JP2000280843A - 緊急通報システム - Google Patents

緊急通報システム

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JP2000280843A
JP2000280843A JP9282499A JP9282499A JP2000280843A JP 2000280843 A JP2000280843 A JP 2000280843A JP 9282499 A JP9282499 A JP 9282499A JP 9282499 A JP9282499 A JP 9282499A JP 2000280843 A JP2000280843 A JP 2000280843A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両のセキュリティを強化するとともに、事
故の場合に公共機関や通信設備と連動して、円滑に救援
活動ができるようにする。 【解決手段】 車両側に、筆跡判定記憶装置12、指紋判
定記憶装置13、所有者以外の声紋を判定記憶する声紋判
定記憶装置14、筆跡判定記憶装置12と指紋判定記憶装置
13がドアを制御するドアロック制御装置15を備え、セキ
ュリティを確保する。エアバッグ展開装置1、エマージ
ェンシーボタン3、車室内空気状態検出装置11、通報順
位選択ボタン4を備え、緊急時にセンター40に通報す
る。車速検出装置10、減速、停止制御を行うためのエン
ジン制御装置8、ブレーキ制御装置9を設け、リモート
コントロールによる減速、停止制御を可能とする。車両
に、ナビゲーション装置20、センター40と音声やデータ
の通信を行う車載電話30を設け、センター40は、車載電
話30から音声やデータを受信して、所轄の警察署50や所
轄の消防署52、通信事業者のネットワーク管理センター
53とやり取りを行い、救援活動を支援する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、緊急通報システム
に関し、特に、事故等の緊急事態発生時に、車両の現在
位置などを緊急サービスセンターに自動的に通報する緊
急通報システムに関する。
【0002】
【従来の技術】車両緊急情報通報システムは、車両の衝
突などの事故発生時に、車両に搭載した車両緊急情報通
報装置から無線回線を介して、自動で緊急サービスセン
ターへ車両緊急情報を通報するシステムである。このシ
ステムにより、救急車やパトカーなどの緊急車両が現場
へ到着するまでの時間を短縮し、けが人をより迅速に救
出、救済することができる。また、急病人発生などの緊
急事態でも、車両緊急情報通報装置の救急ボタンを押下
することにより、無線回線を介して車両緊急情報が緊急
サービスセンターに通報され、緊急サービスセンターの
サービス要員との会話を行うことができる。
【0003】車両緊急情報通報システムにおけるサービ
スには、事故発生時の自動通報と、緊急時の手動通報
と、ロードサイドサービスの手動通報がある。事故発生
時の自動通報は、車両の衝突や事故発生時、自動で緊急
サービスセンターへ通報し、さらに引き続いて警察など
の公的救援機関へ通報するものである。緊急時の手動通
報は、急病人発生などの緊急時、緊急通報ボタンを押す
と緊急サービスセンターへ通報し、さらに引き続いて公
的援助機関へ通報するものである。ロードサイドサービ
スの手動通報は、パンクなどの故障で困った時、ロード
サービス要求ボタンを押すとロードサービスセンターへ
通報するものである。
【0004】従来の車両緊急情報システムにおける事故
緊急通報装置(以下、車両装置という)は、例えば、特
開平6-251292号公報に開示されている図3に示すシステ
ムのように、車載電話機を利用して、車両の衝突時の情
報を自動的に緊急サービスセンターに通報するものであ
る。CPUは、センサーなどの信号を監視しており、衝
突などの事故発生を検出すると、モデムを介して無線機
により、自動的に車両の事故状況データを緊急サービス
センターに送信する。データ送信が終了すると、切換ス
イッチをハンドセットに切り換えて、車両の乗員と緊急
サービスセンターの要員の間で音声通話ができるように
する。
【0005】車両装置の有する主な機能の概要を以下
(1)〜(6)に示す。 (1)通信機能(緊急サービスセンターとの通信):携
帯電話機を用い、携帯電話の通話可能地域であれば通信
可能である。データ通信と音声通話が可能である。デー
タ通信と音声通話を自動的に切り換える。 (2)位置検出機能(自車両の位置検出):GPSと車
速とジャイロにより位置検出を行う。ジャイロと車速セ
ンサーを持ち、GPSの使用できないトンネルなどで
も、位置を記録できる。車速センサーやリバースやブレ
ーキの使用状態を記録する。 (3)緊急検出機能(自車両の緊急検出):衝突検出装
置センサーと横転センサーを持ち、どのような事故が発
生したかを検出する。 (4)車両緊急情報通報機能(緊急サービスセンターへ
の緊急通報):衝突検出装置センサーと横転センサーの
検知による自動通報を行う。車両緊急情報通報ボタンの
押下による手動通報もできる。 (5)ロードサイドサービス機能(緊急サービスセンタ
ーへ支援呼び出し):ロードサービス要求ボタンの押下
による手動通報による。
【0006】緊急事態における車両装置と緊急サービス
センターとの通信は、以下のような手順で行われる。車
両装置が緊急事態を検出すると、携帯電話機により自動
的に発信して、緊急サービスセンターとデータ通信を行
う。このデータ通信は、車両の位置や衝突状況などを緊
急サービスセンターに送信するものである。データ通信
が終了すると緊急サービスセンターから応答が返るの
で、切換スイッチを音声通話に切り換える。音声通話に
より、ケガの状態などを緊急サービスセンターのサービ
