JP4653646B2 - 冷却貯蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は冷却貯蔵庫に関し、特に機械室に装備された電装箱に関する。
例えば業務用の冷蔵庫では、冷蔵庫本体の天面に機械室が設けられ、同機械室内に、圧縮機、空冷式の凝縮器等からなる冷凍装置が設置されて庫内の冷却器と循環接続されているとともに、冷凍装置の側方に、当該冷凍装置の制御部等を収容した電装箱が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
より具体的には、電装箱内には各種電気部品を搭載した回路基板が収容される一方、同回路基板と接続された複数のコネクタが、電装箱の外面から突出して設けられ、それぞれ冷凍装置等から引き出された相手コネクタと嵌合接続されている。
特開2000−234844公報
ところで冷却運転時には、冷凍装置の圧縮機が運転される一方で、凝縮器ファンが駆動されて冷却風としての外気が凝縮器に当てられ、そのとき外気の一部が電装箱付近にも流通するのであるが、設置環境等によって外気中に塵埃が混じっていると、これがコネクタ同士の嵌合部分に侵入して接触不良等を招くおそれがあり、その対策が切望されていた。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、電装箱のコネクタに対する塵埃の侵入を低減するところにある。
請求項1の発明は、貯蔵庫本体に付設され、圧縮機、空冷式の凝縮器等を有する冷凍装置が設置された機械室には、前記冷凍装置の制御部等を収容した電装箱が設けられた冷却貯蔵庫において、前記電装箱内には、同電装箱における前記凝縮器を冷却するべく冷却風が通る冷却風路とは対向しない所定の面の裏側に方形状をなす基板が縦向きの姿勢で収容され、この基板の左右の側縁及び下縁に沿って複数の電装箱側のコネクタが取り付けられるとともに、前記電装箱の前記所定面には、前記電装箱側のコネクタの配列に対応して左右の辺と下辺とを有する正面凹字状をなす凹溝が凹み形成され、前記凹溝の溝底には前記電装箱側のコネクタと対応する位置ごとに挿通孔が開口されて、前記電装箱側のコネクタの嵌合端が前記挿通孔を通して前記凹溝内に突出し、前記凹溝内で相手コネクタと嵌合可能となっており、かつ、前記凹溝の開口の全域を覆う正面方形のカバーが備えられるとともに、前記凹溝の前記3辺における外側の側縁に沿って前記カバーの対応する側縁がほぼ緊密に嵌るガイド部が設けられ、前記カバーは、前記ガイド部と係合しつつ前記電装箱の前記所定面に沿って上方から抜き差しされることにより脱着可能となっている構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記カバーには前記凹の一部に開口した切欠部が形成され、前記電装箱側のコネクタと接続された前記相手コネクタの電線が前記切欠部から外部へ引き出し可能とされているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記電装箱は前記冷却風路の側方において前記冷却風が流れる方向に沿った向きで設けられ、同電装箱の前記冷却風路と対向する面が、金属製の放熱板によって形成されているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記凹溝の溝底に開口された前記挿通孔の裏面の口縁には前記電装箱側のコネクタの回りを囲む筒部が形成され、この筒部の先端側が前記基板まで延出しているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
電装箱側のコネクタは凹内に配設され、その凹内で相手コネクタと嵌合接続される。凹を設けた面側には冷却風が回り難く、一部が回ったとしても同面に沿うように流れて凹内には流入し難い。したがって仮に冷却風中に塵埃が混じっていてもコネクタ同士の接続部分に侵入することが回避される。もって接触不良が防止され、電気的接続の信頼性を高めることができる。しかも、電装箱の所定面に凹を形成してそこにコネクタを配するといった簡単な構造で対応できる。
電装箱側のコネクタが、電装箱の外面から引っ込んで配されているから、電装箱自体を取り扱う場合にコネクタをぶつけたり、また電装箱の設置後にも、機械室内への設置部材等を不用意にコネクタに引っ掛けることから回避される。
