JPH10169272A - 錠開閉管理システム - Google Patents

錠開閉管理システム

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Publication number
JPH10169272A
JPH10169272A JP8352328A JP35232896A JPH10169272A JP H10169272 A JPH10169272 A JP H10169272A JP 8352328 A JP8352328 A JP 8352328A JP 35232896 A JP35232896 A JP 35232896A JP H10169272 A JPH10169272 A JP H10169272A
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JP
Japan
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data
identification data
transponder
key
response device
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Pending
Application number
JP8352328A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Sasaki
和夫 佐々木
Masami Hirano
正己 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takigen Manufacturing Co Ltd
Universal Bio Research Co Ltd
Original Assignee
Takigen Manufacturing Co Ltd
Unitec Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Takigen Manufacturing Co Ltd, Unitec Co Ltd filed Critical Takigen Manufacturing Co Ltd
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Publication of JPH10169272A publication Critical patent/JPH10169272A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入退室やメンテナンス等を容易に管理するこ
とができる錠開閉管理システムを提供する。 【解決手段】 保管庫のリーダ1では、通常、RFパワ
ー信号を所定時間間隔で送信する。これに対して、作業
者がトランスポンダ18が設けられた鍵を鍵穴に挿入す
ると、上記RFパワー信号を受信することで作動し、E
EPROM24に記憶されているIDデータを送信す
る。リーダ1は、上記IDデータを受信し、EEPRO
M9に予め設定されているIDデータと比較し、一致す
ると、システム運用データとして、解錠した日時、解錠
に用いられたトランスポンダ(鍵またはカード)18を
識別するための鍵IDデータ(個別かマスタか)を記録
する。該システム運用データは、定期的にリーダ1の無
線部14から送信され、自動記録管理装置20の無線部
31により受信されて集計されたり、所定のフォーマッ
トで印字出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入退室管理や自動
販売機等のサービス管理を自動的に行う錠開閉管理シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、入退室する人間、入退室する
時刻を制限するような施設での入退室管理においては、
入退室する扉の錠を開けて入退室する際に、誰がいつ出
入りしたかを、タイムレコーダ等で時刻を記録したり、
入出者にサインをさせるどして行っていた。また、例え
ば薬剤や現金、商品等を保管する保管庫や、商品を無人
で販売する自動販売機等に係るサービス管理において
は、誰がいつメンテナンスを行ったかを(品物の搬入・
搬出、売上回収や商品の入れ替え、補充等のために錠を
開けたかを)、ノートに記帳したりするなどして行って
いた。また、いずれの場合であっても、定期的に上記記
録をマニュアルで集計するなどして総合的な管理を行っ
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
入退室管理システムやサービス管理システムでは、入退
室の時刻や記名、集計などをマニュアルで行っていたた
め、記録を忘れたり、集計に時間や手間がかかるという
問題があった。
【0004】そこで本発明は、入退室やメンテナンス時
に生じる、錠の開閉を把握することにより、入退室やメ
ンテナンス等を容易に管理することができる錠開閉管理
システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明による錠開閉管理システムは、外部の
高周波磁界を各部を駆動するための電力とする装置であ
って、当該装置を識別するための応答装置識別データを
記憶する第1の記憶手段および電力が印加されると前記
第1の記憶手段に記憶されている応答装置識別データを
送信する第1の送信手段を備え、作業者が携帯する鍵に
設けられる応答装置と、前記高周波磁界を発生する高周
波発生手段、前記第1の送信手段から送信された応答装
置識別データを受信する第1の受信手段、当該装置に対
応する応答装置を特定する応答装置識別データを記憶す
る第2の記憶手段、時刻を計時する計時手段、前記第1
の受信手段によって受信された応答装置識別データと前
記第2の記憶手段に記憶されている応答装置識別データ
とが一致した場合には、少なくとも、前記計時手段によ
る現在時刻を記録する記録手段を備え、前記鍵によって
施錠・解錠される錠側に設けられる読み取り装置とを具
備することを特徴とする。
【0006】また、好ましい態様として、前記読み取り
装置は、例えば請求項2記載のように、前記第1受信手
段によって受信された応答装置識別データと前記第2の
記憶手段に記憶されている応答装置識別データとが一致
しない場合、警告を発する警告手段を具備するようにし
てもよい。
【0007】また、好ましい態様として、前記読み取り
装置は、例えば請求項3記載のように、前記高周波発生
手段によって、所定時間間隔で、高周波磁界を発生する
ことようにしてもよい。
【0008】また、好ましい態様として、前記応答装置
および前記読み取り装置は、例えば請求項4記載のよう
に、前記応答装置識別データに加えて、システムを識別
するシステム識別データおよび特装車の設置地域を識別
するマスタ・キー・グループ識別データを授受するよう
にしてもよい。
【0009】また、好ましい態様として、前記応答装置
は、例えば請求項5記載のように、所定の通信プロトコ
ルに従って、前記読み取り装置との間におけるデータ授
受を制御する第2の制御手段を備え、前記応答装置およ
び前記読み取り装置は、前記所定の通信プロトコルに従
って、前記システム識別データ、前記マスタ・キー・グ
ループ識別データおよび前記応答装置識別データを授受
するようにしてもよい。
【0010】また、好ましい態様として、前記読み取り
装置は、例えば請求項6記載のように、前記読み取り装
置は、前記応答装置に対してデータを送信する第2の送
信手段と、前記応答装置識別データの受信後、新たな応
答装置識別データを生成する応答装置識別データ生成手
段と、前記第2の記憶手段に記憶されている応答装置識
別データを、前記応答装置識別データ生成手段によって
生成された新たな応答装置識別データで書き換える第1
の更新手段とを備え、前記第2の送信手段によって前記
新たな応答装置識別データを前記応答装置に対して送信
し、前記応答装置は、前記読み取り装置が送信するデー
