JP2007315701A - 貯蔵庫の配線構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】カバーの取り付けを含め配線作業を容易に行えるようにする。
【解決手段】カバー70は、下カバー部71と上カバー部72とに分割される。左右のガラス扉40から、扉ヒータ45の扉側リード線51A,51Bがヒンジ部35を通って引き出され、ケース本体10の前面開口部15の上口縁部15Aの挿通孔54から、本体側リード線52の上端が前方に引き出される。初めに下カバー部71が、取付板75をねじ78で止めて上口縁部15Aに仮止めされ、リード線51A,51Bと52とが、中継ケーブル62とコネクタにより接続されて、下カバー部71内に配線される。次に上カバー部72が被せられて、その後縁部と取付板75とが、本止め用のねじ76で共締めされてケース本体10の上面に固定される。これによりカバー70が組み付けられ、その内部に、リード線50と中継ケーブル62とが、コネクタともども収容される。
【選択図】図5

Description

本発明は、冷蔵ショーケース等の貯蔵庫の配線構造に関する。
例えばガラス扉を備えた冷蔵ショーケースでは、ガラスの曇り止め等のためにガラスを加熱するヒータをガラス扉内に装着したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
ここでヒータのリード線は、本体側に設けられた電源供給部と接続する必要があるが、その配線構造の一例としては以下のようなものがある。これは、図10を参照して説明すると、ガラス扉1からのリード線2は、上側のヒンジ部を通して上方に引き出されたのち、本体3における前面開口部の上側の口縁部3Aに沿って配線されて適宜間隔を開けた複数位置でパースロック4(クランプ)に嵌められ、本体3の上面に開口された挿通孔から本体3内に通されて、例えば本体3の底部に配された機械室内に装備された電装箱に導かれる。リード線2を、前面開口部の上口縁部3Aに沿って配線したのは、水等が掛かり難くするためである。そして、リード線2の配線部分はカバー5で覆っており、具体的には、カバー5が、上板5Aが幅広に延出形成された断面コ字形に形成され、カバー5内にリード線2を収めつつ上口縁部3Aを覆ったのち、上板5Aの延出端を本体3の上面にねじ6で止めて固定していた。
特開2005−221184公報
上記のカバー5の取付構造では、リード線2を隠された状態でカバー5内に収めねばならないため、正規に収まったか否かが判り辛くてその確認に手間取り、またスムーズに収めるためにリード線2を極力細く束ねることも必要であって、いずれにしても作業工数が掛かるという問題があった。
また、リード線2が本体3の上面の挿通孔から本体3内に挿通される構造であるため、カバー5の上板5Aをねじ止めした場合に上板5Aの延出端縁がリード線2を押さえて傷付けるおそれもあり、保護のためにチューブを被せなければならないという問題もあった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、カバーの取り付けを含め配線作業を容易に行えるようにするところにある。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、断熱箱体からなる貯蔵庫本体の前面開口部に扉が開閉可能に装着され、この扉に装着されたヒータ等の電装品から引き出されたリード線が、前記前面開口部の上側の口縁部に沿って配線されたのち、前記貯蔵庫本体内を通って貯蔵庫本体側に設けられた電源供給部と接続されるとともに、前記前面開口部の上側の口縁部に配線された前記リード線がカバーで覆われたものにおいて、前記カバーが、前記リード線を受けて前記貯蔵庫本体に取り付けられる上面開放の下カバー部と、前記下カバー部の上面を覆って被着される上カバー部とに2分割されている構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記上カバー部と前記下カバー部とが共締めによって前記貯蔵庫本体に取り付けられているところに特徴を有する。
