JPH09180098A - 車両情報管理システム - Google Patents

車両情報管理システム

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JPH09180098A
JPH09180098A JP33319495A JP33319495A JPH09180098A JP H09180098 A JPH09180098 A JP H09180098A JP 33319495 A JP33319495 A JP 33319495A JP 33319495 A JP33319495 A JP 33319495A JP H09180098 A JPH09180098 A JP H09180098A
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Japan
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vehicle
unit
group
management system
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Withdrawn
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JP33319495A
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English (en)
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Norimasa Hosoya
典正 細谷
Kiyoshi Miyazaki
清志 宮崎
Noboru Hasegawa
昇 長谷川
Toshiyuki Takahashi
季之 高橋
Yuji Hattori
裕二 服部
Akimi Matsuda
暁美 松田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 グループを構成する車両の数にかかわらず、
最小の通信回数で他の車両の位置情報を取得可能な車両
位置情報管理システムを提供する。 【解決手段】 各ナビゲーション装置101は、識別情
報と自車両の車両情報を含んだ情報登録要求を送信する
情報送信手段111と、識別情報を含んだ情報報告要求
を送出する報告要求手段112と、入力される各車両の
車両情報を表示する表示手段113と、応答信号から車
両情報を抽出して、表示手段113の処理に供する情報
受信手段114とを備え、通信管理局102は、各車両
の識別情報に対応して車両情報を格納する車両情報格納
手段115と、情報登録要求に含まれる車両情報を車両
情報格納手段115に登録する登録手段116と、情報
報告要求に応じて、車両情報格納手段115から該当す
る車両情報を検索し、これらの車両情報を含む応答信号
を要求元に送出する検索手段117とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載された
ナビゲーション装置を利用して、複数の車両からなる車
両グループに属する各車両に関する車両情報として、車
両の位置情報を含む様々な情報を授受する車両情報管理
システムに関する。近年では、低価格の車両用ナビゲー
ション装置が多数市販され始めたことから、ナビゲーシ
ョン装置が一般の利用者にまで普及しつつあり、ナビゲ
ーション装置に対して、多種多様な機能が要望され始め
ている。中でも、複数台の車両がグループ走行する場合
に、各車両の利用者が、グループ内の他の車両の位置な
どの車両情報を把握したいという強い要望があり、車両
グループに属する複数の車両に関する車両情報を管理す
る技術が必要とされている。
【0002】
【従来の技術】図16に、GPS(Grobal Positioning
System) を用いたナビゲーション装置の構成例を示す。
図16において、ナビゲーション装置は、アンテナ40
1が、3つの異なる人工衛星から受信した電波信号を復
調処理部402によって復調し、得られた受信信号に基
づいて、位置算出部411が車両の現在位置を示す緯度
および経度を算出して、表示処理部412の処理に供す
る構成となっている。
【0003】この表示処理部412は、現在位置の入力
に応じて、地図情報格納部413から現在位置の周囲の
地図データを読み出し、この地図データと現在位置に関
する情報とに基づいて、周囲の地図および現在位置を示
す表示データを作成して、ディスプレイ403の表示に
供すればよい。また、操作指示部414は、上述した表
示処理部412を介して受け取った現在位置と設定され
た経路情報とを照合し、必要に応じて音声ガイダンス情
報の作成や方向指示のための表示データの作成などの処
理を行う構成となっている。
【0004】この操作指示部414によって作成された
音声ガイダンス情報は、音声処理部415およびコマン
ダーユニットに設けられたスピーカ404を介して音声
として出力され、一方、方向指示のための表示データは
表示処理部412の処理に供され、ディスプレイ403
を介して利用者に提供される。
【0005】このように、GPSを利用すれば、各車両
がそれぞれ自車両の位置を正確に認識することができ、
また、地図情報と現在位置とを連携させることにより、
利用者が自車両の位置や進路を直感的に把握するために
必要な情報を提供して、各車両の利用者の運転作業を支
援することができる。ここで、従来のナビゲーション装
置は、個々の車両の走行を支援することを前提としてお
り、各車両について得られた現在位置などの車両情報を
他の車両で利用する場合については、考慮されていな
い。
【0006】このため、複数の車両が同一の目的地を目
指してグループ走行する場合などには、各車両が小型無
線機やトランシーバあるいは携帯電話などで連絡を取り
合い、各車両の利用者が通話相手の利用者と現在位置に
関する情報を交換することにより、互いの位置を確認し
ながら走行していた。これに対して、ナビゲーション装
置同士で現在位置情報を直接に交換し、互いに相手の現
在位置情報を利用可能とする技術も提案されている。
【0007】例えば、特開平5−100008号公報
「移動体間の相互位置確認装置」は、図17に示すよう
に、利用者が、自動車電話部501を介して相手先の利
用者と連絡を取る際に、双方のナビゲーション装置に設
けられた情報送信部502により、GPS部503で得
られた位置情報を自動車電話部501を介して電話回線
に送出し、双方の受信部504が、通話相手の位置情報
をそれぞれ受信して、自車両の位置情報とともに表示処
理に供する構成となっている。
【0008】このようにして、通話相手のナビゲーショ
ン装置で得られた位置情報を自システムの情報と同様に
利用することが可能となる。この場合は、例えば、GP
S部503で得られた自車両の位置情報を位置情報記憶
部505に保持しておき、上述したようにして得られた
通話相手の車両の位置情報とともに位置表示部506の
処理に供すれば、ディスプレイ507に自車両ととも
に、通話相手の車両を表示することが可能である。
【0009】また、上述した位置情報記憶部505に保
持された自車両および通話相手の車両の位置情報を距離
算出部508に入力し、この算出結果を表示処理部50
6に入力して表示処理に供すれば、利用者に2台の車両
の距離に関する情報を提供することができる。このよう
に、互いのナビゲーション装置で得られた位置情報を直
接に利用可能とすることにより、グループ走行の際に、
自車両と他の車両との位置関係を直感的に把握すること
が可能となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに、トランシーバや無線機あるいは携帯電話などを利
用して、利用者が互いに位置情報を交換する場合は、利
用者が、ナビゲーション装置によって提供された位置情
報を読み取って、通話相手に口頭で伝える必要がある。
また、利用者は、通話相手から口頭で伝えられた位置情
報に基づいて、自車両との相対的な位置関係や距離を見
積もらなけらばならない。
【0011】このように、グループ走行する車両の利用
者同士が口頭で位置情報を交換する場合には、利用者の
負担が大きく、運転作業を支援するどころか、かえって
妨げになる可能性さえあった。一方、特開平5−100
