JPH10111358A - 特装車の鍵装置 - Google Patents

特装車の鍵装置

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JPH10111358A
JPH10111358A JP28464996A JP28464996A JPH10111358A JP H10111358 A JPH10111358 A JP H10111358A JP 28464996 A JP28464996 A JP 28464996A JP 28464996 A JP28464996 A JP 28464996A JP H10111358 A JPH10111358 A JP H10111358A
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JP
Japan
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data
identification data
key
transponder
equipped vehicle
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JP28464996A
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English (en)
Inventor
Kazuo Sasaki
和夫 佐々木
Masami Hirano
正己 平野
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Takigen Manufacturing Co Ltd
Universal Bio Research Co Ltd
Original Assignee
Takigen Manufacturing Co Ltd
Unitec Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施錠管理をより厳重に行うことができるとと
もに、作業中であっても確実に施錠することができる特
装車の鍵装置を提供する。 【解決手段】 特装車のリーダ1では、通常、RFパワ
ー信号を所定時間間隔で送信する。これに対して、特装
車の作業者が特装車の扉に近づくと、作業者に携帯され
た鍵のトランスポンダ18は、上記RFパワー信号を受
信することで作動し、EEPROM24に記憶されてい
るIDデータ(システム識別IDデータ、マスタ・キー
・グループIDデータおよび鍵IDデータ)を送信す
る。リーダ1は、上記IDデータを受信し、EEPRO
M9に予め設定されているIDデータと比較し、全てが
一致すると、リレー14を駆動して電気錠20を開く。
また、作業者が特装車から離れると、トランスポンダ1
8は、RFパワーを受信できなくなるので、IDデータ
を送信しなくなる。リーダ1は、トランスポンダ18か
らの応答がなくなるので、電気錠20を自動的に施錠す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、宅配便の運搬車や
現金輸送車等の特に安全管理を必要とする特装車に用い
て好適な特装車の鍵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、宅配便の運搬車や現金輸送車
等の特装車では、あくまで、人間の注意力に頼ることに
より、荷物の搬入・搬出の際、自動車の扉を施錠するこ
とで、安全性を確保していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
特装車では、人間の注意力のみに頼っていたため、施錠
することを忘れたり、荷物の搬入・搬出の際に、両手が
ふさがることにより、施錠することを忘れるという問題
があった。
【0004】そこで本発明は、施錠管理をより厳重に行
うことができるとともに、作業中であっても確実に施錠
することができる特装車の鍵装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明による特装車の鍵装置は、外部の高周
波磁界を各部を駆動するための電力とする装置であっ
て、当該装置を識別するための応答装置識別データを記
憶する第1の記憶手段および電力が印加されると前記第
1の記憶手段に記憶されている応答装置識別データを送
信する第1の送信手段を備える応答装置と、前記高周波
磁界を発生する高周波発生手段、前記第1の送信手段か
ら送信された応答装置識別データを受信する第1の受信
手段、特装車の扉を施錠する電気錠、前記特装車の扉を
開けることを許可する応答装置を特定する応答装置識別
データを記憶する第2の記憶手段、前記第1の受信手段
によって受信された応答装置識別データと前記第2の記
憶手段に記憶されている応答装置識別データとが一致し
た場合には、前記電気錠を解錠する一方、前記応答装置
からの応答がない場合には、前記電気錠を施錠する第1
の制御手段を備え、前記特装車に設けられる読み取り装
置とを具備することを特徴とする。
【0006】また、好ましい態様として、前記読み取り
装置は、例えば請求項2記載のように、前記第1受信手
段によって受信された応答装置識別データと前記第2の
記憶手段に記憶されている応答装置識別データとが一致
しない場合、警告を発する警告手段を具備するようにし
てもよい。
【0007】また、好ましい態様として、前記読み取り
装置は、例えば請求項3記載のように、前記高周波発生
手段によって、所定時間間隔で、高周波磁界を発生する
ことようにしてもよい。
【0008】また、好ましい態様として、前記応答装置
および前記読み取り装置は、例えば請求項4記載のよう
に、前記応答装置識別データに加えて、システムを識別
するシステム識別データおよび特装車の設置地域を識別
するマスタ・キー・グループ識別データを授受するよう
にしてもよい。
【0009】また、好ましい態様として、前記応答装置
は、例えば請求項5記載のように、所定の通信プロトコ
ルに従って、前記読み取り装置との間におけるデータ授
受を制御する第2の制御手段を備え、前記応答装置およ
び前記読み取り装置は、前記所定の通信プロトコルに従
って、前記システム識別データ、前記マスタ・キー・グ
ループ識別データおよび前記応答装置識別データを授受
するようにしてもよい。
【0010】また、好ましい態様として、前記読み取り
装置は、例えば請求項6記載のように、前記読み取り装