また、請求項3の発明は、断熱箱体からなる貯蔵庫本体の前面開口部に扉が開閉可能に装着され、この扉に装着されたヒータ等の電装品から引き出されたリード線が、前記前面開口部の上側の口縁部に沿って配線されたのち、前記貯蔵庫本体内を通って貯蔵庫本体側に設けられた電源供給部と接続されるとともに、前記前面開口部の上側の口縁部に配線された前記リード線がカバーで覆われたものにおいて、前記リード線の前記貯蔵庫本体内への挿通孔が、前記前面開口部の上側の口縁部に開口されている構成としたところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記貯蔵庫本体内に配線されるリード線は、断熱材の発泡前に当該貯蔵庫本体の外殻体内に配線されて前記断熱材中に埋設された状態とされ、前記リード線の端部が前記貯蔵庫本体の外面に開口された挿通孔から外部に引き出されているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
貯蔵庫本体における前面開口部の上側の口縁部に下カバー部が取り付けられたのち、扉から引き出された電装品のリード線が下カバー部で受けられるようにして同カバー部に沿って配線され、そののち上カバー部が下カバー部に被せられる。
リード線は初めに上面開放の下カバー部に配線されるのであるから、上カバー部を被せる際に、リード線が両カバー部内に正規に収まるか否かが確認しやすく、仮にはみ出そうであれば、配線を直しつつ上カバー部を被せれば良いから、下カバー部への配線時にいたずらに神経質となる必要もなく、リード線の配線からカバーの取り付けにわたる作業を、短時間で能率良く行うことができる。
<請求項2の発明>
上カバー部を貯蔵庫本体にねじ止めする形式のものにあって、下カバー部と共締めするようにしたから、ねじ止め箇所が少なくできて、作業工数をさらに減少させることができる。
<請求項3の発明>
貯蔵庫本体における前面開口部の上側の口縁部に沿って配線されたリード線は、同上側の口縁部に開口された挿通孔から貯蔵庫本体内に挿通される。逆に言うと、貯蔵庫本体からリード線がカバー内に向かうように引き出された状態となるから、カバーを取り付けるに当たってリード線を噛んだり、カバーの端縁でリード線を押さえることが回避でき、保護のためにリード線にチューブを被せる等の手間が不要にできる。もって、リード線の配線からカバーの取り付けにわたる作業を、短時間で能率良く行うことができる。
<請求項4の発明>
貯蔵庫本体内にリード線を配線する場合に、例えば外壁に挿通孔を開口して庫内の隅部等に沿って配線する構造が知られているが、このものでは、挿通孔を形成するべく発泡後に断熱材を除去する作業が必要であり、また挿通後は冷気洩れを防ぐために挿通孔をシールする必要があり、面倒な作業が余儀なくされるという問題がある。
その点本発明では、リード線は、断熱材の発泡に伴い同断熱材中に埋設された状態で貯蔵庫本体内に配線され、かつリード線の端部が貯蔵庫本体の外面に開口された挿通孔から外部に引き出された状態となる。
そのため従来のように、断熱材の発泡後の孔開け作業が不要にでき、また冷気洩れのおそれも無くなるためにシール作業も不要にでき、結果、配線時間を大幅に短縮することができる。
<実施形態>
本発明の一実施形態を図1ないし図9によって説明する。この実施形態では、冷蔵ショーケースを例示している。
冷蔵ショーケースは、図1及び図2に示すように、内部を貯蔵室11としたケース本体10を備え、このケース本体10は、縦長の矩形箱状で、かつ前面に開口された断熱箱体によって形成されている。断熱箱体は、例えばステンレス鋼板からなる外箱12と内箱13との間に、発泡樹脂からなる断熱材14が発泡充填された構造である。ケース本体10の前面開口部15には、一対のガラス扉40が開閉可能に装着されており、このケース本体10が機械室17の上面に載置され、機械室17の底面に設けられた脚18によって支持されている。機械室17内には、圧縮機、空冷式の凝縮器等からなる冷凍装置(図示せず)と、電装箱19等が設置されている。