タを受信する第2の受信手段と、前記第1の記憶手段に
記憶されている応答装置識別データを、前記第2の受信
手段によって受信した前記新たな応答装置識別データで
書き換える第2の更新手段とを備えるようにしてもよ
い。
【0011】また、好ましい態様として、前記応答装置
識別データおよびマスタ・キー・グループ識別データ
は、例えば請求項7記載のように、外部設定装置により
無線通信により書換可能であってもよい。
【0012】また、好ましい態様として、前記読み取り
手段は、例えば請求項8記載のように、前記記録手段に
記憶された情報を外部機器に送出する出力手段を備え、
前記外部機器として、前記出力手段から出力される情報
を受信する受信手段、および前記受信手段により受信し
た情報を集計する集計手段を備える管理手段を具備する
ようにしてもよい。
【0013】また、好ましい態様として、前記出力手段
は、例えば請求項9記載のように、前記記録手段に記憶
された情報を無線により送信するようにしてもよい。
【0014】また、好ましい態様として、前記出力手段
は、例えば請求項10記載のように、前記記録手段に記
憶された情報を有線により送信するようにしてもよい。
【0015】また、好ましい態様として、前記出力手段
は、例えば請求項11記載のように、前記記録手段に記
憶された情報を電話回線を介して送信するようにしても
よい。
【0016】また、好ましい態様として、前記読み取り
装置は、例えば請求項12記載のように、前記錠を解錠
/施錠することにより開閉される扉の開閉を検知する検
出手段を具備するようにしてもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、保
管庫の錠開閉管理に適用した一実施例として、図面を参
照して説明する。 A.実施例の構成 A−1.リーダおよび鍵(トランスポンダ)の構成 図1は本発明の実施例による保管庫に設けられるリーダ
および保管庫の錠に設けられたトランスポンダの構成を
示すブロック図である。また、図3は、上記トランスポ
ンダのより詳細な構成例を示すブロック図である。図に
おいて、リーダ1は、既存の保管庫に設けられ、変調回
路2、RFパワー送信機3、DATA受信回路4、DA
TA復調回路5、MPU6、NG表示用LED13、リ
レー14、スイッチングレギュレータ15等から構成さ
れている。以下、各部について説明する。
【0018】変調回路2は、所定の信号を125KHz
でFSK変調し、RFパワー送信機3に供給する。RF
パワー送信機3は、上記変調信号をアンテナ16より送
信する。上記信号としては、鍵に内蔵されている後述す
るトランスポンダ18を作動させるためのRFパワー
や、トランスポンダ18に対して各種ID送信を要求す
るためのコマンドがある。次に、DATA受信回路4
は、後述するトランスポンダ18から送信される、6
2.5KHzでPSK変調された信号をアンテナ17で
受信し、DATA復調回路5に供給する。DATA復調
回路5は、受信信号を復調し、データ(各種ID)を取
り出し、MPU6のSIO(シリアル入出力インターフ
ェース)7へ供給する。
【0019】MPU6は、上記SIO7、CPU(中央
処理装置)8、EEPROM9、ROM(リードオンリ
メモリ)10、RAM(ランダムアクセスメモリ)11
およびPIO(パラレル入出力インターフェース)12
から構成されている。SIO7は、上記DATA復調回
路5からのデータをCPU8に供給する。CPU8は、
ROM10に格納されているプログラムを実行し、各種
コマンドの送信、トランスポンダ18からの各種データ
の受信、トランスポンダ18の認証、トランスポンダ1
8からの各種IDデータの記録、現在時刻の計時等の制
御を行う。
【0020】EEPROM9には、保管庫に設けられた
当該リーダ1に対応するトランスポンダ18を識別する
ための各種IDデータが記憶されている。言い換える
と、本リーダ1は、該EEPROM9に記憶されている
IDデータに一致するIDデータを送信するトランスポ
ンダ18が近接した場合、すなわち、保管庫に保管され
ている品物を搬出したり、搬入するために作業者が、対
応する鍵を鍵穴に差し込んだ際、トランスポンダ18の
IDデータとEEPROM9に記憶されているIDデー
タとが一致すると、そのときの日時やIDデータを記録
するようになっている。
【0021】また、ROM10には、上述したように、
CPU8によって実行されるプログラムが格納されてい
る。RAM11は、上記CPU8の制御に伴って生成さ
れるデータが格納されたり、ワーキングエリアとして用
いられる。PIO12は、CPU8の制御の下、CPU
8から供給される表示データをNG表示用LED13に
供給するとともに、所定タイミングで、錠の開閉(入退
室)日時やトランスポンダ18のIDデータを無線部1
4に供給する。
【0022】NG表示用LED13は、トランスポンダ
18から送信されるIDデータが上記EEPROM9に
格納されているIDデータと不一致である場合、すなわ
ち、適合しない鍵で解錠されようとした場合に、点灯さ
れる表示部である。無線部14は、所定タイミングで錠
の開閉(入退室)日時やトランスポンダ18のIDデー
タを、後述する自動記録管理システムに送信するように
なっている。スイッチングレギュレータ15は、図示し
ない商用電源を整流し、直流電圧として、+5V、+2
4Vを発生し、上述した各部へ電源として供給する。
【0023】また、自動記録管理装置20は、所定の管
理プログラムが実行される端末(パーソナルコンピュー
タ、ワークステーション等)から構成されており、上記
リーダ1の無線部14から送信される錠の開閉(入退
室)日時やトランスポンダ18のIDデータを無線部2
7で受信し、所定のフォーマットでプリンタ28で印字
出力する。なお、図示の例では、リーダ1は1つしかな
いが、実際には、各所に設置された複数のリーダ1から
の情報を受信し、一括して管理できるようになってい
る。
【0024】A−2.保管庫の外観構成 図2は、上述したリーダが内蔵された保管庫の外観構成
を示す斜視図である。本実施例では、トランスポンダ1
8は、既存の鍵の把持部に埋め込まれており、保管庫に
配設したリーダ1から送信されるRFパワー信号を電源
として作動するようになっている。リーダ1は、常時あ
るいは所定時間間隔で、RFパワー信号を送信し、トラ
ンスポンダ18からの応答をチェックし、応答がなけれ
ば、何もせず、応答があれば、IDデータの認証を行う
ようになっている。
【0025】A−3.トランスポンダの構成 図3(a)、(b)は、上述したトランスポンダ18の
構成例を示すブロック図である。図3(a)に示すトラ
ンスポンダ18は、アンテナ19、送受信回路22、C
PU23、EEPROM24から構成されている。アン
テナ19は、上述したリーダ1から送信されるRFパワ
ー信号や変調信号を受信し、送受信回路22に供給す
る。送受信回路22は、図示しない整流回路を備えてお
り、受信したRFパワー信号を整流して所定の直流電圧
を取り出し、CPU23およびEEPROM24に電源
として供給するとともに、受信信号を復調し、リーダ1
から送信される各種コマンドを取り出してCPU23に
供給する。
【0026】CPU23は、プログラムを内蔵するRO
MやワークエリアとしてのRAM等を内蔵しており(図
示略)、RFパワー信号により作動し、リーダ1から送
信される各種コマンドを解釈し、受信したコマンドに応
じて、EEPROM24に予め格納されている各種ID
データを読み出し、送受信回路22によって変調してア
ンテナ19から送信する。EEPROM24には、上述
したように、予め各種IDデータが記憶されており、該
各種IDデータは、CPU23によって適宜読み出され
る。このように、図3(a)に示すトランスポンダ18
を採用した場合には、トランスポンダ18は、リーダ1
からのIDデータ要求コマンドに応じて、対応するID
データを送信する。
【0027】ここで、図4は、上記リーダ1と上記トラ
ンスポンダ18とで授受されるデータフォーマットを示
す概念図である。図示するように、データは、スタート
