JP6617072B2 - 冷却貯蔵庫 - Google Patents

冷却貯蔵庫 Download PDF

Info

Publication number
JP6617072B2
JP6617072B2 JP2016086935A JP2016086935A JP6617072B2 JP 6617072 B2 JP6617072 B2 JP 6617072B2 JP 2016086935 A JP2016086935 A JP 2016086935A JP 2016086935 A JP2016086935 A JP 2016086935A JP 6617072 B2 JP6617072 B2 JP 6617072B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
peripheral surface
partition frame
gap
inner peripheral
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016086935A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017198351A (ja
Inventor
瑛 足立
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HOSHIZAKI KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
HOSHIZAKI KABUSHIKI KAISHA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HOSHIZAKI KABUSHIKI KAISHA filed Critical HOSHIZAKI KABUSHIKI KAISHA
Priority to JP2016086935A priority Critical patent/JP6617072B2/ja
Publication of JP2017198351A publication Critical patent/JP2017198351A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6617072B2 publication Critical patent/JP6617072B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Refrigerator Housings (AREA)

Description

本発明は、冷却貯蔵庫に関する。
従来、冷却貯蔵庫において、貯蔵庫本体が開口部を有する箱形に形成され、この貯蔵庫本体の開口部における対向した内周面の間に長手状の仕切枠を配することにより開口部が仕切られる構成のものが知られている(下記特許文献1)。
特開平8−35764号公報
上記構成において、庫内の冷気によって仕切枠における庫外側の壁部の温度が低下すると、庫外との温度差によって結露が生じる事態が懸念される。このような事態を抑制するために、仕切枠における庫外側の壁部の裏面にヒータを配置する構成が知られている。しかしながら、庫外側の壁部における長手方向の端部には、貯蔵庫本体に対する取付部材などが配されることから、ヒータを配置することが難しい。このため、庫外側の壁部における長手方向の端部では、温度の低下が起こり易く、結露が生じやすいという問題点がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、仕切枠における結露の発生を抑制することが可能な冷却貯蔵庫を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、開口部を有する箱形の貯蔵庫本体と、前記貯蔵庫本体に取り付けられ、前記開口部を仕切る長手状の仕切枠と、を備え、前記仕切枠は、前記仕切枠の外周面を構成する長手状の外郭体と、前記外郭体の内部に配される長手状の断熱材と、前記外郭体を構成する庫外側の壁部と前記断熱材の間に配されるヒータと、を備え、さらに、前記仕切枠は、長手方向の両端部において、前記貯蔵庫本体における前記開口部の内周面にそれぞれ取り付けられており、前記仕切枠における長手方向の端面と前記内周面との間には隙間が設けられ、前記外郭体を構成する庫内側の壁部における長手方向の端部には、前記隙間を庫内側から塞ぐ形でシール材が設けられていることに特徴を有する。
上記構成では、仕切枠における長手方向の端面と内周面との間に隙間が設けられており、その隙間は、シール材によって庫内側から塞がれている。これにより、ヒータによって暖められた仕切枠内部の空気が隙間を通じて庫内に流れる事態を抑制することができる。つまり、ヒータによって暖められた空気が当該隙間に留まり易くなり、この隙間を断熱空間として機能させることができる。このように、外郭体を構成する庫外側の壁部における長手方向の端部と庫内との間に断熱空間(隙間)を形成することで、外郭体における庫外側の壁部のうち長手方向の端部が、庫内の冷気によって冷やされる事態を抑制することができ、結露の発生を抑制することができる。また、シール材を設けることで、ヒータによって暖められた仕切枠内部の空気が隙間を通じて庫内に流れる事態を抑制することができ、庫内の温度上昇を抑制することができる。
上記構成において、前記開口部の内周面における庫外側の端部には、庫内側に比べて庫外側が低い段差部が設けられ、前記外郭体の長手方向における端部には、前記段差部に嵌合する突部が設けられているものとすることができる。このような構成とすれば、外郭体と開口部の内周面の間の隙間(仕切枠における長手方向の端面と内周面との間の隙間の一部)を段差状にすることができる。この結果、ヒータによって暖められた仕切枠内部の空気が当該隙間を通じて庫外に流れる事態を抑制でき、外郭体の温度低下を抑制することができる。
