JP6167279B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫 Download PDF

Info

Publication number
JP6167279B2
JP6167279B2 JP2012265934A JP2012265934A JP6167279B2 JP 6167279 B2 JP6167279 B2 JP 6167279B2 JP 2012265934 A JP2012265934 A JP 2012265934A JP 2012265934 A JP2012265934 A JP 2012265934A JP 6167279 B2 JP6167279 B2 JP 6167279B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnet
gasket
bag
refrigerator
door
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012265934A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014112006A (ja
Inventor
嵐 李
嵐 李
愼一 堀井
愼一 堀井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2012265934A priority Critical patent/JP6167279B2/ja
Publication of JP2014112006A publication Critical patent/JP2014112006A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6167279B2 publication Critical patent/JP6167279B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本発明は、省エネ効果の高い冷凍冷蔵庫のガスケットに関するものである。
省エネルギーに対する要求が厳しくなる中、断熱技術で侵入熱の低減、特にガスケット部からの侵入熱量の低減が重視されている(例えば、特許文献1、2参照)。
以下、図面を参照しながら従来の冷蔵庫のガスケットを説明する。
図4は従来の冷凍冷蔵庫のガスケットの断面平面図である。図4において、ガスケット40は、マグネット(図示せず)を内蔵したマグネット保持部41と、断熱扉に取り付けられる溝と係合する取付部42と、前記マグネット保持部41と前記取付部42を繋ぐ伸縮自由に接続する可撓部43と、前記マグネット保持部41の貯蔵室側の横側に接してマグネット保持部41と可撓部43との間に形成したマグネット横袋状部45とから構成される。空気層を形成する前記ガスケット41に設けられたマグネットが、扉の閉時に冷蔵庫本体に吸着することで、断熱箱体と断熱扉は前記ガスケット40を介して密閉される。これにより、冷蔵庫外部の熱またはホットラインから発熱された熱が冷蔵庫の内部に浸透したり、冷蔵庫内部の冷気が冷蔵庫の外部に漏洩したりすることを遮断し熱漏洩を防止している。
特開2012−37151号公報 特開2012−83069号公報
しかしながら、上記従来のガスケットの構成では、断熱性と伸縮性を保証する可撓部の空気層によって断熱性能を確保できるが、それ以上に断熱性を高めるためにさらなる空気層の追加などによる複雑な形状となった場合には、安定した成形が困難であるという課題があった。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、省エネ効果の高いガスケットを備えた冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の冷蔵庫は、内箱と、外箱と、前記内箱およ
び前記外箱の間に充填された断熱材とにより形成された断熱箱体と、前記断熱箱体内の貯蔵室の前面に備えた開閉可能な扉と、前記扉に設けられ前記貯蔵室前面開口部に密着するガスケットとを備えた冷蔵庫において、前記ガスケットは、マグネットを内蔵したマグネット保持部と、断熱扉に設けた溝と係合する取付部と、前記取付部と前記マグネット保持部を伸縮自由に接続する可撓部と、マグネット保持部の下部に接してマグネット保持部と可撓部との間に形成したマグネット下袋状部とを備え、前記マグネット下袋状部を構成するマグネット下袋状部構成面は前記可撓部の内面にあり、前記可撓部内において、前記ガスケットの成形状態で前記マグネット下袋状部構成面と前記取付部構成面との空間距離を最小としたものである。
これにより、マグネットの成形性を確保した上で、断熱性能を高めたガスケットを得ることができる。
本発明の冷蔵庫は、可撓部内に成形性を考慮した断熱空気層を備えることで、ガスケット構造の断熱性能を高めることにより侵入熱量を低減させ、消費電力量を下げた冷蔵庫を提供できる。
本発明の実施の形態1における冷蔵庫の正面図 本発明の実施の形態1における冷蔵庫の縦断面図 本発明の実施の形態1における冷蔵庫のガスケットの断面図 従来の冷蔵庫のガスケットの断面図
