JP6664508B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は、給水タンクと製氷機とを連通する給水パイプを備えた冷蔵庫に関するものである。
一般に、冷蔵庫は、内部に複数の仕切り壁で仕切られた冷蔵室、野菜室、冷凍室等の貯蔵室を有する冷蔵庫本体を備えている。そして、冷蔵庫は、冷蔵室に水を貯水する給水タンクが設置され、冷凍室に氷を製氷する製氷機が設置された構成が知られている。製氷機は、内部にウレタンフォーム等の発泡断熱材を充填した仕切り壁を貫通させた給水パイプによって給水タンクと連通されており、給水パイプを通じて給水タンクから給水される。
例えば特許文献1には、仕切り壁である保温層の頂部と底部に開口部が形成され、その開口部に給水パイプを通した冷蔵庫が開示されている。給水パイプは、第一固定部材を介して保温層の底部と固定され、第二固定部材を介して保温室の頂部と固定されている。第一固定部材は、保温層の頂部から底部に向かって延びる支え柱と、支え柱の一端に設けられて給水パイプを保温層の底部に固定するとともに開口部の隙間を塞ぐ固定端と、支え柱の他端に設けられて保温層の頂部に支持される支え端と、で構成されている。第二固定部材は、給水パイプを冷蔵庫の背面側から支持するものである。給水パイプは、保温層内部に位置する部分を拡径させた凸台を有し、その凸台を保温層の頂部に当接させて頂部側における開口部の隙間を塞いでいる。
特表2013−512412号公報
特許文献1の冷蔵庫は、保温層に形成した開口部へ、給水パイプを直接通した構成なので、注入した発泡断熱材の発泡圧力で給水パイプ、第一固定部材及び第二固定部材が位置ずれしたり変形したりする虞があり、給水パイプと保温層の開口部との間に隙間が形成されて発泡断熱材が保温層の外部に漏れる虞がある。そのため、この冷蔵庫は、給水パイプと保温層の開口部との隙間を完全に塞ぐシール材が必要不可欠であり、更に第一固定部材及び第二固定部材を用いることで部材点数が多く構造が複雑で、コストが掛かる問題がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、仕切り壁の内部に充填したウレタンフォーム等の発泡断熱材が、外部へ漏れる事態を確実に防止できる構造を簡易で安価に実施できる冷蔵庫を提供することを目的とする。
本発明に係る冷蔵庫は、内箱と外箱とで囲まれた内部に断熱材が充填されて成り、前面側が開口した冷蔵庫本体と、前記冷蔵庫本体の内部を仕切って複数の貯蔵室を形成する仕切り壁と、前記複数の貯蔵室のうちの一の貯蔵室に設置された給水タンクと、前記給水タンクとは異なる貯蔵室に設置された製氷機と、前記製氷機に隣接する仕切り壁を貫通して、前記給水タンクと前記製氷機とを連通する給水パイプと、を備え、前記製氷機に隣接する仕切り壁は、上側仕切り板と下側仕切り板とで形成された枠体の内部に断熱材が充填されて成り、前記上側仕切り板には、前記給水パイプを通すための第1開口部を底部に有する凹部が形成され、前記凹部の下面に前記下側仕切り板に向かって突き出し前記第1開口部と連通する環状の挿通部と、前記挿通部の周囲において前記下側仕切り板に向かって突き出す環状リブと、が設けられており、前記下側仕切り板には、前記挿通部を嵌め込む第2開口部を有する凸部が形成されており、前記第2開口部に前記挿通部を嵌め込んだ前記凹部の下面が、前記凸部の上面に当接し、前記凸部が、前記環状リブの内部に嵌め込まれているものである。
本発明に係る冷蔵庫によれば、給水パイプが貫通する仕切り壁は、上側仕切り板に形成された凹部の下面に挿通部が設けられ、下側仕切り板の上面に凸部が形成され、凸部に挿通部を嵌め込む開口部が形成された簡易な構造であり、開口部に挿通部を嵌め込んだ凹部の下面が、凸部の上面に当接されているので、シール材を用いることなく枠体の内部に注入した発泡断熱材の流動を遮ることができる。よって、本発明に係る冷蔵庫は、仕切り壁に充填した発泡断熱材が仕切り壁から漏れる事態を確実に防止できる構造を簡易で安価に実施することができる。
本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫であって、冷蔵庫本体の前面開口を覆う扉を省略して示した斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫であって、冷蔵庫本体の前面開口を覆う扉を省略して示した正面図である。 図2で指示したA部分を正面方向から見た拡大断面図である。 本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫の下部仕切り壁を分解して示した要部拡大断面図である。 本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫であって、側面方向から見た要部拡大断面図である。 図5で指示したB部拡大断面図である。 本発明の実施の形態2に係る冷蔵庫であって、図2で指示したA部分を正面方向から見た拡大断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には、同一符号を付して、その説明を適宜省略又は簡略化する。また、各図に記載の構成について、その形状、大きさ、及び配置等は、本発明の範囲内で適宜変更することができる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫であって、冷蔵庫本体の前面開口を覆う扉を省略して示した斜視図である。図2は、本発明の実施の形態に係る冷蔵庫であって、冷蔵庫本体の前面開口を覆う扉を省略して示した正面図である。図3は、図2で指示したA部分を正面方向から見た拡大断面図である。図4は、本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫の下部仕切り壁を分解して示した要部拡大断面図である。図5は、本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫であって、側面方向から見た要部拡大断面図である。
実施の形態1に係る冷蔵庫100は、前面に開口を有し、内部を上部仕切り壁5及び下部仕切り壁6で仕切られて複数の貯蔵室が設けられた冷蔵庫本体1を備えている。冷蔵庫本体1は、冷蔵庫100の内側である樹脂製の内箱10と、冷蔵庫100の外側である鋼板製の外箱11とで密封された空間が構成されている。内箱10と外箱11とで密閉された内部には、図示省略の真空断熱材が設置され、ウレタンフォームなどの発泡断熱材16が充填されている。貯蔵室は、上から順に冷蔵室2、野菜室3、冷凍室4で構成されている。各貯蔵室は、設定可能な温度帯(設定温度帯)によって区別されており、例えば、冷蔵室2は約0℃〜4℃、野菜室3は約3℃〜10℃、冷凍室4は約−16℃〜−22℃にそれぞれ設定可能となっている。なお、詳細に図示することは省略したが、各貯蔵室には、冷蔵庫本体1の前面開口を覆う冷蔵室扉、野菜室扉及び冷凍室扉がそれぞれ開閉自在に設けられている。各扉には、室内冷気の外部流出を防ぐガスケットが、内側周縁に沿って取り付けられている。また、各貯蔵室の設定温度はこれに限るものではなく、設置場所及び内容物に応じて適宜設定を変更することができる。
冷蔵室2は、冷蔵庫本体1の最上部に配置されている。冷蔵室2の底部を構成する上部仕切り壁5には、凹部が形成されており、凹部内に水を貯水する給水タンク12が着脱自在に収納されている。因みに、実施の形態1の冷蔵庫100では、一方の側壁(図1及び2における左側の側壁)の前方側に給水タンク12を配置している。上部仕切り壁5は、一例として合成樹脂製の仕切り板の内部にウレタンフォーム等の発泡断熱材が注入された構成である。給水タンク12には、貯水した水を汲み上げるポンプが設置されている。ポンプの運転によって汲み上げられた水は、給水パイプ13に通じて製氷機14に送られる。
野菜室3は、冷蔵室2の下方に配置されている。野菜室3と冷蔵室2とは、上部仕切り壁5によって仕切られている。近年、中容量以上の冷蔵庫では、使用者の使い勝手を考慮して、冷凍室4の上部に冷蔵室2と野菜室3を配設した構成とされている。
冷凍室4には、野菜室3の下方に配置されている。冷凍室4と野菜室3とは、下部仕切り壁6によって仕切られている。冷凍室4には、下部仕切り壁6の直下位置に、給水タンク12から供給された水を凍らせて氷を生成する自動製氷機14が設置されている。なお、自動製氷機14は、冷凍室4内に別途設けた製氷室内に設置してもよい。
自動製氷機14は、製氷皿と、製氷皿の下側に配置された貯氷ケースと、製氷皿の端部に接続されて製氷皿を回動させる駆動装置と、で構成されている。貯氷ケースは、製氷皿で生成された氷を貯めるものである。
自動製氷機14は、製氷動作を開始すると、給水タンク12に貯められた水が、ポンプの動作によって汲み上げられ、給水パイプ13を通り吐出口13bから吐出されて製氷皿へと供給される。製氷皿の上面側には、冷却器(図示は省略)から送られる冷気が供給され、その冷気を受けて製氷皿の水が氷となる。自動製氷機14には、製氷皿内の温度を検出する温度センサ(図示は省略)が設けられており、温度センサにより製氷皿内に氷が生成されたことが検出されると、駆動装置が駆動して製氷皿を回転し、貯氷ケースに氷が移される。なお、自動製氷機14は、製氷皿を回転させる駆動装置を備えることなく、使用者が手動で氷を離氷させる構成でもよい。また、自動製氷機14は、冷凍室4に隣接して設けた製氷室に設置した構成としてもよい。製氷室の設定温度は、一例として約−18℃である。
給水タンク12と自動製氷機14とを連通させる給水パイプ13は、図1及び図2に示すように、上端部が給水タンク12に形成された給水口に接続され、中間部が野菜室3に隣接する内箱10と外箱11の内部を通り、下部が下部仕切り壁6を貫通して自動製氷機14の製氷皿の直上位置に配置されている。内箱10には、給水タンク12の近傍と下部仕切り壁6の近傍とに、給水パイプ13を内部へ通すための通孔が形成されている。給水パイプ13の下部は、図3に示すように、冷蔵庫本体1の左右の幅方向中央部側に緩やかに折り曲げられた傾斜部13aを有し、下端部が下方に略垂直に折り曲げられて吐出口13bが設けられている。
給水パイプ13は、例えば複数本のパイプを連結して1本のパイプとした構成でも良いし、連続する1本のパイプとして構成してもよい。給水パイプ13は、一例として熱伝導率が良く耐熱性に優れたアルミニウムなどの金属材料、又は合成樹脂材料等で構成されている。
なお、詳細に図示することは省略したが、野菜室3に隣接する内箱10と外箱11の内部には、給水パイプ13の中間部を通すための筒状のガイド部材が設置されている。このガイド部材の両端部は、給水タンク12の近傍と、下部仕切り壁6の近傍とに形成した内箱10の通孔に対応した形状とされている。このガイド部材は、内箱10と外箱11との内部に充填した発泡断熱材16から給水パイプ13を保護する役割も果たす。
下部仕切り壁6は、図3に示すように、上側仕切り板7と下側仕切り板8とで枠体9が形成され、枠体9の内部にウレタンフォーム等の発泡断熱材90が充填された構成である。下部仕切り壁6は、図5に示すように、後方側に圧縮機等の電気品のコネクタ等を収納するスペースSが確保するため、後方側に向かって上向きに傾斜する傾斜面60を有している。また、下部仕切り壁6の前面側の側面には、扉に取り付けたガスケットに内蔵したマグネットを吸着させる金属板61が取り付けられている。但し、下部仕切り壁6の構成は、図5に示した形態に限るものではない。
図3に示す枠体9の左右の側面は、上側仕切り板7の縁辺に沿って設けた下向きフランジ部75と、下側仕切り板8の縁辺に沿って設けた上向きフランジ部82とを重ね合わせて構成されている。上向きフランジ部82は、下向きフランジ部75よりも枠体9の内方側に配置されており、外側面に下向きフランジ部75の先端面を突き当てる段差部84が形成されている。つまり、冷蔵庫100は、枠体9の左右の側面において、上向きフランジ部82と下向きフランジ部75とを重ね合わせて強度を高めた構成なので、内部に注入した発泡断熱材90の発泡圧力による枠体9の変形を抑制することができる。また、冷蔵庫100は、上向きフランジ部82と下向きフランジ部75との当接面が一定の高さを有しているので、注入した発泡断熱材90が枠体9の左右の側面側から漏れる事態を確実に防止できる。
なお、詳細に図示することは省略したが、上向きフランジ部82と下向きフランジ部75は、逆にした構成でもよい。即ち、上側仕切り板7の下向きフランジ部75を、下側仕切り板8の上向きフランジ部82よりも枠体9の内方側に設け、下向きフランジ部75の外面に上向きフランジ部82の先端面を突き当てる段差部を形成した構成である。
図6は、図5で指示したB部拡大断面図である。図6に示すように、冷蔵庫本体1の前面側における上側仕切り板7の下面と下側仕切り板8の上面とには、互いに嵌り合う凹凸形状の嵌合構造15が設けられている。
嵌合構造15は、上側仕切り板7の前面側の縁辺に沿って設けた下向きフランジ部76及びその下向きフランジ部76よりも枠体9の内方側に間隔をあけて設けた下向きリブ77と間に溝部78が形成され、下側仕切り板8の前面側の縁辺に沿って設けた上向きフランジ部83が溝部78へ嵌め込まれた構成である。下向きリブ77は、上側仕切り板7と下側仕切り板8との間隔Zの3分の2以上の長さYを有することが望ましい。冷蔵庫100は、下向きリブ77の長さYを十分確保することで、枠体9の内部に注入した発泡断熱材90の流動を遮ることができ、外部への漏れを防止できるとともに、発泡断熱材90の発泡圧力による枠体9の変形を抑制することができる。但し、下向きリブ77は、上記長さYに限るものではない。また、嵌合構造15は、図6に示した構成に限定されず、互いに嵌り合う凹凸形状であれば、他の形態でもよい。
上記構成の嵌合構造15は、冷蔵庫本体1の後方側における上側仕切り板7の下面と下側仕切り板8の上面とに設けてもよい。下部仕切り壁6の後方側には、圧縮機等の電気部品を中継するコネクタ等を収納するスペースSが設けられており、枠体9の内部に注入した発泡断熱材90の漏れを確実に防止する必要があるからである。
なお、実施の形態1の冷蔵庫100では、枠体9の前面側及び後方側の側面に、図3に基づいて説明した枠体9の左右の側面に設けた下向きフランジ部75と上向きフランジ部82とで成る構成を適用してよい。また、冷蔵庫100は、枠体9の左右の側面に、図5及び図6に基づいて説明した枠体9の前面側及び後方側の側面に設けた嵌合構造15を適用してよい。
上側仕切り板7には、図3及び図4に示すように、給水パイプ13の下部を通す凹部70が形成されている。凹部70は、上側仕切り板7の上面から下方に向かって窄まる形状を成し、底部に給水パイプ13を通す開口部71が形成されている。実施の形態1の凹部70は、一方の側面(図3の左側)が、給水パイプ13の傾斜部13aの形状に沿った傾斜面70aとされ、他方の側面(図3の右側)が略垂直面としている。そして、凹部70の下面には、下側仕切り板8に向かって垂直下方に突き出し、開口部71と連通する環状の挿通部72が設けられている。
挿通部72は、給水パイプ13の外径よりも若干大きい内径を有しており、給水パイプ13の下端部を挿通可能としている。そして、凹部70の下面であって挿通部72の周囲には、下側仕切り板8に向かって突き出す環状リブ73が設けられている。また、凹部70の傾斜面70aには、下方へ突き出す補強リブ74が複数設けられている。なお、凹部70の形状は、図示した形状に限定されず、内周面を略垂直面とした構成でもよく、実施の状況を勘案して適宜設計変更して形成するものとする。
下側仕切り板8には、図3及び図4に示すように、上面に枠体9の内方へ向かって突き出す凸部80が形成され、凸部80に挿通部72を嵌め込む開口部81が形成されている。また、下側仕切り板8の上面には、上方に突き出す補強リブ85が複数設けられている。下側仕切り板8は、開口部81に挿通部72が嵌め込まれ、凹部70の下面が凸部80の上面に当接し、凸部80が環状リブ73の内部に嵌め込まれている。環状リブ73の先端面は、下側仕切り板8の上面に突き当たっている。なお、環状リブ73と、下側仕切り板8の凸部80とは、きっちりと嵌め合わすことができる形状であることが望ましいが、若干隙間を有する程度の寸法誤差は許容される。
上記構成の下部仕切り壁6は、上側仕切り板7の環状リブ73及び凹部70の下面と、下側仕切り板8の凸部80との当接面における開口部81までの距離を長く確保しているので、枠体9の内部に注入した発泡断熱材90が環状リブ73と下側仕切り板8との隙間を通過する間に、発泡反応が完了して枠体9の外部に漏れる事態を防止することができる。なお、環状リブ73及び凹部70の下面と、凸部80との当接面における開口部81までの長さは、流動性のある発泡断熱材90が開口部81まで到達しないように、一例として約5mm以上あればよい。ウレタンフォーム等の発泡断熱材90は、粘性を有するため、上記長さを確保できれば、枠体9の外部へ漏れる事態を確実に防止することができる。
したがって、実施の形態1に係る冷蔵庫100によれば、給水パイプ13が貫通する下部仕切り壁6は、上側仕切り板7に形成された凹部70の下面に挿通部72が設けられ、下側仕切り板8の上面に凸部80が形成され、凸部80に挿通部72を嵌め込む開口部81が形成された簡易な構造であり、開口部81に挿通部72を嵌め込んだ凹部70の下面が、凸部80の上面に当接されているので、シール材を用いることなく枠体9の内部に注入した発泡断熱材90の流動を遮ることができる。よって、この冷蔵庫100は、下部仕切り壁6に充填した発泡断熱材90が下部仕切り壁6から漏れる事態を確実に防止できる構造を簡易で安価に実施することができる。また、この冷蔵庫100は、上側仕切り板7と下側仕切り板8とを組み合わせて給水パイプ13の経路を形成しているので、給水パイプ13の配置に影響されず、省エネ効果の高いウレタンフォームから成る発泡断熱材90を使用することができる。
また、実施の形態1に係る冷蔵庫100の上側仕切り板7には、凹部70の下面であって挿通部72の周囲に下側仕切り板8に向かって突き出す環状リブ73が設けられており、下側仕切り板8の凸部80が、環状リブ73の内部に嵌め込まれている。よって、冷蔵庫100は、凹部70の下面及び環状リブ73と、凸部80との当接面における開口部81までの長さを十分確保することができるので、枠体9の内部に注入した発泡断熱材90が開口部81まで到達しないように、発泡断熱材90の流動を遮ることができる。よって、冷蔵庫100は、下部仕切り壁6の枠体9の内部に注入した発泡断熱材90が下部仕切り壁6の外部へ漏れる事態を確実に防止できる。
また、実施の形態1に係る冷蔵庫100は、冷蔵庫本体1の前面側における上側仕切り板7の下面と下側仕切り板8の上面とに、互いに嵌り合う凹凸形状の嵌合構造15が設けられている。よって、この冷蔵庫100は、嵌合構造15によって枠体9の内部に注入した発泡断熱材90の流動を遮ることができるので、冷蔵庫本体1の前面側の側面から発泡断熱材90が外部へ漏れる事態を確実に防止できるとともに、発泡断熱材90の発泡圧力による枠体9の変形を抑制することができる。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2に係る冷蔵庫を、図7に基づいて説明する。図7は、本発明の実施の形態2に係る冷蔵庫であって、図2で指示したA部分を正面方向から見た拡大断面図である。なお、実施の形態1で説明した冷蔵庫100と同一の構成について、同一の符号を付して、その説明を適宜省略する。
実施の形態2の冷蔵庫は、実施の形態1の冷蔵庫100を構成する環状リブ73を省略した構成である。即ち、実施の形態2の冷蔵庫は、凹部70の下面と凸部80の上面とを当接させることで、凹部70の下面と凸部80の上面との間の隙間を塞ぎ、枠体9の内部に注入した発泡断熱材90の漏れを防止している。なお、凹部70の下面と凸部80の上面との当接面における開口部81までの長さは、流動性のある発泡断熱材90が開口部81まで到達しないように約5mm以上とすることが望ましい。
以上に本発明を実施の形態に基づいて説明したが、本発明は上述した実施の形態の構成に限定されるものではない。例えば、貯蔵室は、冷蔵室2、野菜室3及び冷凍室4のほかに他の貯蔵室を有する構成でよい。また、給水タンク12は、冷蔵室2に設けることに限定されず、例えば野菜室3に設けてもよい。要するに、いわゆる当業者が必要に応じてなす種々なる変更、応用、利用の範囲をも本発明の要旨(技術的範囲)に含むことを念のため申し添える。
1 冷蔵庫本体、2 冷蔵室、3 野菜室、4 冷凍室、5 上部仕切り壁、6 下部仕切り壁、7 上側仕切り板、8 下側仕切り板、9 枠体、10 内箱、11 外箱、12 給水タンク、13 給水パイプ、13a 傾斜部、13b 吐出口、14 自動製氷機、15 嵌合構造、16 発泡断熱材、60 傾斜面、61 金属板、70 凹部、70a 傾斜面、71 開口部、72 挿通部、73 環状リブ、74 補強リブ、75、76 下向きフランジ部、77 下向きリブ、78 溝部、80 凸部、81 開口部、82、83 上向きフランジ部、84 段差部、85 補強リブ、90 発泡断熱材、100 冷蔵庫。

Claims (2)

  1. 内箱と外箱とで囲まれた内部に断熱材が充填されて成り、前面側が開口した冷蔵庫本体と、
    前記冷蔵庫本体の内部を仕切って複数の貯蔵室を形成する仕切り壁と、
    前記複数の貯蔵室のうちの一の貯蔵室に設置された給水タンクと、
    前記給水タンクとは異なる貯蔵室に設置された製氷機と、
    前記製氷機に隣接する仕切り壁を貫通して、前記給水タンクと前記製氷機とを連通する給水パイプと、を備え、
    前記製氷機に隣接する仕切り壁は、上側仕切り板と下側仕切り板とで形成された枠体の内部に断熱材が充填されて成り、
    前記上側仕切り板には、前記給水パイプを通すための第1開口部を底部に有する凹部が形成され、
    前記凹部の下面に前記下側仕切り板に向かって突き出し前記第1開口部と連通する環状の挿通部と、前記挿通部の周囲において前記下側仕切り板に向かって突き出す環状リブと、が設けられており、
    前記下側仕切り板には、前記挿通部を嵌め込む第2開口部を有する凸部が形成されており、
    前記第2開口部に前記挿通部を嵌め込んだ前記凹部の下面が、前記凸部の上面に当接し、
    前記凸部が、前記環状リブの内部に嵌め込まれている、冷蔵庫。
  2. 前記冷蔵庫本体の前面側における前記上側仕切り板の下面と前記下側仕切り板の上面とには、互いに嵌り合う凹凸形状の嵌合構造が設けられている、請求項1に記載の冷蔵庫。
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