JP2008033337A - 液晶表示装置の製造方法 - Google Patents

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JP2008033337A JP2007208117A JP2007208117A JP2008033337A JP 2008033337 A JP2008033337 A JP 2008033337A JP 2007208117 A JP2007208117 A JP 2007208117A JP 2007208117 A JP2007208117 A JP 2007208117A JP 2008033337 A JP2008033337 A JP 2008033337A
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Abstract

【課題】半導体層及び高融点金属膜とAlまたはAl合金からなる低抵抗金属膜との積層
金属膜をパターン形成するに当たり、工程を複雑化することなく、AlまたはAl合金の
耐腐食性を改善する。
【解決手段】Al(合金)と高融点金属の積層膜パターン24、25をエッチングマスク
であるフォトレジスト51から後退して形成し、この状態でAl(合金)膜の側面に保護
膜38を形成する。このため、半導体層23のエッチングやチャネルエッチング時にAl
(合金)膜の側面が塩素系ガスやフッ素系ガスのプラズマに曝されにくくなり、Al(合
金)膜の腐食を抑制することができる。
【選択図】図9

Description

本発明は、液晶表示装置の製造方法に関するものであり、更に詳細には、アルミニウム
(Al)やアルミニウム合金(Al合金)を用いた配線、電極の製造工程において、Al
やAl合金の耐腐食性を向上させる技術に関するものである。
薄膜トランジスタ(TFT)をスイッチング素子に用いた液晶表示装置では、走査線や
信号線に配線遅延が生じると、書き込みやクロストーク等の問題が生じる。特に大型高精
細の液晶表示装置では、この問題を回避するため、走査線や信号線に低抵抗配線が用いら
れる。低抵抗配線としては、AlまたはAl合金が広く用いられるが、半導体層や透明導
電膜とのオーミックコンタクトを確保するため、通常高融点金属を積層し、例えば、高融
点金属(上層)/Al(下層)の2層配線や高融点金属/Al/高融点金属の3層配線が
用いられる。
また製造コストを下げるためにプロセス短縮する場合、これらの積層配線を1回のフォ
トプロセスで形成することが求められる。この場合、Al(合金)膜の側面が直接表面に
出ている構造になる。
信号線に高融点金属/Al(合金)/高融点金属の3層積層配線を用いた逆スタガ型T
FTにおいて、チャネルエッチングや半導体層のエッチングは、通常SF6やCHF3等の
フッ素系ガスやCl2やHCl等の塩素系ガス、あるいは、これらの混合ガスを用いたド
ライエッチングで行われる。ところが、Al(合金)膜の側面が直接表面に出ているため
、このドライエッチングガスの影響を受け、Alが腐食するという問題がある。この現象
は、フッ素系ガスや塩素系ガスとAl(合金)膜が反応してフッ化Alや塩化Alができ
たり、また、フッ素系ガスや塩素系ガスが残留した基板を大気中に取り出すと、大気中の
水分との反応によりフッ酸や塩酸ができ、これらによりAl(合金)膜が侵食されると考
えられる。
従って、このようなAl腐食を防止する液晶表示装置の製造方法が求められていた。
従来、異種金属材料の組み合せによる局部電池腐食を防止する方法として、例えば、特
許文献1には、ソース、ドレイン電極、信号線が高融点金属、Al、高融点金属で形成さ
れた液晶表示装置の製造方法において、Alと高融点金属の界面及び側面に酸化膜を形成
することにより、レジスト剥離工程等で発生するAlと高融点金属間の局部電池腐食を防
止する技術が開示されている。この場合、Al側面の酸化膜はプラズマ酸化や陽極酸化、
各種CVD、PVDにより形成することが述べられている。
特開平8−62628号公報(第5頁、図1、3、4) 特開昭63−276242公報(第7、8頁の表)
前述した特許文献1では、Alの側面にプラズマ酸化や陽極酸化、各種CVD、PVD
により酸化膜を形成することが述べられているが、何れも製造工程が増加する。さらに、
プラズマ酸化では、短時間で十分な膜厚の酸化膜が得ることが困難である。実施例で述べ
られている数nm程度の薄い酸化膜では、後工程のドライエッチング時にエッチングガス
の侵入を防止できず、Alの腐食を防止することができない。また、陽極酸化では、十分
な膜厚の酸化膜は得られるが、ソース、ドレイン電極や信号線の側面を陽極酸化するため
には、陽極酸化可能な高融点金属を選択する必要がある。実施例で述べられているMoは
陽極酸化ができない(例えば、特許文献2参照)。また、CVDやPVDでは、成膜工程
以外に少なくともエッチバックする工程が必要になると考えられ、製造工程が複雑になる
本発明の目的は、半導体層及び高融点金属膜とAlまたはAl合金からなる低抵抗金属
膜との積層金属膜をパターン形成するに当たり、工程を複雑化することなく、Alまたは
Al合金の耐腐食性を改善した液晶表示装置の製造方法を提供することにある。
本発明の液晶表示装置の製造方法は、基板上に半導体層及び高融点金属膜と低抵
抗金属膜との積層金属膜をパターン形成する液晶表示装置の製造方法であって、前記積層
金属膜上にフォトレジストパターンを形成する工程と、前記フォトレジストをマスクとし
て前記積層金属膜をエッチングして前記積層金属膜パターンを形成する工程と、前記フォ
トレジストまたは前記積層金属膜をマスクとして前記半導体層の一部または全部をドライ
エッチングする工程とを具備し、前記ドライエッチング後、前記基板を収納するチャンバ
ーの真空引きを行い、さらに前記基板をプラズマ処理して前記基板上に残留するエッチン
グガスを除去することを特徴とする。
本発明の液晶表示装置の製造方法の好ましい態様では、前記真空引きは、前記基板を前記チャンバーの電極から離間させた状態にて行う。また、前記真空引きは、120秒以上行うことが更に好ましい。
本発明の液晶表示装置の製造方法では、前記プラズマ処理は、O2、N2、H2、Heのいずれかのガスで行うことも好ましい態様である。