第1の発明は、内箱と、外箱と、前記内箱および前記外箱の間に充填された断熱材とにより形成された断熱箱体と、前記断熱箱体内の貯蔵室の前面に備えた開閉可能な扉と、前記扉に設けられ前記貯蔵室前面開口部に密着するガスケットとを備えた冷蔵庫において、前記ガスケットは、マグネットを内蔵したマグネット保持部と、断熱扉に設けた溝と係合する取付部と、前記取付部と前記マグネット保持部を伸縮自由に接続する可撓部と、マグネット保持部の下部に接してマグネット保持部と可撓部との間に形成したマグネット下袋状部とを備え、前記マグネット下袋状部を構成するマグネット下袋状部構成面は前記可撓部の内面にあり、前記可撓部内において、前記ガスケットの成形状態で前記マグネット下袋状部構成面と前記取付部構成面との空間距離を最小としたことにより、金型の形状が他の部位と比べ薄くなる部分を最小限にでき、金型の強度劣化を抑制することで安定した成形を可能にする。また、前記ガスケットの可撓部内のマグネット下側に空気層を備えたことで断熱性能を向上させ、ガスケットからの侵入熱量を低減させ、消費電力量を下げた冷蔵庫を提供できる。
第2の発明は、第1の発明において、前記ガスケットは、前記マグネット保持部の貯蔵室内側に接してマグネット横袋状部を有し、前記マグネット下袋状部が前記マグネット保持部と前記マグネット横袋状部とを跨いで構成されることにより、マグネット周囲に断熱空気層を形成することでマグネットからの熱漏洩を抑えることができる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記ガスケットは、前記可撓部に延在して、前記貯蔵室内側方向に独立した内周側袋状部を備えたことにより、前記断熱箱体と断熱扉の内側面の間に流れる空気の移動を前記内周側袋状部の空気層によって抑制することができる。
第4の発明は、第1から第3のいずれか1つの発明において、前記ガスケットは、前記取付部の挿入袋状部の内部に隔壁を設けることにより、前記取付部に断熱空気層を増加させことで内部の空気熱伝達を抑え、断熱性能を高めることができる。また、前記取付部内の隔壁を備えたことで断熱扉に設けた溝と係合する時の強度を向上させ、前記取付部が変形しにくくなり、作業性向上を図ることができる。
第5の発明は、第1から第4のいずれか1つの発明において、前記ガスケットは、前記取付部の外気側にあり、前記取付部からマグネット保持部間に熱伝導抑制溝を設けることにより、部分的に薄肉化させ、前記ガスケットの本体の熱抵抗を上げ、熱伝導を抑え、庫内への熱を伝導しにくくなることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における冷蔵庫の正面図である。図2は本発明の実施の形態1における冷蔵庫の縦断面図である。図3は本発明の実施の形態1における冷蔵庫のガスケットの要部拡大断面図である。
図1、図2において、冷蔵庫100の冷蔵庫本体である断熱箱体101は、主に鋼板を用いた外箱102と、ABSなどの樹脂で成型された内箱103と、外箱102と内箱103との間の空間に発泡充填される硬質発泡ウレタンなどの発泡断熱材とで構成され、周囲と断熱され、複数の貯蔵室に区画されている。最上部に第一の貯蔵室としての冷蔵室104、その冷蔵室104の下部に第四の貯蔵室としての第二の冷凍室105と第五の貯蔵室としての製氷室106が横並びに設けられ、その第二の冷凍室105と製氷室106の下部に第二の貯蔵室としての第一の冷凍室107、そして最下部に第三の貯蔵室としての野菜室108が配置される構成となっている。
冷蔵室104は、回転扉である冷蔵室右扉104aと冷蔵室左扉104bを備え、内部には、冷蔵室棚104cや冷蔵室ケース104dが適切に配設され、貯蔵空間を整理し易く構成している。一方、その他の貯蔵室は引き出し式扉を有し、それぞれ第二の冷凍室扉105aには第二の冷凍室ケース105bが、製氷室扉106aには製氷室ケース106bが、第一の冷凍室扉107aには上段冷凍室ケース107bおよび下段冷凍室ケース107cが、野菜室扉108aには上段野菜室ケース108bおよび下段冷凍室ケース108cが、それぞれ扉に取り付けられたフレームに載置される。
冷蔵室104は冷蔵保存のために凍らない温度である冷蔵温度帯に設定されており、通常1℃から5℃とし、野菜室108は冷蔵室104と同等の冷蔵温度帯もしくは若干高い温度設定の野菜温度帯2℃から7℃としている。第一の冷凍室107は冷凍温度帯に設定されており、冷凍保存のために通常−22℃から−15℃で設定されているが、冷凍保存状態の向上のために、例えば−30℃や−25℃の低温で設定されることもある。
第二の冷凍室105は、第一の冷凍室107と同等の冷凍温度帯または若干高い温度設定−20℃から−12℃の第一の収納区画である。製氷室106は、冷蔵室104内の貯水タンク(図示せず)から送られた水で室内上部に設けられた自動製氷機(図示せず)で氷を作り、製氷室ケース106bに貯蔵する。
断熱箱体101の天面部は冷蔵庫の背面方向に向かって階段状に凹みを設けた形状であり、この階段状の凹部に機械室101aを形成して、機械室101aに、圧縮機109、水分除去を行うドライヤ(図示せず)等の冷凍サイクルの高圧側構成部品が収容されている。すなわち、圧縮機109を配設する機械室101aは、冷蔵室104内の最上部の後方領域に食い込んで形成されることになる。
