JP4994060B2 - 冷却貯蔵庫 - Google Patents
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本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、冷却器室の外壁に貫通して設けられた冷媒管の挿通部分を、簡単にかつ確実にシールできるようにするところにある。
請求項3の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記挿通管の外側の端部が、前記外装部材の取付孔を通って外部に突出して組み付けられているところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のものにおいて、前記挿通管内には、前記冷却器室に設けられた電気部品から引き出された電線を挿通して機械室側に導出する挿通部が区画形成されているところに特徴を有する。
冷却器と機械室の冷凍装置との間を冷媒管で循環接続する場合、冷却器に対して出し入れされる冷媒管が、冷却器室の外壁を貫通して設けられた挿通管に挿通される。そののち、挿通管の内外両端に封止部材によるシール作業が施されるが、特に挿通管の内側の端部が、貯蔵室側に向けて冷却器室内に突出して配されているから、貯蔵室側から挿通管の内側の端部が良く目視できて、シール作業を簡単にかつ確実に行うことができる。これにより、挿通管内での結露が防止でき、冷媒管の腐食等を未然に防止することができる。
挿通管を内装部材と一体形成したから、挿通管を別部品として備えた場合と比べると、部品点数の削減が図れ、また組付作業も簡略化され、製造コストの低減が実現できる。
<請求項3の発明>
挿通管の外側の端部を、外装部材の取付孔を通って外部に突出させた状態で内外両部材を組み付けたから、両部材の間に断熱部材を発泡充填した場合にその圧力を受けて挿通管が位置ずれすることが防止され、挿通管を正規位置に配することができる。
挿通管の内側の端部をシールする部材としてキャップを備えたから、シール作業がより簡単に行える。
<請求項5の発明>
挿通管内に設けた挿通部に電線を通すようにしたから、機械室側に電線を引き出す部分の構造をすっきりとまとめることができる。
以下、本発明の一実施形態を図1ないし図15に基づいて説明する。この実施形態では、2ドア式の横型(テーブル型)冷蔵庫を例示している。
図1および図2において全体構造を説明すると、符号10は冷蔵庫本体であって、前面に開口した横長の断熱箱体により構成されている。この断熱箱体は、ステンレス鋼板製の外箱11(本発明の外装部材に相当する)内に、ABS樹脂等の合成樹脂製の内箱12を嵌めて、その間に発泡樹脂等の断熱材13が充填された構造である。冷蔵庫本体10の内部は貯蔵室15とされ、同貯蔵室15の前面開口には、一対の断熱扉16が観音開き式に装着されている。
ボックス21内の上側の深皿部分が、冷却器25の収容部23となっており、同収容部23の底面には、冷却器25からの除霜水を受けるドレンパン24が形成されている。ドレンパン24は、正面から見た手前側の位置が最深部となっており、同最深部から下向きにドレン管24Aが垂設されている。
挿通管30は、図6に示すように、縦長の長円形断面に形成され、図12に示すように、その貯蔵室15側(同図の右側)の端部は、奥面23Aから収容部23の奥行のほぼ中央位置まで貯蔵室15側に突出しており、一方、反対側(機械室50側)の端部は、上記とほぼ同じ寸法だけ裏側に突出している。詳しくは後記するように、冷蔵庫本体10である断熱箱体を形成する場合は、ボックス21が装着された内箱12の外側に、外箱11が間隔を開けて嵌められるが、上記した挿通管30における機械室50側の端部の突出長さは、図12に示すように、ボックス21の奥面と外箱11の左側面との間隔よりも所定寸法大きくなるように設定されている。なお、外箱11の左側面における挿通管30の形成位置と対応する位置には、同挿通管30の機械室50側の端部をほぼ緊密に嵌合する取付孔11Aが開口されている。
仕切板31よりも下側には、挿通管30の全高のほぼ2/3の高さを持った長円形断面をなす配管挿通部32が形成されており、冷却器25の入口管27Xと出口管27Yとが上下に並んだ状態で挿通されるようになっている。
一方、仕切板31の上方には、配線挿通部33が形成されており、図13に示すように、同配線挿通部33の貯蔵室15側の端部は、配管挿通部32の同端部よりも貯蔵室15側に所定寸法延出され、その延出部分の下面には、ボックス21内に連通する開口34が形成されている。また、配線挿通部33の貯蔵室15側の端部は、傾斜した閉鎖板35で閉鎖されている。
また、入口管27Xと出口管27Y(それぞれ接続管28X,28Yの一部を含む)の外周に嵌装される断熱スリーブ39が装備されている。
同ダクト40は、その周縁部がボックス21のフランジ22に当てられ、左右の縦縁の上下2箇所ずつをねじで止めることにより、貯蔵室15側から着脱可能に装着されるようになっている。膨出面44の裏面側に、吸い込まれた庫内空気の流通路46(図2参照)が確保される。また、吹出口41の裏面側には、冷却ファン42を挟むようにして一対の縦向きの風向板47が突設され、両風向板47はまた、冷却器25の正面側に当てられるようになっている。