本発明の液晶表示装置の製造方法の好ましい態様では、前記フォトレジストをマスクとして前記半導体層の一部または全部をドライエッチングする工程に引き続き、前記フォトレジストをウェット剥離で除去する工程をさらに具備し、前記ドライエッチング後前記フォトレジストを剥離除去するまでの時間を10分以内とすることを特徴とする。
本発明の液晶表示装置の製造方法の好ましい態様では、前記積層金属膜をマスクとして前記半導体層の一部または全部をドライエッチングする工程に引き続き、水洗を行う工程をさらに具備し、前記ドライエッチング後水洗までの時間を10分以内とすることを特徴とする。
本発明の液晶表示装置の製造方法によると、半導体層のエッチングやチャネルエッチン
グ時に基板に付着した塩素系ガスやフッ素系ガスを効率よく除去でき、Al(合金)膜の
腐食を抑制することができる。
以下、本発明の液晶表示装置の製造方法について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の液晶表示装置に使用する薄膜トランジスタアレイ基板(TFT基板)の
構成を示す概念図である。
図1に示すように、TFT基板10には、透明絶縁性基板上に複数の走査線11と複数
の信号線12とがほぼ直交して配設され、その交点近傍にこれらに接続されるスイッチン
グ素子の薄膜トランジスタ(TFT)13が設けられ、これらがマトリクス状に配置され
ている。また、走査線11の端部にはアドレス信号を入力する走査線端子14が、信号線
12の端部にはデータ信号を入力する信号線端子15がそれぞれ設けられている。
次に、本発明の液晶表示装置の第1の実施形態の構成について説明する。
図2は、本発明の液晶表示装置の製造方法の第1の実施形態に使用するTFT基板の1
画素部の平面図であり、図3〜5は本発明の液晶表示装置の製造方法において用いられる
TFT基板の製造工程順の製造工程断面図を図示したものである。ここで、製造工程断面
図は、TFT部及び画素部(図2のA−A線)、信号線端子部(図1のB−B線)及び走
査線端子部(図1のC−C線)に沿って切断したときのものである。なお、第1の実施形
態は5枚のマスクを用いて製造される逆スタガチャネルエッチ型TFT基板を有する液晶
表示装置の例である。
図2及び図4(b)に示したTFT基板は、透明絶縁性基板20上にゲート電極21と
、ゲート電極21に接続する走査線11と、前段の走査線を共有する蓄積容量電極31と
、遮光層32と、走査線端子14の端子部金属膜33とが形成されており、ゲート電極2
1上にはゲート絶縁膜22が設けられ、ゲート絶縁膜22上にゲート電極21と対向して
半導体層23が設けられ、半導体層23上にソース電極24及びドレイン電極25が分離
されて形成されている。また、ソース電極24と、ドレイン電極25と、ゲート絶縁膜2
2上に設けられたドレイン電極25に接続する信号線12と、信号線端子15の端子部金
属膜34との上にはパッシベーション膜26が設けられており、パッシベーション膜26
の一部に画素部コンタクトホール35と端子部コンタクトホール36が設けられている。
このコンタクトホール35、36を介して、ソース電極24に接続する画素電極27と端
子部金属膜33、34に接続する接続電極37が設けられている。ここで、蓄積容量電極
31と画素電極27との間で保持容量が形成されている。
また、図4(b)に示すように、本発明の液晶表示装置に用いられるTFT基板におい
ては、ソース電極24及びドレイン電極25、信号線12、信号線端子の端子部金属膜3
4は、Al(合金)層を上下から高融点金属層が挟む積層構造となっており、Al(合金
)層の側面には保護膜38が形成されている。
次に、本発明の液晶表示装置の第1の実施形態の製造方法について説明する。本発明の
第1の実施形態の液晶表示装置に用いられるTFT基板の製造方法は、(a)透明絶縁性
基板上にゲート電極及び走査線を形成する工程、(b)ゲート絶縁膜、半導体層を形成す
る工程、(c)ソース、ドレイン電極及び信号線を形成する工程、(d)パッシベーショ
ン膜、コンタクトホールを形成する工程、(e)画素電極を形成する工程を含む。ここで
(c)の工程において、ソース、ドレイン電極及び信号線をAl(合金)層を上下から高
融点金属層が挟む3層積層構造に形成し、Al(合金)層の側面に保護膜を形成すること
、チャネル形成時のドライエッチング後に同一真空中で真空引きすることを特徴としてい
る。
図3〜図5に示すように、まず、厚さ0.7mmの無アルカリガラスからなる透明絶縁
性基板20上に、スパッタにより厚さ約200nmのAlまたはAl合金層と厚さ約10
0nmの高融点金属層を成膜し、フォトリソグラフィーとエッチングにより、ゲート電極
21、走査線(図示せず)、蓄積容量電極(図示せず)、遮光層(図示せず)、走査線端
子の端子部金属膜33を形成する(図3(a))。ここで、Al合金としてはアルミニウ
ム−シリコン(Al−Si)、アルミニウム−銅(Al−Cu)、アルミニウム−ネオジ
ム(Al−Nd)合金等が、高融点金属としてはクロム(Cr)、タンタル(Ta)、ニ
オブ(Nb)、チタン(Ti)、ハフニウム(Hf)、ジルコニウム(Zr)、モリブデ
ン(Mo)、タングステン(W)の何れか及びこれらの何れかの合金、あるいはこれらの
窒化物等が選択される。エッチングは、これらのAl(合金)と高融点金属の種類に応じ
て、ウェットエッチングまたはドライエッチングにより行うか、若しくはウェットエッチ
ングとドライエッチングを併用して行ってもよい。
次に、プラズマCVDにより厚さ約400nmのシリコン窒化膜からなるゲート絶縁膜
22と厚さ約200nmのアモルファスシリコン(a−Si型)層28と厚さ約30nm
のリンをドープしたN型アモルファスシリコン(n+型a−Si)層29とを順次成膜し
、フォトリソグラフィーとエッチングにより、半導体層23を形成する(図3(b))。
次に、スパッタにより厚さ約50nmの高融点金属層と厚さ200nmのAlまたはA
l合金層と厚さ約100nmの高融点金属層を順次成膜し、フォトリソグラフィーとエッ
チングにより、ソース電極24、ドレイン電極25、信号線12、信号線端子の端子部金
属膜34を形成する。このエッチングは、ドライエッチングを用いてもよいが、Al(合
金)膜のコロージョン防止処理が必要になるため、ウェットエッチングで行うことが望ま
