JP5603620B2 - 冷却貯蔵庫 - Google Patents
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Description
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、省エネルギ化を図りつつマグネットパッキンへの結露を防止できるようにするところにある。
(1)前記支持部材が厚肉の帯状に形成され、前記カバー部は、前記支持部材の庫内側の面における幅方向の内方に入った位置から庫内側に突出したのち外方に向けて屈曲されて、その先端部が前記パッキン本体の庫内側を遮る形態で形成されている。
天井壁を開けた状態で中空部の底壁が断熱扉にねじ止めされて固定され、ねじ止め後は、天井壁が閉じられる。天井壁がヒンジを介して支持部材に一体的に設けられているから、ねじ止め用の中空部を閉じる蓋体を別体に備えたものと比較すると、部品点数が削減され、ねじ止めに伴う作業も簡単となって、製造コストの低減に寄与し得る。
放熱板を加熱するべくヒータが、断熱扉における相手の断熱扉と対向する側でかつ庫内側の隅部に配線されており、この位置は、放熱板において実際に放射熱を発する部分として機能するパッキン本体の庫外側を覆った部分に対して近い位置であって、その部分を効率良く加熱することができ、このこともヒータの容量を抑えることに寄与し得る。
本発明の一実施形態を図1ないし図9によって説明する。この実施形態では、4ドアのワイドスルー式の縦型冷蔵庫を例示している。
まず、図1及び図2において全体構造を説明する。冷蔵庫本体10は、前面が開口された縦長の断熱箱体によって形成され、底面に配された脚11で支持されているとともに、上面には機械室12が設けられている。冷蔵庫本体10の内部は貯蔵室13とされ、前面開口部14の中央高さ位置には、横向きの前面仕切枠15が装着されることで、上下2段の出入口16が形成されている。
ここで各出入口16には縦向きの前面仕切枠は設けられておらず、左右の断熱扉30では、閉鎖時に互いに対向する縦縁を除いた他の3縁辺については、出入口16の口縁に密着する第1のマグネットパッキン40(以下、第1パッキン40という)が背面上にコ字状に装着されている一方、対向する縦縁では、端面から突出して互いに突き合うようにして第2のマグネットパッキン50(以下、第2パッキン50という)が装着されていて、閉鎖時においては、出入口16の口縁との間、並びに両断熱扉30の対向した縦縁の間がシールされるようになっている。両断熱扉30が開けられると、出入口16が仕切りが無い状態で全開可能となる。
そして、冷凍装置20(圧縮機21)を運転しつつ庫内ファン28を駆動すると、図2の矢線に示すように、貯蔵室13の室内空気が吸込口25から冷却器室24内に吸引されて、その空気が冷却器27を流通する間に熱交換により冷気が生成され、その冷気が吹出口26から貯蔵室13の奥面に沿うようにして吹き出され、貯蔵室13内に冷気が循環供給されて冷却される。貯蔵室13内には多段にわたって棚網18が装備され、被貯蔵物は、断熱扉30を開閉しつつ出入口16から棚網18上に出し入れされ、冷却貯蔵されるようになっている。
断熱扉30は、図3にも示すように左右で対をなし、したがって左右対称形状となっており、図4に示すように、ステンレス鋼板等の金属製の外装板36と、合成樹脂製の内装板37とを組み付けることで外殻体35が形成され、この外殻体35内に、発泡樹脂等の断熱材38が充填された構造となっている(図7参照)。
内装板37の庫内側の面における周縁部には、装着溝39が全周に亘って形成されている。
第1パッキン40は、マグネット42を埋設したパッキン本体41の背面に脚部43が突設された形状であって、3縁辺に対応して3本が準備されている。なお、上下の第1パッキン40と縦の第1パッキン40における突き合わされる端縁は、45度に切断されている。3本の第1パッキン40は、それぞれの脚部43を装着溝39に嵌着しつつ、3縁辺に亘ってコ字状の形態をなして装着されている。
また、パッキン本体51は、それ自体をあるいは連結部54を弾性変形させつつ、互いに接離する方向(左右方向)に伸縮可能であり、かつ連結部54を中心に前後方向に揺動可能となっている。
なお、支持部材60の底壁61の外底面には、帯状をなす図示3条の滑り止め部69が設けられており、この滑り止め部69は、軟質樹脂製で二色成形により一体形成されている。
放熱板80の二重板部81における一枚板部83との接続端寄りの位置には、リベット84を挿通するリベット孔85が、複数個長さ方向に間隔を開けて形成されている。また一枚板部83には、バーリング加工によって下面側に突出した筒部が形成され、同筒部の内周に上記したねじ68が螺合されるねじ孔86が切られている。このねじ孔86は、上記した支持部材60の底壁61に形成された挿通孔68Aと同数、各挿通孔68Aと対応した位置ごとに設けられている。
ここで、外装板36における庫内側に回曲した面並びにその裏面に張られた伝熱板91には、リベット孔92が、放熱板80のリベット孔85と対応して形成されている。なお、内装板37における上記した外装板36の庫内側の面に重ねられる周縁部にもリベット84の逃がし孔が形成されている。
そして、各リベット孔85,92に亘ってリベット84が打ち込まれることにより、放熱板80が断熱扉30の裏面の周縁部に固定される。このとき、放熱板80の外側の端部の放熱部82が、庫外側に少し振った斜め姿勢を取って断熱扉30の対向端面30Aから突出し、第2パッキン50におけるパッキン本体51の庫外側を覆うことが可能となっている。
残った隣接する縦縁には、第2パッキン50が装着される。まず、第2パッキン50は、その脚部53を支持部材60のパッキン支持部62に設けられた取付溝63に緊密に挿通することで、一体的に組み付けられる。次に、このように第2パッキン50を組み付けた支持部材60が、図7に示すように、装着凹部67の天井壁70を開けた状態で断熱扉30の縦縁に当てられる。詳細には、幅方向においては、パッキン支持部62の対向端面62Aが断熱扉30の対向端面30Aとほぼ面一となるように、また、長さ方向においては、装着凹部67の底壁61に形成された複数のねじ68の挿通孔68Aが、放熱板80に形成されたねじ孔86と整合するように位置合わせされて当てられる。
ねじ止め作業が完了したら、図8に示すように、天井壁70が閉じられてロックされる。これにより、第2パッキン50の装着が完了する。なお、詳しい説明は省略するが、第1パッキン40における両開放端には連結部材40Aが突設され、各連結部材40Aが、第2パッキン50の上下両端と重なることで、第1パッキン40と第2パッキン50との継ぎ目がシールされるようになっている。
なお、断熱扉30の開閉形態としては、上記とは逆に左側の断熱扉30を開閉するか、あるいは左右両断熱扉30を揃って開閉するようにしてもよく、いずれにしても左右の断熱扉30が閉じられた際には、第2パッキン50同士が密着し、左右の断熱扉30の対向端面30Aの間がシールされることになる。
そこで本実施形態では、カバー部75は、パッキン支持部62に対してスペース76を挟んで離間した形態で形成されている。これによりまず、カバー部75の庫内側の面とパッキン支持部62ひいては第2パッキン50の脚部53との間の距離Sが長くなる。また、庫内冷却中においては、図2に示されるように、庫内冷気は断熱扉30よりも庫内側に入った位置において庫内ファン28に吸引されるように流通し、すなわち支持部材60におけるカバー部75とパッキン支持部62との間に設けられたスペース76には冷気がほとんど流通し得ず、そのためカバー部75とパッキン支持部62との間に断熱層が介在することになる。
以上により、カバー部75が受けた冷熱に起因して第2パッキン50の脚部53が冷却されることが抑えられ、ひいてはパッキン本体51の冷却も抑制される。その結果、結露防止のためにパッキン本体51を暖めるについて、放熱板80の放熱量すなわちヒータ90の容量を小さく抑えることが可能となる。
このように本実施形態によれば、ヒータ90の容量を小さく抑え、すなわち省エネルギ化を図りつつ第2パッキン50への結露を防止することが可能となる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)放熱板を加熱するヒータの配設位置は、上記実施形態に例示した位置に限らず、他の位置に配設されていてもよい。
(2)第2パッキンのパッキン本体の庫外側に配される放熱板の放熱部は、一枚板であってもよく、また断熱扉の対向端面と直角をなす姿勢で突出していてもよい。
(4)本発明は、上記実施形態に例示した4ドア式の縦型冷蔵庫に限らず、例えば2ドア式等のドア数の異なる冷蔵庫や、その他に冷凍庫や冷凍冷蔵庫等、要は、ワイドスルー式の扉構造を備えた冷却貯蔵庫全般に広く適用することができる。
Claims (4)
- 断熱箱体からなる貯蔵庫本体に設けられた前面開口部には、外殻体内に断熱材を充填してなる左右一対の断熱扉が観音開き式の開閉可能に設けられ、各断熱扉の互いに対向する端面における庫内側の角部付近には、上下方向に延びたマグネットパッキンが設けられ、両断熱扉の閉鎖時に前記両マグネットパッキンが吸着し合ってシールするようにした冷却貯蔵庫において、
前記マグネットパッキンは、マグネットが埋設されたパッキン本体の一面に脚部がほぼ全長に亘って突設された形状である一方、前記各断熱扉の庫内側の面における互いに隣接する側縁には上下方向に延びた支持部材が装着されて、その互いに対向する対向面には前記脚部が緊密に挿入される取付溝が設けられ、前記マグネットパッキンは、その脚部を前記取付溝に挿入することにより対応する前記支持部材に支持されており、
前記断熱扉の互いに対向する面からは、前記パッキン本体の庫外側を覆うようにしてヒータで加熱される放熱板が張り出して設けられているとともに、前記支持部材からは、前記支持部材における前記取付溝の形成位置の庫内側表面及び前記パッキン本体が直接庫内に露出しないように、前記支持部材における前記取付溝の形成位置及び前記パッキン本体の庫内側を遮るようにしてカバー部が張り出し形成され、
かつこのカバー部は、前記支持部材における前記取付溝の形成位置に対しては、間にスペースを挟んで離間した形態で形成されていることを特徴とする冷却貯蔵庫。 - 前記支持部材が厚肉の帯状に形成され、前記カバー部は、前記支持部材の庫内側表面における前記対向面側の端縁から前記取付溝の形成位置よりも内方に入った位置を起点として庫内側に突出したのち、前記対向面側に向けて屈曲されて、前記支持部材における前記取付溝の形成位置及び前記パッキン本体の庫内側を遮る形態で形成されていることを特徴とする請求項1記載の冷却貯蔵庫。
- 前記支持部材における幅方向の内方領域には中空部が形成され、この中空部の底壁が前記断熱扉の裏面にねじで止められて前記支持部材が前記断熱扉に対して装着されるようになっているとともに、前記中空部の天井壁がヒンジを介して開閉可能に設けられ、この天井壁の庫内側の面に前記カバー部が形成されていることを特徴とする請求項2記載の冷却貯蔵庫。
- 前記放熱板は帯状をなし、その幅方向の内側部分が、前記断熱扉の裏面の側縁において前記支持部材との間に挟まれることにより前記断熱扉に取り付けられる一方、この放熱板の幅方向の外側部分が前記断熱扉の端面から突出して前記パッキン本体の庫外側を覆うようになっているとともに、
前記断熱扉における相手の断熱扉と対向する側でかつ庫内側の隅部内に、前記ヒータが埋設されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の冷却貯蔵庫。
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