JP6880607B2 - 盗難管理装置、盗難管理システム、盗難管理方法及びプログラム - Google Patents

盗難管理装置、盗難管理システム、盗難管理方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、盗難管理装置、盗難管理システム、盗難管理方法及びプログラムに関する。
車両に対して盗難車両の識別情報を送信し、それを受信した車両が、自身が盗難車両か否かを判定し判定結果を管理センタ等へ通知する技術がある。
例えば、特許文献1に記載の発明では、管理センタが盗難に遭った車両の登録番号を含む車両捜索信号を通信衛星へ送信し、通信衛星が全国にその情報を送信する。車両捜索信号を受信した盗難車両は、GPSによって自己の位置を検出してその位置情報を位置通知信号と共に通信衛星に返信し、通信衛星が管理センタにその位置通知信号を送信する。すると、管理センタでは、その位置情報を警察に通報する。
また、特許文献2に記載の発明では、車載された盗難防止装置が、特定のID番号を検知したときに特定の周波数の電波を発信するようにしておく。車が盗難されたときには、携帯電話等が盗難防止装置に対して特定のID番号を発信し、盗難防止装置からの信号を受信することで盗難された車を検出する。
特開2003−109194号公報 特開2004−161178号公報
車両が盗難車両であることを車載器等が検出した場合に、定められた盗難通知先に対する通信を確立できない可能性がある。そのような場合でも盗難通知先に対して通知が行われることが望ましい。しかしながら、特許文献1、2のいずれにも、定められた盗難通知先に対する通信を確立できない場合の対策は示されていない。
この点に関し、特許文献1に記載の発明では、管理センタと車両とが通信衛星を介して通信を行う。これに対し、システム構成を簡単にする観点から、通信衛星を用いずとも盗難時の通知が盗難通知先に対して行われることが望ましい。その際、車載器等が盗難通知先に対する通信を確立できない場合でも盗難通知先に対して通知が行われることが望ましい。
また、特許文献2に記載の発明で、携帯電話が盗難防止装置に対して特定のID番号を発信した後、盗難防止装置が特定の周波数の電波を発信する際に携帯電話の通信可能圏外に位置するなど、盗難防止装置が携帯電話と通信を確立できない可能性がある。このような場合にも盗難通知先に対して通知が行われることが望ましい。
本発明は、上述の課題を解決することのできる盗難管理装置、盗難管理システム、盗難管理方法及びプログラムを提供することを目的としている。
本発明の第1の態様によれば、盗難管理装置は、車両に搭載された盗難管理装置であって、盗難車両の識別情報を含む盗難情報を、盗難情報送信装置、または、他の盗難管理装置の少なくとも何れかから受信する盗難情報受信部と、前記盗難情報に基づいて、自車両の識別情報が前記盗難車両の識別情報と一致するか否かを判定する盗難判定部と、自車両の識別情報が前記盗難車両の識別情報と一致すると判定され、かつ、 盗難車両に関する通知を行う情報である通知情報を、定められた盗難通知先に送信できない場合、通信可能圏内に位置する車両に当該通知情報を送信する通知情報送信部と、前記盗難情報受信部が受信した前記盗難情報を記憶する盗難情報記憶部と、自車両が前記盗難情報送信装置からの盗難情報を受信可能な範囲に位置するか否かを判定する位置判定部と、自車両が前記盗難情報送信装置からの盗難情報を受信可能な範囲に位置しないと前記位置判定部が判定した場合、前記盗難情報記憶部が記憶している盗難情報を他の車両に送信する盗難情報送信部と、を備える。
本発明の第2の態様によれば、盗難管理装置は、車両に搭載された盗難管理装置であって、盗難車両の識別情報を含む盗難情報を、盗難情報送信装置、または、他の盗難管理装置の少なくとも何れかから受信する盗難情報受信部と、他の車両に対して識別情報の送信要求を送信する識別情報要求送信部と、前記他の車両から前記他の車両の識別情報を受信する識別情報受信部と、前記盗難情報に基づいて、前記他の車両の識別情報が前記盗難車両の識別情報と一致するか否かを判定する盗難判定部と、前記他の車両の識別情報が前記盗難車両の識別情報と一致すると判定され、かつ、 盗難車両に関する通知を行う情報である通知情報を、定められた盗難通知先に送信できない場合、通信可能圏内に位置する車両に当該通知情報を送信する通知情報送信部と、を備える。
本発明の第3の態様によれば、盗難管理装置は、車両に搭載された盗難管理装置であって、盗難車両の識別情報を含む盗難情報を、盗難情報送信装置、または、他の盗難管理装置の少なくとも何れかから受信する盗難情報受信部と、カメラで撮影された車両の識別情報が、前記盗難情報に含まれる盗難車両の識別情報と一致するか否かを判定する盗難判定部と、前記カメラで撮影された車両の識別情報が前記盗難車両の識別情報と一致すると判定され、かつ、前記カメラで撮影された車両が盗難車両であることを示す通知情報を、定められた盗難通知先に送信できない場合、通信可能圏内に位置する車両に当該通知情報を送信する通知情報送信部と、を備える。
本発明の第4の態様によれば、盗難管理システムは、盗難情報送信装置と、車両に搭載された盗難管理装置とを備え、前記盗難情報送信装置は、盗難車両の識別情報を含む盗難情報を送信し、前記盗難管理装置は、前記盗難情報を、前記盗難情報送信装置、または、他の盗難管理装置の少なくとも何れかから受信する盗難情報受信部と、前記盗難情報に基づいて、自車両の識別情報が前記盗難車両の識別情報と一致するか否かを判定する盗難判定部と、自車両の識別情報が前記盗難車両の識別情報と一致すると判定され、かつ、盗難車両に関する通知を行う情報である通知情報を、定められた盗難通知先に送信できない場合、通信可能圏内に位置する車両に当該通知情報を送信する通知情報送信部と、前記盗難情報受信部が受信した前記盗難情報を記憶する盗難情報記憶部と、自車両が前記盗難情報送信装置からの盗難情報を受信可能な範囲に位置するか否かを判定する位置判定部と、自車両が前記盗難情報送信装置からの盗難情報を受信可能な範囲に位置しないと前記位置判定部が判定した場合、前記盗難情報記憶部が記憶している盗難情報を他の車両に送信する盗難情報送信部と、を備える。
本発明の第5の態様によれば、盗難管理システムは、盗難情報送信装置と、車両に搭載された盗難管理装置とを備え、前記盗難情報送信装置は、盗難車両の識別情報を含む盗難情報を送信し、前記盗難管理装置は、前記盗難情報を、前記盗難情報送信装置、または、他の盗難管理装置の少なくとも何れかから受信する盗難情報受信部と、他の車両に対して識別情報の送信要求を送信する識別情報要求送信部と、前記他の車両から前記他の車両の識別情報を受信する識別情報受信部と、前記盗難情報に基づいて、前記他の車両の識別情報が前記盗難車両の識別情報と一致するか否かを判定する盗難判定部と、前記他の車両の識別情報が前記盗難車両の識別情報と一致すると判定され、かつ、盗難車両に関する通知を行う情報である通知情報を、定められた盗難通知先に送信できない場合、通信可能圏内に位置する車両に当該通知情報を送信する通知情報送信部と、を備える。
本発明の第6の態様によれば、盗難管理方法では、車両に搭載された盗難管理装置が、盗難車両の識別情報を含む盗難情報を、盗難情報送信装置、または、他の盗難管理装置の少なくとも何れかから受信し、前記盗難情報に基づいて、自車両の識別情報が前記盗難車両の識別情報と一致するか否かを判定し、自車両の識別情報が前記盗難車両の識別情報と一致すると判定され、かつ、盗難車両に関する通知を行う情報である通知情報を、定められた盗難通知先に送信できない場合、通信可能圏内に位置する車両に当該通知情報を送信し、受信した前記盗難情報を記憶し、自車両が前記盗難情報送信装置からの盗難情報を受信可能な範囲に位置するか否かを判定し、自車両が前記盗難情報送信装置からの盗難情報を受信可能な範囲に位置しないと判定した場合、記憶している盗難情報を他の車両に送信する。
本発明の第7の態様によれば、盗難管理方法では、車両に搭載された盗難管理装置が、盗難車両の識別情報を含む盗難情報を、盗難情報送信装置、または、他の盗難管理装置の少なくとも何れかから受信し、他の車両に対して識別情報の送信要求を送信し、前記他の車両から前記他の車両の識別情報を受信し、前記盗難情報に基づいて、前記他の車両の識別情報が前記盗難車両の識別情報と一致するか否かを判定し、前記他の車両の識別情報が前記盗難車両の識別情報と一致すると判定され、かつ、盗難車両に関する通知を行う情報である通知情報を、定められた盗難通知先に送信できない場合、通信可能圏内に位置する車両に当該通知情報を送信する。
本発明の第8の態様によれば、プログラムは、車両に搭載されたコンピュータに、盗難車両の識別情報を含む盗難情報を、盗難情報送信装置、または、他の盗難管理装置の少なくとも何れかから受信し、前記盗難情報に基づいて、自車両の識別情報が前記盗難車両の識別情報と一致するか否かを判定し、自車両の識別情報が前記盗難車両の識別情報と一致すると判定され、かつ、盗難車両に関する通知を行う情報である通知情報を、定められた盗難通知先に送信できない場合、通信可能圏内に位置する車両に当該通知情報を送信し、受信した前記盗難情報を記憶し、自車両が前記盗難情報送信装置からの盗難情報を受信可能な範囲に位置するか否かを判定し、自車両が前記盗難情報送信装置からの盗難情報を受信可能な範囲に位置しないと判定した場合、記憶している盗難情報を他の車両に送信する、処理を実行させるためのプログラムである。