008号公報の技法によれば、通話相手の車両から得ら
れた情報が、自車両のナビゲーション装置にそのまま反
映されるので、利用者は、自装置に表示された情報に基
づいて、自車両と他の車両との位置関係を直感的に把握
することができる。
【0012】しかしながら、この技法は、車両相互間の
携帯電話の通信によって、互いの位置情報の授受を1対
1で行うことを前提としているため、グループを構成す
る車両の数が増大すると、各車両型の全ての車両の位置
情報を得るために必要な通話の回数が大幅に増大してし
まう。このため、利用者に課金される通話料金が、重い
負担となってしまうし、また、トラフィック量も増大し
輻輳の原因となる可能性もある。
【0013】本発明は、グループを構成する車両の数に
かかわらず、最小の通信回数で他の車両の位置情報を取
得可能な車両位置情報管理システムを提供することを目
的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項1から請
求項3の車両情報管理システムの原理ブロック図であ
る。
【0015】請求項1の発明は、車両グループを構成す
る各車両に備えられたナビゲーション装置101と通信
管理局102との間で無線通信を行う構成の車両情報管
理システムにおいて、各ナビゲーション装置101は、
車両グループおよび自身を示す識別情報とともにそれぞ
れ自車両に関する車両情報を含んだ情報登録要求を送信
する情報送信手段111と、識別情報とともに車両グル
ープに属する各車両の車両情報ついての情報報告要求を
送出する報告要求手段112と、車両グループに属する
各車両の車両情報の入力に応じて、車両情報の表示処理
を行う表示手段113と、応答信号から車両情報を抽出
して、表示手段113の処理に供する情報受信手段11
4とを備えた構成であり、通信管理局102は、各車両
に対応する識別情報に対応して、それぞれの車両情報を
格納する車両情報格納手段115と、各ナビゲーション
装置101からの情報登録要求を受信し、車両情報格納
手段115に受け取った車両情報を登録する登録手段1
16と、情報報告要求の受信に応じて、車両情報格納手
段115から該当する車両グループに属する各車両の車
両情報を検索し、これらの車両情報を含む応答信号を要
求元に送出する検索手段117とを備えた構成であるこ
とを特徴とする。
【0016】請求項1の発明は、各車両に備えられた情
報送信手段111によって送出された情報登録要求に応
じて、登録手段116が動作することにより、車両グル
ープを構成する各車両の車両情報を車両情報格納手段1
15に収集することができる。
【0017】また、各車両に備えられた報告要求手段1
12からの情報報告要求に応じて、検索手段117が動
作することにより、上述したようにして収集した各車両
の車両情報を一括して各車両に通知し、情報受信手段1
14を介して、表示手段113の処理に供し、利用者に
車両グループに属する全ての車両に関する情報を提供す
ることができる。
【0018】これにより、車両グループを構成する車両
の数にかかわらず、各車両のナビゲーション装置101
が通信管理局102との間で情報を授受することによ
り、全ての車両に関する車両情報を共有することができ
る。請求項2の発明は、請求項1に記載の車両情報管理
システムにおいて、情報送信手段111は、自車両の現
在位置を地図上で示す情報の入力を受けて、現在位置を
所定の座標形式の位置情報に変換し、変換結果を車両情
報として送信処理に供する変換手段121を備えた構成
であり、情報受信手段114は、各車両についての位置
情報を受け取り、これらの位置情報に基づいて、自車両
とともに、車両グループに属する他の車両の位置を地図
上で示す表示情報を作成し、表示処理に供する位置表示
作成手段122とを備えた構成であることを特徴とす
る。
【0019】請求項2の発明は、変換手段121および
表示作成手段122の動作により、通信管理局102と
各車両101との間で授受される位置情報の形式を共通
化することができるから、ナビゲーション装置の機種や
メーカーの違いを吸収して、汎用性を向上することが可
能である。請求項3の発明は、請求項1に記載の車両情
報管理システムにおいて、情報送信手段111は、自車
両の状態に関する状態情報の入力を受け付けて、この状
態情報を車両情報として送信処理に供する状態情報受付
手段123備えた構成であり、情報受信手段114は、
各車両の状態情報を受け取り、これらの状態情報に基づ
いて、自車両および車両グループに属する他の車両10
1の状態を示す表示情報を作成し、表示処理に供する状
態表示作成手段124を備えた構成であることを特徴と
する。
【0020】請求項3の発明は、状態情報受付手段12
3によって受け付けられた各車両の状態情報が、通信管
理局102の車両情報格納手段114に収集され、情報
報告要求に応じて各車両に通知され、状態表示作成手段
124を介して表示手段113の処理に供されるので、
車両グループに属する各車両の利用者が、全ての車両の
状態情報を把握することが可能である。
【0021】図2は、請求項4〜請求項9の車両情報管
理システムの原理ブロック図である。請求項4の発明
は、請求項1に記載の車両情報管理システムにおいて、
通信管理局102は、情報登録要求および情報報告要求
の入力に応じて、車両情報格納手段115に既に登録済
みの識別情報と情報登録要求および情報報告要求に含ま
れる識別情報とを照合する照合手段118と、識別情報
が不一致である旨の照合結果に応じて、該当する車両グ
ループに属する車両以外の第3者ユーザからのアクセス
を不正アクセスとして検出し、登録手段116および検
索手段117に処理の中止を指示するアクセス制御手段
119と、不正アクセスが検出された旨の検出結果に応
じて、情報登録要求および情報報告要求の送出元の車両
に対して、不正なアクセスである旨の不正アクセス通知
を送出する不正通知手段120とを備えた構成であるこ
とを特徴とする。
【0022】請求項4の発明は、照合手段118による
照合結果に応じてアクセス制御手段119が動作するこ
とにより、不正アクセスの検出に応じて、登録手段11
6および検索手段117の動作を停止し、また、不正通
知手段120を介して、不正アクセスの行使者に対して
警告を発することができる。請求項5の発明は、請求項
4に記載の車両情報管理システムにおいて、情報送信手
段111は、各車両に固有の識別番号と車両グループに
共通するグループ番号と両グループを構成する車両の総
数および車両グループにおける各車両を示す車両番号と
を含むグループ情報とからなる識別情報を含んだ情報登
録要求を送出する構成であり、アクセス制御手段119
は、情報登録要求で示された識別信号と一致するものが
ない旨の照合結果の入力に応じて、識別情報に含まれて
いるグループ情報と、車両情報格納手段115に登録さ
れた識別情報に含まれるグループ情報とを照合するグル
ープ照合手段125と、グループ照合手段125による
照合結果に基づいて、車両グループの正当な構成車両か
らの最初の登録要求と不正アクセスとを判別する判別手
段126とを備えた構成であることを特徴とする。
【0023】請求項5の発明は、グループ情報が含まれ
た情報登録要求の入力に応じて、アクセス制御手段11
9のグループ照合手段125と判別手段126とが動作
することにより、グループ情報の重複の有無に基づい
て、不正アクセスと正当な利用者による最初の情報登録
要求とを判別することが可能となる。請求項6の発明
は、請求項4に記載の車両情報管理システムにおいて、
不正アクセス通知手段120は、不正アクセスの対象と
なった車両グループに属する各車両のナビゲーション装
置101に対して、不正アクセスがあった旨の不正アク
セス検出通知を送出する構成であることを特徴とする。
【0024】請求項6の発明は、不正通知手段120
が、不正アクセス検出通知を送出することにより、不正
アクセス対象となった車両グループに属する各車両の利
用者に対して、不正アクセスの発生に関する情報を提供
することができる。請求項7の発明は、請求項1に記載
の車両情報管理システムにおいて、ナビゲーション装置
101は、送信時間間隔として設定された一定の時間の
経過ごとに送信タイミング信号を出力するタイマ127
を備え、情報送信手段111および報告要求手段112
は、送信タイミング信号の入力に応じて、情報登録要求
