JP3230659B2 - 半導体装置、表示装置用基板、該表示装置用基板を用いた液晶装置、投写型液晶表示装置、及び表示装置 - Google Patents

半導体装置、表示装置用基板、該表示装置用基板を用いた液晶装置、投写型液晶表示装置、及び表示装置

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JP3230659B2
JP3230659B2 JP29446797A JP29446797A JP3230659B2 JP 3230659 B2 JP3230659 B2 JP 3230659B2 JP 29446797 A JP29446797 A JP 29446797A JP 29446797 A JP29446797 A JP 29446797A JP 3230659 B2 JP3230659 B2 JP 3230659B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置、表示装
置用基板、該表示装置用基板を用いた液晶装置、投写型
液晶表示装置、及び表示装置に係わり、特に液晶を駆動
するためのアクティブマトリックス基板、そのアクティ
ブマトリックス基板を用いた液晶装置、表示装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】今日、世の中はマルチメディア時代に入
り、画像情報でコミュニケーションを図る機器の重要性
がますます高まりつつある。なかでも、液晶表示装置
は、薄型で消費電力が小さいため注目されており、半導
体にならぶ基幹産業にまで成長している。液晶表示装置
は、現在、10インチサイズのノートサイズのパソコン
に主に使用されている。そして、将来は、パソコンのみ
でなく、ワークステーションや家庭用のテレビとして、
さらに画面サイズの大きい液晶表示装置が使用されると
考えられる。しかし、画面サイズの大型化にともない、
製造装置が高価になるばかりでなく、大画面を駆動する
ためには、電気的に厳しい特性が要求される。このた
め、画面サイズの大型化とともに、製造コストがサイズ
の2〜3乗に比例するなど急激に増加する。
【0003】そこで、最近、小型の液晶表示パネルを作
製し、光学的に液晶画像を拡大して表示するプロジェク
ション(投影)方式が注目されている。これは、半導体
の微細化にともない、性能やコストが良くなるスケーリ
ング則と同様に、サイズを小さくして、特性を向上さ
せ、同時に、低コスト化も図ることができるからであ
る。
【0004】近年、Si等の半導体基板上に、周辺駆動
回路を含んだアクティブマトリックス回路を作製し、画
素毎に液晶を駆動するための画像電極を、光を反射させ
る反射鏡として利用する反射型液晶パネルが、低コス
ト、高画質の点で注目されている。
【0005】図33は、従来の反射型液晶パネルの一例
である。符号については後述する図1と同じとし、その
構成及び製造方法等については後述する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図33に示した液晶パ
ネルにおいて、画素電極12と遮光膜7とは絶縁膜21
を介して、容量を形成しており液晶に電界を印加する際
の保持容量となっている。
【0007】図34に、図33の画素電極分離用絶縁膜
9の近傍の拡大図を示す。
【0008】従来技術では図34に示すように、絶縁膜
9が略垂直であるため絶縁膜21堆積時に絶縁膜9の根
元部分に不連続面が出来てしまい、絶縁膜21の絶縁破
壊に対する耐圧よりも低い電圧で、この不連続面をリー
クパスとして絶縁破壊が発生し、そのため歩留り低下を
招いていた。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の半導体
装置は、基板上に、少なくとも、第一の導電膜と、第二
の導電膜と、該第一の導電膜と該第二の導電膜との間に
介在する第一の絶縁膜とを有して容量を形成し、かつ、
該第二の導電膜は第二の絶縁膜により複数に分離されて
なる半導体装置において、前記第一の絶縁膜と前記第一
の導電膜との間、及び前記第二の絶縁膜と前記第一の導
電膜との間に、共通の第三の絶縁膜を設けたことを特徴
とする。
【0010】また、本発明の半導体装置は、基板上に、
少なくとも、第一の導電膜と、第二の導電膜と、該第一
の導電膜と該第二の導電膜との間に介在する第一の絶縁
膜とを有して容量を形成し、かつ、該第二の導電膜は第
二の絶縁膜により複数に分離されてなる半導体装置にお
いて、前記第二の絶縁膜と前記第一の導電膜との間に、
前記第一の絶縁膜が存在し、前記第一の絶縁膜と前記第
二の絶縁膜の接触部分の近傍において、前記第二の絶縁
膜がラウンド状テーパ形状になっていることを特徴とす
る。
【0011】また、本発明の半導体装置は、基板上に、
少なくとも、第一の導電膜と、第二の導電膜と、該第一
の導電膜と該第二の導電膜との間に介在する第一の絶縁
膜とを有して容量を形成し、かつ、該第二の導電膜は第
二の絶縁膜により複数に分離されてなる半導体装置にお
いて、前記第二の絶縁膜が、第一の導電膜の直上に存在
し、その接触部分の近傍において、前記第二の絶縁膜が
ラウンド状テーパ形状になっていることを特徴とする。
【0012】本発明を図1、図5、図9の実施形態に基
づいて説明すると、本発明は絶縁層9と遮光層7との間
に絶縁層21′を一層設ける(図1、図9)、又は、絶
縁層9の根元の形状をラウンド状テーパ形状にすること
により(図5、図9)、容量膜の不連続面が発生しな
い、又は、発生しても画素電極12と遮光層7とのリー
クパスとならないようにし、容量リークによる電気的不
良を防止し、歩留りの向上を図るものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を表示領
域とその周辺領域とを含む半導体基板と、PNLCと呼
ばれる液晶材料を利用した、液晶パネルを挙げて説明す
るが、本発明は、液晶装置に特に限定されず、第一の導
電膜と、複数に分離された第二の導電膜と、該第一の導
電膜と該第二の導電膜との間に介在する第一の絶縁膜と
を有して容量を形成する半導体装置ならば適用可能であ
る。また、本発明はPNLC液晶パネルへの適用に限定
されるものではなく、例えばDAP等の液晶材料を利用
した液晶パネル等、一般の反射型及び透過型液晶パネル
の作製に有効であり、単板方式、三板方式を問わず利用
可能な技術である。 [実施形態1]本発明を利用した液晶パネル部の断面を
図1に示す。図において、1は半導体基板、2,2′は
それぞれp型及びn型ウェル、3,3′はトランジスタ
のソース領域、4はゲート領域、5,5′はドレイン領
域である。
【0014】図1に示すように、表示領域のトランジス
タは、20〜35Vという高電圧が印加されるため、ゲ
ート4に対して、自己整合的にソース、ドレイン層が形
成されず、オフセットをもたせ、その間にソース領域
3′、ドレイン領域5′に示す如く、pウェル中の低濃
度のn- 層、nウェル中の低濃度のp- 層が設けられ
る。ちなみにオフセット量は0.5〜2.0μmが好適
である。一方、周辺回路の一部の周辺領域が図1の左側
に示されているが、周辺領域の一部の回路は、ゲート電
極に対して、自己整合的にソース、ドレイン領域が形成
されている。周辺回路の一部を自己整合構造としたの
は、かかる周辺回路の一部がロジック系回路であり、こ
の部分は、1.5〜5V系駆動でよいため、トランジス
タサイズの縮小、及びトランジスタの駆動力向上のため
には、自己整合構造が望ましいからである。ここでは、
ソース、ドレインのオフセットについて述べたが、その
有無だけでなく、オフセット量をそれぞれの耐圧に応じ
て変化させたり、ゲート長の最適化が有効である。
【0015】半導体基板1はp型半導体からなり、基板
の電位は最低電位(通常は、接地電位)であり、n型ウ
ェルは、表示領域の場合には画素に印加する電圧すなわ
ち20〜35Vがかかり、一方、周辺回路の一部は、ロ
ジック系回路では、一般にロジック駆動電圧1.5〜5
Vがかかる。上記の構造により、それぞれ電圧に応じた
最適なデバイスを構成でき、チップサイズの縮小のみな
らず、駆動スピードの向上による高画素表示が実現可能
になる。
【0016】また、図1において、6はフィールド酸化
膜、8′はPSG(リンガラス)、NSG(ノンドープ
ガラス)、BPSG等の絶縁層、10はデータ配線につ
ながるソース電極、11は画素電極につながるドレイン
電極、12は反射鏡を兼ねる画素電極である。また、7
は表示領域及び周辺領域を覆う遮光層で、Ti、Ti
N、W、Mo、及び、それらを組み合わせた積層膜等が
適しており、表示領域内ばかりでなく、周辺回路の領域
にも同一の工程で、真空蒸着法やスパッタ法等で成膜
後、パターニングして形成する。この遮光層7はチップ
のほぼ全面を覆うため、照射光の遮光性が向上し、漏れ
光によるトランジスタの誤動作を防ぐ効果を有する。図
1に示すように、上記遮光層7は、表示領域では、画素
電極12とドレイン電極11との接続部を除いてトラン
ジスタ等を覆うようにしているが、周辺回路領域の遮光
層7では、ビデオ線、クロック線等、配線容量が重くな
ると不都合な領域は、上記遮光層7を除いてある。上記
遮光層7がのぞかれた部分は照明光の光が混入し、回路
の誤動作を起こす可能性があるため、上記遮光層7を除
いた領域上は、画素電極12の層でおおう工夫がなされ
ている。
