JPH11135479A - 半導体装置及び表示装置用基板及び液晶表示装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置及び表示装置用基板及び液晶表示装置の製造方法

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JPH11135479A
JPH11135479A JP29446897A JP29446897A JPH11135479A JP H11135479 A JPH11135479 A JP H11135479A JP 29446897 A JP29446897 A JP 29446897A JP 29446897 A JP29446897 A JP 29446897A JP H11135479 A JPH11135479 A JP H11135479A
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JP
Japan
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liquid crystal
light
display device
ashing
film
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Application number
JP29446897A
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English (en)
Inventor
Takayuki Kimura
隆之 木村
Katsumi Kurematsu
榑松  克巳
Osamu Koyama
理 小山
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体装置の配線パターン形成時に、装置を
複雑にすることなく、反応生成物を除去可能で、特性の
優れた配線パターンを作成する。 【解決手段】 チタンあるいはチタン化合物と、アルミ
ニウムあるいはアルミニウム合金とを積層した半導体基
板において、フォトレジストを用いたレジストパターン
形成工程と、前記レジストパターンをマスクとし、塩素
を含むガスを用いるドライエッチング工程と、該ドライ
エッチング後に、真空を保持したまま、前記半導体基板
を230〜260℃に制御した状態で酸素プラズマ処理
を行うアッシング工程を有し、該アッシング工程は、少
なくともフッ素を含むガスを添加してプラズマ処理する
工程と、フッ素を含まず、アルコールガスを添加してプ
ラズマ処理する工程と、を連続して行うことにより配線
パターンを形成することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置及び表
示装置用基板及び液晶表示装置の製造方法に関し、特
に、配線のパターン等の導電性パターンの形成方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図27に示すように、シリコンウ
ェハ3008上にアルミニウム3003による配線パタ
ーンを形成する場合、フォトレジスト3002によりエ
ッチングマスクを形成し、塩化ホウ素や塩素等のガスに
よりドライエッチングを行い、その後に250℃程度の
高温に保持し、酸素とメタノール等のアルコールとの混
合ガス中にてレジストアッシングを行うことで、レジス
ト除去および配線腐食の原因となる塩素3001の除去
を行っていた。また、エッチングにおいて形成される反
応生成物3006は、前記エッチング・アッシングが終
了した後に、洗浄処理を行うことで除去していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のような処理方法
においては、以下のような課題がある。
【0004】図28は、積層配線パターンを形成する際
の、配線断面形状を示す図である。反応生成物が薄い条
件で処理した場合、図28に示すように、バリアメタル
や反射防止膜をアルミニウムと積層して成膜し同一処理
でドライエッチングすると、アルミニウム3103が異
常エッチングされ易い。
【0005】これを防止するために、反応生成物を側壁
保護膜とし厚く堆積させるようなエッチング条件とすれ
ば、エッチングの異方性が強くなりアルミニウムの異常
エッチングは抑えられる。しかしながらこの場合、反応
生成物が厚くなったことにより、アッシング及び洗浄に
て反応生成物を除去することが困難となる。反応生成物
はエッチング雰囲気中に存在する塩素、配線と同時にエ
ッチングされるレジストからの炭素及び炭化水素、エッ
チングされる配線材のアルミニウム、バリアメタルや反
射防止膜に使われるチタン等の高融点金属により構成さ
れるため、除去されないまま以降の層間絶縁膜堆積工程
を行うことは、デバイスの信頼性及びプロセス上の大き
な問題となる。
【0006】更に、アルコールを添加したアッシングプ
ロセスには、以下の相反する事項がある。第一にアルコ
ールガスの添加により塩素の除去率は向上するがアッシ
ング速度は低下する。第二に、温度を高くするとアッシ
ング速度が大きくなりまた塩素の除去率も向上するが、
残留フォトレジスト及び反応生成物は熱により変質し
て、アッシング及び洗浄工程での除去ができなくなる。
【0007】上述の相反する事項への対応として、まず
低温で反応生成物及びレジストを除去した上で、高温に
して塩素を除去する方法が考えられたが、この方法にお
いても以下の課題が残る。すなわち、温度を変化させる
必要があるため、装置の複雑化あるいはスループットの
低下が避けられないという問題である。
【0008】[発明の目的]本発明の目的は、上述した
課題を解決し、安定して安価にかつ信頼性の高い半導体
装置を製造するための方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達し得る
本発明の手段としての半導体装置の製造方法は、半導体
基板上に導電性パターンを形成する半導体装置の製造方
法において、半導体基板上にアルミニウムを含む層とチ
タンを含む層を積層した導電層を形成する工程と、前記
導電性パターンに対応したレジストパターンをマスクと
して、塩素を含むガスを用いるドライエッチング工程
と、前記ドライエッチング工程から引き続き真空を保持
したまま、上記レジストを除去するアッシング工程と、
を有し、該アッシング工程は、酸素ガスに少なくともフ
ッ素を含むガスを添加してプラズマ処理する工程と、フ
ッ素を含まず、酸素ガスにアルコールを含むガスを添加
してプラズマ処理する工程とを連続的に行なうことを特
徴とする半導体装置の製造方法である。
【0010】また、上記アッシング工程は、230℃〜
260℃で行なわれる半導体装置の製造方法でもある。
【0011】また、チタンあるいはチタン化合物と、ア
ルミニウムあるいはアルミニウム合金とを積層した半導
体基板において、フォトレジストを用いたレジストパタ
ーン形成工程と、前記レジストパターンをマスクとし、
塩素を含むガスを用いるドライエッチング工程と、前記
ドライエッチングの後に、真空を保持したまま、前記半
導体基板を230〜260℃に制御した状態で酸素プラ
ズマ処理を行うアッシング工程とを有し、前記アッシン
グ工程においては、少なくともフッ素を含むガスを添加
してプラズマ処理する工程と、フッ素を含まず、アルコ
ールガスを添加してプラズマ処理する工程と、を連続し
て行うことにより導電性パターンを形成することを特徴
とする半導体装置の製造方法でもある。
【0012】また、本発明の表示装置用基板及び液晶表
示装置の製造方法は、上記半導体装置の製造方法により
導電性パターンを形成する工程を有することを特徴とす
る表示装置用基板の製造方法、及びこれに液晶を組み合
わせた液晶装置の製造方法である。
【0013】[作用]本発明は、半導体基板上に、アル
ミニウム合金とチタンあるいはチタン化合物を積層して
形成した配線パターンを作成する際に、ドライエッチン
グ後に真空を保持したまま、230〜260℃の温度に
半導体基板を保持した上で、酸素ガスにフッ素を含むガ
スを添加してプラズマ処理する工程と、フッ素を含ま
ず、酸素ガスにアルコールガスを添加してプラズマ処理
する工程とを連続的に実施することを特徴とするもので
ある。
【0014】このような、本発明によれば、ドライエッ
チングにより形成される反応生成物を、ドライエッチン
グの後に真空を保持して実施するアッシング工程の中の
少なくともフッ素を含むガスを添加した工程を実施する
ことにより、アッシング工程の次工程である洗浄工程で
完全に除去することができる。
【0015】更に、アッシング工程の中のフッ素を含む
ガスを添加して処理する工程に続いて連続的に、フッ素
を含まずにアルコールガスを添加して処理する工程を実
施することにより、残留レジストの除去と、配線側面や
前記残留レジストに付着している塩素をほぼ完全に除去
することが、単一の処理室でかつ温度を変化させること
なく実施できる。 更にまた、本発明によれば、配線の
アルミニウムの異常エッチングを抑えるためにエッチン
グの異方性を高めた場合でも、反応生成物の除去が可能
であり、デバイスの信頼性を低下させることなくかつプ
ロセス上の問題も生じない。
【0016】更にまた、反応生成物除去のための工程
と、塩素除去のための工程とを同一温度で処理できるた
め、複数のアッシング処理室を準備することも、アッシ
ング中に温度を変化させることによる処理時間の長時間
化も必要ないため、安価にデバイスを提供できる。