一方、貯蔵室11の天井部における奥側にはドレンパンを兼ねたエアダクト21が張設されて、その上方に冷却器室22が形成されており、手前側に吸込口23が、奥側に吹出口24が設けられている。冷却器室22内には冷却器26が収容されているとともに、吸込口23に臨んで庫内ファン27が装備されている。冷却器26は、機械室17内の冷凍装置と冷媒配管28により循環接続されることで、周知の冷凍回路が構成されている。
貯蔵室11内には、棚柱30を介して棚網31が複数段にわたって装着されているとともに、左右の側壁における前面開口部15に近い位置には、貯蔵室11内を点灯する蛍光灯33が縦向きに取り付けられている。
冷却運転は、冷凍装置(圧縮機)と庫内ファン27が駆動されることで行われ、貯蔵室11内の空気が吸込口23から冷却器室22内に引かれて、冷却器26を通過する間に熱交換により冷気が生成され、この冷気が吹出口24から奥面に沿うようにして貯蔵室11内に吹き出されるといった循環流を生じ、もって貯蔵室11内が冷却されるようになっている。この間、温度センサで貯蔵室11内の温度が検知され、検知温度が予め定められた設定温度よりも高いか低いかによって冷却運転とその停止とが制御され、貯蔵室11内がほぼ設定温度に維持されるようになっている。
ガラス扉40は、アルミニウム材等からなる枠体41内に、ガラス板42が例えば複数層に嵌着された構造であって、上記のように左右一対が装備されている。両ガラス扉40は、互いに離間した側の縦枠41Aの上下両端部が、ケース本体10の前面開口部15における左右の口縁部の上下両端に設けられたヒンジ部35(図5参照)によって支持され、観音開き式の揺動開閉可能となっている。なお、両ガラス扉40における互いに隣接した縦枠には、把手44が設けられている。
このようなガラス扉40では、庫内外の温度差によってガラス板42の表面に結露し、すなわち曇る可能性があり、それを防ぐために、コーティングヒータ等の扉ヒータ45が枠体41内に装着されてガラス板42が加熱されるようになっている。
このようにガラス扉40に装備された扉ヒータ45のリード線50は、ケース本体10の前面開口部15における上口縁部15Aに沿って配線されたのち、同上口縁部15Aの右端寄りの位置から、ケース本体10の右側壁内を下って底面に貫通し、ケース本体10の下部の機械室17内に設けられた電装箱19と接続されている。
さらに、配線構造について詳細に説明する。ケース本体10内におけるリード線50(以下、本体側リード線52)の配線は、以下のようにして行われる。
図3は、ケース本体10を構成する外箱12の一部を示し、上面板と背面板とは後付けされる。外箱12の前面開口部15における上口縁部15Aの右端寄りの位置と、底面板12Aにおける手前右隅の位置とには、それぞれ挿通孔54,55が開口されている。そして、本体側リード線52は、上口縁部15Aの挿通孔54から挿通されたのち、右側板12Bにおける前側の端縁の裏面に沿うようにして下方に配線され、底面板12Aの挿通孔55から下方に引き出される。両挿通孔54,55から引き出された本体側リード線52の両端部には、コネクタ56が取り付けられている。
また、上記外箱12の前面開口部15における裏側の口縁部には、前面枠ヒータ57が全周にわたって貼り付けられ、そのリード線57Aは、底面板12Aに開口された別の挿通孔58を通って下方に引き出されている。
上記のように、本体側リード線52の配線と、前面枠ヒータ57の貼り付け並びにそのリード線57Aの配線が完了したら、外箱12内に内箱13が間隔を開けて嵌められたのち、外箱12の上面板と背面板とが組み付けられて外殻体が形成される。この外殻体が発泡治具にセットされて、外殻体内に発泡ウレタン等の発泡樹脂からなる断熱材14が注入されて発泡充填されることにより、断熱箱体すなわちケース本体10が形成される。
