JP3126342U - 主動救援請求盗難防止システム - Google Patents

Abstract

【課題】主動救援請求盗難防止システムの提供。
【解決手段】車両に盗難防止器と、各種検出器を取り付け、並びに無線通信装置を取り付ける。車両のエンジンが切られて車主が車を離れた状態で、検出器が異常状況発生を検出した時、異常信号を盗難防止器に送出する。該盗難防止器が連接線で無線通信装置に連接し、盗難防止器が上述の異常信号を受信した時、連接線を経由して制御信号を無線通信装置に送り、無線通信装置を自動起動させ、並びに主動的にダイアルして車主或いはコントロールセンターに通知し、車両に異常状況発生があることを通知し、車主に即時車両状態を掌握させる。
【選択図】図１

Description

本考案は一種の盗難防止システム及びその方法に係り、特に、機動車両に適用され、車両に異常状況が発生した時、主動的に救援請求を発生できる盗難防止システム及びその方法に関する。

周知のとおり、車主は愛車が窃盗に遇ったり意外な状況が発生するのを防止するため、通常車両用盗難防止器を取り付け、車主が車に不在である時、盗難防止器を起動して各種検出器により異常状況を検出できるようにする。

これにより車両に異常が発生し、例えば車両が侵入に遇う時、検出器が感知し並びに車両用盗難防止器をトリガする。伝統的な車両用盗難防止器の殆どは耳をつんざくブザー音により人の注意を引き、これにより泥棒を逃避させるか、或いは車主が盗難防止器のブザー音を聞いて迅速に停車場所に戻り、異常状況をチェックできるようにする。

しかし、伝統的な車両用盗難防止器のブザー機能は有効に窃盗行為を阻止できるが、ブザー音の届く範囲は有限であり、車主が盗難防止器の発生するブザー音を聴くことができるとは限らず、救援請求のタイミングを失うことがよくある。このほか、愛車がレッカー車に牽引される時、盗難防止器が不断に鳴っても、遠いところにいる車主は車両の異常状況に気づきにくかったり、或いは追跡できなかったりし、車主が停車場所に戻ってはじめて車が引っ張られたことに気づくことがある。このような多くの状況は、いずれも周知の盗難防止器が主動的に車主に通告する機能を具備せず、車両の安全に対して万全の保障を有して車主に即時通告できるわけではないことに因る。また周囲に対して騒音を発生する問題も有しており、理想的でなかった。

本考案の主要な目的は、一種の、主動救援請求盗難防止システム及びその方法を提供し、これにより車両に異常状況が発生した時、主動的に車主に通知して車主に即時車両状態を掌握させるようにすることにある。

請求項１の考案は、機動車両に取り付けられる主動救援請求盗難防止システムにおいて、無線通信装置と、
少なくとも一つの検出器であって、該機動車両の特定部位に取り付けられて、該機動車両のエンジン切断状態下で該特定部位に異常状況が発生したことを検出した時、異常信号を送出できる、上記少なくとも一つの検出器と、
盗難防止器であって、これら検出器に電気的に連接され、並びに連接線で該無線通信装置に電気的に連接され、該盗難防止器が上述の検出器の異常信号を受信した時、該連接線を経由して制御信号を該無線通信装置に伝送し、該無線通信装置を自動的に起動させ並びに主動的に車主の個人通信装置に機動車両に異常状況が発生したことを通知させ、そのうち該車主の個人通信装置は、ページャ、車主の家のファクシミリ、会社のファクシミリ、及び電子メールボックスのいずれかとされる、上記盗難防止器と、
を具え、
検出器がドア開閉検出器とされ、上記特定部位が車のドア周縁部位とされ、且つ異常状況がドアが開かれたことを指すか、
或いは、検出器がエンジンカバー開閉検出器とされ、上記特定部位がエンジンカバー周縁部位とされ、且つ異常状況がエンジンカバーが開かれたことを指すか、
或いは、検出器が後部トランク開閉検出器とされ、上記特定部位がトランク周縁部位とされ、且つ異常状況がエンジンカバーが開かれたことを指すか、
或いは、検出器が傾斜角度検出器とされ、且つ異常状況が機動車両の傾斜が所定の角度を超過したことを指すか、
或いは、検出器が空間検出器とされ、且つ上記特定部位が乗員室内部を指し、且つ異常状況が乗員室空間内部に物体移動が有ることを指すことを特徴とする、主動救援請求盗難防止システムとしている。
請求項２の考案は、請求項１に記載の主動救援請求盗難防止システムにおいて、無線通信装置がＧＳＭ無線電話とされたことを特徴とする、主動救援請求盗難防止システムとしている。
請求項３の考案は、請求項１に記載の主動救援請求盗難防止システムにおいて、ＧＰＳシステムを具え、該ＧＰＳシステムが機動車両の現在位置情報を提供し且つ該無線通信装置がこの現在位置情報を車主に無線伝送できることを特徴とする、主動救援請求盗難防止システムとしている。