ビット、データ(12ビット)、パリティビット、スト
ップビットから構成されており、1キャラクタ単位で、
データ部分で各種IDデータを送信し、その後にエラー
チェック用のデータを同一フォーマットで1キャラクタ
送信する。この場合、トランスポンダ18は、図5に示
すように、リーダ1からの要求に応じて、システム識別
IDデータ、マスターキーグループIDデータおよび鍵
IDデータを送信するようになっている。すなわち、ト
ランスポンダ18は、リーダ1からRFパワーを受信す
ると、まず、自動的に、システム識別IDデータを送信
し、次いで、マスターキーグループID要求コマンドを
受信すると、これに応じて、マスターキーグループID
データを送信し、さらに、鍵ID要求コマンドを受信す
ると、これに応じて、鍵IDデータを送信する。
【0028】なお、システム識別IDデータは、例え
ば、特装車のメーカ毎に設定され、該メーカを識別する
ためのIDデータであり、固定値となっている。また、
マスター・キー・グループIDデータは、保管庫の設置
場所でグループ化し、該グループを識別するためのID
データであり、変更可能となっている。さらに、鍵ID
データは、トランスポンダ(鍵)18を識別するための
IDデータであり、やはり変更可能となっている。
【0029】一方、図3(b)に示すトランスポンダ1
8は、アンテナ19、送受信回路26およびEEPRO
M27から構成されている。アンテナ19は、上述した
リーダ1から送信されるRFパワー信号や変調信号を受
信し、送受信回路26に供給する。送受信回路26は、
図示しない整流回路を備えており、受信したRFパワー
信号を整流して所定の直流電圧を取り出し、EEPRO
M27に電源として供給するとともに、EEPROM2
7から供給される各種IDデータを変調し、アンテナ1
9から送信する。EEPROM27には、上述したよう
に、予め各種IDデータが記憶されており、電源が供給
されると、記憶されていた各種IDデータを自動的に送
受信回路26に供給する。このように、図3(b)に示
すトランスポンダ18を採用した場合には、トランスポ
ンダ18は、RFパワー信号を受信した時点で、EEP
ROM26に予め記憶されている各種IDデータを送信
する。
【0030】ここで、図6は、上記リーダと上記トラン
スポンダとで授受されるデータフォーマットを示す概念
図である。図示するように、データは、スタートビット
(8ビット)、システム識別IDデータ(16ビッ
ト)、マスターキーグループIDデータ(24ビッ
ト)、鍵IDデータ(24ビット)、データBCC(1
6ビット)、ストップビット(8ビット)の全128ビ
ットから構成されている。この場合、トランスポンダ1
8は、図7に示すように、RFパワーを受信することで
作動すると、自動的に、上記データフォーマットで、シ
ステム識別IDデータ、マスターキーグループIDデー
タおよび鍵IDデータを送信するようになっている。な
お、システム識別IDデータ、マスターキーグループI
Dデータおよび鍵IDデータの目的およびその内容は、
前述した通りである。
【0031】A−4.自動記録管理装置 次に、図8は、上述したリーダ1で記録した錠の開閉記
録(入退室記録)を集計する自動記録管理装置の構成を
示す概念図である。図において、無線部14は、前述し
たように、リーダ1において、システム運用データとし
て記録した、解錠・施錠された日時、解錠・施錠に用い
られたトランスポンダ(鍵またはカード)を識別するた
めの鍵IDデータ(個別かマスタか)を送信する。無線
部14から送信されたシステム運用データは、所定の場
所に設置された自動記録管理装置の無線部27により受
信される。
【0032】自動記録管理部20は、所定の管理プログ
ラムが実行される端末(パーソナルコンピュータ、ワー
クステーション等)30、上記無線部31、およびプリ
ンタ32から構成されている。端末30は、所定の管理
プログラムを実行し、複数のリーダから無線部14から
送信されてくるシステム運用データを、無線部31によ
り受信し、図示しない大容量記憶装置(ハードディスク
等)に記憶し、所定のフォーマットでプリンタ32で印
字出力する。なお、必要に応じて、集計する場合には、
例えばRS−232C等のインターフェースを介して、
ノートパソコン等をリーダ1に接続し、リーダ1に記録
した上記情報を管理するようにしてもよい。
【0033】B.実施例の動作 次に、上述した実施例による保管庫に設けられたリーダ
1および鍵に内蔵されたトランスポンダ18の動作につ
いて説明する。なお、以下では、上述したリーダ、トラ
ンスポンダ、データフォーマットの組み合わせに応じ
て、以下のケースについて各々の動作を説明する。 CPU有り、ID更新機能有り CPU有り、ID更新機能無し CPU無し、ID更新機能有り CPU無し、ID更新機能無し また、以下では、CPU有り、ID更新機能有り・無
し、およびCPU無し、ID更新機能有り・無しにおけ
るIDデータ設定処理の動作についても説明する。
【0034】B−1.解錠・施錠処理(CPU有り、
ID更新機能有り) まず、CPU23を備えるトランスポンダ(ID更新機
能有り)18を用いた場合における解錠処理について説
明する。ここで、図9および図10は、CPU23を備
えるトランスポンダ(ID更新機能有り)18におけ
る、リーダ1およびトランスポンダ18での解錠処理の
動作を説明するためのフローチャートである。
【0035】まず、保管庫のリーダ1では、通常、図9
に示すステップS12、S14、S16、S32、S3
0からなるループで、RFパワー信号を所定時間間隔で
送信する。これに対して、作業者が保管庫の鍵穴21に
鍵を挿入すると、鍵に内蔵されたトランスポンダ18
は、上記RFパワー信号を受信することで作動し、図1
0に示すステップS40で、EEPROM24からシス
テム識別IDデータ、マスタ・キー・グループIDデー
タおよび鍵IDデータを読み込む。次に、ステップS4
2で、図4に示すデータフォーマットで、システム識別
IDデータを送信する。
【0036】リーダ1では、ステップS14で、上記シ
ステム識別IDデータを受信し、ステップS16で、自
身のEEPROM9に予め設定されているシステム識別
IDデータと照合し、一致すれば、ステップS18に進
み、マスタ・キー・グループIDデータ要求コマンドを
送信する。これに対して、鍵のトランスポンダ18で
は、ステップS44で、上記マスタ・キー・グループI
Dデータ要求コマンドを受信すると、ステップS46
で、ステップS40で読み出したマスタ・キー・グルー
プIDデータを図4に示すデータフォーマットで送信す
る。リーダ1では、ステップS20で、上記マスタ・キ
ー・グループIDデータを受信する。保管庫のリーダ1
では、上記ステップS18,S20、鍵のトランスポン
ダ18では、上記ステップS44,S46を繰り返すこ
とにより、鍵IDデータ要求コマンドの送受信、および
鍵IDデータの送受信を行い、図4に示すデータフォー
マットで鍵IDデータを授受する。
【0037】次に、保管庫のリーダ1では、ステップS
22で、上記マスタ・キー・グループIDデータおよび
鍵IDデータを、EEPROM9に予め設定されている
IDデータと照合することにより、一致するか否かを判
断し、それぞれ一致すると、ステップS26で、新たな
IDデータ(マスタ・キー・グループIDデータまたは
/および鍵IDデータ)を乱数によって生成し、EEP
ROM9のIDデータを更新し、記憶する。次に、ステ
ップS28で、上記新たなIDデータ(マスタ・キー・
グループIDデータまたは/および鍵IDデータ)を送
信する。
【0038】これに対して、鍵のトランスポンダ18で
は、ステップS48で、上記新たなIDデータ(マスタ
・キー・グループIDデータまたは/および鍵IDデー
タ)を受信し、該新たなIDデータで、EEPROM2
4のIDデータを書き換え、更新する。
【0039】さらに、保管庫のリーダ1では、ステップ
S30で、システム運用データとして、解錠した日時、
