号に対応した解除コードが管理機関102、製造会
社または所定の機関において管理されている。
管理機関102に盗難防止システムへの加入届けを提出
する。この際、車101の利用者または所有者は、受信
システムの製造番号を管理機関102に届け出る。管理
機関102は受信システム104の製造番号から対応す
る解除コードを確認する。
解除コード及び解除コードへのシリアル番号の付加方法
を放送局103に指示する。放送局103は放送毎に解
除コードにシリアル番号を付加し、解除信号として放送
する。シリアル番号の付加は、放送毎に「00000
1」、「000002」というように異なる符合を解除
コードに付加することで行う。
放送を受信し、それを解除信号選択部108で処理す
る。なお、本実施形態では解除信号は暗号化されていな
いので、復号部106は利用されない。解除信号選択部
108では、まず解除コード部分を認識し、放送中にメ
モリ109に記録している自身の解除コードが含まれて
いるかを判断する。メモリ109に記録している自身の
解除コードを含む信号が放送中にあると判断されたら、
さらにそれを過去に受信しているかを判断する。この判
断は、メモリ109に記録された過去に受信された解除
信号と比較することで行われる。ここで、解除コードを
含む信号であっても過去に受信されていると判断されれ
ば、解除信号として選択されず、動作稼動期限設定部1
10において稼動動作期限は設定されない。また、解除
コードを含む信号であって、過去に受信されていないと
判断されれば、解除信号として選択され、動作稼動期限
設定部110において稼動動作期限が設定される。ま
た、この解除信号は、メモリ109に新たに受信された
解除信号として記録される。なお、過去同一の解除信号
の受信を行っているかの判断は、上述したタイミングに
限定されるものではない。
方法として、解除コードに時間要素に関係する数列を付
加してもよい。また、時間要素や放送回数に関連しない
数列を付加しても良い。たとえば同一の数列が抽出され
る確率が極めて少ない乱数で数列を発生させても良い。
また、数列に限らず単なる符号でも良い。要するに過去
に放送された解除信号と同一の信号が後に放送された時
にこれを無効にする手法であれば特に制限されない。
解除信号はワンタイムパスワードと同様に高度なセキュ
リティを実現できる。例えば、第三者が放送を記録しそ
れを再放送しても解除信号として機能させることを無効
にできる。なお、本実施の形態において、エンジン起動
許可部111の動作に関しては、実施形態1〜実施形態
3に示す動作のいずれをも採用することができる。ま
た、実施形態1〜3に示した暗号化手法に本実施形態を
組み合わせても良い。
に異ならせても良い。例えば解除コードが「1234
5」であり、放送時間が日に4回で0300時(1回目
の放送)、0900時(2回目の放送)、1500時
(3回目の放送)、2100時(4回目の放送)である
とする。放送局103では、1回目の放送は解除コード
「12345」と放送時間に関する要素「300」とを
足し合わせた値「12645」を解除信号として放送す
る。2回目の放送は、数列「12345」から放送時間
に関する要素「900」を差し引いた値「11445」
を放送する。3回目の放送は、数列「12345」に放
送時間に関する要素「1500」を足し合わせた値「1
3845」を放送する。4回目の放送は、数列「123
45」から放送時間に関する要素「2100」を差し引
いた値「10245」を放送する。
において、受信部105で受信された放送信号をメモリ
107に記録された上記処理方法を逆に辿る方法で処理
する。放送波中に解除信号が含まれていれば、復号部1
06において解除信号「12345」が復号化される。
解除信号選択部108では、メモリ109に記録された
解除コード「12345」と復号部106で処理された
結果とを比較し、一致したものがあれば、解除コード
「12345」として選択する。解除信号選択部108
において、解除コード「12345」が選択されること
で、動作稼動期限設定部110で動作稼動期限が設定さ
れる。
を利用してレンタル車両の貸し出し管理を行う例に関す
る。レンタル車両には、レンタル期間の終了後にそのま
ま乗り逃げる場合を考えて盗難保険がかけられるのが通
例である。この場合、レンタル料金は、この盗難保険の
掛け金を含んだものとして設定される。
の一例を説明する図である。レンタル車両120として
は、自動車、自動二輪車、バス、トラック、およびクレ
ーンやシャベルカーといった工作車両が挙げられる。