このように、手が届きにくくデッドスペースとなっていた断熱箱体101の最上部の貯蔵室後方領域に機械室101aを設けて圧縮機109を配置することにより、従来の冷蔵庫で、使用者が使いやすい断熱箱体101の最下部にあった機械室のスペースを貯蔵室容量として有効に転化することができ、収納性や使い勝手を大きく改善することができる。
冷凍サイクルは、圧縮機109と凝縮器と減圧器であるキャピラリーと冷却器112とを順に備えた一連の冷媒流路から形成されており、冷媒として炭化水素系冷媒である例えばイソブタンが封入されている。
圧縮機109はピストンがシリンダ内を往復動することで冷媒の圧縮を行う往復動型圧縮機である。断熱箱体101に、三方弁や切替弁を用いる冷凍サイクルの場合は、それらの機能部品が機械室101a内に配設されている場合もある。
また、本実施の形態では冷凍サイクルを構成する減圧器をキャピラリーとしたが、パルスモーターで駆動する冷媒の流量を自由に制御できる電子膨張弁を用いてもよい。
なお、本実施の形態における、以下に述べる発明の要部に関する事項は、従来一般的であった断熱箱体101の最下部の貯蔵室後方領域に機械室を設けて圧縮機109を配置するタイプの冷蔵庫に適用しても構わない。
第一の冷凍室107の背面には冷気を生成する冷却室110が設けられ、第二の冷凍室105および製氷室106、第一の冷凍室107からなる貯蔵室と冷却室110とを区画するために仕切部材111が構成されている。冷却室110内には、冷却器112が配設されており、貯蔵室と熱交換して温められた空気と熱交換し、冷気を生成している。仕切部材111は、貯蔵室側仕切部材111aと冷却室側仕切部材111bとから構成され、冷却室側仕切部材111bは、送風機113を備える。貯蔵室側仕切部材111aと冷却室側仕切部材111bとの間の空間は、送風ダクト111cであり、送風機113により強制的に送り出された冷気を冷蔵室104、第二の冷凍室105、製氷室106、第一の冷凍室107、野菜室108に導く。
また、冷却器112の下部空間には冷却時に冷却器112やその周辺に付着する霜や氷を除霜するためのガラス管製のラジアント加熱手段114が設けられ、さらにその下部には除霜時に生じる除霜水を受けるためのドレンパン115、その最深部から庫外に貫通したドレンチューブ116が構成され、その下流側の庫外に蒸発皿117が構成されている。
冷蔵室104と他貯蔵室とを区画する仕切壁118と貯蔵室側仕切部材111aとの間に上部吐出口120を有し、第二の冷凍室105と製氷室106と第一の冷凍室107へ図中の矢印のように冷気を送る。上記の貯蔵室内に吐出された冷気は、第二の冷凍室ケース105c、製氷室ケース106b、上段冷凍室ケース107bおよび下段冷凍室ケース107cを循環した後、貯蔵室側仕切部材111aの下部に設けられた戻り吸込口125を通り再び冷却器112へ戻り循環される。
また、仕切壁118には、ダンパ121が配設され、ダンパ121を通った冷気は、さらに冷蔵室ダクト122および野菜室ダクト(図示せず)に分流され、それぞれの吐出口から冷蔵室104および野菜室108に送られる。
図1および図2にも示すように、これら各貯蔵室、即ち、冷蔵室104、第二の冷凍室105、製氷室106、第一の冷凍室107および野菜室108の前面に設けられた各断熱扉、即ち、冷蔵室右扉104a、冷蔵室左扉104b、第二の冷凍室扉105a、製氷室扉106a、第一の冷凍室扉107aおよび野菜室扉108aには、各扉の貯蔵室側の周縁部において、扉と断熱箱体101との隙間を密閉して熱漏洩の防止を行い、ポリ塩化ビニルなどの軟質樹脂を押出成形されたガスケット130が設けられている。
次に、本発明の冷蔵庫のガスケットについて、図3を用いて説明する。ガスケット130は、内箱103と、外箱102と、内箱103および外箱102の間に充填された断熱材とにより形成された断熱箱体101と、断熱箱体101を温度帯の異なる貯蔵室を上下に仕切る仕切壁118と、断熱箱体101内を冷気が供給される複数の貯蔵室に分け各々の貯蔵室の前面に開閉可能な扉と、扉に設けられ貯蔵室前面開口部に密着するガスケット130とを備えた冷蔵庫100において、マグネットを内蔵したマグネット保持部131と、断熱扉に設けた溝と係合する取付部132と、取付部132とマグネット保持部131の間にガスケットの伸縮性を保証する可撓部133と、マグネット保持部131の下部
に接してマグネット保持部131と可撓部133との間に形成したマグネット下袋状部134とを備えている。
さらに、マグネット保持部131の貯蔵室内側に接してマグネット横袋状部135を有し、マグネット下袋状部134がマグネット保持部131とマグネット横袋状部135とを跨いで構成されている。
また、ガスケット130は、可撓部133に延在して、貯蔵室内側方向に独立した内周側袋状部136を備えている。
また、取付部132の外気側にあり、取付部132からマグネット保持部131の間に熱伝導抑制溝137を設けている。
具体的には、マグネット保持部131、取付部132、可撓部133、マグネット下袋状部134、マグネット横袋状部135、内周側袋状部136が形成されるガスケット本体において、マグネット保持部131は、図3における上側に配設されている。このマグネット保持部131は、断面が横長矩形状で、内部にマグネットが挿入されて収納されている。