しい。従って、Al合金材料や高融点金属材料は透明絶縁性基板やゲート絶縁膜に対して
選択性があり、残渣を生じないエッチング液でエッチングできる材料を選択する。例えば
、Cr(合金)の場合は、第2硝酸セリウムアンモニウムと硝酸、Mo(合金)の場合は
、燐酸と硝酸と酢酸、W(合金)の場合は、過酸化水素水でエッチングできる。特に、M
o(合金)は、Al(合金)と同じエッチング液でエッチングできるので好都合である。
ここで本実施形態の大きな特徴の一つ目として、ウェットエッチングにより信号線金属
膜をマスクであるフォトレジストの端部から0.5〜1μm程度サイドエッチさせる。さ
らに、大きな特徴の二つ目として、エッチング後の水洗を40℃〜50℃の温水で行い、
Al(合金)膜の側壁にAl(合金)の酸化膜または水酸化膜からなる保護膜38を形成
する。保護膜38の横方向の厚さは、温水の温度によって異なるが、200〜300nm
程度である。
次に、ソース電極24とドレイン電極25との間のn+型a−Si層29をエッチング
して除去した後、フォトレジストを剥離除去する(図3(c))。このエッチングは、例
えば、6フッ化硫黄(SF6)と塩素(HCl)とヘリウム(He)との混合ガスによる
エッチングや3フッ化メタン(CHF3)と酸素(O2)とヘリウム(He)の混合ガスと
SF6とHClとHeの混合ガス、あるいは、CHF3とO2とHeの混合ガスとSF6とC
HF3とHeの混合ガスによる2ステップエッチング等、フッ素系ガス又はフッ素系ガス
と塩素系ガスにより行われるが、フッ素系ガスだけで行う方がより望ましい。エッチング
はプラズマエッチング(PEモード)でもリアクティブイオンエッチング(RIEモード
)でもどちらで行ってもよい。これらのいずれかのガスを用いたエッチングに際して、A
l(合金)膜の側壁に保護膜38が形成されているため、Al(合金)膜が直接エッチン
グガスのプラズマに曝されることがない。また、信号線金属膜がフォトレジストの端部か
ら後退して影になっているので、Al(合金)膜の側壁がエッチングガスのプラズマに曝
される機会を格段に減らすことができる。
引き続き、上記ドライエッチング後、同一チャンバー内で真空引きを行う。真空引きは
、チャンバー容積及びポンプ能力により変動するが、チャンバー容積:120リットル、
ポンプ能力:25Pa前後で100Pa・l(リットル)/秒の場合、120秒以上行う。
望ましくは、同条件下の場合、240秒以上が望ましい。また、基板裏面に付着したエッ
チングガスをも除去できるようにするため、基板を電極から離して真空引きを行う。
さらに、上記真空引きプロセスの後、同一真空中で酸素(O2)、窒素(N2)、水素(
2)、ヘリウム(He)の何れかのガスでプラズマ処理を行う。このプラズマ処理を行
うことで、真空引きで完全に除去しきれなかった残留弗素、残留塩素成分を置換すること
ができる。
残留弗素、残留塩素成分が除去されずにそのまま大気中に搬送される場合、基板に付着
したFやClが大気中の水分と反応しHFやHClとなりAl(合金)膜を腐食させてし
まうが、以上のような手法を用いることにより、Al(合金)膜がエッチングガスのプラ
ズマに曝されることがなく、また、基板に付着したFやClを除去できるため、Alの腐
食を防止することができる(後述する)。
また、上記ドライエッチング後の真空引きプロセスやプラズマ処理は、ドライエッチン
グ後同一真空中で連続して行うが、これとは別に、大気開放後水洗やウェット剥離等の洗
浄処理を行うことにより、残留弗素、残留塩素成分を除去することもできる(上記実施形
態では、フォトレジストの剥離除去工程が該当)。この場合は、大気開放時基板に付着し
たFやClが大気中の水分と反応しHFやHClとなる前に、速やかに洗浄処理を行う必
要がある。
従って、この洗浄処理は同時に複数の基板の処理を行うことができ、基板の裏面も洗浄
できるバッチ方式が望ましく、ドライエッチング後の大気開放後10分以内に行うことが
望ましい。(後述する)。
なお、ここでは、信号線金属膜のウェットエッチング後の水洗時に、温水洗により保護
膜を形成する例を述べたが、フォトレジストの剥離後の水洗時に、同様に温水洗を行って
もよい。この場合は、上述したチャネル形成のドライエッチングは、ソース、ドレイン電
極の金属膜をマスクとして行うことになる。
次に、プラズマCVDにより厚さ約200nmのシリコン窒化膜からなるパッシベーシ
ョン膜26を成膜し、フォトリソグラフィーとエッチングにより、画素部コンタクトホー
ル35及び端子部コンタクトホール36を開口する(図4(a))。
次に、スパッタにより厚さ約50nmのインジウム錫酸化膜(ITO)またはインジウ
ム亜鉛酸化膜(IZO)からなる透明導電膜を成膜し、フォトリソグラフィーとエッチン
グにより、画素電極27及び端子部の接続電極37を形成し、約270℃の温度でアニー
ルして、TFT基板を完成する。(図4(b))。
次に、上記TFT基板10の上に、印刷により厚さ約50nmの配向膜41を形成し、
約220℃の温度で焼成し、配向処理を行う。
一方、TFT基板10に対向して対向基板40が形成される。対向基板40は、厚さ0
.7mmの無アルカリガラスからなる透明絶縁性基板50、透明絶縁性基板50上に設け
られTFT基板10の各画素領域に対応するカラーフィルタ42、TFT部を含む画素領
域の周辺部に対応するブラックマトリクス43、これらを覆うITO等の透明導電膜から
なる共通電極44を有する。TFT基板10及び対向基板40の最上層に、印刷により厚
さ50nmの配向膜41を形成し、約220℃の温度で焼成し、配向処理を行う。これら
のTFT基板10と対向基板40とをエポキシ系樹脂接着剤からなるシール45及びプラ
スチック粒子等からなる面内スペーサー(図示せず)を介して、各々の膜面が対向するよ
うにして所定間隔に重ね合わせる。その後、TFT基板10と対向基板40との間に液晶
46を注入し、液晶46を注入したシール45の空間部(図示せず)をUV硬化型アクリ
レート系樹脂からなる封孔材(図示せず)で密閉する。最後に、TFT基板10と対向基
板40の膜面とは反対側の面に、それぞれ偏向板47を貼って、液晶表示パネルを完成す
る(図5)。
この後、図示してないが、走査線端子14と信号線端子15上に駆動回路に接続するテ
ープキャリアパッケージ(TCP)を圧接し、液晶表示装置を完成する。