ルシステムについて説明する。本実施形態で例示するレ
ンタル車両は、実施形態1で示した車101と同じであ
る。即ち、車101と同じ受信システム104、制御コ
ンピュータ112およびエンジン113を含んでいる。
また、受信システム104、制御コンピュータ112お
よびエンジン113相互の関係も実施形態1で説明した
ものと同じである。
120の受信システム104で必用とされる解除コード
と、このコードの暗号化に必要な公開暗号鍵を管理す
る。車両レンタル会社121では、車両120の貸し出
しを行う際、放送局103に解除信号の放送を依頼す
る。この際、受信システム104に固有な解除コードを
上記公開暗号鍵を放送局103に伝え、放送局103で
は、解除コードを公開暗号鍵で暗号化して解除信号を作
りそれを放送する。放送局103としては、実施形態1
で説明したように多様なものが利用できる。
り返し行う。レンタル車両120の動作稼動期限は、任
意に設定される。
5で受信された放送は、復号部106において処理され
る。受信部105で受信された放送波の中に解除信号が
含まれていると、メモリ107に記録されている秘密鍵
によってそれが復号化される。解除信号選択部108で
は、復号部106で処理された信号とメモリ109に記
録している解除コードとを比較し、目的とする解除信号
を選択する。解除信号選択部108で解除信号が選択さ
れると、動作稼動期限設定部110で動作稼動期限が設
定される。動作稼動期限が設定されるとその期限内では
エンジン113の起動が許可される。
20で定期的に解除信号が受信されていれば、動作稼動
期限の設定が次々と行われ、動作稼動期限が満了するこ
とはない。この場合は、レンタル車両120の使用を制
限するようなことは起こらない。
20が返却されない場合、車両レンタル会社121は、
放送局103に解除信号の放送中止を依頼し、放送を停
止させる。なお、事故や渋滞等のやむを得ない理由によ
り期限までに返却ができない旨の連絡があった場合は、
この限りではない。
限設定部110で動作稼動期限の設定が行なわれず、所
定の時間が経過した後に稼動動作期限が満了する。稼動
動作期限が満了すると、その後はエンジン起動許可部1
11でエンジン113の起動禁止の処理が行われ、それ
以後のエンジンの起動が行えなくなる。
間を24時間とし、稼動動作期限の設定をレンタルの開
始から24時間後とし、解除信号の放送を6時間おきに
行うとする。また、解除信号の放送は、レンタル開始時
なるべく速やかに行われるものとする。
信できなくてもレンタル車両120の使用に支障はでな
い。即ち、エンジンの起動が制限されることはない。仮
にレンタル車両120が期限内に返却されない場合、車
両レンタル会社121は、放送局103に解除信号の放
送停止を依頼し、解除信号の放送を停止させる。する
と、解除信号の放送停止から24時間が経過した後にレ
ンタル車両120はエンジンが起動できなくなる。
逃げし、盗難しようとしても、レンタル車両の継続的な
使用が困難となる。従って、この仕組みがよく知られて
いれば、レンタル車両の盗難が抑制される。そして、レ
ンタル車両の盗難率を低下させることができ、レンタル
車両の料金を下げることができる。
エリアを特定の地域に限定すれば、レンタル車両の使用
をその特定の地域内のみに制限することができる。
トや水上バイク等の船舶、航空機、スノーモービル、発
電機、工作機械が挙げられる。また、エンジン起動許可
部111の動作方法として、実施形態2または3に示す
方法を採用してもよい。また、解除信号の取り扱い方法
として、実施形態4の方法を採用してもよい。
通信機能付きの情報処理端末に適用した場合の例であ
る。例えば、観光地等で通信機能を備えた携帯型の情報
処理端末を貸し出し、旅行者への各種情報の提供、位置
確認サービスの提供を行うシステムがある。このサービ
スを実施する場合、貸し出した情報処理端末を確実に回
収することが必要となる。本実施の形態は、貸し出した
情報処理端末が返却されず、持ち去られないようにする
ためのシステムに関する。
去られることを防止するシステムの一例を説明する図で
ある。図9は、情報処理端末124内で行われる処理手
順の一例を示すフローチャート図である。
処理端末124を利用者に貸し出す。また、情報サービ
ス会社122は、携帯電話サービス会社123を通じて
各種の情報サービスを利用者に提供し、それは情報処理
端末124で利用される。情報サービスとしては、観光
値の案内情報、交通機関の案内情報の表示や検索、宿泊
施設やレストランの予約や問い合わせ、地理情報の検索
情報等がある。