【0017】また、半導体基板を230〜260℃に制
御してアッシング工程を行なうことにより、反応生成物
の除去、残留レジストの除去、塩素の除去を、効率良く
行なうことができる。これは、230℃より低い温度で
は、塩素の除去率が低いために処理が長時間化し、26
0℃より高い温度では、フォトレジストが熱により変質
し、フォトレジストが除去できなくなるためである。
【0018】
【実施例】
(第1の実施例)図1は本発明の半導体装置に関し、ア
ルミニウムをエッチングしている時点での模式図であ
る。図2(a)は、アッシングにおいて、フッ素を含む
ガスを添加した工程、図2(b)は前記フッ素を含むガ
スを添加した工程を長時間行った場合、図2(c)は連
続して行われるアルコールガスを添加した工程における
模式図である。図3はアッシング工程に続いて実施され
る洗浄工程が終了した時点の模式図である。以下、図
1、図2(a)、図2(b)、図2(c)および図3を
参照しながら、この半導体装置の製造工程について説明
する。
【0019】素子が作成された半導体基板108上に層
間絶縁膜107を成膜する。本実施例においては、n形
シリコン基板上にMOSトランジスタを形成した後、常
圧TEOS CVD法にてBPSG膜を堆積させてい
る。続いて窒素雰囲気にて1000℃、5分の熱処理を
加え、前記BPSG膜をリフローさせる。本実施例には
示していないが、これはMOSトランジスタを形成する
際の段差を軽減させるために行うものである。
【0020】次に、図面には記載されていないが、フォ
トリソグラフィ工程にてパターニング、エッチングを行
い、前記ソース領域、ドレイン領域上にコンタクトホー
ルを開口させ、レジスト除去後、PVD法により、一層
目の配線、電極となる金属膜を堆積させる。
【0021】本実施例では、まずチタン膜を100オン
グストローム、続いてバリアメタルとして窒化チタン膜
105を1700オングストローム堆積させ、窒素雰囲
気中で熱処理を加えた後、アルミシリコン膜103を5
000オングストローム、続いて反射防止膜として窒化
チタン膜104を300オングストローム堆積させてい
る。各層の膜厚は、配線抵抗、続く工程の熱負荷、ソー
ス・ドレインの接合深さ等デバイスパラメータにあわせ
て、適宜変更することができる。また、アルミシリコン
に代えてアルミシリコン銅、アルミ銅等のアルミ合金を
使う事も可能である。さらに、アルミニウム合金を堆積
させる前に、CVD法に依ってタングステンなどの金属
を成膜しエッチバックすることでコンタクトホール内の
みに金属を形成する、所謂コンタクトプラグを行っても
よい。
【0022】次に、フォトリソグラフィにより配線パタ
ーンを形成する。まずフォトレジストを回転塗布法で
2.1μm塗布し、つづいて90℃に温度制御したホッ
トプレート上で90秒保持する。本実施例においてはレ
ジストとして東京応化工業製のTSCR−97i10を
用いたが、レジストや塗布厚、加熱法等は必要に応じて
変更してもよい。
【0023】つづいて露光を行い、さらに110℃に温
度制御したホットプレート上で60秒間保持した後、現
像液に曝すことで、配線および電極部分にのみ、フォト
レジストパターン102を残す。本実施例においては、
現像液としてトクソー社製SD−1を用いたが、現像液
や加熱法等は必要に応じて変更できる。
【0024】さらに、パターン形状を保つため、ホット
プレート上で160℃まで加熱すると同時にUV光を照
射する所謂レジストハードニング処理を行う。
【0025】上述の手順により形成したレジストパター
ン102をマスクとしてドライエッチングを行い、レジ
ストの除去された領域において前記BPSG膜を露出さ
せる。ドライエッチングは、まずウェハを真空槽内に搬
送した後エッチングガスとなる塩素および塩化ホウ素1
01を真空槽内に導入した上でマイクロ波電力を印加し
てプラズマを生成させることで行う。その際、前記フォ
トレジストも同時にエッチングされるため、フォトレジ
ストの主成分である炭化水素や、エッチングガスに含ま
れる塩素、被エッチング膜に含まれるアルミやチタンか
ら成る所謂反応生成物106が、配線パターンの両側面
に付着する。前記反応生成物が、エッチングにより露出
するアルミニウム側面を覆うことで、異方性エッチング
が可能となり、微細な配線パターンを形成できる。ドラ
イエッチング後の状態を図2(a)に示す。
【0026】ドライエッチング終了後、引き続き真空を
保持した状態で、配線パターン上に存在する余剰レジス
ト102をアッシング処理により除去する。まず、25
0℃に温度制御したホットプレート上に保持し、第一の
段階として、酸素201、メタノール、およびCHF3
ガス202を導入しマイクロ波電力を印加してプラズマ
を生成させる。本実施例においては、酸素を毎分400
ml、メタノールを毎分20ml、CHF3 を毎分20
mlとし、圧力を0.8Torrとしている。本条件に
おけるレジストのアッシング速度は、毎分2500〜6
000オングストロームである。この処理により、前記
反応生成物の除去が可能となる。
【0027】ただし、次のような問題点があるために、
長時間の処理を行うことはできない。即ち、チタンがC
HF3 によりエッチングされるため、本処理を過剰に行
うと、配線側面に露出したチタン膜や窒化チタン膜がエ
ッチングされオーバーハング形状となり、層間絶縁膜と
の間にボイドを引き起こし信頼性を著しく低下させる。
オーバーハング状態を図2(b)に示す。本実施例では
本処理の時間を25秒に設定することで、前記反応生成
物を除去しかつオーバーハング形状とならないようにす
ることができる。
【0028】続いて放電を持続させたまま、第二の段階
として、CHF3 の導入を完全に止め、引き続きアッシ
ングを行う。アッシング中の状態を図2(c)に示す。
CHF3 を導入しないため、長時間の処理を行ってもチ
タン層及び窒化チタン層がエッチングされることはな
い。従って、上述のようなボイドが生じることはない。
【0029】本実施例においては、酸素201は毎分4
00ml、メタノール204は毎分60mlとし、圧力
を1.2Torrに制御している。本処理は、レジスト
の除去、および露出した配線の側面に残留する塩素20
3を除去するために行う。従って、本処理を行う時間
は、レジストが除去できかつ腐食が発生しないために十
分な時間だけ行う必要がある。アッシング速度は前記条
件の下で毎分約1.3μmであるので、アッシング速度
の面内分布を考慮して、本実施例では本段階の処理を2
分間行っている。また、本条件においてはアルミニウム
の腐食は発生しないことが確認できている。
【0030】続いて洗浄処理を行う。洗浄処理後の状態
を図3に示す。上記のようにドライエッチング、アッシ
ング、洗浄処理を行うことで、ソース電極、ドレイン電
極、配線301を形成する。
【0031】(第2の実施例)本発明の半導体装置の例
として、アクティブマトリクス表示装置に適用した場合
について図4を用いて説明する。
【0032】まず、不純物濃度が1E14〜1E15c
-3の半導体基板401を熱酸化法にて熱酸化膜402
を形成し、その上に減圧CVD法にてシリコン窒化膜4
03を堆積させる。本実施例は熱酸化膜を350オング
ストローム、シリコン窒化膜を2000オングストロー
ム堆積している。
【0033】次に、フォトリソグラフィ工程のパターニ
ング、エッチング処理にてシリコン酸化膜の一部を除去
しイオン注入法にてリンを注入し、引き続いて熱処理を
加え、ウェル領域404を形成する。本実施例ではイオ
ン注入により形成される不純物領域の濃度が1E15〜
1E17cm-3になる様にリンを1.8E12cm-3
入し、熱処理を1000℃、60分、窒素・酸素混合雰
囲気で施し、続いて熱酸化法にて熱酸化膜405を前記
ウェル領域404の上部にのみ形成する(図4
(a))。
【0034】さらに前記シリコン窒化膜403を全面除
去し、ホウ素をイオン注入した後熱処理を加え、異なっ
た導伝性を持つウェル領域407を形成しており、不純
物濃度は前記ウェル領域と同じ程度に形成されている。
【0035】なお、図4(b)より図4(e)は、p型
のウェル領域407とその上部のみについての模式図で
あるが、n型のウェル領域の上部についても同様の素子
を作成している。
【0036】次に減圧CVD法にてシリコン窒化膜を再
度堆積させ、フォトリソグラフィ工程にてパターニング
を行い、前記シリコン窒化膜の一部を除去し、熱酸化法
にて熱酸化膜を形成する。本実施例においては前記シリ
コン窒化膜厚は1500オングストローム、熱酸化膜厚
は8000オングストロームである。続いて前記シリコ
ン窒化膜を全て除去し、素子分離領域となるLOCOS
絶縁層406を形成する。
【0037】次に熱酸化法にてゲート酸化膜408を形
成し、しきい値調整用の不純物をイオン注入法で導入す
る。本実施例ではゲート酸化膜厚は850オングストロ
ームで、不純物はホウ素を4E11cm-2、40KeV
の条件で前記ゲート酸化膜下に注入している。
【0038】次に減圧CVD法にて多結晶シリコン膜を
前記ゲート酸化膜上に堆積させ、全面に不純物を注入
し、熱処理を加えた後、パターニング法にてゲート電極
409を形成する。本実施例では多結晶シリコン膜を4
400オングストローム堆積させた後にリンを1.5E
16cm-2,70KeVで注入し、950℃、30分、
窒素雰囲気で熱処理した後にパターニング、エッチング
し、ゲート電極を形成している。ここでゲート電極には
タングステン、コバルトといった高融点金属と多結晶シ
リコンとの組み合わせ構造をとる事も可能である。さら