本発明の第8の態様によれば、プログラムは、車両に搭載されたコンピュータに、盗難車両の識別情報を含む盗難情報を、盗難情報送信装置、または、他の盗難管理装置の少なくとも何れかから受信し、他の車両に対して識別情報の送信要求を送信し、前記他の車両から前記他の車両の識別情報を受信し、前記盗難情報に基づいて、前記他の車両の識別情報が前記盗難車両の識別情報と一致するか否かを判定し、前記他の車両の識別情報が前記盗難車両の識別情報と一致すると判定され、かつ、盗難車両に関する通知を行う情報である通知情報を、定められた盗難通知先に送信できない場合、通信可能圏内に位置する車両に当該通知情報を送信する、処理を実行させるためのプログラムである。
この発明によれば、車両の盗難を検出した装置が、定められた盗難通知先に対する通信を確立できない場合でも、車両を盗難されたことを通知することができる。
本発明の第1実施形態に係る盗難管理システムの装置構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態に係る盗難情報送信装置の機能構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態に係る盗難管理装置の機能構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態に係る盗難情報送信装置が盗難情報を送信する処理手順の例を示すフローチャートである。 同実施形態に係る盗難管理装置が行う処理の手順の例を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る盗難管理システムの装置構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態に係る第一盗難管理装置の機能構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態に係る第二盗難管理装置の機能構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態に係る第一盗難管理装置、第二盗難管理装置の各々が行う処理の手順の例を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る第一盗難管理装置の機能構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態に係る第二盗難管理装置の機能構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態に係る第一盗難管理装置、第二盗難管理装置の各々が行う処理の手順の例を示すフローチャートである。 本発明に係る盗難管理装置の最小構成を示す概略構成図である。 本発明に係る盗難管理システムの最小構成の第1の例を示す概略構成図である。 本発明に係る盗難管理システムの最小構成の第2の例を示す概略構成図である。 本発明に係る盗難管理システムの最小構成の第3の例を示す概略構成図である。
以下、本発明の実施形態を説明するが、以下の実施形態は請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る盗難管理システムの装置構成を示す概略ブロック図である。図1に示すように、盗難管理システム1は、車両910に搭載された盗難管理装置100と、盗難情報送信装置800と、通知情報取得装置700とを備える。盗難管理システム1が備える盗難管理装置100の数は複数であればよい。
盗難管理システム1は、車両が盗難された場合に、盗難された車両を発見するためのシステムである。具体的には、盗難情報送信装置800が、盗難車両の識別情報を含む盗難情報を送信し、盗難管理装置100が、判定対象車両が盗難車両か否かを盗難情報に基づいて判定する。第1実施形態では、盗難管理装置100を搭載している車両910が判定対象車両である。そこで、盗難管理装置100は、自車両の識別情報が盗難情報に含まれる盗難車両の識別情報のいずれかと一致するか否かを判定することで、自車両が盗難車両か否かを判定する。ここでいう自車両は、盗難管理装置100を搭載している車両910である。
車両910は、自動車又は二輪車、又はこれらの組み合わせなど、盗難の対象となるいろいろな車両とすることができる。
自車両が盗難車両であると判定した場合、盗難管理装置100は、盗難通知先に定められている通知情報取得装置700へ通知情報を送信する。ここでいう盗難通知先は、盗難車両の情報を受け付ける装置である。盗難管理装置100は、例えば警察署など公的機関に設置されていてもよいし、盗難車両発見サービスを提供する企業に設置されていてもよい。
また、盗難管理装置100が盗難通知先を検知する方法は、特定の方法に限定されない。例えば、盗難管理装置100が盗難通知先の情報を予め記憶しておくようにしてもよいし、盗難情報に盗難通知先の情報が含まれていてもよい。
また、ここでいう通知情報は、盗難車両に関する通知を行う情報である。例えば、盗難管理装置100は、自車両の識別情報と自車両の位置情報とを通知情報に含めて送信する。これにより、通知情報を受信した通知情報取得装置700は、盗難車両(通知情報を送信した盗難管理装置100を搭載している車両)の位置を特定することができる。
盗難管理装置100は、通知情報取得装置700との通信を確立できない場合、盗難管理装置100自らの通信可能圏内に位置している他の車両910に通知情報を送信する。当該他の車両910に搭載されている盗難管理装置100が通知情報を通知情報取得装置700へ転送することで、通知情報取得装置700が通知情報を取得することができる。通知情報を受信した盗難管理装置100が通知情報取得装置700と通信を確立できない場合は、さらに他の車両910に搭載されている盗難管理装置100に通知情報を転送する。
図2は、盗難情報送信装置800の機能構成を示す概略ブロック図である。図2に示すように、盗難情報送信装置800は、放送波送信部810と、情報取得部820と、送信装置側記憶部880と、送信装置側制御部890とを備える。送信装置側記憶部880は、送信装置側盗難情報記憶部881を備える。
放送波送信部810は、送信装置側制御部890の制御に従って盗難情報を放送波にて送信する。すなわち、放送波送信部810は、盗難情報をブロードキャストする。
情報取得部820は、盗難情報の元となる情報を取得する。情報取得部820が情報を取得する方法は、特定の方法に限定されない。例えば、情報取得部820が通信装置を備え、盗難車両の識別情報を他の装置から受信するようにしてもよい。あるいは、情報取得部820がキーボード等の入力デバイスを備え、盗難車の識別情報の入力操作を受けるようにしてもよい。
送信装置側記憶部880は、盗難情報送信装置が備える記憶デバイスを用いて構成され、各種情報を記憶する。
送信装置側盗難情報記憶部881は、盗難情報を記憶する。
送信装置側制御部890は、盗難情報送信装置800の各部を制御して各種処理を実行する。特に、送信装置側制御部890は、情報取得部820が取得した情報に基づいて盗難情報を生成し、送信装置側盗難情報記憶部881に記憶させる。また、送信装置側制御部890は、情報取得部820が取得した情報に基づいて、送信装置側盗難情報記憶部881が記憶している盗難情報を更新する。
また、送信装置側制御部890は、送信装置側盗難情報記憶部881から盗難情報を読み出し、放送波送信部810を制御して盗難情報を送信させる。例えば、送信装置側制御部890は、放送波送信部810に定期的に盗難情報を送信させる。
送信装置側制御部890は、例えば盗難情報送信装置800が備えるコンピュータのCPU(Central Processing Unit、中央処理装置)が、送信装置側記憶部880からプログラムを読み出して実行することで構成される。
但し、盗難情報送信装置800が盗難情報を送信する方法はブロードキャストに限らない。例えば、盗難情報送信装置800が盗難管理装置100に対してユニキャスト又はマルチキャストにて盗難情報を送信するようにしてもよい。
図3は、盗難管理装置100の機能構成を示す概略ブロック図である。図3に示すように、盗難管理装置100は、放送波受信部110と、無線通信部120と、位置情報取得部130と、記憶部180と、制御部190とを備える。記憶部180は、盗難情報記憶部181と、車両識別情報記憶部182とを備える。制御部190は、盗難判定部191と、位置判定部192と、車種情報取得部193と、車両決定部194と、盗難情報転送処理部195と、通知情報転送処理部196とを備える。
放送波受信部110は、放送波を受信する。特に、放送波受信部110は、盗難情報送信装置800が送信した盗難情報を放送波にて受信する。放送波受信部110は、盗難情報受信部の例に該当する。
無線通信部120は、他の装置とユニキャスト又はマルチキャストにて通信を行う。特に、無線通信部120は、判定対象車両が盗難車両であると判定された場合、制御部190の制御に従って通知情報を通知情報取得装置700へ送信する。第1実施形態では、自車両が判定対象車両であり、無線通信部120は、自車両が盗難車両であると判定された場合、制御部190の制御に従って通知情報を通知情報取得装置700へ送信する。上述したように通知情報は、盗難車両に関する通知を行う情報である。
上述したように自車両は、盗難管理装置自らを搭載している車両である。例えば、無線通信部120の自車両は、無線通信部120自らを備える盗難管理装置100を搭載している車両910である。
通知情報取得装置700との通信を確立できない場合(従って、通知情報取得装置700に通知情報を送信できない場合)、無線通信部120は、無線通信部120自らの通信可能圏内に位置する車両910に対し、制御部190の制御に従って通知情報を送信する。すなわち、無線通信部120は、無線通信部120自らが通信可能な他の車両の盗難管理装置100に通知情報を送信する。ここでいう他の車両は、自車両以外の車両である。
