JP2001036095A - 薄膜トランジスタおよびその製造方法 - Google Patents

薄膜トランジスタおよびその製造方法

Info

Publication number
JP2001036095A
JP2001036095A JP2000147658A JP2000147658A JP2001036095A JP 2001036095 A JP2001036095 A JP 2001036095A JP 2000147658 A JP2000147658 A JP 2000147658A JP 2000147658 A JP2000147658 A JP 2000147658A JP 2001036095 A JP2001036095 A JP 2001036095A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
electrode
metal
ohmic contact
aluminum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000147658A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3356159B2 (ja
Inventor
Hirotaka Yamaguchi
弘高 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2000147658A priority Critical patent/JP3356159B2/ja
Publication of JP2001036095A publication Critical patent/JP2001036095A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3356159B2 publication Critical patent/JP3356159B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Thin Film Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 非晶質シリコンにソース・ドレイン電極にア
ルミを主成分とする金属を使用し、液晶ディスプレイ用
アクティブマトリックス基板として適用可能とした薄膜
トランジスタを得る。 【解決手段】 基板(1)上のゲート電極(2)を覆う
ようにゲート絶縁層(3)、真性非晶質シリコン半導体
層(4)、およびオーミックコンタクト層(5)を連続
して被覆し、ソースおよびドレイン電極(6,7)の形
成前に高周波スパッタエッチングを行うことによりオー
ミックコンタクト層(5)の表面自然酸化膜を除去す
る。自然酸化膜を除去後にゲート絶縁層(3)およびオ
ーミックコンタクト層(5)上にAlを主成分とする金
属層(6,7)を成膜する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜トランジスタ
およびその製造方法に関し、特に、液晶ディスプレイ用
アクティブマトリックス基板として適用可能なアモルフ
ァスシリコン薄膜トランジスタの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アモルファスシリコンを活性層とする薄
膜トランジスタ(以下、TFTと称す)では、活性層と
なるアモルファスシリコン(以下a−Siと称す)とソ
ースおよびドレイン電極との間に高濃度不純物をドープ
したn+ 型非晶質シリコン層(以下n+ a−Siと称
す)をオーミックコンタクト層として介在させることが
一般的である。このオーミックコンタクト層とソースお
よびドレイン電極とのコンタクトを良好にするために
は、通常、Cr、Mo、Ti等の遷移金属が使用されて
いる。
【0003】特開昭62−285464号公報には、T
FTのオーミックコンタクト層上のソースおよびドレイ
ン電極の材料として、アルミニウム(Al)単体を採用
する例が開示されている。しかし、TFTの製造上、オ
ーミックコンタクト層であるn+ a−Siの表面に自然
酸化膜が形成されることは避けられないものであり、上
記公報に提案されているようにAl単体の電極を表面自
然酸化膜を有するオーミックコンタクト層上に形成して
も、良好なコンタクトが得られない。一方、上記Cr、
Mo、Ti等の遷移金属の場合はn+ a−Si表面に自
然酸化膜の存在しても良好なコンタクトを得ることがで
きるため、実際にはAl単体電極は低抵抗というメリッ
トがあるものの、採用されていないのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、Al単体
もしくはAlを主成分とする金属をソースおよびドレイ
ン電極に使用する場合には、オーミックコンタクト層の
表面自然酸化膜により、高いオン電流が得られない。こ
のような特性を示す薄膜トランジスタでは、液晶ディス
プレイ用アクティブマトリックス基板として適用できな
い問題を伴う。
【0005】したがって、本発明は、非晶質シリコンT
FTのソースおよびドレイン電極にAlを主成分とする
金属を使用し、液晶ディスプレイ用アクティブマトリッ
クス基板として適用可能とした薄膜トランジスタおよび
その製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、透明絶
縁性基板上に形成されたゲート電極を覆うように基板一
面にゲート絶縁層、シリコン半導体層およびオーミック
コンタクト層を連続して被覆して、トランジスタ領域の
半導体層およびオーミックコンタクト層を島状にパター
ニングする。そして、ソースおよびドレイン電極を被覆
する前に、高周波スパッタエッチングを行うことにより
オーミックコンタクト層の表面自然酸化膜を除去し、こ
の除去後にゲート絶縁層およびオーミックコンタクト層
上にAlを主成分とする金属層を成膜することを特徴と
する薄膜トランジスタの製造方法が得られる。
【0007】ソースおよびドレイン電極としては、上層
Ti/下層Alの二層構造とし、かつその側壁に酸化層
がある構造とするとよい。