に本実施例ではゲート酸化膜の耐圧を向上させる為に熱
酸化法で前記ゲート電極上に熱酸化膜を350オングス
トローム形成している。
【0039】次にレジストパターニング法にて前記ゲー
ト電極の周辺のレジストを開口し、不純物を注入する。
ここで不純物は前記ウェル領域と反対の導伝性を持つも
のを注入し、熱処理を加える。本実施例では前記ウェル
領域がP型に対しリンが熱処理後に1〜8E17cm-3
の表面濃度を持つ様に形成している。この領域は電解緩
和層410となり、MOSトランジスタの耐圧を向上さ
せるものである。さらに本実施例ではN型のウェル領域
に対してはホウ素をイオン注入し、表面濃度が1E16
〜1E17cm-3になる様に熱処理を加え、電解緩和層
を形成している。
【0040】次に、レジストパターニング法にて前記ゲ
ート電極の周辺のレジストを開口し、前記P型のウェル
領域にN型不純物を導入し、レジストを除去した後に再
度パターニングを行い、今度は前記N型のウェル領域上
のゲート電極周辺のレジストを開口し、前記N型ウェル
領域内にP型の不純物を導入する。本実施例においては
N型不純物はリンを5E15cm-2、95KeVの条件
で注入し、P型不純物はBF2 を3E15cm-2、10
0KeVの条件で注入している。レジストを除去した
後、熱処理をN2 雰囲気で1000℃、10分加え、不
純物を拡散させる事により、前記P型、N型のウェル領
域にソース領域、ドレイン領域を形成する。本実施例で
は前記ソース領域、ドレイン領域はレジストパターニン
グによりオフセットをもたせている。オフセット量は
0.5〜2.0μmが好適である。オフセットをもたせ
る方法としては前記ゲート電極の両脇にサイドスペーサ
を設け、高濃度不純物を導入してもよい。
【0041】次に、CVD法にて絶縁膜412を堆積す
る。本実施例では常圧TEOS CVD法にてBPSG
膜を堆積しているが、他のCVD法による絶縁膜や複数
の絶縁膜を組み合わせて堆積させても良い。続いて窒素
雰囲気にて1000℃、5分の熱処理を加え、前記BP
SG膜をリフローさせ、段差を軽減している。
【0042】次に、フォトリソグラフィ工程にてパター
ニング、エッチングを行い、前記ソース領域、ドレイン
領域上にコンタクトホールを開口させ、レジスト除去
後、PVD法により、一層目の配線、電極となる金属膜
を堆積させる。
【0043】本実施例では、まずチタン膜を100オン
グストローム、続いて窒化チタン膜を1700オングス
トローム堆積させ、窒素雰囲気中で熱処理を加えた後、
アルミシリコン膜を5000オングストローム、続いて
窒化チタン膜を300オングストローム堆積させてい
る。各層の膜厚は、配線抵抗、続く工程の熱負荷、ソー
ス・ドレインの接合深さ等のパラメータにあわせて、適
宜変更することができる。また、アルミシリコンに代え
てアルミシリコン銅、アルミ銅等のアルミ合金を使う事
も可能である。さらに、アルミニウム合金を堆積させる
前に、CVD法に依ってタングステンなどの金属を成膜
しエッチバックすることでコンタクトホール内のみに金
属を形成する、所謂コンタクトプラグを行ってもよい。
【0044】次に、フォトリソグラフィにより配線パタ
ーンを形成し、これをマスクとしてドライエッチングを
行い、レジストの除去された領域において前記BPSG
膜を露出させる。ドライエッチング終了後、引き続き真
空を保持した状態で、配線パターン上に存在する余剰レ
ジストを実施例1に記載の方法によりアッシング処理を
行って除去し、ソース電極、ドレイン電極、配線413
を形成する(図4(c))。
【0045】次に第1層間絶縁膜414を堆積する。本
実施例はプラズマCVD法にてシリコン酸化膜を400
0オングストローム堆積させているが、シリコン窒化
膜、シリコン窒化酸化膜等の絶縁膜も使用できる。ま
た、成膜方法についてもプラズマCVD以外に、TEO
S−CVDなど、各種の低温成膜法が適用可能である。
【0046】次に、回転塗布法でSOG膜を塗布する。
本実施例では無機SOG膜を2200オングストローム
塗布した後にUV光を照射し、再度無機SOG膜220
0オングストローム塗布し、厚いSOG膜415を形成
している。
【0047】その後、400℃、30分の熱処理を加
え、続けて第2層間絶縁膜416を堆積させる。本実施
例ではプラズマCVD法にてシリコン酸化膜を6000
オングストローム堆積させているが、シリコン窒化膜、
シリコン窒化酸化膜及び複数の絶縁膜の組合わせやTE
OS−CVD法による絶縁膜でもよい。
【0048】続いて、画素電極421に書き込んだ電荷
を保持するための導電膜417を形成する。本実施例で
は、チタン膜をPVD法により3000オングストロー
ム堆積させ、パネルに照射される光がスイッチング素子
に到達することで生じる光リークを防止するための遮光
膜としても機能させている。同様な機能を持たせるため
に、アルミニウム合金膜や、アルミニウム合金膜と窒化
チタン膜を積層させた膜も使用可能である。
【0049】次いで、第一層目の配線・電極413と、
画素電極421とを接続し、かつ前記導電膜417とは
絶縁させるために、レジストパターニング、エッチング
を行い、ビアホール418が開口される部分の導電膜4
17を除去する。
【0050】引き続き、画素を分離するための絶縁膜を
全面に堆積させる。本実施例では、プラズマCVD法に
よりシリコン酸化膜を14000オングストローム堆積
させている。さらに、画素電極を形成する部分のみ残し
て除去する。これにより、画素を形成する領域はチタン
膜が露出し、画素分離領域419ではチタン膜上にシリ
コン酸化膜419が形成される。
【0051】続いて、絶縁膜420を全面に堆積させ
る。本実施例では、プラズマCVD法によりシリコン窒
化膜を4000オングストローム堆積させている。この
膜は画素電極に書き込んだ電荷を保持するための容量を
形成する膜となる。
【0052】さらに、第一層目の配線・電極と、画素電
極を接続するためのビアホール418を開口し、画素電
極となるアルミニウム合金などの金属421を堆積させ
る。本実施例においては、PVD法によりアルミニウム
シリコン膜を18000オングストローム堆積させてい
る。必要で有れば、CVD法を用いたり、ビアの部分の
みに金属を形成した上でアルミニウムを堆積させたり、
或いは高温PVDによりビアホール内にも金属を埋め込
むなどの方法もとることができる(図4(d))。
【0053】続いてケミカルメカニカルポリシング法に
より、前記画素電極となる金属421を前記画素を分離
するための絶縁膜419が露出するまで研磨する(図4
(e))。
【0054】以上の工程によりアクティブマトリクス基
板が形成される。
【0055】本例のアクティブマトリクス表示装置は、
配線上に反応生成物やフォトレジストなどの炭素化合物
を残すことなく作成できるため、配線形成後の工程にお
ける炭素化合物に起因する異常を完全に抑制でき、表示
装置を安定に製造する事が可能であり、したがって高い
歩留まりが実現し安価に提供出来る。さらにアルミニウ
ムの腐食も防止できるので、高い歩留まりが実現でき
る。さらにアッシングは同一温度で処理できるため、同
一装置にて連続的に処理を行うことができ、すなわち複
雑な装置を用意する必要がなく、スループットを悪化さ
せることなく作成できるため、表示装置を安価に提供す
ることができる。
【0056】(第3の実施例)本発明の半導体装置の例
として、液晶表示装置に適用した場合について図5〜図
11を用いて説明する。
【0057】また、以下に記述する液晶パネルは、家庭
用テレビはもちろん、プロジェクタ、ヘッドマウントデ
ィスプレイ、3次元映像ゲーム機器、ラップトップコン
ピュータ、電子手帳、テレビ会議システム、カーナビゲ
ーション、飛行機のパネルなどの表示装置として有効で
ある。
【0058】本発明の液晶パネル部の断面を図5に示
す。図において、501は半導体基板、502,50
2′はそれぞれp型及びn型ウェル、503,50
3′,503″はトランジスタのソース領域、504は
ゲート領域、505,505′,505″はドレイン領
域である。
【0059】図5に示すように、表示領域のトランジス
タは、20〜35Vという高耐圧が印加されるため、ゲ
ート504に対して、自己整合的にソース、ドレイン層
が形成されず、オフセットをもたせ、その間にソース領
域503′,ドレイン領域505′に示す如く、pウェ
ル中の低濃度のn- 層,nウェル中の低濃度のp- 層が
設けられる。ちなみにオフセット量は0.5〜2.0μ
mが好適である。
【0060】ここでは、ソース、ドレインのオフセット
について述べたが、それらの有無だけでなく、オフセッ
ト量をそれぞれの耐圧に応じて変化させたり、ゲート長
の最適化が有効である。これは、周辺回路の一部は、ロ
ジック系回路であり、この部分は、一般に1.5〜5V
系駆動でよいため、トランジスタサイズの縮小及び、ト
ランジスタの駆動力向上のため、上記自己整合構造が設
けられている。本基板501は、p型半導体からなり、
基板は、最低電位(通常は、接地電位)であり、n型ウ
ェルは、表示領域の場合、画素の印加する電圧すなわち
20〜35Vがかかり、一方、周辺回路のロジック部
は、ロジック駆動電圧1.5〜5Vが印加される。この
構造により、それぞれ電圧に応じた最適なデバイスを構
成でき、チップサイズの縮小のみならず、駆動スピード
の向上による高画素表示が実現可能になる。
【0061】また、図5において、506はフィールド
酸化膜、510はデータ配線につながるソース電極、5
11は画素電極につながるドレイン電極、512は反射