したがって、扉ヒータ45のリード線50のうち本体側リード線52は、ケース本体10の前面開口部15における上口縁部15Aの右端寄りの挿通孔54から内部に挿通され、ケース本体10の右側壁内における手前側の部分を通って垂下し、底面板12Aの手前右隅の挿通孔55から下方に引き出された状態となる。
そして、ケース本体10の下面に機械室17が組み付けられるときには、本体側リード線52の下端に設けられたコネクタが、電装箱19の電源供給用の接続口に接続される。なお、前面枠ヒータ57のリード線57Aも電装箱19と接続される。一方、本体側リード線52の上端は、上口縁部15Aの挿通孔54から前方に突出し、その突出端にコネクタ56が設けられた状態にある。
扉ヒータ45のリード線50のうち扉側リード線51A,51Bは、各ガラス扉40から引き出されたのち、前面開口部15の上口縁部15Aに沿って配線されつつ、上記した挿通孔54から引き出された本体側リード線52と接続される。
詳細には、左側のガラス扉40の扉側リード線51Aは、同ガラス扉40の左側(支持側)の縦枠41Aの上面から引き出されたのち、対応するヒンジ部35の通孔36を通して長い寸法(例えばガラス扉40の幅よりも大きい寸法)引き出され、その端部にコネクタ60Aが取り付けられる。一方の右側のガラス扉40の扉側リード線51Bは、同ガラス扉40の右側(支持側)の縦枠41Aの上面から引き出されたのち、対応するヒンジ部35の通孔36を通して、こちらは短い寸法(例えばガラス扉40の幅の半分よりも短い寸法)引き出され、その端部にコネクタ60Bが取り付けられる。
また、長短2本の中継ケーブル62が備えられ、両ケーブル62の一端側が共通のコネクタ63に取り付けられているとともに、他端側には個別のコネクタ64A,64Bが取り付けられている。この個別のコネクタ64A,64Bは、それぞれ各扉側リード線51A,51Bの端部のコネクタ60A,60Bと接続可能であり、また共通のコネクタ63は、上記した本体側リード線52の上端のコネクタ56と接続可能となっている。
上記した前面開口部15の上口縁部15Aに沿うように配線されるリード線50(扉側リード線51A,51B、本体側リード線52)、中継ケーブル62を覆うカバー70が備えられている。
カバー70は、ともに金属板からなる下カバー部71と、上カバー部72とを備えている。図4ないし図6に示すように、下カバー部71は略チャンネル状に形成されており、ケース本体10の間口とほぼ等しい長さと、前面開口部15の上口縁部15Aのうち、ガラス扉40が閉じられた場合の前方に露出する上端部の高さのほぼ半分の深さ寸法を有している。
前側の側板73Aの上縁には、後方と下方とに二度直角曲げされたフランジ74が全長ににわたって形成されている。後側の側板73Bは、長さ方向の両端部が所定長ずつ切除されており、残った後側の側板73Bの上縁には、後方に向けて直角曲げされた幅広の取付板75が形成されている。この取付板75は、図6に示すように、ケース本体10の上面における手前側の端縁に当接されて固定されるようになっており、同取付板75の後縁に沿うようにして、図示4個のねじ76の挿通孔77が所定間隔を開けて形成されている。また、同後縁における長さ方向の中央部には、仮止め用のねじ78の挿通孔79が形成されている。
それに対して、ケース本体10の上面における手前側の端縁には、挿通孔77に対応した位置ごとに本止め用のねじ孔38が、また挿通孔79に対応した位置に仮止め用のねじ孔39が形成されている。
また、下カバー部71の底板80における両端部には、開口された後縁側から、ヒンジ部35を嵌めて逃がす逃がし溝81が切り欠き形成されている。
上カバー部72は、下カバー部71の上面開口を覆って装着されるものであって、下カバー部71と同じ長さと、下カバー部71における取付板75を含んだ幅と同じ幅を有する平板状に形成されている。ただし、前縁には、下方と前方とに二度直角曲げされてアングル状の掛止部83が形成されている。
この上カバー部72は、その後縁部が下カバー部71の取付板75の上面に重ねられて、共締めによって、ケース本体10の上面における手前側の端縁に固定できるようになっており、そのため上カバー部72の後縁には、上記した下カバー部71の取付板75の本止め用のねじ76の挿通孔77と対応する位置ごとに、同ねじ76の挿通孔84が形成されている。また、仮止め用のねじ78の挿通孔79と対応する位置には、同ねじ78を逃がす逃がし凹部85が切り欠き形成されている。
なお、下カバー部71の前側の側板73Aにおける右端寄りの位置には、取付孔87が開口され、この取付孔87には、上記した蛍光灯33用のスイッチ88が前方からの差し込みにより着脱可能に取り付けられるようになっている。なお、このスイッチ88には、接続線(図示せず)が後面側において着脱可能に接続されるようになっており、この接続線の他端は、上口縁部15Aの挿通孔54から導入されて、上記した扉ヒータ45の本体側リード線52と同様に、ケース本体10の右側壁内を通って垂下して機械室17内に引き出され、電装箱19に接続されている。
また、組み付けられたカバー70の左右の開放面を塞ぐ合成樹脂製のキャップ90が備えられている。
本実施形態は上記のような構造であって、続いて扉ヒータ45のリード線50の配線手順の一例を説明する。
ケース本体10の前面開口部15に左右一対のガラス扉40が装着され、またケース本体10が機械室17の上面に組み付けられ状態では、図5に参照して示すように、前面開口部15の上口縁部15Aにおける右端寄りの位置の挿通孔54から、本体側リード線52の上端がコネクタ56ともども前方に突出される。なお、同挿通孔54から、蛍光灯33用のスイッチ88の接続線の上端部も併せて引き出される。
また、左側のガラス扉40からは、左上のヒンジ部35の通孔36を通って、長めの扉側リード線51Aがコネクタ60Aともども引き出され、また、右側のガラス扉40からは、右上のヒンジ部35の通孔36を通って、短めの扉側リード線51Bがコネクタ60Bともども引き出された状態にある。
この状態から、左右のヒンジ部35を逃がし溝81に嵌めて逃がしつつ、下カバー部71がケース本体10の前面開口部15の上口縁部15Aにおける上部領域に向けられ、それとともに図6に示すように、取付板75がケース本体10の上面の手前側の端縁に当てられる。さらに、取付板75の各挿通孔77,79が、ケース本体10の上面の対応するねじ孔38,39に整合され、特に仮止め用のねじ78が、中央の挿通孔79を通して仮止め用のねじ孔39にねじ込まれることで、下カバー部71が、上口縁部15Aの上部領域の前面において間口方向に沿った姿勢で仮止めされる。このとき、後側の側板73Bの右端部が切除されていることで、本体側リード線52の上端部等を引き出した挿通孔54が、前方に開放された状態にある。
次に、コネクタ付きの中継ケーブル62が準備され、共通のコネクタ63が本体側リード線52の上端のコネクタ56と、個別のコネクタ64A,64Bが、対応する扉側リード線51A,51Bの端部のコネクタ60A,60Bとそれぞれ接続され、これらのリード線50、中継ケーブル62及びコネクタが、下カバー部71の全長を利用して収められる。下カバー部71は、上面に開口しているから、リード線50等が正規に下カバー部71に収まっているか否かが簡単かつ確実に判断でき、配線のし直しも目視しつつ簡単に行える。このとき、スペースに余裕があれば、できるだけ後方、すなわちケース本体10側に寄せておくとよい。
また、蛍光灯33用のスイッチ88が取付孔87に嵌められ、下カバー部71内で挿通孔54から引き出された接続線と接続される。
このように配線が終わったら、図7に示すように、前縁の掛止部83をフランジ74の下に潜らせて掛止しつつ、上カバー部72が下カバー部71の上面開口を覆って被せられる。このとき、上カバー部72の後縁側が下カバー部71の取付板75の上に重ねられるから、上カバー部72の4個の挿通孔84が、取付板75の対応する挿通孔77と整合される。そののち、都合4箇所において、本止め用のねじ76が挿通孔84,77を通してその下のねじ孔38にねじ込まれ、上カバー部72の後縁部と下カバー部71の取付板75とが、共締めによってケース本体10の上面の手前側の端縁に対して固定される。これにより、図8に示すように、扁平な角筒形をなすカバー70が組み付けられ、同カバー70内に、リード線50と中継ケーブル62とが、コネクタともども収容された状態となる。
最後に、カバー70の左右の開放端面にキャップ90が嵌められることにより、扉ヒータ45のリード線50等の配線、並びにカバー70の取り付けが完了する。
なお、カバー70を取り外す場合は、上記の手順とはほぼ逆に、まず両端のキャップ90を外したのち、本止め用の4本のねじ76を緩めて上カバー部72を外す。次に各コネクタを外すとともに、蛍光灯33用のスイッチ88から接続線を外す。そののち、仮止め用のねじ78(1本)を緩めて下カバー部71を外し、最後にスイッチ88を取付孔87から引き抜けばよい。
以上説明したように本実施形態によれば、ケース本体10の前面開口部15の上口縁部15Aに下カバー部71が仮止めされたのち、ガラス扉40から引き出された扉ヒータ45のリード線50等が下カバー部71で受けられるようにして同下カバー部71に沿って配線され、そののち上カバー部72が下カバー部71に被せられて固定される。
すなわち、カバー70が上下に2分割され、リード線50等は初めに上面開放の下カバー部71に配線されるのであるから、上カバー部72を被せる際に、リード線50等が両カバー部71,72すなわちカバー70内に正規に収まるか否かが確認しやすく、仮にはみ出そうであれば、配線を直しつつ上カバー部72を被せれば良いから、下カバー部71への配線時にいたずらに神経質となる必要もなく、リード線50の配線からカバー70の取り付けにわたる作業を、短時間で能率良く行うことができる。
また、ケース本体10の前面開口部15の上口縁部15Aに沿って配線されたリード線50は、同上口縁部15Aに開口された挿通孔54からケース本体10内に挿通される構造となっているから、例えば同リード線50をケース本体10の上面側からケース本体10内に挿通する場合と比較すると、上カバー部72の後縁がケース本体10の上面に向けて配線されたリード線50を押さえるおそれがない。そのためリード線50の保護のためにチューブを被せる等の手間を不要とすることができ、このことも、リード線50の配線からカバー70の取り付けにわたる作業を、短時間で能率良く行うために有効となる。
本実施形態では、下カバー部71と上カバー部72とがともにケース本体10に対してねじ止めして固定されるが、両カバー部71,72を共締めするようにしたから、ねじ止め箇所が少なくできて、作業工数をさらに減少させることができる。
なお、ケース本体10内に扉ヒータ45のリード線50を配線する場合に、従来では、ケース本体10の上面壁と底面壁の角部寄りの位置にそれぞれ挿通孔を形成し、上面壁の挿通孔からリード線50を通して貯蔵室11の隅部に沿うように垂下させたのち、底面壁の挿通孔から機械室17に導くようにしていた。上面壁と底面壁の挿通孔は具体的には、断熱材14を発泡充填したのち断熱材14を除去することで形成されるが、リード線50を通すに足る大きさの孔を開けるには結構手間が掛かる。また、上面壁の挿通孔にリード線50を通すには、踏み台等の設備が必要となる。さらに、リード線50を通したのちは、冷気洩れを防ぐために挿通孔をシールする必要があり、面倒であるばかりでなく、作業者により見た目に差ができるおそれがある等の数々の不具合があった。
それに対し本実施形態では、本体側リード線52は、断熱材14の発泡前に外殻体内に配線しておき、断熱材14中に埋設した状態として、同リード線52の両端部を、ケース本体10の前面開口部15の上口縁部15Aに設けた挿通孔54と、底面の挿通孔55とからそれぞれ引き出した構造となっている。
そのため従来のように、断熱材14の発泡後の孔開け作業、配線を行うための踏み台への昇降動作等が不要となる。また、挿通孔からの冷気洩れのおそれが無くなるためにシール作業も不要となり、当然にシールの塗布にばらつきもでないから、製品の品質も安定する。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)下カバー部と上カバー部とは、共締めすることなく個別にケース本体にねじ止めされるようになっていてもよい。
