JP6314312B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は省エネ効果の高い冷蔵庫の構造に関するものである。
省エネルギに対する要求が厳しくなる中、冷却器で生成した冷気を強制循環させて貯蔵室を冷却する冷蔵庫においては、その冷却器の冷凍効率だけでなく、貯蔵室の開口部の構造による省エネも重視されている。(例えば、特許文献1参照)
以下、図面を参照しながら従来の冷蔵庫を説明する。
図8は従来の冷蔵庫の断面図、図9は従来の冷蔵庫の部分断面図である。
図8において、冷蔵庫本体30は、上から順に、冷蔵室36、冷凍温度室31、野菜室37を備えている。冷凍温度室31は、その上部に、容器42を設けた第2冷凍室32と、第2冷凍室32の横に並置した製氷室33と、第2冷凍室32及び製氷室33の下方に配置された第1冷凍室34とから構成される。第1冷凍室34はその背部に、冷却器61を有する冷却器室62を仕切部材50により区画形成してあり、仕切部材50には冷気通路50aが設けてある。冷凍室34内には、2段重ねの上段容器43、及び下段容器44を備えられ、仕切部材50と一体若しくは別体に構成された冷気吐出風路52、53、54は冷気通路50aと連通し容器42、43、44に冷気を導入する。
送風機63は冷却器室62に設けられ、冷却器室62にて生成した冷気を、冷凍温度室31、冷蔵室36、野菜室37等に強制循環する。
本体の背部に設置した冷却器61で生成した送風機63によって冷凍温度室31の背面の仕切部材50の吐出口52、53、54から庫内に吹き出し、収納されている食品類を冷却するように構成されている。そして、食品類を冷却した冷気は、前方に至り、冷却器61に戻る循環をおこなっている。
図9において、温度帯の異なる貯蔵室を区画する仕切壁は、仕切壁本体70と前方仕切体71で構成されており、貯蔵室の前面開口部に備えられた扉には扉ガスケット77が金属当接部材72と密着し開口部を封止している。
容器43の前方上部に至った冷気によって前方仕切体71や金属当接部材72が冷却され、内外の温度差により金属当接部材72前面が結露することを防止するために、放熱パイプ73を配設している。この放熱パイプ73は冷凍サイクル(図示せず)における高温冷媒パイプを利用しており、その熱によって金属当接部材72を高温に加温していることから、結露を防止する反面、冷凍室12の前部上方空気を加熱してしまい冷却効率を低下させていた。
これを防止するために、前方仕切体71に係止爪76に固着したシール部材80を設け、扉ガスケット77側への冷気流れを遮蔽する機構が提案されている。
特許第3797850号公報
しかしながら、上記従来の構成では、貯蔵室内の冷気が加熱された金属受け部材と熱交換して加温されてしまうのを防止するために仕切壁にシール部材を設けて収納ケースと当接して金属受け部材への冷気流れを遮蔽しているが、シール部材の経年劣化などによりシール性が悪化した場合には冷気を遮蔽できなくなり、高温の金属受け部材と熱交換して冷気を加温させてしまい、冷却効率が低下するという問題があった。さらに、シール部材の追加によるコストや組立工数が増加してしまうという問題があった。
上記従来の課題を解決するために、本発明の冷蔵庫は、内箱と、外箱と、前記内箱および前記外箱の間に充填された断熱材とにより形成された断熱箱体と、前記断熱箱体内に設けた貯蔵室と、前記断熱箱体を温度帯の異なる貯蔵室を上下に仕切る仕切壁と、断熱箱体内を複数の貯蔵室に分け各々の貯蔵室の前面に配置された扉と、前記断熱箱体開口間口前面に密着する前記扉に設けられた扉ガスケットとを備え、前記仕切壁は、金属当接部材と上側仕切板と下側仕切板と前方断熱部材と後方断熱部材とで構成され、前記上側仕切板の少なくとも一方の貯蔵室側構成面で、前記金属当接部材のフランジ端部より貯蔵室側に熱伝導抑制構造を設けるとともに、上側仕切板と金属当接部材とで構成された仕切壁前方空間を備え、前記仕切壁前方空間は、金属当接部材と上側仕切板の2部品で形成されたものである。