鏡を兼ねる画素電極、507は表示領域、周辺領域を覆
う遮光層で、Ti,TiN,W,Mo等が適している。
図5に示すように、上記遮光層507は、表示領域で
は、画素電極512とドレイン電極511との接続部を
除いて覆われているが、周辺画素領域では、一部ビデオ
線、クロック線等、配線容量が重くなる領域は、上記遮
光層507をのぞき、高速信号が上記遮光層507がの
ぞかれた部分は照明光の光が混入し、回路の誤動作を起
こす場合は画素電極512の層をおおう設計になってい
る転送可能な工夫がなされている。508は遮光層50
7の下部の絶縁層で、P−SiO層518上にSOGに
より平坦化処理を施し、そのP−SiO層518をさら
に、P−SiO層508でカバーし、絶縁層508の安
定性を確保した。SOGによる平坦化以外に、P−TE
OS(Phospho−Tetraetoxy−Sil
ane)膜を形成し、さらにP−SiO層518をカバ
ーした後、絶縁層508をCMP処理し、平坦化する方
法を用いても良い事は言うまでもない。
【0062】また、509は反射電極512と遮光層5
07との間に設けられた絶縁層で、この絶縁層509を
介して反射電極512の電荷保持容量となっている。大
容量形成のために、SiO2 以外に、高誘電率のP−S
iN,Ta25 やSiO2との積層膜等が有効であ
る。遮光層507にTi,TiN,Mo,W等の平坦な
メタル上に設ける事により、500〜5000オングス
トローム程度の膜厚が好適である。
【0063】さらに、514は液晶材料、515は共通
透明電極、516は対向基板、517,517′は高濃
度不純物領域、519は表示領域、520は反射防止膜
である。
【0064】図5に示すように、トランジスタ下部に形
成されたウェル502,502′と同一極性の高濃度不
純物層517,517′は、ウェル502,502′の
周辺部及び内容に形成されており、高振幅な信号がソー
スに印加されても、ウェル電位は、低抵抗層で所望の電
位に固定されているため、安定しており、高品質な画像
表示が実現できた。さらにn型ウェル502′とp型ウ
ェル502との間には、フィールド酸化膜を介して上記
高濃度不純物層517,517′が設けられており、通
常MOSトランジスタの時に使用されるフィールド酸化
膜直下のチャネルストップ層を不要にしている。
【0065】これらの高濃度不純物層517,517′
は、ソース、ドレイン層形成プロセスで同時にできるの
で作製プロセスにおけるマスク枚数、工数が削減され、
低コスト化が図れた。
【0066】次に、513は共通透明電極515と対向
基板516との間に設けられた反射防止用膜で、界面の
液晶の屈折率を考慮して、界面反射率が軽減されるよう
に構成される。その場合、対向基板516と、透過電極
515の屈折率よりも小さい絶縁膜が好適である。
【0067】次に、本発明の平面図を図6に示す。図に
おいて、521は水平シフトレジスタ、522は垂直シ
フトレジスタ、523はnチャンネルMOSFET、5
24はpチャンネルMOSFET、525は保持容量、
526は液晶層、527は信号転送スイッチ、528は
リセットスイッチ、529はリセットパルス入力端子、
530はリセット電源端子、531は映像信号の入力端
子である。半導体基板501は図5ではp型になってい
るが、n型でもよい。
【0068】ウェル領域502′は、半導体基板501
と反対の導電型にする。このため、図5では、ウェル領
域502はp型になっている。p型のウェル領域502
及びn型のウェル領域502′は、半導体基板501よ
りも高濃度に不純物が注入されていることが望ましく、
半導体基板501の不純物濃度が1014〜1015(cm
-3)のとき、ウェル領域502の不純物濃度は1015
1017(cm-3)が望ましい。
【0069】ソース電極510は、表示用信号が送られ
てくるデータ配線に、ドレイン電極511は画素電極5
12に接続する。
【0070】画素電極512は、表面が平坦で、高反射
材が望ましく、通常の配線用金属であるAl,AlS
i,AlSiCu,AlGeCu,AlCu以外にC
r,Au,Agなどの材料を使用することが可能であ
る。また、平坦性の向上のため、下地絶縁層509や画
素電極512の表面をケミカルメカニカルポリッシング
(CMP)法によって処理している。
【0071】保持容量525は、画素電極512と共通
透明電極515の間の信号を保持するための容量であ
る。ウェル領域502には、基板電位を印加する。本実
施形態では、各行のトランスミッションゲート構成を、
上から1行目は上がnチャンネルMOSFET523
で、下がpチャンネルMOSFET524、2行目は上
がpチャンネルMOSFET524で、下がnチャンネ
ルMOSFET523とするように、隣り合う行で順序
を入れ換える構成にしている。以上のように、ストライ
プ型ウェルで表示領域の周辺で電源線とコンタクトして
いるだけでなく、表示領域にも、細い電源ラインを設け
コンタクトをとっている。
【0072】この時、ウェルの抵抗の安定化がカギにな
る。したがって、p型基板であれば、nウェルの表示領
域内部でのコンタクト面積又はコンタクト数をpウェル
のコンタクトより増強する構成を採用した。pウェル
は、p型基板で一定電位がとられているため、基板が低
抵抗体としての役割を演ずる。したがって、島状になる
nウェルのソース、ドレインへの信号の入出力による振
られの影響が大きくなりやすいが、それを上部の配線層
からのコンタクトを増強することで防止できた。これに
より、安定した高品位な表示が実現できた。
【0073】映像信号(ビデオ信号、パルス変調された
デジタル信号など)は、映像信号入力端子531から入
力され、水平シフトレジスタ521からのパルスに応じ
て信号転送スイッチ527を開閉し、各データ配線に出
力する。垂直シフトレジスタ522からは、選択した行
のnチャンネルMOSFET523のゲートへはハイパ
ルス、pチャンネルMOSFETのゲートへはローパル
スを印加する。
【0074】以上のように、画素部のスイッチは、単結
晶のCMOSトランスミッションゲートで構成されてお
り、画素電極へ書き込む信号が、MOSFETのしきい
値に依存せず、ソースの信号をフルに書き込める利点を
有する。
【0075】又、スイッチが、単結晶トランジスタから
成り立っており、poly si−TFTの結晶粒界で
の不安定な振まい等がなく、バラツキのない高信頼性な
高速駆動が実現できる。
【0076】次にパネル周辺回路の構成について、図7
を用いて説明する。図7において、537は液晶素子の
表示領域、532はレベルシフター回路、533はビデ
オ信号サンプリングスイッチ、534は水平シフトレジ
スタ、535はビデオ信号入力端子、536は垂直シフ
トレジスタである。
【0077】以上に示す構成により、H,Vともにシフ
トレジスタ等のロジック回路は、ビデオ信号入力端子5
35から25V,30V程度の振幅が供給されるので、
1.5〜5V程度と極めて低い値で駆動でき、高速、低
消費電圧化が達成できた。ここでの水平、垂直SRは、
走査方向は選択スイッチにより双方向可能なものとなっ
ており、光学系の配置等の変更に対して、パネルの変更
なしに対応でき、製品の異なるシリーズにも同一パネル
が使用でき低コスト化が図れるメリットがある。又、図
7においては、ビデオ信号サンプリングスイッチは、片
側極性の1トランジスタ構成のものを記述したが、これ
に限らず、CMOSトランスミッションゲート構成にす
ることにより入力ビデオ線をすべてを信号線に書き込む
ことができることは、言うまでもない。
【0078】又CMOSトランスミッションゲート構成
にした時、NMOSゲートとPMOSゲート面積や、ゲ
ートとソースドレインとの重なり容量の違いにより、ビ
デオ信号に振られが生じる課題がある。これにはそれぞ
れの極性のサンプリングスイッチのMOSFETのゲー
ト量の約1/2のゲート量のMOSFETのソースとド
レインとを信号線にそれぞれ接続し、逆相パルスで印加
することにより振られが防止でき、きわめて良好なビデ
オ信号が信号線に書き込れた。これにより、さらに高品
位の表示が可能になった。
【0079】次に、ビデオ信号と、サンプリングパルス
の同期を正確にとる方向について図8を用いて説明す
る。このためには、サンプリングパルスのdelay量
を変化させる必要がある。542はパルスdelay用
インバータ、543はどのdelay用インバータを選
択するかを決めるスイッチ、544はdelay量が制
御された出力、545は容量(outBは逆相出力、o
utは同相出力)である。546は保護回路である。
【0080】SEL1(SEL1B)からSEL3(S
EL3B)の組み合わせにより、delay用インバー
タ542を何コ通過するかが選択できる。
【0081】この同期回路がパネルに内蔵していること
により、パネル外部からのパルスのdelay量が、
R.G.B3板パネルのとき、治具等の関係で対称性が
くずれても、上記選択スイッチで調整でき、R.G.B
のパルス位相高域による位置ずれがない良好な表示画像
が得られた。又、パネル内部に温度測定ダイオードを内
蔵させ、その出力によりdelay量をテーブルから参
照し温度補正することも有効である事は言うまでもな
い。
【0082】次に、液晶材との関係について説明する。
図5では、平坦な対向基板構造のものを示したが、共通
電極基板516は、共通透明電極515の界面反射を防
ぐため、凹凸を形成し、その表面に共通透明電極515
を設けている。また、共通電極基板516の反対側に
は、反射防止膜520を設けている。これらの凹凸形状