の情報処理端末124を利用者に貸し出すと共に携帯電
話サービス会社123に貸し出した情報処理端末124
に固有の解除信号の放送を依頼する。解除信号は、情報
処理端末124に固有の解除コードを情報処理端末12
4に固有の公開暗号鍵によって暗号化したものが放送さ
れる。解除信号の放送は、他の実施形態の場合と同様に
所定のタイミングでもって行われる。
報処理端末124では、内部に記憶した秘密鍵によって
暗号を復号化(ステップ302)し、さらに内部に記憶
した解除コードとの比較によって解除信号を選択(ステ
ップ303)し、動作稼動期限の設定を行う(ステップ
304)。ステップ306では動作稼動期限内であるか
が判断される。ステップ306での判断結果が真であれ
ば、動作許可の処理(ステップ307)が行われ、情報
処理端末124の動作は許可される。即ち、情報処理端
末124の使用が行える。ステップ306での判断結果
が偽であれば、動作禁止の処理(ステップ308)が行
われ、情報処理端末124の動作は禁止される。即ち、
情報処理端末124の電源が強制的にOFFとなる。あ
るいはONにできなくなる。
理端末124の動作は制限されないが、動作稼動期限を
過ぎていれば情報処理端末124は自動的にONからO
FFとなる。また、OFF状態からONにできなくな
る。
間の契約で情報処理端末124を利用者に貸し、解除信
号の放送を5時間毎に行い、動作稼動期限を貸し出し時
から24時間後と設定したとする。
までは、携帯電話サービス会社123から5時間おきに
解除信号の放送が繰り返し行われる。この間、情報処理
端末124側で連続して4回以上の受信失敗がなけれ
ば、貸し出し契約期間中における動作稼動期限の期限切
れは生じない。そして、動作稼動期限が途切れなけれ
ば、情報処理端末124の使用に何ら支障はでない。
から48時間後に返却されなかった場合、情報サービス
会社122は、携帯電話サービス会社123に解除信号
の放送を停止させる。解除信号の放送が停止されると、
最後に解除信号を受信してから24時間が経過した後
に、情報処理端末124は、強制的に電源がOFFにな
る。または、OFF状態からON状態にならなくなる。
こうして、貸し出し期間を超過した情報処理端末124
は、所定の時間が経過した段階で使用できなくなる。
4が盗難にあった場合も、解除電波信号の放送を停止す
ることで、同様に情報処理端末124を使用できなくで
きる。
報処理端末124を返却せずに不正に使おうとしても、
上述したようにその使用が制限されるので、情報処理端
末124の盗難行為が抑制される。
理端末124を貸し出すこともできる。この場合、解除
電波信号を放送する地域をその地域に限定する。こうす
ると、貸し出された情報処理端末124が当該地域外に
持ち出された場合、解除電波信号が受信できなくなり、
所定の時間が経過した段階で動作稼動期限が満了し、情
報処理端末124の電源は自動的に切れる。または電源
がONにできなくなる。従って、予めこの点を貸し出す
相手によく説明しておけば、契約地域外での不正使用が
抑制される。
情報処理端末124の電源のON/OFFを制御する方
法を説明した。他に、動作稼動期限によって、情報処理
端末124内に記録されたプログラムの起動の可否を制
御してもよい。また、情報処理端末124が回線経由で
利用できるプログラムの起動の可否を制御してもよい。
例に挙げて説明したが、携帯電話、PHS、GPSナビ
ゲーション受信装置または所定の電波信号を受信する機
能のあるコンピュータの貸し出しにおいても同様なサー
ビスが可能である。
説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更することが
可能である。
113の動作を所定に時間帯において禁止する設定とし
てもよい。例えば、クレーン車等の工作車両が通常夜間
に用いられることはないから、夜8時から明け方4時ま
では、動作稼動期限内であってもエンジンの起動を禁止
するようにしてもよい。この構成は、対象が工作車両以
外の装置であっても利用できる。例えば、レジャー用の
貸しボートのように通常は夜間の利用が行われない装置
を対象に利用することができる。
を警告する信号を装置側から発信させてもよい。この信
号は、例えば携帯電話やPHSで受信できるものとし、
それを装置の使用者や管理機関で受信することで、盗難
あるいは盗難が懸念される事態が発生したことを早期に
知ることができる。
機関からの呼び出し業務に利用することもできる。例え
ば、全て車に本発明のシステムを搭載し、通常は解除信
