JP4934516B2 - 冷却貯蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は、貯蔵庫本体を構成する断熱箱体の内部に配線された電線を外部に導出する部分の構造の改良に関する。
冷蔵庫は一般に、外箱内に内箱を間隔を開けて収容して両箱の間に発泡樹脂からなる断熱材を充填した前面開口の断熱箱体製の冷蔵庫本体を有しており、この冷蔵庫本体の前面開口部が、パッキンが装着された断熱扉で開閉される構造となっている。一方、冷蔵庫本体における前面開口部の口縁の裏面には、コードヒータが貼られており、同口縁の表面での結露、さらにはパッキンの凍り付きを防止するようにしている。
ここで従来、コードヒータに接続されたリード線を、電装箱等が設置される冷蔵庫本体の上面側に引き出す部分では、以下のように製造される。すなわち、前面開口部の口縁の裏面に予めコードヒータが貼られた状態で、断熱箱体の外殻が組み付けられ、リード線の端末は外箱に形成された引出口から上面に引き出されてテープで固定され、この状態で外殻内に発泡樹脂が発泡充填されるようになっている。なお、この種の構造は、例えば特許文献1に記載されている。
特開平11−30471号公報
ところで断熱箱体を形成する際、発泡樹脂の発泡圧を受けて断熱箱体が変形しないように、外箱と内箱とを発泡治具で押さえるようにしているが、外箱の上面に引き出されたリード線の固定の具合によっては、発泡治具と外箱で挟まれてリード線が断線するおそれがあった。それを確実に回避するために、別途保護シート等を利用する手段も講じられているが、その分、作業に手間が掛かるという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、作業の繁雑さを招くことなく、断熱箱体の形成時に同断熱箱体から導出された電線を保護するところにある。
本発明は、外箱内に内箱を間隔を開けて収容して両箱の間に発泡樹脂からなる断熱材を充填した断熱箱体製の貯蔵庫本体を有し、この貯蔵庫本体の天井壁に冷凍ユニットを装着するための開口部が設けられた冷却貯蔵庫において、前記開口部は、前記外箱の天板に開口された窓孔の開口縁と、前記内箱の天板に対応して開口された窓孔の開口縁とにわたり、合成樹脂製の連結枠が装着されることで形成され、この連結枠の表面には、電線を収容可能とした収容凹部が形成されるとともに、この収容凹部には、連結枠の裏面側に開口する電線挿通孔が形成されている構成としたところに特徴を有する。
上記構成によれば、外箱、内箱並びに連結枠を組み付けて断熱箱体の外殻を形成する際、同外殻の内部に配された電線が、連結枠の電線挿通孔を通して表面側に引き出され、一旦収容凹部に収容される。この断熱箱体の外殻が発泡治具にセットされて、外殻内に断熱材が発泡充填されることで断熱箱体が形成される。発泡治具から外されたのち、電線が収容凹部から引き出される。断熱材の発泡充填の際、電線を連結枠の収容凹部内に収めておくことが可能であるから、電線が発泡治具で押さえ付けられることが回避される。保護シート等の電線の保護部材を別途装着する、といった余分な作業が不要にできる。
また、以下のような構成としてもよい。
前記連結枠は、前記外箱の開口縁側と連結される上端部が外側に拡がるように後退した段差状に形成され、この段差面の上方の空間により前記収容凹部が形成されている。外殻の内部から引き出された電線は、連結枠の上端部に形成された段差面の上方の収容凹部に収容される。簡単な形状で収容凹部が形成される。
前記開口部が方形状に形成され、前記段差面が全周に亘って形成されている。収容凹部として十分なスペースが確保できる。そのため、電線の端末に予めコネクタを取り付けておく等、作業手順の自由度を増すことができる。
前記方形状をなす段差面の一角部から、同段差面と面一に延出部が形成され、この延出部に前記電線挿通孔が形成されている。延出部を、連結枠を組み付ける際の位置決めとして利用できる。
前記収容凹部の端縁には、電線が同収容凹部の外へはみ出すことを規制する規制壁が設けられている。電線が収容凹部からはみ出て発泡治具と干渉することが回避される。
本発明によれば、作業の繁雑さを招くことなく、断熱箱体の形成時に同断熱箱体から導出された電線を保護することができる。
<実施形態>
以下、本発明の一実施形態を図1ないし図12に基づいて説明する。この実施形態では、4ドア型の冷蔵庫を例示している。