の形成のために、微少な粒径の砥粒により砂ずり研磨を
おこなう方式も高コントラスト化に有効である。
【0083】液晶材料としては、ポリマー・ネットワー
ク液晶PNLCを用いた。ただし、ポリマー・ネットワ
ーク液晶として、PDLCなどを用いても良い。ポリマ
ー・ネットワーク液晶PNLCは、重合相分離法によっ
て作製される。液晶と重合性モノマーやオリゴマーで溶
液をつくり、通常の方法でセル中に注入した後、UV重
合によって液晶と高分子を相分離させ、液晶中に網目状
に高分子を形成する。PNLCは多くの液晶(70〜9
0wt%)を含有している。
【0084】PNLCにおいては、屈折率の異方性(Δ
n)の高いネマチック液晶を用いると光散乱が強くな
い、誘電異方性(Δε)の大きいネマチック液晶を用い
ると低電圧で駆動が可能となる。ポリマー・ネットワー
クのおおきさ、すなわち網目の中心間距離が1〜1.5
(μm)の場合、光散乱は高コントラストを得るのに十
分強くなる。
【0085】次に、シール構造と、パネル構造との関係
について、図9を用いて説明する。図9において、55
1はシール部、552は電極パッド、553はクロック
バッファー回路である。不図示のはアンプ部はパネル電
気検査時の出力アンプとして使用するものである。ま
た、対向基板の電位をとる不図示のAgペースト部があ
り、また、556は液晶素子による表示部、557は水
平・垂直シフトレジスタ(SR)等の周辺回路部であ
る。シール部551は表示部556の四方周辺に半導体
基板501上に画素電極512を設けたものと共通電極
515を備えたガラス基板との張り合わせのための圧着
材や接着剤の接触領域を示し、シール部551で張り合
わせた後に、表示部556とシフトレジスタ部557に
液晶を封入する。
【0086】図9に示すように、本実施形態では、シー
ルの内部にも、外部にも、total chip si
zeが小さくなるように、回路が設けられている。本実
施形態では、パッドの引き出しをパネルの片辺側の1つ
に集中させているが、長辺側の両辺でも又、一辺でなく
多辺からのとり出しも可能で、高速クロックをとり扱う
ときに有効である。
【0087】さらに、本発明のパネルは、Si基板等の
半導体基板を用いているため、プロジェクタのように強
力な光が照射され、基板の側壁にも光があたると、基板
電位が変動し、パネルの誤動作を引き起こす可能性があ
る。したがって、パネルの側壁及び、パネル上面の表示
領域の周辺回路部は、遮光できる基板ホルダーとなって
おり、又、Si基板の裏面は、熱伝導率の高い接着剤を
介して熱伝導率の高いCu等のメタルが接続されたホル
ダー構造となっている。
【0088】次に本発明の反射型液晶パネルを組み込む
光学システムについて図10を用いて説明する。図10
において、571はハロゲンランプ等の光源、572は
光源像をしぼり込む集光レンズ、573,575は平面
状の凸型フレネルレンズ、574はR,G,Bに分解す
る色分解光学素子で、ダイクロイックミラー、回折格子
等が有効である。
【0089】また、576はR,G,B光に分離された
それぞれの光をR,G,B3パネルに導くそれぞれのミ
ラー、577は集光ビームを反射型液晶パネルに平行光
で照明するための視野レンズ、578は上述の反射型液
晶素子、579の位置にしぼりがある。また、580は
複数のレンズを組み合わせて拡大する投射レンズ、58
1はスクリーンで、通常、投射光を平行光へ変換するフ
レネルレンズと上下、左右に広視野角として表示するレ
ンチキュラレンズの2板より構成されると明瞭な高コン
トラストで明るい画像を得ることができる。図10の構
成では、1色のパネルのみ記載されているが、色分解光
学素子574からしぼり部579の間は3色それぞれに
分離されており、3板パネルが配置されている。又、反
射型液晶装置パネル表面にマイクロレンズアレーを設
け、異なる入射光を異なる画素領域に照射させる配置を
とることにより、3板のみならず、単板構成でも可能で
あることは言うまでもない。液晶素子の液晶層に電圧が
印加され、各画素で正反射した光は、579に示すしぼ
り部を透過しスクリーン上に投射される。
【0090】一方、電圧が印加されずに、液晶層が散乱
体となっている時、反射型液晶素子へ入射した光は、等
方的に散乱し、579に示す絞り部の開口を見込む角度
の中の散乱光以外は、投射レンズにはいらない。これに
より黒を表示する。以上の光学系からわかるように、偏
光板が不要で、しかも画素電極の全面が信号光が高反射
率で投射レンズにはいるため、従来よりも2−3倍明る
い表示が実現できた。上述の実施形態でも述べたよう
に、対向基板表面、界面には、反射防止対策が施されて
おり、ノイズ光成分も極めて少なく、高コントラスト表
示が実現できた。又、パネルサイズが小さくできるた
め、すべての光学素子(レンズ、ミラーetc.)が小
型化され、低コスト、軽量化が達成された。
【0091】又、光源の色ムラ、輝度ムラ、変動は、光
源と光学系との間にインテグレタ(はえの目レンズ型ロ
ッド型)を挿入することにより、スクリーン上での色ム
ラ、輝度ムラは、解決できた。
【0092】上記液晶パネル以外の周辺電気回路につい
て、図11を用いて説明する。図において、585は電
源で、主にランプ用電源とパネルや信号処理回路駆動用
システム電源に分離される。586はプラグ、587は
ランプ温度検出器で、ランプの温度の異常があれば、制
御ボード588によりランプを停止させる等の制御を行
う。これは、ランプに限らず、589のフィルタ安全ス
イッチでも同様に制御される。たとえば、高温ランプハ
ウスボックスを開けようとした場合、ボックスがあかな
くなるような安全上の対策が施されている。590はス
ピーカー、591は音声ボードで、要求に応じて3Dサ
ウンド、サラウンドサウンド等のプロセッサも内蔵でき
る。592は拡張ボード1で、ビデオ信号用S端子、ビ
デオ信号用コンポジット映像、音声等の外部装置596
からの入力端子及びどの信号を選択するかの選択スイッ
チ595、チューナ594からなり、デコーダ593を
介して拡張ボード2へ信号が送られる。一方、拡張ボー
ド2は、おもに、別系列からのビデオやコンピュータの
Dsub15ピン端子を有し、デコーダ593からのビ
デオ信号と切り換えるスイッチ650を介して、A/D
コンバータ651でディジタル信号に変換される。
【0093】また、653は主にビデオRAM等のメモ
リとCPUとからなるメインボードである。A/Dコン
バータ651でA/D変換したNTSC信号は、一端メ
モリに蓄積され、高画素数へうまく割りあてるために、
液晶素子数にマッチしていない空き素子の不足の信号を
補間して作成したり、液晶表示素子に適したγ変換エッ
ジ階調、ブライト調整バイアス調整等の信号処理を行
う。NTSC信号でなく、コンピュータ信号も、たとえ
ばVGAの信号がくれば、高解像度のXGAパネルの場
合、その解像度変換処理も行う。一画像データだけでな
く、複数の画像データのNTSC信号にコンピュータ信
号を合成させる等の処理もこのメインボード653で行
う。メインボード653の出力はシリアル・パラレル変
換され、ノイズの影響を受けにくい形態でヘッドボード
654に充られる。このヘッドボード654で、再度パ
ラレル/シリアル変換後、D/A変換し、パネルのビデ
オ線数に応じて分割され、ドライブアンプを介して、
B,G,R色の液晶パネル655,656,657へ信
号を書き込む。652はリモコン操作パネルで、コンピ
ュータ画面も、TVと同様の感覚で、簡単操作可能とな
っている。また、液晶パネル655,656,657の
夫々は、各色の色フィルタを備えた同一の液晶装置構成
である。本液晶装置は以上の説明のように、必ずしも高
解像度がない画像も処理により高品位画像化になるた
め、本発明の表示結果は、きわめてきれいな画像表示が
可能である。
【0094】(第4の実施例)図12に本発明投写型液
晶表示装置光学系の構成図を示す。本図はその上面図を
表す図12a、正面図を表す12b、側面図を表す図1
2cから成っている。同図において1201は投影レン
ズ、1202はマイクロレンズ付液晶パネル、1203
は偏光ビームスプリッター(PBS)、1240はR
(赤色光)反射ダイクロイックミラー、1241はB/
G(青色&緑色光)反射ダイクロイックミラー、124
2はB(青色光)反射ダイクロイックミラー、1243
は全色光を反射する高反射ミラー、1250はフレネル
レンズ、1251は凸レンズ、1206はロッド型イン
テグレーター、1207は楕円リフレクター、1208
はメタルハライド、UHP等のアークランプである。こ
こで、R(赤色光)反射ダイクロイックミラー124
0、B/G(青色&緑色光)反射ダイクロイックミラー
1241、B(青色光)反射ダイクロイックミラー12
42はそれぞれ図13に示したような分光反射特性を有
している。そしてこれらのダイクロイックミラーは高反
射ミラー1243とともに図14の斜視図に示したよう
に3次元的に配置されており、後述するように白色照明
光をRGBに色分解するとともに液晶パネル1202に
対して各原色光が3次元的に異なる方向から該液晶パネ
ルを照明するようにしている。
【0095】ここで、光束の進行過程に従って説明する
と、まずランプ1208からの出射光束は白色光であ
り、楕円リフレクター1207によりその前方のインテ
グレータ1206の入り口に集光され、このインテグレ
ーター1206内を反射を繰り返しながら進行するにつ
れて光束の空間的強度分布が均一化される。そしてイン
テグレーター1206を出射した光束は凸レンズ125
1とフレネルレンズ1250とによりx軸−方向(正面