上述したように、この車両910に搭載されている盗難管理装置100が通知情報を通知情報取得装置700へ転送することで、通知情報取得装置700が通知情報を取得することができる。通知情報を受信した盗難管理装置100が通知情報取得装置700と通信を確立できない場合は、さらに他の車両910に搭載されている盗難管理装置100に通知情報を転送する。
無線通信部120が通知情報取得装置700との通信を確立できない場合の通知情報送信先の車両910の決定方法としていろいろな方法を用いることができる。
例えば、無線通信部120が、無線通信部120自らの通信可能圏内に位置する全ての車両910に対して、マルチキャスト又は各々へのユニキャストにて通知情報を送信するようにしてもよい。
あるいは、無線通信部120が、無線通信部120自らの通信可能圏内に位置する車両のうち、特定の車種の車両に通知情報を送信するようにしてもよい。例えば、無線通信部120が、警察車両など公共の車両に通知情報を送信するようにしてもよい。あるいは、無線通信部120が、盗難車両発見サービスを提供する企業の車両に通知情報を送信するようにしてもよい。
無線通信部120が、特定の種類の車両に選択的に通知情報を送信することで、情報漏えいの可能性を低減させることができる。例えば、通知情報に車両の所有者の連絡先情報が含まれている場合に、連絡先情報が漏えいする可能性を低減させることができる。
あるいは、無線通信部120が、無線通信部120自らの通信可能圏内に位置する車両のうち、車両決定部194が通知情報取得装置700の位置と車両の進行方向とに基づいて決定(選択)した車両に通知情報を送信するようにしてもよい。例えば、車両決定部194が、無線通信部120自らの通信可能圏内に位置する車両のうち、通知情報取得装置700に近づく向きにある車両の検出し、無線通信部120が、検出された車両に通知情報を送信するようにしてもよい。通知情報の送信を受けた車両が通知情報取得装置700に近づくことで、通知情報が通知情報取得装置700に到達する可能性が高まる。
また、無線通信部120は、盗難情報送信装置800からの盗難情報の受信圏外に自車両が位置する場合、制御部190の制御に従って盗難情報を他の車両に送信する。より具体的には、無線通信部120は、盗難情報送信装置800からの盗難情報の受信圏外に自車両が位置していると位置判定部192が判定した場合、盗難情報記憶部181が記憶している盗難情報を他の車両に送信する。
これにより、他の車両は、盗難情報送信装置800からの盗難情報の受信圏外で盗難情報を取得することができ、盗難の判定を行うことができる。
盗難情報送信装置800が複数あり、盗難情報送信装置800毎に異なる盗難情報を送信している場合、無線通信部120が、自車両の移動元の盗難情報送信装置800から受信した盗難情報を移動先の盗難情報送信装置800の通信圏内でも他の車両に送信するようにしてもよい。
これにより、他の車両は、より多くの盗難情報を取得することができ、この点で、盗難車両を発見できる可能性が高まる。
また、無線通信部120は、他の車両から送信された通知情報を転送する。
具体的には、無線通信部120は、通知情報受信部の例に該当し、他の車両から送信された通知情報を受信する。そして、無線通信部120は、受信した通知情報を制御部190の制御に従って通知情報取得装置700へ送信(転送)する。
受信した通知情報を通知情報取得装置700へ送信できない場合、無線通信部120は、自車両が盗難車両である場合の通知情報と同様、無線通信部120自らの通信可能圏内に位置する車両に通知情報を送信(転送)する。
このように、盗難管理装置100が通知情報を転送することで、通知情報取得装置700が通知情報を取得する可能性を高めることができる。
位置情報取得部130は、自車両(位置情報取得部130自らを備える盗難管理装置100を搭載している車両)の位置情報を取得する。例えば、位置情報取得部130は、GNSS(Global Navigation Satellite System、全地球測位衛星システム)を備えて測位を行う。
記憶部180は、盗難管理装置100が備える記憶デバイスを用いて構成され、各種情報を記憶する。
盗難情報記憶部181は、盗難情報を記憶する。第1実施形態では、盗難情報記憶部181は、放送波受信部110が盗難情報送信装置800から受信した盗難情報を記憶する。
車両識別情報記憶部182は、自車両(車両識別情報記憶部182自らを備える盗難管理装置100を搭載している車両)の識別情報を記憶する。ここでの車両の識別情報は、車両を一意に識別可能な情報であればよく、特定の情報に限定されない。例えば、車両の識別情報として車両番号(ナンバープレートに表示されている番号)を用いるようにしてもよいが、これに限らない。
第1実施形態では、自車両が盗難車か否かの判定対象車両であり、車両識別情報記憶部182が記憶する識別情報は、判定対象車両の識別情報の例に該当する。
制御部190は、盗難管理装置100の各部を制御して各種処理を実行する。制御部190は、例えば盗難管理装置100が備えるコンピュータのCPUが記憶部180からプログラムを読み出して実行することで実現される。
盗難判定部191は、判定対象車両の識別情報と盗難情報に含まれる盗難車両の識別情報とが一致するか否かを判定することで、判定対象車両が盗難車両か否かを判定する。盗難情報に盗難車両の識別情報が複数含まれている場合、盗難判定部191は、判定対象車両の識別情報と盗難情報に含まれる盗難車両の識別情報のいずれかとが一致する場合に、判定対象車両が盗難車両であると判定する。
第1実施形態では、自車両(盗難判定部191を備える盗難管理装置100を搭載している車両910)が判定対象車両であり、盗難判定部191は、自車両の識別情報が前記盗難車両の識別情報と一致するか否かを判定する。
位置判定部192は、盗難情報の受信圏内に自車両(位置判定部192を備える盗難管理装置100を搭載している車両910)が位置するか否かを判定する。例えば、記憶部180が、盗難情報の地震券を記憶しておき、位置判定部192は、位置情報取得部130が取得した位置情報に基づいて自車の位置が盗難情報の受信圏内か否かを判定する。あるいは、位置判定部192が、放送波受信部110の受信信号から盗難情報を抽出可能か否かを判定することで、盗難情報の受信圏内に自車両位置するか否かを判定するようにしてもよい。
位置判定部192の判定結果は、上述した無線通信部120が他の車両に盗難情報を送信する処理の制御に用いられる。
車種情報取得部193は、無線通信部120が通知情報送信対象車種を示す車種情報を取得する。この車種情報は、上述した特定の車種を示す情報である。無線通信部120は、定められた盗難通知先(第1実施形態では通知情報取得装置700)に通知情報を送信できない場合、車種情報取得部193が取得した車種情報に示される車種の車両に通知情報を送信する。
車種情報取得部193が車種情報を取得する方法として、いろいろな方法を用いることができる。例えば、記憶部180が予め車種情報を記憶しておき、車種情報取得部193が記憶部180から車種情報を読み出すようにしてもよい。あるいは、盗難情報に車種情報が含まれ、車種情報取得部193が盗難除法から車種情報を読み出すようにしてもよい。
車両決定部194は、定められた盗難通知先の位置と自車両(車両決定部194を備える盗難管理装置100を搭載している車両910)の位置とに基づいて、盗難通知先に近づく可能性が比較的高い車両を通知情報送信対象車両に決定する。例えば、車両決定部194は、自車両の位置と、盗難情報送信装置800の位置、他の車両の向き(走行方向)とに基づいて、当該他の車両が盗難情報送信装置800に近づいているか否かを判定する。そして、車両決定部194は、盗難情報送信装置800に近づいていると判定した車両を通知情報送信対象車両に決定する。車両決定部194が、1つの車両を通知情報送信対象車両に決定するようにしてもよいし、複数の車両を通知情報送信対象車両に決定するようにしてもよい。上述したように、無線通信部120は、盗難情報送信装置800に通知情報を送信できない場合、車両決定部194が決定した車両に通知情報を送信する。
盗難情報転送処理部195は、上述した、他の車両に盗難情報を送信する処理を行う。
具体的には、自車両(盗難情報転送処理部195を備える盗難管理装置100を搭載している車両910)が盗難情報の受信圏外に位置すると位置判定部192が判定した場合、盗難情報転送処理部195は、盗難情報記憶部181から盗難情報を読み出し、無線通信部120を制御して当該盗難情報を他の車両に送信させる。
盗難情報送信装置800が複数あり、盗難情報送信装置800毎に異なる盗難情報を送信している場合、盗難情報転送処理部195が無線通信部120を制御して、自車両の移動元の盗難情報送信装置800から受信した盗難情報を移動先の盗難情報送信装置800の通信圏内でも他の車両に送信させるようにしてもよい。
通知情報転送処理部196は、他の車両が送信した通知情報を転送する処理を行う。具体的には、通知情報転送処理部196は、無線通信部120が他の車両からの通知情報を受信すると、当該通知情報を記憶部180に記憶させる。そして、通知情報転送処理部196は、無線通信部120を制御して通知情報取得装置700との通信の確立を試みる。通知情報取得装置700との通信確立に成功した場合、通知情報転送処理部196は、無線通信部120を制御して通知情報を通知情報取得装置700へ送信(転送)させる。