号の放送を全ての車に対して行う。交通違反を犯し、呼
び出しに応じない者には、その使用している車に対する
解除信号の放送を停止し、車の使用を制限する。
の放送電波が入感しにくい場所に限定的な放送を行う再
輻射装置を補助的に採用してもよい。例えば、車を地下
駐車場に長期間駐車させておいた場合に、解除信号の受
信ができず、車の起動ができなくなることが想定され
る。この事態を防ぐには、解除信号を電波状況の悪い空
間に再輻射する補助装置を用いればよい。
しない、あるいは到達しても弱くて実用にならない地下
駐車場130に再輻射装置135を配置した例である。
再輻射装置135は、放送局103からの放送電波を受
信する外部アンテナ131、外部アンテナ131からの
信号を増幅装置133に導く信号ケーブル132、地下
駐車場130内に放送局103からの放送電波を再輻射
する輻射アンテナ134を含んでいる。
置することで、駐車してある車101に放送局103か
ら放送されている解除信号を受信させることができ、車
101を長時間地下駐車場130に駐車させておいても
エンジンの起動が不可能になることを防止できる。再輻
射装置135は、地下駐車場以外に放送局103からの
放送が入感しにくい場所、例えば鉄筋コンクリート内の
駐車場、トンネル、山間部といった場所で利用すること
ができる。また、より簡易な再輻射装置として、増幅装
置を備えておらず、受信した高周波信号を再輻射するだ
けの構成であってもよい。
号として放送されるものに限定されず、有線で放送され
るものであってもよい。例えば、音楽やテレビ放送を行
うためのケーブル回線を利用した放送手段を利用でき
る。また、電話回線やインターネット回線も利用でき
る。
ものによって得られる効果は、以下の通りである。すな
わち、盗難防止システムの動作を妨害することが困難
で、従って搭載を秘匿する必要がなく盗難抑制効果の高
い車両盗難防止技術が提供される。また、システムを構
成するための設備が比較的低コストで得られるので、低
コストの車両盗難防止技術が提供される。また、車両以
外の各種装置の盗難を防止する技術が提供される。
全体構成の一例を示す図である。
ャートである。
す図である。
間)をおいてエンジンの起動禁止処理が行われる一例を
示すフローチャートである。
さらにエンジン113がアイドリング状態または停止し
ている条件において、エンジンの動作禁止処理が行われ
る一例を示すフローチャートである。
例を説明する図である。
する図である。
を防止するシステムの一例を説明する図である。
例を示すフローチャート図である。
駐車場130に再輻射装置135を配置した例を示す図
である。
4…受信システム、105…受信部、106…復号部、
107…メモリ、108…解除信号選択部、109…メ
モリ、110…動作稼動期限設定部、111…エンジン
起動許可部、112…制御コンピュータ、113…エン
ジン、120…レンタル車両、121…車両レンタル会
社、122…情報サービス会社、123…携帯電話サー
ビス会社、124…情報処理端末、130…地下駐車
場、131…外部アンテナ、132…信号ケーブル、1
33…増幅装置、134…輻射アンテナ、135…再輻
射装置。
Claims (22)
- 【請求項1】 解除信号を受信するステップと、 前記解除信号の受信を契機として装置またはプログラム
の動作稼動期限を設定するステップと、 現在時刻が前記動作稼動期限内にあるかを判断する第1
判断ステップと、 前記第1判断ステップの判断が真ならば前記装置または
プログラムの再起動または動作を許可するステップと、 を含む制御方法。 - 【請求項2】 前記第1判断ステップの判断が偽ならば
前記装置またはプログラムの再起動または動作を禁止す
るステップをさらに含む請求項1記載の制御方法。 - 【請求項3】 前記第1判断ステップの判断が偽ならば
前記動作稼動期限からの経過時間を計測するステップ
と、 前記経過時間が所定の期間を超えているかを判断する第
2判断ステップと、 前記第2判断ステップの判断が真ならば前記装置または
プログラムの再起動または動作を禁止するステップと、 をさらに含む請求項1記載の制御方法。 - 【請求項4】 前記第1判断ステップの判断が偽ならば
前記動作稼動期限からの経過時間を計測するステップ
と、 前記経過時間が所定の期間を超えているかを判断する第
2判断ステップと、 前記第2判断ステップの判断が真ならば前記装置または
プログラムがアイドリング状態、待機状態または停止状
態にあるかを判断する第3判断ステップと、 前記第3判断ステップの判断が真ならば前記装置または