また、稼働時にはカバーで凹を覆っておくと、凹内に冷却風ひいては塵埃が侵入することがより確実に防止される。メンテナンス等においてコネクタ同士の嵌合を外す場合は、カバーを外せばよい。カバーの脱着用のスペースが少なくて済む。
<請求項の発明>
カバーの一部に切欠部を設けるといった簡単な構造により、相手コネクタの電線を凹内から外部へまとめて導出することができる。
<請求項の発明>
凝縮器の冷却風が放熱板に沿うように流れるから、高い放熱性が得られる。そのため、電装箱内に発熱部品が収納されていた場合、放熱板の裏面に接触または接近して配することにより、同発熱部品の冷却を良好に行うことができる。
<請求項の発明>
基板上にコネクタが搭載されている場合は、同コネクタは筒部から挿通孔を通って、その嵌合端が凹内に突出する。仕様等の相違により、コネクタが基板上に搭載されない箇所があった場合でも、同箇所では、挿通孔の裏面側の口縁から延出して形成された筒部が基板まで達していることによって、筒部の先端が基板で塞がれた状態となる。よって、塵埃や害虫等の異物が侵入することが防止される。コネクタが搭載されていない場合でも、別途挿通孔を塞ぐ手段を講じる必要がない。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図5によって説明する。
本実施形態は4ドアタイプの業務用冷蔵庫を例示し、図1において、冷蔵庫本体10は前面開口の断熱箱体から構成され、内部が貯蔵室11となっており、前面開口部12には4枚の断熱扉13が揺動開閉可能に装着されている。
冷蔵庫本体10の上面には、回りにパネル16が立てられる等によって機械室15が形成されている。機械室15の底面となる冷蔵庫本体10の上面には、図2に示すように、方形の開口部18が形成され、この開口部18に冷却ユニット20が装着されている。
冷却ユニット20は、上記した開口部18を塞いで載せられる断熱性のユニット台21を備えており、その上面には冷凍装置22が設置されている。冷凍装置22は、圧縮機23、空冷式の凝縮器24等を備え、図3にも示すように、ユニット台21上の正面から見た左側の領域(同図の上側)において、手前側から凝縮器24、凝縮器ファン24A及び圧縮機23が載置されている。機械室15の前面パネル16Aにおける凝縮器24の前方に対応する位置には、冷却風となる外気の吸気口17が設けられている。また、圧縮機23の右側には、詳しくは後記する電装箱40が設置されている。なお、機械室15内の右手前の位置には、操作用ボックス19が設置されている。
貯蔵室11の天井部分には、ドレンパンを兼ねたエアダクト26が張設されてその上方に冷却器室27が形成されている。エアダクト26の手前側の領域には吸込口28が、奥側には吹出口29がそれぞれ形成されている。冷却器室27内には、上記したユニット台21の下面に装着された冷却器31(蒸発器)が浮いた状態で収容されており、冷却器31は冷凍装置22と冷媒配管で循環接続され、冷凍サイクルが構成されている。また、吸込口28に臨んで庫内ファン33が装備されている。
そして、冷凍装置22(圧縮機23)を運転しつつ庫内ファン33を駆動すると、貯蔵室11の室内空気が庫内ファン33によって吸込口28から冷却器室27内に吸引され、その空気が冷却器31を流通する間に熱交換によって冷気が生成され、その冷気が吹出口29から貯蔵室11の奥面に沿うようにして吹き出され、貯蔵室11内に冷気が循環供給されて冷却される。この冷却運転の間には凝縮器ファン24Aが併せて駆動され、機械室15の吸気口17から吸い込まれた外気(冷却風)が凝縮器24、さらには圧縮機23に当てられてこれらが冷却され、冷却に供したのちの排熱は後面側に排出される。
一方この間に、冷却器室27内に装備された温度センサ35によって庫内温度が検知され、その検知温度に基づき冷凍装置22の運転と停止とが制御されることにより、貯蔵室11内が予め定められた設定温度にほぼ維持されるようになっている。
続いて、電装箱40の構造を説明する。
電装箱40は、箱本体41と放熱板50とから構成され、図4及び図5に示すように、全体としては、正面形状がやや横長の長方形をなす比較的薄い縦向きの箱状に組み付けられ、冷凍装置22の駆動制御回路等が形成された回路基板60が内部に収容されている。