一方、通知情報取得装置700との通信確立に失敗した場合、通知情報転送処理部196は、無線通信部120を制御して通知情報を他の車両に通知情報を送信(転送)させる。この場合に他の車両を選択する方法は、自車両が盗難車両であり、かつ、定められた盗難通知先に通知情報を送信できない場合に通知情報送信対象の車両を選択する方法と同様とすることができる。
なお、盗難管理装置100が判定対象車両の識別情報を取得する方法は、車両識別情報記憶部182が当該識別情報を記憶しておく方法に限らない。例えば、盗難管理装置100がカメラを備えて他の車両を撮影し、撮影された車両の画像から識別情報(例えば車両番号)を読み取るようにしてもよい。この場合、盗難判定部191は、カメラで撮影された車両の識別情報が、通知情報に含まれる盗難車両の識別情報と一致するか否かを判定する。そして、無線通信部120は、画像から得られた識別情報が盗難車両の識別情報と一致すると盗難判定部191が判定した場合、カメラで撮影された車両が盗難車両であることを示す通知情報を、制御部190の制御に従って通知情報取得装置700へ送信する。当該通知情報を通知情報取得装置700へ送信できない場合、無線通信部120は、当該通知情報を無線通信部120自らの通信可能圏内に位置する車両に、制御部190の制御に従って送信する。
次に図4〜図5を参照して盗難管理システム1の動作について説明する。
図4は、盗難情報送信装置800が盗難情報を送信する処理手順の例を示すフローチャートである。盗難情報送信装置800は、例えば所定期間毎に図4の処理を実行する。
図4の処理で、送信装置側制御部890は、盗難車両の識別情報、及び、盗難時の通知先(盗難通知先)の情報を取得する(ステップS101)。具体的には、送信装置側制御部890は、送信装置側盗難情報記憶部881から盗難情報を読み出す。また、送信装置側制御部890は、送信装置側記憶部880から盗難通知先の情報を読み出す。
なお、記憶部180が、盗難通知先の情報を予め記憶している場合など、盗難管理装置100が盗難通知先の情報を盗難情報から読み出す方法以外の方法で取得する場合は、ステップS101で送信装置側制御部890が、盗難通知先の情報を読み出さないようにしてもよい。
次に、送信装置側制御部890は、ステップS101で得られた情報を用いて盗難情報を生成し、盗難情報であることを示す識別子等を含むヘッダ等を付与する(ステップS102)。
そして、放送波送信部810は、ステップS102でヘッダ等を付与された盗難情報を
送信装置側制御部890の制御に従って放送波にて送信(ブロードキャスト)する(ステップS103)。
ステップS103の後、図4の処理を終了する。
図5は、盗難管理装置100が行う処理の手順の例を示すフローチャートである。盗難管理装置100は、例えば所定期間毎に図5の処理を実行する。
図5の処理で、放送波受信部110は盗難情報を放送波にて受信する(ステップS201)。具体的には、放送波受信部110が盗難情報を受信するのを制御部190が待ち受ける。
次に、盗難判定部191は、自車両の識別情報が盗難情報に含まれているか否かを判定する(ステップS202)。具体的には、盗難判定部191は、自車両の識別情報を車両識別情報記憶部182から読み出す。そして、盗難判定部191は、読み出した除車両の識別情報が盗難情報に含まれている盗難車両と一致するか否かを判定する。これにより、盗難判定部191は、自車両が盗難車両か否かを判定する。
自車両の識別情報が盗難情報に含まれていると判定した場合(ステップS202:YES)、盗難判定部191は、盗難情報に盗難通知先が設定されているか否かを判定する(ステップS211)。但し、盗難管理装置100が盗難通知先の情報を取得する方法は、盗難情報から読み出す方法に限らない。例えば、記憶部180が盗難通知先の情報を記憶しておく場合、盗難判定部191は、記憶部180が盗難通知先の情報を記憶しているか否かを判定する。
盗難情報に盗難通知先が設定されていると判定した場合(ステップS211:YES)、盗難判定部191は、無線通信部120が盗難通知先に通信接続可能か否かを判定する(ステップS212)。第1実施形態では、通知情報取得装置700が盗難通知先となっており、盗難判定部191は、無線通信部120が通知情報取得装置700と通信接続可能か否かを判定する。
盗難通知先に通信接続可能と判定した場合(ステップS212:YES)、無線通信部120は、制御部190の制御に従って通知情報を盗難通知先(第1実施形態では通知情報取得装置700)へ送信する(ステップS213)。
ステップS213の後、図5の処理を終了する。
一方、ステップS212で、盗難通知先に通信接続できないと判定した場合(ステップS212:NO)、無線通信部120は、無線通信部120自らの通信圏内に位置する車両に、制御部190の制御に従って通知情報を送信する(ステップS214)。上述したように、この場合の通知情報の送信先の車両を選択する方法としていろいろな方法を用いることができる。
ステップS214の後、図5の処理を終了する。
一方、ステップS211で、盗難情報に盗難通知先が設定されていると判定した場合(ステップS211:YES)、ステップS214へ遷移する。
一方、ステップS202で、自車両の情報が盗難情報に含まれていないと判定した場合(ステップS202:NO)、盗難情報転送処理部195は、盗難情報記憶部181が記憶している盗難情報が有効期限内か否かを判定する(ステップS221)。例えば、盗難情報に有効期限情報が含まれており、盗難情報転送処理部195は、有効期限情報に示される有効期限と現在日時とを比較する。
盗難情報が有効期限内であると判定した場合(ステップS221:YES)、位置判定部192は、自車両が盗難情報の受信圏外に位置するか否かを判定する(ステップS231)。
自車両が盗難情報の受信圏外に位置すると判定した場合(ステップS231:YES)。無線通信部120は、盗難情報転送処理部195の制御に従って他の車両に盗難情報を送信(転送)する(ステップS232)。その際、記憶部180が盗難情報を前回送信した時刻を記憶しておき、盗難情報転送処理部195は、前回の送信から所定時刻以上経過している場合に無線通信部120を制御して盗難情報を送信させるようにしてもよい。これにより、無線通信部120は、盗難情報を定期的に他の車両に送信する。
ステップS232の後、ステップS221へ戻る。
一方、ステップS231で、自車両が盗難位置の受信圏内に位置すると判定した場合(ステップS231:NO)、制御部190は、盗難情報記憶部181が記憶している盗難情報を破棄する(ステップS241)。すなわち、制御部190は、盗難情報記憶部181が記憶している盗難情報を削除する。この場合、放送波受信部110が新たな盗難情報を受信すると期待されるからである。
ステップS241の後、図5の処理を終了する。
一方、ステップS221で、盗難情報が有効期限を過ぎている判定した場合(ステップS221:NO)、ステップS241へ遷移する。すなわち、この場合も、制御部190は記憶部180が記憶している盗難情報を破棄する。
以上のように、無線通信部120は、盗難車両の識別情報を含む盗難情報に基づいて、判定対象車両(自車両)の識別情報が盗難車両の識別情報と一致すると判定され、かつ、通知情報取得装置700に通知情報を送信できない場合、通信可能圏内に位置する車両910に当該通知情報を送信する。
これにより、盗難管理装置100が、通知情報取得装置700に対する通信を確立できない場合でも、車両を盗難されたことを通知することができる。特に、通知情報を受信した車両に搭載されている盗難管理装置100が通知情報取得装置700に通知情報を転送することで、車両の盗難を検出した盗難管理装置100が、通知情報取得装置700に対する通信を確立できない場合でも、車両を盗難されたことを通知することができる。
また、放送波受信部110は、盗難情報を受信する。また、盗難判定部191は、判定対象車両である自車両の識別情報が盗難車両の識別情報と一致するか否かを判定する。そして、無線通信部120は、自車両の識別情報が盗難車両の識別情報と一致すると盗難判定部191が判定し、かつ、通知情報取得装置700に通知情報を送信できない場合、通信可能圏内に位置する車両910に通知情報を送信する。
これにより、盗難管理装置100が、通知情報取得装置700に対する通信を確立できない場合でも、車両を盗難されたことを通知することができる。特に、通知情報を受信した車両に搭載されている盗難管理装置100が通知情報取得装置700に通知情報を転送することで、車両の盗難を検出した盗難管理装置100が、通知情報取得装置700に対する通信を確立できない場合でも、車両を盗難されたことを通知することができる。
また、盗難情報記憶部181は、放送波受信部110が受信した盗難情報を記憶する。位置判定部192は、盗難情報の受信圏内に自車両が位置するか否かを判定する。そして、無線通信部120は、盗難情報の受信圏外に自車両が位置すると位置判定部192が判定した場合、盗難情報記憶部181が記憶している盗難情報を他の車両に送信する。
これにより、他の車両は、盗難情報送信装置800からの盗難情報の受信圏外で盗難情報を取得することができ、盗難の判定(判定対象車両が盗難車両か否かの判定)を行うことができる。
また、放送波受信部110は、盗難情報を放送波にて受信する。すなわち、放送波受信部110は、ブロードキャストされた盗難情報を受信する。
これにより、盗難情報送信装置800が盗難管理装置100の各々に対して個別に盗難情報を送信する必要なしに、盗難管理装置100の各々が盗難情報を取得することができる。
