JP4342664B2 - 緊急通報装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は緊急通報を行う緊急通報装置に関し、より詳細には、車両盗難や、エアバック作動や、緊急用スイッチのオン等の緊急情報を監視センター等の緊急機関へ伝えるための緊急通報装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
日本では車両盗難、車中荒しなどの盗難事件は発生件数、発生率とも欧州に比べて低いが増加の傾向にある。米国では車両盗難が年間140万件(1988年)、車上盗難が年間290万件(1988年)と非常に多く、社会問題となっている。また欧州でも米国同様、盗難発生件数が多い。そのため近年、車両盗難の緊急事態を外部へ伝達するための緊急通報装置が種々考えられている。
【0003】
図12は従来の緊急通報装置の要部を概略的に示したブロック図である。図中11は送信機を示しており、送信機11は、マイコン12、ロックスイッチ13、アンロックスイッチ14、送信回路15、アンテナ16、及びIDコードを記憶するIDコード記憶部17を含んで構成されている。
【0004】
ロックスイッチ13、及びアンロックスイッチ14はマイコン12の入力端子に接続され、ロックスイッチ13、又はアンロックスイッチ14がプッシュされると、マイコン12は各スイッチに対応するドアロック指令コードをROM(図示せず)から取り込み、IDコードに前記ドアロック指令コードを付加した信号を送信回路15を介してアンテナ16から送信するようになっている。なお、IDコードの前には同期コードも付与されているが、ここではその説明を省略する。
【0005】
また緊急通報装置の本体側の受信回路22では、送信機11と同じ同期コードを備えており、同期コードが一致したときのみ、それに続くIDコードとドアロック指令コードとを取り込むようになっている。
【0006】
メインマイコン21は、アンテナ23、受信回路22を介して受信された信号(IDコード+ドアロック指令コード)に含まれるIDコードがIDコード記憶部24に記憶されたIDコードと一致するか否かを判断し、一致する場合には前記信号に含まれる前記ドアロック指令コードと、ドアの開閉状態を検出するドアカーテシスイッチ25からの信号とに応じた処理を施すようになっている。
【0007】
例えば、前記ドアロック指令コードがドアのロックを示すものであり、かつドアカーテシスイッチ25からの検出信号がドアの閉状態であれば、ドアをロックするようにドアロックアクチュエータ27を制御すると共に、アーミングモード(すなわち、セキュリティシステムのセット状態)に設定する。また、前記ドアロック指令コードがドアのアンロックを示すものであり、かつドアカーテシスイッチ25からの検出信号がドアの閉状態であれば、ドアをアンロックするようにドアロックアクチュエータ27を制御すると共に、アーミングモードを解除してディスアーミングモード(すなわち、セキュリティシステムの解除状態)にする。
【0008】
自動車電話装置31は、電話用マイコン32、無線機33、アンテナ34、及び電話機35を含んで構成され、またナビゲーション装置41は、ナビゲーション(以下、NAVIと記す)用マイコン42、走行距離を取得するための車速センサ43、進行方向を取得するためのジャイロセンサ44、GPS受信機45、アンテナ46、DVDドライブ47、DVD−ROM48(CD−ROMも可能)、リモコン(図示せず)、及び表示パネル50を有した表示装置49を含んで構成されている。
【0009】
メインマイコン21には、NAVI用マイコン42、及び電話用マイコン32が接続されており、メインマイコン21は、盗難検出手段26により車両盗難が検出されると、NAVI用マイコン42から取り込んだ自車位置情報を含む緊急信号を自動車電話装置31を用い、無線電話回線を通じて監視センターへ送信するようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、緊急信号を自動車電話装置31を用い、無線電話回線を通じて監視センターへ送信する場合には無線基地局MBS(図5参照)が必要であり、無線基地局MBSが近くにない場合には必要とする場所に電波を伝えることができない。すなわち、通話可能エリアE(図5参照)外からでは、緊急信号を監視センターへ伝えることができない。
【0011】
従って、通話可能エリアE外で車両が盗難された場合には盗難の発見が遅れてしまうといった問題や、また通話可能エリアE内で車両が盗難されたとしても、追跡中に盗難車が通話可能エリアEから外れると盗難車の位置が分からなくなってしまうといった問題がある。また、自動車電話装置31が故障したり、盗難者により破壊された場合等も同様である。
【0012】
本発明は上記課題に鑑みなされたものであって、車両盗難等の緊急事態の発生時に、その旨を監視センター等の緊急機関へ確実に通報することのできる緊急通報装置を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段及びその効果】
上記目的を達成するために本発明に係る緊急通報装置(1)は、車両の緊急通報を緊急機関へ行う緊急通報装置であって、車両の緊急状態を検出する緊急状態検出手段と、該緊急状態検出手段により車両の緊急状態が検出された場合に、前記緊急機関へ緊急信号を送信するための第1の送信手段の、車両への搭載の有無を検出する第1の送信手段有無検出手段と、前記緊急状態検出手段により車両の緊急状態が検出された場合に、周辺の車両へ緊急信号を送信するための第2の送信手段と、前記第1の送信手段有無検出手段により前記第1の送信手段が車両に搭載されていることが検出された場合で、前記緊急機関へ緊急信号の伝達が可能である場合には、前記第1の送信手段により緊急信号を前記緊急機関へ送信し、前記第1の送信手段有無検出手段により前記第1の送信手段が車両に搭載されていることが検出された場合で、前記緊急機関へ緊急信号の伝達が不可能である場合には、前記第2の送信手段により周辺車両へ緊急信号を送信し、前記第1の送信手段有無検出手段により前記第1の送信手段が車両に搭載されていないことが検出された場合には、前記第2の送信手段により車両の周辺へ緊急信号を送信する制御手段とを備えていることを特徴としている。
【0015】
前記第1の送信手段により、前記緊急信号を前記緊急機関へ伝達することができれば特に問題はないが、「発明が解決しようとする課題」の項目で説明したように、例えば、無線電話回線を通じて前記緊急信号を前記緊急機関へ送信する場合には、緊急事態が生じている車両(以下、親車両とも記す)が通話可能エリアから外れていたり、自動車電話が故障したり、盗難者により破壊されていると前記緊急信号を前記緊急機関へ伝えることができない。
【0016】
そこで上記した緊急通報装置(1)によれば、前記緊急機関へ緊急信号を送信するための第1の送信手段の、車両への搭載の有無を検出する第1の送信手段有無検出手段を備え、該第1の送信手段有無検出手段により前記第1の送信手段が車両に搭載されていることが検出された場合で、前記第1の送信手段による、前記緊急機関への信号の伝達が不可能である場合(例えば、通話可能エリア外からの送信である場合)には、前記第2の送信手段を用いて、前記緊急信号を周辺車両へ送信するようになっている。
【0017】
また、他車(ここでは親車両)から送信される前記緊急信号(すなわち、前記第2の送信手段から送信される前記緊急信号)を受信すると、前記制御手段の制御により、前記第1の送信手段を用いて、前記緊急信号を前記緊急機関へ送信するようになっている。
【0018】
このように、緊急事態が生じている車両(すなわち親車両)の周囲にいる車両(以下、子車両とも記す)が、親車両から送信された前記緊急信号を受信し、前記緊急機関へ再送信することができるようになっているため、前記親車両が通話可能エリアから外れていたとしても、緊急事態の情報を子車両を介して前記緊急機関へ伝えることができる。
【0019】
ところが、前記子車両から前記緊急機関への送信(すなわち、前記制御手段の制御による送信)においても、前記親車両から前記緊急機関への送信(すなわち、前記制御手段の制御による送信)と同様に、通話可能エリアから外れていると前記緊急信号を前記緊急機関へ伝えることができない。
【0020】
このため、前記親車両から送信される前記緊急信号を受信した子車両すべてが、通話可能エリア外にいる場合には、緊急事態の情報を前記緊急機関へ伝えることができない。
【0021】
そこで上記した緊急通報装置(1)によれば、前記第1の送信手段有無検出手段により前記第1の送信手段が車両に搭載されていることが検出された場合で、前記制御手段の制御による、前記第1の送信手段を用いての前記緊急機関への信号の伝達が不可能である場合には、前記制御手段の制御により、前記第2の送信手段を用いて、前記緊急信号を周辺車両(すなわち後述する孫車両)へ送信するようになっている。
【0022】
また、他車(ここでは子車両)から送信される前記緊急信号(すなわち、前記第2の送信手段から送信される前記緊急信号)を受信すると、前記制御手段の制御により、前記第1の送信手段を用いて、前記緊急信号を前記緊急機関へ送信するようになっている。
【0023】
このように、親車両から送信される前記緊急信号を受信した子車両の周囲にいる車両(以下、孫車両とも記す)が、前記子車両から送信された前記緊急信号を受信し、前記緊急機関へ再送信することができるようになっているため、親車両及び子車両すべてが通話可能エリアから外れていたとしても、緊急事態の情報を孫車両(それ以降も含む)を介して前記緊急機関へ伝えることができる。
【0024】
また当然のことではあるが、孫車両から前記緊急機関への送信においても、子車両から前記緊急機関への送信と同様に、通話可能エリアから外れていると前記緊急信号を前記緊急機関へ伝えることができないが、この場合にも前記制御手段の制御による、前記第2の送信手段を用いての前記緊急信号の外部への送信が繰り返される。