次に、本発明の液晶表示装置の第2の実施形態の構成について説明する。
図6は第2の実施形態に使用するTFT基板の1画素部の平面図であり、図7〜10は
本実施形態において用いられるTFT基板の製造工程順の製造工程断面図を図示したもの
である。ここで、製造工程断面図は、TFT部及び画素部(図6のA−A線)、信号線端
子部(図1のB−B線)及び走査線端子部(図1のC−C線)に沿って切断したときの断
面図である。なお、第2の実施形態は4枚のマスクを用いて製造される逆スタガチャネル
エッチ型TFT基板を有する液晶表示装置の例である。
図6及び図8(b)に示したTFT基板は、透明絶縁性基板20上にゲート電極21と
、ゲート電極21に接続する走査線11と、前段の走査線を共有する蓄積容量電極31と
、遮光層32と、走査線端子14の端子部金属膜33とを有する。ゲート電極21上には
ゲート絶縁膜22が設けられており、ゲート絶縁膜22上にゲート電極21と対向して半
導体層23が設けられ、半導体層23上にソース電極24及びドレイン電極25が分離さ
れて形成されている。
ここで第1の実施形態と異なるのは、ソース電極24及びドレイン電極25が半導体層
23上に形成され、それぞれの端面が一致していることである。また、ソース電極24と
、ドレイン電極25と、ゲート絶縁膜22上に設けられたドレイン電極25に接続する信
号線12と、信号線端子15の端子部金属膜34の上にはパッシベーション膜26が設け
られており、パッシベーション膜26の一部に画素部コンタクトホール35と端子部コン
タクトホール36が設けられている。このコンタクトホール35、36を介して、ソース
電極24に接続する画素電極27と端子部金属膜33、34に接続する接続電極37が設
けられている。また、蓄積容量電極31と画素電極27との間で保持容量が形成されてい
る。
さらに図8(b)に示すように、本実施形態の液晶表示装置の製造方法に用いられるT
FT基板においては、ソース電極24及びドレイン電極25、信号線12、信号線端子の
端子部金属膜34は、下層から高融点金属層、Al(合金)層、高融点金属層を積層させ
た積層構造からなっており、Al(合金)層の側面には保護膜38が形成されている。
次に、本発明の液晶表示装置の製造方法の第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態に用いられるTFT基板の製造方法は、(a)透明絶縁性基板上にゲー
ト電極及び走査線を形成する工程、(b)ゲート絶縁膜、ソース、ドレイン電極及び信号
線、半導体層を形成する工程、(c)パッシベーション膜、コンタクトホールを形成する
工程、(d)画素電極を形成する工程を含む。ここで(b)の工程において、ソース、ド
レイン電極及び信号線を高融点金属層とAl(合金)層と高融点金属層との3層構造に形
成し、Al(合金)層の側面に保護膜を形成すること、半導体層及びチャネル形成時のド
ライエッチング後に同一真空中で真空引きすることを特徴としている。
まず、厚さ0.7mmの無アルカリガラスからなる透明絶縁性基板20上に、スパッタ
により厚さ約200nmのAl(合金)層と厚さ約100nmの高融点金属層を成膜し、
フォトリソグラフィーとエッチングにより、ゲート電極21、走査線(図示せず)、蓄積
容量電極(図示せず)、遮光層(図示せず)、走査線端子の端子部層金属膜33を形成す
る(図7(a))。ここで、Al(合金)と高融点金属の種類及びエッチング方法は、第
1の実施形態と同様である。
次に、プラズマCVDにより厚さ約400nmのシリコン窒化膜からなるゲート絶縁膜
22と厚さ約200nmのアモルファスシリコン(a−Si)層28と厚さ約30nmの
リンをドープしたN型アモルファスシリコン(n+型a−Si)層29とを順次成膜し、
さらに、スパッタにより厚さ約50nmの高融点金属層と厚さ200nmのAl(合金)
層と厚さ約100nmの高融点金属層を順次成膜し、フォトリソグラフィーとエッチング
により、ソース電極24、ドレイン電極25、信号線12、信号線端子の端子部金属膜3
4と半導体層23を一括して形成する(図7(b))。
本実施形態では、第1の実施形態と異なり、ソース、ドレイン電極と半導体層の形成を
1工程で行う。この方法を図9、図10を用いて説明する。図9、10は、図7(b)の
工程を説明する断面図である。
ゲート絶縁膜22、a−Si層28及びn+型a−Si層29からなる3層膜上に積層
された高融点金属層1、Al(合金)層2、高融点金属層3の3層膜4上に、フォトレジ
ストを塗布し、露光、現像を行い、フォトレジスト51を所定のパターンで階段形状にパ
ターニングする。このとき、露光はハーフトーンマスク又はグレートーンマスクを用い、
フォトレジスト51は、ソース、ドレイン電極となる部分でチャネル領域に面する領域上
だけ厚く形成し、ソース、ドレイン電極となる部分でその他の領域、信号線及び信号線端
子の端子部金属膜となる部分の上には薄く形成する(図9(a))。
次に、このフォトレジスト51をマスクとして高融点金属層3、Al(合金)層2、高
融点金属層1の3層膜4をエッチングする(図9(b))。エッチング方法は、第1の実
施形態と同様に、ウェットエッチングで行い、フォトレジスト51の端面からサイドエッ
チさせる。さらに、エッチング後の水洗を40℃〜50℃の温水で行い、Al(合金)膜
2の側壁にAl(合金)の酸化膜または水酸化膜からなる保護膜38を形成する。
次に、O2プラズマ処理を行い、フォトレジスト52を全体的にアッシングして、上記
の薄い部分を除去する(図10(a))。
次に、Nメチル2ピロリドン(NMP)のような有機溶剤の蒸気で残ったフォトレジス
ト53をリフローした後、このフォトレジスト53とソース、ドレイン電極、信号線及び
信号線端子の端子部金属膜をマスクにして、n +型a−Si層29及びa−Si層28を
エッチングする(図10(b))。エッチング方法は、例えば、SF6とHClとHeの
混合ガスによるエッチングや、CHF3とO2とHeの混合ガスとSF6とHClとHeの
混合ガス、あるいは、CHF3とO2とHeの混合ガスとSF6とCHF3とHeの混合ガス
による2ステップエッチング等、フッ素系ガス又はフッ素系ガスと塩素系ガスにより行わ
れるが、フッ素系ガスだけで行う方がより望ましい。このエッチングはRIEで行なわれ