箱本体41は合成樹脂製であって、背面側が開口された箱形に形成され、正面から見た右側の側板43の下端には、ユニット台21上にねじ45で固定される取付板46が形成されているとともに、左側の側板43には、ユニット台21上に立てられたブラケット47に差し込まれる上下一対の差込部48が形成されている。
放熱板50は、アルミニウム等の伝熱性に優れた金属製であって、上記した箱本体41よりも一回り小さくかつ浅い正面開口の箱形に形成されている。そして放熱板50が、箱本体41の背面開口内に嵌められ、重なった側板43,52同士を、複数箇所においてねじ54で締結することにより結合されるようになっている。
この放熱板50における背面板51の内面には、正面から見た左側に寄った領域に回路基板60が取り付けられている。回路基板60は正面方形状に形成されており、その四隅がスペーサ61を介して背面板51に対してねじ62で止められ、回路基板60は、背面板51との間に所定間隔を開けた平行姿勢で取り付けられている。
回路基板60には、上記したように冷凍装置22の駆動制御回路等を構成するべく導電路(図示せず)が形成され、かつ同導電路と接続された電気部品やコネクタ65が搭載されている。電気部品のうち、例えばリレー等の発熱部品64は、回路基板60の裏面に搭載され、放熱板50の背面板51若しくは同背面板51の内面に突設された伝熱突部51Aに対して、接触または接近して配されるようになっている。
回路基板60の表面には、正面から見た左右の側縁と下縁に沿って、図示8個のコネクタ65が取り付けられている。このコネクタ65は、例えば雄側のコネクタであって、フード部66内に雄端子67が突出された構造である。
一方、箱本体41の正面板42には、上記した回路基板60上のコネクタ65の配列に対応して、正面「凹」字状をなす凹溝70が凹み形成されている。この凹溝70は、電装箱40全体の厚さの略半分の深さ寸法を有し、図5に示すように、溝底に向けて次第に溝幅が狭くなるような断面形状となっている。この凹溝70の溝底には、上記したコネクタ65と対応する位置ごとに、各コネクタ65の突出端側をほぼ緊密に挿通する挿通孔71が開口されている。コネクタ65の嵌合端面は、溝底から若干突出する設定となっている。
各コネクタ65には、それぞれ相手コネクタ75が嵌合可能とされている。各相手コネクタ75は、冷凍装置22や防露ヒータ(図示せず)から引き出された電線76(電線群)の端末に取り付けられており、内部に各電線と接続された雌端子が収容され、上記したコネクタ65のフード部66内に嵌合される雌側のコネクタとなっている。
コネクタ65と対応する相手コネクタ75が嵌合されることで雌雄の端子金具が接続され、両コネクタ65,75が嵌合された状態では、両コネクタ65,75とも凹溝70内に収まるようになっている。
続いて、本実施形態の作用を説明する。電装箱40は、例えば以下のようにして組み付けられる。まず回路基板60が、放熱板50における背面板51の内面に対し、スペーサ61を介してねじ62で止めることによって、所定間隔を開けて固定される。これに伴い、回路基板60の裏面に設けられた発熱部品64は、放熱板50の背面板51若しくは同背面板51の内面に突設された伝熱突部51Aに対して、接触または接近して配される。
このように回路基板60が取り付けられた放熱板50が、箱本体41の背面開口の内側に嵌合され、重なった側板43,52同士を複数箇所でねじ54で止めることにより結合される。このとき、回路基板60の表面側に設けられた各コネクタ65の突出端側が、溝底に開口された対応する挿通孔71を通して凹溝70の底部内に突出する。
このように組み付けられた電装箱40は、図3に示すように、放熱板50を圧縮機23側に向けた前後方向に沿った姿勢でユニット台21上に載せられ、まず前側(同図の左側)の側板43に設けられた上下一対の差込部48がブラケット47に後方から差し込まれる。続いて取付板46がねじ45で止められることによって、電装箱40はユニット台21上の所定位置において所定の姿勢で固定される。
ユニット台21上の冷凍装置22、温度センサ35等から引き出された電線76に接続された相手コネクタ75は、図5に示すように、凹溝70内において、その底部に臨んでいる対応するコネクタ65に対して嵌合される。また、防露ヒータ等のユニット台21以外から機械室15内に引き出された相手コネクタ75は、冷却ユニット20が機械室15の底面に設置されたのち、同様に凹溝70内において、その底部に臨んでいる対応するコネクタ65に対して嵌合される。