置は、前記応答装置に対してデータを送信する第2の送
信手段と、前記制御手段によって前記電気錠が開けられ
ると、新たな応答装置識別データを生成する応答装置識
別データ生成手段と、前記第2の記憶手段に記憶されて
いる応答装置識別データを、前記応答装置識別データ生
成手段によって生成された新たな応答装置識別データで
書き換える第1の更新手段とを備え、前記第2の送信手
段によって前記新たな応答装置識別データを前記応答装
置に対して送信し、前記応答装置は、前記読み取り装置
が送信するデータを受信する第2の受信手段と、前記第
1の記憶手段に記憶されている応答装置識別データを、
前記第2の受信手段によって受信した前記新たな応答装
置識別データで書き換える第2の更新手段とを備えるよ
うにしてもよい。
【0011】また、好ましい態様として、前記応答装置
識別データおよびマスタ・キー・グループ識別データ
は、例えば請求項7記載のように、外部設定装置により
無線通信により書換可能であってもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、宅
配便等の運搬車に適用した一実施例として、図面を参照
して説明する。 A.実施例の構成 A−1.特装車に内蔵されるリーダおよび鍵(トランス
ポンダ)の構成 図1は本発明の実施例による特装車に内蔵されるリーダ
およびトランスポンダが内蔵された、特装車の錠を解錠
するための鍵の構成を示すブロック図である。また、図
3は、上記トランスポンダのより詳細な構成例を示すブ
ロック図である。図において、リーダ1は、特装車に内
蔵されており、変調回路2、RFパワー送信機3、DA
TA受信回路4、DATA復調回路5、MPU6、NG
表示用LED13、リレー14、スイッチングレギュレ
ータ15等から構成されている。以下、各部について説
明する。
【0013】変調回路2は、所定の信号を125KHz
でFSK変調し、RFパワー送信機3に供給する。RF
パワー送信機3は、上記変調信号をアンテナ16より送
信する。上記信号としては、鍵に内蔵されている後述す
るトランスポンダ18を作動させるためのRFパワー
や、トランスポンダ18に対して各種ID送信を要求す
るためのコマンドがある。次に、DATA受信回路4
は、後述するトランスポンダ18から送信される、6
2.5KHzでPSK変調された信号をアンテナ17で
受信し、DATA復調回路5に供給する。DATA復調
回路5は、受信信号を復調し、データ(各種ID)を取
り出し、MPU6のSIO(シリアル入出力インターフ
ェース)7へ供給する。
【0014】MPU6は、上記SIO7、CPU(中央
処理装置)8、EEPROM9、ROM(リードオンリ
メモリ)10、RAM(ランダムアクセスメモリ)11
およびPIO(パラレル入出力インターフェース)12
から構成されている。SIO7は、上記DATA復調回
路5からのデータをCPU8に供給する。CPU8は、
ROM10に格納されているプログラムを実行し、各種
コマンドの送信、トランスポンダ18からの各種データ
の受信、トランスポンダ18の認証、後述するリレー駆
動による電気錠20の解錠等の制御を行う。EEPRO
M9には、特装車に内蔵された当該リーダ1に対応する
トランスポンダ18を識別するための各種IDデータが
記憶されている。言い換えると、本リーダ1は、該EE
PROM9に記憶されているIDデータに一致するID
データを送信するトランスポンダ18が近接した場合に
のみ、電気錠20を解錠するようになっている。
【0015】また、ROM10には、上述したように、
CPU8によって実行されるプログラムが格納されてい
る。RAM11は、上記CPU8の制御に伴って生成さ
れるデータが格納されたり、ワーキングエリアとして用
いられる。PIO12は、CPU8の制御の下、CPU
8から供給される表示データをNG表示用LED13に
供給するとともに、CPU8から供給されるリレー駆動
用データをリレー14に供給する。NG表示用LED1
3は、トランスポンダ18から送信されるIDデータが
上記EEPROM9に格納されているIDデータと不一
致である場合、すなわち、適合しないトランスポンダで
解錠されようとした場合に、点灯される表示部である。
次に、リレー14は、上記リレー駆動用データが供給さ
れると、電気錠20を作動させて解錠する。スイッチン
グレギュレータ15は、図示しない商用電源を整流し、
直流電圧として、+5V、+24Vを発生し、上述した
各部へ電源として供給する。
【0016】A−2.特装車の外観構成 図2は、上述したリーダが内蔵された特装車の外観構成
を示す斜視図である。本実施例では、トランスポンダを
内蔵する鍵として、カード形状のものを採用している。
したがって、トランスポンダ18を内蔵したカードは、
例えば、胸ポケットに入れた状態、バッチのように、胸
に付けた状態で使用される。本実施例では、鍵に内蔵さ
れているトランスポンダ18は、特装車に内蔵されたリ
ーダ1から送信されるRFパワー信号を電源として作動
するようになっている。したがって、いつ鍵がリーダ1
の通信範囲に入ったかを知ることができないため、常時
あるいは所定時間間隔で、RFパワー信号を送信し、ト
ランスポンダ18からの応答をチェックし、応答がなけ
れば、電気錠20を閉じ、応答があれば、IDデータの
認証を行うようになっている。
【0017】A−3.トランスポンダの構成 図3(a)、(b)は、上述したトランスポンダ18の
構成例を示すブロック図である。図3(a)に示すトラ
ンスポンダ18は、アンテナ19、送受信回路22、C
PU23、EEPROM24から構成されている。アン
テナ19は、上述したリーダ1から送信されるRFパワ
ー信号や変調信号を受信し、送受信回路22に供給す
る。送受信回路22は、図示しない整流回路を備えてお
り、受信したRFパワー信号を整流して所定の直流電圧
を取り出し、CPU23およびEEPROM24に電源
として供給するとともに、受信信号を復調し、リーダ1
から送信される各種コマンドを取り出してCPU23に
供給する。
【0018】CPU23は、プログラムを内蔵するRO
MやワークエリアとしてのRAM等を内蔵しており(図
示略)、RFパワー信号により作動し、リーダ1から送
信される各種コマンドを解釈し、受信したコマンドに応
じて、EEPROM24に予め格納されている各種ID
データを読み出し、送受信回路22によって変調してア
ンテナ19から送信する。EEPROM24には、上述