【0017】また、8は遮光層7の下部の絶縁層で、P
−SiO(プラズマCVDで作られたSiO)層18上
にSOG(Spin On Glass)により平坦化
処理を施し、そのP−SiO層18をさらに、プラズマ
SiNやP−SiO層8でカバーし、絶縁層8の平坦性
を確保した。SOGによる平坦化以外に、P−TEOS
(Phospho−Tetraetoxy−Silan
e)膜を形成し、さらにP−SiO層8をカバーした
後、絶縁層8をCMP処理し、平坦化する方法を用いて
良い事は言うまでもない。
【0018】又、9は各画素電極12間に設けられた絶
縁層で、この絶縁層9により画素電極の分離がなされて
いる。絶縁層9は、P−SiO、NSG、PSG、BP
SG等のシリコン酸化膜が適する。
【0019】21及び21′は、画素毎の反射電極12
と遮光層7との間に設けられた絶縁層で、この絶縁層2
1及び21′を介して画素電極12と遮光層7が保持容
量となっている。絶縁層21及び21′は、P−SiN
やTa2 5 等の高誘電率材料が有効である。
【0020】遮光層7、絶縁層9、絶縁層21及び2
1′、反射電極12については、周辺領域と表示領域と
が同一工程で同時に形成される。
【0021】さらに、14はポリマーネットワーク液晶
であるPNLCやポリマー分散型液晶であるPDLC等
の液晶材料、15は反射電極12に対向する共通透明電
極、16は透明な対向基板、19は表示領域、20は反
射防止膜で、22は半導体基板と対向基板を保持するシ
ール材であり、各基板間のギャップの制御もこれにより
行われる。又、17,17′は高濃度不純物領域であ
る。
【0022】次に、13は共通透明電極15と対向基板
16との間に設けられた反射防止用膜で、界面の液晶の
屈折率を考慮して、界面反射率が軽減されるように構成
される。その場合、対向基板16と、透過電極15の屈
折率よりも小さい絶縁膜が好適である。
【0023】図1に示すように、トランジスタ下部に形
成されたウェル2,2′と同一極性の高濃度不純物層1
7,17′は、ウェル2,2′の周辺部及び内部に形成
されており、高振幅な信号がソースに印加されても、ウ
ェル電位は、低抵抗層で所望の電位に固定されているた
め、安定しており、高品質な画像表示が実現できた。さ
らにn型ウェル2′とp型ウェル2との間には、フィー
ルド酸化膜を介して上記高濃度不純物層17,17′が
設けられており、通常MOSトランジスタの時に使用さ
れるフィールド酸化膜直下のチャネルストップ層を不要
にしている。
【0024】これらの高濃度不純物層17,17′は、
ソース、ドレイン層形成プロセスで同時にできるので作
製プロセスにおけるマスク枚数、工数が削減され、低コ
スト化が図れた。
【0025】図1に示したように、ウェル領域2′は、
半導体基板1と反対の導電型にする。このため、図1で
は、ウェル領域2はp型になっている。p型のウェル領
域2及びn型のウェル領域2′は、半導体基板1よりも
高濃度に不純物が注入されていることが望ましく、半導
体基板1の不純物濃度が1014〜1015(cm-3)のと
き、ウェル領域2の不純物濃度は1015〜1017(cm
-3)が望ましい。
【0026】ソース電極10は、表示用信号が送られて
くるデータ配線に、ドレイン電極11は画素電極12に
接続する。これらの電極10,11には、通常Al、A
lSi、AlSiCu、AlGeCu、AlCu配線を
用いる。これらの電極10,11の下部と半導体との接
触面に、TiとTiNからなるバリアメタル層を用いる
と、コンタクトが安定に実現できる。またコンタクト抵
抗も低減できる。画素電極12は、表面が平坦で、高反
射材が望ましく、通常の配線用金属であるAl、AlS
i、AlSiCu、AlGeCu、AlC、AlCu以
外にCr、Au、Agなどの材料を使用することが可能
であり、さらには、リフロー性を有した高温Alを成膜
することにより平坦な画素電極12が作製可能となる。
【0027】半導体装置製造の最終工程において、画素
電極12の表面をCMP法により処理することにより、
平坦性向上と、各画素電極12間の分離を同時に実施し
ている。
【0028】次に本発明のポイントとなる、画素電極間
分離の方法を含めた、画素電極構造の作製方法について
具体的に述べる。
【0029】図2(a)は、絶縁層8′上にドレイン電
極11の加工が終了している状態を示している。図2
(b)において、18−1で表示されたプラズマCVD
法によるP−SiO5000オングストロームを堆積
し、その上に、18−2で表示されたSOG2200オ
ングストロームを2度コートしている。ここで、SOG
を2度コートしているのは、平坦性向上を目的としてい
る。
【0030】続いて、図2(c)において、SOG上に
絶縁膜8として、プラズマCVDにより、P−SiO4
000オングストロームを堆積している。前述している
が、絶縁層8はプラズマCVD法によるP−SiN等も
使用可能である。
【0031】図2(d)においては、遮光層7としてス
パッタリング法により、Ti3000オングストローム
を堆積し、画素電極−ドレイン電極間コンタクトホール
となるスルーホール部を形成すべき領域を除去する等、
所望の形状に加工する。Tiの加工は、フォトレジスト
によるパターニング後、Cl2 /BCl3 混合ガス系E
CRプラズマエッチング装置にて実施する。
【0032】図3(e)において、容量膜21′となる
P−SiN2000オングストロームをP−SiNをP
−CVD法により堆積し、続いて画素電極分離用の絶縁
層9を堆積する。9は、プラズマCVD法によるP−S
iO14000オングストロームである。
【0033】図3(f)において、絶縁層9を、画素電
極を分離する形状に加工する。加工は、フォトレジスト
によるパターニング後、CF4 /Ar混合ガス系平行平
板型プラズマエッチング装置を用い、CF4 /Ar=6
0/800ccm、処理圧力1.0torr、380k
Hz高周波電源を使用し、電源電力は750Wの条件を
使用する。ここでのエッチング条件においては、被エッ
チング膜であるP−SiOのエッチングレートが650
0オングストローム/min程度であるのに対し、下地
のP−SiNのエッチングレートが2500オングスト
ローム/min程度と選択比にして、2.5程度確保さ
れており、P−SiNがエッチングストッパ層となって
いる。
【0034】続いて、図3(g)において、画素電極と
遮光層7が、21′と共に容量を形成するための絶縁層
21を堆積する。21′及び21は、プラズマCVD法
によるP−SiN2000オングストロームであるが素
子のスイッチング特性や、膜の耐圧を考慮した好適な膜
厚を選択することが可能で、それぞれ2000オングス
トロームに限定されるものではなく、又、材料としてT
2 5 等も選択可能である。
【0035】図4(h)において、ドレイン電極11と
画素電極との接続のためのスルーホールを作成する。ス
ルーホールの加工は、フォトレジストによるパターニン
グ後CF4 /CHF3 /Ar混合ガス系平行平板型プラ
ズマエッチング装置にて実施する。
【0036】図4(i)において、画素電極膜12を堆
積する。12は、リフロー性を有する高温Alを使用す
る。画素電極膜12の構成を詳細に説明すると、まず、
絶縁膜21とAlとの反応を防止し、かつ、その上に堆
積される高温Alのリフロー性を向上させるため、スパ
ッタリング法により、TiN2000オングストロー
ム、続いてTi300オングストロームを堆積する。続
いて、前述の膜の直上に高温Alを堆積すると、島状に
堆積してしまうため、スパッタリング法を用いウェハを
加熱せずAl 7000オングストロームを堆積する。
最後にウェハを425℃に加熱し、スパッタリング法に
よる高温Al 17000オングストロームを堆積し、
堆積後も425℃を数分間保持し、いわゆるAlリフロ
ーを行う。本実施例では前述のような手法により堆積し
た画素電極膜12を使用するが画素電極膜12の膜構
成、各膜厚、高温Alのウェハ温度堆積後の保持時間
は、リフロー性を決定する重要な要因であり、又、リフ
ローによるスルーホールの埋め込み性は、スルーホール
径に依存するため、画素電極膜12は、そのスルーホー
ル径に合わせて、好適な条件を選択することができるた
め本実施例の画素電極膜12に限定されるものではな
い。
【0037】画素電極12の材料として、通常のスパッ
タリング法や真空蒸着法による、前述したようなAl、
AlSi、AlSiCu、AlGeCu、AlCu、C
r、Au、Ag等も選択可能である。
【0038】図4(j)工程において、半導体基板部分
製造の最終工程として、メタルCMP法を実施し、画素
電極間の分離を行うと同時に、Al表面を鏡面状態にし
反射鏡に利用可能な状態とする。
【0039】以上のような手法により、容量膜21,2
1′を合わせP−SiN4000オングストロームと、
従来技術で使用している容量膜と同等の厚さでありなが
ら、素子分離用絶縁膜9の根元部分での容量膜21の不
連続面が、もう一方の容量膜21′上で途切れているた
め、絶縁破壊の耐性が向上しそれ故容量リークによる電
気的不良が激減した。
【0040】又、図2〜図4から見ても明らかである
が、21′のみを容量膜として利用することも可能であ
り、その際には図3(g)の工程を省略することも可能
である。本実施形態においては、21′がエッチングス
トップ層であるため、多少の表面荒れが発生すること、