ス要員に伝えることができる。その後、緊急サービスセ
ンターは、警察や消防や道路サービス組織などの公的救
援機関にデータを送信する。また、必要に応じて、音声
でも伝える。その後、車両の乗員と警察などとの間で直
接音声通話を行うこともできる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の車両緊
急情報通報システムでは、事故の通報を行うが、セキュ
リティについては考慮されていなかったので、安全性が
十分でないという問題があった。また、緊急事態におけ
る通報のデータが十分でなく、緊急事態を検出しても、
能動的な対策や、消防や警察に対する支援が十分にでき
ないという問題があった。
【0008】本発明は、上記従来の問題を解決し、車両
を動作させるためのセキュリティを強化すること、及び
事故や盗難等の緊急事態発生時に、車両の現在位置や車
両からの検出情報をセンターに自動的に通報し、センタ
ーがそれに基づき、公共機関や通信設備と連動し、円滑
に対処できるようにして、安全性やセキュリティを向上
させることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記従来の課題を解決す
るために、本発明では、緊急通報システムを、筆跡判定
記憶装置と、指紋判定記憶装置と、車両の電気制御モー
ド状態を表示するキー状態表示装置と、所有者以外の声
紋を判定記憶する声紋判定記憶装置と、ドアを開ける制
御をするドアロック制御装置と、センターと音声やデー
タの通信を行う車載電話とを具備する構成とした。
【0010】このように構成したことにより、車両にお
けるキー制御を無くして、筆跡、指紋を代わりに用い
て、セキュリティーを強化するとともに、緊急通報時の
車両使用者判定ができ、また、筆跡、指紋、声紋を用い
て、セキュリティー破壊時の犯人特定をすることができ
る。
【0011】また、減速や停止制御を行うためのエンジ
ン制御装置と、ブレーキ制御装置と、センターと音声や
データの通信を行う車載電話とを設けた。
【0012】このように構成したことにより、センター
から車両の減速、停止制御ができるようにし、盗難時の
犯人逃亡や車両故障による高速走行を阻止でき、また、
車両側からABS有無やブレーキアシスト有無等の装備
情報をセンターに送信し、車両の減速、停止制御の精度
を向上させ、その制御により、事故等が発生しないよう
にできる。
【0013】また、車両側に緊急事態を検出するための
エアバッグ展開装置と、エマージェンシーボタンと、車
室内空気状態検出装置と、センターへ緊急通報を円滑に
処理するためのデータを作成するためのナビゲーション
装置と、通報順位選択ボタンと、センターと音声やデー
タの通信を行う車載電話とを設けた。
【0014】このように構成したことにより、車室内の
空気状態の異常を自動的に検出して、センタヘ通報する
ことにより、一酸化炭素中毒で知らないうちに死んでし
まうことを防ぎ、車両からのデータをデータ発信でセン
ターに送信するとネゴシエーションに時間がかかるの
で、音声発信で音声で送信し、センターで音声認識でデ
ータに変換することにより、通信時間を短縮し、緊急処
理の効率化を図ることができる。
【0015】また、車載電話から音声やデータを受信し
て、所轄の警察署や所轄の消防署、通信事業者のネット
ワーク管理センターとやり取りを行うセンターを設け
た。
【0016】このように構成したことにより、緊急車両
側へ現場の位置データを送信して、現場までナビゲーシ
ョン装置で誘導し、警察や消防の緊急車両が現場に到着
する時間を短縮でき、通信事業者のネットワーク管理セ
ンターヘ、現場の位置データを送信し、ネットワーク管
理センターが、そのエリアや付近のエリアヘ、緊急発生
情報を同報で送信することにより、事態の拡大を防ぐこ
とができる。同様に、ネットワーク管理センターは、現
場の位置データをカバーするエリアに存在する全ての携
帯電話番号をセンターに送信し、警察の捜査効率を向上
させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
車両の外部に設けた指紋読取車外入力部と、前記指紋読
取車外入力部から入力指紋データを受け取って記憶指紋
データと比較する指紋判定記憶装置と、前記指紋判定記
憶装置からの一致不一致判定信号に応じてドアの開閉制
御を行うドアロック制御装置と、車両の内部に設けた指
紋読取車内入力部と、前記指紋読取車内入力部から入力
指紋データを受け取って記憶指紋データと比較する指紋
判定記憶装置と、前記指紋判定記憶装置からの一致不一
致判定信号に応じて車両の電気制御モードをアクセサリ
モードやイグニッションモードに変更する手段と、キー
状態を表示するキー状態表示装置とを具備する緊急通報
システムであり、キーの代わりに指紋を用いて、セキュ
リティを強化するという作用を有する。
【0018】本発明の請求項2記載の発明は、車両の外
部に設けた筆跡読取車外入力部と、前記筆跡読取車外入
力部から入力筆跡データを受け取って記憶筆跡データと
比較する筆跡判定記憶装置と、前記筆跡判定記憶装置か
らの一致不一致判定信号に応じてドアの開閉制御を行う
ドアロック制御装置と、車両の内部に設けた筆跡読取車
内入力部と、前記筆跡読取車内入力部から入力筆跡デー
タを受け取って記憶筆跡データと比較する筆跡判定記憶
装置と、前記筆跡判定記憶装置からの一致不一致判定信
号に応じて車両の電気制御モードをアクセサリモードや
イグニッションモードに変更する手段と、キー状態を表
示するキー状態表示装置とを具備する緊急通報システム
であり、キーの代わりに指紋を用いて、セキュリティを
強化するという作用を有する。
【0019】本発明の請求項3記載の発明は、請求項
1、2記載の緊急通報システムにおいて、前記筆跡判定
記憶装置と前記指紋判定記憶装置のセキュリティを解除
した所有者をセンターに送信する手段と、セキュリティ
を解除することなしにドアが開いたりエンジンが起動さ
れたことを検出したことに応じて、所有者以外の声紋を
記憶する声紋判定記憶装置とを設けたものであり、緊急
通報時の車両使用者判定をし、筆跡や指紋や声紋を用い
て、セキュリティ破壊時の犯人を特定するという作用を
有する。
【0020】本発明の請求項4記載の発明は、請求項3
記載の緊急通報システムにおいて、車両を使用する全員
の指紋、筆跡、声紋を登録する手段を設けたものであ
り、車両におけるキーの代わりに筆跡や指紋を用いて、
セキュリティーを強化するという作用を有する。
【0021】本発明の請求項5記載の発明は、請求項3
記載の緊急通報システムにおいて、前記筆跡判定記憶装
置と前記指紋判定記憶装置と前記声紋判定記憶装置で記
憶している所有者以外の筆跡データと指紋データと声紋
データをデータ発信でセンターへ送信する手段を設けた
ものであり、緊急通報時の車両使用者を判定し、筆跡や
指紋や声紋を用いて、セキュリティ破壊時の犯人を特定
するという作用を有する。
【0022】本発明の請求項6記載の発明は、請求項1
〜5記載の緊急通報システムにおいて、車速やABS有
無やブレーキアシスト有無をセンターに送信する手段
と、センターからの指示により減速や停止を制御する手
段とを設けたものであり、車両の減速や停止制御の精度
を向上させ、センターから安全に車両の減速や停止の制
御をするという作用を有する。
【0023】本発明の請求項7記載の発明は、車両側か
らのABS有無データとブレーキアシスト有無データと
車速データと緊急通報の原因データとオペレータの操作
とに基づいて、車両のエンジン制御装置やブレーキ制御
装置を制御して減速や停止をさせるコマンドを車両に送
信する手段を備えた緊急通報センターであり、車両の減
速や停止制御の精度を向上させ、センターから安全に車
両の減速や停止の制御をするという作用を有する。
【0024】本発明の請求項8記載の発明は、車両の衝
突時にエアバッグ展開装置の展開指令信号を車載電話の
制御部に入力する手段と、ナビゲーション装置の位置検
出手段から現在位置情報を制御部経由で取得してメモリ
に格納する手段と、車速検出装置から車速を制御部経由
で取得する手段と、ブレーキ制御装置からABS有無と
ブレーキアシスト有無を取得する手段と、筆跡判定記憶
装置と指紋判定記憶装置により所有者を検出する手段
と、車両のIDコードや現在位置や車速やABS有無や
ブレーキアシスト有無や所有者や緊急通報の原因や通報
処理の優先順位を音声に変換する音声合成部と、車室内
の雑音が入らないようにスイッチを制御する手段と、前
記展開指令信号に応じてモデムと携帯電話とアンテナを
介してセンターに音声通信で発信する手段とを具備する
緊急通報システムであり、音声発信で音声で送信し、セ
ンターで音声認識でデータに変換することにより、通信
時間を短縮し、緊急処理を効率化するという作用を有す
る。
【0025】本発明の請求項9記載の発明は、請求項8
記載の緊急通報システムにおいて、エマージェンシーボ
タンからのオン信号に応じてセンターに音声通信で発信
する手段と、前記指紋判定記憶装置または前記筆跡判定
記憶装置のセキュリティを解除することなしにドアが開
いたりエンジンが起動されたことを検出した場合にセン
ターに音声通信で発信する手段と、情報を音声で通信し
た後で乗員とセンターが会話できるようスイッチを制御
する手段とを設けたものであり、音声発信で音声で送信
し、センターで音声認識でデータに変換することによ
り、通信時間を短縮し、緊急処理を効率化するという作
用を有する。
【0026】本発明の請求項10記載の発明は、請求項
8記載の緊急通報システムにおいて、車室内空気状態検
出装置で所定濃度の排気ガスを検出したことに応じてセ
ンターに音声通信で発信する手段を設けたものであり、
車室内の空気状態の異常を自動的に検出して、センタヘ
通報することにより、一酸化炭素中毒で知らないうちに
死んでしまうことを防ぐという作用を有する。
【0027】本発明の請求項11記載の発明は、請求項
8記載の緊急通報システムにおいて、通報順位選択ボタ
ンで通報処理の優先順位を選択して設定しておく手段
と、通報処理の優先順位の設定がなく、前記指紋判定記
憶装置または前記筆跡判定記憶装置のセキュリティを解
除することなしにドアが開いたりエンジンが起動された
ことを検出した場合、優先的に警察に通報する手段と、
通報処理の優先順位の設定がなく、前記エアバッグ展開
装置からのエアバッグ展開信号を検出した場合や、前記
車室内空気状態検出装置が異常を検出した場合は、優先
的に消防に通報する手段とを設けたものであり、目的の
機関に優先的に通報して緊急処理の効率化を図るという
作用を有する。
【0028】本発明の請求項12記載の発明は、車載電
話から音声通信で受信した各種情報を音声認識によりデ
ータに変換する手段と、車両IDや車両側で検出した所
有者データから顧客データベースを検索する手段と、現
在位置データに基づいて地図データを検索して表示装置
に出力する手段と、音声認識により変換したデータ内容
を所轄の消防署や警察署や通信事業者のネットワーク管
理センターに送信する手段と、所有者データから顧客デ
ータベースを検索して得た血液型等の身体情報を所轄の
消防署に送信する手段とを具備する緊急通報センターで
あり、緊急車両側へ現場の位置データを送信して、現場
までナビゲーション装置で誘導し、警察や消防の緊急車
両が現場に到着する時間を短縮するという作用を有す
る。
【0029】本発明の請求項13記載の発明は、所轄の
消防署や所轄の警察署から出動する救急車やパトカーな
どの緊急車両に設置してある車載電話の電話番号を受信
する手段と、前記電話番号に発信して、通報された位置
データをその車載電話に送信する手段とを具備する緊急