解錠に用いられたトランスポンダ(鍵またはカード)を
識別するための鍵IDデータ(個別かマスタか)を記録
する。リーダ1は、上記システム運用データを、無線部
14により定期的に送信する。該システム運用データ
は、自動記録管理装置20の無線部31により受信さ
れ、端末30により集計され、所定のフォーマットでプ
リンタ32で印字出力される。
【0040】また、リーダ1において、ステップS16
で、何らのデータを受信しない場合、トランスポンダ1
8から送信されたシステム識別IDが自身のものと一致
しない場合、あるいは、ステップS22で、トランスポ
ンダ18から送信されたマスタ・キー・グループIDデ
ータあるいは鍵IDデータが自身のものと一致しない場
合には、ステップS32で、防犯および警報システムを
作動させた後、上述したステップS30で、システム運
用データを記録し、ステップS12に戻る。以下、ステ
ップS12以降を繰り返し実行する。
【0041】B−2.解錠・施錠処理(CPU有り、
ID更新機能無し) 次に、CPU23を備えるトランスポンダ(ID更新機
能無し)18を用いた場合における解錠処理について説
明する。ここで、図11および図12は、CPU23を
備えるトランスポンダ(ID更新機能無し)18におけ
る、リーダ1およびトランスポンダ18での解錠処理の
動作を説明するためのフローチャートである。
【0042】まず、リーダ1では、通常、図11に示す
ステップS62、S64、S66、S78、S76から
なるループで、RFパワー信号を所定時間間隔で送信す
る。これに対して、作業者が保管庫の鍵穴21に鍵を挿
入すると、鍵に内蔵されたトランスポンダ18は、上記
RFパワー信号を受信することで作動し、図12に示す
ステップS80で、EEPROM24からシステム識別
IDデータ、マスタ・キー・グループIDデータおよび
鍵IDデータを読み込む。次に、ステップS82で、図
4に示すデータフォーマットでシステム識別IDデータ
を送信する。
【0043】リーダ1では、ステップS64で、上記シ
ステム識別IDデータを受信し、ステップS66で、自
身のEEPROM9に予め設定されているシステム識別
IDデータと照合し、一致すれば、ステップS68に進
み、マスタ・キー・グループIDデータ要求コマンドを
送信する。
【0044】これに対して、鍵のトランスポンダ18で
は、ステップS84で、上記マスタ・キー・グループI
Dデータ要求コマンドを受信すると、ステップS86
で、ステップS80で読み出したマスタ・キー・グルー
プIDデータを図4に示すデータフォーマットで送信す
る。リーダ1では、ステップS70で、上記マスタ・キ
ー・グループIDデータを受信する。そして、保管庫の
リーダ1では、上記ステップS68,S70、鍵のトラ
ンスポンダ18では、上記ステップS84,S86を繰
り返すことにより、鍵IDデータ要求コマンドの送受
信、および鍵IDデータの送受信を行い、図4に示すデ
ータフォーマットで鍵IDデータを授受する。
【0045】次に、保管庫のリーダ1では、ステップS
72で、上記マスタ・キー・グループIDデータおよび
鍵IDデータを、EEPROM9に予め設定されている
データと照合することにより、一致するか否かを判断
し、それぞれ一致すると、ステップS76で、システム
運用データとして、解錠した日時、解錠に用いられたト
ランスポンダ18を識別するための鍵IDデータ(個別
かマスタか)を記録する。リーダ1は、上記システム運
用データを、無線部14により定期的に送信する。該シ
ステム運用データは、自動記録管理装置20の無線部3
1により受信され、端末30により集計され、所定のフ
ォーマットでプリンタ32で印字出力される。
【0046】また、リーダ1において、ステップS66
で、何らのデータを受信しない場合、トランスポンダ1
8から送信されたシステム識別IDが自身のものと一致
しない場合、あるいは、ステップS72で、トランスポ
ンダ18から送信されたマスタ・キー・グループIDデ
ータあるいは鍵IDデータが自身のものと一致しない場
合には、ステップS78で、防犯および警報システムを
作動させた後、上述したステップS76で、システム運
用データを記録し、ステップS62に戻る。以下、ステ
ップS62以降を繰り返し実行する。
【0047】B−3.解錠・施錠処理(CPU無し、
ID更新機能有り) 次に、CPUを備えていないトランスポンダ(ID更新
機能有り)18を用いた場合における解錠処理について
説明する。ここで、図13および図14は、CPUを備
えていないトランスポンダ(ID更新機能有り)18に
おける、リーダ1およびトランスポンダ18での解錠処
理の動作を説明するためのフローチャートである。
【0048】まず、保管庫のリーダ1では、通常、図1
3に示すステップS92、S94、S96、S106、
S104からなるループで、RFパワー信号を所定時間
間隔で送信する。これに対して、作業者が保管庫の鍵穴
21に鍵を挿入すると、鍵に内蔵されたトランスポンダ
18は、上記RFパワー信号を受信することで作動し、
図14に示すステップS110で、EEPROM27か
らシステム識別IDデータ、マスタ・キー・グループI
Dデータおよび鍵IDデータを読み込む。次に、ステッ
プS112で、図6に示すデータフォーマットで、シス
テム識別IDデータマスタ・キー・グループIDデータ
および鍵IDデータを送信する。
【0049】リーダ1では、ステップS94で、上記シ
ステム識別IDデータ、マスタ・キー・グループIDデ
ータおよび鍵IDデータを受信し、ステップS96で、
自身のEEPROM9に予め設定されているシステム識
別IDデータ、マスタ・キー・グループIDデータおよ
び鍵IDデータと照合し、一致すれば、ステップS10
0で、新たなIDデータ(マスタ・キー・グループID
データまたは/および鍵IDデータ)を乱数によって生
成し、EEPROM9のIDデータを更新し、記憶す
る。次に、ステップS102で、上記新たなIDデータ
(マスタ・キー・グループIDデータまたは/および鍵
IDデータ)を送信する。
【0050】これに対して、鍵のトランスポンダ18で
は、ステップS114で、上記新たなIDデータ(マス
タ・キー・グループIDデータまたは/および鍵IDデ
ータ)を受信し、ステップS116で、該新たなIDデ
ータで、EEPROM27のIDデータを書き換え、更
新する。
【0051】さらに、保管庫のリーダ1では、ステップ
S104で、システム運用データとして、解錠した日
時、解錠に用いられたトランスポンダ18を識別するた
めの鍵IDデータ(個別かマスタか)を記録する。リー
ダ1は、上記システム運用データを、無線部14により
定期的に送信する。該システム運用データは、自動記録
管理装置20の無線部31により受信され、端末30に
より集計され、所定のフォーマットでプリンタ32で印
字出力される。
【0052】また、リーダ1において、ステップS96
で、何らのデータを受信しない場合、トランスポンダ1
8から送信されたシステム識別ID、マスタ・キー・グ
ループIDデータまたは鍵IDデータのいずれか1つで
も自身のものと一致しない場合には、ステップS106
で、防犯および警報システムを作動させた後、上述した
ステップS104で、システム運用データを記録し、ス
テップS92に戻る。以下、ステップS92以降を繰り
返し実行する。
【0053】B−4.解錠・施錠処理(CPU無し、
ID更新機能無し) 次に、CPUを備えていないトランスポンダ(ID更新
機能無し)18を用いた場合における解錠処理について
説明する。ここで、図15および図16は、CPUを備
えていないトランスポンダ(ID更新機能無し)18に
おける、リーダ1およびトランスポンダ18での解錠処
理の動作を説明するためのフローチャートである。
【0054】まず、保管庫のリーダ1では、通常、図1
5に示すステップS122、S124、S126、S1
32、S130からなるループで、RFパワー信号を所
定時間間隔で送信する。これに対して、作業者が保管庫
の鍵穴21に鍵を挿入すると、鍵に内蔵されたトランス