る。また、エッチング後、第1の実施形態のチャネル部分のn+型a−Si層のエッチン
グと同様に、同一真空中で基板を電極から離した状態で真空引きを行い、さらに、O2
2、H2、Heの何れかのガスでプラズマ処理を行う。
引き続き、第1の実施形態と同様に、速やかにフォトレジスト53をウェット剥離で除
去した後、ソース電極24とドレイン電極25をマスクとして、電極間のn+型a−Si
層29をエッチング除去する。このようにして、ソース電極24、ドレイン電極25、信
号線12及び信号線端子の端子部金属膜34及び半導体層23を形成する(図10(c)
)。チャネル部分のn+型a−Si層のエッチング方法、エッチング後の真空引き、プラ
ズマ処理については、第1の実施形態と同様である。また、n+型a−Si層のエッチン
グ後、第1の実施形態でのウェット剥離処理と同様に、速やかに水洗処理を行う。以上の
ような手法を用いることにより、Al(合金)膜がエッチングガスのプラズマに曝される
ことがなく、また、基板に付着したFやClを除去できるため、Alの腐食を防止するこ
とができる。
なお、ここでは、ソース、ドレイン電極の金属膜をマスクにしてチャネル形成のドライ
エッチング行う例を示したが、信号線金属膜をウェットエッチングし、温水洗した後、引
き続き、図9(b)の状態でフォトレジストをマスクにして、チャネル形成のためのエッ
チングを行ってもよい。この場合は、この後に図10(a)以降の工程が続くことになる
(但し、図10(a)、(b)では、チャネルは既に形成されている)。
次に、プラズマCVDにより厚さ約200nmのシリコン窒化膜からなるパッシベーシ
ョン膜26を成膜し、フォトリソグラフィーとエッチングにより、画素部コンタクトホー
ル35及び端子部コンタクトホール36を開口する(図8(a))。
次に、スパッタにより厚さ約50nmのITOまたはIZOからなる透明導電膜を成膜
し、フォトリソグラフィーとエッチングにより、画素電極27及び端子部の接続電極37
を形成し、約270℃の温度でアニールして、TFT基板を完成する(図8(b))。
この後、第1の実施形態と同様にして、液晶表示装置を完成する。
次に、本発明の液晶表示装置の第3の実施形態の構成について説明する。
図6は第3の実施形態に使用するTFT基板の1画素部の平面図であり、図7、8、図
11、12は本実施形態の液晶表示装置において用いられるTFT基板の製造工程順の製
造工程断面図を図示したものである。ここで図11、12は、TFT部及び画素部(図6
のA−A線)、信号線端子部(図1のB−B線)及び走査線端子部(図1のC−C線)に
沿って切って図示した断面図であり、本実施形態の液晶表示装置において用いられるTF
T基板の製造工程を図示したものである。なお、第3の実施形態は4枚のマスクを用いて
製造される逆スタガチャネルエッチ型TFT基板を有する液晶表示装置の別の例である。
第3の実施形態は、第2の実施形態のTFT基板の製造方法の第2工程を変更したもので
あり、構成は第2の実施形態と全く同じである。
次に、本発明の液晶表示装置の製造方法の第3の実施形態について説明する。
第3の実施形態に用いられるTFT基板の製造方法は、第2の実施形態と同様に、(a
)透明絶縁性基板上にゲート電極及び走査線を形成する工程、(b)ゲート絶縁膜、ソー
ス、ドレイン電極及び信号線、半導体層を形成する工程、(c)パッシベーション膜、コ
ンタクトホールを形成する工程、(d)画素電極を形成する工程を含む。ここで(b)の
工程において、ソース、ドレイン電極及び信号線を高融点金属層とAl(合金)層と高融
点金属層との3層構造に形成し、Al(合金)層の側面に保護膜を形成すること、半導体
層及びチャネル形成時のドライエッチング後に同一真空中で真空引きすることを特徴とし
ている。
第2工程(工程(b))以外の製造方法は、第2の実施形態と全く同じであるので、第
2工程だけ説明する。図11〜図12は、第3の実施形態の図7(b)の工程を説明する
断面図である。
ゲート絶縁膜22、a−Si層28及びn+型a−Si層29からなる3層膜上に積層
された高融点金属層1、Al(合金)層2、高融点金属層3の3層膜4上に、フォトレジ
ストを塗布し、露光、現像を行い、フォトレジスト54を所定のパターンで階段形状にパ
ターニングする。このとき、露光はハーフトーンマスク又はグレートーンマスクを用い、
フォトレジスト54は、チャネルとなる領域のみ薄く形成し、ソース、ドレイン電極とな
る部分、信号線及び信号線端子の端子部金属膜となる部分の上には厚く形成する(図11
(a))。
次に、このフォトレジスト54をマスクとして高融点金属層3、Al(合金)層2、高
融点金属層1の3層膜4をエッチングし、引き続き、n+型a−Si層29及びa−Si
層28をエッチングする(図11(b))。信号線金属膜のエッチング方法は、第1の実
施形態と同様に、ウェットエッチングで行い、フォトレジスト54の端面からサイドエッ
チさせる。さらに、エッチング後の水洗を40℃〜50℃の温水で行い、Al(合金)膜
2の側壁にAl(合金)の酸化膜または水酸化膜からなる保護膜38を形成する。また、
半導体層23のエッチング方法は、第2の実施形態と同様であり、エッチング後、同一真
空中で基板を電極から離した状態で真空引きを行い、さらに、O2、N2、H2、Heの何
れかのガスでプラズマ処理を行う。
次に、O2プラズマ処理を行い、フォトレジスト55を全体的にアッシングして、上記
の薄い部分を除去する(図12(a))。このO2プラズマ処理は、半導体層のエッチン
グ後、同一真空中で連続して行うことが望ましい。半導体層のエッチング後、大気開放す
る場合は、速やかに水洗処理を行う。
次に、フォトレジスト55をマスクとして、チャネルとなる部分の高融点金属層3、A
l(合金)層2、高融点金属層1の3層膜をエッチングし、引き続き、チャネル部分のn
+型a−Si層29をエッチング除去する(図12(b))。チャネルとなる部分の信号
線金属膜のエッチング方法は、第1の実施形態と同様であり、ウェットエッチングで行い
、フォトレジスト55の端面からサイドエッチさせる。さらに、エッチング後の水洗を4
0℃〜50℃の温水で行い、Al(合金)膜2の側壁にAl(合金)の酸化膜または水酸
化膜からなる保護膜38を形成する。チャネル部分のn+型a−Si層のエッチング方法
、エッチング後の真空引き、プラズマ処理については、第1の実施形態と同様である。
引き続き、第1の実施形態と同様に、速やかにフォトレジスト55をウェット剥離で除
去し、ソース電極24、ドレイン電極25、信号線12及び信号線端子の端子部金属膜3
4及び半導体層23を形成する(図12(c))。この後、第2の実施形態と同様に、パ
ッシベーション膜、コンタクトホールを形成し、さらに画素電極を形成するが、本実施形
態では図8において、信号線金属膜の端面と半導体層の端面は正確には一致しておらず、
図12(c)のように階段状になっている。
以上のような手法を用いることにより、Al(合金)膜がエッチングガスのプラズマに
曝されることがなく、また、基板に付着したFやClを除去できるため、Alの腐食を防
止することができる。
なお、ここでは、チャネルとなる部分の信号線金属膜のウェットエッチング後の水洗時
に、温水洗により保護膜を形成する例を述べたが、フォトレジストの剥離後の水洗時に、
同様に温水洗を行ってもよい。この場合は、上述したチャネル形成のドライエッチングは
、ソース、ドレイン電極の金属膜をマスクとして行うことになる。
次に、本発明の液晶表示装置の製造方法の第4の実施形態の構成について説明する。
図13は第4の実施形態に使用するTFT基板の1画素部の平面図であり、図14、1
5は本実施形態において用いられるTFT基板の製造工程順の製造工程断面図を図示した
ものである。図14、15はTFT部及び画素部(図13のA−A線)、信号線端子部(
図1のB−B線)及び走査線端子部(図1のC−C線)に沿って切って図示した断面図で
あり、本実施形態の液晶表示装置において用いられるTFT基板の製造工程を図示したも
のである。なお、第4の実施形態は5枚のマスクを用いて製造される逆スタガチャネル保
護型TFT基板を有する液晶表示装置の例である。
図13及び図15(b)に示したTFT基板は、透明絶縁性基板20上のゲート電極2
1、ゲート電極21に接続する走査線11、前段の走査線を共有する蓄積容量電極31、
遮光層32、走査線端子14の端子部金属膜33とを有する。ゲート電極21上にはゲー
ト絶縁膜22が設けられており、ゲート絶縁膜22上にゲート電極21と対向して半導体
層23とチャネル保護膜61が設けられ、この上にソース電極24及びドレイン電極25
が分離されて形成されている。チャネル保護膜が形成されていることが第2の実施形態と
異なる。また、ソース電極24と、ドレイン電極25と、ゲート絶縁膜22上に設けられ
たドレイン電極25に接続する信号線12と、信号線端子15の端子部金属膜34の上に
はパッシベーション膜26が設けられており、パッシベーション膜26の一部に画素部コ
ンタクトホール35と端子部コンタクトホール36が設けられている。このコンタクトホ
ール35、36を介して、ソース電極24に接続する画素電極27と端子部金属膜33、
34に接続する接続電極37が設けられている。ここで、蓄積容量電極31と画素電極2
7との間で保持容量が形成されている。
また、図15(b)に示すように、本実施形態の液晶表示装置に用いられるTFT基板
においては、ソース電極24及びドレイン電極25、信号線12、信号線端子の端子部金
属膜34は、下層から高融点金属層とAl(合金)層と高融点金属層との積層構造からな
っており、Al(合金)層の側面には保護膜38が形成されている。
次に、本発明の液晶表示装置の製造方法の第4の実施形態について説明する。
第4の実施形態に用いられるTFT基板の製造方法は、(a)透明絶縁性基板上にゲー
ト電極及び走査線を形成する工程、(b)ゲート絶縁膜、a−Si層、チャネル保護膜を
形成する工程、(c)ソース、ドレイン電極及び信号線、半導体層を形成する工程、(d
)パッシベーション膜、コンタクトホールを形成する工程、(e)画素電極を形成する工
程を含む。ここで(c)の工程において、ソース、ドレイン電極及び信号線を高融点金属
層とAl(合金)層と高融点金属層との3層構造に形成し、Al(合金)層の側面に保護
膜を形成すること、半導体層及びチャネル形成時のドライエッチング後に同一真空中で真
空引きすることを特徴としている。
図14〜図15に示すように、まず、厚さ0.7mmの無アルカリガラスからなる透明
絶縁性基板20上に、スパッタにより厚さ約200nmのAl(合金)層と厚さ約100
nmの高融点金属層を成膜し、フォトリソグラフィーとエッチングにより、ゲート電極2
1、走査線(図示せず)、蓄積容量電極(図示せず)、遮光層(図示せず)、走査線端子
の端子部金属膜33を形成する(図14(a))。ここで、Al(合金)と高融点金属の
種類及びエッチング方法は、第1の実施形態と同様である。
次に、プラズマCVDにより厚さ約400nmのシリコン窒化膜からなるゲート絶縁膜
22と厚さ約80nmのアモルファスシリコン(a−Si)層28と厚さ約100nmの
シリコン窒化膜とを順次成膜し、フォトリソグラフィーとエッチングにより、ゲート電極
21に対向して、チャネル保護膜61を形成する(図14(b))。
次に、プラズマCVDにより厚さ約30nmのリンをドープしたN型アモルファスシリ
コン(n+型a−Si)層29と、さらに、スパッタにより厚さ約50nmの高融点金属
層と厚さ200nmのAl(合金)層と厚さ約100nmの高融点金属層とを順次成膜し
、フォトリソグラフィーとエッチングにより、ソース電極24、ドレイン電極25、信号
線12、信号線端子の端子部金属膜34と半導体層23を形成する(図14(c))。こ
のエッチングは、フォトレジストをマスクとして高融点金属層、Al(合金)層、高融点
金属層の3層膜をエッチングし、引き続き、n+型a−Si層29及びa−Si層28を
エッチングする。信号線金属膜のエッチング方法は、第1の実施形態と同様に、ウェット
エッチングで行い、フォトレジストの端面からサイドエッチさせる。さらに、エッチング
後の水洗を40℃〜50℃の温水で行い、Al(合金)膜の側壁にAl(合金)の酸化膜
または水酸化膜からなる保護膜38を形成する。また、半導体層のエッチング方法は、第
2の実施形態と同様であり、エッチング後、同一真空中で基板を電極から離した状態で真
空引きを行い、さらに、O2、N2、H2、Heの何れかのガスでプラズマ処理を行う。半
導体層23のエッチング時に、同時にチャネル部分のn+型a−Si層29もエッチング
除去する。引き続き、第1の実施形態と同様に、速やかにフォトレジストをウェット剥離
で除去する。
以上のような手法を用いることにより、Al(合金)膜がエッチングガスのプラズマに
曝されることがなく、また、基板に付着したFやClを除去できるため、Alの腐食を防
止することができる。
なお、ここでは、信号線金属膜のウェットエッチング後の水洗時に、温水洗により保護
膜を形成する例を述べたが、フォトレジストの剥離後の水洗時に、同様に温水洗を行って
もよい。この場合は、上述したチャネル及び半導体層形成のドライエッチングは、ソース
、ドレイン電極の金属膜をマスクとして行うことになる。
次に、プラズマCVDにより厚さ約200nmのシリコン窒化膜からなるパッシベーシ
ョン膜26を成膜し、フォトリソグラフィーとエッチングにより、画素部コンタクトホー
ル35及び端子部コンタクトホール36を開口する(図15(a))。
次に、スパッタにより厚さ約50nmのITOまたIZOからなる透明導電膜を成膜し
、フォトリソグラフィーとエッチングにより、画素電極27及び端子部の接続電極37を
形成し、約270℃の温度でアニールして、TFT基板を完成する(図15(b))。
この後、第1の実施形態と同様にして、液晶表示装置を完成する。
次に、本発明の根拠になるデータについて、実験結果に基づいて説明する。
表1は、第1の実施形態のTFT基板のサンプルについて、チャネル部n+型a−Si
層ドライエッチングの際における、マスクとなるフォトレジストの有無、信号線Al側面
の保護処理(温水洗による酸化、水酸化処理)の有無、及び、エッチングガスの種類と、
信号線Al腐食の発生状況との関係を調べた結果をまとめて示している。各サンプルは、
Cl2/O2によるドライエッチング、CH3/He/O2と、SF6/HCl/Heとによ
る2ステップエッチング、又は、CH3/He/O2と、SF6/CHF3/Heによる2ス
テップエッチングによるドライエッチングを行った。このエッチング後の真空引き、及び
、O2プラズマ処理は行わずに、そのまま大気中に取り出した。信号線Al腐食は、ドラ
イエッチング後に基板をチャンバから取り出し、大気中に約1時間放置した後に、光学顕
微鏡で観察した。なお、表2及び表3を含めて、表中の記号は以下の通りである。
××:Al腐食が大量に発生。
×:Al腐食が発生。
△:Al腐食が僅かに発生。
○:Al腐食は発生しない。
Figure 2008033337
表2は、同様に、第1の実施形態のTFT基板のサンプルについて、チャネル部n+型
a−Si層ドライエッチングの際に、そのエッチング後の真空引き時間、及び、その後の
2プラズマ処理時間と、信号線Al腐食の発生状況との関係をまとめて示している。表
2のサンプルは、フォトレジスト無しで、かつ信号線Al側面の保護処理を行わない状態
で、CHF3/He/O2とSF6/HCl/Heとで2ステップでエッチングを行ったも
のである。信号線Al腐食は、ドライエッチング後の基板取出し後、大気中に約1時間放
置した後、光学顕微鏡で観察した。
Figure 2008033337
表3は、同様に、第1の実施形態のTFT基板のサンプルについて、チャネル部n+型
a−Si層ドライエッチング後に基板が大気開放されてから、洗浄処理(ウェット剥離)
されるまでの経過時間と、信号線Al腐食の発生状況との関係を調べた結果を示している
。各サンプルは、信号線Al側面の保護処理を行わない状態で、CHF3/He/O2とS
6/HCl/Heとによる2ステップエッチングを行ったものであり、エッチング後の
真空引き、O2プラズマ処理は行っていない。信号線Al腐食は、フォトレジストマスク
のウエット剥離後に、光学顕微鏡で観察した。
Figure 2008033337
上記実験によって、塩素系ガス(Cl2、HCl)はフッ素系ガス(CHF3)よりAl
腐食が発生しやすいこと、塩素系ガスを使用しなくても、Al腐食は発生することを確認
した。これらのAl腐食は、フォトレジスト有の状態でエッチングしたり、Al側面の保
護処理を行うことによりかなり抑制され、両者を同時に行うことにより防止できることが
わかった。さらに、エッチング後の真空引き時間が長いほど、O2処理時間が長いほどA
l腐食に対して効果があり、また同様に、エッチング後洗浄処理までの放置時間が短いほ
ど、Al腐食に対して効果があることがわかった。
従って、Al腐食の対策として、信号線のAl側面をエッチングガスのプラズマに曝さ
ないことと、基板に残留するエッチングガスのCl、F成分を除去、置換することが重要
であり、これらの対策を組み合わせることにより、Al腐食の改善効果がさらに増すこと
を確認した。
なお、前述した実施形態ではツイスティドネマティック(TN)型の液晶表示装置に適
用した例を示したが、本発明はインプレインスイッチング(IPS)型の液晶表示装置に
適用できることは言うまでもない。IPS型液晶表示装置では、通常画素電極は金属膜で
形成されるが、実施形態に示したようなTFT基板では、端子部の接続電極や、共通配線
の結束、保護トランジスタ部のゲート層とドレイン層との層変換のためにパッシベーショ
ン膜上の透明導電膜を使用するため、製造工程フローとしては、TN型もIPS型も全く
同じになるためである。また、IPS型の液晶表示装置でも、開口率向上のため、パッシ
ベーション膜上に透明導電膜で画素電極と共通電極を形成する技術があり、本発明は、こ
のような液晶表示装置にも適用できることは明白である。
また、前述した実施形態では、Al側面の保護処理を温水洗により行う例を示したが、
工程数が一工程増えるが、酸素や窒素等のプラズマ処理を行い、Alの酸化膜や窒化膜を
形成してもよい。但し、この場合は、等方的なPEモードでプラズマ処理を行い、保護膜
の横方向の厚さを少なくとも100nm以上に形成する必要がある。保護膜の横方向の厚
さが数十nm程度以下では、ドライエッチングガスが膜の欠陥部分から内部に容易に侵入
して、保護効果が十分でないためである。
また、前述した実施形態では、信号線が高融点金属/Al(合金)/高融点金属の3層
の積層配線に適用した例を示したが、Al(合金)/高融点金属の2層配線にも適用可能
である。この場合は、画素電極を信号線より下側に形成するTFT構造を採用すればよい
また、前述した実施形態では、a−SiTFTの例を示したが、ポリシリコン(p−S
i)TFTにも適用できることは言うまでもない。
以上説明したように、本発明の好適な実施態様によれば、信号線やソース、ドレイン電
極を形成後、信号線やソース、ドレイン電極の側部に露出したAl(合金)膜の側面をA
l(合金)の酸化膜や水酸化膜からなる保護膜により保護するため、その後の半導体層の
エッチングやチャネルエッチング時に塩素系ガスやフッ素系ガスに起因するAl(合金)
膜の腐食を抑制することができる。さらに、信号線やソース、ドレイン電極の金属膜がエ
ッチングマスクであるフォトレジストから後退しているため、半導体層のエッチングやチ
ャネルエッチング時に塩素系ガスやフッ素系ガスのプラズマに曝されにくくなり、Al(
合金)膜の腐食を抑制することができる。
また、半導体層エッチング、チャネルエッチング工程において、ドライエッチング終了
後、同一真空中で真空引きを行い、さらに、O2、N2、H2、Heの何れかガスでプラズ
マ処理することにより、基板上に残留しているフッ素系ガス、塩素系ガスを除去、置換す
るので、半導体層のエッチングやチャネルエッチング時に基板に付着した塩素系ガスやフ
ッ素系ガスを効率よく除去でき、Al(合金)膜の腐食を抑制することができる。
また、半導体層エッチング、チャネルエッチング工程において、ドライエッチング終了
後、洗浄処理までの時間を10分以内とすることにより、基板に残留しているフッ素系ガ
ス、塩素系ガスを除去するので、半導体層のエッチングやチャネルエッチング時に基板に
付着した塩素系ガスやフッ素系ガスを除去でき、Al(合金)膜の腐食を抑制することが
できる。
本発明の液晶表示装置に使用する薄膜トランジスタアレイ基板(TFT基板)の構成を示す概念図である。 本発明の液晶表示装置の製造方法の第1の実施形態に使用するTFT基板の1画素部の平面図である。 本発明の液晶表示装置の製造方法の第1の実施形態において用いられるTFT基板の製造工程順の製造工程断面図を図示したものである。 図3に続く製造工程を示す製造工程断面図である。 図4に続く製造工程を示す製造工程断面図である。 本発明の液晶表示装置の製造方法の第2、第3の実施形態に使用するTFT基板の1画素部の平面図である。 本発明の液晶表示装置の製造方法の第2、第3の実施形態において用いられるTFT基板の製造工程順の製造工程断面図を図示したものである。 図7に続く製造工程を示す製造工程断面図である。 本発明の液晶表示装置の製造方法の第2の実施形態の図7(b)の工程を詳細に説明した製造工程断面図である。 図9に続く製造工程を示す製造工程断面図である。 本発明の液晶表示装置の製造方法の第3の実施形態の図7(b)の工程を詳細に説明した製造工程断面図である。 図11に続く製造工程を示す製造工程断面図である。 本発明の液晶表示装置の製造方法の第4の実施形態に使用するTFT基板の1画素部の平面図である。 本発明の液晶表示装置の製造方法の第4の実施形態において用いられるTFT基板の製造工程順の製造工程断面図を図示したものである。 図14に続く製造工程を示す製造工程断面図である。
符号の説明
1、3 高融点金属層
2 Al(合金)層
4 3層膜
10 TFT基板
11 走査線
12 信号線
13 薄膜トランジスタ(TFT)
14 走査線端子
15 信号線端子
20、50 透明絶縁性基板
21 ゲート電極
22 ゲート絶縁膜
23 半導体層
24 ソース電極
25 ドレイン電極
26 パッシベーション膜
27 画素電極
28 アモルファスシリコン(a−Si型)層
29 N型アモルファスシリコン(n+型a−Si)層
31 蓄積容量電極
32 遮光層
33、34 端子部金属膜
35 画素部コンタクトホール
36 端子部コンタクトホール
37 接続電極
38 保護膜
40 対向基板
41 配向膜
42 カラーフィルタ
43 ブラックマトリクス
44 共通電極
45 シール
46 液晶
47 偏向板
51、52、53、54、55 フォトレジスト
61 チャネル保護膜

Claims (6)

  1. 基板上に半導体層及び高融点金属膜と低抵抗金属膜との積層金属膜をパターン形成する
    液晶表示装置の製造方法であって、前記積層金属膜上にフォトレジストパターンを形成す
    る工程と、前記フォトレジストをマスクとして前記積層金属膜をエッチングして前記積層
    金属膜パターンを形成する工程と、前記フォトレジストまたは前記積層金属膜をマスクと
    して前記半導体層の一部または全部をドライエッチングする工程とを具備し、前記ドライ
    エッチング後、前記基板を収納するチャンバーの真空引きを行い、さらに前記基板をプラ
    ズマ処理して前記基板上に残留するエッチングガスを除去することを特徴とする液晶表示
    装置の製造方法。
  2. 前記真空引きは、前記基板を前記チャンバーの電極から離間させた状態にて行うことを
    特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置の製造方法。
  3. 前記真空引きは、120秒以上行うことを特徴とする請求項1乃至2のいずれか一項に
    記載の液晶表示装置の製造方法。
  4. 前記プラズマ処理は、O2、N2、H2、Heのいずれかのガスで行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の液晶表示装置の製造方法。
  5. 前記フォトレジストをマスクとして前記半導体層の一部または全部をドライエッチング
    する工程に引き続き、前記フォトレジストをウェット剥離で除去する工程をさらに具備し
    、前記ドライエッチング後前記フォトレジストを剥離除去するまでの時間を10分以内と
    することを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置の製造方法。
  6. 前記積層金属膜をマスクとして前記半導体層の一部または全部をドライエッチングする
    工程に引き続き、水洗を行う工程をさらに具備し、前記ドライエッチング後水洗までの時
    間を10分以内とすることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置の製造方法。
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