冷却運転中には、凝縮器ファン24Aが駆動され、図3の矢線に示すように、冷却風である外気が吸引されて凝縮器24を冷却し、さらには圧縮機23を冷却することに機能するが、その冷却風の一部が圧縮機23と電装箱40との間(冷却風路37)を流通する。ここで電装箱40の放熱板50、特にその背面板51が、冷却風の流通方向に沿って延びた形態で冷却風路37と対向して設けられているから、背面板51が効率良く冷却されて放熱が促進される。そのため、同背面板51の内面に接触または近接して配された発熱部品64から、良好に放熱が促される。
一方、コネクタ65,75同士が嵌合して配された凹溝70が形成されてなる箱本体41の正面板42は、冷却風路37に対しては裏側に位置していることになるから、同正面板42側には外気が回り難く、一部が回ったとしても同正面板42の表面に沿うように流れて凹溝70内には流入し難い。したがって仮に外気中に塵埃が混じっていてもコネクタ65,75同士の接続部分に侵入することが回避され、もって接触不良が防止される。
以上のように本実施形態によれば、電装箱40における冷却風路37の裏側に位置する正面板42に凹溝70を設け、そこにコネクタ65を臨ませて相手コネクタ75と嵌合接続するといった簡単な構造でもって、コネクタ65,75同士の接続部分に塵埃が侵入することを確実に防止し、その結果接触不良等の発生を防止して電気的接続の信頼性を高めることができる。
電装箱40側のコネクタ65が、凹溝70の底部側といった、言わば電装箱40の外面から引っ込んだ位置に配されているから、電装箱40自体を取り扱う場合に、コネクタ65を他の部材等にぶつけるおそれがない。また電装箱40の設置後にも、同コネクタ65は相手コネクタ75ともども凹溝70内に収まっているから、機械室15内へ他の部材を出し入れするような場合にも、コネクタ65,75に対して不用意に引っ掛けることから回避される。
また、電装箱40側のコネクタ65を外部に臨ませる位置が、箱本体41の正面板42に形成された凹溝70の底部といった、回路基板60側に近い位置に設定できるから、コネクタ65を回路基板60に直接に取り付けた状態で外部に臨ませることができる。そのため、コネクタ65と回路基板60とを接続する内部配線が不要にできて、構造がすっきりとまとまる上に、部品点数が削減されて安価に対応することができる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図6ないし図8によって説明する。
この実施形態では、上記の実施形態1に示した凹溝70の開口を覆うカバー80が備えられている。
カバー80は合成樹脂製であって、図6に示すように、凹溝70の形成領域よりも一回り大きい正面方形状に形成されている。一方、電装箱40の箱本体41の正面板42には、凹溝70の各3辺における外側の側縁に沿うようにして、図示2本ずつのガイド部85が一体形成されている。
各ガイド部85は、図8に示すように、正面板42から直角に立ち上がったのち内方に向けて直角曲げされた断面鈎形に形成され、言い換えると、カバー80の左右各縁並びに下縁が同時にほぼ緊密に嵌合可能な配置で設けられている。
また、カバー80の下縁側の両角部には、方形状の切欠部81が形成されており、カバー80が正規位置に装着された場合には、図7に示すように、同切欠部81を通して、凹溝70の下側の両角部が開放されるようになっている。切欠部81自身の隅には、丸みが付けられている。
その他の構造については上記実施形態1と同様であって、同一機能を有する部位については、同一符号を付すことで重複した説明は省略する。
実施形態2の作用は、以下のようである。電装箱40の凹溝70の底部に臨んだコネクタ65に対して、相手コネクタ75が嵌合される。このとき相手コネクタ75の電線76は、凹溝70内を通って下側のいずれか一方の角、または両角に向けて導かれる。