本発明によれば、仕切枠における結露の発生を抑制することが可能な冷却貯蔵庫を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る冷却貯蔵庫の正面図 貯蔵庫本体を構成する断熱箱体を示す斜視図 図2の仕切枠の下端部を示す拡大図 仕切枠を示す分解図 図2の断熱箱体を示す断面図(図2のV−Vで切断した図に対応) 図5の仕切枠を拡大して示す断面図 仕切枠の下端部を示す断面図(図6のVII−VIIで切断した図に対応) 仕切枠の下端部を示す断面図(図6のVIII−VIIIで切断した図に対応) 仕切枠を構成するカバーを示す正面図(庫外側から視た図) 接続枠及び仕切枠を示す平面図
本発明の一実施形態を図1から図10によって説明する。本実施形態では、図1に示すように、冷却貯蔵庫として、2ドア式の横型(テーブル型)冷蔵庫を例示する。本実施形態の冷却貯蔵庫10は、図1に示すように、横に長い箱形の貯蔵庫本体13を備える。貯蔵庫本体13は、ステンレス鋼板等の金属板を主体として構成されており、貯蔵室15と機械室20とを有している。
機械室20は、貯蔵室15の側方(左側)に設けられ、縦長の箱体によって構成されている。機械室20は、圧縮機21、凝縮器22等からなる冷凍装置23が収納される収納スペース24と、冷却器25と冷却ファン26が収納される冷却器室27とを有している。冷却器室27は、隣り合う貯蔵室15と連通されている。これにより、冷凍装置23及び冷却ファン26が駆動されることで、貯蔵室15内の空気が冷却器室27に吸引され、冷却器25を流通して冷気に変換されたのち、冷却ファン26から貯蔵室15に吹き出されるように循環供給され、貯蔵室15内が冷却される。
貯蔵室15は、図1及び図2に示すように、前面が開口された開口部30を有しており、その開口部30が観音開き式の一対の断熱扉16,16によって開閉可能な構成となっている。冷却器室27と貯蔵室15は、断熱箱体13Aによって構成されている。断熱箱体13Aは、図8に示すように、ステンレス鋼板等の金属板からなる外箱11内に内箱12が間隔を開けて収容され、両箱11,12の間の空間内に発泡ウレタン等の発泡樹脂からなる断熱材14を発泡充填することによって構成されている。
図2及び図8に示すように、開口部30の内周面のうち、上側の内周面31及び下側の内周面31に対応する部分では、外箱11と内箱12の開口縁に、それぞれL字状をなすフランジ11A,12Aが形成されている。フランジ11A,12Aは、所定間隔を開けて対向状に配されており、フランジ11A,12Aの間に合成樹脂製の接続枠32(ジョイナ)が嵌合されている。接続枠32は、左右方向に長い長手状をなし、例えば、合成樹脂材の押出成形によって形成されている。
接続枠32は、図8に示すように、フランジ11A,12Aの上面に当接する板状の接続枠本体部33と、一対の爪部34,34を有する取付部35と、を有している。爪部34,34は、フランジ11A,12Aの先端部に対して、それぞれ弾性的に係止する構成となっている。これにより、接続枠32が外箱11及び内箱12に対して固定されている。接続枠本体部33は、その表面において内周面31を構成するものとされる。接続枠本体部33において長手方向の中央部には、図10に示すように、仕切枠40を構成する前面枠50の突部54(詳しくは後述)が嵌合する切欠部36と、前面枠50をねじ止めするための挿通孔33A,33Aが形成されている。なお、図10は、平面視であり、接続枠32においては開口部30の下側の内周面31を構成するものが図示されており、前面枠50においては上端側の突部54が図示されている。
開口部30における左右方向の中央部には、図2に示すように、上下方向に長い長手状の仕切枠40(センターピラー)が上下の内周面31,31の間に渡される形で配されている。これにより、開口部30は、仕切枠40によって左右2つに仕切られている(図5も参照)。一対の断熱扉16,16は、左右に仕切られた開口の各々を覆う形で設けられている。断熱扉16の裏面側の周縁には、図6に示すように、マグネット16Aが埋設されたパッキン16Bが嵌着され、閉扉時には、パッキン16Bが開口部30の開口縁部に吸着されてシールされるようになっている。なお、断熱扉16の開閉端部(隣接する断熱扉16側の端部)においては、パッキン16Bが仕切枠40の表面に当接する構成となっている。また、一対の断熱扉16,16は左右方向において、所定の隙間を空けて配されている。このため、一対の断熱扉16,16を閉じた状態では、仕切枠40が正面側に露出する構成となっている(図1参照)。
仕切枠40は、図4に示すように、仕切枠40の庫外側の面を構成する長手状の前面枠50(庫外側構成部材)と、前面枠50に対して庫内側に配される長手状のカバー70(庫内側構成部材)と、前面枠50とカバー70の間に配される長手状の断熱材41と、前面枠50における庫内側の面に配されるコードヒータ42(図6参照)と、を備えている。前面枠50及びカバー70によって、仕切枠40の外周面を構成する長手状の外郭体43が構成されており、断熱材41は、外郭体43の内部に配されている。断熱材41は、例えば、発泡ウレタン等の発泡樹脂製であり、直方体形状をなしている。なお、断熱材41は、柔軟性を備えており、他部品(例えば、コードヒータ42)との接触部分においては、他部品の形状に倣って変形することが可能となっている。
仕切枠40(より具体的には前面枠50)は、図2に示すように、その上端部において上側の内周面31に取り付けられ、その下端部において下側の内周面31に取り付けられている。つまり、前面枠50は、長手方向の両端部において、開口部30の内周面31,31にそれぞれ取り付けられている。なお、仕切枠40は上下対称な形状をなしており、仕切枠40における上端部及び下端部の構成は同じ構成となっている。また、上側の内周面31及び下側の内周面31も上下対称であること以外は、同じ構成となっている。このため、以下の説明では、内周面31に対する前面枠50の取付構造については、基本的には前面枠50の下端部を例示して説明する。
前面枠50は、例えば、ステンレス鋼板等の磁性金属板をプレス成形して形成されており、図6に示すように、庫外側の面を構成する長手状の前壁部51と、前壁部51における幅方向の両端から、それぞれ庫内側に延びる一対の側壁部52,52と、を備えている。側壁部52は、前壁部51に対して直角をなすように屈曲されている。これにより、前面枠50は、庫内側に開口された断面視コの字状をなしている。
側壁部52の長手方向における両端部(上端部及び下端部)には、図7に示すように、側壁部52に対して直角に屈曲された第1取付片53がそれぞれ形成されている。第1取付片53は、前面枠50の内側に向かう形で延びている。第1取付片53には、ねじ止め用の挿通孔53Aが形成されている。図4及び図8に示すように、前壁部51の長手方向における両端部には、断面視において前壁部51の中央側(図8では上側)に開口されたコの字状をなす突部54がそれぞれ形成されている。突部54は、前面枠50を構成する板部材の周端部を前壁部51に対して折り返すことで形成されており、前壁部51の幅方向の全長に亘って延びる形で設けられている(図10参照)。
突部54は、前壁部51の長手方向における端部から対向する内周面31に向けて突出されており、接続枠本体部33において突部54に対応する箇所には、庫外側(図10の下側)に開口する切欠部36が形成されている。これにより、内周面31における庫外側の端部においては、図8に示すように、切欠部36を通じて外箱11のフランジ11Aの表面(図8では上面)が露出する構成となっている。これにより、フランジ11Aの表面11Dと接続枠本体部33の表面33Dによって、庫内側に比べて庫外側が低い段差部37が形成されている。切欠部36は、図10に示すように、突部54の形状に倣う直方体形状をなしている。これにより、突部54は段差部37に嵌合可能な構成となっている。
断面視コの字状をなす突部54を構成する壁部のうち、庫内側の壁部における延設端(図8では上端)には、図8に示すように、庫内側に延びる第2取付片55が形成されている。第2取付片55は、図7に示すように、一対の側壁部52,52の端部に設けられた一対の第1取付片53,53に対して前面枠50の内側(図7では上側)から重なる形で配されている。また、第2取付片55には、ねじ止め用の挿通孔55Aが第1取付片53の挿通孔53Aと重なる形で形成されている。また、フランジ11Aには、ねじ止め用の取付孔11Bが形成されている。前面枠50を固定するためのねじ28は、図7に示すように、第2取付片55の挿通孔55A、第1取付片53の挿通孔53A、接続枠本体部33の挿通孔33Aに挿通された後、フランジ11Aの取付孔11Bに取り付けられている。これにより、前面枠50が内周面31(貯蔵庫本体11)に対してねじ止めされている。
カバー70は、例えば、合成樹脂製とされ、図4及び図6に示すように、断熱材41を庫内側から覆う長手状の後壁部71と、後壁部71における幅方向の両端から、それぞれ庫外側に延びる一対の側壁部72,72と、を備えている。側壁部72は、後壁部71に対して直角をなすように屈曲されている。これにより、カバー70は、庫外側に開口された断面視コの字状をなしている。後壁部71は、仕切枠40の庫内側の面を構成するもので、その庫外側の面には、断熱材41の位置決めをするための複数のリブ71A、リブ71Bが形成されている。図9に示すように、リブ71Aは縦方向に延びており、リブ71Bは、リブ71Aと直交する形で横方向に延びている。リブ71Bにおける横方向の端部は、側壁部72と連結されている。また、カバー70の後壁部71には、図示しない棚網を取り付けるための棚柱73(図6参照)が取り付けられている。
本実施形態では、図6に示すように、前面枠50の側壁部52が直方体形状をなす断熱材41の側面41Aを覆うものとされ、カバー70の側壁部72が側壁部52を外側から覆うものとされる。つまり、側壁部72は、断熱材41の側面41Aを覆うものとされる。また、カバー70の側壁部72の内面には、突部72Aが形成されている。前面枠50の側壁部52には、突部72Aが挿通される取付孔52Aが形成されている。取付孔52Aに突部72Aが挿通されることで、前面枠50に対してカバー70が固定される構成となっている。
突部72Aにおける庫外側の面は、庫外側に向かうにつれて外側に向かう傾斜面72Bとされる。これにより、前面枠50に対してカバー70を庫内側から取り付ける際には、傾斜面72Bが前面枠50の側壁部52に摺動することで、一対の側壁部72,72が開くように弾性変形し、その後、取付孔52Aに突部72Aが挿通されることで、一対の側壁部72,72が弾性復帰する結果、取付孔52Aに突部72Aが係止する構成となっている。
コードヒータ42(ヒータ)は、図8に示すように、前面枠50の前壁部51において庫外側の面に配されている。言い換えるとコードヒータ42は、前壁部51(外郭体を構成する庫外側の壁部)と断熱材41の間に配されている。コードヒータ42は、機械室20に配された電力供給部(図示せず)に接続されており、電力が供給されることで発熱する構成となっている。なお、コードヒータ42は、前面枠50の長手方向に沿って延びる形で配されているものの、前面枠50の両端部(突部54の内部を含む)には配されていない。なお、図8に示すように、前面枠50の両端部においては、例えば、断熱材41と前壁部51の間に隙間S2が設けられている。これにより、コードヒータ42の熱が断熱材41によって遮断されることなく、前面枠50における長手方向の両端部を暖め易くすることができる。また、コードヒータ42の熱は、前面枠50において前壁部51、突部54、第2取付片55の順で伝熱される。これによっても前面枠50における長手方向の両端部が暖められる。そして、突部54、第2取付片55が暖められることで後述する隙間S1内の空気が暖められる。
本実施形態では、上述したように一対の第1取付片53,53及び第2取付片55によって、前面枠50が内周面31に固定されている。そして、仕切枠40における長手方向の端面と内周面31との間には、第1取付片53の板厚の分だけ隙間S1(例えば1〜2mm)が形成されている(図7、図8参照)。
なお、仕切枠40における長手方向の端面(隙間S1を形成する端面)には、前面枠50の長手方向における端面(第1取付片53の裏面を除いた部分)と、断熱材41における長手方向の端面と、カバー70における長手方向の端面とが含まれる。また、内周面31には、接続枠本体部33の表面と、フランジ11Aにおいて切欠部36に対応する箇所の表面(段差部37の表面)とが含まれる。本実施形態では、内周面31における段差部37に前面枠50の突部54が嵌合されている。このため、隙間S1は、図8に示す側面視において、カバー70から第2取付片55までの範囲では、水平方向に沿って直線状に延びる形状をなすと共に、段差部37に対応する部分では、段差部37の形状に倣う段差状をなすものとされる。
本実施形態では、カバー70の長手方向における端部と接続枠32との間にコーキング材が塗布されている。より具体的には、図8に示すように、カバー70の後壁部71(外郭体を構成する庫内側の壁部)における長手方向の端部と接続枠本体部33の表面(図8では上面)の間の隙間を塞ぐ形でコーキング材81が設けられている。また、図7に示すように、カバー70の側壁部72の端部と接続枠本体部33の表面の間の隙間を塞ぐ形でコーキング材82が設けられている。つまり、コーキング材81(シール材)と、一対のコーキング材82,82によって、庫外側に開口するコの字状のコーキング材が形成されている(図3参照)。なお、図7、図8では、カバー70の長手方向における下端部におけるコーキング材81,82を図示しているが、カバー70の長手方向における上端部においても同じようにコーキング材81,82が塗布されている。
これにより、仕切枠40と内周面31との間の隙間S1は、コーキング材81によって、庫内側から塞がれており、コーキング材82によって側方から塞がれている。なお、本実施形態では、前面枠50の端部には、コーキング材が配されていない。言い換えると、隙間S1は、庫外側に開放されている。コーキング材81,82としては、例えば、シリコーン系やポリウレタン系の合成樹脂からなるものを例示することができるが、これに限定されない。
次に、本実施形態の効果について説明する。本実施形態によれば、仕切枠40における長手方向の端面と内周面31との間に隙間S1が設けられており、その隙間S1は、コーキング材81,82によって庫内側から塞がれている。これにより、コードヒータ42によって暖められた仕切枠40内部の空気が隙間S1を通じて庫内に流れる事態を抑制することができる。つまり、コードヒータ42によって暖められた空気が当該隙間S1に留まり易くなり、この隙間S1を断熱空間として機能させることができる。このように、前面枠50における長手方向の端部と庫内との間に断熱空間となる隙間S1を形成することで、前面枠50における長手方向の端部(突部54付近)が庫内の冷気によって冷やされる事態を抑制することができ、結露の発生を抑制することができる。また、コーキング材81,82を設けることで、コードヒータ42によって暖められた仕切枠40内部の空気が隙間S1を通じて庫内に流れる事態を抑制することができ、庫内の温度上昇を抑制することができる。また、庫内の冷気が隙間S1に流れ込む事態も抑制することができるので、隙間S1内の温度低下を抑制することができる。
また、開口部30の内周面31における庫外側の端部には、庫内側に比べて低い段差部37が設けられ、前面枠50の長手方向における端部には、段差部37に嵌合する突部54が設けられている。このような構成とすれば、前面枠50と開口部30の内周面31との間の隙間S1を段差状にすることができる。この結果、隙間S1が庫内外方向の全長に亘って直線状をなす場合と比べて、隙間S1内を空気が流れ難くなり、コードヒータ42によって暖められた仕切枠40内部の空気が隙間S1から庫外に流れる事態を抑制でき、前面枠50の温度低下を抑制することができる。
また、庫外の空気は庫内の空気と比べて温度が高いから、仕切枠40内部の空気とは温度差が小さく、空気の流動が生じた場合であっても、結露の原因になり難い。このため、前面枠50とフランジ部11Aの隙間(隙間S1の庫外側端部)は、コーキング材で塞ぐ必要性が低い。また、前面枠50とフランジ部11Aの隙間にコーキング材を配すると正面からコーキング材が視えてしまい、意匠性が低下する。このため、本実施形態では、隙間S1の庫外側端部においては、コーキング材を配する代わりに、段差状にすることで空気の流れを抑制する構成となっている。また、段差部37に突部54を嵌合することで、内周面31に対して前面枠50を位置決めすることができ、組み付けに係る作業性が良好なものとなる。
また、前面枠50の両端部は、突部54やねじ28が設けられるため、コードヒータ42を配置することが難しい。このため、前面枠50の両端部は、中央側に比べて温度が上がりにくい箇所となっている。本実施形態では、前面枠50の温度低下を抑制することができるので、コードヒータ42によって温め難い部分である前面枠50の両端部において結露が生じる事態を抑制することができ、好適である。
また、本実施形態では、仕切枠40と内周面31との間に隙間S1を設けることで、前面枠50と、内周面31の接触面積を少なくすることができ、前面枠50の熱が内周面31側に伝わり難くなる。これにより、前面枠50の温度低下を抑制することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、シール材としてコーキング材を塗布する構成を例示したが、これに限定されない。シール材は、空気の流れを遮断するものであればよく、例えば、ゴム製のテープなどを用いてもよい。
(2)上記実施形態では、上下方向に長い仕切枠を例示したが、これに限定されない。例えば、左右方向に長い形状をなし、開口部30を上下に仕切る仕切枠であってもよい。
(3)上記実施形態では、ヒータとしてコードヒータを例示したが、これに限定されない。ヒータとして例えばベルトヒータを用いてもよい。
(4)上記実施形態において、前面枠50とフランジ部11Aの隙間にコーキング材が配されていてもよい。
(5)上記実施形態では、外郭体43が2つの部品(前面枠50及びカバー70)によって分割構成されているものを例示したが、これに限定されない。外郭体は、1つの部品によって構成されていてもよいし、3つ以上の部品によって構成されていてもよい。
10…冷却貯蔵庫、13…貯蔵庫本体、30…開口部、31…内周面(貯蔵庫本体における開口部の内周面)、37…段差部、40…仕切枠、41…断熱材、41A…断熱材の側面、42…コードヒータ(ヒータ)、43…外郭体、50…前面枠(外郭体を構成する部材)、51…前壁部(外郭体を構成する庫外側の壁部)、54…段差部に嵌合する突部、70…カバー(外郭体を構成する部材)、71…後壁部()、81…コーキング材(シール材)S1…隙間(仕切枠における長手方向の端面と内周面との間の隙間)

Claims (2)

  1. 開口部を有する箱形の貯蔵庫本体と、
    前記貯蔵庫本体に取り付けられ、前記開口部を仕切る長手状の仕切枠と、を備え、
    前記仕切枠は、
    前記仕切枠の外周面を構成する長手状の外郭体と、
    前記外郭体の内部に配される長手状の断熱材と、
    前記外郭体を構成する庫外側の壁部と前記断熱材の間に配されるヒータと、を備え、
    さらに、前記仕切枠は、長手方向の両端部において、前記貯蔵庫本体における前記開口部の内周面にそれぞれ取り付けられており、
    前記仕切枠における長手方向の端面と前記内周面との間には隙間が設けられ、
    前記外郭体を構成する庫内側の壁部における長手方向の端部には、前記隙間を庫内側から塞ぐ形でシール材が設けられている冷却貯蔵庫。
  2. 前記開口部の前記内周面における庫外側の端部には、庫内側に比べて庫外側が低い段差部が設けられ、
    前記外郭体の長手方向における端部には、前記段差部に嵌合する突部が設けられている請求項1に記載の冷却貯蔵庫。
JP2016086935A 2016-04-25 2016-04-25 冷却貯蔵庫 Active JP6617072B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016086935A JP6617072B2 (ja) 2016-04-25 2016-04-25 冷却貯蔵庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016086935A JP6617072B2 (ja) 2016-04-25 2016-04-25 冷却貯蔵庫

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017198351A JP2017198351A (ja) 2017-11-02
JP6617072B2 true JP6617072B2 (ja) 2019-12-04

Family

ID=60237792

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016086935A Active JP6617072B2 (ja) 2016-04-25 2016-04-25 冷却貯蔵庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6617072B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7427465B2 (ja) 2020-02-13 2024-02-05 フクシマガリレイ株式会社 貯蔵庫

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017198351A (ja) 2017-11-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2730869B1 (en) Refrigerator
KR102273285B1 (ko) 냉장고 및 이에 구비되는 진공 단열재
KR20130105543A (ko) 냉장고
KR20140060429A (ko) 냉장고 및 그 내부 도어의 제조 방법
KR20140060145A (ko) 냉장고 및 그 내부 도어의 제조 방법
JP2011220663A (ja) 冷蔵庫
KR20050081752A (ko) 이슬맺힘 방지를 위한 에어가이드를 구비하는 냉장고
JP4899213B2 (ja) 冷蔵庫
JP6617072B2 (ja) 冷却貯蔵庫
JP2021113678A (ja) 冷蔵庫
JP5603620B2 (ja) 冷却貯蔵庫
JP5052203B2 (ja) 断熱箱体の開口部構造
JP2011256804A (ja) 圧縮機及び冷蔵庫
WO2013058257A1 (ja) 冷却貯蔵庫の扉装置
CN117425802A (zh) 冰箱
WO2014112333A1 (ja) 冷蔵庫
JP2005156133A (ja) 冷蔵庫
WO2016143258A1 (ja) 冷蔵庫
JP6189621B2 (ja) 冷却貯蔵庫
JP6386274B2 (ja) 冷蔵庫
KR20180080082A (ko) 냉장고
JP7079063B2 (ja) 冷蔵庫
JP2010091197A (ja) ドアポケットの取付構造
JP7055240B2 (ja) 冷蔵庫
JPH11118327A (ja) 冷凍冷蔵庫

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190117

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191025

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191029

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191111

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6617072

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150