通報センターであり、緊急車両側へ現場の位置データを
送信して、現場までナビゲーション装置で誘導し、警察
や消防の緊急車両が現場に到着する時間を短縮するとい
う作用を有する。
【0030】本発明の請求項14記載の発明は、位置デ
ータを受信する車載電話と、現在位置検出手段と経路探
索手段と表示装置により緊急発生現場まで誘導するナビ
ゲーション装置とを具備する緊急車両であり、緊急車両
側へ現場の位置データを送信して、現場までナビゲーシ
ョン装置で誘導し、警察や消防の緊急車両が現場に到着
する時間を短縮するという作用を有する。
【0031】本発明の請求項15記載の発明は、緊急通
報発生位置をカバーする基地局がその時点で保持してい
るエリア内全ての携帯電話番号データと所有者情報を緊
急通報センターに送信する手段と、緊急通報センターか
ら受信した緊急車両の位置データをもとに、管理下にあ
る基地局群の中の緊急通報現場付近の基地局に対して、
緊急通報発生情報をその基地局のエリア内に同報するよ
うに指示する手段とを具備するネットワーク管理センタ
ーであり、緊急事態の拡大を防ぐという作用を有する。
【0032】本発明の請求項16記載の発明は、緊急通
報した車載電話との音声通信終了後に受信した所有者以
外の筆跡データと指紋データと声紋データを所轄の警察
署に送信する手段と、緊急通報関連のデータを全て記憶
して置くメモリと、データを検索して表示装置や印刷装
置に出力する手段とを具備する緊急通報センターであ
り、警察の捜査効率を向上させるという作用を有する。
【0033】以下、本発明の実施の形態について、図1
と図2を参照しながら詳細に説明する。
【0034】(第1の実施の形態)本発明の第1の実施
の形態は、筆跡判定記憶装置と、指紋判定記憶装置と、
所有者以外の声紋を判定記憶する声紋判定記憶装置と、
ドアロック制御装置とを備えて、車両のセキュリティを
確保する緊急通報システムである。
【0035】図1は、本発明の第1の実施の形態の緊急
通報システムの機能ブロック図である。図1において、
キー状態表示装置2は、イグニッションキーの状態を表
示する装置である。筆跡判定記憶装置12は、手書きの筆
跡から個人を識別する装置である。指紋判定記憶装置13
は、指紋から個人を識別する装置である。声紋判定記憶
装置14は、声紋から個人を識別する装置である。ドアロ
ック制御装置15は、ドアの開閉を制御する装置である。
車載電話30は、車両に搭載した電話装置である。携帯電
話31は、車載電話に内蔵された電話機である。
【0036】上記のように構成された本発明の第1の実
施の形態の緊急通報システムの動作を説明する。所有者
は、車両の購入時に、あらかじめ、その車両を使用する
全員の指紋、筆跡、声紋を登録しておく。ドアを開ける
場合、指紋判定記憶装置13の車外入力部13aに指を触れ
て指紋を入力する。入力された指紋と記録してある指紋
を比較して、所有者か否かを判定する。車両のセキュリ
ティを確保するために、所有者でなければドアロック制
御装置15はドアを開けない。
【0037】ドアを開けて乗車した後、車両の電気制御
モードをアクセサリやイグニッションにするには、指紋
判定記憶装置13の車内入力部13bに所有者が指を触れて
モードを変更する。車両の電気制御モードをアクセサリ
やイグニッションにするための鍵穴は存在しない。指紋
判定記憶装置13は、キー状態をキー状態表示装置2に表
示する。
【0038】または、ドアを開けるために、筆跡判定記
憶装置12の車外入力部12aに所定の書体を手書きで入力
する。入力された筆跡と記録してある筆跡を比較して、
所有者か否かを判定する。所有者でなければ、ドアロッ
ク制御装置15はドアを開けない。
【0039】ドアを開けて乗車した後、車両の電気制御
モードをアクセサリやイグニッションにするには、筆跡
判定記憶装置12の車内入力部12bに、登録されている書
体を手書きで入力する。筆跡から所有者と判定できた場
合、指紋判定記憶装置13の車内入力部13bに指を触れて
モードを変更する。ただし、この場合、筆跡判定装置12
でセキュリティが解除されているため、指紋判定装置13
では指紋判定せずにモードを変更し、キー状態をキー状
態表示装置2に表示する。こうすることにより、指紋の
無い所有者でも本システムを利用できる。
【0040】次に、セキュリティ破壊の記録と通報につ
いて説明する。筆跡判定記憶装置12と指紋判定記憶装置
13のセキュリティを解除することなしに、ドアを開けた
りエンジンを起動すると、制御部33がそれを検出し、声
紋判定記憶装置14が動作して、そのとき発せられた音声
の声紋を記憶する。声紋判定記憶装置14は、セキュリテ
ィ破壊犯人の特定を容易にするために、セキュリティが
破壊されたときのみ動作する。セキュリティが破壊され
た場合、センターに音声通信で通知し、その後、筆跡判
定記憶装置12と指紋判定記憶装置13と声紋判定記憶装置
14で記憶している所有者以外の筆跡データ、指紋デー
タ、声紋データを、データ発信でセンター40へ送信す
る。このデータは大量で、音声に表現するのが難しいた
め、データ通信で送る。
【0041】上記のように、本発明の第1の実施の形態
では、緊急通報システムを、筆跡判定記憶装置と、指紋
判定記憶装置と、所有者以外の声紋を判定記憶する声紋
判定記憶装置と、ドアロック制御装置とを備えた構成と
したので、車両のセキュリティを確保することができ
る。
【0042】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態は、車速検出装置と、減速、停止制御を行うため
のエンジン制御装置、ブレーキ制御装置、センターとデ
ータの通信を行う車載電話とを備えて、異常事態検出時
にセンターから車両をリモートコントロールする緊急通
報システムである。
【0043】本発明の第2の実施の形態の緊急通報シス
テムの構成は、図1と同じである。図1において、エン
ジン制御装置8は、エンジンの回転数やギアシフトを制
御する装置である。ブレーキ制御装置9は、リモートコ
ントロールによりブレーキをかける装置である。車速検
出装置10は、車両の速度を検出する装置である。
【0044】上記のように構成された本発明の第2の実
施の形態の緊急通報システムの動作を説明する。エマー
ジェンシーボタン3からのオン信号や、指紋判定記憶装
置13または筆跡判定記憶装置12のセキュリティを解除す
ることなしに、ドアを開けたりエンジンを起動した場合
に、車速データやABS有無データやブレーキアシスト
有無データを、車両からセンター40に送信する。緊急通
報センター40では、リモートコントロールにより、車両
の減速や停止の制御をする。盗難時の犯人逃亡や、車両
故障による高速走行を阻止する。
【0045】車両から緊急通報を受けた場合、車速が高
速であると、緊急通報の原因データ等に基づいて、緊急
通報センター40のオペレータが操作装置46を操作して、
モデム42と電話機41を介して、車載電話30に減速や停止
させるコマンドを送信する。エンジン制御装置8やブレ
ーキ制御装置9を制御して、車両を減速させたり停止さ
せる。車両側からのABS有無データやブレーキアシス
ト有無データに基づき、制御部43は、減速や停止の加減
を調整する。これにより、車両の減速や停止の制御精度
を向上させ、事故等が発生しないようにする。
【0046】上記のように、本発明の第2の実施の形態
では、緊急通報システムを、車速検出装置と、減速、停
止制御を行うためのエンジン制御装置、ブレーキ制御装
置、センターとデータの通信を行う車載電話とを備えた
構成としたので、異常事態検出時にセンターから車両を
リモートコントロールすることができる。
【0047】(第3の実施の形態)本発明の第3の実施
の形態は、緊急事態を検出するためのエアバッグ展開装
置と、エマージェンシーボタンと、車室内空気状態検出
装置と、センターへ緊急通報を円滑に処理するためのデ
ータを作成するためのナビゲーション装置と、通報順位
選択ボタンと、センターと音声やデータの通信を行う車
載電話とを備えて、緊急事態発生時に、効率的にセンタ
ーに通報する緊急通報システムである。
【0048】本発明の第3の実施の形態の緊急通報シス
テムの構成は、図1と同じである。図1において、エア
バッグ展開装置1は、衝突を検出してエアバッグを展開
するとともに、エアバッグ展開信号を発生する装置であ
る。エマージェンシーボタン3は、緊急時に電話で発信
するボタンである。通報順位選択ボタン4は、通報先の
順位を選択するボタンである。車室内空気状態検出装置
11は、排気ガスなどを検出する装置である。顧客データ
ベース47は、顧客の情報を格納したデータベースであ
る。
【0049】上記のように構成された本発明の第3の実
施の形態の緊急通報システムの動作を説明する。車両の
衝突時に、エアバッグ展開装置1の展開指令信号が車載
電話30の制御部33に入力される。モデム32、携帯電話3
1、アンテナ39を介して、センター40に緊急通信をす
る。車両のIDコードや、ナビゲーション装置20の位置
検出手段22から制御部21経由で制御部33が取得しメモリ
34に蓄えた現在位置情報や、車速検出装置10から制御部
33が取得した車速や、ブレーキ制御装置9から取得した
ABS有無とブレーキアシスト有無や、緊急通報の原因
や、消防への連絡を優先するといったような通報処理の
優先順位や、筆跡判定記憶装置12と指紋判定記憶装置13
により検出した所有者のデータを送信する。車室内の雑
音が入らないようにスイッチ36を制御し、音声通信で発
信し、音声合成部35を利用して音声で送信する。排気ガ
ス等が車内に入り込み、一酸化炭素中毒になるような異
常を、車室内空気状態検出装置11で検出した場合にも、
車両衝突時と同様の緊急通信が行われる。
【0050】情報を合成音声で通信した後、制御部33が
スイッチ36を制御し、乗員とセンターが会話できるよう
にする。
【0051】セキュリティを解除した所有者をセンター
40に送信することにより、運転者の特定を行うのに有効
な情報とし、適切な緊急対処ができるようにする。
【0052】車載電話30から音声通信で受信した各種情
報を、センター40の制御部43は、音声認識によりデータ
に変換する。これにより、通信時間が短縮できる。
【0053】車両IDや、車両側で検出した所有者デー
タから、顧客データベース47を検索する。現在位置デー
タで、地図データ44を検索し、表示装置45に出力する。
【0054】音声認識により変換したデータを、センタ
ー40は所轄の消防署52や所轄の警察署50や、通信事業者
のネットワーク管理センター53に送信する。所轄の消防
署52には、所有者データから顧客データベース47を検索
して得た血液型等の身体情報も送信する。これにより、
適切な処置ができるようにする。
【0055】次に、通報順位について説明する。通報処
理の優先順位は、ユーザが通報順位選択ボタン4であら
かじめ選択できる。例えば、消防優先であれば、消防を
選択しておく。特に指定がなく、指紋判定記憶装置13ま
たは筆跡判定記憶装置12のセキュリティを解除すること
なしに、ドアを開けたり、エンジンを起動したことを制
御部33が検出した場合、防犯を第一に考慮し、警察優先
にする。エアバッグ展開装置1からのエアバッグ展開を
制御部33が検出した場合や、車室内空気状態検出装置11
での異常を制御部33が検出した場合は、救命を第一に考
慮し、消防優先にする。
【0056】上記のように、本発明の第3の実施の形態
では、緊急通報システムを、緊急事態を検出するための
エアバッグ展開装置と、エマージェンシーボタンと、車
室内空気状態検出装置と、センターへ緊急通報を円滑に
処理するためのデータを作成するためのナビゲーション
装置と、通報順位選択ボタンと、センターと音声やデー
タの通信を行う車載電話とを備えた構成としたので、緊
急事態発生時に、効率的にセンターに通報することがで
きる。
【0057】(第4の実施の形態)本発明の第4の実施
の形態は、車載電話から音声やデータを受信して、所轄
の警察署や所轄の消防署、通信事業者のネットワーク管
理センターとやり取りを行うセンターを設けて、事故の
救援を効率的に行う緊急通報システムである。
【0058】本発明の第4の実施の形態の緊急通報シス
テムの構成は、図1と同じである。図1において、緊急
通報センター40は、車両からの緊急通報を受けて、救援
活動を行うセンターである。筆跡、指紋、声紋のデータ
ベース51は、会員やその他の人の筆跡、指紋、声紋のデ
ータを格納してあるデータベースである。ネットワーク
管理センター53は、車載電話のネットワークを管理する
通信センターである。基地局群54は、車載電話の無線基
地局である。
【0059】図2は、本発明の第4の実施の形態の緊急
通報システムの基地局の通信エリアを示す図である。図
2において、BS1,BS2,BS3は、基地局であ
る。55は、事故現場である。
【0060】上記のように構成された本発明の第4の実
施の形態の緊急通報システムの動作を説明する。所轄の
消防署52や所轄の警察署50から応答として、出動する救
急車やパトカーのような緊急車両に設置してある車載電
話30の電話番号を受信すると、センタ40では、制御部43
が、その番号で発信して、通報された位置データをその
車載電話30に送信する。その位置データを車載電話30か
ら受信した緊急車両のナビゲーション装置20の制御部21
は、現在位置検出手段22と経路探索手段23、表示装置5
により、緊急発生現場まで誘導する。これにより、警察
や消防の緊急車両が現場に到着する時間を短縮できる。
【0061】通信事業者のネットワーク管理センター53
は、緊急発生位置をカバーする基地局がその時点で保持
している、エリア内全ての携帯電話番号データと所有者
情報を応答として、センター40に送信する。例えば、事
故現場55をカバーする基地局BS2のエリア内の携帯電
話番号データと所有者情報は全てセンター40に送信され
る。これにより、所轄の警察50は、事故や盗難等の緊急
発生時、その犯人等を特定するための有効な情報とな
る。また、当然、警察が聞き込み捜査をする場合の効率
が上がり、有効な情報が得られる確率が向上する。
【0062】ネットワーク管理センター53では、センタ
ー40から受信した緊急車両からの位置データをもとに、
管理下にある基地局群54の中で、その緊急通報現場付近
の基地局に対して、緊急発生情報をそのエリア内に同報
する。例えば、図2に示す事故発生現場4を基地局BS
2がカバーする場合、その近辺の基地局BS1、BS3
も緊急発生情報をそのエリア内に同報するようなことで
ある。これにより、事故の拡大が未然に防げたり、有効
な情報がその緊急機関へ通知される可能性が増すことに
なる。
【0063】緊急通報した車載電話30との音声通信終了
後、受信した所有者以外の筆跡データ、指紋データ、声
紋データをセンター40の制御部43は、所轄の警察署50に
送信する。所轄の警察署50は、その筆跡データ、指紋デ
ータ、声紋データにより、筆跡、指紋、声紋データベー
ス51を検索し、その車両の事故の当事者を特定したり、
セキュリティ破壊の犯人の指名手配をする。
【0064】センター40の制御部43は、メモリ48に、緊
急通報関連のデータは全て記憶して置く。そして、必要
なときに操作装置46によりオペレータが検索し、表示装
置45や印刷装置49に出力できる。
【0065】上記のように、本発明の第4の実施の形態
では、緊急通報システムを、車載電話から音声やデータ
を受信して、所轄の警察署や所轄の消防署、通信事業者
のネットワーク管理センターとやり取りを行うセンター
を設けた構成としたので、事故の救援を効率的に行うこ
とができる。
【0066】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
では、緊急通報システムを、車両の外部に設けた指紋読
取車外入力部と、指紋読取車外入力部から入力指紋デー
タを受け取って記憶指紋データと比較する指紋判定記憶
装置と、指紋判定記憶装置からの一致不一致判定信号に
応じてドアの開閉制御を行うドアロック制御装置と、車
両の内部に設けた指紋読取車内入力部と、指紋読取車内
入力部から入力指紋データを受け取って記憶指紋データ
と比較する指紋判定記憶装置と、指紋判定記憶装置から
の一致不一致判定信号に応じて車両の電気制御モードを
アクセサリモードやイグニッションモードに変更する手
段と、キー状態を表示するキー状態表示装置とを具備す
る構成としたので、車両を動作させるためのセキュリテ
ィを強化することができるという効果が得られる。
【0067】また、車速やABS有無やブレーキアシス
ト有無をセンターに送信する手段と、センターからの指
示により減速や停止を制御する手段とを設けたので、リ
モートコントロールにより、車両の状況に応じて安全に
減速や停止を行うことができるという効果が得られる。
【0068】また、車両の衝突時にエアバッグ展開装置
の展開指令信号を車載電話の制御部に入力する手段と、
ナビゲーション装置の位置検出手段から現在位置情報を
制御部経由で取得してメモリに格納する手段と、車速検
出装置から車速を制御部経由で取得する手段と、ブレー
キ制御装置からABS有無とブレーキアシスト有無を取
得する手段と、筆跡判定記憶装置と指紋判定記憶装置に
より所有者を検出する手段と、車両のIDコードや現在
位置や車速やABS有無やブレーキアシスト有無や所有
者や緊急通報の原因や通報処理の優先順位を、音声に変
換する音声合成部と、車室内の雑音が入らないようにス
イッチを制御する手段と、展開指令信号に応じてモデム
と携帯電話とアンテナを介してセンターに音声通信で発
信する手段とを具備する構成としたので、ネゴシエーシ
ョンに時間がかからない音声発信で音声で送信して、セ
ンターで音声認識でデータに変換することで、通信時間
を短縮し、緊急処理の効率化ができるという効果が得ら
れる。
【0069】また、車載電話から音声通信で受信した各
種情報を音声認識によりデータに変換する手段と、車両
IDや車両側で検出した所有者データから顧客データベ
ースを検索する手段と、現在位置データに基づいて地図
データを検索して表示装置に出力する手段と、音声認識
により変換したデータ内容を、所轄の消防署や警察署、
通信事業者のネットワーク管理センターに送信する手段
と、所有者データから顧客データベースを検索して得た
血液型等の身体情報を所轄の消防署に送信する手段とを
具備する構成としたので、警察や消防の緊急車両が現場
に到着する時間を短縮し、適切なデータを送って救援活
動を効率的に支援することができるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1〜4の実施の形態の緊急通報シス
テムの機能ブロック図、
【図2】本発明の第4の実施の形態の緊急通報システム
の基地局BS1、2、3がカバーするエリアを示す図、
【図3】従来の緊急通報システムの機能ブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 エアバッグ展開装置 2 キー状態表示装置 3 エマージェンシーボタン 4 通報順位選択ボタン 5 表示装置 6 操作装置 7 バッテリー 8 エンジン制御装置 9 ブレーキ制御装置 10 車速検出装置 11 車室内空気状態検出装置 12 筆跡判定記憶装置 13 指紋判定記憶装置 14 声紋判定記憶装置 15 ドアロック制御装置 20 ナビゲーション装置 21 制御部 22 現在位置検出手段 23 経路探索手段 24 地図検索手段 25 地図データ 30 車載電話 31 携帯電話 32 モデム 33 制御部 34 メモリ 35 音声合成部 36 スイッチ 37 スピーカ 38 マイク 39 アンテナ 40 センター 41 電話機 42 モデム 43 制御部 44 地図データ 45 表示装置 46 操作装置 47 顧客データベース 48 メモリ 49 印刷装置 50 所轄の警察署・パトカー 51 筆跡、指紋、声紋のデータベース 52 所轄の消防署・消防車・救急車 53 ネットワーク管理センター 54 基地局群 55 事故現場
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 11/04 H04M 11/04 H04Q 9/00 301 H04Q 9/00 301B // G08G 1/13 G08G 1/13 Fターム(参考) 2E250 AA21 BB00 BB61 DD09 HH01 JJ00 5C087 AA22 AA40 AA44 BB12 BB20 BB46 BB62 BB64 BB74 BB76 DD05 DD14 EE14 EE18 FF01 FF04 FF05 FF17 FF20 FF23 FF30 GG02 GG07 GG19 GG20 GG23 GG54 GG59 GG83 5H180 AA01 BB05 CC30 EE08 FF03 FF13 FF21 LL01 LL09 5K048 AA15 BA42 DC01 EB01 EB02 EB08 EB13 5K101 KK14 LL12 MM05 MM07 NN14 PP03

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の外部に設けた指紋読取車外入力部
    と、前記指紋読取車外入力部から入力指紋データを受け
    取って記憶指紋データと比較する指紋判定記憶装置と、
    前記指紋判定記憶装置からの一致不一致判定信号に応じ
    てドアの開閉制御を行うドアロック制御装置と、車両の
    内部に設けた指紋読取車内入力部と、前記指紋読取車内
    入力部から入力指紋データを受け取って記憶指紋データ
    と比較する指紋判定記憶装置と、前記指紋判定記憶装置
    からの一致不一致判定信号に応じて車両の電気制御モー
    ドをアクセサリモードやイグニッションモードに変更す
    る手段と、キー状態を表示するキー状態表示装置とを具
    備することを特徴とする緊急通報システム。
  2. 【請求項2】 車両の外部に設けた筆跡読取車外入力部
    と、前記筆跡読取車外入力部から入力筆跡データを受け
    取って記憶筆跡データと比較する筆跡判定記憶装置と、
    前記筆跡判定記憶装置からの一致不一致判定信号に応じ
    てドアの開閉制御を行うドアロック制御装置と、車両の
    内部に設けた筆跡読取車内入力部と、前記筆跡読取車内
    入力部から入力筆跡データを受け取って記憶筆跡データ
    と比較する筆跡判定記憶装置と、前記筆跡判定記憶装置
    からの一致不一致判定信号に応じて車両の電気制御モー
    ドをアクセサリモードやイグニッションモードに変更す
    る手段と、キー状態を表示するキー状態表示装置とを具
    備することを特徴とする緊急通報システム。
  3. 【請求項3】 前記筆跡判定記憶装置と前記指紋判定記
    憶装置のセキュリティを解除した所有者をセンターに送
    信する手段と、セキュリティを解除することなしにドア
    が開いたりエンジンが起動されたことを検出したことに
    応じて、所有者以外の声紋を記憶する声紋判定記憶装置
    とを設けたことを特徴とする請求項1、2記載の緊急通
    報システム。
  4. 【請求項4】 車両を使用する全員の指紋、筆跡、声紋
    を登録する手段を設けたことを特徴とする請求項3記載
    の緊急通報システム。
  5. 【請求項5】 前記筆跡判定記憶装置と前記指紋判定記
    憶装置と前記声紋判定記憶装置で記憶している所有者以
    外の筆跡データと指紋データと声紋データをデータ発信
    でセンターへ送信する手段を設けたことを特徴とする請
    求項3記載の緊急通報システム。
  6. 【請求項6】 車速やABS有無やブレーキアシスト有
    無をセンターに送信する手段と、センターからの指示に
    より減速や停止を制御する手段とを設けたことを特徴と
    する請求項1〜5記載の緊急通報システム。
  7. 【請求項7】 車両側からのABS有無データとブレー
    キアシスト有無データと車速データと緊急通報の原因デ
    ータとオペレータの操作とに基づいて、車両のエンジン
    制御装置やブレーキ制御装置を制御して減速や停止をさ
    せるコマンドを車両に送信する手段を備えたことを特徴
    とする緊急通報センター。
  8. 【請求項8】 車両の衝突時にエアバッグ展開装置の展
    開指令信号を車載電話の制御部に入力する手段と、ナビ
    ゲーション装置の位置検出手段から現在位置情報を制御
    部経由で取得してメモリに格納する手段と、車速検出装
    置から車速を制御部経由で取得する手段と、ブレーキ制
    御装置からABS有無とブレーキアシスト有無を取得す
    る手段と、筆跡判定記憶装置と指紋判定記憶装置により
    所有者を検出する手段と、車両のIDコードや現在位置
    や車速やABS有無やブレーキアシスト有無や所有者や
    緊急通報の原因や通報処理の優先順位を音声に変換する
    音声合成部と、車室内の雑音が入らないようにスイッチ
    を制御する手段と、前記展開指令信号に応じてモデムと
    携帯電話とアンテナを介してセンターに音声通信で発信
    する手段とを具備することを特徴とする緊急通報システ
    ム。
  9. 【請求項9】 エマージェンシーボタンからのオン信号
    に応じてセンターに音声通信で発信する手段と、前記指
    紋判定記憶装置または前記筆跡判定記憶装置のセキュリ
    ティを解除することなしにドアが開いたりエンジンが起
    動されたことを検出した場合にセンターに音声通信で発
    信する手段と、情報を音声で通信した後で乗員とセンタ
    ーが会話できるようスイッチを制御する手段とを設けた
    ことを特徴とする請求項8記載の緊急通報システム。
  10. 【請求項10】 車室内空気状態検出装置で所定濃度の
    排気ガスを検出したことに応じてセンターに音声通信で
    発信する手段を設けたことを特徴とする請求項8記載の
    緊急通報システム。
  11. 【請求項11】 通報順位選択ボタンで通報処理の優先
    順位を選択して設定しておく手段と、通報処理の優先順
    位の設定がなく、前記指紋判定記憶装置または前記筆跡
    判定記憶装置のセキュリティを解除することなしにドア
    が開いたりエンジンが起動されたことを検出した場合、
    優先的に警察に通報する手段と、通報処理の優先順位の
    設定がなく、前記エアバッグ展開装置からのエアバッグ
    展開信号を検出した場合や、前記車室内空気状態検出装
    置が異常を検出した場合は、優先的に消防に通報する手
    段とを設けたことを特徴とする請求項8記載の緊急通報
    システム。
  12. 【請求項12】 車載電話から音声通信で受信した各種
    情報を音声認識によりデータに変換する手段と、車両I
    Dや車両側で検出した所有者データから顧客データベー
    スを検索する手段と、現在位置データに基づいて地図デ
    ータを検索して表示装置に出力する手段と、音声認識に
    より変換したデータ内容を所轄の消防署や警察署や通信
    事業者のネットワーク管理センターに送信する手段と、
    所有者データから顧客データベースを検索して得た血液
    型等の身体情報を所轄の消防署に送信する手段とを具備
    することを特徴とする緊急通報センター。
  13. 【請求項13】 所轄の消防署や所轄の警察署から出動
    する救急車やパトカーなどの緊急車両に設置してある車
    載電話の電話番号を受信する手段と、前記電話番号に発
    信して、通報された位置データをその車載電話に送信す
    る手段とを具備することを特徴とする緊急通報センタ
    ー。
  14. 【請求項14】 位置データを受信する車載電話と、現
    在位置検出手段と経路探索手段と表示装置により緊急発
    生現場まで誘導するナビゲーション装置とを具備するこ
    とを特徴とする緊急車両。
  15. 【請求項15】 緊急通報発生位置をカバーする基地局
    がその時点で保持しているエリア内全ての携帯電話番号
    データと所有者情報を緊急通報センターに送信する手段
    と、緊急通報センターから受信した緊急車両の位置デー
    タをもとに、管理下にある基地局群の中の緊急通報現場
    付近の基地局に対して、緊急通報発生情報をその基地局
    のエリア内に同報するように指示する手段とを具備する
    ことを特徴とするネットワーク管理センター。
  16. 【請求項16】 緊急通報した車載電話との音声通信終
    了後に受信した所有者以外の筆跡データと指紋データと
    声紋データを所轄の警察署に送信する手段と、緊急通報
    関連のデータを全て記憶して置くメモリと、データを検
    索して表示装置や印刷装置に出力する手段とを具備する
    ことを特徴とする緊急通報センター。
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