プログラムの動作を禁止するステップと、 をさらに含む請求項1記載の制御方法。 - 【請求項5】 前記解除信号を受信するステップには、 放送波を受信するステップと、 前記放送波中から前記装置またはプログラム内に記録さ
れた解除コードに一致する信号を選択するステップと、 を含む請求項1記載の制御方法。 - 【請求項6】 前記解除信号は、第1暗号キーによって
暗号化されたものであり、 第2暗号キーによって前記暗号化された信号を復号化す
るステップをさらに含む請求項1記載の制御方法。 - 【請求項7】 前記解除信号の一部または全部は放送毎
に異なり、 過去同一の解除信号を受信しているかを判断するステッ
プをさらに含む請求項1記載の制御方法。 - 【請求項8】 前記装置が輸送機器である請求項1記載
の制御方法。 - 【請求項9】 解除信号の受信を契機として動作稼動期
限を設定する手段と、 現在時刻が前記動作稼動期限内であるかを判断する第1
判断手段と、 前記第1判断手段における判断が真ならば装置またはプ
ログラムの再起動または動作を許可する手段と、 を含む制御システム。 - 【請求項10】 前記第1判断手段における判断が偽な
らば前記装置またはプログラムの再起動または動作を禁
止する手段をさらに含む請求項9記載の制御システム。 - 【請求項11】 前記第1判断手段における判断が偽な
らば前記動作稼動期限からの経過時間を計測する手段
と、 前記経過時間が所定の期間を超えているかを判断する第
2判断手段と、 前記第2判断手段における判断が真ならば前記装置また
はプログラムの再起動または動作を禁止する手段と、 をさらに含む請求項9記載の制御システム。 - 【請求項12】 前記第1判断手段における判断が偽な
らば前記動作稼動期限からの経過時間を計測する手段
と、 前記経過時間が所定の期間を超えているかを判断する第
2判断手段と、 前記第2判断手段における判断が真ならば前記装置また
はプログラムがアイドリング状態、待機状態または停止
状態にあるかを判断する第3判断手段と、 前記第3判断手段の判断が真ならば前記装置またはプロ
グラムの動作を禁止する手段と、 をさらに含む請求項9記載の制御システム。 - 【請求項13】 解除コードが記録された記録領域と、 放送波を受信する手段と、 前記放送波中から前記解除コードに一致する信号を選択
する手段と、 をさらに含む請求項9記載の制御システム。 - 【請求項14】 前記解除信号は、第1暗号キーによっ
て暗号化されたものであり、第2暗号キーによって前記
暗号化された信号を復号化する手段をさらに含む請求項
9記載の制御システム。 - 【請求項15】 前記解除信号の一部または全部は放送
毎に異なり、 過去同一の解除信号を受信しているかを判断する手段を
さらに含む請求項9記載の制御システム。 - 【請求項16】 前記装置は輸送機器である請求項9記
載の制御システム。 - 【請求項17】 装置またはプログラムの動作稼動期限
を設定するための解除信号を放送するステップと、 前記放送を繰り返すステップと、 前記装置またはプログラムの起動または動作を禁止させ
るために前記放送を停止するステップと、 を含む制御方法。 - 【請求項18】 前記解除信号の一部または全部を放送
毎に異ならせるステップをさらに含む請求項17記載の
制御方法。 - 【請求項19】 装置またはプログラムの動作稼動期限
を設定するための解除信号を放送する手段と、 前記放送を繰り返す手段と、 前記装置またはプログラムの起動または動作を禁止させ
るために前記放送を停止する手段と、 を含む制御システム。 - 【請求項20】 前記解除信号の一部または全部を放送
毎に異ならせる手段をさらに含む請求項19記載の制御
システム。 - 【請求項21】 コンピュータ実行可能なプログラムで
あって、 解除信号の受信を契機として装置または他のプログラム
の動作稼動期限を設定する機能と、 現在時刻が前記動作稼動期限内であるかを判断する機能
と、 前記判断する機能における判断が真ならば前記装置また
は他のプログラムの再起動または動作を許可する処理を
行う機能と、 をコンピュータに実現させるプログラム。 - 【請求項22】 コンピュータ実行可能なプログラムで
あって、 装置または他のプログラムにおける動作稼動期限を設定
するための解除信号を放送する機能と、 前記放送を繰り返し行う機能と、 前記装置または他のプログラムの起動または動作を停止
させるために前記放送を停止する機能と、 をコンピュータに実現させるプログラム。
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