冷却器25の下面側には、除霜用のガラス管ヒータ49が配設されており、詳細には、ボックス21の奥面における冷却器25の収容位置の直下位置に、ヒータカバー48が取り付けられ、同ヒータカバー48に、ガラス管ヒータ49が着脱可能に取り付けられるようになっている。
なお、同キャピラリチューブ62の立ち上がり部と、圧縮機56への入力側の冷媒管59Xは、一緒に断熱チューブ65に挿通されているとともに、圧縮機56からの出力側の冷媒管59Yの立ち上がり部は、保護チューブ66で覆われている。また、底板52の手前側の端部寄りの位置には、凝縮器ファン68が設置されている。
機械室50の前面には前面パネル71が設けられ、図1に示すように、同前面パネル71の下部領域、すなわち凝縮器ファン68の前方領域には、外気の吸気口72が形成されているとともに、上部の左側領域、すなわち凝縮器57の前方領域には、排熱の排気口73が形成されている。また、前面パネル71の上部の右側には、電装箱75が設けられている。
続いて、キャップ37を両管27X,27Yの基端側を滑らせつつ押し込んで、配管挿通部32の貯蔵室15側の端部に嵌めると、同端部がシールされる。ここで、配管挿通部32の貯蔵室15側の端部は、冷却器室20の奥行の中央位置付近まで突出しているから、貯蔵室15側から十分に目視でき、キャップ37の嵌着作業は、簡単にかつ確実に行われる。
なお、ドレンパン24の外底面に張られたドレンパンヒータのリード線80Bは、図7に示すように、断熱材13中を立ち上がったのち、挿通管30の上方に開口された貫通孔84から機械室50側に引き出されている。
挿通管30の配線挿通部33から機械室50側に引き出された各リード線80Aと、その上方の貫通孔84から引き出されたリード線80Bは、天井部に設けられた電線の挿通空間70を通って電装箱75側に導かれる。
上記した冷媒管の接続作業、並びにリード線の配線作業が完了したら、機械室50の側面パネル85が張設される。
ここで、挿通管30の裏側の端部を、外装部材である外箱11の取付孔11Aを通して外部に突出させた状態で内外両箱12,11を組み付けたから、両箱12,11の間に断熱材13を発泡充填した場合にその圧力を受けて挿通管30が位置ずれすることが防止され、挿通管30すなわちボックス21を正規位置に埋設することができる。
挿通管30内に仕切って設けた配線挿通部33に、冷却器室20側に配された各種電気部品のリード線のうちの一部のリード線80Aを通して機械室50側に引き出すようにしたから、機械室50側にリード線を引き出す部分の構造がすっきりとまとめられる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、冷却器の入口管と出口管とを挿通する挿通管を、冷却器室の内装を構成するボックスと一体形成したが、ボックスとは別体として設けてもよい。
(2)上記実施形態では、挿通管内にリード線を挿通する配線挿通部を区画形成したが、同配線挿通部はなくてもよい。
(3)挿通管の配管挿通部における表側(貯蔵室側)の端部をシールする手段としては、キャップを嵌めること以外に、裏側と同様にパテ材やコーキング材を詰めるようにしてもよい。
(5)本発明は、冷却器室が貯蔵庫本体の奥面側に設けられ、機械室が背面壁を挟んでその裏側に設けられた形式のものにも同様に適用することが可能である。
(6)本発明は、上記実施形態に例示した冷蔵庫に限らず、冷凍庫、恒温高湿庫等の他の冷却貯蔵庫全般に広く適用することができる。
Claims (5)
- 断熱箱体からなる貯蔵庫本体内には、貯蔵室と、その側方に冷却器が収容された冷却器室が設けられるとともに、その冷却器室の外側に、圧縮機、凝縮器等からなる冷凍装置が装備された機械室が設けられ、
前記冷凍装置と前記冷却器とが冷媒管により循環接続される部分の構造が、前記冷却器室内に前記冷却器が収容されることに伴い、同冷却器に出し入れされる冷媒管の接続端が前記冷却器室の奥壁を貫通して前記機械室に突出され、前記冷凍装置側の冷媒管の接続端と接続されるようになっている冷却貯蔵庫において、
前記冷却器室の奥壁における前記冷却器の配置位置の側方には、前記冷却器に対して出し入れされる冷媒管を挿通可能な挿通管が貫通して設けられ、かつこの挿通管の内側の端部が、前記貯蔵室側を向いて前記冷却器室内に突出して配されていることを特徴とする冷却貯蔵庫。 - 前記冷却器室の外壁は、合成樹脂製の内装部材と、外装部材との間に発泡樹脂からなる断熱材を充填して形成されており、前記挿通管が前記内装部材と一体成形されていることを特徴とする請求項1記載の冷却貯蔵庫。
- 前記挿通管の外側の端部が、前記外装部材の取付孔を通って外部に突出して組み付けられていることを特徴とする請求項2記載の冷却貯蔵庫。
- 前記挿通管の内側の端部を封止するキャップが備えられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の冷却貯蔵庫。
- 前記挿通管内には、前記冷却器室に設けられた電気部品から引き出された電線を挿通して機械室側に導出する挿通部が区画形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の冷却貯蔵庫。
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