本実施形態の冷蔵庫は、図1及び図2に示すように、前面開口のやや縦長の断熱箱体からなる本体10を有している。本体10は大まかには、亜鉛鋼板等の金属板製の複数枚のパネルを組み付けてなる前面開口の外箱11内に、ステンレス鋼板等の金属板製の複数枚のパネルを組み付けてなる内箱12が間隔を開けて収容され、両箱11,12の間に、発泡ウレタン樹脂等の発泡樹脂からなる断熱材13が発泡充填されることで形成されている。
本体10内は冷蔵室15とされ、棚柱16を介して棚網17が多段に設置できるようになっているとともに、本体10の前面開口部18には、十字形に組まれた断熱性の仕切枠19が装着されることで計4個の出入口20が形成されている。これらの出入口20には、裏面にパッキン21Aが装着された断熱扉21が、上下2段に分かれて観音開き式の開閉可能に装着されている。
本体10は、底面に配された図示4本の脚22で支持されているとともに、本体10の上面には、パネルで囲まれることにより機械室24が形成されている。機械室24には、冷凍ユニット25が装備されている。
冷凍ユニット25は、平面方形をなす断熱性の基台26の上面に、圧縮機28、空冷式の凝縮器29等からなる冷凍装置27が載置されるとともに、下面側に冷却器30が吊り下げて取り付けられ、冷凍装置27と冷却器30とが冷媒配管により循環接続された構造となっている。
一方、機械室24の底面、言い換えると本体10の天井壁32には、基台26よりも一回り小さい方形孔からなる天面開口部33が形成されており、上記した冷凍ユニット25の基台26が、冷却器30を天面開口部33の下面側に通しつつ天面開口部33を塞いで取り付けられている。
天面開口部33の下面側には、ドレンパンを兼ねたエアダクト35が張られることで冷却器室36が形成されている。冷却器室36内には上記した冷却器30が収容され、またエアダクト35の手前側(図2の左側)には吸込口37が設けられて冷却ファン38が装備されているとともに、奥側には吹出口39が設けられている。
したがって冷却ファン38が駆動されると、図2の矢線に示すように、冷蔵室15の空気が吸込口37から冷却器室36内に吸い込まれ、冷却器30を流通したのち吹出口39から冷蔵室15に向けて吹き出されるといった循環流が生じ、冷蔵室15内が冷却される。また、適宜に除霜運転が行われ、冷却器30等からの除霜水は、エアダクト35の奥端に設けられたドレンパイプ41から、本体10の奥壁等に設けられた排水路42を通って、庫外に排水されるようになっている。
また、本体10の前面開口部18に形成された4個の出入口20には、その口縁の裏面にコードヒータ等からなる前面ヒータ45が配線され、出入口20の口縁の表面に結露したり、断熱扉21のパッキン21Aが凍り付くのを防止するようになっている。前面ヒータ45は詳細には、図3に示すように、前面開口部18の口縁の裏面に全周に亘って配線されるものと、図示はしないが十字形の仕切枠19に配線されるものと2本が備えられる。
このうち、前面開口部18の口縁の裏面に配線される前面ヒータ45は、詳しくは後記するように、本体10(断熱箱体)が形成される前に予め配線され、言わば本体10の内部に埋設された状態であって、そのリード線46は、本体10の天井面からその上方に引き出されるようになっている。
一方、仕切枠19は、本体10の前面開口部18に後付けで組み付けられるため、同仕切枠19に配線された前面ヒータのリード線(図示せず)は、仕切枠19の組み付け時に、本体10の天井壁32を貫通してその上方に引き出されるようになっている。
この実施形態では、本体10(断熱箱体)の内部に配線された前面ヒータ45のリード線46を外部に導出する部分の構造に改良が加えられており、以下に説明する。
まず、本体10の天井壁32に設けられた天面開口部33の構造について説明する。本体10の天井壁32の外殻は、図4に示すように、外箱11の天板50(以下、外装天板50という)と、内箱12の天板60(以下、内装天板60という)と、連結枠70とによって形成されている。
外装天板50は、上記したように亜鉛鋼板等の金属板製であって、正面から見て左右方向に長い平面長方形に形成されており、その横幅方向の中央部で、かつ奥行方向の奥側に寄った位置に、左右方向に長い角孔51が開口されている。この角孔51の開口縁には、下向きに直角曲げされた短寸の屈曲部52が、全周に亘って形成されている。また、同角孔51の右手前の隅部には、逃がし孔53が手前側に向けて切り欠き形成されている。