図12b基準)に平行光束化され、まずB反射ダイクロ
イックミラー1242に至る。このB反射ダイクロイッ
クミラー1242ではB光(青色光)のみが反射されz
軸−方向つまり下側(正面図12b基準)にz軸に対し
て所定の角度でR反射ダイクロイックミラー1240に
向かう。一方B光以外の色光(R/G光)はこのB反射
ダイクロイックミラー1242を通過し、高反射ミラー
1243により直角にz軸−方向(下側)に反射されや
はりR反射ダイクロイックミラー1240に向かう。こ
こでB反射ダイクロイックミラー1242と高反射ミラ
ー1243は共に正面図12aを基にして言えば、イン
テグレーター1206からの光束(x軸−方向)をz軸
−方向(下側)に反射するように配置しており、高反射
ミラー1243はy軸方向を回転軸にxy平面に対して
丁度45°の傾きとなっている。それに対してB反射ダ
イクロイックミラー1242はやはりy軸方向を回転軸
にxy平面に対してこの45°よりも浅い角度に設定さ
れている。従って、高反射ミラー1243で反射された
R/G光はz軸−方向に直角に反射されるのに対して、
B反射ダイクロイックミラー1242で反射されたB光
はz軸に対して所定の角度(xz面内チルト)で下方向
に向かう。ここで、B光とR/G光の液晶パネル120
2上の照明範囲を一致させるため、各色光の主光線は液
晶パネル1202上で交差するように、高反射ミラー1
243とB反射ダイクロイックミラー1242のシフト
量およびチルト量が選択されている。
【0096】次に、前述のように下方向(z軸−方向)
に向かったR/G/B光はR反射ダイクロイックミラー
1240とB/G反射ダイクロイックミラー1241に
向かうが、これらはB反射ダイクロイックミラー124
2と高反射ミラー1243の下側に位置し、まず、B/
G反射ダイクロイックミラー1241はx軸を回転軸に
xy面に対して45°傾いて配置されており、R反射ダ
イクロイックミラー1240はやはりx軸方向を回転軸
にxz平面に対してこの45°よりも浅い角度に設定さ
れている。従ってこれらに入射するR/G/B光のう
ち、まずB/G光はR反射ダイクロイックミラー124
0を通過して、B/G反射ダイクロイックミラー124
1により直角にy軸+方向に反射され、PBS1203
を通じて偏光化された後、xz面に水平に配置された液
晶パネル1202を照明する。このうちB光は前述した
ように(図12a、図12b参照)既x軸に対して所定
の角度(xy面内チルト)で進行しているため、B/G
反射ダイクロイックミラー1241による反射後はy軸
に対して所定の角度(xy面内チルト)を維持し、その
角度を入射角(xy面方向)として該液晶パネル120
2を照明する。G光についてはB/G反射ダイクロイッ
クミラー1241により直角に反射しy軸+方向に進
み、PBS1203を通じて偏光化された後、入射角0
°つまり垂直に該液晶パネル1202を照明する。また
R光については、前述のようにB/G反射ダイクロイッ
クミラー1241の手前に配置されたR反射ダイクロイ
ックミラー1240によりR反射ダイクロイックミラー
1240にてy軸+方向に反射されるが、図12c(側
面図)に示したようにy軸に対して所定の角度(yz面
内チルト)でy軸+方向に進み、PBS1203を通じ
て偏光化された後、該液晶パネル1202をこのy軸に
対する角度を入射角(yz面方向)として照明する。ま
た、前述と同様にRGB各色光の液晶パネル1202上
の照明範囲を一致させるため、各色光の主光線は液晶パ
ネル1202上で交差するようにB/G反射ダイクロイ
ックミラー1241とR反射ダイクロイックミラー12
40のシフト量およびチルト量が選択されている。さら
に、図13に示したようにB/G反射ダイクロイックミ
ラー1241のカット波長は570nm、R反射ダイク
ロイックミラー1240のカット波長は600nmであ
るから、不要な橙色光はB/G反射ダイクロイックミラ
ー1241を透過して捨てられる。これにより最適な色
バランスを得ることができる。
【0097】そして後述するように液晶パネル1202
にて各RGB光は反射&偏光変調され、PBS1203
に戻り、PBS1203のPBS面1203aにてx軸
+方向に反射する光束が画像光となり、投影レンズ12
01を通じて、スクリーン(不図示)に拡大投影され
る。ところで、該液晶パネル1202を照明する各RG
B光は入射角が異なるため、そこから反射されてくる各
RGB光もその出射角を異にしているが、投影レンズ1
201としてはこれらを全て取り込むに十分な大きさの
レンズ径及び開口のものを用いている。ただし、投影レ
ンズ1201に入射する光束の傾きは、各色光がマイク
ロレンズを2回通過することにより平行化され、液晶パ
ネル1202への入射光の傾きを維持している。ところ
が図24に示したように従来例の透過型では、液晶パネ
ルを出射した光束はマイクロレンズの集光作用分も加わ
ってより大きく広がってしまうので、この光束を取り込
むための投影レンズはさらに大きな開口数が求められ、
高価なレンズとなっていた。しかし、本例では液晶パネ
ル1202からの光束の広がりはこのように比較的小さ
くなるので、より小さな開口数の投影レンズでもスクリ
ーン上で十分に明るい投影画像を得ることができ、より
安価な投影レンズを用いることが可能になる。
【0098】次に、ここで用いる本発明液晶パネル12
02について説明する。図15に該液晶パネル1202
の拡大断面模式図(図12のyz面に対応)を示す。1
221はマイクロレンズ基板、1222はマイクロレン
ズ、1223はシートガラス、1224は透明対向電
極、1225は液晶層、1226は画素電極、1227
はアクティブマトリックス駆動回路部、1228はシリ
コン半導体基板である。マイクロレンズ1222はいわ
ゆるイオン交換法によりガラス基板(アルカリ系ガラ
ス)1221の表面上に形成されており、画素電極12
26のピッチの倍のピッチで2次元的アレイ構造を成し
ている。液晶層1225は反射型に適応したいわゆるD
AP,HAN等のECBモードのネマチック液晶を採用
しており、不図示の配向層により所定の配向が維持され
ている。画素電極1226はAlから成り反射鏡を兼ね
ており、表面性を良くして反射率を向上させるためパタ
ーニング後の最終工程でいわゆるCMP処理を施してい
る(詳しくは後述)。アクティブマトリックス駆動回路
部1227はいわゆるシリコン半導体基板1228上に
設けられた半導体回路であり、上記画素電極1226を
アクティブマトリックス駆動するものであり、該回路マ
トリックスの周辺部には不図示のゲート線ドライバー
(垂直レジスター等)や信号線ドライバー(水平レジス
ター等)が設けられている(詳しくは後述)。これらの
周辺ドライバーおよびアクティブマトリックス駆動回路
はRGBの各原色映像信号を所定の各RGB画素に書き
込むように構成されており、該各画素電極1226はカ
ラーフィルターは有さないものの、前記アクティブマト
リックス駆動回路にて書き込まれる原色映像信号により
各RGB画素として区別され、後述する所定のRGB画
素配列を形成している。
【0099】ここで、液晶パネル1202に対して照明
するG光について見てみると、前述したようにG光はP
BS203により偏光化されたのち該液晶パネル120
2に対して垂直に入射する。この光線のうち1つのマイ
クロレンズ1222aに入射する光線例を図中の矢印G
(in/out)に示す。ここに図示されたように該G
光線はマイクロレンズにより集光されG画素電極122
6g上を照射する。そしてAlより成る該画素電極12
26gにより反射され、再び同じマイクロレンズ122
2aを通じてパネル外に出射していく。このように液晶
層1225を往復通過する際、該G光線(偏光)は画素
電極1226gに印加される信号電圧により対向電極1
224との間に形成される電界による液晶の動作により
変調を受けて該液晶パネルを出射しPBS1203に戻
る。ここで、その変調度合いによりPBS面1203a
にて反射され投影レンズ1201に向かう光量が変化
し、各画素のいわゆる濃淡階調表示がなされることにな
る。一方、上述したように図中断面(yz面)内の斜め
方向から入射してくるR光については、やはりPBS1
203により偏光化されたのち、例えばマイクロレンズ
1222bに入射するR光線に注目すると図中矢印R
(in)で示したように、該マイクロレンズ1222b
により集光されその真下よりも左側にシフトした位置に
あるR画素電極1226r上を照明する。そして該画素
電極1226rにより反射され、図示したように今度は
隣(−z方向)のマイクロレンズ1222aを通じてパ
ネル外に出射していく(R(out))。この際、該R
光線(偏光)はやはり画素電極1226rに印加される
信号電圧により対向電極1224との間に形成される電
界による液晶の動作により変調を受けて該液晶パネルを
出射しPBS1203に戻る。そしてその後のプロセス
は前述のG光の場合と全く同じように、画像光の1部と
して投影される。ところで、図15の描写では画素電極
1226g上と画素電極1226r上の各G光とR光の
色光が1部重なり干渉しているようになっているが、こ
れは模式的に液晶層の厚さを拡大誇張して描いているた
めであり、実際には該液晶層の厚さは〜5μであり、シ
ートガラス1223の50〜100μに比べて非常に薄
く、画素サイズに関係なくこのような干渉は起こらな
い。
【0100】次に、図16に本例での色分解色合成原理
説明図を示す。ここで図16aは液晶パネル1202の
上面模式図、図16b,図16cはそれぞれ該液晶パネ
ル上面模式図に対するA−A′(x方向)断面模式図、
B−B′(z方向)断面模式図である。このうち図16
cはyz断面を表す上記図15に対応するものであり、
各マイクロレンズ1222に入射するG光とR光の入出
射の様子を表している。これから判るように各G画素電
極は各マイクロレンズ中心の真下に配置され、各R画素
電極は各マイクロレンズ間境界の真下に配置されてい
る。従ってR光の入射角はそのtanθが画素ピッチ
(B&R画素)とマイクロレンズ・画素電極間距離の比
に等しくなるように設定するのが好ましい。一方図16
bは該液晶パネル1202のxy断面に対応するもので
ある。このxy断面についてはB画素電極とG画素電極
とが図16cと同様に交互に配置されており、やはり各
G画素電極は各マイクロレンズ中心の真下に配置され、
各B画素電極は各マイクロレンズ間境界の真下に配置さ
れている。ところで該液晶パネルを照明するB光につい
ては、前述したようにPBS1203による偏光化後、
図中断面(xy面)の斜め方向から入射してくるため、
R光の場合と全く同様に各マイクロレンズから入射した
B光線は図示したようにB画素電極により反射され、入
射したマイクロレンズに対してx方向に隣り合うマイク
ロレンズから出射する。B画素電極上の液晶による変調
や液晶パネルからのB出射光の投影については、前述の
G光およびR光と同様である。また、各B画素電極は各
マイクロレンズ間境界の真下に配置されており、B光の
液晶パネルに対する入射角についてもR光と同様にその
tanθが画素ピッチ(G&B画素)とマイクロレンズ
・画素電極間距離の比に等しくなるように設定するのが
好ましい。ところで本例液晶パネルでは以上述べたよう
に各RGB画素の並びがz方向に対してはRGRGRG
…、x方向に対してはBGBGBG…となっているが、
図16aはその平面的な並びを示している。このように
各画素サイズは縦横共にマイクロレンズの約半分になっ
ており、画素ピッチはxz両方向ともにマイクロレンズ
のそれの半分になっている。また、G画素は平面的にも
マイクロレンズ中心の真下に位置し、R画素はz方向の
G画素間かつマイクロレンズ境界に位置し、B画素はx
方向のG画素間かつマイクロレンズ境界に位置してい
る。また、1つのマイクロレンズ単位の形状は矩形(画
素の2倍サイズ)となっている。
【0101】図17に本液晶パネルの部分拡大上面図を
示す。ここで図中の破線格子1229は1つの絵素を構
成するRGB画素のまとまりを示している。つまり、図
15のアクティブマトリックス駆動回路部1227によ
り各RGB画素が駆動される際、破線格子1229で示
されるRGB画素ユニットは同一画素位置に対応したR
GB映像信号にて駆動される。ここでR画素電極122
6r、G画素電極1226g、B画素電極1226bか
ら成る1つの絵素に注目してみると、まずR画素電極1
226rは矢印r1で示されるようにマイクロレンズ1
222bから前述したように斜めに入射するR光で照明
され、そのR反射光は矢印r2で示すようにマイクロレ
ンズ1222aを通じて出射する。B画素電極1226
bは矢印b1で示されるようにマイクロレンズ1222
cから前述したように斜めに入射するB光で照射され、
そのB反射光は矢印b2で示すようにやはりマイクロレ
ンズ1222aを通じて出射する。またG画素電極12
26gは正面後面矢印g12で示されるように、マイク
ロレンズ1222aから前述したように垂直(紙面奥へ
向かう方向)に入射するG光で照明され、そのG反射光
は同じマイクロレンズ1222aを通じて垂直に(紙面
手前に出てくる方向)出射する。このように、本液晶パ
ネルにおいては、1つの絵素を構成するRGB画素ユニ
ットについて、各原色照明光の入射照明位置は異なるも
のの、それらの出射については同じマイクロレンズ(こ
の場合は1222a)から行われる。そしてこのことは
その他の全ての絵素(RGB画素ユニット)についても
成り立っている。
【0102】従って、図18に示すように本液晶パネル
からの全出射光をPBS1203および投影レンズ12
01を通じてスクリーン1209に投写するに際して、
液晶パネル1202内のマイクロレンズ位置がスクリー
ン1209上に結像投影されるように光学調整すると、
その投影画像は図20に示すようなマイクロレンズの格
子内に各絵素を構成する該RGB画素ユニットからの出
射光が混色した状態つまり同画素混色した状態の絵素を
構成単位としたものとなる。そして、いわゆるRGBモ
ザイクが無い質感の高い良好なカラー画像表示が可能と
なる。
【0103】画素電極1226及び画素電極に印加する
電圧を制御するためのスイッチング素子については、前
述した第2の実施例のものが使用できる。
【0104】また、図5からわかるようにアクティブマ
トリックス駆動回路部521は各画素電極512の下に
存在するため、図6の回路図上では絵素を構成する各R
GB画素は単純に横並びに描かれているが、各画素FE
Tのドレインは図17に示したような2次元的配列の各
RGB画素電極512に接続している。
【0105】ところで、本投写型液晶表示装置の駆動回
路系についてその全体ブロック図を図19に示す。ここ
で1210はパネルドライバーであり、RGB映像信号
を極性反転しかつ所定の電圧増幅をした液晶駆動信号を
形成するとともに、対向電極駆動信号、各種タイミング
信号等を形成している。1212はインターフェースで
あり、各種映像及び制御伝送信号を標準映像信号等にデ
コードしている。1211はデコーダーであり、インタ
ーフェース1212からの標準映像信号をRGB原色映
像信号及び同期信号にデコードしている。314はバラ
ストであり、アークランプ1208を駆動点灯する。1
215は電源回路であり、各回路ブロックに対して電源
を供給している。1213は不図示の操作部を内在した
コントローラーであり、上記各回路ブロックを総合的に
コントロールするものである。このように本投写型液晶
表示装置は、その駆動回路系は単板式プロジェクターと
しては極一般的なものであり、特に駆動回路系に負担を
掛けることなく、前述したようなRGBモザイクの無い
良好な質感のカラー画像を表示することができるもので
ある。
【0106】ところで図21に本発明における液晶パネ
ルの別形態の部分拡大上面図を示す。ここではマイクロ
レンズ1222の中心真下位置にB画素を配列し、それ
に対し左右方向にG画素が交互に並ぶように、上下方向
にR画素が交互に並ぶように配列している。このように
配列しても、絵素を構成するRGB画素ユニットからの
反射光が1つの共通マイクロレンズから出射するよう
に、B光を垂直入射、R/G光を斜め入射(同角度異方
向)とすることにより、前例と全く同様な効果を得るこ
とができる。また、さらにマイクロレンズ1222の中
心真下位置にR画素を配列しその他の色画素を左右また
は上下方向にR画素に対して交互に並ぶようにしても良
い。
【0107】また別形態のものとして、図22に本発明
に係わる液晶パネルの例を示す。同図は本液晶パネル1
220の部分拡大断面図である。前例との相違点を述べ
ると、まず対向ガラス基板としてシートガラス1223
を用いており、マイクロレンズ12220についてはシ
ートガラス1223上に熱可塑性樹脂を用いたいわゆる
リフロー法により形成している。さらに、非画素部にス
ペーサー柱12251を感光性樹脂のフォトリソグラフ
ィーにて形成している。該液晶パネル1220の部分上
面図を図23(a)に示す。この図から判るようにスペ
ーサー柱12251は所定の画素のピッチでマイクロレ
ンズ12220の角隅部の非画素領域に形成されてい
る。このスペーサー柱12251を通るA−A′断面図
を図23(b)に示す。このスペーサー柱12251の
形成密度については10〜100画素ピッチでマトリッ
クス状に設けるのが好ましく、シートガラス1223の
平面性と液晶の注入性というスペーサー柱数に対して相
反するパラメーターを共に満足するように設定する必要
がある。また本例では金属膜パターンによる遮光層12
221を設けており、各マイクロレンズ境界部分からの
漏れ光の進入を防止している。これにより、このような
漏れ光による投影画像の彩度低下(各原色画像光の混色
による)やコントラスト低下が防止される。従って本液
晶パネル12220を用いて前例の如く投写型表示装置
を構成することにより、さらにメリハリのある良好な画
質が得られるようになる。
【0108】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、配
線のアルミニウムの異常エッチングを抑えるためにエッ
チングの異方性を高めた場合でも、反応生成物の除去が
可能であり、デバイスの信頼性を低下させることなくか
つプロセス上の問題も生じない。
【0109】更に、反応生成物除去のための工程と、塩
素除去のための工程とを同一温度で処理できるため、複
数のアッシング処理室を準備することも、アッシング中
に温度を変化させることによる処理時間の長時間化も必
要ないため、安価にデバイスを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置製造法にて、アルミニウム
をドライエッチングしている状態を表す模式図である。
【図2】本発明の半導体装置製造法にて、ドライエッチ
ング後のアッシングを行っている状態を表す模式図であ
る。
【図3】本発明の半導体装置製造法にて、アッシングに
引き続いて行われる洗浄工程が終了した状態を表す模式
図である。
【図4】本発明の半導体装置を表示装置に適用した一例