及び、エッチャントであるフッ素の表面吸着の存在によ
り、直上に画素電極12を堆積した際に、その腐食や膜
質劣化を防止するため21の堆積をあえて実施してい
る。 [実施形態2]本発明を利用した液晶パネルを図5に示
す。符号は図1と同様である。本実施形態の特徴は、図
示されたように画素分離用絶縁膜9の根元部分がラウン
ド状テーパ構造になっていることにある。
【0041】以下に、その画素電極間分離の方法を含め
た、画素電極構造の作製方法を図6〜図8を用いて説明
する。
【0042】図6(a)〜(d)は、図2と同様の工程
であり実施形態1にて詳述した。
【0043】図7(e)において、画素電極分離用の絶
縁層9を堆積する。絶縁層9は、プラズマCVD法によ
るP−SiO4000オングストロームである。
【0044】図7(f)において、絶縁層9を画素電極
を分離する形状に加工するが、この工程において絶縁層
9の根元部分をラウンド状テーパ構造とする。加工はフ
ォトレジストによるパターニング後、CF4 /CHF3
/Ar混合ガス系平行平板型プラズマエッチング装置を
用い、処理圧力1.0Torr、380kHzの高周波
電源を使用し、電源電力は750Wとした。
【0045】上述の条件を固定し、ラウンド状テーパ構
造を実現するために、CF4 /CHF3 /Arのガス比
をステップ的に変化させながらエッチングを実施する、
ステップエッチングを実施した。
【0046】ステップ1として、CF4 /CHF3 /A
r=60/0/800[ccm]にて、エッチングレー
ト6500オングストローム/minのエッチングを1
分50秒実施し、P−SiOを12000オングストロ
ーム程度除去する。
【0047】ステップ2として、CF4 /CHF3 /A
r=50/10/800にて、エッチングレート590
0オングストローム/minのエッチングを10秒実施
し、P−SiOを1000オングストローム程度除去、
続いて、ステップ3としてCF4 /CHF3 /Ar=4
0/20/800にてエッチングレート4700オング
ストローム/minのエッチングを10秒実施しP−S
iOを800オングストローム程度除去、続いてステッ
プ4として、CF4 /CHF3 /Ar=30/30/8
00にて、エッチングレート2700オングストローム
/minのエッチングを10秒実施し、P−SiOを4
00オングストローム程度除去し、ステップ1〜4でP
−SiOのエッチングが完了した。
【0048】CF4 /CHF3 /Ar混合ガス系酸化膜
エッチングにおいて、CF4 の比を減少させ、CHF3
の比を増加させることでエッチング形状がテーパ形状に
なることが知られており、本手法では、ステップエッチ
ングにて、そのテーパ角を徐々に増加させ、出来上がり
としてラウンド状のテーパ構造のエッチングを実現し
た。
【0049】本発明は、ステップエッチングの手法を用
いているが、CF4 +CHF3 =60[ccm]とし、
CF4 /CHF3 =60/0→30/30と、連続的に
変化させて、エッチングを実施することで、さらになめ
らかなラウンド構造が実現可能である。
【0050】図7(g)において、画素電極と遮光層7
とが容量を形成するための絶縁層21を堆積する。21
はプラズマCVD法によるP−SiN4000オングス
トロームである。ここで図7(f)において、画素電極
分離用絶縁膜9の根元部分をラウンド状テーパ構造にし
たためP−SiNの不連続面は発生していない。
【0051】図8(h)〜(j)は、図4(h)〜
(j)と同様であり、実施形態1に詳述した。
【0052】以上、本実施形態では、従来見られたよう
な容量膜21の不連続面は存在せず、その絶縁破壊の耐
性は純粋に膜の性質のみによるため、従来技術に比べ、
耐性が向上しそれ故、容量リークによる電気的不良が激
減した。
【0053】又、本実施形態では、容量膜21としてP
−SiN4000オングストロームを使用しているが、
上述したように絶縁破壊の耐性が確保できる範囲で、P
−SiNを薄膜化可能であり、それ故、図7(g)での
堆積時間の短縮化、図8(h)でのエッチング時間の短
縮化によるコストダウンも実現可能である。
【0054】さらに、9の構造が垂直である場合は図7
(f)〜図8(i)の工程の間に、絶縁層9が機械的強
度の不足により根元から折れてしまうことがあったが、
本テーパ形状により、その強度も向上し、絶縁層9が根
元から折れてしまい、画素間分離できないという不良も
発生しなくなった。 [実施形態3]本発明を利用した液晶パネルを図9に示
す。符号は図1と同様であり、図示した通り本発明は実
施形態1及び実施形態2を組み合わせたものである。
【0055】以下に画素電極間分離の方法を含めた、画
素電極構造の作製方法を図10〜図12を用いて説明す
る。
【0056】図10(a)〜(d)及び図11(e)
は、図2(a)〜(d)及び図3(e)と同様であり、
実施形態1に詳述した。
【0057】図11(f)において、図3(f)と同様
のエッチングにより絶縁層9の根元をラウンド状テーパ
構造とする。エッチング手法は実施形態2で詳述した
が、ステップ4のエッチング条件においては、P−Si
Oのレートが2700オングストローム/minである
のに対しP−SiNのレートが900オングストローム
/minと、選択比にして3程度確保されており、エッ
チングストップ層P−SiNの膜減りが実施形態1より
も少なく、それ故、21′を容量膜として利用した時の
容量のバラツキが実施形態1よりも低く抑えられた。
【0058】続いて、図11(g)工程にて、P−Si
N2000オングストロームを堆積するが、ここで、絶
縁層9の根元がラウンド状テーパ構造になっているた
め、実施形態2と同様に不連続面のないP−SiN膜が
形成された。
【0059】図12(h)〜(j)は、図4(h)〜
(j)と同様の工程であり、実施形態1に詳述した。
【0060】以上の手法により、本実施形態では実施形
態1及び実施形態2の効果を同時に享受できるばかりで
なく、安定した容量の形成も可能となった。 [実施形態4]次に、本発明を利用したアクティブマト
リックス基板を組み込んだ、三板方式の投射型液晶表示
装置を説明する。
【0061】液晶パネルとしては、実施形態1〜3の図
1、5、9いずれも使用可能である。
【0062】本発明を使用した液晶パネルの半導体装置
部の平面図を図13に示す。図において、34は水平シ
フトレジスタ(HSR)、36は垂直シフトレジスタ
(VSR)、38はnチャンネルMOSFET、39は
pチャンネルMOSFET、25は保持容量、26は液
晶層、27は信号転送スイッチFET、28はリセット
スイッチFET、29はリセットパルス入力端子、30
はリセット電源端子、31は映像信号の入力端子であ
る。また19は表示領域を示している。半導体基板1は
図1等ではp型になっているが、n型でもよい。
【0063】保持容量25は、画素電極12と共通透明
電極15の間の信号を保持するための容量である。ウェ
ル領域2には、基板電位を印加する。実施形態1では、
各行のトランスミッションゲート構成を、上から1行目
は上がnチャンネルMOSFET38で、下がpチャン
ネルMOSFET39、2行目は上がpチャンネルMO
SFET39で、下がnチャンネルMOSFET38と
するように、隣り合う行で順序を入れ換える構成にして
いる。以上のように、ストライプ型ウェルで表示領域の
周辺で電源線とコンタクトしているだけでなく、表示領
域にも、細い電源ラインを設けコンタクトをとってい
る。
【0064】この時、ウェルの抵抗の安定化がカギにな
る。したがって、p型基板であれば、nウェルの表示領
域内部でのコンタクト面積又はコンタクト数をpウェル
のコンタクトより増強する構成を採用した。pウェル
は、p型基板で一定電位がとられているため、基板が低
抵抗体としての役割を演ずる。したがって、島状になる
nウェルのソース、ドレインへの信号の入出力による振
られの影響が大きくなりやすいが、それを上部の配線層
からのコンタクトを増強することで防止できた。これに
より、安定した高品位な表示が実現できた。
【0065】映像信号(ビデオ信号、パルス変調された
デジタル信号など)は、映像信号入力端子31から入力
され、水平シフトレジスタ34からのパルスに応じて信
号転送スイッチ27を開閉し、各データ配線に出力す
る。垂直シフトレジスタ36からは、選択した行のnチ
ャンネルMOSFET38のゲートへはハイパルス、p
チャンネルMOSFET39のゲートへはローパルスを
印加する。
【0066】以上のように、画素部のスイッチは、単結
晶のCMOSトランスミッションゲートで構成されてお
り、画素電極へ書き込む信号が、MOSFETのしきい
値に依存せず、ソースの信号フル書き込める利点を有す
る。
【0067】又、スイッチが、単結晶トランジスタから
成り立っており、polysilicon-TFTの結晶粒界での不
安定な振まい等がなく、バラツキのない高信頼性な高速
駆動が実現できる。
【0068】次にパネル周辺回路の構成について、図1
4を用いて説明する。図14において、37は液晶素子
の表示領域、32はレベルシフター回路、33はビデオ
信号サンプリングスイッチ、34は水平シフトレジス
タ、35はビデオ信号入力端子、36は垂直シフトレジ
スタである。
【0069】以上に示す構成により、H,Vともにシフ
トレジスタ等のロジック回路は、ビデオ信号振幅によら
ず1.5〜5V程度と極めて低い値で駆動でき、高速、