したように、予め各種IDデータが記憶されており、該
各種IDデータは、CPU23によって適宜読み出され
る。このように、図3(a)に示すトランスポンダ18
を採用した場合には、トランスポンダ18は、リーダ1
からのIDデータ要求コマンドに応じて、対応するID
データを送信する。
【0019】ここで、図4は、上記リーダ1と上記トラ
ンスポンダ18とで授受されるデータフォーマットを示
す概念図である。図示するように、データは、スタート
ビット、データ(12ビット)、パリティビット、スト
ップビットから構成されており、1キャラクタ単位で、
データ部分で各種IDデータを送信し、その後にエラー
チェック用のデータを同一フォーマットで1キャラクタ
送信する。この場合、トランスポンダ18は、図5に示
すように、リーダ1からの要求に応じて、システム識別
IDデータ、マスターキーグループIDデータおよび鍵
IDデータを送信するようになっている。すなわち、ト
ランスポンダ18は、リーダ1からRFパワーを受信す
ると、まず、自動的に、システム識別IDデータを送信
し、次いで、マスターキーグループID要求コマンドを
受信すると、これに応じて、マスターキーグループID
データを送信し、さらに、鍵ID要求コマンドを受信す
ると、これに応じて、鍵IDデータを送信する。
【0020】なお、システム識別IDデータは、例え
ば、特装車のメーカ毎に設定され、該メーカを識別する
ためのIDデータであり、固定値となっている。また、
マスター・キー・グループIDデータは、特装車の設置
場所でグループ化し、該グループを識別するためのID
データであり、変更可能となっている。さらに、鍵ID
データは、トランスポンダ(鍵)18を識別するための
IDデータであり、やはり変更可能となっている。リー
ダ1は、これらシステム識別IDデータ、マスターキー
グループIDデータおよび鍵IDデータの全てが一致し
た場合にのみ、電気錠を解錠するようになっている。
【0021】一方、図3(b)に示すトランスポンダ1
8は、アンテナ19、送受信回路26およびEEPRO
M27から構成されている。アンテナ19は、上述した
リーダ1から送信されるRFパワー信号や変調信号を受
信し、送受信回路26に供給する。送受信回路26は、
図示しない整流回路を備えており、受信したRFパワー
信号を整流して所定の直流電圧を取り出し、EEPRO
M27に電源として供給するとともに、EEPROM2
7から供給される各種IDデータを変調し、アンテナ1
9から送信する。EEPROM27には、上述したよう
に、予め各種IDデータが記憶されており、電源が供給
されると、記憶されていた各種IDデータを自動的に送
受信回路26に供給する。このように、図3(b)に示
すトランスポンダ18を採用した場合には、トランスポ
ンダ18は、RFパワー信号を受信した時点で、EEP
ROM26に予め記憶されている各種IDデータを送信
する。
【0022】ここで、図6は、上記リーダと上記トラン
スポンダとで授受されるデータフォーマットを示す概念
図である。図示するように、データは、スタートビット
(8ビット)、システム識別IDデータ(16ビッ
ト)、マスターキーグループIDデータ(24ビッ
ト)、鍵IDデータ(24ビット)、データBCC(1
6ビット)、ストップビット(8ビット)の全128ビ
ットから構成されている。この場合、トランスポンダ1
8は、図7に示すように、RFパワーを受信することで
作動すると、自動的に、上記データフォーマットで、シ
ステム識別IDデータ、マスターキーグループIDデー
タおよび鍵IDデータを送信するようになっている。な
お、システム識別IDデータ、マスターキーグループI
Dデータおよび鍵IDデータの目的およびその内容は、
前述した通りである。
【0023】B.実施例の動作 次に、上述した実施例による特装車に内蔵されたリーダ
1および鍵に内蔵されたトランスポンダ18の動作につ
いて説明する。なお、以下では、上述したリーダ、トラ
ンスポンダ、データフォーマットの組み合わせに応じ
て、以下のケースについて各々の動作を説明する。 CPU有り、ID更新機能有り CPU有り、ID更新機能無し CPU無し、ID更新機能有り CPU無し、ID更新機能無し また、以下では、CPU有り、ID更新機能有り・無
し、およびCPU無し、ID更新機能有り・無しにおけ
るIDデータ設定処理の動作についても説明する。
【0024】B−1.解錠・施錠処理(CPU有り、
ID更新機能有り) まず、CPU23を備えるトランスポンダ(ID更新機
能有り)18を用いた場合における解錠処理について説
明する。ここで、図8および図9は、CPU23を備え
るトランスポンダ(ID更新機能有り)18における、
リーダ1およびトランスポンダ18での解錠処理の動作
を説明するためのフローチャートである。
【0025】まず、特装車のリーダ1では、通常、図8
に示すステップS12、S14、S16、S32、S3
0からなるループで、RFパワー信号を所定時間間隔で
送信する。これに対して、特装車の作業者が特装車の扉
に近づくと、作業者に携帯された鍵のトランスポンダ1
8は、上記RFパワー信号を受信することで作動し、図
9に示すステップS40で、EEPROM24からシス
テム識別IDデータ、マスタ・キー・グループIDデー
タおよび鍵IDデータを読み込む。次に、ステップS4
2で、図4に示すデータフォーマットで、システム識別
IDデータを送信する。
【0026】リーダ1では、ステップS14で、上記シ
ステム識別IDデータを受信し、ステップS16で、自
身のEEPROM9に予め設定されているシステム識別
IDデータと照合し、一致すれば、ステップS18に進
み、マスタ・キー・グループIDデータ要求コマンドを
送信する。これに対して、鍵のトランスポンダ18で
は、ステップS44で、上記マスタ・キー・グループI
Dデータ要求コマンドを受信すると、ステップS46
で、ステップS40で読み出したマスタ・キー・グルー
プIDデータを図4に示すデータフォーマットで送信す
る。リーダ1では、ステップS20で、上記マスタ・キ
ー・グループIDデータを受信する。特装車のリーダ1
では、上記ステップS18,S20、鍵のトランスポン
ダ18では、上記ステップS44,S46を繰り返すこ
とにより、鍵IDデータ要求コマンドの送受信、および
鍵IDデータの送受信を行い、図4に示すデータフォー
マットで鍵IDデータを授受する。
【0027】次に、特装車のリーダ1では、ステップS
22で、上記マスタ・キー・グループIDデータおよび
鍵IDデータを、EEPROM9に予め設定されている
IDデータと照合することにより、一致するか否かを判
断し、それぞれ一致すると、ステップS24に進み、リ
レー14を駆動し、電気錠20を開く。そして、ステッ
プS26で、新たなIDデータ(マスタ・キー・グルー
プIDデータまたは/および鍵IDデータ)を乱数によ
って生成し、EEPROM9のIDデータを更新し、記
憶する。次に、ステップS28で、上記新たなIDデー
タ(マスタ・キー・グループIDデータまたは/および
鍵IDデータ)を送信する。
【0028】これに対して、鍵のトランスポンダ18で
は、ステップS48で、上記新たなIDデータ(マスタ
・キー・グループIDデータまたは/および鍵IDデー
タ)を受信し、該新たなIDデータで、EEPROM2
4のIDデータを書き換え、更新する。
【0029】さらに、特装車のリーダ1では、ステップ
S30で、システム運用データとして、解錠した日時、
解錠に用いられたトランスポンダ(鍵またはカード)を
識別するための鍵IDデータ(個別かマスタか)を記録
する。
【0030】また、リーダ1において、ステップS16
で、何らのデータを受信しない場合、トランスポンダ1
8から送信されたシステム識別IDが自身のものと一致
しない場合、あるいは、ステップS22で、トランスポ
ンダ18から送信されたマスタ・キー・グループIDデ
ータあるいは鍵IDデータが自身のものと一致しない場
合には、ステップS32で、電気錠20を閉じて、上述
したステップS30で、システム運用データを記録し、
ステップS12に戻る。以下、ステップS12以降を繰
り返し実行する。
【0031】B−2.解錠・施錠処理(CPU有り、
ID更新機能無し) 次に、CPU23を備えるトランスポンダ(ID更新機
能無し)18を用いた場合における解錠処理について説
明する。ここで、図10および図11は、CPU23を
備えるトランスポンダ(ID更新機能無し)18におけ
る、リーダ1およびトランスポンダ18での解錠処理の
動作を説明するためのフローチャートである。
【0032】まず、リーダ1では、通常、図10に示す
ステップS62、S64、S66、S78、S76から
なるループで、RFパワー信号を所定時間間隔で送信す
る。これに対して、特装車の作業者が特装車の扉に近づ
くと、作業者に携帯された鍵のトランスポンダ18は、
上記RFパワー信号を受信することで作動し、図11に
示すステップS80で、EEPROM24からシステム
識別IDデータ、マスタ・キー・グループIDデータお
よび鍵IDデータを読み込む。次に、ステップS82
で、図4に示すデータフォーマットで、システム識別I
Dデータを送信する。
【0033】リーダ1では、ステップS64で、上記シ
ステム識別IDデータを受信し、ステップS66で、自
身のEEPROM9に予め設定されているシステム識別
IDデータと照合し、一致すれば、ステップS68に進
み、マスタ・キー・グループIDデータ要求コマンドを
送信する。
【0034】これに対して、鍵のトランスポンダ18で
は、ステップS84で、上記マスタ・キー・グループI
Dデータ要求コマンドを受信すると、ステップS86
で、ステップS80で読み出したマスタ・キー・グルー
プIDデータを図4に示すデータフォーマットで送信す
る。リーダ1では、ステップS70で、上記マスタ・キ
ー・グループIDデータを受信する。そして、特装車の
リーダ1では、上記ステップS68,S70、鍵のトラ
ンスポンダ18では、上記ステップS84,S86を繰
り返すことにより、鍵IDデータ要求コマンドの送受
信、および鍵IDデータの送受信を行い、図4に示すデ
ータフォーマットで鍵IDデータを授受する。
【0035】次に、特装車のリーダ1では、ステップS
72で、上記マスタ・キー・グループIDデータおよび
鍵IDデータを、EEPROM9に予め設定されている
データと照合することにより、一致するか否かを判断
し、それぞれ一致すると、ステップS74に進み、リレ
ー14を駆動し、電気錠20を開く。さらに、特装車の
リーダ1では、ステップS76で、システム運用データ
として、解錠した日時、解錠に用いられたトランスポン
ダ18を識別するための鍵IDデータ(個別かマスタ
か)を記録する。
【0036】また、リーダ1において、ステップS66
で、何らのデータを受信しない場合、トランスポンダ1
8から送信されたシステム識別IDが自身のものと一致
しない場合、あるいは、ステップS72で、トランスポ
ンダ18から送信されたマスタ・キー・グループIDデ
ータあるいは鍵IDデータが自身のものと一致しない場
合には、ステップS78で、電気錠20を閉じて、上述
したステップS76で、システム運用データを記録し、
ステップS62に戻る。以下、ステップS62以降を繰
り返し実行する。
【0037】B−3.解錠・施錠処理(CPU無し、
ID更新機能有り) 次に、CPUを備えていないトランスポンダ(ID更新
機能有り)18を用いた場合における解錠処理について
説明する。ここで、図12および図13は、CPUを備
えていないトランスポンダ(ID更新機能有り)18に
おける、リーダ1およびトランスポンダ18での解錠処
理の動作を説明するためのフローチャートである。
【0038】まず、特装車のリーダ1では、通常、図1
2に示すステップS92、S94、S96、S106、
S104からなるループで、RFパワー信号を所定時間
間隔で送信する。これに対して、特装車の作業者が特装
車の扉に近づくと、作業者に携帯された鍵のトランスポ
ンダ18は、上記RFパワー信号を受信することで作動
し、図13に示すステップS110で、EEPROM2
7からシステム識別IDデータ、マスタ・キー・グルー
プIDデータおよび鍵IDデータを読み込む。次に、ス
テップS112で、図6に示すデータフォーマットで、
システム識別IDデータマスタ・キー・グループIDデ
ータおよび鍵IDデータを送信する。
【0039】リーダ1では、ステップS94で、上記シ
ステム識別IDデータ、マスタ・キー・グループIDデ
ータおよび鍵IDデータを受信し、ステップS96で、
自身のEEPROM9に予め設定されているシステム識
別IDデータ、マスタ・キー・グループIDデータおよ
び鍵IDデータと照合し、一致すれば、ステップS98
に進み、リレー14を駆動し、電気錠20を開く。そし
て、ステップS100で、新たなIDデータ(マスタ・
キー・グループIDデータまたは/および鍵IDデー
タ)を乱数によって生成し、EEPROM9のIDデー
タを更新し、記憶する。次に、ステップS102で、上
記新たなIDデータ(マスタ・キー・グループIDデー
タまたは/および鍵IDデータ)を送信する。
【0040】これに対して、鍵のトランスポンダ18で
は、ステップS114で、上記新たなIDデータ(マス
タ・キー・グループIDデータまたは/および鍵IDデ
ータ)を受信し、ステップS116で、該新たなIDデ
ータで、EEPROM27のIDデータを書き換え、更
新する。
【0041】さらに、特装車のリーダ1では、ステップ
S104で、システム運用データとして、解錠した日
時、解錠に用いられたトランスポンダ18を識別するた
めの鍵IDデータ(個別かマスタか)を記録する。
【0042】また、リーダ1において、ステップS96
で、何らのデータを受信しない場合、トランスポンダ1
8から送信されたシステム識別ID、マスタ・キー・グ
ループIDデータまたは鍵IDデータのいずれか1つで
も自身のものと一致しない場合には、ステップS106
で、電気錠20を閉じて、上述したステップS104
で、システム運用データを記録し、ステップS92に戻
る。以下、ステップS92以降を繰り返し実行する。
【0043】B−4.解錠・施錠処理(CPU無し、
ID更新機能無し) 次に、CPUを備えていないトランスポンダ(ID更新
機能無し)18を用いた場合における解錠処理について
説明する。ここで、図14および図15は、CPUを備
えていないトランスポンダ(ID更新機能無し)18に
おける、リーダ1およびトランスポンダ18での解錠処
理の動作を説明するためのフローチャートである。
【0044】まず、特装車のリーダ1では、通常、図1
4に示すステップS122、S124、S126、S1
32、S130からなるループで、RFパワー信号を所
定時間間隔で送信する。これに対して、特装車の作業者
が特装車の扉に近づくと、作業者に携帯された鍵のトラ
ンスポンダ18は、上記RFパワー信号を受信すること
で作動し、図15に示すステップS140で、EEPR
OM27からシステム識別IDデータ、マスタ・キー・
グループIDデータおよび鍵IDデータを読み込む。次
に、ステップS142で、図6に示すデータフォーマッ
トで、システム識別IDデータマスタ・キー・グループ
IDデータおよび鍵IDデータを送信する。
【0045】リーダ1では、ステップS124で、上記
システム識別IDデータ、マスタ・キー・グループID
データおよび鍵IDデータを受信し、ステップS126
で、自身のEEPROM9に予め設定されているシステ
ム識別IDデータ、マスタ・キー・グループIDデータ
および鍵IDデータと照合し、一致すれば、ステップS
128に進み、リレー14を駆動し、電気錠20を開
く。さらに、特装車のリーダ1では、ステップS130
で、システム運用データとして、解錠した日時、解錠に
用いられたトランスポンダ(鍵またはカード)18を識
別するための鍵IDデータ(個別かマスタか)を記録す
る。
【0046】また、リーダ1において、ステップS12
6で、トランスポンダ18から送信されたシステム識別
ID、マスタ・キー・グループIDデータまたは鍵ID
データのいずれか1つでも自身のものと一致しない場合
には、ステップS132で、電気錠20を閉じて、上述
したステップS130で、システム運用データを記録
し、ステップS122に戻る。以下、ステップS122
以降を繰り返し実行する。
【0047】このように、解錠・施錠処理においては、
作業者がカード形状の鍵を携帯して特装車に近づくと、
鍵のトランスポンダ18は、リーダ1からのRFパワー
を受信することで、自動的に、IDデータを送信するこ
とになる。そして、IDデータが一致すれば、電気錠2
0が解錠される。これに対して、作業者が荷物を運ぶな
どして特装車から離れ、RFパワーが届かなくなると、
トランスポンダ18は作動しないので、リーダ1は、I
Dデータを受信できなくなる。したがって、自動的に電
気錠20が施錠されることなり、施錠することを忘れる
ということを防止できる。また、鍵は、カード形状であ
り、鍵穴に挿入する必要がないので、荷物を搬入・搬出
する際に両手が塞がるような場合でも、自動的に、電気
錠20を施錠、解錠することが可能となる。
【0048】B−5.IDデータ設定処理(CPU有
り) 次に、CPU23を備えるトランスポンダ18を用いた
場合におけるIDデータ設定処理について説明する。当
該IDデータ設定処理は、リーダ1およびトランスポン
ダ18の出荷時、鍵の紛失などの場合に、リーダ1およ
びトランスポンダ18に既に設定されているIDデータ
(マスターキーグループIDデータまたは/および鍵I
Dデータ)を変更する場合に実行される。ここで、図1
6ないし図18は、CPU23を備えるトランスポンダ
(ID更新機能有り・無し)18における、設定器(図
示略)、リーダ1およびトランスポンダ18におけるI
Dデータ設定処理の動作を説明するためのフローチャー
トである。
【0049】図示しない設定器では、まず、ステップS
150で、新IDデータ(マスターキーグループIDデ
ータまたは/および鍵IDデータ)が設定され、リーダ
1のデータ通信範囲内に移動させられる。そして、リー
ダ1のデータ通信範囲内に移動すると、ステップS15
2で、特装車のリーダ1に対してシステム識別IDデー
タを送信する。
【0050】これに対して、特装車のリーダ1では、設
定器が該リーダの通信範囲内に移動した時点で、図17
に示すステップS160において、設定器から送信され
るデータ(システム識別ID)を自動的に受信する。次
に、データを受信すると、ステップS162で、受信し
たデータがEEPROM9に予め設定されているシステ
ム識別IDと一致するか照合し、一致すると、ステップ
S164に進み、設定器に対してマスタ・キー・グルー
プIDデータ要求コマンドを送信する。
【0051】設定器では、ステップS154で、リーダ
1からマスタ・キー・グループIDデータ要求コマンド
を受信すると、ステップS156で、新たなIDデータ
(マスタ・キー・グループIDデータまたは/および鍵
IDデータ)を設定するというコマンド、言い換える
と、マスタ・キー・グループIDデータ要求コマンドに
対するマスタ・キー・グループIDデータ以外の所定の
データを、特装車のリーダ1に対して送信した後、ステ
ップS158で、新たなIDデータ(マスタ・キー・グ
ループIDデータまたは/および鍵IDデータ)をリー
ダ1に対して送信する。
【0052】特装車のリーダ1では、ステップS166
で、マスタ・キー・グループIDデータ要求に対するデ
ータを受信し、ステップS168で、受信したデータが
新たなIDデータの設定データ(コマンド)であるか判
断し、設定データであると、ステップS170に進み、
設定器から送信された新たなIDデータ(マスタ・キー
・グループIDデータまたは/および鍵IDデータ)を
受信する。次に、ステップS172で、受信した新たな
IDデータ(マスタ・キー・グループIDデータまたは
/および鍵IDデータ)でEEPROM9に格納されて
いるIDデータを更新し、記憶する。そして、ステップ
S174で、鍵のトランスポンダ18に対して、上記新
たなIDデータ(マスタ・キー・グループIDデータま
たは/および鍵IDデータ)を送信する。
【0053】これに対して、鍵のトランスポンダ18で
は、当該トランスポンダ18がリーダのデータ通信範囲
にあると、図18に示すステップS190で、新IDデ
ータを自動的に受信し、ステップS192で、受信した
新たなIDデータ(マスタ・キー・グループIDデータ
または/および鍵IDデータ)でEEPROM24に格
納されているIDデータを更新し、記憶する。
【0054】一方、リーダ1では、図17に示すステッ
プS176で、システムのIDデータ変更完了処理とし
て、鍵のトランスポンダ18との間でIDデータを授受
することにより、新たなIDデータ(マスタ・キー・グ
ループIDデータまたは/および鍵IDデータ)の変更
を確認する。そして、ステップS178で、システム運
用データとして、IDデータを変更(設定)した日時、
トランスポンダ(鍵)18を識別するための鍵IDデー
タ(個別かマスタか)、およびIDデータを変更(設
定)したことを記録する。
【0055】また、特装車のリーダ1において、ステッ
プS162で、設定器から送信されたシステム識別ID
と自身のシステム識別IDとが一致しない場合、あるい
は、ステップS168で、受信したデータが新たなID
データの設定データ(コマンド)でない場合には、ステ
ップS180で、防犯および警報システムを作動させ
る。
【0056】このように、上述した処理によれば、CP
U23を備えているトランスポンダ18を用いる場合に
は、新たなIDデータを設定する際に、システムIDデ
ータを特装車のリーダ1に送信するとともに、リーダ1
からのマスタ・キー・グループIDデータ要求コマンド
に対して所定のデータを送信することで、該リーダ1を
自動的に新たなIDデータ受信処理へ移行させることが
できる。したがって、リーダ1およびトランスポンダ1
8は、通常のデータ授受処理と同様のデータ授受処理を
行うことで、新たなIDデータ(マスタ・キー・グルー
プIDデータまたは/および鍵IDデータ)を設定する
ことができる。
【0057】B−6.IDデータ設定処理(CPU無
し) 次に、CPUを備えていないトランスポンダ18を用い
た場合におけるIDデータ設定処理について説明する。
ここで、図19ないし図21は、CPUを備えていない
トランスポンダ(ID更新機能有り・無し)18におけ
る、設定器(図示略)、リーダ1およびトランスポンダ
18におけるIDデータ設定処理の動作を説明するため
のフローチャートである。
【0058】図示しない設定器では、まず、図19に示
すステップS200で、新IDデータ(マスターキーグ
ループIDデータまたは/および鍵IDデータ)が設定
され、リーダ1のデータ通信範囲内に移動させられる。
そして、リーダ1のデータ通信範囲内に移動すると、ス
テップS202で、特装車のリーダ1に対して、設定器
を識別するための設定器IDデータを送信した後、ステ
ップS204で、新たなIDデータを送信する。
【0059】これに対して、特装車のリーダ1では、設
定器が通信範囲内に移動した時点で、図20に示すステ
ップS210において、設定器から送信される設定器I
Dデータを自動的に受信する。次に、設定器IDデータ
を受信すると、ステップS212で、受信した設定器I
Dデータが所定のデータであるか照合し、所定のデータ
である場合には、ステップS214に進み、設定器から
送信される新たなIDデータを受信する。
【0060】次に、リーダ1は、ステップS216で、
受信した新たなIDデータ(マスタ・キー・グループI
Dデータまたは/および鍵IDデータ)でEEPROM
9に格納されているIDデータを更新し、記憶する。そ
して、ステップS218で、鍵のトランスポンダ18に
対して、上記新たなIDデータ(マスタ・キー・グルー
プIDデータまたは/および鍵IDデータ)を送信す
る。
【0061】これに対して、鍵のトランスポンダ18で
は、当該トランスポンダ18がリーダ1のデータ通信範
囲にあると、図21に示すステップS230で、新ID
データを自動的に受信し、ステップS232で、受信し
た新たなIDデータ(マスタ・キー・グループIDデー
タまたは/および鍵IDデータ)でEEPROM27に
格納されているIDデータを更新し、記憶する。
【0062】一方、リーダ1では、図20に示すステッ
プS220で、システムのIDデータ変更完了処理とし
て、鍵のトランスポンダ18との間でIDデータを授受
することにより、新たなIDデータ(マスタ・キー・グ
ループIDデータまたは/および鍵IDデータ)の変更
を確認する。そして、ステップS222で、システム運
用データとして、IDデータを変更(設定)した日時、
トランスポンダ(鍵)18を識別するための鍵IDデー
タ(個別かマスタか)およびIDデータを変更(設定)
したことを記録する。
【0063】また、特装車のリーダ1において、ステッ
プS212で、設定器から送信された設定器IDデータ
が所定のデータでない場合には、ステップS224で、
防犯および警報システムを作動させる。
【0064】このように、上述した処理によれば、CP
U23を備えていないトランスポンダ18を用いる場
合、新たなIDデータを設定する際に、設定器固有の設
定器IDデータを特装車のリーダ1に送信することで、
該リーダ1を自動的に新たなIDデータ受信処理へ移行
させることができる。したがって、リーダ1およびトラ
ンスポンダ18は、通常のデータ授受処理と同様のデー
タ授受処理を行うことで、新たなIDデータ(マスタ・
キー・グループIDデータまたは/および鍵IDデー
タ)を設定することができる。
【0065】なお、上記実施例では、トランスポンダ1
8を内蔵した1つの鍵で、特装車の錠を解錠するように
したが、より安全性を高めるために、複数の鍵が揃った
時点で電気錠20を解錠するようにしてもよい。この場
合、各鍵のトランスポンダ18には、異なるIDデータ
を記憶させており、リーダ1側では、上記複数のIDデ
ータの全てが一致した時点で、電気錠20を解錠する。
また、鍵のトランスポンダ18と特装車のリーダ1との
IDデータが不一致である場合、防犯および警報システ
ムを作動させるようにしたが、具体的には、警報音を鳴
らしたり、防犯カメラを作動させたり、通信回線を介し
て通報したりというように、少なくとも1つ、あるいは
これらを組み合わせて用いる。
【0066】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、応答装置
が特装車に近接すると、読み取り装置の高周波発生手段
からの高周波磁界を電力とし、第1の送信手段から第1
の記憶手段に記憶されている応答装置識別データが送信
され、該応答装置識別データが読み取り装置の第2の記
憶手段に記憶されている応答装置識別データとが一致す
ると、電気錠が解錠される一方、前記応答装置からの応
答がない場合には、前記電気錠を施錠するようにしたの
で、施錠管理をより厳重に行うことができるとともに、
作業中であっても確実に施錠することができるという利
点が得られる。
【0067】また、請求項2記載の発明によれば、前記
第1受信手段によって受信された応答装置識別データと
前記第2の記憶手段に記憶されている応答装置識別デー
タとが一致しない場合、警告手段によって警告を発する
ようにしたので、より機密性を向上させることができ、
より安全性を向上させることができるという利点が得ら
れる。
【0068】また、請求項3記載の発明によれば、前記
高周波発生手段によって、所定時間間隔で、高周波磁界
を発生するようにしたので、電力消費を低減することが
できるという利点が得られる。
【0069】また、請求項4記載の発明によれば、前記
応答装置および前記読み取り装置は、前記応答装置識別
データに加えて、システムを識別するシステム識別デー
タおよび特装車の設置地域を識別するマスタ・キー・グ
ループ識別データを授受するようにしたので、より機密
性を向上させることができ、より安全性を向上させるこ
とができるという利点が得られる。
【0070】また、請求項5記載の発明によれば、前記
応答装置に、所定の通信プロトコルに従って、前記読み
取り装置との間におけるデータ授受を制御する第2の制
御手段を備え、前記応答装置および前記読み取り装置と
の間で、前記所定の通信プロトコルに従って、前記シス
テム識別データ、前記マスタ・キー・グループ識別デー
タおよび前記応答装置識別データを授受するようにした
ので、より機密性を向上させることができ、より安全性
を向上させることができるという利点が得られる。
【0071】また、請求項6記載の発明によれば、電気
錠を解錠する度に、認証に必要な応答装置識別データを
書き換えるようにしたので、より機密性を向上させるこ
とができ、より安全性を向上させることができるととと
もに、応答装置の不正なコピーを防止できるという利点
が得られる。
【0072】また、請求項7記載の発明によれば、前記
応答装置識別データおよびマスタ・キー・グループ識別
データを外部設定装置により無線通信により書換可能と
するようにしたので、応答装置(鍵)の紛失、盗難が生
じた場合でも、非接触で識別データの書き換えができる
ので、ハードウェアを取り替えることなく、更新できる
という利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による特装車システムの構成を
示すブロック図である。
【図2】トランスポンダが内蔵された鍵(カード形状)
とリーダが内蔵された特装車の外観構成を示す斜視図で
ある。
【図3】トランスポンダのより詳細な構成例を示すブロ
ック図である。
【図4】トランスポンダがCPUを備える場合における
リーダとトランスポンダとで授受されるデータフォーマ
ットを示す概念図である。
【図5】トランスポンダがCPUを備える場合における
リーダとトランスポンダとの間でのデータ授受を示す概
念図である。
【図6】トランスポンダがCPUを備えない場合におけ
るリーダとトランスポンダとで授受されるデータフォー
マットを示す概念図である。
【図7】トランスポンダがCPUを備えない場合におけ
るリーダとトランスポンダとの間でのデータ授受を示す
概念図である。
【図8】CPUを備えるトランスポンダ(ID更新機能
有り)の場合における、リーダでの解錠処理の動作を説
明するためのフローチャートである。
【図9】CPUを備えるトランスポンダ(ID更新機能
有り)の場合における、トランスポンダでの解錠処理の
動作を説明するためのフローチャートである。
【図10】CPUを備えるトランスポンダ(ID更新機
能無し)の場合における、リーダでの解錠処理の動作を
説明するためのフローチャートである。
【図11】CPUを備えるトランスポンダ(ID更新機
能無し)の場合における、トランスポンダでの解錠処理
の動作を説明するためのフローチャートである。
【図12】CPUを備えていないトランスポンダ(ID
更新機能有り)の場合における、リーダでの解錠処理の
動作を説明するためのフローチャートである。
【図13】CPUを備えていないトランスポンダ(ID
更新機能有り)の場合における、トランスポンダでの解
錠処理の動作を説明するためのフローチャートである。
【図14】CPUを備えていないトランスポンダ(ID
更新機能無し)の場合における、リーダでの解錠処理の
動作を説明するためのフローチャートである。
【図15】CPUを備えていないトランスポンダ(ID
更新機能無し)の場合における、トランスポンダでの解
錠処理の動作を説明するためのフローチャートである。
【図16】CPUを備えるトランスポンダ(ID更新機
能有り・無し)の場合における、設定器(図示略)での
IDデータ設定処理の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図17】CPUを備えるトランスポンダ(ID更新機
能有り・無し)の場合、リーダでのIDデータ設定処理
の動作を説明するためのフローチャートである。
【図18】CPUを備えるトランスポンダ(ID更新機
能有り・無し)の場合における、トランスポンダでのI
Dデータ設定処理の動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図19】CPUを備えていないトランスポンダ(ID
更新機能有り・無し)の場合における、設定器(図示
略)でのIDデータ設定処理の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図20】CPUを備えていないトランスポンダ(ID
更新機能有り・無し)の場合、リーダでのIDデータ設
定処理の動作を説明するためのフローチャートである。
【図21】CPUを備えていないトランスポンダ(ID
更新機能有り・無し)の場合における、トランスポンダ
でのIDデータ設定処理の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 リーダ 2 変調回路(高周波発生手段、第2の送信手段) 3 RFパワー送信機(高周波発生手段、第2の送信手
段) 4 DATA受信回路(第1の受信手段) 5 DATA復調回路(第1の受信手段) 6 MPU 7 SIO 8 CPU(第1の制御手段、応答装置識別データ生成
手段、第1の更新手段) 9 EEPROM(第2の記憶手段) 10 ROM 11 RAM 12 PIO 13 NG表示用LED(警告手段) 14 リレー(第1の制御手段) 15 スイッチングレギュレータ 16,17 アンテナ 18 トランスポンダ 19 アンテナ 20 電気錠 22 送受信回路(第1の送信手段、第2の受信手段、
第2の更新手段) 23 CPU(第2の制御手段) 24 EEPROM(第1の記憶手段) 26 送受信回路(第1の送信手段、第2の受信手段、
第2の更新手段) 27 EEPROM(第1の記憶手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部の高周波磁界を各部を駆動するため
    の電力とする装置であって、当該装置を識別するための
    応答装置識別データを記憶する第1の記憶手段および電
    力が印加されると前記第1の記憶手段に記憶されている
    応答装置識別データを送信する第1の送信手段を備える
    応答装置と、 前記高周波磁界を発生する高周波発生手段、前記第1の
    送信手段から送信された応答装置識別データを受信する
    第1の受信手段、特装車の扉を施錠する電気錠、前記特
    装車の扉を開けることを許可する応答装置を特定する応
    答装置識別データを記憶する第2の記憶手段、前記第1
    の受信手段によって受信された応答装置識別データと前
    記第2の記憶手段に記憶されている応答装置識別データ
    とが一致した場合には、前記電気錠を解錠する一方、前
    記応答装置からの応答がない場合には、前記電気錠を施
    錠する第1の制御手段を備え、前記特装車に設けられる
    読み取り装置とを具備することを特徴とする特装車の鍵
    装置。
  2. 【請求項2】 前記読み取り装置は、前記第1受信手段
    によって受信された応答装置識別データと前記第2の記
    憶手段に記憶されている応答装置識別データとが一致し
    ない場合、警告を発する警告手段を具備することを特徴
    とする請求項1記載の特装車の鍵装置。
  3. 【請求項3】 前記読み取り装置は、前記高周波発生手
    段によって、所定時間間隔で、高周波磁界を発生するこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の特装車の鍵装
    置。
  4. 【請求項4】 前記応答装置および前記読み取り装置
    は、前記応答装置識別データに加えて、システムを識別
    するシステム識別データおよび特装車の設置地域を識別
    するマスタ・キー・グループ識別データを授受すること
    を特徴とする請求項1ないし3記載の特装車の鍵装置。
  5. 【請求項5】 前記応答装置は、所定の通信プロトコル
    に従って、前記読み取り装置との間におけるデータ授受
    を制御する第2の制御手段を備え、 前記応答装置および前記読み取り装置は、前記所定の通
    信プロトコルに従って、前記システム識別データ、前記
    マスタ・キー・グループ識別データおよび前記応答装置
    識別データを授受することを特徴とする請求項1ないし
    4記載の特装車の鍵装置。
  6. 【請求項6】 前記読み取り装置は、前記応答装置に対
    してデータを送信する第2の送信手段と、前記制御手段
    によって前記電気錠が開けられると、新たな応答装置識
    別データを生成する応答装置識別データ生成手段と、前
    記第2の記憶手段に記憶されている応答装置識別データ
    を、前記応答装置識別データ生成手段によって生成され
    た新たな応答装置識別データで書き換える第1の更新手
    段とを備え、前記第2の送信手段によって前記新たな応
    答装置識別データを前記応答装置に対して送信し、 前記応答装置は、前記読み取り装置が送信するデータを
    受信する第2の受信手段と、前記第1の記憶手段に記憶
    されている応答装置識別データを、前記第2の受信手段
    によって受信した前記新たな応答装置識別データで書き
    換える第2の更新手段とを備えることを特徴とする請求
    項1ないし5記載の特装車の鍵装置。
  7. 【請求項7】 前記応答装置識別データおよびマスタ・
    キー・グループ識別データは、外部設定装置により無線
    通信により書換可能であることを特徴とする請求項1な
    いし6記載の特装車の鍵装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005248624A (ja) * 2004-03-05 2005-09-15 Tokai Rika Co Ltd 車両使用制限システム、車両側通信装置及び外部通信装置

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JP2005248624A (ja) * 2004-03-05 2005-09-15 Tokai Rika Co Ltd 車両使用制限システム、車両側通信装置及び外部通信装置

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