【0008】また、Alを主成分とする金属としては、
Al中にSiが0.5wt.%以上3wt%以下の量で
添加された合金が好ましい。さらに、シリコン半導体層
は真性a−Si膜とするとよい。とくに本発明によれ
ば、表面自然酸化膜を除去する工程からAlを主成分と
する金属層をスパッタリング成膜する工程開始前までの
時間を、1分以内とするとよい。
【0009】さらに本発明によれば、基板上にゲート電
極を形成する工程と、ゲート電極を覆うように基板上に
ゲート絶縁層、半導体層およびオーミックコンタクト層
を連続して形成する工程と、半導体層およびオーミック
コンタクト層を島状にパターニングする工程と、オーミ
ックコンタクト層の表面に形成された自然酸化膜を高周
波スパッタエッチングにより除去する工程と、自然酸化
膜を除去する工程後にオーミックコンタクト層上、半導
体層の露出端面上およびゲート絶縁層上にアルミニウム
を主成分とする金属層を成膜する工程と、金属層をパタ
ーニングしてソース電極およびドレイン電極を形成する
工程とを有する薄膜トランジスタの製造方法であって、
とくにゲート電極が、少なくともアルミニウムを主成分
とする金属および純アルミニウムから選ばれてなる下層
金属と、遷移金属からなる上層金属との二層構造を有
し、ソースおよびドレイン電極がアルミニウムを主成分
とする下層電極と遷移金属からなる上層電極の二層構造
を有する薄膜トランジスタ領域および端子領域上を覆う
ようにパッシベーション膜を形成する工程と、ゲート電
極およびソース電極の端子部上のパッシベーション膜と
ドレイン電極の画素電極と接続される領域上のパッシベ
ーション膜とに上層金属を露出させるコンタクトホール
を形成する工程と、コンタクトホールおよびその周囲に
透明電極を形成して、ゲート端子、ソース端子および画
素電極を形成する工程を有することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0011】図1(a)および図1(b)に示すよう
に、本発明の一実施の形態例の逆スタガード型薄膜トラ
ンジスタは、ゲート電極幅WGがアイランド幅WIより狭
く構成されている。その理由は後述することとして、以
下に図2(a)から図2(f)を参照して、本発明によ
る薄膜トランジスタの製造方法を説明する。
【0012】図2(a)に示すように、ガラス基板等の
透明絶縁性基板1上へ、ゲート電極用金属としてAl、
Mo、Cr等を、例えば、スパッタリング法等により概
ね0.1〜0.4μmの膜厚で被覆し、フォトリソグラ
フィー法にてパターニングすることにより、ゲート電極
2を作製する。
【0013】次に、図2(b)に示すように、ゲート電
極2を覆い基板一面にプラズマCVD法により、ゲート
絶縁層3となるシリコン窒化膜を概ね0.2〜0.6μ
mの膜厚で、半導体活性層4となる真性a−Si膜を概
ね0.05〜0.3μmの膜厚で、オーミックコンタク
ト層5となるn+ a−Si膜を概ね5〜10nmの膜厚
で、連続的に被覆する。
【0014】図2(c)に示すように、フォトリソグラ
フィー法により、n+ a−Si膜とa−Si膜を島状に
パターニングし、島状のオーミックコンタクト層5およ
び真性非晶質シリコン半導体層4を形成する。ここで、
シリコン窒化膜の形成条件としては、シラン流量100
sccm程度、アンモニア流量200sccm程度、窒
素流量2000sccm程度、成膜室圧力120Pa程
度、高周波電力密度0.1W/cm2 程度、基板温度3
00℃程度が標準的である。
【0015】真性a−Si膜の形成条件としては、シラ
ン流量250〜320sccm程度、水素流量700〜
1000sccm程度、成膜室圧力100〜120Pa
程度、高周波電力密度0.02〜0.05W/cm2
度、基板温度260〜310℃程度が標準的である。n
+ a−Si膜の形成条件としては、シラン流量40〜7
0sccm程度、水素ベース0.5%フォスフィンの混
合ガス流量200〜350sccm程度、成膜室圧力1
00〜120Pa程度、高周波電力密度0.01〜0.
05W/cm2 程度、基板温度260〜310℃程度が
標準的である。
【0016】本実施の形態例によれば、島状のオーミッ
クコンタクト層5および真性非晶質シリコン半導体層4
をパターニングした後、フォトリソグラフィー法で用い
たレジストを剥離して、これらの表面を露出させる(図
2(c))。ここまでの工程で、オーミックコンタクト
層5の表面には自然酸化膜が形成されている(図示せ
ず)。
【0017】次に、図2(d)に示すように、基板上
に、アルゴン(Ar)、水素(H2 )等の酸化性でない
ガスを使用した高周波スパッタエッチングを行うことに
より、オーミックコンタクト層5の表面自然酸化膜を除
去する。この高周波スパッタエッチングは、ゲート絶縁
層3、オーミックコンタクト層5上にAlを主成分とす
る金属をスパッタリング成膜する前に行う。
【0018】真空を破らずに連続して引き続き、図2
(e)に示すように、ゲート絶縁層3、オーミックコン
タクト層5上にAlを主成分とする金属をスパッタリン
グ法により概ね0.1〜0.4μmの膜厚で被覆する。
なお、Alを主成分とする金属としては、Siを少なく
とも0.5wt.%以上含むAlであり、例えば、Al
−2wt.%Siである。高周波スパッタエッチング終
了後から金属スパッタリング成膜開始前までの時間は、
できる限り短い方が望ましく、例えば、1分以内が良
い。その理由は、スパッタ装置内の真空度は通常約10
-3〜10-5Paであり酸素が存在するので、時間が経て
ば再度オーミックコンタクト層5の表面が酸化され、そ
の酸化膜厚がより厚く成長するからである。
【0019】ここで使用したスパッタリング装置は、高
周波スパッタエッチング室とスパッタ成膜室とがトラン
スファーチャンバーで真空維持され接続されているマル
チチャンバータイプである。高周波スパッタエッチング
の条件については、例えば、投入電力密度が0.2〜1
W/cm2 、ガス圧力が0.5〜2Pa、処理時間が
0.5〜4分である。このような条件では、およそ5〜
30nmの自然酸化膜とn+ a−Si膜がエッチングさ
れる。
【0020】次に、図2(f)に示すように、フォトリ