総合すると、本考案は目的、手段及び機能のいずれにおいても周知の技術の特徴とは異なっており、主動救援請求盗難防止システム及びその方法の一大突破である。なお、以上の説明は、本考案を説明するために例示したものであり本考案の実施範囲を限定するものではなく、本考案に基づきなしうる細部の修飾或いは改変は、いずれも本考案の請求範囲に属するものとする。

本考案の主動救援請求盗難防止システムは機動車両に取り付けられ、無線通信装置、少なくとも一つの検出器、及び一つの盗難防止器を具えている。そのうち、検出器は機動車両の特定部位に取り付けられて、機動車両のエンジンが切られた状態で特定部位に異常状況が発生した時、異常信号を送出できる。盗難防止器はそれぞれ電気的に検出器に連接され、並びに連接線で電気的に無線通信装置に連接され、これにより盗難防止器が上述の検出器の異常信号を受信する時、連接線を経由して制御信号を無線通信装置に伝送し、無線通信装置を自動的に起動させ並びに車主にその機動車両に異常状況が発生したことを通知させる。

このほか、本考案はさらにＧＰＳシステムを具え、これは機動車両の現在位置情報を提供し、且つ無線通信装置が現在位置情報を車主に無線伝送する。そのうち、無線通信装置は主動的に車主の携帯電話にダイアルするか、或いは主動的にサービスセンターにダイアルし、さらにサービスセンターを経由して車主にその機動車両に異常状況が発生したことを通知し、主動告知の機能を達成する。

本考案を使用した主動救援請求盗難防止方法は以下のステップに依り実行される。即ち、
ステップＡ： 検出器が異常状況発生を検出した時、異常信号を送出する、
ステップＢ： 盗難防止器が異常信号を受信する時、連接線を経由して制御信号を無線通信装置に伝送する、
ステップＣ： 無線通信装置が制御信号を受信して自動起動する、
ステップＤ： 無線通信装置が車主にその機動車両の異常状況発生を主動通知する。
本考案は確実に増進された機能を有している。
図１のシステムブロック図、及び図２の動作フローチャートを共に参照されたい。本実施例の主動盗難防止救援請求システム２０は機動車両に取り付けられ、複数の検出器３０、一つの盗難防止器２１、一つの無線通信装置２５、及び一つのＧＰＳシステム２６で組成され、並びにバス２０１で連通している。

注意すべきは、本実施例の盗難防止器２１は連接線２１１で電気的に無線通信装置２５に連接され、車両が盗難防止モードに設定されている時、そのうち一つの検出器３０が異常の発生を検出し並びに異常信号を発生並びに送出する（ステップＳＡ）時、盗難防止器２１が該異常状況を受信し、並びに連接線２１１を透過して制御信号を無線通信装置２５に伝送し（ステップＳＢ）、該制御信号が無線通信装置２５の自動起動を促し（ステップＳＣ）並びに先に主動的に基地局と連接させ、並びに該無線通信装置２５を制御し主動的にサービスセンター１０（Ｃａｌｌ Ｃｅｎｔｅｒ）或いは車主携帯電話４０にダイアルさせ（ステップＳＤ）、車主に異常状況の発生を通知させる。

上述の無線通信装置２５はＧＳＭ（Ｇｌｏｂａｌ Ｓｙｓｔｅｍ ｆｏｒ Ｍｏｂｉｌｅ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎｓ）無線電話とされるか、或いはＧＰＰＳ（Ｇｅｎｅｒａｌ Ｐａｃｋｅｔ Ｒａｄｉｏ Ｓｅｒｖｉｃｅ）無線電話、或いはその他の等しい効果を有する無線通信装置とされる。且つＧＰＳシステム２６は機動車両の現在位置情報例えば経緯度座標を提供するのに用いられ、さらに無線通信装置２５を透過し現在位置情報が車主に無線伝送され、車主による車両追跡に供される。当然、任意の現在位置情報を提供できる他の装置を使用することも可能である。

各一つの検出器３０はいずれも異なる機能を有し、これによりそれぞれ機動車両の特定部位に取り付けられ、機動車両のエンジンが切られて車主が車を離れた状況で、各種の検出器３０がいずれもその請け負う特定部位に異常状況が発生したか否かを自動検出する。例えばドア開閉検出器３１はドア周辺部位に取り付けられて、ドアが開かれたか否かを検出し、もし開かれれば異常状況として表示する。エンジンカバー開閉検出器３２はエンジンカバー周縁部位に取り付けられてエンジンカバーが開かれたか否かを検出し、もし開かれれば異常状況として表示する。後部トランク開閉検出器３３はトランク周縁部位に取り付けられ、トランクが開かれたか否かを検出し、もし開かれれば異常状況として表示する。傾斜角度検出器３４は機動車両の適当な部位に取り付けられ、機動車両の傾斜が所定の角度を超過したか否かを検出し、例えば水平に対して１５°或いは２０°以上傾斜すると、通常車両がつり上げられたと判定し、これによりもし所定角度を超過すれば、異常状況と判断する。空間検出器３５は機動車両の乗員室（Ｐａｓｓｅｎｇｅｒ Ｒｏｏｍ）内部に取り付けられ、赤外線検出器、焦熱検出器等とされ、乗員室空間内部に物体移動があるかを検出し、もし物体移動或いは泥棒による侵入があれば、異常状況として表示する。

上述の検出器３０の検出した結果は、各種のフーリエ演算を用いて組み合わされ任意に結合され、更に確実に各種の以上状況を判断でき、誤判断による車主の迷惑の状況を減らす。且つ本実施例では５種類の検出器３０を例示しているが、当然必要に依り検出器３０の数量を減少したり、異なる検出器３０、例えばスモーク検出器、溢水検出器、温度検出器、を増設して盗難防止システム機能を増強することができる。

本実施例中、異常状況が発生した時、無線通信装置２５（ＧＳＭ無線電話）は主動的にサービスセンター１０にダイアルするのが好ましく、さらに、サービスセンター１０より車主携帯電話４０にダイアルしその機動車両に異常状況の発生があることを通知する。そのうち、サービスセンター１０のブロック構造は図３に示されるようであり、車の無線通信装置２５と連接された通信システム１１を具えているほか、コンピュータシステム１２を具えている。サービスセンター１０はダイアルし連接した無線通信装置２５を透過し、車内状況を監視するか、無線通信装置２５と連絡し、実際の車内の動態を追跡掌握する。これによりもし車主が車にいて不注意から検出器３０に接触しても、サービスセンター１０が車内と連絡時に、車主の身分を確認（例えばその暗号入力を要求する）した後、もとの警戒状態を解除する。しかし、もし確実に異常状況が発生した場合、例えば車両が窃盗に遇う時、サービスセンター１０は即刻車主携帯電話４０にダイアルして通知するか、或いはショートメッセージを伝送するか、或いはファクシミリで車主の家或いは会社のファクシミリに通知するか、或いは電子メールを発送するか、或いはサービス員が直接車主とコミュニケーションする方式により通知する。

上述の過程は、盗難防止器２１のマイクロプロセッサ２２（図１）が記憶装置２３（図１）内に保存された盗難防止器メインプログラム５０（図４）をキャプチャし並びに実行することにより達成される。盗難防止器メインプログラム５０は検出器起動処理プログラム５１を具え、随時各検出器３０を走査し、そのうちの一つの検出器３０が以上状況に感応して異常状況を代表する信号を発生する時、該検出器起動処理プログラム５１が受信確認後に制御信号を送出し連接線２１１を経由して無線通信装置２５（ＧＳＭ無線電話）を起動（或いは覚醒と称する）する。盗難防止器メインプログラム５０はさらに車主へのダイアル通知メインプログラム５２を具え、これにより無線通信装置２５が起動後に、さらに無線通信装置２５を制御してサービスセンター１０にダイアルする。

図４に示されるように、盗難防止器メインプログラム５０中にデータベース５３がビルトインされて車主通信データ５３１、機動車両コード／暗号５３２及び警告信号コード／情報５３３等のデータを保存する。無線通信装置２５がサービスセンター１０にダイアルし連接する時、同時に車主データ、車両コード、及び警告信号を伝送でき、サービスセンター１０が車両身分を判断し並びに確実に異常状況を掌握する。分かりやすいように、通常はこの車の無線通信装置２５の電話番号が車両番号とされ、ゆえに無線通信装置２５がサービスセンター１０に連接される時、サービスセンター１０が無線通信装置２５の伝送した呼出し表示番号により車両及び車主の身分を判断できるが、当然、車両のエンジンナンバーを車両コードとするか、或いは車販売者が自分で車両コードを定義することもできる。

車両に多くの検出器３０が取り付けられたことにより、異なる警告信号コードにより各検出器３０の検出した状況を区分する必要があり、例えば警告信号が「１」であれば、ドア開閉検出器３１の検出した異常を代表し、警告信号が「２」であれば、エンジンカバー開閉検出器３２の検出した異常を代表し、警告信号が「３」であれば、後部トランク開閉検出器３３の検出した異常を代表し、その他もこれにより類推されるようにする。こうしてサービスセンター１０が警告信号コードを受信した時に、迅速に異常の類型を判別し、並びに対応する道をとることができる。

盗難防止器メインプログラム５０のデータベース５３中に警告情報が保存されて、それ自身のディスプレイ２４に表示できるほか、該警告信号コードはまたサービスセンター１０に受信された後、直接各検出器３０の対応するショートメッセージに変換されて車主に通知され、例えば空間検出器３５が異常を検出すると、サービスセンター１０が「ここはサービスセンターです。貴方の車が侵入されました。迅速に行って検査してください。」との情報を車主に与える。そのうち、ショートメッセージは文字形態或いは音声形態とされうる。本実施例ではサービスセンター１０が車主携帯電話４０にダイアルして連接するが、車両の無線通信装置２５より直接車主携帯電話４０、家庭の電話、会社の電話、ページャ、或いはその他の車主に連絡できる電話にダイアルするか、或いはアラーム文字を車主のファクシミリ或いは電子メールボックスに伝送する方式も可能であり、サービスセンター１０の助けを必要としない。

最後に車主或いはサービスセンター１０が状況処理を行い、主動盗難防止救援請求システム２０に制御命令を受入れて実行することを要求し、例えばサービスセンター１０より命令を車両の無線通信装置２５に伝送し、並びにバス２０１を透過して関係する車両アクセサリに命令を下し、ドアをロックするか、アラームブザー音を発生して泥棒を威嚇するか、或いはＧＰＳシステム２６の車両位置情報を伝送し車主に車を追跡させる。

本考案は異常状況発生時に、無線通信装置２５を透過して主動的にサービスセンター１０或いは車主携帯電話４０にダイアルし救援請求を行い、これにより万全の車両の安全保障が行え、車主に即時愛車の状況を掌握させ、最も迅速で有効な防犯措置を行う。

本考案の好ましい実施例のシステムブロック図である。 本考案の好ましい実施例のフローチャートである。 本考案の好ましい実施例のサービスセンターのシステムブロック図である。 本考案の好ましい実施例の盗難防止器メインプログラムのプログラムブロック図である。

符号の説明

１０ サービスセンター ２０ 主動盗難防止救援請求システム
１１ 通信システム １２ コンピュータシステム ２０１ バス
２１ 盗難防止器 ２１１ 連接線
２２ マイクロプロセッサ ２３ 記憶装置
２４ ディスプレイ ２５ 無線通信装置
２６ ＧＰＳシステム ３０ 検出器
３１ ドア開閉検出器 ３２ エンジンカバー開閉検出器
３３ 後部トランク開閉検出器 ３４ 傾斜角度検出器
３５ 空間検出器 ４０ 車主携帯電話
５０ 盗難防止器メインプログラム ５１ 検出器起動処理プログラム
５２ 車主へのダイアル通知メインプログラム
５３ データベース ５３１ 車主通信データ
５３２ 機動車両コード／暗号 ５３３ 警告信号コード／情報

Claims (3)

1. 機動車両に取り付けられる主動救援請求盗難防止システムにおいて、無線通信装置と、
   少なくとも一つの検出器であって、該機動車両の特定部位に取り付けられて、該機動車両のエンジン切断状態下で該特定部位に異常状況が発生したことを検出した時、異常信号を送出できる、上記少なくとも一つの検出器と、
   盗難防止器であって、これら検出器に電気的に連接され、並びに連接線で該無線通信装置に電気的に連接され、該盗難防止器が上述の検出器の異常信号を受信した時、該連接線を経由して制御信号を該無線通信装置に伝送し、該無線通信装置を自動的に起動させ並びに主動的に車主の個人通信装置に機動車両に異常状況が発生したことを通知させ、そのうち該車主の個人通信装置は、ページャ、車主の家のファクシミリ、会社のファクシミリ、及び電子メールボックスのいずれかとされる、上記盗難防止器と、
   を具え、
   検出器がドア開閉検出器とされ、上記特定部位が車のドア周縁部位とされ、且つ異常状況がドアが開かれたことを指すか、
   或いは、検出器がエンジンカバー開閉検出器とされ、上記特定部位がエンジンカバー周縁部位とされ、且つ異常状況がエンジンカバーが開かれたことを指すか、
   或いは、検出器が後部トランク開閉検出器とされ、上記特定部位がトランク周縁部位とされ、且つ異常状況がエンジンカバーが開かれたことを指すか、
   或いは、検出器が傾斜角度検出器とされ、且つ異常状況が機動車両の傾斜が所定の角度を超過したことを指すか、
   或いは、検出器が空間検出器とされ、且つ上記特定部位が乗員室内部を指し、且つ異常状況が乗員室空間内部に物体移動が有ることを指すことを特徴とする、主動救援請求盗難防止システム。
2. 請求項１に記載の主動救援請求盗難防止システムにおいて、無線通信装置がＧＳＭ無線電話とされたことを特徴とする、主動救援請求盗難防止システム。
3. 請求項１に記載の主動救援請求盗難防止システムにおいて、ＧＰＳシステムを具え、該ＧＰＳシステムが機動車両の現在位置情報を提供し且つ該無線通信装置がこの現在位置情報を車主に無線伝送できることを特徴とする、主動救援請求盗難防止システム。
   

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