内装天板60は、外装天板50の下面側において所定間隔を開けて配されるようになっており、上記したようにステンレス鋼板等の金属板製であって、外装天板50よりも一回り小さい左右方向に長い平面長方形に形成されている。内装天板60にも、外装天板50の角孔51の直下における同心位置に、同角孔51よりも一回り小さい角孔61が開口されている。内装天板60の角孔61の開口縁には、上向きに直角曲げされた短寸の屈曲部62が、全周に亘って形成されている。
外装天板50の角孔51の開口縁と、内装天板60の角孔61の開口縁との間に亘って、連結枠70が装着されている。この連結枠70は合成樹脂製であって、図4ないし図6に示すように、外装天板50と内装天板60の配設間隔にほぼ等しい高さを有する4枚の周壁71を巡らせた平面方形に形成されている。
各周壁71の断面形状は、縦壁72の上端部から横壁73が外方に張り出し形成され、同横壁73の張り出し端の全周に亘る上面に、厚肉部74Uが立ち上がり形成された段差状となっている。同周壁71の上側厚肉部74Uの上面には、外装天板50の角孔51の開口縁に下向きに形成された屈曲部52が差し込まれる差込溝75Uが、全周に亘って形成されている。
上記した差込溝75Uにおける外側の側面の上縁位置、詳細には、長辺側の2本の差込溝75Uでは、全長をほぼ3等分する2位置における外側の側面の上縁に沿った箇所に、また短辺側の2本の差込溝75Uでは、長さ方向の両端部に寄った2位置における外側の側面の上縁に沿った箇所に、それぞれ横長の係止突起77Uが形成されている。一方、外装天板50の屈曲部52の根元部分には、各係止突起77Uと対応する位置ごとに、係止突起77Uが嵌る係止孔55が開口されている。差込溝75Uの外側の側壁の突出端には、外向きのフランジ82Uが全周にわたって形成されており、このフランジ82Uの上面が、外装天板50の角孔51の開口縁における下面側(内面側)の口縁部51Aに密着する密着面83Uとなっている。
また、各周壁71の縦壁72の下端部における外面には、下側厚肉部74Dが全周に亘って形成されており、この下側厚肉部74Dの下面には、内装天板60の角孔61の開口縁に上向きに形成された屈曲部62が差し込まれる差込溝75Dが、全周に亘って形成されている。
下側の差込溝75Dにおける外側の側面の下縁位置、同様に、長辺側の2本の差込溝75Dでは、全長をほぼ3等分する2位置における外側の側面の下縁に沿った箇所に、また短辺側の2本の差込溝75Dでは、長さ方向の両端部に寄った2位置における外側の側面の下縁に沿った箇所に、それぞれ横長の係止突起77Dが形成されている。一方、内装天板60の屈曲部62の根元部分には、各係止突起77Dと対応する位置ごとに、係止突起77Dが嵌る係止孔65が開口されている。差込溝75Dの外側の側壁の突出端には、同様に外向きのフランジ82Dが全周にわたって形成されており、このフランジ82Dの下面が、内装天板60の角孔61の開口縁における上面側(内面側)の口縁部61Aに密着する密着面83Dとなっている。
さて、上記したように、連結枠70の上面の内周部には、全周に亘って一段下がった形態で方形の環状をなす段差面87が形成されており、この段差面87の上方の空間が、リード線46の収容凹部88となっている。
また、連結枠70の上面における右手前の角部からは、手前に張り出すようにして張出部90が形成されており、同張出部90には、上記した段差面87の右手前の角部から同段差面87と面一の状態で手前に延出するようにして延出部92が形成されている。この延出部92は、図7にも示すように、上記した外装天板50の角孔51の逃がし孔53の下方に対応して形成されており、同延出部92には、リード線46を挿通可能な電線挿通孔93が開口されている。
また、段差面87における内側の四隅には、角に丸みが付けられた平面アングル形の規制壁95が立ち上がり形成されている。同規制壁95は、上側厚肉部74Uの約半分の高さである。
続いて、本体10の製造手順の一例を説明する。
外箱11は、前面開口の箱形のうち外装天板50を除いた形態(前面開口部18の上側の口縁は含む)で組み付けられ、その奥面に排水路42が設けられるとともに、図3に参照して示すように、前面開口部18の口縁の裏面側に前面ヒータ45が配線される。同前面ヒータ45は例えば、前面開口部18の裏面側の口縁における右上角部から、上縁、左縁、下縁及び右縁に沿い、同右上角部に戻るといったように配線されて、テープ等で貼り付けられる。前面ヒータ45の両端に接続されたリード線46は、自由状態で延出される。
内箱12は前面開口の箱形に組み付けられ、内装天板60の角孔61の上側の開口縁に対して、連結枠70が組み付けられる。それには、連結枠70が、電線挿通孔93が右手前隅部に来る姿勢とされ、連結枠70の下面の差込溝75Dが、内装天板60の角孔61の開口縁に設けられた上向きの屈曲部62に向けて差し込まれる。そうすると、屈曲部62の上縁が、係止突起77Dに当たって弾性変形しつつ押し込まれ、連結枠70における下側の密着面83Dが、内装天板60の角孔61の上面側の口縁部61Aに当たるまで押し込まれると、係止孔65の上縁が係止突起77Dを通過するために、屈曲部62が復元変形しつつ係止突起77Dが係止孔65に嵌って係止する。このような係止動作が、係止突起77Dと係止孔65の組が設けられた箇所ごとに行われ、これにより連結枠70の下縁が、内装天板60の角孔61における上側の開口縁に対して、外れ止めされて組み付けられる。
このように連結枠70が装着された状態の内箱12が、図示しないスペーサを介して、外箱11内に所定の間隔を開けて収容される。このとき、前面ヒータ45のリード線46が、内装天板60の上面に沿い、同内装天板60の右手前角部から、図9及び図10に参照して示すように、連結枠70の段差面87の延出部92の下方に配線され、さらに電線挿通孔93を通して上方に引き出され、図11及び図12にも示すように、一旦段差面87上、すなわち収容凹部88に沿って収容される。
この状態から、外箱11の天面に対して外装天板50が張られる。詳細には、外装天板50は、角孔51の逃がし孔53が右手前に来た姿勢とされて、外箱10の開口された天面に嵌められ、それに伴い、外装天板50の角孔51の開口縁に設けられた下向きの屈曲部52が、連結枠70の上面の差込溝75Uに差し込まれる。下向きの屈曲部52は、係止突起77Uに当たって弾性変形しつつ押し込まれ、外装天板50の角孔51の下面側の口縁部51Aが、連結枠70における上側の密着面83Uに当たるまで押し込まれると、係止孔55の下縁が係止突起77Uを通過するために、屈曲部52が復元変形しつつ係止突起77Uが係止孔55に嵌って係止する。係る係止動作が、係止突起77Uと係止孔55の組が設けられた箇所ごとに行われ、これにより、連結枠70の上縁が、外装天板50の角孔51における下側の開口縁に対して、外れ止めされて組み付けられる。外装天板50は、外箱11の天面に固定される。
以上により、天面開口部33の外殻が形成される。それとともに、外箱11と内箱12の前面の開口縁同士の間が合成樹脂製のジョイナで閉鎖されつつ連結され、これにより、前面開口部18と天面開口部33とを備えた断熱箱体の外殻が形成される。
このような断熱箱体の外殻が、発泡治具J(図10参照)内にセットされて内外両面から押さえられ、例えば外箱11に形成された注入口(図示せず)から断熱材13である発泡ウレタン樹脂の原液が注入されて、これが両箱11,12の間の中空内で発泡し充填されることにより、断熱箱体が形成される。
このとき、前面ヒータ45のリード線46における外装天板50の上方に引き出されるべき部分が、外装天板50の上面よりも一段下がった収容凹部88内に収容されているから、同リード線46が発泡治具Jで押さえ付けられることが回避される。
上記のように断熱箱体が形成されたら、連結枠70の収容凹部88に収容されていたリード線46が、図3に示すように、外装天板50の角孔51の逃がし孔53を通して上方に引き出される。そうしたら、冷凍ユニット25の基台26が、天面開口部33の上面を塞いで設置され、そのとき、リード線46の先端は、基台26の隅部等に開口された挿通孔(図示せず)を通して、基台26の上面側に引き出される。
その他、冷却ファン38を装備したエアダクト35が、吊り下げられつつ天面開口部33の下面側を覆うように当てられて、例えば手前側の周縁部が3箇所でねじ止めされることで固定される。また、前面開口部18には、十字形に組まれた断熱性の仕切枠19が装着され、それによって形成された出入口20に断熱扉21が装着されることになる。
以上説明したように本実施形態によれば、天面開口部33を構成する連結枠70に、断熱箱体の内部から引き出されるリード線46を収容可能とした収容凹部88を設けたから、断熱箱体を形成するべくその外殻を発泡治具Jにセットするに当たり、リード線46が発泡治具Jで押さえ付けられることが回避される。そのため、保護シート等のリード線46の保護部材を別途装着する、といった余分な作業が不要にできる。結果、作業の繁雑さを招くことなく、断熱箱体の形成時に同断熱箱体から導出されたリード線46を保護することができる。