ポンダ18は、上記RFパワー信号を受信することで作
動し、図16に示すステップS140で、EEPROM
27からシステム識別IDデータ、マスタ・キー・グル
ープIDデータおよび鍵IDデータを読み込む。次に、
ステップS142で、図6に示すデータフォーマットで
システム識別IDデータマスタ・キー・グループIDデ
ータおよび鍵IDデータを送信する。
【0055】リーダ1では、ステップS124で、上記
システム識別IDデータ、マスタ・キー・グループID
データおよび鍵IDデータを受信し、ステップS126
で、自身のEEPROM9に予め設定されているシステ
ム識別IDデータ、マスタ・キー・グループIDデータ
および鍵IDデータと照合し、一致すれば、ステップS
130で、システム運用データとして、解錠した日時、
解錠に用いられたトランスポンダ(鍵またはカード)1
8を識別するための鍵IDデータ(個別かマスタか)を
記録する。リーダ1は、上記システム運用データを、無
線部25により定期的に送信する。該システム運用デー
タは、自動記録管理装置20の無線部31により受信さ
れ、端末30により集計され、所定のフォーマットでプ
リンタ32で印字出力される。
【0056】また、リーダ1において、ステップS12
6で、トランスポンダ18から送信されたシステム識別
ID、マスタ・キー・グループIDデータまたは鍵ID
データのいずれか1つでも自身のものと一致しない場合
には、ステップS132で、防犯および警報システムを
作動させた後、上述したステップS130で、システム
運用データを記録し、ステップS122に戻る。以下、
ステップS122以降を繰り返し実行する。
【0057】このように、解錠・施錠処理においては、
作業者が保管庫の鍵穴21に鍵を挿入すると、鍵に内蔵
されたトランスポンダ18は、リーダ1からのRFパワ
ーを受信することで、自動的に、IDデータを送信する
ことになる。そして、IDデータが一致すれば、そのと
きの日時や、トランスポンダ18のIDデータが記録さ
れる。そして、該記録された情報は、所定のタイミング
で自動記録管理装置20の無線部31により受信され、
端末30により集計され、所定のフォーマットでプリン
タ32で印字出力される。したがって、保管庫の解錠・
施錠の日時、そのときに使用されたトランスポンダ18
を自動的に管理することができる。また、保管庫ではな
く、部屋とすれば、入退室を自動的に管理することがで
きる。
【0058】B−5.IDデータ設定処理(CPU有
り) 次に、CPU23を備えるトランスポンダ18を用いた
場合におけるIDデータ設定処理について説明する。当
該IDデータ設定処理は、リーダ1およびトランスポン
ダ18の出荷時、鍵の紛失などの場合に、リーダ1およ
びトランスポンダ18に既に設定されているIDデータ
(マスターキーグループIDデータまたは/および鍵I
Dデータ)を変更する場合に実行される。ここで、図1
7ないし図19は、CPU23を備えるトランスポンダ
(ID更新機能有り・無し)18における、設定器(図
示略)、リーダ1およびトランスポンダ18におけるI
Dデータ設定処理の動作を説明するためのフローチャー
トである。
【0059】図示しない設定器では、まず、ステップS
150で、新IDデータ(マスターキーグループIDデ
ータまたは/および鍵IDデータ)が設定され、リーダ
1のデータ通信範囲内に移動させられる。そして、リー
ダ1のデータ通信範囲内に移動すると、ステップS15
2で、保管庫のリーダ1に対してシステム識別IDデー
タを送信する。
【0060】これに対して、保管庫のリーダ1では、設
定器が該リーダの通信範囲内に移動した時点で、図18
に示すステップS160において、設定器から送信され
るデータ(システム識別ID)を自動的に受信する。次
に、データを受信すると、ステップS162で、受信し
たデータがEEPROM9に予め設定されているシステ
ム識別IDと一致するか照合し、一致すると、ステップ
S164に進み、設定器に対してマスタ・キー・グルー
プIDデータ要求コマンドを送信する。
【0061】設定器では、ステップS154で、リーダ
1からマスタ・キー・グループIDデータ要求コマンド
を受信すると、ステップS156で、新たなIDデータ
(マスタ・キー・グループIDデータまたは/および鍵
IDデータ)を設定するというコマンド、言い換える
と、マスタ・キー・グループIDデータ要求コマンドに
対するマスタ・キー・グループIDデータ以外の所定の
データを、保管庫のリーダ1に対して送信した後、ステ
ップS158で、新たなIDデータ(マスタ・キー・グ
ループIDデータまたは/および鍵IDデータ)をリー
ダ1に対して送信する。
【0062】保管庫のリーダ1では、ステップS166
で、マスタ・キー・グループIDデータ要求に対するデ
ータを受信し、ステップS168で、受信したデータが
新たなIDデータの設定データ(コマンド)であるか判
断し、設定データであると、ステップS170に進み、
設定器から送信された新たなIDデータ(マスタ・キー
・グループIDデータまたは/および鍵IDデータ)を
受信する。次に、ステップS172で、受信した新たな
IDデータ(マスタ・キー・グループIDデータまたは
/および鍵IDデータ)でEEPROM9に格納されて
いるIDデータを更新し、記憶する。そして、ステップ
S174で、鍵のトランスポンダ18に対して、上記新
たなIDデータ(マスタ・キー・グループIDデータま
たは/および鍵IDデータ)を送信する。
【0063】これに対して、鍵のトランスポンダ18で
は、当該トランスポンダ18がリーダのデータ通信範囲
にあると、図19に示すステップS190で、新IDデ
ータを自動的に受信し、ステップS192で、受信した
新たなIDデータ(マスタ・キー・グループIDデータ
または/および鍵IDデータ)でEEPROM24に格
納されているIDデータを更新し、記憶する。
【0064】一方、リーダ1では、図18に示すステッ
プS176で、システムのIDデータ変更完了処理とし
て、鍵のトランスポンダ18との間でIDデータを授受
することにより、新たなIDデータ(マスタ・キー・グ
ループIDデータまたは/および鍵IDデータ)の変更
を確認する。そして、ステップS178で、システム運
用データとして、IDデータを変更(設定)した日時、
トランスポンダ(鍵)18を識別するための鍵IDデー
タ(個別かマスタか)、およびIDデータを変更(設
定)したことを記録する。リーダ1は、上記システム運
用データを、無線部14により定期的に送信する。該シ
ステム運用データは、自動記録管理装置20の無線部3
1により受信され、端末30により集計され、所定のフ
ォーマットでプリンタ32で印字出力される。
【0065】また、保管庫のリーダ1において、ステッ
プS162で、設定器から送信されたシステム識別ID
と自身のシステム識別IDとが一致しない場合、あるい
は、ステップS168で、受信したデータが新たなID
データの設定データ(コマンド)でない場合には、ステ
ップS180で、防犯および警報システムを作動させ
る。
【0066】このように、上述した処理によれば、CP
U23を備えているトランスポンダ18を用いる場合に
は、新たなIDデータを設定する際に、システムIDデ
ータを保管庫のリーダ1に送信するとともに、リーダ1
からのマスタ・キー・グループIDデータ要求コマンド
に対して所定のデータを送信することで、該リーダ1を
自動的に新たなIDデータ受信処理へ移行させることが
できる。したがって、リーダ1およびトランスポンダ1
8は、通常のデータ授受処理と同様のデータ授受処理を
行うことで、新たなIDデータ(マスタ・キー・グルー
プIDデータまたは/および鍵IDデータ)を設定する
ことができる。
【0067】B−6.IDデータ設定処理(CPU無
し) 次に、CPUを備えていないトランスポンダ18を用い
た場合におけるIDデータ設定処理について説明する。
ここで、図20ないし図22は、CPUを備えていない
トランスポンダ(ID更新機能有り・無し)18におけ
る、設定器(図示略)、リーダ1およびトランスポンダ