次に、カバー80が、凹溝70の開口を覆うようにして上方から差し込まれる。カバー80は、左右両側縁を左右のガイド部85に嵌めて、それで案内されつつ正面板42の表面に沿って押し込まれ、押し込みの終盤では、凹溝70の角にまとめられた相手コネクタ75の電線76が切欠部81に通され、カバー80の下縁が下側のガイド部85に嵌ったところで押し込みが停止される。これにより、凹溝70の開口がカバー80によって覆われ、また相手コネクタ75の電線76は、凹溝70の下側の角からカバー80の切欠部81を通して外部に引き出された状態となる。
そのため、外気中に混じった塵埃が、凹溝70内すなわちコネクタ65,75同士の嵌合部分に侵入することが、より確実に防止される。メンテナンス等において、コネクタ65,75同士の嵌合を外す必要が生じた場合は、カバー80を上方に滑らせつつ外せばよい。
実施形態2によれば、凹溝70を覆うカバー80が脱着可能に設けられているから、稼働時にはカバー80を装着することによって、凹溝70内すなわちコネクタ65,75同士の嵌合部分に塵埃が侵入することがより確実に防止され、また、メンテナンス等においてコネクタ65,75同士の嵌合を外す必要がある場合は、カバー80を外すことで簡単に対応できる。
しかもカバー80は、電装箱40の正面板42に沿って上方から抜き差しすることで脱着できるから、操作が簡単で、かつ脱着用のスペースも少なくて済む。また、カバー80の下縁側の角に切欠部81を設けるといった簡単な構造により、相手コネクタ75の電線76を凹溝70内から外部へまとめて導出することができ、正面板42の表面側をすっきりとまとめることができる。
<実施形態3>
本発明の実施形態3を図9ないし図12によって説明する。
上記の実施形態1に示したように、電装箱40側のコネクタ65は、電装箱40内に収納された回路基板60上に直に搭載されている。一方、この種の冷蔵庫の駆動制御回路を構成した回路基板60では、仕様が異なる等により、場所によってはコネクタ65の有無ができる場合がある。実施形態1のものでは、仮にコネクタ65が無いと、凹溝70の溝底に形成された挿通孔71が開口されたままに留め置かれ、塵埃等の侵入を招くおそれがある。
この実施形態3は、上記のような不具合を解決するべくなされている。なお以下の説明では、実施形態1と同一機能を有する部位については、実施形態1と同一符号を付して説明する。
実施形態3の電装箱40は、実施形態1と同様に、凹溝70が形成された合成樹脂製の箱本体41と、金属製の放熱板50とから構成されているが、箱本体41と放熱板50とは、例えば四隅等において背の高いスペーサ90を挟みつつ、開口縁同士が突き合わされ、スペーサ90の配設部分でねじ止めすることによって組み付けられている。
ここで、放熱板50の内面にはスペーサ61を介して回路基板60(本発明の基板に相当)が取り付けられて、その表面にコネクタ65が搭載されるようになっているとともに、凹溝70の溝底の対応位置には、コネクタ65の突出端側をほぼ緊密に挿通する挿通孔71が開口されているが、それに加え、挿通孔71の裏側の口縁からは、コネクタ65の回りを囲む角筒部92が突設され、その先端が、回路基板60の表面まで延びて形成されている。
実施形態3によれば、回路基板60上のコネクタ搭載位置において、コネクタ65が搭載されている場合は、図9及び図10に示すように、同コネクタ65は角筒部92から挿通孔71を通って、その突出端が凹溝70の底部内に突出し、相手コネクタ(図示せず)と嵌合される。一方、同位置にコネクタ65が搭載されない場合でも、図11及び図12に示すように、挿通孔71の裏側の口縁から延出して形成された角筒部92が回路基板60まで達していることにより、角筒部92の先端が回路基板60自身で塞がれた状態となる。よって、塵埃や害虫等の異物が電装箱40内に侵入することが防止される。コネクタ65が搭載されていない場合でも、別途挿通孔71を塞ぐ手段を講じる必要がない。そのため、構造並びに組み付け作業が簡単に留められる。また、角筒部92は、回路基板60の高さ位置(放熱板50からの離間位置)を定めることにも寄与し得る。
<実施形態4>
図13及び図14は、本発明の実施形態4を示す。この実施形態4では、コネクタ搭載位置にコネクタ65(図9参照)が搭載されない場合において、凹溝70の溝底の対応する挿通孔71を塞ぐ別の手段を示している。