【0036】
また、前記第1の送信手段(例えば、無線電話回線を利用する自動車電話や携帯電話等の移動体通信手段)が搭載されていない場合には、無線電話回線を用いての前記緊急信号の前記緊急機関への送信ができない。そこで上記した緊急通報装置(1)によれば、前記緊急機関へ緊急信号を送信するための第1の送信手段の、車両への搭載の有無を検出する第1の送信手段有無検出手段を備え、前記第1の送信手段が搭載されていない場合には、前記第2の送信手段を用いて、前記緊急信号を車両の周辺へ送信することができるようになっている。
【0037】
従って、前記第2の送信手段から送信される電波の届く範囲に前記緊急機関が存在する場合には、緊急事態が生じている車両(すなわち、親車両)から、前記緊急信号を前記緊急機関へ直接伝えることができる。また、仮に電波の届く範囲に前記緊急機関が存在しなかったとしても、子車両(孫車両以降も含む)を介して前記緊急信号を前記緊急機関へ伝えることができる。
【0056】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る緊急通報装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0057】
図1は実施の形態(1)に係る緊急通報装置の要部を概略的に示したブロック図である。但し、ここでは図12に示した緊急通報装置と同様の構成部分については、同符号を付してその説明を省略する。
【0058】
図中51はメインマイコンを示しており、メインマイコン51は、アンテナ23、受信回路22を介して受信された信号(IDコード+ドアロック指令コード)に含まれるIDコードがIDコード記憶部24に記憶されたIDコードと一致するか否かを判断し、一致する場合には前記信号に含まれる前記ドアロック指令コードと、ドアの開閉状態を検出するドアカーテシスイッチ25からの信号とに応じた処理を施すようになっている。
【0059】
メインマイコン51には、NAVI用マイコン42、及び電話用マイコン32が接続されており、メインマイコン51は、盗難検出手段26により車両盗難が検出されると、以後定期的にNAVI用マイコン42から取り込んだ自車位置情報と盗難情報とを含む緊急信号を自動車電話装置31を用い、無線電話回線を通じて監視センターへ送信するか、もしくは送受信回路52、アンテナ53を用い、自車の周囲にいる他車へ送信するようになっている。
【0060】
逆に、他車の送受信回路52、アンテナ53から送信された緊急信号については、アンテナ53、送受信回路52を介して受信することができるようになっている。
【0061】
実施の形態(1)に係る緊急通報装置におけるメインマイコン51の行う動作を図2に示したフローチャートに基づいて説明する。
まず、RAM等(図示せず)の初期化を行うと共に、アーミングモードであることを示すフラグf1 、緊急事態が発生していることを示すフラグf2 、監視センターへ送信すべき緊急信号があることを示すフラグf4 を0にし、緊急信号の送信タイミングを示すフラグf3 を1にする(S1)。但し、フラグf4 については後述するメインマイコン51A、51Bに使用する。
【0062】
次にIDコード記憶部24に登録されているIDコードの受信があり、さらにそのIDコードにロック指令コードが含まれているか否かを判断する(S2)。ロック指令コードが含まれていると判断すれば、ドアカーテシスイッチ25からの出力信号に基づいて、ドアが閉状態であるか否かを判断する(S3)。
【0063】
ドアが閉状態であると判断すれば、ドアをロックさせるようにドアロックアクチュエータ27を制御し(S4)、次にフラグf1 が1であるか否か、すなわちアーミングモードであるか否かを判断する(S5)。アーミングモードである(すなわち、フラグf1 =1)と判断すれば、S6、S7を飛ばしてS8へ進む。一方、アーミングモードでないと判断すれば、アーミングモードに設定し(S6)、フラグf1 を1にし(S7)、その後S8へ進む。
【0064】
S8では、盗難検出手段26からの出力信号やドアカーテシスイッチ25の出力信号に基づいて、盗難が発生したか否かを判断する(S8)。盗難が発生したと判断すれば、警報ホーンを60秒鳴らすように警報ホーン装置54を制御し(S9)、緊急事態が発生していることを示すフラグf2 を1にし(S10)、その後S2へ戻る。一方、盗難が発生していないと判断すれば、S9、S10を飛ばして、そのままS2へ戻る。
【0065】
なお盗難検出手段26における盗難検出方法としては、例えば、ガラスが割られたことを振動センサで検出したり、車室内に不法侵入した人の動きを超音波で検出する方法等が挙げられる。
【0066】
S2における判断で、ロック指令コードを含むIDコードの受信がないと判断すれば、IDコード記憶部24に登録されているIDコードの受信があり、さらにそのIDコードにアンロック指令コードが含まれているか否かを判断する(S11)。