低消費電圧化が達成できた。ここでの水平、垂直SR
は、走査方向は選択スイッチにより双方向可能なものと
なっており、光学系の配置等の変更に対して、パネルの
変更なしに対応でき、製品の異なるシリーズにも同一パ
ネルが使用でき低コスト化が図れるメリットがある。
又、図14においては、ビデオ信号サンプリングスイッ
チは、片側極性の1トランジスタ構成のものを記述した
が、これに限らず、CMOSトランスミッションゲート
構成にすることにより入力ビデオ線をすべてを信号線に
書き込むことができることは、言うまでもない。
【0070】又CMOSトランスミッションゲート構成
にした時、NMOSゲートとPMOSゲート面積や、ゲ
ートとソードレインとの重なり容量の違いにより、ビデ
オ信号に振られが生じる課題がある。これにはそれぞれ
の極性のサンプリングスイッチのMOSFETのゲート
量の約1/2のゲート量のMOSFETのソースとドレ
インとを信号線にそれぞれ接続し、逆相パルスで印加す
ることにより振られが防止でき、きわめて良好なビデオ
信号が信号線に書き込れた。これにより、さらに高品位
の表示が可能になった。
【0071】次に、ビデオ信号と、サンプリングパルス
の同期を正確にとる方向について図15を用いて説明す
る。このためには、サンプリングパルスのdelay量
を変化させる必要がある。42はパルスdelay用イ
ンバータ、43はどのdelay用インバータを選択す
るかを決めるスイッチ、44はdelay量が制御され
た出力、45は容量(outBは逆相出力、outは同
相出力)である。46は保護回路である。
【0072】SEL1(SEL1B)からSEL3(S
EL3B)の組み合わせにより、delay用インバー
タ42を何コ通過するかが選択できる。
【0073】この同期回路がパネルに内蔵していること
により、パネル外部からのパルスのdelay量が、
R.G.B3板パネルのとき、治具等の関係で対称性が
くずれても、上記選択スイッチで調整でき、R.G.B
のパルス位相高域による位置ずれがない良好な表示画像
が得られた。又、パネル内部に温度測定ダイオードを内
蔵させ、その出力によりdelay量をテーブルから参
照し温度補正することも有効である事は言うまでもな
い。
【0074】次に、液晶材との関係について説明する。
図1等では、平坦な対向基板構造のものを示したが、共
通電極基板16は、共通透明電極15の界面反射を防ぐ
ため、凹凸を形成し、その表面に共通透明電極15を設
けている。また、共通電極基板16の反対側には、反射
防止膜20を設けている。これらの凹凸形状の形成のた
めに、微少な粒径の砥粒により砂ずり研磨をおこなう方
式も高コントラスト化に有効である。
【0075】液晶材料としては、ポリマー・ネットワー
ク液晶PNLCを用いた。ただし、ポリマー・ネットワ
ーク液晶として、PDLCなどを用いてもいい。ポリマ
ー・ネットワーク液晶PNLCは、重合相分離法によっ
て作製される。液晶と重合性モノマーやオリゴマーで溶
液をつくり、通常の方法でセル中に注入した後、UV重
合によって液晶と高分子を相分離させ、液晶中に網目状
に高分子を形成する。PNLCは多くの液晶(70〜9
0wt%)を含有している。
【0076】PNLCにおいては、屈折率の異方性(Δ
n)の高いネマチック液晶を用いると光散乱が強くな
い、誘電異方性(Δε)の大きいネマチック液晶を用い
ると低電圧で駆動が可能となる。ポリマー・ネットワー
クのおおきさ、すなわち網目の中心間距離が1〜1.5
(μm)の場合、光散乱は高コントラストを得るのに十
分強くなる。
【0077】次に、シール構造と、パネル構造との関係
について、図16を用いて説明する。図16において、
51はシール部、52は電極パッド、53はクロックバ
ッファー回路、54はアンプである。このアンプ54
は、パネル電気検査時の出力アンプとして使用するもの
である。55は対向基板の電位をとるAgペースト部、
56は表示部、57は水平・垂直シフトレジスタ(HS
R,VSR)等の周辺回路部である。図16に示すよう
に、本実施形態では、シールの内部にも、外部にも、to
tal chip sizeが小さくなるように、回路が設けられて
いる。本実施形態では、パッドの引き出しをパネルの片
辺側の1つに集中させているが、長辺側の両辺でも又、
一辺でなく多辺からのとり出しも可能で、高速クロック
をとり扱うときに有効である。
【0078】さらに、本発明を使用したパネルは、Si
基板等の半導体基板を用いているため、プロジェクタの
ように強力な光が照射され、基板の側壁にも光があたる
と、基板電位が変動し、パネルの誤動作を引き起こす可
能性がある。したがって、パネルの側壁及び、パネル上
面の表示領域の周辺回路部は、遮光できる基板ホルダー
となっており、又、Si基板の裏面は、熱伝導率の高い
接着剤を介して熱伝導率の高いCu等のメタルが接続さ
れたホルダー構造となっている。
【0079】次に本発明を使用した反射型液晶パネルを
組み込む光学システムについて図17を用いて説明す
る。図17において、71はハロゲンランプ等の光源、
72は光源像をしぼり込む集光レンズ、73,75は平
面状の凸型フレネルレンズ、74はR,G,Bに分解す
る色分解光学素子で、ダイクロイックミラー、回折格子
等が有効である。
【0080】また、76はR,G,B光に分離されたそ
れぞれの光をR,G,B3パネルに導くそれぞれのミラ
ー、77は集光ビームを反射型液晶パネルに平行光で照
明するための視野レンズ、78は上述の反射型液晶素
子、79の位置にしぼりがある。また、80は複数のレ
ンズを組み合わせて拡大する投射レンズ、81はスクリ
ーンで、通常、投射光を平行光へ変換するフレネルレン
ズと上下、左右に広視野角として表示するレンチキュラ
レンズの2板より構成されると明瞭な高コントラストで
明るい画像を得ることができる。図17の構成では、1
色のパネルのみ記載されているが、色分解光学素子74
からしぼり部79の間は3色それぞれに分離されてお
り、3板パネルが配置されている。又、反射型液晶装置
パネル表面にマイクロレンズアレーを設け、異なる入射
光を異なる画素領域に照射させる配置をとることによ
り、3板のみならず、単板構成でも可能であることは言
うまでもない。液晶素子の液晶層に電圧が印加され、各
画素で正反射した光は、79に示すしぼり部を透過しス
クリーン上に投射される。
【0081】一方、電圧が印加されずに、液晶層が散乱
体となっている時、反射型液晶素子へ入射した光は、等
方的に散乱し、79に示す絞り部の開口を見込む角度の
中の散乱光以外は、投射レンズにはいらない。これによ
り黒を表示する。以上の光学系からわかるように、偏光
板が不要で、しかも画素電極の全面が信号光が高反射率
で投射レンズにはいるため、従来よりも2−3倍明るい
表示が実現できた。上述の実施形態でも述べたように、
対向基板表面、界面には、反射防止対策が施されてお
り、ノイズ光成分も極めて少なく、高コントラスト表示
が実現できた。又、パネルサイズが小さくできるため、
すべての光学素子(レンズ、ミラーetc.)が小型化
され、低コスト、軽量化が達成された。
【0082】又、光源の色ムラ、輝度ムラ、変動は、光
源と光学系との間にインテグレタ(はえの目レンズ型ロ
ッド型)を挿入することにより、スクリーン上での色ム
ラ、輝度ムラは、解決できた。
【0083】上記液晶パネル以外の周辺電気回路につい
て、図18を用いて説明する。図において、85は電源
で、主にランプ用電源とパネルや信号処理回路駆動用シ
ステム電源に分離される。86はプラグ、87はランプ
温度検出器で、ランプの温度の異常があれば、制御ボー
ド88によりランプを停止させる等の制御を行う。これ
は、ランプに限らず、89のフィルタ安全スイッチでも
同様に制御される。たとえば、高温ランプハウスボック
スを開けようとした場合、ボックスがあかなくなるよう
な安全上の対策が施されている。90はスピーカー、9
1は音声ボードで、要求に応じて3Dサウンド、サラウ
ンドサウンド等のプロセッサも内蔵できる。92は拡張
ボード1で、ビデオ信号用S端子、ビデオ信号用コンポ
ジット映像、音声等の外部装置96からの入力端子及び
どの信号を選択するかの選択スイッチ95、チューナ9
4からなり、デコーダ93を介して拡張ボード2へ信号
が送られる。一方、拡張ボード2は、おもに、別系列か
らのビデオやコンピュータのDsub15ピン端子を有
し、デコーダ93からのビデオ信号と切り換えるスイッ
チ60を介して、A/Dコンバータ61でディジタル信
号に変換される。
【0084】また、63は主にビデオRAM等のメモリ
とCPUとからなるメインボードである。A/Dコンバ
ータ61でA/D変換したNTSC信号は、一端メモリ
に蓄積され、高画素数へうまく割りあてるために、液晶
素子数にマッチしていない空き素子の不足の信号を補間
して作成したり、液晶表示素子に適したγ変換エッジ階
調、ブライト調整バイアス調整等の信号処理を行う。N
TSC信号でなく、コンピュータ信号も、たとえばVG
Aの信号がくれば、高解像度のXGAパネルの場合、そ
の解像度変換処理も行う。一画像データだけでなく、複
数の画像データのNTSC信号にコンピュータ信号を合
成させる等の処理もこのメインボード63で行う。メイ
ンボード63の出力はシリアル・パラレル変換され、ノ
イズの影響を受けにくい形態でヘッドボード64に充ら
れる。このヘッドボード64で、再度パラレル/シリア