18におけるIDデータ設定処理の動作を説明するため
のフローチャートである。
【0068】図示しない設定器では、まず、図20に示
すステップS200で、新IDデータ(マスターキーグ
ループIDデータまたは/および鍵IDデータ)が設定
され、リーダ1のデータ通信範囲内に移動させられる。
そして、リーダ1のデータ通信範囲内に移動すると、ス
テップS202で、保管庫のリーダ1に対して、設定器
を識別するための設定器IDデータを送信した後、ステ
ップS204で、新たなIDデータを送信する。
【0069】これに対して、保管庫のリーダ1では、設
定器が通信範囲内に移動した時点で、図21に示すステ
ップS210において、設定器から送信される設定器I
Dデータを自動的に受信する。次に、設定器IDデータ
を受信すると、ステップS212で、受信した設定器I
Dデータが所定のデータであるか照合し、所定のデータ
である場合には、ステップS214に進み、設定器から
送信される新たなIDデータを受信する。
【0070】次に、リーダ1は、ステップS216で、
受信した新たなIDデータ(マスタ・キー・グループI
Dデータまたは/および鍵IDデータ)でEEPROM
9に格納されているIDデータを更新し、記憶する。そ
して、ステップS218で、鍵のトランスポンダ18に
対して、上記新たなIDデータ(マスタ・キー・グルー
プIDデータまたは/および鍵IDデータ)を送信す
る。
【0071】これに対して、鍵のトランスポンダ18で
は、当該トランスポンダ18がリーダ1のデータ通信範
囲にあると、図22に示すステップS230で、新ID
データを自動的に受信し、ステップS232で、受信し
た新たなIDデータ(マスタ・キー・グループIDデー
タまたは/および鍵IDデータ)でEEPROM27に
格納されているIDデータを更新し、記憶する。
【0072】一方、リーダ1では、図21に示すステッ
プS220で、システムのIDデータ変更完了処理とし
て、鍵のトランスポンダ18との間でIDデータを授受
することにより、新たなIDデータ(マスタ・キー・グ
ループIDデータまたは/および鍵IDデータ)の変更
を確認する。そして、ステップS222で、システム運
用データとして、IDデータを変更(設定)した日時、
トランスポンダ(鍵)18を識別するための鍵IDデー
タ(個別かマスタか)およびIDデータを変更(設定)
したことを記録する。リーダ1は、上記システム運用デ
ータを、無線部14により定期的に送信する。該システ
ム運用データは、自動記録管理装置20の無線部31に
より受信され、端末30により集計され、所定のフォー
マットでプリンタ32で印字出力される。
【0073】また、保管庫のリーダ1において、ステッ
プS212で、設定器から送信された設定器IDデータ
が所定のデータでない場合には、ステップS224で、
防犯および警報システムを作動させる。
【0074】このように、上述した処理によれば、CP
U23を備えていないトランスポンダ18を用いる場
合、新たなIDデータを設定する際に、設定器固有の設
定器IDデータを保管庫のリーダ1に送信することで、
該リーダ1を自動的に新たなIDデータ受信処理へ移行
させることができる。したがって、リーダ1およびトラ
ンスポンダ18は、通常のデータ授受処理と同様のデー
タ授受処理を行うことで、新たなIDデータ(マスタ・
キー・グループIDデータまたは/および鍵IDデー
タ)を設定することができる。
【0075】なお、上記実施例では、トランスポンダ1
8を内蔵した1つの鍵で、錠を解錠する保管庫について
説明したが、より安全性を高めるために、複数の鍵が揃
った時点で錠を解錠するような保管庫であってもよい。
この場合、各鍵のトランスポンダ18には、異なるID
データを記憶させており、リーダ1側では、上記複数の
IDデータの全てが一致しなければ、警報を発するよう
にすればよい。また、鍵のトランスポンダ18と保管庫
のリーダ1とのIDデータが不一致である場合、防犯お
よび警報システムを作動させるようにしたが、具体的に
は、警報音を鳴らしたり、防犯カメラを作動させたり、
通信回線を介して通報したりというように、少なくとも
1つ、あるいはこれらを組み合わせて用いるようにして
もよい。さらに、上記実施例では、リーダ1と自動記録
管理装置20との間で、無線により情報を授受するよう
にしたが、これに限らず、有線あるいは電話回線を介し
て送信するようにしてもよい。
【0076】また、上記実施例では、トランスポンダ1
8を内蔵しない鍵の使用を考慮していないが、図1に示
すように、PIO12を介して、保管庫の扉の開閉を検
知するマイクロスイッチ33を設けることにより、トラ
ンスポンダ18を内蔵しない鍵によって解錠/施錠さ
れ、扉が開閉された場合、上記マイクロスイッチ33に
より扉の開閉を検知し、そのときの日時等を記憶するよ
うにしてもよい。これにより、トランスポンダ18を内
蔵していない鍵を使用した場合であっても、入退室やメ
ンテナンス等を容易に管理することができる。さらに、
トランスポンダ18を内蔵しない鍵が使用された場合に
は、不正使用であると判断し、防犯および警報システム
を作動させるとともに、上記日時等の記録を行うように
してもよい。
【0077】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、応答装置
が保管庫に近接すると、読み取り装置の高周波発生手段
からの高周波磁界を電力とし、第1の送信手段から第1
の記憶手段に記憶されている応答装置識別データが送信
され、該応答装置識別データが読み取り装置の第2の記
憶手段に記憶されている応答装置識別データとが一致す
ると、記録手段に計時手段による現在時刻を記録するよ
うにしたので、入退室やメンテナンス時に生じる、錠の
開閉を把握することにより、入退室やメンテナンス等を
容易に管理することができるという利点が得られる。
【0078】また、請求項2記載の発明によれば、前記
第1受信手段によって受信された応答装置識別データと
前記第2の記憶手段に記憶されている応答装置識別デー
タとが一致しない場合、警告手段によって警告を発する
ようにしたので、より機密性を向上させることができ、
より安全性を向上させることができるという利点が得ら
れる。
【0079】また、請求項3記載の発明によれば、前記
高周波発生手段によって、所定時間間隔で、高周波磁界
を発生するようにしたので、電力消費を低減することが
できるという利点が得られる。
【0080】また、請求項4記載の発明によれば、前記
応答装置および前記読み取り装置は、前記応答装置識別
データに加えて、システムを識別するシステム識別デー
タおよび保管庫の設置地域を識別するマスタ・キー・グ
ループ識別データを授受するようにしたので、入退室や
メンテナンス時に生じる、錠の開閉を把握することによ
り、入退室やメンテナンス等を容易に、かつより厳密に
管理することができるという利点が得られる。
【0081】また、請求項5記載の発明によれば、前記
応答装置に、所定の通信プロトコルに従って、前記読み
取り装置との間におけるデータ授受を制御する第2の制
御手段を備え、前記応答装置および前記読み取り装置と
の間で、前記所定の通信プロトコルに従って、前記シス
テム識別データ、前記マスタ・キー・グループ識別デー
タおよび前記応答装置識別データを授受するようにした
ので、入退室やメンテナンス時に生じる、錠の開閉を把
握することにより、入退室やメンテナンス等を容易に、
かつより厳密に管理することができるという利点が得ら
れる。
【0082】また、請求項6記載の発明によれば、電気
錠を解錠する度に、認証に必要な応答装置識別データを
書き換えるようにしたので、より機密性を向上させるこ
とができ、より安全性を向上させることができるととと
もに、応答装置の不正なコピーを防止できるという利点
が得られる。
【0083】また、請求項7記載の発明によれば、前記
応答装置識別データおよびマスタ・キー・グループ識別
データを外部設定装置により無線通信により書換可能と
するようにしたので、応答装置(鍵)の紛失、盗難が生