【0067】
アンロック指令コードが含まれていると判断すれば、ドアをアンロックさせるようにドアロックアクチュエータ27を制御し(S12)、次にフラグf1 が1であるか否か、すなわちアーミングモードであるか否かを判断する(S13)。アーミングモードである(すなわち、フラグf1 =1)と判断すれば、アーミングモードを解除し(S14)、フラグf1 を0にして(S15)、その後S2へ戻る。一方、アーミングモードでないと判断すれば、S14、S15を飛ばして、そのままS2へ戻る。
【0068】
またS3における判断で、ドアが開状態であると判断した場合や、S11における判断で、アンロック指令コードを含むIDコードを受信していないと判断した場合には、フラグf1 が1であるか否か、すなわちアーミングモードであるか否かを判断する(S16)。ここで、アーミングモードであると判断すればS8へ進み、アーミングモードでないと判断すればS2へ戻る。
【0069】
次に、実施の形態(1)に係る緊急通報装置におけるメインマイコン51の行う別の動作を図3に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、この処理は一定時間毎の割り込み処理にて行うものとする。
【0070】
まず、フラグf2 が1であるか否か、すなわち緊急事態が発生しているか否かを判断する(S21:図2のS10に関連)。緊急事態が発生している(すなわち、フラグf2 =1)と判断すれば、次に緊急信号の送信タイミングを示すフラグf3 が1であるか否かを判断する(S22)。
【0071】
緊急信号の送信タイミングである(すなわち、フラグf3 =1)と判断すれば、NAVI用マイコン42から自車位置情報を取り込んで(S23)、次に自動車電話における通話可能エリア内であるか否かを判断する(S24)。なお、通話可能エリア内であるか否かについては、電話用マイコン32で判定することができるため、メインマイコン51は電話用マイコン32からその旨を示す信号を取り込めば良い。
【0072】
S24における判断で、通話可能エリア内であると判断すれば、電話用マイコン32へ、緊急通報用ダイヤル信号(監視センターの電話番号を示す)を出力すると共に、盗難が発生したことを示す盗難コード、自車位置情報、車両情報(車両番号、車種、ボディの色)、及び現在時刻を含む緊急信号を出力し、自動車電話を用いて、監視センターへ前記緊急信号を送信するように制御し(S25)、フラグf3 を0にし(S27)、タイマtを0にし(S28)、その後S31へ進む。なおS31については後述する。
【0073】
一方、通話可能エリア外であると判断すれば、送受信回路52、アンテナ53を用いて、盗難コード、自車位置情報、車両情報、及び現在時刻を含む緊急信号を外部へ送信し(S26)、フラグf3 を0にし(S27)、図示せぬルーチンでカウントアップされるタイマtを0にして(S28)、S31へ進む。
【0074】
S22における判断で、緊急信号の送信タイミングでないと判断すれば、タイマtが5分以上であるか否かを判断する(S29)。タイマtが5分以上であれば、フラグf3 を1とし(S30)、その後S31へ進む。一方、タイマtが5分以上でないと判断すれば、S30を飛ばして、そのままS31へ進む。なおS22、S29、S30における動作で、緊急信号を1回/5分のペースで監視センター(もしくは他車)へ送信するようにしている。
【0075】
上記実施の形態(1)に係る緊急通報装置によれば、送信機11のロックスイッチ13が操作されると、ドアのロック制御を行うと共にアーミングモードを設定し、アーミングモードのときに、盗難検出手段26やドアカーテシスイッチ25により盗難が検出されると(すなわち、緊急事態が発生すると)、警報ホーンを鳴らすようになっている。一方、送信機11のアンロックスイッチ14が操作されると、ドアのアンロック制御を行うと共にアーミングモードを解除するようになっている。また緊急事態が発生すると、自車位置情報を含む緊急信号を5分間隔で監視センターへ送信するようになっている。
【0076】
ところが、盗難車両が通話可能エリアから外れていると、自動車電話を用い、無線電話回線を通じて前記緊急信号を監視センターへ伝えることができないため、前記盗難車両が通話可能エリアから外れている場合には、送受信回路52、アンテナ53を用いて、前記緊急信号を外部(すなわち他車)へ送信するようになっている。
【0077】
次に、S31での動作、すなわち他車から受信した緊急信号の処理動作について図4に示したフローチャートに基づいて説明する。
【0078】
まずアンテナ53、送受信回路52から緊急信号を受信したか否かを判断する(S41)。緊急信号を受信したと判断すれば、自動車電話における通話可能エリア内であるか否かを判断する(S42)。通話可能エリア内であると判断すれば、電話用マイコン32へ、緊急通報用ダイヤル信号(監視センターの電話番号を示す)を出力すると共に、他車から受信した前記緊急信号を出力し、自動車電話を用いて、監視センターへ前記緊急信号を送信するように制御し(S43)、この動作を終了する。