また、取付部132の内部に隔壁を設けることで空気層132aと132bと、可撓部133の内部の空気層と、マグネット下袋状部134の内部の空気層と、マグネット横袋状部135の内部の空気層と、内周側袋状部136内部の空気層が形成される。以上のように、ガスケット本体の内部は、マグネット保持部131と、複数の空気層に分割されている。可撓部133により形成される空気層は、複数の空気層のうち最大面積となる構成である。
また、最大空気層を構成する可撓部133の内面Bには、ガスケット130のマグネット下袋状部134を構成するマグネット下袋状部134の構成面Aと、取付部132の上部にあり取付部132の構成面C等の構成面が形成されている。そして、可撓部133の内面Bの周面において、マグネット下袋状部134の構成面Aと取付部132の上側の構成面Cとの空間距離を最小となるように構成している。
以上のように構成された冷蔵庫について、以下その動作、作用を説明する。
まず、本発明のガスケット130は、庫内と庫外の断熱を目的とし、キャビネットと開閉扉との間に装着され、庫内冷気の露出を効果的に遮断でき、庫外の熱が庫内側に侵入することを抑制できるように複数の袋状部やヒレを配置している。本発明は伸縮性を保証する可撓部133の中にありマグネットを内蔵したマグネット保持部131の下部にマグネット下袋状部134を設けて、断熱空気層を形成することで断熱効果を向上させることができるようにした。また、マグネット保持部131の下側にマグネット保持部131とマグネット横袋状部135を跨いでいるマグネット下袋状部134と、マグネット保持部131の貯蔵室側の横側にマグネット横袋状部135を設けることで、マグネット周囲に断熱空気層を形成し、庫外とマグネットからの熱漏洩を抑えることで侵入熱量を下げることができる。
各貯蔵室の前面に備えられた扉が開かれた状態時のガスケット130は、扉側に追従し断熱箱体101から離れる。次に、この開かれた扉が閉じられる場合のガスケット130は、扉が断熱箱体101との距離が近づく過程で、外箱102などの金属材料の部材に、マグネットを内蔵したマグネット保持部131が吸着される。この際、可撓部133がマグネットの磁力に引っ張られることにより伸び、その後扉が完全に閉状態になる過程では
収縮を行なう。このようなガスケット130の可撓部133の収縮性が、冷蔵庫の密閉性を確保している。
そして、可撓部133の内面Bの周面において、マグネット下袋状部134の構成面Aと取付部132の上側の構成面Cとの空間距離を最小となるように構成していることにより、断熱扉の裏面の溝に取付ける時に、貯蔵室用扉が閉鎖されてガスケット本体が押し潰された状態でも、前記マグネット下袋状部134の構成面Aと取付部132構成面Cは一番目に接触し、前記ガスケット130本体の収縮性を確保するとともに、マグネット下袋状部134を挟んだ内外の空間による簡易空気層が増えることになり、断熱効果も向上させる。
また、断熱箱体101の貯蔵室側の方向に突出する輪形状をした内周側袋状部136は断熱空気層を形成し、断熱箱体と断熱扉の内側面の間に流れる空気の移動を抑制することで、庫内冷気流をより効率良く遮蔽し、庫外への熱漏洩を抑えることができる。
また、取付部132内の空気層に隔壁を設けることで、断熱扉に設けた溝と係合する時の強度を向上させ、取付部132が変形しにくくなり、作業性向上を図ることができる。取付部132内に複数層に分断された断熱空気層132aと132bにより、空気層の内部での熱伝達を抑制することで断熱性能を高めることができる。
また、ガスケット130のマグネット保持部131から取付部132の庫外側に、熱伝導抑制溝137を設けることで、部分的に薄肉化させ、ガスケット130の本体内での熱抵抗を上げ、熱伝導を抑制することにより、ガスケット130からの侵入熱量を低減することができる。
以上のように、本実施の形態においては、ガスケット130の構成を可撓部133の中にありマグネットを内蔵したマグネット保持部131の下部にマグネット下袋状部134を備え、マグネット下袋状部134を構成する面Aと取付部132の上側の構成面Cとの空間距離を最小とすることにより、ガスケット130の押し出し成形の金型を複雑にすることなく、断熱性を高めるマグネット下袋状部134の空気層を安定した量産成形を可能にすることができ、ガスケット130からの侵入熱量を低減し、消費電力量を低減した冷蔵庫を提供することができる。
以上のように、本発明にかかる冷蔵庫のガスケットは断熱性能を高めることができるので、扉を有する断熱箱体を備えたあらゆる冷却機器に適用することができる。
100 冷蔵庫
101 断熱箱体
102 外箱
103 内箱
104 冷蔵室
105 第二の冷凍室
106 製氷室
107 第一の冷凍室
108 野菜室
104a 冷蔵室右扉
104b 冷蔵室左扉
105a 第二の冷凍室扉
106a 製氷室扉
107a 第一の冷凍室扉
108a 野菜室扉
130 ガスケット
131 マグネット保持部
132 取付部
133 可撓部
134 マグネット下袋状部
135 マグネット横袋状部
136 内周側袋状部
137 熱伝導抑制溝