ソグラフィー法によりソース電極6およびドレイン電極
7をパターニングする。 次に、形成されたソースおよ
びドレイン電極をマスクとして不要なn+ 型非晶質シリ
コン層をエッチング除去する。この時、真性非晶質シリ
コン半導体層4も一部オーバーエッチングされる。
【0021】次に、特性を安定化させるために、200
〜280℃、窒素中で0.5〜2時間熱処理を行う。こ
れで薄膜トランジスタが完成する。
【0022】後述するように、ここまで作製された基板
上に、パッシベーション膜8としてシリコン窒化膜を、
プラズマCVD法により50〜300nmの膜厚で被覆
してもよい。この場合、ゲート電極とソースおよびドレ
イン電極に電気信号の入出力を行うために、コンタクト
ホールを形成し、ゲート電極とソースおよびドレイン電
極上の一部を開口する。本実施の形態例においては、図
1(a)のように、ゲート電極幅はアイランド幅より狭
い方が良い。その理由は、トランジスタ特性として、ゲ
ート電圧をマイナスにしたときにドレイン電流がより低
い方が好ましいからである。すなわち、図3に示すよう
に、ゲート電極幅がアイランド幅より広い場合には、以
下のような現象が起きると推定される。
【0023】高周波スパッタエッチングにより、真性非
晶質シリコン半導体層4の側壁表面の自然酸化膜も除去
され、Alが真性非晶質シリコン半導体層4と直接接触
し、Alが真性非晶質シリコン半導体層4中に拡散す
る。Alが拡散した部分は、P型トランジスタとなる。
このP型となった部分を通してホール電流が流れる。
【0024】図4は、ゲート電圧−ドレイン電流の特性
を示したものである。以下の記述は、図4に示した特性
の実験事実に基づくものである。この特性において、ト
ランジスタ特性Aは、ゲート電極幅がアイランド幅より
狭い場合の特性を示している。またトランジスタ特性B
は、ゲート電極幅がアイランド幅より広い場合の特性を
示している。上記の関係を示す図4において、特性Bに
示すように、ゲート電圧をマイナスにしていくとドレイ
ン電流が増加する。一方、特性Aのゲート電極幅がアイ
ランド幅より狭い場合には、ゲート電圧がP型の部分ま
で掛からないのでホール電流は流れず、ゲート電圧をマ
イナスにしてもドレイン電流は増加しない。よって、本
実施の形態例では、ゲート電極幅をアイランド幅より狭
くしている。
【0025】上記の実施の形態例の効果を確認するべ
く、高周波スパッタエッチング工程を行わない外は上記
実施の形態例通りに製造された薄膜トランジスタを比較
例1とした場合について、トランジスタ特性比較例を図
5に示す。実施の形態例1(A)のオン電流は、比較例
1(B)のそれより高く良好であることがわかる。ここ
で、オン電流とは、ゲート電圧をプラスにした時のドレ
イン電流である。これは、実施の形態例1の場合のn+
型非晶質シリコン層とAl−2wt.%Siとのコンタ
クト抵抗が、比較例1のそれより低いからである。
【0026】図6に、実施の形態例1と比較例1のその
コンタクト抵抗を比較して示す。このようなコンタクト
抵抗の違いの原因は、前述したように以下のように考え
られる。本実施の形態例の場合、オーミックコンタクト
層の表面酸化物は、高周波スパッタエッチングにより除
去される。酸化オーミックコンタクト層と主成分がAl
の金属のソースおよびドレイン電極との界面に存在する
酸化珪素や酸化アルミニウムの量を比較すると、高周波
スパッタエッチングを行わなかった場合(比較例1)よ
り、本実施の形態例の場合の方がはるかに少ないからで
ある。
【0027】酸化珪素や酸化アルミニウムは、絶縁体で
あるので、比較例1の場合の方がコンタクト抵抗がより
大きくなる。本発明の場合でも、全く酸化物がないわけ
ではない。高周波スパッタエッチングを行った後からス
パッタ成膜するまでの時間は、基板の搬送等により少な
くとも30秒程度かかる。この間に、再度オーミックコ
ンタクト層5の表面が若干酸化される。
【0028】以上述べたように、本発明によれば、Al
を主成分とする電極を形成する前にオーミックコンタク
ト層に形成された自然酸化膜を除去しているので、トラ
ンジスタ特性が良く、しかも、低抵抗の電極で形成でき
るので、大型の液晶表示パネルへも容易に適用すること
ができる。
【0029】上記の実施の形態例では、ソースおよびド
レイン電極の金属としてAl−2wt.%Siを使用し
たが、Al−1wt.%Siでも良い。Alと非晶質シ
リコン半導体との共晶反応を防ぐために、Alにシリコ
ンを添加している。ここで、Siを少なくとも0.5w
t.%以上添加したのは、非晶質シリコンとAlとの反
応を押さえるためである。Siの含有量が0.5wt.
%未満であると、非晶質シリコンとAlとが反応し、ト
ランジスタとして動作しなくなることが実験上で確認さ
れている。また、Siの添加量の上限は3wt.%であ
る。これを越えると電気抵抗が増し、Alを用いるメリ
ットがなくなるからである。
【0030】なお、AlにSiを添加する技術は結晶シ
リコンデバイス・LSIにおいて良く知られているが、
本発明のように非晶質シリコンTFTへの応用例として
は、ゲート電極配線の電気抵抗を下げるためにAlゲー
ト電極とし、Al単体の際のヒロック(hillock)発生
の問題を避けるためにSiを添加する例が特開平6−1
04437号公報に開示されているが、Si添加のAl
をa−SiTFTのオーミックコンタクト層上のソース
およびドレイン電極に適用した例は知られていない。
【0031】次に、本発明の第2の実施の形態例につい
て図7、図8および図9を参照して述べる。これは、液
晶ディスプレイのアクティブマトリックス基板とするた
めにパッシベーション膜上に画素電極9が形成された場
合に適した例である。この実施の形態例の製造工程は実
施の形態例1と比較して、ゲート電極、ソースおよびド
レイン電極が二層構造である点を除いて、基本的に同じ
であるので、詳しい製造工程についての図示は省略す
る。
【0032】まず、ゲート電極用として透明絶縁性基板
1へ、例えば、ガラス基板上へ、下層には純Alまたは
Alを主成分とする金属を、上層にはチタン(Ti)や
クロム等の遷移金属を、スパッタリング法等により概ね
それぞれ0.05〜0.4μmの膜厚で被覆する。フォ
トリソグラフィー法により、下層ゲート電極21と上層
ゲート電極22とをパターニングする。下層ゲート電極
21のAlの上層に被覆されるTi等は、図9および図
10に示すゲート端子部やソース端子部での透明導電性
酸化金属膜10との電気的接触性を良好にするためのも
のである。
【0033】下層ゲート電極21のAlの側壁はTi等
で被覆されていないが、下層Alの側壁表面は酸化さ
れ、酸化層211が形成されているので、ほとんどヒロ
ック(hillock)は発生しない。下層Alの側壁表面が酸
化されているのは、エッチングをドライで行った場合、
通常はレジストの剥離性を良くするためやAlの腐食を
防止するために酸素プラズマアッシングを行っているか
らである。下層Alをウェットエッチングする場合は、
ヒロック防止のために酸素プラズマアッシングをすると
良い。
【0034】次に、上層ゲート電極21と下層ゲート電
極22とを覆い基板一面にプラズマCVD法により、ゲ
ート絶縁層3となるシリコン窒化膜を概ね0.2〜0.
6μmの膜厚で、真性非晶質シリコン半導体層4となる
真性a−Si膜を概ね0.05〜0.3μmの膜厚で、
オーミックコンタクト層5となるn+ a−Si膜を概ね
5〜10nmの膜厚で、連続的に被覆する。次に、フォ
トリソグラフィー法によりn+ a−Si膜とa−Si膜
をトランジスタ領域のみに島状にパターニングし、島状
のオーミックコンタクト層5と真性非晶質シリコン半導
体層4とを形成する(図2(c)参照)。
【0035】ここで、シリコン窒化膜の形成条件、真性
a−Si膜の形成条件およびn+ a−Si膜の形成条件
としては、実施の形態例1に記載したとおりである。
【0036】ここで本実施の形態例によれば、ゲート絶
縁層3、オーミックコンタクト層5上にAlを主成分と
する金属をスパッタリング成膜する前に、アルゴン(A
r)、水素(H2 )等の酸化性でないガスを使用した高
周波スパッタエッチングを、ここまで形成された基板上
に行う。このことによって、オーミックコンタクト層5
の表面自然酸化膜を除去する。
【0037】次に、真空を破らずに連続して引き続き、
ゲート絶縁層3、オーミックコンタクト層5上にAlを
主成分とする金属、例えば、Al−2wt.%Siを、
スパッタリング法により概ね0.1〜0.4μmの膜厚
で被覆する。引き続き真空を破らずに連続して、チタン
(Ti)やクロム等の遷移金属をスパッタリング法等に
より概ね0.05〜0.4μmの膜厚で被覆する。
【0038】ここで使用したスパッタリング装置は、高
周波スパッタエッチング室とスパッタ成膜室がトランス
ファーチャンバーで真空維持され接続されているマルチ
チャンバータイプのものである。
【0039】フォトリソグラフィー法、エッチング、酸
素プラズマアッシング(エッチングがドライの場合)、
レジスト剥離により下層ソース電極61、上層ソース電
極62、下層ドレイン電極71、上層ドレイン電極72
をパターニング作製する。ゲート電極と同様に下層Al
の側壁表面も酸化され、酸化層611および酸化層71
1が形成されている。
【0040】次に、形成されたソースおよびドレイン電
極をマスクとして不要なn+型非晶質シリコン層をエッ
チング除去する。真性非晶質シリコン半導体層4も一部
オーバーエッチングされる。ここでのエッチングは標準
的にフッ素や塩素等を含むガスをプラズマ化して行われ
る。その際に、Tiで被覆されていない下層Alの側壁
もエッチングされる可能性があるが、上記のように実際
には酸化されているのでエッチングされる膜厚は小さ
い。このような意味から下層Alの側壁が酸化されてい
ることは効果的である。下層Alの側壁の酸化層の膜厚
を増すため、この酸素プラズマ処理を再度行っても良
い。
【0041】ここまで作製された基板上にパッシベーシ
ョン膜8としてシリコン窒化膜をプラズマCVD法によ
り50〜300nmの膜厚で被覆する。フォトリソグラ
フィー法により、図8に示すように画素電極9と接続さ
れるドレイン電極上にコンタクトホール11を形成す
る。このコンタクトホール形成工程時に図9および図1
0に示すように、ゲート端子91が形成される領域にコ
ンタクトホール12を、信号線に接続されるソース端子
92が形成される領域にコンタクトホール13をそれぞ
れ同時に形成する。次に、ここまで作製された基板上に
透明導電性酸化金属(例えば、酸化インジウム錫:IT
O)膜をスパッタリング法等により被覆する。フォトリ
ソグラフィー法により画素電極9、ゲート端子91およ
びソース端子92をパターニングする。同じITOで構
成される画素電極9、ゲート端子91およびソース端子
92は、同じTiで構成される上層ドレイン電極72,
上層ゲート電極22および上層ソース電極とそれぞれ接
触している。ITOとTi等とのコンタクト抵抗、接触
抵抗は低く、良好なディスプレイ用アクティブマトリッ
クス基板を提供できる。
【0042】本実施の形態例では、上述したように、A
lとITOとの間にTiを設け、コンタクト性や電気的
接触性を良好にしている。ちなみに、AlとITOとを
直接接触させた場合、そのコンタクト抵抗は、高い或い
は経時的に高くなる。このため、従来は、液晶ディスプ
レイ用アクティブマトリックス基板として適用できてい
ない。
【0043】次に、トランジスタ特性を安定化させる、
或いはトランジスタ特性の面内均一性を良くするために
200〜280℃、窒素中で0.5〜2時間熱処理を行
う。これで液晶ディスプレイ用アクティブマトリックス
基板が完成する。
【0044】次に、本発明の第3の実施の形態例につい
て、図8乃至図10を再度参照して説明する。本実施の
形態例では、ゲート電極用として下層にはAlを主成分
とする金属を、上層にはチタン(Ti)やクロム等の遷
移金属をスパッタリング法等により形成し、パターニン
グする工程は実施の形態例2と同様である。その後、ゲ
ート絶縁層3、真性非晶質シリコン半導体層4、オーミ
ックコンタクト層5を実施の形態例2と同様に連続的に
被覆し、フォトリソグラフィー法によりn+a−Si膜
とa−Si膜を島状にパターニングする。 それぞれの
膜の形成条件も実施の形態例2と同じである。
【0045】さらに、実施の形態例2と同じく、酸化性
でないガスを使用した高周波スパッタエッチングによ
り、オーミックコンタクト層5の表面自然酸化膜を除去
し、ゲート絶縁層3、オーミックコンタクト層5上にA
lを主成分とする金属(例えば、Al−2wt.%S
i)を、スパッタリング法により概ね0.1〜0.4μ
mの膜厚で被覆する。引き続き真空を破らずに連続して
チタン(Ti)やクロム等の遷移金属を、スパッタリン
グ法等により概ね0.05〜0.4μmの膜厚で被覆す
る。
【0046】以上の工程は実施の形態例2と同じ工程で
あるが、以下の工程が実施の形態例2とは異なる。フォ
トリソグラフィー法におけるエッチング工程によりソー
ス電極6、ドレイン電極7をパターニングする。実施の
形態例2と異なり、本実施の形態例3ではパターニング
に用いたレジストを剥離せずに追加エッチング工程に再
度用いる。すなわち、ソースおよびドレイン電極の断面
形状を順テーパとするために、陰極カップリング型(R
IEモード)ドライエッチング法を適用する。このエッ
チング方を採用すれば、次の工程も同一装置内で連続的
に行えるので好ましい。次工程も同一装置内で連続的に
行うと、製造時間の短縮、Alの腐食の防止等に効果が
生じる。
【0047】引き続き、レジスト付のソースおよびドレ
イン電極をマスクとして、不要なn + 型非晶質シリコン
層をエッチング除去し、チャネルを形成する。真性非晶
質シリコン半導体層4も一部オーバーエッチングされる
(チャネルドライエッチング工程)。次に連続して同一
チャンバー内、或いは真空を破らずに基板を搬送して別
のチャンバー内で、基板を酸素プラズマに曝す。レジス
トは、酸素アッシングされて剥離性が向上する。同時に
下層Alの側壁は、酸化されるので耐食性が上がる。真
性非晶質シリコン半導体層のエッチング表面(通称、バ
ックチャネル)も酸化される。
【0048】これによって、バックチャネルの絶縁性が
増し、バックチャネルが不活性となる。すなわちゲート
電圧をマイナスにしたときにリーク電流が流れにくくな
る。よって、良好なディスプレイ用アクティブマトリッ
クス基板となる。反応性イオンエッチング(RIE)モ
ードの酸素プラズマにより酸化させると、プラズマエッ
チング(PE)モードの場合より酸化膜厚が厚くなるの
で、より有効である。また、ソースおよびドレイン形成
工程から本工程まで連続して行えるため、非常に効率的
である。
【0049】次にレジストを剥離する。この後、常温の
純水や温水で洗浄を行っても良い。これは、ゴミの除去
やエッチングガス残留成分の除去に効果がある。
【0050】これ以降、パッシベーション膜8を形成し
て、コンタクトホールを作成して、ITO膜を形成、熱
処理することにより液晶ディスプレイ用アクティブマト
リックス基板を完成させるのは実施の形態例2と同じで
あるので、説明を省略する。
【0051】なお、実施の形態例3において、ゲート電
極の下層Alの側壁表面が酸化されているのは、エッチ
ングをドライで行った場合、通常はレジストの剥離性を
良くするためやAlの腐食を防止するために酸素プラズ
マアッシングを行っているからである。下層Alをウェ
ットエッチングする場合は、特に酸素プラズマ処理をす
るのが好ましい。
【0052】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の薄膜トランジスタおよびその製造方法は、透明絶縁性
基板上へ金属をゲート電極用金属として被覆しゲート電
極を作製し、このゲート電極を覆い基板一面に連続的に
ゲート絶縁層、真性非晶質シリコン半導体層、およびオ
ーミックコンタクト層を被覆し、この被覆した基板上に
高周波スパッタエッチングを行うことによりオーミック
コンタクト層の表面自然酸化膜を除去し、この除去後に
ゲート絶縁層およびオーミックコンタクト層上にAlを
主成分とする金属層をスパッタリング成膜することを特
徴とする。
【0053】上記の構成によれば、オーミックコンタク
ト層の表面酸化物が高周波スパッタエッチングにより除
去されるので、よりコンタクト抵抗を低くすることがで
きる。
【0054】尚、上述の実施の形態例は、本発明の好適
な実施の一例であり、その具体的な数値や材料に限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内に
おいて種々変形実施が可能であることは言うまでもな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明により得られる逆スタガード型
薄膜トランジスタの平面図である。(b)は(a)のA
−A断面図である。
【図2】(a)から(f)は図1の薄膜トランジスタの
製造工程をしめす断面図である。
【図3】ゲート電極幅がアイランド幅より広い場合の薄
膜トランジスタ平面図である。
【図4】ゲート電極幅がアイランド幅より狭い場合Aと
広い場合Bのゲート電圧−ドレイン電流の特性を示す特
性図である。
【図5】本発明の実施の形態例1(A)と比較例1
(B)のトランジスタ特性を比較した特性図である。
【図6】オーミックコンタクト層とソースおよびドレイ
ン電極とのコンタクト抵抗について、本発明の実施の形
態例1と比較例1とを比較する特性図である。
【図7】本発明の他の実施の形態例による薄膜トランジ
スタおよび端子部を示す平面図である。
【図8】図7のB−B断面図であり、トランジスタ部を
示す。
【図9】図7のC−C断面図であり、本発明によるマト
リックス基板のゲート端子部を示す。
【図10】図7のD−D断面図であり、本発明によるマ
トリックス基板のソース端子部を示す。
【符号の説明】
1 透明絶縁性基板 2 ゲート電極 3 ゲート絶縁層 4 真性非晶質シリコン半導体層 5 オーミックコンタクト層 6 ソース電極 7 ドレイン電極 8 パッシベーション膜 9 画素電極 11、12、13 コンタクトホール 21 下層ゲート電極 22 上層ゲート電極 61 下層ソース電極 62 上層ソース電極 71 下層ドレイン電極 72 上層ドレイン電極 91 ゲート端子 92 ソース端子 211、611、711 酸化層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/78 617M 617J

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上にゲート電極を形成する工程と、
    前記ゲート電極を覆うように前記基板上にゲート絶縁
    層、半導体層およびオーミックコンタクト層を連続して
    形成する工程と、前記半導体層および前記オーミックコ
    ンタクト層を島状にパターニングする工程と、前記オー
    ミックコンタクト層の表面に形成された自然酸化膜を高
    周波スパッタエッチングにより除去する工程と、前記自
    然酸化膜を除去する工程後に前記オーミックコンタクト
    層上、前記半導体層の露出端面上および前記ゲート絶縁
    層上にアルミニウムを主成分とする金属層を成膜する工
    程と、前記金属層をパターニングしてソース電極および
    ドレイン電極を形成する工程とを有する薄膜トランジス
    タの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記半導体層は真性非晶質シリコンであ
    り、前記オーミックコンタクト層はn型不純物がドープ
    された非晶質シリコンであることを特徴とする請求項1
    に記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記金属層はシリコンを0.5〜3wt
    %含み残りがアルミニウムであることを特徴とする請求
    項2に記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記高周波スパッタエッチングは酸化性
    でないガスを使用して行われることを特徴とする請求項
    2に記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記自然酸化膜を除去する工程から前記
    金属層をスパッタリング成膜する工程開始前までの時間
    が、1分以内であることを特徴とする請求項2記載の薄
    膜トランジスタの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記ゲート電極の幅は前記島状に形成さ
    れた半導体層およびオーミックコンタクト層の幅より狭
    いことを特徴とする請求項2に記載の薄膜トランジスタ
    の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記ゲート電極が、少なくともアルミニ
    ウムを主成分とする金属および純アルミニウムから選ば
    れてなる下層金属と、遷移金属からなる上層金属との2
    層構造を有することを特徴とする請求項1に記載の薄膜
    トランジスタの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記金属層が、アルミニウムを主成分と
    する金属からなる下層金属と、遷移金属からなる上層金
    属との2層構造を有し、前記ソース電極およびドレイン
    電極が前記2層構造を有するようにパターニングされる
    ことを特徴とする請求項1に記載の薄膜トランジスタの
    製造方法。
  9. 【請求項9】 前記ソース電極およびドレイン電極を構
    成する下層金属の側壁に酸化層が形成されていることを
    特徴とする請求項8に記載の薄膜トランジスタの製造方
    法。
  10. 【請求項10】 前記酸化層は酸素プラズマアッシング
    工程を用いて形成することを特徴とする請求項9に記載
    の薄膜トランジスタの製造方法。
  11. 【請求項11】 前記ゲート電極はAl、MoおよびC
    rから選択された金属で構成され、前記半導体層は真性
    非晶質シリコン半導体層からなり、前記オーミックコン
    タクト層はn型不純物がドープされた非晶質シリコンか
    らなるとともに、前記ソース電極およびドレイン電極が
    シリコンを0.5〜3wt%含むアルミニウムで構成さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の薄膜トラン
    ジスタの製造方法。
  12. 【請求項12】 前記ゲート電極が、少なくともアルミ
    ニウムを主成分とする金属および純アルミニウムから選
    ばれてなる下層金属と、遷移金属からなる上層金属との
    二層構造を有し、前記ソースおよびドレイン電極がアル
    ミニウムを主成分とする下層電極と遷移金属からなる上
    層電極の二層構造を有する薄膜トランジスタ領域および
    端子領域上を覆うようにパッシベーション膜を形成する
    工程と、前記ゲート電極およびソース電極の端子部上の
    前記パッシベーション膜と前記ドレイン電極の画素電極
    と接続される領域上の前記パッシベーション膜とに前記
    上層金属を露出させるコンタクトホールを形成する工程
    と、前記コンタクトホールおよびその周囲に透明電極を
    形成して、ゲート端子、ソース端子および画素電極を形
    成する工程を有することを特徴とする請求項1に記載の
    薄膜トランジスタの製造方法。
  13. 【請求項13】 前記ゲート電極が、少なくともアルミ
    ニウムを主成分とする下層金属と、遷移金属からなる上
    層金属との二層構造を有し、前記ソースおよびドレイン
    電極がアルミニウムを主成分とする下層電極と遷移金属
    からなる上層電極の二層構造を有し、前記ソースおよび
    ドレイン電極のパターニングに用いたレジストを剥離せ
    ずに連続して、前記ソースおよびドレイン電極の断面形
    状を順テーパとするためのエッチング用レジストとして
    適用することを特徴とする請求項1に記載の薄膜トラン
    ジスタの製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項1に記載の製造方法により得ら
    れる薄膜トランジスタにおいて、前記ゲート電極、前記
    ソース電極および前記ドレイン電極はアルミニウムを主
    成分とする下層電極と遷移金属からなる上層電極の二層
    構造をそれぞれ有し、下層電極の端面にはアルミニウム
    の酸化膜が形成されていることを特徴とする薄膜トラン
    ジスタ。
  15. 【請求項15】 前記下層電極はシリコンを0.5〜3
    wt%含むアルミニウムで構成され、前記上層電極はT
    iおよびCrから選択された金属で構成されていること
    を特徴とする請求項14に記載の薄膜トランジスタ。
  16. 【請求項16】 前記半導体層は、真性非晶質シリコン
    半導体層であり、前記オーミックコンタクト層はn型不
    純物がドープされた非晶質シリコン層であることを特徴
    とする請求項15に記載の薄膜トランジスタの製造方
    法。
  17. 【請求項17】 前記ゲート電極の幅は前記島状の前記
    半導体層および前記オーミックコンタクト層の幅より狭
    いことを特徴とする請求項14に記載の薄膜トランジス
    タ。
JP2000147658A 1999-05-20 2000-05-19 薄膜トランジスタの製造方法 Expired - Fee Related JP3356159B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000147658A JP3356159B2 (ja) 1999-05-20 2000-05-19 薄膜トランジスタの製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11-140789 1999-05-20
JP14078999 1999-05-20
JP2000147658A JP3356159B2 (ja) 1999-05-20 2000-05-19 薄膜トランジスタの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001036095A true JP2001036095A (ja) 2001-02-09
JP3356159B2 JP3356159B2 (ja) 2002-12-09

Family

ID=26473208

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000147658A Expired - Fee Related JP3356159B2 (ja) 1999-05-20 2000-05-19 薄膜トランジスタの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3356159B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004177946A (ja) * 2002-11-15 2004-06-24 Nec Kagoshima Ltd 液晶表示装置の製造方法
JP2005026690A (ja) * 2003-06-30 2005-01-27 Samsung Electronics Co Ltd 薄膜トランジスタ表示板及びその製造方法
JP2008033337A (ja) * 2002-11-15 2008-02-14 Nec Lcd Technologies Ltd 液晶表示装置の製造方法
US7442588B2 (en) 2007-02-23 2008-10-28 Silicon Display Technology Co., Ltd. Method for fabricating thin film transistor using local oxidation and transparent thin film transistor
US7517464B2 (en) 2002-11-15 2009-04-14 Nec Lcd Technologies, Ltd. Method for manufacturing an LCD device
WO2009091004A1 (ja) * 2008-01-16 2009-07-23 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho 薄膜トランジスタ基板および表示デバイス
US7936065B2 (en) 2006-06-12 2011-05-03 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Semiconductor devices and method of manufacturing them
US8558381B2 (en) 2009-03-23 2013-10-15 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Semiconductor device
JP2013254963A (ja) * 2009-02-20 2013-12-19 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置
JP2014075590A (ja) * 2007-07-06 2014-04-24 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 液晶表示装置
JP2020004977A (ja) * 2009-10-09 2020-01-09 株式会社半導体エネルギー研究所 表示装置