【0079】
一方、通話可能エリア外であると判断すれば、送受信回路52、アンテナ53を用いて、他車から受信した前記緊急信号を外部へ送信し(S44)、この動作を終了する。
【0080】
このように上記実施の形態(1)に係る緊急通報装置によれば、他車(ここでは親車両(盗難車両))から送信される前記緊急信号を受信すると、前記緊急信号を自動車電話を用いて監視センターへ送信するようになっている。
【0081】
すなわち、同じ緊急通報装置を搭載した車両が盗難車両(親車両)の近くにいれば、その車両(子車両)が、親車両から送信された前記緊急信号を受信し、前記緊急機関へ再送信することができるようになっているため、前記親車両が通話可能エリアから外れていたとしても、緊急事態の情報を子車両を介して前記緊急機関へ伝えることができる。
【0082】
ところが、子車両すべてが通話可能エリア外にいる場合には、子車両から無線電話回線を通じて、前記緊急信号を監視センターへ伝えることができないため、前記子車両が通話可能エリアから外れている場合には、送受信回路52、アンテナ53を用いて、前記緊急信号を外部(すなわち他車)へ再送信するようになっている。
【0083】
従って、親車両から送信される前記緊急信号を受信した子車両の周囲にいる車両(孫車両)が、前記子車両から送信された前記緊急信号を受信し、前記監視センターへ再送信することができるようになっているため、親車両及び子車両すべてが通話可能エリアから外れていたとしても、緊急事態の情報を孫車両(それ以降も含む)を介して前記監視センターへ伝えることができる。
【0084】
また当然のことではあるが、孫車両から前記監視センターへの送信においても、子車両から前記監視センターへの送信と同様に、通話可能エリアから外れていると前記緊急信号を前記監視センターへ伝えることができないが、この場合にも送受信回路52、アンテナ53を用いての前記緊急信号の外部への送信が繰り返される。
【0085】
また前記緊急信号に、車両番号、車種、ボディの色の車両情報が含まれているため、緊急事態が生じている車両の特定を容易に行うことができる。さらに前記緊急信号には、親車両からの送信時刻が含まれているため、前記緊急信号が前記監視センターへ遅れて伝えられたとしても、前記監視センターにおいて緊急事態の状況を正確に把握することができる。
【0086】
また進行方向を算出する進行方向算出手段を装備し、進行方向を示した情報を前記緊急信号に含めても良く、そのようにすることによって、緊急事態が生じている車両(例えば、盗難車両)の行き先の予測を容易に行うことができる。
【0087】
次に、実施の形態(1)に係る緊急通報装置を車両に搭載した場合における、緊急信号の監視センターへの伝わり方を図5を用いて説明する。
【0088】
図中MBSは、通話可能エリアE(無線ゾーン)内の自動車電話と無線交信する通信施設である無線基地局を示しており、無線基地局MBSは無線回線制御局MCSで管理されている。また無線回線制御局MCSを管理する自動車電話交換局AMCは、固定電話網との接続や自動車電話相互の接続を行うところであり、さらにその上位に、最上位の電話交換局である総括局RCがある。
【0089】
1)盗難車両(親車両)Ma1 が通話可能エリアE内にいる場合には、盗難車両Ma1 から無線電話回線を通じて、緊急信号を監視センターへ伝えることができる。
【0090】
2)盗難車両(親車両)Ma2 が通話可能エリアEから外れている場合には、親車両Ma2 から緊急信号が外部へ送信され、該緊急信号を受信することのできた子車両Mb2 から無線電話回線を通じて、前記緊急信号を監視センターへ伝えることができる。
【0091】
3)盗難車両(親車両)Ma3 が通話可能エリアEから外れている場合には、親車両Ma3 から緊急信号が外部へ送信される。
その周囲にいる子車両Mb3 が前記緊急信号を受信することができたとしても、子車両Mb3 が通話可能エリアEから外れている場合には、子車両Mb3 から前記緊急信号が外部へ再送信され、該緊急信号を受信することのできた孫車両Mc3 から無線電話回線を通じて、前記緊急信号を監視センターへ伝えることができる。
【0092】
次に、実施の形態(2)に係る緊急通報装置について説明する。但し、実施の形態(2)に係る緊急通報装置の構成図は図1に示した緊急通報装置と同様であるので、ここではその説明を省略する。
【0093】
また、実施の形態(2)に係る緊急通報装置におけるメインマイコン51Aの行う動作と、実施の形態(1)に係る緊急通報装置におけるメインマイコン51の行う動作との違いは、他車から受信した緊急信号の処理動作(図3のS31)だけであるので、ここではその動作についてのみ図6に示したフローチャートに基づいて説明する。
【0094】