これにより、金属当接部材を介した庫外からの熱侵入を抑制することができる。
本発明の冷蔵庫は、仕切壁を金属当接部材と上側仕切板と下側仕切板と前方断熱部材と後方断熱部材とで構成し、前記上側仕切板の少なくとも一方の貯蔵室側構成面で、前記金属当接部材のフランジ端部より貯蔵室側に熱伝導抑制構造を設けたことにより、金属当接部材を介した庫外からの熱侵入を抑制することができ、消費電力量を低減した冷蔵庫を提供することができる。
本発明の実施の形態1における冷蔵庫の正面図 本発明の実施の形態1における冷蔵庫の縦断面図 本発明の実施の形態1における冷蔵庫の要部拡大断面図 本発明の実施の形態1における要部簡易拡大図 本発明の実施の形態1における要部の斜視図 本発明の実施の形態2における要部簡易拡大図 本発明の実施の形態3における要部簡易拡大図 従来の冷蔵庫の基本断面図 従来の冷蔵庫の部分断面図
第1の発明は内箱と、外箱と、前記内箱および前記外箱の間に充填された断熱材とにより形成された断熱箱体と、前記断熱箱体内に設けた貯蔵室と、前記断熱箱体を温度帯の異なる貯蔵室を上下に仕切る仕切壁と、断熱箱体内を複数の貯蔵室に分け各々の貯蔵室の前面に配置された扉と、前記断熱箱体開口間口前面に密着する前記扉に設けられた扉ガスケットとを備え、前記仕切壁は、金属当接部材と上側仕切板と下側仕切板と前方断熱部材と後方断熱部材とで構成され、前記上側仕切板の少なくとも一方の貯蔵室側構成面で、前記金属当接部材のフランジ端部より貯蔵室側に熱伝導抑制構造を設けたものであり、金属当接部材を介した庫外からの熱侵入を抑制することができ、消費電力量を低減した冷蔵庫を提供することができる。
第2の発明は、第1の発明において、上側仕切板と金属当接部材とで構成された仕切壁
前方空間を備え、前記仕切壁前方空間は、金属当接部材と上側仕切板の2部品で形成されたものであり、金属当接部材と上側仕切板との部品間の嵌合精度を向上させることができ、部品間隙からの熱リークを抑制することができる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記熱縁切り構造は、仕切壁基本板厚の10%〜50%の薄肉構成としたものであり、成型可能な板厚を確保するとともに連通孔でなく膜を設けることで、仕切壁前方空間からの暖気が対流によって貯蔵室内に侵入することを抑制し、熱縁切り構造の断熱効果を確保することができる。
第4の発明は、第1から第3のいずれか1つの発明において、前記仕切壁の貯蔵室側構成面に前記熱縁切り構造を覆うように断熱部材が設けられており、少なくとも断熱部材の一部が前記熱縁切り構造の位置よりも扉側に配置されたことにより、金属当接部材から熱縁切り構造間の仕切壁の貯蔵室側表面が放熱することによる熱侵入をさらに抑制し、熱縁切り構造の断熱効果を確保し消費電力量の低減を行うことができる。
第5の発明は、第4の発明において、前記断熱部材を覆うように保護部材を備えたものであり、通常使用時において、非可視状態となり、仕切壁の貯蔵室側表面からの放熱を保護部材によって遮蔽し、熱縁切り構造の断熱効果を確保し消費電力量の低減を行うことができるとともに、熱伝導抑制構造の形状が非可視状態とすることによる品位確保を行なうことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明するが、従来例または先に説明した実施の形態と同一構成については同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における冷蔵庫の正面図である。図2は、本発明の実施の形態1における冷蔵庫の縦断面図である。図3は、本発明の実施の形態1における冷蔵庫の要部拡大断面図である。図4は、本発明の実施の形態1における要部簡易拡大図である。図5は、本発明の実施の形態1における要部の斜視図である。
図1、図2において、冷蔵庫100の冷蔵庫本体である断熱箱体101は、主に鋼板を用いた外箱102と、ABSなどの樹脂で成型された内箱103と、外箱102と内箱103との間の空間に発泡充填される硬質発泡ウレタンなどの発泡断熱材とで構成され、周囲と断熱され、複数の貯蔵室に区画されている。最上部に第一の貯蔵室としての冷蔵室104、その冷蔵室104の下部に第四の貯蔵室としての第二の冷凍室105と第五の貯蔵室としての製氷室106が横並びに設けられ、その第二の冷凍室105と製氷室106の下部に第二の貯蔵室としての第一の冷凍室107、そして最下部に第三の貯蔵室としての野菜室108が配置される構成となっている。
冷蔵室104は、回転扉である冷蔵室右扉104aと冷蔵室左扉104bを備え、内部には、冷蔵室棚104cや冷蔵室ケース104dが適切に配設され、貯蔵空間を整理し易く構成している。一方、その他の貯蔵室は引き出し式扉を有し、それぞれ第二の冷凍室扉105aには第二の冷凍室ケース105bが、製氷室扉106aには製氷室ケース106bが、第一の冷凍室扉107aには上段冷凍室ケース107bおよび下段冷凍室ケース107cが、野菜室扉108aには上段野菜室ケース108bおよび下段冷凍室ケース108cが、それぞれ扉に取り付けられたフレームに載置される。
冷蔵室104は冷蔵保存のために凍らない温度である冷蔵温度帯に設定されており、通常1℃から5℃とし、野菜室108は冷蔵室104と同等の冷蔵温度帯もしくは若干高い
温度設定の野菜温度帯2℃から7℃としている。第一の冷凍室107は冷凍温度帯に設定されており、冷凍保存のために通常−22℃から−15℃で設定されているが、冷凍保存状態の向上のために、例えば−30℃や−25℃の低温で設定されることもある。
第二の冷凍室105は、第一の冷凍室107と同等の冷凍温度帯または若干高い温度設定−20℃から−12℃の第一の収納区画である。製氷室106は、冷蔵室104内の貯水タンク(図示せず)から送られた水で室内上部に設けられた自動製氷機(図示せず)で氷を作り、製氷室ケース106bに貯蔵する。
断熱箱体101の天面部は冷蔵庫の背面方向に向かって階段状に凹みを設けた形状であり、この階段状の凹部に機械室101aを形成して、機械室101aに、圧縮機109、水分除去を行うドライヤ(図示せず)等の冷凍サイクルの高圧側構成部品が収容されている。すなわち、圧縮機109を配設する機械室101aは、冷蔵室104内の最上部の後方領域に食い込んで形成されることになる。
このように、手が届きにくくデッドスペースとなっていた断熱箱体101の最上部の貯蔵室後方領域に機械室101aを設けて圧縮機109を配置することにより、従来の冷蔵庫で、使用者が使いやすい断熱箱体101の最下部にあった機械室のスペースを貯蔵室容量として有効に転化することができ、収納性や使い勝手を大きく改善することができる。
冷凍サイクルは、圧縮機109と凝縮器と減圧器であるキャピラリーと冷却器112とを順に備えた一連の冷媒流路から形成されており、冷媒として炭化水素系冷媒である例えばイソブタンが封入されている。
圧縮機109はピストンがシリンダ内を往復動することで冷媒の圧縮を行う往復動型圧縮機である。断熱箱体101に、三方弁や切替弁を用いる冷凍サイクルの場合は、それらの機能部品が機械室101a内に配設されている場合もある。
また、本実施の形態では冷凍サイクルを構成する減圧器をキャピラリーとしたが、パルスモーターで駆動する冷媒の流量を自由に制御できる電子膨張弁を用いてもよい。
なお、本実施の形態における、以下に述べる発明の要部に関する事項は、従来一般的であった断熱箱体101の最下部の貯蔵室後方領域に機械室を設けて圧縮機109を配置するタイプの冷蔵庫に適用しても構わない。
第一の冷凍室107の背面には冷気を生成する冷却室110が設けられ、第二の冷凍室105および製氷室106、第一の冷凍室107からなる貯蔵室と冷却室110とを区画するために仕切部材111が構成されている。冷却室110内には、冷却器112が配設されており、貯蔵室と熱交換して温められた空気と熱交換し、冷気を生成している。仕切部材111は、貯蔵室側仕切部材111aと冷却室側仕切部材111bとから構成され、冷却室側仕切部材111bは、送風機113を備える。貯蔵室側仕切部材111aと冷却室側仕切部材111bとの間の空間は、送風ダクト111cであり、送風機113により強制的に送り出された冷気を冷蔵室104、製氷室106、第一の冷凍室107、野菜室108に導く。
また、冷却器112の下部空間には冷却時に冷却器112やその周辺に付着する霜や氷を除霜するためのガラス管製のラジアント加熱手段114が設けられ、さらにその下部には除霜時に生じる除霜水を受けるためのドレンパン115、その最深部から庫外に貫通したドレンチューブ116が構成され、その下流側の庫外に蒸発皿117が構成されている。
冷蔵室104と第二の冷凍室105および製氷室106とを区画する上側仕切壁118aと貯蔵室側仕切部材111aとの間に上部吐出口120を有し、第二の冷凍室105と製氷室106と第一の冷凍室107へ冷気を送る。上記の貯蔵室内に吐出された冷気は、第二の冷凍室ケース105b、製氷室ケース106b、上段冷凍室ケース107bおよび下段冷凍室ケース107cを循環した後、貯蔵室側仕切部材111aの下部に設けられた戻り吸込口125を通り再び冷却器112へ戻り循環される。
また、温度帯の異なる各貯蔵室を区画する仕切壁118は、内部の空間に発泡断熱材が充填されており、上側仕切壁118aは冷蔵室104と第二の冷凍室105を、冷凍域仕切壁118bは第二の冷凍室105と第一の冷凍室107を、下側仕切壁118cは第一の冷凍室107と野菜室108を区画している。冷凍域仕切壁118bについては、同じ温度帯内に存在しており、それぞれの貯蔵室を完全に区画する必要がないため奥側では冷凍域仕切壁118bは構成せず、第二の冷凍室105と第一の冷凍室107は内部で連通している。また、縦仕切壁141は製氷室106と第二の冷凍室105を区画している。
図3、図4、図5において、仕切壁118は上側仕切板131と下側仕切板132とで基本形状が構成され、扉側の外気との接触面は金属当接部材133が備えられている。上側仕切板131と下側仕切板132との間の空間には硬質発泡ウレタンなどの発泡断熱材である後方断熱部材134が発泡充填されている。また、仕切壁118の扉側には仕切壁前方空間が存在し、その空間内には発泡ポリスチレンで成形された前方断熱部材135が配設されており、金属当接部材133や放熱パイプ136からの熱侵入を抑制している。
扉の貯蔵室側全周に保持されたマグネットを内部に有する扉ガスケット137は、扉開閉時に伸縮し、扉閉時には内部のマグネットと共に金属当接部材133に全周密着することで貯蔵室内の気密性が確保される。扉閉時に扉ガスケット137は、金属当接部材133との接触面からはみ出した形状の一部が貯蔵室内に露出しており、この露出した部分に冷気が流れ冷却されることをシール部材138によって冷気の流れを遮蔽している。
上側仕切板131の貯蔵室側の面に、上側仕切板131の板厚の10%〜50%の板厚に凹ませた熱縁切り部139を設けており、熱縁切り部139の貯蔵室側への露出を覆い隠すように発泡ポリエチレンなどの間口断熱部材140が固着されている。
熱縁切り部139は上側仕切板131の広範囲で断続的に設けている。縦仕切壁141で区画された製氷室106と第二の冷凍室105の両貯蔵室において設けられている。またこの熱縁切り部139は、上側仕切壁118a、冷凍域仕切壁118b、下側仕切壁118cのいずれの仕切壁に設けても構わない。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作、作用を説明する。
まず、第二の冷凍室105内の冷気の流れについて説明する。冷却器112により冷却された冷気は、送風機113により強制的に上部吐出口120aから冷凍室ケース105b内へ吹きつけられて収納されている食品類を冷却する。さらに、送風機113により強制的に吹き出された冷気は、第一の冷凍室107内のケースへとそれぞれ吹き出される。食品類を冷却した冷気は、第二の冷凍室105と仕切壁118との間隙部分、中段では第二の冷凍室ケース105bと上段冷凍室ケース107bの間隙部分をそれぞれ通って合流し、下段冷凍室ケース107cの空隙を通って吸込口125より吸い込まれて、冷却器112に戻ってくる風路構成になっている。
貯蔵室内の奥面に設置された送風機113により強制的に上部吐出口120aから冷凍
室ケース105b内へ吹きつけられた冷気は、冷凍室ケース105bを通過し第二の冷凍室扉105aの方に向かって流れ、また、中段吐出口120bから吹きつけられた冷気は、上段冷凍室ケース107bおよび下段冷凍室ケース107cを通過し第一の冷凍室扉107aに向かって流れていき、戻り吸込口125へ戻っていき再び冷却器112へ循環される。
この扉側へ向かって流れていった冷気は、仕切壁118の前方に配置された金属当接部材133や扉ガスケット137周辺にも流れていく。金属当接部材133や扉ガスケット137に冷気が流れることで熱交換することを抑制するため、シール部材138や間口断熱部材140を設けている。シール部材138は扉と接触することで冷気の流れを遮蔽することができる。また、間口断熱部材140は扉と接触をしていないため遮蔽はできないが、扉と仕切壁118の隙間距離を小さくすることで冷気の流れを抑制するとともに、間口断熱部材140自体の断熱効果で金属当接部材133や放熱パイプ136の放熱を抑制することができる。
また、金属当接部材133は熱伝導により上側仕切板131を伝って貯蔵室内へ侵入する。上側仕切板131に設けられた熱縁切り部139は、この上側仕切板131を伝って侵入する経路を薄くすることで、貯蔵室内への熱伝導による熱侵入を抑制し、間口断熱部材140の断熱効果も高め消費電力量の低減を行うことができる。
また、熱縁切り部139は、放熱パイプ136や前方断熱部材135を収納した仕切壁前方空間内の暖気が、自然対流によって貯蔵室側へ流出を防止するため、貫通孔でなく薄肉部で構成されている。
凹溝である熱縁切り部139は上側仕切板131の開口間口の全幅において設けられているが、連通はせず一定寸法の間隔で配置されている。これは樹脂成形されている上側仕切板131の形状を安定させるためであり、成形時の流動性の阻害によりソリ等の変形が発生することを抑制するためである。
(実施の形態2)
図6は、本発明の実施の形態2における要部簡易拡大図である。なお、実施の形態1と同一部分は説明を省略し、異なる部分を中心に説明する。
図6において、仕切壁118は上側仕切板131と下側仕切板132とで基本形状が構成され、扉側の外気との接触面は金属当接部材133が備えられている。上側仕切板131と下側仕切板132との間の空間には発泡断熱材である後方断熱部材134が発泡充填されている。また、仕切壁118の扉側には仕切壁前方空間が存在し、その空間内には前方断熱部材135が配設されており、金属当接部材133や放熱パイプ136からの熱侵入を抑制している。
扉の貯蔵室側全周に保持されたマグネットを内部に有する扉ガスケット137は、扉開閉時に伸縮し、扉閉時には内部のマグネットと共に金属当接部材133に全周密着することで貯蔵室内の気密性が確保される。
上側仕切板131の貯蔵室側の面に、上側仕切板131の板厚の10%〜50%の板厚に凹ませた熱縁切り部139を設けており、熱縁切り部139の貯蔵室側への露出を覆い隠す仕切壁前方空間の貯蔵室側の面に前方上面空間150を備え、前方上面空間150は前方保護部材151によって覆われており、内部には上面断熱部材152が配設されている。
上側仕切板131は上面の一部を仕切壁内側に凹ませた形状を設けており、その凹形状に発泡ポリスチレンで成形された上面断熱部材152を挿入配置している。
前方保護部材151は、金属当接部材133が固着されている最前部から熱縁切り部139を跨ぎ後方断熱部材側まで構成されている。
なお、上面断熱部材152を発泡ポリスチレンとしたが、後方断熱部材134と一体で発泡充填された硬質発泡ウレタンなどの発泡断熱材としてもよい。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作・作用を説明する。なお、実施の形態1と同様である動作・作用についての説明は省略する。
金属当接部材133は熱伝導により上側仕切板131を伝って貯蔵室内へ侵入する。上側仕切板131に設けられた熱縁切り部139は、この上側仕切板131を伝って侵入する経路を薄くすることで、貯蔵室内への熱伝道による熱侵入を抑制し、上面断熱部材152の断熱効果を高め消費電力量の低減を行うことができる。
また、熱縁切り部139は、放熱パイプ136や前方断熱部材135を収納した仕切壁前方空間内の暖気が、自然対流によって貯蔵室側へ流出を防止するため、貫通孔でなく薄肉部で構成している。
凹溝である熱縁切り部139は上側仕切板131の開口間口の全幅において設けられているが、連通はせず一定寸法の間隔で配置されている。これは樹脂成形されている上側仕切板131の形状を安定させるためであり、成形時の流動性の阻害によりソリ等の変形が発生することを抑制するためである。
また、前方保護部材151は上面断熱部材152を保持することで断熱効果を高めるとともに、上面断熱部材152で断熱しきれない暖気を前方保護部材151内に抑留させることができ、さらに消費電力量の低減を行うことができる。
また、前方保護部材151は、上面断熱部材152等の断熱部材が直接可視面に出ないことによる品位確保を行なうことができる。
(実施の形態3)
図7は、本発明の実施の形態3における要部簡易拡大図である。なお、実施の形態1または2と同一部分は説明を省略し、異なる部分を中心に説明する。
図7において、仕切壁118は上側仕切板131と下側仕切板132とで基本形状が構成され、扉側の外気との接触面は金属当接部材133が備えられている。上側仕切板131と下側仕切板132との間の空間には発泡断熱材である後方断熱部材134が発泡充填されている。また、仕切壁118の扉側には仕切壁前方空間が存在し、その空間内には前方断熱部材135が配設されており、金属当接部材133や放熱パイプ136からの熱侵入を抑制している。
扉の貯蔵室側全周に保持されたマグネットを内部に有する扉ガスケット137は、扉開閉時に伸縮し、扉閉時には内部のマグネットと共に金属当接部材133に全周密着することで貯蔵室内の気密性が確保される。
上側仕切板131の貯蔵室側の面に、上側仕切板131の板厚の10%〜50%の板厚に凹ませた熱縁切り部139を設けている。前記熱縁切り部139は次のような位置に備
えられる場合がある。例えば、金属当接部材133のフランジ端部から貯蔵室側で仕切壁前方空間のか奥面160の間に設けられた熱縁切り部139a、奥面160より奥側に設けられた熱縁切り部139b、上側仕切板131の下側貯蔵室側に設けられた熱縁切り部139cである。熱縁切り部139aや熱縁切り部139bは使用時に庫内側から見える位置にあるため、貯蔵室側への露出を覆い隠すように発泡ポリエチレンなどの間口断熱部材140が固着されている。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作・作用を説明する。なお、実施の形態1または2と同様である動作・作用についての説明は省略する。
金属当接部材133は熱伝導により上側仕切板131を伝って貯蔵室内へ侵入する。上側仕切板131に設けられた熱縁切り部139は、この上側仕切板131を伝って侵入する経路を薄くすることで、貯蔵室内への熱伝導による熱侵入を抑制し、間口断熱部材140の断熱効果も高め消費電力量の低減を行うことができる。
熱縁切り部139は、放熱パイプ136や前方断熱部材135を収納した仕切壁前方空間内の暖気が、自然対流によって貯蔵室側へ流出を防止するため、貫通孔でなく薄肉部で構成している。
凹溝である熱縁切り部139は上側仕切板131の開口間口の全幅において設けられているが、連通はせず一定寸法の間隔で配置されている。これは樹脂成形されている上側仕切板131の形状を安定させるためであり、成形時の流動性の阻害によりソリ等の変形が発生することを抑制するためである。
また、熱縁切り部139aは、金属当接部材133からの熱伝導を金属当接部材133のフランジ端面に近い位置で熱侵入遮断することでき、熱縁切り部139bは、仕切壁前方空間内を構成する上側仕切板131の上側と下側が合流した後方の位置で遮断することで両側からの熱侵入を抑制することができ、熱縁切り部139cは、上側仕切板131と下側仕切板132が構造的に組み合わさる前方の位置で熱侵入を抑制し、上側仕切板131と下側仕切板132間での熱交換を抑制することができる。
また熱縁切り部139の形状は、金型の抜き勾配を考慮するため間口が底面より大きい寸法としている。
以上のように、本発明にかかる冷蔵庫は、仕切壁から庫内への熱進入を効率的に抑制することができるので、家庭用又は業務用冷蔵庫に加えて、仕切壁を備えたあらゆる冷却機器に対しても適用できる。
100 冷蔵庫
101 断熱箱体
102 外箱
103 内箱
104 冷蔵室
105 第二の冷凍室
106 製氷室
107 第一の冷凍室
108 野菜室
109 圧縮機
110 冷却室
111 仕切部材
112 冷却器
113 送風機
114 ラジアント加熱手段
115 ドレンパン
116 ドレンチューブ
117 蒸発皿
118 仕切壁
131 上側仕切板
132 下側仕切板
133 金属当接部材
134 後方断熱部材
135 前方断熱部材
136 放熱パイプ
137 扉ガスケット
138 シール部材
139 熱縁切り部
140 間口断熱部材
150 前方上面空間
151 前方保護部材
152 上面断熱部材

Claims (4)

  1. 内箱と、外箱と、前記内箱および前記外箱の間に充填された断熱材とにより形成された断熱箱体と、前記断熱箱体内に設けた貯蔵室と、前記断熱箱体を温度帯の異なる貯蔵室を上下に仕切る仕切壁と、断熱箱体内を複数の貯蔵室に分け各々の貯蔵室の前面に配置された扉と、前記断熱箱体開口間口前面に密着する前記扉に設けられた扉ガスケットとを備え、前記仕切壁は、金属当接部材と上側仕切板と下側仕切板と前方断熱部材と後方断熱部材とで構成され、前記上側仕切板の少なくとも一方の貯蔵室側構成面で、前記金属当接部材のフランジ端部より貯蔵室側に熱伝導抑制構造を設けるとともに、上側仕切板と金属当接部材とで構成された仕切壁前方空間を備え、前記仕切壁前方空間は、金属当接部材と上側仕切板の2部品で形成されたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記熱縁切り構造は、仕切壁基本板厚の10%〜50%の薄肉構成としたことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記仕切壁の貯蔵室側構成面に前記熱縁切り構造を覆うように断熱部材が設けられており、少なくとも断熱部材の一部が前記熱縁切り構造の位置よりも扉側に配置されたことを特徴とする請求項1または2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記断熱部材を覆うように保護部材を備えたことを特徴とする請求項3に記載の冷蔵庫。
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