JP2003196764A - 車両盗難防止装置、及び車両盗難防止システム - Google Patents

車両盗難防止装置、及び車両盗難防止システム

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JP2003196764A JP2001390816A JP2001390816A JP2003196764A JP 2003196764 A JP2003196764 A JP 2003196764A JP 2001390816 A JP2001390816 A JP 2001390816A JP 2001390816 A JP2001390816 A JP 2001390816A JP 2003196764 A JP2003196764 A JP 2003196764A
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直樹 酒井
Tadamasa Yamashita
忠将 山下
Toshihiko Danno
敏彦 団野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 もし仮に車両盗難が生じたとしても、盗難車
両を早期に確保することのできる車両盗難防止装置を提
供すること。 【解決手段】 車両盗難の発生を検出可能なセキュリテ
ィ装置19からの盗難発生信号、及び車両の位置情報を
検出可能なGPS受信機15からのGPS信号に基づい
て、車両盗難が発生しているときに、車両が警察署の付
近などに存在するか否かを判断する判断手段と、車両盗
難が発生しているときに、車両が警察署の付近などに存
在すると判断されると、車両を停止させるように制御す
る制御手段とを装備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両盗難防止装置、
及び車両盗難防止システムに関し、より詳細には、盗難
車両を所有者の元に無事に返還することのできる車両盗
難防止装置、及び車両盗難防止システムに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】日本で
は車両盗難、車中荒しなどの盗難事件は発生件数、発生
率とも米国に比べて低いが増加の傾向にあり、社会問題
となっている。そのため近年、車両盗難を防止するため
の車両盗難防止装置が種々考えられている。例えば、車
両のドアロックが壊されたり、フロントウィンドガラ
ス、リヤウィンドガラス、サイドウィンドガラスなどの
窓ガラスが壊されたときに、サイレンなどの警報を鳴ら
したり、ランプなどを光らせたりするものがある。
【0003】このように、警報を鳴らしたり、ランプを
光らせたりすることで、車両盗難が行われていることを
周囲に知らしめることができるので、被害を最小限度に
抑えることが可能になるものと思われる。
【0004】しかしながら、周囲に誰もいなかったり、
あるいは車両盗難を働こうとする者がサイレンが鳴って
いることや、ランプが光っていることなどを全く気にし
なければ、盗難防止の効果は何ら発揮されないこととな
ってしまう。また、車両盗難というのは組織的に行われ
ることが多く、そのため、盗難車両というのは非常に発
見しにくい。従って、該車両が所有者の元に返還される
確率は非常に低いのが現状と思われる。
【0005】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
って、もし仮に車両盗難が生じたとしても、盗難車両を
早期に確保することのできる車両盗難防止装置、及び車
両盗難防止システムを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記目的を
達成するために本発明に係る車両盗難防止装置(1)
は、車両盗難の発生を検出する盗難発生検出手段からの
信号、及び車両の位置情報を検出する位置情報検出手段
からの信号に基づいて、車両盗難が発生しているとき
に、前記車両が所定のエリア内に存在するか否かを判断
する第1の判断手段と、該第1の判断手段により、車両
盗難が発生しているときに、前記車両が前記所定のエリ
ア内に存在すると判断されると、前記車両に対して所定
の制御を行う第1の制御手段とを備えていることを特徴
としている。
【0007】上記した車両盗難防止装置(1)によれ
ば、車両盗難が発生しているときに、車両が所定のエリ
ア内(例えば、警察署の付近や、人の目につき易い場所
など)に存在すると判断されると、前記車両に対して所
定の制御(例えば、エンジンの停止や、ランプの点滅な
ど)が行われる。例えば、警察署の付近で盗難車両のエ
ンジンを停止させることによって、警察官が前記盗難車
両を容易に発見することができるようになるので、もし
仮に車両盗難が生じたとしても、盗難車両を早期に確保
することができる。
【0008】また、本発明に係る車両盗難防止装置
(2)は、車両盗難の発生を検出する盗難発生検出手段
からの信号、及び所定のエリア内に設置され、車両制御
コードを含んだ信号を局所的に送信する第1の送信装置
から送信されてくる信号を受信する第1の受信手段から
の信号に基づいて、車両盗難が発生しているときに、前
記車両制御コードを受信したか否かを判断する第2の判
断手段と、該第2の判断手段により、車両盗難が発生し
ているときに、前記車両制御コードを受信したと判断さ
れると、前記車両に対して所定の制御を行う第2の制御
手段とを備えていることを特徴としている。
【0009】上記した車両盗難防止装置(2)によれ
ば、車両盗難が発生しているときに、所定のエリア内
(例えば、警察署や、海外輸送のために盗難車両の集ま
る可能性の高い船着き場など)に設置された第1の送信
装置から局所的に送信されてくる車両制御コードを受信
すると、車両に対して所定の制御(例えば、エンジンの
停止や、ランプの点滅など)が行われる。
【0010】例えば、前記第1の送信装置を盗難車両の
集まる可能性の高い船着き場に設置しておくことによっ
て、盗難車両が前記船着き場に入ってくると、前記盗難
車両のエンジンを停止させたり、ランプを点滅させたり
することができる。これにより、盗難車両の海外への輸
送を阻止することができると共に、警察官などが盗難車
両を容易に発見することができるようになるので、もし
仮に車両盗難が生じたとしても、盗難車両を早期に確保
することができる。
【0011】また、本発明に係る車両盗難防止装置
(3)は、車両盗難の発生を検出する盗難発生検出手段
からの信号、及び公衆回線を介して送信されてくる、呼
出識別情報を含んだ呼出信号を受信する第2の受信手段
における受信状態に基づいて、車両盗難が発生している
ときに、前記車両が前記呼出信号を受けるサービスエリ
アから外れているか否かを判断する第3の判断手段と、
該第3の判断手段により、車両盗難が発生しているとき
に、前記車両が前記サービスエリアから外れていると判
断されると、前記車両に対して所定の制御を行う第3の
制御手段とを備えていることを特徴としている。
【0012】ところで、公衆回線を介して送信されてく
る、呼出識別情報を含んだ呼出信号を受信することので
きるサービスエリアは、サービス会社との契約などによ
って予め決められており、例えば、前記呼出信号を受信
する第2の受信手段(例えば、無線個別呼出サービスを
利用するための受信機、いわゆるページャ端末)を搭載
した車両が、予め決められたサービスエリアから外れる
と、前記呼出信号を受信することができなくなり、サー
ビス会社からのサービスを受けることができなくなる。
換言すれば、前記呼出信号を受信することができなくな
っている場合(すなわち、前記第2の受信手段における
受信状態が著しく低下している場合)には、前記車両が
前記サービスエリアから外れていることとなる。
【0013】上記した車両盗難防止装置(3)によれ
ば、車両盗難が発生しているときに、前記車両に搭載さ
れている前記第2の受信手段に基づいて、前記車両が前
記呼出信号を受けるサービスエリアから外れている(す
なわち、前記第2の受信手段における受信状態が著しく
低下している)と判断されると、前記車両に対して所定
の制御(例えば、エンジンの停止や、ランプの点滅な
ど)が行われる。例えば、盗難車両が前記サービスエリ
アから外れると、前記盗難車両のエンジンを停止させる
ことによって、前記盗難車両が遠方まで運ばれるのを阻
止することができるので、もし仮に車両盗難が生じたと
しても、前記盗難車両を早期に確保することができる。
【0014】また、本発明に係る車両盗難防止装置
(4)は、上記車両盗難防止装置(1)〜(3)のいず
れかにおいて、前記車両盗難検出手段からの信号に基づ
いて、車両盗難が発生しているか否かを判断する第4の
判断手段と、該第4の判断手段により、車両盗難が発生
していると判断されると、入手すべき信号を正常に入手
しているか否かを確認する第1の確認手段と、該第1の
確認手段による確認結果に基づいて、所定の処理を行う
第1の処理手段とを備えていることを特徴としている。
【0015】上記した車両盗難防止装置(4)によれ
ば、車両盗難が発生しているときに、入手すべき信号
(例えば、位置情報検出手段からの信号)が正常に入手
されているか否かが確認され、その確認結果に基づい
て、所定の処理(例えば、エンジンの停止)が行われ
る。例えば、GPS信号を正常に入手することができな
い場合(例えば、盗難者によってGPSアンテナが取り
外されたり、破壊された場合など)、エンジンを停止さ
せたりすることによって、盗難防止に必要となる機器が
一部外されたり、壊されたりしても盗難防止機能を働か
せることができる。
【0016】また、本発明に係る車両盗難防止装置
(5)は、公衆回線を介して送信されてくる、呼出識別
情報を含んだ呼出信号を受信する第2の受信手段からの
信号に基づいて、予め設定された盗難発生コードを受信
したか否かを判断する第5の判断手段と、該第5の判断
手段により、前記盗難発生コードを受信したと判断され
ると、所定のエリア内に設置され、車両制御コードを含
んだ信号を局所的に送信する第1の送信装置から送信さ
れてくる信号を受信する第1の受信手段からの信号に基
づいて、前記車両制御コードを受信したか否かを判断す