まずアンテナ53、送受信回路52から新たな緊急信号を受信したか否かを判断する(S51)。新たな緊急信号を受信したと判断すれば、自動車電話における通話可能エリア内であるか否かを判断する(S52)。通話可能エリア内であると判断すれば、電話用マイコン32へ、緊急通報用ダイヤル信号(監視センターの電話番号を示す)を出力すると共に、他車から受信した前記緊急信号を出力し、自動車電話を用いて、監視センターへ前記緊急信号を送信するように制御し(S53)、この動作を終了する。
【0095】
一方、通話可能エリア外であると判断すれば、送受信回路52、アンテナ53を用いて、他車から受信した前記緊急信号を外部へ送信し(S54)、前記緊急信号を監視センターへ送信すべきことを示すフラグf4 を1にし(S55)、この動作を終了する。
【0096】
S51における判断で、新たな緊急信号でを受信していないと判断すれば、フラグf4 が1であるか否か、すなわち監視センターへ送信すべき前記緊急信号があるか否かを判断する(S56)。
【0097】
監視センターへ送信すべき緊急信号があると判断すれば、自動車電話における通話可能エリア内であるか否かを判断する(S57)。通話可能エリア内であると判断すれば、電話用マイコン32へ、緊急通報用ダイヤル信号(監視センターの電話番号を示す)を出力すると共に、他車から受信した前記緊急信号を出力し、自動車電話を用いて、監視センターへ前記緊急信号を送信するように制御し(S58)、フラグf4 を0にし(S59)、この動作を終了する。
【0098】
上記実施の形態(2)に係る緊急通報装置によれば、前記監視センターへの信号の伝達が不可能であるときに、他車から受信した前記緊急信号を外部へ送信した場合には、その後、前記監視センターへの信号の伝達が可能になると、前記緊急信号を前記監視センターへ送信するようになっているため、緊急事態の情報をより確実に前記監視センターへ伝えることができる。
【0099】
次に、実施の形態(2)に係る緊急通報装置を車両に搭載した場合における、緊急信号の監視センターへの伝わり方を図7を用いて説明する。
【0100】
1)盗難車両(親車両)Ma1 が通話可能エリアE内にいる場合には、盗難車両Ma1 から無線電話回線を通じて、緊急信号を監視センターへ伝えることができる。
【0101】
2)盗難車両(親車両)Ma2 が通話可能エリアEから外れている場合には、親車両Ma2 から緊急信号が外部へ送信され、該緊急信号を受信することのできた子車両Mb2 から無線電話回線を通じて、前記緊急信号を監視センターへ伝えることができる。
【0102】
3)盗難車両(親車両)Ma3 が通話可能エリアEから外れている場合には、親車両Ma3 から緊急信号が外部へ送信される。
その周囲にいる子車両Mb3 が前記緊急信号を受信することができたとしても、子車両Mb3 が通話可能エリアEから外れている場合には、子車両Mb3 から前記緊急信号が外部へ再送信され、該緊急信号を受信することのできた孫車両Mc3 から無線電話回線を通じて、前記緊急信号を監視センターへ伝えることができる。
【0103】
4)盗難車両(親車両)Ma4 が通話可能エリアEから外れている場合には、親車両Ma4 から緊急信号が外部へ送信される。
その周囲にいる子車両Mb4 が前記緊急信号を受信することができたとしても、子車両Mb4 が通話可能エリアEから外れている場合には、その後、通話可能エリアE内に移動すると、子車両Mb’4 から無線電話回線を通じて、前記緊急信号を監視センターへ伝えることができる。
【0104】
次に、実施の形態(3)に係る緊急通報装置について説明する。但し、実施の形態(3)に係る緊急通報装置の構成図は図1に示した緊急通報装置と同様であるので、ここではその説明を省略する。
【0105】
また、実施の形態(3)に係る緊急通報装置におけるメインマイコン51Bの行う動作と、実施の形態(1)に係る緊急通報装置におけるメインマイコン51の行う動作との違いは、他車から受信した緊急信号の処理動作(図3のS31)だけであるので、ここではその動作についてのみ図8に示したフローチャートに基づいて説明する。
【0106】
まずアンテナ53、送受信回路52から新たな緊急信号を受信したか否かを判断する(S61)。新たな緊急信号を受信したと判断すれば、自動車電話における通話可能エリア内であるか否かを判断する(S62)。通話可能エリア内であると判断すれば、電話用マイコン32へ、緊急通報用ダイヤル信号(監視センターの電話番号を示す)を出力すると共に、他車から受信した前記緊急信号を出力し、自動車電話を用いて、監視センターへ前記緊急信号を送信するように制御し(S63)、この動作を終了する。
【0107】
一方、通話可能エリア外であると判断すれば、前記緊急信号を監視センターへ送信すべきことを示すフラグf4 を1にし(S64)、この動作を終了する。
【0108】
S61における判断で、新たな緊急信号を受信していないと判断すれば、フラグf4 が1であるか否か、すなわち監視センターへ送信すべき前記緊急信号があるか否かを判断する(S65)。
【0109】
監視センターへ送信すべき緊急信号があると判断すれば、自動車電話における通話可能エリア内であるか否かを判断する(S66)。通話可能エリア内であると判断すれば、電話用マイコン32へ、緊急通報用ダイヤル信号(監視センターの電話番号を示す)を出力すると共に、他車から受信した前記緊急信号を出力し、自動車電話を用いて、監視センターへ前記緊急信号を送信するように制御し(S67)、フラグf4 を0にし(S68)、この動作を終了する。
【0110】
上記実施の形態(3)に係る緊急通報装置によれば、通話可能エリア内に入ると、無線電話回線を通じて前記緊急信号を前記監視センターへ送信するようになっているため、緊急事態の情報を子車両を介して確実に前記監視センターへ伝えることができる。また、孫車両に前記緊急信号を送信しないので、必要以上に前記緊急信号の送信が行われるのを防止することができる。
【0111】
次に、実施の形態(3)に係る緊急通報装置を車両に搭載した場合における、緊急信号の監視センターへの伝わり方を図9を用いて説明する。
【0112】
1)盗難車両(親車両)Ma1 が通話可能エリアE内にいる場合には、盗難車両Ma1 から無線電話回線を通じて、緊急信号を監視センターへ伝えることができる。
【0113】
2)盗難車両(親車両)Ma2 が通話可能エリアEから外れている場合には、親車両Ma2 から緊急信号が外部へ送信され、該緊急信号を受信することのできた子車両Mb2 から無線電話回線を通じて、前記緊急信号を監視センターへ伝えることができる。
【0114】
3)盗難車両(親車両)Ma4 が通話可能エリアEから外れている場合には、親車両Ma4 から緊急信号が外部へ送信される。
その周囲にいる子車両Mb4 が前記緊急信号を受信することができたとしても、子車両Mb4 が通話可能エリアEから外れている場合には、その後、通話可能エリアE内に移動すると、子車両Mb’4 から無線電話回線を通じて、前記緊急信号を監視センターへ伝えることができる。
きる。
【0115】
図10は実施の形態(4)に係る緊急通報装置の要部を概略的に示したブロック図である。但し、ここでは図1に示した緊急通報装置と同様の構成部分については、同符号を付しその説明を省略する。
【0116】
図中51Cはメインマイコンを示しており、メインマイコン51Cには車両に自動車電話が搭載されているか否かを検出する電話有無検出手段55が接続されている。
【0117】
車両に自動車電話が搭載されている場合には、上記実施の形態(1)〜(3)のいずれかに係る緊急通報装置と同様となるため、ここでは車両に自動車電話が搭載されていない場合についてのみ説明する。
【0118】
車両に自動車電話が搭載されていないと、無線電話回線を通じて緊急信号を監視センターへ伝えることができないので、メインマイコン51Cは送受信回路52、アンテナ53を用いて前記緊急信号を外部へ送信するようになっている。
【0119】
上記実施の形態(4)に係る緊急通報装置によれば、送受信回路52、アンテナ53から送信される電波の届く範囲に前記監視センターが存在する場合には、緊急事態が生じている車両(すなわち、親車両)から、前記緊急信号を前記監視センターへ直接伝えることができる。また、仮に電波の届く範囲に前記監視センターが存在しなかったとしても、自動車電話を搭載した子車両(孫車両以降も含む)を介して前記緊急信号を前記監視センターへ伝えることができる。
【0120】
図11は実施の形態(5)に係る緊急通報装置の要部を概略的に示したブロック図である。但し、ここでは図1に示した緊急通報装置と同様の構成部分については、同符号を付しその説明を省略する。
【0121】
図中51Dはメインマイコンを示しており、メインマイコン51Dは盗難検出手段26により車両盗難が検出されると、以後定期的にNAVI用マイコン42から取り込んだ自車位置情報と盗難コードとを含む緊急信号を自動車電話装置31を用い、無線電話回線を通じて監視センターへ送信するか、もしくは送信回路56、アンテナ57を用い、自車の周囲にいる他車へ送信するようになっている。
【0122】
逆に、他車の送信回路56、アンテナ57から送信された盗難信号については、ドアのロック/アンロックの遠隔操作に使用するアンテナ23、受信回路22を介して受信するようになっている。
【0123】
上記実施の形態(5)に係る緊急通報装置によれば、他車から送信される前記緊急信号の受信を、ドアのロック/アンロックの遠隔操作に使用するアンテナ23、受信回路22で行うようになっているため、装置全体としてのコストの削減を図ることができる。
【0124】
上記実施の形態(1)〜(5)に係る緊急通報装置においては、車両盗難の場合についてのみ説明しているが、緊急事態としては車両盗難に限定するものではなく、エアバック作動や緊急用スイッチのオン等であっても良い。
【0125】
従って、盗難検知信号や、エアバック作動検知信号や、緊急用スイッチのオン信号を入力することができるようにしておき、これら信号に基づいた情報を前記緊急信号に含めるようにすれば良い。
【0126】
また子車両であれば親車両から、孫車両であれば子車両からの緊急信号を受信すると、受信した前記緊急信号に基づいた緊急情報を車室内に報知(表示、音声等)する報知手段を装備しても良い。
【0127】
例えば、メインマイコン51、51A〜51DのROM(図示せず)に、盗難検知用として「緊急情報です。(*車両番号)の(*車種)です。色は(*ボディの色)です。現在盗難に遭い、(*場所)を(*方向)に走行中です。この情報を受信された方は警察までご連絡下さい。」という基本センテンスを記憶させておき、CPU(図示せず)により必要に応じて呼び出すことができるようにする。なお上記(*名称)はパラメータであり、これらは受信した緊急信号に基づいて決定されるものである。
【0128】
このように、基本センテンスのパラメータに上記決定内容を入れ、音声合成処理部(図示せず)によって音声合成を行うことによって、スピーカ(図示せず)から救援を求める車両の情報を伝えるようにしても良い。
【0129】
また、上記実施の形態(1)〜(5)に係る緊急通報装置において、監視センター等の緊急機関への信号の伝達が不可能な場合を、通話可能エリアから外れている場合として説明しているが、その他、自動車電話装置(アンテナも含む)が故障したり、盗難者により破壊された場合としても良い。
【0130】
すなわち、S24(図3参照)、S42(図4参照)、S52、S57(図6参照)、S62、S66(図8参照)における「通話可能エリア内であるか否か」という判断処理を、「自動車電話装置が故障しているか否か」等といった判断処理に置き換えても良い。また、当然のことではあるが、これら2つの判断処理を併用しても良い。
【0131】
なお、自動車電話装置の正常/故障の判断については、自動車電話装置それ自体がその判断を行える場合(例えば、アンテナのみ破壊された場合)には、その情報をメインマイコンへ送信すれば良く、また自動車電話装置の本体が破壊されたような場合には、メインマイコンが自動車電話装置との通信不能を理由に判断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態(1)に係る緊急通報装置の要部を概略的に示したブロック図である。
【図2】実施の形態(1)に係る緊急通報装置におけるメインマイコンの行う動作を示したフローチャートである。
【図3】実施の形態(1)に係る緊急通報装置におけるメインマイコンの行う動作を示したフローチャートである。
【図4】実施の形態(1)に係る緊急通報装置におけるメインマイコンの行う動作を示したフローチャートである。
【図5】実施の形態(1)に係る緊急通報装置における、緊急信号の監視センターへの伝わり方の説明図である。
【図6】実施の形態(2)に係る緊急通報装置におけるメインマイコンの行う動作を示したフローチャートである。
【図7】実施の形態(2)に係る緊急通報装置における、緊急信号の監視センターへの伝わり方の説明図である。
【図8】実施の形態(3)に係る緊急通報装置におけるメインマイコンの行う動作を示したフローチャートである。
【図9】実施の形態(3)に係る緊急通報装置における、緊急信号の監視センターへの伝わり方の説明図である。
【図10】実施の形態(4)に係る緊急通報装置の要部を概略的に示したブロック図である。
【図11】実施の形態(5)に係る緊急通報装置の要部を概略的に示したブロック図である。
【図12】従来の緊急通報装置の要部を概略的に示したブロック図である。
【符号の説明】
31 自動車電話装置
32 電話用マイコン
51、51A〜51D メインマイコン
41 ナビゲーション装置
42 NAVI用マイコン
52 送信回路
55 電話有無検出手段
Claims (1)
- 車両の緊急通報を緊急機関へ行う緊急通報装置であって、
車両の緊急状態を検出する緊急状態検出手段と、
該緊急状態検出手段により車両の緊急状態が検出された場合に、前記緊急機関へ緊急信号を送信するための第1の送信手段の、車両への搭載の有無を検出する第1の送信手段有無検出手段と、
前記緊急状態検出手段により車両の緊急状態が検出された場合に、周辺の車両へ緊急信号を送信するための第2の送信手段と、
前記第1の送信手段有無検出手段により前記第1の送信手段が車両に搭載されていることが検出された場合で、前記緊急機関へ緊急信号の伝達が可能である場合には、前記第1の送信手段により緊急信号を前記緊急機関へ送信し、
前記第1の送信手段有無検出手段により前記第1の送信手段が車両に搭載されていることが検出された場合で、前記緊急機関へ緊急信号の伝達が不可能である場合には、前記第2の送信手段により周辺車両へ緊急信号を送信し、
前記第1の送信手段有無検出手段により前記第1の送信手段が車両に搭載されていないことが検出された場合には、前記第2の送信手段により車両の周辺へ緊急信号を送信する制御手段とを備えていることを特徴とする緊急通報装置。
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