Claims (5)

  1. 内箱と、外箱と、前記内箱および前記外箱の間に充填された断熱材とにより形成された断熱箱体と、前記断熱箱体内の貯蔵室の前面に備えた開閉可能な扉と、前記扉に設けられ前記貯蔵室前面開口部に密着するガスケットとを備えた冷蔵庫において、前記ガスケットは、マグネットを内蔵したマグネット保持部と、断熱扉に設けた溝と係合する取付部と、前記取付部と前記マグネット保持部を伸縮自由に接続する可撓部と、マグネット保持部の下部に接してマグネット保持部と可撓部との間に形成したマグネット下袋状部とを備え、前記マグネット下袋状部を構成するマグネット下袋状部構成面は前記可撓部の内面にあり、前記可撓部内において、前記ガスケットの成形状態で前記マグネット下袋状部構成面と前記取付部構成面との空間距離を最小としたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記ガスケットは、前記マグネット保持部の貯蔵室内側に接してマグネット横袋状部を有し、前記マグネット下袋状部が前記マグネット保持部と前記マグネット横袋状部とを跨いで構成されることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記ガスケットは、前記可撓部に延在して、前記貯蔵室内側方向に独立した内周側袋状部を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記ガスケットは、前記取付部の挿入袋状部の内部に隔壁を設けることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  5. 前記ガスケットは、前記取付部の外気側にあり、前記取付部からマグネット保持部間に熱伝導抑制溝を設けることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
JP2012265934A 2012-12-05 2012-12-05 冷蔵庫 Expired - Fee Related JP6167279B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012265934A JP6167279B2 (ja) 2012-12-05 2012-12-05 冷蔵庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012265934A JP6167279B2 (ja) 2012-12-05 2012-12-05 冷蔵庫