Cited By (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008033337A (ja) * 2002-11-15 2008-02-14 Nec Lcd Technologies Ltd 液晶表示装置の製造方法
US7517464B2 (en) 2002-11-15 2009-04-14 Nec Lcd Technologies, Ltd. Method for manufacturing an LCD device
JP2004177946A (ja) * 2002-11-15 2004-06-24 Nec Kagoshima Ltd 液晶表示装置の製造方法
JP2005026690A (ja) * 2003-06-30 2005-01-27 Samsung Electronics Co Ltd 薄膜トランジスタ表示板及びその製造方法
US8093595B2 (en) 2003-06-30 2012-01-10 Samsung Electronics Co., Ltd. Thin film array panel and manufacturing method thereof
US7936065B2 (en) 2006-06-12 2011-05-03 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Semiconductor devices and method of manufacturing them
US7442588B2 (en) 2007-02-23 2008-10-28 Silicon Display Technology Co., Ltd. Method for fabricating thin film transistor using local oxidation and transparent thin film transistor
US10338447B2 (en) 2007-07-06 2019-07-02 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Liquid crystal display device
US9766526B2 (en) 2007-07-06 2017-09-19 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Liquid crystal display device
US11726378B2 (en) 2007-07-06 2023-08-15 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Liquid crystal display device
US11194207B2 (en) 2007-07-06 2021-12-07 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Liquid crystal display device
US10712625B2 (en) 2007-07-06 2020-07-14 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Liquid crystal display device
US10678107B2 (en) 2007-07-06 2020-06-09 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Liquid crystal display device
JP2014075590A (ja) * 2007-07-06 2014-04-24 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 液晶表示装置
US9188825B2 (en) 2007-07-06 2015-11-17 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Liquid crystal display device
WO2009091004A1 (ja) * 2008-01-16 2009-07-23 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho 薄膜トランジスタ基板および表示デバイス
CN101919060B (zh) * 2008-01-16 2012-09-12 株式会社神户制钢所 薄膜晶体管基板及显示设备
US8217397B2 (en) 2008-01-16 2012-07-10 Kobe Steel, Ltd. Thin film transistor substrate and display device
JP2009194372A (ja) * 2008-01-16 2009-08-27 Kobe Steel Ltd 薄膜トランジスタ基板および表示デバイス
US10586811B2 (en) 2009-02-20 2020-03-10 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Thin film transistor, method for manufacturing the same, and semiconductor device
US10096623B2 (en) 2009-02-20 2018-10-09 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Thin film transistor, method for manufacturing the same, and semiconductor device
US9209283B2 (en) 2009-02-20 2015-12-08 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Thin film transistor, method for manufacturing the same, and semiconductor device
US8987822B2 (en) 2009-02-20 2015-03-24 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Thin film transistor, method for manufacturing the same, and semiconductor device
JP2013254963A (ja) * 2009-02-20 2013-12-19 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置
US11011549B2 (en) 2009-02-20 2021-05-18 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Thin film transistor, method for manufacturing the same, and semiconductor device
US9859306B2 (en) 2009-02-20 2018-01-02 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Thin film transistor, method for manufacturing the same, and semiconductor device
US9443981B2 (en) 2009-02-20 2016-09-13 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Thin film transistor, method for manufacturing the same, and semiconductor device
US11824062B2 (en) 2009-02-20 2023-11-21 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Thin film transistor, method for manufacturing the same, and semiconductor device
US8558381B2 (en) 2009-03-23 2013-10-15 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Semiconductor device
JP2020004977A (ja) * 2009-10-09 2020-01-09 株式会社半導体エネルギー研究所 表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3356159B2 (ja) 2002-12-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4166105B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP3587537B2 (ja) 半導体装置
GB2214709A (en) A method of enabling connection to a substructure forming part of an electronic device
JPH1093102A (ja) 薄膜トランジスタの製造方法
JP3356159B2 (ja) 薄膜トランジスタの製造方法
KR100404351B1 (ko) 박막 트랜지스터 및 그 제조방법
JPH0766423A (ja) 液晶表示装置用アレイ基板
JP3433632B2 (ja) 薄膜トランジスタの製造方法
JP4132556B2 (ja) 液晶表示装置および液晶表示装置の製造方法
JP3221373B2 (ja) 積層配線のパターニング方法
JP2001183639A (ja) 薄膜トランジスタアレイ基板の製造方法
JP3376051B2 (ja) 薄膜トランジスタおよびその製造方法
JPH07312353A (ja) 半導体装置の製造方法
KR100578611B1 (ko) 박막 트랜지스터의 제조방법
JP2701773B2 (ja) エッチング方法
JPH01259565A (ja) 薄膜トランジスタおよびその製造方法
JP2000036603A (ja) 薄膜トランジスタの製造方法
JP2002151695A (ja) 薄膜トランジスタの製造方法
JPS5919378A (ja) 絶縁ゲート型トランジスタの製造方法
JPH0651350A (ja) 表示装置
JPH1146000A (ja) 薄膜トランジスタおよびその製造方法
JPS6342173A (ja) 絶縁ゲ−ト型半導体装置の製造方法
KR100422808B1 (ko) 매우 얇은 활성층을 가지는 박막 트랜지스터의 제조방법
JPH0766422A (ja) 液晶表示装置用アレイ基板
JPS6223134A (ja) 半導体集積回路装置の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020903

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081004

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091004

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091004

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101004

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101004

Year of fee payment: 8

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101004

Year of fee payment: 8

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111004

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111004

Year of fee payment: 9

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111004

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121004

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131004

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees