JP4954629B2 - 冷却貯蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は、二重箱構造の冷却貯蔵庫に関する。
この種の冷却貯蔵庫は例えば恒温高湿庫に適用されており、具体的には、前面開口の断熱箱体からなる本体内に、同じく前面開口の熱良導性の貯蔵箱が間隔を開けて配設され、本体と貯蔵箱の間に構成された冷気通路に冷凍装置で生成された冷気を流通させることにより、貯蔵箱の内部の貯蔵室を間接冷却するようになっているとともに、本体の前面開口の例えば中央高さ位置には、断熱性の仕切枠が後付けにより装着されて上下2個の出入口が仕切形成され、各出入口に断熱扉が装着された構造となっている(例えば、特許文献1参照)。
一方、各出入口の口縁部の裏面側には、コードヒータ等からなる防露ヒータが全周にわたって貼り付けられて結露防止が図られているが、従来、防露ヒータの配線を含んだ冷却貯蔵庫の組み立ては、以下のようにして行われていた。これを、図8を参照して説明すると、防露ヒータ1は1本のみを用いており、まず本体2側では、前面枠2Aの裏面に防露ヒータ1を周回して貼り付けたのち、外殻体内に断熱材が発泡充填されて断熱箱体が形成され、このとき同防露ヒータ1のリード線1Aは、本体2の上面板の導出孔3から上方に引き出される一方、防露ヒータ1の途中の所定長さが仕切枠7用として、前面開口の内周面の通孔4から引き出される。この状態から、本体2内に貯蔵箱5が間隔を開けて収容されるとともに、前面開口における左右の側縁の中央高さ位置にキャッチ6が取り付けられる。
続いて仕切枠7が装着されるが、仕切枠7は、ともにチャンネル型をなす一対の前面板8A、後面板8Bと、発泡樹脂により予め成形された断熱材9とから構成され、まず本体2から引き出された防露ヒータ1が前面板8Aの裏面に貼り付けられ、続いて断熱材9が入れられたのち後面板8Bが嵌められることで仕切枠7が組み付けられ、この仕切枠7の両端がキャッチ6に嵌められることで、後付け装着される。これにより、上下の出入口の口縁部に、それぞれ防露ヒータ1が周設された状態となる。
特開平10−246564号公報
しかしながら従来の方法では、仕切枠側に防露ヒータを配線するに当たり、前面板8Aを本体2の近辺で空中にある状態に把持しつつ、引き出された防露ヒータ1を貼り付け、引き続き空中にある状態のままで断熱材9と後面板8Bとを組み付けたのち初めて本体2に対して装着できるのであるから、作業に随分と手間取り、また防露ヒータ1を前面板8Aの裏面に高精度で貼り付けることも難しいという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、防露ヒータの配線を含む組み付け作業を能率良く行えるようにするところにある。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、前面開口の断熱箱体からなる本体の内部には、前面開口の熱良導性の貯蔵箱が間隔を開けて収容され、前記本体と前記貯蔵箱との間に構成された冷気通路に冷気を流通させることにより前記貯蔵箱内を間接冷却するとともに、前記本体の前面開口には断熱性の仕切枠が後付けにより装着されて複数の出入口が仕切形成され、各出入口の口縁部に防露ヒータが装着された冷却貯蔵庫において、前記本体の前面開口の口縁部を構成する前面枠の裏面には、第1防露ヒータが周回配線されているとともに、前記仕切枠の前面板の裏面には、前記第1防露ヒータとは配線の上で独立した別の第2防露ヒータが配線され、この第2防露ヒータのリード線は、前記冷気通路内を通って前記本体の外部に引き出されている構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記貯蔵箱は前面開口の周縁にフランジが張り出し形成された形状をなし、この貯蔵箱が、前記フランジの張り出し端を前記本体の内周面に当接した状態で前記本体との間に間隔を開けて収容されることにより、前記本体と前記貯蔵箱との間に前記冷気通路が形成されており、前記フランジには、前記仕切枠に配線された前記第2防露ヒータのリード線を前記冷気通路に向けて導入可能な導入孔が開口されているとともに、前記本体の周壁には、前記冷気通路に連通して前記第2防露ヒータのリード線を外部に導出可能な導出孔が開口されているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記導出孔が、前記本体に配線された前記第1防露ヒータのリード線を外部に導出することにも兼用されているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
仕切枠には、本体側に配線された第1防露ヒータとは別の第2防露ヒータが予め配線され、係る状態から仕切枠が本体に後付けされる。第2防露ヒータのリード線は、冷気通路を通ったのち本体の外部に引き出される。
仕切枠には、本体側とは別の第2防露ヒータを配線するようにしたから、例えば前面板を専用の作業台等に載置して第2防露ヒータを貼り付けることができるために、防露ヒータの貼り付け作業が簡単となり、ひいては仕切枠の組み付けから、本体への後付け装着にわたる作業を短時間で行うことができる。また、第2防露ヒータを、定められた経路に沿って高精度に貼り付けることができるから、結露防止を図るべく品質の向上が図られる。
さらに、第2防露ヒータのリード線は冷気通路内に隠されるために見栄えにも優れる。また、本体側と仕切枠とで別々の防露ヒータを配線したのであるから、装着条件等に応じてそれぞれに適した出力を選択することができる。
<請求項2の発明>
仕切枠から引き出された第2防露ヒータのリード線は、貯蔵箱のフランジの導入孔から冷気通路に導入され、同冷気通路内を通ったのち本体の周壁に貫通された導出孔を通って外部に導出される。係る状態から、仕切枠が本体に対して後付け装着される。
<請求項3の発明>
本体側に配線された第1防露ヒータのリード線も、第2防露ヒータのリード線とともに導出孔を通って外部に導出される。導出孔を兼用したから、リード線の本体外への引き出し部分の構造がすっきりとまとめられる。
<実施形態>
以下、本発明の一実施形態を図1ないし図7に基づいて説明する。本実施形態では、縦型の恒温高湿庫を例示している。
先に全体構造を説明する。図1において、符号10は本体であって、前面開口の断熱箱体により形成され、底面の四隅に配された脚11で支持されている。本体10の内部には、同じく前面開口の貯蔵箱50が間隔を開けて収納され、同間隔によって冷気通路13が形成されているとともに、貯蔵箱50の内部が貯蔵室51となっている。本体10の前面開口には、その中央高さ位置において、横向きに断熱性の仕切枠70が嵌められて上下2個の出入口15が形成され、それぞれに断熱扉16が揺動開閉可能に装着されている。
本体10の上面には、パネルで囲まれた機械室18が設けられている。機械室18の底面、すなわち本体10の天井壁10Aの奥側には窓孔19が開口され、この窓孔19を閉鎖するようにして断熱性のユニット台21が載置されている。ユニット台21の上面には、圧縮機23、空冷式の凝縮器24等を備えた冷凍装置22が載置されている。
一方、本体10内の天井部の奥側には、ドレンパンを兼ねたエアダクト25が張られることで冷却器室26が形成され、ユニット台21の下面に取り付けられた冷却器27が収納されている。この冷却器27と冷凍装置22とは冷媒配管で循環接続され、周知の冷凍サイクルが構成されている。冷却器室26における冷却器27の前側には庫内ファン28が設けられ、上記した冷気通路13の上部位置に臨んでいる。
そして、冷凍装置22並びに庫内ファン28が駆動されると、冷気通路13の上部側から冷却器室26内に空気が引かれて冷却器27を通過する間に冷気が生成され、その冷気が奥側の吹出口29から吹き出されて冷気通路13に循環流通し、この冷気によって貯蔵箱50の壁面が冷却され、その内部の貯蔵室51は壁面から間接的に冷却される。そのため貯蔵室51内は、高湿度を保ったままで所定の温度に冷却されるようになっている。
また、上記した上下の出入口15の口縁部15Aは結露が生じやすい箇所と言えるが、結露を防止するために、同口縁部15Aの裏面側に、後記する防露ヒータ40,80が配線されている。
続いて、防露ヒータ40,80の配線を含め、本体10、貯蔵箱50及び仕切枠70等を組み付ける部分の構造について詳細に説明する。
本体10は、図2にも示すように、前面開口で縦長の矩形をなす断熱箱体により形成されており、同断熱箱体は、ともにステンレス鋼板等の金属板からなる外箱31内に内箱32を間隔を開けて収納し、両箱31,32の間に発泡断熱材33を充填した構造である。本体10の前面開口部35の周面は、図6に示すように、外箱31と内箱32のそれぞれの端縁に曲げ形成されたフランジ31A,32Aが間隔を開けて突き合わされ、同間隔を覆うようにして合成樹脂製のジョイナ36が装着されることで形成されている。
本体10を構成する外箱31の前面枠38は、仕切枠70の前面板71とともに、上下の各出入口15における口縁部15Aを構成するようになっている。そのため外箱31の前面枠38の裏面には、コードヒータからなる第1防露ヒータ40が全周にわたり配線されるようになっている。一方、外箱31の上面における左手前側の隅部、より詳細には、本体10が形成された場合の左側壁よりも内側で、かつ前面開口部35よりも奥の位置において、通孔42Aが開口されている。また、内箱32の上面における上記の外箱31の通孔42Aの直下位置にも通孔42Bが開口されている。
本体10(断熱箱体)を形成するに当たっては、まず第1防露ヒータ40が、外箱31の前面枠38における裏面の全周にわたり、例えば図5に示すように、正面から見た左上の隅から、左側縁、下縁、右側縁及び上縁を巡って全周に配線され、テープ(図示せず)等で貼り付けられる。同第1防露ヒータ40の両端に接続されたリード線40Aは、外箱31の通孔42Aを通して外部に引き出される。係る状態から外箱31内に内箱32が収納され、さらに両箱31,32の開口縁の間をジョイナ36で塞ぐことで外殻体が形成され、外箱31と内箱32の両通孔42A,42Bを塞いだ状態から外殻体内に発泡断熱材33が充填されることで、本体10が形成される。そののち、外箱31と内箱32の通孔42A,42B同士を繋ぐようにして断熱材33を除去することにより、天井壁10Aを貫通した導出孔43が形成される。
すなわち本体10は、外箱31の前面枠38における裏面の全周にわたって第1防露ヒータ40が配線され、そのリード線40Aが天井壁10Aに貫通形成された導出孔43を通って上方に引き出された状態の断熱箱体として形成されることになる。
貯蔵箱50は、図2にも示すように、ステンレス鋼板等の熱良導性の複数枚の金属板を組み付けることにより、上記した本体10よりも一回り小さい前面開口の箱形に形成されている。なお、底板50Aの開口縁のみが他よりも後退している。貯蔵箱50の前面開口の各周縁からは、外向きに曲げられたフランジ52が形成され、さらに各フランジ52の端縁が後方に曲げられて折り返し部53が形成されている。
一方、本体10の奥面と内底面とには、それぞれ適宜間隔を開けて複数本ずつのスペーサ55A,55Bが取り付けられている。
貯蔵箱50は、その奥面を奥側のスペーサ55Aに、底面を底部側のスペーサ55Bにそれぞれ当てることにより、本体10の内面との間に所定間隔を開けて収納され、各フランジ52の折り返し部53が、本体10の対応する内面と対向する。下側のフランジ52の折り返し部53は、本体10の内底面に対してねじで止められる。上側のフランジ52は、折り返し部53と本体10の天井面との間に閉鎖部材56が挟まれた状態で、取付部材57によって天井面に固定される。また、左右のフランジ52は、同様に折り返し部53と本体10の左右の内側面との間に閉鎖部材56が挟まれた状態で、後記する仕切枠70を取り付けるためのキャッチ62(図5参照)によって左右の内側面に固定される。
また、本体10の前面開口における4つの隅部において、貯蔵箱50の前面開口の角部との間にできる隙間には、コーナカバー59が装着されて塞がれる。
以上のように本体10内に貯蔵箱50が収納されると、本体10と貯蔵箱50との間に、前面側が閉鎖された冷気通路13が形成されることになる。ここで上記の本体10の天井壁10Aに形成された導出孔43は、冷気通路13と連通した状態となる。
また、貯蔵箱50における左側のフランジ52における中央高さ位置、すなわちキャッチ62の取付位置には、内部の冷気通路13に連通する導入孔60が開口されている。上記したキャッチ62は、ステンレス鋼板等の金属製であって、図5に示すように、概ね内面と前面とが開口した箱形に形成されて、本体10の前面開口部35を構成するジョイナ36と、フランジ52とにわたってねじ63で固定され、仕切枠70の端部を前方から所定位置まで押し込むことによって、抜け止めして取付可能となっている。このキャッチ62におけるフランジ52にねじ止めされた後面板64には切り欠き部65が形成され、この切り欠き部65と対応した位置に、上記の導入孔60が開口されている。
仕切枠70は、図3に示すように、一対の前面板71と後面板74、並びに断熱材77とから構成されている。前面板71はステンレス鋼板等の金属板によって形成され、上下両縁に側板72を備えたチャンネル型に形成されており、この前面板71が、上記した出入口15の口縁部15Aの一部を構成するようになっている。一方の後面板74は、合成樹脂材によって前面板71よりも一回り大きいチャンネル型に形成され、前面板71の後面の開口を塞ぐようにして弾性的に外嵌可能となっている。後面板74の一端部(正面から見た左端部)には、逃がし孔75が切り欠き形成されている。
断熱材77は発泡樹脂によって予め成形されたものであって、上記した前面板71の内側にすっぽりと収まる角材形に形成されている。この断熱材77の一方の端面には、前後方向を向いた上下2本の逃がし溝78が形成されている。
さてこの仕切枠70には、上記した本体10側の第1防露ヒータ40とは別に、コードヒータからなる第2防露ヒータ80が配線されている。具体的には、まず第2防露ヒータ80が、前面板71の裏面における正面から見た左端上部位置から、上縁に沿うようにして右端まで配線され、そこでヘアピン状に折り返されて今度は下縁に沿うようにして左端まで配線され、図示しないテープ等で貼り付けられる。同第2防露ヒータ80の両端に接続されたリード線80Aは、左側の開口面から引き出される。この第2防露ヒータ80のリード線80Aは端的には、本体10の中央高さ位置から本体10の上面に達するに足る十分な長さを有している。
前面板71に第2防露ヒータ80が貼り付けられたら、前面板71の中に断熱材77が嵌め込まれる。このときリード線80Aの付け根側が、断熱材77の逃がし溝78に嵌められ、リード線80Aは断熱材77の後面側に引き出される。最後に後面板74が、前面板71の後面開口並びに上下の側板72を覆うようにして後方から嵌め付けられる。リード線80Aは、図4に示すように、後面板74の逃がし孔75を通って後面板74の後方に引き出される。
以上のように仕切枠70が組み付けられると、前面板71の裏面における上縁と下縁とに沿った位置に第2防露ヒータ80が平行に配線され、かつ長く取られたリード線80Aが、後面の左端位置から後方に引き出された状態となる。
全体の組付手順の一例を示すと、以下のようである。断熱箱体からなる本体10は、既述したように、外箱31の前面枠38の裏面の全周にわたり第1防露ヒータ40が配線されて貼り付けられた状態から、発泡断熱材33が充填固化されることで形成される。断熱箱体の製造後には天井壁10Aに導出孔43が形成され、同導出孔43から第1防露ヒータ40のリード線40Aが上方に引き出される。また、本体10の内壁にはスペーサ55A,55Bが取り付けられる。
次に、本体10内に貯蔵箱50がスペーサ55A,55Bを介して所定間隔を開けて収納される。一方、仕切枠70は、既述したように、前面板71の裏面に第2防露ヒータ80が配線され、かつリード線80Aが左端部の後面から引き出された状態で組み付けられている。そこで、リード線80Aの先にさらに補助用の紐(図示せず)を結んでおき、貯蔵箱50を本体10内に収納する際に、補助紐を左側のフランジ52に開口された導入孔60から裏側に通し、さらに上方に向けて本体10の天井壁10Aの導出孔43から上方に出しておく。
貯蔵箱50が正規位置まで収納されると、既述したように、キャッチ62や取付部材57を利用することにより、貯蔵室51の前面開口の周りが閉鎖された状態で固定される。導入孔60はキャッチ62の切り欠き部65内に位置していて、手前側に開口している。この間仕切枠70は、本体10の前方において、適宜な台や設置面上に置いておけることが望ましく、したがってその状態を維持できる程度に補助紐の長さを確保する必要がある。
続いて仕切枠70が、本体10の前面開口の中央高さ位置に設けられた左右のキャッチ62にわたって取り付けられる。それには、図5に示すように、第2防露ヒータ80のリード線80Aに結ばれた補助紐をできるだけ上方に手繰っておいて、まず仕切枠70の右端部を右側のキャッチ62に嵌め込み、続いてリード線80Aを導入孔60から裏側に押し込みつつ、左端部を左側のキャッチ62に嵌め込んで固定する。そののち補助紐をさらに引っ張って、リード線80Aが導入孔60から冷気通路13に入ったのち上方に向きを代えて、本体10の天井壁10Aの導出孔43から上方に所定長さ突出した状態となったら、補助紐を外す。
以上により、本体10の前面開口に形成された上下の出入口15に対し、その口縁部15Aの裏面の全周にわたって第1防露ヒータ40または第2防露ヒータ80が配線された状態となる。また、本体10の上面に機械室18が形成されて電装箱が設置されたら、第2防露ヒータ80のリード線80Aは、同導出孔43から引き出された本体10側の第1防露ヒータ40のリード線40Aともども、電装箱に接続される。
冷蔵庫の稼働中には、第1防露ヒータ40と第2防露ヒータ80に通電され、上下の出入口15の口縁部15Aが加熱されることにより、同口縁部15Aに結露することが防止される。
本実施形態によれば、仕切枠70には、本体10側とは別の第2防露ヒータ80を配線するようにしたから、例えば前面板71を専用の作業台等に載置して第2防露ヒータ80を貼り付けることができるために、防露ヒータの貼り付け作業が簡単となり、ひいては仕切枠70の組み付けから、本体10への後付け装着にわたる作業を短時間で行うことができる。また、第2防露ヒータ80を、定められた経路に沿って高精度に貼り付けることができるために、結露防止を図るべく品質の向上が図られる。さらに、第2防露ヒータ80のリード線80Aは冷気通路13内に隠されるために見栄えにも優れる。
また、本体10側の第1防露ヒータ40は断熱材33中に埋設された状態で配線されているのに対して、仕切枠70側の第2防露ヒータ80は予め成形された断熱材77が押し付けられた状態で配線されていることから、前面枠38または前面板71に対する伝熱効率が微妙に異なる。
その点この実施形態では、第1防露ヒータ40と第2防露ヒータ80とに個別に通電可能であるから、上記の伝熱効率を考慮して個々に出力を調整することにより、本体10の前面枠38と、仕切枠70の前面板71とをほぼ同温度に加熱することが可能となり、言い換えると、各出入口15について口縁部15Aを全周にわたってほぼ同温度に加熱することができて、むらなく結露防止を図ることができる。
なお、本体10側の第1防露ヒータ40のリード線40Aと、仕切枠70側の第2防露ヒータ80のリード線80Aとを、共通の導出孔43を通して外部に導出する構造としたから、リード線40A,80Aの本体10外への引き出し部分の構造がすっきりとまとめられる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)断熱性の仕切枠は、本体と同じように、外殻体内に発泡断熱材を充填固化して形成する構造のものであってもよい。
(2)仕切枠は、恒温高湿庫の出入口の数や配置に応じて、複数本の縦横の枠が十字等に組まれた形状であってもよい。
(3)本体側と仕切枠側の各防露ヒータのリード線は、個別の導出孔から別々に庫外に引き出されるようになっていてもよい。
(4)また導出孔の形成位置は、機械室の配設位置等に応じて天井壁以外の他の周壁であってもよい。
(5)貯蔵箱は複数に分割されていてもよい。
(6)本発明は、上記実施形態に例示した恒温高湿庫に限らず、要は断熱箱体からなる本体内に貯蔵箱が間隔を開けて収容された二重箱構造で、かつ本体の前面開口を断熱性の仕切枠で仕切った冷却貯蔵庫全般に広く適用することが可能である。
本発明の一実施形態に係る恒温高湿庫の縦断面図 本体と貯蔵箱との組付前の状態を示す分解斜視図 仕切枠の分解斜視図 仕切枠の組立後の斜視図 仕切枠の装着前の状態の斜視図 その部分平断面図 仕切枠の装着後の状態の斜視図 従来例の分解斜視図
符号の説明
10…本体 10A…天井壁 13…冷気通路 15…出入口 15A…(出入口15の)口縁部 33…断熱材 38…前面枠 40…第1防露ヒータ 40A…リード線 43…導出孔 50…貯蔵箱 51…貯蔵室 52…フランジ 60…導入孔 62…キャッチ 70…仕切枠 71…前面板 77…断熱材 80…第2防露ヒータ 80A…リード線

Claims (3)

  1. 前面開口の断熱箱体からなる本体の内部には、前面開口の熱良導性の貯蔵箱が間隔を開けて収容され、前記本体と前記貯蔵箱との間に構成された冷気通路に冷気を流通させることにより前記貯蔵箱内を間接冷却するとともに、前記本体の前面開口には断熱性の仕切枠が後付けにより装着されて複数の出入口が仕切形成され、各出入口の口縁部に防露ヒータが装着された冷却貯蔵庫において、
    前記本体の前面開口の口縁部を構成する前面枠の裏面には、第1防露ヒータが周回配線されているとともに、前記仕切枠の前面板の裏面には、前記第1防露ヒータとは配線の上で独立した別の第2防露ヒータが配線され、この第2防露ヒータのリード線は、前記冷気通路内を通って前記本体の外部に引き出されていることを特徴とする冷却貯蔵庫。
  2. 前記貯蔵箱は前面開口の周縁にフランジが張り出し形成された形状をなし、この貯蔵箱が、前記フランジの張り出し端を前記本体の内周面に当接した状態で前記本体との間に間隔を開けて収容されることにより、前記本体と前記貯蔵箱との間に前記冷気通路が形成されており、
    前記フランジには、前記仕切枠に配線された前記第2防露ヒータのリード線を前記冷気通路に向けて導入可能な導入孔が開口されているとともに、前記本体の周壁には、前記冷気通路に連通して前記第2防露ヒータのリード線を外部に導出可能な導出孔が開口されていることを特徴とする請求項1記載の冷却貯蔵庫。
  3. 前記導出孔が、前記本体に配線された前記第1防露ヒータのリード線を外部に導出することにも兼用されていることを特徴とする請求項2記載の冷却貯蔵庫。
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