また、車種情報取得部193は、通知情報取得装置700に通知情報を送信できない場合の通知情報送信対象車種を示す車種情報を取得する。そして、無線通信部120は、通知情報取得装置700に通知情報を送信できない場合、車種情報に示される車種の車両に通知情報を送信する。
これにより、無線通信部120は、特定の種類の車両に選択的に通知情報を送信することができ、情報漏えいの可能性を低減させることができる。例えば、通知情報に車両の所有者の連絡先情報が含まれている場合に、連絡先情報が漏えいする可能性を低減させることができる。
また、車両決定部194は、通知情報取得装置700の位置と自車両の位置とに基づいて通知情報送信対象車両を決定する。そして、無線通信部120は、通知情報取得装置700に通知情報を送信できない場合、車両決定部194が決定した車両に通知情報を送信する。
これにより、通知情報取得装置700が通知情報を取得する可能性を高めることができる。
また、盗難判定部191は、カメラで撮影された車両の識別情報が、通知情報に含まれる盗難車両の識別情報と一致するか否かを判定する。そして、無線通信部120は、カメラで撮影された車両の識別情報が盗難車両の識別情報と一致すると盗難判定部191が判定し、かつ、通知情報取得装置700に通知情報を送信できない場合、カメラで撮影された車両が盗難車両であることを示す通知情報を通信可能圏内に位置する車両に送信する。
これにより、盗難管理装置100は、カメラで撮影された車両が盗難車両であることを検出することができ、かつ、通知情報取得装置700と通信を確立できない場合でも、カメラで撮影された車両が盗難車両であることを通知することができる。
また、無線通信部120は、他の車両から送信された通知情報を受信する。そして、無線通信部120は、通知情報取得装置700に当該通知情報を送信できない場合、通信可能圏内に位置する車両に当該通知情報を送信する。
このように、無線通信部120が他の車両から受信した通知情報を転送することで、通知情報取得装置700が通知情報を取得する可能性を高めることができる。
<第2実施形態>
盗難管理装置が盗難情報送信装置800からの放送波を受信する仕組みを備える必要が無くなれば、盗難管理装置の構成を簡単にすることができ、製造コストを低減させることができる。そこで、第2実施形態では、第一盗難管理装置が盗難情報送信装置800からの放送波にて盗難情報を受信し、ユニキャスト又はマルチキャストで第二盗難管理装置へ盗難情報を転送する。これにより、第二盗難管理装置は、盗難情報送信装置800からの放送波を受信する仕組みを備える必要が無い。この点で、第二盗難管理装置の構成を簡単にすることができ、製造コストを低減させることができる。
図6は、本発明の第2実施形態に係る盗難管理システムの装置構成を示す概略ブロック図である。図6に示すように、盗難管理システム2は、特定車両920に搭載された第一盗難管理装置200と、一般車両930に搭載された第一盗難管理装置200と、盗難情報送信装置800と、通知情報取得装置700とを備える。
図6の各部のうち、図1の各部に対応して同様の構成を有する部分には同一の符号(800、810)を付して説明を省略する。
盗難管理システム2が備える第一盗難管理装置200の数、第二盗難管理装置300の数は、いずれも複数であればよい。また、第一盗難管理装置200が備える第一盗難管理装置200の数と第二盗難管理装置300の数とは異なっていてよい。
第一盗難管理装置200は、中継装置の例に該当し、盗難情報送信装置800からの盗難情報を受信して第二盗難管理装置300へ転送する。
また、第2実施形態では第一盗難管理装置200が、第二盗難管理装置300からの盗難通知先として機能する。第一盗難管理装置200は、第二盗難管理装置300から通知情報を受信し、受信した通知情報を通知情報取得装置700へ送信(転送)する。但し、第二盗難管理装置300からの盗難通知先は第一盗難管理装置200に限らない。例えば、第二盗難管理装置300の盗難通知先が通知情報取得装置700に設定されていてもよい。
第一盗難管理装置200を搭載している車両を特定車両920と称する。特定車両920は、例えば、第1実施形態で説明した特定の車種の車両と同様、警察車両など公共の車両であってもよいし、盗難車両発見サービスを提供する企業の車両であってもよい。但し、かかる車種の全ての車両が第一盗難管理装置200を搭載している必要はない。すなわち、かかる車種の車両の一部のみが特定車両920であってもよい。
第二盗難管理装置300は、盗難管理装置の例に該当し、第1実施形態の盗難管理装置100と同様に盗難車両を検出して通知情報を送信する。
第二盗難管理装置300を搭載している車両を一般車両930と称する。一般車両930は、例えば特定車両920の車種以外の車種の車両である。但し、特定車両920の車種以外の車種の全ての車両が第二盗難管理装置300を搭載している必要はない。すなわち、特定車両920の車種以外の車種の車両の一部のみが一般車両930であってもよい。
図7は、第一盗難管理装置200の機能構成を示す概略ブロック図である。図7に示すように、第一盗難管理装置200は、放送波受信部110と、第一無線通信部220と、第一記憶部280と、第一制御部290とを備える。第一記憶部280は、に盗難情報記憶部181を備える。
図7の各部のうち、図3の各部に対応して同様の機能を有する部分には同一の符号(110)を付して説明を省略する。
第一無線通信部220は、第二盗難管理装置300の第二無線通信部320とユニキャスト又はマルチキャストで通信を行う。特に、第一無線通信部220は、盗難情報送信装置800からの盗難情報を第一制御部290の制御に従って第二無線通信部320へ送信(転送)する。また、第一無線通信部220は、第二無線通信部320が送信した通知情報を受信し、受信した通知情報を第一制御部290の制御に従って通知情報取得装置700へ送信(転送)する。
第一記憶部280は、第一盗難管理装置200が備える記憶デバイスを用いて構成され、各種情報を記憶する。
に盗難情報記憶部181は、放送波受信部110が受信した盗難情報送信装置800からの盗難情報を、第一制御部290の制御に従って記憶する。
第一制御部290は、第一盗難管理装置200の各部を制御して各種処理を実行する。
特に、第一制御部290は、盗難情報送信装置800からの盗難情報を第二盗難管理装置300へ転送する処理を行う。具体的には、放送波受信部110が盗難情報送信装置800からの盗難情報を受信すると、第一制御部290は、放送波受信部110が受信した盗難情報をに盗難情報記憶部181に記憶させる。そして、第一制御部290は、に盗難情報記憶部181に記憶させた盗難情報を、第一無線通信部220を制御して第二盗難管理装置300へ送信(転送)させる。
また、第一制御部290は、第二盗難管理装置300からの通知情報を通知情報取得装置700へ転送する処理を行う。具体的には、第一無線通信部220が第二盗難管理装置300からの通知情報を受信すると、第一制御部290は、第一無線通信部220が受信した通知情報御を第一記憶部280に記憶させる。そして、第一制御部290は、第一記憶部280に記憶させた通知情報を、第一無線通信部220を制御して通知情報取得装置700へ送信(転送)させる。
第一制御部290は、例えば第一盗難管理装置200が備えるコンピュータのCPUが第一記憶部280からプログラムを読み出して実行することで構成される。
図8は、第二盗難管理装置300の機能構成を示す概略ブロック図である。図8に示すように、第二盗難管理装置300は、第二無線通信部320と、位置情報取得部130と、第二記憶部380と、第二制御部390とを備える。第二記憶部380は、さ盗難情報記憶部181と、車両識別情報記憶部182とを備える。第二制御部390は、盗難判定部191と、位置判定部192と、車種情報取得部193と、車両決定部194と、盗難情報転送処理部195と、通知情報転送処理部196とを備える。
図8の各部のうち、図3の各部に対応して同様の機能を有する部分には同一の符号(130、182、191、192、193、194、195、196)を付して説明を省略する。
第二盗難管理装置300では、第二無線通信部320が第一盗難管理装置200から盗難情報を受信する点、及び、盗難通知先が第一盗難管理装置200である点が、第1実施形態の盗難管理装置100の場合と異なる。それ以外は、盗難管理装置100の場合と同様である。第二無線通信部320(図8)の第一無線通信部220、第一記憶部280、に盗難情報記憶部181、第一制御部290は、それぞれ、無線通信部120(図3)の無線通信部120、記憶部180、盗難情報記憶部181、制御部190に対応する。
なお、上述したように、第二盗難管理装置300からの盗難通知先は第一盗難管理装置200に限らない。
次に図9を参照して第一盗難管理装置200及び第二盗難管理装置300の動作について説明する。
図9は、第一盗難管理装置200、第二盗難管理装置300の各々が行う処理の手順の例を示すフローチャートである。第一盗難管理装置200、第二盗難管理装置300の各々は、例えば一定期間毎に図9の処理を実行する。
第一盗難管理装置200では、放送波受信部110が盗難情報を放送波にて受信する(ステップS301)。具体的には、放送波受信部110が盗難情報を受信するのを第一制御部290が待ち受ける。第一制御部290は、放送波受信部110が受信した盗難情報を第一記憶部280に記憶させる。
次に、第一無線通信部220は、第二無線通信部320との通信接続時に第一制御部290の制御に従って盗難情報を第二無線通信部320に送信する(ステップS302)。具体的には、第一制御部290は、第一無線通信部220の通信可能圏内に位置する第二盗難管理装置300を検出すると、第一無線通信部220を制御して当該第二盗難管理装置300と通信接続させる。そして、第一制御部290は、に盗難情報記憶部181が記憶している盗難情報を、第一無線通信部220を制御して第二盗難管理装置300へ送信(転送)させる。