ル変換後、D/A変換し、パネルのビデオ線数に応じて
分割され、ドライブアンプを介して、B,G,R色の液
晶パネル65,66,67へ信号を書き込む。62はリ
モコン操作パネルで、コンピュータ画面も、TVと同様
の感覚で、簡単操作可能となっている。以上の説明のよ
うに、必ずしも高解像度がない画像も処理により高品位
画像化になるため、本実施形態の表示結果は、きわめて
きれいな画像表示が可能である。 [実施形態5]実施形態4では、本発明による液晶パネ
ルを3つ使用し、各パネルにR、G、Bの三色の光を振
り分けて照射し、その反射光により画像の表示を行う、
いわゆる、三板方式の反射型液晶表示装置について説明
した。
【0085】本実施形態では、本発明による液晶パネル
1つを使用し、画素毎にR、G、B三色の光を照射し、
その反射光により画像の表示を行う、いわゆる単板方式
の液晶表示装置について説明する。
【0086】図19に本発明の液晶パネルを組み込むた
めの投写型液晶表示装置光学系の構成図を示す。本図は
その上面図を表す図19(a)、正面図を表す図19
(b)、側面図を表す図19(c)から成っている。同
図において、201はスクリーンに投射する投影レン
ズ、202はマイクロレンズ付液晶パネル、203は偏
光ビームスプリッター(PBS)、240はR(赤色
光)反射ダイクロイックミラー、241はB/G(青色
&緑色光)反射ダイクロイックミラー、242はB(青
色光)反射ダイクロイックミラー、243は全色光を反
射する高反射ミラー、250はフレネルレンズ、251
は凸レンズ、206はロッド型インテグレーター、20
7は楕円リフレクター、208はメタルハライド、UH
P等のアークランプである。ここで、R(赤色光)反射
ダイクロイックミラー240、B/G(青色&緑色光)
反射ダイクロイックミラー241、B(青色光)反射ダ
イクロイックミラー242はそれぞれ図20に示したよ
うな分光反射特性を有している。そしてこれらのダイク
ロイックミラーは高反射ミラー243とともに、図21
の斜視図に示したように3次元的に配置されており、後
述するように白色照明光をRGBに色分解するととも
に、液晶パネル202に対して各原色光が、3次元的に
異なる方向から該液晶パネル202を照明するようにし
ている。
【0087】ここで、光束の進行過程に従って説明する
と、まず光源のランプ208からの出射光束は白色光で
あり、楕円リフレクター207によりその前方のインテ
グレータ206の入り口に集光され、このインテグレー
ター206内を反射を繰り返しながら進行するにつれて
光束の空間的強度分布が均一化される。そしてインテグ
レーター206を出射した光束は凸レンズ251とフレ
ネルレンズ250とにより、x軸−方向(図19(b)
の正面図基準)に平行光束化され、まずB反射ダイクロ
19イックミラー242に至る。このB反射ダイクロイ
ックミラー242ではB光(青色光)のみが反射され、
z軸−方向つまり下側(図19(b)の正面図基準)に
z軸に対して所定の角度でR反射ダイクロイックミラー
240に向かう。一方B光以外の色光(R/G光)はこ
のB反射ダイクロイックミラー242を通過し、高反射
ミラー243により直角にz軸−方向(下側)に反射さ
れ、やはりR反射ダイクロイックミラー240に向か
う。ここで、B反射ダイクロイックミラー242と高反
射ミラー243は共に図19(a)の正面図を基にして
言えば、インテグレーター206からの光束(x軸−方
向)をz軸−方向(下側)に反射するように配置してお
り、高反射ミラー243はy軸方向を回転軸にx−y平
面に対して丁度45°の傾きとなっている。それに対し
てB反射ダイクロイックミラー242はやはりy軸方向
を回転軸にx−y平面に対して、この45°よりも浅い
角度に設定されている。従って、高反射ミラー243で
反射されたR/G光はz軸−方向に直角に反射されるの
に対して、B反射ダイクロイックミラー242で反射さ
れたB光はz軸に対して所定の角度(x−z面内チル
ト)で下方向に向かう。ここで、B光とR/G光の液晶
パネル202上の照明範囲を一致させるため、各色光の
主光線は液晶パネル202上で交差するように、高反射
ミラー243とB反射ダイクロイックミラー242のシ
フト量およびチルト量が選択されている。
【0088】次に、前述のように下方向(z軸−方向)
に向かったR/G/B光はR反射ダイクロイックミラー
240とB/G反射ダイクロイックミラー241に向か
うが、これらはB反射ダイクロイックミラー242と高
反射ミラー243の下側に位置し、まず、B/G反射ダ
イクロイックミラー241はx軸を回転軸にx−z面に
対して45°傾いて配置されており、R反射ダイクロイ
ックミラー240はやはりx軸方向を回転軸にx−z平
面に対してこの45°よりも浅い角度に設定されてい
る。従ってこれらに入射するR/G/B光のうち、まず
B/G光はR反射ダイクロイックミラー240を通過し
て、B/G反射ダイクロイックミラー241により直角
にy軸+方向に反射され、PBS203を通じて偏光化
された後、x−z面に水平に配置された液晶パネル20
2を照明する。このうちB光は前述したように(図19
(a)、図19(b)参照)、x軸に対して所定の角度
(x−z面内チルト)で進行しているため、B/G反射
ダイクロイックミラー241による反射後は、y軸に対
して所定の角度(x−y面内チルト)を維持し、その角
度を入射角(x−y面方向)として該液晶パネル202
を照明する。
【0089】G光についてはB/G反射ダイクロイック
ミラー241により直角に反射し、y軸+方向に進み、
PBS203を通じて偏光化された後、入射角0°つま
り垂直に該液晶パネル202を照明する。またR光につ
いては、前述のようにB/G反射ダイクロイックミラー
241の手前に配置されたR反射ダイクロイックミラー
240によりR反射ダイクロイックミラー240にてy
軸+方向に反射されるが、図19(c)(側面図)に示
したようにy軸に対して所定の角度(y−z面内チル
ト)でy軸+方向に進み、PBS203を通じて偏光化
された後、該液晶パネル202をこのy軸に対する角度
を入射角(y−z面方向)として照明する。また、前述
と同様にRGB各色光の液晶パネル202上の照明範囲
を一致させるため、各色光の主光線は液晶パネル202
上で交差するように、B/G反射ダイクロイックミラー
241とR反射ダイクロイックミラー240のシフト量
およびチルト量が選択されている。さらに、図20
(a)に示したようにB反射ダイクロイックミラー24
1のカット波長は480nm、図20(b)に示したよ
うにB/G反射ダイクロイックミラー241のカット波
長は570nm、図20(c)に示したようにR反射ダ
イクロイックミラー240のカット波長は600nmで
あるから、不要な橙色光はB/G反射ダイクロイックミ
ラー241を透過して捨てられる。これにより最適な色
バランスを得ることができる。
【0090】そして後述するように液晶パネル202に
て各RGB光は反射&偏光変調され、PBS203に戻
り、PBS203のPBS面203aにてx軸+方向に
反射する光束が画像光となり、投影レンズ201を通じ
て、スクリーン(不図示)に拡大投影される。ところ
で、該液晶パネル202を照明する各RGB光は入射角
が異なるため、そこから反射されてくる各RGB光もそ
の出射角を異にしているが、投影レンズ201としては
これらを全て取り込むに十分な大きさのレンズ径及び開
口のものを用いている。ただし、投影レンズ201に入
射する光束の傾きは、各色光がマイクロレンズを2回通
過することにより平行化され、液晶パネル202への入
射光の傾きを維持している。本実施形態によれば、液晶
パネル202からの光束の広がりはこのように比較的小
さくなるので、より小さな開口数の投影レンズでもスク
リーン上で十分に明るい投影画像を得ることができ、よ
り安価な投影レンズを用いることが可能になる。
【0091】次に、ここで用いる本発明液晶パネル20
2について説明する。図22に該液晶パネル202の拡
大断面模式図(図19のy−z面に対応)を示す。図に
おいて、221はマイクロレンズ基板、222はマイク
ロレンズ、223はシートガラス、224は透明対向電
極、225は液晶層、12は画素電極、227はアクテ
ィブマトリックス駆動回路部、228はシリコン半導体
基板である。マイクロレンズ222は、いわゆるイオン
交換法によりガラス基板(アルカリ系ガラス)221の
表面上に形成されており、画素電極12のピッチの倍の
ピッチで2次元的アレイ構造を成している。
【0092】液晶層225は反射型に適応したいわゆる
DAP,HAN等のECBモードのネマチック液晶を採
用しており、不図示の配向層により所定の配向が維持さ
れている。画素電極12はAlから成り、反射鏡を兼ね
ている。アクティブマトリックス駆動回路部227はい
わゆるシリコン半導体基板228上に設けられた半導体
回路であり、上記画素電極12をアクティブマトリック
ス駆動するものであり、該回路マトリックスの周辺部に
は、不図示のゲート線ドライバー(垂直レジスター等)
や信号線ドライバー(水平レジスター等)が設けられて
いる(詳しくは後述する)。これらの周辺ドライバーお
よびアクティブマトリックス駆動回路はRGBの各原色
映像信号を所定の各RGB画素に書き込むように構成さ
れており、該各画素電極12はカラーフィルターは有さ
ないものの、前記アクティブマトリックス駆動回路にて
書き込まれる原色映像信号により各RGB画素として区
別され、後述する所定のRGB画素配列を形成してい
る。
【0093】ここで、液晶パネル202に対して照明す
るG光について見てみると、前述したようにG光はPB
S203により偏光化されたのち該液晶パネル202に
対して垂直に入射する。この光線のうち1つのマイクロ
レンズ222aに入射する光線例を図中の矢印G(in
/out)に示す。ここに図示されたように該G光線は
マイクロレンズ222により集光され、G画素電極12
g上を照明する。そしてAlより成る該画素電極12g
により反射され、再び同じマイクロレンズ222aを通
じてパネル外に出射していく。このように液晶層225
を往復通過する際、該G光線(偏光)は画素電極12g
に印加される信号電圧により対向電極224との間に形
成される電界による液晶の動作により変調を受けて、該
液晶パネルを出射し、PBS203に戻る。
【0094】ここで、その変調度合いによりPBS面2
03aにて反射され、投影レンズ201に向かう光量が
変化し、各画素のいわゆる濃淡階調表示がなされること
になる。一方、上述したように図20中断面(y−z
面)内の斜め方向から入射してくるR光については、や
はりPBS203により偏光されたのち、例えばマイク
ロレンズ222bに入射するR光線に注目すると、図中
の矢印R(in)で示したように、該マイクロレンズ2
22bにより集光され、その真下よりも左側にシフトし
た位置にあるR画素電極12r上を照明する。そして該
画素電極12rにより反射され、図示したように今度は
隣(−z方向)のマイクロレンズ222aを通じて、パ
ネル外に出射していく(R(out))。
【0095】この際、該R光線(偏光)はやはり画素電
極12rに印加される信号電圧により対向電極224と
の間に形成される画像信号に応じた電界による液晶の動
作により変調を受けて、該液晶パネルを出射し、PBS
203に戻る。そして、その後のプロセスは前述のG光
の場合と全く同じように、画像光の一部として投影され
る。ところで、図22の描写では画素電極12g上と画
素電極12r上の各G光とR光の色光が一部重なり干渉
しているようになっているが、これは模式的に液晶層の
厚さを拡大誇張して描いているためであり、実際には該
液晶層の厚さは1〜5μであり、シートガラス223の
50〜100μに比べて非常に薄く、画素サイズに関係
なくこのような干渉は起こらない。
【0096】次に、図23に本例での色分解・色合成の
原理説明図を示す。ここで、図23(a)は液晶パネル
202の上面模式図、図23(b)、図23(c)はそ
れぞれ該液晶パネル上面模式図に対するA−A′(x方
向)断面模式図、B−B′(z方向)断面模式図であ
る。ここで、マイクロレンズ222は、図23(a)の
一点鎖線に示すように、G光を中心として両隣接する2
色画素の半分ずつに対して1個が対応している。このう
ち図23(c)はy−z断面を表す上記図22に対応す
るものであり、各マイクロレンズ222に入射するG光
とR光の入出射の様子を表している。これから判るよう
に各G画素電極は各マイクロレンズの中心の真下に配置
され、各R画素電極は各マイクロレンズ間境界の真下に
配置されている。従ってR光の入射角はそのtanθが
画素ピッチ(B&R画素)とマイクロレンズ・画素電極
間距離の比に等しくなるように設定するのが好ましい。
一方、図23(b)は該液晶パネル202のx−y断面
に対応するものである。このx−y断面については、B
画素電極とG画素電極とが図23(c)と同様に交互に
配置されており、やはり各G画素電極は各マイクロレン
ズ中心の真下に配置され、各B画素電極は各マイクロレ
ンズ間境界の真下に配置されている。
【0097】ところで該液晶パネルを照明するB光につ
いては、前述したようにPBS203による偏光化後、
図19中断面(x−y面)の斜め方向から入射してくる
ため、R光の場合と全く同様に、各マイクロレンズ22
2から入射したB光線は、図示したようにB画素電極に
より反射され、入射したマイクロレンズ222に対し
て、x方向に隣り合うマイクロレンズ222から出射す
る。B画素電極上の液晶による変調や液晶パネルからの
B出射光の投影については、前述のG光およびR光と同
様である。
【0098】また、各B画素電極は各マイクロレンズ間
境界の真下に配置されており、B光の液晶パネルに対す
る入射角についても、R光と同様にそのtanθが画素
ピッチ(G&B画素)とマイクロレンズ・画素電極間距
離の比に等しくなるように設定するのが好ましい。とこ
ろで、本例液晶パネルでは以上述べたように各RGB画
素の並びがz方向に対してはRGRGRG…の並びに、
x方向に対してはBGBGBG…の並びとなっている
が、図23(a)はその平面的な並びを示している。こ
のように各画素サイズは縦横共にマイクロレンズの約半
分になっており、画素ピッチはx−z両方向ともにマイ
クロレンズのそれの半分になっている。また、G画素は
平面的にもマイクロレンズ中心の真下に位置し、R画素
はz方向のG画素間かつマイクロレンズ境界に位置し、
B画素はx方向のG画素間かつマイクロレンズ境界に位
置している。また、1つのマイクロレンズ単位の形状は
矩形(画素の2倍サイズ)となっている。
【0099】図24に本液晶パネルの部分拡大上面図を
示す。ここで図中の破線格子229は1つの絵素を構成
するRGB画素のまとまりを示している。つまり、図2
2のアクティブマトリックス駆動回路部227により各
RGB画素が駆動される際、破線格子229で示される
RGB画素ユニットは同一画素位置に対応したRGB映
像信号にて駆動される。ここでR画素電極12r、G画
素電極12g、B画素電極12bから成る1つの絵素に
注目してみると、まずR画素電極12rは矢印r1で示
されるようにマイクロレンズ222bから前述したよう
に斜めに入射するR光で照明され、そのR反射光は矢印
r−2で示すようにマイクロレンズ222aを通じて出
射する。B画素電極12bは矢印b1で示されるように
マイクロレンズ222cから前述したように斜めに入射
するB光で照明され、そのB反射光は矢印b2で示すよ
うにやはりマイクロレンズ222aを通じて出射する。
またG画素電極12gは正面後面矢印g12で示される
ように、マイクロレンズ222aから前述したように垂
直(紙面奥へ向かう方向)に入射するG光で照明され、
そのG反射光は同じマイクロレンズ222aを通じて垂
直に(紙面手前に出てくる方向)出射する。
【0100】このように、本液晶パネルにおいては、1
つの絵素を構成するRGB画素ユニットについて、各原
色照明光の入射照明位置は異なるものの、それらの出射
については、同じマイクロレンズ(この場合は222
a)から行われる。そしてこのことはその他の全ての絵
素(RGB画素ユニット)についても成り立っている。
【0101】従って、図25に示すように本液晶パネル
からの全出射光をPBS203および投影レンズ201
を通じて、スクリーン209に投写するに際して、液晶
パネル202内のマイクロレンズ222の位置がスクリ
ーン209上に結像投影されるように光学調整すると、
その投影画像は図26に示すようなマイクロレンズの格
子内に各絵素を構成する該RGB画素ユニットからの出
射光が混色した状態つまり同画素混色した状態の絵素を
構成単位としたものとなる。そして、いわゆるRGBモ
ザイクが無い、質感の高い良好なカラー画像表示が可能
となる。
【0102】つぎに、図22において、模式的にシリコ
ン半導体基板228にアクティブマトリックス駆動回路
部227を作製し、さらに画素電極226を作製した、
半導体装置部分300を示してあるが、この半導体装置
部分300の断面構造は、本発明を利用し平坦な画素電
極を有する図1,5,9の半導体装置部分24となる。
半導体装置部分24の作製方法の詳細は実施形態1〜3
に記載した。
【0103】図27は半導体装置部分300の平面回路
図である。図27において、121は水平シフトレジス
タ、122は垂直シフトレジスタ、123はnチャンネ
ルMOSFET、124はpチャンネルMOSFET、
125は保持容量、126は液晶画素容量、127は信
号転送スイッチ、128はリセットスイッチ、129は
リセットパルス入力端子、130はリセット電源端子、
131はRGB映像信号の入力端子である。
【0104】図27に示す保持容量125は、図22に
示す画素電極12と対向透明電極224の間の信号を保
持するための容量である。ウェル領域2には、基板電位
を印加する。本実施形態では、各行のトランスミッショ
ンゲート構成を、上から1行目は上がnチャンネルMO
SFET123で、下がpチャンネルMOSFET12
4、2行目は上がpチャンネルMOSFET124で、
下がnチャンネルMOSFET123とするように、隣
り合う行で順序を入れ換える構成にしている。以上のよ
うに、ストライプ型ウェルで表示領域の周辺で電源線と
コンタクトしているだけでなく、表示領域にも、細い電
源ラインを設けコンタクトをとっている。
【0105】この時、ウェルの抵抗の安定化がカギにな
る。したがって、p型基板であれば、nウェルの表示領
域内部でのコンタクト面積又はコンタクト数をpウェル
のコンタクトより増強する構成を採用した。pウェル
は、p型基板で一定電位がとられているため、基板が低
抵抗体としての役割を演ずる。したがって、島状になる
nウェルのソース、ドレインへの信号の入出力による振
られの影響が大きくなりやすいが、それを上部の配線層
からのコンタクトを増強することで防止できた。これに
より、安定した高品位な表示が実現できた。
【0106】RGB映像信号(ビデオ信号、パルス変調
されたデジタル信号など)は、映像信号入力端子131
から入力され、水平シフトレジスタ121からのパルス
に応じて信号転送スイッチ127を開閉し、各データ配
線に出力する。垂直シフトレジスタ122からは、選択
した行のnチャンネルMOSFET123のゲートへは
ハイパルス、pチャンネルMOSFETのゲートへはロ
ーパルスを印加する。
【0107】以上のように、画素部のスイッチは、単結
晶のCMOSトランスミッションゲートで構成されてお
り、画素電極へ書き込む信号が、MOSFETのしきい
値に依存せず、ソースの信号フル書き込める利点を有す
る。
【0108】又、スイッチが、単結晶トランジスタから
成り立っており、polysilicon-TFTの結晶粒界での不
安定な振まい等がなく、バラツキのない高信頼性な高速
駆動が実現できる。
【0109】以上述べた述べたような半導体装置におい
て、アクティブマトリックス駆動回路部 は各画素電極
12の下に存在するため、図27の回路図上では絵素を
構成する各RGB画素は単純に横並びに描かれている
が、各画素FETのドレインは図24に示したような2
次元的配列の各RGB画素電極12に接続している。次
にパネル周辺駆動回路の別構成例について、図28を用
いて説明する。図28はパネル周辺駆動回路の別構成を
示す模式的ブロック図である。図28において、132
はレベルシフター回路、133は映像信号サンプリング
スイッチ、134は水平シフトレジスタ、135はRG
B映像信号入力端子、136は垂直シフトレジスタ、1
37は表示領域である。
【0110】以上に示す構成により、H,Vともにシフ
トレジスタ等のロジック回路は、ビデオ信号振幅によら
ず、1.5〜5V程度と極めて低い値で駆動でき、高
速、低消費電圧化が達成できた。ここでの水平、垂直S
Rは、走査方向は選択スイッチにより双方向可能なもの
となっており、光学系の配置等の変更に対して、パネル
の変更なしに対応でき、製品の異なるシリーズにも同一
パネルが使用でき低コスト化が図れるメリットがある。
【0111】又、図28においては、映像信号サンプリ
ングスイッチ133は、片側極性の1トランジスタ構成
のものを記述したが、これに限らず、CMOSトランス
ミッションゲート構成にすることにより入力映像線をす
べてを信号線に書き込むことができることは、言うまで
もない。
【0112】又CMOSトランスミッションゲート構成
にした時、NMOSゲートとPMOSゲート面積や、ゲ
ートとソードレインとの重なり容量の違いにより、映像
信号に振られが生じる課題がある。これにはそれぞれの
極性のサンプリングスイッチ133のMOSFETのゲ
ート量の約1/2のゲート量のMOSFETのソースと
ドレインとを信号線にそれぞれ接続し、逆相パルスで印
加することにより振られが防止でき、きわめて良好な映
像信号が信号線に書き込れた。これにより、さらに高品
位の表示が可能になった。
【0113】次に、シール構造とパネル構造の関係につ
いてであるが、実施形態4と同様であり、図13にその
模式的平面図を示してある。その詳細は実施形態4にお
いて説明を行ったので、ここでは省略する。
【0114】ところで、本投写型液晶表示装置の駆動回
路系についてその全体ブロック図を図29に示す。ここ
で、310はパネルドライバーであり、RGB映像信号
を極性反転し、かつ所定の電圧増幅をした液晶駆動信号
を形成するとともに、対向電極224の駆動信号、各種
タイミング信号等を形成している。312はインターフ
ェースであり、各種映像及び制御伝送信号を標準映像信
号等にデコードしている。また、311はデコーダーで
あり、インターフェース312からの標準映像信号をR
GB原色映像信号及び同期信号にデコードしている。3
14はバラストであり、楕円リフレクター307内のア
ークランプ308を駆動点灯する。315は電源回路で
あり、各回路ブロックに対して電源を供給している。3
13は不図示の操作部を内在したコントローラーであ
り、上記各回路ブロックを総合的にコントロールするも
のである。このように本投写型液晶表示装置は、その駆
動回路系は単板式プロジェクターとしては、ごく一般的
なものであり、特に駆動回路系に負担を掛けることな
く、前述したようなRGBモザイクの無い良好な質感の
カラー画像を表示することができるものである。
【0115】ところで図30に本実施形態における液晶
パネルの別形態の部分拡大上面図を示す。ここではマイ
クロレンズ222の中心真下位置にB画素電極を配列
し、それに対し左右方向にG画素が交互に並ぶように、
上下方向にR画素が交互に並ぶように配列している。こ
のように配列しても、絵素を構成するRGB画素ユニッ
トからの反射光が1つの共通マイクロレンズから出射す
るように、B光を垂直入射、R/G光を斜め入射(同角
度異方向)とすることにより、前例と全く同様な効果を
得ることができる。また、さらにマイクロレンズ222
の中心真下位置にR画素を配列しその他の色画素を左右
または上下方向にR画素に対してG,B画素を交互に並
ぶようにしても良い。
【0116】さらに図31に本発明に係わる液晶パネル
の別の実施形態を示す。同図は本液晶パネル202の部
分拡大断面図である。前記実施形態との相違点を述べる
と、まず対向ガラス基板としてシートガラス323を用
いており、マイクロレンズ220については、シートガ
ラス323上に熱可塑性樹脂を用いたいわゆるリフロー
法により形成している。さらに、非画素部にスペーサー
柱351を感光性樹脂のフォトリソグラフィーにて形成
している。該液晶パネル202の部分上面図を図32
(a)に示す。この図から判るようにスペーサー柱35
1は所定の画素のピッチでマイクロレンズ220の角隅
部の非画素領域に形成されている。このスペーサー柱3
51を通るA−A′断面図を図32(b)に示す。この
スペーサー柱351の形成密度については10〜100
画素ピッチでマトリックス状に設けるのが好ましく、シ
ートガラス323の平面性と液晶の注入性というスペー
サー柱数に対して相反するパラメーターを共に満足する
ように設定する必要がある。また本実施形態では金属膜
パターンによる遮光層321を設けており、各マイクロ
レンズ境界部分からの漏れ光の進入を防止している。こ
れにより、このような漏れ光による投影画像の彩度低下
(各原色画像光の混色による)やコントラスト低下が防
止される。
【0117】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
基板上に設けられる容量膜の絶縁膜耐圧が向上し、容量
リークが激減したことにより、コストダウンが図られ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を利用した液晶パネルの実施形態1の断
面図である。
【図2】本発明の液晶パネルの実施形態1の製造方法を
示す概略的工程図である。
【図3】本発明の液晶パネルの実施形態1の製造方法を
示す概略的工程図である。
【図4】本発明の液晶パネルの実施形態1の製造方法を
示す概略的工程図である。
【図5】本発明を利用した液晶パネルの実施形態2の断
面図である。
【図6】本発明の液晶パネルの実施形態2の製造方法を
示す概略的工程図である。
【図7】本発明の液晶パネルの実施形態2の製造方法を
示す概略的工程図である。
【図8】本発明の液晶パネルの実施形態2の製造方法を
示す概略的工程図である。
【図9】本発明を利用した液晶パネルの実施形態3の断
面図である。
【図10】本発明の液晶パネルの実施形態3の製造方法
を示す概略的工程図である。
【図11】本発明の液晶パネルの実施形態3の製造方法
を示す概略的工程図である。
【図12】本発明の液晶パネルの実施形態3の製造方法
を示す概略的工程図である。
【図13】本発明を利用した実施形態4の液晶装置の概
略的回路図である。
【図14】本発明を利用した実施形態4の液晶装置のブ
ロック図である。
【図15】本発明を利用した実施形態4の液晶装置入力
部のディレイ回路を含む回路図である。
【図16】本発明を利用した実施形態4及び5の液晶装
置の液晶パネルの概念図である。
【図17】本発明を利用した液晶プロジェクターの実施
形態4の概念図である。
【図18】本発明を利用した液晶プロジェクターの内部
を示す回路ブロック図である。
【図19】本発明を利用した実施形態5の投射型液晶表
示装置光学系の全体図である。
【図20】本発明を利用した実施形態5の投射型液晶表
示装置光学系に用いたダイクロイックミラーの分光反射
特性である。
【図21】本発明を利用した実施形態5の投射型液晶表
示装置光学系の色分解照射部の斜視図である。
【図22】本発明を利用した実施形態5の液晶パネルの
断面図である。
【図23】本発明を利用した実施形態5の液晶パネルで
の色分解色合成原理説明図である。
【図24】本発明を利用した実施形態2の液晶パネルで
の部分拡大上面図である。
【図25】本発明を利用した実施形態5の投射型液晶表
示装置の投影光学系を示す部分構成図である。
【図26】本発明を利用した実施形態5の投射型液晶表
示装置でのスクリーン上投影像の部分拡大図である。
【図27】本発明を利用した実施形態5の液晶装置の概
略的回路図である。
【図28】本発明を利用した実施形態5の液晶装置のブ
ロック図である。
【図29】本発明を利用した実施形態5の投射型液晶表
示装置の駆動回路系を示すブロック図である。
【図30】本発明を利用した実施形態5の別形態の液晶
パネルでの部分拡大上面図である。
【図31】本発明を利用した実施形態5の別形態の液晶
パネルの断面図である。
【図32】本発明を利用した実施形態5の別形態の液晶
パネルでの部分拡大上面図と部分拡大断面図である。
【図33】従来技術の液晶パネルの断面図である。
【図34】従来技術の液晶パネルの断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 p型ウェル 2′ n型ウェル 3,3′ トランジスタのソース領域 4 ゲート領域 5,5′ トランジスタのドレイン領域 6 フィールド酸化膜 7 遮光層 8,8′ 絶縁層 9 絶縁層 10 ソース電極 11 ドレイン電極 12 画素電極 13 反射防止膜 14 液晶材料 15 共通透明電極 16 対向基板 17,17′ 高濃度不純物層 18 P−SiO層 18−1 P−SiO層 18−2 SOG層 19 表示領域 20 反射防止膜 21,21′ 絶縁層 22 シール材 24 半導体装置部分 25 保持容量 26 液晶層 27 信号転送スイッチFET 28 リセットスイッチFET 29 リセットパルス入力端子 30 リセット電源端子 31 映像信号の入力端子 32 レベルシフター回路 33 ビデオ信号サンプリングスイッチ 34 水平シフトレジスタ(HSR) 35 ビデオ信号入力端子 36 垂直シフトレジスタ(VSR) 37 表示領域 38 nチャネルMOSFET 39 pチャネルMOSFET 41 入力端末 42 パルスdelay用インバータ 43 delay用インバータ選択スイッチ 44 delay量を制御された出力 45 容量 46 保護回路 51 シール部 52 電極パッド 53 クロックバッファ回路 54 アンプ 55 Agペースト部 56 表示部 57 HSR、VSR 60 スイッチ 61 ディジタル信号 62 リモコン操作パネル 63 メインボード 64 ヘッドボード 65 Bパネル 66 Gパネル 67 Rパネル 71 光源 72 集光レンズ 73,75 凸型フレネルレンズ 74 色分解光学素子 76 ミラー 77 視野レンズ 78 反射型液晶素子 79 しぼりの位置 80 投射レンズ 81 スクリーン 85 電源 86 プラグ 87 ランプ温度検出器 88 制御ボード 89 フィルタ安全スイッチ 90 スピーカー 91 音声ボード 92 拡張ボード1 93 デコーダ 94 チューナ 95 選択スイッチ 96 外部装置 121 水平シフトレジスタ 122 垂直シフトレジスタ 123 nチャネルMOSFET 124 pチャネルMOSFET 125 保持容量 126 液晶画素容量 127 信号転送スイッチ 128 リセットスイッチ 129 リセットパルス入力端子 130 リセット電源端子 131 RGB映像信号入力端子 132 レベルシフター回路 133 映像信号サンプリングスイッチ 134 水平シフトレジスタ 135 RGB映像信号入力端子 136 垂直シフトレジスタ 137 表示領域 201 投影レンズ 202 マイクロレンズ付液晶パネル 203 偏光ビームスプリッタ 206 インテグレータ 207 楕円リフレクター 208 ランプ 209 スクリーン 221 マイクロレンズ基板 222 マイクロレンズ 223 シートガラス 224 透明対向電極 225 液晶層 227 アクティブマトリックス駆動回路部 228 シリコン半導体基板 229 RGB画像のまとまり 240 R反射ダイクロイックミラー 241 B/G反射ダイクロイックミラー 242 B反射ダイクロイックミラー 243 高反射ミラー 250 フレネルレンズ 251 凸レンズ 300 半導体装置部分 308 アークランプ 310 パネルドライバー 311 デコーダ 312 インターフェース 313 コントローラー 314 バラスト 315 電源回路 321 遮光層 323 シートガラス 351 スペーサー柱
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−73103(JP,A) 特開 平9−96804(JP,A) 特開 平9−50018(JP,A) 特開 平4−318513(JP,A) 特開 平5−297346(JP,A) 特開 平5−281571(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09F 9/30 - 9/46 G02F 1/1335 G02F 1/136

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に、少なくとも、第一の導電膜
    と、第二の導電膜と、該第一の導電膜と該第二の導電膜
    との間に介在する第一の絶縁膜とを有して容量を形成
    し、かつ、該第二の導電膜は第二の絶縁膜により複数に
    分離されてなる半導体装置において、 前記第一の絶縁膜と前記第一の導電膜との間、及び前記
    第二の絶縁膜と前記第一の導電膜との間に、共通の第三
    の絶縁膜を設けたことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 基板上に、少なくとも、第一の導電膜
    と、第二の導電膜と、該第一の導電膜と該第二の導電膜
    との間に介在する第一の絶縁膜とを有して容量を形成
    し、かつ、該第二の導電膜は第二の絶縁膜により複数に
    分離されてなる半導体装置において、 前記第二の絶縁膜と前記第一の導電膜との間に、前記第
    一の絶縁膜が存在し、前記第一の絶縁膜と前記第二の絶
    縁膜の接触部分の近傍において、前記第二の絶縁膜がラ
    ウンド状テーパ形状になっていることを特徴とする半導
    体装置。
  3. 【請求項3】 基板上に、少なくとも、第一の導電膜
    と、第二の導電膜と、該第一の導電膜と該第二の導電膜
    との間に介在する第一の絶縁膜とを有して容量を形成
    し、かつ、該第二の導電膜は第二の絶縁膜により複数に
    分離されてなる半導体装置において、 前記第二の絶縁膜が、前記第一の導電膜の直上に存在
    し、その接触部分の近傍において、前記第二の絶縁膜が
    ラウンド状テーパ形状になっていることを特徴とする半
    導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の半導体装置において、前
    記第二の絶縁膜と前記第三の絶縁膜の接触部分の近傍に
    おいて、前記第二の絶縁膜がラウンド状テーパ形状にな
    っていることを特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜のいずれかの請求項に記載
    の半導体装置を用いるとともに、前記第二の導電膜を画
    素電極として用いた表示装置用基板。
  6. 【請求項6】 前記第一の導電膜が、遮光膜であること
    を特徴とする請求項に記載の表示装置用基板。
  7. 【請求項7】 請求項または請求項に記載の表示装
    置用基板を利用することを特徴とする液晶装置。
  8. 【請求項8】 請求項記載の液晶装置を利用すること
    を特徴とする表示装置。
  9. 【請求項9】 請求項に記載の液晶装置において、前
    記基板は半導体基板であり、該半導体基板と、アクチブ
    マトリクス駆動回路部と、画素電極と、液晶層と、対向
    透明電極と、シートガラスとを順次積層した構造を有す
    ることを特徴とする液晶装置。
  10. 【請求項10】 請求項に記載の液晶装置において、
    更に前記シートガラス上に形成したマイクロレンズを構
    成し、前記マイクロレンズの1素子は、前記画素電極の
    2つに対して一つ有することを特徴とする液晶装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の液晶装置におい
    て、前記マイクロレンズは前記シートガラス上のマイク
    ロレンズガラス基板に形成したことを特徴とする液晶装
    置。
  12. 【請求項12】 請求項7、9〜11のいずれかの請求
    項に記載の液晶装置を用いたことを特徴とする投写型液
    晶表示装置。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の投写型液晶表示装
    置において、前記液晶装置を3色カラー用に少なくとも
    3個有し、高反射ミラーと、青色反射ダイクロイックミ
    ラーとで青色光を分離し、更に赤色反射ダイクロイック
    ミラーと、緑色/青色反射ダイクロイックミラーで赤色
    と緑色とを分離して、各液晶装置を投射することを特徴
    とする投写型液晶表示装置。
JP29446797A 1997-10-24 1997-10-27 半導体装置、表示装置用基板、該表示装置用基板を用いた液晶装置、投写型液晶表示装置、及び表示装置 Expired - Fee Related JP3230659B2 (ja)

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