の、製造工程をあらわす図面である。
【図5】本発明による配線パターン形成により製造され
る液晶表示装置の断面図である。
【図6】本発明による配線パターン形成により製造され
る液晶表示装置の概略的回路図である。
【図7】本発明による配線パターン形成により製造され
る液晶表示装置のブロック図である。
【図8】本発明による配線パターン形成により製造され
る液晶表示装置の入力部のディレイ回路を含む回路図で
ある。
【図9】本発明による配線パターン形成により製造され
る液晶表示装置の、液晶パネル部の概念図である。
【図10】本発明による配線パターン形成により製造さ
れる液晶表示装置を用いたプロジェクターの概念図であ
る。
【図11】本発明による配線パターン形成により製造さ
れる液晶表示装置を用いたプロジェクターの内部を示す
回路ブロック図である。
【図12】本発明に係わる投写型液晶表示装置光学系の
実施例を示す全体構成図。
【図13】本発明に係わる投写型液晶表示装置光学系に
用いたダイクロイックミラーの分光反射特性図。
【図14】本発明に係わる投写型液晶表示装置光学系の
色分解照明部の斜視図。
【図15】本発明に係わる液晶パネルの第4の実施例を
示す断面図。
【図16】本発明に係わる液晶パネルでの色分解色合成
原理説明図。
【図17】本発明に係わる第4実施例液晶パネルでの部
分拡大上面図。
【図18】本発明に係わる投写型液晶表示装置の投影光
学系を示す部分構成図。
【図19】本発明に係わる投写型液晶表示装置の駆動回
路系を示すブロック図。
【図20】本発明に係わる投写型液晶表示装置でのスク
リーン上投影像の部分拡大図。
【図21】本発明に係わる第4実施例液晶パネルの別形
態の部分拡大上面図。
【図22】本発明に係わる液晶パネルの第4の実施例の
別形態のものを示す部分拡大断面図。
【図23】本発明に係わる第4実施例の液晶パネルでの
部分拡大上面図と部分拡大断面図。
【図24】従来のマイクロレンズ付透過型液晶パネルの
部分拡大断面図。
【図25】マイクロレンズ付透過型液晶パネルを用いた
従来の投写型液晶表示装置でのスクリーン上投影像の部
分拡大図。
【図26】本発明に係わる液晶パネルの模式的全体平面
図。
【図27】従来のアルミニウム単層配線パターンを形成
する際の、アッシングを実施している時点の状態を表す
図面である。
【図28】積層配線パターンを形成する際の、従来の反
応生成物が薄い条件で処理した場合における配線断面形
状をあらわす図面である。
【符号の説明】
101 塩素ラジカル 102 フォトレジストパターン 103 アルミシリコン膜 104 窒化チタン膜2 105 窒化チタン膜1 106 反応生成物 107 層間絶縁膜 108 半導体基板 201 酸素ラジカル 202 フッ素ラジカル 203 残留塩素 204 水素ラジカル 301 配線パターン 401 半導体基板 402 パッド酸化膜 403 シリコン窒化膜 404 n型ウェル領域 405 熱酸化膜 406 フィールド酸化膜 407 p型ウェル領域 408 ゲート酸化膜 409 ポリシリコンゲート 410 電解緩和領域 411 ソース・ドレイン領域 412 BPSG 413 ソース・ドレイン電極 414 プラズマ酸化膜 415 SOG膜 416 プラズマ酸化膜 417 チタン膜 418 ビアホール領域 419 画素分離用酸化膜 420 容量膜 421 画素電極 501 半導体基板 502,502′ p型及びn型ウェル 503,503′,503″ ソース領域 504 ゲート領域 505,505′,505″ ドレイン領域 506 LOCOS絶縁層 507 遮光層 508 PSG 509 プラズマSiN 510 ソース電極 511 連結電極 512 反射電極&画素電極 514 液晶層 515 共通透明電極 516 対向電極 517,517′ 高濃度不純物領域 519 表示領域 520 反射防止膜 521,522 シフトレジスタ 532 昇圧レベルシフター 542 インバータ 551 シール 578 液晶装置 655,656,657 液晶装置 1201 投影レンズ 1202 マイクロレンズ付液晶パネル(第4実施
例) 1220 マイクロレンズ付液晶パネル(第4実施例
の別形態) 1221 マイクロレンズガラス基板 1222 マイクロレンズ(インデックス分布式) 12220 マイクロレンズ(リフロー熱ダレ式) 12221 遮光マスク 1223 シートガラス 1224 対向透明電極 1225 液晶層 12251 スペーサー柱 12252 周辺シール部 1226 画素電極 1227 アクティブマトリックス駆動回路部 1228 シリコン半導体基板 1229 基本絵素単位 1203 偏光ビームスプリッター(PBS) 1240 R反射ダイクロイックミラー 1241 B/G反射ダイクロイックミラー 1242 B反射ダイクロイックミラー 1243 高反射ミラー 1250 フレネルレンズ(第2コンデンサーレン
ズ) 1251 第1コンデンサーレンズ 1206 ロッド型インテグレータ 1207 楕円リフレクター 1208 アークランプ 1209 スクリーン 1210 パネルドライバー 1211 デコーダー 1212 インターフェース回路 1213 コントローラー 1214 バラスト(アークランプ点灯回路) 1215 電源回路 1216 マイクロレンズ(従来例) 1218 透過型液晶画素(従来例) 12151 シール材 12152 電極パッド 12153 クロスバッファー回路 12154 アンプ 12155 Agペースト部 12156 表示領域 12157 周辺駆動回路部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に導電性パターンを形成す
    る半導体装置の製造方法において、 半導体基板上にアルミニウムを含む層とチタンを含む層
    を積層した導電層を形成する工程と、 前記導電性パターンに対応したレジストパターンをマス
    クとして、塩素を含むガスを用いるドライエッチング工
    程と、 前記ドライエッチング工程から引き続き真空を保持した
    まま、上記レジストを除去するアッシング工程と、を有
    し、 該アッシング工程は、酸素ガスに少なくともフッ素を含
    むガスを添加してプラズマ処理する工程と、フッ素を含
    まず、酸素ガスにアルコールを含むガスを添加してプラ
    ズマ処理する工程とを連続的に行なうことを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 上記アッシング工程は、230℃〜26
    0℃で行なわれる、請求項1記載の半導体装置の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 チタンあるいはチタン化合物と、アルミ
    ニウムあるいはアルミニウム合金とを積層した半導体基
    板において、 フォトレジストを用いたレジストパターン形成工程と、 前記レジストパターンをマスクとし、塩素を含むガスを
    用いるドライエッチング工程と、 前記ドライエッチングの後に、真空を保持したまま、前
    記半導体基板を230〜260℃に制御した状態で酸素
    プラズマ処理を行うアッシング工程とを有し、 前記アッシング工程においては、少なくともフッ素を含
    むガスを添加してプラズマ処理する工程と、フッ素を含
    まず、アルコールガスを添加してプラズマ処理する工程
    と、を連続して行うことにより導電性パターンを形成す
    ることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 半導体基板上に、画素電極と、配線パタ
    ーンを有する表示装置用基板の製造方法において、 半導体基板上に、チタンあるいはチタン化合物と、アル
    ミニウムあるいはアルミニウム合金とを積層して形成す
    る工程と、 フォトレジストを用いたレジストパターン形成工程と、 前記レジストパターンをマスクとし、塩素を含むガスを
    用いるドライエッチング工程と、 前記ドライエッチングにおける真空を保持したまま、酸
    素プラズマ処理を行うアッシング工程とを有し、 前記アッシング工程においては、フッ素を含むガスを添
    加してプラズマ処理する工程と、フッ素を含まず、アル
    コールガスを添加してプラズマ処理する工程と、を連続
    して行うことにより、導電性パターンを形成することを
    特徴とする表示装置用基板の製造方法。
  5. 【請求項5】 上記アッシング工程は、230〜260
    ℃で行なわれる請求項4記載の表示装置用基板の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 表示装置用基板と液晶とを具備して構成
    される液晶表示装置の製造方法において、前記表示装置
    用基板は、請求項4又は5記載の表示装置用基板の製造
    方法により製造されることを特徴とする液晶表示装置の
    製造方法。
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Cited By (2)

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JP2008033337A (ja) * 2002-11-15 2008-02-14 Nec Lcd Technologies Ltd 液晶表示装置の製造方法
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