および情報報告要求をそれぞれ送出する構成であること
を特徴とする。
【0025】請求項7の発明は、タイマ127からの送
信タイミング信号に応じて、情報送信手段111および
報告要求手段112が動作することにより、車両情報格
納手段115に登録された車両情報を所定の時間間隔で
更新するとともに、各車両の表示手段113を介して表
示することができるので、利用者に最新の情報を提供す
ることができる。
【0026】請求項8の発明は、請求項7に記載の車両
情報管理システムにおいて、情報送信手段111および
報告要求手段112は、現在時刻と送出時間間隔とに関
する時刻情報を含んだ情報登録要求および情報報告要求
をそれぞれ送出する構成であり、登録手段116は、受
け取った情報登録要求に含まれる車両情報とともに時刻
情報を車両情報格納手段115に登録する構成であり、
通信管理局102は、情報登録要求および情報報告要求
の入力に応じて、車両情報格納手段115に既に登録済
みの識別情報と情報登録要求および情報報告要求に含ま
れる識別情報とを照合する照合手段118と、識別情報
が不一致である旨の照合結果に応じて、該当する車両グ
ループに属する車両以外の第3者ユーザからのアクセス
を不正アクセスとして検出し、登録手段116および検
索手段117に処理の中止を指示するアクセス制御手段
119と、不正アクセスが検出された旨の検出結果に応
じて、情報登録要求および情報報告要求の送出元の車両
に対して、不正なアクセスである旨の不正アクセス通知
を送出する不正通知手段120と、識別情報が一致する
旨の検出結果に応じて、情報登録要求および情報報告要
求に含まれる識別情報と車両情報格納手段115に登録
された時刻情報とに基づいて不正アクセスを検出し、ア
クセス制御手段119の処理に供する時刻情報照合手段
131とを備えた構成であることを特徴とする。
【0027】請求項8の発明は、時刻情報を含んだ情報
登録要求および情報報告要求の入力に応じて、時間間隔
照合手段131が動作し、照合結果をアクセス制御手段
119の処理に供することにより、照合手段118によ
って、識別情報が一致するとされた要求について、更
に、送信タイミングに基づいて正当性を確認することが
できる。これにより、不正アクセスを漏れなく検出し、
不正通知手段120を介して通知することができる。
【0028】請求項9の発明は、請求項1に記載の車両
情報管理システムにおいて、ナビゲーション装置101
は、送信距離間隔として設定された一定の走行距離ごと
に送信タイミング信号を出力する走行距離検出手段12
8を備え、情報送信手段111および報告要求手段11
2は、送信タイミング信号の入力に応じて、情報登録要
求および情報報告要求をそれぞれ送出する構成であるこ
とを特徴とする。
【0029】請求項9の発明は、走行距離検出手段12
8からの送信タイミング信号に応じて、情報送信手段1
11および報告要求手段112が動作することにより、
車両情報格納手段115に登録された車両情報を車両の
位置変化に応じて更新するとともに、各車両の表示手段
113を介して表示することができる。図3は、請求項
10の車両情報管理システムの原理ブロック図である。
【0030】請求項10の発明は、請求項1に記載の車
両情報管理システムにおいて、各車両101は、送信時
間間隔として設定された一定の時間の経過ごとに送信タ
イミング信号を出力するタイマ127と、送信距離間隔
として設定された一定の走行距離ごとに送信タイミング
信号を出力する走行距離検出手段128と、タイマ12
7からの送信タイミング信号と走行距離検出手段128
からの送信タイミング信号とに基づいて、情報登録要求
および情報報告要求の送出タイミングをそれぞれ決定
し、情報送信手段111および報告要求手段112にそ
れぞれ通知するタイミング制御手段129とを備えた構
成であることを特徴とする。
【0031】請求項10の発明は、タイマ127および
走行距離検出手段128からの2つの送信タイミング信
号に基づいて、タイミング制御部129が動作すること
により、情報登録要求と情報報告要求との送出タイミン
グを独立に制御することが可能である。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施形態について詳細に説明する。
【0033】図4は、本発明を適用した車両位置管理シ
ステムの実施形態を示す図である。図4において、ナビ
ゲーション装置210は、図16に示したナビゲーショ
ン装置に、座標変換部211、送受信処理部212およ
びアンテナ213を付加した構成となっている。
【0034】また、表示処理部412に代えて表示処理
部214を備え、この表示処理部214が、位置算出部
411から得られた位置情報と地図情報格納部413内
の地図データとに基づいて、地図上での現在位置を算出
し、座標変換部211の処理に供するとともに、表示手
段113に相当するディスプレイ403を介して地図上
での自車両の現在位置に関する情報を利用者に提供する
構成となっている。
【0035】このナビゲーション装置210において、
座標変換部211は、請求項2で述べた変換手段121
に相当するものであり、表示処理部214で得られた地
図上での位置情報を所定の共通形式の位置情報に変換し
て、送受信処理部212の処理に供する構成となってい
る。また、この座標変換部211は、送受信処理部21
2から受け取った位置情報をナビゲーション装置210
の内部形式に変換し、表示処理部214の処理に供する
構成となっており、この座標変換部211と表示処理部
214とにより、請求項2で述べた位置表示作成手段1
22の機能を実現する構成となっている。
【0036】ここで、位置情報の共通形式としては、例
えば、各地方を示すエリア番号と各エリアにおける位置
を示す座標との組合せを採用すればよい。また、送受信
処理部212は、アンテナ213を介して基地局220
との間で無線信号の授受を行い、所定のプロトコルに従
って、ホームメモリ局230に自車両の位置を示す位置
情報を登録するとともに、このホームメモリ局230に
登録された他の車両の位置情報を受け取る構成となって
いる。
【0037】図5に、ナビゲーション装置の送受信処理
部の詳細構成を示す。図5に示した送受信処理部212
において、送受信制御部241は、入力受付部242を
介して、利用者が操作パネル215によって入力した指
示を受け取り、この指示に応じて、送信情報作成部24
3および通信回路244の動作を制御する構成となって
いる。
【0038】また、図5において、タイマ245は、請
求項7で述べたタイマ127に相当するものであり、送
信制御部241からの指示に応じて動作し、一定時間が
経過するごとに送受信制御部241にタイミング信号を
送出し、これに応じて、送受信制御部241が、送信情
報作成部243に送信情報の作成を指示する構成となっ
ている。
【0039】また、識別コード保持部246は、入力受
付部242を介して、利用者が指定したグループ識別コ
ードを受け取り、このグループ識別コードと自装置に設
定された装置番号とから識別コードを作成して保持し、
送信情報作成部243の処理に供する構成となってい
る。図5において、送信情報作成部243は、送信制御
部241からの指示に応じて、座標変換部211から受
け取った通信形式の位置情報と、上述した識別コード
と、指定された所定の信号種別コードとから後述する構
成の送信情報を作成し、通信回路244に送出する構成
となっている。
【0040】ここで、信号種別コードは、送出する情報
の種別に応じて、それぞれ異なるビットパターンを割り
当てておけばよい。また、図5に示した送受信処理部2
12において、抽出処理部247は、通信回路244が
アンテナ213を介して受信した受信情報から位置情報
を抽出し、座標変換部211の処理に供する構成となっ
ている。
【0041】一方、図4に示したホームメモリ局230
において、信号判別部231は、信号送受信部232を
介して受け取った信号種別コードに応じて、情報登録部
233および情報検索部234の動作を制御する構成と
なっている。この情報登録部233および情報検索部2
34は、信号判別部231からの指示に応じて、車両情
報蓄積部235に対して位置情報の登録および検索を行
う構成となっており、また、車両情報蓄積部235は、
例えば、上述した識別コードに対応して、各車両の位置
情報を格納する構成となっている。
【0042】また、図4に示した応答作成部236は、
上述した情報登録部233および情報検索部234によ
る処理結果を受け取って、これらの処理結果を含んだ応
答を作成し、信号送受信部232および基地局220を
介して対向するナビゲーション装置210に送出する構
成となっている。以下、本発明の車両情報管理システム
の動作について説明する。
【0043】図4に示した車両情報管理システムの動作
に先立って、グループを構成する各車両の利用者は、予
め、グループに共通のグループ番号とグループにおける
自車両の車両識別番号とを決定し、このグループ番号と
車両識別番号とを組み合わせたグループ識別コードを入
力しておく必要がある。このとき、グループの代表とな
る車両については、上述した車両識別番号として、番号
「0」とともにグループを構成する車両の総数Nを入力
し、他の車両については、総数N未満の重複しない番号
を車両識別番号として入力すればよい。
【0044】このようにして、グループ識別コードを入
力した後に、利用者が、操作パネル215を介して送信
開始指示を入力すると、後述するような位置情報の授受
動作が開始される。図6および図7に、位置情報の授受
を行う際のナビゲーション装置およびホームメモリ局の
動作をそれぞれ表す流れ図を示す。
【0045】また、図8に、位置情報の授受動作を説明
する図を示し、図9に、送受信情報の構成例を示す。各
車両に搭載されたナビゲーション装置210の送受信処
理部212は、利用者からの送信開始指示に応じて動作
を開始し、送信制御部241からの指示に応じて、送信
情報作成部243により、位置登録要求信号が作成さ
れ、通信回路244およびアンテナ213を介して基地
局220に送出される(ステップ301、図8参照)。
【0046】このとき、送信情報作成部243は、図9
(a) に実線で示すように、位置登録要求を示す信号種別
コードに、グループ識別コードと通信形式の位置情報と
を付加して位置登録要求信号を作成し、送信回路244
およびアンテナ213を介して基地局220に送出すれ
ばよい。次に、送受信制御部241は、タイマ245セ
ットし(ステップ302)、その後、ステップ303を
繰り返して、ホームメモリ局230からの応答を待てば
よい。
【0047】このようにしてナビゲーション装置210
から送出された位置登録要求信号は、基地局220によ
ってホームメモリ局230に中継され、これに応じて、
ホームメモリ局230の各部が動作を開始する。この場
合は、信号送受信部232から受け取った受信信号には
位置登録要求を示す信号種別コードが含まれているか
ら、信号判別部231は、ステップ321の肯定判定と
して、位置登録要求信号に含まれる識別コードおよび位
置情報を情報登録部233に送出する。
【0048】これに応じて、情報登録部233は、ま
ず、車両情報蓄積部235を参照し、該当する識別コー
ドに対応するレコードの有無に基づいて、新規の登録で
あるか否かを判定する(ステップ322)。ここで、上
述したように、識別コードには利用者が任意に設定する
グループ識別コードとともに装置番号が含まれているか
ら、この識別コードは、必ず各車両で一意となる。した
がって、ナビゲーション装置210からの最初の位置登
録要求信号に応じて車両情報蓄積部235を参照した場
合には、該当するレコードは検出されないから、ステッ
プ322の肯定判定となる。
【0049】この場合は、グループ識別コードに含まれ
るグループ番号に注目して、再度、車両情報蓄積部23
5を参照して、同一のグループ番号に対応するレコード
の有無に基づいて、グループ番号の重複があるか否かを
判定する(ステップ323)。該当するレコードが検出
されなかった場合は、ステップ323の否定判定とし、
情報登録部233は、受け取った識別コードに対応する
新規のレコードとして、位置登録要求信号に含まれる位
置情報を車両情報蓄積部235に登録し(ステップ32
4)、登録処理が正常に完了した旨を応答作成部236
に通知すればよい。
【0050】これに応じて、応答作成部236により、
図9(b) に示すように、該当する信号種別コードと識別
コードとを含んだ登録完了信号を作成し(ステップ32
5)、信号送受信部232および基地局220を介して
ナビゲーション装置210に通知して(図8(a) 参
照)、その後、処理を終了すればよい。このようにし
て、識別コードに対応するレコードが登録された後に、
同一の車両のナビゲーション装置210からの位置登録
要求信号を受信した場合は、ステップ322の否定判定
となり、これに応じて、情報登録部233は、車両情報
蓄積部235の該当するレコードの位置情報を更新し
(ステップ326)、登録処理が正常に完了した旨を応
答作成部236に通知して、ステップ325に進めばよ
い。
【0051】一方、該当するグループ番号が別のグルー
プによって使用されている場合は、ステップ323の肯
定判定となり、情報登録部233は、位置情報の登録を
行わずに、グループ番号の重複により登録を拒否した旨
を応答通知部236に通知すればよい。これに応じて、
応答作成部236により、図9(c) に示すように、所定
の信号種別コードと識別コードと不正内容(この場合
は、グループ番号の重複)を示す詳細情報とを含んだ不
正アクセス通知信号を作成し(ステップ327)、信号
送受信部232および基地局220を介してナビゲーシ
ョン装置210に通知して(図8(b) 参照)、その後、
処理を終了すればよい。
【0052】このように、情報登録部233が、上述し
たステップ322およびステップ323の処理を行うこ
とにより、請求項4で述べた照合手段118およびアク
セス制御手段119の機能の一部を実現し、不正な情報
登録要求を排除し、正当な情報登録要求のみに応じて、
位置情報の登録処理を行うことができる。また、応答作
成部236が、情報登録部233からの通知に応じて動
作することにより、請求項4で述べた不正通知手段12
0の機能の一部を実現し、不正アクセスの行使者に警告
を発するとともに、正当なアクセスの要求元に、登録処
理に完了を通知することができる。
【0053】特に、情報登録部233が、ステップ32
2の否定判定に応じて、請求項5で述べたグループ照合
手段125および判別手段126として動作し、グルー
プ番号の重複の有無に基づいて不正アクセスを検出する
ことにより、正当な利用者からの最初の位置登録要求と
不正アクセスとを確実に判別することができる。これに
より、利用者の最初の位置登録要求信号に応じて、新規
のレコードを車両情報蓄積部235に登録することがで
きるから、利用者による初期登録処理などの手続きを不
要とし、利用者の負担を軽減することができる。
【0054】ところで、ホームメモリ局230からの応
答がナビゲーション装置210の通信回路244を介し
て抽出処理部247に入力されると、図6に示したステ
ップ303の肯定判定となって、ナビゲーション装置2
10側の処理が再開される。このとき、送受信制御部2
41は、抽出処理部247からの信号種別コードの通知
に応じて、登録処理が正常に完了したか否かを判定する
(ステップ304)。
【0055】受信信号が不正アクセス通知信号である場
合(ステップ304の否定判定)は、送受信制御部24
1は、表示処理部214あるいは操作指示部413また
はその両方に、抽出処理部247から受け取った詳細情
報を通知して、ステップ305に進み、アラーム処理に
供すればよい。このとき、例えば、表示処理部214
は、受け取った詳細情報に基づいて、グループ番号の変
更を促すメッセージを表す表示データを作成して、図1
0(b) に示すように、ディスプレイ403を介して利用
者に通知し、その後、処理を終了すればよい。
【0056】一方、ホームメモリ局230からの応答信
号が登録完了信号である場合は、ステップ304の肯定
判定となり、このとき、送受信制御部241からの指示
に応じて、送信情報作成部243により、図9(d) に実
線で示すように、位置情報要求を示す信号種別コードに
識別コードを付加して位置情報要求信号が作成され、送
信回路244およびアンテナ213により基地局220
に送出され、更に、ホームメモリ局230に中継される
(ステップ306、図8参照)。
【0057】その後、送受信制御部241は、ステップ
307を繰り返して、ホームメモリ局230からの応答
を待てばよい。上述した位置情報要求信号の入力に応じ
て、ホームメモリ局230の信号判別部231は、ステ
ップ321の否定判定とし、信号送受信部232から受
け取った識別コードを情報検索部234に通知すればよ
い。
【0058】これに応じて、情報検索部234は、ま
ず、上述した照合手段118として動作し、車両情報蓄
積部235を参照し、受け取った識別コードに対応する
レコードの有無に基づいて、情報要求の正当性を判定す
る(ステップ328)。上述したように、識別コードは
一意であるから、車両情報蓄積部235に既に受け取っ
た識別コードに対応するレコードが登録されていれば、
該当する利用者は正規のユーザであり、その情報要求は
正当であると判断することができる。
【0059】この場合に、情報検索部234は、ステッ
プ328の肯定判定として、識別コードに含まれるグル
ープ番号に基づいて車両情報蓄積部235を検索し、要
求元の車両と同一の車両グループに属する各車両の位置
情報を抽出して(ステップ329)、応答作成部236
に送出すればよい。これに応じて、応答作成部236
は、図9(e) に示すように、位置情報報告を示す信号種
別コードに識別コードと抽出された位置情報とを付加し
て位置情報報告信号を作成し、信号送受信部232およ
び基地局220を介して、要求元のナビゲーション装置
210に送出すればよい(ステップ330、図8(a) 参
照)。
【0060】一方、ステップ328の否定判定の場合
は、情報検索部234は、位置情報の検索を行う代わり
に、情報要求が正当でない旨を応答作成部236に通知
し、ステップ327に進めばよい。
【0061】このように、情報検索部234および応答
作成部236が、上述したステップ328の判定結果に
応じてそれぞれ動作することにより、請求項5で述べた
アクセス制御手段119の他の一部の機能および不正通
知手段120の他の一部の機能を実現し、不正な情報報
告要求を排除し、正当な情報報告要求にのみ応じて、位
置情報の報告を行うとともに、不正な報告要求の行使者
に対して警告を発することができる。
【0062】この場合は、応答作成部236により、図
9(c) に示したように、不正アクセスである旨を示す信
号種別コードに、正当なグループに対する情報要求でな
い旨の詳細情報を付加して不正アクセス通知信号が作成
され、要求元のナビゲーション装置210に送出される
(図8(c) 参照)。ホームメモリ局230からの応答信
号が入力されると、ステップ307の肯定判定となっ
て、応答待ち状態が解除され、ナビゲーション装置21
0は、再び動作を開始する。
【0063】このとき、送受信制御部241は、抽出処
理部247からの信号種別の通知に応じて、まず、情報
要求が正常に処理されたか否かを判定する(ステップ3
08)。ステップ308の肯定判定の場合に、抽出処理
部247は、送受信制御部241からの指示に応じて、
位置情報報告信号から各車両の位置情報を抽出して表示
処理部214に送出し(ステップ311)、これに応じ
て、表示処理部214は、車両グループに属する各車両
の表示位置を更新すればよい(ステップ310)。
【0064】ここで、表示処理部214は、図10(a)
に示すように、自車両を中心として表示した地図上にお
いて、他の車両の位置を表示するための表示情報を作成
し、ディスプレイ403の処理に供すればよい。このと
き、ディスプレイ403の表示範囲内に位置する車両に
ついては、その位置およびこれらの車両の車両番号をデ
ィスプレイ403に表示された地図上に表示し、表示範
囲外の場合は、図10(a) に矢印で示したように、該当
する車両の位置情報と自車両の位置情報とから得られる
概略の方向を示せばよい。
【0065】このようにして、各車両のナビゲーション
装置210が、基地局220を介してホームメモリ局2
30と通信することにより、車両グループに属する全て
の車両の位置情報を得ることができるから、車両グルー
プに属する車両の数にかかわらず、位置情報の管理処理
に要する通信回数を最小限度に抑えることが可能とな
る。
【0066】これにより、3台以上の車両がグループ走
行する場合においても、トラフィックへの負担および利
用者への経済的な負担を抑えながら、車両グループに属
する全ての車両の位置に関する情報を利用者に提供する
ことができ、利用者の運転作業を支援して、グループ走
行を行う場合の利用者の作業負担を軽減することができ
る。
【0067】その後、送受信制御部241は、ステップ
311を繰り返して、タイマ245からの通知を待ち、
設定した時間間隔が経過したときに、ステップ311の
肯定判定として、利用者からの終了指示の有無を判定し
(ステップ312)、否定判定の場合は、ステップ30
1に戻って、上述した位置情報の授受動作を繰り返せば
よい。
【0068】このようにして、タイマ245からの通知
に応じて、上述した位置情報の授受動作を一定時間ごと
に繰り返すことにより、車両グループに属する各車両の
位置情報を一定時間ごとに更新し、常に最新の位置情報
を利用者に提供することが可能となる。一方、ステップ
308の否定判定の場合に、送受信制御部241は、表
示処理部214あるいは操作指示部413またはその両
方に、抽出処理部247から受け取った詳細情報を通知
して、ステップ305に進み、アラーム処理に供すれば
よい。
【0069】このとき、例えば、表示処理部214は、
受け取った詳細情報に基づいて、他の車両グループにア
クセスした旨を表す表示データを作成して、ディスプレ
イ403を介して利用者に通知し、アクセスの中止を促
すといったアラーム処理を行って、処理を終了すればよ
い。また、上述したように、各ナビゲーション装置21
0に座標変換部211を設けて、共通形式の位置情報を
授受すれば、ナビゲーション装置210の機種にかかわ
らず、位置情報を共有することが可能となり、位置情報
管理システムの適用範囲を広げることができる。
【0070】更に、例えば、ナビゲーション装置のメー
カー側で、商用の移動体通信に用いられている周波数帯
とは独立に所定の周波数帯を確保し、これを位置情報管
理システム用として利用者に無料あるいは低コストで提
供すれば、位置情報管理システムが利用可能なナビゲー
ション装置が、利用者にとって非常に魅力的な商品にな
ると考えられるから、購買意欲を促進する効果が期待で
きる。
【0071】また、不正なアクセスを検出した場合に、
アクセス主体となったナビゲーション装置210に加え
て、アクセス客体となった車両グループに属するナビゲ
ーション装置210に対して、不正アクセス通知信号を
送出することも可能である。この場合は、図11に示す
ように、ホームメモリ局230に不正アクセス履歴保持
部237を付加し、情報登録部233あるいは情報検索
部234が不正アクセスを検出したときに、該当するグ
ループ番号を履歴情報として不正アクセス履歴保持部2
37に保持する構成とすればよい。
【0072】また、応答作成部236に代えて応答作成
部238を備え、この応答作成部238が、応答信号を
作成する際に、この不正アクセス履歴保持部237を参
照し、応答先を示す識別コードに含まれるグループ番号
と履歴情報とを照合し、この照合結果に応じて、通常の
応答信号に加えて不正アクセス通知信号を作成し、信号
送受信部232を介して送出すればよい。
【0073】なお、この場合に、応答作成部238は、
不正アクセス通知信号の詳細情報として、車両グループ
を構成する車両以外の第3者ユーザからアクセスがあっ
た旨のメッセージを付加すればよい。このように、不正
アクセス履歴保持部237に保持された履歴情報に応じ
て、応答作成部238が動作することにより、請求項6
で述べた不正通知手段120の機能を実現し、不正アク
セスの発生に応じて、被アクセスグループを構成する各
車両のナビゲーション装置210に、不正アクセスの発
生に関する情報を通知することが可能となる。
【0074】これに応じて、ナビゲーション装置210
の表示処理部214により、図10(a) に斜線を付して
示したようなメッセージを表す表示情報を作成し、ディ
スプレイ403を介して表示すれば、被アクセスグルー
プを構成する利用者にも注意を呼びかけることができ
る。また、グループ識別コードに含まれる車両グループ
の構成台数Nおよびグループ内での車両番号を利用し
て、更に、厳密に不正アクセスを検出することもでき
る。
【0075】例えば、図12に示すように、情報登録部
243の内部に、グループテーブル251を設け、車両
グループの代表車両についての新規登録を行う際に、登
録制御部252が、代表車両に対応する識別コードから
車両総数Nを抽出し、グループ番号に対応して、上述し
たグループテーブル251に格納する構成とすればよ
い。
【0076】この場合は、上述したステップ323の否
定判定に応じて、識別コードの新規登録を行う際に、登
録制御部252が、識別コードに含まれる車両番号に基
づいて、登録対象が代表車両であるか否かを判定し、代
表車両である場合は、上述したグループテーブル251
に車両総数Nを登録した後に、登録制御部252からの
指示に応じて登録処理部253が動作し、ステップ32
4の処理を実行すればよい。
【0077】一方、代表車両以外である場合は、ステッ
プ324の登録処理に先立って、登録制御部252は、
上述したグループテーブル251を参照し、受け取った
識別コードに含まれている車両番号と該当する車両グル
ープの車両総数Nとを比較することにより車両番号の正
当性を確認し、この結果に応じて、登録処理部253を
制御すればよい。
【0078】具体的には、車両番号が車両総数N未満で
ある旨の通知に応じて、登録制御部252は、該当する
車両番号が正当であるとして、登録処理部253に新規
登録処理を指示し、車両番号が車両総数N以上である旨
の通知に応じて、登録制御部252は正当な車両番号で
ないと判断して、車両総数を超過したために登録を拒否
した旨を応答通知部236に通知すればよい。
【0079】このように、登録制御部252が、識別コ
ードに含まれる車両番号とグループテーブル251に登
録された車両総数Nとの照合結果に応じて動作すること
により、請求項5で述べたアクセス制御手段119の機
能を実現し、車両グループの正当な構成車両以外の登録
を阻止し、不正アクセスを漏れなく検出して排除するこ
とができる。
【0080】更に、位置登録要求信号や位置報告要求信
号の送信時間間隔を利用すれば、不正アクセスを確実に
検出することができる。図13に、請求項8の位置情報
管理システムの実施形態を示す。この場合は、ナビゲー
ション装置210の送信情報作成部243は、図9(a),
(c) に実線で示した位置登録要求信号および位置情報要
求信号に、現在の時刻を示す今回タイムスタンプと次回
の送信予想時刻を示す次回タイムスタンプとをそれぞれ
付加して(図9(a),(d) に点線で示す)、位置登録要求
信号および位置情報要求信号として送信回路244に送
出すればよい。
【0081】また、図13に示したホームメモリ局23
0において、タイムスタンプ更新部254は、情報登録
部233および情報検索部234からの指示に応じて、
位置登録要求信号および位置情報要求信号にそれぞれ含
まれている次回タイムスタンプを車両情報蓄積部235
にそれぞれ更新する構成となっている。つまり、このタ
イムスタンプ更新部254と情報登録部233とによっ
て、請求項8で述べた登録手段116の機能を実現する
構成となっている。
【0082】また、タイムスタンプ照合部255は、請
求項8で述べた時刻情報照合手段131に相当するもの
であり、新しい位置登録要求信号および位置情報要求信
号の入力に応じて、車両情報蓄積部235に保持された
対応する次回タイムスタンプで示される時刻と今回タイ
ムスタンプとして受け取った時刻とを照合し、一致して
いる場合に、正当なアクセスであると判断して、位置登
録要求信号および位置情報要求信号をそれぞれ情報登録
部233および情報検索部234の処理に供する構成と
なっている。
【0083】一方、2つのタイムスタンプが一致しなか
った場合に、タイムスタンプ照合部255は、応答作成
部236にその旨を通知し、これに応じて、応答作成部
236は、例えば、タイムスタンプに不一致を検出した
旨の詳細情報を含んだ不正アクセス通知信号を作成し、
信号送受信部232を介して送出すればよい。このよう
に、位置登録要求信号および位置情報要求信号に含まれ
るタイムスタンプに基づいて、タイムスタンプ照合部2
39およびタイムスタンプ更新部238が動作すること
により、位置登録要求信号および位置情報要求信号の送
出時間間隔に基づいて、不正なアクセスを確実に排除す
ることが可能となる。
【0084】また、一定距離を移動するごとに、車両情
報蓄積部235の位置情報を更新する構成としてもよ
い。この場合は、図14に示すように、図4に示した送
受信処理部212に、前回位置保持部256と差分判定
部257とを付加し、この差分判定部257が、現在位
置と前回位置保持部256の内容とを照合し、照合結果
を送受信制御部241に通知することにより、請求項9
で述べた走行距離検出手段128の機能を果たす構成と
すればよい。
【0085】また、送受信制御部241は、この差分判
定部257から所定の差分値に達した旨の通知を受け取
ったときに、送信情報作成部243に位置登録要求信号
の作成を指示し、また、前回位置保持部256に現在位
置を保持して、次回の照合処理に供すればよい。このよ
うに、差分判定部257からの通知に応じて、送受信制
御部241が動作することにより、一定距離を車両が移
動するごとに、ホームメモリ局230の車両情報蓄積部
235に登録された位置情報を更新し、また、車両グル
ープに属する各車両の位置の報告を受けることが可能と
なる。
【0086】この場合は、自車両の位置が変化しない場
合には、位置登録要求信号を送信しないので、渋滞中な
ど車両の移動量が少ないときに、無駄な電力消費を避け
ることができる。また、この場合に、送受信制御部24
1が、タイマ245からの通知に応じて、位置情報要求
信号の作成を送信情報作成部243に指示すれば、上述
した自車両の位置情報更新処理とは独立に、車両グルー
プに属する他の車両の位置情報を一定時間ごとに受け取
ることができる。
【0087】更に、各車両の位置情報とともに、ガソリ
ンの残量やラジエータの水温、バッテリの電圧など、車
両に関する様々な状態情報を送信情報に含めて送信すれ
ば、車両グループ間でこれらの情報を共有することも可
能である。図15に、請求項3の車両情報管理システム
の実施形態を示す。図15に示したナビゲーション装置
210において、状態情報受付部216は、自身が搭載
されている車両のメータ部201から、例えば、ガソリ
ンの残量やラジエータの水温、バッテリの電圧などから
なる状態情報を定期的に受け取り、状態情報保持部21
7を介して、送信情報作成部243の処理に供する構成
となっている。
【0088】この場合は、送信情報作成部243は、送
受信制御部241からの指示に応じて、それぞれ異なる
信号種別コードと、識別コードおよび上述した状態情報
とを組み合わせて、状態登録要求信号および状態報告要
求信号を作成し、送信回路244に送出すればよい。ま
た、送信情報作成部243は、図9(a) に示した位置登
録要求信号の信号種別コードおよび位置情報をそれぞれ
状態情報の登録を示す信号種別コードおよび状態情報保
持部217から受け取った状態情報に置き換えて状態情
報登録要求信号を作成し、また、図9(d) にした位置報
告要求信号の信号種別コードを状態情報の報告を示す信
号種別コードに置き換えて、状態報告要求信号を作成す
ればよい。
【0089】このように、状態情報受付部216によっ
て受け付けた状態情報を状態情報保持部217を介し
て、送信情報作成部243の処理に供することにより、
請求項3で述べた状態情報受付手段123の機能を実現
し、自車両の状態情報を車両情報として、ホームメモリ
局230に送出することができる。この場合は、ホーム
メモリ局230の車両情報蓄積部235は、識別コード
に対応して、車両の位置情報とともに状態情報を格納す
る構成とし、情報登録部233は、状態情報登録要求の
入力に応じて、車両情報蓄積部235に状態情報を登録
すればよい。
【0090】また、情報検索部234は、状態情報要求
信号の入力に応じて、車両情報蓄積部235から指定さ
れたグループ番号に対応するレコードに含まれる状態情
報を抽出し、応答作成部236に通知すればよい。この
とき、応答作成部236は、図6(e) に示した位置情報
報告信号と同様に、所定の信号種別コードに識別コード
と各車両の状態情報とを付加することにより、状態情報
報告信号を作成し、信号送受信部232を介して送出す
ればよい。
【0091】このようにして通知された他の車両の状態
情報を抽出処理部247によって抽出し、表示処理部2
14による表示処理に供し、これに応じて、表示処理部
214が、車両グループに属する全ての車両の状態に関
する状態情報を表す表示情報を作成すれば、請求項3で
述べた状態表示作成手段124の機能を実現し、自車両
の状態情報とともに他の各車両の状態情報を利用者に提
供することができる。
【0092】これにより、車両グループを構成する各車
両の利用者が、車両グループ内の他の車両の位置情報と
ともに状態情報を把握することができるので、グループ
走行をより円滑に進めることが可能となる。特に、レー
スなどにおいては、出場車両の状態を常に正確に把握す
ることが重要であるため、大きな効果が期待できる。
【0093】また、位置情報と状態情報とを一括して登
録要求し、また、これらの情報の通知を一括して要求し
てもよい。例えば、図15に示すように、タイマ245
からの通知回数を計数するカウンタ258を備えて送受
信処理部212を構成し、送受信制御部241が、この
カウンタ258の計数値に応じて、送信情報作成部24
3に対して、位置情報と状態情報とを含んだ情報登録要
求信号および位置情報と状態情報の報告を要求する情報
要求信号の作成をそれぞれ指示すればよい。
【0094】これらの指示に応じて、図6(a),(d) に示
した位置登録要求信号および位置情報要求信号と同様に
して、それぞれ所定の信号種別コードと識別コード、位
置情報および状態情報とを組み合わせて、情報登録要求
信号および情報報告要求信号をそれぞれ作成し、送信回
路244を介して送出すればよい。ここで、送信情報作
成部243は、座標変換部211から受け取った位置情
報とメータ制御部から受け取った状態情報との両方を登
録内容として、情報登録要求信号を作成すればよい(図
9(f) 参照)。
【0095】この場合に、情報登録部233は、情報登
録要求信号の入力に応じて、指定された識別コードに対
応して、位置情報と状態情報との両方を車両情報蓄積部
235に登録すればよい。
【0096】また、情報検索部234は、情報要求信号
の入力に応じて、車両情報蓄積部235から指定された
グループ番号に対応するレコードに含まれる位置情報お
よび状態情報を抽出し、応答作成部236に通知すれば
よい。このとき、応答作成部236は、図6(g) に示す
ように、所定の信号種別コードに要求元を示す識別コー
ドを付加するとともに、報告内容として各車両の位置情
報および状態情報とを付加して情報報告信号を作成し、
信号送受信部232を介して送出すればよい。
【0097】また、この情報報告信号の入力に応じて、
ナビゲーション装置210の抽出処理部247は、各車
両の位置情報および状態情報を抽出し、それぞれ表示処
理部214による表示処理に供すればよい。
【0098】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、車両グループを構成する各車両に関する位置情報お
よび状態情報をホームメモリ局が収集することにより、
これらの情報を一括して管理することが可能となり、各
車両のナビゲーション装置が、ホームメモリ局と通信す
ることにより、車両グループ内の全ての車両に関する情
報を共有することができる。
【0099】これにより、車両グループ内での車両情報
を共有するために必要な通信回数を低減し、利用者への
経済的な負担を軽減するとともに、トラフィックの増大
を抑えることが可能となり、車両情報管理システムの普
及を推進することができる。また、ホームメモリ局で車
両情報を一括して管理する構成としたことにより、車両
グループに属していない第3者ユーザからの不正なアク
セスを検出し、これを排除することが可能となるから、
グループ走行を行う際の利用者のプライヴァシーを保護
することができる。
【0100】また、一定時間間隔で位置情報および状態
情報の登録および報告を要求すれば、利用者に常に最新
の情報を提供することができ、一方、一定走行距離ごと
に位置情報および状態情報の登録を行えば、渋滞中など
に通信回数を削減し、消費電力を低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1から請求項3の車両情報管理システム
の原理ブロック図である。
【図2】請求項4から請求項9の車両情報管理システム
の原理ブロック図である。
【図3】請求項10の車両情報管理システムの原理ブロ
ック図である。
【図4】本発明の車両情報管理システムの実施形態を示
す図である。
【図5】送受信処理部の詳細構成図である。
【図6】ナビゲーション装置の動作を表す流れ図であ
る。
【図7】ホームメモリ局の動作を表す流れ図である。
【図8】車両情報の授受動作を説明する図である。
【図9】信号フォーマットの例を示す図である。
【図10】車両グループの表示例を示す図である。
【図11】請求項6の車両情報管理システムの実施形態
を示す図である。
【図12】請求項5の車両情報管理システムの別実施形
態を示す図である。
【図13】請求項8の車両情報管理システムの実施形態
を示す図である。
【図14】請求項9の車両情報管理システムを適用した
送受信処理部の詳細構成図である。
【図15】請求項3の車両情報管理システムを適用した
ナビゲーション装置の構成図である。
【図16】GPSを用いたナビゲーション装置の構成例
を示す図である。
【図17】移動体間の相互位置確認装置の構成例を示す
図である。
【符号の説明】
101、210 ナビゲーション装置 102 通信管理局 111 情報送信手段 112 報告要求手段 113 表示手段 114 情報受信手段 115 車両情報格納手段 116 登録手段 117 検索手段 118 照合手段 119 アクセス制御手段 120 不正通知手段 121 座標変換手段 122 位置表示作成手段 123 状態情報受付手段 124 状態表示作成手段 125 グループ照合手段 126 判別手段 127、245 タイマ 128 走行距離検出手段 129 タイミング制御手段 131 時刻情報照合手段 201 メータ部 211 座標変換部 212 送受信処理部 213、401 アンテナ 214、412、506 表示処理部 215 操作パネル 216 状態情報受付部 217 状態情報保持部 220 基地局 230 ホームメモリ局 231 信号判別部 232 信号送受信部 233 情報登録部 234 情報検索部 235 車両情報蓄積部 236、238 応答作成部 237 不正アクセス履歴保持部 241 送受信制御部 242 入力受付部 243 送信情報作成部 244 通信回路 246 識別コード保持部 247 抽出処理部 251 グループテーブル 252 登録制御部 253 登録処理部 254 タイムスタンプ更新部 255 タイムスタンプ照合部 256 前回位置保持部 257 差分判定部 258 カウンタ 402 復調処理部 403、507 ディスプレイ 404 スピーカ 411 位置算出部 413 地図情報格納部 414 操作指示部 415 音声処理部 501 自動車電話部 502 情報送信部 503 GPS部 504 受信部 505 位置情報記憶部 508 距離算出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 7/00 H04L 7/00 (72)発明者 長谷川 昇 神奈川県横浜市港北区新横浜3丁目9番18 号 富士通コミュニケーション・システム ズ株式会社内 (72)発明者 高橋 季之 神奈川県横浜市港北区新横浜3丁目9番18 号 富士通コミュニケーション・システム ズ株式会社内 (72)発明者 服部 裕二 神奈川県横浜市港北区新横浜3丁目9番18 号 富士通コミュニケーション・システム ズ株式会社内 (72)発明者 松田 暁美 神奈川県横浜市港北区新横浜3丁目9番18 号 富士通コミュニケーション・システム ズ株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両グループを構成する各車両に備えら
    れたナビゲーション装置と通信管理局との間で無線通信
    を行う構成の車両情報管理システムにおいて、 前記各ナビゲーション装置は、 前記車両グループおよび自身を示す識別情報とともにそ
    れぞれ自車両に関する車両情報を含んだ情報登録要求を
    送信する情報送信手段と、 前記識別情報とともに前記車両グループに属する各車両
    の車両情報ついての情報報告要求を送出する報告要求手
    段と、 車両グループに属する各車両の車両情報の入力に応じ
    て、車両情報の表示処理を行う表示手段と、 前記応答信号から車両情報を抽出して、前記表示手段の
    処理に供する情報受信手段とを備えた構成であり、 前記通信管理局は、 前記各車両に対応する識別情報に対応して、それぞれの
    車両情報を格納する車両情報格納手段と、 前記各ナビゲーション装置からの情報登録要求を受信
    し、前記車両情報格納手段に受け取った車両情報を登録
    する登録手段と、 前記情報報告要求の受信に応じて、前記車両情報格納手
    段から該当する車両グループに属する各車両の車両情報
    を検索し、これらの車両情報を含む応答信号を要求元に
    送出する検索手段とを備えた構成であることを特徴とす
    る車両情報管理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両情報管理システム
    において、 情報送信手段は、自車両の現在位置を地図上で示す情報
    の入力を受けて、前記現在位置を所定の座標形式の位置
    情報に変換し、変換結果を車両情報として送信処理に供
    する変換手段を備えた構成であり、 情報受信手段は、各車両についての位置情報を受け取
    り、これらの位置情報に基づいて、自車両とともに、車
    両グループに属する他の車両の位置を前記地図上で示す
    表示情報を作成し、表示処理に供する位置表示作成手段
    とを備えた構成であることを特徴とする車両情報管理シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の車両情報管理システム
    において、 情報送信手段は、自車両の状態に関する状態情報の入力
    を受け付けて、この状態情報を車両情報として送信処理
    に供する状態情報受付手段備えた構成であり、 情報受信手段は、各車両の状態情報を受け取り、これら
    の状態情報に基づいて、自車両および車両グループに属
    する他の車両の状態を示す表示情報を作成し、表示処理
    に供する状態表示作成手段を備えた構成であることを特
    徴とする車両情報管理システム。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の車両情報管理システム
    において、 通信管理局は、 情報登録要求および情報報告要求の入力に応じて、車両
    情報格納手段に既に登録済みの識別情報と前記情報登録
    要求および前記情報報告要求に含まれる識別情報とを照
    合する照合手段と、 識別情報が不一致である旨の照合結果に応じて、該当す
    る車両グループに属する車両以外の第3者ユーザからの
    アクセスを不正アクセスとして検出し、登録手段および
    検索手段に処理の中止を指示するアクセス制御手段と、 不正アクセスが検出された旨の検出結果に応じて、前記
    情報登録要求および前記情報報告要求の送出元の車両に
    対して、不正なアクセスである旨の不正アクセス通知を
    送出する不正通知手段とを備えた構成であることを特徴
    とする車両情報管理システム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の車両情報管理システム
    において、 情報送信手段は、各車両に固有の識別番号と車両グルー
    プに共通するグループ番号と前記両グループを構成する
    車両の総数および前記車両グループにおける各車両を示
    す車両番号とを含むグループ情報とからなる識別情報を
    含んだ情報登録要求を送出する構成であり、 アクセス制御手段は、 前記情報登録要求で示された識別信号と一致するものが
    ない旨の照合結果の入力に応じて、前記識別情報に含ま
    れているグループ情報と、車両情報格納手段に登録され
    た識別情報に含まれるグループ情報とを照合するグルー
    プ照合手段と、 前記グループ照合手段による照合結果に基づいて、前記
    車両グループの正当な構成車両からの最初の登録要求と
    不正アクセスとを判別する判別手段とを備えた構成であ
    ることを特徴とする車両情報管理システム。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の車両情報管理システム
    において、 不正アクセス通知手段は、不正アクセスの対象となった
    車両グループに属する各車両のナビゲーション装置に対
    して、不正アクセスがあった旨の不正アクセス検出通知
    を送出する構成であることを特徴とする車両情報管理シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の車両情報管理システム
    において、 ナビゲーション装置は、送信時間間隔として設定された
    一定の時間の経過ごとに送信タイミング信号を出力する
    タイマを備え、 情報送信手段および情報要求手段は、前記送信タイミン
    グ信号の入力に応じて、情報登録要求および情報報告要
    求をそれぞれ送出する構成であることを特徴とする車両
    情報管理システム。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の車両情報管理システム
    において、 情報送信手段および報告要求手段は、現在時刻と送出時
    間間隔とに関する時刻情報を含んだ情報登録要求および
    情報報告要求をそれぞれ送出する構成であり、 登録手段は、受け取った情報登録要求に含まれる車両情
    報とともに時刻情報を車両情報格納手段に登録する構成
    であり、 通信管理局は、 情報登録要求および情報報告要求の入力に応じて、車両
    情報格納手段に既に登録済みの識別情報と前記情報登録
    要求および前記情報報告要求に含まれる識別情報とを照
    合する照合手段と、 識別情報が不一致である旨の照合結果に応じて、該当す
    る車両グループに属する車両以外の第3者ユーザからの
    アクセスを不正アクセスとして検出し、登録手段および
    検索手段に処理の中止を指示するアクセス制御手段と、 不正アクセスが検出された旨の検出結果に応じて、前記
    情報登録要求および前記情報報告要求の送出元の車両に
    対して、不正なアクセスである旨の不正アクセス通知を
    送出する不正通知手段と、 識別情報が一致する旨の検出結果に応じて、前記情報登
    録要求および前記情報報告要求に含まれる識別情報と前
    記車両情報格納手段に登録された時刻情報とに基づいて
    不正アクセスを検出し、前記アクセス制御手段の処理に
    供する時刻情報照合手段とを備えた構成であることを特
    徴とする車両情報管理システム。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の車両情報管理システム
    において、 ナビゲーション装置は、送信距離間隔として設定された
    一定の走行距離ごとに送信タイミング信号を出力する走
    行距離検出手段を備え、 情報送信手段および情報要求手段は、前記送信タイミン
    グ信号の入力に応じて、情報登録要求および情報報告要
    求をそれぞれ送出する構成であることを特徴とする車両
    情報管理システム。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の車両情報管理システ
    ムにおいて、 各車両は、 送信時間間隔として設定された一定の時間の経過ごとに
    送信タイミング信号を出力するタイマと、 送信距離間隔として設定された一定の走行距離ごとに送
    信タイミング信号を出力する走行距離検出手段と、 前記タイマからの送信タイミング信号と走行距離検出手
    段からの送信タイミング信号とに基づいて、情報登録要
    求および情報報告要求の送出タイミングをそれぞれ決定
    し、情報送信手段および報告要求手段にそれぞれ通知す
    るタイミング制御手段とを備えた構成であることを特徴
    とする車両情報管理システム。
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