じた場合でも、非接触で識別データの書き換えができる
ので、ハードウェアを取り替えることなく、更新できる
という利点が得られる。
【0084】また、請求項8ないし11記載の発明によ
れば、読み取り手段の記記録手段に記憶された情報を出
力手段により、無線、有線または電話回線を介して外部
機器に送出し、外部機器として設けた管理手段におい
て、前記出力手段から出力される情報を受信手段により
受信し、該受信した情報を集計手段により集計するよう
にしたので、入退室やメンテナンス時に生じる、錠の開
閉を把握することにより、入退室やメンテナンス等を容
易に、かつより厳密に管理することができるという利点
が得られる。
【0085】また、請求項12記載の発明によれば、検
出手段により、扉の開閉を検知するようにしたので、応
答装置を内蔵しない鍵によって解錠/施錠され、扉が開
閉された場合、上記検出手段により扉の開閉を検知し、
そのときの日時等を記憶するようにしてもよい。これに
より、応答装置を内蔵していない鍵を使用した場合であ
っても、入退室やメンテナンス等を容易に管理すること
ができるという利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による鍵開閉管理システムの構
成を示すブロック図である。
【図2】トランスポンダが内蔵された鍵(カード形状)
とリーダが内蔵された保管庫の外観構成を示す斜視図で
ある。
【図3】トランスポンダのより詳細な構成例を示すブロ
ック図である。
【図4】トランスポンダがCPUを備える場合における
リーダとトランスポンダとで授受されるデータフォーマ
ットを示す概念図である。
【図5】トランスポンダがCPUを備える場合における
リーダとトランスポンダとの間でのデータ授受を示す概
念図である。
【図6】トランスポンダがCPUを備えない場合におけ
るリーダとトランスポンダとで授受されるデータフォー
マットを示す概念図である。
【図7】トランスポンダがCPUを備えない場合におけ
るリーダとトランスポンダとの間でのデータ授受を示す
概念図である。
【図8】CPUを備えるトランスポンダ(ID更新機能
有り)の場合におけるリーダでの解錠処理の動作を説明
するためのフローチャートである。
【図9】CPUを備えるトランスポンダ(ID更新機能
有り)の場合におけるトランスポンダでの解錠処理の動
作を説明するためのフローチャートである。
【図10】CPUを備えるトランスポンダ(ID更新機
能無し)の場合におけるリーダでの解錠処理の動作を説
明するためのフローチャートである。
【図11】CPUを備えるトランスポンダ(ID更新機
能無し)の場合におけるトランスポンダでの解錠処理の
動作を説明するためのフローチャートである。
【図12】CPUを備えていないトランスポンダ(ID
更新機能有り)の場合におけるリーダでの解錠処理の動
作を説明するためのフローチャートである。
【図13】CPUを備えていないトランスポンダ(ID
更新機能有り)の場合におけるトランスポンダでの解錠
処理の動作を説明するためのフローチャートである。
【図14】CPUを備えていないトランスポンダ(ID
更新機能無し)の場合におけるリーダでの解錠処理の動
作を説明するためのフローチャートである。
【図15】CPUを備えていないトランスポンダ(ID
更新機能無し)の場合におけるトランスポンダでの解錠
処理の動作を説明するためのフローチャートである。
【図16】CPUを備えるトランスポンダ(ID更新機
能有り・無し)の場合における設定器(図示略)でのI
Dデータ設定処理の動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図17】CPUを備えるトランスポンダ(ID更新機
能有り・無し)の場合におけるリーダでのIDデータ設
定処理の動作を説明するためのフローチャートである。
【図18】CPUを備えるトランスポンダ(ID更新機
能有り・無し)の場合におけるトランスポンダでのID
データ設定処理の動作を説明するためのフローチャート
である。
【図19】CPUを備えていないトランスポンダ(ID
更新機能有り・無し)の場合における設定器(図示略)
でのIDデータ設定処理の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図20】CPUを備えていないトランスポンダ(ID
更新機能有り・無し)の場合におけるリーダでのIDデ
ータ設定処理の動作を説明するためのフローチャートで
ある。
【図21】CPUを備えていないトランスポンダ(ID
更新機能有り・無し)の場合におけるトランスポンダで
のIDデータ設定処理の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 リーダ 2 変調回路(高周波発生手段、第2の送信手段) 3 RFパワー送信機(高周波発生手段、第2の送信手
段) 4 DATA受信回路(第1の受信手段) 5 DATA復調回路(第1の受信手段) 6 MPU 7 SIO 8 CPU(第1の制御手段、応答装置識別データ生成
手段、第1の更新手段、計時手段) 9 EEPROM(第2の記憶手段) 10 ROM 11 RAM 12 PIO 13 NG表示用LED(警告手段) 14 無線部(出力手段) 15 スイッチングレギュレータ 16,17 アンテナ 18 トランスポンダ 19 アンテナ 20 自動記録管理装置 22 送受信回路(第1の送信手段、第2の受信手段、
第2の更新手段) 23 CPU(第2の制御手段) 24 EEPROM(第1の記憶手段) 26 送受信回路(第1の送信手段、第2の受信手段、
第2の更新手段) 27 EEPROM(第1の記憶手段) 30 端末(管理手段) 31 無線部(受信手段) 32 プリンタ 33 マイクロスイッチ(検出手段)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年2月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による鍵開閉管理システムの構
成を示すブロック図である。
【図2】トランスポンダが内蔵された鍵(カード形状)
とリーダが内蔵された保管庫の外観構成を示す斜視図で
ある。
【図3】トランスポンダのより詳細な構成例を示すブロ
ック図である。
【図4】トランスポンダがCPUを備える場合における
リーダとトランスポンダとで授受されるデータフォーマ
ットを示す概念図である。
【図5】トランスポンダがCPUを備える場合における
リーダとトランスポンダとの間でのデータ授受を示す概
念図である。
【図6】トランスポンダがCPUを備えない場合におけ
るリーダとトランスポンダとで授受されるデータフォー
マットを示す概念図である。
【図7】トランスポンダがCPUを備えない場合におけ
るリーダとトランスポンダとの間でのデータ授受を示す
概念図である。
【図8】CPUを備えるトランスポンダ(ID更新機能
有り)の場合におけるリーダでの解錠処理の動作を説明
するためのフローチャートである。
【図9】CPUを備えるトランスポンダ(ID更新機能
有り)の場合におけるトランスポンダでの解錠処理の動
作を説明するためのフローチャートである。
【図10】CPUを備えるトランスポンダ(ID更新機
能無し)の場合におけるリーダでの解錠処理の動作を説
明するためのフローチャートである。
【図11】CPUを備えるトランスポンダ(ID更新機
能無し)の場合におけるトランスポンダでの解錠処理の
動作を説明するためのフローチャートである。
【図12】CPUを備えていないトランスポンダ(ID
更新機能有り)の場合におけるリーダでの解錠処理の動
作を説明するためのフローチャートである。
【図13】CPUを備えていないトランスポンダ(ID
更新機能有り)の場合におけるトランスポンダでの解錠
処理の動作を説明するためのフローチャートである。
【図14】CPUを備えていないトランスポンダ(ID
更新機能無し)の場合におけるリーダでの解錠処理の動
作を説明するためのフローチャートである。
【図15】CPUを備えていないトランスポンダ(ID
更新機能無し)の場合におけるトランスポンダでの解錠
処理の動作を説明するためのフローチャートである。
【図16】CPUを備えるトランスポンダ(ID更新機
能有り・無し)の場合における設定器(図示略)でのI
Dデータ設定処理の動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図17】CPUを備えるトランスポンダ(ID更新機
能有り・無し)の場合におけるリーダでのIDデータ設
定処理の動作を説明するためのフローチャートである。
【図18】CPUを備えるトランスポンダ(ID更新機
能有り・無し)の場合におけるトランスポンダでのID
データ設定処理の動作を説明するためのフローチャート
である。
【図19】CPUを備えていないトランスポンダ(ID
更新機能有り・無し)の場合における設定器(図示略)
でのIDデータ設定処理の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図20】CPUを備えていないトランスポンダ(ID
更新機能有り・無し)の場合におけるリーダでのIDデ
ータ設定処理の動作を説明するためのフローチャートで
ある。
【図21】CPUを備えていないトランスポンダ(ID
更新機能有り・無し)の場合におけるトランスポンダで
のIDデータ設定処理の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図22】CPUを備えていないトランスポンダ(ID
更新機能有り・無し)の場合におけるIDデータ設定処
理の動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】 1 リーダ 2 変調回路(高周波発生手段、第2の送信手段) 3 RFパワー送信機(高周波発生手段、第2の送信手
段) 4 DATA受信回路(第1の受信手段) 5 DATA復調回路(第1の受信手段) 6 MPU 7 SIO 8 CPU(第1の制御手段、応答装置識別データ生成
手段、第1の更新手段、計時手段) 9 EEPROM(第2の記憶手段) 10 ROM 11 RAM 12 PIO 13 NG表示用LED(警告手段) 14 無線部(出力手段) 15 スイッチングレギュレータ 16,17 アンテナ 18 トランスポンダ 19 アンテナ 20 自動記録管理装置 22 送受信回路(第1の送信手段、第2の受信手段、
第2の更新手段) 23 CPU(第2の制御手段) 24 EEPROM(第1の記憶手段) 26 送受信回路(第1の送信手段、第2の受信手段、
第2の更新手段) 27 EEPROM(第1の記憶手段) 30 端末(管理手段) 31 無線部(受信手段) 32 プリンタ 33 マイクロスイッチ(検出手段)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部の高周波磁界を各部を駆動するため
    の電力とする装置であって、当該装置を識別するための
    応答装置識別データを記憶する第1の記憶手段および電
    力が印加されると前記第1の記憶手段に記憶されている
    応答装置識別データを送信する第1の送信手段を備え、
    作業者が携帯する鍵に設けられる応答装置と、 前記高周波磁界を発生する高周波発生手段、前記第1の
    送信手段から送信された応答装置識別データを受信する
    第1の受信手段、当該装置に対応する応答装置を特定す
    る応答装置識別データを記憶する第2の記憶手段、時刻
    を計時する計時手段、前記第1の受信手段によって受信
    された応答装置識別データと前記第2の記憶手段に記憶
    されている応答装置識別データとが一致した場合には、
    少なくとも、前記計時手段による現在時刻を記録する記
    録手段を備え、前記鍵によって施錠・解錠される錠側に
    設けられる読み取り装置とを具備することを特徴とする
    錠開閉管理システム。
  2. 【請求項2】 前記読み取り装置は、前記第1受信手段
    によって受信された応答装置識別データと前記第2の記
    憶手段に記憶されている応答装置識別データとが一致し
    ない場合、警告を発する警告手段を具備することを特徴
    とする請求項1記載の錠開閉管理システム。
  3. 【請求項3】 前記読み取り装置は、前記高周波発生手
    段によって、所定時間間隔で、高周波磁界を発生するこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の錠開閉管理シス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記応答装置および前記読み取り装置
    は、前記応答装置識別データに加えて、システムを識別
    するシステム識別データおよび錠の設置地域を識別する
    マスタ・キー・グループ識別データを授受することを特
    徴とする請求項1ないし3記載の錠開閉管理システム。
  5. 【請求項5】 前記応答装置は、所定の通信プロトコル
    に従って、前記読み取り装置との間におけるデータ授受
    を制御する第2の制御手段を備え、 前記応答装置および前記読み取り装置は、前記所定の通
    信プロトコルに従って、前記システム識別データ、前記
    マスタ・キー・グループ識別データおよび前記応答装置
    識別データを授受することを特徴とする請求項1ないし
    4記載の錠開閉管理システム。
  6. 【請求項6】 前記読み取り装置は、前記応答装置に対
    してデータを送信する第2の送信手段と、前記応答装置
    識別データの受信後、新たな応答装置識別データを生成
    する応答装置識別データ生成手段と、前記第2の記憶手
    段に記憶されている応答装置識別データを、前記応答装
    置識別データ生成手段によって生成された新たな応答装
    置識別データで書き換える第1の更新手段とを備え、前
    記第2の送信手段によって前記新たな応答装置識別デー
    タを前記応答装置に対して送信し、 前記応答装置は、前記読み取り装置が送信するデータを
    受信する第2の受信手段と、前記第1の記憶手段に記憶
    されている応答装置識別データを、前記第2の受信手段
    によって受信した前記新たな応答装置識別データで書き
    換える第2の更新手段とを備えることを特徴とする請求
    項1ないし5記載の錠開閉管理システム。
  7. 【請求項7】 前記応答装置識別データおよびマスタ・
    キー・グループ識別データは、外部設定装置により無線
    通信により書換可能であることを特徴とする請求項1な
    いし6記載の錠開閉管理システム。
  8. 【請求項8】 前記読み取り手段は、前記記録手段に記
    憶された情報を外部機器に送出する出力手段を備え、 前記外部機器として、前記出力手段から出力される情報
    を受信する受信手段、および前記受信手段により受信し
    た情報を集計する集計手段を備える管理手段を具備する
    ことを特徴とする請求項1ないし7記載の錠開閉管理シ
    ステム。
  9. 【請求項9】 前記出力手段は、前記記録手段に記憶さ
    れた情報を無線により送信することを特徴とする請求項
    8記載の錠開閉管理システム。
  10. 【請求項10】 前記出力手段は、前記記録手段に記憶
    された情報を有線により送信することを特徴とする請求
    項8記載の錠開閉管理システム。
  11. 【請求項11】 前記出力手段は、前記記録手段に記憶
    された情報を電話回線を介して送信することを特徴とす
    る請求項8記載の錠開閉管理システム。
  12. 【請求項12】 前記読み取り装置は、前記錠を解錠/
    施錠することにより開閉される扉の開閉を検知する検出
    手段を具備することを特徴とする請求項1記載の錠開閉
    管理システム。
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