連結枠70の収容凹部88は、上端部を外側に拡がるように後退した段差状に形成することで設けるようにしており、すなわち連結枠70自身の構造を簡単なものに留めて対応することができる。また収容凹部88は、連結枠70の上面の内周部の全周に亘って形成されているから、十分なスペースが確保され、例えばリード線46の端末に予めコネクタを取り付けておく等、作業手順の自由度を増すことができる。
また、連結枠70は段差面87の一角部から延出部92を延出形成した形状であって、同延出部92を、外装天板50の角孔51の逃がし孔53に合わせることにより、連結枠70を外装天板50の角孔51の下面に装着する場合における同連結枠70の向きを簡単に定めることができる。
さらに、段差面87の内側の四隅には規制壁95が立ち上がり形成されているから、リード線46が収容凹部88から外れることが防止され、例えば下方に垂れ下がって、発泡治具と内装天板60との間で挟まれるといったことが未然に防止される。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、リード線の収容凹部を形成するべく段差面を全周にわたって設けた場合を例示したが、一側縁あるいは隣り合う二側縁といったように、周縁の一部の領域のみに設けるようにしてもよい。
(2)リード線が外れることを規制する規制壁は、四隅のみならず、さらに広範囲にわたって立てるようにしてもよい。
(3)連結枠に設ける収容凹部は、例えば周壁の高さ方向の途中位置を裏面側に凹ませる等の、他の形態で設けてもよい。
(4)天面開口部ひいては連結枠は、上記実施形態に例示した平面方形状に限らず、冷凍ユニットの基台ともども任意の平面形状であってよい。
(5)本発明は、上記実施形態に例示した前面ヒータのリード線に限らず、例えば本体の奥壁に設けられた排水路の入口にドレンヒータを設けた場合の同ヒータのリード線等、要は、本体(断熱箱体)の内部に予め配線されて外部に導出される電線を有するもの全般に広く適用することができる。
本発明の一実施形態に係る冷蔵庫の外観斜視図 同縦断面図 断熱箱体の斜視図 天井壁の外殻の分解斜視図 同一部切欠分解断面図 連結枠の平面図 電線挿通孔の配設部分を示す分解斜視図 天井壁の外殻における図6のX−X線で切断した断面図 天井壁の外殻における図6のY−Y線で切断した断面図 断熱箱体の外殻を発泡治具にセットした状態の部分断面図 収容凹部にリード線が収容された状態を示す部分平面図 同部分斜視図
符号の説明
10…冷蔵庫本体(貯蔵庫本体,断熱箱体) 11…外箱 12…内箱 13…断熱材 25…冷凍ユニット 26…基台 32…天井壁 33…天面開口部(開口部) 45…前面ヒータ 46…(前面ヒータ45の)リード線(電線) 50…外装天板 51…角孔(窓孔) 60…内装天板 61…角孔(窓孔) 70…連結枠 87…段差面 88…収容凹部 90…張出部 92…延出部 93…電線挿通孔 95…規制壁 J…発泡治具

Claims (5)

  1. 外箱内に内箱を間隔を開けて収容して両箱の間に発泡樹脂からなる断熱材を充填した断熱箱体製の貯蔵庫本体を有し、この貯蔵庫本体の天井壁に冷凍ユニットを装着するための開口部が設けられた冷却貯蔵庫において、
    前記開口部は、前記外箱の天板に開口された窓孔の開口縁と、前記内箱の天板に対応して開口された窓孔の開口縁とにわたり、合成樹脂製の連結枠が装着されることで形成され、この連結枠の表面には、電線を収容可能とした収容凹部が形成されるとともに、この収容凹部には、連結枠の裏面側に開口する電線挿通孔が形成されていることを特徴とする冷却貯蔵庫。
  2. 前記連結枠は、前記外箱の開口縁側と連結される上端部が外側に拡がるように後退した段差状に形成され、この段差面の上方の空間により前記収容凹部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の冷却貯蔵庫。
  3. 前記開口部が方形状に形成され、前記段差面が全周に亘って形成されていることを特徴とする請求項2記載の冷却貯蔵庫。
  4. 前記方形状をなす段差面の一角部から、同段差面と面一に延出部が形成され、この延出部に前記電線挿通孔が形成されていることを特徴とする請求項3記載の冷却貯蔵庫。
  5. 前記収容凹部の端縁には、電線が同収容凹部の外へはみ出すことを規制する規制壁が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の冷却貯蔵庫。
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