る第6の判断手段と、該第6の判断手段により、前記車
両制御コードを受信したと判断されると、前記車両に対
して所定の制御を行う第4の制御手段とを備えているこ
とを特徴としている。
【0017】上記した車両盗難防止装置(5)によれ
ば、公衆回線を介して送信されてくる、盗難発生コード
を受信し、なおかつ所定のエリア内(例えば、警察署
や、海外輸送のために盗難車両の集まる可能性の高い船
着き場など)に設置された第1の送信装置から局所的に
送信されてくる車両制御コードを受信すると、車両に対
して所定の制御(例えば、エンジンの停止や、ランプの
点滅など)が行われる。
【0018】例えば、車両の所有者が車両盗難に気づ
き、最寄りの電話機や携帯電話などを使って前記車両に
搭載された第2の受信手段(例えば、無線個別呼出サー
ビスを利用するための受信機、いわゆるページャ端末)
へ個別的に盗難発生コードを送信することによって、盗
難車両を盗難発生モードに切り替えることができる。
【0019】すなわち、盗難発生モードに切り替わって
いるときに、前記所定のエリア内に設置された前記第1
の送信装置から局所的に送信されてくる前記車両制御コ
ードを受信すると、盗難車両に対して前記所定の制御が
行われることとなるので、例えば、前記第1の送信装置
を盗難車両の集まる可能性の高い船着き場などに設置し
ておくことによって、盗難車両の海外への輸送を阻止す
ることができると共に、警察官などが盗難車両を容易に
発見することができるようになるので、もし仮に車両盗
難が生じたとしても、盗難車両を早期に確保することが
できる。
【0020】また、本発明に係る車両盗難防止装置
(6)は、公衆回線を介して送信されてくる、呼出識別
情報を含んだ呼出信号を受信する第2の受信手段からの
信号に基づいて、予め設定された盗難発生コードを受信
したか否かを判断する第5の判断手段と、該第5の判断
手段により、前記盗難発生コードを受信したと判断され
ると、車両の位置情報を検出する位置情報検出手段から
の信号に基づいて、前記車両が所定のエリア内に存在す
るか否かを判断する第7の判断手段と、該第7の判断手
段により、前記車両が前記所定のエリア内に存在すると
判断されると、前記車両に対して所定の制御を行う第5
の制御手段とを備えていることを特徴としている。
【0021】上記した車両盗難防止装置(6)によれ
ば、公衆回線を介して送信されてくる、盗難発生コード
を受信し、なおかつ車両が所定のエリア内(例えば、警
察署の付近や、人の目につき易い場所など)に存在する
と判断されると、前記車両に対して所定の制御(例え
ば、エンジンの停止や、ランプの点滅など)が行われ
る。
【0022】例えば、車両の所有者が車両盗難に気づ
き、最寄りの電話機や携帯電話などを使って前記車両に
搭載された第2の受信手段(例えば、無線個別呼出サー
ビスを利用するための受信機、いわゆるページャ端末)
へ個別的に盗難発生コードを送信することによって、盗
難車両を盗難発生モードに切り替えることができる。
【0023】すなわち、盗難発生モードに切り替わって
いるときに、前記車両が前記所定のエリア内に存在する
と判断されると、前記車両に対して前記所定の制御が行
われることとなるので、例えば、盗難車両を警察署の付
近でエンジンを停止させることによって、警察官が前記
盗難車両を容易に発見することができるようになるの
で、もし仮に車両盗難が生じたとしても、盗難車両を早
期に確保することができる。
【0024】また、本発明に係る車両盗難防止装置
(7)は、上記車両盗難防止装置(5)又は(6)にお
いて、前記車両の位置情報を検出する位置情報検出手段
からの信号に基づいて、前記呼出信号を受けるサービス
エリアを選択する第1の選択手段と、該第1の選択手段
による選択に基づいて、前記サービスエリアの切り替え
を行う第1の切替手段とを備えていることを特徴として
いる。
【0025】また、本発明に係る車両盗難防止装置
(8)は、上記車両盗難防止装置(5)又は(6)にお
いて、前記第2の受信手段における受信状態に基づい
て、前記呼出信号を受けるサービスエリアを選択する第
2の選択手段と、該第2の選択手段による選択に基づい
て、前記サービスエリアの切り替えを行う第2の切替手
段とを備えていることを特徴としている。
【0026】ところで、公衆回線を介して送信されてく
る、呼出識別情報を含んだ呼出信号を受信することので
きるサービスエリアは、上記したように、サービス会社
との契約などによって予め決められており、例えば、前
記呼出信号を受信する第2の受信手段(例えば、無線個
別呼出サービスを利用するための受信機、いわゆるペー
ジャ端末)を搭載した車両が、予め決められたサービス
エリア(サービス会社と契約したエリア)から外れてし
まうと、前記第2の受信手段宛に送られている信号を前
記第2の受信手段で受信することができなくなる。
【0027】というのは、前記第2の受信手段宛に送ら
れる信号は、予め決められたサービスエリア(例えば、
兵庫県)だけで送信されるものであって、他のサービス
エリアでは送信されず、また、各サービスエリアは使用
周波数で分割されているからである。
【0028】従って、もし仮に、盗難発生コードのよう
な緊急事態を示すコードについて、サービスエリアの垣
根を越えて、広い範囲(例えば、全国のサービスエリ
ア)にに送信するようにしたとしても、前記第2の受信
手段での受信周波数を合わさなければ、前記盗難発生コ
ードを受信することができず、盗難車両を盗難発生モー
ドへ切り替えることができない。
【0029】ところが、上記した車両盗難防止装置
(7)によれば、前記位置情報検出手段からの信号に基
づいて、前記呼出信号を受けるサービスエリアが選択さ
れ、その選択に基づいて、前記サービスエリアの切り替
え(例えば、受信周波数の切り替え)が自動的に行われ
るので、前記車両が他のサービスエリアへ移ったとして
も、他のサービスエリアで届く信号については、受信す
ることができる。
【0030】また、上記した車両盗難防止装置(8)に
よれば、前記第2の受信手段における受信状態に基づい
て、前記呼出信号を受けるサービスエリアが選択され
(例えば、最も受信状態の良い周波数を選択する)、そ
の選択に基づいて、前記サービスエリアの切り替え(例
えば、受信周波数の切り替え)が自動的に行われるの
で、前記車両が他のサービスエリアへ移ったとしても、
他のサービスエリアで届く信号については、受信するこ
とができる。
【0031】従って、前記盗難発生コードといった緊急
事態を示すコードが、サービスエリアの垣根を越えて、
広い範囲(例えば、全国のサービスエリア)に送信され
るようになれば、前記車両が予め決められたサービスエ
リアから外れたとしても、前記盗難発生コードを受信し
て、盗難車両を盗難発生モードへ切り替えることができ
る。
【0032】また、本発明に係る車両盗難防止装置
(9)は、公衆回線を介して送信されてくる、呼出識別
情報を含んだ呼出信号を受信する第2の受信手段からの
信号に基づいて、予め設定された盗難発生コードを受信
したか否かを判断する第5の判断手段と、該第5の判断
手段により、前記盗難発生コードを受信したと判断され
ると、前記第2の受信手段における受信状態に基づい
て、前記車両が前記呼出信号を受けるサービスエリアか
ら外れているか否かを判断する第8の判断手段と、該第
8の判断手段により、前記車両が前記サービスエリアか
ら外れていると判断されると、前記車両に対して所定の
制御を行う第6の制御手段とを備えていることを特徴と
している。
【0033】上記した車両盗難防止装置(9)によれ
ば、公衆回線を介して送信されてくる、盗難発生コード
を受信し、なおかつ前記車両に搭載されている第2の受
信手段に基づいて、前記車両が前記呼出信号を受けるサ
ービスエリアから外れた(すなわち、前記第2の受信手
段における受信状態が著しく低下した)と判断される
と、前記車両に対して所定の制御(例えば、エンジンの
停止や、ランプの点滅など)が行われる。例えば、盗難
車両が前記サービスエリアから外れると、前記盗難車両
のエンジンを停止させることによって、前記盗難車両が
遠方まで運ばれるのを阻止することができるので、もし
仮に車両盗難が生じたとしても、前記盗難車両を早期に
確保することができる。
【0034】また、本発明に係る車両盗難防止装置(1
0)は、上記車両盗難防止装置(5)〜(9)のいずれ
かにおいて、前記盗難発生コードを記憶する盗難発生コ
ード記憶手段と、使用者の希望するコードを前記盗難発
生コードとして、前記盗難発生コード記憶手段へ書き込
む盗難発生コード書込手段とを備えていることを特徴と
している。
【0035】上記した車両盗難防止装置(10)によれ
ば、車両の所有者が車両盗難に気づいたときに、前記車
両に搭載された第2の受信手段へ個別的に送信する盗難
発生コードを、自分の希望するコードに自由に設定する
ことができるので、容易に記憶しておくことができる。
従って、車両盗難といった非常事態の場合に、前記盗難
発生コードを思い出すことができないといったことが生
じるのを回避することができる。
【0036】また、本発明に係る車両盗難防止装置(1
1)は、上記車両盗難防止装置(5)〜(10)のいず
れかにおいて、前記第5の判断手段により、前記盗難発
生コードを受信したと判断されると、入手すべき信号を
正常に入手しているか否かを確認する第2の確認手段
と、該第2の確認手段による確認結果に基づいて、所定
の処理を行う第2の処理手段とを備えていることを特徴
としている。
【0037】上記した車両盗難防止装置(11)によれ
ば、車両盗難が発生しているときに、入手すべき信号
(例えば、位置情報検出手段からの信号)が正常に入手
されているか否かが確認され、その確認結果に基づい
て、所定の処理(例えば、エンジンの停止)が行われ
る。例えば、GPS信号を正常に入手することができな
い場合(例えば、盗難者によってGPSアンテナが取り
外されたり、破壊された場合など)、エンジンを停止さ
せたりすることによって、盗難防止に必要となる機器が
一部外されたり、壊されたりしても盗難防止機能を働か
せることができる。
【0038】また、本発明に係る車両盗難防止装置(1
2)は、上記車両盗難防止装置(5)〜(11)のいず
れかにおいて、公衆回線を介して送信されてくる、予め
設定された故障診断コードを受信したか否かを判断する
第9の判断手段と、該第9の判断手段により、前記故障
診断コードを受信したと判断されると、故障診断を行う
故障診断手段と、該故障診断手段による診断結果を外部
へ告知する告知手段とを備えていることを特徴としてい
る。
【0039】上記した車両盗難防止装置(12)によれ
ば、公衆回線を介して故障診断コードを送信すると、装
置の故障診断が行われ、その診断結果が外部へ告知され
るので、前記装置のメンテナンスの際、前記装置を車両
から取り外さなくても前記装置の状態の確認を行うこと
ができる。なお、外部への告知方法としては、例えば、
装置の故障状態によって、ハザードランプの点滅方法を
変えるといった方法などが挙げられる。
【0040】また、本発明に係る車両盗難防止装置(1
3)は、車両毎に設定される車両特有コードが記憶され
た車両特有コード記憶手段と、所定のエリア内に設置さ
れ、車両特有コードを含んだ信号を送信する第2の送信
装置から送信されてくる信号を受信する第3の受信手段
からの信号、及び前記車両特有コード記憶手段に記憶さ
れている車両特有コードに基づいて、前記車両特有コー
ド記憶手段に記憶されている前記車両特有コードを受信
したか否かを判断する第10の判断手段と、該第10の
判断手段により、前記車両特有コード記憶手段に記憶さ
れている前記車両特有コードを受信したと判断される
と、前記車両に対して所定の制御を行う第7の制御手段
とを備えていることを特徴としている。
【0041】上記した車両盗難防止装置(13)によれ
ば、所定のエリア内(例えば、警察署や、海外輸送のた
めに盗難車両の集まる可能性の高い船着き場など)に設
置された第2の送信装置から局所的に送信されてくる、
予め車両毎に設定された車両特有コードを受信すると、
車両に対して所定の制御(例えば、エンジンの停止や、
ランプの点滅など)が行われる。
【0042】例えば、車両の所有者が車両盗難に気づ
き、最寄りの電話機や携帯電話などを使って盗難防止セ
ンターへ電話を入れ、前記車両が盗難された旨を伝える
と、前記盗難防止センターから前記車両に設定されてい
る車両特有コードを前記第2の送信装置へ送信させ、該
第2の送信装置から前記車両特有コードを送信させるよ
うにすることによって、前記車両が前記第2の送信装置
が設置されている船着き場へ入ってくると、前記車両の
エンジンを停止させたり、ランプを点滅させたりするこ
とができる。これにより、盗難車両の海外への輸送を阻
止することができると共に、警察官などが前記盗難車両
を容易に発見することができるようになるので、もし仮
に車両盗難が生じたとしても、盗難車両を早期に確保す
ることができる。
【0043】また、本発明に係る車両盗難防止装置(1
4)は、プログラム、及びデータの書き換えが可能なマ
イコンと、車両に対して所定の制御を行うための制御信
号を出力するための第1のインターフェースと、車両盗
難の発生を検出する盗難発生検出手段からの信号を取り
込むための第2のインターフェースと、前記車両の位置
情報を検出する位置情報検出手段からの信号を取り込む
ための第3のインターフェースと、公衆回線を介して送
信されてくる、呼出識別情報を含んだ呼出信号を受信す
る第2の受信手段からの信号を取り込むための第4のイ
ンターフェースと、所定のエリア内に設置され、車両制
御コードを含んだ信号を送信する第1の送信装置から送
信されてくる信号を受信する第1の受信手段からの信号
を取り込むための第5のインターフェースとを備えた車
両盗難防止装置であって、前記マイコンには、請求項1
記載の第1の判断手段、及び請求項1記載の第1の制御
手段を含んだ第1の組み合わせ手段と、請求項2記載の
第2の判断手段、及び請求項2記載の第2の制御手段を
含んだ第2の組み合わせ手段と、請求項3記載の第3の
判断手段、及び請求項3記載の第3の制御手段を含んだ
第3の組み合わせ手段と、請求項5記載の第5の判断手
段、請求項5記載の第6の判断手段、及び請求項5記載
の第4の制御手段を含んだ第4の組み合わせ手段と、請
求項6記載の第5の判断手段、請求項6記載の第7の判
断手段、及び請求項6記載の第5の制御手段を含んだ第
5の組み合わせ手段と、請求項9記載の第5の判断手
段、請求項9記載の第8の判断手段、及び請求項9記載
の第6の制御手段を含んだ第6の組み合わせ手段とのう
ちの少なくとも1つの組み合わせ手段が装備されること
を特徴としている。
【0044】上記した車両盗難防止装置(14)によれ
ば、第2のインターフェースに盗難発生検出手段を接続
し、第3のインターフェースに位置情報検出手段を接続
し、第4のインターフェースに第2の受信手段を接続
し、第5のインターフェースに第1の受信手段を接続す
ることによって、これら各種手段からの信号を入力する
ことができるので、前記マイコンに第1の組み合わせ手
段、第2の組み合わせ手段、第3の組み合わせ手段、第
4の組み合わせ手段、第5の組み合わせ手段、及び第6
の組み合わせ手段のうちのいずれかを装備することによ
って、上記した車両盗難防止装置(1)、(2)、
(3)、(5)、(6)、(9)のうちのいずれかを実
現することができる。また、これら第1〜第6の組み合
わせ手段のうちの2以上の組み合わせ手段を装備するこ
とによって、上記した車両盗難防止装置(1)、
(2)、(3)、(5)、(6)、(9)を組み合わせ
た装置を実現することができる。
【0045】また、本発明に係る車両盗難防止装置(1
5)は、プログラム、及びデータの書き換えが可能なマ
イコンと、車両に対して所定の制御を行うための制御信
号を出力するための第1のインターフェースと、車両盗
難の発生を検出する盗難発生検出手段からの信号を取り
込むための第2のインターフェースと、前記車両の位置
情報を検出する位置情報検出手段からの信号を取り込む
ための第3のインターフェースと、公衆回線を介して送
信されてくる、呼出識別情報を含んだ呼出信号を受信す
る第2の受信手段からの信号を取り込むための第4のイ
ンターフェースと、所定のエリア内に設置され、車両特
有コードを含んだ信号を送信する第2の送信装置から送
信されてくる信号を受信する第3の受信手段からの信号
を取り込むための第6のインターフェースと、車両毎に
設定される車両特有コードが記憶された車両特有コード
記憶手段とを備えた車両盗難防止装置であって、前記マ
イコンには、請求項1記載の第1の判断手段、及び請求
項1記載の第1の制御手段を含んだ第1の組み合わせ手
段と、請求項3記載の第3の判断手段、及び請求項3記
載の第3の制御手段を含んだ第3の組み合わせ手段と、
請求項6記載の第5の判断手段、請求項6記載の第7の
判断手段、及び請求項6記載の第5の制御手段を含んだ
第5の組み合わせ手段と、請求項9記載の第5の判断手
段、請求項9記載の第8の判断手段、及び請求項9記載
の第6の制御手段を含んだ第6の組み合わせ手段と、請
求項13記載の第10の判断手段、及び請求項13記載
の第7の制御手段を含んだ第7の組み合わせ手段とのう
ちの少なくとも1つの組み合わせ手段が装備されること
を特徴としている。
【0046】上記した車両盗難防止装置(15)によれ
ば、第2のインターフェースに盗難発生検出手段を接続
し、第3のインターフェースに位置情報検出手段を接続
し、第4のインターフェースに第2の受信手段を接続
し、第6のインターフェースに第3の受信手段を接続す
ることによって、これら各種手段からの信号を入力する
ことができるので、前記マイコンに第1の組み合わせ手
段、第3の組み合わせ手段、第5の組み合わせ手段、第
6の組み合わせ手段、及び第7の組み合わせ手段のうち
のいずれかを装備することによって、上記した車両盗難
防止装置(1)、(3)、(6)、(9)、(13)の
うちのいずれかを実現することができる。また、これら
第1、第3、第5〜第7の組み合わせ手段のうちの2以
上の組み合わせ手段を装備することによって、上記した
車両盗難防止装置(1)、(3)、(6)、(9)、
(13)を組み合わせた装置を実現することができる。
【0047】また、本発明に係る車両盗難防止装置(1
6)は、上記車両盗難防止装置(1)〜(15)のいず
れかにおいて、前記第1〜前記第7の制御手段のうちの
いずれかによる所定の制御に、車両を停止させることが
含まれており、前記車両の停止が、ナビゲーション装置
で算出される前記車両の走行位置情報に基づいて、所望
の位置で行われるものであることを特徴としている。
【0048】ところで、盗難車両の海外への輸送を阻止
したり、前記盗難車両を早期に発見し、確保するには前
記盗難車両を停止させるといった方法が非常に効果的で
あるが、場所を選ばずに停止させてしまうと、周囲に危
険が生じる虞がある。上記した車両盗難防止装置(1
6)によれば、ナビゲーション装置で算出される車両の
走行位置情報に基づいて、所望の位置で前記車両を停止
させることができるので、例えば、交差点の中や、急な
カーブや、狭い道路などで前記車両を停止させてしまう
といった事態が生じるのを回避することができる。
【0049】また、本発明に係る車両盗難防止装置(1
7)は、上記車両盗難防止装置(1)〜(16)のいず
れかにおいて、前記第1〜前記第7の制御手段のうちの
いずれかによる所定の制御に、車両を停止させることが
含まれており、前記車両の停止が、車速を検出する車速
検出手段からの信号に基づいて、前記車両を停止させる
ものであることを特徴としている。
【0050】ところで、盗難車両の海外への輸送を阻止
したり、前記盗難車両を早期に発見し、確保するには前
記盗難車両を停止させるといった方法が非常に効果的で
あるが、前記盗難車両の車速を何ら考慮に入れずに、一
律に同じ方法で車両を停止させてしまうと、周囲に危険
が生じる虞がある。
【0051】例えば、車両を停止させる方法としては、
フューエルポンプへの燃料供給を遮断するといった方法
が挙げられるが、車速80km/hのときと、車速30
km/hのときとでは燃料供給の遮断の仕方を変えた方
が良く、上記した車両盗難防止装置(17)によれば、
車速を考慮に入れて、前記車両を停止させるので、前記
盗難車両の停止によって周囲に危険が生じるといった事
態を回避することができる。
【0052】また、本発明に係る車両盗難防止システム
(1)は、上記車両盗難防止装置(2)の第1の送信装
置と、上記車両盗難防止装置(2)の車両盗難防止装置
とを備えた車両盗難防止システムであって、前記第1の
送信装置が、上記車両盗難防止装置(2)の車両制御コ
ードを局所的に送信する第1の送信手段を備えているこ
とを特徴としている。
【0053】また、本発明に係る車両盗難防止システム
(2)は、上記車両盗難防止装置(5)の第1の送信装
置と、上記車両盗難防止装置(5)の車両盗難防止装置
とを備えた車両盗難防止システムであって、前記第1の
送信装置が、上記車両盗難防止装置(5)の車両制御コ
ードを局所的に送信する第2の送信手段を備えているこ
とを特徴としている。
【0054】上記した車両盗難防止システム(1)又は
(2)によれば、車両盗難が発生しているときに、所定
のエリア内(例えば、警察署や、海外輸送のために盗難
車両の集まる可能性の高い船着き場など)に設置された
第1の送信装置から局所的に送信されてくる車両制御コ
ードを受信すると、車両に対して所定の制御(例えば、
エンジンの停止、ランプの点灯など)が行われる。
【0055】例えば、前記第1の送信装置を盗難車両の
集まる可能性の高い船着き場に設置しておくことによっ
て、盗難車両が前記船着き場に入ってくると、前記盗難
車両のエンジンを停止させたり、ランプを点滅させたり
することができる。これにより、盗難車両の海外への輸
送を阻止することができると共に、警察官などが前記盗
難車両を容易に発見することができるようになるので、
もし仮に車両盗難が生じたとしても、盗難車両を早期に
確保することができる。
【0056】また、本発明に係る車両盗難防止システム
(3)は、上記車両盗難防止装置(13)の第2の送信
装置と、上記車両盗難防止装置(13)の車両盗難防止
装置とを備えた車両盗難防止システムであって、前記第
2の送信装置が、車両特有コードを保存する車両特有コ
ード保存手段と、外部から送信されてくる車両特有コー
ドを受信する第4の受信手段と、該第4の受信手段によ
り受信された前記車両特有コードを前記車両特有コード
保存手段へ格納する格納手段と、前記車両特有コード保
存手段に保存されている前記車両特有コードを局所的に
送信する第3の送信手段とを備えていることを特徴とし
ている。
【0057】上記した車両盗難防止システム(3)によ
れば、所定のエリア内(例えば、警察署や、海外輸送の
ために盗難車両の集まる可能性の高い船着き場など)に
設置された第2の送信装置から局所的に送信されてく
る、予め車両毎に設定された車両特有コードを受信する
と、車両に対して所定の制御(例えば、エンジンの停止
や、ランプの点滅など)が行われる。
【0058】また、前記第2の送信装置は外部から送信
されてくる車両特有コードを保存し、保存した車両特有
コードを局所的に送信するようになっているので、例え
ば、車両の所有者が車両盗難に気づき、最寄りの電話機
や携帯電話などを使って盗難防止センターへ電話を入
れ、前記車両が盗難された旨を伝えると、前記盗難防止
センターから前記車両に設定されている車両特有コード
を前記第2の送信装置へ送信させるようにすることによ
って、前記第2の送信装置から前記車両特有コードを局
所的に送信させることができる。
【0059】従って、前記車両が前記第2の送信装置が
設置されている船着き場へ入ってくると、前記車両のエ
ンジンを停止させたり、ランプを点滅させたりすること
ができるので、盗難車両の海外への輸送を阻止すること
ができると共に、警察官などが前記盗難車両を容易に発
見することができるようになるので、もし仮に車両盗難
が生じたとしても、盗難車両を早期に確保することがで
きる。
【0060】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る車両盗難防止
装置、及び車両盗難防止システムの実施の形態を図面に
基づいて説明する。
【0061】図1は実施の形態(1)に係る車両盗難防
止装置の要部を概略的に示したブロック図である。図中
1は車両盗難防止装置を示しており、車両盗難防止装置
1はマイコン2と、バッテリー11が接続されてマイコ
ン2へ電力を供給する電源回路3と、車両制御インター
フェース4と、GPS受信機15で受信されたGPS信
号を入力するためのGPSインターフェース6と、ディ
スプレイ・コントローラ17へ接続されるディスプレイ
・インタフェース7と、車速を検出する車速検出センサ
12が接続される車速インターフェース8と、セキュリ
ティ装置19が接続され、盗難発生信号を取り込むため
のセキュリティ・インターフェース9とを含んで構成さ
れている。
【0062】GPS受信機15はアンテナ16を介して
人工衛星から送信されてくるGPS信号を受信するもの
であり、ディスプレイ・コントローラ17はマイコン2
からの指示によって、所定の画像情報をディスプレイ1
8へ表示するものである。また、セキュリティ装置19
は車両への侵入者を検出する侵入者検出センサ20によ
り侵入者が検出されると、ブザー音発生装置21を制御
することによって、ブザー音を発生させるものであり、
また盗難発生信号を外部へ出力するものである。
【0063】次に、実施の形態(1)に係る車両盗難防
止装置1におけるマイコン2の行う処理動作を図2に
示したフローチャートに基づいて説明する。まず、車両
盗難が発生したことを示すフラグfが1であるか否かを
判断し(ステップS1)、フラグfが1でない、すなわ
ち盗難発生モードに入っていないと判断すれば、セキュ
リティ装置19から出力される盗難発生信号が入力され
たか否かを判断する(ステップS2)。
【0064】前記盗難発生信号が入力されていないと判
断すれば、そのまま処理動作を終了し、他方、前記盗
難発生信号が入力されたと判断すれば、フラグfを1に
し(ステップS3)、次に位置情報を示すGPS信号を
取得し(ステップS4)、GPS信号に基づいて、車両
が予め設定された警察署の付近に存在するか否かを判断
する(ステップS5)。
【0065】前記車両が前記警察署の付近に存在しない
と判断すれば、そのまま処理動作を終了し、他方、前
記車両が前記警察署の付近に存在すると判断すれば、車
両制御インターフェース4を介して、ハイマウント・ス
トップランプ及びハザードランプを点滅させ、周囲に前
記車両が盗難車両であることを知らせる(ステップS
6)。
【0066】次に車速vを取得し(ステップS7)、車
速vが0であるか否かを判断し(ステップS8)、車速
vが0であると判断すれば、車両制御インターフェース
4を介してフューエルポンプを遮断し、燃料供給をスト
ップさせる(ステップS9)。一方、車速vが0でない
と判断すれば、「この車両は盗難車両です。間もなく停
止します」といったメッセージをディスプレイ18へ表
示させるように、ディスプレイ・インターフェース7を
介してディスプレイ・コントローラ17を制御し(ステ
ップS10)、次に車速vに応じて、車両制御インター
フェース4を介してフューエルポンプを段階的に遮断す
る(ステップS11)。
【0067】例えば、車速が80km/h以上である場
合にはフューエルポンプへの燃料供給時間5秒に対し、
遮断時間を1秒として徐々に速度を落とさせ、車速が6
0km/h以下になると燃料供給時間2秒に対し、遮断
時間を4秒とし、車速が40km/h以下になると燃料
供給時間1秒に対し、遮断時間を10秒とし、そして車
速が20km/h以下になると燃料供給を完全に遮断す
る。ところでステップS1において、フラグfが1であ
る、すなわち盗難発生モードへ既に入っていると判断す
れば、ステップS2、S3を飛ばしてステップS4へ進
む。
【0068】上記実施の形態(1)に係る車両盗難防止
装置によれば、車両盗難が発生しているとき(すなわち
盗難発生モードへ入っているとき)に、車両が警察署の
付近に存在すると判断されると、前記車両に対してエン
ジンの停止やランプの点滅などが行われ、警察官が盗難
車両を容易に発見することができるようになるので、も
し仮に車両盗難が生じたとしても、盗難車両を早期に確
保することができる。
【0069】図3は実施の形態(2)に係る車両盗難防
止装置を含んで構成される車両盗難防止システムの要部
を概略的に示したブロック図であり、車両盗難防止シス
テムは車両盗難防止装置1Aと、海外へ輸送される可能
性の高い船着き場に設置されるワイヤレス送信装置31
とを含んで構成されている。なお、図1に示した車両盗
難防止装置と同様の構成部分については同符号を付し、
ここではその説明を省略する。
【0070】車両盗難防止装置1Aはマイコン2Aと、
バッテリー11が接続されてマイコン2Aへ電力を供給
する電源回路3と、車両制御インターフェース4と、デ
ィスプレイ・インタフェース7と、車速インターフェー
ス8と、セキュリティ・インターフェース9と、ワイヤ
レス受信機22で受信された信号を入力するためのワイ
ヤレス・インターフェース10とを含んで構成されてい
る。ワイヤレス受信機22はアンテナ23を介して、ワ
イヤレス送信装置31から局所的に(例えば、半径50
mの範囲に届く程度の電力強度で)送信されてくる車両
制御コードを含んだ信号を受信するものである。
【0071】次に、実施の形態(2)に係る車両盗難防
止装置1Aにおけるマイコン2Aの行う処理動作を図
4に示したフローチャートに基づいて説明する。まず、
車両盗難が発生したことを示すフラグfが1であるか否
かを判断し(ステップS21)、フラグfが1でない、
すなわち盗難発生モードに入っていないと判断すれば、
セキュリティ装置19から出力される盗難発生信号が入
力されたか否かを判断する(ステップS22)。
【0072】前記盗難発生信号が入力されていないと判
断すれば、そのまま処理動作を終了し、他方、前記盗
難発生信号が入力されたと判断すれば、フラグfを1に
し(ステップS23)、次にワイヤレス送信装置31か
ら送信されてくる車両制御コードを受信したか否かを判
断する(ステップS24)。
【0073】前記車両制御コードを受信していないと判
断すれば、そのまま処理動作を終了し、他方、前記車
両制御コードを受信したと判断すれば、車両制御インタ
ーフェース4を介して、ハイマウント・ストップランプ
及びハザードランプを点滅させ、周囲に前記車両が盗難
車両であることを知らせる(ステップS25)。
【0074】次に車速vを取得し(ステップS26)、
車速vが0であるか否かを判断し(ステップS27)、
車速vが0であると判断すれば、車両制御インターフェ
ース4を介してフューエルポンプを遮断し、燃料供給を
ストップさせる(ステップS28)。一方、車速vが0
でないと判断すれば、「この車両は盗難車両です。間も
なく停止します」といったメッセージをディスプレイ1
8へ表示させるように、ディスプレイ・インターフェー
ス7を介してディスプレイ・コントローラ17を制御し
(ステップS29)、次に車速vに応じて、車両制御イ
ンターフェース4を介してフューエルポンプを段階的に
遮断する(ステップS30)。またステップS21にお
いて、フラグfが1である、すなわち盗難発生モードへ
既に入っていると判断すれば、ステップS22、S23
を飛ばしてステップS24へ進む。
【0075】上記実施の形態(2)に係る車両盗難防止
装置によれば、車両盗難が発生しているときに(すなわ
ち盗難発生モードに入っているときに)、海外輸送のた
めに盗難車両の集まる可能性の高い船着き場に設置され
たワイヤレス送信装置31から局所的に送信されてくる
車両制御コードを受信すると、車両に対してエンジンの
停止やランプの点滅などが行われるので、盗難車両の海
外への輸送を阻止することができると共に、警察官など
が前記盗難車両を容易に発見することができるようにな
り、もし仮に車両盗難が生じたとしても、前記盗難車両
を早期に確保することができる。
【0076】図5は実施の形態(3)に係る車両盗難防
止装置を含んで構成される車両盗難防止システムの要部
を概略的に示したブロック図であり、車両盗難防止シス
テムは車両盗難防止装置1Bと、海外へ輸送される可能
性の高い船着き場に設置されるワイヤレス送信装置31
とを含んで構成されている。なお、図1、図3に示した
車両盗難防止装置と同様の構成部分については同符号を
付し、ここではその説明を省略する。
【0077】車両盗難防止装置1Bはマイコン2Bと、
バッテリー11が接続されてマイコン2B及び後述する
無線呼出受信機13へ電力を供給する電源回路3と、車
両制御インターフェース4と、無線呼出受信機13で受
信された信号を入力するための無線呼出インターフェー
ス5と、ディスプレイ・インタフェース7と、車速イン
ターフェース8と、ワイヤレス・インターフェース10
とを含んで構成されている。無線呼出受信機13はアン
テナ14を介して、公衆回線を介して送信されてくる、
呼出識別情報を含んだ呼出信号を受信するものであり、
いわゆるページャ端末である。
【0078】次に、実施の形態(3)に係る車両盗難防
止装置1Bにおけるマイコン2Bの行う処理動作を図
6に示したフローチャートに基づいて説明する。まず、
車両盗難が発生したことを示すフラグfが1であるか否
かを判断し(ステップS31)、フラグfが1でない、
すなわち盗難発生モードに入っていないと判断すれば、
無線呼出受信機13で受信された呼出信号を取得し(ス
テップS32)、取得した呼出信号に予め設定された盗
難発生コードが含まれているか否かを判断する(ステッ
プS33)。
【0079】前記盗難発生コードが含まれていないと判
断すれば、そのまま処理動作を終了し、他方、前記盗
難発生コードが含まれていると判断すれば、フラグfを
1にし(ステップS34)、次にワイヤレス送信装置3
1から送信されてくる車両制御コードを受信したか否か
を判断する(ステップS35)。
【0080】前記車両制御コードを受信していないと判
断すれば、そのまま処理動作を終了し、他方、前記車
両制御コードを受信したと判断すれば、車両制御インタ
ーフェース4を介して、ハイマウント・ストップランプ
及びハザードランプを点滅させ、周囲に前記車両が盗難
車両であることを知らせる(ステップS36)。
【0081】次に車速vを取得し(ステップS37)、
車速vが0であるか否かを判断し(ステップS38)、
車速vが0であると判断すれば、車両制御インターフェ
ース4を介してフューエルポンプを遮断し、燃料供給を
ストップさせる(ステップS39)。一方、車速vが0
でないと判断すれば、「この車両は盗難車両です。間も
なく停止します」といったメッセージをディスプレイ1
8へ表示させるように、ディスプレイ・インターフェー
ス7を介してディスプレイ・コントローラ17を制御し
(ステップS40)、次に車速vに応じて、車両制御イ
ンターフェース4を介してフューエルポンプを段階的に
遮断する(ステップS41)。またステップS31にお
いて、フラグfが1である、すなわち盗難発生モードへ
既に入っていると判断すれば、ステップS32〜S34
を飛ばしてステップS35へ進む。
【0082】上記実施の形態(3)に係る車両盗難防止
装置によれば、車両の所有者が車両盗難に気づき、最寄
りの電話機や携帯電話などを使って前記車両に搭載され
た無線呼出受信機13へ個別的に盗難発生コードを送信
することによって、前記車両を盗難発生モードへ入らせ
ることができる。
【0083】さらに、盗難発生モードに入っているとき
に、海外輸送のために盗難車両の集まる可能性の高い船
着き場に設置されたワイヤレス送信装置31から局所的
に送信されてくる車両制御コードを受信すると、車両に
対してエンジンの停止やランプの点滅などが行われるの
で、盗難車両の海外への輸送を阻止することができると
共に、警察官などが前記盗難車両を容易に発見すること
ができるようになり、もし仮に車両盗難が生じたとして
も、前記盗難車両を早期に確保することができる。
【0084】図7は実施の形態(4)に係る車両盗難防
止装置の要部を概略的に示したブロック図である。な
お、図1、図3、図5に示した車両盗難防止装置と同様
の構成部分については同符号を付し、ここではその説明
を省略する。図中1Cは車両盗難防止装置を示してお
り、車両盗難防止装置1Cはマイコン2Cと、バッテリ
ー11が接続されてマイコン2C及び無線呼出受信機1
3へ電力を供給する電源回路3と、車両制御インターフ
ェース4と、無線呼出受信機13で受信された信号を入
力するための無線呼出インターフェース5と、GPSイ
ンターフェース6と、ディスプレイ・インタフェース7
と、車速インターフェース8とを含んで構成されてい
る。
【0085】次に、実施の形態(4)に係る車両盗難防
止装置におけるマイコン2Cの行う処理動作を図8に
示したフローチャートに基づいて説明する。まず、車両
盗難が発生したことを示すフラグfが1であるか否かを
判断し(ステップS51)、フラグfが1でない、すな
わち盗難発生モードに入っていないと判断すれば、無線
呼出受信機13で受信された呼出信号を取得し(ステッ
プS52)、取得した呼出信号に予め設定された盗難発
生コードが含まれているか否かを判断する(ステップS
53)。
【0086】前記盗難発生コードが含まれていないと判
断すれば、そのまま処理動作を終了し、他方、前記盗
難発生コードが含まれていると判断すれば、フラグfを
1にし(ステップS54)、次に位置情報を示すGPS
信号を取得し(ステップS55)、GPS信号に基づい
て、車両が予め設定された警察署の付近に存在するか否
かを判断する(ステップS56)。
【0087】前記車両が前記警察署の付近に存在しない
と判断すれば、そのまま処理動作を終了し、他方、前
記車両が前記警察署の付近に存在すると判断すれば、車
両制御インターフェース4を介して、ハイマウント・ス
トップランプ及びハザードランプを点滅させ、周囲に前
記車両が盗難車両であることを知らせる(ステップS5
7)。
【0088】次に車速vを取得し(ステップS58)、
車速vが0であるか否かを判断し(ステップS59)、
車速vが0であると判断すれば、車両制御インターフェ
ース4を介してフューエルポンプを遮断し、燃料供給を
ストップさせる(ステップS60)。一方、車速vが0
でないと判断すれば、「この車両は盗難車両です。間も
なく停止します」といったメッセージをディスプレイ1
8へ表示させるように、ディスプレイ・インターフェー
ス7を介してディスプレイ・コントローラ17を制御し
(ステップS61)、次に車速vに応じて、車両制御イ
ンターフェース4を介してフューエルポンプを段階的に
遮断する(ステップS62)。またステップS51にお
いて、フラグfが1である、すなわち盗難発生モードへ
既に入っていると判断すれば、ステップS52〜S54
を飛ばしてステップS55へ進む。
【0089】上記実施の形態(4)に係る車両盗難防止
装置によれば、車両の所有者が車両盗難に気づき、最寄
りの電話機や携帯電話などを使って前記車両に搭載され
た無線呼出受信機13へ個別的に盗難発生コードを送信
することによって、前記車両を盗難発生モードへ入らせ
ることができる。さらに、盗難発生モードへ入っている
ときに、車両が警察署の付近に存在すると判断される
と、前記車両に対してエンジンの停止やランプの点滅な
どが行われ、警察官が盗難車両を容易に発見することが
できるようになるので、もし仮に車両盗難が生じたとし
ても、前記盗難車両を早期に確保することができる。
【0090】ところで、公衆回線を介して送信されてく
る、呼出識別情報を含んだ呼出信号を受信することので
きるサービスエリアは、サービス会社との契約などによ
って予め決められており、例えば、前記呼出信号を受信
する無線呼出受信機13を搭載した車両が、予め決めら
れたサービスエリアから外れてしまうと、無線呼出受信
機13宛に送られている信号を無線呼出受信機13で受
信することができなくなる。
【0091】というのは、無線呼出受信機13宛に送ら
れる信号は、予め決められたサービスエリア(例えば、
兵庫県)だけで送信されるものであって、他のサービス
エリアでは送信されず、また、各サービスエリアは使用
周波数で分割されているからである。
【0092】従って、もし仮に、盗難発生コードのよう
な緊急事態を示すコードについて、サービスエリアの垣
根を越えて、広い範囲(例えば、全国のサービスエリ
ア)にに送信するようにしたとしても、無線呼出受信機
13での受信周波数を合わさなければ、前記盗難発生コ
ードを受信することができず、盗難車両を盗難発生モー
ドへ切り替えることができない。
【0093】そこで、別の実施の形態に係る車両盗難防
止装置では、GPS受信機15からの信号に基づいて、
前記呼出信号を受けるサービスエリアを選択したり、又
は無線呼出受信機13における受信状態に基づいて、前
記呼出信号を受けるサービスエリアを選択し、これら選
択に基づいて、前記サービスエリアの切り替え(例え
ば、受信周波数の切り替え)を自動的に行うようにして
も良い。
【0094】これにより、前記車両が予め決められたサ
ービスエリアから外れ、他のサービスエリアへ移ったと
しても、前記他のサービスエリアで届く信号については
受信することができる。
【0095】従って、前記盗難発生コードといった緊急
事態を示すコードが、サービスエリアの垣根を越えて、
広い範囲(例えば、全国のサービスエリア)に送信され
るようになれば、前記車両が予め決められたサービスエ
リアから外れたとしても、前記盗難発生コードを受信し
て、盗難車両を盗難発生モードへ切り替えることができ
る。
【0096】また、上記実施の形態(3)又は(4)に
係る車両盗難防止装置では、車両の所有者が公衆回線を
介して送信する盗難発生コードを前記車両の所有者が自
由に設定できるようにはなっていないが、別の実施の形
態に係る車両盗難防止装置では、車両盗難防止装置1
B、1CにEEPROMなどの不揮発性記憶装置を装備
し、車両の所有者の希望するコードを前記盗難発生コー
ドとして、前記不揮発性記憶装置へ書き込むことができ
るように構成しても良い。これにより、車両盗難といっ
た非常事態の場合にも、前記車両の所有者が前記盗難発
生コードを思い出すことができないといったことが生じ
るのを回避することができる。
【0097】また、さらに別の実施の形態に係る車両盗
難防止装置では、公衆回線を介して送信されてくる、予
め設定された故障診断コード(もちろん、盗難発生コー
ドとは別のコード)を無線呼出受信機13が受信する
と、車両盗難防止装置1B、1Cの故障診断を行うよう
にし、その故障診断結果に基づいて、ハイマウント・ス
トップランプやハザードランプを点滅させるようにして
も良い。これによりメンテナンスの際、車両盗難防止装
置1B、1Cを車両から取り外さなくても、車両盗難防
止装置1B、1Cの状態の確認を行うことができる。
【0098】また、上記実施の形態(1)〜(4)に係
る車両盗難防止装置では、盗難発生モードへ入っている
ときに、車両が警察署の付近に存在すると判断された
り、ワイヤレス送信装置31から局所的に送信されてく
る前記車両制御コードを受信すると、前記車両に対して
所定の制御を行うようになっているが、別の実施の形態
に係る車両盗難防止装置では、無線呼出受信機13にお
ける受信状態を検知することができるようにして、該受
信状態が著しく低下した場合(すなわち、前記車両がサ
ービスエリアから外れた場合)に、前記車両に対して前
記所定の制御を行うようにしても良い。
【0099】例えば、盗難車両が前記サービスエリアか
ら外れると、前記盗難車両のエンジンを停止させること
によって、前記盗難車両が遠方まで運ばれるのを阻止す
ることができるので、もし仮に車両盗難が生じたとして
も、前記盗難車両を早期に確保することができる。
【0100】なお、無線呼出受信機13における受信状
態が著しく低下したか否かの判断については、予め決め
られたサービスエリア内であったとしても、例えば、ト
ンネル内の移動のために、無線呼出受信機13における
受信状態が低下する場合があるので、該受信状態が所定
の期間継続して、所定のレベル以下であるか否かといっ
たことを判断基準とするのが望ましい。
【0101】図9は実施の形態(5)に係る車両盗難防
止装置を含んで構成される車両盗難防止システムの要部
を概略的に示したブロック図であり、車両盗難防止シス
テムは車両盗難防止装置1Dと、海外へ輸送される可能
性の高い船着き場に設置されるワイヤレス送信装置32
とを含んで構成されている。なお、図1、図3、図5に
示した車両盗難防止装置と同様の構成部分については同
符号を付し、ここではその説明を省略する。
【0102】車両盗難防止装置1Dはマイコン2Dと、
バッテリー11が接続されてマイコン2Dへ電力を供給
する電源回路3と、車両制御インターフェース4と、デ
ィスプレイ・インタフェース7と、車速インターフェー
ス8と、ワイヤレス・インターフェース10と、車両毎
に設定される車両特有コードを記憶したEEPROM2
4とを含んで構成されている。ワイヤレス受信機22は
アンテナ23を介して、ワイヤレス送信装置32から局
所的に(例えば、半径50mの範囲に届く程度の電力強
度で)送信されてくる車両特有コードを含んだ信号を受
信するものである。
【0103】図10は前記車両盗難防止システムを構成
するワイヤレス送信装置の要部を概略的に示したブロッ
ク図である。図中41は盗難防止センターを示してお
り、盗難防止センター41は予め契約された車両の所有
者から車両盗難に遭ったとの連絡を電話機42などを通
じて受けると、前記車両に設定された車両特有コードを
含んだ信号をワイヤレス送信装置32へ送信するように
なっている。
【0104】ワイヤレス送信装置32はマイコン33
と、車両特有コードを記憶するメモリ34と、盗難防止
センター41から送信されてくる車両特有コードを含ん
だ信号を受信するためのアンテナ35及び受信機36
と、メモリ34に記憶されている車両特有コードを含ん
だ信号を局所的に送信するための送信機37及びアンテ
ナ38とを含んで構成されている。
【0105】次に、実施の形態(5)に係る車両盗難防
止装置を含んで構成される前記車両盗難防止システムの
ワイヤレス送信装置32におけるマイコン33の行う処
理動作を図11に示したフローチャートに基づいて説
明する。まず、盗難防止センター41から送信されてく
る車両特有コードを受信したか否かを判断し(ステップ
S71)、前記車両特有コードを受信したと判断すれ
ば、受信した前記車両特有コードをメモリ34へ記憶さ
せて(ステップS72)、ステップS73へ進む。一
方、前記車両特有コードを受信していないと判断すれ
ば、ステップS72を飛ばしてステップS73へ進む。
【0106】ステップS73ではタイマtが時間t’
(例えば、5秒)以上であるか否かを判断し、タイマt
が時間t’以上であると判断すれば、メモリ34に記憶
されている前記車両特有コードを送信機37及びアンテ
ナ38を通じて局所的に送信し(ステップS74)、そ
の後、タイマtをリセットする(ステップS75)。一
方、タイマtが時間t’以上でないと判断すれば、その
まま処理動作を終了する。
【0107】次に、実施の形態(5)に係る車両盗難防
止装置1Dにおけるマイコン2Dの行う処理動作を図
12に示したフローチャートに基づいて説明する。ま
ず、ワイヤレス送信装置32から送信されてくる車両特
有コードを受信したか否かを判断し(ステップS8
1)、前記車両特有コードを受信したと判断すれば、受
信した車両特有コードがEEPROM24に記憶されて
いる車両特有コードと一致するか否かを判断する(ステ
ップS82)。
【0108】これら車両特有コードが一致すると判断す
れば、当該車両は盗難車両であると看做し、車両制御イ
ンターフェース4を介して、ハイマウント・ストップラ
ンプ及びハザードランプを点滅させ、周囲に前記車両が
盗難車両であることを知らせる(ステップS83)。
【0109】次に車速vを取得し(ステップS84)、
車速vが0であるか否かを判断し(ステップS85)、
車速vが0であると判断すれば、車両制御インターフェ
ース4を介してフューエルポンプを遮断し、燃料供給を
ストップさせる(ステップS86)。一方、車速vが0
でないと判断すれば、「この車両は盗難車両です。間も
なく停止します」といったメッセージをディスプレイ1
8へ表示させるように、ディスプレイ・インターフェー
ス7を介してディスプレイ・コントローラ17を制御し
(ステップS87)、次に車速vに応じて、車両制御イ
ンターフェース4を介してフューエルポンプを段階的に
遮断する(ステップS88)。
【0110】またステップS81において、ワイヤレス
送信装置32から送信されてくる車両特有コードを受信
していないと判断したり、ステップS82において、車
両特有コードが一致していないと判断すれば、前記車両
は盗難車両ではないと看做し、そのまま処理動作を終
了する。
【0111】上記実施の形態(5)に係る車両盗難防止
装置によれば、車両の所有者が車両盗難に気づき、最寄
りの電話機42や携帯電話などを使って盗難防止センタ
ー41へ電話を入れ、前記車両が盗難された旨を伝える
と、盗難防止センター41から前記車両に設定されてい
る車両特有コードがワイヤレス送信装置32へ送信さ
れ、ワイヤレス送信装置32から前記車両特有コードが
局所的に送信されるので、盗難車両がワイヤレス送信装
置32が設置されている船着き場へ入ってくると、前記
盗難車両のエンジンを停止させたり、ランプを点滅させ
たりすることができる。これにより、前記盗難車両の海
外への輸送を阻止することができると共に、警察官など
が前記盗難車両を容易に発見することができるようにな
るので、もし仮に車両盗難が生じたとしても、前記盗難
車両を早期に確保することができる。
【0112】なお、上記実施の形態(1)〜(5)のい
ずれかに係る車両盗難防止装置では、盗難車両を停止さ
せる場合に、該盗難車両の車速を考慮に入れて停止させ
ているが、別の実施の形態に係る車両盗難防止装置で
は、ナビゲーション装置で算出される前記盗難車両の走
行位置情報を取り込むようにして、所望の位置で前記盗
難車両を停止させるようにしても良い。これにより、交
差点の中や、急なカーブや、狭い道路などで前記盗難車
両を停止させてしまうといった事態が生じるのを回避す
ることができる。
【0113】また、さらに別の実施の形態に係る車両盗
難防止装置では、盗難発生モードへ入った後、入手すべ
き信号(例えば、GPS受信機15やワイヤレス受信機
22からの信号)が正常に入手されているか否かを確認
するようにし、これら信号が正常に入手されていないと
判断すれば、盗難者によってこれら受信機が破壊された
と看做して、直ちにフューエルポンプを遮断させる制御
を行うようにしても良い。また、車速センサ12からの
信号が入手できない場合には、GPS信号から車速を求
めるようにしても良い。なお、これら信号が正常に入手
されているか否かの判断については、例えば、GPS信
号の入力が途絶えてから、所定の時間が経過したか否か
を判断するようにすれば良い。
【0114】図13は実施の形態(6)に係る車両盗難
防止装置の要部を概略的に示したブロック図である。な
お、図1、図3、図5に示した車両盗難防止装置と同様
の構成部分については同符号を付し、ここではその説明
を省略する。
【0115】図中1Eは車両盗難防止装置を示してお
り、車両盗難防止装置1Eはプログラム及びデータの書
き換えが可能なマイコン2Eと、マイコン2Eへ電力を
供給する電源回路3と、車両制御インターフェース4
と、無線呼出受信機13(図5)で受信された信号を入
力するための無線呼出インターフェース5と、GPS受
信機15(図1)で受信されるGPS信号を入力するた
めのGPSインターフェース6と、ディスプレイ・コン
トローラ17(図1)へ接続されるディスプレイ・イン
タフェース7と、車速を検出する車速検出センサ12
(図1)へ接続される車速インターフェース8と、セキ
ュリティ装置19(図1)からの盗難発生信号を取り込
むためのセキュリティ・インターフェース9と、ワイヤ
レス受信機22(図3)で受信された信号を入力するた
めのワイヤレス・インターフェース10とを含んで構成
されている。
【0116】上記実施の形態(6)に係る車両盗難防止
装置によれば、電源回路3を車両に装備されているバッ
テリー11(図1)へ接続し、車両制御インターフェー
ス4をフューエルポンプ、ハイマウント・ストップラン
プ、及びハザードランプそれぞれの制御ラインへ接続
し、GPSインターフェース6をGPS受信機15へ接
続し、ディスプレイ・インターフェース7をディスプレ
イ・コントローラ17へ接続し、車速インターフェース
8を車速センサ12へ接続し、セキュリティ・インター
フェース9をセキュリティ装置19へ接続し、さらにマ
イコン2Eへ図2に示した処理動作を実現するプログラ
ムを書き込むことによって、上記実施の形態(1)に係
る車両盗難防止装置を実現することができる。
【0117】また、上記同様に各インターフェースを車
両に装備されている各種機器と接続させ、マイコン2E
に所望のプログラムを書き込むことによって、上記実施
の形態(2)〜(5)のいずれかに係る車両盗難防止装
置、又はこれらを組み合わせた車両盗難防止装置を実現
することができる。従って、汎用性のある車両盗難防止
装置を実現することができるので、コストの削減を図す
ることができ、さらにはユーザーの希望に細かく応じる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態(1)に係る車両盗難防止
装置の要部を概略的に示したブロック図である。
【図2】実施の形態(1)に係る車両盗難防止装置にお
けるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートで
ある。
【図3】実施の形態(2)に係る車両盗難防止装置を含
んで構成される車両盗難防止システムの要部を概略的に
示したブロック図である。
【図4】実施の形態(2)に係る車両盗難防止装置にお
けるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートで
ある。
【図5】実施の形態(3)に係る車両盗難防止装置を含
んで構成される車両盗難防止システムの要部を概略的に
示したブロック図である。
【図6】実施の形態(3)に係る車両盗難防止装置にお
けるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートで
ある。
【図7】実施の形態(4)に係る車両盗難防止装置の要
部を概略的に示したブロック図である。
【図8】実施の形態(4)に係る車両盗難防止装置にお
けるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートで
ある。
【図9】実施の形態(5)に係る車両盗難防止装置を含
んで構成される車両盗難防止システムの要部を概略的に
示したブロック図である。
【図10】図9に示した車両盗難防止システムを構成す
るワイヤレス送信装置の要部を概略的に示したブロック
図である。
【図11】図10に示したワイヤレス送信装置における
マイコンの行う処理動作を示したフローチャートであ
る。
【図12】実施の形態(5)に係る車両盗難防止装置に
おけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャート
である。
【図13】実施の形態(6)に係る車両盗難防止装置の
要部を概略的に示したブロック図である。
【符号の説明】
1、1A〜1E 車両盗難防止装置 2、2A〜2E、33 マイコン 5 無線呼出インターフェース 6 GPSインターフェース 8 車速インターフェース 9 セキュリティ・インターフェース 10 ワイヤレス・インターフェース 24 EEPROM 31、32 ワイヤレス送信装置 34 メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 団野 敏彦 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28号 富士通テン株式会社内 Fターム(参考) 5C084 AA04 AA07 AA09 AA13 BB31 CC16 DD07 DD80 EE06 FF02 FF27 GG07 GG09 GG19 GG43 GG52 GG57 HH03 HH05 HH08 HH10 HH13 HH17 5C087 AA03 AA12 AA24 AA25 AA32 BB03 BB11 BB18 BB21 BB74 DD05 DD14 EE05 EE15 FF01 FF02 FF04 FF17 FF19 FF20 GG11 GG19 GG23 GG32 GG46 GG66 GG67 GG70 GG71 GG83

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両盗難の発生を検出する盗難発生検出
    手段からの信号、 及び車両の位置情報を検出する位置情報検出手段からの
    信号に基づいて、 車両盗難が発生しているときに、前記車両が所定のエリ
    ア内に存在するか否かを判断する第1の判断手段と、 該第1の判断手段により、車両盗難が発生しているとき
    に、前記車両が前記所定のエリア内に存在すると判断さ
    れると、前記車両に対して所定の制御を行う第1の制御
    手段とを備えていることを特徴とする車両盗難防止装
    置。
  2. 【請求項2】 車両盗難の発生を検出する盗難発生検出
    手段からの信号、 及び所定のエリア内に設置され、車両制御コードを含ん
    だ信号を局所的に送信する第1の送信装置から送信され
    てくる信号を受信する第1の受信手段からの信号に基づ
    いて、 車両盗難が発生しているときに、前記車両制御コードを
    受信したか否かを判断する第2の判断手段と、 該第2の判断手段により、車両盗難が発生しているとき
    に、前記車両制御コードを受信したと判断されると、前
    記車両に対して所定の制御を行う第2の制御手段とを備
    えていることを特徴とする車両盗難防止装置。
  3. 【請求項3】 車両盗難の発生を検出する盗難発生検出
    手段からの信号、及び公衆回線を介して送信されてく
    る、呼出識別情報を含んだ呼出信号を受信する第2の受
    信手段における受信状態に基づいて、 車両盗難が発生しているときに、前記車両が前記呼出信
    号を受けるサービスエリアから外れているか否かを判断
    する第3の判断手段と、 該第3の判断手段により、車両盗難が発生しているとき
    に、前記車両が前記サービスエリアから外れていると判
    断されると、前記車両に対して所定の制御を行う第3の
    制御手段とを備えていることを特徴とする車両盗難防止
    装置。
  4. 【請求項4】 前記車両盗難検出手段からの信号に基づ
    いて、車両盗難が発生しているか否かを判断する第4の
    判断手段と、 該第4の判断手段により、車両盗難が発生していると判
    断されると、入手すべき信号を正常に入手しているか否
    かを確認する第1の確認手段と、 該第1の確認手段による確認結果に基づいて、所定の処
    理を行う第1の処理手段とを備えていることを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれかの項に記載の車両盗難防止装
    置。
  5. 【請求項5】 公衆回線を介して送信されてくる、呼出
    識別情報を含んだ呼出信号を受信する第2の受信手段か
    らの信号に基づいて、 予め設定された盗難発生コードを受信したか否かを判断
    する第5の判断手段と、 該第5の判断手段により、前記盗難発生コードを受信し
    たと判断されると、所定のエリア内に設置され、車両制
    御コードを含んだ信号を局所的に送信する第1の送信装
    置から送信されてくる信号を受信する第1の受信手段か
    らの信号に基づいて、 前記車両制御コードを受信したか否かを判断する第6の
    判断手段と、 該第6の判断手段により、前記車両制御コードを受信し
    たと判断されると、前記車両に対して所定の制御を行う
    第4の制御手段とを備えていることを特徴とする車両盗
    難防止装置。
  6. 【請求項6】 公衆回線を介して送信されてくる、呼出
    識別情報を含んだ呼出信号を受信する第2の受信手段か
    らの信号に基づいて、 予め設定された盗難発生コードを受信したか否かを判断
    する第5の判断手段と、 該第5の判断手段により、前記盗難発生コードを受信し
    たと判断されると、車両の位置情報を検出する位置情報
    検出手段からの信号に基づいて、 前記車両が所定のエリア内に存在するか否かを判断する
    第7の判断手段と、 該第7の判断手段により、前記車両が前記所定のエリア
    内に存在すると判断されると、前記車両に対して所定の
    制御を行う第5の制御手段とを備えていることを特徴と
    する車両盗難防止装置。
  7. 【請求項7】 前記車両の位置情報を検出する位置情報
    検出手段からの信号に基づいて、前記呼出信号を受ける
    サービスエリアを選択する第1の選択手段と、 該第1の選択手段による選択に基づいて、前記サービス
    エリアの切り替えを行う第1の切替手段とを備えている
    ことを特徴とする請求項5又は請求項6記載の車両盗難
    防止装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の受信手段における受信状態に
    基づいて、前記呼出信号を受けるサービスエリアを選択
    する第2の選択手段と、 該第2の選択手段による選択に基づいて、前記サービス
    エリアの切り替えを行う第2の切替手段とを備えている
    ことを特徴とする請求項5又は請求項6記載の車両盗難
    防止装置。
  9. 【請求項9】 公衆回線を介して送信されてくる、呼出
    識別情報を含んだ呼出信号を受信する第2の受信手段か
    らの信号に基づいて、 予め設定された盗難発生コードを受信したか否かを判断
    する第5の判断手段と、 該第5の判断手段により、前記盗難発生コードを受信し
    たと判断されると、前記第2の受信手段における受信状
    態に基づいて、 前記車両が前記呼出信号を受けるサービスエリアから外
    れているか否かを判断する第8の判断手段と、 該第8の判断手段により、前記車両が前記サービスエリ
    アから外れていると判断されると、前記車両に対して所
    定の制御を行う第6の制御手段とを備えていることを特
    徴とする車両盗難防止装置。
  10. 【請求項10】 前記盗難発生コードを記憶する盗難発
    生コード記憶手段と、 使用者の希望するコードを前記盗難発生コードとして、
    前記盗難発生コード記憶手段へ書き込む盗難発生コード
    書込手段とを備えていることを特徴とする請求項5〜9
    のいずれかの項に記載の車両盗難防止装置。
  11. 【請求項11】 前記第5の判断手段により、前記盗難
    発生コードを受信したと判断されると、入手すべき信号
    を正常に入手しているか否かを確認する第2の確認手段
    と、 該第2の確認手段による確認結果に基づいて、所定の処
    理を行う第2の処理手段とを備えていることを特徴とす
    る請求項5〜10のいずれかの項に記載の車両盗難防止
    装置。
  12. 【請求項12】 公衆回線を介して送信されてくる、予
    め設定された故障診断コードを受信したか否かを判断す
    る第9の判断手段と、 該第9の判断手段により、前記故障診断コードを受信し
    たと判断されると、故障診断を行う故障診断手段と、 該故障診断手段による診断結果を外部へ告知する告知手
    段とを備えていることを特徴とする請求項5〜11のい
    ずれかの項に記載の車両盗難防止装置。
  13. 【請求項13】 車両毎に設定される車両特有コードが
    記憶された車両特有コード記憶手段と、 所定のエリア内に設置され、車両特有コードを含んだ信
    号を送信する第2の送信装置から送信されてくる信号を
    受信する第3の受信手段からの信号、及び前記車両特有
    コード記憶手段に記憶されている車両特有コードに基づ
    いて、 前記車両特有コード記憶手段に記憶されている前記車両
    特有コードを受信したか否かを判断する第10の判断手
    段と、 該第10の判断手段により、前記車両特有コード記憶手
    段に記憶されている前記車両特有コードを受信したと判
    断されると、前記車両に対して所定の制御を行う第7の
    制御手段とを備えていることを特徴とする車両盗難防止
    装置。
  14. 【請求項14】 プログラム、及びデータの書き換えが
    可能なマイコンと、 車両に対して所定の制御を行うための制御信号を出力す
    るための第1のインターフェースと、 車両盗難の発生を検出する盗難発生検出手段からの信号
    を取り込むための第2のインターフェースと、 前記車両の位置情報を検出する位置情報検出手段からの
    信号を取り込むための第3のインターフェースと、 公衆回線を介して送信されてくる、呼出識別情報を含ん
    だ呼出信号を受信する第2の受信手段からの信号を取り
    込むための第4のインターフェースと、 所定のエリア内に設置され、車両制御コードを含んだ信
    号を送信する第1の送信装置から送信されてくる信号を
    受信する第1の受信手段からの信号を取り込むための第
    5のインターフェースとを備えた車両盗難防止装置であ
    って、 前記マイコンには、 請求項1記載の第1の判断手段、及び請求項1記載の第
    1の制御手段を含んだ第1の組み合わせ手段と、 請求項2記載の第2の判断手段、及び請求項2記載の第
    2の制御手段を含んだ第2の組み合わせ手段と、 請求項3記載の第3の判断手段、及び請求項3記載の第
    3の制御手段を含んだ第3の組み合わせ手段と、 請求項5記載の第5の判断手段、請求項5記載の第6の
    判断手段、及び請求項5記載の第4の制御手段を含んだ
    第4の組み合わせ手段と、 請求項6記載の第5の判断手段、請求項6記載の第7の
    判断手段、及び請求項6記載の第5の制御手段を含んだ
    第5の組み合わせ手段と、 請求項9記載の第5の判断手段、請求項9記載の第8の
    判断手段、及び請求項9記載の第6の制御手段を含んだ
    第6の組み合わせ手段とのうちの少なくとも1つの組み
    合わせ手段が装備されることを特徴とする車両盗難防止
    装置。
  15. 【請求項15】 プログラム、及びデータの書き換えが
    可能なマイコンと、 車両に対して所定の制御を行うための制御信号を出力す
    るための第1のインターフェースと、 車両盗難の発生を検出する盗難発生検出手段からの信号
    を取り込むための第2のインターフェースと、 前記車両の位置情報を検出する位置情報検出手段からの
    信号を取り込むための第3のインターフェースと、 公衆回線を介して送信されてくる、呼出識別情報を含ん
    だ呼出信号を受信する第2の受信手段からの信号を取り
    込むための第4のインターフェースと、 所定のエリア内に設置され、車両特有コードを含んだ信
    号を送信する第2の送信装置から送信されてくる信号を
    受信する第3の受信手段からの信号を取り込むための第
    6のインターフェースと、 車両毎に設定される車両特有コードが記憶された車両特
    有コード記憶手段とを備えた車両盗難防止装置であっ
    て、 前記マイコンには、 請求項1記載の第1の判断手段、及び請求項1記載の第
    1の制御手段を含んだ第1の組み合わせ手段と、 請求項3記載の第3の判断手段、及び請求項3記載の第
    3の制御手段を含んだ第3の組み合わせ手段と、 請求項6記載の第5の判断手段、請求項6記載の第7の
    判断手段、及び請求項6記載の第5の制御手段を含んだ
    第5の組み合わせ手段と、 請求項9記載の第5の判断手段、請求項9記載の第8の
    判断手段、及び請求項9記載の第6の制御手段を含んだ
    第6の組み合わせ手段と、 請求項13記載の第10の判断手段、及び請求項13記
    載の第7の制御手段を含んだ第7の組み合わせ手段との
    うちの少なくとも1つの組み合わせ手段が装備されるこ
    とを特徴とする車両盗難防止装置。
  16. 【請求項16】 前記第1〜前記第7の制御手段のうち
    のいずれかによる所定の制御に、車両を停止させること
    が含まれており、 前記車両の停止が、ナビゲーション装置で算出される前
    記車両の走行位置情報に基づいて、所望の位置で行われ
    るものであることを特徴とする請求項1〜15のいずれ
    かの項に記載の車両盗難防止装置。
  17. 【請求項17】 前記第1〜前記第7の制御手段のうち
    のいずれかによる所定の制御に、車両を停止させること
    が含まれており、 前記車両の停止が、車速を検出する車速検出手段からの
    信号に基づいて、前記車両を停止させるものであること
    を特徴とする請求項1〜16のいずれかの項に記載の車
    両盗難防止装置。
  18. 【請求項18】 請求項2記載の第1の送信装置と、請
    求項2記載の車両盗難防止装置とを備えた車両盗難防止
    システムであって、 前記第1の送信装置が、 請求項2記載の車両制御コードを局所的に送信する第1
    の送信手段を備えていることを特徴とする車両盗難防止
    システム。
  19. 【請求項19】 請求項5記載の第1の送信装置と、請
    求項5記載の車両盗難防止装置とを備えた車両盗難防止
    システムであって、 前記第1の送信装置が、 請求項5記載の車両制御コードを局所的に送信する第2
    の送信手段を備えていることを特徴とする車両盗難防止
    システム。
  20. 【請求項20】 請求項13記載の第2の送信装置と、
    請求項13記載の車両盗難防止装置とを備えた車両盗難
    防止システムであって、 前記第2の送信装置が、 車両特有コードを保存する車両特有コード保存手段と、 外部から送信されてくる車両特有コードを受信する第4
    の受信手段と、 該第4の受信手段により受信された前記車両特有コード
    を前記車両特有コード保存手段へ格納する格納手段と、 前記車両特有コード保存手段に保存されている前記車両
    特有コードを局所的に送信する第3の送信手段とを備え
    ていることを特徴とする車両盗難防止システム。
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