(2)また、上カバー部は下カバー部に対して弾性的に係止して被着される構造であってもよい。
(3)扉カバーのリード線が、前面開口部の上口縁部の挿通孔からケース本体内に挿通される構造であれば、配線カバーが上下2分割されていないものであっても、上口縁部側から突出したリード線を収めつつカバーを取り付けることができ、すなわちカバーの上板の端縁がリード線を押さえて傷付けることが回避できるから、このような分割されていないカバーを用いた場合にも、本発明の技術的範囲に含まれる。
(4)ガラス扉から引き出されるリード線は、扉ヒータに限らず、各種センサ等の他の電装品のリード線であってもよい。
(5)本発明は、上記実施形態に例示した冷蔵ショーケースに限らず、断熱箱体からなる貯蔵庫本体の前面開口部に扉が開閉可能に装備された貯蔵庫において、扉から電装品のリード線が引き出されたもの全般に広く適用することができる。
本発明の一実施形態に係る冷蔵ショーケースの一部切欠正面図 同縦断面図 本体側リード線の配線動作を示す斜視図 カバーの取付部分を分解した冷蔵ショーケースの斜視図 カバーの取付部分の分解斜視図 下カバー部の仮止め状態の概略断面図 上カバー部の被着構造を示す概略断面図 カバーの組付完了時の概略断面図 カバー取付時の斜視図 従来例に係るカバーの取付動作を示す概略断面図
符号の説明
10…ケース本体(貯蔵庫本体) 15…前面開口部 15A…上口縁部 17…機械室 19…電装箱(電源供給部) 35…ヒンジ部 38…(本止め用の)ねじ孔 39…(仮止め用の)ねじ孔 40…ガラス扉 45…扉ヒータ(電装品) 50…リード線 51A,51B…扉側リード線 52…本体側リード線 54,55…挿通孔 62…中継ケーブル 70…カバー 71…下カバー部 72…上カバー部 75…取付板 76…(本止め用の)ねじ 78…(仮止め用の)ねじ

Claims (4)

  1. 断熱箱体からなる貯蔵庫本体の前面開口部に扉が開閉可能に装着され、この扉に装着されたヒータ等の電装品から引き出されたリード線が、前記前面開口部の上側の口縁部に沿って配線されたのち、前記貯蔵庫本体内を通って貯蔵庫本体側に設けられた電源供給部と接続されるとともに、前記前面開口部の上側の口縁部に配線された前記リード線がカバーで覆われたものにおいて、
    前記カバーが、前記リード線を受けて前記貯蔵庫本体に取り付けられる上面開放の下カバー部と、前記下カバー部の上面を覆って被着される上カバー部とに2分割されていることを特徴とする貯蔵庫の配線構造。
  2. 前記上カバー部と前記下カバー部とが共締めによって前記貯蔵庫本体に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の貯蔵庫の配線構造。
  3. 断熱箱体からなる貯蔵庫本体の前面開口部に扉が開閉可能に装着され、この扉に装着されたヒータ等の電装品から引き出されたリード線が、前記前面開口部の上側の口縁部に沿って配線されたのち、前記貯蔵庫本体内を通って貯蔵庫本体側に設けられた電源供給部と接続されるとともに、前記前面開口部の上側の口縁部に配線された前記リード線がカバーで覆われたものにおいて、
    前記リード線の前記貯蔵庫本体内への挿通孔が、前記前面開口部の上側の口縁部に開口されていることを特徴とする貯蔵庫の配線構造。
  4. 前記貯蔵庫本体内に配線されるリード線は、断熱材の発泡前に当該貯蔵庫本体の外殻体内に配線されて前記断熱材中に埋設された状態とされ、前記リード線の端部が前記貯蔵庫本体の外面に開口された挿通孔から外部に引き出されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の貯蔵庫の配線構造。
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