JP4338343B2 - 車両盗難防止装置、車両盗難防止方法、及び車両盗難防止プログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は車両盗難防止装置、車両盗難防止方法、及び車両盗難防止プログラムに関し、より詳細には、盗難車両を所有者の元に無事に返還することのできる車両盗難防止装置、車両盗難防止方法、及び車両盗難防止プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
日本では車両盗難、車中荒しなどの盗難事件は発生件数、発生率とも米国に比べて低いが増加の傾向にあり、社会問題となっている。そのため近年、車両盗難を防止するための車両盗難防止装置が種々考えられている。例えば、車両のドアロックが壊されたり、フロントウィンドガラス、リヤウィンドガラス、サイドウィンドガラスなどの窓ガラスが壊されたときに、サイレンなどの警報を鳴らしたり、ランプなどを光らせたりするものがある。
【0003】
このように、警報を鳴らしたり、ランプを光らせたりすることで、車両盗難が行われていることを周囲に知らしめることができるので、被害を最小限度に抑えることが可能になるものと思われる。
【0004】
しかしながら、周囲に誰もいなかったり、あるいは車両盗難を働こうとする者がサイレンが鳴っていることや、ランプが光っていることなどを全く気にしなければ、盗難防止の効果は何ら発揮されないこととなってしまう。
また、車両盗難というのは組織的に行われることが多く、そのため、盗難車両というのは非常に発見しにくい。従って、該車両が所有者の元に返還される確率は非常に低いのが現状と思われる。
【0005】
本発明は上記課題に鑑みなされたものであって、もし仮に車両盗難が生じたとしても、盗難車両を早期に確保することのできる車両盗難防止装置、車両盗難防止方法、及び車両盗難防止プログラムを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段及びその効果】
上記目的を達成するために本発明に係る車両盗難防止装置(1)は、車両に装備される車両盗難防止装置において、車両盗難の発生を検出する盗難発生検出手段からの信号に基づいて、前記車両の盗難が発生しているか否かを判断する第1の判断手段と、該第1の判断手段により前記車両の盗難が発生していると判断された場合に、前記車両の位置情報を検出する位置情報検出手段から得られる情報に基づいて、前記車両が予め設定された盗難車両の早期発見を実現する地点の付近に存在するか否かを判断する第2の判断手段と、該第2の判断手段により前記車両が前記地点の付近に存在すると判断された場合、前記車両が盗難車両であることを前記車両の周囲に知らせる告知を行う制御手段とを備え、前記車両の盗難が発生していると判断された場合であっても、前記車両が前記地点の付近へ到達するまでは、前記告知を行わないようになっていることを特徴としている。
【0007】
上記した車両盗難防止装置(1)によれば、車両盗難が発生しているときに、車両が予め設定された盗難車両の早期発見を実現する地点の付近(例えば、警察署の付近や、人の目につき易い場所など)に存在すると判断されると、前記車両が盗難車両であることを前記車両の周囲に知らせる制御(例えば、エンジンの停止や、ランプの点滅など)が行われる。
例えば、警察署の付近で盗難車両のエンジンを停止させることによって、警察官が前記盗難車両を容易に発見することができるようになるので、もし仮に車両盗難が生じたとしても、盗難車両を早期に確保することができる。
【0008】
また、本発明に係る車両盗難防止装置(2)は、車両に装備される車両盗難防止装置において、車両盗難の発生を検出する盗難発生検出手段からの信号に基づいて、前記車両の盗難が発生しているか否かを判断する第1の判断手段と、該第1の判断手段により前記車両の盗難が発生していると判断された場合に、予め設定された盗難車両の早期発見を実現する地点の付近に設置された送信機から局所的に送信される車両制御コードを受信したか否かを判断する第2の判断手段と、該第2の判断手段により前記車両制御コードを受信したと判断された場合、前記車両が盗難車両であることを前記車両の周囲に知らせる告知を行う制御手段とを備え、前記車両の盗難が発生していると判断された場合であっても、前記車両が前記地点の付近へ到達するまでは、前記告知を行わないようになっていることを特徴としている。
【0009】
上記した車両盗難防止装置(2)によれば、車両盗難が発生しているときに、予め設定された盗難車両の早期発見を実現する地点の付近(例えば、警察署や、海外輸送のために盗難車両の集まる可能性の高い船着き場など)に設置された送信機から局所的に送信されてくる車両制御コードを受信すると、車両が盗難車両であることを前記車両の周囲に知らせる制御(例えば、エンジンの停止や、ランプの点滅など)が行われる。
【0010】
例えば、前記送信機を盗難車両の集まる可能性の高い船着き場に設置しておくことによって、盗難車両が前記船着き場に入ってくると、前記盗難車両のエンジンを停止させたり、ランプを点滅させたりすることができる。
これにより、盗難車両の海外への輸送を阻止することができると共に、警察官などが盗難車両を容易に発見することができるようになるので、もし仮に車両盗難が生じたとしても、盗難車両を早期に確保することができる。
【0011】
また、本発明に係る車両盗難防止装置(3)は、車両に装備される車両盗難防止装置において、公衆回線を介して送信されてくる、呼出識別情報を含んだ呼出信号を受信する受信手段からの信号に基づいて、予め設定された盗難発生コードを受信したか否かを判断する第1の判断手段と、該第1の判断手段により前記盗難発生コードを受信したと判断された場合に、予め設定された盗難車両の早期発見を実現する地点の付近に設置された送信機から局所的に送信される車両制御コードを受信したか否かを判断する第2の判断手段と、該第2の判断手段により前記車両制御コードを受信したと判断された場合、前記車両が盗難車両であることを前記車両の周囲に知らせる告知を行う制御手段とを備え、前記車両の盗難が発生していると判断された場合であっても、前記車両が前記地点の付近へ到達するまでは、前記告知を行わないようになっていることを特徴としている。
【0012】
上記した車両盗難防止装置(3)によれば、公衆回線を介して送信されてくる、盗難発生コードを受信し、なおかつ予め設定された盗難車両の早期発見を実現する地点の付近(例えば、警察署や、海外輸送のために盗難車両の集まる可能性の高い船着き場など)に設置された送信機から局所的に送信されてくる車両制御コードを受信すると、車両が盗難車両であることを前記車両の周囲に知らせる制御(例えば、エンジンの停止や、ランプの点滅など)が行われる。
【0013】
例えば、車両の所有者が車両盗難に気づき、最寄りの電話機や携帯電話などを使って前記車両に搭載された受信手段(例えば、無線個別呼出サービスを利用するための受信機、いわゆるページャ端末)へ個別的に盗難発生コードを送信することによって、盗難車両を盗難発生モードに切り替えることができる。
【0014】
すなわち、盗難発生モードに切り替わっているときに、前記地点の付近に設置された送信機から局所的に送信されてくる前記車両制御コードを受信すると、車両が盗難車両であることを前記車両の周囲に知らせる制御が行われることとなるので、例えば、前記送信機を盗難車両の集まる可能性の高い船着き場などに設置しておくことによって、盗難車両の海外への輸送を阻止することができると共に、警察官などが盗難車両を容易に発見することができるようになるので、もし仮に車両盗難が生じたとしても、盗難車両を早期に確保することができる。
【0015】
また、本発明に係る車両盗難防止装置(4)は、車両に装備される車両盗難防止装置において、公衆回線を介して送信されてくる、呼出識別情報を含んだ呼出信号を受信する受信手段からの信号に基づいて、予め設定された盗難発生コードを受信したか否かを判断する第1の判断手段と、該第1の判断手段により前記盗難発生コードを受信したと判断された場合に、前記車両の位置情報を検出する位置情報検出手段から得られる情報に基づいて、前記車両が予め設定された盗難車両の早期発見を実現する地点の付近に存在するか否かを判断する第2の判断手段と、該第2の判断手段により前記車両が前記地点の付近に存在すると判断された場合、前記車両が盗難車両であることを前記車両の周囲に知らせる制御を行う制御手段とを備え、前記車両の盗難が発生していると判断された場合であっても、前記車両が前記地点の付近へ到達するまでは、前記告知を行わないようになっていることを特徴としている。
【0016】
上記した車両盗難防止装置(4)によれば、公衆回線を介して送信されてくる、盗難発生コードを受信し、なおかつ車両が予め設定された盗難車両の早期発見を実現する地点の付近(例えば、警察署の付近や、人の目につき易い場所など)に存在すると判断されると、前記車両が盗難車両であることを前記車両の周囲に知らせる制御(例えば、エンジンの停止や、ランプの点滅など)が行われる。
【0017】
例えば、車両の所有者が車両盗難に気づき、最寄りの電話機や携帯電話などを使って前記車両に搭載された受信手段(例えば、無線個別呼出サービスを利用するための受信機、いわゆるページャ端末)へ個別的に盗難発生コードを送信することによって、盗難車両を盗難発生モードに切り替えることができる。
【0018】
すなわち、盗難発生モードに切り替わっているときに、前記車両が前記地点の付近に存在すると判断されると、前記車両が盗難車両であることを前記車両の周囲に知らせる制御が行われることとなるので、例えば、盗難車両を警察署の付近でエンジンを停止させることによって、警察官が前記盗難車両を容易に発見することができるようになるので、もし仮に車両盗難が生じたとしても、盗難車両を早期に確保することができる。
【0019】
また、本発明に係る車両盗難防止装置(5)は、上記車両盗難防止装置(1)〜(4)のいずれかにおいて、前記制御手段が、前記車両を停止させて、前記車両が盗難車両であることを前記車両の周囲に知らせるものであり、前記制御手段による前記車両の停止が、前記車両の位置情報に基づいて、停止させることが好ましくない場所を避けて実行されることを特徴としている。
【0020】
ところで、盗難車両の海外への輸送を阻止したり、前記盗難車両を早期に発見し、確保するには前記盗難車両を停止させるといった方法が非常に効果的であるが、場所を選ばずに停止させてしまうと、周囲に危険が生じる虞がある。
上記した車両盗難防止装置(5)によれば、車両の走行位置情報に基づいて、停止させることが好ましくない場所を避けて前記車両を停止させることができるので、例えば、交差点の中や、急なカーブや、狭い道路などで前記車両を停止させてしまうといった事態が生じるのを回避することができる。
【0021】
また、本発明に係る車両盗難防止装置(6)は、上記車両盗難防止装置(1)〜(5)のいずれかにおいて、前記制御手段が、前記車両を停止させて、前記車両が盗難車両であることを前記車両の周囲に知らせるものであり、前記制御手段による前記車両の停止が、前記車両の速度情報に基づいて、前記車両の速度を考慮に入れて実行されることを特徴としている。
【0022】
例えば、車両を停止させる方法としては、フューエルポンプへの燃料供給を遮断するといった方法が挙げられるが、車速80km/hのときと、車速30km/hのときとでは燃料供給の遮断の仕方を変えた方が良く、上記した車両盗難防止装置(6)によれば、車速を考慮に入れて、前記車両を停止させるので、前記盗難車両の停止によって周囲に危険が生じるといった事態を回避することができる。
【0023】
また、本発明に係る車両盗難防止方法(1)は、車両に装備される車両盗難防止装置における車両盗難防止方法が、車両盗難の発生を検出する盗難発生検出手段からの信号に基づいて、前記車両の盗難が発生しているか否かを判断するステップと、前記車両の盗難が発生していると判断した場合に、前記車両の位置情報を検出する位置情報検出手段から得られる情報に基づいて、前記車両が予め設定された盗難車両の早期発見を実現する地点の付近に存在するか否かを判断するステップと、前記車両が前記地点の付近に存在すると判断した場合、前記車両が盗難車両であることを前記車両の周囲に知らせる告知を行うステップとを有し、前記車両の盗難が発生していると判断した場合であっても、前記車両が前記地点の付近へ到達するまでは、前記告知を行わないことを特徴としている。
【0024】
上記した車両盗難防止方法(1)によれば、車両盗難が発生しているときに、車両が予め設定された盗難車両の早期発見を実現する地点の付近(例えば、警察署の付近や、人の目につき易い場所など)に存在すると判断すると、前記車両が盗難車両であることを前記車両の周囲に知らせる制御(例えば、エンジンの停止や、ランプの点滅など)を行う。
例えば、警察署の付近で盗難車両のエンジンを停止させることによって、警察官が前記盗難車両を容易に発見することができるようになるので、もし仮に車両盗難が生じたとしても、盗難車両を早期に確保することができる。
【0025】
また、本発明に係る車両盗難防止方法(2)は、車両に装備される車両盗難防止装置における車両盗難防止方法が、車両盗難の発生を検出する盗難発生検出手段からの信号に基づいて、前記車両の盗難が発生しているか否かを判断するステップと、前記車両の盗難が発生していると判断した場合に、予め設定された盗難車両の早期発見を実現する地点の付近に設置された送信機から局所的に送信される車両制御コードを受信したか否かを判断するステップと、前記車両制御コードを受信したと判断した場合、前記車両が盗難車両であることを知らせる告知を行うステップとを有し、前記車両の盗難が発生していると判断した場合であっても、前記車両が前記地点の付近へ到達するまでは、前記告知を行わないことを特徴としている。
【0026】
上記した車両盗難防止方法(2)によれば、車両盗難が発生しているときに、予め設定された盗難車両の早期発見を実現する地点の付近(例えば、警察署や、海外輸送のために盗難車両の集まる可能性の高い船着き場など)に設置された送信機から局所的に送信されてくる車両制御コードを受信すると、車両が盗難車両であることを前記車両の周囲に知らせる制御(例えば、エンジンの停止や、ランプの点滅など)を行う。
例えば、前記送信機を盗難車両の集まる可能性の高い船着き場に設置しておくことによって、盗難車両が前記船着き場に入ってくると、前記盗難車両のエンジンを停止させたり、ランプを点滅させたりすることができる。
これにより、盗難車両の海外への輸送を阻止することができると共に、警察官などが前記盗難車両を容易に発見することができるようになるので、もし仮に車両盗難が生じたとしても、盗難車両を早期に確保することができる。
【0027】
また、本発明に係る車両盗難防止プログラム(1)は、車両に装備される車両盗難防止装置を構成する制御装置に、車両盗難の発生を検出する盗難発生検出手段からの信号に基づいて、前記車両の盗難が発生しているか否かを判断する機能と、前記車両の盗難が発生していると判断した場合に、前記車両の位置情報を検出する位置情報検出手段から得られる情報に基づいて、前記車両が予め設定された盗難車両の早期発見を実現する地点の付近に存在するか否かを判断する機能と、前記車両が前記地点の付近に存在すると判断した場合、前記車両が盗難車両であることを前記車両の周囲に知らせる告知を行う機能とを実現させ、前記車両の盗難が発生していると判断した場合であっても、前記車両が前記地点の付近へ到達するまでは、前記告知を行わせないことを特徴としている。
【0028】
上記した車両盗難防止プログラム(1)によれば、車両盗難が発生しているときに、車両が予め設定された盗難車両の早期発見を実現する地点の付近(例えば、警察署の付近や、人の目につき易い場所など)に存在すると判断すると、前記車両が盗難車両であることを前記車両の周囲に知らせる制御(例えば、エンジンの停止や、ランプの点滅など)を行う機能を実現させることができる。
例えば、警察署の付近で盗難車両のエンジンを停止させることによって、警察官が前記盗難車両を容易に発見することができるようになるので、もし仮に車両盗難が生じたとしても、盗難車両を早期に確保することができる。
【0029】
また、本発明に係る車両盗難防止プログラム(2)は、車両に装備される車両盗難防止装置を構成する制御装置に、車両盗難の発生を検出する盗難発生検出手段からの信号に基づいて、前記車両の盗難が発生しているか否かを判断する機能と、前記車両の盗難が発生していると判断した場合に、予め設定された盗難車両の早期発見を実現する地点の付近に設置された送信機から局所的に送信される車両制御コードを受信したか否かを判断する機能と、前記車両制御コードを受信したと判断した場合、前記車両が盗難車両であることを前記車両の周囲に知らせる告知を行う機能とを実現させ、前記車両の盗難が発生していると判断した場合であっても、前記車両が前記地点の付近へ到達するまでは、前記告知を行わせないことを特徴としている。
【0030】
上記した車両盗難防止プログラム(2)によれば、車両盗難が発生しているときに、予め設定された盗難車両の早期発見を実現する地点の付近(例えば、警察署や、海外輸送のために盗難車両の集まる可能性の高い船着き場など)に設置された送信機から局所的に送信されてくる車両制御コードを受信すると、車両が盗難車両であることを前記車両の周囲に知らせる制御(例えば、エンジンの停止や、ランプの点滅など)を行う機能を実現させることができる。
例えば、前記送信機を盗難車両の集まる可能性の高い船着き場に設置しておくことによって、盗難車両が前記船着き場に入ってくると、前記盗難車両のエンジンを停止させたり、ランプを点滅させたりすることができる。
これにより、盗難車両の海外への輸送を阻止することができると共に、警察官などが前記盗難車両を容易に発見することができるようになるので、もし仮に車両盗難が生じたとしても、盗難車両を早期に確保することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る車両盗難防止装置、車両盗難防止方法、及び車両盗難防止プログラムの実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0032】
図1は実施の形態(1)に係る車両盗難防止装置の要部を概略的に示したブロック図である。図中1は車両盗難防止装置を示しており、車両盗難防止装置1はマイコン2と、バッテリー11が接続されてマイコン2へ電力を供給する電源回路3と、車両制御インターフェース4と、GPS受信機15で受信されたGPS信号を入力するためのGPSインターフェース6と、ディスプレイ・コントローラ17へ接続されるディスプレイ・インタフェース7と、車速を検出する車速検出センサ12が接続される車速インターフェース8と、セキュリティ装置19が接続され、盗難発生信号を取り込むためのセキュリティ・インターフェース9とを含んで構成されている。
【0033】
GPS受信機15はアンテナ16を介して人工衛星から送信されてくるGPS信号を受信するものであり、ディスプレイ・コントローラ17はマイコン2からの指示によって、所定の画像情報をディスプレイ18へ表示するものである。また、セキュリティ装置19は車両への侵入者を検出する侵入者検出センサ20により侵入者が検出されると、ブザー音発生装置21を制御することによって、ブザー音を発生させるものであり、また盗難発生信号を外部へ出力するものである。
【0034】
次に、実施の形態(1)に係る車両盗難防止装置1におけるマイコン2の行う処理動作〈1〉を図2に示したフローチャートに基づいて説明する。まず、車両盗難が発生したことを示すフラグfが1であるか否かを判断し(ステップS1)、フラグfが1でない、すなわち盗難発生モードに入っていないと判断すれば、セキュリティ装置19から出力される盗難発生信号が入力されたか否かを判断する(ステップS2)。
【0035】
前記盗難発生信号が入力されていないと判断すれば、そのまま処理動作〈1〉を終了し、他方、前記盗難発生信号が入力されたと判断すれば、フラグfを1にし(ステップS3)、次に位置情報を示すGPS信号を取得し(ステップS4)、GPS信号に基づいて、車両が予め設定された警察署の付近に存在するか否かを判断する(ステップS5)。
【0036】
前記車両が前記警察署の付近に存在しないと判断すれば、そのまま処理動作〈1〉を終了し、他方、前記車両が前記警察署の付近に存在すると判断すれば、車両制御インターフェース4を介して、ハイマウント・ストップランプ及びハザードランプを点滅させ、周囲に前記車両が盗難車両であることを知らせる(ステップS6)。
【0037】
次に車速vを取得し(ステップS7)、車速vが0であるか否かを判断し(ステップS8)、車速vが0であると判断すれば、車両制御インターフェース4を介してフューエルポンプを遮断し、燃料供給をストップさせる(ステップS9)。一方、車速vが0でないと判断すれば、「この車両は盗難車両です。間もなく停止します」といったメッセージをディスプレイ18へ表示させるように、ディスプレイ・インターフェース7を介してディスプレイ・コントローラ17を制御し(ステップS10)、次に車速vに応じて、車両制御インターフェース4を介してフューエルポンプを段階的に遮断する(ステップS11)。
【0038】
例えば、車速が80km/h以上である場合にはフューエルポンプへの燃料供給時間5秒に対し、遮断時間を1秒として徐々に速度を落とさせ、車速が60km/h以下になると燃料供給時間2秒に対し、遮断時間を4秒とし、車速が40km/h以下になると燃料供給時間1秒に対し、遮断時間を10秒とし、そして車速が20km/h以下になると燃料供給を完全に遮断する。
ところでステップS1において、フラグfが1である、すなわち盗難発生モードへ既に入っていると判断すれば、ステップS2、S3を飛ばしてステップS4へ進む。
【0039】
上記実施の形態(1)に係る車両盗難防止装置によれば、車両盗難が発生しているとき(すなわち盗難発生モードへ入っているとき)に、車両が警察署の付近に存在すると判断されると、前記車両に対してエンジンの停止やランプの点滅などが行われ、警察官が盗難車両を容易に発見することができるようになるので、もし仮に車両盗難が生じたとしても、盗難車両を早期に確保することができる。
【0040】
図3は実施の形態(2)に係る車両盗難防止装置を含んで構成される車両盗難防止システムの要部を概略的に示したブロック図であり、車両盗難防止システムは車両盗難防止装置1Aと、海外へ輸送される可能性の高い船着き場に設置されるワイヤレス送信装置31とを含んで構成されている。なお、図1に示した車両盗難防止装置と同様の構成部分については同符号を付し、ここではその説明を省略する。
【0041】
車両盗難防止装置1Aはマイコン2Aと、バッテリー11が接続されてマイコン2Aへ電力を供給する電源回路3と、車両制御インターフェース4と、ディスプレイ・インタフェース7と、車速インターフェース8と、セキュリティ・インターフェース9と、ワイヤレス受信機22で受信された信号を入力するためのワイヤレス・インターフェース10とを含んで構成されている。
ワイヤレス受信機22はアンテナ23を介して、ワイヤレス送信装置31から局所的に(例えば、半径50mの範囲に届く程度の電力強度で)送信されてくる車両制御コードを含んだ信号を受信するものである。
【0042】
次に、実施の形態(2)に係る車両盗難防止装置1Aにおけるマイコン2Aの行う処理動作〈2〉を図4に示したフローチャートに基づいて説明する。まず、車両盗難が発生したことを示すフラグfが1であるか否かを判断し(ステップS21)、フラグfが1でない、すなわち盗難発生モードに入っていないと判断すれば、セキュリティ装置19から出力される盗難発生信号が入力されたか否かを判断する(ステップS22)。
【0043】
前記盗難発生信号が入力されていないと判断すれば、そのまま処理動作〈2〉を終了し、他方、前記盗難発生信号が入力されたと判断すれば、フラグfを1にし(ステップS23)、次にワイヤレス送信装置31から送信されてくる車両制御コードを受信したか否かを判断する(ステップS24)。
【0044】
前記車両制御コードを受信していないと判断すれば、そのまま処理動作〈2〉を終了し、他方、前記車両制御コードを受信したと判断すれば、車両制御インターフェース4を介して、ハイマウント・ストップランプ及びハザードランプを点滅させ、周囲に前記車両が盗難車両であることを知らせる(ステップS25)。
【0045】
次に車速vを取得し(ステップS26)、車速vが0であるか否かを判断し(ステップS27)、車速vが0であると判断すれば、車両制御インターフェース4を介してフューエルポンプを遮断し、燃料供給をストップさせる(ステップS28)。一方、車速vが0でないと判断すれば、「この車両は盗難車両です。間もなく停止します」といったメッセージをディスプレイ18へ表示させるように、ディスプレイ・インターフェース7を介してディスプレイ・コントローラ17を制御し(ステップS29)、次に車速vに応じて、車両制御インターフェース4を介してフューエルポンプを段階的に遮断する(ステップS30)。
またステップS21において、フラグfが1である、すなわち盗難発生モードへ既に入っていると判断すれば、ステップS22、S23を飛ばしてステップS24へ進む。
【0046】
上記実施の形態(2)に係る車両盗難防止装置によれば、車両盗難が発生しているときに(すなわち盗難発生モードに入っているときに)、海外輸送のために盗難車両の集まる可能性の高い船着き場に設置されたワイヤレス送信装置31から局所的に送信されてくる車両制御コードを受信すると、車両に対してエンジンの停止やランプの点滅などが行われるので、盗難車両の海外への輸送を阻止することができると共に、警察官などが前記盗難車両を容易に発見することができるようになり、もし仮に車両盗難が生じたとしても、前記盗難車両を早期に確保することができる。
【0047】
図5は実施の形態(3)に係る車両盗難防止装置を含んで構成される車両盗難防止システムの要部を概略的に示したブロック図であり、車両盗難防止システムは車両盗難防止装置1Bと、海外へ輸送される可能性の高い船着き場に設置されるワイヤレス送信装置31とを含んで構成されている。なお、図1、図3に示した車両盗難防止装置と同様の構成部分については同符号を付し、ここではその説明を省略する。
【0048】
車両盗難防止装置1Bはマイコン2Bと、バッテリー11が接続されてマイコン2B及び後述する無線呼出受信機13へ電力を供給する電源回路3と、車両制御インターフェース4と、無線呼出受信機13で受信された信号を入力するための無線呼出インターフェース5と、ディスプレイ・インタフェース7と、車速インターフェース8と、ワイヤレス・インターフェース10とを含んで構成されている。
無線呼出受信機13はアンテナ14を介して、公衆回線を介して送信されてくる、呼出識別情報を含んだ呼出信号を受信するものであり、いわゆるページャ端末である。
【0049】
次に、実施の形態(3)に係る車両盗難防止装置1Bにおけるマイコン2Bの行う処理動作〈3〉を図6に示したフローチャートに基づいて説明する。まず、車両盗難が発生したことを示すフラグfが1であるか否かを判断し(ステップS31)、フラグfが1でない、すなわち盗難発生モードに入っていないと判断すれば、無線呼出受信機13で受信された呼出信号を取得し(ステップS32)、取得した呼出信号に予め設定された盗難発生コードが含まれているか否かを判断する(ステップS33)。
【0050】
前記盗難発生コードが含まれていないと判断すれば、そのまま処理動作〈3〉を終了し、他方、前記盗難発生コードが含まれていると判断すれば、フラグfを1にし(ステップS34)、次にワイヤレス送信装置31から送信されてくる車両制御コードを受信したか否かを判断する(ステップS35)。
【0051】
前記車両制御コードを受信していないと判断すれば、そのまま処理動作〈3〉を終了し、他方、前記車両制御コードを受信したと判断すれば、車両制御インターフェース4を介して、ハイマウント・ストップランプ及びハザードランプを点滅させ、周囲に前記車両が盗難車両であることを知らせる(ステップS36)。
【0052】
次に車速vを取得し(ステップS37)、車速vが0であるか否かを判断し(ステップS38)、車速vが0であると判断すれば、車両制御インターフェース4を介してフューエルポンプを遮断し、燃料供給をストップさせる(ステップS39)。一方、車速vが0でないと判断すれば、「この車両は盗難車両です。間もなく停止します」といったメッセージをディスプレイ18へ表示させるように、ディスプレイ・インターフェース7を介してディスプレイ・コントローラ17を制御し(ステップS40)、次に車速vに応じて、車両制御インターフェース4を介してフューエルポンプを段階的に遮断する(ステップS41)。
またステップS31において、フラグfが1である、すなわち盗難発生モードへ既に入っていると判断すれば、ステップS32〜S34を飛ばしてステップS35へ進む。
【0053】
上記実施の形態(3)に係る車両盗難防止装置によれば、車両の所有者が車両盗難に気づき、最寄りの電話機や携帯電話などを使って前記車両に搭載された無線呼出受信機13へ個別的に盗難発生コードを送信することによって、前記車両を盗難発生モードへ入らせることができる。
【0054】
さらに、盗難発生モードに入っているときに、海外輸送のために盗難車両の集
まる可能性の高い船着き場に設置されたワイヤレス送信装置31から局所的に送信されてくる車両制御コードを受信すると、車両に対してエンジンの停止やランプの点滅などが行われるので、盗難車両の海外への輸送を阻止することができると共に、警察官などが前記盗難車両を容易に発見することができるようになり、もし仮に車両盗難が生じたとしても、前記盗難車両を早期に確保することができる。
【0055】
図7は実施の形態(4)に係る車両盗難防止装置の要部を概略的に示したブロック図である。なお、図1、図3、図5に示した車両盗難防止装置と同様の構成部分については同符号を付し、ここではその説明を省略する。図中1Cは車両盗難防止装置を示しており、車両盗難防止装置1Cはマイコン2Cと、バッテリー11が接続されてマイコン2C及び無線呼出受信機13へ電力を供給する電源回路3と、車両制御インターフェース4と、無線呼出受信機13で受信された信号を入力するための無線呼出インターフェース5と、GPSインターフェース6と、ディスプレイ・インタフェース7と、車速インターフェース8とを含んで構成されている。
【0056】
次に、実施の形態(4)に係る車両盗難防止装置におけるマイコン2Cの行う処理動作〈4〉を図8に示したフローチャートに基づいて説明する。まず、車両盗難が発生したことを示すフラグfが1であるか否かを判断し(ステップS51)、フラグfが1でない、すなわち盗難発生モードに入っていないと判断すれば、無線呼出受信機13で受信された呼出信号を取得し(ステップS52)、取得した呼出信号に予め設定された盗難発生コードが含まれているか否かを判断する(ステップS53)。
【0057】
前記盗難発生コードが含まれていないと判断すれば、そのまま処理動作〈4〉を終了し、他方、前記盗難発生コードが含まれていると判断すれば、フラグfを1にし(ステップS54)、次に位置情報を示すGPS信号を取得し(ステップS55)、GPS信号に基づいて、車両が予め設定された警察署の付近に存在するか否かを判断する(ステップS56)。
【0058】
前記車両が前記警察署の付近に存在しないと判断すれば、そのまま処理動作〈4〉を終了し、他方、前記車両が前記警察署の付近に存在すると判断すれば、車両制御インターフェース4を介して、ハイマウント・ストップランプ及びハザードランプを点滅させ、周囲に前記車両が盗難車両であることを知らせる(ステップS57)。
【0059】
次に車速vを取得し(ステップS58)、車速vが0であるか否かを判断し(ステップS59)、車速vが0であると判断すれば、車両制御インターフェース4を介してフューエルポンプを遮断し、燃料供給をストップさせる(ステップS60)。一方、車速vが0でないと判断すれば、「この車両は盗難車両です。間もなく停止します」といったメッセージをディスプレイ18へ表示させるように、ディスプレイ・インターフェース7を介してディスプレイ・コントローラ17を制御し(ステップS61)、次に車速vに応じて、車両制御インターフェース4を介してフューエルポンプを段階的に遮断する(ステップS62)。
またステップS51において、フラグfが1である、すなわち盗難発生モードへ既に入っていると判断すれば、ステップS52〜S54を飛ばしてステップS55へ進む。
【0060】
上記実施の形態(4)に係る車両盗難防止装置によれば、車両の所有者が車両盗難に気づき、最寄りの電話機や携帯電話などを使って前記車両に搭載された無線呼出受信機13へ個別的に盗難発生コードを送信することによって、前記車両を盗難発生モードへ入らせることができる。
さらに、盗難発生モードへ入っているときに、車両が警察署の付近に存在すると判断されると、前記車両に対してエンジンの停止やランプの点滅などが行われ、警察官が盗難車両を容易に発見することができるようになるので、もし仮に車両盗難が生じたとしても、前記盗難車両を早期に確保することができる。
【0061】
ところで、公衆回線を介して送信されてくる、呼出識別情報を含んだ呼出信号を受信することのできるサービスエリアは、サービス会社との契約などによって予め決められており、例えば、前記呼出信号を受信する無線呼出受信機13を搭載した車両が、予め決められたサービスエリアから外れてしまうと、無線呼出受信機13宛に送られている信号を無線呼出受信機13で受信することができなくなる。
【0062】
というのは、無線呼出受信機13宛に送られる信号は、予め決められたサービスエリア(例えば、兵庫県)だけで送信されるものであって、他のサービスエリアでは送信されず、また、各サービスエリアは使用周波数で分割されているからである。
【0063】
従って、もし仮に、盗難発生コードのような緊急事態を示すコードについて、サービスエリアの垣根を越えて、広い範囲(例えば、全国のサービスエリア)にに送信するようにしたとしても、無線呼出受信機13での受信周波数を合わさなければ、前記盗難発生コードを受信することができず、盗難車両を盗難発生モードへ切り替えることができない。
【0064】
そこで、別の実施の形態に係る車両盗難防止装置では、GPS受信機15からの信号に基づいて、前記呼出信号を受けるサービスエリアを選択したり、又は無線呼出受信機13における受信状態に基づいて、前記呼出信号を受けるサービスエリアを選択し、これら選択に基づいて、前記サービスエリアの切り替え(例えば、受信周波数の切り替え)を自動的に行うようにしても良い。
【0065】
これにより、前記車両が予め決められたサービスエリアから外れ、他のサービスエリアへ移ったとしても、前記他のサービスエリアで届く信号については受信することができる。
【0066】
従って、前記盗難発生コードといった緊急事態を示すコードが、サービスエリアの垣根を越えて、広い範囲(例えば、全国のサービスエリア)に送信されるようになれば、前記車両が予め決められたサービスエリアから外れたとしても、前記盗難発生コードを受信して、盗難車両を盗難発生モードへ切り替えることができる。
【0067】
また、上記実施の形態(3)又は(4)に係る車両盗難防止装置では、車両の所有者が公衆回線を介して送信する盗難発生コードを前記車両の所有者が自由に設定できるようにはなっていないが、別の実施の形態に係る車両盗難防止装置では、車両盗難防止装置1B、1CにEEPROMなどの不揮発性記憶装置を装備し、車両の所有者の希望するコードを前記盗難発生コードとして、前記不揮発性記憶装置へ書き込むことができるように構成しても良い。これにより、車両盗難といった非常事態の場合にも、前記車両の所有者が前記盗難発生コードを思い出すことができないといったことが生じるのを回避することができる。
【0068】
また、さらに別の実施の形態に係る車両盗難防止装置では、公衆回線を介して送信されてくる、予め設定された故障診断コード(もちろん、盗難発生コードとは別のコード)を無線呼出受信機13が受信すると、車両盗難防止装置1B、1Cの故障診断を行うようにし、その故障診断結果に基づいて、ハイマウント・ストップランプやハザードランプを点滅させるようにしても良い。これによりメンテナンスの際、車両盗難防止装置1B、1Cを車両から取り外さなくても、車両盗難防止装置1B、1Cの状態の確認を行うことができる。
【0069】
また、上記実施の形態(1)〜(4)に係る車両盗難防止装置では、盗難発生モードへ入っているときに、車両が警察署の付近に存在すると判断されたり、ワイヤレス送信装置31から局所的に送信されてくる前記車両制御コードを受信すると、前記車両に対して所定の制御を行うようになっているが、別の実施の形態に係る車両盗難防止装置では、無線呼出受信機13における受信状態を検知することができるようにして、該受信状態が著しく低下した場合(すなわち、前記車両がサービスエリアから外れた場合)に、前記車両に対して前記所定の制御を行うようにしても良い。
【0070】
例えば、盗難車両が前記サービスエリアから外れると、前記盗難車両のエンジンを停止させることによって、前記盗難車両が遠方まで運ばれるのを阻止することができるので、もし仮に車両盗難が生じたとしても、前記盗難車両を早期に確保することができる。
【0071】
なお、無線呼出受信機13における受信状態が著しく低下したか否かの判断については、予め決められたサービスエリア内であったとしても、例えば、トンネル内の移動のために、無線呼出受信機13における受信状態が低下する場合があるので、該受信状態が所定の期間継続して、所定のレベル以下であるか否かといったことを判断基準とするのが望ましい。
【0072】
図9は実施の形態(5)に係る車両盗難防止装置を含んで構成される車両盗難防止システムの要部を概略的に示したブロック図であり、車両盗難防止システムは車両盗難防止装置1Dと、海外へ輸送される可能性の高い船着き場に設置されるワイヤレス送信装置32とを含んで構成されている。なお、図1、図3、図5に示した車両盗難防止装置と同様の構成部分については同符号を付し、ここではその説明を省略する。
【0073】
車両盗難防止装置1Dはマイコン2Dと、バッテリー11が接続されてマイコン2Dへ電力を供給する電源回路3と、車両制御インターフェース4と、ディスプレイ・インタフェース7と、車速インターフェース8と、ワイヤレス・インターフェース10と、車両毎に設定される車両特有コードを記憶したEEPROM24とを含んで構成されている。
ワイヤレス受信機22はアンテナ23を介して、ワイヤレス送信装置32から局所的に(例えば、半径50mの範囲に届く程度の電力強度で)送信されてくる車両特有コードを含んだ信号を受信するものである。
【0074】
図10は前記車両盗難防止システムを構成するワイヤレス送信装置の要部を概略的に示したブロック図である。図中41は盗難防止センターを示しており、盗難防止センター41は予め契約された車両の所有者から車両盗難に遭ったとの連絡を電話機42などを通じて受けると、前記車両に設定された車両特有コードを含んだ信号をワイヤレス送信装置32へ送信するようになっている。
【0075】
ワイヤレス送信装置32はマイコン33と、車両特有コードを記憶するメモリ34と、盗難防止センター41から送信されてくる車両特有コードを含んだ信号を受信するためのアンテナ35及び受信機36と、メモリ34に記憶されている車両特有コードを含んだ信号を局所的に送信するための送信機37及びアンテナ38とを含んで構成されている。
【0076】
次に、実施の形態(5)に係る車両盗難防止装置を含んで構成される前記車両盗難防止システムのワイヤレス送信装置32におけるマイコン33の行う処理動作〈5〉を図11に示したフローチャートに基づいて説明する。まず、盗難防止センター41から送信されてくる車両特有コードを受信したか否かを判断し(ステップS71)、前記車両特有コードを受信したと判断すれば、受信した前記車両特有コードをメモリ34へ記憶させて(ステップS72)、ステップS73へ進む。
一方、前記車両特有コードを受信していないと判断すれば、ステップS72を飛ばしてステップS73へ進む。
【0077】
ステップS73ではタイマtが時間t’(例えば、5秒)以上であるか否かを判断し、タイマtが時間t’以上であると判断すれば、メモリ34に記憶されている前記車両特有コードを送信機37及びアンテナ38を通じて局所的に送信し(ステップS74)、その後、タイマtをリセットする(ステップS75)。一方、タイマtが時間t’以上でないと判断すれば、そのまま処理動作〈5〉を終了する。
【0078】
次に、実施の形態(5)に係る車両盗難防止装置1Dにおけるマイコン2Dの行う処理動作〈6〉を図12に示したフローチャートに基づいて説明する。まず、ワイヤレス送信装置32から送信されてくる車両特有コードを受信したか否かを判断し(ステップS81)、前記車両特有コードを受信したと判断すれば、受信した車両特有コードがEEPROM24に記憶されている車両特有コードと一致するか否かを判断する(ステップS82)。
【0079】
これら車両特有コードが一致すると判断すれば、当該車両は盗難車両であると看做し、車両制御インターフェース4を介して、ハイマウント・ストップランプ及びハザードランプを点滅させ、周囲に前記車両が盗難車両であることを知らせる(ステップS83)。
【0080】
次に車速vを取得し(ステップS84)、車速vが0であるか否かを判断し(ステップS85)、車速vが0であると判断すれば、車両制御インターフェース4を介してフューエルポンプを遮断し、燃料供給をストップさせる(ステップS86)。一方、車速vが0でないと判断すれば、「この車両は盗難車両です。間もなく停止します」といったメッセージをディスプレイ18へ表示させるように、ディスプレイ・インターフェース7を介してディスプレイ・コントローラ17を制御し(ステップS87)、次に車速vに応じて、車両制御インターフェース4を介してフューエルポンプを段階的に遮断する(ステップS88)。
【0081】
またステップS81において、ワイヤレス送信装置32から送信されてくる車両特有コードを受信していないと判断したり、ステップS82において、車両特有コードが一致していないと判断すれば、前記車両は盗難車両ではないと看做し、そのまま処理動作〈6〉を終了する。
【0082】
上記実施の形態(5)に係る車両盗難防止装置によれば、車両の所有者が車両盗難に気づき、最寄りの電話機42や携帯電話などを使って盗難防止センター41へ電話を入れ、前記車両が盗難された旨を伝えると、盗難防止センター41から前記車両に設定されている車両特有コードがワイヤレス送信装置32へ送信され、ワイヤレス送信装置32から前記車両特有コードが局所的に送信されるので、盗難車両がワイヤレス送信装置32が設置されている船着き場へ入ってくると、前記盗難車両のエンジンを停止させたり、ランプを点滅させたりすることができる。
これにより、前記盗難車両の海外への輸送を阻止することができると共に、警察官などが前記盗難車両を容易に発見することができるようになるので、もし仮に車両盗難が生じたとしても、前記盗難車両を早期に確保することができる。
【0083】
なお、上記実施の形態(1)〜(5)のいずれかに係る車両盗難防止装置では、盗難車両を停止させる場合に、該盗難車両の車速を考慮に入れて停止させているが、別の実施の形態に係る車両盗難防止装置では、ナビゲーション装置で算出される前記盗難車両の走行位置情報を取り込むようにして、所望の位置で前記盗難車両を停止させるようにしても良い。これにより、交差点の中や、急なカーブや、狭い道路などで前記盗難車両を停止させてしまうといった事態が生じるのを回避することができる。
【0084】
また、さらに別の実施の形態に係る車両盗難防止装置では、盗難発生モードへ入った後、入手すべき信号(例えば、GPS受信機15やワイヤレス受信機22からの信号)が正常に入手されているか否かを確認するようにし、これら信号が正常に入手されていないと判断すれば、盗難者によってこれら受信機が破壊されたと看做して、直ちにフューエルポンプを遮断させる制御を行うようにしても良い。また、車速センサ12からの信号が入手できない場合には、GPS信号から車速を求めるようにしても良い。
なお、これら信号が正常に入手されているか否かの判断については、例えば、GPS信号の入力が途絶えてから、所定の時間が経過したか否かを判断するようにすれば良い。
【0085】
図13は実施の形態(6)に係る車両盗難防止装置の要部を概略的に示したブロック図である。なお、図1、図3、図5に示した車両盗難防止装置と同様の構成部分については同符号を付し、ここではその説明を省略する。
【0086】
図中1Eは車両盗難防止装置を示しており、車両盗難防止装置1Eはプログラム及びデータの書き換えが可能なマイコン2Eと、マイコン2Eへ電力を供給する電源回路3と、車両制御インターフェース4と、無線呼出受信機13(図5)で受信された信号を入力するための無線呼出インターフェース5と、GPS受信機15(図1)で受信されるGPS信号を入力するためのGPSインターフェース6と、ディスプレイ・コントローラ17(図1)へ接続されるディスプレイ・インタフェース7と、車速を検出する車速検出センサ12(図1)へ接続される車速インターフェース8と、セキュリティ装置19(図1)からの盗難発生信号を取り込むためのセキュリティ・インターフェース9と、ワイヤレス受信機22(図3)で受信された信号を入力するためのワイヤレス・インターフェース10とを含んで構成されている。
【0087】
上記実施の形態(6)に係る車両盗難防止装置によれば、電源回路3を車両に装備されているバッテリー11(図1)へ接続し、車両制御インターフェース4をフューエルポンプ、ハイマウント・ストップランプ、及びハザードランプそれぞれの制御ラインへ接続し、GPSインターフェース6をGPS受信機15へ接続し、ディスプレイ・インターフェース7をディスプレイ・コントローラ17へ接続し、車速インターフェース8を車速センサ12へ接続し、セキュリティ・インターフェース9をセキュリティ装置19へ接続し、さらにマイコン2Eへ図2に示した処理動作を実現するプログラムを書き込むことによって、上記実施の形態(1)に係る車両盗難防止装置を実現することができる。
【0088】
また、上記同様に各インターフェースを車両に装備されている各種機器と接続させ、マイコン2Eに所望のプログラムを書き込むことによって、上記実施の形態(2)〜(5)のいずれかに係る車両盗難防止装置、又はこれらを組み合わせた車両盗難防止装置を実現することができる。
従って、汎用性のある車両盗難防止装置を実現することができるので、コストの削減を図することができ、さらにはユーザーの希望に細かく応じることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態(1)に係る車両盗難防止装置の要部を概略的に示したブロック図である。
【図2】 実施の形態(1)に係る車両盗難防止装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。
【図3】 実施の形態(2)に係る車両盗難防止装置を含んで構成される車両盗難防止システムの要部を概略的に示したブロック図である。
【図4】 実施の形態(2)に係る車両盗難防止装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。
【図5】 実施の形態(3)に係る車両盗難防止装置を含んで構成される車両盗難防止システムの要部を概略的に示したブロック図である。
【図6】 実施の形態(3)に係る車両盗難防止装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。
【図7】 実施の形態(4)に係る車両盗難防止装置の要部を概略的に示したブロック図である。
【図8】 実施の形態(4)に係る車両盗難防止装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。
【図9】 実施の形態(5)に係る車両盗難防止装置を含んで構成される車両盗難防止システムの要部を概略的に示したブロック図である。
【図10】 図9に示した車両盗難防止システムを構成するワイヤレス送信装置の要部を概略的に示したブロック図である。
【図11】 図10に示したワイヤレス送信装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。
【図12】 実施の形態(5)に係る車両盗難防止装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。
【図13】 実施の形態(6)に係る車両盗難防止装置の要部を概略的に示したブロック図である。
【符号の説明】
1、1A〜1E 車両盗難防止装置
2、2A〜2E、33 マイコン
5 無線呼出インターフェース
6 GPSインターフェース
8 車速インターフェース
9 セキュリティ・インターフェース
10 ワイヤレス・インターフェース
24 EEPROM
31、32 ワイヤレス送信装置
34 メモリ
Claims (10)
- 車両に装備される車両盗難防止装置において、
車両盗難の発生を検出する盗難発生検出手段からの信号に基づいて、前記車両の盗難が発生しているか否かを判断する第1の判断手段と、
該第1の判断手段により前記車両の盗難が発生していると判断された場合に、前記車両の位置情報を検出する位置情報検出手段から得られる情報に基づいて、前記車両が予め設定された盗難車両の早期発見を実現する地点の付近に存在するか否かを判断する第2の判断手段と、
該第2の判断手段により前記車両が前記地点の付近に存在すると判断された場合、前記車両が盗難車両であることを前記車両の周囲に知らせる告知を行う制御手段とを備え、
前記車両の盗難が発生していると判断された場合であっても、前記車両が前記地点の付近へ到達するまでは、前記告知を行わないようになっていることを特徴とする車両盗難防止装置。 - 車両に装備される車両盗難防止装置において、
車両盗難の発生を検出する盗難発生検出手段からの信号に基づいて、前記車両の盗難が発生しているか否かを判断する第1の判断手段と、
該第1の判断手段により前記車両の盗難が発生していると判断された場合に、予め設定された盗難車両の早期発見を実現する地点の付近に設置された送信機から局所的に送信される車両制御コードを受信したか否かを判断する第2の判断手段と、
該第2の判断手段により前記車両制御コードを受信したと判断された場合、前記車両が盗難車両であることを前記車両の周囲に知らせる告知を行う制御手段とを備え、
前記車両の盗難が発生していると判断された場合であっても、前記車両が前記地点の付近へ到達するまでは、前記告知を行わないようになっていることを特徴とする車両盗難防止装置。 - 車両に装備される車両盗難防止装置において、
公衆回線を介して送信されてくる、呼出識別情報を含んだ呼出信号を受信する受信手段からの信号に基づいて、予め設定された盗難発生コードを受信したか否かを判断する第1の判断手段と、
該第1の判断手段により前記盗難発生コードを受信したと判断された場合に、予め設定された盗難車両の早期発見を実現する地点の付近に設置された送信機から局所的に送信される車両制御コードを受信したか否かを判断する第2の判断手段と、
該第2の判断手段により前記車両制御コードを受信したと判断された場合、前記車両が盗難車両であることを前記車両の周囲に知らせる告知を行う制御手段とを備え、
前記車両の盗難が発生していると判断された場合であっても、前記車両が前記地点の付近へ到達するまでは、前記告知を行わないようになっていることを特徴とする車両盗難防止装置。 - 車両に装備される車両盗難防止装置において、
公衆回線を介して送信されてくる、呼出識別情報を含んだ呼出信号を受信する受信手段からの信号に基づいて、予め設定された盗難発生コードを受信したか否かを判断する第1の判断手段と、
該第1の判断手段により前記盗難発生コードを受信したと判断された場合に、前記車両の位置情報を検出する位置情報検出手段から得られる情報に基づいて、前記車両が予め設定された盗難車両の早期発見を実現する地点の付近に存在するか否かを判断する第2の判断手段と、
該第2の判断手段により前記車両が前記地点の付近に存在すると判断された場合、前記車両が盗難車両であることを前記車両の周囲に知らせる制御を行う制御手段とを備え、
前記車両の盗難が発生していると判断された場合であっても、前記車両が前記地点の付近へ到達するまでは、前記告知を行わないようになっていることを特徴とする車両盗難防止装置。 - 前記制御手段が、前記車両を停止させて、前記車両が盗難車両であることを前記車両の周囲に知らせるものであり、
前記制御手段による前記車両の停止が、前記車両の位置情報に基づいて、停止させることが好ましくない場所を避けて実行されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかの項に記載の車両盗難防止装置。 - 前記制御手段が、前記車両を停止させて、前記車両が盗難車両であることを前記車両の周囲に知らせるものであり、
前記制御手段による前記車両の停止が、前記車両の速度情報に基づいて、前記車両の速度を考慮に入れて実行されることを特徴とする請求項1〜5のいずれかの項に記載の車両盗難防止装置。 - 車両に装備される車両盗難防止装置における車両盗難防止方法が、
車両盗難の発生を検出する盗難発生検出手段からの信号に基づいて、前記車両の盗難が発生しているか否かを判断するステップと、
前記車両の盗難が発生していると判断した場合に、前記車両の位置情報を検出する位置情報検出手段から得られる情報に基づいて、前記車両が予め設定された盗難車両の早期発見を実現する地点の付近に存在するか否かを判断するステップと、
前記車両が前記地点の付近に存在すると判断した場合、前記車両が盗難車両であることを前記車両の周囲に知らせる告知を行うステップとを有し、
前記車両の盗難が発生していると判断した場合であっても、前記車両が前記地点の付近へ到達するまでは、前記告知を行わないことを特徴とする車両盗難防止方法。 - 車両に装備される車両盗難防止装置における車両盗難防止方法が、
車両盗難の発生を検出する盗難発生検出手段からの信号に基づいて、前記車両の盗難が発生しているか否かを判断するステップと、
前記車両の盗難が発生していると判断した場合に、予め設定された盗難車両の早期発見を実現する地点の付近に設置された送信機から局所的に送信される車両制御コードを受信したか否かを判断するステップと、
前記車両制御コードを受信したと判断した場合、前記車両が盗難車両であることを知らせる告知を行うステップとを有し、
前記車両の盗難が発生していると判断した場合であっても、前記車両が前記地点の付近へ到達するまでは、前記告知を行わないことを特徴とする車両盗難防止方法。 - 車両に装備される車両盗難防止装置を構成する制御装置に、
車両盗難の発生を検出する盗難発生検出手段からの信号に基づいて、前記車両の盗難が発生しているか否かを判断する機能と、
前記車両の盗難が発生していると判断した場合に、前記車両の位置情報を検出する位置情報検出手段から得られる情報に基づいて、前記車両が予め設定された盗難車両の早期発見を実現する地点の付近に存在するか否かを判断する機能と、
前記車両が前記地点の付近に存在すると判断した場合、前記車両が盗難車両であることを前記車両の周囲に知らせる告知を行う機能とを実現させ、
前記車両の盗難が発生していると判断した場合であっても、前記車両が前記地点の付近へ到達するまでは、前記告知を行わせないことを特徴とする車両盗難防止プログラム。 - 車両に装備される車両盗難防止装置を構成する制御装置に、
車両盗難の発生を検出する盗難発生検出手段からの信号に基づいて、前記車両の盗難が発生しているか否かを判断する機能と、
前記車両の盗難が発生していると判断した場合に、予め設定された盗難車両の早期発見を実現する地点の付近に設置された送信機から局所的に送信される車両制御コードを受信したか否かを判断する機能と、
前記車両制御コードを受信したと判断した場合、前記車両が盗難車両であることを前記車両の周囲に知らせる告知を行う機能とを実現させ、
前記車両の盗難が発生していると判断した場合であっても、前記車両が前記地点の付近へ到達するまでは、前記告知を行わせないことを特徴とする車両盗難防止プログラム。
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