また、第一制御部290は、第二盗難管理装置300からの通知情報(ステップS322で第二盗難管理装置300が送信する通知情報)を第一無線通信部220が受信したか否かを判定する(ステップS303)。
第二盗難管理装置300からの通知情報を第一無線通信部220が受信したと判定した場合(ステップS303:YES)、第一無線通信部220は、第一制御部290の制御に従って、第二盗難管理装置300からの通知情報を通知情報取得装置700へ送信(転送)する(ステップS304)。
ステップS304の後、第一盗難管理装置200は図9の処理を終了する。
また、第二盗難管理装置300からの通知情報を第一無線通信部220が受信していないと判定した場合(ステップS303:NO)、第一盗難管理装置200は図9の処理を終了する。
一方、第二盗難管理装置300では、第二無線通信部320が第一盗難管理装置200からの盗難情報を受信する(ステップS311)。具体的には、第二無線通信部320が盗難情報を受信するのを第二制御部390が待ち受ける。
次に、盗難判定部191は、自車両の識別情報が盗難情報に含まれているか否かを判定する(ステップS312)。ステップS312の処理は、図5のステップS202の処理と同様である。
自車両の識別情報が盗難情報に含まれていると判定した場合(ステップS312:YES)、盗難判定部191は、第二無線通信部320が盗難通知先に通信接続可能か否かを判定する(ステップS321)。第2実施形態では、盗難情報の送信元の第一盗難管理装置200が盗難通知先となっており、盗難判定部191は、無線通信部120が第一盗難管理装置200と通信接続可能か否かを判定する。
盗難通知先に通信接続可能と判定した場合(ステップS321:YES)、第二無線通信部320は、第二制御部390の制御に従って通知情報を盗難通知先(第2実施形態では第一盗難管理装置200)へ送信する(ステップS322)。
ステップS322の後、第二盗難管理装置300は図9の処理を終了する。
一方、ステップS321で、盗難通知先に通信接続できないと判定した場合(ステップS321:NO)、第二無線通信部320は、第二無線通信部320自らの通信圏内に位置する車両に、第二制御部390の制御に従って通知情報を送信する(ステップS322)。ステップS322の処理は、図5のステップS214の処理と同様である。
ステップS323の後、第二盗難管理装置300は図9の処理を終了する。
一方、ステップS312で、自車両の識別情報が盗難情報に含まれていないと判定した場合(ステップS312:NO)、ステップS331へ遷移する。
ステップS331、S341、S342、S351の処理は、それぞれ図5のステップS221、S231、S232、S241の処理と同様である。
ステップS351の後、第二盗難管理装置300は図9の処理を終了する。
以上のように、盗難情報送信装置800は、盗難車両の識別情報を含む盗難情報を放送波にて送信する。第一盗難管理装置200は、盗難情報送信装置800からの盗難情報を受信し第二盗難管理装置300へ転送する。第二盗難管理装置300では、第二無線通信部320が、第一盗難管理装置200からの盗難情報を受信する。盗難判定部191は、自車両の識別情報が盗難車両の識別情報と一致するか否かを判定する。そして、第二無線通信部320は、自車両の識別情報が盗難車両の識別情報と一致すると判定され、かつ、盗難情報の送信元の第一盗難管理装置200に通知情報を送信できない場合に、当該通知情報を通信可能圏内に位置する車両に送信する。
これにより、盗難管理システム2では、盗難管理システム1の場合と同様の効果を得られ、かつ、第二盗難管理装置300が盗難情報送信装置800からの放送波を受信する仕組みを備える必要が無い。この点で、第二盗難管理装置300の構成を簡単にすることができ、製造コストを低減させることができる。
<第3実施形態>
第2実施形態では、第二盗難管理装置が盗難の判定を行う場合について説明したが、第一盗難管理装置が盗難の判定を行うようにしてもよい。第3実施形態では第一盗難管理装置が盗難の判定を行う場合について説明する。
第3実施形態に係る盗難管理システムの装置構成は、図6を参照して説明した第2実施形態の場合と同様である。そこで、第3実施形態では、図6の第一盗難管理装置200、第二盗難管理装置300をそれぞれ第一盗難管理装置400、第二盗難管理装置500と読み替えることとし、ここでの説明は省略する。
図10は、第一盗難管理装置400の機能構成を示す概略ブロック図である。図10に示すように、第一盗難管理装置400は、放送波受信部110と、第一無線通信部220と、第一記憶部280と、第一制御部490とを備える。第一記憶部280は、に盗難情報記憶部181を備える。第一制御部490は、盗難判定部191と、車種情報取得部193と、車両決定部194と、通知情報転送処理部196と、識別情報取得処理部497とを備える。
図10の各部のうち、図7の各部に対応して同様の機能を有する部分には同一の符号(110、200、220、280、281)を付して説明を省略する。
第一制御部490は、第一盗難管理装置400の各部を制御して各種処理を行う。特に第一制御部490は、第二制御部590から車両の識別情報を取得し、第二制御部590を搭載している一般車両930が盗難車両であるか否かを判定する。第二制御部590を搭載している一般車両930が盗難車両であると判定した場合、第一制御部490は、第一無線通信部220を制御して通知情報を通知情報取得装置700へ送信させる。通知情報を通知情報取得装置700へ送信できない場合、第一制御部490は、第一無線通信部220を制御して、第一無線通信部220の通信可能圏内に位置している車両に通知情報を送信させる。この場合の通知情報の送信先の車両の決定方法は、第1の実施形態の場合と同様とすることができる。
第一制御部490は、例えば、第一盗難管理装置400が備えるコンピュータのCPUが、第一記憶部480からプログラムを読み出して実行することで構成される。
盗難判定部191、車種情報取得部193、車両決定部194及び通知情報転送処理部196の各々の機能は、第1の実施形態の場合と同様であり、第1の実施形態の図3の場合と同一の符号を付して、ここでの説明は省略する。
識別情報取得処理部497は、判定対象車両の識別情報を取得する処理を行う。具体的には、識別情報取得処理部497は、第一無線通信部220を制御して、第二盗難管理装置500に対して識別情報の送信要求を送信させる。この第二盗難管理装置500を搭載している一般車両930が判定対象車両となる。
識別情報取得処理部497の制御に従って、第一無線通信部220は、第一盗難管理装置400を搭載した車両の識別情報の送信要求を送信する識別情報要求送信部、及び、当該車両の識別情報を受信する識別情報受信部として機能する。
図11は、第二盗難管理装置500の機能構成を示す概略ブロック図である。図11に示すように、第二盗難管理装置500は、第二無線通信部320と、位置情報取得部130と、第二記憶部580と、第二制御部590とを備える。第二記憶部580は、車両識別情報記憶部182を備える。
図11の各部のうち、図8の各部に対応して同様の機能を有する部分には同一の符号(130、182、320)を付して説明を省略する。
第二記憶部580は、さ盗難情報記憶部181を備えていない点で図8の第二記憶部380と異なる。第二盗難管理装置500は盗難の判定を行わないので盗難情報を記憶する必要が無いからである。それ以外は、第二記憶部580は、図8の第二記憶部380の場合と同様である。
第二制御部590は、第二盗難管理装置500の各部を制御して各種処理を実行する。特に第二制御部590は、第一制御部490へ車両の識別情報を送信する処理を行う。具体的には、第二無線通信部320が第一盗難管理装置400からの識別情報の送信要求を受信すると、第二制御部590は、自車両(第二無線通信部320を備える第二盗難管理装置500と搭載している一般車両930)の識別情報を車両識別情報記憶部182から読み出す。そして、第二制御部590は、読み出した識別情報を、第二無線通信部320を制御して送信要求の送信元の第一制御部490へ送信させる。
次に、図12を参照して第一盗難管理装置400及び第二盗難管理装置500の動作について説明する。
図12は、第一盗難管理装置400、第二盗難管理装置500の各々が行う処理の手順の例を示すフローチャートである。第一盗難管理装置400、第二盗難管理装置500の各々は、例えば一定期間毎に図9の処理を実行する。
第一盗難管理装置400では、放送波受信部110が盗難情報を放送波にて受信する(ステップS401)。ステップS401の処理は、図9のステップS301の処理と同様である。
次に、第一無線通信部220は、第一制御部490の制御に従って判定対象車両の識別情報の送信要求を第二無線通信部320に送信する(ステップS402)。第3実施形態の場合、判定対象車両は、当該第二無線通信部320を備える第二盗難管理装置500を搭載している一般車両930である。
第一無線通信部220が第二盗難管理装置500からの識別情報を受信すると(ステップS403)、盗難判定部191が、当該識別情報が盗難情報に含まれているか否かを判定する(ステップS404)。ステップS404の処理は、図5のステップS202の処理と同様である。
当該識別情報が盗難情報に含まれていないと判定した場合(ステップS404:NO)、第一盗難管理装置400は、図12の処理を終了する。
一方、当該識別情報が盗難情報に含まれていると判定した場合(ステップS404:YES)、盗難判定部191は、第一無線通信部220が盗難通知先に通信接続可能か否かを判定する(ステップS405)。第3実施形態では、通知情報取得装置700が盗難通知先となっており、盗難判定部191は、第一無線通信部220が通知情報取得装置700と通信接続可能か否かを判定する。
盗難通知先に通信接続可能と判定した場合(ステップS405:YES)、第一無線通信部220は、第一制御部490の制御に従って通知情報を盗難通知先(第3実施形態では通知情報取得装置700)へ送信する(ステップS406)。
また、第一無線通信部220は、第一制御部490の制御に従って、判定対象車両が盗難されたことを示す情報を、識別情報送信元の第二盗難管理装置500へ送信する(ステップS408)。
ステップS408の後、第一盗難管理装置400は図12の処理を終了する。
一方、ステップS405で盗難通知先に通信接続できないと判定した場合(ステップS405:NO)、第一無線通信部220は、第一無線通信部220自らの通信圏内に位置する車両に、第一制御部490の制御に従って通知情報を送信する(ステップS407)。この場合の通知情報の送信先の車両を選択する方法は、実施形態1の場合(図5のステップS214の場合)と同様とすることができる。
ステップS407の後、ステップS408へ遷移する。
一方、第二盗難管理装置500では、第二無線通信部320が、第一盗難管理装置400からの識別情報の送信要求(ステップS402で第一無線通信部220が送信した送信要求)を受信する(ステップS411)。
そして、第二無線通信部320は、第二制御部590の制御に従って、自車両の識別情報を第一盗難管理装置400へ送信(返信)する(ステップS412)。
また、第二制御部590は、自車両が盗難車両であることを示す情報(ステップS408で第一無線通信部220が送信した情報)を、第二無線通信部320が受信したか否かを判定する(ステップS413)。
自車両が盗難車両であることを示す情報を受信していないと判定した場合(ステップS413:NO)、第二盗難管理装置500は図12の処理を終了する。
一方、自車両が盗難車両であることを示す情報を受信したと判定した場合(ステップS413:YES)、第二制御部590は、自車両が盗難車両である場合の処理を実行する(ステップS414)。例えば、第二制御部590は、自車両のクラクション又は盗難を通知するサイレンを鳴らすことで、自車両の周囲の人に自車両が盗難車両である伊ことを知らせる。あるいは、第二制御部590が、自車両のエンジンをかからなくするなど、自車両を運転できない状態又は自車両の運転が困難な状態にするようにしてもよい。
ステップS414の後、第二盗難管理装置500は図12の処理を終了する。
以上のように、盗難情報送信装置800は、盗難車両の識別情報を含む盗難情報を放送波にて送信する。また、第一盗難管理装置400では、放送波受信部110が、盗難情報送信装置800からの盗難情報を受信する。第一無線通信部220は、判定対象車両(第二盗難管理装置500を搭載した一般車両930)の識別情報の送信要求を送信し、第二盗難管理装置500からの識別情報を受信する。盗難判定部191は、判定対象車両の識別情報が、盗難車両の識別情報と一致するか否かを判定する。そして、第一盗難管理装置400は、判定対象車両の識別情報が盗難車両の識別情報と一致すると盗難判定部191が判定し、かつ、定められた盗難通知先(通知情報取得装置700)に通知情報を送信できない場合、通信可能圏内に位置する車両に当該通知情報を送信する。また、第二盗難管理装置500は、第一盗難管理装置400からの送信要求に基づいて、自車両の識別情報を送信要求元の第一盗難管理装置400へ送信する。
これにより、盗難管理システム2では、盗難管理システム1の場合と同様の効果を得られ、かつ、第二盗難管理装置500が盗難情報送信装置800からの放送波を受信する仕組み、及び、盗難車両の判定を行う仕組みを備える必要が無い。この点で、第二盗難管理装置500の構成を簡単にすることができ、製造コストを低減させることができる。
次に、図13〜図16を参照して、本発明の最小構成について説明する。
図13は、本発明に係る盗難管理装置の最小構成を示す概略構成図である。図13に示す盗難管理装置10は、通知情報送信部11を備える。
かかる構成にて、通知情報送信部11は、盗難車両の識別情報を含む盗難情報に基づいて、判定対象車両の識別情報が盗難車両の識別情報と一致すると判定され、かつ、定められた盗難通知先に通知情報を送信できない場合、通信可能圏内に位置する車両に当該通知情報を送信する。
これにより、盗難管理装置10が、盗難通知先に対する通信を確立できない場合でも、車両を盗難されたことを通知することができる。
図14は、本発明に係る盗難管理システムの最小構成の第1の例を示す概略構成図である。図14に示す盗難管理システム20は、盗難情報送信装置21と、盗難管理装置22とを備える。盗難管理装置22は、盗難情報受信部23と、盗難判定部24と、通知情報送信部25とを備える。
かかる構成にて、盗難情報送信装置21は、盗難車両の識別情報を含む盗難情報を送信する。また、盗難管理装置22では、盗難情報受信部23が、盗難情報を受信する。盗難判定部24は、盗難管理装置22を搭載している車両である自車両の識別情報が盗難車両の識別情報と一致するか否かを判定する。そして、通知情報送信部25は、自車両の識別情報が盗難車両の識別情報と一致すると判定され、かつ、定められた盗難通知先に通知情報を送信できない場合、通信可能圏内に位置する車両に当該通知情報を送信する。
これにより、盗難管理システム20では、盗難管理装置22が、盗難通知先に対する通信を確立できない場合でも、車両を盗難されたことを通知することができる。
図15は、本発明に係る盗難管理システムの最小構成の第2の例を示す概略構成図である。図15に示す盗難管理システム30は、盗難情報送信装置31と、中継装置32と、盗難管理装置33とを備える。盗難管理装置33は、盗難情報受信部34と、盗難判定部35と、通知情報送信部36とを備える。
かかる構成にて、盗難情報送信装置31は、盗難車両の識別情報を含む盗難情報を放送波にて送信する。また、中継装置32は、盗難情報送信装置31からの盗難情報を受信して盗難管理装置33へ転送する。盗難管理装置33では、盗難情報受信部34が、中継装置32からの盗難情報を受信する。また、盗難判定部35は、盗難管理装置を搭載している車両である自車両の識別情報が盗難車両の識別情報と一致するか否かを判定する。そして、通知情報送信部36は、自車両の識別情報が盗難車両の識別情報と一致すると判定され、かつ、定められた盗難通知先に通知情報を送信できない場合に、当該通知情報を通信可能圏内に位置する車両に送信する。
これにより、盗難管理システム30では、盗難管理装置33が、盗難通知先に対する通信を確立できない場合でも、車両を盗難されたことを通知することができる。さらに、盗難管理装置33は、放送波を受信する仕組みを備える必要が無い。この点で、盗難管理装置33の構成を簡単にすることができ、製造コストを低減させることができる。
図16は、本発明に係る盗難管理システムの最小構成の第3の例を示す概略構成図である。図16に示す盗難管理システム40は、盗難情報送信装置41と、第一盗難管理装置42と、第二盗難管理装置48とを備える。第一盗難管理装置42は、盗難情報受信部43と、識別情報要求送信部44と、識別情報受信部45と、盗難判定部46と、通知情報送信部47と、を備える。
かかる構成にて、盗難情報送信装置41は、盗難車両の識別情報を含む盗難情報を放送波にて送信する。また、第一盗難管理装置42では、盗難情報受信部43が盗難情報を受信する。識別情報要求送信部44は、第二盗難管理装置48を搭載した車両の識別情報の送信要求を送信する。識別情報受信部45は、第二盗難管理装置48を搭載した車両の識別情報を受信する。盗難判定部46は、第二盗難管理装置48を搭載した車両の識別情報が、盗難車両の識別情報と一致するか否かを判定する。そして、通知情報送信部47は、第二盗難管理装置48を搭載した車両の識別情報が、盗難車両の識別情報と一致すると判定され、かつ、定められた盗難通知先に通知情報を送信できない場合に、当該通知情報を通信可能圏内に位置する車両に送信する。また、第二盗難管理装置48は、第二盗難管理装置48自らを搭載している車両の識別情報を、送信要求に基づいて第一盗難管理装置42へ送信する。
これにより、盗難管理システム40では、第一盗難管理装置42が、盗難通知先に対する通信を確立できない場合でも、車両を盗難されたことを通知することができる。さらに、第二盗難管理装置48は、放送波を受信する仕組み、及び、盗難車両の判定を行う仕組みを備える必要が無い。この点で、第二盗難管理装置48の構成を簡単にすることができ、製造コストを低減させることができる。
なお、制御部190と、第一制御部290及び490と、第二制御部390及び590と、送信装置側制御部890との機能の全部または一部を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1、2 盗難管理システム
100 盗難管理装置
110 放送波受信部
120 無線通信部
130 位置情報取得部
180 記憶部
181 盗難情報記憶部
182 車両識別情報記憶部
190 制御部
191 盗難判定部
192 位置判定部
193 車種情報取得部
194 車両決定部
195 盗難情報転送処理部
196 通知情報転送処理部
200 第一盗難管理装置
220 第一無線通信部
280 第一記憶部
281 第一盗難情報記憶部
290 第一制御部
300 第二盗難管理装置
320 第二無線通信部
380 第二記憶部
381 第二盗難情報記憶部
390 第二制御部
400 第一盗難管理装置
480 第一記憶部
490 第一制御部
497 識別情報取得処理部
500 第二盗難管理装置
580 第二記憶部
590 第二制御部
700 通知情報取得装置
800 盗難情報送信装置
810 放送波送信部
820 情報取得部
880 送信装置側記憶部
881 送信装置側盗難情報記憶部
890 送信装置側制御部
910 車両
920 特定車両
930 一般車両

Claims (12)

  1. 車両に搭載された盗難管理装置であって、
    盗難車両の識別情報を含む盗難情報を、盗難情報送信装置、または、他の盗難管理装置の少なくとも何れかから受信する盗難情報受信部と、
    前記盗難情報に基づいて、自車両の識別情報が前記盗難車両の識別情報と一致するか否かを判定する盗難判定部と、
    自車両の識別情報が前記盗難車両の識別情報と一致すると判定され、かつ、 盗難車両に関する通知を行う情報である通知情報を、定められた盗難通知先に送信できない場合、通信可能圏内に位置する車両に当該通知情報を送信する通知情報送信部と、
    前記盗難情報受信部が受信した前記盗難情報を記憶する盗難情報記憶部と、
    自車両が前記盗難情報送信装置からの盗難情報を受信可能な範囲に位置するか否かを判定する位置判定部と、
    自車両が前記盗難情報送信装置からの盗難情報を受信可能な範囲に位置しないと前記位置判定部が判定した場合、前記盗難情報記憶部が記憶している盗難情報を他の車両に送信する盗難情報送信部と、
    を備える盗難管理装置。
  2. 車両に搭載された盗難管理装置であって、
    盗難車両の識別情報を含む盗難情報を、盗難情報送信装置、または、他の盗難管理装置の少なくとも何れかから受信する盗難情報受信部と、
    他の車両に対して識別情報の送信要求を送信する識別情報要求送信部と、
    前記他の車両から前記他の車両の識別情報を受信する識別情報受信部と、
    前記盗難情報に基づいて、前記他の車両の識別情報が前記盗難車両の識別情報と一致するか否かを判定する盗難判定部と、
    前記他の車両の識別情報が前記盗難車両の識別情報と一致すると判定され、かつ、 盗難車両に関する通知を行う情報である通知情報を、定められた盗難通知先に送信できない場合、通信可能圏内に位置する車両に当該通知情報を送信する通知情報送信部と、
    を備える盗難管理装置。
  3. 車両に搭載された盗難管理装置であって、
    盗難車両の識別情報を含む盗難情報を、盗難情報送信装置、または、他の盗難管理装置の少なくとも何れかから受信する盗難情報受信部と、
    カメラで撮影された車両の識別情報が、前記盗難情報に含まれる盗難車両の識別情報と一致するか否かを判定する盗難判定部と、
    前記カメラで撮影された車両の識別情報が前記盗難車両の識別情報と一致すると判定され、かつ、前記カメラで撮影された車両が盗難車両であることを示す通知情報を、定められた盗難通知先に送信できない場合、通信可能圏内に位置する車両に当該通知情報を送信する通知情報送信部と、
    を備える盗難管理装置。
  4. 前記盗難情報受信部は、前記盗難情報を放送波にて受信する、請求項1から3の何れか一項に記載の盗難管理装置。
  5. 前記盗難通知先に通知情報を送信できない場合の通知情報送信対象車種を示す車種情報を取得する車種情報取得部と、
    記盗難通知先に通知情報を送信できない場合、前記車種情報に示される車種の車両に当該通知情報を送信する無線通信部と、を備える
    請求項1から4の何れか一項に記載の盗難管理装置。
  6. 定められた盗難通知先の位置と自車両の位置とに基づいて通知情報送信対象車両を決定する車両決定部と、
    記盗難通知先に通知情報を送信できない場合、前記車両決定部が決定した車両に当該通知情報を送信する無線通信部と、を備える
    請求項1からの何れか一項に記載の盗難管理装置。
  7. 盗難情報送信装置と、車両に搭載された盗難管理装置とを備え、
    前記盗難情報送信装置は、盗難車両の識別情報を含む盗難情報を送信し、
    前記盗難管理装置は、
    前記盗難情報を、前記盗難情報送信装置、または、他の盗難管理装置の少なくとも何れかから受信する盗難情報受信部と、
    前記盗難情報に基づいて、自車両の識別情報が前記盗難車両の識別情報と一致するか否かを判定する盗難判定部と、
    自車両の識別情報が前記盗難車両の識別情報と一致すると判定され、かつ、盗難車両に関する通知を行う情報である通知情報を、定められた盗難通知先に送信できない場合、通信可能圏内に位置する車両に当該通知情報を送信する通知情報送信部と、
    前記盗難情報受信部が受信した前記盗難情報を記憶する盗難情報記憶部と、
    自車両が前記盗難情報送信装置からの盗難情報を受信可能な範囲に位置するか否かを判定する位置判定部と、
    自車両が前記盗難情報送信装置からの盗難情報を受信可能な範囲に位置しないと前記位置判定部が判定した場合、前記盗難情報記憶部が記憶している盗難情報を他の車両に送信する盗難情報送信部と、を備える
    盗難管理システム。
  8. 盗難情報送信装置と、車両に搭載された盗難管理装置とを備え、
    前記盗難情報送信装置は、盗難車両の識別情報を含む盗難情報を送信し、
    前記盗難管理装置は、
    前記盗難情報を、前記盗難情報送信装置、または、他の盗難管理装置の少なくとも何れかから受信する盗難情報受信部と、
    他の車両に対して識別情報の送信要求を送信する識別情報要求送信部と、
    前記他の車両から前記他の車両の識別情報を受信する識別情報受信部と、
    前記盗難情報に基づいて、前記他の車両の識別情報が前記盗難車両の識別情報と一致するか否かを判定する盗難判定部と、
    前記他の車両の識別情報が前記盗難車両の識別情報と一致すると判定され、かつ、盗難車両に関する通知を行う情報である通知情報を、定められた盗難通知先に送信できない場合、通信可能圏内に位置する車両に当該通知情報を送信する通知情報送信部と、を備える
    盗難管理システム。
  9. 車両に搭載された盗難管理装置が、
    盗難車両の識別情報を含む盗難情報を、盗難情報送信装置、または、他の盗難管理装置の少なくとも何れかから受信し、
    前記盗難情報に基づいて、自車両の識別情報が前記盗難車両の識別情報と一致するか否かを判定し、
    自車両の識別情報が前記盗難車両の識別情報と一致すると判定され、かつ、盗難車両に関する通知を行う情報である通知情報を、定められた盗難通知先に送信できない場合、通信可能圏内に位置する車両に当該通知情報を送信し、
    受信した前記盗難情報を記憶し、
    自車両が前記盗難情報送信装置からの盗難情報を受信可能な範囲に位置するか否かを判定し、
    自車両が前記盗難情報送信装置からの盗難情報を受信可能な範囲に位置しないと判定した場合、記憶している盗難情報を他の車両に送信する、
    盗難管理方法。
  10. 車両に搭載された盗難管理装置が、
    盗難車両の識別情報を含む盗難情報を、盗難情報送信装置、または、他の盗難管理装置の少なくとも何れかから受信し、
    他の車両に対して識別情報の送信要求を送信し、
    前記他の車両から前記他の車両の識別情報を受信し、
    前記盗難情報に基づいて、前記他の車両の識別情報が前記盗難車両の識別情報と一致するか否かを判定し、
    前記他の車両の識別情報が前記盗難車両の識別情報と一致すると判定され、かつ、盗難車両に関する通知を行う情報である通知情報を、定められた盗難通知先に送信できない場合、通信可能圏内に位置する車両に当該通知情報を送信する、
    盗難管理方法。
  11. 車両に搭載されたコンピュータに、
    盗難車両の識別情報を含む盗難情報を、盗難情報送信装置、または、他の盗難管理装置の少なくとも何れかから受信し、
    前記盗難情報に基づいて、自車両の識別情報が前記盗難車両の識別情報と一致するか否かを判定し、
    自車両の識別情報が前記盗難車両の識別情報と一致すると判定され、かつ、盗難車両に関する通知を行う情報である通知情報を、定められた盗難通知先に送信できない場合、通信可能圏内に位置する車両に当該通知情報を送信し、
    受信した前記盗難情報を記憶し、
    自車両が前記盗難情報送信装置からの盗難情報を受信可能な範囲に位置するか否かを判定し、
    自車両が前記盗難情報送信装置からの盗難情報を受信可能な範囲に位置しないと判定した場合、記憶している盗難情報を他の車両に送信する、
    処理を実行させるためのプログラム。
  12. 車両に搭載されたコンピュータに、
    盗難車両の識別情報を含む盗難情報を、盗難情報送信装置、または、他の盗難管理装置の少なくとも何れかから受信し、
    他の車両に対して識別情報の送信要求を送信し、
    前記他の車両から前記他の車両の識別情報を受信し、
    前記盗難情報に基づいて、前記他の車両の識別情報が前記盗難車両の識別情報と一致するか否かを判定し、
    前記他の車両の識別情報が前記盗難車両の識別情報と一致すると判定され、かつ、
    盗難車両に関する通知を行う情報である通知情報を、定められた盗難通知先に送信できない場合、通信可能圏内に位置する車両に当該通知情報を送信する、
    処理を実行させるためのプログラム。
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