すなわち実施形態4では、挿通孔71よりも一回り大きい平面形状で、かつ回路基板60と凹溝70の外底面との間隔にほぼ等しい高さ寸法を持ったブロック状の閉鎖体95が準備されている。そして、コネクタ65が搭載されない場合に、代わって閉鎖体95を搭載しておくと、閉鎖体95が挿通孔71を閉鎖する。同じく、塵埃や害虫等の異物が電装箱40内に侵入することが防止される。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)凹溝を設ける面としては、例えば箱本体の奥側の側板等、要は冷却風路と対向しない面であればよい。
(2)実施形態2のようにカバーを装着する場合において、相手コネクタの電線を凹溝から外部に逃がす手段としては、箱本体の正面板に、凹溝に連通した逃がし溝を形成するようにしてもよい。
(3)実施形態3,4に例示した挿通孔の閉鎖手段は、実施形態2に示したカバーを装着する形式のものにも適用可能である。
(4)電装箱として、内部に発熱部品を収容しない形式のものでは、放熱板は除去してもよく、そのようなものも本発明の技術的範囲に含まれる。
(5)本発明は冷蔵庫以外にも、冷凍庫、冷凍冷蔵庫、恒温高湿庫等、冷凍装置を設置した機械室内に電装箱を併せて装備した冷却貯蔵庫全般に広く適用することができる。
本発明の実施形態1に係る冷蔵庫の斜視図 その内部構造を示す部分縦断面図 冷却ユニットの平面図 電装箱の正面図 その平断面図 実施形態2に係る電装箱のカバー装着前の正面図 カバー装着後の正面図 電装箱の平断面図 実施形態3のコネクタが搭載された状態の部分断面図 その部分正面図 コネクタが搭載されていない状態の部分断面図 その部分正面図 実施形態4のコネクタが搭載されていない状態の部分断面図 その部分正面図
符号の説明
10…冷蔵庫本体(貯蔵庫本体) 15…機械室 20…冷却ユニット 21…ユニット台 22…冷凍装置 23…圧縮機 24…凝縮器 24A…凝縮器ファン 37…冷却風路 40…電装箱 41…箱本体 42…正面板 50…放熱板 60…回路基板(制御部) 65…(電装箱40側の)コネクタ 70…凹溝(凹部) 71…挿通孔 75…相手コネクタ 76…電線 80…カバー 81…切欠部 85…ガイド部 92…角筒部(筒部)

Claims (4)

  1. 貯蔵庫本体に付設され、圧縮機、空冷式の凝縮器等を有する冷凍装置が設置された機械室には、前記冷凍装置の制御部等を収容した電装箱が設けられた冷却貯蔵庫において、
    前記電装箱内には、同電装箱における前記凝縮器を冷却するべく冷却風が通る冷却風路とは対向しない所定の面の裏側に方形状をなす基板が縦向きの姿勢で収容され、この基板の左右の側縁及び下縁に沿って複数の電装箱側のコネクタが取り付けられるとともに、
    前記電装箱の前記所定面には、前記電装箱側のコネクタの配列に対応して左右の辺と下辺とを有する正面凹字状をなす凹溝が凹み形成され、
    前記凹溝の溝底には前記電装箱側のコネクタと対応する位置ごとに挿通孔が開口されて、前記電装箱側のコネクタの嵌合端が前記挿通孔を通して前記凹溝内に突出し、前記凹溝内で相手コネクタと嵌合可能となっており、
    かつ、前記凹溝の開口の全域を覆う正面方形のカバーが備えられるとともに、前記凹溝の前記3辺における外側の側縁に沿って前記カバーの対応する側縁がほぼ緊密に嵌るガイド部が設けられ、
    前記カバーは、前記ガイド部と係合しつつ前記電装箱の前記所定面に沿って上方から抜き差しされることにより脱着可能となっていることを特徴とする冷却貯蔵庫。
  2. 前記カバーには前記凹の一部に開口した切欠部が形成され、前記電装箱側のコネクタと接続された前記相手コネクタの電線が前記切欠部から外部へ引き出し可能とされていることを特徴とする請求項1記載の冷却貯蔵庫。
  3. 前記電装箱は前記冷却風路の側方において前記冷却風が流れる方向に沿った向きで設けられ、同電装箱の前記冷却風路と対向する面が、金属製の放熱板によって形成されていること特徴とする請求項1または請求項2記載の冷却貯蔵庫。
  4. 前記凹溝の溝底に開口された前記挿通孔の裏面の口縁には前記電装箱側のコネクタの回りを囲む筒部が形成され、この筒部の先端側が前記基板まで延出していることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の冷却貯蔵庫。
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