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014112006A JP2014112006A (ja) 2014-06-19
JP6167279B2 true JP6167279B2 (ja) 2017-07-26

Family

ID=51169246

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012265934A Expired - Fee Related JP6167279B2 (ja) 2012-12-05 2012-12-05 冷蔵庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6167279B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014238212A (ja) * 2013-06-07 2014-12-18 パナソニック株式会社 冷蔵庫
JP6123074B2 (ja) * 2013-06-07 2017-05-10 パナソニックIpマネジメント株式会社 冷蔵庫
CN104990341A (zh) * 2015-07-10 2015-10-21 合肥华凌股份有限公司 冰箱
CN107990622A (zh) * 2017-12-28 2018-05-04 合肥美菱股份有限公司 一种冰箱用的门封条及冰箱门封结构

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55140986U (ja) * 1979-03-28 1980-10-08
JPH10132450A (ja) * 1996-10-30 1998-05-22 Matsushita Refrig Co Ltd 冷蔵庫の扉
JPH10259983A (ja) * 1997-03-19 1998-09-29 Hitachi Ltd 冷蔵庫
JP3415457B2 (ja) * 1998-10-26 2003-06-09 化成工業株式会社 ドアパッキング材
JP2012083069A (ja) * 2010-10-14 2012-04-26 Toshiba Corp 冷蔵庫

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014112006A (ja) 2014-06-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9243835B2 (en) Refrigerator
JP5957684B2 (ja) 冷蔵庫
JP6167279B2 (ja) 冷蔵庫
KR20150058761A (ko) 냉장고용 중앙 격벽 밀착구조 및 이를 구비한 냉장고
CN109696010B (zh) 冷藏送风总成以及对开门冰箱
CN104180578A (zh) 一种冰箱
JP6314312B2 (ja) 冷蔵庫
JP6123074B2 (ja) 冷蔵庫
EP3482145B1 (en) Refrigeration appliance comprising a refrigerated compartment air distribution assembly
KR101541187B1 (ko) 냉장고
JP2011237116A (ja) 冷蔵庫
JP2005315547A (ja) 冷蔵庫
JP2014238212A (ja) 冷蔵庫
JP2018004249A (ja) ガスケット
CN102460046B (zh) 致冷设备
JP4280243B2 (ja) 冷蔵庫
JP2005127600A (ja) 冷蔵庫
US11561039B2 (en) Sealing assembly having improved heat insulation properties and cooling device having the sealing assembly
JP6089223B2 (ja) 冷蔵庫
JP2010038483A (ja) 冷蔵庫
JP2007315662A (ja) 冷蔵庫
JP6830315B2 (ja) 冷蔵庫
JP2018112392A (ja) 冷蔵庫
KR101401622B1 (ko) 냉장고
JP2011237115A (ja) 冷蔵庫

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151126

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20151224

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20160518

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160912

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160927

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170509

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170522

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6167279

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees